JP2022006766A - 排泄検知システム - Google Patents

排泄検知システム Download PDF

Info

Publication number
JP2022006766A
JP2022006766A JP2020109219A JP2020109219A JP2022006766A JP 2022006766 A JP2022006766 A JP 2022006766A JP 2020109219 A JP2020109219 A JP 2020109219A JP 2020109219 A JP2020109219 A JP 2020109219A JP 2022006766 A JP2022006766 A JP 2022006766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet seat
toilet
imaging means
imaging
detection system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020109219A
Other languages
English (en)
Inventor
雅弘 河合
Masahiro Kawai
亘 内山
Wataru Uchiyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2020109219A priority Critical patent/JP2022006766A/ja
Priority to US17/340,143 priority patent/US11812900B2/en
Priority to CN202110685504.1A priority patent/CN113842078A/zh
Publication of JP2022006766A publication Critical patent/JP2022006766A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K13/00Seats or covers for all kinds of closets
    • A47K13/24Parts or details not covered in, or of interest apart from, groups A47K13/02 - A47K13/22, e.g. devices imparting a swinging or vibrating motion to the seats
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B10/00Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements
    • A61B10/0038Devices for taking faeces samples; Faecal examination devices

Abstract

【課題】便座に設置されたカメラにより、使用者の顔や、立ち小便をしている局部などを撮影し、使用者のプライバシーを侵害することを防ぐ。【解決手段】開閉自在な便座と、前記便座に設置された撮像手段と、その撮像手段の撮影データを使い尿や便の有無やその性状の少なくとも1つを推定する情報処理部を備え、前記便座が開いているときは、撮像手段による撮影を行わない排泄検知システム。【選択図】図1

Description

本発明は、トイレ内での排泄物の有無やその性状を判定する排泄検知システムに関する。
従来、人体局部の洗浄機能を備える温水洗浄便座が知られている。図12に、この温水洗浄便座を示す。以下その構成について図面を参照しながら説明する。
10は、便器に取り付けられた洗浄便座であり、外形からは洗浄ノズル出口100、制御手段101が見える。内部構成は洗浄ノズル、駆動手段、制御手段から構成されており、使用者の好みに応じて、制御手段を用いて洗浄ノズルの駆動や洗浄ノズルから噴射される洗浄水を調整することができる。この構成により、この温水洗浄便座によって用便後の局部洗浄を任意に行うことができるものである。
近年、温水洗浄便座は、上述の洗浄機能以外にさまざまな機能を付加したものが要望されている。例えば、特許文献1の便器装置は、便座に略下向きにカメラを備え、カメラにより取得された便器内の画像から大便の性状を検知し、使用者の健康状態に関する情報を取得、提示するものがある。
特開2017-137707号公報
しかしながら、便座に略下向きに設置されたカメラは、便座を開いた際に、便器前方を向くため、使用者の顔や、立ち小便をしている使用者の局部など、使用者の機微な情報が取得でき、使用者のプライバシーを侵害する虞があった。取得した画像にプライバシーに関わる情報が写っていた場合、マスキングなどにより情報を削除することもできるが、一度はプライバシーに関わる情報がシステムに取得されるため、使用者にとっては不安が残る虞があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、便座の開放状態においては撮影を禁止するため、使用者のプライバシーをより確実に保護できるものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の排泄検知システムは、便器と、前記便器に開閉自在に設けられる便座と、前記便座に設置された撮像手段と、前記撮像手段の撮影データを用いて排泄物の有無やその性状の少なくとも1つを推定する情報処理部を備え、少なくとも前記便座の開放状態では、前記撮像手段による撮影を禁止する。
本発明によれば、使用者のプライバシーをより確実に保護できる排泄検知システムを提供することができる。
実施の形態1の便座閉状態における横断面図 実施の形態1の便座閉状態における縦断面図 実施の形態1の便座開状態における横断面図 実施の形態1の便座閉状態におけるカメラ周辺の横断面図 実施の形態2の便座閉状態におけるカメラ周辺図 実施の形態2の便座開状態におけるカメラ周辺図 車輪を用いた実施形態の便座閉状態におけるカメラ周辺図 車輪を用いた実施形態の便座開状態におけるカメラ周辺図 ヒンジを用いた実施形態の便座閉状態におけるカメラ周辺図 ヒンジを用いた実施形態の便座開状態におけるカメラ周辺図 実施の形態3の便座閉状態におけるカメラ周辺の縦断面図 従来の便座の概略斜視図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1で用いる便座が閉じた状態における側面概略断面図、図2は、同実施の形態で用いる便座が閉じた状態における正面概略断面図、図3は、同実施の形態の便座が開いた状態における側面概略断面図を示すものである。以下に本実施の形態における構成を説明する。
図1において、10は、使用者が着座する便座、11は、排泄物を受ける便器、12は、便器内に溜められた水溜まり部、13は、使用者が排泄した大便、14は、使用者が排泄した尿を示す。
1は、便座10に人体が座ったことを検知する着座検知手段であり、本実施の形態においては、便座10に人体が座り体重をかけることで便器11の辺縁部上面によって押し込まれるよう構成したマイクロスイッチとしている。図3のように、人体が着座していないときには、マイクロスイッチは飛び出した状態となる。
2は、尿や便の有無やその性状の少なくとも1つを検知するためのカメラ等の撮像手段、3は、撮像手段2の撮影視野、4は、撮影時に便器内を照らす照明手段、5は、人体の局部を洗浄するための局部洗浄水6を吐出するノズルを示している。
撮像手段2は、図2に示す通り、便座10内の左右方向に各1台配置されている。撮影視野3は、便器11の内部空間方向、つまり略下方向を向いている。なお、水平面より下方が撮影視野3に入っていれば、撮影視野3の中心線は略横向き、あるいは略上向きでもよい。
なお、撮像手段2としては、RGB画像センサに限らず、熱画像センサ、距離画像センサ、など他の撮像手段としてもよい。また、撮像手段2にズーム機構を付加したり、撮像手段2として4Kや8Kの高解像度カメラを用いても良く、これにより、排泄された便の表面形状や色等の細密な画像が取得でき、例えば、肉眼で近接しないと見えないような血液の微小な塊や脂肪の塊等も検出でき、便の詳細な分析が可能となる。
また、着座検知手段1としては、照度センサや超音波センサなど他の手段により便座10上の人体の有無を検知する、あるいはカメラを用いた画像処理などで排尿姿勢を検知するなど他の検知方法を用いてもよい。
以上の構成において、実施の形態1の動作を説明する。
まず、使用者がトイレ付近に近づくと、人体検知手段(図示せず)が人体を検知し、その情報は情報処理部(図示せず)に送られる。続いて使用者が便座10に座ると、着座検知手段1が着座を検知し、着座検知情報が情報処理部へ送られる。
情報処理部(図示せず)は、照明手段4を点灯した後に、撮像手段2による画像の取得処理を開始させる。画像は、一定間隔あるいは所定の条件で撮影した静止画、または動画である。所定の条件とは、例えば、便座10に赤外線センサを備え、便器11内部の温度変化を検知した場合に撮影する、などがあり、これに限ったものではない。トイレ使用中、使用者がノズル5による局部洗浄を行うと、その情報も情報処理部に送られる。
撮影された画像は、情報処理部により解析され、尿や便の有無、その形状や色など排泄物に関する性状が推定される。
解析方法としては、画像情報をもとに所定の閾値処理などで判定する。例えば、茶色い領域の有無、面積から便の有無や量を検知したり、さらに赤色の領域の有無から、血便かどうかを判定したりするなどの方法がある。解析方法は、機械学習や深層学習など、その他の方法で行ってもよい。
推定された結果は、通信によりパソコン、スマートフォン、トイレ内に設けられた情報提示部(図示せず)などに送られ、使用者に提示される。その際、排泄物の性状をもとに使用者の健康状態などを推定し、提示してもよい。
図2に示したように、便器11は一般的に谷形状となっており、水溜まり部12付近では、その勾配が大きい場合がある。そのため、あるカメラから見たときに、図2(a)に一点鎖線で示したような死角ができ、大便13がその死角に落下した場合、便を検知できないおそれがある。特に、便座が便器と別体となった商品形態においては、さまざまな形状の便器に対応する必要があり、この課題が生じやすい。
そこで、本実施の形態では、図2に示すように、撮像手段2を便座10の左右に各1台配置している。これにより、図2の右側にある撮像手段2の死角を、左側の撮像手段2が図2(b)に示したように撮影することができ、右側の撮像手段2の死角に隠れた小さな便や、血液の付着などの局所的な尿便の特徴を捉えることができ、排泄物の有無やその性状に関する判定精度を向上することができる。さらに、撮像手段2を水溜まり部12に対して略対称位置に配置すると、より効果的に死角を減らすことができる。
情報処理部において、排泄物の有無や性状を推定する際には、撮影した画像データだけではなく、着座情報や局部洗浄機能の使用情報など、トイレ状態検知情報を利用するとよい。これにより、排泄物の誤検知を抑制し、また、尿と便の判定精度を向上した排泄検知システムを提供することができる。
例えば、ノズル5から排出される局部洗浄水6は、その外見が尿と類似しているため誤検知されやすい。そこで、局部洗浄機能が使用されている間は、尿の有無判定をしないことで、誤検知を防ぐことができる。また、トイレの清掃に使用されるタワシなどの清掃用具の一部は、大便と色などが類似しているため、誤検知されやすいが、着座情報を使用することで、非着座状態において撮影された画像は、大便ではないと判定でき、誤検知を防ぐことができる。
さらに、大便でも水状の下痢便などは、色の濃い尿と類似しているため、尿と便の判別を誤りやすい。下痢便に固形物、浮遊物が含まれていれば、画像から大便と判定すること
ができるが、固形物の無い場合も稀にあるため、固形物の無い下痢便を大便と判定できるようにすると、尿も大便として判定されやすくなってしまう。そこで、着座情報を利用することで、非着座状態であれば尿として判定し、尿を大便として誤検知することを防ぎ、判定精度を向上することができる。
トイレ利用状況に関する情報としては、便座の蓋の開閉状況、便座の開閉状況、便器洗浄機能の使用状況、トイレットペーパーの使用、使用者の着座姿勢、使用者の性別や年齢など、他の情報を利用してもよい。
排泄の後、使用者が便座10から立ち上がると、着座検知手段1が非着座状態であることを検知し、それをもとに情報処理部が照明手段4を消灯するとともに、撮像手段2による画像の取得処理を終了させる。
このように、着座検知手段1が着座と判定している間のみ撮影を行う構成としている。このため、便座10が開いて撮像手段2が前方を向いた図2の状態において、使用者の顔や局部などを撮影することがなくなり、プライバシーを保護できる。また、図1のように、便座10が閉じた状態でも、使用者が座っていない状態では撮影を行わない構成としている。このため、使用者が便器内に手や顔など体の一部を入れても撮影することはなく、また、便器内の水面に反射して人体を撮影することも防げるため、より確実にプライバシーを保護することができる。
なお、着座検知手段1が着座と判定している間に撮影するのではなく、便座10の開閉状態を検知する便座開閉検知手段を設け、便座10が開いている間は撮影を行わないよう制御してもよい。その場合の情報処理部からの撮影開始指示は、例えば、トイレへの人の入室を検知する在室検知手段を設け、人が入室したら撮影処理開始を指示する、あるいは、赤外線センサ等の便器内の温度変化を検知する手段を設け、温度変化があったら撮影開始を指示するなど、便座が閉まっている間の適当なタイミングで行うとよい。この制御方法でも、撮像手段2が前方を向いた状態で撮影することが無いため、プライバシーを保護できる。
照明手段4は、本実施の形態のように、撮影処理中にのみ点灯することで、使用者へ撮影していることを知らせる撮影通知手段の役割も果たしている。撮影時以外は消灯しているため、より使用者に明示的に撮影の実施状態を知らせることができ、安心感を高めることができる。この撮影通知手段は、カメラ本体の赤色LED、便座制御リモコン等への撮影状況の表示、あるいは音声による通知など、他の手段でもよい。
図4は、カメラ周辺の横断面図である。カメラ撮影方向には、レンズカバー7が配置されている。レンズカバー7は、カメラと一体に構成されていてもよい。このように、便座10内にカメラを配置した場合、便座10にカメラの視野を確保するため、開口を設ける必要があり、レンズカバー7で開口を塞いでも、便座強度は低下する。
体重の重い方が着座した場合や、使用者が転倒して手を便座に付き、局所的に荷重が加わった場合などに、便座が変形し、レンズカバー7がひび割れて視認できなくなったり、荷重が大きい場合には、撮像手段2が破壊する虞がある。
そこで、本実施の形態においては、便座10の変形を防ぐための便座変形防止構造8を設けている。具体的には、レンズカバー7周辺に、便座から略下向きに突出した少なくとも1つの支持脚を設けた。便座10を閉じた状態で、便座10に上から荷重が加わると、便座変形防止構造8が便器11に接触し、便座10がそれ以上変形することを抑制する。これにより、レンズカバーがひび割れて視認できなくなったり、カメラが破壊されたりす
ることを防止できる。便座10内部に金属板などの強度の大きい部材を取り付けたり、便座10の厚みを増したりするなど、他の方法で便座の強度を増してもよい。
また、トイレの使用に伴い、大便13、尿14や局部洗浄水6が落下した際に、水溜まり部12の水が撥ねて、撮像手段2のレンズカバー7に付着する虞がある。そこで、視野が一定量以上遮られたことを検知した場合には、使用者にパソコンやスマートフォンなどを通じて通知する構成にするとよい。
これにより、レンズカバー7への尿や便、水滴の付着を早い段階で通知し、使用者によるレンズの清掃を促し、排泄検知できなくなることを防ぐ、あるいは長期間に亘って排泄検知できない状態が続くことを防止できる。検知方法は、例えばトイレの使用が終了したタイミングなどで、画像全体の輝度を積算し、所定値よりも暗い場合は汚れが付着していると判定することができる。あるいは、他の画像処理、機械学習、深層学習などにより判定してもよい。
なお、本発明の排泄検知システムでは、便座を開いた状態で撮影を行わないため、立ち小便の性状を推定することが難しいが、女性や高齢者、要介護者、立ち小便をしない男性など、多くの使用者に対しては、支障なくその有用性を得られる。立ち小便の性状推定が必要な場合は、便座を開いた状態においては、カメラの向きをアクチュエータなどで略下方向に変えたり、ソフトウェア処理でカメラの撮影範囲を下方向に変えたり制限したりしてもよい。あるいは撮像手段2を便座10の開閉部以外の本体部(図示せず)や便器11に設置してもよい。
さらに、左右のカメラから便の三次元形状データを作成するようにしてもよく、便の形状をより詳しく解析でき、便の量をより精度よく推定することができる。
本実施の形態において、排泄検知システムは、便器11と、便器11に開閉自在に設けられる便座10と、便座10に設置された撮像手段2と、撮像手段2の撮影データを用いて排泄物の有無やその性状の少なくとも1つを推定する情報処理部(図示せず)を備え、少なくとも便座10の開放状態では、撮像手段2による撮影を禁止する。
これによって、便座が開放されている場合には、使用者の顔や局部などが撮影されなくなるため、使用者のプライバシーを保護できる。
便座10の開閉状態を検知する便座開閉検知手段を備え、撮像手段2は、便座10の開放状態の間撮影を禁止した。一般に便座に搭載されている便座開閉検知機能を利用するため、新たに部品を追加することなく本発明を実現できる。
これにより、部品点数、コスト、部品スペースの抑制が可能となる。
使用者の着座の有無を検知する着座検知手段1を備え、撮像手段2は、非着座状態での撮影を禁止した。
これにより、従来の便座に広く搭載されている着座検知機能を利用するため、新たに部品を追加することなく本発明を実現でき、部品点数、コスト、部品スペースの抑制が可能となる。さらに、便座は閉じているが使用者が座っていない状態でも撮影を行わないこととなるため、使用者が便器内に手や顔など体の一部を入れても撮影することはなく、また、便器内の水面に反射して人体を撮影してしまうことも防げるため、より確実にプライバシーを保護することができる。
便座10の開放状態においては、撮像手段2の撮影視野3を遮蔽する遮蔽手段21を備えた。
これによって、便座が開いている状態では撮像手段が遮蔽され、使用者から見えなくなるため、撮影されているのではないかという不安を感じることなく使用でき、より安心感を高めることができる。
遮蔽手段21は、便座10の開放状態において、撮像手段2の撮影視野3を遮断する位置に位置させた。
これによって、非通電状態で便座を開いた際にも撮像手段が遮蔽され見えなくなるため、より安心感を高めることができる。
撮像手段2の撮影を報知する撮影通知手段を備えた。これによって、使用者に明示的に撮影の実施状態を知らせることができるため、より安心感を高めることができる。
便器11と、便器11に開閉自在に設けられる便座10と、便座10に設置された撮像手段2と、撮像手段2の撮影データを用いて排泄物の有無やその性状の少なくとも1つを推定する情報処理部(図示せず)を備え、撮像手段2を複数備えた。複数の角度から便器内を撮影する。
これにより、カメラ視野の死角を減らすことができるため、小さな便や部分的な尿便の特徴などを捉えることができ、排泄物の有無やその性状に関する判定精度を向上することができる。
便座10の左右方向の中心線に対して、左側と右側にそれぞれ少なくとも1つの撮像手段を配置した。
これにより、死角になりやすい便器内水溜まり部左右の便器内面近傍を撮影しやすくなるため、効果的にカメラ視野の死角を減らすことができる。
便器11と、便器11に開閉自在に設けられる便座10と、便座10に設置された撮像手段2と、その撮像手段2の撮影データを用いて排泄物の有無やその性状の少なくとも1つを推定する情報処理部(図示せず)を備え、撮像手段2周辺に便座10の変形を防ぐための便座変形防止構造8を設けた。
これにより、カメラ付近に荷重が加わった際の便座の変形を防ぐことができ、レンズがひび割れて視認できなくなったり、カメラが破壊されたりすることを防止できる。
便器11と、便器11に開閉自在に設けられる便座10と、便座10に設置された撮像手段2と、撮像手段2の撮像部を保護するレンズカバー7と、撮像手段2の撮影データを用いて排泄物の有無やその性状の少なくとも1つを推定する情報処理部を備え、レンズカバー7の視野が一定量以上遮られたことを検知し、使用者に報知するものとした。
これにより、カメラレンズへの尿や便、水滴の付着を早い段階で通知し、使用者によるレンズの清掃を促し、排泄検知できなくなることを防ぐ、あるいは長期間に亘って排泄検知できない状態が続くことを防止できる。
(実施の形態2)
図5は、本開示の実施の形態2で用いる便座が閉じた状態における便座内部の撮像手段
周辺を示した概略図、図6は、便座が開いた状態における便座内部の撮像手段周辺を示した概略図である。
以下に本実施の形態における構成を説明する。実施の形態1と同様の構成、動作については説明を省略する。
図5において、便座10の下面には、撮像手段2の撮影視野3と交わる部分に開口部20が設けられており、撮像手段2は、開口部20を通じて便器11内部を撮影できるよう構成されている。さらに、撮像手段2の撮影視野3を遮蔽できるよう遮蔽手段21が備えられている。
以上の構成において、本発明の動作を説明する。
使用者が便座10に座ると、着座検知手段(図示せず)が着座を検知し、それをもとに情報処理部(図示せず)が撮像手段2による画像の取得処理を開始させる。このとき、図5のように、遮蔽手段21は、錘22の自重により、撮影視野3を遮蔽しない状態となっているため、撮像手段2による便器11内の撮影が可能である。なお、トイレへの人の入室を検知する在室検知手段を設け、人が入室したら撮影開始するなど、他のタイミングで開始する構成としてもよい。
排便の後、使用者が便座10から立ち上がると、着座検知手段1が非着座状態であることを検知し、それをもとに情報処理部(図示せず)が撮像手段2による画像の取得処理を終了させる。
また、別の使用シーンにおいて、使用者が便座10を開いた場合には、図6に示すように、錘22が自重で最下点に回転移動するとともに、遮蔽手段21が撮像手段2の撮影視野3を遮る。これにより、便座10が開いた状態においては撮像手段2が使用者から見えなくなるため、撮影されているのではないかという不安を感じることなく使用でき、より安心感を高めることができる。また、遮蔽手段21を機構で構成したことで、非通電状態で便座10を開いた際にも撮像手段2が遮蔽され見えなくなるため、より安心感を高めることができる。遮蔽手段21が撮像手段2の撮影視野3を覆うため、撮像手段2のレンズの汚れ等を抑制できる。
なお、遮蔽手段21は、図7、図8に示すような中心部を中心として自重で回転する車輪23や、図9,図10に示すような前方側のヒンジを中心として自重で回転するヒンジ24を例示することができる。自重で回転する構成を例示したが、図示しないがバネ、リンク機構など、他の機構により遮蔽手段21を開閉する構成としてもよい。さらに、モータ等の駆動手段で遮蔽手段21の開閉を制御してもよいし、液晶シャッターのように通電により透明度を変化させられる材料を用いてもよい。
また、本実施の形態の構成では、便座10が開くと、遮蔽手段21により機械的に撮影させないため、撮像手段2による撮影は、所定条件である便座10開放状態では、撮像手段2の撮影制御にかかわりなく、通電中常に撮影する制御としても、使用者の顔や局部などを撮影することがなく、プライバシーを守ることができる。
本実施の形態において、排泄検知システムは、便座10の開放状態においては、撮像手段2の撮影視野3を遮蔽する遮蔽手段21を備えた。
これによって、便座が開いている状態では撮像手段が遮蔽され、使用者から見えなくなるため、撮影されているのではないかという不安を感じることなく使用でき、より安心感
を高めることができる。
遮蔽手段21は、便座10の開放状態において、撮像手段2の撮影視野3を遮断する位置に位置させた。
これによって、非通電状態で便座を開いた際にも撮像手段が遮蔽され見えなくなるため、より安心感を高めることができる。
(実施の形態3)
図11は、本開示の実施の形態3で用いる便座が閉じた状態における右側のカメラ付近の縦断面図である。
以下に本実施の形態における構成を説明する。実施の形態1、2と同様の構成、動作については説明を省略する。
図11において、撮像手段2の撮影方向前方には、レンズカバー7が水平面に対して傾斜して配置されている。これにより、トイレの使用中、大便13、尿14や局部洗浄水6が落下した際に水溜まり部12の水が撥ね、撮像手段2のレンズカバー7に付着する。レンズカバー7は、透明で、表面の摩擦抵抗の低い材料から形成される。
付着した汚れは、自重により下方へ移動しやすくなるため、カメラ視野中心から外れ視認性の低下を抑制し、排泄検知性能を長期間維持できる。さらに、レンズカバー7の表面を撥水処理、防汚処理するとよい。
本実施の形態において、排泄検知システムは、便器11と、便器11に開閉自在に設けられる便座10と、便座10に設置された撮像手段2と、撮像手段2の撮像部を保護するレンズカバー7と、撮像手段2の撮影データを用いて排泄物の有無やその性状の少なくとも1つを推定する情報処理部(図示せず)を備え、レンズカバー7を水平面に対して傾斜させた。
これにより、カメラレンズに付着した尿や便、水滴を、その自重によりカメラ視野の中心付近から移動させ、視認性の低下を抑制し、排泄検知性能を長期間維持できる。
以上のように、本開示は、便座が開いてカメラが前方を向いた状態においては、撮影を行わないため、使用者の顔や局部などを撮影せず、使用者のプライバシーを保護できるものであり、排泄検知機能や健康情報提示機能を備えた排泄検知システムを、介護施設、病院、一般家庭などに広く普及させる上で有用である。
1 着座検知手段
2 撮像手段
3 撮影視野
4 照明手段
5 ノズル
6 局部洗浄水
7 レンズカバー
8 便座変形防止構造
10 便座
11 便器
12 水溜まり部
13 大便
14 尿
20 開口部
21 遮蔽手段

Claims (11)

  1. 便器と、
    前記便器に開閉自在に設けられる便座と、
    前記便座に設置された撮像手段と、
    前記撮像手段の撮影データを用いて排泄物の有無やその性状の少なくとも1つを推定する情報処理部
    を備え、
    少なくとも前記便座の開放状態では、前記撮像手段による撮影を禁止する
    排泄検知システム。
  2. 前記便座の開閉状態を検知する便座開閉検知手段を備え、
    前記撮像手段は、前記便座の開放状態の間撮影を禁止する
    請求項1の排泄検知システム。
  3. 使用者の着座の有無を検知する着座検知手段を備え、
    前記撮像手段は、非着座状態での撮影を禁止する
    請求項1または2に記載の排泄検知システム。
  4. 前記便座の開放状態においては、
    前記撮像手段の撮影視野を遮蔽する遮蔽手段を備えた
    請求項1から3のいずれか1項に記載の排泄検知システム。
  5. 前記遮蔽手段は、前記便座の開放状態において、前記撮像手段の撮影視野を遮断する位置に位置する
    請求項4に記載の排泄検知システム。
  6. 前記撮像手段の撮影を報知する撮影通知手段を備えた
    請求項1から5のいずれか1項に記載の排泄検知システム。
  7. 便器と、
    前記便器に開閉自在に設けられる便座と、
    前記便座に設置された撮像手段と、
    前記撮像手段の撮影データを用いて排泄物の有無やその性状の少なくとも1つを推定する情報処理部
    を備え、
    前記撮像手段を複数備えた排泄検知システム。
  8. 前記便座の左右方向の中心線に対して、左側と右側にそれぞれ少なくとも1つの撮像手段を配置した
    請求項7に記載の排泄検知システム。
  9. 便器と、
    前記便器に開閉自在に設けられる便座と、
    前記便座に設置された撮像手段と、
    前記撮像手段の撮影データを用いて排泄物の有無やその性状の少なくとも1つを推定する情報処理部を備え、
    前記撮像手段周辺に前記便座の変形を防ぐための便座変形防止構造を設けた
    排泄検知システム。
  10. 便器と、
    前記便器に開閉自在に設けられる便座と、
    前記便座に設置された撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像部を保護するレンズカバーと、
    前記撮像手段の撮影データを用いて排泄物の有無やその性状の少なくとも1つを推定する情報処理部
    を備え、
    前記レンズカバーを水平面に対して傾斜させた
    排泄検知システム。
  11. 便器と、
    前記便器に開閉自在に設けられる便座と、
    前記便座に設置された撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像部を保護するレンズカバーと、
    前記撮像手段の撮影データを用いて排泄物の有無やその性状の少なくとも1つを推定する情報処理部
    を備え、
    前記レンズカバーの視野が一定量以上遮られたことを検知し、使用者に報知する
    排泄検知システム。
JP2020109219A 2020-06-25 2020-06-25 排泄検知システム Pending JP2022006766A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020109219A JP2022006766A (ja) 2020-06-25 2020-06-25 排泄検知システム
US17/340,143 US11812900B2 (en) 2020-06-25 2021-06-07 Excretion detection system and toilet seat used in same
CN202110685504.1A CN113842078A (zh) 2020-06-25 2021-06-21 排泄检测系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020109219A JP2022006766A (ja) 2020-06-25 2020-06-25 排泄検知システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022006766A true JP2022006766A (ja) 2022-01-13

Family

ID=78973082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020109219A Pending JP2022006766A (ja) 2020-06-25 2020-06-25 排泄検知システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11812900B2 (ja)
JP (1) JP2022006766A (ja)
CN (1) CN113842078A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7435639B2 (ja) 2022-02-01 2024-02-21 Toto株式会社 トイレ装置
JP7435636B2 (ja) 2022-01-21 2024-02-21 Toto株式会社 トイレ装置
WO2024070855A1 (ja) * 2022-09-29 2024-04-04 Toto株式会社 トイレシステム、便座装置、または便器装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10729411B2 (en) * 2015-09-24 2020-08-04 Xiamen Brana Design Co., Ltd. Smart toilet capable of monitoring excrement and urine
JP2017137708A (ja) 2016-02-04 2017-08-10 株式会社Lixil 便器装置、及び便座装置
JP6742663B2 (ja) 2016-02-04 2020-08-19 株式会社Lixil 便器装置
KR102072467B1 (ko) 2018-03-29 2020-02-03 권동혁 대소변 분석을 이용한 건강상태 모니터링 시스템
JP7139182B2 (ja) * 2018-07-30 2022-09-20 株式会社ジャパンディスプレイ 健康状態検査システム
US20220395149A1 (en) * 2019-09-24 2022-12-15 Lixil Corporation Toilet seat device
JP7442384B2 (ja) * 2019-09-24 2024-03-04 株式会社Lixil 便座装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7435636B2 (ja) 2022-01-21 2024-02-21 Toto株式会社 トイレ装置
JP7435639B2 (ja) 2022-02-01 2024-02-21 Toto株式会社 トイレ装置
WO2024070855A1 (ja) * 2022-09-29 2024-04-04 Toto株式会社 トイレシステム、便座装置、または便器装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN113842078A (zh) 2021-12-28
US11812900B2 (en) 2023-11-14
US20210401244A1 (en) 2021-12-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2022006766A (ja) 排泄検知システム
JP7442384B2 (ja) 便座装置
JP6742663B2 (ja) 便器装置
WO2021060208A1 (ja) 便座装置
WO2018159367A1 (ja) 便座装置
JP2007252805A (ja) データ検出装置及びデータ検出方法
US20210310227A1 (en) Toilet device with support functions
JP2006061296A (ja) 排泄物確認装置およびこれを備えた衛生洗浄装置
CN109791724A (zh) 卫生间系统、卫生间管理方法、以及卫生间管理程序
JP2017163289A (ja) セキュリティ管理システム
JP2015023459A (ja) 投影システム
JP2017137708A (ja) 便器装置、及び便座装置
JP2019012049A (ja) 便器装置
JPH07236593A (ja) 便座装置
JP2021147863A (ja) 便器装置、及び生体管理システム
WO2021060212A1 (ja) 便座装置
JPH1166304A (ja) 顔画像処理装置
JP2019198386A (ja) トイレシステム
JP2021055522A (ja) 便座装置
JP2021101783A (ja) 便座装置
JPH06220902A (ja) 便器洗浄装置
WO2021240865A1 (ja) 撮像装置
CA2364080A1 (en) Infrared sensor operated fixtures, or infrared sensor system
JP7468555B2 (ja) トイレ装置
WO2022163034A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20221020

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230830

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231031