JP2022002446A - 電力変換装置 - Google Patents

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忠彦 千田
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智道 伊藤
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Abstract

【課題】
装置内部に設置される変圧器の耐圧仕様を緩和し、変圧器の小型化を実現すること。
【解決手段】
本発明の電力変換装置は、上記課題を解決するために、商用電力系統に接続する電力変換装置において、装置内部に巻線が直列に接続された鉄心を有する変圧器を少なくとも2つ備え、前記変圧器の巻線と鉄心との間にインピーダンス要素が接続されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は電力変換装置に関するものである。
系統連系に用いられる商用変圧器を、高周波化することで小型化するソリッドステートトランス(以下、SSTという)の適用が検討されている。
このSSTは、数十〜100kHz程度の高周波で駆動される高周波トランスと、高周波トランスを駆動するコンバータと、コンバータの出力電圧を電源とし系統の周波数と同じ数十Hzの交流電圧を出力するインバータなどの電力変換器とから構成することで、従来の商用変圧器を代替するものである。
このようなSSTの構成によれば、従来の絶縁トランス単体にコンバータやインバータなどの電力変換器を追加することになるが、数十〜100kHz程度の高周波で駆動することによる変圧器の小型化は、電力変換器を追加したSSTの構成においても、従来の数十Hzで駆動されていた商用変圧器単体と比較して大幅な小型、軽量化を実現できる。
このように、SSTは商用変圧器の機能を果たすものであるとともに、SST自体が電力変換装置としても機能するものである。
SSTを用いた電力変換装置の具体的な回路構成の事例として、例えば、非特許文献1に開示されている構成が提案されている。
この非特許文献1に記載の電力変換装置では、高周波で駆動される変圧器を用いた小容量かつ低耐圧のセルコンバータを多直多並列接続することで、高圧大電力用途へ適用することを可能としている。
また、セルコンバータを多直多並列接続した電力変換器装置の実装構造の事例として、例えば、特許文献1に開示されている構成が提案されている。
この特許文献1の構成では、電位の同じ低圧側2次回路は、共通化したプリント板内で配線し、電位の異なる高圧側一次回路は、各セルに分割したうえで個々のプリント板内で配線するようにして、回路電位に合わせてプリント板構造を最適化することで小型化を図っている。
特願2016−10978号公報
Chounhong Zhao, Silvia Lewdeni―Schmid, Juergen K. Steinke, Michael Weiss, Toufann Chaudhuri, Marc Pellerin, Joeph Duron and Philipe Stefanutti: "Design, Implementation and Performance of a modular Power Electronic Transformer for Railway Application", Proceedings of 13th European Conference on Power Electronics and Applications, pp.1-10 (2011)
高圧大電力のSSTを構成した場合、各電力変換セルの高周波変圧器の巻線には、対地に対して高電圧重畳されるので、高い耐圧仕様が求められる。例えば、一次側高電圧回路の入力が商用系統の数kV〜数十kVであり、二側低電圧回路の出力が数百Vとすると、絶縁を確保するには一巻線−二次巻線間の耐圧は数kV〜数十kVと大きくなる。
更に、高周波変圧器を構成する磁性体コアは、変換器の金属筐体などに取り付けられるために、対地と同電位となるケースが多い。そのため一次巻線−コア間にも数kV〜数十kVの耐圧が必要になる。
高周波変圧器の絶縁を確保するためには、巻線の被覆を厚くしたり、巻線カバーを取り付けることで従来は対応してきた。また、絶縁距離を確保するために、空隙を設けるなども考えられる。しかしながら、いずれの方法でも変圧器が大型化してしまう課題がある。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、装置内部に設置される変圧器の耐圧仕様を緩和し、変圧器の小型化を実現できる電力変換装置を提供することにある。
本発明の電力変換装置は、上記目的を達成するために、商用電力系統に接続する電力変換装置であって、装置内部に巻線が直列に接続された鉄心を有する変圧器を少なくとも2つ備え、かつ、前記変圧器の巻線と鉄心との間にインピーダンス要素が接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、装置内部に設置される変圧器の耐圧仕様を緩和し、変圧器の小型化を実現できる。
本発明の電力変換装置の実施例1におけるセルコンバータを示す回路構成図である。 従来の電力変換装置におけるセルコンバータを示す回路構成図である。 本発明の電力変換装置の実施例2におけるセルコンバータを示す回路構成図である。 本発明の電力変換装置の実施例3におけるセルコンバータの実装構造を示す図である。 本発明の電力変換装置の実施例4における変圧器分圧回路の抵抗値を決定する方法を説明するための図である。 本発明の電力変換装置の実施例5を示す回路構成図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明の電力変換装置を説明する。なお、各実施例において、同一構成部品には同符号を使用する。
図1に、本発明の電力変換装置の実施例1におけるセルコンバータの回路構成を示す。
図1に示すように、本実施例の電力変換装置は、セルコンバータ101に高圧交流電源102と低圧負荷103が接続され、セルコンバータ101は、高電圧側回路部201、低電圧側回路部301、変圧器410及び420、変圧器分圧回路450から構成されている。
変圧器410及び420は直列に接続されており、変圧器410の一次巻線411とコア413の間、コア413と二次巻線412(若しくは一次巻線421)間、二次巻線412(若しくは一次巻線421)とコア423間に、それぞれ抵抗が接続されており、これにより変圧器分圧回路450が構成されている。コア413は、絶縁基板502上に配置されており、グランド電位からは絶縁れている。一方、コア423は、グランドに接続されている。
高電圧側回路部201は、高圧交流電源102から入力された交流電圧Vin (H)を半導体素子202a〜202dのスイッチング動作(或いは整流動作)により直流電圧Vdc (H)に変換し、この直流電圧Vdc (H)を半導体素子204a〜204dのスイッチング動作により,交流電圧Vout (H)に変換する機能を有する。交流電圧Vout (H)は変圧器410、420を介して、交流電圧Vin (L)に変換される。低電圧側回路部301は、半導体素子302a〜302dのスイッチング動作(あるいは整流動作)によって直流電圧Vout (L)に変換する機能を有する。なお、203、303は平滑コンデンサである。
本実施例との比較のために、従来の電力変換装置におけるセルコンバータの回路構成を図2に示す。
図2は、図1の回路構成から、変圧器410と変圧器分圧回路450を除いたものである。ここで、変圧器410の一次巻線421とコア423に印可される電圧Vwire−coreを図1と図2でそれぞれ考える。
高電圧側回路部201の内部電圧降下やスイッチング動作に伴う電圧変動などを無視すると、図2に示す従来では、電圧Vwire−coreは最大で交流電圧Vin (H)と同じとなる。
一方、図1に示す本実施例では、変圧器分圧回路450によって電圧が3分割されるために、電圧Vwire−coreは最大で交流電圧Vin (H)の3分の1になる。即ち、変圧器410及び420の耐圧仕様を、従来から3分の1に緩和できることになる。従って、耐圧仕様を緩和することで、変圧器410及び420の小型化が可能となる。
図3に、本発明の電力変換装置の実施例2におけるセルコンバータの回路構成を示す。
図3に示す本実施例では、図1に示した実施例1に、更に、もう1つの変圧器430を追加した例である。
このような本実施例の場合、変圧器分圧回路451の抵抗Rは5直列となるために、各変圧器410、420及び430の一次巻線411、421、431−コア413、423、433間に印加される電圧も5分割される。従って、各変圧器410、420及び430の耐圧仕様を、図1の実施例1から更に緩和することができる。
なお、この実施例2に限らず、変圧器430を更に追加すれば、各変圧器410、420及び430の耐圧仕様を緩和できる。
図4に、本発明の電力変換装置の実施例3におけるセルコンバータの実装構造を示す。
図4に示す本実施例では、図1に示した実施例1の回路構成を実現するための実装構造である。
本実施例では、変圧器アセンブリ440a及び440bには、一次巻線−コアの間とコア−二次巻線の間に、それぞれ接続する分圧抵抗を実装した分圧回路基板451a及び451bを含んだ構成としている。変圧器アセンブリ440a及び440bは、実装構造及び部品は共通であるが、変圧器アセンブリ440bにおいてコア423−二次巻線422の間につながる抵抗を非実装(Open)としている。
また、変圧器アセンブリ440aのコア413は絶縁基板502上に、変圧器アセンブリ440bのコア423は、ケース501上に直接設置されている。
このように設置することで、コア413をケース501から絶縁し、コア423をケース501と同電位に固定して、図1に示す実施例1の回路構成を実現することができる。
また、変圧器アセンブリ440a及び440bは、共通部品と共通構造なので、製造コストを削減することができる。更に、図3に示した実施例2の変圧器410、420及び430の直列数を増加させた場合にも容易に対応することが可能である。
図5に、本発明の電力変換装置の実施例4における変圧器分圧回路の抵抗値を決定する方法を示す。
良く知られているように、変圧器の巻線とコア間には浮遊容量が存在している。図5に示す実施例4では、一次巻線411とコア413間の浮遊容量414、コア413と二次巻線412間の浮遊容量415、一次巻線421とコア423間の浮遊容量424、コア423と二次巻線422間の浮遊容量425がある。
高電圧側回路部201が出力する交流電圧の周波数をfすると、各浮遊容量のインピーダンスZは1/(2π×f×C)である。変圧器分圧回路450によって、巻線−コア間の電圧を各抵抗でバランスよく分圧するためには、変圧器分圧回路450の抵抗値Rが、この各浮遊容量414、415、424及び425のインピーダンスZより低い値となるように設定する必要がある。
浮遊容量Cの値はバラツキが大きいために、もし仮に変圧器分圧回路450の抵抗値Rが、各浮遊容量414、415、424及び425のインピーダンスZより大きい場合には、分圧は各浮遊容量414、415、424及び425のインピーダンスZの値によって決まるために、バランスよく分圧できないことになる。
なお、高電圧側回路部201が出力する交流電圧の周波数fを可変とする場合があるが、高圧交流電源102の動作周波数finよりも低く設定することはない。そのため、少なくともR<1/(2π×fin×C)が条件であり、望ましくは、R<1/(2π×f×C)が条件と言うことができる。
図6に、本発明の電力変換装置の実施例5の回路構成を示す。
図6の実施例5は、上述したセルコンバータ101の一次側を多直列接続し、かつ、二次側を多並列接続した電力変換装置としたものである。
このように、セルコンバータ101を多直多並列接続することで、高圧大電力の用途へ適用することを可能としている。また、各セルコンバータ101a、101b、101hは、図1に示した実施例1の変圧器410の構成とすることで小型化が図れる。従って、これを多数用いた電力変換装置も小型化を実現できる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換える事が可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加える事も可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をする事が可能である。
101、101a、101b、101h…セルコンバータ、102…高圧交流電源、103…低圧負荷、201…高電圧側回路部、202a、202b、202c、202d、204a、204b、204c、204d、302a、302b、302c、302d…半導体素子、203、303…平滑コンデンサ、301…低電圧側回路部、410、420、430…変圧器、411、421、431…一次側巻線、412、422、432…二次側巻線、413、423、433…コア、414、415、424、425…巻線−コア間の浮遊容量、440a、440b…変圧器アセンブリ、450、451…変圧器分圧回路、451a、451b…分圧回路基板、501…ケース、502…絶縁基板。

Claims (7)

  1. 商用電力系統に接続する電力変換装置において、
    装置内部に巻線が直列に接続された鉄心を有する変圧器を少なくとも2つ備え、前記変圧器の巻線と鉄心との間にインピーダンス要素が接続されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記インピーダンス要素のインピーダンスは、前記巻線と前記鉄心間の浮遊容量が商用周波数に対して持つインピーダンスより小さいことを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電力変換装置において、
    前記商用電力系統に接続される高電圧側回路部を有し、前記変圧器を2つ以上介して、前記高電圧側回路部に接続される低電圧側回路部を有することを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項3に記載の電力変換装置において、
    前記低電圧側回路部に直接接続されている前記変圧器の鉄心が、装置を収納する金属ケースに設置されていることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項4に記載の電力変換装置において、
    前記低電圧側回路部に直接接続されている前記変圧器以外の変圧器の鉄心は、絶縁基板上に設置されていることを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項3乃至5のいずれかに記載の電力変換装置において、
    前記電力変換装置を複数組み合わせて構成したことを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項6に記載した電力変換装置において、
    前記複数の電力変換装置の前記高電圧側回路部は電気的に直列に接続され、一方、前記低電圧側回路部は並列に接続されていることを特徴とする電力変換装置。
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