JP2021518061A - 低静止電流負荷スイッチ - Google Patents

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Abstract

負荷スイッチ回路(100)が、トランジスタのゲート(114)を制御するためのドライバ(112)を含む。ゲート(114)が活性化されると、ゲート(114)は、トランジスタに、電源(130)から負荷に電力を搬送させる。ゲート(114)がイネーブルされると、ゲート傾斜制御(116)が、ゲート(114)に関連する電圧の経時的変化率を制御して、ゲート(114)を活性化し、ドライバ(112)をディセーブルする。

Description

本願は、概して電力レギュレータに関し、より具体的には低静止電流負荷スイッチに関する。
電力管理集積回路(IC)は、オートモーティブ技術から通信技術及び産業技術にわたる種々のアプリケーションにおいて回路を駆動するために用いられ得る。電力スイッチは、一般に、デジタル論理回路やメモリセルなどのデバイスに電源を結合するために用いられる。集積負荷スイッチなどの負荷スイッチは、電力レールをオンオフさせるために用いられるICリレーである。基本的な負荷スイッチは、入力電圧、出力電圧、イネーブル、及び接地の4つの接続を含む。負荷スイッチのICバージョンの占有面積は、離散構成要素から形成される負荷スイッチの占有面積よりも小さい。IC負荷スイッチは、例えば、出力トランジスタ及び出力ドライバを含むように相補型金属酸化物半導体(CMOS)プロセスを用いて形成され得る。負荷スイッチは、例えば、電流漏れを低減することによって電力消費を改善するためのシステムにおいて用いられ得る。負荷スイッチがオンにされると、電流が入力ピンから出力ピンに流れ、電力が下流の回路に届く。
或る例が、低静止電流負荷スイッチを提供する。或る例が、ゲート、ソース、及びドレインを含むトランジスタと、トランジスタのゲートに接続されるトランスコンダクタと、トランスコンダクタの入力に接続されるコンパレータと、チャージポンプと、第1の端子及び第2の端子を含む抵抗器とを含む負荷スイッチ回路を提供する。第1の端子はトランジスタのゲートに接続され、第2の端子はチャージポンプに接続される。
或る例が、トランジスのゲートを制御するためのドライバであって、ゲートが活性化されるとき、ゲートがトランジスタに電源から負荷に電力を搬送させるドライバ、及び、ゲートに関連する電圧の経時的変化率を制御してゲートを活性化するため、及び、ゲートが活性化されるとき、ドライバをディセーブルするためのゲート傾斜制御回路を含む装置を提供する。
或る例が、電圧を提供するための電源を含むシステムを提供する。この例示のシステムは、電圧を受け取り、電圧を電流に変換してトランジスタのゲートを活性化して、電源から電力を提供するためのゲート傾斜制御及びドライバ回路を含む。この例示のシステムは、ゲート傾斜制御が及びドライバ回路がゲートを活性化するとき、電源から電力を受け取るためのデバイスを含む。この例示のシステムにおいて、ゲート傾斜制御及びドライバ回路は、ゲートが活性化されるまで、ゲートの活性化を電流の経時的変化率に対応する経の的変化率で制御するため、及び、ゲートが活性化されるとき、ゲート傾斜制御及びドライバ回路をディセーブルするためのものである。
電源から負荷への電力搬送を制御するための例示の負荷スイッチ回路を図示する。
図1Aの例示の回路のためのタイミング図を図示する。
図1Aのドライバの例示の電流ミラードライバ実装を図示する。
図1Aのドライバの例示の抵抗性ドライバ実装を図示する。
例示のPMOS負荷スイッチを図示する。
例示のNMOS負荷スイッチを図示する。
例示のNMOS一定ゲート傾斜制御及びドライバ回路を図示する。
図4の回路についての例示のタイミング図を示す。 図4の回路についての例示のタイミング図を示す。 図4の回路についての例示のタイミング図を示す。 図4の回路についての例示のタイミング図を示す。
PMOS負荷スイッチのための例示の一定ゲート傾斜制御及びドライバ回路を図示する。 PMOS負荷スイッチのための例示の一定ゲート傾斜制御及びドライバ回路を図示する。
一定ゲート傾斜制御を伴う例示のNMOS負荷スイッチのゼロ静止電流実装を図示する。
図7Aの回路の動作に関連する例示のタイミング図を示す。
図7Aの負荷スイッチのための相殺電流回路要素の例示のNMOSトランジスタ実装を示す。
図7Aの負荷スイッチのための停止検出回路要素の例示のNMOSトランジスタ実装を示す。
一定ゲート傾斜制御を伴う例示のPMOS負荷スイッチのゼロ静止電流実装を図示する。
図8Aの負荷スイッチのための相殺電流回路要素の例示のPMOSトランジスタ実装を示す。
図8Aの負荷スイッチのための停止検出回路要素の例示のPMOSトランジスタ実装を示す。
負荷スイッチを実装するための回路要素を含む例示のデバイスパッケージを図示する。 負荷スイッチを実装するための回路要素を含む例示のデバイスパッケージを図示する。
図面は一定の縮尺で描かれていない。可能な限り、図面及び添付の記載を通して同じ又は同様の部品を指すために同じ参照番号を用いている。
本記載の主題の範囲から逸脱することなく、論理的、機械的、電気的、及び/又はその他の変更がなされ得る。本記載の異なる態様からの或る特徴を組み合わせて、下記で説明する主題の付加的な態様を形成し得る。
集積負荷スイッチは、電気システムにおける電力供給レールをオンオフさせるために用いられ得る電子リレーである。負荷スイッチは、電気システムに多くの利益をもたらし、離散素子を用いて実装することが難しいことが多い保護特徴を含み得る。例えば、負荷スイッチを用いて、電力分配、電力シーケンシング/電力状態遷移、突入電流制御、スタンバイモードにおける漏れ電流の低減、コントローラの電力低下などを調整し得る。負荷スイッチデバイスがその「オン」ピンを介してイネーブルされると、パス電界効果トランジスタ(FET)などのパストランジスタ論理が活性化される(例えば、オンされる)。活性化することで、入力ピンから出力ピンに電流が流れて、スイッチに接続される下流の回路要素に電力が届き得る。
負荷スイッチのパスFETは、負荷スイッチが扱い得る最大入力電圧及び最大負荷電流を決定する。負荷スイッチのオン抵抗は、負荷スイッチによって散逸される電力の計算に用いられ得るパスFETの特性の一つである。パスFETはNチャネル又はPチャネルFETとし得、これにより、負荷スイッチのアーキテクチャが決定され得る。ゲートドライバが、FETのゲートを制御された方式で充電及び放電し、それによって、負荷スイッチに接続されるデバイスの電圧供給立ち上がりの間が制御される。負荷スイッチのための制御論理が、外部論理信号によって駆動される。制御論理は、パスFETのオンオフ、並びに、急速出力放電、チャージポンプ、及び保護特徴を備えたブロックなどのその他のブロックのオンオフを制御する。
チャージポンプ回路は、コンデンサ及び/又はその他のストレージ要素を用いて、電圧を変換し、任意選択で電圧を調整して、チャージポンプ入力電圧よりも高く又は低くし得る出力電圧を生成する。チャージポンプは、負荷スイッチに含まれない場合もあるが、存在する場合、チャージポンプは、FETを備える負荷スイッチにおいて用いられ得る(例えば、NチャネルFETを備える正のチャージポンプ又はPチャネルFETを備える負のチャージポンプ)。これは、FETを適切にオンにするためにゲートとソースとの間の正の差動電圧(VOUT)が必要とされるからである。
負荷スイッチは、VOUTと接地(GND)の間のオンチップ抵抗器を利用する急速出力放電を含み得る。負荷スイッチデバイスがオンピンを介してディセーブルされると、抵抗器は活性化(例えば、オンされる)される。活性化することにより、出力ノードが放電され、それによって、出力が予測し得ない電圧において浮遊しないようになる。急速出力放電は、入力電圧(VIN)及びバイアス電圧(VBIAS)が動作範囲内である場合に、負荷スイッチデバイスに対して利用可能であり得る。
例えば、多くのシステムにおいて、サブシステム電力分配の制御が制限されている。複数の直流(DC)/DCコンバータ又は低ドロップアウト(LDO)レギュレータを用いるのではなく、負荷スイッチを用いて、同じ入力電圧のサブシステムをオンオフし得る。負荷スイッチを用いることによって、異なる負荷にわたって電力が各個々の負荷に対し、制御された状態で分配され得る。
プロセッサを含むシステムなどの幾つかのシステムにおいて、従うべき厳密な電源投入シーケンスがある。汎用入力/出力(GPIO)又は集積回路間(IC)インターフェースを用いることによって、負荷スイッチが、起動要求を満たすため、電力シーケンシングを実装し得る。負荷スイッチは、電力シーケンシングのための簡略化された負荷点(point-of-load)制御を提供するために各電力経路を独立して制御し得る。
ある例において、或る動作モードの間は幾つかのサブシステムだけが用いられる。負荷スイッチを用いて、これらのサブシステムへの電源をオフすることによって、漏れ電流量及び電力消費量を制限し得る。幾つかのアプリケーションにおいて、DC/DCコンバータ、LDO、モジュールなどの回路要素を、ディセーブルし得、スタンバイモードに入らせ得る。しかし、停止状態においてもこれらのモジュールの漏れ電流は比較的高くなり得る。負荷の前に負荷スイッチを配置することによって、漏れはかなり低いレベルまで低減し得る。そのため、電力経路に負荷スイッチが置かれた状態で電力消費が大きく低減され得る。
突入電流(入力サージ電流又はスイッチオンサージとも称する)は、電気デバイスがオンされるときに電気デバイスによって引き出される瞬間入力電流であり、通常の電流レベルに減少する前に数サイクルにわたって通常の動作電流よりも数倍大きくなり得る。突入電流は、急激であり、この回路についての通常動作電流よりも大きいので、接続されるトランジスタデバイス(例えば、パワーFETなどのFET)、入力電力が流れる電力経路回路要素、及び/又は、その他の接続される回路などを損傷し得る。
或る例において、いかなる電圧源スルーレート制御も備えないサブシステムをオンすると、急速充電静電容量から生じ得る突入電流によって電圧源レールが下落し得る(例えば、下がる又は一の的に小さくなる)。この下落電圧源レールは、このレールが他のサブシステムに電力を供給している可能性があるときに問題となり得る。負荷スイッチは、出力電圧の立ち上がりの間を制御することによってこの問題を解決し、それによって、入力電圧の下落をなくす。
或る例において、急速放電を備えないDC/DCコンバータ又はLDOがオフになると、負荷電圧が浮遊のままとなり、電源切断は負荷によって決定づけられる。これにより、下流のモジュールが電力切断されて定義された状態になると、望まれない動作が起こり得る。急速出力放電を備えた負荷スイッチを用いることによってこれらの問題が軽減され得る。負荷は制御された様式で急速に電源切断され得、次の電源投入のための既知の良好状態にリセットされ得る。急速な制御された電源切断及びリセットにより、負荷における浮遊電圧がなくなり得、デバイスが定義された電力状態になることが保証される助けとなる。
或るアプリケーションは、負荷スイッチに統合される欠陥保護特徴を含み得る。幾つかの負荷スイッチは、逆電流保護、オンピンヒステリシス、電流制限、不足電圧ロックアウト、及び過剰温度保護などの統合された特徴を含む。これらの複雑な回路を離散構成要素により実装するのではなく、集積負荷スイッチを用いて、部品数、解決策の規模、及び開発の間が低減され得る。
保護特徴は、電流がVOUTピンからVINピンに流れないようにするための逆電流保護を含み得る。この特徴がないと、電圧VOUTがVINよりもダイオード降下分、大きい場合、VOUTピンからVINピンに電流が流れ得る。そのため、電流がVOUTからVINに流れるべきではない電力多重アプリケーションなどの或るアプリケーションにおいて逆電流阻止が有益となり得る。
保護は逆電流保護も含み得る。逆電流保護を実装する多くの異なる方法がある。幾つかの例において、デバイスは、VINピン及びVOUTピンにおける電圧レベルを監視する。差動電圧が或る閾値よりも大きいと、スイッチはディセーブルされ、ボディダイオードが解除されて、いかなる逆電流もVINに流れない。幾つかのデバイスは、デバイスがディセーブルされるときの逆電流保護を有する。
幾つかの例において、オンピンヒステリシスにより、より堅固なGPIOイネーブルが可能になる。オンピンにおいて論理レベルハイと論理レベルローの間に電圧差がある状態で、GPIOライン上にノイズがあると、制御回路要素は意図されるように動作する。
或る例において、デバイスの温度が閾値温度を超える場合、過剰温度保護によりスイッチがディセーブルされる。この特徴により、デバイスは、高温が検出されるとオフになる安全スイッチとして動作し得る。
集積負荷スイッチを用いることにより、システムの部品数を少なくし得る。離散FETがあり、それらが他の構成要素とともに用いられる場合、負荷スイッチは、システムにおける全構成要素数を低減すると考えられ得る。負荷スイッチが離散的につくられる場合、ゲートドライバ、制御論理、出力放電、及び保護特徴を実装するために必要とされる、多くの抵抗器、コンデンサ、及びトランジスタがある。集積負荷スイッチの場合、これは単一デバイスを用いて実現され、部品数が大きく低減される。
静止電流(I)は、負荷スイッチデバイスが非活性化状態(例えば、アイドル、スリープ、オフなど)であるときに流れる小電流である。例えば、オンされるが最小又は低減状態であるデバイス(例えば、オンされ動作する準備ができている(例えば、イネーブルされた)が現時点では何も増幅していないアンプICなど)がIを消費する。例えば、静止電流は、負荷スイッチデバイスがイネーブルされ、出力に負荷がないときに引き出される電流である。Iは、チャージポンプ、ゲートドライバ、制御論理などの負荷スイッチの多くの異なる部品に必要とされる電力の結果である。すなわち、負荷スイッチは、入力電圧にわたって低オン抵抗(RON)を提供するための静止電流を含み得る。静止電流は、回路の最小電力消費、デバイスの最大バッテリー寿命などを決定づける。
負荷スイッチに関わる或る例において、静止電流は、パスFETを介してではなく、デバイスを通過して接地接続に至る。負荷スイッチに対する静止電流は、通常、例えば、マイクロアンペア(mA)の範囲に収まる。このような例において、例えばLEDなど、マイクロアンペア(mA)又はそれより大きい出力負荷の場合、静止電流は無視し得る割合になる。これは、静止電流がシステム全体に電力供給するために必要とされる電流と比較して小さいからである。しかし、負荷スイッチがディセーブルされる/オフである間、静止電流は無視し得ない。
本明細書で説明する或る例は、低静止電流、低コストスイッチモードの電力レギュレータ負荷スイッチを提供する。本明細書で説明する或る例は、負荷スイッチ電力投入電子機器のための、関連するゼロIの低コストの外部コンデンサベースの一定ゲートスロープ制御方法を提供する。本明細書で説明するように、幾つかの手法は、高速立ち上がりの間、低静止電流、及び小面積のために電流ミラードライバを利用するが、ゲートドライバは、電流ミラードライバの代わりに抵抗性ドライバとし得る。或る例は、安定な低静止電流を提供して電流漏れなしに負荷スイッチを制御するために、コンデンサ電圧と同じ比率でコンデンサ電流が減少する(例えば、同じ傾斜で減少又は放電する)ゼロIの、一定ゲートスロープ負荷スイッチ制御を容易にするための抵抗性ゲートドライバを用いる。
図1Aは、電源から負荷への電力搬送を制御するための例示の負荷スイッチ回路100を図示する。例示の負荷スイッチ回路100は、イネーブル又は「オン」信号入力102を含み、信号入力102は、デュアルオシレータ104、106をイネーブルして、チャージポンプ110のためのクロック入力108を生成する。図1Aの例において、第1のオシレータ104は、チャージポンプ110へのクロック信号108を提供するために、リングオシレータ(例えば、2kHzなど)として実装される第2のオシレータ106によって生成される速いクロック信号108と排他的OR演算される遅いクロック信号を提供する弛張オシレータ(例えば、10kHzなど)である。
チャージポンプ110は、ゲートドライバ112のための電源であり、ドライバ112にチャージポンプ電圧VCPを提供し、ドライバ112は次いで電力をゲート114に提供する。ドライバ112は、チャージポンプ110を備えた負荷スイッチ100をオンにしてオン抵抗を減少させる。抵抗性ドライバ112が、例えば、より小さい面積、速いターンオンの間、及びゼロIQを提供し得る。ゲート傾斜制御116が、ソフトスタートアップのために突入電流を制御するため外部コンデンサ118を用いてゲート114の電源投入を改変し得る。ゲート傾斜制御116に応じて、ドライバ112は、ターボモードのチャージポンプ110から速い主スイッチターンオンを搬送し得る。ゲート114が低電力で完全にオンになると、充電状態(SOC)検出器122が、スリープ信号124を用いてオシレータ104、106及びチャージポンプ110をオフにする。ゲート114が活性化されると、コンパレータ120が、VOUT128からVIN130への充電を増大させるためターボ信号126を生成し得る。ターボコンパレータ120は、VOUTがVIN‐オフセット電圧より小さい時点を検出し、ターボ信号126をハイにし、それによって、リングオシレータ106がイネーブルされる(例えば、2MHzなどの高周波数)。高周波数クロック108が、チャージポンプ110をより強くして、小コンデンサCT118を用いて高速VOUT128ターンオン特徴のための大ドライバ電流をサポートする。
図1Bは、図1Aの例示の回路100のためのタイミング図150を図示する。例示の図150に示すように、オン信号102は、回路100を活性化して、VOUT128をVIN130に上昇させる。コンデンサCT118の充電は、一定CT電圧傾斜をCct/IREFに等しくする一定基準電流IREFを用いてなされる。ここで、CctはコンデンサCTの静電容量値である。或る例において、VIN130は、基準電流IREF及びコンデンサCT118に電圧を供給して、制御電圧傾斜を生成する。ターボ信号126は、2MHzリングオシレータ106をイネーブルすることによってクロック108をより速くして、例えば、VOUTがVINより低いときチャージポンプ110に負荷を与える大ドライバ電流をサポートするために用いられる。SOC検出器122によって確認されるように、主スイッチに電力が供給されると、スリープ信号124が活性化され(例えば、ローにされ)、そのため、回路100が低電力モードで動作し得る。
図2A及び図2Bは、図1Aの例のドライバ112の異なる実装間の比較を図示し、異なる実施は、一対の電流ミラードライバ(図2A)、及び、一対の抵抗性ドライバである(図2B)。図2Aは、例示の電流ミラードライバ回路200、201を示し、PチャネルFETベースの回路200のための負のチャージポンプ202と、NチャネルFETベースの回路201のための正のチャージポンプ204の両方と共に示される。正のチャージポンプ202及び負のチャージポンプ204は共に同じトランジスタと一緒には用いられないが、これらのチャージポンプは、ドライバ112を実装するために用いられるトランジスタのタイプ(例えば、PチャネルFET200のための負のチャージポンプ202、及びNチャネルFET201のための正のチャージポンプ204など)に応じて、ドライバ112とともに用いられる相補的実装を表す。例示の一対の電流ミラードライバ回路200、201において、基準電流源206及び208は、各々、基準電流IREFを提供する。トランジスタ回路210、212における電流は、トランジスタ回路214、216においてミラーされて、例えば、IREF電流源206、208に対応するゲート電流Igが生成される。
図2Aの例に示すように、ゲート電流Igは、Nに対する1の比(例えば、電流ミラー比1:N)で生成される。これは、トランジスタデバイス214、216の幅がトランジスタデバイス210、212の幅よりN倍大きいからである。例えば、Igは下記のように計算され得る。
Ig=N×IREF (式1)
そのため、図2Aの例において、チャージポンプ202、204は、基準電流源206、208及びトランジスタ210〜216とともに働き、基準電流IREF源206、208をミラーするゲート電流Igをつくり、ゲート218、220を介して負荷スイッチをイネーブルする。
図2Aの例に示すように、スイッチは、ディセーブルされ、ゲート218、220にIgを印加することによってイネーブルされ得る。Igがゲート218、220に供給されると、ゲート218、220はオンされ、それによって、負荷スイッチがオンになる。ゲート218、220がオンになると、関連するトランジスタデバイス(例えば、パワーFETなど)222、224を介してソースからドレインに電流が流れ、それによって、電源(VIN)から、電子デバイス(VOUT)などの接続される負荷に電気が提供される。Igの値は、スイッチ200、201がどのくらい速く、又はどのくらい遅くオンになるか(イネーブルされるか)を決める。例えば、Igが小さいほど、スイッチがオンになるのが遅くなり、そのため、つくられる突入電流が小さくなる。或る例において、スイッチを急速にディセーブルするために、ゲート218をプルアップしてPMOSスイッチをディセーブルするためにドレイン拡張p型金属酸化物半導体(PMOS)論理が用いられ得、ゲート220をプルダウンしてNMOSスイッチをディセーブルするためにドレイン拡張n型金属酸化物半導体(NMOS)論理が用いられ得る。
図2Bは、負のチャージポンプ252を備えたPチャネルFET回路250及び正のチャージポンプ254を備えたNチャネルFET回路251を含む、一対の例示の抵抗性ドライバ回路250、251を示す。正のチャージポンプ252及び負のチャージポンプ254両方が同じトランジスタと一緒には用いられないが、これらのチャージポンプは、ドライバ112を実装するために用いられるトランジスタのタイプ(例えば、PチャネルFETのための負のチャージポンプ252及びNチャネルFETのための正のチャージポンプ254など)に応じて、ドライバ112とともに用いられる相補的実装を示す。回路200、201の電流ミラーではなく、抵抗性ドライバ250、251は、それぞれ負のチャージポンプ252及び正のチャージポンプ254に関連し、ゲート260、262に取り付けられる、ドライバ抵抗器Rdrv256、258を含む。そのため、図2Bの例において、チャージポンプ252、254は、抵抗器Rdrv256、258とともに作動して、ゲート電流Igを生成して、ゲート260、262を介して負荷スイッチをイネーブルする。
抵抗性ドライバ250、251は、例えば、電流ミラードライバ200、201より回路占有面積が小さく、電流ミラードライバ200、201よりターンオンが速く、電流ミラードライバ200、201よりIが小さく、電流ミラードライバ200、201より製作コストが安い。抵抗性ドライバ200、201を用いると、チャージポンプ252、254に基準電流IREFが提供されず、従って、基準電流によって導入される余分な静止電流が回避される。また、抵抗性ドライバ250、251は、ローコストプロセスでは利用可能ではなく図2Aの電流ミラー実装によって必要とされる負荷スイッチをディセーブルするための絶縁ドレイン拡張デバイスを必要としない。
しかし、抵抗性ドライバ250、251は一定でない電流を提供する。抵抗性ドライバ250、251における変化する電流により、スイッチがオンされるときにスイッチに印加される、やはり一定でない突入電流が生じる。上述のように、スイッチ設計の際に用いられた電流容量又は閾値よりも突入電流が大きいとき、変化する又は予測し得ない突入電流がスイッチを損傷し得る。抵抗性ドライバ250、251に関連する負荷スイッチゲート傾斜及びVOUT傾斜も可変(不定)であり得る。負荷スイッチゲート傾斜は、ゲート電圧Vgate(t)の経時的な変化率である。ゲート傾斜は、例えば、ドライバ抵抗、ゲート静電容量、入力電圧、及びチャージポンプ電圧に依存する。ゲート傾斜は、例えば、ドライバ抵抗及びゲート静電容量に基づいて指数関数的に変化し得る。VOUT傾斜は、出力電圧VOUTの経時的変化率である。NMOS負荷スイッチのVOUT傾斜はゲート傾斜と等しく、PMOS負荷スイッチのVOUT傾斜は、例えば、トランスコンダクタンスg(これは負荷スイッチの出力電流と入力電圧の比を記述する)、出力抵抗、ドライバ抵抗、ゲート静電容量、入力電圧、及びチャージポンプ電圧に依存する。
突入電流のピーク(例えば、突入電流の最大値)は、チャージポンプ252、254の電圧VCPと、ドライバ抵抗Rdrv、256、258の変動とにより変化するため、突入電流は制御が難しい。回路要素を不安定な又は予測し得ない突入電流から保護することは難しいことがあり、その結果、例えば、接続される回路構成要素の損傷が潜在的に生じ得る。突入電流は、入力電源(VIN)からトランジスタ264、266(例えば、パワーFETトランジスタなど)チャネルを介して、取り付けられた電子デバイス(VOUT)に流れる。突入電流が問題なのは、電源(VIN)、接続されるトランジスタ264、266、接続される電子デバイス(VOUT)、及び、VINとVOUTの間の回路経路(電力経路)が特定の電流能力に対して設計されるからである。従って、回路要素の設計に用いられる電流能力よりも大きい突入電流が、その回路要素を損傷し得る。また、突入電流により、他のサブシステムにも電力を提供する電源電圧VINの低下又は「下落」が生じ得る。この電源下落は、例えば、システムリセットを引き起こし得る。
ゲート電流Ig(t)は、チャージポンプ電圧VCP、ゲート電圧Vgate(t)、及びドライバ抵抗Rdrvを用いて、下記のように計算され得る。
Ig(t)=(VCP−Vgate(t))/Rdrv (式2)
そのため、ゲート電圧Vgate(t)が時間の関数Ig(t)として増大すると、Ig(t)は減少する。ゲート電流Ig(t)、チャージポンプ電圧VCP、ゲート電圧Vgate(t)、及び/又はドライバ抵抗Rdrvを管理することによって、回路250、251に対する突入電流の影響を軽減し得る。下記の例は、負荷スイッチを制御するため、抵抗性ドライバ回路250、251に改良を加える、及び/又は、抵抗性ドライバ回路250、251を置換する戦略を、信頼性を改善し、突入電流、静止電流などによる回路250、251及び周辺回路要素に対する損傷の潜在的な可能性を低減した状態で提供する。
図3Aの例示のPMOS負荷スイッチに示すように、直流外部コンデンサCT302がゲート260に取り付けられ得、静電放電からデバイスを保護する保護回路である静電放電(ESD)セル306も接続され得る。ゲート260における外部コンデンサ302は、電流ミラー負荷ドライバスイッチの立ち上がり時間制御のために用いられ得る。しかし、負のチャージポンプ252とゲート260の間にドライバ抵抗器Rdrv256が結合される抵抗性ドライバ負荷スイッチにおいて、外部コンデンサCT302の存在により、ゲート傾斜が指数関数的に変化し(例えば、ゲート傾斜はRdrv(C+CCT)時定数に基づき、Cはゲート260に関連する静電容量であり、CCTはコンデンサ302に関連する静電容量である)、高静止電流(例えば、ESDセル306によって生成される漏れ電流による)が生じ、そのため、高電圧定格外部コンデンサが必要とされる。
例えば、ゲート260は、Rdrv(C+CCT)時定数で指数関数的に放電する。Ig(t)は式2のように定義され得、ゲート傾斜と称するゲート260電圧の経時的変化は下記のように定義され得る。
Figure 2021518061
式3に示すように、ピーク突入電流は入力供給電圧及びRdrv変動と共に変化する。これは、顧客が単一の外部コンデンサCT302を用いて複数の入力供給電圧状態における大突入電流を妨げるので、重要である。また、広電圧範囲(例えば、‐VINからVIN)ESDデバイス306は、負荷スイッチゲート260への漏れ電流を生成し、その影響にチャージポンプ252の利得が乗算され、そのため、Iが増加する。すなわち、図3Aの回路は、‐VIN〜VIN ESDセル306によって生成される漏れ電流に起因してより大きな静止電流を生成する。ESDセル306は、大型であり得、広い幅を有し得、それによって、無視し得ない漏れ電流が生成される。漏れ電流はゲート260を充電し、SOS検出器122はゲート260への充電を検出する。検出器122は、デバイス100をスリープモード124から起動して、オシレータ104、106、チャージポンプ110、及びドライバ112を作動させて、ESDセル306からの漏れ電流によって形成された電荷を放電させる。そのため、ESDセル306からの漏れ電流は、デバイス100をより頻繁に起動し、静止電流を増加させる。下記でさらに説明するように、例えば、ゲート260に対してコンデンサCTを絶縁することによって、静止電流がESDセル漏れ電流によって影響されず、その結果、例えば、静止電流がより小さくなる。
同様の効果が、図3Bの例に示すように、NMOS負荷スイッチ350において示されている。例示のNMOS負荷スイッチ350は、ゲート262に取り付けられる外部コンデンサCT352と、広電圧範囲(例えば、0V〜2×VIN)ESDセル356とを含む。また、抵抗器Rdrv258が、正のチャージポンプ254とゲート262の間に取り付けられる。
図4は、ドライバ相殺電流Ictを伴う例示のNMOS一定ゲート傾斜制御及びドライバ回路400を図示する。例示の回路400は、正のチャージポンプ254、ドライバ抵抗器Rdrv258、ゲート262、電圧を電流に変換するためのV‐Iトランスコンダクタ408、コンデンサCT352、及び基準電流IREF源412を含む。例えば、チャージポンプ254及びドライバ抵抗器258は、図1Aに示すチャージポンプ110/ドライバ112の組合せを形成及び/又は置き換え、トランスコンダクタ408、コンデンサ352、及び基準電流源412は、図1Aに示すゲート傾斜制御116/コンデンサ118の組合せを形成及び/又は置き換える。例えば、コンデンサ352及びトランスコンダクタ408からのIctの導入は、ドライバ電流Idrvを安定化させる助けとなって、ゲート262電圧(例えば、一定ゲート傾斜)の変化のための一定傾斜が提供され、トランスコンダクタ408は、コンデンサ352とゲート262との間を分離させて、漏れ電流を回避又は減少させる。
図4の例に示すように、駆動電流Idrvは抵抗器258を介して流れ、ゲート電流Igがゲート262に流れる。例示の回路400を用いると、コンデンサ352電圧VCTがトランスコンダクタ408によって利得2/Rdrvでコンデンサ電流Ictに変換される。初期的に、IctとIdrvは等しくなり得、そのため、ゲート262に電流が流れないが(Ig=0)、ゆっくりと変化する線形Ict(相殺電流)が、抵抗性ドライバ258からの速く変化するIdrvと相互作用して、ゲート262電圧が線形になる(一定傾斜)。或る例において、Ictに関連する時定数が、Idrvに関連する時定数よりも大きくなる(例えば、大型CT352に対して)。その結果、IdrvはIctを密に追跡しゲート262に対して一定傾斜になり、入力電圧VINを提供する電源422と出力電圧VOUTに接続される電子デバイス424とに対するゲート傾斜dVgate/dtが、例えば、VCT傾斜の2倍の一定値になる。
Figure 2021518061
或る例において、NMOS負荷スイッチの一定ゲート傾斜の決定は、下記のように、入力電圧VINについて時間tにわたって計算され得る。
Figure 2021518061
ここで、Cは、ゲート262の静電容量である(式5)。
Figure 2021518061
時間スケール(Cct/IREF)t>>CRdrvの場合、式13は下記のように簡略化される。
Figure 2021518061
これは、上述の式4でも示したものである。
図4の例示の回路400についてのゲート傾斜を表す式14が、図3Aの例示の回路300についてのゲート傾斜を表す式3と比較され得る。式3の指数関数的なゲート傾斜ではなく、例示の回路400は、式14で表されるような一定ゲート傾斜を提供する。
図5Aの例示のタイミング図500に示すように、回路400が活性化又は「オン」502にされると、Vctが入力電圧VINから傾斜Vct Slope=Cct/IREFで減少し始める。電源投入502に伴う初期ランプアップの後(Ict=2×Vct/Rdrv)、Ictは同様に傾斜Ict Slope=2×Cct/IREFで減少し、IdrvはIctにほぼ従う。ゲート電流IgはIg=Ict‐Idrvで比較的一定のままであり、ゲート262傾斜はVOUTとともに増加し、VOUTはVct及びIctがそれらの下向きの傾斜の終わりに達すると平坦域に入る。そのため、例えば、Gate Slope=2×Cct/IREFとなる。図5Bは、IctとIdrvの関係を例示的に拡大したものであり、IdrvはIctの傾斜を近似する。
上述における式は単段チャージポンプ254に対して決定されるが、回路実装に応じて幾つかの段階が用いられ得る。これらの式は、N段チャージポンプ254(例えば、2段、3段など)について拡張され得る。そのため、より一般には、N段チャージポンプ254について、V‐Iトランスコンダクタ408の利得は、(1+N)/Rdrvと表すことができる。すなわち、単段チャージポンプ254を用いると、例えば、Nチャネル(NCH)負荷スイッチのための正のチャージポンプVcp=2×VIN、及びPチャネル(PCH)負荷スイッチのための負のチャージポンプVcp=‐VIN、初期ゲート−チャージポンプ電圧差=2×VIN)となる。2段チャージポンプ254が用いられる場合、NCH負荷スイッチのための正のチャージポンプVcp=3×VIN、及びPCH負荷スイッチのための負のチャージポンプVcp=‐2VINであり、初期ゲート−チャージポンプ電圧差=3×VINとなる。このような2段チャージポンプ254の場合、電流入力は3Vct/Rdrv(例えば、3/Rdrvのトランスコンダクタ利得、及び抵抗器=Rdrv/3など)となる。そのため、N段チャージポンプとすると、V‐Iトランスコンダクタ利得=(1+N)/Rdrvである。同様に、N段チャージポンプを用いると、ゲート傾斜GATE(t)は、GATE(t)=dVgate/dt=(N+1)×IREF/CCTと表すことができる。ここで、入力電圧VINは基準電流IREFに電力を供給し、コンデンサCTは静電容量CCTを提供して制御電圧傾斜を生成する。
図6Aは、チャージポンプ252、抵抗性ドライバ256、及びESDセル610を用いてゲート260を制御するためトランスコンダクタ602を含む、例示の一定ゲート傾斜制御及びドライバ回路600の概略図を図示する。トランスコンダクタ602は、漏れ電流の影響を低減又は回避するため、ESDセル610をゲート260から分離する。例示の回路600は、別のデバイス、回路、チップなどに電力を提供するためのチップとして、及び/又は、チップの他の部分に電力を提供及びレギュレートするためのシステムオンチップの一部として実装され得る。
図6Bは、チャージポンプ252及びゲート260に対する例示のトランスコンダクタ602についての構成要素実装の詳細を示す、例示の回路600の概略図を図示する。図6Bの例に示すように、トランスコンダクタ602は、ナチュラルNチャネル(NCH)トランジスタ(例えば、MOSFETなど)624〜630を含む複数のトランジスタ620〜630(例えば、MOSFET、その他のFETなど)、及び、抵抗性ドライバ256の抵抗値の1/4(例えば、Rdrv/4)を有する抵抗器640、642を用いて実装され得る。
各ナチュラル又はネイティブNチャネルトランジスタ624〜630は、エンハンスメントモードと空乏モードの間の中間モードで動作するトランジスタ(例えば、MOSFET)である。例えば、ナチュラルNチャネルMOSFETは、他の層の処理の間にシリコンの上に形成されるナチュラル酸化物薄膜を含み、閾値電圧がほぼゼロであり、低電圧アプリケーションにおいて弱プルダウンとして機能する。エンハンスメントモードMOSFETは、ゲートに電圧が印加されるときデバイス導電率を増加させるが、空乏モードMOSFETは、ゲートに印加される電圧に基づいて導電率を減少させ、ナチュラル又はネイティブMOSFETは、閾値電圧がほぼゼロであり、エンハンスメントモード又は空乏モードMOSFETが強過ぎる可能性がある低電圧アプリケーションのための弱いプルダウンを提供する。そのため、ネイティブモードMOSFETは、漏れ電流及び静止電流の影響などを回避するために低電流及び低電圧を用いる低電圧電子デバイスのための負荷スイッチをイネーブルし得る。
トランジスタ620〜630及び抵抗器640〜642を含むトランスコンダクタ602により、電流Ictが、電流Ict=2Vcr/Rdrvでトランスコンダクタ602を介して流れて、例えば、ゲート電流Ig及びゲート電圧Vgate=2VCT−VINに影響を及ぼす。抵抗器Rdrv256を介して流れる対応するIdrv電流が、例えば、Idrv=(Vgate+VIN)/Rdrvになる。
トランスコンダクタ602を介して流れる電流Ictは、例えば、ドライバ電流との相互作用を介してゲート放電速度を遅くして、一定ゲート傾斜制御を提供する。一定ゲート傾斜制御の利点には、負のチャージポンプ252に入り込むESD610漏れ電流が小さいことが含まれ、その結果、例えば、Iが最小になる。(0〜VIN)ESDセル610も、例えば、低コストダイ上に小面積セルとして実装され得る。線形放電ゲートも、例えば、ゲート電圧のゆらぎ及び/又はその他の可変性を低減又は除去することによって、より良く制御された突入電流を提供する。また、コンデンサCTピン定格(例えば、‐VIN〜VINから0V〜VIN)において可能な変化もシステムコストを低減させる。
図7Aは、一定ゲート傾斜制御を伴う例示のNMOS負荷スイッチ700のゼロI実装を図示する。改善された回路設計をさらにより良くし、望まれない静止電流を減少又は除去するために、例示の回路700は、ゼロ静止電流となるように、必要とされないときにゲート傾斜制御回路要素を遮断する遮断回路要素を含む。より具体的には、例示の回路700は、VCTと接地又は接地近辺(例えば、50mV以内など)を比較して、ゲート262電圧が最大チャージポンプ254電圧に達した時点を判定するコンパレータ702を含む。コンデンサ352電圧(VCT)が接地に近づくと、ゲート電圧は最大チャージポンプ電圧に達しており、そのため、VCT‐50mVコンパレータ702が、この状態を検出し、遮断信号704をトリガする。遮断信号704は、コンデンサ352及びトランスコンダクタ408を含むゲート傾斜制御回路要素を遮断、非活性化、及び/又は他の方式でディセーブルするために、ラッチ、フリップフロップ、又はレジスタ706に記憶され得、ゼロ静止電流がつくられる。例えば、次のソフトスタートを準備するために、VCTもVINにプルアップされる。
図7Bは、例示の回路700の活性化及びその遮断信号704を反映する、例示のタイミング図708を図示する。例示の図708に示すように、回路700がオンされると、コンデンサが放電するにつれVCTはVINから減少し始める。それに対応して、ゲート262電圧は、出力電圧VOUTと同様に、電流がゲート262に印加されると増加する。VCTの変化率が平坦になり、VCTが接地(例えば、50mV以内など)に近いと(例えば、ゲート電圧がその最大値に達し、「オン」になることを示す)、コンパレータ702は遮断信号704をトリガし、遮断信号704は、ゼロIの期間を開始させる。これは、回路700が最大チャージポンプ254電圧で定常状態であるからである。遮断704期間の間、VCTは増加してVINに戻る。回路700がオフであるとき、VOUT及びゲート電圧は減少して接地になる。開始又はオンの際、ゲート電圧及びVOUTが定常状態まで増加すると、VCTは再度減少して接地になる。
図7Cは、相殺電流Ictの生成を介するNMOS一定ゲート傾斜制御のための回路700のトランスコンダクタ408における相殺電流回路要素の例示のNMOSトランジスタ実装を示す。相殺電流Ictは、例えば、ゲート262、チャージポンプ254、及び抵抗器Rdrv258に対してドライバ電流Idrv及びゲート電流Igと相関する。入力電圧VIN及びコンデンサCT352が、複数のトランジスタ及び抵抗器を介して接続されて、イネーブルされると、例えば、基準電流IREFに対して電流Ictを生成し中継する。イネーブルされる及び/又は他の方式でアクティブにされると704、710〜716、NMOSトランジスタMN1 740及びMN2 742を含む複数のトランジスタゲート722〜742、並びに抵抗器746、748は、コンデンサCT352からの電流Ictをゲート262に中継する。
図7Dは、コンパレータ702などの停止検出回路要素の例示のNMOSトランジスタ実装を示す。例示のNMOSトランジスタ実装は、S‐Rラッチ706に記憶され、S‐Rラッチ706によって提供され、トランスコンダクタ回路408のゲート、コンデンサ352、及びコンパレータ702に送られてこれらの構成要素を一時的にオフにする又はディセーブルする遮断出力信号704(これは、図7Dの例においてディセーブル信号CT_D704及びCT_DZ710として表される)を生成する。回路要素352、408、702をオフにすることによって、静止電流Iはゼロまで減少され得、その結果、回路700からの接続された構成要素への電流の漏れがなくなる。図7Dの例に示すように、ディセーブル信号CT_DZ710とイネーブル信号EN712のAND演算によって、CT_DZ_ENイネーブル又はディセーブル信号716が形成され得る。完了信号CT_done750が、VCTがほぼ接地になる時点を示し得、遮断信号704、710は、例えば、ラッチ706によって提供され得る。
図8A〜図8Cは、図7A〜図7DのNMOS回路要素700に対応する例示のPMOS回路要素800を示す。正のチャージポンプ254ではなく負のチャージポンプ252が、一定ゲート傾斜制御を提供して、コンデンサ302及びトランスコンダクタ602を用いる活性化の間ゲート電圧をレギュレートし、ゲート260がオンになると、遮断回路要素によるゼロから低の静止電流を保証する助けとなる。例えば、図8Aは、一定ゲート傾斜制御を伴う例示のPMOS負荷スイッチ800のゼロI実装の例を示す。図8Aの例に示すように、遮断信号802がコンパレータ804を用いて生成され得る。より具体的には、例示の回路800のコンパレータ804は、VCTを接地又は接地近辺(例えば、50mV以内など)と比較して、ゲート260電圧が最大チャージポンプ252電圧に達した時点を判定する(例えば、ゲート260電圧がオン又は活性化された時点であり、これは、接続される電子デバイスに出力電圧を提供するために負荷スイッチをオンにすることに対応する)。コンデンサ302電圧(VCT)が接地に近づくと、ゲート電圧は最大チャージポンプ電圧に達しており、そのため、VCT‐50mVコンパレータ804は、この状態を検出し、遮断信号802をトリガする。遮断信号802は、コンデンサ302及びトランスコンダクタ602を含むゲート傾斜制御回路要素を遮断、非活性化、及び/又は他の方式でディセーブルするために、ラッチ、フリップフロップ、又はレジスタ806に記憶され得、それによって、ゼロ静止電流がつくられる。例えば、次のソフトスタートの準備のため、VCTもVINにプルアップされる。
図8Bは、トランスコンダクタ回路602を実装する相殺電流生成回路の例示のPMOSトランジスタ実装を示す。相殺電流Ictは、例えば、ゲート260、チャージポンプ252、及び抵抗器Rdrv256に対してドライバ電流Idrv及びゲート電流Igと相関する。入力電圧VIN及びコンデンサCT302が、複数のトランジスタ及び抵抗器を介して接続されて、イネーブルされると、例えば、基準電流IREFに対して電流Ictを生成し中継する。イネーブルされるか、及び/又は他の方式で活性化されると804、810〜816、NMOSトランジスタMN1 834及びMN2 836並びにPMOSトランジスタMP1 842及びMP2 844を含む複数のトランジスタゲート820〜846、並びに抵抗器850、852は、コンデンサCT302からの電流Ictをゲート260に中継する。
図8Cは、コンパレータ804などの停止検出回路要素の例示のPMOSトランジスタ実装を示す。例示のPMOSトランジスタ実装は、S‐Rラッチ806に記憶され、S‐Rラッチ806によって提供され、トランスコンダクタ回路602のゲート、コンデンサ302、及びコンパレータ804に送られてこれらの構成要素を一時的にオフにする又はディセーブルする遮断出力信号802(図8Cの例においてディセーブル信号CT_D802及びCT_DZ810として表される)を生成する。回路要素302、602、804をオフにすることによって、静止電流Iはゼロまで減少され得、その結果、回路800からの接続される構成要素への電流の漏れがなくなる。図8Cの例に示すように、ディセーブル信号CT_DZ810とイネーブル信号EN812のAND演算によって、CT_DZ_ENイネーブル又はディセーブル信号816が形成され得る。完了信号CT_done854が、VCTがほぼ接地になる時点を示し得、遮断信号802、810は、例えば、ラッチ806によって提供され得る。
上述した例示の回路100〜800は、負荷スイッチを、電源、電子デバイス、その他の回路要素などに接続するためインターフェースピンを備える様々なパッケージ又はハウジングにパッケージされ得る。図9Aは、負荷スイッチを実装するため、オン902、接地904、入力電圧VIN906、及び出力電圧VOUT908のためのコンタクトを提供する、例示の4ピン極薄スモールアウトラインリードなし(WSON)パッケージ900をレーザマーキング図で示す。例えば、電源が入力電圧コンタクト906に接続され得、電源投入される電子デバイスが出力電圧コンタクト908に接続され得る。例示のパッケージ900を用いて、本明細書で説明した負荷スイッチ回路を用いるウェハレベルのチップスケールパッケージ(WCSP)でパワーFETを提供して、触覚ドライバ、バイオセンサ、光センサ、コンバータ、レギュレータなどの別のデバイスに対する電力をレギュレートし得る。このようなFETは、低電圧および高通信速度で良好な効率も提供しながら、ハイパワーレベルを扱い得る。
図9Bは、負荷スイッチを実装するため、VIN952、VOUT954、接地GND956、高速出力放電(QOD)958、オン960、及び外部コンデンサCT接続962のためのピンを含む、上面図で示す、負荷スイッチ回路要素100〜800を収容するための例示の6ピンのスモールアウトライントランジスタ(SOT−23)パッケージ950を示す。アクティブアンテナシステム、遠隔ラジオユニット、セットトップボックス、デジタルビデオレコーダなどの別のデバイスに対する電力をレギュレートするために、例示のパッケージ950を用いて、本明細書で説明した負荷スイッチ回路を用いるパワーFETを提供することもできる。
或る例において、チャージポンプは、パッケージ900、950に含まれ得、及び/又は付加的なパッケージピン(図示せず)を介してパッケージ900、950の負荷スイッチ回路要素における抵抗性ドライバ(Rdrv)に接続される、外部チャージポンプとして提供され得る。或る例において、チャージポンプは、PMOS負荷スイッチからなくすこともできる。その代わりに、例えば、抵抗性ドライバが接地及びPMOS負荷スイッチのゲートに接続され得、トランスコンダクタ利得Kを1/Rdrvとし得る。NMOS負荷スイッチにおいて、NMOS負荷スイッチをオンにするためにチャージポンプが用いられる。
上記から、当業者には、上述の装置、システム、及びデバイスは、負荷スイッチ回路のための一定ゲート傾斜を提供し、またゲート傾斜制御が完了すると回路の停止によりゼロ静止電流も提供することがさらに理解されよう。或る例は、小面積で広範囲のターンオン時間を可能にする抵抗性ドライバ負荷スイッチのための新規の外部コンデンサ時定数ベースのドライバ相殺電流を備えた一定負荷スイッチゲート傾斜制御及びドライバを提供する。或る例は、ゲート傾斜制御が完了する時点を検出し、回路要素を遮断してゼロ静止電流をつくるデジタルループ回路要素を提供する。また、デジタルループ回路は、次の立ち上がり時間制御のためにコンデンサ電圧を入力電圧(VIN)にプルアップする。
或る例は、外部コンデンサを伴わない高速と大型コンデンサを伴う低速とを含む広範囲のターンオンの間により技術的利点を提供する。或る例では、ゲート傾斜制御が完了すると停止又は遮断技術を用いて静止電流を生成しない。一定ゲート傾斜を提供することによって、突入電流が、供給電圧及び複数抵抗器変動と共に変わることがない。同時に、ドライバ及びゲート傾斜制御は小占有面積で提供され得、外部コンデンサの電圧定格が(例えば、回路に含まれるチャージポンプ段数に基づいて)従来の外部コンデンサに対して低減され得る。或る例は、ゲート傾斜制御が完了すると負荷スイッチゲート駆動、ゲート傾斜制御、及び遮断を容易にするために、トランスコンダクタ及びコンパレータを含む抵抗性ゲートドライバ回路を提供することによって従来の電流ミラードライバ回路設計を改善する。
本明細書ではNMOS及びPMOS構成要素の両方を説明してきたが、回路要素(例えば、トランスコンダクタ、コンパレータなど)は、N型金属酸化物半導体論理構成要素又はP型金属酸化物半導体論理構成要素を用いて実装され得る。正のチャージポンプを備えるNMOS負荷スイッチとして、又は負のチャージポンプを備えるPMOS負荷スイッチとして負荷スイッチ回路を実装することは、異なる利点及び欠点を有する。例えば、正のチャージポンプを備えるNMOS負荷スイッチを実装することは、NMOS負荷スイッチがソースフォロワアンプとして動作するのでVOUTがGATEに追従することを含む利点を提供する。そのため、一定ゲート傾斜は一定VOUT傾斜に対応する。また、オン抵抗が同じである場合、例えば、NMOS負荷スイッチは等価のPMOS負荷スイッチよりも小さい。しかし、NMOS負荷スイッチは、負荷スイッチがオフされるとき、PMOS負荷スイッチより大きい漏れ電流を許容する。
逆に、PMOS負荷スイッチが実装される場合、負荷スイッチがオフされるとき、その漏れ電流は、NMOS負荷スイッチの漏れ電流よりもはるかに小さい。これは、ソース抵抗がより大きく、移動度(ホール)がより遅く、等価のNMOS負荷スイッチよりも閾値電圧が高いPMOS負荷スイッチに起因する。また、PMOSにおいて電流制限設計がより容易に実施される。これは、PMOS負荷スイッチが共通ソースアンプとして動作するからである。しかし、PMOS負荷スイッチが共通ソースアンプとして動作するので、一定ゲート傾斜は一定VOUT傾斜を生成しない。そうではあるが、所与の出力抵抗及び出力静電容量では、より遅いゲート傾斜が、より遅いVOUT立ち上がり時間を生成する。
また、PMOS負荷スイッチは、単段チャージポンプを用いて低VIN(例えば、1V)でオンにされ得る。例えば、VIN=1Vであるとき、NMOS負荷スイッチのVgsは1V(例えば、Vout=1V及びチャージポンプ電圧=2V)であり、これはVtに近い。しかし、VIN=1Vであるとき、PMOS負荷スイッチのVgsは、単段チャージポンプを用いて−2V(例えば、Vout=1V及びチャージポンプ電圧=−2V)である。
特許請求の範囲内で、説明した実施形態における改変が可能であり、その他の実施形態が可能である。

Claims (22)

  1. 負荷スイッチ回路であって、
    ゲート、ソース、及びドレインを含むトランジスタ、
    前記トランジスタの前記ゲートに接続されるトランスコンダクタ、
    前記トランスコンダクタの入力に接続されるコンパレータ、及び
    第1の端子及び第2の端子を含む抵抗器、
    を含み、
    前記第1の端子が前記トランジスタの前記ゲートに接続され、前記第2の端子がチャージポンプ又は接地の少なくとも一方に接続される、
    負荷スイッチ回路。
  2. 請求項1に記載の負荷スイッチ回路であって、
    前記トランスコンダクタが電圧を前記トランジスタゲートのための電流入力に変換するためであり、
    前記トランジスタゲートへの前記電流入力が、電源から負荷に電力を搬送するよう前記トランジスタゲートを制御するためであり、
    前記抵抗器が、前記トランスコンダクタによって制御される前記トランジスタゲートにチャージポンプから電力を提供するためである、
    負荷スイッチ回路。
  3. 請求項1に記載の負荷スイッチ回路であって、前記トランジスタゲートの電圧がチャージポンプ電圧に達すると、前記コンパレータが前記トランスコンダクタをディセーブルする、負荷スイッチ回路。
  4. 請求項1に記載の負荷スイッチ回路であって、前記コンパレータに接続されるラッチをさらに含む、負荷スイッチ回路。
  5. 請求項4に記載の負荷スイッチ回路であって、前記ラッチが、前記トランスコンダクタをディセーブルするための信号を記憶及び提供する、負荷スイッチ回路。
  6. 請求項1に記載の負荷スイッチ回路であって、前記トランスコンダクタに接続されるコンデンサをさらに含む、負荷スイッチ回路。
  7. 請求項1に記載の負荷スイッチ回路であって、前記コンデンサが、前記トランスコンダクタに前記電圧を提供するためである、負荷スイッチ回路。
  8. 請求項1に記載の負荷スイッチ回路であって、前記トランスコンダクタ及びコンパレータが、N型金属酸化物半導体論理構成要素を用いて実装される、負荷スイッチ回路。
  9. 装置であって、
    トランジスのゲートを制御するためのドライバであって、前記ゲートが活性化されると、前記ゲートが前記トランジスタに電源から電力を負荷に搬送させる、前記ドライバ、及び
    前記ゲートを活性化するように前記ゲートに関連する電圧の経時的変化率を制御するため、及び、前記ゲートが活性化されるとき前記ドライバをディセーブルするためのゲート傾斜制御回路、
    を含む、装置。
  10. 請求項9に記載の装置であって、前記ドライバが、電圧を前記ゲートに入力される電流に変換するためのトランスコンダクタを含む、装置。
  11. 請求項10に記載の装置であって、前記ドライバが、前記トランスコンダクタに前記電圧を提供するためのコンデンサをさらに含む、装置。
  12. 請求項10に記載の装置であって、前記ゲート傾斜制御が前記ドライバをディセーブルするとき、前記ゲート傾斜制御が前記電圧を入力電圧にプルアップするためものである、装置。
  13. 請求項10に記載の装置であって、前記ゲート傾斜制御が、前記電圧が閾値を満足する時点を検出し、前記電圧が前記敷値を満足するとき前記ドライバをディセーブルするためのコンパレータを含む、装置。
  14. 請求項9に記載の装置であって、前記ドライバが、前記ゲートに電力を提供するため、チャージポンプ及び抵抗器をさらに含む、装置。
  15. 請求項9に記載の装置であって、前記ゲート傾斜制御が、前記ドライバをディセーブルするための信号を記憶及び提供するためのラッチを含む、装置。
  16. 請求項9に記載の装置であって、前記ドライバ及び前記ゲート傾斜制御が、N型金属酸化物半導体論理構成要素を用いて実装される、装置。
  17. システムであって、
    電圧を提供するための電源、
    前記電圧を受け取り、トランジスタのゲートを活性化して前記電源から電力を提供するように前記電圧を電流に変換するためのゲート傾斜制御及びドライバ回路、及び
    前記ゲート傾斜制御が及びドライバ回路が前記ゲートを活性化するとき、前記電源から前記電力を受け取るためのデバイス、
    を含み、
    前記ゲート傾斜制御及びドライバ回路が、前記ゲートが活性化されるまで、前記ゲートの活性化を前記電流の経時的変化率に対応する経時的変化率で制御し、前記ゲートが活性化されるとき前記ゲート傾斜制御及びドライバ回路をディセーブルするためである、
    システム。
  18. 請求項17に記載のシステムであって、前記ゲート傾斜制御及びドライバ回路の前記ドライバが、前記電圧を前記ゲートに入力される電流に変換するためのトランスコンダクタを含み、前記ゲート傾斜制御及びドライバ回路が、前記ゲートの活性化を制御し、前記制御傾斜がアクティブにされるとき前記ドライバをディセーブルするためのコンパレータを含む、システム。
  19. 請求項18に記載のシステムであって、前記ゲート傾斜制御及びドライバ回路が、前記コンパレータが前記ドライバをディセーブルするとき、前記電圧を入力電圧にプルアップするためものである、システム。
  20. 請求項18に記載のシステムであって、前記ゲート傾斜制御及びドライバ回路が、前記ゲートに電力を供給するため、チャージポンプ及び抵抗器をさらに含む、システム。
  21. 請求項17に記載のシステムであって、前記電源が、前記ゲート傾斜制御及びドライバ回路に前記電圧を提供するためコンデンサを含む、システム。
  22. 請求項17に記載のシステムであって、前記ゲート傾斜制御及びドライバ回路が、N型金属酸化物半導体論理構成要素を用いて実装される、システム。
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