JP2022023670A - インパネリインフォース - Google Patents
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Abstract
【課題】分割されたインパネリインフォースの一方だけを容易に脱着することのできる技術を提供する。【解決手段】分割されたインパネリインフォースであって、インパネリインフォースのうち左側に配置された部位を左リインフォースと称し、インパネリインフォースのうち右側に配置された部位を右リインフォースと称する。本明細書が開示するインパネリインフォースは、左リインフォースと右リインフォースとを連結する一対のブラケットを備える。一対のブラケットは、左リインフォースの一端と右リインフォースの一端とを外側から挟み込むように連結する。【選択図】図1
Description
本明細書が開示する技術は、インパネリインフォースに関する。
自動車は、両端のそれぞれがフロントピラーに連結されており、インストルメントパネルの内側を車幅方向に延びるインパネリインフォースを備えている。インパネリインフォースは車両の強度を高めるとともに、ステアリングシャフトを支持する。特許文献1では、インパネリインフォースはステアリングハンガービームと呼ばれている。
特許文献1に開示されたインパネリインフォース(ステアリングハンガービーム)は、長手方向で三分割されている。以下、説明の便宜上、インパネリインフォースの分割された部位であって隣り合う一対の部位を右リインフォース、左リインフォースと称する。右リインフォースと左リインフォースは、2個の筒が連結された形状のブラケットで連結される。右リインフォースの端がブラケットの一方の筒に挿通され、左リインフォースの端がブラケットの他方の筒に挿通される。
特許文献1に記載のインパネリインフォースでは、右リインフォースのみ(あるいは左リインフォースのみ)を外すには、右(左)リインフォースを車幅方向に移動させ、ブラケットから抜く必要があり、脱着性が良くない。本明細書は、分割されたインパネリインフォース(右リインフォースと左リインフォース)の一方だけを容易に脱着することのできる技術を提供する。
本明細書が開示するインパネリインフォースは、分割されたインパネリインフォースであって、インパネリインフォースのうち左側に配置された部位を左リインフォースと称し、インパネリインフォースのうち右側に配置された部位を右リインフォースと称する。本明細書が開示するインパネリインフォースは、左リインフォースと右リインフォースとを連結する一対のブラケットを備える。一対のブラケットは、左リインフォースの一端と右リインフォースの一端とを外側から挟み込むように連結する。
上記のインパネリインフォースにおいて、一対のブラケットは、左リインフォースと右リインフォースとを外側から挟み込み、両者を連結する。従って、ブラケットを取り外せば、右(あるいは左)リインフォースをインパネリインフォースの長軸方向に垂直な向きに移動させて外すことができる。インパネリインフォースの部位の脱着性が向上する。
図面を参照して、実施例のインパネリインフォース10について説明する。本実施例のインパネリインフォース10は、車両に搭載される。車両は特に限定されず、電動車両やエンジン車両であってよい。
図面において、方向FRは車両の前後方向における前方を示しており、方向RHは車両の幅方向における右方を示しており、方向UPは車両の上下方向における上方を示している。
図1に示すように、本実施例のインパネリインフォース10は、インパネリインフォース10の長軸方向(即ち、車両の幅方向であって、以下では単に長軸方向と称することがある)で二分割されている。インパネリインフォース10の分割された部位であって隣り合う一対の部位を、右リインフォース14及び左リインフォース12と称する。右リインフォース14と左リインフォース12は、金属製の中空パイプである。右リインフォース14と左リインフォース12とは、一対のブラケット16によって連結される。
右リインフォース14の一方の端部は、右取付部26を介して車両のフロントピラー22に固定されている。右取付部26の構造は特に限定されない。右リインフォース14の他方の端部は、ブラケット16に連結している。ブラケット16の構造は、後段にて説明する。右リインフォース14には、ステアリング支持部材28が取付けられている。ステアリング支持部材28は、ステアリングコラム(不図示)やステアリングシャフト(不図示)を支持するために利用される。ステアリング支持部材28の端部は、ダッシュパネル30に固定されている。
左リインフォース12の一方の端部は、左取付部24を介して車両のフロントピラー22に固定されている。左取付部24の構造は特に限定されない。左リインフォース12の他方の端部は、ブラケット16に連結している。ブラケット16の構造は、後段にて説明する。
本実施例において、右リインフォース14の外径は、左リインフォース12の外径よりも大きい。即ち、右リインフォース14の剛性が、左リインフォース12の剛性よりも高められている。これにより、右リインフォース14は、ステアリングシャフト(不図示)を支持するステアリング支持部材28からの比較的に大きな荷重に耐えることができる。
右リインフォース14と左リインフォース12は、ブラケット16で連結される。ブラケット16は、長軸方向に延びた部材である。図2に示すように、ブラケット16は、一対の部材であり、上側ブラケット18と下側ブラケット20とを備える。
上側ブラケット18は、図2では隠れて見えないが、車両下方向に開口した第1開口40を有している。第1開口40には、長軸方向に沿ってフランジ(即ち、上フランジ48)が設けられている。下側ブラケット20は、車両上方向に開口した第2開口44有している。第2開口44には、長軸方向に沿ってフランジ(即ち、下フランジ50)が設けられている。上側ブラケット18と下側ブラケット20とは、開口同士(即ち、上フランジ48と下フランジ50同士)を対向させて結合される。
上フランジ48には、複数の上固定孔52が設けられており、下フランジ50には、複数の上固定孔52のそれぞれに対応するように複数の下固定孔54が設けられている。上フランジ48のそれぞれの上固定孔52と、対応する下フランジ50のそれぞれの下固定孔54とに、締結ボルト32が挿通され、下側からナット(不図示)で締結されることによって、上フランジ48(上側ブラケット18)と下フランジ50(下側ブラケット20)が連結される。
下フランジ50には、位置決めピン34が設けられている。上フランジ48には、位置決めピン34が篏合する位置決め孔56が設けられている。位置決めピン34は、上フランジ48(上側ブラケット18)と下フランジ50(下側ブラケット20)の位置を正確に合わせるために設けられている。即ち、上フランジ48(上側ブラケット18)を下フランジ50(下側ブラケット20)に組み付ける際、位置決めピン34を上フランジ48の位置決め孔56に入れることで、上フランジ48(上側ブラケット18)の下フランジ50(下側ブラケット20)に対する相対的な位置が正確に定まる。
上側ブラケット18の第1開口40の左側は、左リインフォース12の上半円の外径に沿った湾曲を有している。第1開口40の右側は、右リインフォース14の上半円の外径に沿った湾曲を有している。また、下側ブラケット20の第2開口44の左側は、左リインフォース12の下半円の外径に沿った湾曲を有している。第2開口44の右側は、右リインフォース14の下半円の外径に沿った湾曲を有している。下側ブラケット20は、右側の湾曲に右リインフォース14を当接した状態で、右リインフォース14に固定されている。
このような構成によると、一対のブラケット16は、左リインフォース12と右リインフォース14とを外側から挟み込み、両者を連結することができる。
一対のブラケット16で左リインフォース12と右リインフォース14とが連結された状態から、例えば左リインフォース12を取り外す場合には、先ず締結ボルト32が解除される。締結ボルト32が解除されると、上側ブラケット18と下側ブラケット20の連結が解除され、上側ブラケット18を取り外すことができる。次いで、左リインフォース12の左取付部24が解除され、左リインフォース12とフロントピラー22との固定が解除されると、左リインフォース12は長軸方向に垂直な向き(即ち、上方向)に移動させて外すことができる。このとき、右リインフォース14は、右取付部26を介してフロントピラー22に固定されているとともに、ステアリング支持部材28を介してダッシュパネル30に固定されている。同様の手順で、ブラケット16を取り外し、右リインフォース14と他の部材(例えば、フロントピラー22)との固定を解除することによって、右リインフォース14のみを長軸方向に垂直な向きに移動させて取り外すことも可能である。
従って、ブラケット16を取り外せば、左リインフォース12(或いは右リインフォース14)を、長軸方向に垂直な向きに移動させて外すことができる。左リインフォース12には助手席用のエアバッグ(不図示)が取り付けられる。左リインフォース12の脱着性が良いと、エアバッグの交換作業が容易になる。さらには、例えばHVAC(Heating Ventilation and Air Conditioning)装置といった、左リインフォース12に対して車両下方向に配置される部材の交換作業が容易になる。
位置決めピン34は、さらに、インパネリインフォース10の荷重の分散に効果的に機能する。例えば左右一方のリインフォース側に側突などによって車両幅方向の荷重が加わった際に、荷重が位置決めピン34(即ち、ブラケット16)を介して、他方のリインフォース側へと直線的に伝達される。
本実施例において、一対のブラケット16は、車両上下方向に脱着する向きに設けられているが、その脱着の向きは特に限定されない。一対のブラケット16は、長軸方向に対して垂直な向きに脱着可能に設けられればよい。
以上、いくつかの具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、異常に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは組み合わせによって技術的有用性を発揮するものである。
10:インパネリインフォース
12:左リインフォース
14:右リインフォース
16:ブラケット
18:上側ブラケット
20:下側ブラケット
22:フロントピラー
24:左取付部
26:右取付部
28:ステアリング支持部材
30:ダッシュパネル
32:締結ボルト
34:位置決めピン
40、44:開口
48:上フランジ
50:下フランジ
52:上固定孔
54:下固定孔
56:位置決め孔
12:左リインフォース
14:右リインフォース
16:ブラケット
18:上側ブラケット
20:下側ブラケット
22:フロントピラー
24:左取付部
26:右取付部
28:ステアリング支持部材
30:ダッシュパネル
32:締結ボルト
34:位置決めピン
40、44:開口
48:上フランジ
50:下フランジ
52:上固定孔
54:下固定孔
56:位置決め孔
Claims (1)
- 分割されたインパネリインフォースであって、
前記インパネリインフォースのうち左側に配置された左リインフォースと、
前記インパネリインフォースのうち右側に配置された右リインフォースと、
前記左リインフォースと前記右リインフォースとを連結する一対のブラケットを備え、
前記一対のブラケットは、前記左リインフォースの一端と前記右リインフォースの一端とを外側から挟み込むように連結している、インパネリインフォース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020126770A JP2022023670A (ja) | 2020-07-27 | 2020-07-27 | インパネリインフォース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020126770A JP2022023670A (ja) | 2020-07-27 | 2020-07-27 | インパネリインフォース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022023670A true JP2022023670A (ja) | 2022-02-08 |
Family
ID=80226317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020126770A Pending JP2022023670A (ja) | 2020-07-27 | 2020-07-27 | インパネリインフォース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022023670A (ja) |
-
2020
- 2020-07-27 JP JP2020126770A patent/JP2022023670A/ja active Pending
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