レガシーLTE規格化における測位参照信号(PRS)は、正確な測位を提供するのに十分でない。干渉を検出することの高い要件、およびネイバリングセルのための不十分なリソースにより、ユーザ機器(UE)はしばしば、他の参照信号と衝突するかまたはネイバリングセルによって干渉され得る、PRSを含むPRS構成を提供される。本開示の特定の実施形態は、ロケーションノードへのフィードバックをアップデートすることによって、UEに動的PRS構成を提供する。さらに、ロケーションノードは、無線ノードが、ネイバリングセルからの干渉を回避するために、適切な帯域幅をもつターゲットUEのためのPRSを割り当て得るように、ターゲットUEをサーブする無線ノードに、および場合によってはネイバリング無線ノードにPRS構成を要求し得る。
本開示の特定の実施形態は、LTEにおけるPRSについて規定されたものと同様の、測位のための物理参照信号に焦点を当てる。したがって、本開示は、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS)、タイミング参照信号(TRS)、TPRS、測位目的のために規定されたNR参照信号(NR PRS)など、他の既存のNR物理参照信号について有効である。LTEと同様のNR PRS構成は、TS36.355において指定されているような、PRS送信、PRSオケージョン、ミューティングパターン、PRS希望(PRS hoping)、帯域幅、および/またはセルIDパラメータのための、いくつかの連続するサブフレームを損なうであろう。さらに、NRに関して、本開示の特定の実施形態は、PRSリソースセットに関するビーム情報とPRSとを含んでいるように拡張される。
本開示では、UEアンテナコネクタにおける、シンボルの有用な部分中の、すなわち、サイクリックプレフィックスを除く、リソースユニット当たりの受信エネルギー(たとえば、サブキャリア間隔に対して正規化された電力)を指すために、Esが使用され得る。本開示では、UEアンテナコネクタにおいて測定されたあるリソースユニットのための総雑音および干渉の受信電力スペクトル密度(たとえば、REにわたって積算され、サブキャリア間隔に対して正規化された電力)を指すために、Iotが使用され得る。
添付の図面を参照しながら、次に、本明細書で企図される実施形態のうちのいくつかがより十分に説明される。しかしながら、他の実施形態は、本明細書で開示される主題の範囲内に含まれており、開示される主題は、本明細書に記載される実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、当業者に主題の範囲を伝達するために、例として提供される。
図2は、いくつかの実施形態による、測位参照信号構成のための例示的な方法を示す。方法は、ロケーションノードおよび/または無線ノードにおいて実施され得る。ステップ200〜230は、ロケーションノードにおいて実施され得、ステップ240〜260は、無線ノードにおいて実施され得る。ステップ200において、ロケーションノードは、第1のPRS構成を初めて構成し、UEに、第1のPRS構成に基づく第1のPRSを提供する。
ステップ210において、ロケーションノードは、いくつかのシナリオでは、UEまたは無線ノードからPRSの品質に関するフィードバックを受信する。ロケーションノードは、PRSの品質に関する受信されたフィードバックに基づいて、OTDOAネイバリングセルのリストを作成する。ロケーションノードは、受信されたフィードバックに基づいてPRSのための密度を変動させる。たとえば、セル1が、セル2よりも良好なPRS品質を有する場合、ロケーションノードは、セル1上でより多くのPRSを提供するであろう。いくつかの実施形態では、セル2上のPRS送信が停止され得る。いくつかの実施形態では、いくつかのセルが、PRSを送信するために使用されるいくつかのビームを損なうことがあり、したがって、ロケーションノードは、損なわれたビームに基づいて、PRS送信のためにどのビームを使用すべきかを決定し得る。
ステップ220において、ロケーションノードは、UEのロケーションを推定しながら、PRSの品質に関する受信されたフィードバックに基づいて、およびセルにおけるPRS送信密度に基づいて、参照信号時間差(RSTD)測定に異なるウエイト(weight)を割り振る。
ステップ230において、ロケーションノードは、無線ノードに、UE推奨であるかまたは1つまたは複数のUEの1つまたは複数の特性に基づく、第2のPRS構成を提供する。いくつかの実施形態では、ロケーションノードは、ビームの1つまたは複数のリストを提供し得る。たとえば、ビームの第1のリストがPRS送信のために使用され、ビームの第2のリストがPRS送信のために使用されない。あるビーム送信から取得された品質があるしきい値を下回る場合、ロケーションノードは、無線ノードに、そのビームにおけるPRS送信をオフにすることを推奨し得る。ロケーションノードは、第2のPRS構成を、周期的に、あるいは、あるしきい値、UEのアクティブなまたは好ましい/示唆された(1つまたは複数の)帯域幅部分を超えるだけの変化が起きたとき、提供し得る。
ステップ240において、無線ノードは、無線ノードにおいて利用可能な情報に基づいて、適応的に第3のPRS構成を決定する。第2のPRS構成が受信された場合、第3のPRS構成は、第2のPRS構成と同じであるか、または第2のPRS構成に基づき得る。
ステップ250において、無線ノードは、いくつかのシナリオでは、第3のPRS構成を、UEに、またはロケーションノードに、または別の無線ノードに提供する。いくつかの実施形態では、第3のPRS構成は、共通であるかまたはUE固有であるかのいずれかであり得る。
ステップ260において、無線ノードは、いくつかの実施形態では、第3のPRS構成に基づいてUEに追加のPRSを送信する。
図3は、いくつかの実施形態による、測位参照信号構成のための別の例示的な方法を示す。方法は、ロケーションノードおよび/または無線ノードにおいて実施され得る。この方法がロケーションノードにおいて実施される場合、無線ノードは、ロケーションノードに関係情報を提供し得る。ステップ300において、ネットワークノードは、展開が、ネイバリングセルのPRS帯域幅との重複を最小限に抑えるかまたは回避するように、PRS帯域幅を割り当てるように、低干渉のまたは干渉のないPRS割り当てを設計することを目的とする。
ステップ310において、ネットワークノードは、PRS帯域幅をUE移動に動的に適応させる。たとえば、UE移動に基づいてPRS帯域幅を動的に適応させることは、測定をより速くするために、またはUE移動によるドップラーに対抗するために、高速で移動するUEのためにより大きい帯域幅上でPRSを送信することである。
ステップ320において、ネットワークノードは、ロケーションノードから、特定のUEにまたはすべてのUEに共通にPRSを割り振るようにとの要求を受信する。
ステップ330において、ネットワークノードは、ネイバリング無線ノードから、特定のUEのためのPRS構成を受信するか、またはすべてのUEのためのPRS構成を共通に受信する。
ステップ340において、ネットワークノードは、専用シグナリングLTE測位プロトコル(LPP)を使用して、ブロードキャストで、またはダウンリンク制御情報(DCI)PDCCHを使用して、PRS構成を提供する。いくつかの実施形態では、ブロードキャストは、送信カバレッジ内の任意のUEのためのものであり得る。
図4は、いくつかの実施形態による、測位参照信号構成のためのまた別の例示的な方法を示す。方法は、UEにおいて実施され得る。ステップ400において、UEは、ロケーションノードまたは無線ノードからPRSを受信する。いくつかの実施形態では、受信されたPRSは、図2のステップ200において開示される第1のPRS構成に基づいて構成される。
ステップ410において、UEは、受信されたPRSの1つまたは複数の特性を決定し、ネットワークノード(たとえば、無線ノードまたはロケーションノード)に、PRSの決定された特性またはPRSの推奨を提供する。UEは、ネットワークノードに、特性に基づいて決定された第2のPRS構成を、測定(たとえば、支援データ要求中の測定)を実施する前に、周期的に、または特性の著しい変化時に、提供する。
ステップ420において、UEは、専用、マルチキャスト、またはブロードキャストシグナリングを介して、ネットワークノードから第3のPRS構成を取得する。たとえば、PRS構成の送信は、LPPのようなプロトコル専用シグナリングを介して、ネイバリングセルのためのオンデマンドシステムブロードキャストにおいて、および/またはサービングセルのためのDCI PDCCHから、行われ得る。第2のPRS構成が提供された場合、第3のPRS構成は、第2のPRS構成と同じであり得るか、または第2のPRS構成に基づき得る。
ステップ430において、UEは、第3のPRS構成に基づいて、受信されたPRSに対して測定を実施する。
ステップ440において、UEは、いくつかのシナリオの下でネットワークノードに測定を送出する。
図2〜図4は、PRS構成のための、無線デバイスによって実施される方法を含む特定の実施形態を開示する。高レベル説明において、方法は、第1のPRSを受信することを含む。方法は、PRSの品質に関してネットワークノードにフィードバックを提供することをも含む。方法は、PRS構成を含むメッセージを受信することをさらに含む。PRS構成は、第1のPRSとは異なる特性を有する1つまたは複数の追加のPRSを指定し、1つまたは複数の追加のPRSの特性は、ネットワークノードに提供されたフィードバックに基づく。方法は、PRS構成に基づく1つまたは複数の追加のPRSを受信することをさらに含む。
いくつかの実施形態では、PRS構成は、専用、マルチキャスト、オンデマンドブロードキャスト、またはブロードキャストシグナリングを介して受信される。たとえば、PRS構成は、RRC、LPP、またはDCIを介して受信され得る。
いくつかの実施形態では、方法は、第1のPRSに対して1つまたは複数の測定を実施することをさらに含む。いくつかの実施形態では、方法は、1つまたは複数の追加のPRSに対して1つまたは複数の測定を実施することをさらに含む。
いくつかの実施形態では、方法は、PRSに関するフィードバックと、無線デバイス(たとえばUE)が位置する環境についての情報とを提供することをさらに含む。
いくつかの実施形態では、方法は、複数のサブフレームまたは測位オケージョンのために構成されたPRSを求める要求メッセージを送出することをさらに含む。
いくつかの実施形態では、方法は、1つまたは複数のPRSについての1つまたは複数の到達時間を推定することをさらに含む。
PRS構成のための、ネットワークノードによって実施される方法の別の例示的な実施形態として、方法は、UEのための第1のPRS構成を提供することを含む。方法は、UEから、PRSに関するフィードバックを受信することをも含む。方法は、フィードバックに基づいて、更新されたPRS構成を提供することをさらに含み、更新されたPRS構成は、第1のPRS構成とは異なる。
いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、基地局またはロケーションノードである。
いくつかの実施形態では、方法は、PRSを提供することをさらに含む。
いくつかの実施形態では、方法は、PRSのための帯域幅を割り当てることをさらに含み、帯域幅は、ネイバリングセルからのPRS帯域幅との重複を最小限に抑えるように割り当てられる。別の実施形態では、帯域幅は、PRSのために、他のPRSとの時間および周波数における重複を回避するように割り当てられる。
いくつかの実施形態では、方法は、特定のUEにPRS構成を割り振るようにとの要求を受信することをさらに含む。
いくつかの実施形態では、方法は、オンデマンドブロードキャスト、ブロードキャスト、マルチキャスト、または専用シグナリングのうちの1つを介してPRS構成を送信することをさらに含む。
いくつかの実施形態では、方法は、受信された相互相関係数に基づいて、フィードバックにおいて測定を構成することをさらに含む。
いくつかの実施形態では、より高い相互相関係数に関係する測定が、より良好な測位正確さのために優先される。
いくつかの実施形態では、方法は、測定を順次降順で構成することをさらに含む。降順は、相互相関係数の値の順序であり得る。
いくつかの実施形態では、方法は、しきい値よりも不良な相互相関係数を生じるセルからのPRSを使用して行われる測定を廃棄することをさらに含む。
いくつかの実施形態では、方法は、より良好な相互相関係数を有するセルを識別することと、次いで、識別されたセルに、より多くのPRSリソースを割り当てることとをさらに含む。
いくつかの実施形態では、より良好な相互相関係数を有するセルは、しきい値を上回るものである。
いくつかの実施形態では、より良好な相互相関係数を有するセルは、上位「X」パーセントのセルであり、ここで、「X」は、0%から100%の間の値である。
いくつかの実施形態では、方法は、静的PRS構成を使用すべきなのか、動的PRS構成を使用すべきなのかを決定することをさらに含む。いくつかの実施形態では、決定は、セル中のUEの数に基づく。
いくつかの実施形態では、方法は、PRS品質に関する、UEから受信されたフィードバックに基づいて、OTDOAネイバリングセルまたはビームのリストを作成または分類することをさらに含む。
いくつかの実施形態では、方法は、PRS送信のためにどのビームが使用されるべきか、およびPRS送信のためにどのビームが使用され続けるのを停止されるべきかを決定することをさらに含む。
本開示の特定の実施形態は、異なるシナリオセットアップのために適合された可能性を有し得る動的PRS構成を提供する。別の例として、UEが移動中であるとき、動的PRS構成はより適応的である。別の例として、静的PRS割り振りよりも、リソースのより良好な利用が提供される。たとえば、特定の実施形態は、ダウンリンクリソースを過度に浪費することなしに、測位オケージョンごとに、(1つまたは複数の)特定のUEに大量のPRSを割り振る。
PRSに対して実施された測定に関して、UEは、RSTD測定とともに、ロケーションノードに、定量化されたPRS信号相互相関係数を折り返し報告する。次いで、ロケーションノードは、受信された相互相関係数に基づいてRSTD測定を構成し、より良好な測位正確さのために、より高い相互相関係数に関係するRSTD測定を使用する。より高い相互相関係数に関係するRSTD測定に基づいて、ロケーションノードは、(原則として、サービングセルからのPRSを使用して推定された)最も高い相互相関係数に関連するRSTD測定を優先し、次いで、測定の残りを順次降順で構成する。最悪の相互相関係数を生じるセルからのPRSを使用して行われるRSTD測定がUEの測位中に廃棄されるように、しきい値がセットアップされ得る。一方、より良好な相互相関係数を有するセルを識別すると、より多くのPRSリソース(たとえば、より密なPRSまたはより広い帯域幅のPRS)を割り当てられることになり、したがって、新たに構成されたPRSに対して新しいRSTD測定が行われるであろう。
さらに、UEは、ロケーションノードに、UEの現在の環境についての情報をも折り返し報告し得る。UEが位置する環境に応じて、UEは、(1つまたは複数の)PRSが、複数のサブフレームまたはオケージョンのために構成されるように求めることができる。UEが、マルチパスリッチ環境(multipath rich environment)中に(たとえば、建築物内に)ある場合、UEは、ロケーションノードに、UEのPRSが、複数の連続するサブフレームまたはオケージョンにおける送信のために構成されるように求めることができる。たとえば、シナリオに応じて、ロケーションノードがPRSを提供しており、ロケーションノードが、無線信号を送信していないコアネットワークノードであり得る場合、代わりに、ロケーションノードは、無線ネットワークノードに、PRSを送信するように命令し得、使用されるべきPRS構成を示唆し得る。UEは、次いで、PRSがそのために構成されたサブフレームまたはオケージョンの数に応じて、複数のTOAを推定し、RSTD測定のためにTOAの最小値を選定することによって利益を得ることが可能であり得る。いくつかの実施形態では、TOAの最小値は、見通し線(LOS)TOAに近いことがある。したがって、適応的なPRSを構成しながら、UEのロケーションに応じて必要とされるサブフレームまたはオケージョンの数も考慮される。この手法では、UEがオープン環境中にあるとき、PRS送信のためにより少ない連続するフレームまたはオケージョンが使用されることになり、UEが屋内環境またはマルチパスリッチ環境中にあるとき、PRS送信のためにより多くの連続するフレームまたはオケージョンが使用されるものとする。したがって、リソースの動的割り当て/活用が達成される。
図5は、いくつかの実施形態による、干渉セルにおける重複しないPRS帯域幅割り当てを示す。PRS帯域幅割り当てのために、たとえば、測位オケージョンごとと同程度に速い、動的PRS構成がどのように達成されるかに関して、ミューティング(たとえば、測位オケージョンの時間ベースのブランキング)によって、LTEにおけるPRS信号のための干渉緩和が達成される。強いセルのPRS信号がミュートされたとき、弱いネイバリングPRSが検出され得る。しかしながら、これはリソース浪費につながり、構成は、ミューティングと干渉なしとを達成するために緊密に監視され、制御される必要がある。NRにおける、利用可能な広帯域幅をとるための簡略化されたやり方が必要とされる。図5は、干渉を回避するための方式が、PRSのための重複しない帯域幅を有することであり得ることを示す。したがって、PRSオケージョンは、決して、同じ時間または周波数において現れず、したがって、干渉がない。
帯域幅および/またはPRSの量は、異なるオケージョンに基づいて適応されるであろう。たとえば、高スピードUEについて、より速い測定を行うためにより大きい帯域幅が割り当てられるであろう。帯域幅はまた、UE移動によるドップラーに対抗するように適応的であろう。同様に、ロケーション正確さおよびレイテンシのために必要とされるUEのQoSに基づいて、PRS構成は適応的に行われ得る。PRSのために未使用である帯域幅は、他の送信、たとえば、データ送信のために無線ノードによって使用され得るか、またはブランクのままにされ得、これは、たとえば、送信無線ネットワークノードによって、および/または送信無線ノードにおけるPRS割り当てを協調させる他のネットワークノード(たとえば、O&M、SON、ロケーションノードなど)によって決められ得る。
また、PRSの密度に関して、PRSが疎であるとき(たとえば、リソースブロックごとにより少数のPRSリソースエレメントがある場合、またはより高い周波数における再使用の場合)、より多くのセルが、干渉を引き起こすことなしに、重複するPRS帯域幅上で送信することが観測され得る。より少数のREを補償するために、より大きい帯域幅が必要とされ得る。重複する帯域幅があるが、疎なPRSがある場合の利点は、UEが、異なる周波数に再調整することなしにおよび測定ギャップなしに、異なるセルからPRSを受信することが可能であることになることである。
図6は、いくつかの実施形態による、ロケーションノードと、無線ノードと、UEとの間のフローのシーケンスを示す。UEは、支援データを要求しながら、UEの挙動とチャネル特性とを指示する。これは、UEが、表1に示されているような共通要求支援データ(AD)メッセージ中でOTDOA ADについて要求する間に行われ得るか、または、これは、共通要求ADメッセージの一部であり得る。
UE挙動の指示について、その指示において、挙動は、前の報告からの変位、静止していることの指示、スピードおよび速度、加速度、ビーム報告、UEヌメロロジー(たとえば、現在使用されているまたは好ましいまたはサポートされるサブキャリア間隔またはCP)、セルおよび/またはビーム信号を特徴づける非PRS信号(たとえば、SSBまたはCSI−RS)強度または品質、セルのN個(N=1、2...)の最良ビームの暗黙的または明示的指示、ならびにPRS強度またはPRS品質測定(たとえば、PRS受信電力、PRS SINR、PRS Es/Iotなど)を含む。
チャネル特性の指示は、屋内/半屋内または屋外環境中にあることの指示、ビーム測定、SINR、PRSに基づくセルのセットの参照信号受信電力(RSRP)、およびCQIなどを含む。
図2中のステップ230では、UE特性は、UE環境タイプ、UE速度、UEヌメロロジー(たとえば、現在使用されているまたは好ましいまたはサポートされるサブキャリア間隔またはCP)、セルおよび/またはビーム信号を特徴づける非PRS信号(たとえば、SSBまたはCSI−RS)強度または品質、セルのN個(N=1、2...)の最良ビームの暗黙的または明示的指示、ならびに/あるいはPRS強度またはPRS品質測定(たとえば、PRS受信電力、PRS SINR、PRS Es/Iotなど)であり得る。
図2中のステップ240では、無線ノードにおける利用可能な情報は、PRSシーケンス、PRSヌメロロジー、PRS密度、PRS帯域幅、PRSオケージョンの数、PRSサブフレームの数、UEにPRSを送信するためにセルによって使用されるべきビームの数、PRSのためのビーム固有時間周波数リソース、PRSサブフレームのCP、および/あるいはUEの(1つまたは複数の)アクティブまたは好ましい/示唆された帯域幅部分内にあるべきPRS中心周波数であり得る。
IE OTDOA−RequestAssistanceDataが、ロケーションノードに支援データを要求するためにターゲットデバイスによって使用される。
ロケーションノードは、PRSを割り当てるように無線ノードに知らせる。いくつかの実施形態では、無線ノードは、UEから受信されたフィードバックに基づいてPRSを割り振り得る。ロケーションノードは、他のネイバリング無線ノードにも割り振り要求を送出する。他の無線ノードが、図9にさらに示されているように、それらの無線ノードのPRS構成をサービング無線ノードに送出する。サービング無線ノードは、図9にさらに示されているように、ブロードキャスト(たとえばオンデマンドブロードキャスト)によってまたはPDCCHを介してPRS構成を送出し得る。
図7は、いくつかの実施形態による、2つの異なるUEのための帯域幅に関するPRSの例示的な割り当てを示す。PRSの動的割り当てが、DCIを介して割り振られ得る。いくつかの実施形態では、帯域幅部分1(BWP1)がUE1に割り振られ得、帯域幅部分2(BWP2)がUE2に割り振られ得、ここで、BWP1とBWP2とは重複しない。
図8は、いくつかの実施形態による、単一の物理参照ブロック(PRB)における例示的なPRSパターンを示す。PRBは、図7において開示されるUE1に専用である。いくつかの実施形態では、PRSリソースエレメントは、連続するかまたは連続しないことがある。いくつかの実施形態では、PRSリソースエレメントは、対角パターンまたは非対角パターンを有し得る。潜在的に、すべての参照エレメントがPRSのために使用され得る。
図9は、いくつかの実施形態による、無線ノードからの例示的な送信PRSを示す。ロケーションノードが、ターゲットデバイスから支援データの要求を受信し得る。ロケーションノードは、無線ノード(たとえば、サービング無線ノードおよびネイバリング無線ノード)にPRS構成の要求を送出し得る。いくつかの実施形態では、ロケーションノードは、無線ノードへのPRS再構成の要求をトリガし得る。いくつかの実施形態では、ネイバリング無線ノードは、ロケーションノードから送出された要求とは無関係である、サービング無線ノードへのPRS再構成の要求をトリガし得る。無線ノードは、PRSの動的構成および静的構成(たとえば、サービングセルおよびネイバリングセルのためのPRS構成)を提供し得る。ターゲットデバイスがサービングセル中にあるとき、ターゲットデバイスはDCI(PDCCH)から動的PRS構成を受信する。ネイバリング無線ノードはサービング無線ノードにPRS構成を送出することになり、次いで、PRS構成は、PDCCHを介してサービング無線ノードによってターゲットデバイスに送出され得る。いくつかの実施形態では、無線ノードは、ロケーションサーバ(たとえばロケーションノード)から、新しいPRS構成についての新しい要求を受信し得る。さらに、サービング無線ノードおよびネイバー無線ノードは、X2/Xnインターフェースを介してPRS割り当てを増加/減少させるべきかどうかに関して、互いと通信するであろう。
代替的に、静的構成はまた、すべての共通の非サービングUEのために行われ得る。ターゲットデバイスは、サービング無線ノードによってブロードキャストされたシステム情報からオンデマンドで構成情報を取得し得る。
本開示の特定の実施形態は、PRSパターンの静的に構成された部分とPRSパターンの動的に構成された部分との組合せをも提供し得る。それらの部分の両方が、一緒に、無線ノード、たとえばサービング無線ノードから送信されたPRSパターンを含むことになる。
PRS構成、特に、動的または静的PRS構成、およびPRS構成における密なまたは疎なPRSの決定に関して、セル中のUEの数およびUE能力に応じた、ロケーションノードは、動的構成を使用すべきなのか、静的構成を使用すべきなのかを決め得る。UEが限定される場合、より多くのUEが測位に関与するとき、専用および同様のPRSを使用することがより好適であることになり、その場合、オンデマンドブロードキャストソリューションが採用され得る。UEによってPRS品質に関して提供されたフィードバックに応じて、ネットワークノードは、密なPRS構成を提供すべきなのか、疎なPRS構成を提供すべきなのかを決め得る。あるセルについてのPRSの品質がより良好である場合、ロケーションノードは、リソースを節約するために、より良好にランク付けされたセルにおいてより密なPRS構成を提供し、より不良にランク付けされたセルにおいてより疎なPRS構成を提供することを決め得る。したがって、リソースのより良好な利用が達成され得る。
新しいPRS構成を決定することの例は、以下を含み得る。
1.セル中でのPRS構成を増加させる(たとえば、リソースブロックおよび/またはサブフレーム内のPRSリソースエレメントの帯域幅、密度、数、測位オケージョンごとのPRSサブフレームの数などのうちの1つまたは複数を増加させる)か、あるいは、セルの品質特性が、UEのうちのN1個(N1=1、2、...)またはUEのY1%についての第1のしきい値を下回るとき、PRS周波数再使用を低減し、ここで、N1およびY1は、あらかじめ規定されるか、または構成され得る。
2.セル中でのPRS構成を減少させる(たとえば、リソースブロックおよび/またはサブフレーム内のPRSリソースエレメントの帯域幅の低減、密度の低減、数の低減、測位オケージョンごとのPRSサブフレームの数の低減などのうちの1つまたは複数)か、あるいは、セルの品質特性が、UEのうちのN2個(N2=1、2、...)またはUEのY2%についての第2のしきい値を上回るとき、PRS周波数再使用を増加させ、ここで、N2およびY2は、あらかじめ規定されるか、または構成され得る。
上記の例では、第2のPRS構成がUEによって示唆された場合、この特定の実施形態において、N1およびN2が1であることになり、Y1およびY2が適用可能でないことになることが明白である。
さらに、ロケーションノードはまた、PRS品質に関する、UEから受信されたフィードバックに基づいて、ネイバリングセルのOTDOAについてのネイバリングセルリストを作成または分類し得る。たとえば、そのリストは、セルの良好なまたは許容できる品質、あるいはしきい値を上回る品質を示すフィードバックを伴うセルを含み得る。また、分類は、フィードバック、たとえば、品質の減少または増加、によって決定された順序で行われ得る。
同様に、ロケーションノードは、PRSの知覚された品質に基づいておよびPRS送信密度に基づいて、UEロケーションを計算しながら、異なるRSTD測定に重み(weightage)を与え得る。重みは、UEロケーションのより良好な推定を提供することになる。
図10は、いくつかの実施形態による、例示的な無線ネットワークである。本明細書で説明される主題は、任意の好適な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は、図10に示されている例示的な無線ネットワークなどの無線ネットワークに関して説明される。簡単のために、図10の無線ネットワークは、ネットワーク1006、ネットワークノード1060および1060b、ならびに無線デバイス(WD)1010、1010b、および1010cのみを図示する。実際には、無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または任意の他のネットワークノードもしくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な任意の追加のエレメントをさらに含み得る。示されている構成要素のうち、ネットワークノード1060および無線デバイス(WD)1010は、追加の詳細とともに図示される。いくつかの実施形態では、ネットワークノード1060は、eNBなど、基地局であり得る。本開示では、eNBという用語は、区別する必要が特にない限り、eNBとng−eNBの両方を指すために使用され得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード1060は、図23および図27にさらに示されている、ネットワークノードであり得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード1060はソースネットワークノードであり得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード1060はターゲットネットワークノードであり得る。いくつかの実施形態では、無線デバイス1010は、図23および図26にさらに示されている、ユーザ機器であり得る。無線ネットワークは、1つまたは複数の無線デバイスに通信および他のタイプのサービスを提供して、無線デバイスの、無線ネットワークへのアクセス、および/あるいは、無線ネットワークによってまたは無線ネットワークを介して提供されるサービスの使用を容易にし得る。
無線ネットワークは、任意のタイプの通信(communication)、通信(telecommunication)、データ、セルラ、および/または無線ネットワーク、あるいは他の同様のタイプのシステムを備え、および/またはそれらとインターフェースし得る。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格あるいは他のタイプのあらかじめ規定されたルールまたはプロシージャに従って動作するように構成され得る。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Long Term Evolution(LTE)、ならびに/あるいは他の好適な2G、3G、4G、または5G規格などの通信規格、IEEE802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいは、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、Bluetooth、Z−Waveおよび/またはZigBee規格など、任意の他の適切な無線通信規格を実装し得る。
ネットワーク1006は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にするための他のネットワークを備え得る。
ネットワークノード1060およびWD1010は、以下でより詳細に説明される様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおいて無線接続を提供することなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイス機能を提供するために協働する。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/あるいは有線接続を介してかまたは無線接続を介してかにかかわらず、データおよび/または信号の通信を容易にするかまたはその通信に参加し得る、任意の他の構成要素またはシステムを備え得る。
本明細書で使用されるネットワークノードは、無線デバイスと、ならびに/あるいは、無線デバイスへの無線アクセスを可能にし、および/または提供するための、および/または、無線ネットワークにおいて他の機能(たとえば、アドミニストレーション)を実施するための、無線ネットワーク中の他のネットワークノードまたは機器と、直接または間接的に通信することが可能な、そうするように構成された、構成された、および/または動作可能な機器を指す。ネットワークノードの例は、限定はしないが、アクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)およびNRノードB(gNB))を含む。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または、言い方を変えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいてカテゴリー分類され得、その場合、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局と呼ばれることもある。基地局は、リレーを制御する、リレーノードまたはリレードナーノードであり得る。ネットワークノードは、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがある、集中型デジタルユニットおよび/またはリモートラジオユニット(RRU)など、分散無線基地局の1つまたは複数(またはすべて)の部分をも含み得る。そのようなリモートラジオユニットは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合されることも統合されないこともある。分散無線基地局の部分は、分散アンテナシステム(DAS)において、ノードと呼ばれることもある。ネットワークノードのまたさらなる例は、マルチ規格無線(MSR)BSなどのMSR機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(たとえば、E−SMLC)、および/あるいはMDTを含む。別の例として、ネットワークノードは、以下でより詳細に説明されるように、仮想ネットワークノードであり得る。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、無線ネットワークへのアクセスを可能にし、および/または無線デバイスに提供し、あるいは、無線ネットワークにアクセスした無線デバイスに何らかのサービスを提供することが可能な、そうするように構成された、構成された、および/または動作可能な任意の好適なデバイス(またはデバイスのグループ)を表し得る。
図10では、ネットワークノード1060は、処理回路1070と、デバイス可読媒体1080と、インターフェース1090と、補助機器1084と、電源1086と、電力回路1087と、アンテナ1062とを含む。図10の例示的な無線ネットワーク中に示されているネットワークノード1060は、ハードウェア構成要素の示されている組合せを含むデバイスを表し得るが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せをもつネットワークノードを備え得る。ネットワークノードが、本明細書で開示されるタスク、特徴、機能および方法を実施するために必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを備えることを理解されたい。その上、ネットワークノード1060の構成要素が、より大きいボックス内に位置する単一のボックスとして、または複数のボックス内で入れ子にされている単一のボックスとして図示されているが、実際には、ネットワークノードは、単一の示されている構成要素を組成する複数の異なる物理構成要素を備え得る(たとえば、デバイス可読媒体1080は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備え得る)。
同様に、ネットワークノード1060は、複数の物理的に別個の構成要素(たとえば、ノードB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から組み立てられ得、これらは各々、それら自体のそれぞれの構成要素を有し得る。ネットワークノード1060が複数の別個の構成要素(たとえば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備えるいくつかのシナリオでは、別個の構成要素のうちの1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの間で共有され得る。たとえば、単一のRNCが、複数のノードBを制御し得る。そのようなシナリオでは、各一意のノードBとRNCとのペアは、いくつかの事例では、単一の別個のネットワークノードと見なされ得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード1060は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように構成され得る。そのような実施形態では、いくつかの構成要素は複製され得(たとえば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体1080)、いくつかの構成要素は再使用され得る(たとえば、同じアンテナ1062がRATによって共有され得る)。ネットワークノード1060は、ネットワークノード1060に統合された、たとえば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための様々な示されている構成要素の複数のセットをも含み得る。これらの無線技術は、同じまたは異なるチップまたはチップのセット、およびネットワークノード1060内の他の構成要素に統合され得る。
処理回路1070は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように構成される。処理回路1070によって実施されるこれらの動作は、処理回路1070によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報に変換することによって、処理すること、取得された情報または変換された情報をネットワークノードに記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報または変換された情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
処理回路1070は、単体で、またはデバイス可読媒体1080などの他のネットワークノード1060構成要素と併せてのいずれかで、ネットワークノード1060機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。たとえば、処理回路1070は、デバイス可読媒体1080に記憶された命令、または処理回路1070内のメモリに記憶された命令を実行し得る。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線特徴、機能、または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路1070は、システムオンチップ(SOC)を含み得る。
いくつかの実施形態では、処理回路1070は、無線周波数(RF)トランシーバ回路1072とベースバンド処理回路1074とのうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路1072とベースバンド処理回路1074とは、別個のチップ(またはチップのセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあり得る。代替実施形態では、RFトランシーバ回路1072とベースバンド処理回路1074との一部または全部は、同じチップまたはチップのセット、ボード、あるいはユニット上にあり得る。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNBまたは他のそのようなネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書で説明される機能の一部または全部は、デバイス可読媒体1080、または処理回路1070内のメモリに記憶された、命令を実行する処理回路1070によって実施され得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路1070によって提供され得る。それらの実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路1070は、説明される機能を実施するように構成され得る。特定の実施形態では、ネットワークノード1060の処理回路1070は、図20〜図22、および図25にさらに示されている、方法を実施し得る。そのような機能によって提供される利益は、処理回路1070単独に、またはネットワークノード1060の他の構成要素に限定されないが、全体としてネットワークノード1060によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
デバイス可読媒体1080は、限定はしないが、永続記憶域、固体メモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))を含む、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリ、ならびに/あるいは、処理回路1070によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを備え得る。デバイス可読媒体1080は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路1070によって実行されることが可能であり、ネットワークノード1060によって利用される、他の命令を含む、任意の好適な命令、データまたは情報を記憶し得る。デバイス可読媒体1080は、処理回路1070によって行われた計算および/またはインターフェース1090を介して受信されたデータを記憶するために使用され得る。いくつかの実施形態では、処理回路1070およびデバイス可読媒体1080は、統合されていると見なされ得る。
インターフェース1090は、ネットワークノード1060、ネットワーク1006、および/またはWD1010の間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信において使用される。示されているように、インターフェース1090は、たとえば有線接続上でネットワーク1006との間でデータを送出および受信するための(1つまたは複数の)ポート/(1つまたは複数の)端末1094を備える。インターフェース1090は、アンテナ1062に結合されるか、またはいくつかの実施形態では、アンテナ1062の一部であり得る、無線フロントエンド回路1092をも含む。無線フロントエンド回路1092は、フィルタ1098と増幅器1096とを備える。無線フロントエンド回路1092は、アンテナ1062および処理回路1070に接続され得る。無線フロントエンド回路は、アンテナ1062と処理回路1070との間で通信される信号を調節するように構成され得る。無線フロントエンド回路1092は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路1092は、デジタルデータを、フィルタ1098および/または増幅器1096の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換し得る。無線信号は、次いで、アンテナ1062を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ1062は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路1092によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路1070に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
いくつかの代替実施形態では、ネットワークノード1060は別個の無線フロントエンド回路1092を含まないことがあり、代わりに、処理回路1070は、無線フロントエンド回路を備え得、別個の無線フロントエンド回路1092なしでアンテナ1062に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路1072の全部または一部が、インターフェース1090の一部と見なされ得る。さらに他の実施形態では、インターフェース1090は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つまたは複数のポートまたは端末1094と、無線フロントエンド回路1092と、RFトランシーバ回路1072とを含み得、インターフェース1090は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路1074と通信し得る。
アンテナ1062は、無線信号を送出および/または受信するように構成された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得る。アンテナ1062は、無線フロントエンド回路1092に結合され得、データおよび/または信号を無線で送信および受信することが可能な任意のタイプのアンテナであり得る。いくつかの実施形態では、アンテナ1062は、たとえば2GHzから66GHzの間の無線信号を送信/受信するように動作可能な1つまたは複数の全指向性、セクタまたはパネルアンテナを備え得る。全指向性アンテナは、任意の方向に無線信号を送信/受信するために使用され得、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するために使用され得、パネルアンテナは、比較的直線ラインで無線信号を送信/受信するために使用される見通し線アンテナであり得る。いくつかの事例では、2つ以上のアンテナの使用は、MIMOと呼ばれることがある。いくつかの実施形態では、アンテナ1062は、ネットワークノード1060とは別個であり得、インターフェースまたはポートを通してネットワークノード1060に接続可能であり得る。
アンテナ1062、インターフェース1090、および/または処理回路1070は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作および/またはいくつかの取得動作を実施するように構成され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器から受信され得る。同様に、アンテナ1062、インターフェース1090、および/または処理回路1070は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の送信動作を実施するように構成され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器に送信され得る。
電力回路1087は、電力管理回路を備えるか、または電力管理回路に結合され得、本明細書で説明される機能を実施するための電力を、ネットワークノード1060の構成要素に供給するように構成される。電力回路1087は、電源1086から電力を受信し得る。電源1086および/または電力回路1087は、それぞれの構成要素に好適な形式で(たとえば、各それぞれの構成要素のために必要とされる電圧および電流レベルにおいて)、ネットワークノード1060の様々な構成要素に電力を提供するように構成され得る。電源1086は、電力回路1087および/またはネットワークノード1060中に含まれるか、あるいは電力回路1087および/またはネットワークノード1060の外部にあるかのいずれかであり得る。たとえば、ネットワークノード1060は、電気ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して外部電源(たとえば、電気コンセント)に接続可能であり得、それにより、外部電源は電力回路1087に電力を供給する。さらなる例として、電源1086は、電力回路1087に接続された、または電力回路1087中で統合された、バッテリーまたはバッテリーパックの形態の電力源を備え得る。バッテリーは、外部電源が落ちた場合、バックアップ電力を提供し得る。光起電力デバイスなどの他のタイプの電源も使用され得る。
ネットワークノード1060の代替実施形態は、本明細書で説明される機能、および/または本明細書で説明される主題をサポートするために必要な機能のうちのいずれかを含む、ネットワークノードの機能のいくつかの態様を提供することを担当し得る、図10に示されている構成要素以外の追加の構成要素を含み得る。たとえば、ネットワークノード1060は、ネットワークノード1060への情報の入力を可能にするための、およびネットワークノード1060からの情報の出力を可能にするための、ユーザインターフェース機器を含み得る。これは、ユーザが、ネットワークノード1060のための診断、メンテナンス、修復、および他のアドミニストレーティブ機能を実施することを可能にし得る。
本明細書で使用される無線デバイス(WD)は、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信することが可能な、そうするように構成された、構成された、および/または動作可能なデバイスを指す。別段に記載されていない限り、WDという用語は、本明細書ではユーザ機器(UE)と互換的に使用され得る。いくつかの実施形態では、無線デバイス1010は、図23および図26にさらに図示されている、ユーザ機器であり得る。無線で通信することは、空中で情報を伝達するのに好適な、電磁波、電波、赤外波、および/または他のタイプの信号を使用して無線信号を送信および/または受信することを伴い得る。いくつかの実施形態では、WDは、直接人間対話なしに情報を送信および/または受信するように構成され得る。たとえば、WDは、内部または外部イベントによってトリガされたとき、あるいはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計され得る。WDの例は、限定はしないが、スマートフォン、モバイルフォン、セルフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)フォン、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲーミングコンソールまたはデバイス、音楽記憶デバイス、再生器具、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップコンピュータ、ラップトップ組込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線顧客構内機器(CPE:customer premise equipment)、車載無線端末デバイスなどを含む。WDは、たとえばサイドリンク通信、V2V(Vehicle−to−Vehicle)、V2I(Vehicle−to−Infrastructure)、V2X(Vehicle−to−Everything)のための3GPP規格を実装することによって、D2D(device−to−device)通信をサポートし得、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。また別の特定の例として、モノのインターネット(IoT)シナリオでは、WDは、監視および/または測定を実施し、そのような監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する、マシンまたは他のデバイスを表し得る。WDは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであり得、M2Mデバイスは、3GPPコンテキストではMTCデバイスと呼ばれることがある。1つの特定の例として、WDは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB−IoT)規格を実装するUEであり得る。そのようなマシンまたはデバイスの特定の例は、センサー、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、あるいは家庭用または個人用電気器具(たとえば冷蔵庫、テレビジョンなど)、個人用ウェアラブル(たとえば、時計、フィットネストラッカーなど)である。他のシナリオでは、WDは車両または他の機器を表し得、車両または他の機器は、その動作ステータスを監視することおよび/またはその動作ステータスに関して報告すること、あるいはその動作に関連する他の機能が可能である。上記で説明されたWDは無線接続のエンドポイントを表し得、その場合、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。さらに、上記で説明されたWDはモバイルであり得、その場合、デバイスはモバイルデバイスまたはモバイル端末と呼ばれることもある。
示されているように、無線デバイス1010は、アンテナ1011と、インターフェース1014と、処理回路1020と、デバイス可読媒体1030と、ユーザインターフェース機器1032と、補助機器1034と、電源1036と、電力回路1037とを含む。WD1010は、WD1010によってサポートされる、たとえば、ほんの数個を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための示されている構成要素のうちの1つまたは複数の複数のセットを含み得る。これらの無線技術は、WD1010内の他の構成要素と同じまたは異なるチップまたはチップのセットに統合され得る。
アンテナ1011は、無線信号を送出および/または受信するように構成された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得、インターフェース1014に接続される。いくつかの代替実施形態では、アンテナ1011は、WD1010とは別個であり、インターフェースまたはポートを通してWD1010に接続可能であり得る。アンテナ1011、インターフェース1014、および/または処理回路1020は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作または送信動作を実施するように構成され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信され得る。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ1011は、インターフェースと見なされ得る。
示されているように、インターフェース1014は、無線フロントエンド回路1012とアンテナ1011とを備える。無線フロントエンド回路1012は、1つまたは複数のフィルタ1018と増幅器1016とを備える。無線フロントエンド回路1012は、アンテナ1011および処理回路1020に接続され、アンテナ1011と処理回路1020との間で通信される信号を調節するように構成される。無線フロントエンド回路1012は、アンテナ1011に結合されるか、またはアンテナ1011の一部であり得る。いくつかの実施形態では、WD1010は別個の無線フロントエンド回路1012を含まないことがあり、むしろ、処理回路1020は、無線フロントエンド回路を備え得、アンテナ1011に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路1022の一部または全部が、インターフェース1014の一部と見なされ得る。無線フロントエンド回路1012は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路1012は、デジタルデータを、フィルタ1018および/または増幅器1016の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換し得る。無線信号は、次いで、アンテナ1011を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ1011は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路1012によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路1020に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
処理回路1020は、単体で、またはデバイス可読媒体1030などの他のWD1010構成要素と併せてのいずれかで、WD1010機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線特徴または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。たとえば、処理回路1020は、本明細書で開示される機能を提供するために、デバイス可読媒体1030に記憶された命令、または処理回路1020内のメモリに記憶された命令を実行し得る。特定の実施形態では、WD1010の処理回路1020は、ネットワーク1006中のいくつかのセルについての測定を実施するための命令を実行し得、これは以下でさらに示される。特定の実施形態では、無線デバイス1010の処理回路1020は、図19および図24にさらに示されている、方法を実施し得る。
示されているように、処理回路1020は、RFトランシーバ回路1022、ベースバンド処理回路1024、およびアプリケーション処理回路1026のうちの1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。いくつかの実施形態では、WD1010の処理回路1020は、SOCを備え得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路1022、ベースバンド処理回路1024、およびアプリケーション処理回路1026は、別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。代替実施形態では、ベースバンド処理回路1024およびアプリケーション処理回路1026の一部または全部は1つのチップまたはチップのセットになるように組み合わせられ得、RFトランシーバ回路1022は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。さらに代替の実施形態では、RFトランシーバ回路1022およびベースバンド処理回路1024の一部または全部は同じチップまたはチップのセット上にあり得、アプリケーション処理回路1026は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。また他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路1022、ベースバンド処理回路1024、およびアプリケーション処理回路1026の一部または全部は、同じチップまたはチップのセット中で組み合わせられ得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路1022は、インターフェース1014の一部であり得る。RFトランシーバ回路1022は、処理回路1020のためのRF信号を調節し得る。
いくつかの実施形態では、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される機能の一部または全部は、デバイス可読媒体1030に記憶された命令を実行する処理回路1020によって提供され得、デバイス可読媒体1030は、いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体であり得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路1020によって提供され得る。それらの特定の実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路1020は、説明される機能を実施するように構成され得る。そのような機能によって提供される利益は、処理回路1020単独に、またはWD1010の他の構成要素に限定されないが、全体としてWD1010によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
処理回路1020は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように構成され得る。処理回路1020によって実施されるようなこれらの動作は、処理回路1020によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報に変換することによって、処理すること、取得された情報または変換された情報をWD1010によって記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報または変換された情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
デバイス可読媒体1030は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路1020によって実行されることが可能な他の命令を記憶するように動作可能であり得る。デバイス可読媒体1030は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/あるいは、処理回路1020によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路1020およびデバイス可読媒体1030は、統合されていると見なされ得る。
ユーザインターフェース機器1032は、人間のユーザがWD1010と対話することを可能にする構成要素を提供し得る。そのような対話は、視覚、聴覚、触覚など、多くの形態のものであり得る。ユーザインターフェース機器1032は、ユーザへの出力を作り出すように、およびユーザがWD1010への入力を提供することを可能にするように動作可能であり得る。対話のタイプは、WD1010にインストールされるユーザインターフェース機器1032のタイプに応じて変動し得る。たとえば、WD1010がスマートフォンである場合、対話はタッチスクリーンを介したものであり得、WD1010がスマートメーターである場合、対話は、使用量(たとえば、使用されたガロンの数)を提供するスクリーン、または(たとえば、煙が検出された場合)可聴警報を提供するスピーカーを通したものであり得る。ユーザインターフェース機器1032は、入力インターフェース、デバイスおよび回路、ならびに、出力インターフェース、デバイスおよび回路を含み得る。ユーザインターフェース機器1032は、WD1010への情報の入力を可能にするように構成され、処理回路1020が入力情報を処理することを可能にするために、処理回路1020に接続される。ユーザインターフェース機器1032は、たとえば、マイクロフォン、近接度または他のセンサー、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つまたは複数のカメラ、USBポート、あるいは他の入力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器1032はまた、WD1010からの情報の出力を可能にするように、および処理回路1020がWD1010からの情報を出力することを可能にするように構成される。ユーザインターフェース機器1032は、たとえば、スピーカー、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器1032の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD1010は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、エンドユーザおよび/または無線ネットワークが本明細書で説明される機能から利益を得ることを可能にし得る。
補助機器1034は、概してWDによって実施されないことがある、より固有の機能を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のために測定を行うための特殊なセンサー、有線通信などの追加のタイプの通信のためのインターフェースなどを備え得る。補助機器1034の構成要素の包含、および補助機器1034の構成要素のタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて変動し得る。
電源1036は、いくつかの実施形態では、バッテリーまたはバッテリーパックの形態のものであり得る。外部電源(たとえば、電気コンセント)、光起電力デバイスまたは電池など、他のタイプの電源も使用され得る。WD1010は、電源1036から、本明細書で説明または指示される任意の機能を行うために電源1036からの電力を必要とする、WD1010の様々な部分に電力を配信するための、電力回路1037をさらに備え得る。電力回路1037は、いくつかの実施形態では、電力管理回路を備え得る。電力回路1037は、追加または代替として、外部電源から電力を受信するように動作可能であり得、その場合、WD1010は、電力ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して(電気コンセントなどの)外部電源に接続可能であり得る。電力回路1037はまた、いくつかの実施形態では、外部電源から電源1036に電力を配信するように動作可能であり得る。これは、たとえば、電源1036の充電のためのものであり得る。電力回路1037は、電源1036からの電力に対して、その電力を、電力が供給されるWD1010のそれぞれの構成要素に好適であるようにするために、任意のフォーマッティング、変換、または他の修正を実施し得る。
図11は、本明細書で説明される様々な態様による、UEの一実施形態を示す。本明細書で使用されるユーザ機器またはUEは、必ずしも、関連するデバイスを所有し、および/または動作させる人間のユーザという意味におけるユーザを有するとは限らない。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる動作を意図されるが、特定の人間のユーザに関連しないことがあるか、または特定の人間のユーザに初めに関連しないことがある、デバイス(たとえば、スマートスプリンクラーコントローラ)を表し得る。代替的に、UEは、エンドユーザへの販売、またはエンドユーザによる動作を意図されないが、ユーザに関連するか、またはユーザの利益のために動作され得る、デバイス(たとえば、スマート電力計)を表し得る。UE1100は、NB−IoT UE、MTC UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別される任意のUEであり得る。図11に示されているUE1100は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、3GPPによって公表された1つまたは複数の通信規格による通信のために構成されたWDの一例である。いくつかの実施形態では、ユーザ機器1100は、図23および図26にさらに図示されている、ユーザ機器であり得る。前述のように、WDおよびUEという用語は、互換的に使用され得る。したがって、図11はUEであるが、本明細書で説明される構成要素は、WDに等しく適用可能であり、その逆も同様である。
図11では、UE1100は、入出力インターフェース1105、無線周波数(RF)インターフェース1109、ネットワーク接続インターフェース1111、ランダムアクセスメモリ(RAM)1117と読取り専用メモリ(ROM)1119と記憶媒体1121などとを含むメモリ1115、通信サブシステム1131、電源1113、および/または他の構成要素、あるいはそれらの任意の組合せに動作可能に結合された、処理回路1101を含む。記憶媒体1121は、オペレーティングシステム1123と、アプリケーションプログラム1125と、データ1127とを含む。他の実施形態では、記憶媒体1121は、他の同様のタイプの情報を含み得る。いくつかのUEは、図11に示されている構成要素のすべてを利用するか、またはそれらの構成要素のサブセットのみを利用し得る。構成要素間の統合のレベルは、UEごとに変動し得る。さらに、いくつかのUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機など、構成要素の複数のインスタンスを含んでいることがある。
図11では、処理回路1101は、コンピュータ命令およびデータを処理するように構成され得る。処理回路1101は、(たとえば、ディスクリート論理、FPGA、ASICなどにおける)1つまたは複数のハードウェア実装状態機械など、機械可読コンピュータプログラムとしてメモリに記憶された機械命令を実行するように動作可能な任意の逐次状態機械、適切なファームウェアと一緒のプログラマブル論理、適切なソフトウェアと一緒のマイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)など、1つまたは複数のプログラム内蔵、汎用プロセッサ、あるいは上記の任意の組合せを実装するように構成され得る。たとえば、処理回路1101は、2つの中央処理ユニット(CPU)を含み得る。データは、コンピュータによる使用に好適な形式での情報であり得る。ある実施形態では、処理回路1101は、図19および図24にさらに示されている、方法を実施し得る。
図示された実施形態では、入出力インターフェース1105は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに通信インターフェースを提供するように構成され得る。UE1100は、入出力インターフェース1105を介して出力デバイスを使用するように構成され得る。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用し得る。たとえば、UE1100への入力およびUE1100からの出力を提供するために、USBポートが使用され得る。出力デバイスは、スピーカー、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せであり得る。UE1100は、ユーザがUE1100に情報をキャプチャすることを可能にするために、入出力インターフェース1105を介して入力デバイスを使用するように構成され得る。入力デバイスは、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(たとえば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサー、マウス、トラックボール、方向性パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含み得る。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を検知するための容量性または抵抗性タッチセンサーを含み得る。センサーは、たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、チルトセンサー、力センサー、磁力計、光センサー、近接度センサー、別の同様のセンサー、またはそれらの任意の組合せであり得る。たとえば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサーであり得る。
図11では、RFインターフェース1109は、送信機、受信機、およびアンテナなど、RF構成要素に通信インターフェースを提供するように構成され得る。ネットワーク接続インターフェース1111は、ネットワーク1143aに通信インターフェースを提供するように構成され得る。ネットワーク1143aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク1143aは、Wi−Fiネットワークを備え得る。ネットワーク接続インターフェース1111は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って通信ネットワーク上で1つまたは複数の他のデバイスと通信するために使用される、受信機および送信機インターフェースを含むように構成され得る。ネットワーク接続インターフェース1111は、通信ネットワークリンク(たとえば、光学的、電気的など)に適した受信機および送信機機能を実装し得る。送信機および受信機機能は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
RAM1117は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなど、ソフトウェアプログラムの実行中に、データまたはコンピュータ命令の記憶またはキャッシングを提供するために、バス1102を介して処理回路1101にインターフェースするように構成され得る。ROM1119は、処理回路1101にコンピュータ命令またはデータを提供するように構成され得る。たとえば、ROM1119は、不揮発性メモリに記憶される、基本入出力(I/O)、起動、またはキーボードからのキーストロークの受信など、基本システム機能のための、不変低レベルシステムコードまたはデータを記憶するように構成され得る。記憶媒体1121は、RAM、ROM、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなど、メモリを含むように構成され得る。一例では、記憶媒体1121は、オペレーティングシステム1123と、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェットまたはガジェットエンジン、あるいは別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラム1125と、データファイル1127とを含むように構成され得る。記憶媒体1121は、UE1100による使用のために、多様な様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組合せのうちのいずれかを記憶し得る。
記憶媒体1121は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD−DVD)光ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、Blu−Ray光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータ記憶(HDDS)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールまたはリムーバブルユーザ識別情報(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、あるいはそれらの任意の組合せなど、いくつかの物理ドライブユニットを含むように構成され得る。記憶媒体1121は、UE1100が、一時的または非一時的メモリ媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、あるいはデータをアップロードすることを可能にし得る。通信システムを利用する製造品などの製造品は、記憶媒体1121中に有形に具現され得、記憶媒体1121はデバイス可読媒体を備え得る。
図11では、処理回路1101は、通信サブシステム1131を使用してネットワーク1143bと通信するように構成され得る。ネットワーク1143aとネットワーク1143bとは、同じ1つまたは複数のネットワークまたは異なる1つまたは複数のネットワークであり得る。通信サブシステム1131は、ネットワーク1143bと通信するために使用される1つまたは複数のトランシーバを含むように構成され得る。たとえば、通信サブシステム1131は、IEEE802.5、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って、無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、または基地局など、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するために使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように構成され得る。各トランシーバは、RANリンク(たとえば、周波数割り当てなど)に適した送信機機能または受信機機能をそれぞれ実装するための、送信機1133および/または受信機1135を含み得る。さらに、各トランシーバの送信機1133および受信機1135は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
示されている実施形態では、通信サブシステム1131の通信機能は、データ通信、ボイス通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、ニアフィールド通信、ロケーションを決定するための全地球測位システム(GPS)の使用などのロケーションベース通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含み得る。たとえば、通信サブシステム1131は、セルラ通信と、Wi−Fi通信と、Bluetooth通信と、GPS通信とを含み得る。ネットワーク1143bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク1143bは、セルラネットワーク、Wi−Fiネットワーク、および/またはニアフィールドネットワークであり得る。電源1113は、UE1100の構成要素に交流(AC)または直流(DC)電力を提供するように構成され得る。
本明細書で説明される特徴、利益および/または機能は、UE1100の構成要素のうちの1つにおいて実装されるか、またはUE1100の複数の構成要素にわたって区分され得る。さらに、本明細書で説明される特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェアの任意の組合せで実装され得る。一例では、通信サブシステム1131は、本明細書で説明される構成要素のうちのいずれかを含むように構成され得る。さらに、処理回路1101は、バス1102上でそのような構成要素のうちのいずれかと通信するように構成され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかは、処理回路1101によって実行されたとき、本明細書で説明される対応する機能を実施する、メモリに記憶されたプログラム命令によって表され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの機能は、処理回路1101と通信サブシステム1131との間で区分され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの非計算集約的機能が、ソフトウェアまたはファームウェアで実装され得、計算集約的機能がハードウェアで実装され得る。
図12は、いくつかの実施形態による、例示的な仮想化環境を示す。図12は、いくつかの実施形態によって実装される機能が仮想化され得る、仮想化環境1200を示す概略ブロック図である。本コンテキストでは、仮想化することは、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイスおよびネットワーキングリソースを仮想化することを含み得る、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用される仮想化は、ノード(たとえば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノード)に、あるいはデバイス(たとえば、UE、無線デバイスまたは任意の他のタイプの通信デバイス)またはそのデバイスの構成要素に適用され得、機能の少なくとも一部分が、(たとえば、1つまたは複数のネットワークにおいて1つまたは複数の物理処理ノード上で実行する、1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシンまたはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として実装される、実装形態に関する。
いくつかの実施形態では、本明細書で説明される機能の一部または全部は、ハードウェアノード1230のうちの1つまたは複数によってホストされる1つまたは複数の仮想環境1200において実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される、仮想構成要素として実装され得る。さらに、仮想ノードが、無線アクセスノードではないか、または無線コネクティビティ(たとえば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化され得る。
機能は、本明細書で開示される実施形態のうちのいくつかの特徴、機能、および/または利益のうちのいくつかを実装するように動作可能な、(代替的に、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)1つまたは複数のアプリケーション1220によって実装され得る。アプリケーション1220は、処理回路1260とメモリ1290−1とを備えるハードウェア1230を提供する、仮想化環境1200において稼働される。メモリ1290−1は、処理回路1260によって実行可能な命令1295を含んでおり、それにより、アプリケーション1220は、本明細書で開示される特徴、利益、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するように動作可能である。
仮想化環境1200は、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路1260を備える、汎用または専用のネットワークハードウェアデバイス1230を備え、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路1260は、商用オフザシェルフ(COTS)プロセッサ、専用の特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいは、デジタルもしくはアナログハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路であり得る。各ハードウェアデバイスはメモリ1290−1を備え得、メモリ1290−1は、処理回路1260によって実行される命令1295またはソフトウェアを一時的に記憶するための非永続的メモリであり得る。各ハードウェアデバイスは、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)1270を備え得、ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)1270は物理ネットワークインターフェース1280を含む。各ハードウェアデバイスは、処理回路1260によって実行可能なソフトウェア1295および/または命令を記憶した、非一時的、永続的、機械可読記憶媒体1290−2をも含み得る。ソフトウェア1295は、1つまたは複数の(ハイパーバイザとも呼ばれる)仮想化レイヤ1250をインスタンス化するためのソフトウェア、仮想マシン1240を実行するためのソフトウェア、ならびに、それが、本明細書で説明されるいくつかの実施形態との関係において説明される機能、特徴および/または利益を実行することを可能にする、ソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含み得る。
仮想マシン1240は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想ストレージを備え、対応する仮想化レイヤ1250またはハイパーバイザによって稼働され得る。仮想アプライアンス1220の事例の異なる実施形態が、仮想マシン1240のうちの1つまたは複数上で実装され得、実装は異なるやり方で行われ得る。
動作中に、処理回路1260は、ソフトウェア1295を実行してハイパーバイザまたは仮想化レイヤ1250をインスタンス化し、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤ1250は、時々、仮想マシンモニタ(VMM)と呼ばれることがある。仮想化レイヤ1250は、仮想マシン1240に、ネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを提示し得る。
図12に示されているように、ハードウェア1230は、一般的なまたは特定の構成要素をもつスタンドアロンネットワークノードであり得る。ハードウェア1230は、アンテナ12225を備え得、仮想化を介していくつかの機能を実装し得る。代替的に、ハードウェア1230は、多くのハードウェアノードが協働し、特に、アプリケーション1220のライフサイクル管理を監督する、管理およびオーケストレーション(MANO)12100を介して管理される、(たとえば、データセンタまたは顧客構内機器(CPE)の場合のような)ハードウェアのより大きいクラスタの一部であり得る。
ハードウェアの仮想化は、いくつかのコンテキストにおいて、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンタおよび顧客構内機器中に位置し得る、業界標準高ボリュームサーバハードウェア、物理スイッチ、および物理ストレージ上にコンソリデートするために使用され得る。
NFVのコンテキストでは、仮想マシン1240は、プログラムを、それらのプログラムが、物理的な仮想化されていないマシン上で実行しているかのように稼働する、物理マシンのソフトウェア実装形態であり得る。仮想マシン1240の各々と、その仮想マシンに専用のハードウェアであろうと、および/またはその仮想マシンによって仮想マシン1240のうちの他の仮想マシンと共有されるハードウェアであろうと、その仮想マシンを実行するハードウェア1230のその一部とは、別個の仮想ネットワークエレメント(VNE)を形成する。
さらにNFVのコンテキストでは、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ1230の上の1つまたは複数の仮想マシン1240において稼働する固有のネットワーク機能をハンドリングすることを担当し、図12中のアプリケーション1220に対応する。
いくつかの実施形態では、各々、1つまたは複数の送信機12220と1つまたは複数の受信機12210とを含む、1つまたは複数の無線ユニット12200は、1つまたは複数のアンテナ12225に結合され得る。無線ユニット12200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード1230と直接通信し得、無線アクセスノードまたは基地局など、無線能力をもつ仮想ノードを提供するために仮想構成要素と組み合わせて使用され得る。
いくつかの実施形態では、何らかのシグナリングが、ハードウェアノード1230と無線ユニット12200との間の通信のために代替的に使用され得る制御システム12230を使用して、影響を及ぼされ得る。
図13は、いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された例示的な通信ネットワークを示す。図13を参照すると、一実施形態によれば、通信システムが、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク1311とコアネットワーク1314とを備える、3GPPタイプセルラネットワークなどの通信ネットワーク1310を含む。アクセスネットワーク1311は、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局1312a、1312b、1312cを備え、各々が、対応するカバレッジエリア1313a、1313b、1313cを規定する。各基地局1312a、1312b、1312cは、有線接続または無線接続1315上でコアネットワーク1314に接続可能である。カバレッジエリア1313c中に位置する第1のUE1391が、対応する基地局1312cに無線で接続するか、または対応する基地局1312cによってページングされるように構成される。カバレッジエリア1313a中の第2のUE1392が、対応する基地局1312aに無線で接続可能である。この例では複数のUE1391、1392が示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア中にある状況、または唯一のUEが対応する基地局1312に接続している状況に等しく適用可能である。いくつかの実施形態では、複数のUE1391、1392は、図23および図26に関して説明されるユーザ機器であり得る。
通信ネットワーク1310は、それ自体、ホストコンピュータ1330に接続され、ホストコンピュータ1330は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて、あるいはサーバファーム中の処理リソースとして具現され得る。ホストコンピュータ1330は、サービスプロバイダの所有または制御下にあり得、あるいはサービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダに代わって動作され得る。通信ネットワーク1310とホストコンピュータ1330との間の接続1321および1322は、コアネットワーク1314からホストコンピュータ1330に直接延び得るか、または随意の中間ネットワーク1320を介して進み得る。中間ネットワーク1320は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストされたネットワークのうちの1つ、またはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得、中間ネットワーク1320は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、特に、中間ネットワーク1320は、2つまたはそれ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
図13の通信システムは全体として、接続されたUE1391、1392とホストコンピュータ1330との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続1350として説明され得る。ホストコンピュータ1330および接続されたUE1391、1392は、アクセスネットワーク1311、コアネットワーク1314、任意の中間ネットワーク1320、および考えられるさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続1350を介して、データおよび/またはシグナリングを通信するように構成される。OTT接続1350は、OTT接続1350が通過する、参加する通信デバイスが、アップリンクおよびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという意味で、透過的であり得る。たとえば、基地局1312は、接続されたUE1391にフォワーディング(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ1330から発生したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、知らされないことがあるかまたは知らされる必要がない。同様に、基地局1312は、UE1391から発生してホストコンピュータ1330に向かう発信アップリンク通信の将来のルーティングに気づいている必要がない。
図14は、いくつかの実施形態による、部分的無線接続上で基地局を介してユーザ機器と通信する例示的なホストコンピュータを示す。次に、一実施形態による、前の段落において説明されたUE、基地局およびホストコンピュータの例示的な実装形態が、図14を参照しながら説明される。通信システム1400では、ホストコンピュータ1410が、通信システム1400の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように構成された通信インターフェース1416を含む、ハードウェア1415を備える。ホストコンピュータ1410は、記憶能力および/または処理能力を有し得る、処理回路1418をさらに備える。特に、処理回路1418は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、命令を実行するように適応されたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ1410は、ホストコンピュータ1410に記憶されるかまたはホストコンピュータ1410によってアクセス可能であり、処理回路1418によって実行可能である、ソフトウェア1411をさらに備える。ソフトウェア1411は、ホストアプリケーション1412を含む。ホストアプリケーション1412は、UE1430およびホストコンピュータ1410において終端するOTT接続1450を介して接続するUE1430など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション1412は、OTT接続1450を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
通信システム1400は、通信システム中に提供される基地局1420をさらに含み、基地局1420は、基地局1420がホストコンピュータ1410およびUE1430と通信することを可能にするハードウェア1425を備える。いくつかの実施形態では、UE1430は、図23および図26に関して説明されるユーザ機器であり得る。ハードウェア1425は、通信システム1400の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース1426、ならびに基地局1420によってサーブされるカバレッジエリア(図14に図示せず)中に位置するUE1430との少なくとも無線接続1470をセットアップおよび維持するための無線インターフェース1427を含み得る。通信インターフェース1426は、ホストコンピュータ1410への接続1460を容易にするように構成され得る。接続1460は直接であり得るか、あるいは、接続1460は、通信システムのコアネットワーク(図14に図示せず)を、および/または通信システムの外部の1つまたは複数の中間ネットワークを通過し得る。図示の実施形態では、基地局1420のハードウェア1425は、処理回路1428をさらに含み、処理回路1428は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、命令を実行するように適応されたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。基地局1420は、内部的に記憶されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア1421をさらに有する。
通信システム1400は、すでに言及されたUE1430をさらに含む。いくつかの実施形態では、UE1430は、図23および図26に関して説明されるユーザ機器であり得る。UE1430のハードウェア1435は、UE1430が現在位置するカバレッジエリアをサーブする基地局との無線接続1470をセットアップおよび維持するように構成された、無線インターフェース1437を含み得る。UE1430のハードウェア1435は、処理回路1438をさらに含み、処理回路1438は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、命令を実行するように適応されたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。UE1430は、UE1430に記憶されるかまたはUE1430によってアクセス可能であり、処理回路1438によって実行可能である、ソフトウェア1431をさらに備える。ソフトウェア1431はクライアントアプリケーション1432を含む。クライアントアプリケーション1432は、ホストコンピュータ1410のサポートのもとに、UE1430を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ1410では、実行しているホストアプリケーション1412は、UE1430およびホストコンピュータ1410において終端するOTT接続1450を介して、実行しているクライアントアプリケーション1432と通信し得る。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション1432は、ホストアプリケーション1412から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続1450は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション1432は、クライアントアプリケーション1432が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
図14に示されているホストコンピュータ1410、基地局1420およびUE1430は、それぞれ、図13のホストコンピュータ1330、基地局1312a、1312b、1312cのうちの1つ、およびUE1391、1392のうちの1つと同様または同等であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部の働きは、図14に示されているようなものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、図13のものであり得る。
図14では、OTT接続1450は、仲介デバイスとこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングとへの明示的言及なしに、基地局1420を介したホストコンピュータ1410とUE1430との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャが、ルーティングを決定し得、ネットワークインフラストラクチャは、UE1430からまたはホストコンピュータ1410を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方からルーティングを隠すように構成され得る。OTT接続1450がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮または再構成に基づいて)ルーティングを動的に変更する判定を行い得る。
UE1430と基地局1420との間の無線接続1470は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続1470が最後のセグメントを形成するOTT接続1450を使用して、UE1430に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、送信バッファ中の冗長データのハンドリングを改善し、それにより、無線リソース使用の効率の改善(たとえば、冗長データを送信しないこと)ならびに新しいデータを受信する際の遅延の低減(たとえば、バッファ中の冗長データを削除することによって、新しいデータがより早く送信され得る)など、利益を提供し得る。
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシおよび他のファクタを監視する目的での、測定プロシージャが提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ1410とUE1430との間のOTT接続1450を再構成するための随意のネットワーク機能がさらにあり得る。測定プロシージャおよび/またはOTT接続1450を再構成するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ1410のソフトウェア1411およびハードウェア1415でまたはUE1430のソフトウェア1431およびハードウェア1435で、またはその両方で実装され得る。実施形態では、OTT接続1450が通過する通信デバイスにおいてまたはそれに関連して、センサー(図示せず)が展開され得、センサーは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、またはソフトウェア1411、1431が監視された量を算出または推定し得る他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加し得る。OTT接続1450の再構成は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含み得、再構成は、基地局1420に影響を及ぼす必要がなく、再構成は、基地局1420に知られていないかまたは知覚不可能であり得る。そのようなプロシージャおよび機能は、当技術分野において知られ、実施され得る。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ1410の測定を容易にするプロプライエタリUEシグナリングを伴い得る。測定は、ソフトウェア1411および1431が、ソフトウェア1411および1431が伝搬時間、エラーなどを監視する間にOTT接続1450を使用して、メッセージ、特に空のまたは「ダミー」メッセージが送信されることを引き起こすことにおいて、実装され得る。
図15は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示す。より詳細には、図15は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータと、図23および図27を参照しながら説明されるネットワークノードであり得る基地局と、図23および図26を参照しながら説明されるユーザ機器であり得るUEとを含む。本開示の簡単のために、図15への図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ1510において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ1510の(随意であり得る)サブステップ1511において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1520において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。(随意であり得る)ステップ1530において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが始動した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。(また、随意であり得る)ステップ1540において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行する。
図16は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示す。より詳細には、図16は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータと、図23および図27を参照しながら説明されるネットワークノードであり得る基地局と、図23および図26を参照しながら説明されるユーザ機器であり得るUEとを含む。本開示の簡単のために、図16への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法のステップ1610において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。随意のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1620において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して進み得る。(随意であり得る)ステップ1630において、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
図17は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される別のさらなる例示的な方法を示す。より詳細には、図17は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータと、図23および図27を参照しながら説明されるネットワークノードであり得る基地局と、図23および図26を参照しながら説明されるユーザ機器であり得るUEとを含む。本開示の簡単のために、図17への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ1710において、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加または代替として、ステップ1720において、UEはユーザデータを提供する。ステップ1720の(随意であり得る)サブステップ1721において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1710の(随意であり得る)サブステップ1711において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された特定の様式にかかわらず、UEは、(随意であり得る)サブステップ1730において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を始動する。方法のステップ1740において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図18は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される別の例示的な方法を示す。より詳細には、図18は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含む。一実施形態では、基地局は、図23および図27を参照しながら説明されるネットワークノードであり得る。一実施形態では、UEは、図23および図26を参照しながら説明されるユーザ機器であり得る。本開示の簡単のために、図18への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ1810において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。(随意であり得る)ステップ1820において、基地局は、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動する。(随意であり得る)ステップ1830において、ホストコンピュータは、基地局によって始動された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
図19は、特定の実施形態による、UEにおいて実施される例示的な方法を示す。フローチャートは、UEまたは無線デバイスの観点からの方法のいくつかのステップを示す。方法は、ステップ1902において始まり、UEは、第1の無線ノードによって送信された第1のPRSを受信する。
ステップ1904において、UEは、第1の無線ノードによって送信された第1のPRSに対して1つまたは複数の測定を実施する。測定は、受信されたPRSの品質(たとえば、信号強度、雑音など)を確認し得る。いくつかの実施形態では、測定は、1つまたは複数のPRSについての1つまたは複数の到達時間の推定を含み得る。いくつかの実施形態では、第1の無線ノードは、ロケーションノードまたは基地局であり得る。
ステップ1906において、UEは、第1の無線ノードに、PRSの測定された品質に関するフィードバックを提供する。いくつかの実施形態では、UEが位置する環境についての情報が、フィードバックとともに提供され得る。
ステップ1908において、UEは、PRS構成を含むメッセージを受信する。PRS構成をもつメッセージは、専用、マルチキャスト、オンデマンドブロードキャスト、またはブロードキャストシグナリング、あるいはシステム情報を介して受信され得る。PRS構成は、第1の無線ノードによって送信されることになる1つまたは複数の追加のPRSを指定し得る。これらの追加のPRSは、ステップ1902において受信された第1のPRSとは異なる信号特性を有し得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の追加のPRSの特性は、ステップ1906においてネットワークノードに提供されたフィードバックに基づく。
ステップ1910において、UEは、ステップ1908において受信されたPRS構成に基づいて、1つまたは複数の追加のPRSを受信する。ここから、方法は、追加のPRSに関してのみステップ1904〜1908を繰り返し得る。いくつかの実施形態では、追加のPRSは、UEが、PRSを求める要求メッセージを送出したことに応答して、受信され得る。いくつかの実施形態では、要求は、複数のサブフレームまたはオケージョンのために構成されたPRSをさらに求め得る。
示されていないが、いくつの実施形態では、方法は、ユーザデータを提供することと、基地局への送信を介してホストコンピュータにユーザデータをフォワーディングすることとをも含み得る。
図20は、特定の実施形態による、ネットワークノードにおいて実施される例示的な方法を示す。フローチャートは、ネットワークノード(たとえば、eNBなどの無線ノード、またはロケーションノードなどのコアネットワークノード)の観点からの方法のいくつかのステップを示す。方法は、ステップ2002において始まり、ネットワークノードは、特定のUEにPRS構成を割り振るようにとの要求を受信する。いくつかの実施形態では、このステップは、UEがすでに第1のPRS構成を提供された後に、行われ得る。要求はUEから直接受信され得るか、または、要求は、UEから要求を受信した無線ノードから受信され得る。
ステップ2004において、ネットワークノードは、静的PRS構成を使用すべきなのか、動的PRS構成を使用すべきなのかを決定する。いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、動的PRS構成と静的PRS構成との組合せを使用することを決定し得る。実施形態に応じて、決定は、セル中のUEの総数、セルによってサーブされ、セルのPRSを使用するように構成された、UEの数、あるいは、このセルまたはネイバリングセルによってサーブされ、このセルのPRSを使用するように構成された、UEの数などのファクタに基づいて行われ得る。
ステップ2006において、ネットワークノードは、PRSのための帯域幅を割り当てる。帯域幅は、干渉するネイバリングセルからのPRS帯域幅との重複を最小限に抑えるように割り当てられ得る。いくつかの実施形態では、帯域幅は、他のPRSとの時間および周波数における重複を回避するように割り当てられ得る。
ステップ2008において、ネットワークノードは、UEのためのPRS構成を提供する。PRS構成は、無線ノードに提供されて、次いで、UEに送信され得るか、または、ネットワークノードが無線ノードである場合、PRS構成はUEに直接提供され得る。更新されたPRS構成は、第1のPRS構成とは異なり得る。
図21は、特定の実施形態による、無線ネットワークノードにおいて実施される例示的な方法を示す。フローチャートは、無線ネットワークノード(たとえば、eNB)の観点からの方法のいくつかのステップを示す。方法は、図20のステップのうちのいずれかを含み得る。方法は、ステップ2102において始まり、ネットワークノードは、1つまたは複数のPRSを送信する。
ステップ2104において、ネットワークノードは、第1のPRS構成を提供する。いくつかの実施形態では、ステップ2104とステップ2102とは逆にされ得る。PRS構成は、UEとの無線接続を介して提供され得る。PRS構成は、オンデマンドブロードキャスト、ブロードキャスト、マルチキャスト、または専用シグナリング、あるいはシステム情報のうちの1つを介して提供され得る。
ステップ2106において、ネットワークノードは、UEから、PRSの品質に関するフィードバックを受信する。フィードバックは、PRSの品質の様々な測定を含み得る。ネットワークノードは、受信された相互相関係数に基づいて、フィードバック上で測定を構成し得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、より高い相互相関係数に関係する測定が、より良好な測位正確さのために優先されると決定し得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、測定を順次降順で構成し得る。いくつかのシナリオでは、ネットワークノードは、1つまたは複数の測定を廃棄し得る。これは、しきい値よりも不良な相互相関係数を生じるセルからのPRSを使用して行われ得る。いくつかの実施形態では、フィードバックはOTDOAを含み得る。ネットワークノードは、PRS品質に関する、UEから受信されたフィードバックに基づいて、ネイバリングセルリストのOTDOAを作成または分類し得る。
ステップ2108において、ネットワークノードは、1つまたは複数のUEのためのPRS構成を更新するようにとの要求を受信する。
ステップ2110において、ネットワークノードは、動的に適応されたPRS構成を取得する。適応されたPRS構成は、ロケーションノードから取得され得る。いくつかの実施形態では、PRS構成は、ロケーションノードからのメッセージの受信を介して受信され得る。いくつかの実施形態では、PRS構成は、ネットワークノードによって行われた決定/計算を通して取得され得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、より良好な相互相関係数を有するセルを識別し、識別されたセルに、より多くのPRSリソースを割り当て得る。いくつかの実施形態では、より良好な相互相関係数を有するセルは、その相互相関係数がしきい値を上回るセルであり得るか、または、より良好な相互相関係数を有するセルは、その相互相関係数が上位「X」パーセントのセルにおけるものであるものであり得、ここで、「X」は、0%から100%の間の値である(たとえば、上位25%)。いくつかの実施形態では、ネットワークノードはまた、ステップ2006などにおいて、PRSのための帯域幅を割り当て得る。
いくつかの実施形態では、ステップ2110より前に、ネットワークノードは、最初に、静的PRS構成を使用すべきなのか、動的PRS構成を使用すべきなのか、静的部分と動的部分の両方の組合せを使用すべきなのかを決定し得る。この決定は、セル中のUEの総数、セルによってサーブされ、セルのPRSを使用するように構成された、UEの数、あるいは、このセルまたはネイバリングセルによってサーブされ、このセルのPRSを使用するように構成された、UEの数などのファクタに基づき得る。
ステップ2112において、ネットワークノードは、UEに、適応されたPRSを提供する。適応されたPRSを提供するより前に、ネットワークノードは、最初に、フィードバックに基づいて、UEに、更新されたPRS構成を提供し得る。更新されたPRS構成は、第1のPRS構成とは異なり、ステップ2112において提供された適応されたPRSについての詳細を提供する。
図22は、特定の実施形態による、ロケーションネットワークノードにおいて実施される例示的な方法を示す。フローチャートは、ロケーションネットワークノードの観点からの方法のいくつかのステップを示す。方法は、図20のステップのうちのいずれかを含み得る。方法は、ステップ2202において始まり、ネットワークノードは、第1のPRS構成を提供する。第1のPRS構成は、ロケーションネットワークノードから無線ネットワークノードに提供され、次いで、無線ネットワークノードからUEに送信され得る。
ステップ2204において、ネットワークノードは、無線ネットワークノードから、PRSに関するUEフィードバックを受信する。すなわち、無線ネットワークノードは、UEフィードバックを受信し、次いで、ロケーションネットワークノードにそのフィードバックをフォワーディングまたは送信し得る。ネットワークノードは、受信された相互相関係数に基づいて、フィードバックにおいて測定を構成し得る。より高い相互相関係数に関係する測定が、より良好な測位正確さのために優先され得る。いくつかの実施形態では、測定は、順次降順で構成され得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、しきい値よりも不良な相互相関係数を生じるセルからのPRSを使用して(に基づいて)行われる測定を廃棄し得る。
ステップ2206において、ネットワークノードは、PRS構成を更新するようにとの要求を受信する。要求は、特定のUEまたは複数のUE(たとえば、特定のセルのUEの全部または一部)についてのものであり得る。要求は、1つまたは複数のUEからまたは無線ネットワークノードから発生していることがある。
ステップ2208において、ネットワークノードはPRS構成を動的に適応させる。この適応されたまたは更新されたPRS構成は、UEからのフィードバックに基づいて決定され得る。更新されたPRS構成は、第1のPRS構成とは異なる。いくつかの実施形態では、ネットワークノードはまた、ステップ2006などにおいて、PRSのための帯域幅を割り当て得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、より良好な相互相関係数を有するセルを識別し、識別されたセルに、より多くのPRSリソースを割り当て得る。いくつかの実施形態では、より良好な相互相関係数を有するセルは、しきい値を上回るものである。いくつかの実施形態では、より良好な相互相関係数を有するセルは、上位「X」パーセントのセルであり、ここで、「X」は、0%から100%の間の値、たとえば25%である。
いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、静的PRS構成を使用すべきなのか、動的PRS構成を使用すべきなのか、静的部分と動的部分の両方の組合せを使用すべきなのかを決定し得る。決定は、セル中のUEの総数、セルによってサーブされ、セルのPRSを使用するように構成された、UEの数、あるいは、このセルまたはネイバリングセルによってサーブされ、このセルのPRSを使用するように構成された、UEの数などのファクタに基づき得る。
ステップ2210において、ネットワークノードは、無線ネットワークノードに、適応されたPRS構成を提供する。
図20〜図22には示されていないが、これらの方法のうちのいずれかは、ユーザデータを取得することと、ホストコンピュータまたはUEにユーザデータをフォワーディングすることとをさらに含み得る。
図23は、いくつかの実施形態による、ネットワーク中の例示的な仮想化装置を示す。ネットワークは、無線ネットワーク(たとえば、図10に示されている無線ネットワーク)において使用され得る、UE2300とネットワークノード2330とを備える。UE2300およびネットワークノード2330は、上記のフローチャートを参照しながら説明された例示的な方法、および、場合によっては、本明細書で開示される任意の他のプロセスまたは方法を行うように動作可能であり得る。その方法の少なくともいくつかの動作は、1つまたは複数の他のエンティティによって実施され得る。
UE2300およびネットワークノード2330は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る、それら自体の別個の処理回路、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアを備え得る。処理回路は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように構成され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、様々な示されるユニット、および他の好適なユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるために使用され得る。
図23に示されているように、UE2300は、受信機ユニット2302と、フィードバックユニット2304と、PRS構成ユニット2306と、測定ユニット2308と、送信ユニット2310と、推定ユニット2312とを含む。
受信機ユニット2302は、ネットワークノード2330など、第1の無線ノードによって送信された、第1のPRSならびに追加のPRSを受信するように構成される。受信機ユニット2302は、PRS構成を含むメッセージを受信するようにも構成される。PRS構成は、第1の無線ノードによって送信されるべき1つまたは複数の追加のPRSを指定する。受信されたPRS構成は、第1のPRSとは異なる特性を有するPRSを指定し得、1つまたは複数の追加のPRSの特性は、ネットワークノードに提供されたフィードバックに基づく。PRS構成は、専用、マルチキャスト、オンデマンドブロードキャスト、またはブロードキャストシグナリング、あるいはシステム情報を介して受信され得る。
フィードバックユニット2304は、PRSの品質に関してネットワークノードにフィードバックを提供するように構成される。フィードバックユニット2304は、UE2300が位置する環境についての情報をフィードバックに含めるようにさらに構成され得る。
PRS構成ユニット2306は、PRSを受信するようにUE2300を構成するように構成される。
測定ユニット2308は、受信されたPRSの品質を示す1つまたは複数の測定を実施するように構成される。
送信ユニット2310は、複数のサブフレームまたはオケージョンのために構成されたPRSを求める要求メッセージを送出するように構成される。送信ユニット2310は、フィードバックを送信するようにも構成される。
推定ユニット2312は、1つまたは複数のPRSについての1つまたは複数の到達時間を推定するように構成される。
図23に示されているように、ネットワークノード2330は、PRS構成ユニット2332と、受信機ユニット2334と、割り当てユニット2336と、送信機ユニット2338と、測定構成ユニット2340と、測定廃棄ユニット2342と、セル識別ユニット2344とを含む。ネットワークノード2330は、無線ネットワークノード、ロケーションネットワークノード、またはその2つの組合せであり得る。単一のボックスにおいて示されているが、これらのユニットは、複数のボックスの間で分割され得る。たとえば、ネットワークノード2330は、すべてのユニットを有する無線基地局であり得るか、または、ネットワークノード2330は、いくつかのユニットを有する無線基地局であり得、ロケーションノードは、他のユニットを有する。
PRS構成ユニット2332は、UE2300など、UEのための第1のPRS構成を提供するように構成される。PRS構成ユニット2332は、UEから受信されたフィードバックに基づいて、更新されたPRS構成を提供するようにも構成される。更新されたPRS構成は、第1のPRS構成とは異なる。いくつかの実施形態では、PRS構成ユニット2332は、静的PRS構成を使用すべきなのか、動的PRS構成を使用すべきなのか、静的部分と動的部分の両方の組合せを使用すべきなのかを決定するように構成される。これは、セル中のUEの総数、セルによってサーブされ、セルのPRSを使用するように構成された、UEの数、あるいは、このセルまたはネイバリングセルによってサーブされ、このセルのPRSを使用するように構成された、UEの数などのファクタに基づいて決定され得る。
受信機ユニット2334は、UEから、PRSに関するフィードバックを受信するように構成される。ある実施形態では、受信機ユニット2334は、特定のUEにPRS構成を割り振るようにとの要求を受信するようにも構成され得る。
割り当てユニット2336は、PRSのための帯域幅を割り当てるように構成され、帯域幅は、干渉するネイバリングセルからのPRS帯域幅との重複を最小限に抑えるように割り当てられる。いくつかの実施形態では、帯域幅を割り当てることは、他のPRSとの時間および周波数における重複を回避することを含み得る。
送信機ユニット2338は、UEにPRSを提供するように構成される。送信機ユニット2338は、PRS構成を送信するようにも構成され得る。たとえば、送信機ユニット2338は、オンデマンドブロードキャスト、ブロードキャスト、マルチキャスト、または専用シグナリング、あるいはシステム情報のうちの1つを使用して、UEにPRSを送信し得る。
測定構成ユニット2340は、受信された相互相関係数に基づいて、フィードバックにおいて測定を構成するように構成される。いくつかの実施形態では、測定構成ユニット2340は、より良好な測位正確さのために、より高い相互相関係数に関係する測定を優先し得る。いくつかの実施形態では、測定は、順次降順で構成され得る。
測定廃棄ユニット2342は、しきい値よりも不良な相互相関係数を生じるセルからの測定を廃棄するように構成される。
セル識別ユニット2344は、より良好な相互相関係数を有するセルを識別し、識別されたセルに、より多くのPRSリソースを割り当てるように構成される。いくつかの実施形態では、より良好な相互相関係数を有するセルは、しきい値を上回るものである。いくつかの実施形態では、より良好な相互相関係数を有するセルは、上位「X」パーセントのセルであり、ここで、「X」は、0%から100%の間の値である。いくつかの実施形態では、セル識別ユニット2344は、PRS品質に関する、UEから受信されたフィードバックに基づいて、OTDOAのネイバリングセルリストを作成または分類し得る。
ユニットという用語は、エレクトロニクス、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野での通常の意味を有し得、たとえば、本明細書で説明されるものなど、それぞれのタスク、プロシージャ、算出、出力、および/または表示機能を行うための、電気および/または電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、論理固体および/または個別デバイス、コンピュータプログラムまたは命令などを含み得る。
図24は、いくつかの実施形態による、例示的な方法の流れ図を示す。方法2400は、UEまたは無線デバイスによって実施され得る。UEは、図10に図示されている無線デバイスまたは図11に示されているユーザ機器であり得る。方法2400は、ステップ2410において始まり、第1のネットワークノードから、第1のPRS構成における第1のPRSを受信する。いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードは、図10に示されているネットワークノードであり得る。いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードは、基地局またはロケーションノードであり得る。
ステップ2420において、方法2400は、第1のPRSの1つまたは複数の第1の特性を決定するために、1つまたは複数の第1のPRSに対して1つまたは複数の第1の測定を実施する。いくつかの実施形態では、第1の測定は、第1のPRSについての到達時間の推定を含み得る。
ステップ2430において、方法2400は、第2のネットワークノードに、第1のPRSの1つまたは複数の第1の特性に基づいて決定された第2のPRS構成を送出する。いくつかの実施形態では、第2のPRS構成は、第1のPRSの第1の特性に基づいて決定された1つまたは複数の第2のPRSを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のネットワークノードは、基地局またはロケーションノードであり得る。いくつかの実施形態では、第2のネットワークノードは基地局であり、第1のネットワークノードはロケーションノードである。
ステップ2440において、方法2400は、さらに、第2のネットワークノードから、第1のPRSの1つまたは複数の第1の特性と比べて、少なくとも1つの異なる信号特性を有する1つまたは複数の第3のPRSを含む、第3のPRS構成を受信する。いくつかの実施形態では、第3のPRS構成は、ブロードキャスト、マルチキャスト、または専用シグナリングを介して、あるいはオンデマンドシステム情報ブロードキャストを介して受信され得る。
ステップ2450において、方法2400は、さらに、1つまたは複数の第3のPRSに対して1つまたは複数の第2の測定を実施する。いくつかの実施形態では、第2の測定は、第3のPRSについての到達時間の推定を含み得る。いくつかの実施形態では、方法2400は、第2のPRS構成に基づいて1つまたは複数の第3のPRSの1つまたは複数の第3の特性を決定し得る。
いくつかの実施形態では、方法2400は、さらに、第1のネットワークノードまたは第2のネットワークノードに、要求メッセージを送出する。要求メッセージは、送信における1つまたは複数のサブフレームのために構成される追加のPRSについての要求を含み得る。方法2400は、さらに、第1のネットワークノードまたは第2のネットワークノードから、第3のPRS構成に基づいて決定された追加のPRSを受信する。いくつかの実施形態では、追加のPRSは、他のPRSとの重複を回避するように帯域幅を割り当てられ得る。
図25は、いくつかの実施形態による、別の例示的な方法の流れ図を示す。方法は、ネットワークノードによって実施され得る。ネットワークノードは、図10に図示されているネットワークノード1060であり得る。方法2500は、ステップ2510において始まり、UEに、1つまたは複数の第1のPRSを含む第1のPRS構成を送出する。いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、基地局またはロケーションノードであり得る。
ステップ2520において、方法2500は、UEから、1つまたは複数の第1のPRSに基づいて決定された1つまたは複数の第2のPRSを含む第2のPRS構成を受信する。いくつかの実施形態では、方法2500は、ブロードキャスト、マルチキャスト、または専用シグナリングを介して、あるいはオンデマンドシステム情報ブロードキャストを介して第2のPRS構成を受信する。
ステップ2530において、方法2500は、第2のPRS構成における1つまたは複数の第2のPRSに対して測定のセットを実施する。いくつかの実施形態では、方法2500は、さらに、1つまたは複数の第2のPRS中の1つまたは複数の相互相関係数を受信し、測定のセットからのしきい値よりも高い1つまたは複数の相互相関係数に関係する1つまたは複数の測定を優先し得る。いくつかの実施形態では、方法2500は、測定のセットからのしきい値よりも低い1つまたは複数の相互相関係数に関係する1つまたは複数の測定を廃棄し得る。
いくつかの実施形態では、方法2500は、第3のPRS構成のための帯域幅を割り当て得る。帯域幅は、干渉するネイバリングセルからの重複を最小限に抑えるように割り当てられ得る。別の実施形態では、帯域幅は、他のPRSとの時間および周波数における重複を回避するように割り当てられ得る。
いくつかの実施形態では、方法2500は、しきい値よりも高い1つまたは複数の相互相関係数を有するセルを識別し、識別されたセルに帯域幅を割り当て得る。
図26は、いくつかの実施形態による、例示的なユーザ機器2600の概略ブロック図である。ユーザ機器2600は、無線ネットワーク、たとえば、図10に示されている無線ネットワーク1006において使用され得る。いくつかの実施形態では、ユーザ機器2600は、図10に示されている無線デバイス1010において実装され得る。いくつかの実施形態では、ユーザ機器2600は、図11に示されているUE1100であり得る。ユーザ機器2600は、図24および図25を参照しながら説明された例示的な方法、ならびに、場合によっては、本明細書で開示される任意の他のプロセスまたは方法を行うように動作可能である。また、図24および図25における方法は、必ずしもユーザ機器2600のみによって行われるとは限らないことを理解されたい。その方法の少なくともいくつかの動作は、1つまたは複数の他のエンティティによって実施され得る。
ユーザ機器2600は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る、処理回路、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアを備え得る。いくつかの実施形態では、ユーザ機器2600の処理回路は、図10に示されている処理回路1020であり得る。いくつかの実施形態では、ユーザ機器2600の処理回路は、図11に示されているプロセッサ1101であり得る。処理回路は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、図11に示されているメモリ1115に記憶されたプログラムコードを実行するように構成され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、受信ユニット2610、実施ユニット2620、および送出ユニット2630、ならびにユーザ機器2600の任意の他の好適なユニットに、送信機、プロセッサ、および受信機など、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるために使用され得る。
図26に示されているように、ユーザ機器2600は、受信ユニット2610と、実施ユニット2620と、送出ユニット2630とを含む。受信ユニット2610は、第1のネットワークノードから、第1のPRS構成における第1のPRSを受信するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードは、図10に示されているネットワークノードであり得る。いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードは、基地局またはロケーションノードであり得る。
実施ユニット2620は、第1のPRSの1つまたは複数の第1の特性を決定するために、1つまたは複数の第1のPRSに対して1つまたは複数の第1の測定を実施するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第1の測定は、第1のPRSについての到達時間の推定を含み得る。
送出ユニット2630は、第2のネットワークノードに、第1のPRSの1つまたは複数の第1の特性に基づいて決定された第2のPRS構成を送出するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第2のPRS構成は、第1のPRSの第1の特性に基づいて決定された1つまたは複数の第2のPRSを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のネットワークノードは、基地局またはロケーションノードであり得る。いくつかの実施形態では、第2のネットワークノードは基地局であり、第1のネットワークノードはロケーションノードである。
受信ユニット2610は、第2のネットワークノードから、第1のPRSの1つまたは複数の第1の特性と比べて、少なくとも1つの異なる信号特性を有する1つまたは複数の第3のPRSを含む、第3のPRS構成を受信するようにさらに構成され得る。いくつかの実施形態では、受信ユニット2610は、ブロードキャスト、マルチキャスト、または専用シグナリングを介して、あるいはオンデマンドシステム情報ブロードキャストを介して第3のPRS構成を受信し得る。
実施ユニット2620は、1つまたは複数の第3のPRSに対して1つまたは複数の第2の測定を実施するようにさらに構成され得る。いくつかの実施形態では、第2の測定は、第3のPRSについての到達時間の推定を含み得る。いくつかの実施形態では、実施ユニット2620は、第2のPRS構成に基づいて1つまたは複数の第3のPRSの1つまたは複数の第3の特性を決定し得る。
いくつかの実施形態では、送出ユニット2630は、第1のネットワークノードまたは第2のネットワークノードに、要求メッセージを送出するようにさらに構成され得る。要求メッセージは、送信における1つまたは複数のサブフレームのために構成される追加のPRSについての要求を含み得る。受信ユニット2610は、第1のネットワークノードまたは第2のネットワークノードから、第3のPRS構成に基づいて決定された追加のPRSを受信するようにさらに構成され得る。いくつかの実施形態では、追加のPRSは、他のPRSとの重複を回避するように帯域幅を割り当てられ得る。
図27は、いくつかの実施形態による、無線ネットワークにおける例示的なネットワークノード2700の概略ブロック図である。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、図10に示されている無線ネットワーク1006であり得る。ネットワークノードは、図10に示されているネットワークノード1060であり得る。ネットワークノード2700は、図24および図25を参照しながら説明された例示的な方法、ならびに、場合によっては、本明細書で開示される任意の他のプロセスまたは方法を行うように動作可能である。また、図24および図25における方法は、必ずしもネットワークノード2700のみによって行われるとは限らないことを理解されたい。その方法の少なくともいくつかの動作は、1つまたは複数の他のエンティティによって実施され得る。
ネットワークノード2700は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る、処理回路、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアを備え得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード2700の処理回路は、図10に示されている処理回路1070であり得る。処理回路は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように構成され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、送出ユニット2710、受信ユニット2720、実施ユニット2730、およびネットワークノード2700の任意の他の好適なユニットに、プロセッサ、受信機、および送信機など、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるために使用され得る。
図27に示されているように、ネットワークノード2700は、送出ユニット2710と、受信ユニット2720と、実施ユニット2730とを含む。送出ユニット2710は、UEに、1つまたは複数の第1のPRSを含む第1のPRS構成を送出するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード2700は、基地局またはロケーションノードであり得る。
受信ユニット2720は、UEから、1つまたは複数の第1のPRSに基づいて決定された1つまたは複数の第2のPRSを含む第2のPRS構成を受信するように構成され得る。いくつかの実施形態では、受信ユニット2720は、ブロードキャスト、マルチキャスト、または専用シグナリングを介して、あるいはオンデマンドシステム情報ブロードキャストを介して第2のPRS構成を受信し得る。
実施ユニット2730は、第2のPRS構成における1つまたは複数の第2のPRSに対して測定のセットを実施するように構成され得る。いくつかの実施形態では、受信ユニット2720は、1つまたは複数の第2のPRS中の1つまたは複数の相互相関係数を受信し得、実施ユニット2730は、測定のセットからのしきい値よりも高い1つまたは複数の相互相関係数に関係する1つまたは複数の測定を優先し、測定のセットからのしきい値よりも低い1つまたは複数の相互相関係数に関係する1つまたは複数の測定を廃棄し得る。
いくつかの実施形態では、実施ユニット2730は、第3のPRS構成のための帯域幅を割り当てるようにさらに構成され得る。帯域幅は、干渉するネイバリングセルからの重複を最小限に抑えるように割り当てられ得る。別の実施形態では、帯域幅は、他のPRSとの時間および周波数における重複を回避するように割り当てられ得る。
いくつかの実施形態では、実施ユニット2730は、しきい値よりも高い1つまたは複数の相互相関係数を有するセルを識別し、識別されたセルに帯域幅を割り当てるようにさらに構成され得る。
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュールを通して実施され得る。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備え得る。これらの機能ユニットは、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る、処理回路、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアを介して実装され得る。処理回路は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように構成され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、それぞれの機能ユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるために使用され得る。
ユニットという用語は、エレクトロニクス、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野での通常の意味を有し得、たとえば、本明細書で説明されるものなど、それぞれのタスク、プロシージャ、算出、出力、および/または表示機能を行うための、電気および/または電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、受信機、送信機、メモリ、論理固体および/または個別デバイス、コンピュータプログラムまたは命令などを含み得る。
様々な実施形態によれば、本明細書の特徴の利点は、ネットワークノードが、干渉を回避するために、ネイバリングセル中の各UEのための動的構成を提供し得るように、ネットワークノードが、常に、UEから受信された最新のPRSに対して測定を実施し得ることである。本開示の特定の実施形態は、各UEのためのユーザ固有、ビーム固有PRS構成を効率的に提供するために、ロケーションノードが基地局と協調することを可能にする。本出願の特定の実施形態は、ネットワーク性能を改善し、ネットワーク中のデバイスのためのエネルギーを節約するために、信号特性およびUE移動に基づいてUEのためのPRS構成を提供する。
図におけるプロセスが本発明のいくつかの実施形態によって実施される動作の特定の順序を示し得るが、そのような順序は例示的である(たとえば、代替実施形態が、異なる順序で動作を実施する、いくつかの動作を組み合わせる、いくつかの動作を重ね合わせる、などを行い得る)ことを理解されたい。
本発明はいくつかの実施形態に関して説明されたが、当業者は、本発明が、説明された実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲内で修正および改変を加えて実施され得ることを認識されよう。したがって、説明は、限定ではなく、例示的と考えられるべきである。