JP7478596B2 - 救援システム、救援方法、及び救援プログラム - Google Patents
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Description
図1に示すように、操作対象としての車両1は、ユーザが所持する端末2との間の近距離無線通信によって認証を実行して車両1を作動させる認証機能としての認証システム3を備えている。端末2の一例は、高機能携帯電話、所謂スマートフォンである。近距離無線通信は、例えばブルートゥース(Bluetooth:登録商標)通信のBLE(Bluetooth Low Energy)通信であることが好ましい。
図2に示すように、S101(Sはステップの略、以下同様)では、端末2は、ユーザによる登録操作に応じて、サーバ4とのネットワーク通信を介してキー登録を開始する。本実施形態の場合、キー登録には、端末2への鍵情報Dkの登録と固有情報Daの登録とを含む。端末2のキー登録にあたって、端末2及びサーバ4の間では、ネットワーク通信を通じたユーザ認証が行われる。ユーザ認証は、例えば認証システム3の利用登録時に付与されたユーザID及びパスワードを確認する認証である。また、サーバ4は、端末2からユーザ識別情報Dbを取得する。ユーザ識別情報Dbは、例えばユーザの免許証番号である。
(1)救援システム30は、車両1のキーシリンダ31との機械的な照合時に使用されるメカニカルキーの固有情報Daを予め前記端末に付与する固有情報付与部32を備えている。救援システム30は、端末2に保管された固有情報Daを端末2から鍵製造業者40に提供する。また、救援システム30は、提供された固有情報Daに基づいて製造されたメカニカルキーを発行する。そして、救援システム30は、メカニカルキーをユーザが端末2の代替として用いることで車両1を作動させる。この構成によれば、端末2に保管された固有情報Daを鍵製造業者40へ提供することで、メカニカルキーを発行することができる。ユーザにとっては、メカニカルキーを携帯していない場合でも、メカニカルキーを受け取ることができる。そのため、ユーザにとっての利便性が向上する。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・暗号化情報Dcを用いて端末2の認証を行ってもよい。この場合、例えば、暗号化情報Dcの中に鍵情報Dkが含まれていてもよいし、暗号化情報Dcに含まれる固有情報Da及びユーザ識別情報Dbが鍵情報Dkを兼ねていてもよい。
・固有情報Daは、鍵情報Dkに含まれて付与されることに限定されない。
・固有情報Da及びユーザ識別情報Dbは、端末2側で暗号化されてもよいし、互いに別々に暗号化されてもよいし、暗号化されなくてもよい。
・鍵製造業者40は、ユーザ識別情報Dbによる本人確認ができた場合に、メカニカルキーを製造することとしてもよいし、メカニカルキーを引き渡すこととしてもよい。また、本人確認は、鍵製造業者40の作業者によって行われてもよいし、自動照合されるものであってもよい。
・固有情報Daは、ネットワーク通信を介して端末2から鍵製造業者40へ提供されることに限定されず、例えば端末2のディスプレイに固有情報Daを表示させ、ユーザから電話などで鍵製造業者40へ通知されてもよい。
・鍵情報Dkは、ワンタイムキーに限定されず、種々の鍵が適用できる。
・鍵情報Dkの認証は、鍵情報Dkの復号に限定されず、鍵情報Dkの正否を確認できる認証であればよい。
・車両1は、複数人で共用されるシェアリング車両としてもよい。シェアリングには、例えば1台の車両1を家族間等の決まったユーザ間で使用したり、一時的に車両1を借りたりするカーシェアや、1台の車両1に複数人が相乗りするライドシェアなどがある。
Claims (9)
- 端末とその操作対象との間の無線通信を通じた認証の成立を前記操作対象の作動の一条件とする認証機能が使用不可となって、前記端末で前記操作対象を作動させることができなくなったユーザに対する救援システムであって、
前記操作対象との機械的な照合時に使用されるメカニカルキーの固有情報を予め前記端末に付与する固有情報付与部を備え、
前記端末に保管された前記固有情報を前記端末から外部媒体に提供した場合に、前記固有情報に基づいて製造された前記メカニカルキーを前記ユーザに発行し、前記メカニカルキーを前記ユーザが前記端末の代替として用いることで前記操作対象を作動させ、
前記端末には、前記固有情報付与部による前記固有情報の付与の際、前記端末のユーザを識別可能な識別情報と前記固有情報とが暗号鍵によって暗号化されて登録され、
前記外部媒体としての鍵製造業者は、前記メカニカルキーを発行する場合に、暗号化された前記固有情報及び前記識別情報が正しく復号できると、前記固有情報及び前記識別情報を取得する救援システム。 - 端末とその操作対象との間の無線通信を通じた認証の成立を前記操作対象の作動の一条件とする認証機能が使用不可となって、前記端末で前記操作対象を作動させることができなくなったユーザに対する救援システムであって、
前記操作対象との機械的な照合時に使用されるメカニカルキーの固有情報を予め前記端末に付与する固有情報付与部を備え、
前記端末に保管された前記固有情報を前記端末から外部媒体に提供した場合に、前記固有情報に基づいて製造された前記メカニカルキーを前記ユーザに発行し、前記メカニカルキーを前記ユーザが前記端末の代替として用いることで前記操作対象を作動させ、
前記端末は、外部の鍵情報提供装置から鍵情報が登録されると前記認証機能が実行可能となって、前記操作対象のキーとして使用され、
前記固有情報付与部は、前記鍵情報提供装置から前記鍵情報が前記端末に登録される際に、前記鍵情報に前記固有情報を含ませることにより、前記端末への前記鍵情報の登録を通じて前記固有情報を前記端末に付与する救援システム。 - 前記端末は、前記端末に保管された前記固有情報を、ネットワーク通信を介して前記外部媒体に送信することにより、前記固有情報を前記外部媒体に提供する
請求項1又は請求項2に記載の救援システム。 - 前記固有情報は、前記操作対象に取り付けられるキーシリンダが有するキーシリンダ情報である
請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の救援システム。 - 前記端末は、前記端末の記憶領域のセキュアな領域に前記固有情報を書き込む
請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の救援システム。 - 端末とその操作対象との間の無線通信を通じた認証の成立を前記操作対象の作動の一条件とする認証機能が使用不可となって、前記端末で前記操作対象を作動させることができなくなったユーザに対する救援方法であって、
前記操作対象との機械的な照合時に使用されるメカニカルキーの固有情報を予め前記端末に付与することを備え、
前記端末に保管された前記固有情報を前記端末から外部媒体に提供した場合に、前記固有情報に基づいて製造された前記メカニカルキーを前記ユーザに発行し、前記メカニカルキーを前記ユーザが前記端末の代替として用いることで前記操作対象を作動させ、
前記端末に前記固有情報が付与される際、前記端末のユーザを識別可能な識別情報と前記固有情報とが暗号鍵によって暗号化されて前記端末に登録され、
前記外部媒体としての鍵製造業者が前記メカニカルキーを発行する場合に、前記鍵製造業者が暗号化された前記固有情報及び前記識別情報を正しく復号できると、前記固有情報及び前記識別情報が前記鍵製造業者に取得される救援方法。 - 端末とその操作対象との間の無線通信を通じた認証の成立を前記操作対象の作動の一条件とする認証機能が使用不可となって、前記端末で前記操作対象を作動させることができなくなったユーザに対する救援方法であって、
外部の鍵情報提供装置から鍵情報が前記端末に登録されると前記認証機能が実行可能となって、前記操作対象のキーとして使用され、
前記鍵情報提供装置から前記鍵情報が前記端末に登録される際に、前記鍵情報に前記操作対象との機械的な照合時に使用されるメカニカルキーの固有情報を含ませることにより、前記端末への前記鍵情報の登録を通じて前記固有情報を予め前記端末に付与することを備え、
前記端末に保管された前記固有情報を前記端末から外部媒体に提供した場合に、前記固有情報に基づいて製造された前記メカニカルキーを前記ユーザに発行し、前記メカニカルキーを前記ユーザが前記端末の代替として用いることで前記操作対象を作動させる救援方法。 - 端末とその操作対象との間の無線通信を通じた認証の成立を前記操作対象の作動の一条件とする認証機能が使用不可となって、前記端末で前記操作対象を作動させることができなくなったユーザの救援を実現するための救援プログラムであって、
前記操作対象との機械的な照合時に使用されるメカニカルキーの固有情報を予め前記端末に付与することと、
前記端末に保管された前記固有情報を前記端末から外部媒体に提供した場合に、前記固有情報に基づいて製造された前記メカニカルキーを前記ユーザに発行し、前記メカニカルキーを前記ユーザが前記端末の代替として用いることで前記操作対象を作動させることと、
前記端末に前記固有情報が付与される際、前記端末のユーザを識別可能な識別情報と前記固有情報とが暗号鍵によって暗号化されて前記端末に登録され、
前記外部媒体としての鍵製造業者が前記メカニカルキーを発行する場合に、前記鍵製造業者が暗号化された前記固有情報及び前記識別情報を正しく復号できると、前記固有情報及び前記識別情報が前記鍵製造業者に取得されることと、を実現させるための救援プログラム。 - 端末とその操作対象との間の無線通信を通じた認証の成立を前記操作対象の作動の一条件とする認証機能が使用不可となって、前記端末で前記操作対象を作動させることができなくなったユーザの救援を実現するための救援プログラムであって、
外部の鍵情報提供装置から鍵情報が前記端末に登録されると前記認証機能が実行可能となって、前記操作対象のキーとして使用され、
前記鍵情報提供装置から前記鍵情報が前記端末に登録される際に、前記鍵情報に前記操作対象との機械的な照合時に使用されるメカニカルキーの固有情報を含ませることにより、前記端末への前記鍵情報の登録を通じて前記固有情報を予め前記端末に付与することと、
前記端末に保管された前記固有情報を前記端末から外部媒体に提供した場合に、前記固有情報に基づいて製造された前記メカニカルキーを前記ユーザに発行し、前記メカニカルキーを前記ユーザが前記端末の代替として用いることで前記操作対象を作動させることと、を実現させるための救援プログラム。
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