JP2021524459A - ハロゲン化n−アリールピラゾールの製造方法 - Google Patents

ハロゲン化n−アリールピラゾールの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021524459A
JP2021524459A JP2020564845A JP2020564845A JP2021524459A JP 2021524459 A JP2021524459 A JP 2021524459A JP 2020564845 A JP2020564845 A JP 2020564845A JP 2020564845 A JP2020564845 A JP 2020564845A JP 2021524459 A JP2021524459 A JP 2021524459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
substituted
otf
halogen
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2020564845A
Other languages
English (en)
Inventor
レンビアーク,アンドレアス
ハイルマン,アイク・ケヴィン
Original Assignee
バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト filed Critical バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
Publication of JP2021524459A publication Critical patent/JP2021524459A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D231/00Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings
    • C07D231/02Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings
    • C07D231/10Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D231/14Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D231/16Halogen atoms or nitro radicals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D231/00Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings
    • C07D231/02Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings
    • C07D231/10Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D231/14Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

本発明は、式(II)の化合物のハロゲン化による、式(I)の化合物の製造方法(ここで、R1、R2、R3およびXは本発明に従い定義される)に関する。

Description

本発明は、式(II)の化合物
Figure 2021524459
をハロゲン化することによる、式(I)の化合物
Figure 2021524459
の製造方法(ここで、R1、R2、R3およびXは以下のように定義される)に関する。
式(I)の化合物およびその調製は、例えば、WO2015/067646、WO2015/067647、WO2016/174052およびWO2017/025590に記載されている。しかしながら、これらの文献に記載されている製造方法における欠点は、高い反応温度、一部の場合での長い反応時間、および一般式(I)の化合物の得られる収率の大きな変動である。
ピラゾールのハロゲン化のために文献で一般に知られている代替的な選択肢は、元素ヨウ素または臭素(WO2008/156739)および無機ヨウ素および臭素塩(Russ. Chem. Bull. 2014, 63, 360, RSC Advances 2016, 6, 90031)の使用であって、任意には過酸化水素(Tetrahedron Lett. 2008, 49, 4026)または硝酸セリウムアンモニウム(US2015/322063、US2011/166143)などの酸化化合物を添加してもよいことを記載する。これらの方法の欠点は、高温の必要性、時には一般式(I)の化合物への不完全な又は低い転化率、重金属塩の錯体除去、及び毒性及び腐食性臭素又はヨウ素蒸気の放出である。これらの理由から、これらの方法は工業的用途には不適当である。
さらに、強酸を使用することによるヨウ素化のための有機ヨウ素含有分子の活性化は、文献に記載されている(Tetrahedron Lett. 2002, 43, 5047; Tetrahedron Lett. 2009, 50, 2664; Org. Proc. Res. Dev. 2012, 16, 1329)。これらの方法の欠点は、概して活性化ピラゾールおよび芳香族化合物に制限があり、比較的多量の触媒量または化学量論量の強酸を使用することである。
WO2015/067646 WO2015/067647 WO2016/174052 WO2017/025590 WO2008/156739 US2015/322063 US2011/166143
Russ. Chem. Bull. 2014, 63, 360, RSC Advances 2016, 6, 90031 Tetrahedron Lett. 2008, 49, 4026 Tetrahedron Lett. 2002, 43, 5047 Tetrahedron Lett. 2009, 50, 2664 Org. Proc. Res. Dev. 2012, 16, 1329
しかしながら、ハロゲン化N−アリールピラゾール誘導体は、新規な農薬活性成分を合成するためのビルディングブロックとして非常に重要である。したがって、本発明の目的は、工業的にかつ費用効果的に使用することができ、上記の欠点を回避する一般式(I)の化合物の製造方法を提供することであった。また、高収率かつ高純度で特定のN−アリールピラゾール誘導体を得ることが望ましく、その結果、その標的化合物は、好ましくはさらなる潜在的に複雑な精製に供される必要がない。
この目的は、本発明に従って、式(I)の化合物
Figure 2021524459
(ここで
Xは、ハロゲンであり;
1は、水素、シアノ、ハロゲン、ハロゲンもしくはCNで置換されていてもよいC1−C4−アルキル、またはハロゲンで置換されていてもよいC1−C4−アルコキシであり、
2は、ハロゲン、トリフルオロメチルスルホニル、トリフルオロメチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルファニル、ハロゲンで置換されていてもよいC1−C4−アルキル、またはハロゲンで置換されていてもよいC1−C4−アルコキシであり、
3は、水素、シアノ、ハロゲン、ハロゲンもしくはCNで置換されていてもよいC1−C4−アルキル、またはハロゲンで置換されていてもよいC1−C4−アルコキシである)
の製造方法であって、
式(II)の化合物
Figure 2021524459
(ここで、R1、R2及びR3は上記で定義されたとおりである)
を、使用される式(II)の化合物の総モル量に基づき、≧0.0001当量でかつ<0.3当量の、鉱酸、スルホン酸、カルボン酸、およびルイス酸から選択される少なくとも1つの酸の添加により、有機ハロゲン化化合物でハロゲン化することによる、方法によって達成された。
驚くべきことに、本発明による方法は、少量の触媒量の酸を添加することによって、低温でも一般式(I)の化合物を一定で非常に良好な収率で迅速にハロゲン化することが見出された。さらに、本発明による方法は、用量制御された反応レジームを可能にし、同時にプロセス信頼性の改善をもたらす。
以下に記載される好ましい実施形態は、適用可能であれば、ここに記載される全ての式を指す。
本発明の1つの好ましい実施形態において、
2は、ハロゲン置換C1−C4−アルキルまたはハロゲン置換C1−C4−アルコキシであり、例えば、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、トリフルオロメチル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1,2,2,2−テトラフルオロエチル、1−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル、1,1−ジフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロ−n−プロピル、ヘプタフルオロイソプロピル、ノナフルオロ−n−ブチル、ノナフルオロ−sec−ブチル、ノナフルオロ−tert−ブチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2−クロロ−2,2−ジフルオロエトキシまたはペンタフルオロエトキシなどである。
特に好ましくは、
2は、フッ素置換C1−C4−アルキルまたはフッ素置換C1−C4−アルコキシである。
非常に特に好ましくは、
2は、パーフルオロ−C1−C3−アルキル(CF3、C25またはC37(n−またはイソプロピル))またはパーフルオロ−C1−C3−アルコキシ(OCF3、OC25またはOC37(n−またはイソプロポキシ))である。
特に好ましくは、
2は、パーフルオロ−C1−C3−アルキルであり、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロイソプロピルまたはヘプタフルオロ−n−プロピルなどがあり、特にはヘプタフルオロイソプロピルである。
さらに好ましい一実施形態では、R1およびR3が、各場合で互いに独立して、水素、Cl、Br、F、C1−C3−アルキル、ハロゲン置換C1−C3−アルキル、C1−C3−アルコキシまたはハロゲン置換C1−C3−アルコキシから選択される置換基である。
さらに好ましい一実施形態において、R1およびR3は、ここに記載される置換基であるが、R1およびR3はいずれの化合物においても同時に水素ではない。
換言すれば、化合物中のR1が水素である場合、R3はここに記載される他の置換基の1つであり、逆もまた同様である。
特に好ましい一実施形態において、R1およびR3は、各場合で互いに独立して、Cl、Br、C1−C3−アルキル、またはフッ素置換C1−C3−アルキル、C1−C3−アルコキシまたはフッ素置換C1−C3−アルコキシ、とりわけCl、Br、メチル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシまたはジフルオロメトキシである。
非常に特に好ましい一実施形態において、R1およびR3は、互いに独立して、Cl、BrまたはF、特にClまたはBrである。特に有利な構成では、R1とR3は同じハロゲン、とりわけ塩素である。
本発明の1つの好ましい構成において、ラジカルR1、R2、R3の少なくとも1つは、ハロゲン置換C1−C4−アルキルまたはハロゲン置換C1−C4−アルコキシ、特に好ましくはフッ素置換C1−C3−アルキルまたはフッ素置換C1−C3−アルコキシである。
本発明の1つのさらに特に有利な構成において、
1は、ハロゲンまたはC1−C3−アルキル、とりわけBr、Clまたはメチルであり、
2は、フッ素置換C1−C4−アルキルまたはフッ素置換C1−C4−アルコキシ、とりわけヘプタフルオロイソプロピルであり、
3は、ハロゲン、C1−C3−アルキルまたはフッ素置換C1−C3−アルキル、C1−C3−アルコキシまたはフッ素置換C1−C3−アルコキシ、とりわけCl、メチル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシまたはジフルオロメトキシである。
本発明の1つの好ましい構成において、Xは、塩素、臭素またはヨウ素、特に好ましくは臭素またはヨウ素、非常に特に好ましくはヨウ素である。
出発物質として使用される式(II)のピラゾールは、例えば、WO2015/067646、WO2015/067647およびWO2016/174052に記載されている方法と同様に、対応するヒドラジン誘導体から調製することができる。
好ましく使用される式(II)のピラゾールは、以下のものである。
1−[4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−2,6−ジメチルフェニル]−1H−ピラゾール
1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−1H−ピラゾール
1−[2−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール
1−[2−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール
1−[2−クロロ−6−(ジフルオロメトキシ)−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−1H−ピラゾール
1−[4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−2−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール
1−[2−ブロモ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール
1−[2−ブロモ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール
特に好ましいのは、以下のものである:
1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−1H−ピラゾール
1−[2−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール
1−[2−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール
1−[2−クロロ−6−(ジフルオロメトキシ)−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−1H−ピラゾール
1−[2−ブロモ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール
1−[2−ブロモ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール
非常に特に好ましいのは、1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオルプロパン−2−イル)フェニル]−1H−ピラゾールである。
式(I)の以下の好ましい化合物は、これらの化合物から対応して形成される:
4−ブロモ−1−[4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−2,6−ジメチルフェニル]−1H−ピラゾール
4−ブロモ−1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−1H−ピラゾール
4−ブロモ−1−[2−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール
4−ブロモ−1−[2−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール
4−ブロモ−1−[2−クロロ−6−(ジフルオロメトキシ)−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−1H−ピラゾール
4−ブロモ−1−[4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−2−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール
4−ブロモ−1−[2−ブロモ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール
4−ブロモ−1−[2−ブロモ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール
1−[4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−2,6−ジメチルフェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール
1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール
1−[2−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール
1−[2−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール
1−[2−クロロ−6−(ジフルオロメトキシ)−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール
1−[4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−2−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール
1−[2−ブロモ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール
1−[2−ブロモ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール
特に好ましいのは、以下のものである。
4−ブロモ−1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−1H−ピラゾール
4−ブロモ−1−[2−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール
4−ブロモ−1−[2−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール
4−ブロモ−1−[2−クロロ−6−(ジフルオロメトキシ)−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−1H−ピラゾール
4−ブロモ−1−[4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−2−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール
4−ブロモ−1−[2−ブロモ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール
4−ブロモ−1−[2−ブロモ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール
1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール
1−[2−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール
1−[2−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール
1−[2−クロロ−6−(ジフルオロメトキシ)−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール
1−[4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−2−メチル−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール
1−[2−ブロモ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール
1−[2−ブロモ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール
非常に特に好ましいのは、以下のものである。
1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール、
1−[2−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール、
1−[2−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾールおよび
1−[2−ブロモ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール
本発明の文脈において、他の箇所で異なって定義されない限り、用語「アルキル」は、本発明によれば、それ自体で、または他の用語、例えばハロアルキルと組み合わせて、1〜12個の炭素原子を有し、好ましくは1〜6個を有し、特に好ましくは1〜4個の炭素原子を有し、分岐または非分岐であり得る飽和脂肪族炭化水素基のラジカルを意味すると理解される。C1−C12−アルキル基の例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、1−エチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシルおよびn−ドデシルである。
用語「アルコキシ」は、それ自体で、または他の用語、例えばハロアルコキシと組み合わせて、本ケースでは、O−アルキル基を意味すると理解され、ここで、用語「アルキル」は上記で定義したとおりである。
本発明によれば、別に定義されない限り、用語「アリール」は、6〜14個の炭素原子を有する芳香族基、好ましくはフェニル、ナフチル、アントリルまたはフェナントレニル、より好ましくはフェニルを意味すると理解される。
ハロゲン置換基、例えばハロアルキルは、モノハロゲン化されるものから可能な最大置換基数までポリハロゲン化されている。ポリハロゲン化の場合、ハロゲン原子は同一であっても異なっていてもよい。特に明記しない限り、置換されていてもよい基はモノ置換またはポリ置換されていてもよく、ここで、ポリ置換の場合の置換基は同一であっても異なっていてもよい。
上記で一般的にまたは好ましい範囲で特定された範囲は、全体的なプロセスに対応して適用される。これらの定義は、所望に応じて、互いに組み合わせることができ、すなわち、それぞれの好ましい範囲間の組み合わせが含まれる。
本発明による好ましいものは、好ましいものとしての上記で特定された意味および範囲の組み合わせが存在する方法の使用である。
本発明による特に好ましいものは、特に好ましいものとしての上記で特定された意味および範囲の組み合わせが存在する方法の使用である。
本発明による非常に特に好ましいものは、非常に特に好ましいものとしての上記で特定された意味および範囲の組み合わせが存在する方法の使用である。
本発明に従って特に使用されるものは、用語「特に(especially)」により上記で特定された意味および範囲の組み合わせが存在する方法である。
本発明に従って具体的に使用されるものは、用語「具体的に(specifically)」により上記で特定された意味および範囲の組み合わせが存在する方法である。
方法の説明
式(1)の化合物の調製
Figure 2021524459
基X、R1、R2およびR3は上述の意味を有する。構造式(I)および(II)の化合物は、例えば、好ましいピラゾールおよびハロピラゾールとして上述した化合物である。
一般式(I)のハロピラゾールは、本発明による方法によって良好な収率で高純度で得られる。
一般構造(I)の本発明の化合物は、構造(II)のピラゾールを、使用される化合物(II)の総モル量に基づいて、≧0.0001当量および<0.3当量の少なくとも1つの酸の添加により、ハロゲン化化合物と反応させることによって調製される。
好適な有機ハロゲン化化合物は、好ましくは、N−ハロスクシンイミド、特にN−クロロスクシンイミド(NCS)、N−ブロモスクシンイミド(NBS)またはN−ヨードスクシンイミド(NIS)、1,3−ジハロ−5,5−ジメチルヒダントイン、特に1,3−クロロ−5,5−ジメチルヒダントイン(DCDMH)、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(DBDMH)または1,3−ジヨード−5,5−ジメチルヒダントイン(DIDMH)、またはハロシアン酸、特に1,3,5−トリクロロ−1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリオン、1,3,5−トリブロモ−1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリオンまたは1,3−ジブロモ−1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリオンから選択される。特に好ましくは、ハロゲン化化合物は、N−ハロスクシンイミドまたは1,3−ジハロ−5,5−ジメチルヒダントインから選択され、非常に特に好ましいものは1,3−ジハロ−5,5−ジメチルヒダントインである。
さらに、ハロゲン化化合物は、特に好ましくは、N−ブロモスクシンイミド(NBS)、N−ヨードスクシンイミド(NIS)、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(DBDMH)、1,3−ジヨード−5,5−ジメチルヒダントイン(DIDMH)、1,3,5−トリブロモ−1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリオンまたは1,3−ジブロモ−1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリオンから選択され、非常に特に好ましいものは、N−ヨードスクシンイミド(NIS)、1,3−ジヨード−5,5−ジメチルヒダントイン(DIDMH)または1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(DBDMH)、特にN−ヨードスクシンイミド(NIS)および1,3−ジヨード−5,5−ジメチルヒダントイン(DIDMH)である。
ハロゲン化化合物は、使用される化合物が同じハロゲンを有する限り、単独で、または2つ以上の組み合わせで使用されてもよい。
ハロゲン化化合物は、本発明に従って、使用される化合物(II)の総モル量に基づいて、1.0〜2.0当量(モノハロ化合物)または0.5〜1.0当量(ジハロ化合物)、好ましくは1.1〜1.2当量(モノハロ化合物)または0.55〜0.8当量(ジハロ化合物)の割合で使用することができる。
ハロゲン化化合物は、本発明に従って、固体として純粋な形態で、または反応条件下で不活性である適切な有機溶媒中、特にはその反応に予め選択された溶媒中、好ましくは40〜90重量%の濃度で、特に好ましくは60〜95重量%の濃度での懸濁液または溶液として存在してもよい。適切な有機溶媒は、特に、方法全体に好ましい溶媒である。
本発明によれば、適切な酸は、鉱酸、スルホン酸、カルボン酸およびルイス酸から選択される。
本発明によれば、用語「無機酸」は、例えば、HF、HCl、HBr、HI、H2SO4、HNO3、およびH3PO4などの、炭素を含有しない全ての無機酸を包含する。
適当な無機酸は、好ましくはHCl、HF、HNO3、H2SO4およびH3PO4、特に好ましくはHNO3、HFおよびH2SO4から選択され、そしてH2SO4が非常に特に好適である。
本発明によれば、用語「スルホン酸」は、例えば、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸およびp−トルエンスルホン酸等の、当業者に一般的に知られている任意に置換されたアリールスルホン酸およびアルキルスルホン酸を包含する。
適切なスルホン酸は、好ましくはメタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸およびパラトルエンスルホン酸、特に好ましくはメタンスルホン酸およびパラトルエンスルホン酸から選択され、メタンスルホン酸が非常に特に好ましい。
本発明によれば、用語「カルボン酸」は、当業者に一般的に知られており、少なくとも1つのカルボキシル基(−COOH)を含有する全ての炭素含有酸を包含し、例えば、任意に置換されたアルキルカルボン酸およびアリールカルボン酸、ならびに任意に置換されたアルキルジカルボン酸およびアリールジカルボン酸などである。
適切なカルボン酸は、好ましくは≦5、特に好ましくは≦3のpKaを有する。
適切なカルボン酸は、好ましくは酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸およびトリクロロ酢酸、特に好ましくは酢酸、トリフルオロ酢酸およびトリクロロ酢酸から選択され、酢酸またはトリフルオロ酢酸が非常に特に好ましい。
本発明によれば、用語「ルイス酸」は、当業者に一般的に知られている無機および有機求電子性電子対受容体を包含し、特には、
例えばフッ化物、塩化物または臭化物塩、硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩またはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)としての、好ましくは硝酸塩またはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)としての、リチウムまたはアルカリ土類金属、特にMgおよびCaの、
例えばフッ化物、塩化物または臭化物塩、硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩またはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)としての、好ましくはフッ化物、塩化物または臭化物塩、硝酸塩またはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)としての、第13族元素金属、特にAl、BまたはInの、
および、例えばフッ化物、塩化物、臭化物塩、硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩またはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)としての、好ましくは硝酸塩またはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)としての、遷移金属、特にはFe、Zn、Cu、Sc、TiまたはCoの、
無水または水和無機塩である。
塩は、本発明に従って、無水形態で、しかしまた、それらの水和形態で、特に結晶化の結合水と共に使用することができる。
他の金属塩の使用は技術的観点から可能であるが、経済的及び毒物学的観点からは好ましくない。
適切なルイス酸は、好ましくは、金属BまたはAlのフッ化物、塩化物または臭化物塩、硝酸塩またはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)から、アルカリ土類金属MgまたはCaの硝酸塩またはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)または遷移金属Fe、Zn、CuまたはScの硝酸塩またはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)から選択される無水または水和塩である。ルイス液は、特に好ましくは、Mg(NO32、Ca(NO32、Fe2(NO33、Zn(NO32、Zn(OTf)2、Cu(NO32、Sc(NO33、Ca(OTf)2、Mg(OTf)2、Cu(OTf)2、BBr3、BCl3、BF3*OEt2、Al(NO33、Al(OTf)3、Fe(OTf)3、Cu(OTf)2およびSc(OTf)3から、非常に特に好ましくは、Ca(OTf)2、Mg(OTf)2、Mg(NO32、Ca(NO32、Fe2(NO33およびFe(OTf)3から選択される無水または水和塩である。
本発明によれば、適切な酸は、好ましくはHF、HCl、HBr、HI、H2SO4、HNO3、およびH3PO4、置換されていてもよいアリールスルホン酸およびアルキルスルホン酸、置換されていてもよいアルキルカルボン酸およびアリールカルボン酸、置換されていてもよいアルキルジカルボン酸およびアリールジカルボン酸(ここで、カルボン酸は≦5のpKaを有する)、リチウムまたはアルカリ土類金属、特にMgおよびCa、第13族元素金属、特にAl、BまたはIn、および遷移金属、特にFe、Zn、Cu、Sc、TiまたはCoの無水または水和フッ化物、塩化物または臭化物塩、硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩またはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)から選択される。
本発明によれば、適切な酸は、特に好ましくはHCl、HF、HNO3、H2SO4、H3PO4、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、および金属BまたはAlのフッ化物、塩化物または臭化物塩、硝酸塩またはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)から、アルカリ土類金属MgまたはCaの硝酸塩またはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)、または遷移金属Fe、Zn、CuもしくはScの硝酸塩もしくはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)から選択される無水または水和塩から選択される。
本発明によれば、適切な酸は、非常に特に好ましくは、HNO3、HF、H2SO4、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、Mg(NO32、Ca(NO32、Fe2(NO33、Zn(NO32、Zn(OTf)2、Cu(NO32、Sc(NO33、Ca(OTf)2、Mg(OTf)2、Cu(OTf)2、BBr3、BCl3、BF3*OEt2、Al(NO33、Al(OTf)3、Fe(OTf)3、Cu(OTf)2およびSc(OTf)3から選択される。
本発明によれば、適切な酸は、具体的には、H2SO4、メタンスルホン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、Mg(NO32、Ca(NO32、Ca(OTf)2、Mg(OTf)2、Fe2(NO33およびFe(OTf)3から選択される。
使用される酸に関する本発明による方法のさらなる好ましい構成は、以下に詳述される。
本発明によれば、用語「無機酸」は、例えば、HF、HCl、HBr、HI、H2SO4、HNO3、およびH3PO4等の、炭素を含有しない全ての無機酸を包含する。
適切な無機酸は、好ましくはHCl、H2SO4およびH3PO4から、特に好ましくはH2SO4およびH3PO4から選択され、H2SO4が非常に特に好ましい。
本発明によれば、用語「スルホン酸」は、例えば、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸およびp−トルエンスルホン酸等の、当業者に一般的に知られている任意に置換されたアリールスルホン酸およびアルキルスルホン酸を包含する。
適切なスルホン酸は、好ましくはメタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸およびパラトルエンスルホン酸から、特に好ましくはメタンスルホン酸およびトリフルオロメタンスルホン酸から選択され、メタンスルホン酸が非常に特に好ましい。
本発明によれば、用語「カルボン酸」は、当業者に一般的に知られており、少なくとも1つのカルボキシル基(−COOH)を含有する全ての炭素含有酸を包含し、例えば、任意に置換されたアルキルカルボン酸およびアリールカルボン酸、ならびに任意に置換されたアルキルジカルボン酸およびアリールジカルボン酸などである。
適切なカルボン酸は、好ましくは≦5、特に好ましくは≦3のpKaを有する。
適切なカルボン酸は、好ましくは酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸およびトリクロロ酢酸から、特に好ましくはトリフルオロ酢酸およびトリクロロ酢酸から選択される。
本発明によれば、用語「ルイス酸」は、当業者に一般に知られている無機および有機求電子性電子対受容体を包含し、例えば、フッ化物、塩化物または臭化物塩またはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)としての、リチウム、アルカリ土類金属(特にMgおよびCa)、第13族元素金属(特にAl、BまたはIn)および遷移金属(特にFe、Zn、Cu、Sc、TiまたはCo)の無水無機塩などである。他の金属塩の使用は技術的観点から可能であるが、経済的および毒物学的観点からは好ましくない。
適切なルイス酸は、好ましくは第13族元素化合物から、特にはBBr3、BCl3およびBF3*OEt2から、アルカリ土類金属塩、特にMg(OTf)2およびCa(OTf)2、ならびに遷移金属塩、特にZn(OTf)2、Fe(OTf)3、Cu(OTf)2、Sc(OTf)3から選択され、特に好ましいものはFe(OTf)3およびSc(OTF)3であり、およびFe(OTf)3が非常に特に好ましい。
本発明の1つの特に好ましい構成において、適切な酸は、HCl、H2SO4、H3PO4、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、Mg(OTf)2、Zn(OTf)2、Fe(OTf)3、Cu(OTf)2、Sc(OTf)2、BBr3、BCl3およびBF3*OEt2から、非常に特に好ましくはH2SO4、H3PO4、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、酢酸、Sc(OTf)2またはFe(OTf)3から、特に好ましくはH2SO4、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸またはFe(OTf)3から選択される。
酸は、単独で、または2つ以上の酸の組み合わせで使用され得る。
本発明によれば、酸は、純粋な物質として、または、反応条件下で不活性な適切な有機溶媒中、特に反応のために予め選択された溶媒中で、好ましくは>30重量%の濃度で、特に好ましくは>60重量%の濃度での溶液として使用されることが好ましい。適切な有機溶媒は、特に、方法全体に好ましい溶媒である。
しかしながら、特に好ましいものは、純粋な物質として、そして鉱酸の場合には、さらに希釈することなく、市販の濃縮形態で、酸を使用することである。
好ましいものは、(市販の形態に関して)水で(追加的に)希釈されていない形態で酸を使用することである。
本発明によれば、酸は、使用される化合物(II)の総モル量に基づいて、≧0.0001当量および<0.3当量、好ましくは≧0.001当量および≦0.15当量、非常に特に好ましくは≧0.005当量および≦0.05当量の割合で使用される。
反応は、好ましくは−78〜200℃の温度範囲、特に好ましくは−20〜100℃の温度、非常に特に好ましくは0℃〜50℃で行われる。
反応は、高圧または減圧下で行うことができる。しかし、好ましくは、標準圧力、例えば1013hPa±300hPaの範囲、または1013hPa±100hPaの範囲、または1013hPa±50hPaの範囲で行われる。
本発明による方法の実施に適切な希釈剤または溶媒は、原則として、特定の反応条件下で不活性であるすべての有機溶媒である。例えば、ハロ炭化水素(例えば、クロロ炭化水素、例えば、テトラクロロエタン、ジクロロプロパン、塩化メチレン、ジクロロブタン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエタン、トリクロロエチレン、ペンタクロロエタン、ジフルオロベンゼン、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロトリエン、トリクロロベンゼン等)、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール)、ニトリル、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、イソブチロニトリル、ベンゾニトリル、m−クロロベンゾニトリル、脂肪族、脂環式または芳香族炭化水素(例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナンおよび技術的等級炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、アニソール、キシレン、メシチレン、ニトロベンゼン)、エステル(例えば、酢酸メチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、炭酸ジメチル、炭酸ジブチル、炭酸エチレン);アミド(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジプロピルホルムアミド、N,N−ジブチルホルムアミド(DBF)、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAC)、N−メチルピロリドン(NMP)、脂肪族または脂環式エーテル(例えば、1,2−ジメトキシエタン(DME)、ジグリム、テトラヒドロフラン(THF)、2−メチル−THF、1,4−ジオキサン、メチルtert−ブチルエーテル)、カルボン酸(例えば、酢酸、n−プロパン酸、n−ブタン酸)、ケトン(例えば、アセトン、エチルメチルケトン、メチルイソブチルケトン)が挙げられる。
好ましい希釈剤または溶媒は、芳香族炭化水素、特にベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、クロロベンゼンまたはジクロロベンゼン;ハロゲン化炭化水素、特にジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンまたは四塩化炭素;エステル、特に酢酸エチル、酢酸イソプロピルおよび酢酸ブチル;アミド、特にDMF、DMACおよびNMP;ニトリル、特にアセトニトリルまたはプロピオニトリル;またはカルボン酸、特に酢酸またはn−プロパン酸である。
特に好ましい一実施形態では、溶媒は、ニトリル、特にアセトニトリル、またはカルボン酸、特に酢酸である。
溶媒は、単独で、または2つ以上の組み合わせで使用されてもよい。
式(II)の化合物のハロゲン化の持続時間は短く、好ましくは0.15時間〜5時間の範囲、特に好ましくは0.25時間〜3時間の範囲である。より長い反応時間が可能であるが、経済的な観点からは好都合ではない。
本発明によれば、ハロゲン化化合物は、一般式(II)の化合物の溶液に、固体として、または懸濁液もしくは溶液として、純粋な形態で添加することができる。
しかしながら、本発明による方法の1つの好ましい構成において、一般式(II)の化合物の溶液は、本発明による溶媒または希釈剤中のハロゲン化化合物の懸濁液または溶液に計量される。
好ましいことは、本発明に従う好ましい上記の溶媒または希釈剤を使用することである。
計量の時間は、好ましい範囲で0.5〜6時間、特に好ましくは1〜4時間であることができる。より長い計量時間も技術的観点から可能であるが、経済的観点からは好都合ではない。
計量は、好ましくは−78〜200℃の温度範囲、特に好ましくは−20〜100℃の温度、非常に特に好ましくは0℃〜50℃で行われる。1つの有利な構成において、計量が行われる温度は、反応温度に対応する。
本発明による方法の1つの好ましい構成において、一般式(II)の化合物は、適切な有機溶媒中で、使用される化合物(II)の総モル量に基づいて本発明による上述の好ましい酸の1つの0.2当量が添加され、1013hPa±300hPaおよび−20〜100℃の温度にて、1,3−ジヨード−5,5−ジメチルヒダントイン(DIDMH)と反応され、一般式(I)の化合物を得る。反応混合物を同じ条件下で0.15〜6時間撹拌する。反応時間は、好ましくは、HPLCa)によって確認される完全な転化率で反応が終了するように選択される。
本発明による方法の1つの特に好ましい構成において、一般式(II)の化合物は、使用される化合物(II)の総モル量に基づいて0.05当量の硫酸と一緒に、アセトニトリル中の溶液として、アセトニトリル中の1,3−ジヨード−5,5−ジメチルヒダントイン(DIDMH)の懸濁液中に、1013hPa±50hPaおよび0〜50℃の温度にて0.25〜3時間計量供給される。反応混合物を同じ条件下で0.25〜6時間撹拌する。反応時間は、好ましくは、HPLCa)によって確認される完全な転化率で反応が終了するように選択される。
本発明による方法において、式(I)の化合物は、好ましくは単離され、反応後に後処理される。
一般式(I)のハロピラゾールを単離し、後処理するために、過剰のハロゲン化剤は当業者に公知の適切な還元剤(例えば、亜硫酸ナトリウムまたはチオ硫酸ナトリウム)を添加することによって無害にすることができる。還元剤は、固体または飽和水溶液として純粋な形態で添加することができる。生成物は、直接または溶媒の部分的除去後、例えば溶媒の50%の除去後に、反応混合物を水で希釈することによって沈殿させ、濾過によって単離することができる。別法として、生成物を有機溶媒中に抽出し、水性後処理およびその後の溶媒または抽出剤の除去後に単離することができる。
実施例
以下の実施例は、本発明による方法をより詳細に説明するものであるが、本発明をそれに限定するものではない。
1) 1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール(I−1)
1,3−ジヨード−5,5−ジメチルヒダントイン11.1g(28.0mmol、0.5eq)をアセトニトリル25ml中に最初に仕込み、22.7g(純度:93%、55.6mmol、1.0eq)の1−[2,6−ジクロロ−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]ピラゾールおよび0.28g(2.8mmol、0.05eq)の96%硫酸をアセトニトリル25ml中に溶解した溶液と20℃の内部温度で0.5時間かけて混ぜた。添加が完了した後、混合物をさらに10分間撹拌し、続いてヨードピラゾールへの完全な転化をHPLCa)によって検出した。次いで、10mlの水を添加し、5mlの飽和亜硫酸ナトリウム溶液を添加することによって反応を終了した。溶媒を減圧下で部分的に留去し、20mlの水で沈殿させた後、生成物を濾過した。残渣を各回80mlの水で2回洗浄し、40℃で減圧乾燥した後、生成物を無色から黄色がかった固体として得た:収量29.1g(理論値の98%)。
1H-NMR (CDCl3, 400 MHz)δ(ppm) = 7.84 ppm (s, 1H); 7.71 ppm (s, 2H); 7.65 ppm (s, 1H).
2) 1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール(I−1)
1,3−ジヨード−5,5−ジメチルヒダントイン5.1g(12.9mmol、0.505eq)をアセトニトリル10ml中に最初に仕込み、1−[2,6−ジクロロ−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]ピラゾール10.0g(純度98%、25.7mmol、1.0eq)および氷酢酸80mg(1.3mmol、0.05eq)をアセトニトリル10mlに溶解した溶液と、20℃の内部温度で15分間にわたって混ぜた。添加が完了した後、反応物を50℃に加熱し、この温度でさらに撹拌した。10時間後、ヨードピラゾールへの90%の添加がHPLCa)によって検出できた。5mlの飽和亜硫酸ナトリウム溶液を添加することによって反応を終了し、生成物を100mlの水で沈殿させた後に濾過した。残渣を各回20mlの水で2回洗浄し、40℃で減圧乾燥した後、生成物を淡橙色固体として得た:収量12.1g(理論値の82%)。
3) 1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール(I−1)
51.4g(129.9mmol、0.505eq)の1,3−ジヨード−5,5−ジメチルヒダントインを最初に100mlのアセトニトリルに入れ、100.0g(純度:98%、257.2mmol、1.0eq)の1−[2,6−ジクロロ−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]ピラゾールおよび26mg(0.26mmol、0.001eq)の96%硫酸を100mlのアセトニトリルに溶解した溶液と、20℃の内部温度で0.5時間にわたって混ぜた。添加が完了した後、反応混合物を50℃で撹拌した。1時間後、ヨードピラゾールへの完全な転化がHPLCa)によって検出できた。次いで、水50mlを加え、飽和亜硫酸ナトリウム溶液50mlを加えて反応を終了した。溶媒を減圧下で部分的に留去し、300mlの水で沈殿させた後、生成物を濾過した。残渣を各回100mlの水で2回洗浄し、40℃で減圧乾燥した後、生成物を無色から黄色がかった固体として得た:収量129.5g(理論値の94%)。
4) 1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール(I−1)
1,3−ジヨード−5,5−ジメチルヒダントイン5.1g(12.9mmol、0.505eq)をアセトニトリル10ml中に最初に仕込み、1−[2,6−ジクロロ−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]ピラゾール10.0g(純度98%、25.7mmol、1.0eq)およびFe(OTf)3134mg(0.26mmol、0.01eq)をアセトニトリル10mlに溶解した溶液と、内部温度20℃で15分間かけて混ぜた。添加が完了した後、反応混合物をRTでさらに撹拌した。2時間後、ヨードピラゾールへの完全な転換がHPLCa)によって検出できた。次いで、5mlの飽和亜硫酸ナトリウム溶液を添加することによって反応を終了し、生成物を100mlの水で沈殿させた後に濾過した。残渣を各回100mlの水で2回洗浄し、40℃で減圧乾燥した後、生成物を無色から黄色がかった固体として得た:収量12.7g(理論値の88%)。
5) 1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール(I−1)
6.3g(27.0mmol、1.05eq)のN−ヨードスクシンイミドを最初に10mlのアセトニトリル中に入れ、10mlのアセトニトリルに溶解した10.0g(純度:98%、25.7mmol、1.0eq)の1−[2,6−ジクロロ−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]ピラゾールおよび131mg(1.29mmol、0.05eq)の96%硫酸の溶液と20℃の内部温度で15分間にわたって混ぜた。添加が完了した後、反応混合物をこの温度で撹拌した。1時間後、ヨードピラゾールへの完全な転化がHPLCa)によって検出できた。次いで、5mlの飽和亜硫酸ナトリウム溶液を添加することによって反応を終了し、生成物を100mlの水で沈殿させた後に濾過した。残渣を各回100mlの水で2回洗浄し、40℃で減圧乾燥した後、生成物を無色から黄色がかった固体として得た:収量12.7g(理論値の94%)。
6) 1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール(I−1)
10.0g(純度:97.4%、25.5mmol、1.0eq)の1−[2,6−ジクロロ−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]ピラゾールを20mLのアセトニトリルに溶解し、0.26mg(2.55μmol、0.0001eq)の96%のH2SO4と混合した。1,3−ジヨード−5,5−ジメチルヒダントイン1.53g(3.9mmol、0.15eq)を添加した後、溶液を60℃に加熱し、この温度で撹拌した。5時間後、さらに1,3−ジヨード−5,5−ジメチルヒダントイン1.53g(3.9mmol、0.15eq)を加え、混合物を60℃でさらに撹拌し、合計10時間後、さらに1,3−ジヨード−5,5−ジメチルヒダントイン2.04g(5.2mmol、0.20eq)で添加を繰り返した。60℃で合計17時間後、ヨードピラゾールへの99%の転化がHPLCa)によって検出できた。生成物は単離されなかった。
7) 4−ブロモ−1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−1H−ピラゾール(I−2)
3.86g(13.2mmol、0.51eq)の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインを最初に50mlのアセトニトリルに入れ、0.5時間にわたって20℃の内部温度で、50mlのアセトニトリルに溶解した10.0g(純度:99%、26.2mmol、1.0eq)の1−[2,6−ジクロロ−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]ピラゾールおよび0.13g(1.3mmol、0.05eq)の96%硫酸の溶液と混ぜた。添加が完了した後、混合物をさらに10分間撹拌し、続いてブロモピラゾールへの完全な転化をHPLCa)によって検出した。次いで、10mlの水を添加し、5mlの飽和亜硫酸ナトリウム溶液を添加することによって反応を終了した。溶媒を減圧下で部分的に留去し、20mlの水で沈殿させた後、生成物を濾過した。残渣を各回80mlの水で2回洗浄し、40℃で減圧乾燥した後、生成物を無色固体として得た:収量11.6g(理論値の96%)。
1H-NMR (CDCl3, 400 MHz): δ (ppm) = 7.80 ppm (s, 1H); 7.71 ppm (s, 2H); 7.63 ppm (s, 1H)
8) 4−ブロモ−1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−1H−ピラゾール(I−2)
4.81g(27.2mmol、1.05eq)のN−ブロモスクシンイミドを最初に10mlのアセトニトリルに入れ、10mlのアセトニトリルに溶解した10.0g(純度:99%、26.2mmol、1.0eq)の1−[2,6−ジクロロ−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]ピラゾールおよび0.13g(1.3mmol、0.05eq)の96%硫酸の溶液と20℃の内部温度で15分間にわたって混ぜた。添加が完了した後、混合物をこの温度でさらに撹拌し、1時間後、ブロモピラゾールへの完全な転化をHPLCa)によって検出した。次いで、5mlの飽和亜硫酸ナトリウム溶液を添加することによって反応を終了し、生成物を100mlの水で沈殿させた後に濾過した。残渣を各回20mlの水で2回洗浄し、40℃で減圧乾燥した後、生成物を無色固体として得た:収量11.8g(理論値の96%)。
9) 4−ブロモ−1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−1H−ピラゾール(I−2)
2.0g(7.1mmol、0.55eq)のジブロモイソシアヌル酸を最初に10mlのアセトニトリルに入れ、20℃の内部温度で5.0g(純度:98%、12.9mmol、1.0eq)の1−[2,6−ジクロロ−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]ピラゾールおよび63mg(0.6mmol、0.05eq)の96%硫酸と混ぜた。添加が完了した後、混合物をこの温度でさらに撹拌し、30分後、ブロモピラゾールへの完全な転化をHPLCa)によって検出した。次いで、5mlの飽和亜硫酸ナトリウム溶液を添加することによって反応を終了し、形成されたイソシアヌル酸を、20mlのアセトニトリルで希釈した後、濾過によって除去した。母液を150mlの水と滴下混合し、沈殿した固体を濾過した。残渣を各回30mlの水で2回洗浄し、40℃で減圧乾燥した後、生成物を無色固体として得た:収量5.8g(理論値の95%)。
酸に関するさらなる実験:
表1)は、実験1)と同様に実施したさらなる実験の概要、およびHPLCa)を用いて測定した、達成された化合物(I−1)の転化率を示す。
使用した酸、温度および反応時間のバリエーションがあった。全ての他のパラメーターおよび反応物は同じに保った。
Figure 2021524459
酸を添加しない比較例
1−[2,6−ジクロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール(I−1)
0.5g(1.3mmol、1.0eq)の1−[2,6−ジクロロ−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]ピラゾールを最初に10mlのアセトニトリルに入れ、2.85g(0.7mmol、0.55eq)の1,3−ジヨード−5,5−ジメチルヒダントインと混ぜた。反応混合物を65〜70℃に加熱し、この温度で15時間撹拌した。この時間の後、所望のヨウ素化生成物への54%の転化がHPLCa)によって検出できた。生成物は単離されなかった。
以下の一般式(I)のハロゲン化N−アリールピラゾールは、実験1)および7)と同様に調製可能であった:
4−ブロモ−1−[2−ブロモ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール(I−3)
HPLCa)による転化率:>99%(r.t.,1時間)
1H-NMR (CDCl3, 400 MHz) δ (ppm) = 7.92 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.63 (s, 2H).
4−ブロモ−1−[2−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール(I−4)
HPLCa)による転化率:>99%(r.t.,1時間)
1H-NMR (CDCl3, 400 MHz) δ (ppm) = 7.80 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.59 (s, 1H).
4−ブロモ−1−[2−クロロ−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール(I−5)
HPLCa)による転化率:>99%(r.t.,1時間)
1H-NMR (DMSO-d6, 400 MHz) δ (ppm) = 8.48 (br s, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.06 (br s, 1H), 8.03 (s, 1H).
4−ブロモ−1−[2−ブロモ−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール(I−6)
HPLCa)による転化率:>99%(r.t.,4時間)
1H-NMR (CDCl3, 400 MHz) δ (ppm) = 8.17 (br s, 1H), 7.99 (br s, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.62 (s, 1H).
4−ブロモ−1−[2−メチル−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール(I−7)
HPLCa)による転化率:>99%(40℃、1時間)
1H-NMR (CDCl3, 400 MHz) δ (ppm) = 7.87 (br s, 1H), 7.78 (br s, 1H), 7.7 ( s, 1H), 7.59 (s, 1H), 2.13 (s, 3H).
1−[2−ブロモ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール(I−8)
HPLCa)による転化率:>99%(r.t.,0.5時間)
1H-NMR (CDCl3, 400 MHz) δ (ppm) = 7.92 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.63 (s, 1H).
1−[2−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール(I−9)
HPLCa)による転化率:>99%(r.t.,0.5時間)
1H-NMR (CDCl3, 400 MHz) δ (ppm) = 7.83 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.59 (s, 1H).
1−[2−クロロ−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール(I−10)
HPLCa)による転化率:>99%(r.t.,0.5時間)
1H-NMR (DMSO-d6, 400 MHz) δ (ppm) = 8.47 (br s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.05 (br s, 1H), 7.97 (s, 1H).
1−[2−ブロモ−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−ヨード−1H−ピラゾール(I−11)
HPLCa)による転化率:>99%(r.t.,0.5時間)
1H-NMR (CDCl3, 400 MHz) δ (ppm) = 8.16 (br s, 1H), 7.99 (br s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.64 (s, 1H).
4−ヨード−1−[2−メチル−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール(I−12)
HPLCa)による転化率:>99%(r.t.,0.5時間)
1H-NMR (CDCl3, 400 MHz) δ (ppm) = 7.87 (br s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.78 (br s, 1H), 7.61 (s, 1H), 2.11 (s, 3H).
方法:
実施例のNMRデータは、従来の形態(δ値、多重項分割、水素原子数)で列挙されている。
NMRスペクトルが記録された溶媒および周波数をそれぞれの場合に記載する。
a)HPLC(高性能液体クロマトグラフィー)、逆相カラム(C18)、Agilent 1100 LC系;Phenomenex Prodigy 100×4mm ODS3;溶離剤A:アセトニトリル(0.25ml/l);溶離剤B:水(0.25ml TFA/l);7.00分で5%アセトニトリルから95%アセトニトリルへの直線勾配、次いでさらに1.00分間の95%アセトニトリル;オーブン温度40℃;流速:2.0ml/分。

Claims (15)

  1. 式(I)の化合物
    Figure 2021524459
    (ここで
    Xは、ハロゲンであり;
    1は、水素、シアノ、ハロゲン、ハロゲンもしくはCNで置換されていてもよいC1−C4−アルキル、またはハロゲンで置換されていてもよいC1−C4−アルコキシであり、
    2は、トリフルオロメチルスルホニル、トリフルオロメチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルファニル、ハロゲン、ハロゲンで置換されていてもよいC1−C4−アルキル、またはハロゲンで置換されていてもよいC1−C4−アルコキシであり、
    3は、水素、シアノ、ハロゲン、ハロゲンもしくはCNで置換されていてもよいC1−C4−アルキル、またはハロゲンで置換されていてもよいC1−C4−アルコキシである)
    の製造方法であって、
    式(II)の化合物
    Figure 2021524459
    (ここで、R1、R2及びR3は上記で定義されたとおりである)
    を、使用される式(II)の化合物の総モル量に基づき、≧0.0001当量でかつ<0.3当量の、鉱酸、スルホン酸、カルボン酸およびルイス酸から選択される少なくとも1つの酸の添加により、有機ハロゲン化化合物でハロゲン化することによる、方法。
  2. Xが、塩素、臭素またはヨウ素、好ましくは臭素またはヨウ素であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ハロゲン化化合物が、N−ハロスクシンイミド、1,3−ジハロ−5,5−ジエチルヒダントインまたはハロシアヌル酸から選択されることを特徴とする、請求項1および2のいずれかに記載の方法。
  4. 前記ハロゲン化化合物が、N−ブロモスクシンイミド(NBS)、N−ヨードスクシンイミド(NIS)、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(DBDMH)、1,3−ジヨード−5,5−ジメチルヒダントイン(DIDMH)、1,3,5−トリブロモ−1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリオンまたは1,3−ジブロモ−1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリオンから選択されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記酸が、使用される化合物(II)の総モル量に基づいて、≧0.001当量および≦0.15当量の割合で使用されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記カルボン酸が、≦5のpKaを有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記酸が、HF、HCl、HBr、HI、H2SO4、HNO3およびH3PO4、置換されていてもよいアリールスルホン酸およびアルキルスルホン酸、置換されていてもよいアルキルカルボン酸およびアリールカルボン酸、置換されていてもよいアルキルジカルボン酸およびアリールジカルボン酸(ここで、前記カルボン酸は、≦5のpKaを有する)、ならびにリチウム、またはアルカリ土類金属、第13族元素金属および遷移金属の無水または水和フッ化物、塩化物または臭化物塩、硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩またはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)から選択されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記酸が、HCl、HF、HNO3、H2SO4、H3PO4、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、および金属BまたはAlのフッ化物、塩化物または臭化物塩、硝酸塩またはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)から、アルカリ土類金属MgまたはCaの硝酸塩またはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)から、または遷移金属Fe、Zn、CuまたはScの硝酸塩またはトリフルオロメタンスルホン酸塩(OTf)から選択される無水または水和塩から選択されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  9. 前記酸が、HNO3、HF、H2SO4、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、Mg(NO32、Ca(NO32、Fe2(NO33、Zn(NO32、Zn(OTf)2、Cu(NO32、Sc(NO32、Ca(OTf)2、Mg(OTf)2、Cu(OTf)2、BBr3、BCl3、BF3*OEt2、Al(NO33、Al(OTf)3、Fe(OTf)3、Cu(OTf)2およびSc(OTf)3から選択されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  10. 前記反応が、−78〜200℃の温度範囲、好ましくは−20〜100℃の温度で行われることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 2が、ハロゲン置換C1−C4−アルキルまたはハロゲン置換C1−C4−アルコキシであることを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 2が、フッ素置換C1−C4−アルキルまたはフッ素置換C1−C4−アルコキシであることを特徴とする、請求項1から11のいずれかに記載の方法。
  13. 1およびR3が、それぞれ独立して、水素、Cl、Br、F、C1−C3−アルキル、ハロゲン置換C1−C3−アルキル、C1−C3−アルコキシまたはハロゲン置換C1−C3−アルコキシから選択される置換基であることを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 1およびR3はいずれの化合物においても同時に水素ではないことを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 1が、ハロゲンまたは(C1−C3)−アルキルであり、
    2が、フッ素置換C1−C4−アルキルまたはフッ素置換C1−C4−アルコキシであり、
    3が、ハロゲン、C1−C3−アルキルまたはフッ素置換C1−C3−アルキル、C1−C3−アルコキシまたはフッ素置換C1−C3−アルコキシである
    ことを特徴とする、請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
JP2020564845A 2018-05-24 2019-05-20 ハロゲン化n−アリールピラゾールの製造方法 Withdrawn JP2021524459A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP18174030.9 2018-05-24
EP18174030 2018-05-24
PCT/EP2019/062924 WO2019224139A1 (de) 2018-05-24 2019-05-20 Verfahren zur herstellung von halogenierten n-arylpyrazolen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021524459A true JP2021524459A (ja) 2021-09-13

Family

ID=62244395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020564845A Withdrawn JP2021524459A (ja) 2018-05-24 2019-05-20 ハロゲン化n−アリールピラゾールの製造方法

Country Status (12)

Country Link
US (1) US11332447B2 (ja)
EP (1) EP3802497B1 (ja)
JP (1) JP2021524459A (ja)
KR (1) KR20210011934A (ja)
CN (1) CN112204015A (ja)
BR (1) BR112020022763A2 (ja)
CA (1) CA3101065A1 (ja)
ES (1) ES2928370T3 (ja)
IL (1) IL278861B2 (ja)
MX (1) MX2020012525A (ja)
TW (1) TW202003474A (ja)
WO (1) WO2019224139A1 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050065178A1 (en) * 2003-09-19 2005-03-24 Anwer Basha Substituted diazabicycloakane derivatives
MX2009014208A (es) 2007-06-18 2010-01-28 Schering Corp Compuestos heterociclicos y usos de los mismos como inhibidores de erk.
IN2012DN02679A (ja) 2009-10-12 2015-09-04 Bayer Cropscience Ag
EP2673260B1 (en) * 2011-02-08 2016-08-17 Pfizer Inc Glucagon receptor modulator
RU2655604C2 (ru) 2013-01-11 2018-05-29 Фуджифилм Корпорэйшн Азотсодержащее гетероциклическое соединение или его соль
UY35819A (es) 2013-11-05 2015-05-29 Bayer Cropscience Ag Nuevos compuestos para controlar artrópodos
UY36652A (es) 2015-04-30 2016-11-30 Bayer Animal Health Gmbh Combinaciones antiparasíticas
CN108137509B (zh) 2015-08-13 2021-03-19 拜耳作物科学股份公司 适用于防治节肢动物的吡咯、二唑、三唑或四唑衍生物

Also Published As

Publication number Publication date
EP3802497B1 (de) 2022-07-06
US11332447B2 (en) 2022-05-17
IL278861B2 (en) 2023-07-01
WO2019224139A1 (de) 2019-11-28
IL278861A (en) 2021-01-31
CA3101065A1 (en) 2019-11-28
ES2928370T3 (es) 2022-11-17
CN112204015A (zh) 2021-01-08
IL278861B1 (en) 2023-03-01
MX2020012525A (es) 2021-02-16
BR112020022763A2 (pt) 2021-02-02
KR20210011934A (ko) 2021-02-02
TW202003474A (zh) 2020-01-16
US20210198209A1 (en) 2021-07-01
EP3802497A1 (de) 2021-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2008257515B2 (en) Method for the production of n-substituted (3-dihalomethyl-1-methyl-pyrazole-4-YL) carboxamides
KR20130121949A (ko) 4-아미노-5-플루오로-3-할로-6-(치환된)피콜리네이트의 제조 방법
TWI609006B (zh) 製備3,5-雙(氟烷基)吡唑-4-羧酸衍生物及3,5-雙(氟烷基)吡唑類之方法
SG192101A1 (en) Process for the preparation of 4-amino-5-fluoro-3-halo-6-(substituted)picolinates
JP7260480B2 (ja) Dipea塩基の存在下でのアリールピロール化合物の製造
JP2022514304A (ja) 置換アニリンの製造方法
US11332447B2 (en) Method for producing halogenated N-arylpyrazoles
JP2019524828A (ja) 3H−イミダゾール[4,5−c]ピリジン誘導体を有機金属亜鉛−アミン塩基と反応させることによる2−(3,6−ジハロピリジン−2−イル)−3H−イミダゾール[4,5−c]ピリジン誘導体及び関連化合物の製造方法
DK2729444T3 (en) METHOD FOR PREPARING 2-AMINO-5-CYANO-N, 3-DIMETHYLBENZAMIDE
WO2015129591A1 (ja) ピラゾール化合物の製造方法
KR20220078585A (ko) 2-클로로-1-(2-클로로티아졸-5-일)에타논의 제조
AU2020257633A1 (en) Preparation of substituted pyrazoles and their use as anthranilamides precursors
JP2021524461A (ja) 置換n−アリールピラゾールの製造方法
CZ20011318A3 (cs) Způsob přípravy ortho-nitrobenzonitrilové sloučeniny
JP5790195B2 (ja) ピラゾール化合物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220517

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20230323