JP2021529436A - 発光デバイス、関連する表示画面、および発光デバイスを製造するための方法 - Google Patents

発光デバイス、関連する表示画面、および発光デバイスを製造するための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、第1の放射を放出するように適合された第1の発光体(40A)と、第1の放射とは異なる第2の放射を放出するように適合された第2の発光体(40B)とを備える発光デバイス(15)に関し、第1の発光体(40A)が第1の半導体構造と第1の放射変換器(80)とを備え、第2の発光体(40B)が第2の半導体構造と第2の放射変換器(80)とを備え、各半導体構造が第3の放射を放出するように適合された半導体層を備え、各放射変換器(80)が第3の放射を第1および第2の放射に変換することができる粒子のセットを備え、第1の放射変換器(80)の粒子が感光性樹脂のバルクによって表面に付着されており、第2の放射変換器(80)の粒子がグラフティングによって表面に付着されている。

Description

本発明は、発光デバイスに関する。本発明は、そのような発光デバイスのセットを備える表示画面と、そのような発光デバイスを製造するための方法にも関する。
表示画面は、画面上の画像が個々のピクセルをオンまたはオフにすることによって制御され得るように、各々が発光することができる「ピクセル」とも呼ばれる「画素」のセットをしばしば備える。カラー画面において、ピクセルによって放出される色が、どのサブピクセルがオンにされるかを制御することによって、または各サブピクセルの相対的発光強度を変更するために各サブピクセルに印加される電流を調整することによって調整され得るように、各ピクセルは、いくつかのサブピクセルを備え、各サブピクセルは、特定の色を放出するように構成される。
発光ダイオード(LED)などの半導体構造は、その潜在的な優れた発光効率のために、照明などの様々な目的のために一般的に使用される。この潜在的な高効率のために、LEDは、高効率表示画面を作成するために提案されてきた。
LED構造は、通常、平面半導体層のスタックの形態をとる。電流がスタックを通って流れると、光が放出される。しかしながら、LED構造を作製するためのいくつかの技術および材料は、例えば、青色範囲における、一部分の特定の可視スペクトルにわたる優れた発光効率を可能にするが、同じ技術は、通常、異なる部分のスペクトルにわたって発光するLED構造を作製するために使用される場合、はるかにより低い効率をもたらす。したがって、各サブピクセルが他のサブピクセルとは異なる可視スペクトルの部分において発光するLED構造を有するピクセルを製造することは、困難であり、特に、サブピクセルごとに異なるタイプの材料を使用することを必要とする場合がある。
サブピクセルを取得する1つの方法によれば、放射変換器が、変換器の下にある構造の部分によって放出された光を層によって最初に放出された光とは異なる波長を有する光に変換するために、LED構造の表面上に配置される。したがって、各々の異なる変換器の下の領域に電流を選択的に供給することによって、半導体層によって放出された光が特定の色を有する光に変換されるように、動作するサブピクセルが、LED構造の特定の領域の上に異なる放射変換器を配置することによって取得され得る。
しかしながら、配置ステップ中、放射変換器の位置は、制御することが困難である。例えば、放射変換器が、感光性樹脂内に含まれ、フォトリソグラフィを使用して堆積された粒子である場合、インソレーション(insolation)光の一部は、粒子によって散乱され、樹脂の望ましくない部分をインソレート(insolating)してしまう可能性がある。他の技法を使用しても、2つの放射変換器が隣り合わせに配置される場合、いくらかの混合が発生し、サブピクセルの色が予想される色と異なる場合がある。そのような効果は、ピクセル間の空間的なピッチが減少するにつれて、すべてより強くなる。
その結果、各サブピクセルによって放出される光の波長の良好な制御を可能にしながら、小さい寸法のサブピクセルを有する発光デバイス、特にピクセルに対する必要性が存在する。
このため、本明細書は、
第1の発光体であって、第1の発光体が第1の放射を放出するように適合された、第1の発光体と、
第2の発光体であって、第2の発光体が第2の放射を放出するように適合され、第2の放射が第1の放射とは異なる、第2の発光体と
を備える発光デバイスに関し、
第1の発光体が第1の半導体構造と第1の放射変換器とを備え、第2の発光体が第2の半導体構造と第2の放射変換器とを備え、各半導体構造が第1の放射および第2の放射とは異なる第3の放射を放出するように適合された半導体層を備え、各放射変換器が粒子のセットを備え、各粒子が第3の放射を対応する発光体によって放出される第1または第2の放射に変換することができ、第1の放射変換器の粒子が第1の半導体構造の表面などの第1の発光体の表面に感光性樹脂のバルクによって付着されており、第2の放射変換器の粒子が第2の半導体構造の表面などの第2の発光体の表面にグラフティングによって付着されている。
特定の実施形態によれば、発光デバイスは、別々に、または任意の可能な組合せに従って、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含む。
第2の放射変換器は、粒子の少なくとも1つの層および有機分子の少なくとも1つのグラフティング層のスタックを備え、粒子の層は、グラフティング層によって第2の発光体の表面に付着されている。
第2の放射の平均波長が、第1の放射の平均波長よりも厳密に小さい。
発光デバイスは、少なくとも1つの第3の発光体を備え、第3の発光体は、第4の放射を放出するように適合されており、第4の放射は、第1の放射および第2の放射とは異なり、第3の発光体は、少なくとも1つの第3の半導体構造を備え、第3の半導体構造は、第3の半導体層を備え、第3の半導体層は、第4の放射を放出するように適合されている。
発光デバイスは、少なくとも1つの第4の発光体を備え、第4の発光体は、第5の放射を放出するように適合され、第5の放射は、第1の放射および第2の放射とは異なり、第4の発光体は、第4の半導体構造と第4の放射変換器とを備え、第4の半導体構造は、第5の放射とは異なる第3の放射を放出するように適合された半導体層を備え、第4の発光体の放射変換器は、粒子のセットを備え、各粒子は、第3の放射を第5の放射に変換することができる。
発光デバイスは、1つの発光体から放出された放射が別の発光体に到達するのを防ぐことができる少なくとも1つの壁を備える。
本明細書は、
第1の発光体であって、第1の発光体が第1の放射を放出するように適合された、第1の発光体と、
第2の発光体であって、第2の発光体が第2の放射を放出するように適合され、第2の放射が第1の放射とは異なる、第2の発光体と
を備える発光デバイスを製造するための方法にも関し、
方法は、
少なくとも1つの第1の半導体構造と少なくとも1つの第2の半導体構造とを製造するためのステップであって、第1の半導体構造が第1の半導体層を備え、第2の半導体構造が第2の半導体層を備え、各第1および第2の半導体層が第1の放射および第2の放射とは異なる第3の放射を放出するように適合される、ステップと、
第1の発光体の表面上に、第1の半導体層の第3の放射を第1の放射に変換することができる粒子を備える感光性樹脂のバルクを配置するためのステップと、
第2の発光体の表面上に、グラフティング層を堆積するためのステップと、
グラフティング層上に、第2の半導体層の第3の放射を第2の放射に変換することができる粒子の層を堆積するためのステップであって、各粒子がグラフティング層によって第2の発光体の表面に付着される、ステップと
を含む。
本明細書は、
第1の発光体であって、第1の発光体が第1の放射を放出するように適合され、第1の発光体が少なくとも1つの半導体構造を備え、第1の半導体構造が第1の半導体層を備え、第1の半導体層が第2の放射を放出するように適合された、第1の発光体と、
少なくとも1つの第2の発光体であって、各第2の発光体が第3の放射を放出するように適合され、第3放射が第1の放射とは異なり、第2の発光体が少なくとも1つの第2の半導体構造を備え、第2の半導体構造が第4の放射を放出するように適合された第2の半導体層を備える、少なくとも1つの第2の発光体と
を備える発光デバイスにも関し、
各発光体が放射変換器をさらに備え、各放射変換器が第1の粒子および第2の粒子の混合物を備え、各第1の粒子が第2の放射を第1の放射に変換することができ、各第2の粒子が第4の放射を第3の放射に変換することができる。
特定の実施形態によれば、発光デバイスは、別々に、または任意の可能な組合せに従って、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含む。
各第1の粒子は、第2の放射に対して透明であり、各第2の粒子は、第4の放射に対して透明である。
以下の特性、
第1の粒子および第2の粒子の混合物は、感光性樹脂内に埋め込まれる、
第1の粒子および第2の粒子の混合物は、グラフティングによって第1および第2の発光体の表面に付着される、ならびに
第2の放射および第4の放射のうちの一方の放射は、紫外線であり、第2の放射および第4の放射のうちの他方の放射は、青色放射である、
のうちの少なくとも1つが検証される。
本明細書は、第1の発光体と少なくとも1つの第2の発光体とを備える発光デバイスを製造するための方法にも関し、第1の発光体は、第1の放射を放出するように適合され、各第2の発光体は、第3の放射を放出するように適合され、第3の放射は、第1の放射とは異なり、方法は、
少なくとも1つの第1の半導体構造と少なくとも1つの第2の半導体構造とを設けるためのステップであって、第1の半導体構造が第1の半導体層を備え、第1の半導体層が第2の放射を放出するように適合され、第2の半導体構造が第4の放射を放出するように適合された第2の半導体層を備える、ステップと、
第1の粒子および第2の粒子の混合物を堆積するためのステップであって、各第1の粒子が第2の放射を第1の放射に変換することができ、各第2の粒子が第4の放射を第3の放射に変換することができる、ステップと
を含む。
特定の実施形態によれば、以下の特性、
堆積するためのステップは、第1および第2の半導体構造の各々に混合物を備える樹脂のバルクを堆積するステップを含む、
堆積するためのステップは、第1および第2の発光体の表面にグラフティング層を堆積するステップと、グラフティング層に混合物を堆積するステップとを含み、混合物の各粒子は、グラフティング層によって第1および第2の発光体の各々のそれぞれの表面に付着される、
のうちの少なくとも1つが検証される。
また、先に定義した発光デバイスのセットを備える表示画面も提案されている。
本発明の特徴および利点は、非限定的な例としてのみ与えられ、添付図面を参照する以下の明細書によって明らかになるであろう。
3次元構造を備える発光デバイスのセットを備える表示画面の第1の例の部分側面図である。 図1の3次元構造の2つの例の側面断面図である。 図1の発光デバイスを製造するための方法の例の異なるステップを示すフローチャートである。 図1の発光デバイスを製造するための方法の特定のステップの終わりにおける図1の表示画面の部分側面図である。 3次元構造を備える発光デバイスのセットを備える表示画面の第2の例の部分側面図である。 3次元構造を備える発光デバイスのセットを備える表示画面の第3の例の部分側面図である。 3次元構造を備える発光デバイスのセットを備える表示画面の第4の例の部分側面図である。
表示画面10のいくつかの例について以下に説明する。
各表示画面10は、例えば、携帯電話、タブレット、またはラップトップコンピュータなどの電子デバイスに組み込まれる。別の実施形態では、表示画面10は、テレビセットまたはデスクトップコンピュータ画面などの専用ディスプレイデバイスに組み込まれる。
各表示画面10は、画像のセットを表示するように構成される。
各表示画面10は、発光デバイス15のセットと、制御回路とを備える。
「画素」または略して「ピクセル」とも呼ばれる各発光デバイス15は、少なくとも1つの放射を放出するように構成される。
例えば、各ピクセル15は、第1の放射と、第2の放射と、少なくとも1つの第3の放射とを含む放射のセットのうちの1つを放出するように構成される。一実施形態では、各ピクセル15は、第1の放射と、第2の放射と、2つの第3の放射とを含む放射のセットのうちの1つを放出するように構成される。特に、各ピクセル15は、第1の放射と、第2の放射と、2つの第3の放射とを含む放射のセットの各放射を放出するように構成される。
各発光デバイス15は、表示画面の外で単一の光源として使用され得ることに留意すべきである。
図1に示すように、各発光デバイス15は、基板25と、発光体30、35、40A、40Bのセットとを備える。
特に、以下に説明するすべての実施形態において、発光デバイス15は、少なくとも1つの第1の発光体30および/または少なくとも1つの第2の発光体35および/または少なくとも1つの第3の発光体40A、40Bを備え得る。
以下に示すように、「第1の発光体」30、「第2の発光体」35、および「第3の発光体」40A、40Bという表現は、各々、異なるタイプの発光体30、35、40A、40Bに関連する。
各タイプの発光体30、35、40A、40Bは、関連する放射の波長によって、またはその構造によって他のタイプの発光体30、35、40A、40Bとは異なり得る、特に、「第1の発光体」30および「第2の発光体」35は、各々、放射変換器を取り除かれており、一方、各「第3の発光体」40A、40Bは、放射変換器80を備える。放射変換器80を取り除かれた発光体30、35は、ときには「ネイティブカラー」発光体または「ネイティブカラー」サブピクセルと呼ばれ、一方、放射変換器80を備える発光体40A、40Bは、「変換発光体(converted emitter)」と呼ばれる。
各放射は、電磁波のセットを含む。
各セットは、波長の範囲に対応する。波長の範囲は、電磁波のセットのすべての波長によって形成されるグループである。
第1の放射は、電磁波の第1のセットを含む。
電磁波の第1のセットは、波長の第1の範囲に対応する。
第1の平均波長が、波長の第1の範囲に対して定義される。
波長の第1の範囲の最大波長と最小波長との合計の半分に等しい平均波長が、第1の平均波長の例である。
第1の放射は、例えば、青色放射である。第1の平均波長が430ナノメートル(nm)と490nmとの間に含まれる第1の放射が、青色放射の例である。
第2の放射は、第1の放射とは異なる。
第2の放射は、電磁波の第2のセットを含む。
電磁波の第2のセットは、波長の第2の範囲に対応する。
第2の平均波長が、波長の第2の範囲に対して定義される。波長の第2の範囲の最大波長と最小波長との合計の半分に等しい平均波長が、第2の平均波長の例である。
第2の平均波長は、一実施形態では、第1の平均波長とは異なる。
第2の放射は、例えば、緑色放射である。第2の平均波長が500nmと560nmとの間に含まれる第2の放射が、緑色放射の例である。
第3の放射は、例えば、第1の放射および第2の放射とは異なる。
各第3の放射は、電磁波の第3のセットを含む。
電磁波の第3のセットは、波長の第3の範囲に対応する。
第3の平均波長が、波長の第3の範囲ごとに定義される。波長の第3の範囲の最大波長と最小波長との合計の半分に等しい平均波長が、第3の平均波長の例である。
第3の平均波長は、例えば、第1の平均波長および第2の平均波長のうちの少なくとも1つよりも厳密に大きい。
一実施形態では、第3の平均波長は、第1の平均波長と第2の平均波長の両方よりも厳密に大きい。
第3の放射のうちの1つは、例えば、赤色放射である。例えば、対応する第3の平均波長は、例えば、580nmと700nmとの間に含まれる。
発光デバイス15が2つの第3の放射を放出することができる場合、他方の第3の放射は、例えば、白色放射または黄色放射である。
白色の第3の放射の例は、
少なくとも1つの青色放射、少なくとも1つの緑色放射、および少なくとも1つの赤色放射、または
少なくとも1つの青色放射、および少なくとも1つの黄色放射
のいずれかを含む第3の放射である。
平均波長が560nmと580nmとの間に含まれる放射が、黄色放射の例である。
基板25は、各発光体30、35、40A、および40Bを支持するように構成される。
基板25は、例えば、すべての発光体30、35、40A、および40Bに共通である。
基板25は、例えば、平面である。平面基板は、平面支持面50を有する基板25である。
法線方向Dが、基板25に対して定義される。基板25の支持面50は、法線方向Dに対して垂直である。
基板25は、基板半導体材料で作製されている。基板バンドギャップ値が、基板半導体材料に対して定義される。
一実施形態によれば、基板材料は、ケイ素である。他の可能な実施形態では、基板半導体材料は、炭化ケイ素などの別の半導体材料である。
一実施形態では、基板半導体材料は、例えば、III属窒化物材料である。III属窒化物材料は、GaN、AlN、およびInN、ならびにGaN、AlN、およびInNの合金を含む材料のグループである。例えば、基板半導体材料は、GaNである。
基板材料は、例えば、nドープされる。しかしながら、ドーピングのタイプは、いくつかの実施形態では変化し得る。
一実施形態では、支持面50の少なくとも一部は、SiOまたはSiNなどの電気絶縁材料で覆われる。電気絶縁材料は、例えば、電気絶縁材料を通って延在する孔を画定し、孔内の材料の選択的堆積を可能にするようにパターン化される。
各発光体30、35、40A、および40Bは、少なくとも1つの半導体構造を備える。「半導体構造」という表現は、少なくとも部分的に半導体材料で作製された任意の構造を包含すると理解されるべきである。
法線方向Dに沿って積層された半導体層のスタックが、半導体構造の例である。そのような構造は、しばしば「2次元構造」と呼ばれる。
3次元半導体構造または3次元半導体構造のセットが、半導体構造の他の例である。
横方向の寸法が、各発光体30、35、40A、および40Bについて定義される。横方向の寸法は、法線方向Dに対して垂直な平面内の発光体30、35、40A、および40Bを取り囲むが、いかなる他の発光体30、35、40A、40Bのいかなる部分も取り囲まない輪郭の最大寸法である。
横方向の寸法は、20μm以下である。例えば、横方向の寸法は、10μm以下である。一実施形態では、横方向の寸法は、5μm以下である。
各発光体30、35、40A、および40Bは、放射を放出するように構成される。例えば、各発光体30、35、40A、および40Bの各半導体構造は、LED構造である。
図2は、第1、第2、または第3の発光体30、35、40A、および40Bのうちのいずれか1つにおいて使用され得るLED構造を各々形成する、3次元半導体構造の2つの例を示す。
各3次元半導体構造57は、基板25から法線方向Dに沿って延在する。
3次元構造57は、例えば、マイクロワイヤである。
各3次元半導体構造57は、コア60と被覆層65とを備える。
コア60は、nドープ層またはpドープ層のいずれかの役割を果たす。コア60は、以下では「コア半導体材料」と名付けられた半導体材料で作製されている。
例えば、コア半導体材料は、nドープされている。
コア半導体材料は、例えば、GaNである。
コア60は、被覆層65を支持するように構成される。
コア60は、基板25から法線方向Dに沿って延在する。特に、コア60は、基板25に電気的に接続される。
コア60は、例えば、電気絶縁層が存在する場合、支持面50の一部を覆うそのような層を通って延在する。
コア60は、例えば、円柱である。
円柱面は、線に平行で、線に平行ではない平面内の固定平面曲線を通過するすべての線上のすべての点から構成される面である。円柱面と2つの平行な平面とによって囲まれた固体は、円柱と呼ばれる。円柱が所与の方向に沿って延在すると呼ばれる場合、この方向は、線に平行である。
円柱は、円柱が延在する方向に沿って均一な断面を有する。
コア60の断面は、多角形である。例えば、断面は、六角形である。
しかしながら、断面について他の形状が考慮され得る。
例えば、3次元構造57がマイクロワイヤではない場合、コア60の形状は、変化し得ることに留意すべきである。
直径が、コア60に対して定義される。直径は、円柱コア60の場合、法線方向Dに対して垂直な平面内で直径方向に対向するコア60の2つの点間の最大距離である。
コア60が六角形断面を有する場合、コアの直径は、六角形の2つの対角の間で測定される。
コア60の直径は、10nmと5μmとの間に含まれる。
法線方向Dに沿って測定された長さが、コア60に対して定義される。長さは、10nmと100μmとの間に含まれる。
コア60は、上面と側面とを有する。
上面は、法線方向Dに沿ってコア60の範囲を定める。例えば、上面は、法線方向Dに対して垂直である。
側面は、法線方向Dに対して垂直な平面内でコア60を取り囲む。
側面は、上面と基板25との間に延在する。コア60が多角形断面を有する場合、側面は、平面ファセットのセットを有する。
被覆層65は、コア60を少なくとも部分的に覆う。例えば、被覆層65は、コアの上面を少なくとも部分的に覆う。特に、被覆層65は、上面を完全に覆う。
図2に示す例では、被覆層65は、上面を少なくとも部分的に覆い、かつ側面を少なくとも部分的に覆う。
図2に見られるように、被覆層65は、法線方向Dに対して垂直な平面内でコア60を完全に取り囲む。言い換えれば、被覆層65は、コア60の周りにシェルを形成する。
被覆層65は、少なくとも1つの発光層70と、ドープ層75とを備える。
各発光層70は、コア60とドープ層75との間に介在する。
例えば、被覆層65は、コア60とドープ層75との間に介在する発光層70のスタックを備える。
各発光層70は、例えば、量子井戸である。特に、各発光層70の厚さは、発光層70の任意の点において、1nmと200nmとの間に含まれる。
各発光層70の厚さは、発光層70の任意の点において、考慮される発光層70の点に最も近いコア60の表面の点におけるコア60の表面に対して垂直な方向に沿って測定される。
例えば、法線方向Dに沿ったコア60の点と整列された発光層70の点における各発光層70の厚さは、法線方向Dに沿って測定される。法線方向に対して垂直の平面内でコア60の点と整列された発光層70の点における各発光層70の厚さは、コア60の最も近いファセットに対して垂直の方向に沿って測定される。
各発光層70は、例えば、InGaNで作製されている。
ドープ層75は、発光層70を少なくとも部分的に覆う。
ドープ層75は、LED構造のnドープ層またはpドープ層の役割を果たす。
ドープ層75のドーピングのタイプ(nまたはp)は、コア60におけるドーピングのタイプ(pまたはn)とは反対である。例えば、ドープ層75は、pドープされている。
ドープ層75は、例えば、GaNで作製されている。
第1、第2、または第3の発光体30、35、40A、および40Bが少なくとも1つの3次元半導体構造57を備える場合、3次元半導体構造の充填率が、考慮されている発光体30、35、40A、および40Bに対して定義される。
充填率は、基板25の特定の領域に付着されたすべての3次元半導体構造57の断面の表面の合計と、この領域の表面との間の比である。
例えば、1つの発光体30、35、40A、および40Bの基板25が400平方マイクロメートル(μm)であり、この発光体30、35、40A、および40Bが、各々が5μmの断面を有する4つの3次元半導体構造57を備える場合、充填率は、4×5/400=1/20に等しくなる。
発光体30、35、40A、および40Bが3次元半導体構造57のセットを備える場合、3次元半導体構造57のセットに関する平均直径が、発光体30、35、40A、および40Bに対して定義される。
平均直径は、例えば、3次元半導体構造57のコア60の平均直径である。平均は、例えば、算術平均である。
一実施形態では、同じ発光体30、35、40A、および40Bのすべてのコア60の直径は、同一である。他の実施形態では、同じ発光体30、35、40A、および40Bのコア60の直径は、例えば、最大10%異なり得る。
発光体30、35、40A、および40Bが1つの3次元半導体構造57のみを備える場合、平均直径は、この3次元構造の直径である。
各第1の発光体30は、第1の放射を放出するように構成される。
各第1の発光体30は、第1の半導体構造と呼ばれる半導体構造を備える。
各第1の半導体構造の各発光層70は、「第1の半導体層」と呼ばれる。
各第1の半導体層は、第1の発光バンドギャップを有する半導体性の第1の発光材料で作製されている。
第1の発光材料は、例えば、InGaNである。
各第1の半導体層は、第1の放射を放出するように適合される。例えば、各第1の半導体層の組成および/または厚さは、第1の平均波長が期待値を有するように選択される。
各第2の発光体35は、第2の放射を放出するように構成される。
各第2の発光体35は、第2の半導体構造と呼ばれる半導体構造を備える。
各第2の半導体構造の各発光層70は、「第2の半導体層」と呼ばれる。
各第2の半導体層は、第2の発光バンドギャップを有する半導体性の第2の発光材料で作製されている。
第2の発光材料は、例えば、第1の発光材料とは異なる。この場合、第2の発光バンドギャップは、第1の発光バンドギャップとは異なる。
変形例では、第2の発光材料は、第2の発光材料は、第1の発光材料と同一であるが、同一のバンドギャップにもかかわらず第1の放射とは異なる第2の放射の放出が得られるように、第2の半導体層の厚さは、第1の半導体層の厚さとは異なる。特に、第2の放射の平均波長が各第2の半導体層の厚さに依存するように、第2の半導体層は、量子井戸である。
特定の実施形態では、第1および第2の半導体層の厚さと組成の両方が異なる。
第2の発光材料は、例えば、InGaNである。
各第2の半導体層は、第2の放射を放出するように適合される。例えば、各第2の半導体層の組成および/または厚さは、第2の平均波長が期待値を有するように選択される。
第1の半導体構造と第2の半導体構造の両方が各々3次元半導体構造57のそれぞれのセットを備える場合、コア60の充填率および平均直径のうちの少なくとも1つは、第1の発光体30と第2の発光体35との間で変化し得る。これは、具体的には、第1の発光材料および第2の発光材料が同じ化学元素のセットを含む場合、例えば、第1の発光材料および第2の発光材料が両方ともInGaNである場合である。
例えば、3次元半導体構造57の充填率は、第2の発光体35よりも第1の発光体30のほうが厳密に低い。
例えば、平均直径は、第2の発光体35よりも第1の発光体30のほうが厳密に小さい。
各第3の発光体40A、40Bは、第4の放射を放出するように構成される。
各第4の放射は、同じ発光体40A、40Bによって放出される第3の放射とは異なる。具体的には、第4の放射は、第4の平均波長を有し、第4の平均波長は、第3の平均波長よりも厳密に短い。例えば、第4の平均放射と第3の平均放射との間の差は、40nm以上である。
第4の放射は、例えば、第1の放射および第2の放射のうちの1つと同一である。
別の実施形態では、第4の放射は、紫外線である。紫外線は、10nmと400nmとの間に含まれる、例えば、200nmと400nmとの間に含まれる波長を有する電磁波である。
各第3の発光体40A、40Bは、第3の半導体構造と呼ばれる半導体構造と、放射変換器80とを備える。
各第3の半導体構造の各発光層70は、「第3の半導体層」と呼ばれる。
各第3の半導体層は、第3の発光バンドギャップを有する第3の発光材料で作製されている。
各第3の半導体層は、対応する第4の放射を放出するように適合される。例えば、各第3の半導体層の組成および/または厚さは、第4の平均波長が期待値を有するように選択される。
第4の放射が第1または第2の放射と同一である場合、各第3の半導体層は、それぞれ、対応する第1または第2の半導体層と同一である。例えば、第3の半導体構造の充填率および平均直径は、それぞれ、第1および第2の半導体構造のうちの1つの充填率および平均直径と同一である。
変形例では、第3の半導体構造の充填率および平均直径は、それぞれ、第1の半導体構造と第2の半導体構造の両方の充填率および平均直径とは異なる。
各放射変換器80は、放射変換器を備える第3の発光体40A、40Bの第4の放射を対応する第3の放射に変換するように構成される。
対照的に、第1の発光体30および第2の発光体35は、各々、放射変換器80を取り除かれている。
多くのタイプの放射変換器が、照明において、例えば、蛍光管において使用される。そのような放射変換器は、しばしば「蛍光体」と呼ばれる。
放射変換器80は、変換材料で作製されている。
変換材料は、第4の放射を第3の放射に変換するように構成される。言い換えれば、変換材料は、第4の放射によって励起され、それに応答して第3の放射を放出するように構成される。
変換材料は、例えば、半導体材料である。
他の実施形態によれば、変換材料は、ドープされたイットリウム−アルミニウムガーネットなどの非半導体材料である。
具体的には、変換材料は、無機蛍光体であり得る。
無機蛍光体の例は、イットリウムアルミニウムガーネット(YAG)ベースの粒子(例えば、YAG:Ce)、テルビウムアルミニウムガーネット(TAG)ベースの粒子(例えば、TAG:Ce)、ケイ酸塩ベースの粒子(例えば、SrBaSiO:Eu)、硫化物ベースの粒子(例えば、SrGa:Eu、SrS:Eu、CaS:Euなど)、窒化物ベースの粒子(例えば、SrSi:Eu、BaSi:Euなど)、酸窒化物ベースの粒子(例えば、Ca−α−SiAlON:Eu、SrSi:Euなど)、フッ化物ベースの粒子(例えば、KSiF:Mn、NaSiF:Mnなど)である。
アルミン酸塩、窒化物、フッ化物、硫化物、またはケイ酸塩をドープした材料などの、多くの他の変換材料が使用され得る。
変換材料は、例えば、希土類、アルカリ土類金属、または遷移金属元素を使用してドープされる。例えば、セリウムが、ときには、イットリウム−アルミニウムガーネットをドープするために使用される。
放射変換器80は、例えば、変換材料で作製された粒子Pのセットを備える。そのような粒子Pは、ときには発光団と呼ばれる。
各粒子Pは、例えば、2μm以下の直径を有する。具体的には、各粒子Pは、1μm以下の直径を有する。一実施形態では、各粒子Pは、500nm以下、例えば、200nm以下の直径を有する。
言い換えれば、各粒子Pが2μm以下の直径を有する場合、粒子のセットのD100値は、2μm以下である。
一実施形態では、各粒子Pは、量子ドットである。
量子ドットは、II−VI属半導体ナノ結晶、III−V属、IV−VI属、またはそれらの混合物から選択され得る。
II−VI属半導体ナノ結晶は、CdS、CdSe、CdTe、ZnS、ZnSe、ZnTe、HgS、HgSe、HgTe、CdSeS、CdSeTe、CdSTe、ZnSeS、ZnSeTe、ZnSTe、HgSeS、HgSeTe、HgSTeを含み得るが、これらに限定されない。
III−V属半導体ナノ結晶は、GaN、GaP、GaAs、AlN、AlP、AlAs、InN、InP、InAs、InGaN、GaNP、GaNAs、GaPAs、AlNP、AlNAs、AlPAs、およびInAlPAsを含み得るが、これらに限定されない。
IV−VI属半導体ナノ結晶は、SbTe、PbSe、GaSe、PbS、PbTe、SnS、SnTe、PbSnTeを含むが、これらに限定されない。CuInS、CuInSe、CuGaS、CuGaSe、AgInS、AgInSe、AgGaS、およびAgGaSeからなるグループから選択された黄銅鉱タイプの半導体ナノ結晶も考慮され得る。
量子ドットの別の例は、コアと、コアを取り囲むシェルとを有する粒子Pであり、コアは、半導体変換材料から形成され、1nmと200nmとの間に含まれる最大寸法を有する。
コアは、例えば、上記で説明したようなナノ結晶を含み得る。
シェルは、ZnS、CdS、ZnSe、CdSe、またはそれらの任意の混合物で作製され得る。
量子ドットはまた、金属酸化物保護層、金属窒化物保護層、酸窒化物保護層、またはそれらの組合せを使用することによって酸化から保護され得る。
金属酸化物保護層は、Al、SiO、TiO、ZrO、B、Co、Cr、CuO、Fe、Ga、HfO、ln、MgO、Nb、NiO、SnO、Taからなるグループから選択され得るが、これらに限定されない。
金属窒化物は、例えば、BN、AlN、GaN、lnN、Zr、CuZNなどであり得る。
酸窒化物保護層は、SiONを含むことができるが、これに限定されない。
保護層の厚さは、1から400nm、好ましくは1から100nmまで変化することができる。
量子ドットの形状は、変化し得ることに留意すべきである。異なる形状を有する量子ドットの例は、ナノロッド、ナノワイヤ、テトラポッド、ナノピラミッド、ナノキューブなどと呼ばれ得る。
例えば、多孔質シリカ微小球内に量子ドットを埋め込むことによって、またはいくつかの量子ドットを凝集させることによって、各粒子Pは、2つ以上の量子ドットを含み得ることに留意すべきである。
一実施形態では、粒子Pのセットは、量子ドットのセットと中性粒子のセットとを含む。中性粒子は、第3の放射に対して透過的な粒子である。例えば、中性粒子は、第3の放射と第4の放射の両方に対して透過的である。
中性粒子の例は、SiO、TiO、またはAlで作製されたナノ粒子を含む。
中性粒子は、50nmと1μmとの間に含まれる直径を有し得る。
中性粒子と量子ドットとの重量比は、2/1(中性粒子/量子ドット)以下であり得、例えば、0.1/1と1/1との間に含まれ得る。
第3の発光体40A、40Bのうちの少なくとも1つの粒子Pは、例えば、感光性樹脂内に埋め込まれ得る。特に、樹脂の特定の領域は、パターンを画定するために、他の領域を除去可能に残しながら固化され得るので、「フォトレジスト」とも呼ばれる感光性樹脂は、半導体表面上にパターンを画定するために、多くの電子製造技法において使用される。除去または固化されるべき領域は、樹脂が感光する光波長を使用するインソレーションによって画定される。そのような感光性樹脂は、具体的には、材料の堆積またはエッチングに対して被覆領域を保護するために使用される。
一実施形態では、第3の発光体40A、40Bのすべての3次元半導体構造57は、変換材料の粒子Pを含む樹脂のバルク85内に埋め込まれる。
変換材料の粒子Pを含む樹脂のバルク85内に埋め込まれた3次元構造57の例が、図2の左側に示されている。
対応する第3の半導体構造が少なくとも1つの3次元構造57を含む場合、樹脂のバルクは、3次元構造の高さ以上の、法線方向Dに沿って測定された高さを有する。
第3の半導体構造が2次元構造である場合、樹脂の対応するバルクは、例えば、第3の半導体構造の露出面を少なくとも部分的に覆う。
変形例では、各粒子Pは、第3の半導体構造に付着される。
第3の半導体構造の3次元半導体構造57に付着された変換材料の粒子Pを含む放射変換器80の例が、図2の右側に示されている。
例えば、第3の半導体構造の表面が、粒子Pで少なくとも部分的に覆われる。図2に示す例では、第3の半導体構造内に含まれる各3次元半導体構造57の表面全体が、粒子Pの層82で覆われる。
各粒子Pは、例えば、グラフティングによって第3の半導体構造の表面に付着される。
グラフティングは、粒子Pを表面に付着させるための方法であり、表面は、粒子Pを表面に付着させることができる層によって覆われる。例えば、表面は、表面に付着し、各粒子Pが分子Mを介して表面に付着することを可能にすることができる分子Mを使用して官能化される。具体的には、各分子Mの一方の端部は、第3の半導体構造の表面に付着することができ、他方の端部は、粒子Pが分子Mによって第3の半導体構造に付着されるように、変換材料の粒子Pに付着することができる。
図2に示すように、放射変換器は、分子Mで作製されたグラフティング層83を備え、層82は、グラフティング層83によって第3の半導体構造の表面に付着される。
そのような分子Mは、ときには、表面剤、二官能性配位子、多官能性配位子、バインダー、リンカー、キャッピング剤などと呼ばれる。
本発明において、少なくとも2つの官能性反応性基を有する任意の官能性有機分子が分子Mとして使用され得ることに留意すべきである。
分子Mの例は、例えば、オルガノシラン基、チオール基、アクリレート基、およびアミン基の中から選択され得る。
オルガノシラン基は、例えば、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−(メタクリロイルオキシ)プロピルトリメトキシシラン、およびアリルトリメトキシシランを含む。
チオール基は、例えば、1,6−ヘキサンジチオール、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)を含む。
アクリレートの例は、ポリ(エチレングリコール)ジアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、およびペンタエリスリトールテトラアクリレートである。
アミン分子Mの例は、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、ビス(3−アミノプロピル)アミン、3,3’−ジアミノ−N−メチルジプロピルアミンなどを含む。
各分子Mの長さは、粒子間の平均距離を課すように選択される。各分子Mの長さは、具体的には、隣接する粒子Pによって放出される第3の放射の、1つの粒子Pによる吸収のリスクを制限するように選択される。
いくつかのグラフティング層83、および粒子Pのいくつかの層82が積層される実施形態が考慮され得ることに留意すべきである。例えば、1つのグラフティング層83が、粒子Pの第1の層82を付着させるために使用され、粒子Pの各々の他の層82が、両方の層82の間に挿入されたグラフティング層83によって粒子Pの下地層82に付着される。
上記の説明では、各放射変換器80は、対応する第1、第2、または第3の半導体構造の表面に付着されるものとして説明されている。任意のタイプの放射変換器80が対応する第3の発光体40A、40Bの別の表面に取り付けられる実施形態が考慮され得ることに留意すべきである。例えば、樹脂85のバルク、または分子Mの層83は、対応する第3の半導体構造に直接対向する基板25の裏面に粒子Pを付着させ得る。
制御回路は、各発光体30、35、40A、および40Bに電流を注入するように構成される。
具体的には、制御回路は、各発光体30、35、40A、および40Bの各LED構造、例えば、各3次元半導体構造57に電流を注入するように構成される。
制御回路は、各電流が、対応するLED構造のnドープ層、発光層、およびpドープ層を通って流れるように構成される。
例えば、制御回路は、LED構造ごとに、具体的には基板25を介してコア60に電気的に接続された電気接点と、ドープ層75に電気的に接続された電気接点とを備え、両方の電気接点間に電圧を印加することができる。
電気接点のうちの少なくとも1つは、例えば、透明な導電性材料から形成されている。具体的には、ドープ層75に電気的に接続された電気接点は、透明な導電性材料で作製されている。
インジウムスズ酸化物が、そのような透明な導電性材料の例である。
一実施形態では、各発光体30、35、40A、40Bは、基板25上に延在する壁95によって任意の他の発光体30、35、40A、40Bから分離される。
例えば、各壁95は、法線方向Dに対して垂直な平面内で対応する発光体30、35、40A、40Bを取り囲む。
各壁95は、3次元構造57の高さ以上高く、例えば、3次元構造57の高さよりも少なくとも1マイクロメートル高い。一実施形態では、壁95と3次元構造57との間の高さの差は、1μmと2μmとの間に含まれる。
各壁95の高さは、例えば、15μm以下である。
各壁95は、1つの発光体30、35、40A、40Bによって放出された放射が別の発光体30、35、40A、40Bに到達するのを防ぐように構成される。
各壁95は、例えば、放射を反射するように構成される。可能な変形例では、壁95は、放射を吸収するように構成される。
具体的には、壁95は、発光体30、35、40A、40Bによって放出された第1、第2、または第3の放射が任意の他の発光体30、35、40A、40Bに到達するのを防ぐように構成される。
変形例では、壁95は、発光体40A、40Bの半導体構造によって放出された第4の放射が発光体40A、40Bから出るのを防ぐように構成される。
壁95は、例えば、感光性樹脂で作製されている。可能な変形例では、壁は、アルミニウムなどの金属で作製されている。銅Cuまたは金/銅合金で作製された壁95も考慮され得る。
別の変形例では、壁95は、銀で作製されているか、または銀層で覆われた材料で作製されている。
別の実施形態では、壁95は、ブラッグ反射器を備える。ブラッグ反射器は、異なる材料で作製された層のスタックで構成された反射器であり、異なる材料間の光学指数の違いは、いくらかの光放射を反射器によって反射させる。
一実施形態では、放射フィルタが、少なくとも1つの第3の発光体40A、40B、40Cを覆う。放射フィルタは、例えば、各第3の発光体40A、40B、40Cを覆うか、または各発光体30、35、40A、40B、40Cを覆う。
放射フィルタは、例えば、放射変換器80によって変換されていない第4の放射の任意の成分を吸収することによって、第4の放射が第3の発光体40A、40B、40Cを出るのを防ぐように構成される。具体的には、放射フィルタは、放射変換器80と外気との間にバリアを形成する。
次に、発光デバイス15のいくつかの例について詳述する。
第1の例は、少なくとも2つのネイティブカラー発光体30、35と、少なくとも1つの変換発光体40A、40Bとを備える発光デバイス15に関する。
第2および第3の例は、少なくとも2つの変換発光体40A、40B、40Cを有する発光デバイス15に関し、発光体のうちの少なくとも1つはグラフティングによって作製された放射変換器80を有し、他の発光体のうちの少なくとも1つは樹脂のバルク内に埋め込まれた粒子を含む放射変換器80を有している。
第4の例は、少なくとも2つの変換発光体40A、40Bを有する発光デバイスに関し、変換器の各々は、他の変換器を励起する放射とは異なる波長を有する放射によって励起される。
2つのネイティブカラー発光体と少なくとも1つの変換発光体とを備える発光デバイスの第1の例
表示画面10の第1の例が図1に部分的に示されている。
表示画面10の第1の例の発光体のセットは、第1の発光体30と、第2の発光体35と、少なくとも1つの第3の発光体40A、40Bとを備える。
第1、第2の、および第3の発光体30、35、40A、40Bの数は、変動し得ることに留意すべきである。例えば、発光デバイス15は、2つ以上の第1の発光体30および/または2つ以上の第2の発光体35を備え得る。
さらに、第3の発光体40A、40Bの数は、厳密に2つ以上であり得る。図1に示す実施形態では、発光デバイス15は、2つの第3の発光体40A、40Bを備える。
第1の半導体構造は、少なくとも1つの3次元半導体構造57を備える。
図1に示す実施形態では、第1の半導体構造は、3次元半導体構造57のセットを備える。
第2の半導体構造は、少なくとも1つの3次元半導体構造57を備える。
図1に示す実施形態では、第2の半導体構造は、3次元半導体構造57のセットを備える。
各第3の半導体構造は、少なくとも1つの3次元半導体構造を備える。
図1に示す実施形態では、各3次元半導体構造は、3次元半導体構造57のセットを備える。
上記のように、第1の発光体30と第2の発光体35の両方は、放射変換器80を取り除かれており、一方、第3の発光体40Aと40Bの両方は、各々、それぞれの放射変換器80を備える。
図1に示す実施形態では、1つの第3の発光体40Aの放射変換器80は、樹脂内に埋め込まれた粒子Pを備え、別の第3の発光体40Bの放射変換器80は、第3の半導体構造に付着された粒子Pを備える。
次に、発光デバイス15を製造する方法について詳述する。
発光デバイス15を製造するための方法の例のステップの順序を示すフローチャートが図3に示されている。具体的には、発光デバイス15の第1の例の製造について説明する。しかしながら、この方法の、発光デバイス15の他の例の製造への拡張は、即座に行われる。
方法は、製造するためのステップ100と、位置決めするためのステップ110とを含む。
製造するためのステップ100の間、各第1、第2、および第3の半導体構造が製造される。
製造するためのステップ100は、設けるためのステップ120と、堆積するためのステップ130と、処理するためのステップ140とを含む。
設けるためのステップ120の間、基板25は、堆積チャンバ内に設けられる。
基板25は、各第1、第2、および第3の半導体構造のための支持体を備える。
例えば、第1、第2、または第3の半導体構造が2次元構造である場合、対応する支持体は、基板25に最も近いnドープまたはpドープ層を備える。
第1、第2、または第3の半導体構造が少なくとも1つの3次元半導体構造57を備える場合、支持体は、各3次元構造57のコア60を備える。
各支持体は、例えば、基板25上にコア材料を堆積することによって設けられる。
多くの堆積技法が、そのような支持体を取得することを可能にし得る。
例えば、特に、金属が基板25の電気絶縁層の孔に選択的に堆積される場合、金属有機化学蒸着(MOCVD:Metal−Organic Chemical Vapor Deposition)がマイクロワイヤコアを取得する方法である。
MOCVDは、「有機金属気相エピタキシ(Metal−Organic Vapor Phase Epitaxy)」の略である「MOVPE」とも呼ばれる。他の化学蒸着(CVD:Chemical Vapor Deposition)法も想定され得る。
しかしながら、分子ビームエピタキシ(MBE:Molecular Beam Epitaxy)、ガスソースMBE(GSMBE:Gas−source MBE)、有機金属MBE(MOMBE:Metal−Organic MBE)、プラズマ支援MBE(PAMBE:Plasma−assisted MBE)、原子層エピタキシ(ALE:Atomic−layer Epitaxy)、またはハイドライド気相エピタキシ(HVPE:Hydride Vapor Phase Epitaxy)などの他の堆積技法が使用され得る。
したがって、設けるためのステップ120の終わりに、各第1、第2、または第3の半導体構造に対応する支持体を備える基板25は、堆積チャンバ内に設けられる。
変形例では、各第1、第2、または第3の半導体構造に対応する支持体は、各第1、第2、または第3の半導体構造に対応する支持体を備える基板25が設けるステップの終わりに存在するチャンバとは異なる堆積チャンバ内で製造される。
堆積するためのステップ130の間、各第1、第2、および第3の半導体層が、それぞれ、第1、第2、および第3の半導体構造に対応する支持体上に、それぞれ、第1、第2、および第3の発光材料を堆積することによって製造される。
例えば、第1、第2、および第3の発光材料は、対応する支持体上に同時に堆積される。
支持体が3次元構造57のコア60である堆積するためのステップ130は、そのような同時堆積ステップ130の例である。実際、第1、第2、および第3の発光材料が同じ条件で同時に堆積された場合であっても、1つの発光体30、35、40A、および40Bから別の発光体への充填率および/またはコア直径の変化は、堆積された第1、第2、および第3の発光材料の組成および/または厚さを互いに異ならせる。
変形例では、第1、第2、および第3の半導体層を取得するために、いくつかの連続する堆積ステップが実行される。
堆積ステップの終わりに、第1、第2、および第3の半導体構造が取得される。
例えば、ドープ層75は、各3次元構造57の発光層70上に堆積される。
第1、第2、および第3の半導体構造が3次元構造である場合、nドープ層またはpドープ層のうち、基板25から最も遠い層が、発光層上に堆積される。
処理するためのステップ140の間、電気接点が形成される。
位置決めするためのステップ110の間、各第3の発光体の放射変換器80が位置決めされる。
位置決めするためのステップ110は、マスキングするためのステップ150と、官能化するためのステップ160と、変換器を堆積するためのステップ170と、除去するためのステップ180と、仕上げるためのステップ190とを含む。
マスキングするためのステップ150の間、第1および第2の半導体構造は、感光性樹脂、ならびに関連する放射変換器80が第3の半導体構造にグラフティングされた粒子Pを含まない任意の第3の半導体構造によって覆われる。
マスキングするためのステップ150の終了時の基板25および様々な半導体構造の状態の例が図4に示されている。
図4に示す例では、第3の発光体40Aのうちの1つの第3の半導体構造は、マスキングステップ150の間、感光性樹脂で覆われる。他の第3の発光体40Bの第3の半導体構造は、感光性樹脂で覆われない。
一実施形態では、第3の発光体40Aの第3の半導体構造は、感光性樹脂の第1のバルク85で覆われ、第1および第2の半導体構造は、感光性樹脂の第2のバルク90で覆われる。
第1のバルク85は、例えば、第1のバルク85が第3の発光体40Aの放射変換器80を形成するように、変換材料の粒子Pを含む。
官能化するためのステップ160の間、分子Mは、グラフティング層83を形成するように、第3の発光体40Bの第3の半導体構造上に堆積される。
例えば、分子Mが堆積されるべき領域は、マスキングによって画定される。具体的には、フォトレジストが、例えば、スピンコーティングによって、基板25上および様々な半導体構造上に堆積される。フォトレジストは、次いで、選択的にインソレートされ、フォトレジストの一部は、フォトレジストを含まない第3の発光体40Bの第3の半導体構造のみを残すように除去される。
第3の発光体40Bの半導体構造の表面は、次いで、オゾンフラックスまたは紫外線への曝露によって活性化される。
活性化された表面は、次いで、分子Mの層83で官能化される。
したがって、官能化ステップ160の終わりに、第3の発光体40Bの半導体構造の表面は、半導体構造の表面に各々が付着された分子Mの層83で覆われる。
各分子Mは、具体的には、分子Mの官能性反応性基のうちの1つによって表面に付着される。
変換器170を堆積するためのステップは、「グラフティングステップ」とも呼ばれる。
変換器170を堆積するためのステップの間、粒子Pは、グラフティング層83上に堆積される。各粒子Pは、グラフティング層83の分子Mのうちの1つまたはいくつかによって、第3の半導体構造の表面に付着される。このようにして、粒子Pの層82は、形成され、第3の半導体構造に付着される。
具体的には、各粒子Pは、分子Mの官能性反応性基のうちの1つによって、分子Mに付着される。
したがって、変換器を堆積するためのステップ170の終わりに、粒子Pの層82が、分子Mの層83によって第3の発光体40Bの半導体構造に付着される。
ステップ160および170は、積層された層82および83のセットが形成されるように繰り返され得ることに留意すべきである。
除去するためのステップ180の間、樹脂の第2のバルク90が除去される。
樹脂の第1のバルク85が存在する場合、第1のバルク85は、除去されない。
仕上げるためのステップ190の間、発光デバイス15が完成する。
例えば、まだ製造されていない各電気接点が、仕上げるためのステップ190の間に製造される。すべての電気接点は、制御回路に接続される。
発光デバイス15は、例えば、各3次元構造57がパッシベーション層内に埋め込まれるように、透明パッシベーション層で覆われる。
さらに、発光デバイス15は、表示画面10のピクセルを形成するために、他の発光デバイス15と統合される。
方法は、オプションで、壁95を形成するためのステップをさらに含む。
壁95を形成するためのステップは、例えば、堆積するためのステップ130の後に、かつ処理するためのステップ140の前に実行される。
壁95は、例えば、不透明な感光性樹脂の層を堆積し、壁95を画定するために不透明な樹脂の層を局所的にインソレートすることによって形成される。
壁95を形成するために他の材料堆積技法、例えば、MOCVD、MOVPE、他のCVD法、MBE、GSMBE、MOMBE、PAMBE、ALE、HVPE、電着、またはスパッタリングが考慮される。
各発光デバイス15が、第1の発光体30と、第2の発光体35と、2つの第3の発光体40A、40Bとを備え、各第3の発光体40A、40Bが、他方の第3の発光体40A、40Bの放射変換器80のために使用された技法とは異なる技法(樹脂バルク85への埋め込み、またはグラフティング)で作製された放射変換器80を有する場合において、表示画面10の第1の例について上記で説明した。
第1の例の変形例は、それらのそれぞれの放射変換器80を形成するための同じ技法を使用して、単一の第3の発光体40A、40B、または2つの第3の発光体40A、40Bを含み得ることに留意すべきである。この場合、位置決めするためのステップ110は、ステップ150〜190のうちの対応するステップのみが実行される。
上記の例では、グラフティング層83について、対応する粒子Pが付着される第3の半導体構造の表面の部分上にのみ堆積されるものとして説明してきた。
粒子Pが付着され、粒子Pの堆積後に局所的に除去されなければならない表面よりも大きい表面上にグラフティング層83が堆積される実施形態も想定されることに留意すべきである。例えば、グラフティング層83の第1の部分86および第2の部分87が堆積され、粒子Pが第1の部分86と第2の部分87の両方に付着され、粒子Pの堆積後に第2の部分が除去され、それによって、第1の部分86にのみ付着された粒子Pを残す。
第2の部分87のプラズマエッチングが、グラフティング層83の一部を局所的に除去するための方法の例である。
2つの発光体30、35は、放射変換器80を取り除かれているので、放射変換器80を堆積するために暗示されるステップ数は、減少する。したがって、放射変換器80間の混合のリスクは、低減する。結果として、各発光デバイス15によって放出される波長の範囲は、発光デバイス15の寸法が縮小された場合でも、良好に制御される。したがって、表示画面10の寸法は、縮小され、表示画面10の解像度は、改善される。
壁95の存在は、そのような壁95が、1つの発光体30、35、40A、40B、および40Cによって放出された光が別の発光体30、35、40A、40B、および40Cに到達するリスクを低減するので、隣接する発光体30、35、40A、40B、および40C間のクロストークのリスクをさらに低減する。したがって、表示画面の解像度も改善される。
さらに、壁95の存在は、壁95が、1つの半導体構造上に堆積された粒子Pが別の半導体構造上にも堆積されるリスクを制限するバリアを形成するので、放射変換器80のより容易な配置を可能にする。
3次元構造、および特にマイクロワイヤは、対応する発光材料が同じ条件で同時に堆積された場合であっても、第1および第2の半導体構造が異なる平均波長を有する放射を放出することを可能にする。そのような差は、充填率および/または平均直径が第1の半導体構造と第2の半導体構造との間で変化する場合、特に正確に制御される。
2次元構造は、3次元構造よりも容易に製造される。
変換材料の粒子Pは、いくつかの異なる技法を使用して容易に堆積され得る。
特に、樹脂内に埋め込まれた粒子Pの堆積は、容易であり、エレクトロニクスの分野において一般的に使用され、したがって容易に制御される標準的な技法のみを必要とする。したがって、このようにして取得された放射変換器80は、後続の処理ステップの間、非常に安定している。
粒子Pが付着される領域は、粒子Pが堆積される前にグラフティング層83を位置決めすることによって画定されるので、グラフティングは、特定の光放射で粒子Pをインソレートするためのステップを必要としない。したがって、粒子Pによる光放射の散乱が発生せず、したがって、放射変換器の位置決めは、非常に正確である。ここで、発光デバイス15の寸法は、色の純度を損なうことなく再び縮小され得る。
さらに、グラフティングは、粒子Pの高い表面密度と、したがって、第4の放射の第3の放射への効率的な変換とを可能にする。
分子Mは、感光性樹脂に付着しない。したがって、1つの第3の発光体40Aが樹脂内に埋め込まれた粒子Pを含み、別の第3の発光体40Bがグラフティングによって付着された粒子Pを含む場合、発光デバイス15の寸法が縮小された場合であっても、両方の放射変換器80の混合が回避される。
青色光または緑色光を効率的に放出する半導体構造は、通常、赤色光を放出するように適合された場合、低い効率を示す。特に、青色光または緑色光を放出するように適合された材料は、通常、赤色光または白色光を放出するように適合された材料とは異なる。したがって、第4の放射が第1および第2の放射のうちの1つと同一である場合、または第3の放射が赤色光または白色光のいずれかである場合、すべての半導体構造は、第1、第2、および第3の放射の各々について良好な全体的な発光効率を維持しながら、同じ族の材料で作製され得るので、または互いに同一もしくは類似であり得るので、発光デバイス15の製造は、単純化される。
粒子Pのセットにおいて中性粒子が量子ドットと混合される場合、量子ドット間の平均距離は、別の量子ドットによって放出された第3の放射の量子ドットによる吸収を制限するように制御され得る。したがって、全体的な発光効率が上昇する。
各半導体構造がIII属窒化物材料である場合の異なる半導体構造については、上記で説明している。しかしながら、他の半導体材料も使用され得る。
さらに、第1、第2、および第3の半導体構造について、各々が3次元構造を備えるものとして図1〜図5において説明している。しかしながら、第1、第2、および第3の半導体構造のいずれも、単一の2次元構造であり得る。
表示画面10の第1の例およびその変形例は、放射変換器80が取り除かれた少なくとも2つの発光体30、35を使用することによって、改善された空間分解能を可能にするが、1つの発光体30、35以下を使用する表示画面の他の例も、既存の画面15に対して改善された空間分解能を提供し得る。
以下の例の各々において、各第3の発光体40A、40B、および40Cの少なくとも1つの特徴を他の第3の発光体40A、40B、および40Cに対して変更することによって、改善された空間分解能が達成される。
異なる技術を使用する少なくとも2つの変換発光体を備える発光デバイスの第2の例
第2の例では、この改善された空間分解能は、異なる放射変換器80に対して異なる技法を使用することによって達成される。
次に、表示画面10の第2の例について説明する。図1〜図4の第1の例の要素と同一のすべての要素については、再度説明しない。以下では、違いについてのみ詳述する。
表示画面10の第2の例は、図5に示されている。
各発光デバイス15は、少なくとも2つの第3の発光体40A、40Bと、第1の発光体30とを備える。発光デバイス15は、第2の発光体35を備えない。
発光デバイス15が第1の発光体30を備えない第2の例の実施形態も考慮され得ることに留意すべきである。
発光デバイス15の第2の例の各第1および第3の半導体構造は、例えば、2次元構造である。しかしながら、第1および第3の半導体構造のうちの1つまたはいくつかが3次元構造57のセットのうちの1つを備える実施形態も考慮され得る。図5に示す実施形態では、各半導体構造は、それぞれの3次元構造57のセットを備える。
一実施形態では、第1および第3の半導体構造は、互いに同一である。
第1の発光体30によって放出される第1の放射は、例えば、青色光である。
第1の例の場合のように、第3の発光体40Aおよび40Bの放射変換器80は、それぞれ、粒子を樹脂のバルク85内に埋め込むことによって、およびグラフティングによって作製される。
各第3の発光体40A、40Bによって放出される第3の放射は、緑色光および赤色光の中から選択される。
一実施形態では、放射変換器80がグラフティングによって作製された第3の発光体40Aによって放出される第3の放射の平均波長は、放射変換器80が樹脂バルク85内に埋め込まれた粒子Pのセットを備える第3の発光体40Bによって放出される第3の放射の平均波長よりも厳密に低い。例えば、第3の発光体40Bによって放出される第3の放射は、緑色光であり、第3の発光体40Aによって放出される第3の放射は、赤色光であり、またはその逆である。
表示画面10の第2の例の発光デバイス15は、図3に詳述した方法を使用して製造され、第2の半導体構造は、製造するためのステップ100の間に製造されない。
第2の例は、異なる放射を放出する発光体のうちの少なくとも2つが放射変換器を取り除かれることを必要としない。したがって、この第2の例は、第1の例よりも製造するのが容易である。具体的には、すべての半導体構造が同一であり得、放射変換器80のみが、発光体30、40A、40Bごとに異なるか、存在しない。
放射変換器80がグラフティングによって付着された粒子Pを含む第3の発光体40Bが、他の第3の発光体40Aによって放出される第3の放射よりも短い平均波長を有する第3の放射を放出するように構成されている場合、より短い平均波長を示す放射を放出するように適合された変換材料の比較的低い変換効率にもかかわらず、第3の放射の発光効率は、比較的高い可能性がある。放射を緑色光に変換するための材料は、通常、放射を赤色光に変換する材料よりも低い効率を示すので、第3の発光体40Bによって放出される第3の放射の平均波長が緑色放射である場合、これは、特にそうである。
これは、グラフティングによって達成され得る粒子Pの非常に高い表面密度に由来する。
各第3の発光体40Aおよび40B上に変換器80を配置するための様々な技法のために、第1の例を参照して説明したように、粒子Pの位置決め精度は、非常に高く、変換器の混合のリスクは、低減される。したがって、各発光体30、40A、40Bの波長制御は、改善される。
少なくとも3つの変換発光体を備える発光デバイスの第3の例
次に、表示画面10の第3の例について説明する。第2の例の要素と同一のすべての要素については、再度説明しない。違いについてのみ詳述する。
表示画面10の第3の例は、図6に示されている。
第3の例の各発光デバイス15は、少なくとも3つの第3の発光体40A、40B、および40Cを備える。
各発光デバイス15は、第1または第2の発光体30、35を取り除かれている。言い換えれば、各発光デバイス15は、放射変換器80を取り除かれた発光体30、35を含まない。
各第3の発光体40A、40B、および40Cによって放出される第3の放射は、青色光、緑色光、および赤色光の中から選択される。
一実施形態では、赤色光を放出する第3の発光体40Aは、感光性樹脂内に埋め込まれた粒子Pで少なくとも部分的に作製された放射変換器を備え、青色光を放出する第3の発光体40Bは、グラフティングによって付着された粒子Pで少なくとも部分的に作製された放射変換器を備える。
第3の発光体40Cの放射変換器は、感光性樹脂内に埋め込まれた粒子Pで少なくとも部分的に作製された放射変換器と、グラフティングによって付着された粒子Pで少なくとも部分的に作製された放射変換器との間で選択される。
各第4の放射は、例えば、紫外線である。いくつかまたはすべての発光体30、35、40A、40B、40Cの第4の放射が青色光である実施形態も想定され得る。
紫外範囲におけるいくつかの半導体構造の放出は、可視範囲におけるよりも効率的である。したがって、発光デバイス15の全体的な効率は、改善される。
上記の第2および第3の例では、第3の発光体40A、40B、40Cごとに異なる特性は、それぞれの放射変換器80の特性、特に、粒子Pを表面に付着させるために使用される技法のタイプである。しかしながら、各第3の発光体40A、40B、40Cに対して同一の放射変換器80を使用しながら、第3の半導体構造の特性も変更され得ることを以下に示す。
異なる波長を使用して励起される2つの変換発光体を備える発光デバイスの第4の例
次に、表示画面10の第4の例について説明する。第2の例の要素と同一のすべての要素については、再度説明しない。違いについてのみ詳述する。
表示画面10の第4の例は、図7に示されている。
各発光デバイス15は、少なくとも2つの第3の発光体40A、40Bを備える。例えば、発光デバイス15は、2つの第3の発光体40A、40Bと、第1の発光体30とを備える。変形例では、発光デバイス15は、第2の発光体35も備え得る。
各第3の発光体40A、40Bの第3の半導体構造は、互いに異なる。具体的には、発光体40Aと発光体40Bの両方の第3の半導体構造によって放出される第4の放射は、互いに異なる。例えば、発光体40Aの第3の半導体構造は、第4の放射R1を放出するように構成され、発光体40Bの第3の半導体構造は、第4の放射R1とは異なる第4の放射R2を放出するように構成される。
具体的には、第4の放射R1およびR2の平均波長は、互いに異なる。第4の放射R1およびR2の平均放射間の波長差は、例えば、40nm以上である。
一実施形態では、第4の放射R1は、青色放射であり、第4の放射R2は、紫外線である。
両方の第3の発光体40A、40Bの放射変換器80は、互いに同一である。
具体的には、各放射変換器80は、粒子Pのセットを備える。
一実施形態では、単一の放射変換器80は、第3の発光体40Aと第3の発光体40Bの両方に使用される。例えば、図7に示すように、単一の放射変換器80は、両方の第3の半導体構造をカバーする。
粒子Pは、例えば、単一のグラフティング層83によって各第3の発光体40A、40Bの表面に付着されるか、または感光性樹脂の単一のバルク85内に埋め込まれる。
粒子Pのセットは、第1の粒子P1のセットと第2の粒子P2のセットとを含む混合物である。
各第1の粒子P1は、第3の発光体40Aの第3の半導体構造によって放出された第4の放射R1を対応する第3の放射に変換することができる。
各第2の粒子P2は、第3の発光体40Bの第3の半導体構造によって放出された第4の放射R2を対応する第3の放射に変換することができる。
第1の粒子P1は、第2の粒子P2によって放出される第3の放射に対して透明であり、第2の粒子P2は、第1の粒子P1によって放出される第3の放射に対して透明である。
第1の粒子P1および第2の粒子P2のうちの少なくとも1つは、第4の放射R1およびR2のうちの1つに対して透明である。一実施形態では、各第1の粒子P1は、第3の発光体40Bの第4の放射R2に対して透明であり、各第2の粒子P2は、第3の発光体40Aの第4の放射R1に対して透明である。
変形例では、各第1の粒子P1は、第4の放射R1と第4の放射R2の両方を第3の発光体40Aに対応する第3の放射に変換することができ、または各第2の粒子P2は、第4の放射R1と第4の放射R2の両方を第3の発光体40Bに対応する第3の放射に変換することができる。
粒子P1およびP2は、それらの組成および/またはそれらのサイズによって異なり得る。
例えば、粒子P1およびP2は、同じ材料、例えば、半導体材料で作製されるが、異なる元素をドープされる。一実施形態では、粒子P1、P2は、ZnSeで作製され、第1の粒子P1は、赤色の第3の放射を放出するようにMnドープされ、第2の粒子P2は、緑色の第3の放射を放出するようにCuドープされる。
いくつかの実施形態では、粒子P1、P2は、異なる材料で作製される。例えば、第1の粒子P1は、MnドープされたZnSeで作製され、第2の粒子P2は、InPで作製される。
他の実施形態では、粒子P1、P2は、同じ半導体材料で作製されるが、粒子P1およびP2のサイズは、異なる量子閉じ込めと、したがって、異なる放射放出/吸収特性とをもたらすように異なる。例えば、粒子P1およびP2は、各々MnドープされたZnSeで作製される。
第4の例について、放射変換器80が2つのタイプの粒子P1、P2の混合物を備える2つの第3の発光体40A、40Bの場合において上記で詳述しているが、少なくとも3つの発光体40A、40B、40Cと、少なくとも3つのタイプの粒子の混合物を備える放射変換器80とを備える実施形態も想定され得ることに留意すべきである。
次に、発光デバイスの第4の例を製造するための方法について説明する。
第3の発光デバイスを製造するための方法のステップと同一のステップについては、再度説明しない。違いについてのみ強調する。
製造するステップ100の間、各第3の発光体40A、40Bの第3の半導体層は、異なる第4の放射R1、R2を放出することができるように、互いに異なる。
例えば、3次元構造57の直径および/またはピッチは、堆積するためのステップ130が異なる第3の半導体層をもたらすように、両方の第3の半導体構造間で異なる。
堆積するためのステップ110の間、第1の粒子P1および第2の粒子P2の混合物が堆積される。具体的には、混合物は、第3の発光体40Aおよび第3の発光体40Bの対応する表面上に同時に堆積される。
例えば、堆積するためのステップ110は、両方の第3の発光体40Aおよび40Bの表面上、例えば、両方の第3の半導体構造の表面上への単一の樹脂のバルク85の同時堆積を含む。
変形例では、堆積するためのステップ110は、官能化するためのステップ130と、変換器を堆積するためのステップ170とを含む。
官能化するためのステップ130の間、グラフティング層83は、両方の第3の発光体40Aおよび40Bの対応する表面に堆積される。
例えば、分子Mのグラフティング層83が両方の表面上に堆積される。
変換器を堆積するためのステップ170の間、粒子P1、P2の混合物は、グラフティング層83上に堆積される。具体的には、粒子P1、P2の混合物は、両方の第3の発光体40Aおよび40Bの表面に同時に付着されるように堆積される。
粒子P1、P2の混合物と、異なる第4の放射R1、R2とを使用することによって、変換器の混合のリスクが排除される。発光デバイス15の空間分解能は、各発光体40A、40Bは、の横方向のサイズによって、または放射フィルタがパターン化される精度によってのみ制限される。
各タイプの粒子P1、P2がそれぞれの第4の放射R1、R2に対して透明である場合、1つのみのタイプ粒子が各第4の放射によって活性化され、各第3の発光の良好な色制御をもたらすので、これは、特にそうである。
しかしながら、1つのタイプの粒子P1、P2が両方の第4の放射R1、R2を吸収することができる場合、これは、発光体40A、40Bの第4の放射R1、R2が一方のタイプの粒子P1、P2によって第3の放射に変換され得、他方の発光体40A、40Bの第4の放射R1、R2が両方のタイプの粒子P1、P2によって第3の放射に変換され得る発光デバイスをもたらす。したがって、他方の発光体40A、40Bに対応する第3の放射は、白色光などのより広い光スペクトルを有し得る。
第4の例の一実施形態では、各発光体40A、40Bに使用される放射フィルタは、異なる。
特に、第3の発光体40Aの放射フィルタは、(第1の粒子P1によって放出された)第3の発光体40Aの第3の放射によって横断され、(第2の粒子P2によって放出された)第3の発光体40Bの第4の放射に対するバリアを形成するように構成される。第3の発光体40Bの放射フィルタは、(第2の粒子P2によって放出された)第3の発光体40Bの第3の放射によって横断され、(第1の粒子P1によって放出された)第3の発光体40Aの第4の放射に対するバリアを形成するように構成される。したがって、この実施形態は、粒子P2による放射R1の変換、または粒子P1による放射R2の変換から生じる任意の望ましくない第3の放射がフィルタによって除去されるので、粒子が変換するように構成されていない第4の放射R1、R2に対して透明ではない粒子P1、P2を使用することを可能にする。
放射フィルタは、放射変換器80の堆積精度よりも高い精度で設計することが容易であるので、この実施形態は、より広い範囲の粒子P1、P2と互換性がありながら、既存の発光デバイス15よりも優れた空間分解能を有する。
本実施形態の特定の例では、第4の放射R1およびR2は、同一であり、放射フィルタのみが第3の発光体40Aおよび40Bについて異なる。
本発明は、上記で詳述した例の任意の可能な組合せに対応する。
用語集
ドーピング
ドーピングは、材料中の、自由電荷キャリアをもたらす不純物の存在として定義される。不純物は、例えば、材料中に自然に存在しない元素の原子である。
ドープされていない材料と比較して不純物が材料中の正孔の体積密度を増加させる場合、ドーピングは、p型である。例えば、GaNの層が、マグネシウム(Mg)原子を添加することによってpドープされる。
ドープされていない材料と比較して不純物が材料中の自由電子の体積密度を増加させる場合、ドーピングは、n型である。例えば、GaNの層が、ケイ素(Si)原子を添加することによってnドープされる。
LED構造
LED構造は、P−N接合を形成するいくつかの半導体領域を備える半導体構造であり、電流が異なる半導体領域を通って流れると発光するように構成される。
nドープ層と、pドープ層と、少なくとも1つの発光層とを備える2次元構造が、LED構造の例である。この場合、各発光層は、法線方向Dに沿って、nドープ層とpドープ層との間に挿入される。
一実施形態において、各発光層は、nドープ層のバンドギャップ値よりも厳密に小さく、pドープ層のバンドギャップ値よりも厳密に小さいバンドギャップ値を有する。例えば、nドープ層とpドープ層の両方は、GaN層であり、各発光層は、InGaN層である。
発光層は、例えば、ドープされない。他の実施形態では、発光層は、ドープされる。
量子井戸が、nドープ層およびpドープ層のバンドギャップ値よりも小さいバンドギャップ値を有する発光層の例である。
量子井戸
量子井戸は、少なくとも1つの電荷キャリアに対して一方向に量子閉じ込めが発生する構造である。量子閉じ込めの効果は、その方向に沿った構造の寸法が、一般に電子および/または正孔であるキャリアのドブロイ波長に匹敵するか、またはそれよりも小さくなるときに起こり、「エネルギーサブバンド」と呼ばれるエネルギーレベルをもたらす。
そのような量子井戸において、キャリアは、離散的なエネルギー値のみを有し得るが、通常、閉じ込めが発生する方向に対して垂直な平面内を移動することができる。閉じ込めが発生する方向に沿って量子井戸の寸法が減少すると、「エネルギーレベル」とも呼ばれるキャリアに利用可能なエネルギー値は、増加する。
量子力学において、「ドブロイ波長」は、粒子が波と見なされるときの粒子の波長である。電子のドブロイ波長は、「電子波長」とも呼ばれる。電荷キャリアのドブロイ波長は、量子井戸が作製される材料に依存する。
量子井戸の例は、発光層が作製される半導体材料中の電子の電子波長と5との積よりも厳密に小さい厚さを有する発光層である。
量子井戸の別の例は、発光層が作製される半導体材料中の励起子のドブロイ波長と5との積よりも厳密に小さい厚さを有する発光層である。励起子は、電子と正孔とを備える準粒子である。
具体的には、量子井戸は、しばしば、1nmと200nmとの間に含まれる厚さを有する。
量子ドット
量子ドットは、量子閉じ込めが3つの空間次元すべてにおいて発生する構造である。
値の順序を与えるように、1nmと1μmとの間に含まれる最大寸法を有し、半導体変換材料で作製された粒子Pは、量子ドットの例である。
半導体材料
「バンドギャップ値」という表現は、材料の価電子帯と伝導帯との間の禁制帯の値を意味するものとして理解されるものとする。
バンドギャップ値は、例えば、電子ボルト(eV)において測定される。
価電子帯は、材料中の電子に許容されるエネルギー帯域の中で、20ケルビン(K)以下の温度において完全に満たされながら、最も高いエネルギーを有する帯域として定義される。
第1のエネルギーレベルは、価電子帯ごとに定義される。第1のエネルギーレベルは、価電子帯の最高エネルギーレベルである。
伝導帯は、材料中の電子に許容されるエネルギー帯域の中で、20K以下の温度において完全には充填されない状態で、最も低いエネルギーを有する帯域として定義される。
第2のエネルギーレベルは、伝導帯ごとに定義される。第2のエネルギーレベルは、伝導帯の最高エネルギーレベルである。
したがって、各バンドギャップ値は、材料の第1のエネルギーレベルと第2のエネルギーレベルとの間で測定される。
半導体材料は、厳密にゼロよりも上で、6.5eV以下であるバンドギャップ値を有する材料である。
直接バンドギャップ半導体は、半導体材料の例である。伝導帯の最小値および価電子帯の最大値が電荷キャリア運動量の同じ値に対応する場合、材料は、「直接バンドギャップ」を有すると言われる。伝導帯の最小値および価電子帯の最大値が電荷キャリア運動量の異なる値に対応する場合、材料は、「間接バンドギャップ」を有すると言われる。
3次元構造
3次元構造は、主方向に沿って延在する構造である。3次元構造は、主方向に沿って測定された長さを有する。3次元構造は、主方向に対して垂直な横方向に沿って測定された最大横方向寸法も有し、横方向は、構造の寸法が最大である主方向に対して垂直な方向である。
最大横方向寸法は、例えば、10マイクロメートル(μm)以下であり、長さは、最大横方向寸法以上である。最大横方向寸法は、有利には、2.5μm以下である。
最大横方向寸法は、特に、10nm以上である。
特定の実施形態では、長さは、最大横方向寸法の2倍以上であり、例えば、最大横方向寸法の5倍以上である。
主方向は、例えば、法線方向Dである。この場合、3次元構造の長さは、「高さ」と呼ばれ、法線方向Dに対して垂直な平面における3次元構造の最大寸法は、10μm以下である。
法線方向Dに対して垂直な平面における3次元構造の最大寸法は、しばしば、3次元構造の断面の形状に関係なく、「直径」と呼ばれる。
例えば、各3次元構造は、マイクロワイヤである。マイクロワイヤは、円柱状の3次元構造である。
特定の実施形態では、マイクロワイヤは、法線方向Dに沿って延在する円柱である。例えば、マイクロワイヤは、円形の基部を有する円柱である。この場合、円柱の基部の直径は、マイクロワイヤの長さの半分以下である。
最大横方向寸法が1μm未満のマイクロワイヤは、「ナノワイヤ」と呼ばれる。
基板25から法線方向Dに沿って延在する角錐は、3次元構造の別の例である。
法線方向Dに沿って延在する円錐は、3次元構造の別の例である。
法線方向Dに沿って延在する円錐台または角錐台は、3次元構造の別の例である。
10 表示画面
15 発光デバイス、ピクセル
25 基板
30 発光体、第1の発光体
35 発光体、第2の発光体
40A 発光体、第3の発光体
40B 発光体、第3の発光体
50 平面支持面、支持面
57 3次元半導体構造、3次元構造
60 コア
65 被覆層
70 発光層
75 ドープ層
80 放射変換器
82 層、下地層
83 グラフティング層、分子Mの層、層
85 樹脂のバルク、第1のバルク
90 第2のバルク
95 壁

Claims (13)

  1. 第1の発光体(40A)であって、前記第1の発光体(40A)が第1の放射を放出するように適合された、第1の発光体(40A)と、
    第2の発光体(40B)であって、前記第2の発光体(40B)が第2の放射を放出するように適合され、前記第2の放射が前記第1の放射とは異なる、第2の発光体(40B)と
    を含む発光デバイス(15)であって、
    前記第1の発光体(40A)が第1の半導体構造と第1の放射変換器(80)とを含み、前記第2の発光体(40B)が第2の半導体構造と第2の放射変換器(80)とを含み、各半導体構造が前記第1の放射および前記第2の放射とは異なる第3の放射を放出するように適合された半導体層を含み、各放射変換器(80)が粒子(P)のセットを含み、各粒子(P)が前記第3の放射を対応する前記発光体(40A、40B)によって放出される前記第1または第2の放射に変換することができ、
    前記第1の放射変換器(80)の前記粒子(P)が前記第1の半導体構造の表面などの前記第1の発光体(40A)の表面に感光性樹脂のバルクによって付着されており、前記第2の放射変換器(80)の前記粒子(P)が前記第2の半導体構造の表面などの前記第2の発光体(40B)の表面にグラフティングによって付着されている、
    発光デバイス(15)。
  2. 前記第2の放射変換器(80)が粒子(P)の少なくとも1つの層(82)および有機分子(M)の少なくとも1つのグラフティング層(83)のスタックを含み、前記粒子(P)の層(82)が前記グラフティング層(83)によって前記第2の発光体(40B)の表面に付着されている、請求項1に記載の発光デバイス。
  3. 前記第2の放射の平均波長が前記第1の放射の平均波長よりも厳密に小さい、請求項1または2に記載の発光デバイス。
  4. 少なくとも1つの第3の発光体(30)をさらに含み、前記第3の発光体(30)が第4の放射を放出するように適合されており、前記第4の放射が前記第1の放射および前記第2の放射とは異なり、前記第3の発光体(30)が少なくとも1つの第3の半導体構造を含み、前記第3の半導体構造が第3の半導体層を含み、前記第3の半導体層が前記第4の放射を放出するように適合されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の発光デバイス。
  5. 少なくとも1つの第4の発光体(40C)をさらに含み、前記第4の発光体(40C)が第5の放射を放出するように適合され、前記第5の放射が前記第1の放射および前記第2の放射とは異なり、
    前記第4の発光体(40C)が第4の半導体構造(57)と第4の放射変換器(80)とを含み、前記第4の半導体構造(57)が第5の放射とは異なる第3の放射を放出するように適合された半導体層を含み、前記第4の発光体(40C)の前記放射変換器(80)が粒子(P)のセットを含み、各粒子(P)が前記第3の放射を前記第5の放射に変換することができる、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の発光デバイス。
  6. 1つの発光体(30、35、40A、40B、40C)から放出された放射が別の発光体(30、35、40A、40B、40C)に到達するのを防ぐことができる少なくとも1つの壁(95)をさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の発光デバイス。
  7. 第1の発光体(40A)であって、前記第1の発光体(40A)が第1の放射を放出するように適合された、第1の発光体(40A)と、
    第2の発光体(40B)であって、前記第2の発光体(40B)が第2の放射を放出するように適合され、前記第2の放射が前記第1の放射とは異なる、第2の発光体(40B)と
    を含む発光デバイス(10)を製造するための方法であって、
    前記方法が、
    少なくとも1つの第1の半導体構造と少なくとも1つの第2の半導体構造とを製造するためのステップ(100)であって、前記第1の半導体構造が第1の半導体層を含み、前記第2の半導体構造が第2の半導体層を含み、各第1および第2の半導体層が前記第1の放射および前記第2の放射とは異なる第3の放射を放出するように適合される、ステップ(100)と、
    前記第1の発光体(40A)の表面上に、前記第1の半導体層の前記第3の放射を前記第1の放射に変換することができる粒子(P)を含む感光性樹脂のバルクを配置するためのステップ(150)と、
    前記第2の発光体(40B)の表面上に、グラフティング層を堆積するためのステップ(160)と、
    前記グラフティング層上に、前記第2の半導体層の前記第3の放射を前記第2の放射に変換することができる粒子(P)の層を堆積するためのステップであって、各粒子(P)が前記グラフティング層によって前記第2の発光体(40B)の表面に付着される、ステップと
    を含む、方法。
  8. 第1の発光体(40A)であって、前記第1の発光体(40A)が第1の放射を放出するように適合され、前記第1の発光体(40A)が少なくとも1つの第1の半導体構造を含み、前記第1の半導体構造が第1の半導体層を含み、前記第1の半導体層が第2の放射(R1)を放出するように適合された、第1の発光体(40A)と、
    少なくとも1つの第2の発光体(40B)であって、各第2の発光体(40B)が第3の放射を放出するように適合され、前記第3の放射が前記第1の放射とは異なり、前記第2の発光体(40B)が少なくとも1つの第2の半導体構造を含み、前記第2の半導体構造が第4の放射(R2)を放出するように適合された第2の半導体層を含む、少なくとも1つの第2の発光体(40B)と
    を含む発光デバイスであって、
    各発光体(40A、40B)が放射変換器(80)をさらに含み、各放射変換器が第1の粒子(P1)および第2の粒子(P2)の混合物を含み、各第1の粒子(P1)が前記第2の放射(R1)を前記第1の放射に変換することができ、各第2の粒子(P2)が前記第4の放射(R2)を前記第3の放射に変換することができる、
    発光デバイス。
  9. 各第1の粒子(P1)が前記第2の放射(R2)に対して透明であり、各第2の粒子(P2)が前記第4の放射(R1)に対して透明である、請求項8に記載の発光デバイス。
  10. 以下の特性のうちの少なくとも1つが検証される、請求項8または9に記載の発光デバイス。
    − 前記第1の粒子(P1)および第2の粒子(P2)の混合物が感光性樹脂(85)内に埋め込まれる、
    − 前記第1の粒子(P1)および第2の粒子(P2)の混合物がグラフティングによって前記第1および第2の発光体(40A、40B)の表面に付着される、ならびに
    − 前記第2の放射(R1)および前記第4の放射(R2)のうちの一方の放射が紫外線であり、前記第2の放射(R1)および前記第4の放射(R2)のうちの他方の放射が青色放射である。
  11. 第1の発光体(40A)と少なくとも1つの第2の発光体(40B)とを含む発光デバイス(10)を製造するための方法であって、前記第1の発光体(40A)が第1の放射を放出するように適合され、各第2の発光体(40B)が第3の放射を放出するように適合され、前記第3の放射が前記第1の放射とは異なり、前記方法が、
    少なくとも1つの第1の半導体構造と少なくとも1つの第2の半導体構造とを設けるためのステップであって、前記第1の半導体構造が第1の半導体層を含み、前記第1の半導体層が第2の放射(R1)を放出するように適合され、前記第2の半導体構造が第4の放射(R2)を放出するように適合された第2の半導体層を含む、ステップと、
    第1の粒子(P1)および第2の粒子(P2)の混合物を堆積するためのステップであって、各第1の粒子(P1)が前記第2の放射(R1)を前記第1の放射に変換することができ、各第2の粒子(P2)が前記第4の放射(R2)を前記第3の放射に変換することができる、ステップと
    を含む、方法。
  12. 以下の特性のうちの少なくとも1つが検証される、請求項11に記載の方法。
    − 前記堆積するためのステップが前記第1および第2の半導体構造の各々に前記混合物を含む樹脂のバルク(85)を堆積するステップを含む、
    − 前記堆積するためのステップが前記第1および第2の発光体(40A、40B)の表面にグラフティング層(83)を堆積するステップと、前記グラフティング層(83)に前記混合物を堆積するステップとを含み、前記混合物の各粒子(P1、P2)が前記グラフティング層(83)によって前記第1および第2の発光体(40A、40B)の各々のそれぞれの表面に付着される。
  13. 請求項1から6または8から10のいずれか一項に記載の発光デバイスを少なくとも1つ備える表示画面(10)。
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