JP2022020402A - 埋設物の施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】周辺の地盤の沈下やクラック等が発生することなく埋設物を立て込むことができる埋設物の施工方法を提供する。【解決手段】埋設物に取り付けられた注入管から、ゲルタイムが5秒から60秒である注入材を注入しながら埋設物を地盤内に挿入する工程S104を含む。この工程では、埋設物の挿入速度に応じて注入材の注入量を変更する。【選択図】図4

Description

本発明は、土留部材等の埋設物の施工方法に関する。
地盤は、建物の基礎を構築し、また、通信線の収容等の目的で使用される箱型の暗渠(カルバートボックス)の設置等のために掘削工事が行われる。施工対象の地盤が、海岸や河川等に近い地下水位が高い地盤の場合、地耐力が低く、その工事が難しい。そこで、地下水を排水し、地下水位を下げる工事が行われる。地下水位を下げる工法として、ウェルポイント工法やディープウェル工法等が知られている。
ウェルポイント工法を使用して地下水位を下げる工事を行う場合、地下水位の低下が周辺の地盤にも及び、周辺の地盤の沈下やクラック等が発生するおそれがある。地盤は、均一には沈下せず(不同沈下)、周辺に建物等があると、建物等が傾く可能性がある。そこで、鋼矢板(シートパイル)等の土留部材を立て込み、施工箇所を取り囲んだ上で、ウェルポイント工法を使用して工事が行われる。
土留部材は、資源の有効利用や温室効果ガスの発生を抑制するため、放置せず、回収することが望ましい。しかしながら、単に引き抜いて撤去するのみでは、周辺の地盤が沈下し、クラック等が発生するおそれがある。
そこで、土留部材を地盤内から撤去する技術として、地盤内に注入管を挿入し、注入材を注入しながら土留部材を引き抜く技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-223148号公報
しかしながら、上記従来の技術は、土留部材の撤去のみに適用され、土留部材の立て込みに関しては、従来の圧入等の方法により立て込むため、立て込み時にできる土留部材との空洞が水みちとなり、外部の地下水が流れ込み、周辺の地盤の沈下やクラックが発生する可能性があるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、埋設物の施工方法であって、
埋設物に取り付けられた注入管から、ゲルタイムが5秒から60秒である注入材を注入しながら埋設物を地盤内に挿入する工程を含む、埋設物の施工方法が提供される。
本発明の方法を採用することにより、周辺の地盤の沈下やクラック等が発生することなく埋設物を立て込むことができる。
ウェルポイント工法について説明する図。 シートパイルの立て込み作業の様子を示した図。 シートパイルの立て込み時の地盤の様子について説明する図。 シートパイルの立て込み作業の流れを示したフローチャート。 注入プラントの構成例を示した図。 注入プラントと注入管との接続例を示した図。 注入管の構造の第1の例を示した図。 注入管の構造の第2の例を示した図。 注入管の構造の第3の例を示した図。 注入管付きシートパイルの設置位置の一例を示した図。 注入管付きシートパイルを立て込んでいる様子を示した図。 注入材の地盤内での浸透について説明する図。 シートパイルの撤去作業の流れを示したフローチャート。 切替装置の構成例を示した図。
図1は、埋設物の1つであるシートパイルで包囲された地盤の施工方法の一例として、ウェルポイント工法について説明する図である。ウェルポイント工法は、施工対象の地盤に揚水管10を打ち込み、真空ポンプ11により集水管12を通して揚水し、地下水位を下げる工法である。ここでは、ウェルポイント工法による地下水位を低下させる工事を一例として挙げているが、工事は、この工事に限定されるものではない。
ウェルポイント工法は、地耐力が低く、地下工事が難しい地盤の地下工事をスムーズに進めるために採用される。同様の工法としては、井戸を深く掘り、地下水を重力により井戸に集水し、水中ポンプで排水するディープウェル工法がある。
揚水管10は、先端に、網状のストレーナを有するウェルポイント10aを備える。このため、ストレーナの網目より小さい成分を含む地下水が揚水管10内へ吸引され、地上へと揚水される。複数本の揚水管10は、1本の集水管12に繋がり、1本の集水管12に真空ポンプ11が接続されている。このため、各揚水管10を揚水された地下水は、集水管12に集められ、必要に応じて排水処理を行い、河川や下水道に放流する。
真空ポンプ11で地下水を吸引すると、地盤内が負圧になり、周辺の地盤へその負圧が伝播する。すると、周辺の地盤の地下水が吸い寄せられ、周辺の地盤が沈下する。これを防止するため、シートパイル13により施工対象の地盤と周辺の地盤との縁切りが行われる。
シートパイル13は、所定の強度をもつため、リブ状の鉄板を杭としたもので、両側の側方に設けられる継手同士を接続することにより連結される。複数のシートパイル13を連結しながら立て込むことで、施工対象の地盤を取り囲む。これにより、外部からの地下水の流入を抑止しつつ、施工対象の地盤の地下水のみを排水して地下水位を低下させることができる。なお、地下水位を低下させた地盤は、掘削を行い、カルバートボックスの設置等の工事が行われる。
図2は、シートパイルの立て込み作業の様子を示した図である。シートパイル13は、バイブロハンマー、サイレントパイラー、クラッシュパイラー等の圧入機を使用して地盤に立て込む(挿入する)ことができる。バイブロハンマーは、シートパイル13に強制的に振動を与えて、先端の摩擦抵抗を急速かつ一時的に低減させて圧入する機械である。サイレントパイラーは、シートパイル13を複数枚掴み、その引抜抵抗力を反力にして油圧による静荷重でシートパイル13を圧入する機械である。クラッシュパイラーは、玉石や砂礫等を含む硬質地盤に圧入するべく、オーガー掘削と圧入を連動させた芯抜き圧入を行う機械である。図2に示す例では、サイレントパイラー14によりシートパイル13を圧入している。
サイレントパイラー14は、シートパイル13を掴むためのチャック15と、チャック15を昇降させる昇降装置16とを備えている。チャック15の上部には、シートパイル13が通過できる大きさの円形の開口部が設けられている。サイレントパイラー14は、地盤に埋められているシートパイル13の頂部を掴むための掴み部17を複数備えている。掴み部17は、地盤に埋められているシートパイル13から反力をとり、チャック15によってシートパイル13を地盤に対して圧入する。サイレントパイラー14は、一列に並ぶシートパイル13の頂部を伝って、その配列する方向へ移動することができるように構成されている。
サイレントパイラー14は、シートパイル13の継手同士が引っ掛かるように圧入し、施工対象の地盤を取り囲むようにシートパイル13を圧入して地盤内に設置する。サイレントパイラー14は、無振動の圧入機であり、施工対象の地盤の近くに建物等がある場合に有用である。
ここで、図3を参照して、シートパイル13の立て込み時の地盤の様子について説明する。シートパイル13の立て込みは、サイレントパイラー14を使用して行うことができるが、硬い地盤の場合、サイレントパイラー14のみでは打設できないことがある。その場合、サイレントパイラー14とウォータージェット水とを併用して行うことができる。ウォータージェット水は、高圧水であり、土粒子間に入り込み、土粒子が移動しやすい状態を作り出し、シートパイル13の貫入抵抗力を低減させる。なお、さらに硬い地盤に対しては、ドリルで削孔すると同時にシートパイル13を押し込むクラッシュパイラーが使用される。
シートパイル13の打設をサイレントパイラー14とウォータージェット水とを併用して行う場合、図3(a)に示すように、ウォータージェット水により形成された空洞18が、シートパイル13を圧入しても残り、空洞18をそのまま放置すると、空洞18が水みちとなる。空洞18は、サイレントパイラー14のみで圧入する場合や、クラッシュパイラーで圧入する場合や、バイブロハンマーで圧入する場合においても発生するため、水みちが形成される。
水みちは、シートパイル13の一方の側(外部)から深さ方向の先端を通して他方の側(内部)へと繋がって形成される。このため、シートパイル13で縁切りを行っても、水みちを通して外部から地下水が流入する。すると、外部である周辺の地盤の地下水位が低下し、沈下するおそれがある。
そこで、図3(b)に示すように、シートパイル13を圧入しながら、注入材を注入する。空洞18を瞬時に注入材19により埋めることで、水みちの形成を防止することができる。図3(b)では、理解を容易にするために、シートパイル13の表面に沿って一定の幅の水みちが形成されていることを示しているが、水みちの形状はこれに限られるものではない。このことは、以下の説明でも同様である。
注入材19は、空洞18を瞬時に埋めるため、粘性が低い材料が望ましい。また、注入材19は、シートパイル13の圧入が継続している間、流動性を維持し、圧入が完了した段階で流動性を喪失し、粘性が急激に増加するまでの時間(ゲルタイム)が短い材料が望ましい。このような材料としては、2液からなり、2液を混合すると硬化する材料を用いることができる。2液をA液、B液とした場合、A液はセメント、水、促進剤を含み、B液は硬化剤、水を含むものを挙げることができる。なお、A液、B液は、混合後のゲルタイムが5~60秒に調整したものを用いることができる。
図4は、シートパイル13の立て込み作業の流れを示したフローチャートである。ステップ100から作業を開始し、ステップ101では、立て込み作業の準備を行う。準備は、空洞18へ注入材を注入するための注入プラントの搬入、組み立て等の充填準備、シートパイル13の設置位置の確認、サイレントパイラー14および反力架台の搬入、設置等を含む。反力架台上には、土質条件やシートパイル13の長さ等に応じた重りを積載する。
シートパイル13を立て込む場合、1以上の枚数のシートパイル13につき、1本の注入管を使用して注入を行うことができる。また、圧入機が、自走可能になるまで、反力架台および重りを使用し、反力架台上に積載した重りを反力として用いる。
ステップ102では、複数枚のシートパイル13を1組とし、シートパイル13の組を選択する。選択した組には、注入管が取り付けられたシートパイル(以下、注入管付きシートパイルとする。)13が1枚含まれている。ステップ103では、注入管付きシートパイル13の注入管と、注入プラントとを管により接続する。
ステップ104では、選択した組の注入管付きシートパイル13の注入管から注入材を注入しながら、当該注入管付きシートパイル13を地盤に圧入して立て込む。注入材は、シートパイル13を圧入する速度(挿入速度)に応じて、地表面にリークすることを確認しながら、地盤に注入することができる。リーク量が多い場合、注入量が多いため、ポンプの吐出量を低下させることができ、リークしない場合は、ポンプの吐出量を増加させることができる。これにより、シートパイル13の圧入により形成される空洞18を確実かつ密に充填することができる。なお、注入材は、空洞18以外の空隙にも充填することができる。
ステップ105では、選択した組に、注入管が取り付けられていないシートパイル(以下、注入管なしシートパイルとする。)13があるかどうかを確認する。ない場合は、ステップ102へ進み、次の組を選択する。一方、ある場合は、ステップ106へ進み、その同じ組の注入管なしシートパイル13を、ステップ104で使用した注入管から注入材を注入しながら立て込む。
ステップ107では、全ての組につきシートパイル13を設置したかどうかを確認する。設置していない場合、ステップ102へ戻り、設置した場合、ステップ108へ進む。ステップ108では、注入管から注入プラントと接続する管を取り外し、サイレントパイラー14および注入プラントを撤去し、ステップ109で作業を終了する。
図5は、注入プラントの構成例を示した図である。注入プラントは、従来のシートパイルの撤去作業のみを行う場合に使用した注入プラントと同様の構成である。注入プラントは、注入材を構成するA液、B液を供給する。注入プラントは、A液を供給する供給ポンプ20と、B液を供給する供給ポンプ21と、A液、B液をそれぞれ作製するためのミキサー22、23と、A液、B液の原料となる水、硬化剤、促進剤、セメントをそれぞれ収容する容器24~27とを備える。また、注入プラントは、水を供給するための水中ポンプ28と、供給ポンプ20、21やミキサー22、23等に電源を供給する発電機29とを備える。
注入プラントは、トラック等の車両に搭載し、移動可能とされていることが望ましい。これは、施工場所までの注入プラントの移動を容易にし、注入プラントの設置作業をなくすことができ、工事を短縮することができるからである。
供給ポンプ20、21としては、2つの液を別々に供給することが可能なポンプで、例えば容積式の往復ポンプを採用することができる。容積式の往復ポンプとしては、吐出量を変化させることが容易な2液プランジャーポンプを用いることができる。2液プランジャーポンプは、ロッド状のピストンをカムやクランクにより往復動させる機構を2組備えている。ここでは、供給ポンプ20、21を2台としたが、これに限られるものではなく、各液につき2台ずつとし、計4台のポンプを用いてもよい。なお、ポンプは偶数台とし、6台以上を用いてもよい。
2つの液をA液、B液とした場合、A液は、水にセメント、促進剤を加えて練り上げた液とされ、B液は、水に硬化剤を加えて練り上げた液とされる。A液は、容器24から水中ポンプ28により適量の水を加え、容器27、25からミキサー22へ適量のセメント(例えば187.5kg)、促進剤(例えば40kg)を投入し、混練することにより作製される。B液も同様に、容器26から水中ポンプ28により適量の水を加え、容器26からミキサー23へ適量の硬化剤(例えば50kg)を入れ、混練することにより作製される。A液、B液に添加される水の量は、練り上がりに影響を与えるため、一定の精度が必要であり、水計量器を使用して計量することが望ましい。
図6は、注入プラントと注入管との接続例を示した図である。注入プラントは、A液を供給する供給ポンプ20に繋がるA液用の管30と、B液を供給する供給ポンプ21に繋がるB液用の管31とが接続されている。管30、31は、継手を介してY字管32に接続される。Y字管32は、1本の混合管33と、三方弁34とを介して注入管40に接続される。
注入管40は、2つの接続点をもって互いに自由に回転可能に構成された中空円筒部材を内部に備えた接続部(スイベル)41を含む。スイベル41の2つの中空円筒部材は、三方弁34と2本の管35、36により接続される。
A液とB液は、Y字管32により混合し、混合管33内で一液となり、三方弁34により開かれた管35もしくは管36を流れ、一方の中空円筒部材へ供給される。
図7は、注入管40の第1の構成例を示した図である。図7は、正面および側方から見た図である。注入管40は、スイベル41と、ロッド42と、モニター43とを含む。ロッド42は、スイベル41内の2つの中空円筒部材のそれぞれに一端が接続される管状部材である。ロッド42の他端は、モニター43が備える、水平方向に向けて延びる注入材の吐出部44に接続される。
吐出部44は、立て込み時に周囲の土砂等が流入しないようにキャップ45で閉鎖され、キャップ45の隙間をシリコン等の封止材料により封止される。なお、キャップ45は、ロッド42内へ供給された注入材が外部へ流出する際に、注入材に押されて周囲の地盤へ吹き飛ばされる。これにより、注入材の注入が可能となる。
注入管40は、所定の枚数のシートパイル13を立て込んでいる間、連続して注入材を注入する。注入管40内は、注入材の注入を完了した後、即座に少量の水を供給し、洗浄される。なお、少量の水が地盤内へ注入されることになるが、少量であり、空洞18は、既に注入材が硬化しているため、周辺の地盤に影響を与えるものではない。
注入管40は、シートパイル13の周辺の地盤に向く側(外側)の平坦な面に取り付けられる。このため、注入管40は、シートパイル13の平坦な面に隣接する平坦な面を有する。また、注入管40の挿入方向の先端にあるモニター43は、シートパイル13の挿入を容易にするため、注入管40の挿入方向に向けてテーパが形成されている。
注入管40は、例えば立て込み時に、一方のロッド42内に一液となった注入材が供給され、一方の吐出部44から注入材が注入される。一方のロッド42内および吐出部44内は、立て込み完了時に水で洗浄され、その後のシートパイル13の引き抜き時にも使用することができる。このため、もう一方のロッド42および吐出部44は、予備とすることができる。このとき、立て込み時に使用したロッド42に繋がるスイベル41内の中空円筒部材にキャップを嵌め込み、ロッド42内を逆流する土砂等が、注入プラント側へ入らないように閉鎖することができる。
なお、ロッド42内および吐出部44内は、水で洗浄しても土砂等を落とし切ることが難しいこともあるため、その後のシートパイル13の引き抜き時には、もう一方の予備のロッド42および吐出部44を使用することができる。このため、注入管40は、引き抜き時まで地盤に設置し、スイベル41まで取り付けたままの状態とすることができる。これにより、繋ぎ変えが簡単になり、施工時間を短縮することができる。
注入管40は、シートパイル13の引き抜き時に即座に使用できるようにするため、シートパイル13の立て込みから引き抜きまでの間、シートパイル13に取り付けた状態とされる。このため、スイベル41、ロッド42、モニター43は、それぞれを溶接して連結したものを用いることができる。
図8は、注入管40の第2の構成例を示した図である。図8に示す注入管40では、ロッド42の長さが異なり、吐出部44の位置も異なっている。2本のロッド42と2つの吐出部44を立て込みと引き抜きにそれぞれ使用する場合、注入材は圧力の低い地表面へ向けて移動することから、立て込み時には出来るだけ下側から注入することが望ましい。一方、引き抜き時は、地盤を沈下させないように地表面付近を出来るだけ早く密に充填するため、出来るだけ上側から注入することが望ましい。これらのことから、図8に示すように、ロッド42の長さを変え、吐出部44の位置も変えることができる。
図8に示す例では、立て込み時はロッド42の長さが長く、吐出部44がシートパイル13の先端に近い位置に設けられている、紙面に向かって右側のものを使用する。引き抜き時はロッド42の長さが短く、吐出部44がシートパイル13の頂部に近い位置に設けられている、紙面に向かって左側のものを使用する。
吐出部44は、キャップ45とシリコンにより閉鎖してもよいが、図8に示すように、球体(ボール)46と、コイルバネ47等の弾性体とを用い、注入材の供給の有無により土砂等がロッド42内に入らないように閉鎖することができる。
この構成では、注入材の供給前はコイルバネ47が伸び、ボール46が吐出部44より上側に位置する。ボール46は、ロッド42の中空部分の断面の径とほぼ同じ径を有し、吐出部44より下方にコイルバネ47の一端が接続され、他端がボール46に接続されているため、吐出部44内に入った土砂等がスイベル41側へと移動するのを抑止する。したがって、注入プラント側へ土砂等が逆流するのを防止する。
一方、注入材を供給すると、注入材の圧力によりボール46を下側へ押下し、コイルバネ47が縮み、吐出部44を開き、吐出部44から注入材を流出させることができる。このため、キャップ45とシリコンが不要となる。なお、図8に示した例では、2重に土砂等の逆流を防止するため、キャップ45とボール46の両方が設けられている。
図9は、注入管40の第3の構成例を示した図である。図9に示す例では、2本のロッド42がほぼ同じ長さで、吐出部44の位置もほぼ同じ位置で、両方にボール46およびコイルバネ47が設けられている。
図8に示した構成では、吐出部44が上側にある方を引き抜き、吐出部44が下側にある方を立て込みに使用している。立て込み完了時の洗浄である程度洗浄でき、再使用が可能な場合、立て込み時に使用したロッド42および吐出部44を使用して引き抜きを行い、何らかのトラブルが発生したときに、もう一方の予備のロッド42および吐出部44を使用したい場合がある。このような場合、図9に示した構成の注入管40を採用することができる。
図10は、複数のシートパイル13を連結して設置する場合の注入管付きシートパイル13の設置位置の一例を示した図である。注入管付きシートパイル13のみを連結して設置してもよいが、コストがかかり、シートパイル13を1枚立て込むごとに注入プラントを付け替えるのでは手間がかかる。そこで、数枚のシートパイル13に1本の割合で注入管付きシートパイル13を設置することができる。
注入管付きシートパイル13は、1~11枚のシートパイル13に1本の割合で設置することが望ましい。なお、12枚以上のシートパイル13に1本の割合であってもよいが、注入管からの距離が遠くなるため、瞬時に空洞18に注入することが難しくなる。
近隣に建物や重量物がある場合、地盤に荷重がかかっているため、空洞18の発生により地盤に傾きが発生しやすい。このため、近隣に建物や重量物がある箇所については、注入管付きシートパイル13の割合を多くし、周辺に建物や重量物等がない箇所については、注入管付きシートパイル13の割合を少なくすることができる。注入管付きシートパイル13の注入管から素早く注入材を注入することで、空洞18の発生と同時にその空洞18を注入材で充填することができる。
図10は、建物や重量物が近くにある箇所では、1~6枚のシートパイル13に1本という割合で注入管付きシートパイル13を設置し、建物や重量物が近くにない箇所では、7~11枚のシートパイル13に1本という割合で注入管付きシートパイル13を設置している。このように、建物や重量物が近くにあり、傾きを発生させないように注入材を密に充填しなければならない箇所については注入管の本数を増やすが、そうでない箇所については注入管の本数を減らすことで、コストを削減することができる。
なお、注入管付きシートパイル13を設置する位置は、柱状図(地質断面図)、使用する圧入機、透水係数、周辺地盤、建物や重量物の有無などを考慮し、設計段階において決定することができる。柱状図は、その地域の地層を構成する層の順序や岩質等を柱状に示した図である。透水係数は、地層の透水性の程度を示す係数である。また、軟弱地盤で、地下水位が高い地盤の場合、注入管の本数を増やし、密に充填することができる。
図11は、注入管付きシートパイル13を立て込んでいる様子を示した図である。注入管40には、2本の管として、2本の充填ホース50、51が接続されており、例えば充填ホース50のみへ一液の注入材を供給し、シートパイル13を立て込む。
玉石や砂礫等がある硬い地盤は、大きい力を加えても、低速度でしかシートパイル13を圧入することができない。一方、シルト等の柔らかい地盤は、小さい力でも、比較的速い速度でシートパイル13を圧入することができる。このため、シートパイル13は、地質に応じて変えられる圧入機が加える力に比例した速度で、地盤に圧入される。
シートパイル13の圧入する速度は、地質や使用する圧入機等を考慮して決定することができる。注入材の注入量は、決定された速度に応じて決定することができる。シートパイル13は、一定の厚さを有する板から構成されるため、決定された速度から単位時間当たりに圧入されるシートパイル13の容積を計算することができる。注入量は、計算した容積の1~10倍の量とすることができ、3~5倍の量が好ましい。このため、各供給ポンプ20、21は、この注入量になるように各液を供給することができる。注入量は、例えば20~200L/minとすることができる。スイベル41の中空円筒部材およびロッド42の径は、この注入量の注入材を供給するため、適切な径とすることができ、従来のA液、B液を別々に供給する場合の径に比較して大きくすることができる。
一般的に、シートパイル13を圧入すると、実際には図11(a)に示すように、シートパイル13近傍の地盤にせん断力が作用し、シートパイル13近傍の地盤が下方へ引っ張られ、シートパイル13を中心として大きく窪み、それに伴い、周辺の地盤が傾斜する。傾斜する範囲は、シートパイル13から数メートル、具体的には4~5mの範囲にまで及ぶ。
しかしながら、注入材を注入しながらシートパイル13を圧入した場合、図11(b)に示すように、シートパイル13を中心とした窪みは非常に小さくなる。この場合、傾斜する範囲が、数十センチメートル程度である。したがって、建物や重量物が1m以上離れていれば、建物や重量物が傾くことなく、シートパイル13を立て込むことができる。
なお、注入材は、浸透性が高い溶液型ではなく、強度を重視し、セメント等の粒子分を含む、収縮も、分離もしない懸濁型である。このため、細かい土粒子間を広く浸透することはなく、空洞18を瞬時に埋めることができ、収縮しないため、地盤の傾きを抑止することができる。
図12は、注入管付きシートパイル13を立て込んでいる間に注入管40から注入した注入材の地盤内での浸透について説明する図である。注入管40の水平方向に向いた吐出部44から注入材を吐出すると、図12に示すように、圧力の低い地表面へ向けて略45°の角度で浸透する。注入材は、地盤中の玉石や砂礫等の隙間や地下水がある箇所等へ浸透し、その隙間を埋め、また、滞留する地下水を追い出し、追い出した空間を充填して地下水を置換する。このように、注入材で隙間を埋め、地下水を置換するために、隙間を埋め、地下水を置換するために必要な量の数倍の量を供給する。これにより、瞬時に隙間を埋め、地下水を置換することができ、また、注入材のゲルタイムが短く、収縮しない材料であるため、地盤の沈下を確実に抑止することができる。
次に、立て込んだシートパイル13を撤去する作業について説明する。施工対象の地盤を取り囲むシートパイル13は、カルバートボックスの設置等の工事が完了した後、引き抜き、撤去される。撤去後、シートパイル13は、再利用することができる。シートパイル13を引き抜くと、引き抜き跡の空隙に、周囲の土砂が流入し、それに伴い、周辺の地盤が沈下する。このため、空隙を注入材で充填しながらシートパイル13を引き抜く。
注入材は、立て込み時と同じ注入材を使用することができ、注入量は、引き抜き速度に応じて決定することができる。この場合も、決定された速度から単位時間当たりに引き抜かれるシートパイル13の容積を計算し、計算した容積の1~10倍の量を注入量とすることができる。なお、注入量は、計算した容積の3~5倍の量が好ましい。なお、引き抜き時の注入材の注入は、立て込み時の供給ポンプ20、21の圧送圧力や土圧に加えて、シートパイル13の引き抜きにより発生する負圧によって行われる。
シートパイル13の撤去は、注入管から注入材を注入しながらシートパイル13を引き抜く。シートパイル13の引き抜きにも、サイレントパイラー14等の圧入機を使用することができる。注入管は、シートパイル13に取り付けられた注入管を用いることができる。注入材を注入するロッド42および吐出部44は、立て込み時に洗浄したロッド42および吐出部44を使用してもよいし、立て込み時とは別のロッド42および吐出部44を使用してもよい。
図13を参照して、シートパイル13を撤去する作業について説明する。ステップ200から作業を開始し、ステップ201では、撤去作業の準備を行う。準備は、サイレントパイラー14や注入プラントの設置、シートパイル13の引き抜きの順序の確認等である。
ステップ202では、シートパイル13の組を選択する。ステップ203では、選択した組の注入管付きシートパイル13の注入管と、注入プラントとを接続し、注入材の供給を準備する。
ステップ204では、選択した組に、注入管なしシートパイル13があるかを確認する。ある場合、ステップ205へ進み、サイレントパイラー14を使用し、選択した組の注入管付きシートパイル13の注入管から注入材を注入しながら、その同じ組の注入管なしシートパイル13を引き抜く。一方、ない場合は、ステップ207へ進む。
ステップ206では、その同じ組に、引き抜かれていない注入管なしシートパイル13があるかを確認する。ある場合、ステップ205へ戻り、その引き抜かれていない注入管なしシートパイル13を、注入材を注入しながら引き抜く。ない場合は、ステップ207へ進む。
ステップ207では、選択した組に、注入管なしシートパイル13がない、もしくは注入管なしシートパイル13を全て引き抜いたことから、選択した組の注入管付きシートパイル13を最後に引き抜く。このとき、注入管付きシートパイル13の注入管から注入材を注入しながら、当該注入管付きシートパイル13を引き抜く。
ステップ208では、全てのシートパイル13の引き抜きが完了したかを確認する。完了していない場合、ステップ202へ戻り、別の組を選択し、同様にしてシートパイル13を引き抜く。一方、完了した場合、ステップ209へ進み、注入プラントを解体し、トラック等に乗せて搬出するとともに、サイレントパイラー14も低床トレーラ等に乗せ、搬出し、ステップ210で作業を終了する。
この場合も、シートパイル13が残り数本になったところで、反力架台を搬入して設置し、重りを積載し、反力架台上の重りを反力として使用し、残りのシートパイル13を引き抜くことができる。
ところで、砂地盤等では、注入材を注入すると、砂等の粒子が注入材により移動し、砂粒子間の隙間に詰まり、密になって、シートパイル13との摩擦力が増大する。この摩擦力の増大は、ジャーミングと呼ばれる。ジャーミングが発生すると、シートパイル13が引き抜けなくなる。
しかしながら、本方法では、必要量の数倍という多い量の注入材を、シートパイル13の立て込み速度、もしくは引き抜き速度に合わせて供給するため、ジャーミングの発生を抑止することができる。これは、多い量の注入材を素早く注入することで、砂粒子が移動するより先に注入材で隙間を埋めることができ、また、シートパイル13近傍ではシートパイル13の圧入もしくは引き上げに伴い、注入材の流動性が維持されるからである。
注入管40は、立て込みから引き抜きまでの間、地盤内に設置した状態で保持される。このため、周辺の地盤の様子等を確認し、適宜注入プラントを接続し、注入材の注入を実施することができる。
シートパイル13の立て込み作業および引き抜き作業は、シートパイル13を連続して立て込み、および連続して引き抜き、注入材の注入も連続して行うことができるが、これに限られるものではない。例えば、シートパイル13を一定の高さだけ立て込む毎および引き抜く毎に、一定量の注入材を注入するステップを繰り返して、立て込み、および引き抜きを行ってもよい。この場合、ステップ毎に一定量の注入材が注入されたかどうかを確認することができる。一定量の注入材が注入されたかどうかは、例えば地表面に注入材が漏洩してきたか否かにより確認することができる。
これまでの説明では、1つの注入管付きシートパイル13を含む1組のシートパイル群を立て込む毎に、または1組のシートパイル群を引き抜く毎に、注入管付きシートパイル13の注入管と注入プラントとを繋ぎ変えていた。
しかしながら、このような繋ぎ変えは、時間や手間がかかる。そこで、図14(a)に示すような切替装置60を用い、切り替えを簡単に行えるようにすることができる。切替装置60は、三方向に流体の出入口を有する2つの三方弁61を含む。三方弁61は、1つの入口と、2つの出口とを有する。
三方弁61の1つの入口は、例えば一液の注入材を供給する管(ホース)62と接続され、2つの出口は、注入材の供給対象の注入管40のスイベル63と、次に供給する注入管40のスイベル64とに、ホース65、66を介して接続される。
スイベル63、64のホース65、66が接続されない側の中空円筒部材の入口は、キャップ67、68で閉鎖される。キャップ67、68の周囲に隙間が存在する場合には、シリコンを用いて隙間を埋めることができる。
三方弁61は、略90°回転可能なレバー69を有し、その内部は、例えば図14(b)に示すように、円柱状の空洞70と、空洞70と各出入口とを繋ぐ3つの連通路71~73と、レバー69の回転に伴って回転するL字状の通路74とを有している。
図14(c)に示すように、レバー69が位置Dにあるとき、すなわち一端を中心に回転するレバー69の他端が位置Dにあるとき、L字状の通路74は、ホース62が接続される連通路72と、ホース65が接続される連通路71とを繋ぎ、ホース62を流れてきた一液からなる注入材を、ホース65へと流し、スイベル63へ供給する。
レバー69の他端を矢線Eの方向へ傾けることによりレバー69を回転させると、レバー69の回転に伴って内部のL字状の通路74も回転する。レバー69の他端が位置Fに到達すると、通路74は、ホース62が接続される連通路72と、ホース66が接続される連通路73とを繋ぐ形となる。これにより、ホース62を流れてきた一液からなる注入材を、ホース66へと流し、スイベル64へ供給することができる。
切り替えを行うと、スイベル63へは注入材が供給されなくなるので、スイベル64へ注入材を供給している間に、スイベル63からホース65を外し、さらに次の注入管40のスイベルにホース65を接続することで、さらに切り替えることが可能となる。
注入プラントは、A液、B液を供給する供給ポンプ20、21を2組以上備えていてもよく、2以上の注入管40に注入材を同時に供給できるものであってもよい。また、2以上の注入管40に注入材を同時に供給するために、2以上の注入プラントを用いてもよい。2以上の注入管40に注入材を同時に供給できるプラントである場合、切替装置60を2台以上使用し、次の2以上の注入管40への切り替えを容易にすることができる。
以上に説明してきたように、本方法を採用することで、適切に注入材を注入しながら埋設物を立て込み、また、撤去することができる。したがって、建物や重量物が近隣して存在する場合であっても、建物や重量物の沈下を防止しつつ、埋設物を立て込み、また、撤去することができる。
これまで本発明の埋設物の施工方法について図面に示した実施形態を参照しながら詳細に説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態や、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
10…揚水管
10a…ウェルポイント
11…真空ポンプ
12…集水管
13…シートパイル
14…サイレントパイラー
15…チャック
16…昇降装置
17…掴み部
18…空洞
19…注入材
20、21…供給ポンプ
22、23…ミキサー
24~27…容器
28…水中ポンプ
29…発電機
30、31、33、35、36…管
32…Y字管
34…三方弁
40…注入管
41…スイベル
42…ロッド
43…モニター
44…吐出部
45…キャップ
46…ボール
47…コイルバネ
50、51…ホース
60…切替装置
61…三方弁
62、65、66…ホース
63、64…スイベル
67、68…キャップ
69…レバー
70…空洞
71~73…連通路
74…通路

Claims (7)

  1. 埋設物の施工方法であって、
    前記埋設物に取り付けられた注入管から、ゲルタイムが5秒から60秒である注入材を注入しながら該埋設物を地盤内に挿入する工程を含む、埋設物の施工方法。
  2. 前記挿入する工程では、前記埋設物の挿入速度に応じて前記注入材の注入量を変更する、請求項1に記載の埋設物の施工方法。
  3. 前記埋設物は、土留部材であり、
    前記挿入する工程では、1以上の前記土留部材からなり、前記注入管が取り付けられた土留部材を1つ含む土留部材の組につき、前記注入管から前記注入材を注入しながら前記組を構成する土留部材を前記地盤内に挿入する、請求項1または2に記載の埋設物の施工方法。
  4. 前記注入材を構成する2つの液を別々に作製する工程と、
    前記2つの液を混合し、一液として前記注入管に供給する工程と
    を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の埋設物の施工方法。
  5. 前記注入管は、前記注入材を吐出する第1の吐出口に連続する第1の通路と、前記注入材を吐出する第2の吐出口に連続する第2の通路とを有し、
    前記挿入する工程では、前記第1の通路のみを使用して前記注入材を供給し、前記第1の吐出口から吐出させる、請求項4に記載の埋設物の施工方法。
  6. 前記注入管から、ゲルタイムが5秒から60秒である注入材を注入しながら前記埋設物を前記地盤内から引き抜く工程を含み、
    前記引き抜く工程では、前記第2の通路のみを使用して前記注入材を供給し、前記第2の吐出口から吐出させる、請求項5に記載の埋設物の施工方法。
  7. 切替装置により前記注入材を供給する注入管を切り替える工程を含む、請求項1~6のいずれか1項に記載の埋設物の施工方法。
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