JP2022020881A - 排泄物処理材 - Google Patents

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Abstract

【課題】悪臭が周囲に放散されにくくするのに適した排泄物処理材を提供する。【解決手段】排泄物処理材1は、複数の粒状体10、及び包装袋20を備えている。粒状体10は、排泄物を処理するための粒状体である。複数の粒状体10は、包装袋20に収容されている。包装袋20には、仕切部材30が設けられている。仕切部材30は、包装袋20の内部を空間S1及び空間S2に分断している。仕切部材30は、袋状をしている。仕切部材30は、空間S1と空間S2とが互いに連通しないように、包装袋20の内部を分断している。【選択図】図1

Description

本発明は、排泄物処理材に関する。
従来の排泄物処理材としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された排泄物処理材は、人又は動物の排泄物を吸収処理する複数の粒状体を備えている。これらの粒状体は、まとめて1つの包装袋に収容された状態で出荷される。
特開2010-158253号公報
上述の排泄物処理材において、使用済みの粒状体は、例えば、家庭ゴミとして廃棄される。しかしながら、所定の集積場等にゴミを出すまでの間は、使用済みの粒状体を各家庭で保管しなければならない。その間、使用済みの粒状体に付着した排泄物(当該粒状体に吸収された排泄物を含む。)から悪臭が発生し、その悪臭が周囲に放散されてしまうことがある。このことは、排泄物処理材のユーザに不快感を与える要因となっていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、悪臭が周囲に放散されにくくするのに適した排泄物処理材を提供することを目的とする。
本発明による排泄物処理材は、排泄物を処理するための複数の粒状体と、上記複数の粒状体が収容された包装袋と、を備え、上記包装袋には、当該包装袋の内部を第1及び第2の空間に分断する袋状の仕切部材が設けられており、上記仕切部材は、上記第1の空間と上記第2の空間とが互いに連通しないように、上記包装袋の上記内部を分断することを特徴とする。
この排泄物処理材においては、仕切部材によって、包装袋の内部が第1の空間と第2の空間とに分断されている。この場合、第1の空間に未使用の粒状体を収容しつつ、第2の空間に使用済みの粒状体を収容することが可能となる。これにより、使用済みの粒状体に付着した排泄物から発生する悪臭を第2の空間の中に閉じ込めることができるため、当該悪臭が周囲に放散されにくくなる。
本発明によれば、悪臭が周囲に放散されにくくするのに適した排泄物処理材が実現される。
本発明による排泄物処理材の一実施形態を示す正面図である。 図1のII-II線に沿った端面を示す概略図である。 図1のIII-III線に沿った端面を示す概略図である。 粒状体10を示す模式図である。 包装袋20を示す正面図である。 包装袋20を示す正面図である。 仕切部材30の構成を説明するための正面図である。 仕切部材30の構成を説明するための正面図である。 排泄物処理材1の効果を説明するための正面図である。 排泄物処理材1の効果を説明するための正面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明による排泄物処理材の一実施形態を示す正面図である。また、図2及び図3は、それぞれ図1のII-II線及びIII-III線に沿った端面を示す概略図である。排泄物処理材1は、人又は動物の排泄物の処理に用いられる排泄物処理材であって、複数の粒状体10、及び包装袋20を備えている。図1においては、見やすさのため、包装袋20を透明化してその内部を図示している。包装袋20は、実際に透明であってもよいし、不透明であってもよい。
複数の粒状体10は、排泄物を処理するための粒状体である。各粒状体10は、排泄物を当該粒状体10の内部に導くように構成されている。本実施形態において粒状体10は、排泄物を吸収することにより当該排泄物を処理する吸水型の粒状体である。各粒状体10の粒径は、例えば、5mm以上20mm以下である。ここで、各粒状体10の粒径は、当該粒状体10を内包しうる最小の球の直径として定義される。排泄物処理材1は、例えば、複数の粒状体10が箱状のトイレに敷設された状態で使用される。
各粒状体10は、有機物を主材料としている。ここで、各粒状体10の主材料とは、当該粒状体10を構成する1又は2以上の材料のうち、当該粒状体10に占める重量割合が最大のものをいう。かかる有機物としては、例えば、紙類、茶殻、プラスチック類又はオカラを用いることができる。各粒状体10は、有機物のみからなっていてもよいし、有機物及び無機物からなっていてもよい。
紙類は、パルプを主体とする材料をいう。紙類としては、例えば、通常の紙の他にも、塩ビ壁紙分級物(塩ビ壁紙を分級することにより得られる紙)、フラッフパルプ、製紙スラッジ、パルプスラッジ等が挙げられる。プラスチック類としては、例えば、紙おむつ分級物(紙おむつを分級することにより得られるプラスチック)を用いてもよい。オカラは、乾燥オカラであることが好ましい。
図4は、粒状体10を示す模式図である。各粒状体10は、芯部12及び被覆部14を有している。芯部12は、粒状に成形されている。かかる粒状の形状としては、例えば、球、円柱、楕円体等が挙げられる。芯部12は、排泄物(特に尿)を吸水及び保水する機能を有する。芯部12は、有機物を主材料としている。芯部12は、接着性材料を含有していてもよいし、含有していなくてもよい。接着性材料としては、例えば、CMC(カルボキシメチルセルロース)、PVA(ポリビニルアルコール)、デキストリン、又は吸水性ポリマーを用いることができる。
被覆部14は、芯部12を覆っている。被覆部14は、芯部12の表面の全体を覆っていてもよいし、芯部12の表面の一部のみを覆っていてもよい。被覆部14は、使用時に排泄物を吸収した粒状体10どうしを接着させて固まりにする機能を有する。被覆部14は、接着性材料を含有している。被覆部14も、有機物を主材料としている。
粒状体10は、例えば次のようにして形成することができる。まず、造粒装置を用いて芯部材料(芯部12を構成する材料)を造粒することにより、芯部12を形成する。造粒装置としては、例えば押出造粒機を用いることができる。造粒に先立って、芯部材料には、粉砕、混練、加水等の前処理が必要に応じて行われる。次に、コーティング装置等を用いて、各芯部12の表面に粉状の被覆材料(被覆部14を構成する材料)を付着させることにより、被覆部14を形成する。被覆材料の付着は、例えば、散布又は噴霧により行うことができる。その後、篩分け(分粒)、乾燥等の後処理が必要に応じて行われる。以上により、複数の粒状体10が形成される。
図1~図3に戻って、複数の粒状体10は、包装袋20に収容されている。包装袋20には、仕切部材30が設けられている。仕切部材30は、包装袋20の内部を空間S1(第1の空間)及び空間S2(第2の空間)に分断している。空間S1は、包装袋20の一部(仕切部材30よりも上の部分)と仕切部材30とで囲まれた空間である。また、空間S2は、包装袋20の一部(仕切部材30よりも下の部分)と仕切部材30とで囲まれた空間である。仕切部材30は、袋状をしている。すなわち、仕切部材30は、弛みなく張った状態のとき、当該仕切部材30の中央部が空間S1側又は空間S2側に膨らんだ形状となる。
仕切部材30は、空間S1と空間S2とが互いに連通しないように、包装袋20の内部を分断している。すなわち、包装袋20内においては、空間S1と空間S2との間での粒状体10の移動だけでなく空気の移動も、仕切部材30によって遮断されている。そのため、空間S1及び空間S2の各々は、密閉状態にある。複数の粒状体10は、空間S1及び空間S2のうち空間S1にのみ収容されている。すなわち、全ての未使用の粒状体10が空間S1に収容されている。空間S2には、粒状体10が1つも収容されていない。
図2及び図3からわかるように、包装袋20は、シート部材42(第1のシート部材)、シート部材44(第2のシート部材)及びシート部材46(第3のシート部材)からなる。シート部材42は、包装袋20の表面を構成している。シート部材44は、包装袋20の裏面を構成している。各シート部材42,44は、1枚のシートからなる。シート部材42とシート部材44とは、それらの縁部において互いに貼り合わされている。また、シート部材46は、仕切部材30を構成している。シート部材46は、1枚のシートからなっていてもよいし、2枚以上のシートからなっていてもよい。各シート部材42,44,46の材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリウレタン等のプラスチックを用いることができる。
図5は、包装袋20を示す正面図である。仕切部材30は、本体部32及び固定部34からなる。本体部32は、空間S1と空間S2との境界を構成する部分である。本体部32は、袋状をしている。本体部32の縁部32aは、包装袋20の上下方向(図5の上下方向に等しい。)に垂直な面内に存在している。本実施形態において縁部32aは、包装袋20を上下に二等分する面内に存在している。すなわち、縁部32aから包装袋20内の上端までの距離と、縁部32aから包装袋20内の下端までの距離は、互いに等しい。上述のように仕切部材30は空間S1と空間S2とが互いに連通しないように包装袋20の内部を分断するものであるため、当然ながら、本体部32には穴が開いていない。
仕切部材30は、空間S1側に膨らんだ状態と、空間S2側に膨らんだ状態とを切り替えることが可能である。すなわち、仕切部材30が空間S2側に膨らんだ状態(図5参照)から、袋を裏返すようにして、仕切部材30が空間S1側に膨らんだ状態(図6参照)に切り替えることができる。当然ながら、後者の状態から前者の状態に戻すこともできる。また、仕切部材30は、伸縮性を有している。仕切部材30は、全体的に伸縮性を有していてもよいし、部分的に伸縮性を有していてもよい。本実施形態においては、本体部32の全体が伸縮性を有している。
固定部34は、仕切部材30を包装袋20の内面に固定するための部分である。固定部34は、本体部32の周囲に環状に設けられている。固定部34は、本体部32の縁部32aから垂直に立設しており、包装袋20の内面に接着されている。詳細には、固定部34の全体が、包装袋20の内面に接着されている。固定部34は、伸縮性を有していてもよいし、有していなくてもよい。
図7及び図8に示すように、仕切部材30(本体部32)は、空間S1における仕切部材30から最も遠い部分(包装袋20内の上端)、及び空間S2における仕切部材30から最も遠い部分(包装袋20内の下端)の何れにも到達可能である。すなわち、本体部32は、空間S1側に膨らんだ状態で包装袋20内の上端に達することが可能である(図7参照)とともに、空間S2側に膨らんだ状態で包装袋20内の下端に達することが可能である(図8参照)。本体部32は、包装袋20内の上端又は下端に達しているとき、伸長していてもよいし、伸長していなくてもよい。後者の場合、本体部32は、伸縮性の有無にかかわらず、包装袋20内の上端及び下端に到達可能であることを意味する。
空間S1及び空間S2の各々の最大容積は、包装袋20全体の容積の70%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。ここで、各空間S1,S2の容積は、空の状態(粒状体10が収容されていない状態)にある包装袋20の内部を空気で満たしたときの容積をいう。
包装袋20には、包装袋20を開封するための開封口22(第1の開封口)が設けられている。開封口22は、包装袋20の端部(シート部材42の縁部とシート部材44の縁部とが貼り合わされた部分)に形成された切込みからなる。本実施形態において開封口22は、包装袋20の左右両側に設けられている。開封口22は、包装袋20の上端の近傍に位置する。包装袋20は、開封口22から開封されることにより、空間S1及び空間S2のうち空間S1のみが開放されるように構成されている。ここで、空間S1が開放されるとは、空間S1の全体が包装袋20の一部と仕切部材30とで囲まれた状態が解除されることをいう。
包装袋20は、開封口22から開封された後、空間S1を繰り返し開閉可能にするための開閉手段23(第1の開閉手段)を有している。ここで、繰り返し開閉可能とは、テープやクリップ等の道具を使用することなく、空間が開放された状態と密閉された状態とを交互に何度も切り替えられることをいう。本実施形態において開閉手段23は、ジッパーである。
包装袋20には、包装袋20を開封するための開封口24(第2の開封口)も設けられている。開封口24は、包装袋20の端部に形成された切込みからなる。本実施形態において開封口24は、包装袋20の左右両側に設けられている。開封口24は、包装袋20の下端の近傍に位置する。包装袋20は、開封口24から開封されることにより、空間S1及び空間S2のうち空間S2のみが開放されるように構成されている。ここで、空間S2が開放されるとは、空間S2の全体が包装袋20の一部と仕切部材30とで囲まれた状態が解除されることをいう。
包装袋20は、開封口24から開封された後、空間S2を繰り返し開閉可能にするための開閉手段25(第2の開閉手段)を有している。本実施形態において開閉手段25は、ジッパーである。
排泄物処理材1の効果を説明する。排泄物処理材1においては、仕切部材30によって、包装袋20の内部が空間S1と空間S2とに分断されている。この場合、空間S1に未使用の粒状体10を収容しつつ、空間S2に使用済みの粒状体10を収容することが可能となる。これにより、使用済みの粒状体10に付着した排泄物から発生する悪臭を空間S2の中に閉じ込めることができるため、当該悪臭が周囲に放散されにくくなる。したがって、悪臭が周囲に放散されにくくするのに適した排泄物処理材1が実現されている。
このように包装袋20の内部が分断されているため、未使用の粒状体10の一部を空間S1に残したままでも、使用済みの粒状体10を空間S2に保管しておくことが可能となる。このとき、空間S1と空間S2とは互いに連通していないため、空間S2内の悪臭が空間S1に漏れて未使用の粒状体10に移ってしまう事態を回避することができる。
また、仕切部材30は、袋状をしている。このため、空間S1及び空間S2の各々の容積を可変にすることができる。すなわち、仕切部材30の弛みの程度によって、各空間S1,S2の容積を変えることができる。この場合、未使用の粒状体10の個数と使用済みの粒状体10の個数との大小関係に応じて、各空間S1,S2の容積を変えることにより、包装袋20内の空間を効率的に利用することができる。
仕切部材30は、空間S1側に膨らんだ状態と、空間S2側に膨らんだ状態とを切り替えることが可能である。この場合、仕切部材30が空間S1側又は空間S2側の何れか一方に膨らんだ状態しかとれない場合に比して、各空間S1,S2の容積の変動幅を大きくすることができる。例えば、図9に示すように、未使用の粒状体10(白色で示した粒状体10)の個数が使用済みの粒状体10(黒色で示した粒状体10)の個数を上回るときは、仕切部材30を空間S2側に膨らんだ状態とすることにより、空間S1の容積を空間S2の容積よりも大きくすることができる。一方、図10に示すように、使用済みの粒状体10の個数が未使用の粒状体10の個数を上回るときは、仕切部材30を空間S1側に膨らんだ状態とすることにより、空間S2の容積を空間S1の容積よりも大きくすることができる。
仕切部材30は、空間S1における仕切部材30から最も遠い部分、及び空間S2における仕切部材30から最も遠い部分の何れにも到達可能である。この場合、各空間S1,S2の容積の変動幅を一層大きくすることができる。
包装袋20内の空間を効率的に利用する観点から、空間S1及び空間S2の各々の最大容積は、包装袋20全体の容積の70%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。
仕切部材30は、伸縮性を有している。この場合、仕切部材30が伸縮性を有しない場合に比して、各空間S1,S2の容積の変動幅を大きくすることができる。
包装袋20は、開封口22から開封されることにより、空間S1及び空間S2のうち空間S1のみが開放されるように構成されている。これにより、使用済みの粒状体10が収容された空間S2を開放することなく、空間S1から未使用の粒状体10を取り出すことができる。
包装袋20は、開封口22から開封された後、空間S1を繰り返し開閉可能にするための開閉手段23を有している。このように空間S1が繰り返し開閉可能である場合、空間S1から未使用の粒状体10の一部を取り出した後も、残りの未使用の粒状体10を密閉状態で空間S1に保管しておくことが容易となる。特に開閉手段23がジッパーである場合、簡易な構造で、空間S1が繰り返し開閉可能な袋体20を実現することができる。
包装袋20は、開封口24から開封されることにより、空間S1及び空間S2のうち空間S2のみが開放されるように構成されている。これにより、未使用の粒状体10が収容された空間S1を開放することなく、空間S2に使用済みの粒状体10を入れることができる。
包装袋20は、開封口24から開封された後、空間S2を繰り返し開閉可能にするための開閉手段25を有している。このように空間S2が繰り返し開閉可能である場合、空間S2に使用済みの粒状体10を入れた後、当該粒状体10を密閉状態で空間S2に保管しておくことが容易となる。特に開閉手段25がジッパーである場合、簡易な構造で、空間S2が繰り返し開閉可能な袋体20を実現することができる。
仕切部材30は、本体部32と固定部34とを有している。このように本体部32に加えて固定部34を設けることにより、包装袋20の内面に対する仕切部材30の固定を容易に行うことができる。
本体部32の縁部32aは、包装袋20の上下方向に垂直な面内に存在している。これにより、包装袋20の内部を上下に区画することができる。排泄物処理材の包装袋は、上端が開口するように開封される仕様のものが一般的である。それゆえ、包装袋20の内部を上下に区画して上側の空間を空間S1とすれば、上記仕様を変更することなく、空間S1のみを開放することが可能となる。
固定部34は、本体部32の縁部32aから垂直に立設しており、包装袋20の内面に接着されている。このように固定部34を垂直に立設させることにより、固定部34の外面を包装袋20の内面に対向させることができる。このため、固定部34を包装袋20の内面に接着しやすくなる。
包装袋20は、シート部材42、シート部材44及びシート部材46からなる。このように複数のシート部材42,44,46によって包装袋20を構成することにより、仕切部材30が設けられた包装袋20を容易に形成することができる。
各粒状体10が有機物を主材料とする場合、焼却処分に適した粒状体10を得ることができる。このように粒状体10が焼却処分に適していれば、使用済みの粒状体10を可燃ゴミとして廃棄することもできるため、ユーザにとっての利便性が向上する。
各粒状体10は、排泄物を当該粒状体10の内部に導くように構成されている。かかる粒状体10には、その内部に溜まった排泄物から悪臭が発生しやすいという問題がある。それゆえ、当該悪臭の放散を抑制することのできる排泄物処理材1が特に有用となる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態において包装袋20の少なくとも一部は、消臭剤又は脱臭剤を含有する素材からなっていてもよい。当該素材は、消臭剤として機能する金属(金属イオンを含む。)又は脱臭剤として機能する多孔質材料を含有することが好ましい。例えば、当該金属又は多孔質材料をプラスチックに混合させることにより、上記素材を構成することができる。
上記金属としては、例えば、銅、銀、亜鉛、チタン等を用いることができる。上記多孔質材料は、有機物であってもよいし、無機物であってもよい。有機物である多孔質材料としては、例えば、コーヒー抽出滓、茶殻、又は活性炭が挙げられる。無機物である多孔質材料としては、例えば、シリカゲル、又はベントナイトが挙げられる。
このように包装袋20が消臭剤又は脱臭剤を含有する素材からなる場合、包装袋20に対して特段の処理を施さなくても、消臭性又は脱臭性が付与された包装袋20を実現することができる。包装袋20に消臭性又は脱臭性が付与されていれば、使用済みの粒状体10に付着した排泄物から発生した悪臭を包装袋20の中に閉じ込めつつ、当該悪臭を軽減することができる。
上記素材が消臭剤として機能する金属を含有する場合、包装袋20に良好な消臭性を付与することができる。金属として銅を用いた場合、消臭性の持続性、安全性及び低廉性の面で特に有利である。また、上記素材が脱臭剤として機能する多孔質材料を含有する場合、包装袋20に良好な脱臭性を付与することができる。多孔質材料が有機物である場合、焼却処分に適した包装袋20を得ることができる。多孔質材料としてコーヒー抽出滓又は茶殻を用いた場合、脱臭性の持続性、安全性及び低廉性の面で特に有利である。
上記実施形態においては、未使用の粒状体10が、空間S1及び空間S2のうち空間S1にのみ収容される場合を例示した。しかし、使用済みの粒状体10を空間S2に収容する前は、未使用の粒状体10を空間S1及び空間S2の双方に収容してもよい。
上記実施形態においては、使用済みの粒状体10が、空間S1及び空間S2のうち空間S2にのみ収容される場合を例示した。しかし、未使用の粒状体10の全てが空間S1から取り出された後は、使用済みの粒状体10を空間S1及び空間S2の双方に収容してもよい。
上記実施形態においては、包装袋20の材料としてプラスチックが用いられる場合を例示した。しかし、包装袋20の材料としては、プラスチック以外の材料を用いてもよい。
上記実施形態においては、仕切部材30が伸縮性を有する場合を例示した。しかし、仕切部材30は、伸縮性を有していなくてもよい。その場合であっても、仕切部材30が袋状をしているため、各空間S1,S2の容積を可変にすることができる。
上記実施形態においては、各粒状体10が有機物を主材料とする場合を例示した。しかし、各粒状体10は、無機物を主材料としていてもよい。
上記実施形態においては、粒状体10が、芯部12及び被覆部14からなる複層構造(二層構造)を有する場合を例示した。しかし、被覆部14を設けることは必須でない。すなわち、粒状体10は、芯部12のみからなる単層構造を有していてもよい。その場合、芯部12に接着性材料が含有されることが好ましい。
上記実施形態においては、排泄物を吸収することにより当該排泄物を処理する吸水型の粒状体10を例示した。しかし、粒状体10は、排泄物を透過させることにより当該排泄物を処理する透水型の粒状体であってもよい。ここで、透水型の粒状体には、当該粒状体の内部を排泄物が通過するようにしたものと、当該粒状体間の隙間を排泄物が通過するようにしたものとの2種類がある。前者の粒状体も、「排泄物を内部に導く粒状体」に該当する。後者の粒状体の例としては、撥水性を有する粒状体が挙げられる。
1 排泄物処理材
10 粒状体
12 芯部
14 被覆部
20 包装袋
22 開封口(第1の開封口)
23 開閉手段(第1の開閉手段)
24 開封口(第2の開封口)
25 開閉手段(第2の開閉手段)
30 仕切部材
32 本体部
32a 縁部
34 固定部
42 シート部材(第1のシート部材)
44 シート部材(第2のシート部材)
46 シート部材(第3のシート部材)
S1 空間(第1の空間)
S2 空間(第2の空間)

Claims (24)

  1. 排泄物を処理するための複数の粒状体と、
    前記複数の粒状体が収容された包装袋と、を備え、
    前記包装袋には、当該包装袋の内部を第1及び第2の空間に分断する袋状の仕切部材が設けられており、
    前記仕切部材は、前記第1の空間と前記第2の空間とが互いに連通しないように、前記包装袋の前記内部を分断することを特徴とする排泄物処理材。
  2. 請求項1に記載の排泄物処理材において、
    前記仕切部材は、前記第1の空間側に膨らんだ状態と、前記第2の空間側に膨らんだ状態とを切り替えることが可能である排泄物処理材。
  3. 請求項2に記載の排泄物処理材において、
    前記仕切部材は、前記第1の空間における当該仕切部材から最も遠い部分、及び前記第2の空間における当該仕切部材から最も遠い部分の何れにも到達可能である排泄物処理材。
  4. 請求項2又は3に記載の排泄物処理材において、
    前記第1及び第2の空間の各々の最大容積は、前記包装袋全体の容積の70%以上である排泄物処理材。
  5. 請求項4に記載の排泄物処理材において、
    前記第1及び第2の空間の各々の最大容積は、前記包装袋全体の容積の90%以上である排泄物処理材。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の排泄物処理材において、
    前記仕切部材は、伸縮性を有する排泄物処理材。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の排泄物処理材において、
    前記包装袋には、当該包装袋を開封するための第1の開封口が設けられており、
    前記包装袋は、前記第1の開封口から開封されることにより前記第1及び第2の空間のうち前記第1の空間のみが開放されるように構成されている排泄物処理材。
  8. 請求項7に記載の排泄物処理材において、
    前記包装袋は、前記第1の開封口から開封された後、前記第1の空間を繰り返し開閉可能にするための第1の開閉手段を有する排泄物処理材。
  9. 請求項8に記載の排泄物処理材において、
    前記第1の開閉手段は、ジッパーである排泄物処理材。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載の排泄物処理材において、
    前記包装袋には、当該包装袋を開封するための第2の開封口が設けられており、
    前記包装袋は、前記第2の開封口から開封されることにより前記第1及び第2の空間のうち前記第2の空間のみが開放されるように構成されている排泄物処理材。
  11. 請求項10に記載の排泄物処理材において、
    前記包装袋は、前記第2の開封口から開封された後、前記第2の空間を繰り返し開閉可能にするための第2の開閉手段を有する排泄物処理材。
  12. 請求項11に記載の排泄物処理材において、
    前記第2の開閉手段は、ジッパーである排泄物処理材。
  13. 請求項1乃至12の何れかに記載の排泄物処理材において、
    前記仕切部材は、前記第1の空間と前記第2の空間との境界を構成する袋状の部分である本体部と、当該仕切部材を前記包装袋の内面に固定するための部分である固定部とを有する排泄物処理材。
  14. 請求項13に記載の排泄物処理材において、
    前記本体部の縁部は、前記包装袋の上下方向に垂直な面内に存在する排泄物処理材。
  15. 請求項13又は14に記載の排泄物処理材において、
    前記固定部は、前記本体部の縁部から垂直に立設しており、前記包装袋の前記内面に接着されている排泄物処理材。
  16. 請求項1乃至15の何れかに記載の排泄物処理材において、
    前記包装袋の少なくとも一部は、消臭剤又は脱臭剤を含有する素材からなる排泄物処理材。
  17. 請求項16に記載の排泄物処理材において、
    前記素材は、前記消臭剤として機能する金属を含有する排泄物処理材。
  18. 請求項17に記載の排泄物処理材において、
    前記金属は、銅である排泄物処理材。
  19. 請求項16乃至18の何れかに記載の排泄物処理材において、
    前記素材は、前記脱臭剤として機能する多孔質材料を含有する排泄物処理材。
  20. 請求項19に記載の排泄物処理材において、
    前記多孔質材料は、有機物である排泄物処理材。
  21. 請求項20に記載の排泄物処理材において、
    前記多孔質材料は、コーヒー抽出滓又は茶殻である排泄物処理材。
  22. 請求項1乃至21の何れかに記載の排泄物処理材において、
    前記包装袋は、当該包装袋の表面を構成する第1のシート部材と、当該包装袋の裏面を構成する第2のシート部材と、前記仕切部材を構成する第3のシート部材とからなる排泄物処理材。
  23. 請求項1乃至22の何れかに記載の排泄物処理材において、
    前記各粒状体は、有機物を主材料とする排泄物処理材。
  24. 請求項1乃至23の何れかに記載の排泄物処理材において、
    前記各粒状体は、前記排泄物を当該粒状体の内部に導く排泄物処理材。
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