JP2021522765A - 電気機械を冷却するための装置およびそのような装置を備える電気機械 - Google Patents

電気機械を冷却するための装置およびそのような装置を備える電気機械 Download PDF

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Abstract

自動車両の電気機械(2)を冷却するためのこの冷却装置(52)は、リザーバ(44)と、リザーバ(44)に流体的に連結された回路(53)とを備える。リザーバ(44)は、電気機械(2)のハウジング(4)と、電気機械(2)のステータ(20)との間に、電気機械(2)の軸(6)に対して径方向に位置するように構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気機械冷却装置、より詳細には、陸上輸送手段、海上輸送手段、または空中輸送手段に装備するように構成された電気機械の分野に関する。
電気または電気ハイブリッド推進を備えた自動車両は、従来、電気機械が装備されたパワートレーンを備える。電気機械は、通常、回路と、サンプとも呼ばれるタンクとを備える冷却装置によって冷却される。タンクは、電気機械の下方に位置する。回路は、タンクによって流体が供給され、電気機械のステータおよび/またはロータと熱的に連結された部分を含む。
そのような配置構成は、電気機械の冷却を可能にするが、完全に満足のいくものではない。一方で、冷却装置は、エンジンコンパートメントの限定されたスペース内でかなりの量のスペースをとる。また、車両が強く傾く場合、または道路の強い横傾斜がある場合、油圧流体循環ポンプの停止が起こり、電気機械の冷却を妨げることがある。
上記に照らして、本発明の目的は、上記で言及した欠点を軽減しながら、電気機械の冷却を可能にすることである。
より具体的には、本発明の目的は、車両の傾きまたは道路の横傾斜に対する感度を抑えながら、冷却装置のコンパクト性を高めることである。
この目的のために、タンクと、タンクと流体的に連結された回路とを備える、自動車両の電気機械用の冷却装置が、提案される。
この装置の全般的な特徴によれば、タンクは、電気機械のハウジングと、電気機械のステータとの間に、電気機械の軸に対して径方向に、そして電気機械の軸周りの円周すべてにわたって位置するように構成される。
タンクのそのような配設により、とりわけ、電気機械の軸とタンクの底部との間の垂直ずれを抑え、ステータの上方および側部に位置するスペースをタンクに使用することによって、冷却装置のコンパクト性を高めることが可能になる。さらに、タンク内に高圧で含まれる油圧流体は、電気機械のステータの冷却に寄与する。
1つの実施形態では、回路は、タンクに対して軸方向にずらされた第1の周囲コンパートメントを備える。
電気機械の軸とタンクの底部との間の垂直ずれを抑え、冷却装置をこうして区画化することにより、装置が傾いた場合の流体の分散が抑えられる。その結果、車両の強い傾きまたは道路の強い横傾斜に対する冷却装置の感度が、それによって抑えられる。
第1の環状シーリング手段を電気機械の軸に対して直角に設けることも可能であり、第1のシーリング手段は、タンクと第1の周囲コンパートメントとの間に軸方向に挿入される。
1つの実施形態では、回路は、タンクと流体的に連結されたチャネルと、チャネルに連結されて第1の周囲コンパートメント内に現れる噴射手段とを備え、噴射手段は、電気機械のロータの巻線に軸方向に面して配設されるように構成される。
ハウジングとステータとの間にタンクを配設することにより、ステータを冷却することが可能になり、したがってステータを冷却するように配置される噴射手段の必要性を排除する。噴射手段をロータ巻線に面して軸方向に配設することにより、コンパクト性を向上させ、装置の生産コストを低減しながら、ロータはより効率的に冷却される。
有利には、回路は、第2の周囲コンパートメントを備え、タンクは、第1の周囲コンパートメントと第2の周囲コンパートメントとの間に軸方向に挿入され、装置は、電気機械の軸に対して直角である第2の環状シーリング手段を備え、第2のシーリング手段は、タンクと第2の周囲コンパートメントとの間に軸方向に挿入される。
周囲コンパートメントの下流側およびタンクの上流側の回路に関して、さまざまな構造を企図することができる。これらの構造のうち、とりわけ、非限定的な例として与えられる次の変形形態を企図することが可能である。
第1の変形形態によれば、回路は、ポンプと、出力ダクトと、ポンプをタンクに連結する注入ダクトとを備え、出力ダクトは、第1の周囲コンパートメントと流体的に連結された第1の上流部分と、第2の周囲コンパートメントと流体的に連結された第2の上流部分と、第1の上流部分、第2の上流部分、およびポンプを連結する下流部分とを含む。
この第1の変形形態により、特に、単一のポンプの使用によって装置のコンパクト性を向上させることが可能になる。
第2の変形形態によれば、回路は、第1のポンプと、第1の周囲コンパートメントと流体的に連結された第1の出力ダクトと、第2のポンプと、第2の周囲コンパートメントと流体的に連結された第2の出力ダクトと、第1の上流部分、第2の上流部分、ならびに第1の上流部分、第2の上流部分、およびタンクを連結する下流部分を含む注入ダクトとを備え、第1のポンプは、第1の出力ダクトを第1の上流部分に連結し、第2のポンプは、第2の出力ダクトを第2の上流部分に連結する。
この第2の変形形態により、ポンプの停止のリスクを最小限に抑えることが可能になる。したがって、この変形形態は、より具体的には、全地形対応車の電気巻上機または航空機内に埋め込まれる電気機械などの難しい用途に適合される。
1つの実施形態では、回路は、出力ダクト上に配設された逆止弁を備える。
車両の強い傾き時にポンプが停止するリスクは、それによって抑えられる。
別の実施形態では、回路は、第1の周囲コンパートメントおよび第2の周囲コンパートメントと流体的に連結された均等化ダクトを備え、均等化ダクトは、ノズルと、ノズル内に配設されたボールとを備える。
均等化ダクトにより、たとえば強い傾きの後に周囲コンパートメント内で油圧流体のレベルの不均衡が起こった場合、油圧流体レベル間の均衡を再確立することが可能になる。
1つの実施形態では、装置は、タンク内に含まれた油圧流体の温度を管理するための手段を備え、管理手段は、電気機械のステータの供給源を駆動することができる。
そのような管理手段により、流体加熱手段を組み込む必要無く油圧流体の温度を制御して、装置によって実施される冷却を簡単に最適化することが可能になる。
別の態様によれば、自動車両用、好ましくは電気またはハイブリッド推進電気車両のパワートレーン用の電気機械であって、ハウジングと、ステータと、これまで定義した装置とを備える、電気機械が提案される。
本発明の他の目的、特徴、および利点は、添付の図を参照しながら、非限定的な例としてのみ与えられている後続の説明を読むことで明らかになるであろう。
本発明の1つの態様による電気機械の斜視図である。 図1の電気機械の長手方向断面図である。 本発明の実施形態による冷却装置の概略図である。 本発明の別の実施形態による冷却装置の概略図である。
図1および2を参照すれば、電気機械2が、概略的に表されている。図示する例では、電気機械2は、電気またはハイブリッド電気推進を備えた自動車両(表さず)のパワートレーン内に組み込まれるように構成される。しかし、電気機械2が別の装置、たとえば航空機などの空中輸送手段に組み込まれることも、当然ながら本発明の文脈から逸脱するものではない。
電気機械2は、とりわけ、対称軸6周りで軸対称であるハウジング4を備える。正規直交基底ベクトル8が定義され、これは、ハウジング4に結び付けられる。基底8は、
Figure 2021522765
とから構成される。
Figure 2021522765
は、軸6に平行である。
本出願では、別途示されない限り、用語「軸方向」、「軸方向に」、「径方向」、「径方向に」、および「円周」は、軸6に関連して理解されるものである。さらに、用語「円筒状」は、その従来の定義にしたがって理解され、すなわち円筒状表面は、所与の曲線を通過する、所与の方向の直線から構成された表面である。
ハウジング4は、第1のハウジング部分10と、第2のハウジン部分12とを備える。外側径方向フランジ14が、ハウジング10の一方の軸方向端部において延びている。フランジ14の形態に対応する形態である外側径方向フランジ16が、部分12の軸方向端部において延びている。部分10および12は、とりわけフランジ14および16によって互いに軸方向に接触している。部分10および12は、複数のねじ付きロッド18によって固定される。この特定の場合では、11本のねじ付きロッド18が、部分10および12を固定する。
電気機械2は、ハウジング4の内側に配設されたステータ20を備える。ステータ20は、
Figure 2021522765
の方向周りの円筒状である。ステータ20は、とりわけ、本体22と、巻線24とを備える。本体22は、軸6周りの円形の軸方向セクションを備えた円筒状である。図2に表すように、巻線24は、とりわけ、ステータ本体22の両側に軸方向に位置する左導出ワイヤ26および右導出ワイヤ28を備える。ステータ本体22および導出ワイヤ26は、部分10の内側に受け入れられる。導出ワイヤ28は、部分10の外に軸方向に延び、部分12の内側に受け入れられる。
電気機械2は、ロータ30を備える。ロータ30は、
Figure 2021522765
の方向周りの円筒状である。ロータ30は、シャフト32と、本体34とを備える。シャフト32は、ハウジング4に対して軸6周りで回転するように装着される。本体34は、軸6周りの円形の軸方向セクションを備えた外側円筒状表面(参照せず)によって径方向に区切られる。本体34は、とりわけ左導出ワイヤ36および右導出ワイヤ38を備える巻線を受け入れる。
電気機械2は、シリコーンビード40を備える。ビード40は、部分10の軸方向の前端表面41上に置かれる。表面41は、ビード40を介して、本体22の軸方向の前端表面22gと軸方向に接触する。ビード40は、表面41の円周にわたって連続ループを形成する。より詳細には、ビード40は、
Figure 2021522765
に対して直角である平面内にリングを形成する。図示する例では、ビード40によって形成されたリングは、主に、4つの局所的な径方向の広がりを備えた円形である。
電気機械2は、環状シール42を備える。シール42は、実質的に平坦である。シール42は、フランジ14と16との間に軸方向に挿入される。シール42は、本体22の軸方向の前端表面22dと軸方向に接触する内側径方向端部(参照せず)を備える。図示する例では、シール42は、金属ワッシャから構成される。しかし、本発明の範囲から逸脱することなく、別の材料、たとえばゴムから作製されたワッシャから構成されるか、または互いに対して並置する2つの異なる材料から作製された2つのワッシャ、たとえば金属ワッシャとゴムワッシャを並置して構成されたシール42を企図することが可能である。
ビード40およびシール42は、したがって、本体22の両側に軸方向に位置するシーリング手段を形成する。これらのシーリング手段により、ハウジング4の内部は、タンク44、第1の周囲コンパートメント46、および第2の周囲コンパートメント48の間で区画化される。タンク44は、コンパートメント46と48との間に軸方向に挿入される。タンク44は、軸6の周りの全周にわたって延び、換言すれば、タンク44は、軸6およびステータ20を完全に取り囲む。タンク44は、ビード40によってコンパートメント46に対してきっちりと区切られる。これと同様に、タンク44は、シール42によってコンパートメント48からきっちりと分離される。明確なことに、本発明の範囲から逸脱することなく、シーリング手段40および42を反対にすること、すなわち、シールをビード40の代わりに使用し、および/またはシール42の代わりにシリコーンのビードを使用することが可能である。
コンパートメント46および48それぞれは、これらの底部分内にストレーナ50を備える。ストレーナ50は、コンパートメント46および48内に含まれた油圧流体を収集することができる。より詳細には、ストレーナ50は、コンパートメント46および48の底部内に形成された油圧流体のシートと接触しており、それによってこれらのシートから油圧流体を収集することができる。
図3を参照すれば、電気機械2は、冷却装置52を備える。図を明確にする目的で、電気機械2は、図3では概略的に表されており、電気機械2の特定の要素は、故意に省略されている。これと同様に、図1および2では、これらの図の明確性を向上させるために、装置52は省略されている。装置52は、とりわけ、タンク44と、回路53とを備え、回路は、とりわけ、シーリング手段40および42によってきっちりとそれぞれ区切られたコンパートメント46および48を備える。タンク44および回路53は、とりわけ油を含むことができる油圧流体を交換する。
回路53は、高圧チャネル54を備え、この機能は、タンク44内に含まれた油圧流体を周囲コンパートメント46および48に分配することである。チャネル54は、タンク44と流体的に連結された上流部分56を含む。チャネル54は、第1の下流部分58と、第2の下流部分60とを含む。部分58および60は、部分56に流体的に連結される。各部分58、60はそれぞれ、噴射ノズル62、64を備える。噴射ノズル62は、コンパートメント46内に現れる。噴射ノズル64は、コンパートメント48内に現れる。より詳細には、各噴射ノズル62、64は、導出ワイヤ36、38に面して軸方向にそれぞれ配設される。噴射ノズルが油圧流体を噴射するために使用されているが、当然ながら、別の分散手段または別の噴射手段を使用することも可能である。
回路53は、出力ダクト66を備える。ダクト66は、コンパートメント46のストレーナ50と流体的に連結された第1の上流部分67と、コンパートメント48のストレーナ50と連結された第2の上流部分68とを含む。各部分67、68は、関連するストレーナ50への流れを遮る逆止弁69を備える。ダクト66は、部分67および68と流体的に連結された下流部分70を含む。
回路53は、部分67および68を繋ぐ均等化ダクト71を備える。より詳細には、ダクト71と各部分67、68の連結点は、関連する逆止弁69の上流側である。ダクト71は、均等化ボール73を備えたノズル72を備える。このようにして、ダクト71は、車両が傾けられる場合、ボール73によって遮られる。車両が水平である場合、ボール73は、ノズル72の中央に変位され、油圧流体はダクト71内に流れてコンパートメント46内の油圧流体レベルとコンパートメント48内の油圧流体レベルとの間の均衡を再確立することができる。図示する例では、ノズルおよびボールを使用して均等化ダクト71を生み出すが、当然ながら、車両の傾きに基づいてダクト71内の流体の流れの開閉を生み出すための任意の他の手段を企図することも可能である。
回路53は、高圧注入ダクト74を備える。ダクト74は、タンク44と流体的に連結される。回路53は、さらに、部分70をダクト74に連結するポンプ76を備える。
装置52は、タンク44の内側に温度センサ78を備える。センサ78により、タンク44内に含まれた油圧流体の温度T44を測定することができる。しかし、温度T44を決定するための他の手段、たとえばマッピングに基づく推定器を企図することも可能である。
装置52は、電気機械2のセンサ78および制御装置(参照せず)と情報的に繋げられたドライバモジュール79を備える。モジュール79には、ステータ20の供給電流設定値を確立するためのハードウェアおよびソフトウェアが設けられる。実際、モジュール79は、温度T44が閾値T44低閾値を下回ったときに供給電流設定値をたどるように構成され、温度T44が閾値T44高閾値を上回ったときにステータ20の供給電流を低減するように構成される。温度T44を管理するための手段が、こうして提供される。
この配置により、ポンプ76は、タンク44内で流れを生成する。タンク44内に高圧で含まれた油圧流体は、電気機械2のステータ20を冷却する。したがって、ドライバモジュール79によってステータ20の供給電流を変更することによって、温度T44を駆動することが可能である。高圧の油圧流体は、チャネル54によって噴射ノズル62および64に方向付けられる。噴射ノズル62は、油圧流体をコンパートメント46内に噴射して、導出ワイヤ36においてロータ30を冷却する。これと同様に、噴射ノズル64は、コンパートメント48内の導出ワイヤ38に対して油圧流体を噴射する。噴射された油圧流体は、次いで、コンパートメント46および48の底部内に蓄積し、それによってストレーナ50の近傍にシートを形成する。ポンプ76は、油圧流体を吸引し、油圧流体は、次いで、圧力下でタンク44内に再導入される。
図4を参照すれば、電気機械2内に組み込まれるように構成された冷却装置80の別の実施形態が、概略的に表されている。同一である要素は、同じ参照記号を有する。
図4の実施形態による冷却装置80は、これがダクト66の代わりに、第1の出力ダクト82と、第2の出力ダクト84とを備えるという点で装置52とは異なる。ダクト82は、コンパートメント46のストレーナ50に連結される。ダクト84は、コンパートメント48のストレーナ50に連結される。装置80は、ダクト82およびダクト84上にそれぞれ装着された第1のポンプ86および第2のポンプ88を備える。
装置80は、注入ダクト90を備える。ダクト90は、ポンプ86に連結された第1の上流部分92と、ポンプ88に連結された第2の上流部分94とを含む。ダクト90は、タンク44ならびに部分92および94と流体的に連結された下流部分96を含む。
この配置構成により、ポンプ86および88は、タンク44内に高圧の油圧流体の流れを生成する。この流体は、チャネル54によってコンパートメント46および48内へと方向付けられる。このようにして、油圧流体は、図3の実施形態のようにステータ20およびロータ30を冷却する。次に、コンパートメント46内に含まれた流体は、ポンプ86で吸引することによって、ダクト82に関連するストレーナ50によって収集される。これと同様に、コンパートメント48内に含まれた流体は、ダクト84および関連するストレーナ50を介してポンプ88によって吸引される。一方でポンプ86および他方でポンプ88によって吸引された流体は、部分92および94をそれぞれたどり、部分96を介してタンク44を再結合する。
したがって、この実施形態により、油圧流体循環ポンプの停止のリスクを最大限に抑えることによって、図3の実施形態と同じ冷却を実施することが可能になる。装置80は、このため、全地形対応車のパワートレーンまたは航空機内に組み込まれるように構成された電気機械などの、特に難しい用途に意図された電気機械に特に適合される。
図示する例では、装置80は、逆止弁または均等化ダクトを有さない。しかし、ポンプの停止のリスクおよび油圧流体レベルの不均衡のリスクを最大限に抑えることが可能であり、ダクト82および84上の逆止弁、および/またはダクト82および84を連結する均等化ダクトを加えることが可能である。同様に、当然ながら、本発明の範囲から逸脱することなく、ドライバモジュール79およびセンサ78を装置80内に組み込むことができる。
上記に照らして、電気機械2ならびに冷却装置52および80は、ハウジング4とステータ20との間にタンク44を径方向に挿入することによって、コンパクト性を高め、そして車両の強い傾きまたは道路の強い横傾斜がある場合の冷却の不具合のリスクを抑えながら、電気機械を効果的に冷却することを可能にする。

Claims (7)

  1. タンク(44)と、前記タンク(44)と流体的に連結された回路(53)とを備える冷却装置(52、80)を備える自動車両の電気機械(2)であって、前記タンク(44)が、前記電気機械(2)のハウジング(4)と、前記電気機械(2)のステータ(20)との間に、前記電気機械(2)の軸(6)に対して径方向に、そして前記電気機械(2)の前記軸(6)周りの円周すべてにわたって位置し、前記回路(53)は、前記タンク(44)に対して軸方向にずらされた第1の周囲コンパートメント(46、48)を備え、前記装置(52、80)は、前記電気機械(2)の前記軸(6)に対して直角である第1の環状シーリング手段(40、42)を備え、前記第1のシーリング手段(40、42)は、前記タンク(44)と前記第1の周囲コンパートメント(46、48)との間に軸方向に挿入されることを特徴とする、電気機械。
  2. 前記回路(53)が、前記タンク(44)と流体的に連結されたチャネル(54)と、前記チャネル(54)に連結され、前記第1の周囲コンパートメント(46、48)内に現れる噴射手段(62、64)とを備え、前記噴射手段(62、64)は、前記電気機械(2)のロータ(30)の巻線(36、38)に軸方向に面して配設される、請求項1に記載の電気機械(2)。
  3. 前記回路(53)が、第2の周囲コンパートメント(48、46)を備え、前記タンク(44)が、前記第1の周囲コンパートメント(46、48)と、前記第2の周囲コンパートメント(48、46)との間に軸方向に挿入され、前記装置(52、80)は、前記電気機械(2)の前記軸(6)に対して直角である第2の環状シーリング手段(42、40)を備え、前記第2のシーリング手段(42、40)は、前記タンク(44)と、前記第2の周囲コンパートメント(48、46)との間に軸方向に挿入され、前記回路(53)は、ポンプ(76)と、出力ダクト(66)と、前記ポンプ(76)を前記タンク(44)に連結する注入ダクト(74)とを備え、前記出力ダクト(66)は、前記第1の周囲コンパートメント(46)と流体的に連結された第1の上流部分(67)と、前記第2の周囲コンパートメント(48)と流体的に連結された第2の上流部分(68)と、前記第1の上流部分(67)、前記第2の上流部分(68)、および前記ポンプ(76)を連結する下流部分(70)とを含む、請求項1または2に記載の電気機械(2)。
  4. 前記回路(53)が、第2の周囲コンパートメント(48、46)を備え、前記タンク(44)が、前記第1の周囲コンパートメント(46、48)と前記第2の周囲コンパートメント(48、46)との間に軸方向に挿入され、前記装置(52、80)は、前記電気機械(2)の前記軸(6)に対して直角である第2の環状シーリング手段(42、40)を備え、前記第2のシーリング手段(42、40)は、前記タンク(44)と、前記第2の周囲コンパートメント(48、46)との間に軸方向に挿入され、前記回路(53)は、第1のポンプ(86)と、前記第1の周囲コンパートメント(46)と流体的に連結された第1の出力ダクト(82)と、第2のポンプ(88)と、前記第2の周囲コンパートメント(48)と流体的に連結された第2の出力ダクト(84)と、第1の上流部分(92)、第2の上流部分(94)、ならびに前記第1の上流部分(92)、前記第2の上流部分(94)、および前記タンク(44)を連結する下流部分(96)を備える注入ダクト(90)とを備え、前記第1のポンプ(86)は、前記第1の出力ダクト(82)を前記第1の上流部分(92)に連結し、前記第2のポンプ(88)は、前記第2の出力ダクト(84)を前記第2の上流部分(94)に連結する、請求項1から3のいずれか一項に記載の電気機械(2)。
  5. 前記回路(53)が、出力ダクト(66、82、84)上に配設された逆止弁(69)を備える、請求項3または4に記載の電気機械(2)。
  6. 前記装置が、前記第1の周囲コンパートメント(46)および前記第2の周囲コンパートメント(48)と流体的に連結された流体レベル均等化ダクト(71)を備え、前記均等化ダクト(71)は、ノズル(72)と、前記ノズル内に配設されたボール(73)とを備える、請求項3から5のいずれか一項に記載の電気機械(2)。
  7. 前記装置が、さらに、前記タンク(44)内に含まれた油圧流体の温度(T44)を管理するための手段を備え、前記管理手段は、前記電気機械(2)の前記ステータ(20)の供給源を駆動することができる、請求項1から6のいずれか一項に記載の電気機械(2)。
JP2020557216A 2018-04-20 2019-04-09 電気機械を冷却するための装置およびそのような装置を備える電気機械 Active JP7329535B2 (ja)

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