JP2022023532A - シェアリングシステム及びシェアリング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セキュリティ性と利便性とを両立可能にしたシェアリングシステム及びシェアリング方法を提供する。【解決手段】シェアリングシステム30は、識別部13と、認証部65と、制御部14とを備えている。識別部13は、複数のワイヤレスキー4のうち車両1の操作に用いられたワイヤレスキー4から識別情報Diを取得し、識別情報Diからワイヤレスキー4を識別する。認証部65は、シェア利用者が事前に行った車両1の利用予約の予約情報Daを認証する。制御部14は、複数のワイヤレスキー4のうちのオーナーキーが識別部13により識別された場合、予約情報Daの認証を必要とすることなく車両1の作動を許可する。また、制御部14は、複数のワイヤレスキー4のうちのシェア用キーが識別部13により識別された場合、予約情報Daの認証に基づいて車両1の作動を許可する。【選択図】図1

Description

本発明は、シェアリングシステム及びシェアリング方法に関する。
従来、例えば車両を複数の利用者で共同利用するシェアリングシステムが周知である。特許文献1に記載のシェアリングシステムは、車両の鍵の有効/無効を切り換えることにより、車両の利用を制御する。シェアリングシステムでは、車両を利用しようとする利用者によって、予め車両の利用予約が行われる。
特開2019-202582号公報
上記のシェアリングシステムでは、例えば車両を利用しようとするたびに、鍵を有効に切り換えるために利用予約が必要となり、利便性が低下していた。
本発明の目的は、セキュリティ性と利便性とを両立可能にしたシェアリングシステム及びシェアリング方法を提供することにある。
上記課題を解決するためのシェアリングシステムは、複数の端末のうち操作対象の操作に用いられた端末から識別情報を取得し、前記識別情報から前記端末を識別する識別部と、ユーザが事前に行った前記操作対象の利用予約の予約情報を認証する認証部と、前記複数の端末のうちの第1端末が前記識別部により識別された場合、前記予約情報の認証を必要とすることなく前記操作対象の作動を許可し、前記複数の端末のうちの第2端末が前記識別部により識別された場合、前記予約情報の認証に基づいて前記操作対象の作動を許可する制御部と、を備えた。
上記課題を解決するためのシェアリング方法は、複数の端末のうち操作対象の操作に用いられた端末から識別情報を取得することと、取得された前記識別情報から前記端末を識別することと、ユーザが事前に行った前記操作対象の利用予約の予約情報を認証することと、前記複数の端末のうちの第1端末が識別された場合、前記予約情報の認証を必要とすることなく前記操作対象の作動を許可することと、前記複数の端末のうちの第2端末が識別された場合、前記予約情報の認証に基づいて前記操作対象の作動を許可することと、を備えた。
本発明のシェアリングシステム及びシェアリング方法は、セキュリティ性と利便性とを両立可能にする。
電子キーシステムに設けられたシェアリングシステムの構成を示すブロック図。 キーシリンダに差し込まれたメカニカルキーを示す簡略図。 シェア用キー受け渡しの説明図。 エンジンを作動させる際の処理フロー図。
以下、シェアリングシステム及びシェアリング方法の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、操作対象としての車両1は、車両1を作動させるための操作を行う端末2と、車両1との間の無線通信を通じて車両1の作動を制御する電子キーシステム3を備えている。端末2は、例えばワイヤレスキー4である。車両1には、複数のワイヤレスキー4が登録されている。
電子キーシステム3は、例えばイモビライザー機能付きのワイヤレスキーシステムである。ワイヤレスキーシステムでは、各ワイヤレスキー4からの通信を契機に無線を通じたID照合が実行される。以降、ワイヤレスキーシステムにおけるID照合の通信をワイヤレス通信と記載する。また、イモビライザー機能では、非接触通信を通じて車両1及びワイヤレスキー4の間のID照合が実行される。
車両1は、照合ECU(Electronic Control Unit)5と、ボディECU6と、エンジンECU7とを備えている。照合ECU5は、ワイヤレスキー4のID照合を実行する。ボディECU6は、図示しない車両ドアのロック及びアンロックを切り替えるドアロック装置8を制御する。エンジンECU7は、車両1のエンジン9を制御する。これらECUは、車内の通信線10を介して電気接続されている。通信線10は、例えばCAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)である。
照合ECU5は、プログラムやデータを書き込み及び読み出し可能なメモリ11を備えている。メモリ11には、車両1に登録された各ワイヤレスキー4の識別情報Diが登録されている。
車両1は、車両1においてワイヤレスキー4とのワイヤレス通信を実行する車両通信部12を備えている。車両通信部12は、照合ECU5に接続されている。車両通信部12は、例えばUHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信する。
各ワイヤレスキー4は、ワイヤレスキー4を制御するキー制御部20と、ワイヤレスキー4において車両1とのワイヤレス通信を実行するキー通信部21と、ワイヤレス通信によってドアロック装置8を作動させる際に操作する操作ボタン22と、を備えている。キー制御部20には、プログラムやデータを書き込み及び読み出し可能なメモリ23が設けられている。メモリ23には、各ワイヤレスキー4に固有の識別情報Diが書き込み保存されている。キー通信部21は、UHF帯の電波を送信する。
ワイヤレスキー4の操作ボタン22は、例えばドアロック装置8にロック動作を実行させる際に操作されるロックボタン22a、及びアンロック動作を実行させる際に操作されるアンロックボタン22bを含んでいる(図2参照)。ワイヤレスキー4は、ロックボタン22a及びアンロックボタン22bが操作された場合、その操作に応じたワイヤレス信号Sw1をキー通信部21からUHF送信する。ワイヤレス信号Sw1は、操作された操作ボタン22に応じたコマンドと、ワイヤレスキー4の識別情報Diとを含む。照合ECU5は、車両通信部12を介してワイヤレス信号Sw1を受信する。照合ECU5は、ワイヤレス信号Sw1内の識別情報Diを確認することによりID照合を実行する。そして照合ECU5は、ID照合が成立した場合に、ワイヤレス信号Sw1内のコマンドに準じて、ドアロック装置8の作動を実行させる。
本実施形態の電子キーシステム3は、イモビライザー機能によるID照合の結果を基に、例えばエンジン9の作動の可否を制御する。
図2に示すように、ワイヤレスキー4は、エンジン9の操作に用いられるメカニカルキー24を備えている。車両1には、メカニカルキー24の差し込みを通じて機械的な照合を行うキーシリンダ25が設けられている。キーシリンダ25は、通信線10によって、照合ECU5及びエンジンECU7に接続されている。メカニカルキー24によるキーシリンダ25の操作によって、例えばエンジン9の作動が切り換えられる。
電子キーシステム3は、イモビライザー機能における非接触通信を行う非接触通信部26を備えている。非接触通信部26は、車両1のキーシリンダ25に設けられた非接触通信部26aと、ワイヤレスキー4側に設けられた非接触通信部26bと、を含んでいる。非接触通信部26a及び非接触通信部26bは、メカニカルキー24のキーシリンダ25への差し込み操作が行われた場合に、非接触通信を実行する。
車両1側の非接触通信部26aは、例えばメカニカルキー24がキーシリンダ25に差し込まれた際に、ワイヤレスキー4側へ駆動電波を送信する。駆動電波は、例えばLF(Low Frequency)帯の電波である。ワイヤレスキー4側の非接触通信部26bは、駆動電波を受信すると、駆動電波を動力源として動作する。非接触通信部26bは、識別情報Diを車両1側へ送信する。照合ECU5は、非接触通信部26aを介して識別情報Diを受信する。照合ECU5は、受信した識別情報DiのID照合を実行する。そして、照合ECU5は、ID照合が成立した場合に、キーシリンダ25の操作に準じたエンジン9の作動を許可する。
エンジンECU7は、ID照合が成立し、且つ所定の条件下でキーシリンダ25が操作されることでエンジン9の作動状態の遷移を制御する。なお、所定の条件とは、運転者が車室内にいること、車両1のブレーキペダルが踏まれていること、車両1のトランスミッションがパーキングレンジに入っていること、又はこれらの組み合わせが挙げられる。
図1に示す通り、車両1は、1台の車両1を複数人でシェア利用するシェアリングシステム30を備えている。シェアリングシステム30は、車両1をシェア利用するための利用登録を行ったシェア利用者に対して、車両1の貸し出しを行うものである。
本実施形態のシェアリングシステム30は、サーバ40と、通信機器50と、認証装置60とを含んでいる。サーバ40は、ネットワークに接続され車両1のシェア利用を管理する。通信機器50の一例は、各シェア利用者に所持される高機能携帯電話、所謂スマートフォンである。認証装置60は、車両1に設けられている。
サーバ40は、車両1をシェア利用するシェア利用者によって事前に行われる車両1の利用予約の処理を行う。利用予約は、サーバ40及び通信機器50の間のネットワーク通信を介して行われる。サーバ40は、利用予約を通じて予約情報Daを生成し、この予約情報Daを通信機器50へ付与する。
予約情報Daは、例えば「予約日時」、「識別情報Di」、「車両ID」、「利用者ID」、「通信機器ID」、及び「操作権限情報」などを互いに関連付けたものである。なお、通信機器IDは、通信機器50の固有IDである。操作権限情報は、車両1をシェア利用するにあたって、例えばエンジン始動回数やグローブボックスの開閉許可などの制限内容を示す情報である。予約情報Daは、所定の暗号化鍵によって暗号化されて通信機器50に付与されることが好ましい。
通信機器50は、通信機器50の作動を制御するコントローラ51と、プログラムやデータを書き込み及び読み出し可能なメモリ52と、通信機器50においてネットワーク通信を行うネットワーク通信部53と、近距離無線通信を行う近距離無線通信部54とを備えている。メモリ52には、通信機器50においてシェアリングシステム30の処理を実行するためのアプリケーション55が設けられている。アプリケーション55は、例えばサーバ40からダウンロードされるなどして、メモリ52に記憶される。アプリケーション55は、例えば近距離無線通信により、認証装置60へ作動要求信号を送信する。
認証装置60は、認証装置60の作動を制御するコントローラ61と、ワイヤレス通信を行うワイヤレス通信ブロック62と、近距離無線通信を行う近距離無線モジュール63と、データ書き替えが可能なメモリ64とを有している。メモリ64には、固有のIDである装置IDが書き込み保存されている。装置IDは、照合ECU5側にも登録される。認証装置60は、ワイヤレスキーシステムを利用した車両1の操作が可能となっている。また、メモリ64には、暗号化された予約情報Daを復号するための復号鍵が記憶されている。
通信機器50及び認証装置60は、近距離無線通信によって相互に通信する。近距離無線通信は、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)通信であることが好ましい。近距離無線通信では、通信機器50に登録された予約情報Daが通信される。
認証装置60のコントローラ61は、予約情報Daを認証する認証部65を備えている。認証部65は、近距離無線通信を介して通信機器50から受信した予約情報Daを確認する。認証部65は、予約情報Daに含まれる「予約日時」や、「通信機器ID」の確認を行う。認証部65は、例えば現在時刻が予約日時の時間内であり、且つ通信機器IDが正しい場合に、予約情報Daを認証する。認証部65は、予約情報Daの認証結果を、ワイヤレス通信を介して照合ECU5へ通知する。
認証装置60のコントローラ61は、ワイヤレス通信ブロック62を通じて照合ECU5とのワイヤレス通信を実行するキー機能部66を備えている。キー機能部66は、予約情報Daの認証が成功している場合に、ワイヤレスキーシステムを利用して、車両1の操作を行う。キー機能部66は、例えばワイヤレスキー4と同様に、ワイヤレス信号Sw2を照合ECU5へUHF送信する。ワイヤレス信号Sw2には、例えば車両1の作動を要求するコマンドと、認証装置60の装置IDと、を含む。照合ECU5は、ワイヤレス信号Sw2内の装置IDのID照合を実行する。照合ECU5は、ID照合が成立した場合に、ワイヤレス信号Sw2内のコマンドに準じて、例えば車両1の作動を許可する。本実施形態の場合、キー機能部66は、通信機器50からの作動要求信号に応じて、コマンドを送信する。
図3に示すように、シェアリングシステム30において、ワイヤレスキー4には、第1端末としての1つ又は複数のオーナーキー4aと、第2端末としての1つ又は複数のシェア用キー4bとが含まれる。オーナーキー4a及びシェア用キー4bには、それぞれ固有の識別情報Diが登録されている。また、照合ECU5のメモリ11には、各識別情報Diが登録されている。オーナーキー4aは、例えば車両1の提供者によって使用される。車両1の提供者には、車両1の所有者や、車両1の貸し出しを管理する管理者などが含まれる。オーナーキー4aは、通常、車両1の提供者に携帯される。
シェア用キー4bは、例えば車両1の貸し出しを受けるシェア利用者によって使用される。車両1には、シェア用キー4bを保管する鍵保管部70が設けられている。鍵保管部70に保管されたシェア用キー4bは、例えば車両1内でシェア利用者に受け渡される。
図1に示す通り、シェアリングシステム30には、各ワイヤレスキー4から識別情報Diを取得した場合に、識別情報Diを基にこれらワイヤレスキー4を識別する識別部13を備えている。識別部13は、例えば照合ECU5に設けられている。識別部13は、例えばメモリ11に登録された各ワイヤレスキー4の識別情報Diと、ワイヤレスキー4から取得した識別情報Diとを照合することにより、オーナーキー4a及びシェア用キー4bを識別する。識別部13は、ワイヤレスキー4とのワイヤレス通信、及び非接触通信を通じて識別情報Diを取得する。また、識別部13は、認証装置60の装置IDを確認することにより、認証装置60を識別可能になっている。
シェアリングシステム30は、識別部13の識別結果、及び認証部65の認証結果に基づいて、車両1の作動を制御する制御部14を備えている。制御部14は、例えば照合ECU5に設けられている。制御部14は、識別部13によってオーナーキー4aを識別した場合、予約情報Daの認証を必要とせず、車両1の作動を許可する。一方、制御部14は、識別部13によってシェア用キー4bを識別した場合、予約情報Daの認証に基づいて、車両1の作動を許可する。
本実施形態の制御部14は、例えば認証装置60からの予約情報Daの認証結果を基に、シェア利用の有効/無効を切り換える。制御部14は、例えば認証装置60から予約情報Daの認証の成功通知を受信した場合に、シェア利用を有効に切り換える。また、制御部14は、予約時間内だけシェア利用を有効とし、予約時間外となった場合には、シェア利用を無効に切り換える。シェア利用を有効とした状態では、制御部14は、認証装置60からのコマンドを有効にするとともに、シェア用キー4bによる車両1の操作を有効にする。なお、制御部14は、シェア用キー4bが複数ある場合、例えば予約情報Daに関連付けられたシェア用キー4bを選択的に有効に切り換えてもよい。一方、シェア利用を無効とした状態では、制御部14は、シェア利用が無効の場合、認証装置60からのコマンド及びシェア用キー4bによる操作を無効にする。
以下、本実施形態の作用について説明する。まず、車両1の貸し出しを受けるシェア利用者へのシェア用キー4bの受け渡し方法について説明する。
図3に示す通り、S101(Sはステップの略、以下同様)では、通信機器50は、シェア利用者の操作によって、サーバ40とのネットワーク通信を通じた利用予約を行う。利用予約では、例えば、車両1を予約するシェア利用者を確認するユーザ認証処理と、予約したい車両1を登録する利用予約手続きとが実行される。ユーザ認証処理の一例は、利用者ID及びパスワードによる確認である。サーバ40は、ユーザが認証できた場合に、利用予約手続きを実行する。利用予約手続きでは、例えば使用する車両1の車両IDや、使用するシェア用キー4bの識別情報Di、予約日時などが通信機器50を介して入力される。サーバ40は、入力された情報を基に、予約日時、シェア用キー4bの識別情報Di、車両ID、利用者ID、通信機器ID、及び操作権限情報などを互いに関連付けた予約情報Daを生成する。生成された予約情報Daは、暗号化鍵によって暗号化され、通信機器50に送信される。通信機器50は、受信した予約情報Daを、メモリ64に記憶する。
S102では、認証装置60の認証部65は、通信機器50との近距離無線通信によって予約情報Daの確認を行う。予約情報Daの確認には、例えば、現在の時刻が予約時間の時間内であるか否かの確認、及び通信機器IDが正しいか否かの確認などが含まれる。認証装置60は、現在の時刻が予約時間の時間内であり、且つ通信機器IDが正しい場合に、予約情報Daを認証する。なお、予約情報Daの確認は、例えば通信機器50が認証装置60の近距離無線通信の通信範囲に存在する場合に、自動的に実行される。認証部65は、予約情報Daを認証できた場合、ワイヤレス通信により予約情報Daの認証が成功した旨を照合ECU5へ通知する。これにより、照合ECU5の制御部14は、車両1のシェア利用を有効に切り換える。このとき、キー制御部20は、例えば予約情報Daに関連付けられたシェア用キー4bを有効に切り換える。
S103では、通信機器50は、予約情報Daが認証された場合に、例えば通信機器50の表示部に車両1の作動要求ボタンを表示する。そして、通信機器50は、作動要求ボタンがシェア利用者に操作されたことを検出すると、操作された作動要求ボタンに応じた作動要求信号を、近距離無線通信を介して認証装置60に送信する。
S104では、認証装置60のキー機能部66は、通信機器50からの作動要求信号に応じたコマンドを含むワイヤレス信号Sw2を、照合ECU5へUHF送信する。これにより、認証装置60が車両ドアの解錠要求の作動要求信号を受信すれば、車両1ドアが解錠される。このように、通信機器50及び認証装置60の近距離無線通信を介して、車両ドアが解錠される。そのため、シェア利用者は、ワイヤレスキー4を使用しないで、車両1内の鍵保管部70に保管されたシェア用キー4bを受け取ることができる。これにより、車両1の提供者から離れた場所で、シェア用キー4bの受け渡しができる。
なお、車両1の提供者は、オーナーキー4aを所持しているため、前述のワイヤレスキーシステムにより、オーナーキー4aを用いて車両ドアの解錠を行うことが可能である。
次に、車両1のエンジン9を作動させる際の処理について説明する。
図4に示すように、S201では、照合ECU5は、ワイヤレスキー4によってエンジン9を作動させる操作が行われた場合に、そのワイヤレスキー4の識別情報Diを取得する。本実施形態の場合、照合ECU5は、ワイヤレスキー4のメカニカルキー24がキーシリンダ25に差し込み操作された場合に、イモビライザー機能の非接触通信によって識別情報Diを取得する。
S202では、照合ECU5の識別部13は、差し込み操作に用いられたワイヤレスキー4がオーナーキー4aであるか否かを識別する。識別部13は、メモリ11に登録された各ワイヤレスキー4の識別情報Diと、S201で取得した識別情報Diとを照合することにより、識別を行う。照合ECU5は、識別部13がオーナーキー4aを識別した場合に、ID照合を成立として、S203へ移行する。一方、照合ECU5は、識別部13がオーナーキー4aを識別できなかった場合、S204へ移行する。
S203では、照合ECU5は、キーシリンダ25の操作に準じたエンジン9の作動を許可する。これにより、エンジンECU7は、さらに所定の条件が満たされた状態下でエンジン9の作動状態の遷移を制御する。なお、所定の条件とは、運転者が車室内にいること、車両1のブレーキペダルが踏まれていること、車両1のトランスミッションがパーキングレンジに入っていること、又はこれらの組み合わせが挙げられる。
S204では、識別部13は、差し込み操作に用いられたワイヤレスキー4がシェア用キー4bであるか否かを識別する。照合ECU5は、識別部13がシェア用キー4bを識別した場合に、S205へ移行する。一方、照合ECU5は、識別部13がシェア用キー4bを識別できなかった場合、S206へ移行する。
S205では、照合ECU5の制御部14は、予約情報Daが認証されているか否かを確認する。本実施形態の場合、制御部14は、認証装置60からの予約情報Daの認証の成功通知を受信してシェア利用が有効になっているか否かを確認する。照合ECU5は、シェア利用が有効である場合、S203へ移行する。すなわち、照合ECU5は、エンジン9の作動を許可する。一方、照合ECU5は、シェア利用が無効である場合、S206へ移行する。
S206では、照合ECU5は、エンジン9の作動を許可しない。従って、正規のワイヤレスキー4が使用されなかった場合や、利用予約が正しく行われていない場合、エンジン9が作動することがない。
上記のように、車両1の貸し出しを受けるシェア利用者がシェア用キー4bを利用する場合は、予約情報Daの認証を一条件として、車両1の作動を制御する。したがって、シェア利用者が車両1をシェア利用する場合、利用予約が正しく行われている必要がある。これにより、例えばシェア用キー4bの不正利用を抑制できるので、セキュリティ性を向上できる。一方、車両1の提供者がオーナーキー4aを利用する場合には、予約情報Daの認証を必要とすることなく、車両1を作動させることができる。そのため、車両1の提供者にとっては、オーナーキー4aを有効に切り換えるための操作が必要なく、いつでも車両1を利用することができる。それだけ、利便性が向上できる。これらにより、セキュリティ性と利便性とを両立できる。
以下、本実施形態の効果について説明する。
(1)シェアリングシステム30は、識別部13と、認証部65と、制御部14とを備えている。識別部13は、複数のワイヤレスキー4のうち車両1の操作に用いられたワイヤレスキー4から識別情報Diを取得し、識別情報Diからワイヤレスキー4を識別する。認証部65は、シェア利用者が事前に行った車両1の利用予約の予約情報Daを認証する。制御部14は、複数のワイヤレスキー4のうちのオーナーキー4aが識別部13により識別された場合、予約情報Daの認証を必要とすることなく車両1の作動を許可する。また、制御部14は、複数のワイヤレスキー4のうちのシェア用キー4bが識別部13により識別された場合、予約情報Daの認証に基づいて車両1の作動を許可する。この構成によれば、車両1の貸し出しを受けるシェア利用者が車両1をシェア利用する場合、利用予約が正しく行われている必要がある。これにより、例えばシェア用キー4bの不正利用を抑制できるので、セキュリティ性を向上できる。一方、車両1の提供者にとっては、オーナーキー4aを有効に切り換えるための操作が必要なく、いつでも車両1を利用することができる。それだけ、利便性が向上できる。これらにより、セキュリティ性と利便性とを両立できる。
(2)シェアリングシステム30は、車両1の操作に用いられたワイヤレスキー4と非接触通信を行う非接触通信部26を備えている。識別部13は、非接触通信を介して識別情報Diを取得する。この構成によれば、非接触通信によりワイヤレスキー4から識別情報Diを取得することができる。
(3)複数のワイヤレスキー4の各々は、メカニカルキー24を備えている。また、車両1は、メカニカルキー24の差し込みを通じて機械的な照合を行うキーシリンダ25を備えている。非接触通信部26は、キーシリンダ25に設けられている。非接触通信部26は、キーシリンダ25にメカニカルキー24が差し込まれた際に、非接触通信を行う。この構成によれば、非接触通信によりワイヤレスキー4から識別情報Diを取得することができる。
(4)予約情報Daは、利用予約時にシェア用キー4bの識別情報Diに関連付けられる。制御部14は、予約情報Daがシェア用キー4bの識別情報Diに関連付けられている場合に、このシェア用キー4bによる車両1の作動を許可する。この構成によれば、予約情報Daに関連付けられたシェア用キー4bで車両1の作動が可能になるように、シェア用キー4bを選択的に制御することができる。
(5)利用予約では、ネットワーク通信を介して、通信機器50へ予約情報Daが登録される。認証部65は、近距離無線通信を介して通信機器50から予約情報Daを取得する。この構成によれば、ネットワーク通信を介して行われた利用予約の予約情報Daを、通信機器50との近距離無線通信によって認証装置60に取得させることができる。従って、認証装置60自体がネットワーク通信を行うことなく、予約情報Daの認証を実行できる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・認証装置60がネットワーク通信を介して、サーバ40から予約情報Daを取得することとしてもよい。
・予約情報Daは、ワイヤレスキー4の識別情報Diに関連付けられていなくてもよい。
・制御部14は、複数のシェア用キー4bが登録されている場合に、シェア用キー4bを選択的に有効に切り換えることに限定されず、登録された全てのシェア用キー4bを有効に切り換えてもよい。
・シェア用キー4bは、1つでもよいし、2つでもよいし、3つ以上でもよい。
・メカニカルキー24及びキーシリンダ25は、省略可能である。
・識別部13は、非接触通信を介して識別情報Diを取得することに限定されず、識別部13及び端末2の間の通信方式は適宜変更可能である。すなわち、非接触通信部26は、省略可能である。
・利用予約は、車両1の提供者が行ってもよい。すなわち、利用予約を行うユーザとは、シェア利用者であってもよいし、提供者であってもよい。
・シェア用キー4bの識別情報Diは、車両1に登録されていなくてもよい。例えば予約情報Daにシェア用キー4bの識別情報Diを含ませ、予約情報Daに含まれていた識別情報Diと、シェア用キー4bから非接触通信で取得した識別情報Diとを比較することによりシェア用キー4bを識別するようにしてもよい。
・シェア用キー4bは、車両1の外部に保管されていてもよい。すなわち、鍵保管部70は、省略可能である。
・シェア用キー4bの受け渡し方法は、本実施形態に限定されず、例えば各シェア利用者へ予め配布されてもよい。
・予約情報Daは、例えば、予約日時、ワイヤレスキー4の識別情報Di、車両ID、利用者ID、通信機器ID、及び操作権限情報のうちの一部又は全部を互いに関連付けたものとすることができる。
・予約情報Daは、暗号化された情報に限定されない。
・予約情報Daの認証方法は、本実施形態に限定されず、種々の認証方法に変更できる。
・照合ECU5及び認証装置60の間の通信は、無線に限定されず、有線としてもよい。また、照合ECU5と認証装置60とをユニット化して1つのユニットとしてもよい。
・近距離無線通信は、ブルートゥース通信に限定されず、他の通信方式に変更可能である。すなわち、認証装置60及び通信機器50の間の通信には、種々の周波数、通信方式が適用可能である。
・照合ECU5及び端末2との間の通信には、種々の周波数、通信方式が適用可能である。
・電子キーシステム3は、例えば車両1との相互通信により車両1の操作を行うキー操作フリーシステム、所謂スマートキーシステム(登録商標)であってもよい。
・端末2は、ワイヤレスキー4に限定されず、車両1との相互通信により車両1の操作を行うものであってもよい。例えばスマートフォンなどの通信機器50であってもよい。
・制御部14は、エンジン9の作動を制御してもよいし、ドアロック装置8の作動を制御してもよいし、これらの組み合わせでもよい。
・本開示で使用される「操作対象」という用語は、1つ又は複数の通信機と、通信機に接続されて、制御対象機器を制御する1つ又は複数の制御装置とを含む通信装置と定義され得る。1つ又は複数の通信機と、1つ又は複数の制御装置とは、一体的に又は別々に構成される。1つ又は複数の通信機は、送信機、受信機、及び/又は送受信機を含む。また、1つ又は複数の通信機は、操作対象の外部空間、及び/又は外部空間と区分される内部空間に配置され得る。このような通信装置は、端末2や通信機器50との通信を通じて本開示に記載される照合や認証などの処理を実行する。したがって、操作対象の例としては、車両1の他に、家、建物、及び本開示に従った処理を実行する他の通信装置が含まれる。すなわち、本開示のシェアリングシステムは、車両1に適用されることに限定されず、家、建物、及び本開示に従った処理を実行する他の通信装置に適用され得る。
・照合ECU5、及び/又は認証装置60は、コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサ、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)等の1つ以上の専用のハードウェア回路、或いはそれらの組み合わせ、を含む回路(circuitry)として構成し得る。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)並びに、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等のメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。
1…車両、2…端末、3…電子キーシステム、4…ワイヤレスキー、4a…オーナーキー、4b…シェア用キー、5…照合ECU、13…識別部、14…制御部、24…メカニカルキー、25…キーシリンダ、26…非接触通信部、26a…非接触通信部、26b…非接触通信部、30…シェアリングシステム、40…サーバ、50…通信機器、60…認証装置、65…認証部。

Claims (6)

  1. 複数の端末のうち操作対象の操作に用いられた端末から識別情報を取得し、前記識別情報から前記端末を識別する識別部と、
    ユーザが事前に行った前記操作対象の利用予約の予約情報を認証する認証部と、
    前記複数の端末のうちの第1端末が前記識別部により識別された場合、前記予約情報の認証を必要とすることなく前記操作対象の作動を許可し、前記複数の端末のうちの第2端末が前記識別部により識別された場合、前記予約情報の認証に基づいて前記操作対象の作動を許可する制御部と、
    を備えたシェアリングシステム。
  2. 前記操作対象の操作に用いられた端末と非接触通信を行う非接触通信部をさらに備え、
    前記識別部は、前記非接触通信を介して前記識別情報を取得する
    請求項1に記載のシェアリングシステム。
  3. 前記複数の端末の各々は、メカニカルキーを備え、
    前記操作対象は、前記メカニカルキーの差し込みを通じて機械的な照合を行うキーシリンダを備え、
    前記非接触通信部は、前記キーシリンダに設けられ、前記キーシリンダに前記メカニカルキーが差し込まれた際に、前記非接触通信を行う
    請求項2に記載のシェアリングシステム。
  4. 前記予約情報は、前記利用予約時に前記識別情報に関連付けられ、
    前記制御部は、前記予約情報が前記第2端末の前記識別情報に関連付けられている場合に、この第2端末による前記操作対象の作動を許可する
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のシェアリングシステム。
  5. 前記利用予約では、ネットワーク通信を介して、通信機器へ前記予約情報が登録され、
    前記認証部は、無線通信を介して前記通信機器から前記予約情報を取得する
    請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載のシェアリングシステム。
  6. 複数の端末のうち操作対象の操作に用いられた端末から識別情報を取得することと、
    取得された前記識別情報から前記端末を識別することと、
    ユーザが事前に行った前記操作対象の利用予約の予約情報を認証することと、
    前記複数の端末のうちの第1端末が識別された場合、前記予約情報の認証を必要とすることなく前記操作対象の作動を許可することと、
    前記複数の端末のうちの第2端末が識別された場合、前記予約情報の認証に基づいて前記操作対象の作動を許可することと、
    を備えたシェアリング方法。
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