JP2022014795A - 転舵角制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】転舵アクチュエータにおけるガタに起因する転舵角の制御精度の低下を抑制することである。【解決手段】本転舵角制御装置においては、転舵アクチュエータのガタを考慮して、車輪の転舵角の制御が行われる。転舵アクチュエータにおいて、電動モータの回転が一対以上のギヤを介して出力軸から出力される。ギヤ同士の螺合にはガタが生じることが多いが、ガタによりずれが生じる場合がある。そこで、本転舵角制御装置においては、転舵アクチュエータにおけるガタが取得され、ガタを考慮して転舵角の制御が行われる。その結果、ガタに起因する転舵角の制御精度の低下を抑制することができる。【選択図】 図6
Description
本発明は、車両の複数の車輪の転舵角をそれぞれ独立に制御する転舵角制御装置に関するものである。
特許文献1には、モータを有する転舵アクチュエータを備え、車両に搭載された車輪を転舵する転舵装置を制御することにより車輪の転舵角を制御する転舵角制御装置が記載されている。特許文献1に記載の転舵角制御装置は、車輪の転舵角を取得する転舵角取得装置を備え、モータを制御することにより、転舵角取得装置によって取得された車輪の転舵角を目標転舵角に近づける。また、転舵角取得装置は、モータの回転角を検出するモータ回転角検出装置と、転舵アクチュエータの出力軸の回転角を検出する出力軸回転角検出装置とを備え、モータ回転角検出装置によって検出されたモータ回転角が0である場合に出力軸回転角検出装置によって検出された出力軸の回転角を基準位置とし、その後、モータ回転角検出装置によって検出されたモータ回転角に基づいて出力軸の回転角を取得し、車輪の転舵角を取得する。モータ回転角検出装置は出力軸回転角検出装置より検出精度が高いものであるため、出力軸の回転角を精度よく取得することが可能となり、転舵角を精度よく取得することが可能となる。
転舵角制御装置において、転舵アクチュエータにおけるガタに起因する制御精度の低下を抑制することである。
本転舵角制御装置においては、転舵アクチュエータのガタを考慮して、車輪の転舵角の制御が行われる。転舵アクチュエータにおいて、電動モータの回転が一対以上のギヤを介して出力軸から出力される。転舵アクチュエータの出力軸の回転が連結機構を介して車輪に伝達され、車輪がキングピン軸周りに転舵される。
一方、ギヤ同士の噛み合わせにおいてはガタが生じることが多いが、ガタにより転舵角にずれが生じる場合がある。
そこで、本転舵角制御装置においては、転舵アクチュエータにおけるガタが取得され、ガタを考慮して転舵角の制御が行われる。その結果、ガタに起因する転舵角の制御精度の低下を抑制することができる。
一方、ギヤ同士の噛み合わせにおいてはガタが生じることが多いが、ガタにより転舵角にずれが生じる場合がある。
そこで、本転舵角制御装置においては、転舵アクチュエータにおけるガタが取得され、ガタを考慮して転舵角の制御が行われる。その結果、ガタに起因する転舵角の制御精度の低下を抑制することができる。
以下、本発明を一実施形態である転舵角制御装置を含む車両用転舵システムを、図面に基づいて説明する。車両用転舵システムは、ステアバイワイヤ式のものであり、車両の複数の操舵輪にそれぞれ設けられた転舵装置10と、転舵装置10を制御することにより、車輪の転舵角を制御する転舵角制御装置50とを含む。
図1に示すように転舵装置10は、それぞれ、操舵輪である左右前輪12の各々を独立に転舵するものである。これら転舵装置10は、互いに同じ構造を成すものであるため、本実施例においては、右前輪12に設けられた転舵装置10について説明し、左前輪に設けられた転舵装置についての説明を省略する。
右前輪(以下、単に、前輪または操舵輪と称する場合がある。)12は、ステアリングナックル(以下、ナックルと称する)16に回転可能に保持される。また、ナックル16には、ロアアーム18が連結されるが、ロアアーム18は、図示しない車体側部材にブッシュを介して上下方向(前後方向に伸びた軸線周り)および水平方向(上下方向に伸びた軸線周り)に揺動可能に連結される。また、ナックル16は、ショックアブソーバ20、サスペンションスプリング21を介して図示しない車体側部材に支持される。
転舵装置10は、上述のナックル16と、ロアアーム18に設けられた転舵アクチュエータ24と、その転舵アクチュエータ24の出力軸28(図2参照)に連結されたピットマンアーム34と、ピットマンアーム34と、ナックル16のナックルアーム22とを連結するタイロッド26とを含む。
転舵アクチュエータ24は、図2に示すように、駆動源としての電動モータである転舵モータ30と、転舵モータ30の回転を減速する減速機32とを含む。減速機32は、複数対のギヤを有する遊星ギヤ機構32aを備えたものであり、転舵モータ30の回転を減速して、出力軸28に出力する。本実施例においては、転舵モータ30の出力軸である減速機32の入力軸がサンギヤに噛み合い、サンギヤ、プラネタリギヤ、リングギヤの噛み合いを介してプラネタリギヤキャリアに設けられた出力軸28から出力される。ピットマンアーム34は、一端部において出力軸28に一体的に回転可能に連結され、他端部においてタイロッド26に連結部40を介して連結される。タイロッド26は、上述のように一端部においてピットマンアーム34に連結され、他端部において連結部42を介してナックルアーム22に連結される。本実施例において、タイロッド26は転舵アクチュエータより車両の後側に位置する。
本転舵装置10において、図1に示す矢印Xが示す方向に、転舵アクチュエータ24の駆動によりピットマンアーム34が転舵アクチュエータ24の軸線周りに回動させられると、それに伴ってタイロッド26が矢印Yが示す方向に移動させられ、それにより、ナックルアーム22およびナックル16がキングピン軸KP周りに回動させられ、矢印Zが示す方向に車輪12が転舵される。本実施例においては、ピットマンアーム34,タイロッド26,ナックルアーム22等により連結機構44が構成される。
転舵角制御装置50は、図3に示すように転舵ECU(Electric Control Unit)52等を含む。転舵ECU52は、コンピュータを主体とするものであり、運転者により操作可能な操舵操作部材(例えば、ハンドル)の操作量を検出する操作量センサ54、車両の走行速度を検出する走行速度センサ56、車両の周辺の環境を取得する周辺環境取得装置58、メインスイッチ60等が接続されている。メインスイッチ60は、運転者によって操作可能なものであり、メインスイッチ60がONになると、車両の走行が可能となる。周辺環境取得装置58は、カメラ、レーダ装置等を備え、車両の周辺に存在する物体等を取得する。転舵ECU52は、操作量センサ54によって検出された操舵操作部材の操作量、走行速度センサ56によって検出された車両の走行速度、周辺環境取得装置58によって取得された車両の周辺の環境(例えば、境界線に対する車両の走行位置、車両の周辺の物体の有無、車両と物体との相対位置関係等が該当する)等に基づいて前輪12の目標転舵角を取得する。
また、転舵ECU52には、転舵装置10各々の転舵アクチュエータ24の転舵モータ30が接続されるとともに、転舵モータ30の回転角を検出する回転角センサ70、転舵モータ30に流れる電流を検出する電流センサ72等が接続される。転舵ECU52は、転舵モータ30を制御することにより車輪12の転舵角を制御する。
以上のように構成された車両用転舵システムの作動について説明する。
本実施例においては、前輪12の転舵角の制御が、転舵アクチュエータ24におけるガタを考慮して行われる。減速機32は複数対のギヤを備えたものであり、減速機32の入力軸である転舵モータ30の出力軸の回転が複数段のギヤの噛み合わせにより減速されて、出力軸28に出力される。ガタは、複数対のギヤの各々の噛み合わせにおいて生じるが、以下、本実施例においては、転舵アクチュエータ24において生じるガタの合計、換言すると、これら転舵モータ30の出力軸と減速機32の出力軸28との間に生じるガタの合計をガタと称する。
本実施例においては、前輪12の転舵角の制御が、転舵アクチュエータ24におけるガタを考慮して行われる。減速機32は複数対のギヤを備えたものであり、減速機32の入力軸である転舵モータ30の出力軸の回転が複数段のギヤの噛み合わせにより減速されて、出力軸28に出力される。ガタは、複数対のギヤの各々の噛み合わせにおいて生じるが、以下、本実施例においては、転舵アクチュエータ24において生じるガタの合計、換言すると、これら転舵モータ30の出力軸と減速機32の出力軸28との間に生じるガタの合計をガタと称する。
本実施例においては、車両のイニシャルチェックにおいて、図8(a)-(c)に示すように、転舵モータ30を左右両方向(正逆両方向と称することもできる)に回転させ、それぞれ、ガタが詰まった場合の転舵モータ30の回転角であるモータ回転角θGR、θGLを取得し、これらのモータ回転角θGR、θGLの差をガタの大きさとして取得する。
図8(a)に示すように、転舵アクチュエータ24においてガタすなわち遊びがある場合には、転舵モータ30に加えられる負荷は小さく、転舵モータ30に流れる電流は小さいのが普通である。しかし、図8(b),(c)に示すように、右方または左方にガタが詰まった場合には、転舵モータ30に加えられる負荷が急激に大きくなり、転舵モータ30に流れる電流の絶対値が大きくなる。
このように、転舵モータ30に流れる電流の絶対値が大きくなった場合に、ガタが詰まったことが分かるのであり、その場合の転舵モータ30の回転角が回転角センサ70によって検出される。
図8(a)に示すように、転舵アクチュエータ24においてガタすなわち遊びがある場合には、転舵モータ30に加えられる負荷は小さく、転舵モータ30に流れる電流は小さいのが普通である。しかし、図8(b),(c)に示すように、右方または左方にガタが詰まった場合には、転舵モータ30に加えられる負荷が急激に大きくなり、転舵モータ30に流れる電流の絶対値が大きくなる。
このように、転舵モータ30に流れる電流の絶対値が大きくなった場合に、ガタが詰まったことが分かるのであり、その場合の転舵モータ30の回転角が回転角センサ70によって検出される。
なお、本実施例において、転舵モータ30の右方向(操舵輪12が右方向に転舵される場合の転舵モータ30の回転方向を右方向と称する)回転時に流れる電流をプラスの値で表し、転舵モータ30の左方向(操舵輪12が左方向に転舵される場合の転舵モータ30の回転方向を左方向と称する)回転時に流れる電流をマイナスの値で表す。転舵モータ30の回転角(以下、モータ回転角と称する場合がある)は、右方向に回転した場合にはモータ回転角が増加し、左方向に回転した場合にはモータ回転角が減少すると考える。
例えば、転舵モータ30を、右方向にゆっくり回転させる。図7(a)に示すように、転舵モータ30の回転に伴って回転角センサ70によって検出されたモータ回転角θmは増加するが、図7(b)の時間t0~t1の間におけるように、転舵モータ30に流れる電流の値であるモータ電流値Imは小さい。図8(a)に示すように、遊びの状態にあるからである。
転舵モータ30をさらに右方向に回転させると、モータ回転角θmが増加するが、時間t1に達すると図7(b)に示すように、モータ電流値Imが設定電流値Ithより大きくなる(モータ電流値Imの絶対値が設定電流値Ithより大きくなる)。図8(b)に示すように、ガタが右方に詰まったと推定される。その場合のモータ回転角はθGRとなる。
転舵モータ30をさらに右方向に回転させると、モータ回転角θmが増加するが、時間t1に達すると図7(b)に示すように、モータ電流値Imが設定電流値Ithより大きくなる(モータ電流値Imの絶対値が設定電流値Ithより大きくなる)。図8(b)に示すように、ガタが右方に詰まったと推定される。その場合のモータ回転角はθGRとなる。
次に、時間t2から転舵モータ30を左方向にゆっくり回転させる。図7(a)に示すように、モータ回転角θmは減少するが、時間t3において、図7(b)に示すように、モータ電流値Imが-設定電流値Ithより小さくなる(モータ電流値Imの絶対値が設定電流値Ithより大きくなる)。図8(c)に示すように、ガタが左方に詰まったと推定される。その場合のモータ回転角θmはθGLとなる。設定電流値Ithは、ガタが詰まったと考えられる場合に流れるモータ電流値Imの絶対値に基づいて決まる大きさとすることができる。
そして、ガタの大きさΔGは、転舵モータ30の右方向回転時にガタが右方に詰まった場合のモータ回転角θGRから左方向回転時にガタが左方に詰まった場合のモータ回転角θGLの差として取得することができる。
ΔG=θGR-θGL
そして、ガタの大きさΔGは、転舵モータ30の右方向回転時にガタが右方に詰まった場合のモータ回転角θGRから左方向回転時にガタが左方に詰まった場合のモータ回転角θGLの差として取得することができる。
ΔG=θGR-θGL
ガタの大きさは、図4のフローチャートで表すイニシャルチェックプログラムの一部であるガタ推定プログラムの実行により取得される。
ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様とする)において、メインスイッチ60がOFFであるか否かが判定される。判定がYESである場合には、S2において、フラグFGが初期状態(0)とされる。フラグFGは転舵モータ30の右方向回転においてガタが右方に詰まった場合の転舵モータ30の回転角θGRが取得された場合に1に設定され、左方向回転においてガタが左方に詰まった場合の転舵モータ30の回転角θGLが取得された場合に2に設定されるフラグである。
ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様とする)において、メインスイッチ60がOFFであるか否かが判定される。判定がYESである場合には、S2において、フラグFGが初期状態(0)とされる。フラグFGは転舵モータ30の右方向回転においてガタが右方に詰まった場合の転舵モータ30の回転角θGRが取得された場合に1に設定され、左方向回転においてガタが左方に詰まった場合の転舵モータ30の回転角θGLが取得された場合に2に設定されるフラグである。
メインスイッチ60がOFFからONに切り換えられると、S1の判定がNOとなり、S3,S4において、フラグFGが2であるか否か、1であるか否かが判定される。最初にS3,S4が実行される場合には、フラグFGは0であるため、S3,4の判定はNOとなり、S5において、転舵モータ30が右方向にゆっくり回転駆動される。S6において、モータ回転角θmが回転角センサ70によって検出され、モータ電流値Imが電流センサ72によって検出される。そして、S7,S8において、モータ回転角θmが第1設定回転角θth1より大きいか否か、モータ電流値Imが設定電流値Ithより小さいか否かが判定される。第1設定回転角θth1については後述する。
ガタが詰まる前は、S7の判定がNO,S8の判定がYESとなり、S1に戻される。S1,S3~8が繰り返し実行され、モータ電流値Imが設定電流値Ithに達すると、S8の判定がNOとなり、S9において、右方向回転時にガタが右方に詰まった場合のモータ回転角ΔGRが、その時の回転角センサ70の検出値(S6)であるモータ回転角θmとされ、S10において、フラグFGが1に設定される。
次に、S11において、転舵モータ30が左方向に回転させられ、S12において、転舵モータ30の回転角θm、モータ電流値Imが読み込まれ、S13,S14において、それぞれ、モータ回転角θmが第2設定回転角θth2より小さいか否か、モータ電流値Imの絶対値が設定電流値Ithより小さいか否かが判定される。
S13の判定がNOであり、S14の判定がYESである場合には、S1に戻される。この場合に、フラグFGは1であるため、S4の判定がYESとなり、S5~S10がスキップされる。以下、S1,3,4,11~14が繰り返し実行され、S14の判定がNOになると、S15において、左方向回転においてガタが左方に詰まった場合のモータ回転角ΔGLが取得され、S16において、全体のガタΔG(ガタの大きさ)が取得される。S17において、フラグFGが2に設定された後、S1に戻される。この場合には、フラグFGが2であるため、S3の判定がYESとなり、イニシャルチェックが終了する。
それに対して、ガタが右方または左方に詰まったことが検出される前に、モータ回転角θmが第1設定回転角θth1より大きくなったり、第2設定回転角θth2より小さくなったりした場合には、S7またはS13の判定がYESとなり、S18において、ガタの大きさΔGが前回値とされ、S19において、フラグFGが2とされて、イニシャルチェックが終了させられる。
第1、第2設定回転角θth1、θth2は、ガタの大きさを取得する場合に、通常、達しない大きさであり、例えば、第1設定回転角θth1を、始動開始時の転舵モータ30の回転角である基準角(基準角は0とすることもできる)にガタの大きさΔGに基づいて決まる角度を加えた値以上の値とし、第2設定回転角θth2を、基準角にガタの大きさに基づいて決まる角度を引いた値以下の値とすることができる。ガタの大きさに基づいて決まる角度としてはガタの大きさとしたり、ガタの大きさより大きい値としたりすること等ができる。
例えば、路面μが低い場合、ジャッキアップされている場合等には、ガタが詰まっても、モータ電流値Imの絶対値が設定電流値Ithより大きくなり難く、ガタが詰まった場合の転舵モータ30の回転角ΔGR,ΔGLを取得することが困難となる。そのため、ガタの大きさΔGが前回値とされるのである。
例えば、路面μが低い場合、ジャッキアップされている場合等には、ガタが詰まっても、モータ電流値Imの絶対値が設定電流値Ithより大きくなり難く、ガタが詰まった場合の転舵モータ30の回転角ΔGR,ΔGLを取得することが困難となる。そのため、ガタの大きさΔGが前回値とされるのである。
以上のように、本実施例においては、ガタが詰まった場合に、モータ電流値Imの絶対値が設定電流値Ithより大きくなることを利用して、右方向回転時、左方向回転時に、ガタが詰まった場合の転舵モータ30の回転角θGR、θGLが取得されて、ガタの大きさが取得されるのである。
一方、ガタの大きさは、転舵アクチュエータ24個々によって異なるのが普通であり、個体差があるが、本実施例においては、ガタの大きさがそれぞれ個別に取得されるため、転舵アクチュエータ24の個々のガタの大きさを個別に取得することができる。
また、ガタの大きさがイニシャルチェック時に取得されるため、転舵アクチュエータ24の経時的な変化に起因してガタの大きさが変化しても、実際のガタの大きさを取得することができる。
一方、ガタの大きさは、転舵アクチュエータ24個々によって異なるのが普通であり、個体差があるが、本実施例においては、ガタの大きさがそれぞれ個別に取得されるため、転舵アクチュエータ24の個々のガタの大きさを個別に取得することができる。
また、ガタの大きさがイニシャルチェック時に取得されるため、転舵アクチュエータ24の経時的な変化に起因してガタの大きさが変化しても、実際のガタの大きさを取得することができる。
メインスイッチ60がONにされた後においては、イニシャルチェックにおいて取得されたガタの大きさΔGに基づいて、車輪の転舵角の制御が行われる。
また、本実施例において、便宜的に、ガタが左方に詰まった状態をモータ回転角θmの基準とする。換言すると、ガタが左方に詰まった状態にある場合に、ガタを0とするのである。
また、本実施例において、便宜的に、ガタが左方に詰まった状態をモータ回転角θmの基準とする。換言すると、ガタが左方に詰まった状態にある場合に、ガタを0とするのである。
一般的に、転舵モータ30の回転角θmと前輪12の転舵角δとの間には、減速比α、アーム比γとした場合
δ=θm*γ/α・・・(1)
で表す関係が成立する。そのため、上記(1)式に従って、モータ回転角θmに基づいて転舵角δを推定することができる。なお、アーム比γは、図8(a)に示すように、ピットマンアーム34の転舵アクチュエータ24の出力軸28との連結部とタイロッド26との連結部との間の長さL1と、車輪10の回転中心とナックルアーム22とタイロッド26との連結部42との間の長さL2との比率で表すことができる。
γ=L1/L2・・・(2)
δ=θm*γ/α・・・(1)
で表す関係が成立する。そのため、上記(1)式に従って、モータ回転角θmに基づいて転舵角δを推定することができる。なお、アーム比γは、図8(a)に示すように、ピットマンアーム34の転舵アクチュエータ24の出力軸28との連結部とタイロッド26との連結部との間の長さL1と、車輪10の回転中心とナックルアーム22とタイロッド26との連結部42との間の長さL2との比率で表すことができる。
γ=L1/L2・・・(2)
しかし、上述のように、ガタが左方に詰まった状態を基準とし(ガタが0の状態とし)、転舵モータ30が右方向に回転する場合にモータ回転角θmが増加するとした場合において、ガタが右方に詰まった状態にある場合には、(1)式に従って推定された転舵角δは、ガタが0の状態における転舵角δより、ガタの転舵角寄与分小さくなり、ずれが生じる。
そこで、本実施例においては、転舵アクチュエータ24において、ガタが左方に詰まった状態にあるか否かを推定し、左方に詰まった状態にあると推定された場合には、(1)式に従って推定された転舵角である暫定推定転舵角δを転舵角の制御に用いる制御用推定転舵角δsとする。それに対して、ガタが左方に詰まった状態にないと推定された場合には、暫定推定転舵角δにガタの転舵角寄与分を加えた値を制御用推定転舵角δsとする。そして、制御用推定転舵角δsが目標転舵角δtarに近づくように転舵モータ30が制御されるようにした。
ガタが左方に詰まった状態にあるか否か、換言すれば、ガタが詰まった向きは、タイロッド26に加えられる荷重の向きに基づいて取得される。タイロッド26に荷重が加えられることに起因して、ガタが左方または右方に詰まるからである。また、タイロッド26に加えられる荷重の向きはモータ電流値Imの向き(+、-)に基づいて取得される。タイロッド26に荷重が加えられることに起因して、転舵モータ30が回転させられると、それに起因して、転舵角を保持するための電流が流れるからである。
例えば、図9(a)に示すように、タイロッド26に矢印P1が示すように左向きの荷重が加えられた場合には、転舵モータ30には、右方向に回転させようとする力が作用する。それに起因して、転舵モータ30において、転舵角を保持するため、左回転方向の電流が流れ、矢印Q1が示す向きのトルクが出力される。そのため、転舵モータ30に左回転方向の電流が流れた場合には、タイロッド26に左方向に荷重が作用し、ガタが左方に詰まった状態にあると推定することができる。
また、図9(b)に示すように、タイロッド26に矢印P2が示すように右向きの荷重が加えられた場合には、転舵モータ30には、左方向に回転させようとする力が作用する。それにより、転舵モータ30において、転舵角を保持するため、右回転方向の電流が流れ、矢印Q2が示す向きのトルクが出力される。そのため、転舵モータ30に右回転方向の電流が流れた場合には、タイロッド26に右方向の荷重が加えられ、ガタが右方向に詰まった状態にあると推定することができる。
また、図9(b)に示すように、タイロッド26に矢印P2が示すように右向きの荷重が加えられた場合には、転舵モータ30には、左方向に回転させようとする力が作用する。それにより、転舵モータ30において、転舵角を保持するため、右回転方向の電流が流れ、矢印Q2が示す向きのトルクが出力される。そのため、転舵モータ30に右回転方向の電流が流れた場合には、タイロッド26に右方向の荷重が加えられ、ガタが右方向に詰まった状態にあると推定することができる。
メインスイッチ60がONであり、イニシャルチェックが終了した後においては、図5のフローチャートで表される転舵アクチュエータ制御プログラムが設定時間毎に繰り返し実行される。
S101において、操作量センサ54、走行速度センサ56等の検出値が読み込まれ、周辺環境取得部58において取得された車両の周辺の状況が読み込まれる。S102において、操舵操作部材の操作量、走行速度、周辺の状況等に基づいて目標転舵角δtarが取得され、S103において、前輪12の転舵角δがモータ回転角θmとガタとに基づいて推定されるのであり、制御用推定転舵角δsが取得される。S104において、制御用推定転舵角δsが目標転舵角δtarに近づくように、それぞれ、転舵装置10において、転舵モータ30が制御される。
S101において、操作量センサ54、走行速度センサ56等の検出値が読み込まれ、周辺環境取得部58において取得された車両の周辺の状況が読み込まれる。S102において、操舵操作部材の操作量、走行速度、周辺の状況等に基づいて目標転舵角δtarが取得され、S103において、前輪12の転舵角δがモータ回転角θmとガタとに基づいて推定されるのであり、制御用推定転舵角δsが取得される。S104において、制御用推定転舵角δsが目標転舵角δtarに近づくように、それぞれ、転舵装置10において、転舵モータ30が制御される。
S103の制御用推定転舵角取得ルーチンを表すフローチャートの一例を図6に示す。
S31において、回転角センサ70、電流センサ72によって検出されたモータ回転角θm、モータ電流値Imが読み込まれ、S32において、(1)式に従って暫定推定転舵角δが取得される。S33において、上述のように、モータ電流値Imに基づいてガタが詰まっている向きが取得される。S34において、ガタが左方に詰まった状態にあるか否かが判定される。
S31において、回転角センサ70、電流センサ72によって検出されたモータ回転角θm、モータ電流値Imが読み込まれ、S32において、(1)式に従って暫定推定転舵角δが取得される。S33において、上述のように、モータ電流値Imに基づいてガタが詰まっている向きが取得される。S34において、ガタが左方に詰まった状態にあるか否かが判定される。
判定がYESである場合には、S35において、暫定推定転舵角δが制御用推定転舵角δsとされる。
δs←δ
判定がNOである場合には、S36において、ガタの転舵角寄与分ΔGSが下式に従って算出される。
ΔGS=ΔG*(アーム比)/減速比
S37において、暫定推定転舵角δにガタの転舵角寄与分ΔGSをプラスした値が制御用推定転舵角δsとされる。
δs←δ+ΔGS
δs←δ
判定がNOである場合には、S36において、ガタの転舵角寄与分ΔGSが下式に従って算出される。
ΔGS=ΔG*(アーム比)/減速比
S37において、暫定推定転舵角δにガタの転舵角寄与分ΔGSをプラスした値が制御用推定転舵角δsとされる。
δs←δ+ΔGS
このように、本実施例においては、ガタの転舵角寄与分が求められ、ガタが0である状態からずれている場合には、暫定推定転舵角δにガタの転舵角寄与分ΔGSが加えられることにより制御用推定転舵角δsが取得される。その結果、前輪12の転舵角の推定精度を向上させることができる。また、制御用推定転舵角δsが目標転舵角δtarに近づくように、転舵モータ30が制御される。その結果、転舵角の制御精度を向上させることができる。
一方、ガタが左方に詰まっていない場合(ガタが右方に詰まっていない場合も含む)にも、S34の判定がNOとなり、暫定推定転舵角δにガタの転舵角寄与分ΔGSが加えられることにより、制御用推定転舵角δsがガタが0の場合より右方向に余分に転舵した角度として求められる場合がある。しかし、制御用推定転舵角δsが目標転舵角δtarに近づくように転舵モータ30が左方向に回転させられることにより、ガタが左方に詰まることになる。したがって、それ以降、ガタが0である場合の転舵角を精度よく推定することが可能となる。
本実施例においては、転舵ECU52の図4のフローチャートで表されるガタ推定プログラムを記憶する部分、実行する部分、図6のフローチャートで表される制御用推定転舵角取得プログラムのS33を記憶する部分、実行する部分等によりガタ取得部が構成され、そのうちの、図4のフローチャートで表されるガタ推定プログラムを記憶する部分、実行する部分等によりガタ大きさ取得部が構成され、図6のフローチャートで表される制御用推定転舵角取得プログラムのS33を記憶する部分、実行する部分等によりガタ向き取得部が構成される。また、転舵ECU52の図6のフローチャートで表される推定転舵角取得プログラムを記憶する部分、実行する部分等により転舵角推定部が構成され、そのうちの、S36,37を記憶する部分、実行する部分等によりガタ依拠補正部が構成される。
なお、本実施例においては、ガタに基づいて推定転舵角が補正されたが、目標転舵角が補正されるようにすることもできる。例えば、S102の前にガタが詰まる向き等を推定し、それに基づいて目標転舵角が補正されるようにすることができる。
また、転舵装置の構造は問わない等、本発明は、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の形態で実施することができる。
また、転舵装置の構造は問わない等、本発明は、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の形態で実施することができる。
10:転舵装置 12:車輪 16:ナックル 18:ロアアーム 24:転舵アクチュエータ 26:タイロッド 30:転舵モータ 32:減速機 34:ピットマンアーム 52:転舵ECU 54:操作量センサ 56:走行速度センサ 58:周辺環境取得部 70:回転角センサ 72:電流センサ
(1)車両に搭載された操舵輪を転舵する転舵装置を制御することにより、前記操舵輪の転舵角を制御する転舵角制御装置であって、
前記転舵装置が、電動モータを備えた転舵アクチュエータを含み、
当該転舵角制御装置が、前記転舵アクチュエータにおけるガタを取得するガタ取得部を備え、前記ガタ取得部によって取得された前記ガタに基づいて前記電動モータを制御することにより前記転舵角を制御するものである転舵角制御装置。
転舵アクチュエータは、1対以上のギヤを含むのが普通であり、ガタが生じ易い。
前記転舵装置が、電動モータを備えた転舵アクチュエータを含み、
当該転舵角制御装置が、前記転舵アクチュエータにおけるガタを取得するガタ取得部を備え、前記ガタ取得部によって取得された前記ガタに基づいて前記電動モータを制御することにより前記転舵角を制御するものである転舵角制御装置。
転舵アクチュエータは、1対以上のギヤを含むのが普通であり、ガタが生じ易い。
(2)前記転舵アクチュエータが、さらに、一対以上のギヤを備え、前記電動モータの回転を減速して出力する減速機を含み、
当該転舵角制御装置が、前記電動モータの作動状態に基づいて前記操舵輪の転舵角を推定する転舵角推定部と、
前記転舵角推定部によって推定された前記転舵角である推定転舵角が目標転舵角に近づくように、前記電動モータを制御するとともに、前記転舵角推定部によって推定された前記推定転舵角と前記目標転舵角との少なくとも一方を前記ガタ取得部によって取得された前記ガタに基づいて補正するガタ依拠補正部とを含む(1)項に記載の転舵角制御装置。
当該転舵角制御装置が、前記電動モータの作動状態に基づいて前記操舵輪の転舵角を推定する転舵角推定部と、
前記転舵角推定部によって推定された前記転舵角である推定転舵角が目標転舵角に近づくように、前記電動モータを制御するとともに、前記転舵角推定部によって推定された前記推定転舵角と前記目標転舵角との少なくとも一方を前記ガタ取得部によって取得された前記ガタに基づいて補正するガタ依拠補正部とを含む(1)項に記載の転舵角制御装置。
(3)前記ガタ取得部が、前記ガタの大きさを、前記電動モータを正方向に回転させて前記電動モータに流れる電流の絶対値が設定値以上になった場合の前記電動モータの位置である第1回転位置と、前記電動モータを逆方向に回転させて前記電動モータに流れる電流の絶対値が前記設定値以上になった場合の前記電動モータの位置である第2回転位置とに基づいて取得するガタ大きさ取得部を含む(2)項に記載の転舵角制御装置。
上記実施例において、第1回転位置がθGRに対応し、第2回転位置がθGLに対応する。
上記実施例において、第1回転位置がθGRに対応し、第2回転位置がθGLに対応する。
(4)前記転舵装置が、前記転舵アクチュエータの出力軸に連結されたピットマンアームと、一端部において前記ピットマンアームに連結され、他端部において前記操舵輪のナックルアームに連結されたタイロッドとを備えた連結機構を含み、
前記ガタ取得部が、前記電動モータに流れる電流の向きに基づいて前記タイロッドに加えられる荷重の向きを取得して、前記ガタが詰まった向きを取得するガタ向き取得部を含む(2)項または(3)項に記載の転舵角制御装置。
前記ガタ取得部が、前記電動モータに流れる電流の向きに基づいて前記タイロッドに加えられる荷重の向きを取得して、前記ガタが詰まった向きを取得するガタ向き取得部を含む(2)項または(3)項に記載の転舵角制御装置。
(5)前記ガタ取得部が、前記ガタの大きさと、前記ガタが詰まった向きとを取得するものであり、
前記ガタ依拠補正部が、前記ガタ向き取得部によって取得された前記ガタの向きに基づいて、前記転舵装置が前記ガタが0である状態である基準状態にあるか否かを検出し、前記基準状態にない場合には、前記推定転舵角と前記目標転舵角との少なくとも一方を、前記ガタ大きさ取得部によって取得された前記ガタの大きさに基づいて補正する(2)項ないし(4)項のいずれか1つに記載の転舵角制御装置。
前記ガタ依拠補正部が、前記ガタ向き取得部によって取得された前記ガタの向きに基づいて、前記転舵装置が前記ガタが0である状態である基準状態にあるか否かを検出し、前記基準状態にない場合には、前記推定転舵角と前記目標転舵角との少なくとも一方を、前記ガタ大きさ取得部によって取得された前記ガタの大きさに基づいて補正する(2)項ないし(4)項のいずれか1つに記載の転舵角制御装置。
Claims (2)
- 車両に搭載された操舵輪を転舵する転舵装置を制御することにより、前記操舵輪の転舵角を制御する転舵角制御装置であって、
前記転舵装置が、電動モータを備えた転舵アクチュエータを含み、
当該転舵角制御装置が、前記転舵アクチュエータにおけるガタを取得するガタ取得部を備え、前記ガタ取得部によって取得された前記ガタに基づいて前記電動モータを制御することにより前記転舵角を制御するものである転舵角制御装置。 - 前記転舵アクチュエータが、さらに、一対以上のギヤを備え、前記電動モータの回転を減速して出力する減速機を含み、
当該転舵角制御装置が、前記電動モータの作動状態に基づいて前記操舵輪の転舵角を推定する転舵角推定部と、
前記転舵角推定部によって推定された前記転舵角である推定転舵角が目標転舵角に近づくように、前記電動モータを制御するとともに、前記転舵角推定部によって推定された前記推定転舵角と前記目標転舵角との少なくとも一方を前記ガタ取得部によって取得された前記ガタに基づいて補正するガタ依拠補正部とを含む請求項1に記載の転舵角制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020117349A JP2022014795A (ja) | 2020-07-07 | 2020-07-07 | 転舵角制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020117349A JP2022014795A (ja) | 2020-07-07 | 2020-07-07 | 転舵角制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022014795A true JP2022014795A (ja) | 2022-01-20 |
Family
ID=80120407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020117349A Pending JP2022014795A (ja) | 2020-07-07 | 2020-07-07 | 転舵角制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022014795A (ja) |
-
2020
- 2020-07-07 JP JP2020117349A patent/JP2022014795A/ja active Pending
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