JP2002063003A - 印刷制御装置、印刷制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002063003A
JP2002063003A JP2000248151A JP2000248151A JP2002063003A JP 2002063003 A JP2002063003 A JP 2002063003A JP 2000248151 A JP2000248151 A JP 2000248151A JP 2000248151 A JP2000248151 A JP 2000248151A JP 2002063003 A JP2002063003 A JP 2002063003A
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Takehiko Morita
岳彦 森田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の印刷ジョブのスケジュールを変更しな
いで新たな印刷ジョブを追加することができ、かつすべ
ての印刷ジョブをそれぞれの期限までに処理できるよう
にすること。 【解決手段】 ネットワークにより接続されたプリンタ
を制御して印刷ジョブを処理させる印刷制御装置におい
て、ジョブの印刷時間を算出する印刷時間算出部130
5aと、ジョブの印刷期限を算出する印刷期限算出部1
305bと、現在〜上記印刷期限の期間から上記印刷時
間以上の空き時間を検索する空き時間検索部1305c
と、検索された空き時間の範囲内でジョブの開始/終了
予定日時を決定する印刷日時決定部1305dと、十分
な空き時間が検索できなかった場合にジョブを分割する
印刷ジョブ分割部1305eと、日ごとの印刷時間の合
計にばらつきがあった場合にそれを平均化する印刷時間
平滑化部1305fと、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークに
より接続されたプリンタを制御して印刷ジョブを処理さ
せる印刷制御装置、印刷制御方法およびその方法をコン
ピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】顧客(主として企業)からの委託を受け
て、指定された文書を指定された部数だけ印刷し、かつ
指定された方法で製本して納入する、一般に「コピーサ
ービス」「プリンティングサービス」などと呼ばれるサ
ービスが従来から存在している。
【0003】印刷の依頼は、顧客から上記サービスを提
供する業者に対して、紙媒体あるいは電子媒体(FD、
MO、CD−ROMなど)に記録した原稿と、当該原稿
の印刷部数や製本方法、納品期日などを記載した印刷指
示書とを郵送することによりおこなう(新規入稿)。
【0004】あるいは、以前にも印刷を依頼したことの
ある原稿について再度印刷を依頼するときは、電話によ
り業者側に保管されている原稿を指定して、印刷部数な
どを指示するのであってもよい(リピート入稿)。
【0005】業者側では、不特定多数の顧客から受け付
けたそれぞれの依頼について、印刷枚数や納品期日、あ
るいは業者側の人的・物的資源の制限などに配慮しつ
つ、もっぱら担当者の勘や経験によって、その処理順序
あるいは処理時期を決定している。
【0006】そして、この予定にしたがって、指定され
た原稿をコピー機により複写したり(紙入稿の場合)、
パーソナルコンピュータに接続されたプリンタにより印
刷したりして(電子入稿の場合)、最終的に確認・丁合
し顧客に納品する。
【0007】上記に対して、インターネットまたはイン
トラネットを介してオンラインで印刷を発注/受注する
とともに、プリントサーバーと当該サーバーに接続され
た各種のプリンタとにより、自動的にそのプリントアウ
トをおこなう印刷システムも実用化されている。
【0008】たとえば、業者側が米国IKON社の「I
KON Director Plus」を導入していれ
ば、顧客は自社のパーソナルコンピュータから業者の提
供するホームページにアクセスし、印刷依頼用のフォー
ム(ジョブチケット)に印刷部数などの必要事項を記入
して、印刷を依頼する文書のデータとともに送信するこ
とで、当該文書の印刷を発注することができる。
【0009】業者側のプリントサーバーは、顧客から受
注した印刷依頼をプリンタの解釈できる印刷ジョブの形
式に変換して、複数のプリンタのうちいずれかのプリン
タの印刷待ちジョブ列に追加する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、新たに投入
されたジョブは、通常は印刷待ちジョブ列の最後尾に追
加される。ただし、それが緊急の(優先順位が高い、と
いってもよい)ジョブであった場合には、ジョブ列の先
頭に挿入されることがある。すなわち、後から投入され
たジョブが、印刷待ちの他のジョブを追い越して優先的
に処理される場合がある。
【0011】この場合、緊急ジョブの割り込みによって
印刷待ちの他のジョブが一様に(たとえば、すべてのジ
ョブが1時間ずつ)繰り下げられるため、印刷に続く製
本作業や発送作業も順に遅れることになり、しばしば時
間外営業(残業)の原因となってしまう。
【0012】また、割り込みによって遅延させられたジ
ョブの中から、二次的に納期に間に合わなくなるものが
出てくる可能性がある。しかし、これについて従来技術
では何の対策もとられていないため、割り込みによって
期限に遅れるジョブが発生しないかどうかのチェック
は、もっぱら人手によっておこなうしかないという問題
点があった。
【0013】さらに、二次的に期限に遅れるジョブが発
生した場合、当該ジョブを三次的な期限遅れの原因とな
らないよう配慮しつつ、他の印刷待ちジョブの前に割り
込ませる作業(割り込みにともなう印刷スケジュールの
調整)も、もっぱら人手によって試行錯誤しながらおこ
なわなければならいという問題点があった。
【0014】すなわち、多数の顧客からの印刷依頼を処
理する業務用の印刷システムにおいては、可能な限り時
間外の営業を避けて経費を削減するとともに、指定され
た納品期日に確実に間に合うように印刷を完了しなけれ
ばならないにもかかわらず、上記従来技術においては、
ジョブの割り込みにともなうスケジュール全体の変更が
大きいため、残業の発生や期限遅れの発生を回避するた
めの作業がしばしば煩雑・困難になってしまうという問
題点があった。
【0015】この発明は、上述した従来技術による問題
点を解消するため、既存の印刷ジョブのスケジュールを
変更しないで新たな印刷ジョブを追加することができ、
かつすべての印刷ジョブをそれぞれの期限までに処理す
ることが可能な印刷制御装置、印刷制御方法およびその
方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかる印
刷制御装置は、ネットワークにより接続されたプリンタ
を制御して印刷ジョブを処理させる印刷制御装置におい
て、前記印刷ジョブの処理に要する印刷時間を算出する
印刷時間算出手段と、前記印刷ジョブを処理すべき印刷
期限を算出する印刷期限算出手段と、現在日時から前記
印刷期限算出手段により算出された印刷期限までの期間
において、前記印刷時間算出手段により算出された印刷
時間と同じかそれより長い空き時間を検索する空き時間
検索手段と、前記空き時間検索手段により検索された空
き時間の範囲内で前記印刷ジョブの開始予定日時および
終了予定日時を決定する印刷日時決定手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0017】この請求項1に記載の発明によれば、新た
に投入されたジョブの開始予定日時および終了予定日時
は、当該ジョブの印刷期限より前であってかつ他のジョ
ブが予定されていない空き時間の範囲内で決定すること
ができる。
【0018】また、請求項2に記載の発明にかかる印刷
制御装置は、請求項1に記載の発明において、前記印刷
期限算出手段により前記印刷ジョブを処理すべき印刷期
限が算出できなかった場合に、前記空き時間検索手段
が、前記印刷時間算出手段により算出された印刷時間と
同じかそれより長い空き時間のうち最も早く到来するも
のを検索することを特徴とする。
【0019】この請求項2に記載の発明によれば、新た
に投入されたジョブの開始予定日時および終了予定日時
は、最も早く到来する空き時間の範囲内で決定すること
ができる。
【0020】また、請求項3に記載の発明にかかる印刷
制御装置は、請求項1または2に記載の発明において、
さらに、前記印刷時間算出手段により算出された印刷時
間と同じかそれより長い空き時間が前記空き時間検索手
段により検索できなかった場合に、前記印刷ジョブを分
割する印刷ジョブ分割手段を備えたことを特徴とする。
【0021】この請求項3に記載の発明によれば、まと
まった空き時間がない場合は新たに投入されたジョブが
分割されるとともに、分割後のジョブのそれぞれの開始
予定日時および終了予定日時が、分割前のジョブの印刷
期限の前であってかつ他のジョブが予定されていない空
き時間の範囲内で決定することができる。
【0022】また、請求項4に記載の発明にかかる印刷
制御装置は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明
において、さらに、前記印刷時間算出手段により算出さ
れた印刷時間を日ごとに合計した時間にばらつきがあっ
た場合に、いずれかの日に予定されている印刷ジョブと
それとは別の日に予定されている印刷ジョブとを入れ替
える印刷時間平滑化手段を備えたことを特徴とする。
【0023】この請求項4に記載の発明によれば、一日
ごとにに予定されているジョブの分量が、日によって大
きく異なることがないように、ジョブの分量を平均化す
ることができる。
【0024】また、請求項5に記載の発明にかかる印刷
制御装置は、ネットワークにより接続された少なくとも
一つのプライマリプリンタおよび少なくとも一つのセカ
ンダリプリンタを制御して印刷ジョブを処理させる印刷
制御装置において、前記印刷ジョブの処理に要する印刷
時間を算出する印刷時間算出手段と、前記印刷ジョブを
処理すべき印刷期限を算出する印刷期限算出手段と、前
記印刷期限算出手段により前記印刷ジョブを処理すべき
印刷期限が算出できなかった場合に、前記印刷時間算出
手段により算出された印刷時間と同じかそれより長い空
き時間のうち最も早く到来するものを前記セカンダリプ
リンタの空き時間から検索する空き時間検索手段と、前
記空き時間検索手段により検索された空き時間の範囲内
で前記印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時を
決定する印刷日時決定手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0025】この請求項5に記載の発明によれば、プラ
イマリプリンタで他のジョブが終了するのを待っていら
れないジョブの開始予定日時および終了予定日時は、セ
カンダリプリンタの最も早く到来する空き時間の範囲内
において決定することができる。
【0026】また、請求項6に記載の発明にかかる印刷
制御方法は、ネットワークにより接続されたプリンタを
制御して印刷ジョブを処理させる印刷制御方法におい
て、前記印刷ジョブの処理に要する印刷時間を算出する
印刷時間算出工程と、前記印刷ジョブを処理すべき印刷
期限を算出する印刷期限算出工程と、現在日時から前記
印刷期限算出工程で算出された印刷期限までの期間にお
いて、前記印刷時間算出工程で算出された印刷時間と同
じかそれより長い空き時間を検索する空き時間検索工程
と、前記空き時間検索工程で検索された空き時間の範囲
内で前記印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時
を決定する印刷日時決定工程と、を含んだことを特徴と
する。
【0027】この請求項6に記載の発明によれば、新た
に投入されたジョブの開始予定日時および終了予定日時
は、当該ジョブの印刷期限より前であってかつ他のジョ
ブが予定されていない空き時間の範囲内において決定す
ることができる。
【0028】また、請求項7に記載の発明にかかる印刷
制御方法は、請求項6に記載の発明において、前記印刷
期限算出工程で前記印刷ジョブを処理すべき印刷期限が
算出できなかった場合に、前記空き時間検索工程で、前
記印刷時間算出工程で算出された印刷時間と同じかそれ
より長い空き時間のうち最も早く到来するものを検索す
ることを特徴とする。
【0029】この請求項7に記載の発明によれば、新た
に投入されたジョブの開始予定日時および終了予定日時
は、最も早く到来する空き時間の範囲内において決定す
ることができる。
【0030】また、請求項8に記載の発明にかかる印刷
制御方法は、請求項6または7に記載の発明において、
さらに、前記印刷時間算出工程で算出された印刷時間と
同じかそれより長い空き時間が前記空き時間検索工程で
検索できなかった場合に、前記印刷ジョブを分割する印
刷ジョブ分割工程を含んだことを特徴とする。
【0031】この請求項8に記載の発明によれば、まと
まった空き時間がない場合は新たに投入されたジョブが
分割される。それとともに、分割後のジョブのそれぞれ
の開始予定日時および終了予定日時が、分割前のジョブ
の印刷期限の前であってかつ他のジョブが予定されてい
ない空き時間の範囲内において決定することができる。
【0032】また、請求項9に記載の発明にかかる印刷
制御方法は、請求項6〜8のいずれか一つに記載の発明
において、さらに、前記印刷時間算出工程で算出された
印刷時間を日ごとに合計した時間にばらつきがあった場
合に、いずれかの日に予定されている印刷ジョブとそれ
とは別の日に予定されている印刷ジョブとを入れ替える
印刷時間平滑化工程を含んだことを特徴とする。
【0033】この請求項9に記載の発明によれば、一日
に予定されているジョブの分量が、日によって大きく異
なることがないように、ジョブの分量を平均化すること
ができる。
【0034】また、請求項10に記載の発明にかかる印
刷制御方法は、ネットワークにより接続された少なくと
も一つのプライマリプリンタおよび少なくとも一つのセ
カンダリプリンタを制御して印刷ジョブを処理させる印
刷制御方法において、前記印刷ジョブの処理に要する印
刷時間を算出する印刷時間算出工程と、前記印刷ジョブ
を処理すべき印刷期限を算出する印刷期限算出工程と、
前記印刷期限算出工程で前記印刷ジョブを処理すべき印
刷期限が算出できなかった場合に、前記印刷時間算出工
程で算出された印刷時間と同じかそれより長い空き時間
のうち最も早く到来するものを前記セカンダリプリンタ
の空き時間から検索する空き時間検索工程と、前記空き
時間検索工程で検索された空き時間の範囲内で前記印刷
ジョブの開始予定日時および終了予定日時を決定する印
刷日時決定工程と、を含んだことを特徴とする。
【0035】この請求項10に記載の発明によれば、プ
ライマリプリンタで他のジョブが終了するのを待ってい
られないジョブの開始予定日時および終了予定日時は、
セカンダリプリンタの最も早く到来する空き時間の範囲
内において決定することができる。
【0036】また、請求項11に記載の発明にかかる記
録媒体は、前記請求項6〜10のいずれか一つに記載さ
れた方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録
したことで、当該プログラムをコンピュータで読み取る
ことが可能となり、これによって、請求項6〜10のい
ずれか一つに記載された方法をコンピュータによって実
施することが可能となる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる印刷制御装置、印刷制御方法およびその方
法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態
を詳細に説明する。
【0038】(実施の形態1)まず、この発明の実施の
形態による印刷制御装置を含む、印刷システム全体の構
成について説明する。図1は、実施の形態1による印刷
制御装置を含む印刷システムのシステム構成を示す説明
図である。
【0039】図1において、101はユーザークライア
ントであり、顧客が業者に対して印刷業務を委託するた
めに使用するコンピュータである。このコンピュータか
らWebブラウザを起動して、後述するWWWサーバー
104上の印刷依頼用ホームページにアクセスすること
により、印刷対象文書とその印刷条件(ジョブチケッ
ト)とを送信することができる。
【0040】図2は、ユーザークライアント101の画
面に表示される印刷依頼用ホームページの一例を示す説
明図である。このフォーム(ジョブチケット)に配布先
情報(納品先の会社名や所在地など)、出力情報(印刷
部数や製本方法、納品期日など)、文書保管情報(印刷
終了後の文書を後述するLIFISA文書管理サーバー
106に保存するか否か)などを入力する。
【0041】そして、OKボタンをマウスクリックする
と、印刷する文書を指定するためのダイアログが表示さ
れるので、対象文書のフルパスなどを入力する。そし
て、再度OKすると、記入済みのジョブチケットと印刷
対象文書のデータとがWWWサーバー104に送信され
る。
【0042】なお、ユーザークライアント101は、W
WWサーバー104上のLIFISA用ホームページを
介して、後述するLIFISA文書管理サーバー106
から、以前印刷を依頼したことのある文書やその際のジ
ョブチケットを検索することができる。前と同じ原稿を
同じ条件で再度印刷依頼する場合には、このようにして
検索したジョブチケットの番号を指定するのみで、簡易
に印刷の発注をおこなうことができる。
【0043】図1において、「FSX−DX」とは印刷
システム全体の製品名である。FSX−DXは以下に説
明する受付用クライアント102、管理クライアント1
03、WWWサーバー104、プリントサーバー10
5、LIFISA文書管理サーバー106および複数の
プリンタ107により構成される。これらのコンピュー
タおよびプリンタはイントラネットによって接続され
る。
【0044】なお、実際のシステムでは、ユーザークラ
イアント101をインターネットを介して接続するた
め、セキュリティ確保の目的でFSX−DXにファイア
ーウォールを組み込む必要がある。また、LIFISA
文書管理サーバー106について、公開用および非公開
用の2つのサーバーを設ける必要がある。しかし、これ
らは本発明の中心的な内容ではないため、説明の便宜上
いずれも図示を省略している。
【0045】102は受付用クライアントであり、コン
ピュータやネットワークなどの施設を有さない顧客に代
わって、当該顧客からの電話や郵便による依頼を受け付
けた業者側の担当者が、印刷対象文書やジョブチケット
を入力するために使用するコンピュータである。機能的
にはユーザークライアント101の内容と同一である。
【0046】103は管理クライアントであり、顧客か
ら依頼された印刷業務を管理するために業者側の担当者
が使用するコンピュータである。WebブラウザからW
WWサーバー104上の印刷管理用ホームページにアク
セスすることで、印刷する文書やジョブチケットを登録
/検索/削除/管理することができる。
【0047】104はWWWサーバーであり、印刷依頼
用ホームページ、印刷管理用ホームページ、LIFIS
A用ホームページの3種類のホームページ、およびそれ
ぞれのWebアプリケーションを提供するためのコンピ
ュータである。
【0048】また、WWWサーバー104は、ユーザー
クライアント101や受付用クライアント102からの
印刷依頼を受け付けると、後述するプリントサーバー1
05に対してその要求を転送する。
【0049】105はプリントサーバーであり、後述の
ようにユーザークライアント101や受付用クライアン
ト102から投入された印刷ジョブのスケジューリング
をおこなうとともに、後述するプリンタ107を制御し
て実際の印刷をおこなわせる。
【0050】また、プリントサーバー105は、印刷ス
ケジュールの詳細やプリンタの稼働状況等をグラフィカ
ルに画面表示することができる。なお、この表示機能
を、受付用クライアント102や管理クライアント10
3にも具備させるようにしてもよい。
【0051】106はLIFISA文書管理サーバーで
あり、印刷対象文書やジョブチケットを蓄積・管理する
ためのコンピュータである。上述のように、WWWサー
バー104のLIFISA用ホームページを介して、こ
のLIFISA文書管理サーバー106から所望の文書
やジョブチケットを検索することができる。なお、「L
IFISA」とは製品名である。
【0052】なお、受付用クライアント102、管理ク
ライアント103、WWWサーバー104、プリントサ
ーバー105およびLIFISA文書管理サーバー10
6は、必ずしも別個のコンピュータでなくともよく、た
とえば一台のコンピュータが上記すべての機能を兼ね備
えるようにしてもよい。
【0053】107はプリンタであり、プリントサーバ
ー105の制御にしたがって、PostScriptな
どのPDL(ページ記述言語)により記述された印刷対
象文書からその紙面イメージを作成するとともに、イメ
ージ化した文書を指定された条件にしたがって所定の用
紙上に印刷する。
【0054】つぎに、この発明の実施の形態による印刷
制御装置(具体的にはプリントサーバー105)のハー
ドウエア構成について説明する。図3は、実施の形態1
によるプリントサーバー105のハードウエア構成を示
す説明図である。
【0055】図3において、301は、システム全体を
制御するCPUを、302は、基本入出力プログラムを
記憶したROMを、303は、CPU301のワークエ
リアとして使用されるRAMを、それぞれ示している。
【0056】また、304は、CPU301の制御にし
たがってHD(ハードディスク)305に対するデータ
のリード/ライトを制御するHDD(ハードディスクド
ライブ)を、305は、HDD304の制御にしたがっ
て書き込まれたデータを記憶するHDを、それぞれ示し
ている。
【0057】また、306は、CPU301の制御にし
たがってFD(フロッピー(登録商標)ディスク)30
7に対するデータのリード/ライトを制御するFDD
(フロッピーディスクドライブ)を、307は、FDD
306の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶す
る着脱自在のFDを、それぞれ示している。
【0058】また、308は、カーソル、メニュー、ウ
ィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データを表示
するディスプレイを、309は、通信回線310を介し
てLANなどのネットワークNETに接続され、そのネ
ットワークNETとCPU301とのインターフェース
として機能するネットワークボードを、それぞれ示して
いる。
【0059】また、311は、文字、数値、各種指示な
どの入力のための複数のキーを備えたキーボードを、3
12は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カー
ソルの移動などをおこなうマウスを、それぞれ示してい
る。
【0060】また、313は、着脱可能な記録媒体であ
るCD−ROMを、314は、CD−ROM313に対
するデータのリードを制御するCD−ROMドライブ
を、300は、上記各部を接続するためのバスまたはケ
ーブルを、それぞれ示している。
【0061】つぎに、この発明の実施の形態による印刷
制御装置(プリントサーバー105)の機能的構成につ
いて説明する。図4は、実施の形態1によるプリントサ
ーバー105の構成を機能的に示す説明図である。な
お、同図では本発明を説明するために必要な最低限の機
能部のみを示し、その他の部分はその記載を省略してい
る。
【0062】図4において、401は、WWWサーバー
104との通信を制御するWebインターフェース部で
あり、ユーザークライアント101等からWWWサーバ
ー104を介して転送されてきた、印刷依頼(印刷ジョ
ブの登録)をはじめとする種々の要求を受信する。
【0063】受信する要求には印刷ジョブの登録以外に
も、すでに登録した印刷ジョブの詳細確認や状態確認、
過去に登録した印刷ジョブの一覧表示等があるので、W
ebインターフェース部401は、まず入力した要求が
いずれの要求であるかを判別する。
【0064】そして、入力した要求が印刷ジョブの登録
である場合に、当該要求に対してジョブID(識別番
号)を付与し、その印刷対象文書およびジョブチケット
とあわせて、後述するLIFISAインターフェース部
402を介してLIFISA文書管理サーバー106へ
出力する。
【0065】また、入力したジョブチケットから、後述
する印刷ジョブテーブル403aまたは印刷スケジュー
ルテーブル403bに登録する項目、たとえば印刷部
数、用紙サイズ等を抽出して、ジョブIDとともに後述
するデータベース管理部403に出力する。さらに、後
述するスケジューリング部405に対して、当該ジョブ
のスケジューリングをおこなうよう依頼する。
【0066】402は、LIFISA文書管理サーバー
106との通信を制御するLIFISAインターフェー
ス部であり、Webインターフェース部401から入力
した印刷対象文書およびジョブチケットの登録依頼を、
LIFISA文書管理サーバー106に対して送信す
る。あるいは、すでに登録されている文書等の検索依頼
を送信して、その検索結果を受信する。
【0067】403は、データベース管理部であり、W
ebインターフェース部401から入力した印刷ジョブ
の登録依頼を受けて、そのジョブIDやジョブチケット
から抽出された必要事項等を、後述する印刷ジョブテー
ブル403aおよび印刷スケジュールテーブル403b
に登録する。
【0068】また、後述するスケジューリング部405
からの依頼を受けて、指定されたプリンタで指定された
期間に予定されているジョブを印刷スケジュールテーブ
ル403bから検索する。さらに、スケジューリング部
405により決定された新規ジョブの開始予定日時や終
了予定日時、当該ジョブを処理するプリンタの名称、あ
るいはプリンタインターフェース部404から通知され
た各ジョブのステータス(状態)等を、印刷スケジュー
ルテーブル403bに書き込む。
【0069】印刷ジョブテーブル403aは、Webイ
ンターフェース部401から入力した印刷ジョブの内容
の詳細を保持するためのテーブルである。
【0070】図5は、印刷ジョブテーブル403aの項
目の一例を示す説明図である。このように、印刷ジョブ
テーブル403aには、ジョブID(同図では「JI
D」)と対応づけて印刷部数(同「NUM」)、用紙サ
イズ(同「SIZE」)、配布日(同「SDAT
E」)、印刷対象文書のID(同「DOCID」)等が
登録される。
【0071】また、印刷スケジュールテーブル403b
は、印刷ジョブテーブル403aに登録されたそれぞれ
のジョブの印刷スケジュールや現時点でのステータスを
保持するためのテーブルである。
【0072】図6は、印刷スケジュールテーブル403
bの項目の一例を示す説明図である。このように、印刷
スケジュールテーブル403bには、ジョブID(同図
では「JID」)と対応づけてその開始予定日時(同
「STT」)、終了予定日時(同「END」)、当該ジ
ョブを処理するプリンタの名称(同「PRNT」)、現
時点でのステータス(同「KFLG」)等が登録され
る。
【0073】なお、印刷スケジュールテーブル403b
に登録されたそれぞれのジョブの間には、印刷期限(印
刷期限については後述)に余裕のある限り、印刷をおこ
なわない空き時間が設けられている。
【0074】たとえば、印刷時間(印刷にこれだけかか
ると予測される時間。後述)が1時間で印刷期限が8月
11日10時までのジョブXと、所要2時間で同日14
時期限のジョブYは、図8に示すように、それぞれ8月
11日9時〜10時、同日12時〜14時にスケジュー
ルされている。
【0075】すなわち、たとえば図7に示すように、ジ
ョブXを8月11日9時〜10時、ジョブYをその直後
の10時〜12時にスケジューリングし、9時〜12時
の3時間で連続してジョブXおよびジョブYを処理する
こともできるが、本実施の形態ではあえてジョブを詰め
込まず、10時から12時までの2時間の空き時間を設
けるようにしている。
【0076】なお、2時間もの空き時間はかえって非効
率であったり、あるいはこれらのジョブのほかに、所要
3時間で同日16時期限のジョブZがあったりする場合
には、たとえば図9に示すように、ジョブYを11時か
ら13時までの間に印刷するようにして、空き時間を1
0時から11時までの1時間とするようにしてもよい。
【0077】なお、図7〜図9には一つのプリンタの一
日分のスケジュールのみを示したが、印刷スケジュール
テーブル403bには、複数のプリンタの複数日分のス
ケジュールが保持されている。
【0078】より正確には、各ジョブについてその開始
/終了予定日時と当該ジョブを処理するプリンタの名称
とが保持されているので、たとえば開始/終了予定日時
が8月11日〜15日の範囲にあり、処理プリンタがプ
リンタ1またはプリンタ2であるジョブを上記テーブル
から検索することで、複数のプリンタ(ここではプリン
タ1および2)の複数日分(8月11日〜15日の5日
分)のスケジュールを把握することができる。
【0079】404は、プリンタ107との通信を制御
するプリンタインターフェース部であり、一定の間隔で
データベース管理部403に対して、印刷スケジュール
テーブル403bに印刷日時の到来したジョブ(具体的
には、その開始予定日時が現在日時以降の所定の期間内
にあるジョブ)があれば、当該ジョブの詳細を印刷ジョ
ブテーブル403aから取得して転送するよう依頼す
る。
【0080】そして、入力したジョブ詳細の中から印刷
対象文書のID(これは上述のように、印刷ジョブテー
ブル403aの「DOCID」の項目に格納されてい
る)を取得し、ついでLIFISAインターフェース部
402を介して、当該IDで特定される文書のデータを
取得する。
【0081】そして、印刷スケジュールテーブル403
bで指定されたプリンタ107に対して、印刷対象文書
のデータや印刷部数等の必要事項を送信して、上記ジョ
ブを処理させる。
【0082】また、プリンタインターフェース部404
は、プリンタ107から一定の間隔で送信されてくるそ
のステータス(ジョブX印刷中、ジョブY停止中、アイ
ドル状態、SC発生等)を受信する。
【0083】そして、各プリンタのステータスから各ジ
ョブのステータスを割り出し、データベース管理部40
3に依頼して、状態の変化したジョブについて、印刷ス
ケジュールテーブル403bの「KFLG」の値を書き
換えさせる。
【0084】たとえば、新たに開始したジョブについて
は、当該ジョブの「KFLG」を印刷待機中を示す値
(具体的には「01」)から印刷中を示す値(同「0
2」)に、終了したジョブについては、当該ジョブの
「KFLG」を印刷中を示す値(具体的には「02」)
から印刷完了を示す値(同「05」)に、それぞれ書き
換える。
【0085】405は、スケジューリング部であり、印
刷時間算出部405aと、印刷期限算出部405bと、
空き時間検索部405cと、印刷日時決定部405dと
を含む構成である。
【0086】印刷時間算出部405aは、指定されたジ
ョブの印刷時間(指定された文書を指定された部数だけ
印刷するのにかかる時間)を下記計算式をもちいて算出
する。
【0087】印刷時間(min)=60(min)×印
刷部数×印刷ページ数/プリンタの印刷速度(cpm)
【0088】なお、上記計算式にもとづく予測は一例で
あって、これ以外の方法によって印刷時間を求めるよう
にしてもよい。そして、印刷時間算出部405aは、上
記のようにして算出した印刷時間を後述する空き時間検
索部405cに対して通知する。
【0089】また、印刷期限算出部405bは、指定さ
れたジョブの印刷期限を印刷ジョブテーブル403aに
保持されているその配布日(「SDATE」)から算出
する。印刷期限は、配布日より前であってかつ現在日時
より後である任意の日時、たとえば当該配布日の3日前
の終業時刻とする。なお、印刷ページ数や印刷部数の大
小によって、印刷期限と配布日との間隔を広くしたり狭
くしたりするようにしてもよい。
【0090】そして、印刷期限算出部405bは、上記
のようにして算出した印刷期限を後述する空き時間検索
部405cに対して通知する。
【0091】ただし、図2に示すフォームの「スケジュ
ーリング」の項目で、「日付指定」でなく「至急」が選
択された場合には、配布日は入力されず、したがって印
刷ジョブテーブル403aの「SDATE」は空白のま
まとなる。この場合、印刷期限算出部405bは、印刷
期限を算出することができない旨を後述する空き時間検
索部405cに対して通知する。
【0092】空き時間検索部405cは、印刷期限算出
部405bから印刷期限が通知された場合(すなわち日
付指定のジョブの場合)には、当該期限および印刷時間
算出部405aから通知された印刷時間を参照して、印
刷スケジュールテーブル403bの中から当該印刷ジョ
ブを処理するのに十分な空き時間を検索する。
【0093】具体的には、たとえば開始予定日時の早い
もの順にジョブがソートされた印刷スケジュールテーブ
ル403b内を、上記印刷期限から現在日時まで順次さ
かのぼって、空き時間が見つかるごとに当該空き時間と
上記印刷時間との大小を比較するようにすればよい。
【0094】そして、見つかった空き時間が印刷時間と
同じかそれよりも長ければ(すなわち、当該印刷ジョブ
を処理するのに十分な空き時間が見つかった場合は)、
当該空き時間を後述する印刷日時決定部405dに対し
て通知する。なお、どのプリンタにも十分な空き時間が
見つからなかった場合は、その旨のエラーメッセージを
表示画面に表示する。
【0095】また、印刷期限算出部405bから印刷期
限を算出することができない旨が通知された場合(すな
わち至急のジョブの場合)は、空き時間検索部405c
は、上記のように印刷期限から逆方向にではなく、現在
日時から順方向に空き時間を検索して、最初に見つかっ
た印刷時間以上の空き時間を後述する印刷日時決定部4
05dに対して通知する。
【0096】印刷日時決定部405dは、空き時間検索
部405cから通知された空き時間の範囲内で、ジョブ
の開始予定日時と終了予定日時(=開始予定日時+印刷
時間)とを決定する。そして、データベース管理部40
3に対して、印刷スケジュールテーブル403bにこれ
らの日時を登録するよう依頼する。
【0097】なお、Webインターフェース部401、
LIFISAインターフェース部402、データベース
管理部403、プリンタインターフェース部404およ
びスケジューリング部405は、それぞれROM30
2、RAM303またはハードディスク305、フロッ
ピーディスク307等の記録媒体に記録されたプログラ
ムに記載された命令にしたがってCPU301等が命令
処理を実行することにより、各部の機能を実現するもの
である。
【0098】つぎに、本発明の実施の形態による印刷制
御装置(プリントサーバー105)のスケジューリング
処理について説明する。図10は、実施の形態1による
プリントサーバー105のスケジューリング処理の手順
を示すフローチャートである。
【0099】ステップS1001で、Webインターフ
ェース部401において、WWWサーバー104から入
力した要求が印刷ジョブの登録であるかどうかを判定す
る。そして、印刷ジョブの登録要求であるときは(ステ
ップS1001:Yes)、ステップS1002に移行
し、印刷ジョブの登録要求でないときは(ステップS1
001:No)、本フローチャートによる処理を終了す
る。
【0100】ステップS1002で、Webインターフ
ェース部401はデータベース管理部403に対して、
印刷ジョブテーブル403aおよび印刷スケジュールテ
ーブル403bに上記ジョブを登録するよう依頼する。
これを受けてデータベース管理部403は、Webイン
ターフェース部401から入力した必要事項を上記各テ
ーブルに登録する。
【0101】ステップS1003で、印刷時間算出部4
05aは、上記ジョブの印刷時間を上述の計算式によっ
て算出する。そして、算出した印刷時間を空き時間検索
部405cに対して通知する。また、ステップS100
4で、印刷期限算出部405bは、上記ジョブの印刷期
限を算出し、同様に空き時間検索部405cに対して通
知する(なお、印刷期限が算出できないときはその旨を
通知する)。
【0102】ステップS1005において、空き時間検
索部405cは、印刷スケジュールテーブル403bを
参照して、現在日時から印刷期限まで(印刷期限が算出
できなかったときは現在日時以降)の期間の各プリンタ
の空き時間を順次検索する。そして、新たな空き時間
(後述するステップS1006の比較処理をまだおこな
っていない空き時間)が見つかった場合は(ステップS
1005:Yes)、ステップS1006に移行する。
【0103】ステップS1006において、空き時間検
索部405cは、ステップS1005で見つかった空き
時間がステップS1003で通知された印刷時間と同じ
か、あるいはそれより大きいかどうかを判定する。そし
て、空き時間≧印刷時間である場合は(ステップS10
06:Yes)、ステップS1007に移行し、空き時
間<印刷時間である場合は(ステップS1006:N
o)、ステップS1005に移行して、新たな空き時間
を検索する。
【0104】ステップS1007において、印刷日時決
定部405dは、ステップS1006で発見された十分
な空き時間の範囲内で開始予定日時および終了予定日時
(=開始予定日時+印刷時間)を決定し、データベース
管理部403に依頼して、これらの日時を印刷スケジュ
ールテーブル403bに書き込ませる。そして、本フロ
ーチャートによる処理を終了する。
【0105】また、ステップS1005において、新た
な空き時間が見つからなかった場合は(ステップS10
05:No)、ステップS1008に移行する。この場
合はどのプリンタにも当該ジョブを処理できるだけのま
とまった空き時間がなかったということなので、その旨
を画面表示して操作者に通知する。そして、本フローチ
ャートによる処理を終了する。
【0106】以上説明したように実施の形態1によれ
ば、印刷スケジュールにあらかじめ適度な空き時間を設
け、新たに受け付けたジョブはその空き時間にはめこん
でゆくので、新規ジョブの割り込みによる既存のジョブ
の遅延が未然に回避され、すべてのジョブが各々の印刷
期限までに確実に処理される。また、受け付けたジョブ
が緊急のジョブであるときは、空き時間のうち最も早く
到来するものを検索するので、当該ジョブを可能な限り
早く処理することができる。
【0107】(実施の形態2)さて、上述した実施の形
態1では、新たに入った印刷ジョブを処理できるだけの
まとまった空き時間が見つからなかった場合は、その旨
を画面表示するのみとしている。しかし、まとまった空
き時間はないけれども、細切れの空き時間を累計すれ
ば、上記ジョブを印刷するのに足るだけの空き時間を確
保できる場合がある。
【0108】そこで、以下に説明する実施の形態2のよ
うに、もとの印刷ジョブ(これを親ジョブという)を分
割して、分割後の印刷ジョブ(これを子ジョブという)
のそれぞれについて、空き時間を検索するようにしても
よい。
【0109】実施の形態2による印刷制御装置(プリン
トサーバー105)のハードウエア構成は、実施の形態
1のそれと同様であるので説明を省略する。図11は、
実施の形態2による印刷制御装置(プリントサーバー1
05)の機能的構成を示す説明図である。
【0110】同図において、スケジューリング部110
5以外の各機能部は、それぞれ図4の対応する各機能部
と同様であるので説明を省略する。また、スケジューリ
ング部1105は、図4のスケジューリング部405に
印刷ジョブ分割部1105eを追加した構成である。
【0111】印刷時間算出部1105aは、WWWサー
バー104から入力した親ジョブ、または後述する印刷
ジョブ分割部1105eから入力した子ジョブの印刷時
間を、上述の計算式によって算出するとともに、当該印
刷時間を空き時間検索部1105cに対して通知する。
【0112】印刷期限算出部1105bは、印刷ジョブ
テーブル1103aに保持された親ジョブの配布日
(「SDATE」)を参照して、その印刷期限を上述の
ようにして算出・通知するとともに、当該印刷期限をス
ケジューリングの完了まで一時的に記憶しておく。そし
て、後述する印刷ジョブ分割部1105eから上記親ジ
ョブの子ジョブが入力された場合は、記憶しておいた親
ジョブの印刷期限を当該子ジョブの印刷期限として、後
述する空き時間検索部1105cに対して通知する。
【0113】空き時間検索部1105cは、まず、WW
Wサーバー104から入力した親ジョブについて、印刷
時間算出部1105aから通知された印刷時間、および
印刷期限算出部1105bから通知された印刷期限を参
照して、印刷スケジュールテーブル1103bの中から
当該ジョブを処理するのに十分な空き時間を検索する。
【0114】そして、十分な空き時間が見つかった場合
は、当該空き時間を印刷日時決定部1105dに通知す
る。印刷日時決定部1105dは、通知された空き時間
の範囲内で上記親ジョブの開始予定日時と終了予定日時
とを決定し、データベース管理部1103に対して、こ
れらを印刷スケジュールテーブル1103bに登録する
よう依頼する。
【0115】また、十分な空き時間が見つからなかった
場合は、後述する印刷ジョブ分割部1105eに対し
て、当該親ジョブを複数の子ジョブに分割するよう依頼
する。そして、印刷時間算出部1105aおよび印刷期
限算出部1105bに対して、それぞれの子ジョブにつ
いて再度印刷時間と印刷期限とを通知するよう依頼し、
通知された印刷時間と印刷期限とを参照して、当該子ジ
ョブを処理するのに十分な空き時間の検索をおこなう。
【0116】十分な空き時間が見つかった子ジョブにつ
いては、印刷スケジュールテーブル1103bにその開
始/終了予定日時を書き込ませるが、十分な空き時間が
見つからない子ジョブについては、印刷ジョブ分割部1
105eに対して、当該子ジョブをさらに複数の孫ジョ
ブに分割するよう依頼する。
【0117】そして、印刷時間算出部1105aおよび
印刷期限算出部1105bによって、それぞれの孫ジョ
ブについて印刷時間と印刷期限とを割り出し、印刷スケ
ジュールテーブル1103bから当該孫ジョブを収容で
きるだけの空き時間を検索する。
【0118】上記の印刷ジョブの分割、印刷時間・印刷
期限の算出および空き時間の検索を、同一の親ジョブか
ら分割されたすべてのジョブについて十分な空き時間が
見つかったか、ジョブがこれ以上分割できなくなるか、
あるいは空き時間がなくなるかするまで繰り返す。
【0119】印刷ジョブ分割部1105eは、WWWサ
ーバー104から入力した親ジョブを、複数の子ジョブ
に分割する。また、空き時間検索部1105cから入力
した子ジョブを複数の孫ジョブに、孫ジョブを複数の曾
孫ジョブにというように、入力したジョブをこれ以上細
分化できなくなるまで繰り返し分割する。
【0120】具体的には、たとえば印刷部数が100部
のジョブであれば、50部ずつの2つのジョブに分割す
る。そして、それぞれのジョブについて空き時間を検索
し、十分な空き時間が見つからなければ、さらに25部
ずつの2つのジョブに分割する。これをジョブが分割不
可能になるまで、たとえば印刷部数が1部になるまで繰
り返す。
【0121】なお、分割数は2つとは限らず、3分の
1、4分の1など任意であってよい。また、等分でなく
ともよく、たとえば100部のジョブを30部のジョブ
と70部のジョブの2つに分割するようにしてもよい。
【0122】つぎに、本発明の実施の形態による印刷制
御装置(プリントサーバー105)のスケジューリング
処理について説明する。図12は、実施の形態2による
プリントサーバー105のスケジューリング処理の手順
を示すフローチャートである。なお、ステップS120
1からS1207までは、図10のステップS1001
からS1007までと同様であるので説明を省略する。
【0123】ステップS1208において、空き時間検
索部1105cは、直前のステップS1207で登録し
た印刷ジョブに後述するステップS1210の分割によ
って生じた兄弟ジョブ(同じジョブから分割されたジョ
ブ)があるかどうかを判定する。
【0124】そして、兄弟ジョブがあるときは(ステッ
プS1208:Yes)、ステップS1203に移行し
て、当該兄弟ジョブについて空き時間の検索を繰り返
し、兄弟ジョブがないときは(ステップS1208:N
o)、本フローチャートによる処理を終了する。
【0125】ステップS1209において、印刷ジョブ
分割部1105eは、ステップS1205およびS12
06で十分な空き時間が見つけられなかった印刷ジョブ
を、さらに分割することが可能かどうかを判定する。そ
して、ジョブの分割が可能であるときは(ステップS1
209:Yes)、ステップS1210において当該ジ
ョブを複数のジョブに分割し、分割されたそれぞれのジ
ョブについてステップS1203以下の処理を繰り返
す。
【0126】また、ジョブの分割が不可能であるときは
(ステップS1209:No)、ステップ1001で受
け付けた親ジョブを印刷期限までに印刷することは不可
能である旨を、エラーメッセージにより操作者に通知す
る。
【0127】具体例により上記手順を説明する。ステッ
プS1201において、たとえば印刷ジョブXの登録要
求を新たに受け付けたとすると、ステップS1202で
当該親ジョブXを印刷ジョブテーブル1103aおよび
印刷スケジュールテーブル1103bに登録する。
【0128】そして、ステップS1203およびS12
04で、親ジョブXの印刷時間と印刷期限とを算出し、
これらにもとづいてステップS1205およびS120
6で、印刷スケジュールテーブル1103bから当該ジ
ョブを処理できるだけの空き時間を検索する。この例で
は、そのようなまとまった空き時間が見つからなかった
ものとする。
【0129】印刷時間以上の空き時間が見つからないま
ま、現在〜印刷期限の期間内のすべての空き時間をチェ
ックし終えると、ステップS1210で親ジョブXを子
ジョブX−1およびX−2に分割する。そして、ステッ
プS1203に移行し、まず子ジョブX−1について、
再度印刷時間・印刷期限の算出および空き時間の検索を
おこなう。そして、この例では子ジョブX−1を処理で
きるだけの空き時間が見つかったものとする。
【0130】続くステップS1207で、子ジョブX−
1を当該空き時間に登録し、さらにステップS1208
で、当該子ジョブに兄弟ジョブがあるかどうかを判定す
る。この例では兄弟ジョブX−2が存在するので、今度
はこの兄弟ジョブX−2について、ステップS1203
以下の処理を繰り返す。
【0131】そして、この子ジョブX−2を収容できる
だけの空き時間が見つからないと、ステップS1209
でその分割の可否を判定する。ここで子ジョブX−2が
分割可能であれば、当該ジョブを孫ジョブX−2−1お
よびX−2−2に分割し、それぞれについて上記処理を
繰り返す。また、子ジョブX−2が分割不能であれば、
ステップS1211で、親ジョブXを印刷期限内に印刷
することは不可能である旨のエラーメッセージを表示す
る。
【0132】以上説明したように実施の形態2によれ
ば、印刷スケジュールの空き時間が細分化されているた
めに、まとまった空き時間が確保できない場合にも、印
刷ジョブを分割することで当該ジョブを印刷期限までに
確実に処理することができる。また、実施の形態1と同
様、すでにスケジュールされている他のジョブに悪影響
を及ぼすことがない。
【0133】(実施の形態3)さて、上述した実施の形
態1および2では、印刷依頼時に指定された結果物の配
布日から各ジョブの印刷期限を逆算して、これに間に合
うように各ジョブをスケジューリングしたが、以下に説
明する実施の形態3のように、この印刷期限を利用し
て、任意の期間内の日ごとの印刷量がほぼ一定となるよ
うなリスケジューリング(再スケジューリング)をおこ
なうことができる。
【0134】実施の形態3による印刷制御装置(プリン
トサーバー105)のハードウエア構成は、実施の形態
1のそれと同様であるので説明を省略する。図13は、
実施の形態3による印刷制御装置(プリントサーバー1
05)の機能的構成を示す説明図である。
【0135】同図において、スケジューリング部130
5以外の各機能部は、それぞれ図11の対応する各機能
部と同様であるので説明を省略する。また、スケジュー
リング部1305は、図11のスケジューリング部11
05に印刷時間平滑化部1305fを追加した構成であ
る。
【0136】印刷時間平滑化部1305fは、指定され
たプリンタの指定された期間について、日ごとの処理量
(具体的には、日ごとの印刷時間の合計)のばらつきが
大きいときは、ジョブの入れ替えによって各日の処理量
を平滑化する。
【0137】まず、指定されたプリンタで予定されてい
るジョブの、各日ごとの印刷時間の合計(以下「合計時
間」)を算出する。たとえば、プリンタ1の8月11日
〜15日の5日間について、各日の合計時間がそれぞれ
図14に示すようなものであったとする。
【0138】同図において、8月12日の合計時間は他
日のそれと比較してとくに長い。所定の評価式によりこ
の事実を検知した印刷時間平滑化部1305fは、まず
合計時間のめだって長い日に予定されているジョブの中
に、印刷期限がその日よりも後であるジョブ(翌日以降
に繰り下げることが可能なジョブ、といってもよい)が
あるかどうかを調べる。
【0139】そして、そのようなジョブがあるときは、
その中から印刷期限の早いものの順に一つを選択する。
図14の例では、8月12日のジョブのうち繰り下げが
可能なのはジョブC(印刷期限8月13日)のみなの
で、このジョブが最初に選択される。
【0140】さらに、その翌日から上記ジョブの印刷期
限までの間に、前日以前に繰り上げることが可能なジョ
ブがあるかどうかを調べる。通常、すべてのジョブは前
日以前に繰り上げることができるので、上記は、その翌
日から上記ジョブの印刷期限までの間になんらかのジョ
ブが予定されているかどうかを調べる、と言い換えるこ
ともできる。
【0141】そして、そのようなジョブがあるときは、
その中から印刷期限の早いものの順に一つを選択する。
図14の例では、8月13日のジョブD、ジョブEおよ
びジョブF(いずれも繰り上げ可能)のうち、ジョブD
(印刷期限8月13日)が最初に選択される。
【0142】そして、選択された2つのジョブ同士を入
れ替えたときの、各日の合計時間を再計算する。ジョブ
CとジョブDの入れ替えにより、図15に示すように、
8月12日の合計時間は1時間短縮されて7時間とな
り、また13日の合計時間は、逆に1時間延長されて6
時間半となる。
【0143】図15においては、ジョブの入れ替えにと
もなって、それぞれの日の合計時間の差異が図14より
少なくなっている。印刷時間平滑化部1305fは、所
定の評価式により合計時間の日ごとのばらつきが解消さ
れたと判断すると、印刷日時決定部1305dに依頼し
て、入れ替え後の各ジョブの開始予定日時と終了予定日
時とを決定させる。
【0144】なお、ジョブCとジョブDの入れ替えによ
って逆に合計時間のばらつきが増大したり、あるいは改
善はするものの、上記評価式を満たすには至らなかった
りした場合には、印刷時間平滑化部1305fは、ジョ
ブDの代わりにジョブEを新たに選択して、ジョブCと
の入れ替え・入れ替え後の合計時間の再計算をおこな
う。
【0145】これによっても合計時間のばらつきが解消
されないときは、さらにジョブEの代わりにジョブFを
選択して上記処理を繰り返す。すなわち、繰り下げ可能
なジョブ×それに代えて繰り上げ可能なジョブのすべて
の組み合わせの中から、入れ替えによって各日の合計時
間が平均化する組み合わせを発見できるまで、上記処理
を繰り返す。
【0146】ただし、すべての組み合わせを検討しても
まだ合計時間のばらつきが解消できないときは、印刷ジ
ョブ分割部1305eに対してジョブを分割するように
依頼する。
【0147】たとえば、プリンタ1の8月11日〜15
日の5日間について、各日の合計時間がそれぞれ図16
に示すようなものであったとする。この場合、合計時間
がとくに長い日(具体的には8月12日)のジョブの中
で、繰り下げ可能なのはジョブCのみである。また、そ
の翌日〜上記ジョブの印刷期限までの日(具体的には8
月13日)のジョブの中で、繰り上げ可能なのはジョブ
Dのみである。しかし、これらのジョブの入れ替えによ
っては合計時間の差はさらに大きくなり、しかもこれ以
外に入れ替え可能なジョブの組み合わせはない。
【0148】この場合、印刷時間平滑化部1305fの
依頼を受けた印刷ジョブ分割部1305eは、繰り下げ
可能なジョブCをたとえば子ジョブC−1(印刷時間1
時間半)と子ジョブC−2(同)とに分割する。そし
て、印刷時間平滑化部1305fは、子ジョブC−1と
ジョブDとを入れ替えた場合の各日の合計時間を再計算
する。
【0149】図17に示すように、この場合の8月12
日、13日の合計時間はともに6時間半となり、これに
より、8月11日〜15日の5日間について、プリンタ
1の各日の印刷量が平滑化されたことになる。
【0150】なお、子ジョブC−1とジョブDとの入れ
替えによっても合計時間のばらつきが解消されなかった
場合は、印刷ジョブ分割部1305eに依頼して、上記
子ジョブをさらに孫ジョブに分割させ、孫ジョブについ
て上記処理を繰り返す。このような分割を、平滑化が実
現するジョブの組み合わせを発見するか、あるいはジョ
ブがこれ以上分割できなくなるかするまで続ける。
【0151】つぎに、本発明の実施の形態による印刷制
御装置(プリントサーバー105)のリスケジューリン
グ処理について説明する。図18は、実施の形態3によ
るプリントサーバー105のリスケジューリング処理の
手順を示すフローチャートである。
【0152】印刷時間平滑化部1305fは、ステップ
S1801で、指定されたプリンタの指定された期間の
各日について印刷時間の合計を算出し、ステップS18
02で、それらの間にばらつきがあるかどうかを判定す
る。
【0153】合計時間にばらつきがなければ(ステップ
S1802:No)、そのまま本フローチャートによる
処理を終了するが、合計時間にばらつきがあるときは
(ステップS1802:Yes)、ステップS1803
に移行する。
【0154】ステップS1803で、印刷時間の長い日
に予定されているジョブの中に、印刷期限がその翌日以
降であるものがあるかどうかを判定する。そして、その
ような繰り下げ可能なジョブがあるときは(ステップS
1803:Yes)、さらにステップS1804で、ス
テップS1803で発見したそれぞれのジョブについ
て、その翌日〜印刷期限の期間になんらかのジョブが予
定されているかどうかを判定する。
【0155】そして、そのような繰り上げ可能なジョブ
があるときは(ステップS1804:Yes)、ステッ
プS1805で、ステップS1803で発見した繰り下
げ可能なジョブ(または後述するステップS1811で
分割されたその子ジョブ、孫ジョブ等)とステップS1
804で発見した繰り上げ可能なジョブとのすべての組
み合わせのうち、一組を選択する。
【0156】ステップS1806で、ステップS180
5で選択した一組のジョブを相互に入れ替えた場合の、
各日の合計時間を再計算し、ステップS1807で合計
時間のばらつきがあるかどうかを判定する。
【0157】そして、合計時間のばらつきがなくなった
ときは(ステップS1807:No)、ステップS18
08で、印刷日時決定部1305dに依頼して入れ替え
後の各ジョブの印刷日時を決定させ、さらに印刷日時決
定部1305dからデータベース管理部1303に依頼
して、決定後の開始/終了予定日時を印刷スケジュール
テーブル1303bに書き込ませる。そして、本フロー
チャートによる処理を終了する。
【0158】また、合計時間のばらつきがまだあるとき
は(ステップS1807:Yes)、ステップS180
9で、繰り下げ可能なジョブと繰り上げ可能なジョブの
すべての組み合わせについてステップS1805〜S1
807の処理をおこなったかどうかを判定する。
【0159】そして、まだステップS1805〜S18
07の処理をおこなっていない組み合わせがあるときは
(ステップS1809:No)、ステップS1805に
移行して、別の新たな一組について上記処理を繰り返
す。
【0160】また、すべての組み合わせについてステッ
プS1805〜S1807の処理をおこなったときは
(ステップS1809:Yes)、つぎに、ステップS
1810で、印刷ジョブ分割部1305eに依頼して、
繰り下げ可能なジョブ(あるいはその子ジョブ、孫ジョ
ブ等)の中に分割可能なものがあるかどうかを判定させ
る。
【0161】そして、分割可能なジョブがあるときは
(ステップS1810:Yes)、ステップS1811
で印刷ジョブ分割部1305eに当該ジョブを分割させ
てから、ステップS1805に移行する。
【0162】また、分割可能なジョブがなくなったとき
(ステップS1810:No)、あるいは繰り下げ可能
なジョブや繰り上げ可能なジョブがそもそも見つからな
かったとき(ステップS1803:No、ステップS1
804:No)は、平滑化を諦めて、そのまま本フロー
チャートによる処理を終了する。このときなんらかのエ
ラーメッセージを表示するようにしてもよい。
【0163】以上説明したように実施の形態3によれ
ば、日ごとの印刷量にばらつきがあるときは、納期の許
す範囲でジョブの印刷日時が変更され、それによって、
差異が自動的にならされるので、印刷業者は毎日安定し
た量の業務をこなすことができる。
【0164】なお、上記はある一つのプリンタについ
て、日ごとの処理量に差異がある場合にその平滑化をお
こなったが、応用として、ある特定の日について、プリ
ンタごとの処理量に差異がある場合にその平滑化をおこ
なうこともできる。このように、それぞれのプリンタの
処理量が均等となるようにジョブのリスケジューリング
をおこなうことで、特定のプリンタに負荷が集中するこ
とを防ぎ、機器の耐用年数を延ばすことができる。
【0165】また、上述した実施の形態1〜3では、プ
リントサーバー105に接続されたすべてのプリンタ1
07について、納期の許す限り他のジョブの割り込みに
備えた空き時間を設けるようにしたが、このように印刷
をおこなわない空き時間を設けると、プリンタの稼働率
が低くなることは否めない。
【0166】そこで、接続されているプリンタ107の
うちいくつかのプリンタには、従来技術と同様投入順に
間断なくジョブを詰め込み(このようなプリンタを「プ
ライマリプリンタ」と呼ぶ)、別のいくつかのプリンタ
には、実施の形態1で説明したジョブスケジューリング
をおこなう(このようなプリンタを「セカンダリプリン
タ」と呼ぶ)ようにしてもよい。
【0167】そして、緊急のジョブが入った場合や、あ
るいはプライマリプリンタのいずれかで異常が発生し以
後のジョブが処理できなくなった場合には、当該緊急ジ
ョブや以後のジョブをいずれかのセカンダリプリンタの
空き時間に投入する。このようにすることで、スケジュ
ールの変更を最小限に抑えながら、かつプライマリプリ
ンタはフル稼働させるので、システムのリソースを有効
に活用することができる。
【0168】なお、セカンダリプリンタの空き時間が少
なくなってきている場合には、セカンダリプリンタで最
初の空き時間が到来するのを待つよりも、プライマリプ
リンタで現在印刷中・印刷待機中のジョブが終了するの
を待ったほうが、むしろ早いことがある。
【0169】この場合にまでセカンダリプリンタを利用
するのは効率が悪いので、プライマリプリンタの印刷待
ちジョブ列の最後に追加するより、セカンダリプリンタ
の空き時間に割り当てたほうが早く処理できると予測さ
れる場合に限って、緊急ジョブや異常の発生したプリン
タのジョブをセカンダリプリンタに処理させるようにし
てもよい。
【0170】また、このセカンダリプリンタについて、
実施の形態2で説明したジョブの分割、あるいは実施の
形態3で説明した印刷量の平滑化をおこなうようにして
もよい。
【0171】なお、実施の形態1〜3で説明した印刷制
御方法(スケジューリング方法・リスケジューリング方
法)は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル
コンピュータやワークステーションなどのコンピュータ
で実行することにより実現される。このプログラムは、
ハードディスク、フロッピーディスク、CD−ROM、
MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録
媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読
み出されて実行される。また、このプログラムは、上記
記録媒体を介して、インターネットなどのネットワーク
を介して配布することができる。
【0172】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、ネットワークにより接続されたプリンタを
制御して印刷ジョブを処理させる印刷制御装置におい
て、印刷時間算出手段が前記印刷ジョブの処理に要する
印刷時間を算出し、印刷期限算出手段が前記印刷ジョブ
を処理すべき印刷期限を算出し、空き時間検索手段が現
在日時から前記印刷期限算出手段により算出された印刷
期限までの期間において、前記印刷時間算出手段により
算出された印刷時間と同じかそれより長い空き時間を検
索し、印刷日時決定手段が前記空き時間検索手段により
検索された空き時間の範囲内で前記印刷ジョブの開始予
定日時および終了予定日時を決定するので、新たに投入
されたジョブの開始予定日時および終了予定日時は、当
該ジョブの印刷期限より前であってかつ他のジョブが予
定されていない空き時間の範囲内で決定され、これによ
って、既存の印刷ジョブのスケジュールを変更しないで
新たな印刷ジョブを追加することができ、かつすべての
印刷ジョブをそれぞれの期限までに処理することが可能
な印刷制御装置が得られるという効果を奏する。
【0173】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明において、前記印刷期限算出手段に
より前記印刷ジョブを処理すべき印刷期限が算出できな
かった場合に、前記空き時間検索手段は、前記印刷時間
算出手段により算出された印刷時間と同じかそれより長
い空き時間のうち最も早く到来するものを検索するの
で、新たに投入されたジョブの開始予定日時および終了
予定日時は、最も早く到来する空き時間の範囲内で決定
され、これによって、既存の印刷ジョブのスケジュール
を変更しないで新たな印刷ジョブを追加することがで
き、かつ当該ジョブを可能な限り早く処理することが可
能な印刷制御装置が得られるという効果を奏する。
【0174】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1または2に記載の発明において、さらに、前記印
刷時間算出手段により算出された印刷時間と同じかそれ
より長い空き時間が前記空き時間検索手段により検索で
きなかった場合に、前記印刷ジョブを分割する印刷ジョ
ブ分割手段を備えたので、まとまった空き時間がない場
合は新たに投入されたジョブが分割されるとともに、分
割後のジョブのそれぞれの開始予定日時および終了予定
日時が、分割前のジョブの印刷期限の前であってかつ他
のジョブが予定されていない空き時間の範囲内で決定さ
れ、これによって、既存の印刷ジョブのスケジュールを
変更しないで新たな印刷ジョブを追加することができ、
かつすべての印刷ジョブをそれぞれの期限までに処理す
ることが可能な印刷制御装置が得られるという効果を奏
する。
【0175】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、さら
に、前記印刷時間算出手段により算出された印刷時間を
日ごとに合計した時間にばらつきがあった場合に、いず
れかの日に予定されている印刷ジョブとそれとは別の日
に予定されている印刷ジョブとを入れ替える印刷時間平
滑化手段を備えたので、その日その日に予定されている
ジョブの分量が、日によって大きく異なることがないよ
うに平均化され、これによって、毎日安定した量のジョ
ブが処理されるよう制御することが可能な印刷制御装置
が得られるという効果を奏する。
【0176】また、請求項5に記載の発明によれば、ネ
ットワークにより接続された少なくとも一つのプライマ
リプリンタおよび少なくとも一つのセカンダリプリンタ
を制御して印刷ジョブを処理させる印刷制御装置におい
て、印刷時間算出手段が前記印刷ジョブの処理に要する
印刷時間を算出し、印刷期限算出手段が前記印刷ジョブ
を処理すべき印刷期限を算出し、空き時間検索手段が前
記印刷期限算出手段により前記印刷ジョブを処理すべき
印刷期限が算出できなかった場合に、前記印刷時間算出
手段により算出された印刷時間と同じかそれより長い空
き時間のうち最も早く到来するものを前記セカンダリプ
リンタの空き時間から検索し、印刷日時決定手段が前記
空き時間検索手段により検索された空き時間の範囲内で
前記印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時を決
定するので、プライマリプリンタで他のジョブが終了す
るのを待っていられないジョブの開始予定日時および終
了予定日時は、セカンダリプリンタの最も早く到来する
空き時間の範囲内で決定され、これによって、プリンタ
全体の稼働率を向上させつつ既存の印刷ジョブのスケジ
ュールを変更しないで新たな印刷ジョブを追加すること
ができ、かつ当該ジョブを可能な限り早く処理すること
が可能な印刷制御装置が得られるという効果を奏する。
【0177】また、請求項6に記載の発明によれば、ネ
ットワークにより接続されたプリンタを制御して印刷ジ
ョブを処理させる印刷制御方法において、印刷時間算出
工程で前記印刷ジョブの処理に要する印刷時間を算出
し、印刷期限算出工程で前記印刷ジョブを処理すべき印
刷期限を算出し、空き時間検索工程で、現在日時から前
記印刷期限算出工程により算出された印刷期限までの期
間において、前記印刷時間算出工程により算出された印
刷時間と同じかそれより長い空き時間を検索し、印刷日
時決定工程で、前記空き時間検索工程で検索された空き
時間の範囲内で前記印刷ジョブの開始予定日時および終
了予定日時を決定するので、新たに投入されたジョブの
開始予定日時および終了予定日時は、当該ジョブの印刷
期限より前であってかつ他のジョブが予定されていない
空き時間の範囲内で決定され、これによって、既存の印
刷ジョブのスケジュールを変更しないで新たな印刷ジョ
ブを追加することができ、かつすべての印刷ジョブをそ
れぞれの期限までに処理することが可能な印刷制御方法
が得られるという効果を奏する。
【0178】また、請求項7に記載の発明によれば、請
求項6に記載の発明において、前記印刷期限算出工程で
前記印刷ジョブを処理すべき印刷期限が算出できなかっ
た場合に、前記空き時間検索工程で、前記印刷時間算出
工程で算出された印刷時間と同じかそれより長い空き時
間のうち最も早く到来するものを検索するので、新たに
投入されたジョブの開始予定日時および終了予定日時
は、最も早く到来する空き時間の範囲内で決定され、こ
れによって、既存の印刷ジョブのスケジュールを変更し
ないで新たな印刷ジョブを追加することができ、かつ当
該ジョブを可能な限り早く処理することが可能な印刷制
御方法が得られるという効果を奏する。
【0179】また、請求項8に記載の発明によれば、請
求項6または7に記載の発明において、さらに、前記印
刷時間算出工程で算出された印刷時間と同じかそれより
長い空き時間が前記空き時間検索工程で検索できなかっ
た場合に、前記印刷ジョブを分割する印刷ジョブ分割工
程を含んだので、まとまった空き時間がない場合は新た
に投入されたジョブが分割されるとともに、分割後のジ
ョブのそれぞれの開始予定日時および終了予定日時が、
分割前のジョブの印刷期限の前であってかつ他のジョブ
が予定されていない空き時間の範囲内で決定され、これ
によって、既存の印刷ジョブのスケジュールを変更しな
いで新たな印刷ジョブを追加することができ、かつすべ
ての印刷ジョブをそれぞれの期限までに処理することが
可能な印刷制御方法が得られるという効果を奏する。
【0180】また、請求項9に記載の発明によれば、請
求項6〜8のいずれか一つに記載の発明において、さら
に、前記印刷時間算出工程で算出された印刷時間を日ご
とに合計した時間にばらつきがあった場合に、いずれか
の日に予定されている印刷ジョブとそれとは別の日に予
定されている印刷ジョブとを入れ替える印刷時間平滑化
工程を含んだので、その日その日に予定されているジョ
ブの分量が、日によって大きく異なることがないように
平均化され、これによって、毎日安定した量のジョブが
処理されるよう制御することが可能な印刷制御方法が得
られるという効果を奏する。
【0181】また、請求項10に記載の発明によれば、
ネットワークにより接続された少なくとも一つのプライ
マリプリンタおよび少なくとも一つのセカンダリプリン
タを制御して印刷ジョブを処理させる印刷制御方法にお
いて、印刷時間算出工程で前記印刷ジョブの処理に要す
る印刷時間を算出し、印刷期限算出工程で前記印刷ジョ
ブを処理すべき印刷期限を算出し、空き時間検索工程
で、前記印刷期限算出工程で前記印刷ジョブを処理すべ
き印刷期限が算出できなかった場合に、前記印刷時間算
出工程で算出された印刷時間と同じかそれより長い空き
時間のうち最も早く到来するものを前記セカンダリプリ
ンタの空き時間から検索し、印刷日時決定工程で、前記
空き時間検索工程で検索された空き時間の範囲内で前記
印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時を決定す
るので、プライマリプリンタで他のジョブが終了するの
を待っていられないジョブの開始予定日時および終了予
定日時は、セカンダリプリンタの最も早く到来する空き
時間の範囲内で決定され、これによって、プリンタ全体
の稼働率を向上させつつ既存の印刷ジョブのスケジュー
ルを変更しないで新たな印刷ジョブを追加することがで
き、かつ当該ジョブを可能な限り早く処理することが可
能な印刷制御方法が得られるという効果を奏する。
【0182】また、請求項11に記載の発明によれば、
前記請求項6〜10のいずれか一つに記載された方法を
コンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
で、当該プログラムをコンピュータで読み取ることが可
能となり、これによって、請求項6〜10のいずれか一
つに記載された方法をコンピュータによって実施するこ
とが可能な記録媒体が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態による印刷システムのシ
ステム構成を示す説明図である。
【図2】この発明の実施の形態による印刷システムにお
いて、ユーザークライアント101で表示される印刷依
頼用ホームページの一例を示す説明図である。
【図3】実施の形態1による印刷制御装置のハードウエ
ア構成を示す説明図である。
【図4】実施の形態1による印刷制御装置の構成を機能
的に示す説明図である。
【図5】実施の形態1による印刷制御装置の印刷ジョブ
テーブル403aの項目の一例を示す説明図である。
【図6】実施の形態1による印刷制御装置の印刷スケジ
ュールテーブル403bの項目の一例を示す説明図であ
る。
【図7】実施の形態1による印刷制御装置に保持される
スケジュールの一例を模式的に示す説明図である。
【図8】実施の形態1による印刷制御装置に保持される
スケジュールの他の一例を模式的に示す説明図である。
【図9】実施の形態1による印刷制御装置に保持される
スケジュールの他の一例を模式的に示す説明図である。
【図10】実施の形態1による印刷制御装置のスケジュ
ーリング処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】実施の形態2による印刷制御装置の構成を機
能的に示す説明図である。
【図12】実施の形態2による印刷制御装置のスケジュ
ーリング処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】実施の形態3による印刷制御装置の構成を機
能的に示す説明図である。
【図14】実施の形態3による印刷制御装置のリスケジ
ューリング処理の具体例を模式的に示す説明図である。
【図15】実施の形態3による印刷制御装置のリスケジ
ューリング処理の他の具体例を模式的に示す説明図であ
る。
【図16】実施の形態3による印刷制御装置のリスケジ
ューリング処理の他の具体例を模式的に示す説明図であ
る。
【図17】実施の形態3による印刷制御装置のリスケジ
ューリング処理の他の具体例を模式的に示す説明図であ
る。
【図18】実施の形態3による印刷制御装置のリスケジ
ューリング処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 ユーザークライアント 102 受付用クライアント 103 管理クライアント 104 WWWサーバー 105 プリントサーバー 106 LIFISA文書管理サーバー 107 プリンタ 300 バス 301 CPU 302 ROM 303 RAM 304 HDD 305 HD 306 FDD 307 FD 308 ディスプレイ 309 I/F 310 通信回線 311 キーボード 312 マウス 313 CD−ROM 314 CD−ROMドライブ 401,1101,1301 Webインターフェース
部 402,1102,1302 LIFISAインターフ
ェース部 403,1103,1303 データベース管理部 403a,1103a,1303a 印刷ジョブテーブ
ル 403b,1103b,1303b 印刷スケジュール
テーブル 404,1104,1304 プリンタインターフェー
ス部 405,1105,1305 スケジューリング部 405a,1105a,1305a 印刷時間算出部 405b,1105b,1305b 印刷期限算出部 405c,1105c,1305c 空き時間検索部 405d,1105d,1305d 印刷日時決定部 1105e,1305e 印刷ジョブ分割部 1305f 印刷時間平滑化部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークにより接続されたプリンタ
    を制御して印刷ジョブを処理させる印刷制御装置におい
    て、 前記印刷ジョブの処理に要する印刷時間を算出する印刷
    時間算出手段と、 前記印刷ジョブを処理すべき印刷期限を算出する印刷期
    限算出手段と、 現在日時から前記印刷期限算出手段により算出された印
    刷期限までの期間において、前記印刷時間算出手段によ
    り算出された印刷時間と同じかそれより長い空き時間を
    検索する空き時間検索手段と、 前記空き時間検索手段により検索された空き時間の範囲
    内で前記印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時
    を決定する印刷日時決定手段と、 を備えたことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 前記印刷期限算出手段により前記印刷ジ
    ョブを処理すべき印刷期限が算出できなかった場合に、
    前記空き時間検索手段は、前記印刷時間算出手段により
    算出された印刷時間と同じかそれより長い空き時間のう
    ち最も早く到来するものを検索することを特徴とする請
    求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記印刷時間算出手段により算
    出された印刷時間と同じかそれより長い空き時間が前記
    空き時間検索手段により検索できなかった場合に、前記
    印刷ジョブを分割する印刷ジョブ分割手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記印刷時間算出手段により算
    出された印刷時間を日ごとに合計した時間にばらつきが
    あった場合に、いずれかの日に予定されている印刷ジョ
    ブとそれとは別の日に予定されている印刷ジョブとを入
    れ替える印刷時間平滑化手段を備えたことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 ネットワークにより接続された少なくと
    も一つのプライマリプリンタおよび少なくとも一つのセ
    カンダリプリンタを制御して印刷ジョブを処理させる印
    刷制御装置において、 前記印刷ジョブの処理に要する印刷時間を算出する印刷
    時間算出手段と、 前記印刷ジョブを処理すべき印刷期限を算出する印刷期
    限算出手段と、 前記印刷期限算出手段により前記印刷ジョブを処理すべ
    き印刷期限が算出できなかった場合に、前記印刷時間算
    出手段により算出された印刷時間と同じかそれより長い
    空き時間のうち最も早く到来するものを前記セカンダリ
    プリンタの空き時間から検索する空き時間検索手段と、 前記空き時間検索手段により検索された空き時間の範囲
    内で前記印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時
    を決定する印刷日時決定手段と、 を備えたことを特徴とする印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 ネットワークにより接続されたプリンタ
    を制御して印刷ジョブを処理させる印刷制御方法におい
    て、 前記印刷ジョブの処理に要する印刷時間を算出する印刷
    時間算出工程と、 前記印刷ジョブを処理すべき印刷期限を算出する印刷期
    限算出工程と、 現在日時から前記印刷期限算出工程で算出された印刷期
    限までの期間において、前記印刷時間算出工程で算出さ
    れた印刷時間と同じかそれより長い空き時間を検索する
    空き時間検索工程と、 前記空き時間検索工程で検索された空き時間の範囲内で
    前記印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時を決
    定する印刷日時決定工程と、 を含んだことを特徴とする印刷制御方法。
  7. 【請求項7】 前記印刷期限算出工程で前記印刷ジョブ
    を処理すべき印刷期限が算出できなかった場合に、前記
    空き時間検索工程で、前記印刷時間算出工程で算出され
    た印刷時間と同じかそれより長い空き時間のうち最も早
    く到来するものを検索することを特徴とする請求項6に
    記載の印刷制御方法。
  8. 【請求項8】 さらに、前記印刷時間算出工程で算出さ
    れた印刷時間と同じかそれより長い空き時間が前記空き
    時間検索工程で検索できなかった場合に、前記印刷ジョ
    ブを分割する印刷ジョブ分割工程を含んだことを特徴と
    する請求項6または7に記載の印刷制御方法。
  9. 【請求項9】 さらに、前記印刷時間算出工程で算出さ
    れた印刷時間を日ごとに合計した時間にばらつきがあっ
    た場合に、いずれかの日に予定されている印刷ジョブと
    それとは別の日に予定されている印刷ジョブとを入れ替
    える印刷時間平滑化工程を含んだことを特徴とする請求
    項6〜8のいずれか一つに記載の印刷制御方法。
  10. 【請求項10】 ネットワークにより接続された少なく
    とも一つのプライマリプリンタおよび少なくとも一つの
    セカンダリプリンタを制御して印刷ジョブを処理させる
    印刷制御方法において、 前記印刷ジョブの処理に要する印刷時間を算出する印刷
    時間算出工程と、 前記印刷ジョブを処理すべき印刷期限を算出する印刷期
    限算出工程と、 前記印刷期限算出工程で前記印刷ジョブを処理すべき印
    刷期限が算出できなかった場合に、前記印刷時間算出工
    程で算出された印刷時間と同じかそれより長い空き時間
    のうち最も早く到来するものを前記セカンダリプリンタ
    の空き時間から検索する空き時間検索工程と、 前記空き時間検索工程で検索された空き時間の範囲内で
    前記印刷ジョブの開始予定日時および終了予定日時を決
    定する印刷日時決定工程と、 を含んだことを特徴とする印刷制御方法。
  11. 【請求項11】 前記請求項6〜10のいずれか一つに
    記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム
    を記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007094968A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Noritsu Koki Co Ltd プリント処理システム
US8023133B2 (en) 2005-06-10 2011-09-20 Canon Kabushiki Kaisha Image forming job managing apparatus, method of same, and program for same
JP2015215690A (ja) * 2014-05-08 2015-12-03 富士ゼロックス株式会社 保守管理装置及びプログラム

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