JP2022007118A - 燃料供給システムの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料ポンプにおいて下流側への適正な燃料圧送を行わせる。【解決手段】低圧ポンプ52は、燃料タンク51内の燃料を加圧する加圧部と、加圧部の加圧下流側とは逆側の位置に設けられた外部開放部とを有する。低圧ポンプ52からその下流側に圧送される燃料は、高圧ポンプ54や燃料レール56を経由してインジェクタ27に供給される。ECU40は、低圧ポンプ52においてベーパが生じていることを判定するベーパ判定部と、ベーパ判定部によりベーパが生じていると判定された場合に、低圧ポンプ52の駆動を一時的に制限し、その駆動制限の後に、低圧ポンプ52を駆動制限前よりも高い回転速度で高回転駆動させるポンプ制御部と、を備える。【選択図】 図2
Description
この明細書における開示は、内燃機関に対して燃料を供給する燃料供給システムの制御装置に関する。
従来、内燃機関において、燃料タンク内の燃料を燃料ポンプにより圧送し、その圧送された後の燃料を燃料噴射弁により噴射するようにしたシステムが知られている。ここで、燃料中にベーパ(気泡)が発生すると、ベーパが燃料ポンプによる燃料の圧送を阻害するため、燃料噴射弁の側に適切に燃料を供給できなくなるおそれがある。これに対して、例えば、特許文献1には、燃料通路にベーパを除去するための装置を設け、通路内のベーパを燃料タンクに戻すようにした技術が開示されている。
ところで、ベーパは燃料ポンプ又はその上流側で発生し、燃料ポンプの加圧部にベーパが存在している状況では、その加圧部内のベーパが排出されないと、燃料ポンプによる燃料圧送に支障が及ぶと考えられる。この点、特許文献1の装置では、燃料ポンプ内で生じているベーパを排出するための構成について何ら開示はなく、改善の余地があると考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、燃料ポンプにおいて下流側への適正な燃料圧送を行わせることができる燃料供給システムの制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、
燃料タンク内の燃料を加圧する加圧部と、該加圧部の加圧下流側とは逆側の位置に設けられた外部開放部とを有する燃料ポンプを備え、前記燃料ポンプからその下流側に圧送される燃料を内燃機関の燃料噴射装置の側に供給する燃料供給システムに適用され、前記燃料ポンプの駆動を制御する制御装置であって、
前記燃料ポンプにおいてベーパが生じていることを判定するベーパ判定部と、
前記ベーパ判定部によりベーパが生じていると判定された場合に、前記燃料ポンプの駆動を一時的に制限し、その駆動制限の後に、前記燃料ポンプを駆動制限前よりも高い回転速度で高回転駆動させるポンプ制御部と、
を備える。
燃料タンク内の燃料を加圧する加圧部と、該加圧部の加圧下流側とは逆側の位置に設けられた外部開放部とを有する燃料ポンプを備え、前記燃料ポンプからその下流側に圧送される燃料を内燃機関の燃料噴射装置の側に供給する燃料供給システムに適用され、前記燃料ポンプの駆動を制御する制御装置であって、
前記燃料ポンプにおいてベーパが生じていることを判定するベーパ判定部と、
前記ベーパ判定部によりベーパが生じていると判定された場合に、前記燃料ポンプの駆動を一時的に制限し、その駆動制限の後に、前記燃料ポンプを駆動制限前よりも高い回転速度で高回転駆動させるポンプ制御部と、
を備える。
上記構成の燃料供給システムでは、燃料ポンプにおいて燃料タンク内の燃料を加圧する加圧部又はその周辺にベーパが存在する場合に、それに起因して、燃料ポンプにおいて燃料の圧送不良が生じ、ひいては内燃機関での燃料の燃焼状態に影響が及ぶことが懸念される。この場合、燃料ポンプを高回転駆動させることでベーパを強制的に排出することが考えられるが、例えば加圧部又はその周辺に多量のベーパが存在する場合には、ベーパが適正に排出されないことが懸念される。
この点、上記構成によれば、燃料ポンプにおいてベーパが生じていると判定された場合に、燃料ポンプの駆動が一時的に制限され、その駆動制限の後に、燃料ポンプが駆動制限前よりも高い回転速度で高回転駆動される。つまり、燃料ポンプの駆動が制限されると、加圧部の上流側及び下流側の圧力差(すなわち、加圧部の下流側の圧力が上流側よりも高いことによる圧力差)によって、ベーパが上流側に押し戻され、燃料ポンプの外部開放部から排出される。また、加圧部の上流側が負圧になっているとベーパが生じやすくなるが、その状況が燃料ポンプの駆動制限により解消される。そして、燃料ポンプの駆動制限の後に、燃料ポンプが高回転駆動されることにより、残りのベーパが外部開放部から排出される。以上により、仮に加圧部又はその周辺に多量のベーパが存在していても、適正なペーパ排出が可能となる。その結果、燃料ポンプにおいて下流側への適正な燃料圧送を行わせることができる。
(第1実施形態)
以下、本実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、内燃機関である筒内噴射式の車載多気筒4サイクルガソリンエンジンを対象にエンジン制御システムを構築するものとしている。当該制御システムにおいては、電子制御ユニット(以下、ECUという)を中枢として燃料噴射量の制御や点火時期の制御等を実施する。このエンジン制御システムの全体概略構成図を図1に示す。
以下、本実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、内燃機関である筒内噴射式の車載多気筒4サイクルガソリンエンジンを対象にエンジン制御システムを構築するものとしている。当該制御システムにおいては、電子制御ユニット(以下、ECUという)を中枢として燃料噴射量の制御や点火時期の制御等を実施する。このエンジン制御システムの全体概略構成図を図1に示す。
図1に示すエンジン10において、吸気管11には、吸入空気量を検出するエアフロメータ12が設けられている。エアフロメータ12の下流側には、DCモータ等のスロットルアクチュエータ13によって開度調節されるスロットル弁14が設けられている。スロットル弁14の下流側にはサージタンク15が設けられており、そのサージタンク15に、吸気管内圧力を検出する吸気圧センサ16が設けられている。また、サージタンク15には、エンジン10の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド17が接続されており、吸気マニホールド17において各気筒の吸気ポートに接続されている。
エンジン10の吸気ポート及び排気ポートには、それぞれ吸気弁21及び排気弁22が設けられている。吸気弁21及び排気弁22は、シリンダヘッドに設けられた動弁機構23,24によりクランク軸の回転に応じて開閉駆動される。吸気弁21の開動作によりサージタンク15内の空気が燃焼室25内に導入され、排気弁22の開動作により燃焼後の排気が排気管26に排出される。
エンジン10の各気筒には、燃焼室25に燃料を噴射する燃料噴射装置としてのインジェクタ27と、燃焼室25内で混合気に点火する点火プラグ28とが設けられている。燃焼室25では、インジェクタ27の噴射燃料により形成された混合気に対して点火プラグ28による着火が行われることにより、燃料が燃焼に供される。
排気管26には、排気中のCO,HC,NOx等を浄化するための三元触媒等の触媒31が設けられている。また、触媒31の上流側には、排気を検出対象として混合気の空燃比(酸素濃度)を検出する空燃比センサ32が設けられている。その他、エンジン10には、冷却水温を検出する冷却水温センサ33や、エンジンの所定クランク角毎に(例えば10°CA周期で)矩形状のクランク角信号を出力するクランク角度センサ34が設けられている。
ECU40は、周知の通りCPU、ROM、RAM等よりなるマイクロコンピュータ(以下、マイコン41という)を主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで、都度のエンジン運転状態に応じてエンジン10の各種制御を実施する。すなわち、ECU40のマイコン41は、前述した各種センサなどから各々検出信号を入力し、それらの各種検出信号に基づいて燃料噴射量や点火時期等を演算する。また、演算結果に基づいてインジェクタ27や点火プラグ28の駆動を制御する。
次に、インジェクタ27に燃料を供給する燃料供給システムの構成を、図2を用いて説明する。
図2において、燃料タンク51内には低圧ポンプ52が設けられ、その低圧ポンプ52には低圧燃料通路53を介して高圧ポンプ54が接続されている。また、高圧ポンプ54には高圧燃料通路55を介して蓄圧容器としての燃料レール56が接続されている。燃料レール56には各気筒のインジェクタ27が接続されている。なお、低圧燃料通路53には、燃料に含まれる異物を取り除くための燃料フィルタや、燃料を燃料タンク51に戻すリターン通路が設けられているが、ここでは図示を省略している。
低圧ポンプ52は、例えば数100kPa程度の低圧力で燃料を加圧する低圧側の燃料ポンプであり、高圧ポンプ54は、例えば数MPa~数10MPaの高圧力で燃料を加圧する高圧側の燃料ポンプである。燃料レール56には、最大数10MPaの高圧燃料が一時的に貯留される。
上記構成では、燃料タンク51内の燃料が低圧ポンプ52から高圧ポンプ54に向けて圧送され、その燃料が高圧ポンプ54により高圧化される。そして、高圧ポンプ54から吐出される高圧燃料が燃料レール56にて貯留されるとともに、その燃料レール56内の燃料がインジェクタ27から噴射される。
また、燃料タンク51にはパージ通路57が接続されている。パージ通路57にはキャニスタ58が設けられており、燃料タンク51で蒸発燃料が発生すると、その蒸発燃料がキャニスタ58に吸着される。パージ通路57は、吸気管11においてスロットル弁14よりも下流側に接続されており、キャニスタ58に吸着された蒸発燃料は吸気管11に対して適宜放出される。
燃料供給システムにおいて、燃料タンク51には、燃料タンク51内の圧力であるタンク内圧を検出するタンク内圧センサ61と、燃料タンク51内の燃料温度であるタンク内燃温を検出するタンク内燃温センサ62が設けられている。また、低圧燃料通路53には、低圧ポンプ52から圧送された燃料の圧力である低圧側燃圧を検出する低圧側燃圧センサ63と、低圧ポンプ52から圧送された燃料の温度である低圧側燃温を検出する低圧側燃温センサ64が設けられている。燃料レール56には、燃料レール56内の燃料圧力であるレール圧を検出するレール圧センサ65が設けられている。これら各センサ61~65の検出結果はECU40に逐次入力される。
次に、低圧ポンプ52の構成を説明する。図3は、低圧ポンプ52の概略構成図であり、図4は、図3の一部を拡大した図である。
低圧ポンプ52は、回転式の電動ポンプであり、略円筒状のポンプケース71と、ポンプケース71内に収容された円板状のインペラ72と、インペラ72を回転駆動するモータ73とを備えている。モータ73の回転軸73aにはインペラ72が連結されており、モータ73の駆動に伴いインペラ72が回転する。
インペラ72は、ポンプケース71の底部71aに対向するように設けられており、その底部71aには燃料吸入口74が設けられている。燃料吸入口74は、インペラ72の回転中心から径方向にずれた位置において、反インペラ側に突出するようにして設けられている。燃料吸入口74には、燃料に含まれる異物を取り除くためのフィルタ75が取り付けられている。また、低圧ポンプ52の軸方向においてインペラ72の反対側には燃料を吐出する吐出口76が設けられている。
低圧ポンプ52では、インペラ72の回転に伴い、燃料タンク51内の燃料が燃料吸入口74からポンプケース71内に汲み上げられる。そして、インペラ72の回転により加圧された燃料が吐出口76を介して高圧ポンプ54側に圧送される。
また、ポンプケース71の底部71aにおいてインペラ72と対向する部分には、ベーパ排出口77が設けられている。ベーパ排出口77は、燃料吸入口74の近傍であり、かつインペラ72の径方向において燃料吸入口74よりの径方向外側となる位置に設けられている。燃料吸入口74にベーパ(気泡)が生じた場合には、そのベーパがベーパ排出口77からポンプケース71の外部に排出される。なお、ベーパ排出口77は、低圧ポンプ52の回転中心を挟んで燃料吸入口74の逆側に設けられていてもよい。また、ベーパ排出口77は、低圧ポンプ52の回転中心を挟んで燃料吸入口74の逆側において、回転中心からの距離が燃料吸入口74と同等となる位置に設けられていてもよい。
つまり、例えば燃料タンク51内の燃料温度が上昇すると、燃料中にベーパが発生し、そのベーパが燃料吸入口74に滞留する(図4参照)。この場合、インペラ72による燃料圧送に支障が及ぶことが懸念される。この点、燃料吸入口74に滞留するベーパが、低圧ポンプ52の駆動状態下でベーパ排出口77から排出される構成となっている。なお本実施形態では、インペラ72が「加圧部」に相当する。また、燃料吸入口74とベーパ排出口77はインペラ72の加圧下流側とは逆側の位置に設けられており、これら燃料吸入口74とベーパ排出口77が「外部開放部」に相当する。
ECU40は、低圧ポンプ52の目標燃圧を設定し、低圧ポンプ52から吐出される燃圧が目標燃圧となるように低圧ポンプ52の燃圧をフィードバック制御する。具体的には、ECU40は、低圧側燃圧センサ63により検出された実燃圧と所定の目標燃圧との偏差に基づいて燃圧フィードバック量を算出し、その燃圧フィードバック量に基づいて低圧ポンプ52の回転速度を制御することにより燃圧フィードバック制御を実施する。低圧ポンプ52は、例えば通電量がデューティ制御される。
ところで、上記構成の燃料供給システムでは、低圧ポンプ52においてインペラ72又はその周辺にベーパが存在する場合に、それに起因して燃料の圧送不良が生じ、ひいてはエンジン10での燃料の燃焼状態に影響が及ぶことが懸念される。この場合、低圧ポンプ52を高回転駆動させることでベーパを強制的に排出することが考えられるが、例えばインペラ72又はその周辺に多量のベーパが存在する場合には、インペラ72にベーパが噛み込んだ状態となり、低圧ポンプ52を高回転駆動させてもベーパが適正に排出されないことが懸念される。
そこで本実施形態では、ECU40が、低圧ポンプ52においてベーパが生じていることを判定するベーパ判定部と、ベーパ判定部によりベーパが生じていると判定された場合に、低圧ポンプ52の駆動を一時的に制限し、その駆動制限の後に、低圧ポンプ52を駆動制限前よりも高い回転速度で高回転駆動させるポンプ制御部とを備えるものとしている。
つまり、低圧ポンプ52にベーパが生じている場合において、低圧ポンプ52の駆動が制限されると、インペラ72の上流側及び下流側の圧力差(すなわち、インペラ72の下流側の圧力が上流側よりも高いことによる圧力差)によって、インペラ72に噛み込んだ状態のベーパが低圧ポンプ52の燃料吸入口74の側に押し込まれる。これにより、ベーパがインペラ72側から燃料吸入口74内に押し戻され、ベーパの少なくとも一部が燃料吸入口74から排出される。また、インペラ72の上流側が負圧になっているとベーパが生じやすくなるが、その状況が低圧ポンプ52の駆動制限により解消される。このように、低圧ポンプ52の駆動制限により、インペラ72において噛み込み状態のベーパが削減される。そして、その状態で低圧ポンプ52が高回転駆動されることにより、インペラ72や燃料吸入口74内に残るベーパがベーパ排出口77から排出される。以上により、仮にインペラ72又はその周辺に多量のベーパが存在していても、適正なペーパ排出が可能となる。なお、低圧ポンプ52の駆動制限によりインペラ72の上流側及び下流側の圧力差が小さくなるか又は無くなると、ポンプケース71内にもベーパが溜まるが、低圧ポンプ52の高回転駆動により押し潰される。以下に、ベーパ排出処理の詳細を説明する。
図5は、低圧ポンプ52のベーパ排出処理の手順を示すフローチャートであり、本処理は、ECU40のマイコン41により実施される。
図5において、ステップS11では、低圧ポンプ52においてベーパが生じていることを判定するベーパ判定処理を実施する。このとき、以下に示すいずれかの方法により、低圧ポンプ52におけるベーパの有無が判定されるとよい。
(1)低圧側燃圧センサ63により検出された実燃圧が目標燃圧未満となり、かつその状態が所定時間にわたって継続される場合に、低圧ポンプ52においてベーパが生じていると判定する。つまり、低圧ポンプ52でベーパが生じている場合には、低圧ポンプ52での燃料圧送力が低下することから低圧ポンプ52の低圧側燃圧(実燃圧)が低下し、その実燃圧の低下(燃料圧送力の低下)に基づいてベーパ発生の旨が判定される。
(2)低圧ポンプ52の燃圧フィードバック量が所定値以上となり、かつその状態が所定時間にわたって継続される場合に、低圧ポンプ52においてベーパが生じていると判定する。この場合、判定パラメータとして、燃圧フィードバック量に加えて、タンク内圧及びタンク内燃温を用いてもよい。つまり、タンク内圧が低い場合や、タンク内燃温が高い場合には、燃料タンク51内において燃料中にベーパが発生しやすくなることから、これを加味して低圧ポンプ52でのベーパの有無を判定する。具体的には、図6(a)又は図6(b)の関係を用いて、低圧ポンプ52でのベーパの有無を判定するとよい。
なお、タンク内圧は、タンク内圧センサ61の検出値として取得される以外に、燃料タンク51で生じる蒸発燃料の量(すなわちパージ通路57を流れるパージ流量)から推定される推定値として取得されてもよい。また、タンク内燃温は、タンク内燃温センサ62の検出値として取得される以外に、エンジン回転速度や負荷、水温、燃料量、車速から推定される推定値として取得されてもよい。
(3)タンク内圧とタンク内燃温との少なくとも1つに基づいて、低圧ポンプ52においてベーパが生じていることを判定する。具体的には、図6(c)の関係を用いて、低圧ポンプ52でのベーパの有無を判定するとよい。この場合、タンク内圧やタンク内燃温によれば、低圧ポンプ52での実燃圧の低下(圧送力の低下)が判定される以前に、低圧ポンプ52でのベーパ発生を予見することが可能となる。
なお、タンク内圧に代えて、又はタンク内燃温に代えて、それらのいずれかに相関するパラメータを用いることも可能である。例えば、燃料タンク51内の燃料量や、燃料タンク51への燃料補給後の経過時間に応じてタンク内圧やタンク内燃温が変化することから、これら燃料量や燃料補給後経過時間を、タンク内圧やタンク内燃温に相関するパラメータとして用いることが可能である。また、タンク内圧やタンク内燃温の置き換えでなく、これらタンク内圧やタンク内燃温に加えて、燃料タンク51内の燃料量や、燃料タンク51への燃料補給後の経過時間をパラメータとして用い、低圧ポンプ52でのベーパ発生を予見することも可能である。これにより、ベーパ発生の予見精度が高められる。例えば、タンク内圧や燃温を同一とする条件下において、燃料が少なければベーパが発生しやすくなり、燃料補給後の経過時間が短ければベーパが発生しやくなるため、これを考慮してベーパ発生の状況を推定するとよい。
ステップS12では、上記のベーパ判定処理の判定結果に基づいて、低圧ポンプ52においてベーパが生じているか否かを判定する。そして、ベーパが生じていないと判定されると、そのまま本処理を終了し、ベーパが生じていると判定されると、後続のステップS13に進む。ステップS13では、低圧ポンプ52のフィードバック制御を停止し、続くステップS14では、低圧ポンプ52の駆動制限として低圧ポンプ52の駆動を停止させる。
その後、ステップS15では、低圧ポンプ52の駆動が停止されてから所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間の経過を待って後続のステップS16に進む。ここで、ステップS15の所定時間は、低圧ポンプ52の駆動を制限させる駆動制限時間であり、例えば図7の関係を用いて設定される。図7では、低圧ポンプ52でのベーパ量と駆動制限時間との関係が示されており、ベーパ量が多いほど、駆動制限時間として長い時間が設定されるようになっている。
なお、低圧ポンプ52でのベーパ量は、低圧ポンプ52での圧送力の低下度合いに対応しており、ベーパ量が多いほど、低圧ポンプ52での圧送力の低下度合いが大きくなるものとなっている。低圧ポンプ52でのベーパ量は、ベーパ発生したとの判定時におけるベーパ量である。また、低圧ポンプ52でのベーパ量として、目標燃圧に対する実燃圧の低下量、燃圧フィードバック量、タンク内圧、タンク内燃温に相当するもの、又はこれらから推定される推定量を用いることが可能である。
ステップS16では、低圧ポンプ52の駆動制限後において、その低圧ポンプ52を高回転駆動させる際のポンプ回転速度を設定する。このとき、高回転駆動時のポンプ回転速度NHは、例えば図8の関係を用いて設定される。図8では、低圧ポンプ52でのベーパ量とポンプ回転速度NHとの関係が示されており、ベーパ量が多いほど、ポンプ回転速度NHとして高いポンプ回転速度が設定されるようになっている。ただし、ポンプ回転速度NHが高いほど、低圧ポンプ52での新たなベーパ発生の懸念が生じることから、燃料温度を加味することが望ましく、燃料温度(タンク内燃温)が高温であるほど、ポンプ回転速度NHを低くするようにしてもよい。なお、ベーパ量が多いほど、ポンプ回転速度NHとして低いポンプ回転速度を設定することも可能である。
その後、ステップS17では、低圧ポンプ52の回転速度を所定の上限上昇率よりも小さい上昇率で上昇変化させる。上限上昇率は、例えば低圧ポンプ52の通電量を最大(デューティ100%)とする際の上昇率である。この低圧ポンプ52の回転上昇により、低圧ポンプ52の回転速度がポンプ回転速度NHまで上昇する。このとき、ポンプ回転速度の上昇率は制限上昇率で制限されるようになっており、その制限上昇率は、例えば図9の関係を用いて設定される。図9では、低圧ポンプ52でのベーパ量と制限上昇率との関係が示されており、ベーパ量が多いほど、制限上昇率として小さい上昇率が設定されるようになっている。
その後、ステップS18では、低圧ポンプ52の高回転駆動が開始されてから所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間の経過を待って後続のステップS19に進む。ここで、ステップS18の所定時間は、低圧ポンプ52を高回転駆動させる駆動継続時間であり、例えば図10の関係を用いて設定される。図10では、低圧ポンプ52でのベーパ量と駆動継続時間との関係が示されており、ベーパ量が多いほど、駆動継続時間として長い時間が設定されるようになっている。
ステップS19では、一連のベーパ排出処理を終了し、低圧ポンプ52を通常駆動に復帰させる。これにより、低圧ポンプ52での燃圧フィードバック制御が再開される。
なお、ステップS15の駆動制限時間、ステップS16のポンプ回転速度NH、ステップS17の制限上昇率、ステップS18の駆動継続時間は、それぞれ予め定めた適合値(固定値)であってもよい。
図11は、低圧ポンプ52のベーパ排出処理をより具体的に示すタイムチャートである。
タイミングt1以前には低圧ポンプ52が通常駆動されている。そして、タイミングt1において低圧ポンプ52でベーパが生じていると判定されると、低圧ポンプ52の駆動が停止される。これにより、ポンプ回転速度がゼロになる。このとき、低圧ポンプ52の駆動が制限されることで、インペラ72の上流側及び下流側の圧力差によりベーパが上流側に押し戻され、低圧ポンプ52の燃料吸入口74から排出される。また、インペラ上流側が負圧になっているとベーパが生じやすくなるが、その状況が解消される。これにより、インペラ72でのベーパ噛み込みが解消される。
その後、低圧ポンプ52の駆動停止から所定の駆動制限時間が経過したタイミングt2では、低圧ポンプ52の回転速度が所定の上限上昇率よりも小さい上昇率で上昇変化する。そして、低圧ポンプ52の回転速度がポンプ回転速度NHまで上昇し、タイミングt3以降において、そのポンプ回転速度NHのまま保持される。この場合、ポンプ回転速度が、ベーパ排出処理以前(ポンプ駆動停止前)よりも高い回転速度になることで、低圧ポンプ52のインペラ72や燃料吸入口74内に残るベーパがベーパ排出口77から排出される。またこのとき、低圧ポンプ52の回転速度を急激に上昇させると、低圧ポンプ52内での圧力低下(詳しくは燃料吸入口74での圧力低下)に伴い新たなベーパの発生が懸念されるが、低圧ポンプ52の回転速度を上昇率を制限しながら上昇させることで、低圧ポンプ52において新たにベーパが発生することが抑制される。
その後、低圧ポンプ52の高回転駆動が開始されてから所定の駆動継続時間が経過したタイミングt4では、一連のベーパ排出処理が終了され、低圧ポンプ52が通常駆動に戻される。
ところで、低圧ポンプ52のベーパ排出の途中においてエンジンストールが生じた場合にはベーパ排出処理が中断される。この場合、その後のエンジン再始動時において、低圧ポンプ52のベーパ排出処理が再度実施されるとよい。また、低圧ポンプ52のベーパ排出の途中においてドライバによる車両のIGスイッチ(電源スイッチ)のオフ操作によりエンジン10の運転が停止される場合にも同様に、次回の車両のIGオンに伴うエンジンの再始動時に、低圧ポンプ52のベーパ排出処理が再度実施されるとよい。
図12は、車両のIGオンに伴うエンジン始動時においてベーパ排出を再実施する際の処理手順を示すフローチャートであり、本処理は、ポンプ始動要求が生じた場合にECU40のマイコン41により実施される。
図12において、ステップS21では、前回のエンジン停止時においてベーパ排出処理が中断されたか否かを判定する。そして、ベーパ排出処理が中断されていなければ、ステップS22に進み、ベーパ排出処理が中断されていれば、ステップS23に進む。なお、ベーパ排出処理の実施途中にIGスイッチがオフされた場合には、ベーパ排出処理が中断されたことを示す情報(フラグ情報等)がバックアップ用のメモリに記憶されるようになっている。
ステップS22では、低圧ポンプ52の通常始動制御を実施する。このとき、低圧ポンプ52の駆動開始当初において、ポンプ回転速度を一時的に燃圧フィードバック制御時よりも高い回転速度とし、その後、燃圧フィードバック制御を開始する。
また、ステップS23に進む場合には、そのステップS23以降において、低圧ポンプ52の一時的な駆動制限と、その制限後の低圧ポンプ52の高回転駆動とからなるベーパ排出処理を再び実施する。ベーパ排出処理としてのステップS23~S27では、図5のステップS14~S18と同様の処理が実施されるとよい。
すなわち、ステップS23では、低圧ポンプ52の駆動制限として低圧ポンプ52の駆動を停止させる。その後、ステップS24では、低圧ポンプ52の駆動停止から所定の駆動制限時間が経過したか否かを判定し、駆動制限時間の経過を待って後続のステップS25に進む。ステップS25では、低圧ポンプ52の駆動制限後において、その低圧ポンプ52を高回転駆動させる際のポンプ回転速度NHを設定し、続ステップS26では、低圧ポンプ52の回転速度を所定の上限上昇率よりも小さい上昇率で上昇変化させる。その後、ステップS27では、低圧ポンプ52の高回転駆動が開始されてから所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間の経過を待って後続のステップS28に進む。ステップS28では、低圧ポンプ52の通常駆動を開始する。
なお、ステップS24の駆動制限時間、ステップS25のポンプ回転速度NH、ステップS26の制限上昇率、ステップS27の駆動継続時間は、それぞれ前回のIGオフ前に実施されていたベーパ排出処理で用いたものであってもよいし、それぞれ予め定めた適合値(固定値)であってもよい。又は、これら駆動制限時間等は、今回の始動時に取得された条件に基づいて設定されたものであってもよい。また、ステップS21において前回のエンジン停止時にベーパ排出処理が中断されたと判定された場合に、前回のエンジン停止からの経過時間が所定時間よりも短いことを条件に、ベーパ排出処理を再び実施する構成であってもよい。この場合、前回のエンジン停止からエンジン再始動までの時間が所定時間よりも長ければ、ベーパ排出処理の実施を不要としている。所定時間は、エンジン停止直前におけるポンプ高回転駆動の実施時間や、ベーパ推定量などに基づいて定められているとよい。
次に、車両のIGオンに伴うエンジン始動時における低圧ポンプ52の制御を、図13及び図14を用いて具体的に説明する。図13は、低圧ポンプ52の通常の始動制御を示すタイムチャートであり、図14は、低圧ポンプ52のベーパ排出処理が再実施される場合の始動制御を示すタイムチャートである。
図13では、タイミングt11でIGスイッチがオン操作される。そして、IGオン後のタイミングt11~t12の期間において、低圧ポンプ52の回転速度が一時的に燃圧フィードバック制御時よりも高い回転速度とされ、所定時間の経過後に、燃圧フィードバック制御が開始される。
また、図14では、タイミングt21でIGスイッチがオン操作される。そして、IGオン後において、所定の駆動制限時間が経過したタイミングt22で、低圧ポンプ52の駆動が開始される。つまり、IGオン後において低圧ポンプ52の駆動開始が制限されることで、低圧ポンプ52の駆動開始が遅延される。その際、低圧ポンプ52においてベーパがインペラ72側から燃料吸入口74側に押し戻される。
低圧ポンプ52の駆動開始に際し、低圧ポンプ52の回転速度が所定の上限上昇率よりも小さい上昇率で上昇変化する。そして、低圧ポンプ52の回転速度がポンプ回転速度NHまで上昇し、タイミングt23以降においてそのポンプ回転速度NHのまま保持される。この場合、低圧ポンプ52が高速回転されることで、インペラ72や燃料吸入口74内に残るベーパがベーパ排出口77から排出される。またこのとき、低圧ポンプ52の回転速度を急激に上昇させると、低圧ポンプ52内での圧力低下(詳しくは燃料吸入口74での圧力低下)に伴い新たなベーパの発生が懸念されるが、低圧ポンプ52の回転速度を上昇率を制限しながら上昇させることで、低圧ポンプ52において新たにベーパが発生することが抑制される。
その後、低圧ポンプ52の高回転駆動が開始されてから所定の駆動継続時間が経過したタイミングt24では、一連のベーパ排出処理が終了され、燃圧フィードバック制御が開始される。なお、ベーパ排出処理が再度実施される場合には、エンジン始動要求に対してスタータ起動を遅延させるようにしてもよい。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
低圧ポンプ52においてベーパが生じていると判定された場合に、低圧ポンプ52の駆動を一時的に制限し、その駆動制限の後に、低圧ポンプ52を高回転駆動させる構成とした。これにより、仮にインペラ72又はその周辺に多量のベーパが存在していても、適正なペーパ排出が可能となる。その結果、低圧ポンプ52において下流側への適正な燃料圧送を行わせることができる。
低圧ポンプ52にベーパが生じていると判定された場合において、低圧ポンプ52の駆動制限として低圧ポンプ52の駆動停止を実施する構成とした。この場合、低圧ポンプ52の駆動停止により、インペラ72側から燃料吸入口74側へのベーパの押し戻しや、更なるベーパ発生の抑制を好適に実現することができる。
低圧ポンプ52にベーパが生じていると判定された場合において、低圧ポンプ52の駆動制限を実施した後に、低圧ポンプ52の回転速度を所定の上限上昇率よりも小さい上昇率で上昇させ、かつ駆動制限前よりも高い回転速度にするようにした。この場合、低圧ポンプ52の駆動制限後において、ベーパ排出口77からのベーパ排出を効率よく実施することができる。またこのとき、低圧ポンプ52の回転速度を上昇率を制限しながら上昇させることで、低圧ポンプ52での新たなベーパ発生を抑制することができる。
燃料タンク51でのタンク内圧が低い場合やタンク内燃温が高い場合には、燃料タンク51や低圧ポンプ52においてベーパが発生しやすくなり、低圧ポンプ52でのベーパ量が多くなることが懸念される。この点、タンク内圧やタンク内燃温に基づいて、低圧ポンプ52でのベーパの存在状況を判定するようにしたため、低圧ポンプ52でのベーパの発生を予見しつつ、ベーパ対策を適正に実施することができる。
低圧ポンプ52の駆動制限を行う際の駆動制限時間を、低圧ポンプ52でのベーパ量に基づいて設定する構成とした。これにより、都度の状況に応じた適正なベーパ排出を行うことができる。例えば、燃料タンク51ではタンク内圧やタンク内燃温に応じてベーパの発生状況(ベーパ発生量)が異なるが、そのベーパの発生状況を考慮して、低圧ポンプ52での駆動制限の度合いを変更することができる。
低圧ポンプ52を高回転駆動させる駆動継続時間(低圧ポンプ52の駆動制限後にベーパをベーパ排出口77から排出する駆動継続時間)を、低圧ポンプ52でのベーパ量に基づいて設定する構成とした。これにより、低圧ポンプ52を高回転駆動が過剰に長い時間で継続されることを抑制でき、ひいては燃費悪化等の不都合を抑制することができる。
前回のエンジン停止時にベーパ排出処理が中断されていれば、次回のエンジン始動時においてベーパ排出処理を再度実施する構成とした。これにより、仮に前回のエンジン運転時において低圧ポンプ52でのベーパに起因してエンジンストールが生じていても、その後のエンジン再始動を適正に実施することができる。
(第2実施形態)
上記実施形態では、ベーパ排出処理での低圧ポンプ52の駆動制限として低圧ポンプ52の駆動停止を行う構成としたが、本実施形態では、これを変更し、低圧ポンプ52の駆動制限として低圧ポンプ52を駆動制限前よりも低い回転速度で低回転駆動させる構成としている。
上記実施形態では、ベーパ排出処理での低圧ポンプ52の駆動制限として低圧ポンプ52の駆動停止を行う構成としたが、本実施形態では、これを変更し、低圧ポンプ52の駆動制限として低圧ポンプ52を駆動制限前よりも低い回転速度で低回転駆動させる構成としている。
図5に示すベーパ排出処理では、ステップS14において、低圧ポンプ52の駆動制限として、低圧ポンプ52を、ペーパ発生前よりも低いポンプ回転速度で駆動させる。このとき、低圧ポンプ52の制限回転速度は、例えば図15の関係を用いて設定されるとよい。図15では、低圧ポンプ52でのベーパ量と制限回転速度との関係が示されており、ベーパ量が多いほど、制限回転速度として低い回転速度が設定されるようになっている。制限回転速度は、ゼロを含む範囲で定められているとよい。なお、低圧ポンプ52の駆動制限を実施する際に、低圧ポンプ52の駆動を制限させる駆動制限時間と、低圧ポンプ52の制限回転速度との両方を、ベーパ量に応じて可変に設定してもよいし、制限回転速度のみをベーパ量に応じて可変に設定してもよい。
図16は、本実施形態におけるベーパ排出処理を具体的に示すタイムチャートである。図16では、タイミングt31において低圧ポンプ52でベーパが生じていると判定されると、低圧ポンプ52の回転速度が、ベーパ有りとの判定前よりも低い回転速度に制限される。この低圧ポンプ52の駆動制限により、インペラ72でのベーパ噛み込みが解消される。
その後、タイミングt32では、低圧ポンプ52の回転速度が所定の上限上昇率よりも小さい上昇率で上昇変化し、タイミングt33以降において、低圧ポンプ52の回転速度がポンプ回転速度NHで保持される。これにより、インペラ72や燃料吸入口74内に残るベーパがベーパ排出口77から排出される。その後、低圧ポンプ52の高回転駆動が開始されてから所定の駆動継続時間が経過したタイミングt34では、一連のベーパ排出処理が終了され、低圧ポンプ52が通常駆動に戻される。
また、本実施形態においても、エンジン停止に伴いベーパ排出処理が中断された場合において、その後のエンジン10の再始動時にベーパ排出処理が再度実施されるようになっているとよい(図14参照)。
(第3実施形態)
本実施形態では、低圧ポンプ52でベーパが生じている場合において、ECU40が、低圧ポンプ52のベーパ量が所定量以上であるか否かを判定する。そして、低圧ポンプ52でベーパが生じており、かつベーパ量が所定量以上でなければ、低圧ポンプ52の駆動制限なしのベーパ排出処理を第1ベーパ排出処理として実施し、低圧ポンプ52でベーパが生じており、かつベーパ量が所定量以上であれば、低圧ポンプ52の駆動制限ありのベーパ排出処理を第2ベーパ排出処理として実施する。
本実施形態では、低圧ポンプ52でベーパが生じている場合において、ECU40が、低圧ポンプ52のベーパ量が所定量以上であるか否かを判定する。そして、低圧ポンプ52でベーパが生じており、かつベーパ量が所定量以上でなければ、低圧ポンプ52の駆動制限なしのベーパ排出処理を第1ベーパ排出処理として実施し、低圧ポンプ52でベーパが生じており、かつベーパ量が所定量以上であれば、低圧ポンプ52の駆動制限ありのベーパ排出処理を第2ベーパ排出処理として実施する。
図17は、本実施形態におけるベーパ排出処理の手順を示すフローチャートであり、本処理は、ECU40のマイコン41により実施される。なお、図17において、既述の図5と同様の処理については同じステップ番号を付すとともに、説明を適宜省略する。
図17では、ステップS12にて低圧ポンプ52にベーパが生じていると判定された場合に、ステップS13で低圧ポンプ52のフィードバック制御を停止した後、ステップS31に進む。ステップS31では、低圧ポンプ52でのベーパ量が所定以上であるか否かを判定する。そして、ステップS31においてベーパ量が所定以上であると判定された場合(ステップS31がYESの場合)には、ステップS14に進む。また、ステップS31においてベーパ量が所定以上でないと判定された場合(ステップS31がNOの場合)には、ステップS14~S15を読み飛ばしてステップS16に進む。ステップS31では、図18(a),(b),(c)の関係を用いてベーパ量が多いか少ないか(すなわち所定以上か否か)が判定されるとよい。
この場合、ベーパ量が所定以上であると判定されると、ステップS14~S18において、低圧ポンプ52の駆動制限ありのベーパ排出処理(第2ベーパ排出処理)が実施される。また、ベーパ量が所定以上でないと判定されると、ステップS16~S18において、低圧ポンプ52の駆動制限なしのベーパ排出処理(第1ベーパ排出処理)が実施される。
低圧ポンプ52でのベーパ量が比較的少ない場合には、低圧ポンプ52の高回転駆動による所望のベーパ排出が可能になるものの、ベーパ量が比較的多い場合には、低圧ポンプ52の高回転駆動だけでは所望のベーパ排出が不可になることが考えられる。この点、上記のとおり、低圧ポンプ52でベーパが生じており、かつベーパ量が所定以上でないと判定された場合に、低圧ポンプ52の駆動制限を実施することなく低圧ポンプ52の高回転駆動によりベーパを排出する第1ベーパ排出処理を実施し、低圧ポンプ52でベーパが生じており、かつベーパ量が所定以上であると判定された場合に、低圧ポンプ52の駆動制限を実施した後に低圧ポンプ52の高回転駆動によりベーパを排出する第2ベーパ排出処理を実施するようにした。これにより、ベーパ量にかかわらず所望のベーパ排出が可能になる。この場合特に、ベーパ対策としての低圧ポンプ52の駆動制限が過剰に実施されることを抑制できる。
(第4実施形態)
本実施形態では、ECU40が、低圧ポンプ52ベーパが生じていると判定された場合に、まずは低圧ポンプ52駆動制限なしのベーパ排出処理を第1ベーパ排出処理として実施し、その第1ベーパ排出処理によるベーパ排出を実施した後にそのベーパ排出が不十分である場合に、低圧ポンプ52の駆動制限ありのベーパ排出処理を第2ベーパ排出処理として実施する。
本実施形態では、ECU40が、低圧ポンプ52ベーパが生じていると判定された場合に、まずは低圧ポンプ52駆動制限なしのベーパ排出処理を第1ベーパ排出処理として実施し、その第1ベーパ排出処理によるベーパ排出を実施した後にそのベーパ排出が不十分である場合に、低圧ポンプ52の駆動制限ありのベーパ排出処理を第2ベーパ排出処理として実施する。
図19は、本実施形態におけるベーパ排出処理の手順を示すフローチャートであり、本処理は、ECU40のマイコン41により実施される。なお、図19において、既述の図5と同様の処理については同じステップ番号を付すとともに、説明を適宜省略する。
図19では、ステップS12にて低圧ポンプ52にベーパが生じていると判定された場合に、ステップS13で低圧ポンプ52のフィードバック制御を停止した後、ステップS41に進む。ステップS41では、今回以前にベーパ排出処理が実施されたか否か、つまり今回が前回に続く2回目のベーパ排出処理であるか否かを判定する。そして、ステップS41において2回目のベーパ排出処理でないと判定された場合(ステップS41がNOの場合)には、ステップS14~S15を読み飛ばしてステップS16に進む。また、ステップS41において2回目のベーパ排出処理であると判定された場合(ステップS41がYESの場合)には、ステップS14に進む。
この場合、今回が1回目のベーパ排出処理であれば、ステップS16~S18において、低圧ポンプ52の駆動制限なしのベーパ排出処理(第1ベーパ排出処理)が実施される。また、今回が2回目のベーパ排出処理であれば、ステップS14~S18において、低圧ポンプ52の駆動制限ありのベーパ排出処理(第2ベーパ排出処理)が実施される。なお、ステップS41では、1回目のベーパ排出処理が終了して通常処理に戻った後、所定時間以内に再びベーパ有りと判定された場合に、2回目のベーパ排出処理を実施する旨を判定するとよい。
本実施形態によれば、低圧ポンプ52の駆動制限が過剰に実施されることを抑制しつつ、適正なるベーパ排出を実施することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態を例えば次のように変更してもよい。
上記実施形態を例えば次のように変更してもよい。
・低圧ポンプ52でのベーパ発生時に低圧ポンプ52の駆動制限を行う場合には、高圧ポンプ54での高圧燃料の吐出や燃料レール56での燃料貯留に影響が及ぶことが考えられる。そのため、低圧ポンプ52の駆動制限時に、燃料レール56の燃料圧力(レール圧)に基づいて、駆動制限時間と制限回転速度との少なくともいずれかを設定するとよい。具体的には、図20(a)の関係を用いて駆動制限時間を設定し、図20(b)の関係を用いて制限回転速度を設定する。図20(a)では、レール圧と駆動制限時間との関係が示されており、レール圧が高いほど、駆動制限時間として長い時間が設定されるようになっている。また、図20(b)では、レール圧と制限回転速度との関係が示されており、レール圧が高いほど、制限回転速度として低い回転速度が設定されるようになっている。
レール圧が低い場合と高い場合とを比べると、レール圧が高い場合の方が、低圧ポンプ52の駆動制限を行った際のエンジンストールの懸念が少ないと考えられる。そのため、レール圧が高い場合に、低圧ポンプ52の駆動制限の度合いを大きくしている。つまり、駆動制限時間として長い時間を設定するか、制限回転速度として低い回転速度を設定することとしている。これにより、高圧ポンプ54での高圧燃料吐出や燃料レール56での燃料貯留への影響を抑制することができる。
・低圧ポンプ52の駆動制限を行う場合には、高圧ポンプ54での高圧燃料の吐出に影響が及ぶことから、さらにエンジン運転状態への影響も懸念される。そのため、低圧ポンプ52の駆動制限時に、エンジン運転状態に基づいて、駆動制限時間と制限回転速度との少なくともいずれかを設定するとよい。具体的には、図21(a)の関係を用いて駆動制限時間を設定し、図21(b)の関係を用いて制限回転速度を設定する。図21(a)では、エンジン回転速度と駆動制限時間との関係が示されており、エンジン回転速度が高いほど、駆動制限時間として短い時間が設定されるようになっている。また、図21(b)では、エンジン回転速度と制限回転速度との関係が示されており、エンジン回転速度が高いほど、制限回転速度として高い回転速度が設定されるようになっている。
エンジン回転速度が低い場合と高い場合とを比べると、エンジン回転速度が高い場合の方が、インジェクタ27による噴射頻度(単位時間当たりの噴射回数)が多くなり、低圧ポンプ52の駆動制限による影響が大きくなると考えられる。そのため、エンジン回転速度が高い場合に、低圧ポンプ52の駆動制限の度合いを小さくしている。つまり、駆動制限時間として短い時間を設定するか、制限回転速度として高い回転速度を設定することとしている。これにより、エンジン運転状態への影響を抑制することができる。なお、設定パラメータとして、エンジン回転速度に代えてエンジン負荷を用いてもよい。
・低圧ポンプ52の駆動制限を行う場合には、高圧ポンプ54での燃料吐出量が減り、その結果として燃料レール56での燃圧低下が生じうるため、無理にエンジン回転速度を高めようとするとエンジンストールのおそれがある。そのため、低圧ポンプ52の駆動制限を実施する場合に、エンジン出力を制限する構成にするとよい。具体的には、エンジン回転速度に制限を付与したり、燃料噴射量に制限を付与したりするとよい。これにより、無理にエンジン回転速度を高めることが抑制され、エンジンストールを回避できる。
低圧ポンプ52の駆動制限を実施した後において、低圧ポンプ52の下流側の実燃圧が所定以下であるか否かを判定し、実燃圧が所定以下である場合(つまり、燃料圧送量が低いままの場合)に、エンジン出力を制限する構成にしてもよい。
・低圧ポンプ52が、ベーパ排出口77を有していない構成であってもよい。この構成では、低圧ポンプ52にベーパが生じていると判定された場合において、低圧ポンプ52の駆動制限に伴い、ベーパがインペラ72側から燃料吸入口74側に押し戻されて燃料吸入口74から排出され、ベーパに起因する低圧ポンプ52の燃料吐出不良が解消される。そしてその後、低圧ポンプ52内にベーパが残っていても、そのベーパが、低圧ポンプ52の高回転駆動により押し潰された状態で下流側に排出される。この構成では、燃料吸入口74が「外部開放部」に相当する。
・上記実施形態では、内燃機関を、筒内噴射式の車載多気筒4サイクルガソリンエンジンとしたが、これを変更してもよい。例えば、ポート噴射式のガソリンエンジンへの適用が可能である。この場合、燃料供給システムにおいて低圧ポンプ及び高圧ポンプのうち低圧ポンプのみを有する構成となるが、かかる構成においても、その低圧ポンプに対して本発明の適用が可能である。また、ディーゼルエンジンへの適用や、車両以外の内燃機関への適用も可能である。
本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制御部及びその手法は、一つ以上の専用ハードウエア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制御部及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと一つ以上のハードウエア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
27…インジェクタ、40…ECU、51…燃料タンク、52…低圧ポンプ、74…燃料吸入口、77…ベーパ排出口。
Claims (13)
- 燃料タンク(51)内の燃料を加圧する加圧部(72)と、該加圧部の加圧下流側とは逆側の位置に設けられた外部開放部(74,77)とを有する燃料ポンプ(52)を備え、前記燃料ポンプからその下流側に圧送される燃料を内燃機関の燃料噴射装置(27)の側に供給する燃料供給システムに適用され、前記燃料ポンプの駆動を制御する制御装置(40)であって、
前記燃料ポンプにおいてベーパが生じていることを判定するベーパ判定部と、
前記ベーパ判定部によりベーパが生じていると判定された場合に、前記燃料ポンプの駆動を一時的に制限し、その駆動制限の後に、前記燃料ポンプを駆動制限前よりも高い回転速度で高回転駆動させるポンプ制御部と、
を備える燃料供給システムの制御装置。 - 前記ポンプ制御部は、前記ベーパ判定部によりベーパが生じていると判定された場合に、前記燃料ポンプを停止する、又は駆動制限前よりも低回転で前記燃料ポンプを駆動させることで、前記燃料ポンプの駆動を制限する請求項1に記載の燃料供給システムの制御装置。
- 前記ベーパ判定部は、前記燃料タンク内のタンク内圧力と、前記燃料タンク内の燃料温度と、それらのいずれかに相関するパラメータとの少なくとも1つに基づいて、前記燃料ポンプにおいてベーパが生じていることを判定する請求項1又は2に記載の燃料供給システムの制御装置。
- 前記ポンプ制御部は、前記燃料ポンプの駆動を制限する制限時間と、駆動制限時の前記燃料ポンプの回転速度である制限回転速度との少なくともいずれかを、前記ベーパ判定部によりベーパが生じていると判定された時のベーパ量に基づいて設定し、その設定値に基づいて前記燃料ポンプの駆動制限を実施する請求項1~3のいずれか1項に記載の燃料供給システムの制御装置。
- 前記燃料ポンプとしての低圧ポンプ(52)と、前記低圧ポンプから圧送される低圧燃料を高圧化して圧送する高圧ポンプ(54)と、前記高圧ポンプから圧送される高圧燃料を蓄える蓄圧容器(56)とを備え、前記蓄圧容器内の高圧燃料を前記燃料噴射装置から噴射させる燃料供給システムに適用され、
前記ポンプ制御部は、前記燃料ポンプの駆動を制限する制限時間と、駆動制限時の前記燃料ポンプの回転速度である制限回転速度との少なくともいずれかを、前記蓄圧容器内の燃料圧力に基づいて設定し、その設定値に基づいて前記燃料ポンプの駆動制限を実施する請求項1~4のいずれか1項に記載の燃料供給システムの制御装置。 - 前記ポンプ制御部は、前記燃料ポンプの駆動を制限する制限時間と、駆動制限時の前記燃料ポンプの回転速度である制限回転速度との少なくともいずれかを、前記内燃機関の運転状態に基づいて設定し、その設定値に基づいて前記燃料ポンプの駆動制限を実施する請求項1~5のいずれか1項に記載の燃料供給システムの制御装置。
- 前記ポンプ制御部により前記燃料ポンプの駆動制限を実施する場合に、前記内燃機関の出力を制限する出力制限部を備える請求項1~6のいずれか1項に記載の燃料供給システムの制御装置。
- 前記ポンプ制御部は、前記ベーパ判定部によりベーパが生じていると判定された場合において、前記燃料ポンプの駆動制限を実施した後に、前記燃料ポンプの回転速度を所定の上限上昇率よりも小さい上昇率で上昇させ、かつ駆動制限前よりも高い回転速度にする請求項1~7のいずれか1項に記載の燃料供給システムの制御装置。
- 前記ポンプ制御部は、前記燃料ポンプの回転速度を上昇させる際の前記上昇率を、前記ベーパ判定部によりベーパが生じていると判定された時のベーパ量に基づいて設定する請求項8に記載の燃料供給システムの制御装置。
- 前記ポンプ制御部は、前記燃料ポンプの駆動制限後において前記燃料ポンプの高回転駆動を実施する際の回転速度と、その高回転駆動を実施する駆動継続時間との少なくともいずれかを、前記ベーパ判定部によりベーパが生じていると判定された時のベーパ量に基づいて設定する請求項1~9のいずれか1項に記載の燃料供給システムの制御装置。
- 前記ポンプ制御部による前記燃料ポンプの駆動制限の開始からその後の前記燃料ポンプの高回転駆動の完了までの実施途中において、前記内燃機関の運転停止に伴い当該ポンプ制御部の処理が中断されたことを判定する中断判定部を備え、
前記ポンプ制御部は、前記内燃機関の運転停止後の再始動時において、前回の前記内燃機関の運転停止時に前記中断判定部により前記中断が生じたと判定されていれば、前記ポンプ制御部による前記燃料ポンプの駆動制限と、その後の前記燃料ポンプの高回転駆動とを再度実施する請求項1~10のいずれか1項に記載の燃料供給システムの制御装置。 - 前記ベーパ判定部は、前記燃料ポンプでのベーパ量が所定以上であるか否かを判定するものであり、
前記ポンプ制御部は、
前記燃料ポンプでベーパが生じており、かつベーパ量が所定量以上でないと判定された場合に、前記燃料ポンプの駆動制限を行うことなく前記燃料ポンプを高回転駆動させる第1ベーパ排出処理を実施し、
前記燃料ポンプでベーパが生じており、かつベーパ量が前記所定量以上であると判定された場合に、前記燃料ポンプの駆動制限を行った後に前記燃料ポンプを高回転駆動させる第2ベーパ排出処理を実施する請求項1~11のいずれか1項に記載の燃料供給システムの制御装置。 - 前記ポンプ制御部は、
前記ベーパ判定部によりベーパが生じていると判定された場合に、まずは前記燃料ポンプの駆動制限を行うことなく前記燃料ポンプを高回転駆動させる第1ベーパ排出処理を実施し、
前記第1ベーパ排出処理によるベーパ排出を実施した後にそのベーパ排出が不十分である場合に、前記燃料ポンプの駆動制限を行った後に前記燃料ポンプを高回転駆動させる第2ベーパ排出処理を実施する請求項1~12のいずれか1項に記載の燃料供給システムの制御装置。
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