JP6670704B2 - 高電圧発生装置、及びこれを用いたx線高電圧装置 - Google Patents

高電圧発生装置、及びこれを用いたx線高電圧装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6670704B2
JP6670704B2 JP2016150919A JP2016150919A JP6670704B2 JP 6670704 B2 JP6670704 B2 JP 6670704B2 JP 2016150919 A JP2016150919 A JP 2016150919A JP 2016150919 A JP2016150919 A JP 2016150919A JP 6670704 B2 JP6670704 B2 JP 6670704B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
capacitor
high voltage
conductor member
capacitors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016150919A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018022550A (ja
Inventor
市村 智
智 市村
智 初見
智 初見
美奈 小川
美奈 小川
友晴 猪野
友晴 猪野
裕 森田
森田  裕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2016150919A priority Critical patent/JP6670704B2/ja
Priority to PCT/JP2017/024625 priority patent/WO2018025560A1/ja
Publication of JP2018022550A publication Critical patent/JP2018022550A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6670704B2 publication Critical patent/JP6670704B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
    • H05G1/08Electrical details
    • H05G1/10Power supply arrangements for feeding the X-ray tube
    • H05G1/12Power supply arrangements for feeding the X-ray tube with dc or rectified single-phase ac or double-phase

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)

Description

本発明は直流高電圧を発生する高電圧発生装置、及びこれを用いたX線高電圧装置に関し、特に高電圧発生装置の絶縁耐圧技術に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2010−244741号公報(特許文献1)がある。この公報には、高電圧発生装置を複数の直流発生回路に分割し、直列に接続することにより高電圧を発生する回路において、分割した各直流発生回路の間に金属導体部材を挿入し、任意の電位を与えることにより絶縁信頼性を向上することが開示されている。
特開2010−244741号公報
特許文献1に記載の従来技術においては、分割後の個々の直流発生回路において更に絶縁信頼性を向上する手段について開示されていない。同様に、単一の直流発生回路のみを有する高電圧発生装置において絶縁信頼性を向上する手段について開示されていない。
そこで、本発明の目的は、単一の直流発生回路であっても絶縁信頼性を向上可能な高電圧発生装置及びこれを用いたX線高電圧装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、交流電圧を直流電圧にして出力する直流発生回路を有する高電圧発生装置において、前記直流発生回路は少なくとも直流電圧が印加される直流素子と、該直流素子との間に交流電圧が印加される構成部材と、前記直流素子と前記構成部材との間に設置された導体部材と、を備え、前記導体部材は、前記直流素子の一端と電気的に接続され、他端と電気的に絶縁されていることを特徴とする。
本発明によれば、個々の直流発生回路の絶縁信頼性を向上可能な高電圧発生装置及びこれを用いたX線高電圧装置を提供することができる。
本発明の高電圧発生装置を適用したX線高電圧装置の一部を示した構成図 図1に示すX線高電圧装置の一動作を示した図 図1に示すX線高電圧装置の他の動作を示した図 図2の一動作状況における多倍コンデンサ601の各部電圧値を示した図 図3の他の動作状況における多倍コンデンサ601の各部電圧値を示した図 図2及び図3の動作状況における平滑コンデンサ501の各部電圧値を示した図 実施例1における要部の部品実装方法を詳細に示した平面図 本発明による絶縁信頼性の向上効果を説明する模式図 従来技術を説明する模式図 実施例2における要部の部品実装方法を詳細に示した平面図 実施例3における要部の部品実装方法を詳細に示した平面図 実施例3における要部の部品実装方法を詳細に示した正面図 実施例4における要部の部品実装方法を詳細に示した平面図 実施例4における要部の部品実装方法を詳細に示した正面図 実施例5における要部の部品実装方法を詳細に示した平面図 実施例5における要部の部品実装方法を詳細に示した正面図 実施例5における要部の部品実装方法を詳細に示した側面図 実施例6における要部の部品実装方法を詳細に示した平面図 実施例6における要部の部品実装方法を詳細に示した正面図 実施例6における要部の部品実装方法を詳細に示した側面図
以下、図面を用いて本発明の高電圧発生装置及びこれを用いたX線高電圧装置の好ましい実施形態について詳説する。なお、発明の実施形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
実施例1について図1乃至9を用いて説明する。図1は、実施例1の高電圧発生装置を適用したX線高電圧装置の一部を示した構成図である。
図1に示すX線高電圧装置は、直流電源301と、インバータ回路302と、高電圧発生装置300と、を備え、負荷にはX線を発生する陽極305aとフィラメント305bとから構成されるX線管装置305を接続している。高電圧発生装置300は、高電圧変圧器303と直流発生回路304と、これらを封入配置し内部を絶縁油1002で充填したタンク1001を有して構成される。直流発生回路304としては2段構成の対称型コッククロフト・ウォルトン回路を採用している。
直流電源301から出力する直流電圧は、インバータ回路302により所定の周波数の交流電圧に変換し、該変換した交流電圧を高電圧変圧器303により昇圧する。該昇圧した交流電圧は2段構成の対称型コッククロフト・ウォルトン回路である直流発生回路304により、さらに4倍の電圧に昇圧すると共に直流電圧に変換し、負荷であるX線管装置305に供給する。前記高電圧変圧器303は、鉄心403と鉄心403の周囲を電線で巻いた1次巻線400と、1次巻線400の周囲を電線で巻いた第1の2次巻線401と、第2の2次巻線402からなる。
また、前記直流発生回路304は、該回路に入力される電圧を倍化する多倍コンデンサ601、602と、交流電圧を直流電圧に整流する複数のダイオード801〜804により構成されるブリッジ回路を形成する高電圧整流器800と、該整流した直流電圧を平滑する平滑コンデンサ501からなる1段目のコッククロフト・ウォルトン回路と、多倍コンデンサ701、702と、ダイオード901〜904を有する高電圧整流器900と、平滑コンデンサ502からなる2段目のコッククロフト・ウォルトン回路から構成される。なお、1段目のコッククロフト・ウォルトン回路と2段目のコッククロフト・ウォルトン回路とは同一構成としている。コッククロフト・ウォルトン回路を2段構成とすることにより、1段構成の場合より、より高電圧の直流電圧をX線管装置305に出力することができる。
本実施形態では交流電圧が入力され、直流電圧が出力される直流発生回路304として2段構成の対称型コッククロフト・ウォルトン回路を採用しているが、当然これに限定するものではない。X線管装置305が必要とする電圧値に応じて1段としてもいいし、3段以上としてもよい。また、コッククロフト・ウォルトン回路ではなくフルブリッジ整流回路や半波整流回路としてもよい。
次に、高電圧発生装置300の内部回路構成についてより詳細に説明する。
高電圧発生装置300内の直列接続した2次巻線401、402の両端子部には、多倍コンデンサ601、602の一方の電極がそれぞれ接続され、多倍コンデンサ601、602の他方の電極はそれぞれダイオード801のアノードと、ダイオード802のアノードに接続される。ダイオード801と803、ダイオード802と804、はそれぞれ直列に接続され、さらにダイオード801のカソードとダイオード802のカソード、ダイオード803のアノードとダイオード804のアノードをそれぞれ接続することでブリッジ回路を形成している。ダイオード801のカソードとダイオード803のアノード間には平滑コンデンサ501が接続される。2次巻線401と402の接続部と、ダイオード801のカソードは共にグランド1003に接地される。
ダイオード801のアノードとダイオード802のアノードにはそれぞれ多倍コンデンサ701、702の一方の電極が接続され、多倍コンデンサ701、702の他方の電極はそれぞれダイオード901のアノードと、ダイオード902のアノードに接続される。ダイオード901と903、ダイオード902と904、はそれぞれ直列に接続され、さらにダイオード901のカソードとダイオード902のカソード、ダイオード903のアノードとダイオード904のアノードをそれぞれ接続することでブリッジ回路を形成している。
ダイオード901のカソードとダイオード903のアノード間に平滑コンデンサ502が接続される。ダイオード901のアノードはダイオード801のアノードと接続され、ダイオード903のアノードはX線管装置305内のフィラメント305bに接続される。また、X線管装置305内の陽極305aはグランド1003に接地される。
次に、図2を用いて図1に示すX線高電圧装置の一動作について説明する。図2は、図1に示すX線高電圧装置の一動作について示した図である。
図2に示すX線高電圧装置の各部における電圧値は2次巻線401、402の両端の電圧値がそれぞれ+35(kV)、−35(kV)の場合の電圧値である。また該電圧値はグランド1003(0(V)とする)を基準としている。
2次巻線401、402の両端の電圧値がそれぞれ+35(kV)、−35(kV)の場合、高電圧整流器800、及び高電圧整流器900の各ダイオードに印加される電圧の向きは、ダイオード801、804、901、904が順方向、ダイオード802、803、902、903が逆方向となる。この場合、ダイオード801の両端子の電圧値は0(V)、ダイオード804、901の両端子の電圧値は−70(kV)、ダイオード904の両端子の電圧値は−140(kV)、となり、X線管装置の陰極305bには−140(kV)の直流電圧が印加される。
なお、平滑コンデンサ501については、ダイオード801と接続されている一端の電圧値は0(V)、ダイオード804と接続されている他端の電圧値は−70(kV)となる。また、平滑コンデンサ502については、ダイオード901と接続されている一端の電圧値は−70(V)、ダイオード904と接続されている他端の電圧値は−140(kV)となる。
次に、図4を用いて図2の動作状況における多倍コンデンサ601の各部電圧値について詳説する。図4は、図2の一動作状況における多倍コンデンサ601の各部電圧値について示した図である。図4に示す多倍コンデンサ601は複数の同一容量の直列接続した低耐圧のコンデンサ601a〜601gからなり、該複数の直列接続したコンデンサの両端部にあたるコンデンサ601aの一方の電極の電圧値は+35(kV)、コンデンサ601gの他方の電極の電圧値は0(V)となる。
なお、コンデンサ601a〜601gには抵抗611a〜611gが各々並列に接続されており、各コンデンサに均一に電圧が分担される様に構成されている。601aの一方の電極からコンデンサ601gの他方の電極に行くにつれ、各コンデンサの接続箇所の電圧値は5kVずつ下がっていく。コンデンサ601fに着目すると、一方の電極の電圧値は+10(kV)、他方の電極の電圧値は+5(kV)となる。また、特に図示しないが多倍コンデンサ601以外の多倍コンデンサ602、701、702についてもそれぞれ複数の同一容量の直列接続した低耐圧のコンデンサから構成される。
次に、図3を用いて図1に示すX線高電圧装置の他の動作について説明する。図3は、図1に示すX線高電圧装置の他の動作について示した図である。
図3に示すX線高電圧装置の各部における電圧値は2次巻線401、402の両端の電圧値がそれぞれ−35(kV)、+35(kV)の場合の電圧値であり、図2に示した2次巻線401、402の両端の電圧値と反転した場合のものである。該電圧値はグランド1003(0(V)とする)を基準としている。2次巻線401、402の両端の電圧値がそれぞれ−35(kV)、+35(kV)の場合、高電圧整流器800、及び高電圧整流器900の各ダイオードに印加される電圧の向きは、ダイオード802、803、902、903が順方向、ダイオード801、804、901、904が逆方向となる。
この場合、ダイオード802の両端子の電圧値は0(V)、ダイオード803、902の両端子の電圧値は−70(kV)、ダイオード903の両端子の電圧値は−140(kV)、となり、X線管装置の陰極305bには−140(kV)の直流電圧が印加される。なお、平滑コンデンサ501については、ダイオード802と接続されている一端の電圧値は0(V)、ダイオード803と接続されている他端の電圧値は−70(kV) となり、平滑コンデンサ502については、ダイオード902と接続されている一端の電圧値は−70(V)、ダイオード903と接続されている他端の電圧値は−140(kV) となって、図2に示した場合と同一の電圧値となる。
次に、図5を用いて図3の動作状況における多倍コンデンサ601の各部電圧値について詳説する。図5は、図3の他の動作状況における多倍コンデンサ601の各部電圧値について示した図である。図5に示すコンデンサ601aの一方の電極の電圧値は−35(kV)、コンデンサ601gの他方の電極の電圧値は−70(kV)となる。コンデンサ601aの一方の電極からコンデンサ601gの他方の電極に行くにつれ、各コンデンサの接続箇所の電圧値は5kVずつ下がっていく。コンデンサ601fに着目すると、一方の電極の電圧値は−60(kV)、他方の電極の電圧値は−65(kV)となる。
次に、図6を用いて図2及び図3の動作状況における平滑コンデンサ501の各部電圧値について詳説する。図6は、図2及び図3の双方の動作状況における平滑コンデンサ501の各部電圧値について示した図である。図6に示す平滑コンデンサ501は複数の同一容量の直列接続した低耐圧の要素コンデンサ501a〜501gからなり、該複数の直列接続したコンデンサの両端部にあたる要素コンデンサ501aの一方の電極の電圧値は0(V)、要素コンデンサ501gの他方の電極の電圧値は−70(kV)となる。
なお、要素コンデンサ501a〜501gには抵抗511a〜511gが各々並列に接続されており、各要素コンデンサに均一に電圧が分担される様に構成されている。要素コンデンサ501aの一方の電極から要素コンデンサ501gの他方の電極に行くにつれ、各要素コンデンサの接続箇所の電圧値は10kVずつ下がっていく。要素コンデンサ501dに着目すると、一方の電極の電圧値は−30(kV)、他方の電極の電圧値は−40(kV)となる。また、特に図示しないが平滑コンデンサ502についても複数の同一容量の直列接続した低耐圧の要素コンデンサ及び各々の要素コンデンサに並列に接続された抵抗から構成される。
次に、図7を用いて高電圧発生装置300を構成する各部の実装形態について説明する。図7は、本実施例における多倍コンデンサ601と平滑コンデンサ501の部品実装方法に対し詳細に示した平面図である。多倍コンデンサ601を構成する複数の低耐圧コンデンサと、各々の低耐圧コンデンサに並列に接続される抵抗がプリント基板1100上に配設され、各々の回路素子の両端から出たリード線が基板1100のスルーホールを通って基板裏面に配設された導電パターンにはんだ付けされ固定されている。
図7に示された範囲においては、要素コンデンサ601eの右端、抵抗611eの右端、要素コンデンサ601fの左端及び抵抗611fの左端が導電パターン621fにはんだ付けされ、電気的に接続されている。また、要素コンデンサ601fの右端、抵抗611fの右端、要素コンデンサ601gの左端及び抵抗611gの左端が導電パターン621gにはんだ付けされ、電気的に接続されている。
同様に平滑コンデンサ501を構成する複数の低耐圧の要素コンデンサと、各々の低耐圧の要素コンデンサに並列に接続される抵抗がプリント基板1100上に配設され、各々の回路素子の両端から出たリード線が基板1100のスルーホールを通って基板裏面に配設された導電パターンにはんだ付けされ、電気的に接続されている。図7に示された範囲においては、要素コンデンサ501cの右端、抵抗511cの右端、要素コンデンサ501dの左端及び抵抗511dの左端が導電パターン521dにはんだ付けされ、電気的に接続されている。
また、要素コンデンサ501dの右端、抵抗511dの右端、要素コンデンサ501eの左端及び抵抗511eの左端が導電パターン521eにはんだ付けされ、電気的に接続されている。なお、多倍コンデンサ601を構成する回路素子との位置関係としては、要素コンデンサ501cと抵抗611eが、要素コンデンサ501dと抵抗611fが、要素コンデンサ501eと抵抗611gが、各々隣接配置されている。
上記隣接配置された要素コンデンサと抵抗の間には、要素コンデンサの直流印加方向寸法の端子間の寸法、すなわち直流電界を生じる方向の寸法より若干大きな寸法の導体部材が配設されている。即ち、要素コンデンサ501cと抵抗611eの間には導体部材531cが、要素コンデンサ501dと抵抗611fの間には導体部材531dが、要素コンデンサ501eと抵抗611gの間には導体部材531eが、各々配設されている。そして、導体部材531dの一端は、基板1100のスルーホールを通って基板裏面に配設された導電パターン521dにはんだ付けされ、電気的に接続されている。また、導体部材531eの一端は、基板1100のスルーホールを通って基板裏面に配設された導電パターン521eにはんだ付けされ、電気的に接続されている。
次に、図8、9を用いて本実施例の要部における発明効果を説明する。図8は、実施例1による絶縁信頼性の向上効果を説明する模式図である。また、図9は、従来技術を説明する模式図である。
図9に示すように、直流素子10の両端には直流電圧11が印加され、隣接する他の構成部材20との間に交流電圧21が印加された状態を考える。この状態では直流素子10に白抜き矢印で示した向きに直流電界が生じている。この直流素子10に対し、隣接配置された他の構成部材20には交流電圧21が印加されているため、直流素子10と他の構成部材20との間には、陰影つき矢印で示した方向に交流電界が生じている。
この様な状況は、図7に示した本実施例の実装形態との対比においては、例えば、導体部材531dが存在しなかった場合における要素コンデンサ501dが直流素子10に、同じく抵抗611fが他の構成部材20に相当する。直流素子10は常に正負いずれか一方の電圧が印加されている部材であって、図1であれば平滑コンデンサ501、502およびこれらを構成する要素コンデンサや抵抗、及び、多倍コンデン601、602、701、702およびこれらを構成する要素コンデンサや抵抗がこれに相当する。
そして、要素コンデンサ501dとして一般的な直流用コンデンサを使用した場合、コンデンサの外面を覆っている外装材料とコンデンサ本体材料との間に、ボイドや間隙が存在していることがある。
このボイドや間隙に交流電界が加わると、部分放電が継続的に生じてコンデンサ本体材料が劣化し、最終的に絶縁破壊が生じることになる。これに対し、図8に示したごとく導体部材30(図7に示した本実施例の実装形態との対比においては導体部材531dに相当)を、直流素子10と他の構成部材20との間に配設し、直流素子10の一端と電気的に接続させ、他端と電気的に絶縁した場合には、陰影つき矢印で示した交流電界は、導体部材30と他の構成部材20との間に限定され、導体部材30と直流素子10との間には抑制される。これにより部分放電が継続的に生じてコンデンサ本体材料が劣化して絶縁破壊が生じる可能性を低減することができる。本実施例において導体部材の材質は、はんだ付けが容易な銅であり、長さおよび高さ寸法は各々、要素コンデンサ501dのそれより若干大きいものとしている。
なお、導体部材30と直流素子10との間には白抜き矢印で示した直流電界が生じる。この直流電界の大きさは、導体部材30が接続された直流素子10の一端から他端に向かうほど大きくなり、図9に示された導体部材30が存在しない場合の直流電界の大きさよりも大きなものとなる。しかしながら、直流電界がボイドや間隙に加わって部分放電が1度発生すると、部分放電により生じた正負の電荷が、ボイドや間隙内を各々反対方向に移動して表面に帯電し、これによりボイドや間隙内の直流電界が減じることから部分放電は継続せず、交流電界が加わる場合と比べて長期的な絶縁信頼性を向上することができる。
なお、図7から図9は、円筒タイプの直流素子についての説明であったが、DISCタイプ、チップタイプ、偏平タイプなどにも適用可能で、円筒タイプに限定されるものではない。
本発明の実施例について図10を用いて説明する。
図10は、図7の変形実施例を示した図である。本実施例においては、直流素子として要素コンデンサ501dに、隣接配置された他の構成部材として抵抗611fに着目した場合、導体部材531dと導体部材531eが各々、直流素子と、隣接配置された他の構成部材との間に配設され、直流素子の一端と電気的に接続された導体部材として、要素コンデンサ501dと抵抗611fとの間の交流電界を減じる役割を担っている。
本実施例ではコンデンサ501dの中央付近で交流電界を完全に無くすことはできないが、導体部材531dと導体部材531eが存在しない場合との比較においては、交流電界の大きさを小さくすることができる。また、実施例1との比較においては、例えば導電パターン521dによる導体部材531dの保持が容易になっている。
本発明の実施例について図11、12を用いて説明する。
図11は、本実施例における平滑コンデンサ501の部品実装方法を詳細に示した平面図である。図12は、本実施例における多倍コンデンサ601と平滑コンデンサ501の部品実装方法を詳細に示した正面図である。本実施例においては、平滑コンデンサ501を構成する複数の低耐圧の要素コンデンサと、各々の低耐圧の要素コンデンサに並列に接続される抵抗がプリント基板1101上に配設され、各々の回路素子の両端から出たリード線が基板1101のスルーホールを通って基板裏面に配設された導電パターンにはんだ付けされ、電気的に接続されている。
一方で、多倍コンデンサ601を構成する複数の低耐圧の要素コンデンサと、各々の低耐圧の要素コンデンサに並列に接続される抵抗は、前記基板1101とは別のプリント基板1102上に配設され、各々の回路素子の両端から出たリード線が基板1102のスルーホールを通って基板裏面に配設された導電パターンにはんだ付けされ固定されている。
なお、多倍コンデンサ601を構成する回路素子との位置関係としては、要素コンデンサ501cと要素コンデンサ601eが、抵抗511cと抵抗611eが、要素コンデンサ501dと要素コンデンサ601fが、抵抗511dと抵抗611fが、要素コンデンサ501eと要素コンデンサ601fが、抵抗511eと抵抗611gが、各々上下方向に隣接配置されている。すなわち平滑コンデンサ501が配置された基板と、多倍コンデンサ601が配置された基板とが積層されたように配置されている。
本実施例においては、直流素子として要素コンデンサ501dに、隣接配置された他の構成部材として要素コンデンサ601fに着目した場合、導電パターン521dと導電パターン521eが各々、直流素子と、隣接配置された他の構成部材との間に配設され、直流素子の一端と電気的に接続された導体部材として、要素コンデンサ501dと要素コンデンサ601fとの間の交流電界を減じる役割を担っている。実施例2との比較においては、導体部材531dや導体部材531eを別途付加する必要が無く、構造が簡単になるという効果がある。
本発明の実施例について図13、14を用いて説明する。
図13は、本実施例における平滑コンデンサ501の部品実装方法を詳細に示した平面図である。図14は、本実施例における多倍コンデンサ601と平滑コンデンサ501の部品実装方法を詳細に示した正面図である。本実施例においては、図11、12に示した実施例3の構成から、導電部材パターン521eが基板1101の表面に移設されるとともに、導電部材パターン521dと521eが左右に拡張されている。
この変更により本実施例では要素コンデンサ501dの中央付近での交流電界をほぼ無くすことができる。また、多倍コンデンサ601については、基板1102の裏側に実装するとともに、導電パターン621fと621gを、導電部材パターン521dと521eと同様の構成とすることにより、要素コンデンサ601fに対しても交流電界をほぼ無くすことができる。
また、上述の実施例では、平滑コンデンサ501と多倍コンデンサ601とが一つの基板上に配置される例と、異なる基板上に配置されそれぞれの基板が立体的に積層されて配置される例を示したが、両方の配置例が組み合わされていてもよい。すなわち平滑コンデンサ501と多倍コンデンサ601が同一基板上に設置され、多倍コンデンサ702が異なる基板上に設置され、二つの基板が積層されるように配置されていてもよい。その場合は、同一基板上に配置された直流素子10の間に導体部材30を配置し、かつ基板間にも導電パターンが介在するように配置すればよい。
また、本発明は、説明のために挙げた各実施例に限られるものではなく、材質、大きさ、形状、素子の配置数などは、必要に応じて適宜変更されてよい。
本発明の実施例について図15乃至17を用いて説明する。
図15は、本実施例における平滑コンデンサ501の部品実装方法を詳細に示した平面図である。図16は、本実施例における平滑コンデンサ501dの部品実装方法を詳細に示した断面図である。図17は、本実施例における平滑コンデンサ501dの部品実装方法を詳細に示した側面図である。本実施例においては、図7に示した実施例1の構成から、プリント基板1100が取り除かれ、また、図7に示した範囲においては導電部材パターン521d、521e、621f、621gが取り除かれる一方で、導電部材パターン521d、521e、621f、621gの代りに導体部材で形成されたスリーブ551d、551e、651f、651gが各々配設されている。そして、要素コンデンサ601eの右端、抵抗611eの右端、要素コンデンサ601fの左端及び抵抗611fの左端のリード線が一体として、導体部材から形成されたスリーブ651fでかしめられ、電気的に接続されている。また、要素コンデンサ601fの右端、抵抗611fの右端、要素コンデンサ601gの左端及び抵抗611gの左端のリード線が一体として、スリーブ651gでかしめられ、電気的に接続されている。同様に、要素コンデンサ501cの右端、抵抗511cの右端、要素コンデンサ501dの左端及び抵抗511dの左端がスリーブ551dでかしめられ、電気的に接続されている。また、要素コンデンサ501dの右端、抵抗511dの右端、要素コンデンサ501eの左端及び抵抗511eの左端がスリーブ551eでかしめられ、電気的に接続されている。
更に、図16、17に詳細に示された通り、導体部材531の形状が要素コンデンサ501を取り囲む円筒形状に変更されて絶縁部材541を介して保持されるとともに、要素コンデンサ501の左側リード線にはんだ付けされ、電気的に接続されている。これにより実施例1の図8と同様の効果を得る。また、この変更により、本実施例ではプリント基板を用いず、部品のリード線の剛性を用いて多倍コンデンサ601と平滑コンデンサ501の部品を実装している。
本発明の実施例について図18乃至20を用いて説明する。
図18は、本実施例における平滑コンデンサ501の部品実装方法を詳細に示した平面図である。図19は、本実施例における平滑コンデンサ501dの部品実装方法を詳細に示した断面図である。図20は、本実施例における平滑コンデンサ501dの部品実装方法を詳細に示した側面図である。本実施例においては、図10に示した実施例2の構成から、プリント基板1100が取り除かれ、また、図10に示した範囲においては導電部材パターン521d、521e、621f、621gが取り除かれる一方で、導電部材パターン521d、521e、621f、621gの代りにスリーブ551d、551e、651f、651gが各々配設されている。また、図19、20に詳細に示された通り、導体部材531d、531eが各々、絶縁被覆541d、541eで覆われた汎用的な被覆電線に変更され、要素コンデンサの周方向に巻きつけられて保持されている。そして、要素コンデンサ601eの右端、抵抗611eの右端、要素コンデンサ601fの左端及び抵抗611fの左端のリード線が一体として、スリーブ651fでかしめられ、電気的に接続されている。また、要素コンデンサ601fの右端、抵抗611fの右端、要素コンデンサ601gの左端及び抵抗611gの左端のリード線が一体として、スリーブ651gでかしめられ、電気的に接続されている。一方、要素コンデンサ501cの右端、抵抗511cの右端、要素コンデンサ501dの左端、抵抗511dの左端及び導体部材531dがスリーブ551dでかしめられ、電気的に接続されている。なお、導体部材531dと要素コンデンサ501c、501dとの間には絶縁部材541dが配置される。また、要素コンデンサ501dの右端、抵抗511dの右端、要素コンデンサ501eの左端、抵抗511eの左端及び導体部材531eがスリーブ551eでかしめられ、電気的に接続されている。なお、導体部材531eと要素コンデンサ501d、501eの間には絶縁部材541eが配置されている。
図19、20に示すように、この変更により、本実施例ではプリント基板を用いず、導体部材531として汎用的な電線を用いることで、実施例2の図10あるいは実施例3の図11、12と同様の効果を得ることができる。また電線や部品のリード線の剛性を用いて多倍コンデンサ601と平滑コンデンサ501の部品を固定することで耐振、対遠心力などの点で優位である。
10 直流素子
11 直流電圧
20 隣接する他の構成部材(交流素子)
21 交流電圧
30 導体部材
300 高電圧発生装置
301 直流電源
302 インバータ回路
303 高電圧変圧器
304 直流発生回路
305 X線管装置
305a 陽極
305b フィラメント(陰極)
400 1次巻線
401 第1の2次巻線
402 第2の2次巻線
403 鉄心
800 高電圧整流器
900 高電圧整流器
1100〜1102 基板
1001 タンク
1002 絶縁油
1003 グランド
501、502 平滑コンデンサ
601、602、701、702 多倍コンデンサ
501a〜501g 平滑コンデンサ501を構成する低耐圧の要素コンデンサ
601a〜601g 多倍コンデンサ601を構成する低耐圧の要素コンデンサ
801〜804、901〜904 ダイオード
511a〜511g、611a〜611g 抵抗
521d、521e、621f、621g 導体部材(導電パターン)
531c、531d、531e 導体部材
541c、541d、541e 絶縁部材
551d、551e、651f、651g 導体部材(スリーブ)

Claims (5)

  1. 交流電圧を直流電圧にして出力する直流発生回路を有する高電圧発生装置において、
    前記直流発生回路は少なくとも直流電圧が印加される直流素子と、該直流素子との間に交流電圧が印加される構成部材と、前記直流素子と前記構成部材との間に設置された導体部材と、を備え、
    前記導体部材は、前記直流素子の一端と電気的に接続され、他端と電気的に絶縁されていること
    を特徴とする高電圧発生装置。
  2. 前記直流素子の直流電圧印加方向における前記導体部材の寸法が、前記直流電圧印加方向における前記直流素子の寸法よりも大きいこと
    を特徴とする請求項1記載の高電圧発生装置。
  3. 前記導体部材を2つ配設し、1つの導体部材を前記直流素子の一端と電気的に接続し、
    他の1つの導体部材を前記直流素子の他端と電気的に接続したこと
    を特徴とする請求項1に記載の高電圧発生装置。
  4. 請求項1乃至請求項3いずれか一項に記載の高電圧発生装置であって、
    前記直流発生回路は、複数段のコッククロフト・ウォルトン回路であって、
    前記コッククロフト・ウォルトン回路は、直流電圧が印加される平滑コンデンサと、平滑コンデンサとの間に交流電圧が印加される多倍コンデンサと、を有し、
    前記平滑コンデンサおよび前記多倍コンデンサは、少なくとも二つ以上の要素コンデンサが直列に接続されて構成され、前記直流素子は前記平滑コンデンサを構成する前記要素コンデンサであること
    を特徴とする高電圧発生装置。
  5. 直流電源と、前記直流電源の出力直流電圧を所定の周波数の交流電圧に変換するインバータ回路と、該交流電圧を昇圧すると共に直流電圧に整流し、X線を発生するX線管装置に該直流電圧を出力する高電圧発生装置と、を備えたX線高電圧発生装置であって、
    前記高電圧発生装置に請求項1乃至4いずれか一項に記載の高電圧発生装置を用いること
    を特徴とするX線高電圧装置。
JP2016150919A 2016-08-01 2016-08-01 高電圧発生装置、及びこれを用いたx線高電圧装置 Active JP6670704B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016150919A JP6670704B2 (ja) 2016-08-01 2016-08-01 高電圧発生装置、及びこれを用いたx線高電圧装置
PCT/JP2017/024625 WO2018025560A1 (ja) 2016-08-01 2017-07-05 高電圧発生装置、及びこれを用いたx線高電圧装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016150919A JP6670704B2 (ja) 2016-08-01 2016-08-01 高電圧発生装置、及びこれを用いたx線高電圧装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018022550A JP2018022550A (ja) 2018-02-08
JP6670704B2 true JP6670704B2 (ja) 2020-03-25

Family

ID=61073578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016150919A Active JP6670704B2 (ja) 2016-08-01 2016-08-01 高電圧発生装置、及びこれを用いたx線高電圧装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6670704B2 (ja)
WO (1) WO2018025560A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7209875B2 (ja) * 2020-01-24 2023-01-20 三菱電機株式会社 昇圧回路および電圧発生装置
KR102328720B1 (ko) 2021-03-10 2021-11-22 어썸레이 주식회사 전자기파 발생 장치 및 그 제어 방법

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5548345U (ja) * 1978-09-22 1980-03-29
JP5460105B2 (ja) * 2009-04-02 2014-04-02 株式会社日立メディコ X線ct用高電圧発生装置
JP5586284B2 (ja) * 2010-03-18 2014-09-10 株式会社日立メディコ 高電圧発生装置、及びこれを用いたx線高電圧装置
US10050550B2 (en) * 2013-07-11 2018-08-14 Hitachi, Ltd. High-voltage generation device and X-ray generation device
JP6415848B2 (ja) * 2014-05-14 2018-10-31 株式会社東芝 変換器用変圧器

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018025560A1 (ja) 2018-02-08
JP2018022550A (ja) 2018-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7903432B2 (en) High-voltage power generation system and package
JPWO2004103033A1 (ja) X線発生装置
JP6097393B2 (ja) 高電圧発生装置およびx線発生装置
US9369060B2 (en) Power generation system and package
JP6670704B2 (ja) 高電圧発生装置、及びこれを用いたx線高電圧装置
US5774349A (en) High-voltage generator
JP5122778B2 (ja) 高電圧回路及びx線発生装置
JP5490994B2 (ja) X線発生装置
JPH0514408B2 (ja)
JP5193795B2 (ja) 高電圧発生装置
JP6530987B2 (ja) 電力変換装置
US20160262250A1 (en) Power generation system and package
JP6127287B2 (ja) 回路ユニット
JP6146739B2 (ja) 直流高電圧電源装置
JP2011198527A (ja) 高電圧発生装置、及びこれを用いたx線高電圧装置
JP3021122B2 (ja) 直流高電圧発生装置およびそれを用いたx線装置
JP7209875B2 (ja) 昇圧回路および電圧発生装置
JP2004281170A (ja) X線管用高電圧装置
JP2005185082A (ja) 電力変換装置
JPH0710175B2 (ja) 多段式絶縁変圧器型高電圧発生装置
JP6731993B2 (ja) 電力変換装置
CN110148515A (zh) 高压变压装置
CN109479367B (zh) 电源装置以及除电器
JP7301240B2 (ja) 昇圧回路および電圧発生装置
JP2018181704A (ja) 高電圧発生装置、および、その製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170111

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170113

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6670704

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250