JP2022018833A - リアクトル - Google Patents

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浩太郎 鈴木
Kotaro Suzuki
勉 濱田
Tsutomu Hamada
孝輔 柴崎
Kosuke Shibasaki
麻美 對馬
Asami Tsushima
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Abstract

【課題】ギャップの厚みを相違させたても製造効率に優れるリアクトルを提供する。【解決手段】リアクトル1の環状コア3の2本以上の脚部には、ギャップの有無又はギャップの合計の厚みが異なる第1の脚部31aと第2の脚部31bとが含まれる。第1の脚部31aと接合するヨーク部32の第1の接合部32aと、第2の脚部31bと接合するヨーク部32の第2の接合部32bとは突出する高さ又は凹む深さが異なり、第1の接合部32aと第2の接合部32bの高低差は、第1の脚部31aと第2の脚部31bの第1のギャップ4aと第2のギャップ4bの合計の厚みの差の半分である。【選択図】図2

Description

本発明は、コアとコイルとを有するリアクトルに関する。
リアクトルはコイルと当該コイルに挿通するコアとを有する。コイルとコアとの電気的絶縁を図るべく、通常はコアを樹脂部材で被覆し、巻回されたコイルが樹脂部材の上からコアに装着される。このリアクトルは、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積及び放出する受動素子である。
このようなリアクトルは、多種多様の用途に使用されている。代表的なリアクトルとして、ハイブリッド自動車や電気自動車の駆動システム等の車載用の昇圧回路に組み込まれる昇圧リアクトル、電動機回路に直列に接続し短絡時の電流を制限する直列リアクトル、並列回路間の電流分担を安定させる並列リアクトル、短絡時の電流を制限しこれに接続される機械を保護する限流リアクトル、電動機回路に直列に接続して始動電流を制限する始動リアクトル、送電線路に並列接続されて進相無効電力の補償や異常電圧を抑制する分路リアクトル、中性点と大地間に接続して電力系統の地絡事故時に流れる地絡電流を制限するために使用する中性点リアクトル、三相電力系統の1線地絡時に発生するアークを自動的に消滅させる消弧リアクトルなどがある。
リアクトルには、磁界が増加すると磁束密度が飽和する磁気飽和の虞がある。リアクトルが磁気飽和すると、空芯のように透磁率が非常に低くなってインダクタンスが急激に低下する。従って、リアクトルが磁気飽和すると、リアクトル及びリアクトルが組み込まれた回路に過大電流が流れてしまう虞がある。そこで、コアにはギャップが設けられている。ギャップは、コアの磁気抵抗を上げる。コアの磁気抵抗が上がると、磁界の強さに対する磁束密度の上昇が緩やかになり、リアクトルの磁束飽和が抑制される。
θ形状のコアを備えるリアクトルがある。θ形状のコアは、中脚と2本の外脚とヨーク部を有する。中脚の両脇に2本の外脚が配置される。ヨーク部は計3本の脚部を両側から挟む。これにより、θ形状のコアは、中脚を共通にした2つの環形状が連なった形状を有する。両外脚及び中脚の各々にはコイルが挿通される。
θ形状のコアを備えるリアクトルには、磁路の不均一性が生じる。中脚に対しては、外脚で発生して磁路長L1の磁路を通る磁束が両外脚から回り込んでくる。外脚に対しては、中脚で発生して磁路長L1の磁路を通る磁束と、中脚を挟んで遠方にある他方の外脚で発生して磁路長L2を通る磁束が回り込んでくる。ギャップを除くコアの磁気抵抗は磁路長に比例する。従って、外脚におけるギャップを除くコアの磁気抵抗と、中脚におけるギャップを除くコアの磁気抵抗とは異なる。
そこで、外脚を通る磁路の磁気抵抗と中脚を通る磁路の磁気抵抗との相違を解消するために、外脚に設けられるギャップの合計厚みと、中脚に設けられるギャップの合計厚みとを相違させている(例えば、特許文献1参照)。即ち、磁路長の違いによる磁気抵抗の差を、ギャップの厚み差による磁気抵抗の差で相殺している。
また、1つの環形状のコアを備えるリアクトルがある。このリアクトルのコアは、二本の脚部を両側からヨーク部で挟むことで1つの環形状を有する。1つの環形状のコアを備えるリアクトルにおいても、一方の脚部と他方の脚部とに設けられるギャップの厚みを相違させる場合がある。例えば、一方の脚部のみをケースに入れた場合には、両方の脚部のギャップからの外部漏洩磁束が異なるし、磁路の不均一性も発生するためである。
特開2018-26504号公報
コアの脚部の全長をLaとし、厚みがG1のギャップを一方の脚部の一箇所に設け、厚みがG2のギャップを他方の脚部の一箇所に設けたものとする。このとき、一方の脚部は、(La-G1)/2の全長を有する2個の脚部ブロックと、当該脚部ブロックの間に介在する厚みがG1のギャップとを備える。他方の脚部は、(La-G2)/2の全長を有する2個の脚部ブロックと、当該脚部ブロックの間に介在する厚みがG2のギャップとを備える。両脚部を挟む一対のヨーク部は同形同大である。
このように、2本の脚部に設けるギャップの厚みが相違した場合には、コアは、1種類のヨーク部と、2種類の脚部ブロックの計3種類のコア部材を必要とする。3本の脚部に設けるギャップの厚みが全て相違する場合には、コアは、一種類のヨーク部と、3種類の脚部ブロックの計3種類のコア部材を必要とする。
従って、ギャップの厚みを相違させた場合には、ヨーク部と2種類以上の脚部ブロックを作製するために、少なくとも3種類以上の金型と製造装置が必要となる。そのため、ギャップが統一されたリアクトルと比べて、リアクトルの製造効率が低下する。また、2種類の脚部ブロックの組間違いが発生する虞もあり、歩留まりが低下し、この点でもリアクトルの製造効率が低下する。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ギャップの厚みを相違させたても製造効率に優れるリアクトルを提供することにある。
本発明のリアクトルは、環状コアとコイルとを有するリアクトルであって、前記環状コアは、2本以上の脚部及び当該脚部を繋ぐ一対のヨーク部を有し、1本以上の前記脚部は、ギャップを有し、2本以上の前記脚部には、前記ギャップの有無又は前記ギャップの合計の厚みが異なる第1の前記脚部と第2の前記脚部とが含まれ、前記ヨーク部は、前記脚部の端面と接合する各接合部を有し、前記各接合部には、前記第1の脚部と接合する第1の接合部と、前記第2の脚部と接合する第2の接合部とが含まれ、前記第1の接合部と前記第2の接合部とは、前記第1の脚部及び前記第2の脚部の延び方向に沿った高さが異なり、前記第1の接合部と前記第2の接合部の高低差は、前記第1の脚部と前記第2の脚部の前記ギャップの合計の厚みの差の半分であること、を特徴とする。
本発明によれば、ギャップの厚みを相違させたとしても、コアは1種類のヨーク部と1種類の脚部ブロックとにより成り、製造効率に優れるリアクトルが得られる。
第1の実施形態に係るリアクトルの全体構成を示す平面図である。 第1の実施形態に係る環状コアの構成を示す平面図である。 第2の実施形態に係る環状コアの構成を示す平面図である。 第3の実施形態に係る環状コアの構成を示す平面図である。 第4の実施形態に係る環状コアの構成を示す平面図である。 第5の実施形態に係る環状コアの構成を示す平面図である。 第6の実施形態に係る環状コアの構成を示す平面図である。 第7の実施形態に係るリアクトルの全体構成を示す平面図である。 第7の実施形態に係る環状コアの構成を示す平面図である。 第8の実施形態に係るリアクトルの全体構成を示す平面図である。 第9の実施形態に係る環状コアの構成を示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の各実施形態のリアクトルについて説明する。各図面においては、理解容易のため、厚み、寸法、位置関係、比率又は形状等を強調して示している場合があり、本発明は、それら強調に限定されるものではない。
図1は、第1の実施形態に係るリアクトルの全体構成を示す。このリアクトル1は、2個のコイル2と1個の環状コア3とを備えている。2個のコイル2は環状コア3に装着されている。コイル2には電流が流され、電流が流されたコイル2は巻数に従って磁束を発生させ、環状コア3は閉磁路となってコイル2が発生させた磁束を真空よりも高い透磁率に従って通す。即ち、リアクトル1は、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積及び放出する受動素子となる。
コイル2は、銅線等の導電線による筒状の巻回体である。このコイル2は、巻き軸に沿って1ターンごとに巻位置をずらしながら螺旋状に導電線を巻回することで形成される。2個のコイル2は、樹脂部材等の絶縁材(不図示)を介して、環状コア3に装着されている。
環状コア3は、圧粉磁心、フェライト磁心、メタルコンポジットコア又は積層鋼板等の磁性体である。圧粉磁心は、磁性粉末を押し固めた圧粉成形体を焼鈍したものである。磁性粉末は、鉄を主成分とし、純鉄粉、鉄を主成分とするパーマロイ(Fe-Ni合金)、Si含有鉄合金(Fe-Si合金)、センダスト合金(Fe-Si-Al合金)、アモルファス合金、ナノ結晶合金粉末、又はこれら2種以上の粉末の混合粉などが挙げられる。メタルコンポジットコアは、磁性粉末と樹脂とが混練され成型されて成るコアである。
図2は、第1の実施形態の環状コア3の詳細構成を示す平面図である。図2に示すように、環状コア3は、第1の脚部31a、第2の脚部31b及び一対のヨーク部32を備えている。第1の脚部31a、第2の脚部31b及び一対のヨーク部32が組み合わされることで、1つの環形状の閉磁路である環状コア3が形作られている。第1の脚部31aと第2の脚部31bは、コイル2に嵌め込まれており、磁束が発生する磁束発生部である。ヨーク部32は、第1の脚部31aと第2の脚部31bを磁束で結合する連結部である。
第1の脚部31aと第2の脚部31bは平行配置される。一対のヨーク部32も第1の脚部31aと第2の脚部31bと直交する方向に延びるように平行配置される。一対のヨーク部32は、第1の脚部31aと第2の脚部31bを両端部から挟み込むように配置される。ヨーク部32の各々は、第1の脚部31aと接合する第1の接合部32aと、第2の脚部31bと接合する第2の接合部32bとを有する。第1の接合部32aに第1の脚部31aの端面を突き合わせて接着剤で接合する。第2の接合部32bに第2の脚部31bの端面を突き合わせて接着剤で接合する。これにより、環状コア3は閉じた環形状を成す。
第1の脚部31aは、2個の脚部ブロック33aが連なって成る。2個の脚部ブロック33aの間には、第1のギャップ4aが介在している。第2の脚部31bは、2個の脚部ブロック33bが連なって成る。2個の脚部ブロック33bの間には、第2のギャップ4bが介在している。第1のギャップ4a及び第2のギャップ4bは、第1の脚部31aと第2の脚部31bの長さ方向中央に位置している。第1のギャップ4aを挟んで両側の脚部ブロック33aの全長Baは同一長である。第2のギャップ4bを挟んで両側の脚部ブロック33bの全長Bbは同一長である。
第1のギャップ4aと第2のギャップ4bは、透磁率が環状コア3よりも桁違いに低い磁気的なギャップである。第1のギャップ4aと第2のギャップ4bは、例えば板状のスペーサ又はエアギャップである。板状のスペーサは、例えば、セラミック材が平板形状に成形されたものである。非磁性体、アルミナやジルコニアなどのセラミック、非金属、樹脂、炭素繊維、若しくはこれら二種以上の合成材が平板形状に成形されたもの、又はギャップ紙である。エアギャップは磁性体のない隙間である。
第1の脚部31aの第1のギャップ4aの厚みGaと第2の脚部31bの第2のギャップ4bの厚みGbは、磁路の不均一性等を解消するために相違している。第1の脚部31aの第1のギャップ4aが第2の脚部31bの第2のギャップ4bよりも厚い。以下式(1)に示すように、第1の脚部31aの第1のギャップ4aの厚みGaから第2の脚部31bの第2のギャップ4bの厚みGbを差し引くと、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bは厚み差Dを有する。
D=Ga-Gb・・・(1)
一対のヨーク部32は同形同大であり、第1の脚部31aと第2の脚部31bの延び方向と直交する線を軸として線対称になるように配置されている。薄い第2のギャップ4bを有する第2の脚部31b側の第2の接合部32bは、他方のヨーク部32の第2の接合部32bと対向配置され、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bは厚み差Dの半分だけ、第1の接合部32aよりも突出している。第2の接合部32bの突出方向は、第2の脚部31bが延びる方向である。一方、厚い第1のギャップ4aを有する第1の脚部31a側の第1の接合部32aは突出せずに平坦である。即ち、以下式(2)に示すように、平坦である第1の接合部32a同士の離間距離Laよりも、突出している第2の接合部32b同士の離間距離Lbは、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bの厚み差Dだけ短くなっている。
Lb=La-D・・・(2)
平坦である第1の接合部32a同士の離間距離Laには、第1の脚部31aが備える2個の脚部ブロック33aと1個の第1のギャップ4aが収まる。従って、以下式(3)に示すように、脚部ブロック33aの全長Baは、第1の接合部32a同士の離間距離Laから第1のギャップ4aの厚みGaを差し引いた値の半分である。
Ba=(La-Ga)/2・・・(3)
突出している第2の接合部32b同士の離間距離Lbには、第2の脚部31bが備える2個の脚部ブロック33bと1個の第2のギャップ4bが収まる。従って、以下式(4)に示すように、脚部ブロック33bの全長Bbは、第2の接合部32b同士の離間距離Lbから第2のギャップ4bの厚みGbを差し引いた値の半分である。
Bb=(Lb-Gb)/2・・・(4)
第2の接合部32bが第1の接合部32aよりも厚み差Dの半分だけ突出し、第2の接合部32b同士が向かい合わせのため、上式(2)で示したように離間距離Lbは、離間距離Laよりも、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bの厚み差Dだけ短い。そうすると、上式(2)と上式(4)とから、以下式(5)に示すように、脚部ブロック33bの全長Bbは、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bの厚み差Dと第2のギャップ4bの厚みGbの合計を、第1の接合部32a同士の離間距離Laから差し引いた値の半分ともいえる。
Bb=[La-(D+Gb)]/2・・・(5)
上式(1)に示したように、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bの厚み差Dと第2のギャップ4bの厚みGbの合計とは、第1のギャップ4aの厚みGaである。従って、上式(1)と上式(5)とから、以下式(6)に示すように、この脚部ブロック33bの全長Bbは、平坦である第1の接合部32a同士の離間距離Laから第1のギャップ4aの厚みGaを差し引いた値の半分ともいえる。
Bb=(La-Ga)/2・・・(6)
即ち、上式(3)と上式(6)とから、下式(7)に示すように、第1の脚部31aが備える各脚部ブロック33aの全長Baと第2の脚部31bが備える各脚部ブロック33bの全長Bbは等しくなり、同形同大とすることができる。
Ba=Bb・・・(7)
このように、環状コア3において、第1の脚部31aの第1の接合部32aと第2の脚部31bの第2の接合部32bの高低差は、厚み差Dの半分と同じになっている。そのため、第1のギャップ4aの厚みGaと第2のギャップ4bの厚みGbとが異なっていても、環状コア3は、同形同大の脚部ブロック33aと脚部ブロック33bと、同形同大のヨーク部32のコア部材で構成することができる。即ち、環状コア3は計2種類のコア部材で構成することができる。尚、第1の接合部32aと第2の接合部32bの高低差とは、第1の脚部31aや第2の脚部31bが延びる方向に沿って測った、第1の接合部32aと第2の接合部32bの端部間の距離である。
ここで、第1の脚部31aの第1の接合部32aと第2の脚部31bの第2の接合部32bの高低差は相対的であればよく、一方の突出に限られない。図3は、第2の実施形態の環状コア3の詳細構成を示す平面図である。図3に示すように、第1の脚部31aの第1のギャップ4aが第2の脚部31bの第2のギャップ4bよりも厚く、第1のギャップ4aの厚みGaから第2のギャップ4bの厚みGbを差し引くと、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bは厚み差Dを有する。
厚い第1のギャップ4aを有する第1の脚部31a側の第1の接合部32aは、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bは厚み差Dの半分だけ、第2の接合部32bより凹んでいる。尚、一対のヨーク部32は同形同大であり、第1の脚部31aと第2の脚部31bの延び方向と直交する線を軸として線対称になるように配置されており、第2の接合部32bは、他方のヨーク部32の第2の接合部32bと対向配置されている。一方、薄い第2のギャップ4bを有する第2の脚部31b側の第2の接合部32bは、突出も凹みもせずに平坦になっている。
これにより、凹んだ第1の接合部32a間には厚い第1のギャップ4aが介在しているが、第1の接合部32a同士の離間距離Laは、第2の接合部32b同士の離間距離Lbより長くなっている。離間距離Laと離間距離Lbの差は、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bの厚み差Dに等しい。即ち、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bの厚み差Dは、第1の接合部32aが凹んで離間距離Laが拡げられることで相殺される。厚い第1のギャップ4aが存在する分、脚部ブロック33aを小さくする必要はない。
従って、環状コア3を、厚い第1のギャップ4aを含んだ第1の脚部31aと接合する接合部32aを、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bの厚み差Dの半分だけ凹ませ、接合部32aと接合部32bとに厚み差Dの半分の高低差を付けることによっても、同形同大のヨーク部32と、同形同大の脚部ブロック33aと脚部ブロック33bの計2種類のコア部材で構成することができる。
図4は、更に第3の実施形態の環状コア3の詳細構成を示す平面図である。図4に示すように、第1の脚部31aの第1のギャップ4aが第2の脚部31bの第2のギャップ4bよりも厚く、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bは厚み差Dを有する。厚い第1のギャップ4aを有する第1の脚部31a側の第1の接合部32a、及び薄い第2のギャップ4bを有する第2の脚部31b側の第2の接合部32bは、共にヨーク部32から突出している。このヨーク部32は概略C字形状又はU字形状を有している。
一対のヨーク部32は同形同大であり、第1の脚部31aと第2の脚部31bの延び方向と直交する線を軸として線対称になるように配置されており、第1の接合部32a同士及び第2の接合部32b同士が対向配置されている。
但し、薄い第2のギャップ4bを有する第2の脚部31b側の第2の接合部32bは、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bの厚み差Dの半分だけ、第1の接合部32aよりも長い突出長を有する。換言すると、厚い第1のギャップ4aを有する第1の脚部31a側の第1の接合部32aは、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bの厚み差Dの半分だけ、第2の接合部32bよりも短い突出長を有しており、第2の接合部32bを基準とすると厚み差Dの半分だけ凹んでいる。
このように、第1の接合部32aと第2の接合部32bの両方とも突出させ、突出長の差を第1のギャップ4aと第2のギャップ4bの厚み差Dの半分とするように、第1の接合部32aと第2の接合部32bとの高低差を付けることによっても、同形同大のヨーク部32と、同形同大の脚部ブロック33aと脚部ブロック33bの計2種類のコア部材で構成することができる。
第1の接合部32aと第2の接合部32bの両方とも突出させ、突出差で調整する態様は、ヨーク部32、脚部ブロック33a及び脚部ブロック33bが圧粉磁心又はメタルコンポジットコアである場合に特に好適である。圧粉磁心又はメタルコンポジットコアは、磁性粉末又は磁性粉末と樹脂との混錬物を型に入れて押し固めることで成型される。金型を用いたプレス成型においては、ヨーク部32、脚部ブロック33a及び脚部ブロック33bの寸法は、第1の接合部32aと第2の接合部32bとを共に突出させている場合の方が高精度となる。
ヨーク部32、脚部ブロック33a及び脚部ブロック33bの寸法精度が悪いと、振動や熱によってヨーク部32、脚部ブロック33a又は脚部ブロック33bが外れ、又はクラックが発生する虞がある。即ち、環状コア3に予期しないエアギャップが生じ、磁路の不均一性が再発する虞がある。しかし、第1の接合部32aと第2の接合部32bの両方とも突出させる態様は、金型を用いたプレス成型において、ヨーク部32、脚部ブロック33a及び脚部ブロック33bの良好な寸法精度が得られる。
図5は、更に第4の実施形態の環状コア3の詳細構成を示す平面図である。図5に示すように、微小な突起や凹みの作製が必要になるが、第1の接合部32aを凹ませ、第2の接合部32bを突出させてもよい。そして、一対のヨーク部32は同形同大とし、第1の脚部31aと第2の脚部31bの延び方向と直交する線を軸として線対称になるように配置され、第1の接合部32a同士及び第2の接合部32b同士が対向配置される。
第1の接合部32aを凹ませ、第2の接合部32bを突出させることで、第1の接合部32aと第2の接合部32bとの高低差を、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bとの厚み差Dに合わせることができる。この環状コア3についても、同形同大のヨーク部32と、同形同大の脚部ブロック33aと脚部ブロック33bの計2種類のコア部材で構成することができる。
図6は、更に第5の実施形態の環状コア3の詳細構成を示す平面図である。第5の実施形態の環状コア3においても、一対のヨーク部32は同形同大であり、第1の脚部31aと第2の脚部31bの延び方向と直交する線を軸として線対称になるように配置され、第1の接合部32a同士及び第2の接合部32b同士が対向配置される。第1の脚部31aと第2の脚部31bのうち、第1の脚部31aのみに第1のギャップ4aを備えるようにしてもよい。この場合、第2の脚部31bの第2のギャップ4bの厚みGbをゼロと考える。第1のギャップ4aの厚みGaが厚み差Dとなり、この厚み差Dを第1の接合部32aと第2の接合部32bの高低差で吸収する。
この環状コア3についても、同形同大のヨーク部32と、同形同大の脚部ブロック33aと脚部ブロック33bの計2種類のコア部材で構成することができる。尚、第2の脚部31bは、第2のギャップ4bを介挿することなしに、2つの脚部ブロック33bを接着剤等で接合すればよい。
図7は、更に第6の実施形態の環状コア3の詳細構成を示す平面図である。第6の実施形態の環状コア3においても、一対のヨーク部32は同形同大であり、第1の脚部31aと第2の脚部31bの延び方向と直交する線を軸として線対称になるように配置され、第1の接合部32a同士及び第2の接合部32b同士が対向配置される。
ここで、第1のギャップ4a及び第2のギャップ4bを厚くすると、第1のギャップ4a及び第2のギャップ4bから磁束が漏洩する虞がある。リアクトル1によっては、磁束漏洩の調節のため、複数の薄い第1のギャップ4aを第1の脚部31aに備えるようにし、複数の薄い第2のギャップ4bを第2の脚部31bに備えるようにする場合がある。
複数の薄い第1のギャップ4aは、第1の脚部31aの長さ方向に沿って等距離離間して配置する。これにより、第1の脚部31aに並ぶ脚部ブロック33aは同形同大となる。複数の薄い第2のギャップ4bは、第2の脚部31bの長さ方向に沿って等距離離間して配置する。これにより、第2の脚部31bに並ぶ脚部ブロック33bは同形同大となる。
そして、各第1のギャップ4aの厚さEGaを合計した厚さGaと、各第2のギャップ4bの厚さEGbを合計した厚さGbとの差を厚み差Dとし、第1の接合部32aと第2の接合部33bの高低差を、この厚み差Dの半分とする。これにより、脚部ブロック33aと脚部ブロック33bも同形同大となる。
以上、1つの環形状を有する環状コア3に基づいて説明してきたが、2つ以上の環形状が連なった環状コア3についても、同形同大のヨーク部32と同形同大の脚部ブロック33a及び33bの計2種類のコア部材によって形成することができる。
図8は、第7の実施形態に係るリアクトル1の全体構成を示す平面図である。図9は、第7の実施形態に係る環状コア3の構成を示す平面図である。図8及び図9に示すように、このリアクトル1は、3つの環形状が連なった環状コア3と4つのコイル2とを備えている。
この環状コア3は、中脚となる2本の第1の脚部31aと、外脚となる2本の第2の脚部31bと、一対のヨーク部32を組み合わせて構成されている。2本の第1の脚部31aが隣り合わせで配置され、2本の第1の脚部31aの両側に2本の第2の脚部31bが分けて配置される。2本の第1の脚部31a及び2本の第2の脚部31bは平行配置される。この第1の脚部31a及び第2の脚部31bの両端部に一対のヨーク部32を分けて挟み込む。ヨーク部32は平行配置され、第1の脚部31a及び第2の脚部31bの延び方向と直交するように延在させる。
一対のヨーク部32は、延び方向両端に第2の接合部32bを有し、延び方向中心に2個の第1の接合部32aを有する。そして、一対のヨーク部32は、一対のヨーク部32は同形同大であり、第1の脚部31aと第2の脚部31bの延び方向と直交する線を軸として線対称になるように配置され、各第1の接合部32a同士及び各第2の接合部32b同士が対向配置される。2箇所の第2の接合部32bで2本の第2の脚部31bと接合され、2箇所の第1の接合部32aで2本の第1の脚部31aと接合される。
中脚の第1の脚部31aは脚部ブロック33aが連なって配置され、脚部ブロック33aの間に第1のギャップ4aが介挿されている。外脚の第2の脚部31bは脚部ブロック33bが連なって配置され、脚部ブロック33bの間に第2のギャップ4bが介挿されている。第1のギャップ4aの厚みGaと第2のギャップ4bの厚みGbは、回り込んでくる磁束の磁路長が相違するために異なっている。
この2つの環形状が連なった環状コア3においても、第1のギャップ4aの厚みGaと第2のギャップ4bの厚みGbの厚み差Dの半分に等しい高低差を、第1の接合部32aと第2の接合部32bとに設ける。これにより、外脚となっている2本の第2の脚部31bを構成する脚部ブロック33bと、中脚となっている1本の第1の脚部31aを構成する脚部ブロック33aとを同形同大とすることができる。従って、同形同大の一対のヨーク部32と同形同大の脚部ブロック33a及び脚部ブロック33bの計2種類のコア部材によって、環状コア3を形成することができる。
図10は、第8の実施形態に係る環状コア3の構成を示す平面図である。この環状コア3は、第1の中脚部311、第2の中脚部312、第1の外脚部313及び第2の外脚部314並びに一対のヨーク部32により、2つの環形状が連なったθ形状を成している。ヨーク部32は、第1の中脚部311と接合する第1の中脚接合部321、第2の中脚部312と接合する第2の中脚接合部322、第1の外脚部313と接合する第1の外脚接合部323、及び第2の外脚部314と接合する第2の外脚接合部324を備えている。
そして、一対のヨーク部32は、一対のヨーク部32は同形同大であり、第1の中脚部311、第2の中脚部312、第1の外脚部313及び第2の外脚部314の延び方向と直交する線を軸として線対称になるように配置され、第1の中脚接合部321同士、第2の中脚接合部322同士、第1の外脚接合部323同士、及び第2の外脚接合部324同士が対向配置される。
第1の中脚部311は、脚部ブロック331が連なって構成され、また中脚内ギャップ41が介挿されている。第2の中脚部312は、脚部ブロック332が連なって構成され、また中脚内ギャップ42が介挿されている。第1の外脚部313は、脚部ブロック333が連なって構成され、第1の外脚内ギャップ43が介挿されている。第2の外脚部314は、脚部ブロック334が連なって構成され、第2の外脚内ギャップ44が介挿されている。第1の中脚内ギャップ41の厚みG1と、第2の中脚内ギャップ42の厚みG2と、第1の外脚内ギャップ43の厚みG3と、第2の外脚内ギャップ44の厚みG4は全て異なる値となっている。
この環状コア3の場合、1つの脚を基準とする。例えば第1の中脚部311を基準にして、第1の中脚部311を第1の脚部31aと見做し、第1の中脚接合部321を第1の接合部32aと見做す。まず、第2の中脚部312を第2の脚部31bとし、第2の外脚接合部322を第2の接合部32bとする。中脚内ギャップ41の厚みG1と第2の中脚内ギャップ42の厚みG2との厚み差D1の半分が、第1の中脚接合部321と第2の中脚接合部322との高低差となるように、第1の中脚接合部321に対して第2の中脚接合部322を突出させ、又は凹ませる。
次に、第1の外脚部313を第2の脚部31bとし、第1の外脚接合部323を第2の接合部32bとする。中脚内ギャップ41の厚みG1と第1の外脚内ギャップ43の厚みG3との厚み差D2の半分が、第1の中脚接合部321と第1の外脚接合部323との高低差となるように、第1の中脚接合部321に対して第1の外脚接合部323を突出させ、又は凹ませる。
次に、第2の外脚部314を第2の脚部31bとし、第2の外脚接合部324を第2の接合部32bとする。中脚内ギャップ41の厚みG1と第2の外脚内ギャップ43の厚みG4との厚み差D3の半分が、第1の中脚接合部321と第2の外脚接合部324との高低差となるように、第1の中脚接合部321に対して第2の外脚接合部324を突出させ、又は凹ませる。これにより、脚部ブロック331、脚部ブロック332及び脚部ブロック333を同形同大とすることができ、同形同大の一対のヨーク部32と合せて、計2種類のコア部材によって、環状コア3を形成することができる。
図11は、第9の実施形態に係る環状コア3の構成を示す平面図である。第1乃至第8の実施形態のリアクトル1のように全ての脚部にコイル2が装着されていなくともよい。この環状コア3は、1つの環形状を有するが、第1の脚部31aにのみコイル2が装着され、第2の脚部31bにはコイル2が未装着である。この環状コア3であっても、第1の接合部32aと第2の接合部32bの高低差を、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bの厚み差Dの半分とすることで、脚部ブロック33aと脚部ブロック33bを同形同大とすることができ、同形同大の一対のヨーク部32と合せて、計2種類のコア部材によって、環状コア3を形成することができる。
以上のように、リアクトル1において環状コア3は、第1の脚部31aと第2の脚部31b等の2本以上の脚部で構成される。第1の脚部31aと第2の脚部31bには、第1のギャップ4a等のギャップの有無による違い、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bの合計の厚みの違い、又はこれらの両方がある。このとき、第1の脚部31aと接合する第1の接合部32aと、第2の脚部31bと接合する第2の接合部32bとは、第1の脚部31a及び第2の脚部31bの延び方向に沿って突出する高さ又は凹む深さが異なっており、その高低差は、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bの合計の厚み差Dの半分であるようにした。
これにより、脚部ブロック33a及び脚部ブロック33bを同形同大とすることができ、同形同大の一対のヨーク部32と合わせて、計2種類のコア部材によって、環状コア3を形成することができる。従って、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bの厚みを相違させたとしても、1種類のヨーク部32と1種類の脚部ブロック33a及び脚部ブロック33bの計2種類により環状コア3を形成できる。そのため、金型点数の削減、組間違えの発生確率の低下等により、製造効率に優れるリアクトルが得られる。
尚、ヨーク部32と第1の脚部31aや第2の脚部31bを接合するための接着剤の膜厚、及び脚部ブロック33aや脚部ブロック33bと第1のギャップ4aや第2のギャップ4bとを接合するための接着剤の膜厚を、第1のギャップの4aの合計の厚みGaや第2のギャップ4bの合計の厚みGbに含めるようにしてもよい。接着剤の膜厚もエアギャップとして機能し得るためである。
また、第1の接合部32aと第2の接合部32bは、共に第1の脚部31a及び第2の脚部31bに向けて突出し、第1の接合部32aの突出長と第2の接合部32bの突出長が異なるようにした。
これにより、ヨーク部32を金型により成型する場合、第1の接合部32aの突出長と第2の接合部32bの突出長を高精度に設計寸法に近づけることができる。従って、振動や熱によってヨーク部32、脚部ブロック33a又は脚部ブロック33bが外れ、又はクラックが発生し、環状コア3に予期しないエアギャップが生じ、磁路の不均一性が再発する虞を低下させることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、下記に示す他の実施形態も包含する。また、本発明は、上記実施形態及び下記の他の実施形態を全て又はいずれかを組み合わせた形態も包含する。さらに、これらの実施形態を発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができ、その変形も本発明に含まれる。
例えば、1つの環形状の環状コア3及び3つの環形状が連なった環状コア3を例に挙げて説明したが、本発明は、これに限られず、3つの脚部を有し、2つの環形状が連なったθ形状の環状コア3等のように、複数の脚部により成る環状コア3に適用可能である。
第1のギャップ4aと第2のギャップ4bは、複数枚の共通厚の極薄板を重ねるようにしてもよい。これにより、第1のギャップ4aと第2のギャップ4bも同一部品を重ねることで構成でき、生産効率はより向上する。また、ヨーク部32と第1の脚部31aや第2の脚部31bとの間に第1のギャップ4aと第2のギャップ4bを設けるようにしてもよい。
1 リアクトル
2 コイル
3 環状コア
31a 第1の脚部
31b 第2の脚部
311 第1の中脚部
312 第2の中脚部
313 第1の外脚部
314 第2の外脚部
32 ヨーク部
32a 第1の接合部
32b 第2の接合部
321 第1の中脚接合部
322 第2の中脚接合部
323 第1の外脚接合部
324 第2の外脚接合部
33a 脚部ブロック
33b 脚部ブロック
331 脚部ブロック
332 脚部ブロック
333 脚部ブロック
334 脚部ブロック
4a 第1のギャップ
4b 第2のギャップ
41 第1の中脚内ギャップ
42 第2の中脚内ギャップ
43 第1の外脚内ギャップ
44 第2の外脚内ギャップ

Claims (6)

  1. 環状コアとコイルとを有するリアクトルであって、
    前記環状コアは、2本以上の脚部及び当該脚部を繋ぐ一対のヨーク部を有し、
    1本以上の前記脚部は、ギャップを有し、
    2本以上の前記脚部には、前記ギャップの有無又は前記ギャップの合計の厚みが異なる第1の前記脚部と第2の前記脚部とが含まれ、
    前記ヨーク部は、前記脚部の端面と接合する各接合部を有し、
    前記各接合部には、前記第1の脚部と接合する第1の接合部と、前記第2の脚部と接合する第2の接合部とが含まれ、
    前記第1の接合部と前記第2の接合部とは、前記第1の脚部及び前記第2の脚部の延び方向に沿った高さが異なり、
    前記第1の接合部と前記第2の接合部の高低差は、前記第1の脚部と前記第2の脚部の前記ギャップの合計の厚みの差の半分であること、
    を特徴とするリアクトル。
  2. 全ての前記脚部は、1個又は2個以上の脚部ブロックが連なって成り、
    前記脚部を挟む前記ヨーク部の両方は、同形同大状を有し、
    全ての前記脚部が有する全ての前記脚部ブロックは、同形同大状を有すること、
    を特徴とする請求項1記載のリアクトル。
  3. 前記第1の接合部と前記第2の接合部は、共に前記脚部に向けて突出し、
    前記第1の接合部の突出長と前記第2の接合部の突出長が異なること、
    を特徴とする請求項1又は2記載のリアクトル。
  4. 前記第1の接合部と前記第2の接合部のうちの一方のみが突出若しくは凹み、又は前記第1の接合部が突出して、前記第2の接合部が凹むこと、
    を特徴とする請求項1又は2記載のリアクトル。
  5. 前記環状コアは、2本の前記脚部を有する1つの環形状、又は3本の前記脚部を有して2つの環形状が連なった形状を有すること、
    を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のリアクトル。
  6. 前記環状コアは、圧粉磁心であること、
    を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のリアクトル。
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