JP2022023398A - 印刷制御装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の印刷指示をまとめたグループ印刷指示の全体を印刷するのに要する処理時間だけを使って印刷スケジュールを行う構成と比較して、全ての印刷指示に基づく印刷処理が印刷期限までに完了するようなグループ印刷指示のスケジューリングを行うことが可能となる確率を向上させる。【解決手段】印刷時間予測部31は、印刷属性が共通する複数の印刷ジョブをまとめたグループジョブに含まれる各印刷ジョブのそれぞれの印刷時間の合計値に基づいてグループジョブの印刷時間を予測する。スケジュール生成部35は、各グループジョブのスケジューリングを行って印刷スケジュールを生成する際に、スケジューリングをした結果、設定された印刷期限までに印刷処理を完了できない印刷ジョブが発生する場合には、グループジョブとしてまとめられた各印刷ジョブの印刷処理が印刷期限までに完了するようグループジョブを分割して再度スケジューリングを行う。【選択図】図3

Description

本発明は、印刷制御装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、新たな印刷ジョブの処理に要する印刷時間を算出して、算出された印刷時間とその印刷ジョブの印刷期限に基づいて、その印刷ジョブを既存のスケジュールの空き時間に登録するようにした印刷システムが開示されている。
特許文献2には、条件に合致する複数の印刷ジョブをクライアント装置においてグルーピングしてプリンタサーバに送信するようにした印刷システムが開示されている。
特許文献3には、スケジュールにセットされた印刷ジョブの処理中に、消耗品の補充の必要があるか否かを判定し、装置を停止して消耗品を補充する必要がある場合には、印刷ジョブの予測処理時間に消耗品の補充に係る時間を付加するようにしたシステムが開示されている。
このように、印刷指示に設定されている印刷属性の少なくとも一部の印刷属性が共通している、あるいは類似している複数の印刷指示をグループ印刷指示としてまとめる印刷指示の管理機能を有する印刷システムが存在する。
特開2001-306655号公報 特開2008-059371号公報 特開2016-115013号公報
本発明の目的は、複数の印刷指示をまとめたグループ印刷指示の全体を印刷するのに要する処理時間だけを使って印刷スケジュールを行う構成と比較して、全ての印刷指示に基づく印刷処理が印刷期限までに完了するようなグループ印刷指示のスケジューリングを行うことが可能となる確率を向上させることができる印刷制御装置およびプログラムを提供することである。
[印刷制御装置]
請求項1に係る本発明は、メモリとプロセッサを備え、
前記プロセッサは、
少なくとも一部の印刷属性が共通する複数の印刷指示をまとめたグループ印刷指示を生成し、前記グループ印刷指示に含まれる複数の印刷指示のそれぞれの印刷時間を予測して、予測した印刷時間の合計値に基づいて前記グループ印刷指示の印刷に要する時間を予測し、前記グループ印刷指示を実行する印刷装置と印刷を実行する時間帯を決定するスケジューリングを行い、
スケジューリングをした結果、設定された印刷期限までに印刷処理を完了できない印刷指示が発生する場合には、グループ印刷指示としてまとめられた印刷指示に基づく印刷処理が印刷期限までに完了するように前記グループ印刷指示を分割して再度スケジューリングを行う印刷制御装置である。
請求項2に係る本発明は、前記プロセッサが、再度スケジューリングを行う際に、前記グループ印刷指示に含まれる複数の印刷指示のうち優先度の高い印刷指示が同一のグループとなるように前記グループ印刷指示を分割して再度スケジューリングを行う請求項1記載の印刷制御装置である。
請求項3に係る本発明は、前記プロセッサが、ページ数、印刷総面積、受付日時、印刷期限、後処理の有無及び種類のうちのいずれか1つの条件または複数の条件に基づいて、前記グループ印刷指示に含まれる複数の印刷指示の優先度を決定する請求項2記載の印刷制御装置である。
請求項4に係る本発明は、前記プロセッサが、再度スケジューリングを行う際に、前記グループ印刷指示に含まれる複数の印刷指示のうち予測した印刷時間が短い印刷指示が同一のグループとなるように前記グループ印刷指示を分割して再度スケジューリングを行う請求項1記載の印刷制御装置である。
請求項5に係る本発明は、前記プロセッサが、再度スケジューリングを行う際に、前記グループ印刷指示に含まれる複数の印刷指示のうち予測した印刷時間が長い印刷指示が同一のグループとなるように前記グループ印刷指示を分割して再度スケジューリングを行う請求項1記載の印刷制御装置である。
請求項6に係る本発明は、前記プロセッサが、各印刷指示において設定されている印刷内容に関する情報を印刷予定の印刷装置に送信し、当該印刷装置から返信されてきた予測結果に基づいて、各印刷指示の印刷時間をそれぞれ予測する請求項1から5のいずれか記載の印刷制御装置である。
[プログラム]
請求項7に係る本発明は、少なくとも一部の印刷属性が共通する複数の印刷指示をまとめたグループ印刷指示を生成するステップと、
前記グループ印刷指示に含まれる複数の印刷指示のそれぞれの印刷時間を予測して、予測した印刷時間の合計値に基づいて前記グループ印刷指示の印刷に要する時間を予測し、前記グループ印刷指示を実行する印刷装置と印刷を実行する時間帯を決定するスケジューリングを行うステップと、
スケジューリングをした結果、設定された印刷期限までに印刷処理を完了できない印刷指示が発生する場合には、グループ印刷指示としてまとめられた印刷指示に基づく印刷処理が印刷期限までに完了するように前記グループ印刷指示を分割して再度スケジューリングを行うステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、複数の印刷指示をまとめたグループ印刷指示の全体を印刷するのに要する処理時間だけを使って印刷スケジュールを行う構成と比較して、全ての印刷指示に基づく印刷処理が印刷期限までに完了するようなグループ印刷指示のスケジューリングを行うことが可能となる確率を向上させることができる印刷制御装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、再度スケジューリングが行われた場合でも、優先度の高い印刷指示が同一のグループ印刷指示に含まれる可能性を高くすることが可能となる。
請求項3に係る本発明によれば、再度スケジューリングが行われた場合でも、優先度の高い印刷指示が同一のグループ印刷指示に含まれる可能性を高くすることが可能となる。
請求項4に係る本発明によれば、再度スケジューリングを行う際に、他の印刷指示の実行が予定されていない印刷スケジュールの隙間に、グループ印刷指示を分割した各印刷指示を移動させて柔軟なスケジューリングを行うことが可能となる。
請求項5に係る本発明によれば、再度スケジューリングを行う際に、元のグループ印刷指示に残る印刷指示の数を最も多くすることが可能となる。
請求項6に係る本発明によれば、印刷指示の処理内容を解析して印刷指示の印刷時間を予測する場合と比較して、印刷時間の予測結果が得られるまでの時間を短縮することが可能となる。
請求項7に係る本発明によれば、複数の印刷指示をまとめたグループ印刷指示の全体を印刷するのに要する処理時間だけを使って印刷スケジュールを行う構成と比較して、全ての印刷指示に基づく印刷処理が印刷期限までに完了するようなグループ印刷指示のスケジューリングを行うことが可能となる確率を向上させることができるプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態の印刷システムのシステム構成を示す図である。 本発明の一実施形態におけるスケジュール管理サーバ10のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態におけるスケジュール管理サーバ10の機能構成を示すブロック図である。 グループ印刷ジョブの具体的な生成方法を説明するための図である。 生成された4つのグループジョブA~D毎に、それぞれの印刷時間をグループ単位で予測する様子を示す図である。 使用する用紙が同じで、ページ数が同じ印刷ジョブでも、その印刷ジョブを実行するプリンタ20の印刷速度が異なると印刷時間も異なってくる様子を説明するための図である。 印刷時間予測部31による印刷時間の予測方法の具体例を説明するための図である。 スケジュール管理サーバ10において印刷スケジュールを生成する際の全体動作を説明するためのフローチャートである。 印刷時間予測部31による各印刷ジョブの印刷時間の予測処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 グループジョブのスケジューリングが行われる前に設定されている印刷スケジュール例を示す図である。 スケジュール生成部35が、グループジョブA~Dを印刷スケジュール上において仮配置した場合の例を示す図である。 スケジュール生成部35が、グループジョブAを、グループジョブA-1、グループジョブA-2、グループジョブA-3という3つに分割する様子を示す図である。 スケジュール生成部35が、3つに分割したグループジョブA-1~A-3を再スケジュールした結果の一例を示す図である。 スケジュール生成部35が再スケジューリングを行う際の動作を説明するためのフローチャートである。 スケジュール生成部35が、グループジョブ内の印刷ジョブを優先度が高い順に並び変える様子を説明するための図である。 4つの印刷ジョブのうちの最も優先度が低い印刷ジョブA-4がグルーピング解除候補として設定される様子を説明するための図である。 残った3つの印刷ジョブのうちの最も優先度が低い印刷ジョブA-1がグルーピング解除候補として追加される様子を説明するための図である。 グルーピング解除候補とされていた2つの印刷ジョブA-1、A-4を別のグループジョブとして3号機のプリンタ20の空き時間帯に設定する様子を説明するための図である。 優先度に基づいて再グルーピングを行った際の、最終的なグルーピング結果を説明するための図である。 スケジュール生成部35が、グループジョブ内の印刷ジョブを予測印刷時間が長い順に並び変える様子を説明するための図である。 予測印刷時間が長い順で印刷ジョブの並び替えを行った後にグループジョブAの再スケジューリングを行った結果を示す図である。 予測印刷時間が長い順で印刷ジョブの並び替えを行って再スケジューリングを行った際の、最終的なグルーピング結果を説明するための図である。 スケジュール生成部35が、グループジョブ内の印刷ジョブを予測印刷時間が短い順に並び変える様子を説明するための図である。 予測印刷時間が短い順で印刷ジョブの並び替えを行った後にグループジョブAの再スケジューリングを行った結果を示す図である。 予測印刷時間が短い順で印刷ジョブの並び替えを行って再スケジューリングを行った際の、最終的なグルーピング結果を説明するための図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態の印刷システムのシステム構成を示す図である。
本発明の一実施形態の印刷システムは、図1に示されるように、機種や機能が異なる印刷装置である複数のプリンタ20と、印刷ジョブの印刷スケジュールを管理しているスケジュール管理サーバ10と、端末装置50とがネットワーク30により相互に接続された構成となっている。
端末装置50は、プリンタ20に対して印刷を指示する印刷指示である印刷ジョブを生成して、生成した印刷ジョブをスケジュール管理サーバ10に対して送信する。スケジュール管理サーバ10は、複数のプリンタ20の稼働状況を監視するとともに、端末装置50から受信した複数の印刷ジョブを、それぞれ複数のプリンタ20のうちのどのプリンタ20に何時実行させるかという予定を組んだ予定表である印刷スケジュールを作成して管理している。
そして、スケジュール管理サーバ10は、生成した印刷スケジュールに基づいて、複数のプリンタ20の印刷処理を制御する印刷制御装置である。
なお、本実施形態の印刷システムでは、1つの端末装置50のみを示しているが、複数の端末装置50がネットワーク30上に接続されていても良い。
ここで、複数のプリンタ20は、それぞれ機種や機能が異なることにより、印刷可能な用紙種類、印刷速度、実行可能な後処理機能の有無等が異なる。また、同じ機能や印刷速度のプリンタ20どうしであっても、セットされている用紙種類、セットされている用紙の向き等により印刷速度が異なる場合もある。
そのため、スケジュール管理サーバ10では、複数の印刷ジョブのそれぞれの印刷内容と、複数のプリンタ20の印刷速度や機能とを考慮して、各印刷ジョブをどのプリンタ20に実行させるのかを決定している。
さらに、印刷ジョブには、印刷期限が設定される場合がある。ここで、印刷期限には、印刷ジョブ毎に設定された納期に基づく印刷期限と、印刷工場等の印刷場所における業務終了時刻を考慮した印刷期限の両方を含む。そのため、例えば、ある印刷ジョブは今日の14:00までに印刷処理を終了する必要があるが、別の印刷ジョブは17:00までに印刷処理を終了する必要があるというように印刷ジョブ毎にそれぞれ異なる印刷期限が設定される場合もある。また、印刷場所の業務終了時刻が16:00の場合に、全ての印刷ジョブについて16:00までに印刷処理を終了する必要があるという全ての印刷ジョブに共通して印刷期限が設定される場合もある。そのため、スケジュール管理サーバ10は、各印刷ジョブの印刷処理が、設定されている印刷期限までに完了するような印刷スケジュールを生成する。
次に、本実施形態の印刷システムにおけるスケジュール管理サーバ10のハードウェア構成を図2に示す。
スケジュール管理サーバ10は、図2に示されるように、CPU11、メモリ12、ハードディスクドライブ等の記憶装置13、ネットワーク30を介して外部の装置等との間でデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IFと略す。)14、タッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボードを含むユーザインタフェース(UIと略す。)装置15を有する。これらの構成要素は、制御バス16を介して互いに接続されている。
CPU11は、メモリ12または記憶装置13に格納された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、スケジュール管理サーバ10の動作を制御するプロセッサである。なお、本実施形態では、CPU11は、メモリ12または記憶装置13内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明するが、当該プログラムをCD-ROM等の記憶媒体に格納してCPU11に提供することも可能である。
図3は、上記の制御プログラムが実行されることにより実現されるスケジュール管理サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態の画像形成装置10は、図3に示されるように、印刷時間予測部31と、グループ印刷ジョブ生成部32と、UI制御部33と、データ送受信部34と、スケジュール生成部35と、スケジュールデータ記憶部36と、印刷制御部37とを備えている。
UI制御部33は、ユーザに各種情報を表示するための表示部や、ユーザにより行われた各種操作情報を入力する操作入力部を制御する。
データ送受信部34は、端末装置50やプリンタ20等の外部の装置との間でデータの送受信を行う。
グループ印刷ジョブ生成部32は、少なくとも一部の印刷属性が共通する複数の印刷ジョブをまとめたグループ印刷ジョブを生成する。
ここで、各印刷ジョブには、印刷属性として、印刷に関する各種の条件や印刷物を印刷する前後の処理に関する条件や取り扱いに関する属性が設定されている。具体例としては、たとえば印刷するための条件として、使用する用紙種類(用紙のサイズ、カット紙であるかロール紙であるか、厚さや坪量などの用紙のパラメータ、用紙色、プレプリント用紙、用紙銘柄など)であったり、印刷設定に関する条件(カラー印刷か白黒印刷か、特色インクや特色トナーの使用の有無、両面/片面印刷設定など)であったり、後処理設定に関する条件(折り処理の有無、折り処理の条件、綴じ処理の有無、綴じ処理の条件、裁断処理の有無、裁断処理の条件など)、印刷対象の種類(テキスト文書/写真/写真を含む文書などの文書種類や、カタログ/本/チラシなどの印刷物の種類など)であったり、印刷対象物の配送に関する条件(配送する地域、配送先の企業・店舗・個人等、配送を請け負う配送会社など)であったり、配送予定や印刷物の納品納期といった期日関連情報(発送を行う予定日、配達を完了すべき配送期日、印刷物の指定納期、納期等の期日までに処理を完了するための各工程を完了しておかなければならない工程ごとの完了期日や完了予定日など)の様々な印刷属性が設定されている。そのため、スケジュール管理サーバ10では、プリンタ20の稼働率を向上させるために、同じ印刷属性、あるいは類似する印刷属性の複数の印刷ジョブどうしをまとめてグループ印刷ジョブとして、このグループ印刷ジョブ単位で印刷スケジュールを生成することが行われている。
このようにグループ印刷ジョブを生成して印刷スケジュールを生成するようにしているのは、例えば、使用する用紙の用紙サイズが異なる複数の印刷ジョブを1つのプリンタ20において実行するよりも、使用する用紙の用紙サイズが同一の複数の印刷ジョブを1つのプリンタ20において実行するようにした方が、用紙をセットする手間等が省かれるためプリンタ20の稼働率を向上させた効率的な印刷スケジュールを生成することができるからである。
そのため、グループ印刷ジョブ生成部32は、印刷属性が共通する複数の印刷ジョブをグループ印刷ジョブとしてまとめる処理を行っている。このようにして行われるグループ印刷ジョブの具体的な生成方法を図4に示す。
図4を参照すると、使用する用紙が同一の複数の印刷ジョブや、発送先が同一の複数の印刷ジョブや、発送予定時刻が近い複数の印刷ジョブをグルーピングして、グループ印刷ジョブを生成する様子が示されている。なお、以下の説明においてはグループ印刷ジョブを単にグループジョブとして表現する。この図4では、複数の印刷ジョブがそれぞれグルーピングされて、4つのグループジョブA~Dが生成される様子が示されている。
印刷時間予測部31は、グループ印刷ジョブ生成部32により生成されたグループジョブに含まれる複数の印刷ジョブのそれぞれの印刷時間を予測して、予測した印刷時間の合計値に基づいてグループジョブの印刷に要する時間を予測する。例えば、印刷時間予測部31は、図5に示すように、グループ印刷ジョブ生成部32により生成された4つのグループジョブA~D毎に、それぞれの印刷時間をグループ単位で予測する。
なお、印刷時間予測部31により予測される印刷時間には、実際の印刷処理を実行するための印刷時間に加えて、用紙をセットしたり印刷結果を取り出したりする予備時間が加味されたものとなっている。
ここで、使用する用紙が同じで、ページ数が同じ印刷ジョブでも、その印刷ジョブを実行するプリンタ20の印刷速度が異なると印刷時間も異なってくる。例えば、図6に示すように、使用する用紙がA4サイズで、ページ数が1000ページの印刷ジョブ60であっても、印刷速度が120PPM(Page Per Minuteの略。)のプリンタ20Aと、印刷速度が80PPMのプリンタ20Bとでは、印刷時間が異なってくる。ここで、PPMとは1分間当たりの印刷可能なページ数を意味している。
具体的には、印刷ジョブ60を、プリンタ20Aにおいて実行した場合、印刷時間が約84分(≒1000ページ/120PPM)となるのに対して、プリンタ20Bにおいて実行した場合、印刷時間は125分(=1000ページ/80PPM)となる。
なお、印刷速度が同じプリンタ20であっても、使用する用紙の種類、用紙向き、用紙がセットされているのが給紙トレイなのか手差しトレイなのか、ステイプル処理や折り処理等の後処理が設定されているか否か等によっても印刷時間は変化する。
そのため、印刷時間予測部31は、各印刷ジョブにおいて設定されている印刷内容に関する情報を印刷予定のプリンタ20に送信し、そのプリンタ20から返信されてきた予測結果に基づいて、各印刷ジョブの印刷時間をそれぞれ予測する。
この印刷時間予測部31による印刷時間の予測方法の具体例について図7を参照して説明する。
図7では、プリンタ20にDFE(Digital Front Endの略。)70が接続された構成となっている。プリンタ20において高速デジタル印刷を行うためには、印刷データに対して高速な画像処理を実行する必要がある。そのため、プリンタ20の本体とは別に、高速な画像処理を実行可能な外付けのコントローラであるDFE70を独立して設ける構成とすることにより、高速な画像処理を実現している。
そして、スケジュール管理サーバ10は、このDFE70に対して、印刷時間の予測に必要な情報、具体的には用紙サイズ、用紙種類、用紙坪量、片面/両面印刷の有無、後処理内容等の情報を含めて印刷時間の問い合わせを行う。
すると、DFE70では、スケジュール管理サーバ10から送信されてきた印刷時間の問い合わせに対して、用紙サイズ、用紙種類、用紙坪量、片面/両面印刷の有無、後処理内容等の情報に基づいた印刷時間の予測を行い、その予測結果である印刷時間をスケジュール管理サーバ10に返信する。
例えば、DFE70がスケジュール管理サーバ10から、10000ページ、A4コート紙、1面に4枚の集約印刷、ステイプル1箇所という情報を受信した場合について説明する。ここで、このDFE70が接続されているプリンタ20におけるA4コート紙の印刷速度は120PPMであるものとして説明する。
この場合、DFE70は、1面に4枚の集約印刷を行うため印刷時間は4分の1となり、ステイプル1箇所の後処理を行うことにより印刷時間は2倍になるとみなして印刷時間の予測を行う。
その結果、DFE70は、上記の条件における印刷時間は約41.7分(≒10000ページ/120PPM/4×2)であると予測して、この予測結果をスケジュール管理サーバ10に返信する。
なお、スケジュール管理サーバ10からDFE70に対して実際の印刷ジョブのデータ全体を送信して、DFE70において印刷ジョブを解析して印刷時間を予測すれば、精度の高い印刷時間の予測が可能である。しかし、印刷ジョブのデータ全体を解析するためには時間を用紙、印刷ジョブのデータ量が大きくなると印刷時間を予測するために必要な時間も膨大になってしまう。そして、印刷時間の予測のための時間が長時間となってしまうと印刷スケジュールの生成が遅くなってしまい、利便性が損なわれてしまう。
そのため、スケジュール管理サーバ10は、印刷時間の予測に必要な情報のみをDFE70に送信して印刷時間の予測を行うようにしている。
スケジュール生成部35は、各グループジョブを実行するプリンタ20と印刷を実行する時間帯を決定するスケジューリングを行って印刷スケジュールを生成する。
そして、スケジュール生成部35は、スケジューリングをした結果、設定された印刷期限までに印刷処理を完了できない印刷ジョブが発生する場合には、グループジョブとしてまとめられた印刷ジョブに基づく印刷処理が印刷期限までに完了するようにグループジョブを分割して再度スケジューリングを行う。
スケジュールデータ記憶部36は、スケジュール生成部35により生成された印刷スケジュールのデータを記憶する。
印刷制御部37は、スケジュールデータ記憶部36に記憶されている印刷スケジュールに基づいて、データ送受信部34を介して端末装置50から受信した印刷ジョブに基づく印刷処理を、複数のプリンタ20のそれぞれにおいて実行するような制御を行う。
そして、スケジュール生成部35は、再度スケジューリングを行う際に、グループジョブに含まれる複数の印刷ジョブのうち優先度の高い印刷ジョブが同一のグループとなるようにグループジョブを分割して再度スケジューリングを行う。
ここで、スケジュール生成部35は、ページ数、印刷総面積、受付日時、印刷期限、後処理の有無及び種類のうちのいずれか1つの条件または複数の条件に基づいて、グループジョブに含まれる複数の印刷ジョブの優先度を決定する。
なお、スケジュール生成部35は、再度スケジューリングを行う際に、グループジョブに含まれる複数の印刷ジョブのうち予測した印刷時間が短い印刷ジョブが同一のグループとなるようにグループジョブを分割して再度スケジューリングを行うようにしても良い。
または、スケジュール生成部35は、再度スケジューリングを行う際に、グループジョブに含まれる複数の印刷ジョブのうち予測した印刷時間が長い印刷ジョブが同一のグループとなるようにグループジョブを分割して再度スケジューリングを行うようにしても良い。
次に、本実施形態におけるスケジュール管理サーバ10の動作について図面を参照して詳細に説明する。
まず、スケジュール管理サーバ10において印刷スケジュールを生成する際の全体動作を図8のフローチャートを参照して説明する。
まず、グループ印刷ジョブ生成部32は、ステップS101において、予め設定されたグルーピング条件に基づいて、複数の印刷ジョブを仮グルーピングする。
すると、印刷時間予測部31は、ステップS102において、各印刷ジョブの印刷時間を予測する。この、印刷時間予測部31による各印刷ジョブの印刷時間の予測処理の詳細を図9のフローチャートに示す。
まず、印刷時間予測部31は、ステップS201において、用紙サイズ、用紙種類、用紙坪量、片面/両面印刷の有無、後処理内容等の印刷時間を予測するために必要情報を印刷時間予測用のパラメータとして生成する。
そして、スケジュール管理サーバ10は、ステップS201において、生成したパラメータとともにプリンタ20に印刷時間の問い合わせを送信する。なお、スケジュール管理サーバ10は、実際にはプリンタ20のDFE70にこの問い合わせを送信する。
すると、プリンタ20のDFE70では、送信されてきたパラメータに基づいて印刷時間を予測して、その予測結果をスケジュール管理サーバ10に返信する。
そのため、スケジュール管理サーバ10では、ステップS203において、プリンタ20から印刷時間の予測結果を受信することになる。
このように各印刷ジョブの印刷予測時間を得た印刷時間予測部31は、各グループジョブ内のそれぞれの印刷ジョブの予測時間を合計して、各グループジョブの印刷時間を予測する。そして、ステップS103において、全てのグループジョブの印刷時間の予測が完了した場合、スケジュール生成部35は、ステップS104において、グループ単位での印刷スケジュールの生成を実行する。
そして、スケジュール生成部35は、ステップS105において、全ての印刷ジョブの印刷完了時刻が、予め設定された印刷期限を超えているか否かを判定する。
そして、全ての印刷ジョブの印刷完了時刻が予め設定された印刷期限を超えていない場合、スケジュール生成部35は、ステップS108において、全てのグループジョブのスケジューリングが完了している場合、ステップS109において、現在の印刷スケジュールを最終的なスケジュール結果として決定する。
なお、ステップS105において、いずれかの印刷ジョブの印刷完了時刻が印刷期限を超えていると判定した場合、スケジュール生成部35は、ステップS106において、グルーピングする印刷ジョブの組み合わせを変更する。
そして、スケジュール生成部35は、ステップS107において、グループジョブの再スケジューリングを行う。この最スケジューリング後、スケジュール生成部35は、ステップS105において、再度全ての印刷ジョブの印刷完了時刻が、予め設定された印刷期限を超えているか否かを判定する。そして、その判定結果に基づいて上記の処理を繰り返す。
次に、このスケジュール生成部35による再スケジューリングの動作について具体例を用いて説明する。
まず、グループジョブのスケジューリングが行われる前に図10に示すような印刷スケジュールが設定されているものとして説明する。この図10に示した印刷スケジュールでは、1号機~4号機の4つのプリンタ20に対する印刷予定を設定する場合について説明する。そして、この印刷スケジュールでは、既に印刷予定が設定されているとともに装置のメンテナンスのためにプリンタ20を稼働できない時間帯や、作業者の昼休みのためにいずれのプリンタ20も稼働できない時間帯等が設定されている。
さらに、ここでは全ての印刷ジョブの印刷処理を16:00までに完了しなければならないという印刷期限である納期が設定されているものとして説明する。
このような状態において、スケジュール生成部35が、図5に示したようなグループジョブA~Dを印刷スケジュール上において仮配置した場合の例を図11に示す。
図11の印刷スケジュールを参照すると、2号機のプリンタ20に対してグループジョブAを割り当てた場合、16:00という納期までにグループジョブAの印刷処理が完了しないことが分かる。
そのため、スケジュール生成部35は、例えば、図12に示すように、このグループジョブAを、グループジョブA-1、グループジョブA-2、グループジョブA-3という3つに分割する。
そして、スケジュール生成部35は、この3つに分割したグループジョブA-1~A-3を再スケジュールする。このような再スケジューリングの結果の一例を図13に示す。図13に示したスケジューリング結果例では、3つに分割されたグループジョブA-1~A-3が、それぞれ、2号機、3号機、4号機のプリンタ20に対して割り当てられてことにより、全ての印刷ジョブの印刷処理が納期までに完了するように設定されているのが分かる。
上記で説明した方法では、単にグループジョブAを3つの分割して再スケジューリングを行うものであった。
次に、印刷期限よりも前に印刷処理が完了しないグループジョブAに含まれる各印刷ジョブのうち優先度の高い印刷ジョブが同一のグループとなるようにグループジョブを分割して再スケジューリングを行う場合の動作について詳細に説明する。
このような再スケジューリングを行う際の動作について図14のフローチャートを参照して説明する。
この図14に示したフローチャートは、図8に示したフローチャートにおけるステップS106の処理に相当する処理を説明するものである。
まず、スケジュール生成部35は、ステップS301において、グループジョブ内の印刷ジョブを優先度が高い順に並び変える。
このようにして印刷ジョブを並び変える様子を図15に示す。図15では、グループジョブAを構成する4つの印刷ジョブA-1~A-4を優先度順に並び替える様子が示されている。
ここで、優先度としては、ページ数、印刷総面積、受付日時、印刷期限、後処理の有無及び種類等の様々な条件に基づいて設定することができ、1つのグループジョブとしてまとめたい条件を選択することにより、その条件に合致した印刷ジョブどうしは同一のグループジョブとして同一プリンタ20の同一時間帯において印刷される可能性が高くなる。
図15に示した例では、印刷ジョブA-3、A-2、A-1、A-4の順で優先度が高くなっている。
次に、スケジュール生成部35は、ステップS302において、印刷完了時刻が納期を超える時間よりも、最後尾の印刷ジョブの予測印刷時間が長いか否かを比較する。
そして、ステップ生成部305は、ステップS303において、最後尾の印刷ジョブの予測印刷時間の方が、印刷完了時刻が納期を超える時間よりも長いと判定した場合、ステップS304において、最後尾の印刷ジョブをそのグループジョブからはずして別のグループジョブとして処理を終了する。
つまり、最後尾の印刷ジョブを別のグループジョブとすることにより、元のグループジョブの印刷完了時刻が納期よりも前となる場合には、スケジュール生成部35は、その最後尾の印刷ジョブを元のグループジョブから外して処理を終了する。
そして、ステップS303において、最後尾の印刷ジョブの予測印刷時間の方が、印刷完了時刻が納期を超える時間よりも長くないと判定した場合、スケジュール生成部35は、ステップS305において、最後尾の印刷ジョブをグルーピング解除候補に追加する。
さらに、スケジュール生成部35は、グルーピング解除候補として未追加の印刷ジョブのうち並び順が最も低い印刷ジョブをグルーピング解除候補に追加する。
そして、ステップS307において、グループ内の全ての印刷ジョブをグルーピング解除候補に追加されてしまったと判定した場合、スケジュール生成部35は、ステップS311において、このグループジョブの印刷処理を納期よりも前に完了できない旨をユーザに通知して処理を終了する。
なお、ステップS307において、グループ内の全ての印刷ジョブがグルーピング解除候補に追加されていないと判定した場合、スケジュール生成部35は、ステップS308において、グルーピング解除候補の全印刷ジョブの予測印刷時間の合計値が、印刷完了時刻が納期を超える時間よりも長いか否かを比較する。
そして、ステップS309において、グルーピング解除候補の全印刷ジョブの予測印刷時間の合計値が、印刷完了時刻が納期を超える時間よりも長いと判定した場合、スケジュール生成部35は、ステップS310において、グルーピング解除候補の全ての印刷ジョブを元のグループジョブから外して別のグループジョブとして処理を終了する。
なお、ステップS309において、グルーピング解除候補の全印刷ジョブの予測印刷時間の合計値が、印刷完了時刻が納期を超える時間よりも長くないと判定した場合、スケジュール生成部35は、ステップS306~S308の処理を繰り返す。
このような処理が行われることにより、分割されたグループジョブAの再スケジューリングが行われる様子を図16~図19を参照して説明する。
まず、スケジュール生成部35は、図16に示すように、4つの印刷ジョブのうちの最も優先度が低い印刷ジョブA-4を元のグループジョブAから外してグルーピング解除候補とする。
しかし、図16では、印刷ジョブA-4をグループジョブAから外しただけではグループジョブAの印刷完了時刻が納期である16:00よりも前になっていない。
そのため、スケジュール生成部35は、図17に示すように、残った3つの印刷ジョブのうちの最も優先度が低い印刷ジョブA-1を元のグループジョブAから外してグルーピング解除候補に追加する。つまり、この段階では、印刷ジョブA-1、A-4という2つの印刷ジョブがグルーピング解除候補となっていることになる。
そして、図17では、印刷ジョブA-1、A-4をグループジョブAから外したことによりグループジョブAの印刷完了時刻が納期である16:00よりも前になっている。
そのため、スケジュール生成部35は、図18に示すように、残った2つの印刷ジョブA-3、A-2をグループジョブAとして、グルーピング解除候補とされていた2つの印刷ジョブA-1、A-4を別のグループジョブとして3号機のプリンタ20の空き時間帯に設定する。その結果、全ての印刷ジョブの印刷処理が印刷期限である納期よりも前に完了するような印刷スケジュールが生成される。
つまり、元々4つの印刷ジョブにより1つのグループジョブAが構成されていたものが、最終的には図19に示すように、印刷ジョブA-3、A-2から構成されたグループジョブと、印刷ジョブA-1、A-4から構成されたグループジョブというように、グループジョブの組み合わせが変更されることになる。
次に、グループジョブを構成する各印刷ジョブの予測印刷時間に応じてグルーピングする印刷ジョブの組み合わせを変更する場合について図20~図25を参照して説明する。
まず、グループジョブに含まれる複数の印刷ジョブのうち予測印刷時間が長い印刷ジョブが同一のグループとなるようにグループジョブを分割して再度スケジューリングを行う場合について図20~図22に示す。
この場合の動作は、図14に示したフローチャートにおいて、ステップS301の処理を、グループジョブ内の印刷ジョブを予測印刷時間が長い順に並び変える処理に置き換えることにより実現される。
つまり、スケジュール生成部35は、図20に示すように、グループジョブA内の4つの印刷ジョブA-1~A-4を予測印刷時間が長い順に並び替える。この図20に示した例では、印刷ジョブA-1、A-3、A-2、A-4の順で予測印刷時間が長くなっている。
そして、このように予測印刷時間が長い順で印刷ジョブの並び替えを行った後にグループジョブAの再スケジューリングを行った結果を図21に示す。
図21を参照すると、予測印刷時間が最も長い印刷ジョブA-1が元のグループジョブAとして残り、他の印刷ジョブA-3、A-2は別のグループジョブとなり、さらに印刷ジョブA-4についても別のグループジョブとなっているのが分かる。
つまり、予測印刷時間が長い順で印刷ジョブの並び替えを行って再スケジューリングを行った結果、最終的には図22に示すように、印刷ジョブA-1と、印刷ジョブA-3、A-2から構成されたグループジョブと、印刷ジョブA-4というように、グループジョブの組み合わせが変更されることになる。
このように予測印刷時間が長い印刷ジョブを優先して残し、予測印刷時間の短い印刷ジョブから先にグループジョブから外すことにより、印刷スケジュールの空き時間帯に、グループジョブから外した印刷ジョブを割り当てることができる可能性が高くなるため再スケジューリングを柔軟に実行することができるようになる。
つまり、予測印刷時間が長い印刷ジョブでは割り当てることができない空き時間帯に対しても、予測印刷時間が短い印刷ジョブであれば割り当てることができる場合もあり、再スケジューリングにより全ての印刷ジョブの印刷処理を印刷期限よりも前に完了することができる可能性が高くなる。
次に、グループジョブに含まれる複数の印刷ジョブのうち予測印刷時間が短い印刷ジョブが同一のグループとなるようにグループジョブを分割して再度スケジューリングを行う場合について図23~図25に示す。
この場合の動作は、図14に示したフローチャートにおいて、ステップS301の処理を、グループジョブ内の印刷ジョブを予測印刷時間が短い順に並び変える処理に置き換えることにより実現される。
つまり、スケジュール生成部35は、図23に示すように、グループジョブA内の4つの印刷ジョブA-1~A-4を予測印刷時間が短い順に並び替える。この図23に示した例では、印刷ジョブA-4、A-2、A-3、A-1の順で予測印刷時間が短くなっている。
そして、このように予測印刷時間が短い順で印刷ジョブの並び替えを行った後にグループジョブAの再スケジューリングを行った結果を図24に示す。
図24を参照すると、予測印刷時間が最も長い印刷ジョブA-1が元のグループジョブAから外れて別のグループジョブとなり、他の印刷ジョブA-4、A-2、A-3は元のグループジョブAに残っているのが分かる。
つまり、予測印刷時間が短い順で印刷ジョブの並び替えを行って再スケジューリングを行った結果、最終的には図25に示すように、印刷ジョブA-4、A-2、A-3から構成されたグループジョブAと、印刷ジョブA-1というように、グループジョブの組み合わせが変更されることになる。
このように予測印刷時間が短い印刷ジョブを優先して残し、予測印刷時間の長い印刷ジョブから先にグループジョブから外すことにより、再スケジューリングの際に元のグループジョブから外す印刷ジョブの数を少なくすることができ、なるべく多くの印刷ジョブが元のグループジョブに残ることになり、用紙替えの手間等の処理が削減されることになる。
また、再スケジューリングの際に元のグループジョブから外す印刷ジョブの数が少なくなることにより、再スケジューリングの際の処理負担も削減されることになる。
上記各実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス等)を含むものである。
また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
10 スケジュール管理サーバ
11 CPU
12 メモリ
13 記憶装置
14 通信インタフェース
15 ユーザインタフェース装置
16 制御バス
20、20A、20B プリンタ
30 ネットワーク
31 印刷時間予測部
32 グループ印刷ジョブ生成部
33 UI制御部
34 データ送受信部
35 スケジュール生成部
36 スケジュールデータ記憶部
37 印刷制御部
50 端末装置
60 印刷ジョブ
70 DFE

Claims (7)

  1. メモリとプロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    少なくとも一部の印刷属性が共通する複数の印刷指示をまとめたグループ印刷指示を生成し、前記グループ印刷指示に含まれる複数の印刷指示のそれぞれの印刷時間を予測して、予測した印刷時間の合計値に基づいて前記グループ印刷指示の印刷に要する時間を予測し、前記グループ印刷指示を実行する印刷装置と印刷を実行する時間帯を決定するスケジューリングを行い、
    スケジューリングをした結果、設定された印刷期限までに印刷処理を完了できない印刷指示が発生する場合には、グループ印刷指示としてまとめられた印刷指示に基づく印刷処理が印刷期限までに完了するように前記グループ印刷指示を分割して再度スケジューリングを行う
    印刷制御装置。
  2. 前記プロセッサは、再度スケジューリングを行う際に、前記グループ印刷指示に含まれる複数の印刷指示のうち優先度の高い印刷指示が同一のグループとなるように前記グループ印刷指示を分割して再度スケジューリングを行う請求項1記載の印刷制御装置。
  3. 前記プロセッサは、ページ数、印刷総面積、受付日時、印刷期限、後処理の有無及び種類のうちのいずれか1つの条件または複数の条件に基づいて、前記グループ印刷指示に含まれる複数の印刷指示の優先度を決定する請求項2記載の印刷制御装置。
  4. 前記プロセッサは、再度スケジューリングを行う際に、前記グループ印刷指示に含まれる複数の印刷指示のうち予測した印刷時間が短い印刷指示が同一のグループとなるように前記グループ印刷指示を分割して再度スケジューリングを行う請求項1記載の印刷制御装置。
  5. 前記プロセッサは、再度スケジューリングを行う際に、前記グループ印刷指示に含まれる複数の印刷指示のうち予測した印刷時間が長い印刷指示が同一のグループとなるように前記グループ印刷指示を分割して再度スケジューリングを行う請求項1記載の印刷制御装置。
  6. 前記プロセッサは、各印刷指示において設定されている印刷内容に関する情報を印刷予定の印刷装置に送信し、当該印刷装置から返信されてきた予測結果に基づいて、各印刷指示の印刷時間をそれぞれ予測する請求項1から5のいずれか記載の印刷制御装置。
  7. 少なくとも一部の印刷属性が共通する複数の印刷指示をまとめたグループ印刷指示を生成するステップと、
    前記グループ印刷指示に含まれる複数の印刷指示のそれぞれの印刷時間を予測して、予測した印刷時間の合計値に基づいて前記グループ印刷指示の印刷に要する時間を予測し、前記グループ印刷指示を実行する印刷装置と印刷を実行する時間帯を決定するスケジューリングを行うステップと、
    スケジューリングをした結果、設定された印刷期限までに印刷処理を完了できない印刷指示が発生する場合には、グループ印刷指示としてまとめられた印刷指示に基づく印刷処理が印刷期限までに完了するように前記グループ印刷指示を分割して再度スケジューリングを行うステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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