JP2021517160A - Fms様チロシンキナーゼ阻害剤 - Google Patents

Fms様チロシンキナーゼ阻害剤 Download PDF

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Abstract

本発明はFms様チロシンキナーゼ(Fms−like tyrosine kinase;FLT3)阻害剤に関するものである。本発明はFLT3阻害剤として用いる、及び腫瘍の治療及び/又は防止に用いる新規4−キノロン誘導体を提供する。【選択図】なし

Description

本発明はFms様チロシンキナーゼ(Fms−like tyrosine kinase;FLT3)阻害剤に関するものである。本発明はFLT3阻害剤として用いる、及び腫瘍の治療及び/又は防止に用いる新規4−キノロン誘導体を提供する。
FLT3は血小板由来増殖成長因子(PDGF)と、コロニー刺激因子1(CSF1)と、Kitライガンド(KL)との受容体と構造的に関連するクラスIII受容体チロシンキナーゼ(RTK)である。当該RTKは、細胞外領域における五つの免疫グロブリン様ドメイン、及び細胞内のチロシンキナーゼドメインを含み、特定的親水性挿入部(キナーゼ挿入部)によって二つに分割される。FLT3は、造血において重要な役割を果たす。このファミリーのサブグループのメンバーは、FLT3、血小板由来成長因子受容体(PDGFR−α及びPDGFR−β)を含み、且つ五つの免疫グロブリン様(Ig様)ドメインにより細胞外のドメイン、単一の傍膜貫通領域(JM)、及び細胞質チロシンキナーゼドメインを構成することを特徴しており、これらはキナーゼ不活性ドメイン(KID)によって間隔が空けられる。二つのグループは個別にFLT3の遺伝子に係るクローニングをレポートする。FLT3は胎盤、生殖腺、及び脳の中にも発見され、且つ様々な造血悪性疾患(70〜100%の急性骨髄性白血病(AML)、急性リンパ性白血病(ALL)及び慢性骨髄性白血病を含む)において高度に表現される。
いくつかのFLT3阻害剤(例えばPKC412(N−ベンゾイルスタウロスポリン)(Blood.2006年1月1日;107(1):293−300.Epub 2005年9月))及びSU5614(Haematologica. 2005年11月;90(11):1577−8))が抗腫瘍活性を有することが記載されている。しかし、当業界では抗腫瘍薬を研究開発し続ける必要がある。
本発明は、FLT3阻害剤として用いる、且つ治療及び/又は腫瘍防止に用いる置換された4−キノロン誘導体に関するものである。
本明細書において使用されるすべての技術用語及び科学用語は、特に定義されない限り、当業者によって一般に理解されるものと同一の意味を有する。また、この用語は、本明細書の文脈において本発明を説明するために用いられる。本明細書において使用される用語は、特定の実施例を説明するためのものに過ぎず、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
値の範囲が提供される場合、その範囲の上限と下限との間におけるそれぞれの介在する値(文脈が別途明確に指示しない限り、下限の単位の10分の1まで)(例えば複数の炭素官能基が含まれる場合、その場合において、その範囲内の各炭素原子の数が提示される)及びいずれかの他の言及された範囲における言及された値または介在する値は、本発明の範囲内に包含されることが理解される。これらのより小さい範囲の上限及び下限は、そのより小さい範囲内に独立に含まれることができ、本発明にも包含され、その言及された範囲でいずれかの特に除外される限界値に従う。その言及される範囲が限界値の一方または両方を含む場合、それらの含まれる限界値の両方を含まない範囲も本発明に含まれる。
文脈が別途明確に指示しない限り、本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いられているように、冠詞「a」及び「an」は、その冠詞の文法的な目的語が一つまたは一つ以上(即ち、少なくとも一つ)であることを指す。例として、「要素(an element)」は一つの要素または一つ以上の要素を意味する。
本明細書及び特許請求の範囲において使用されるとき、「及び/又は」という語句は、そのように結合された要素の「いずれかまたは両方」、即ち場合によっては結合的に存在し、他の場合は分離的に存在する要素を意味すると理解されるべきである。「及び/又は」を用いて列挙される複数の要素も同じように、即ち、そのように結合された要素のうちの「1つまたは複数」と見なされるべきである。「及び/又は」の節によって具体的に特定される要素以外の要素が、具体的に特定されたそれらの要素に関連していても関連していなくても、任意選択的に存在してよい。
本明細書に使用される「ハロ」または「ハロゲン」という用語は、−F、−Cl、−Brまたは−Iを指す。
「アルキル基」という用語は、直鎖状または分岐状の炭化水素基を指し、炭素と水素のみで構成され、不飽和を含まず、1〜15個の炭素原子(例えば、C〜C15アルキル基)を含有する。ある実施例では、アルキル基は1〜13個の炭素原子(例えば、C〜C13アルキル基)を含有する。ある実施例では、アルキル基は1〜8個の炭素原子(例えば、C〜Cアルキル基)を含有する。ある実施例では、アルキル基は1〜5個の炭素原子(例えば、C〜Cアルキル基)を含有する。ある実施例では、アルキル基は1〜4個の炭素原子(例えば、C〜Cアルキル基)を含有する。ある実施例では、アルキル基は1〜3個の炭素原子(例えば、C〜Cアルキル基)を含有する。ある実施例では、アルキル基は1〜2個の炭素原子(例えば、C〜Cアルキル基)を含有する。ある実施例では、アルキル基は1個の炭素原子(例えば、Cアルキル基)を含有する。ある実施例では、アルキル基は5〜15個の炭素原子(例えば、C〜C15アルキル基)を含有する。ある実施例では、アルキル基は5〜8個の炭素原子(例えば、C〜Cアルキル基)を含有する。ある実施例では、アルキル基は2〜5個の炭素原子(例えば、C〜Cアルキル基)を含有する。ある実施例では、アルキル基は3〜5個の炭素原子(例えば、C〜Cアルキル基)を含有する。ある実施例では、アルキル基は、メチル基、エチル基、1−プロピル(n−プロピル)基、1−メチルエチル(イソプロピル)基、1−ブチル(n−ブチル)基、1−メチルプロピル基(第二ブチル基)、2−メチルプロピル基(イソブチル基)、1,1−ジメチルエチル基(第三ブチル基)、1−ペンチル基(n−ペンチル基)からなる群から選択される。アルキル基は、単結合によって分子の残りの部分に結合している。本明細書で別段に明記しない限り、アルキル基は、本明細書に記載の置換基などの1つまたは複数の置換基によって任意に置換される。「アルケニル基」という用語は、ある実施例において2〜6個または2〜8個の炭素原子を含有し、且つ少なくとも一つの炭素−炭素二重結合を有する炭化水素部分から誘導される一価の基を指す。二重結合は別の基への結合点であってもなくてもよい。アルケニル基には、例えば、ビニル基、プロペニル基、ブテニル基、1−メチル−2−ブテン−1−イル基、ヘプテニル基、オクテニルなどが含まれるが、これらに限定されない。
「アルコキシ基」という用語は、式−O−アルキル基の酸素原子を介して結合した基を指し、その中、アルキル基は上記で定義したアルキル鎖である。
「アルケニル基」という用語は、直鎖状または分岐状の炭化水素基を指し、炭素と水素のみで構成され、少なくとも一つの炭素−炭素二重結合を有し、且つ2〜12個の炭素原子を含有する。ある実施例では、アルケニル基は2〜8個の炭素原子を含有する。他の実施例では、アルケニル基は2〜4個の炭素原子を含有する。アルケニル基は、単結合によって分子の残りの部分に結合している。例えば、ビニル基(ethenyl)(即ち、ビニル基(vinyl))、プロプ−1−エニル基(即ち、アリル基)、ブト−1−エニル基、ペント−1−エニル基、ペント−1,4−ジエニル基など。本明細書で別段に明記しない限り、アルケニル基は、本明細書に記載の置換基などの1つまたは複数の置換基によって任意に置換される。
本明細に使用される「シクロアルキル基」という用語は、単環式または多環式の飽和または一部不飽和の炭素環化合物から誘導される一価の基を表す。C−C−シクロアルキルの実例としては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロペンチル基及びシクロオクチル基が含まれるが、これらに限定されない。
本明細書に使用される「アリール基」という用語は、一つまたは複数の縮合または非縮合芳香環を有する単環式または多環式炭素環系を指し、フェニル基、ナフチル基、テトラヒドロナフチル基、ジヒドロインデニル基、インデニル基などを含むが、これらに限定されない。
本明細書に使用される「ヘテロアリール基」という用語は、単環式または多環式(例えば、二環式または三環式またはそれ以上)の縮合または非縮合基または環系を指し、少なくとも一つが5〜10個の環原子を有する芳香環を有する。その中、環原子の一つはS、OおよびNから選択され、0、1または2個の環原子はそれぞれS、OおよびNの追加のヘテロ原子から選択され、残りの環原子は炭素である。ヘテロアリール基は、ピリジル基、ピラジン基、ピリミジニル基、ピロリル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアジアゾール基、オキサジアゾール基、チエニル基、フリル基、キノリニル基、イソキノリニル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾオキサゾール基、キノリン基などを含むが、これらに限定されない。
本明細書に使用される「ヘテロシクロアルキル基」という用語は、非芳香族の3員環、4員環、5員環、6員環、または7員環、あるいは二環式または三環式基縮合または非縮合系を指す。その中、(i)少なくとも1つの環はそれぞれ酸素、硫黄及び窒素から選択された1〜3個の間のヘテロ原子を含む。(ii)各5員環は0〜1個の二重結合を有し、各6員環は0〜2個の二重結合を有する。(iii)窒素および硫黄ヘテロ原子は、必要に応じて酸化されてもよい。(iv)窒素ヘテロ原子は、必要に応じて第四級アンモニウム化されてもよい。(iv)上記いずれか一つの環はベンゼン環に縮合されてもよい。代表的なヘテロシクロアルキル基は、[1,3]ジオキソラン基、ピロリジニル基、ピラゾリニル基、ピラゾリジニル基、イミダゾリニル基、イミダゾリジニル基、ピペリジン基、ヘキサヒドロピラジン基、オキサゾリジニル基、イソオキサゾリジニル基、モルホリノ基、チアゾリジニル基、イソチアゾリジニル基、およびテトラヒドロフランを含むが、これらに限定されない。
「医薬的に許容される塩」という用語は、無機または有機塩基および無機または有機酸を含む薬学的に明らかにされる非毒性の塩基または酸から調製される塩を指す。「医薬的に許容される塩」という用語に含まれる塩基性化合物の塩は、一般的に遊離塩基を適切な有機または無機酸と反応させることにより調製される本発明の化合物の非毒性塩を指す。本発明の塩基性化合物の代表的な塩には、以下の塩が含まれるが、これらに限定されない:酢酸塩、アスコルビン酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、炭酸水素塩、硫酸水素塩、酒石酸塩、ホウ酸塩、臭化物、酪酸塩、カンファー塩、カンファースルホン酸塩、d−カンファースルホン酸塩、炭酸塩、塩化物、クラブラン酸(clavulanate)、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジエチル酢酸、ジグルコン酸塩、二塩酸塩、ドデシル硫酸塩、エデト酸塩、エタンジスルホン酸塩、エストレート(estolate)、エタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸(gluceptate,glucoheptanoate)、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリセロールリン酸塩、パラ−α−ヒドロキシルグリコリルアルサニレート(glycollylarsanilate)、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、カプロン酸塩、ヘキシルレゾルシノール、ヒドラバミン酸塩(hydrabamate)、臭化物、塩化物、2−ヒドロキシエタンスルホネート、ヒドロキシナフトエート、ヨウ化物、イソニコチン酸塩、イソチオ硫酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、メタンスルホン酸塩、硝酸メチル、硫酸メチル、メタンスルホン酸塩、 ムケート、2−ナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩(pamoate)(パモン酸塩)、パルミチン酸塩 、パントテン酸、ペクチン酸、過硫酸、リン酸/リン酸水素、ピメリン酸、フェニルプロピオン酸、ポリガラクツロン酸、プロピオン酸、サリチル酸、ステアリン酸塩、硫酸塩、次亜酢酸塩、コハク酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、酒石酸塩、テオクル酸塩、チオシアン酸塩、ヨウ化トリエチル、トリフルオロ酢酸、ウンデカン酸及び吉草酸など。なお、本発明の化合物が酸性部分を有する場合、適切な医薬的に許容される塩には、アルミニウム、アンモニウム、カルシウム、銅、第二鉄、第一鉄、リチウム、マグネシウム、マンガン塩、第一マンガン、カリウム、ナトリウム、亜鉛等を含む無機塩基から誘導される塩が含まれるが、これらに限定されない。医薬的に許容される有機非毒性塩基から誘導される塩には、第一級、第二級及び第三級アミン、環状アミン、ジシクロヘキシルアミン及び塩基性イオン交換樹脂、例えば、アルギニン、ベタイン、カフェイン、コリン、N,N−ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、2−ジエチルアミノエタノール、2−ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチルアミン、エチレンジアミン、N−エチルモルホリン、N−エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン、イソプロピルアミン、リジン、メチルグルカミン、モルホリン、ヘキサヒドロピラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン(procaine)、プリン、テオブロミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミン、トロメタミンなどの塩が含まれる。更に、以下のような試薬を用いて第四級化された塩基性窒素含有基を含むこともでき、低級アルキルハロゲン化物、例えばメチル、エチル、プロピル及びブチル塩化物、臭化物及びヨウ化物;ジアルキル硫酸塩、例えばジメチル硫酸塩、ジエチル硫酸塩、ジブチル硫酸塩およびジペンチル硫酸塩;長鎖ハロゲン化物、例えば塩化、臭化、およびヨウ化デシル、ラウリル、ミリスチルおよびステアリル;ハロゲン化物アラルキル、例えば臭化ベンジルおよびフェネチルなど。
「個体」という用語は、ヒト、サル、雌牛、ヒツジ、ウマ、ブタ、ウシ、ヤギ、イヌ、ネコ、マウス、ラット、培養細胞およびそれらの遺伝子組み換え種などの生命体を含む。好ましい実施例では、個体は人間である。
「投与」という用語は、本発明の活性成分がその意図された機能を実行することを可能にする投与経路を含む。
「治療(treatまたはtreatment)」という用語は、疾患または病気の影響を低減する方法を指す。治療は、症状だけでなく、疾患または病気自身の根本的な病因を軽減する方法を指すこともできる。治療は自然なレベルからの減少であり、これに限られないが、疾病、病気または疾患もしくは病気の症状の完全な除去でありうる。
「予防(prevent、preventionまたはpreventing)」という用語は、標的疾患に関連する症状を抑制または防止することを意味する。
「治療有効量」という用語は、任意の医学的治療に適用可能な妥当な利益/リスク比でいくらかの所望の効果を生じる本明細書に開示される塩または組成物の量を指す。
一つの実施例において、本発明は下記式(I−1)、(I−2)、(I−3)または(I−4)、あるいは、その溶媒和物、プロドラッグ、立体異性体、鏡像異性体または医薬的に許容される塩を有する化合物を提供する。
Figure 2021517160
または、
Figure 2021517160
式中、Yは[P]nであり、その中、Pは−CH−、−N−またはO−を示し、
Xは[Q]nであり、その中、Qは−CH-−、−NH−、−O−、−S−、SO−またはN−アルキル基を示し、
nは0または1を示し、
は一置換、二置換、三置換または四置換を示し、且つハロゲン、−OH、−NH、−NO、−CN、アルキル基、アルケニル基、ハロアルキル基、−NHR、N(R、−OR、3−員シクロアルキル基、4−員シクロアルキル基、5−員シクロアルキル基または6−員シクロアルキル基、一つまたは二つのN、O及びSから選択されるヘテロ原子の3−、4−、5−または6−ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基からなる群から選択され、
は、H、アルキル基、アルケニル基、ハロゲン、ヒドロキシルアルキル基、−OH、−NO−またはフェニル基を示し、
は、アルキル基、アルケニル基またはハロゲンを示し、
は、−NR−、−O−アルキル基、−C(=O)−5または6員アリール基、またはC(=O)−5または6員ヘテロアリール基を示し、
は、OH、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロアルケニル基、−アルキレン基−NR、−アルキレン基−N(R、−アルキレン基−OR、−アルキレン基−5または6員アリール基、−アルキレン基−5または6員ヘテロアリール基または少なくとも一つのNを含む5または6員環のヘテロシクロアルキル基またはヘテロアリール基を示し、
は、H、アルキル基、アルケニル基またはアリール基を示し、あるいは、
は、Nと一緒に3〜8員環のヘテロシクロアルキル基またはヘテロアリール環に形成され、場合によってC−Cアルキル基、C−Cアルキレン基−フェニル基、tert−ブチルオキシカルボニル基により置換され、またはNにより置換されており、
は、H、アルキル基、アルケニル基、ハロゲンまたはフェニル基を示し、
は、H、アルキル基、アルケニル基、ハロゲンまたはCN、NHまたはNOを示す。
その中、アルキル基またはアルケニル基は、分枝鎖を有しないまたは有する、置換されていないまたはハロゲン、ヒドロキシル基、アミノ基またはニトロ基に置換されており、且つ
その中、シクロアルキル基またはヘテロシクロアルキル基は、置換されていないまたはハロゲン、−OH、−NH、−NO、−CN、アルキル基、アルケニル基、−NHR、N(RまたはORに置換されており、
Pが−CH−且つnが1である場合、位置8におけるRはClではない。
一つの実施例において、Qは−S−を示し、且つnは1を示す。
一つの実施例において、Pは−C−またはN−を示し、且つnは1を示す。
一つの実施例において、RはCN、F、Cl、−OC1−4アルキル基、C1−4アルキル基またはハロゲン基C1−4アルキル基を示す。また、もう一つの実施例において、Pが−C−である場合、ClはC11、C10、C9またはC8に結合し、且つPが−C−である場合、−OC1−4アルキル基、F、CN、−OC1−4アルキル基、C1−4アルキル基またはハロゲン基C1−4アルキル基は、C10に結合する。
一つの実施例において、Rは−NH−C1−3アルキレン基−NHR、−NH−C1−3アルキレン基−NH、−NH−C1−3アルキレン基−OH、−NH−C1−3アルキレン基−NHC1−4アルキル基OH、−C1−3アルキレン基−5または6員アリール基、−C1−3アルキレン基−5または6員ヘテロアリール基を示す。また、もう一つの実施例において、RはHを示し、Rはヒドロキシル基C1−4アルキル基を示す。
一つの実施例において、RはHを示す。
いくつかの実施例において、本発明に係る化合物は下記からなる群から選択される。
Figure 2021517160
Figure 2021517160
Figure 2021517160
Figure 2021517160
Figure 2021517160
Figure 2021517160
Figure 2021517160
本発明は、式(I−1)、(I−2)、(I−3)及び(I−4)に係る化合物の全ての立体異性体を含む。式(I−1)、(I−2)、(I−3)及び(I−4)の化合物に存在する非対称中心はすべてが互いに独立して、(R)立体配置または(S)立体配置を有することができる。キラルな炭素への結合が本発明の上記構造式において直線として描かれているときには、当該キラルな炭素の(R)立体配置及び(S)立体配置の両方が従って両方の鏡像異性体及びその混合物が当該式の範囲内に含まれることが理解される。特定の立体配置が描かれているときには、その鏡像異性体(その中心における(R)または(S)のどちらか)が意図される。同様に、化合物名が、キラルな炭素についてのキラル表示を伴うことなく列挙されているときには、当該キラルな炭素の(R)立体配置および(S)立体配置の両方が、したがって、個々の鏡像異性体およびそれらの混合物がその名称によって含まれることが理解される。
本発明は、2種以上の立体異性体の可能な全ての鏡像異性体、位置異性体及び非鏡像異性体、例えば、全ての比率における鏡像異性体及び/又は非鏡像異性体の混合物を含む。従って、本発明は、鏡像異性体の純粋な形態(左旋性及び右旋性鏡像体のいずれとしても)、ラセミ体の形態及び全ての比率における二種類の鏡像異性体の混合物の形態での鏡像異性体は、本発明の主題である。シス/トランス異性の場合において、本発明は、シス形態及びトランス形態の両者、並びに全ての比率におけるそれらの形態の混合物を含む。所望であれば、従来の方法(例えば、クロマトグラフィー又は結晶化)による混合物の分離により、立体化学的に均一な出発原料を用いる合成により、又は立体選択的合成により、個々の立体異性体の調製を実施することができる。場合によって、立体異性体の分離の前に誘導体化を実施することができる。立体異性体混合物の分離は、式(I−1)、(I−2)、(I−3)及び(I−4)の化合物を合成する間の中間工程において実施することができ、又は最終ラセミ生成物において実施することができる。必要であれば、既知の立体配置の立体中心を含む試薬を用いて、誘導体化した結晶生成物又は結晶性中間体のX−線結晶測定により絶対立体化学を決定してもよい。本発明の化合物が互変異性し得る化合物である場合、個々の全ての互変異性体、並びにそれらの混合物は本発明の範囲内に含まれる。本発明は、このような全ての異性体、並びに、ラセミ体、エナンチオマー、ジアステレオマー及び互変異性体、及びそれらの混合物のような塩、溶媒和物(水和物を含む)及び溶媒化塩を含む。
本明細書で使用されるように、これらのプロセス、スキーム及び実施例で使用される記号及び慣習は、特定の略語が具体的に定義されているかどうかに関わらず、最新の科学文献、例えば、the Journal of the American Chemical Society又はJournal of Biological Chemistryで使用されるものと一致している。具体的には、限定するものではないが、以下の略語を、実施例中及び本明細書全体で使用することができる:g(グラム);mg(ミリグラム);mL(ミリリットル);μL(マイクロリットル);mM(ミリモラー);μΜ(マイクロモラー);Hz(ヘルツ);MHz(メガヘルツ);mmol(ミリモル);hr又はhrs(時間);min(分);MS(質量分析法);ESI(エレクトロスプレーイオン化);TLC(薄層クロマトグラフィー);及びHPLC(高圧液体クロマトグラフィー))。以下の実施例の全てについて、当業者に公知の標準的な処理及び精製方法を利用することができる。別途示されない限り、温度は全て、℃(摂氏度)で表す。別途注記されない限り、反応は全て室温で実施する。本明細書に示される合成方法は、具体例の使用によって適用可能な化学反応を例示することを意図するものであり、本開示内容の範囲を示すものではない。
本発明に係る式(I−1)、(I−2)、(I−3)及び(I−4)の化合物は、一般的な化学合成手順に従って調製される。本発明の化合物の実施例の調製を以下に記載する。本発明の化合物の適切な合成は、以下の実施例を参照することができる。
もう一つの形態において、本発明は、式(I−1)〜(I−4)のいずれか一つを含む化合物、またはその医薬的に許容されるエステル、塩またはプロドラッグ及び医薬的に許容されるキャリアを含む医薬組成物を提供する。
本発明の医薬組成物を調製するために、有効成分として本発明の1つ又は複数の化合物を従来の医薬配合技術に従って医薬担体とよく混合し、この担体は、投与に所望される製剤の形態(例えば経口または非経口(例えば筋肉))により多種多様な形態をとることができる。組成物の経口剤形への調製では、任意の通常の医薬媒質を用いることができる。従って、液状経口調製物(例えば懸濁剤、エリキシル剤及び液剤)では、好適な担体及び添加剤としては、水、グリコール、油、アルコール、香料、防腐剤、着色剤などが挙げられ;固形経口調製物(例えば、散剤、カプセル剤、カプレット、ゲルキャップ及び錠剤)では、好適な担体及び添加剤としては、デンプン、糖、希釈剤、造粒剤、潤滑剤、結合剤、崩壊剤などが挙げられる。錠剤及びカプセル剤は、投与の容易さから最も都合のよい経口製剤の単位形態を表し、この場合では固形の医薬担体が用いられることは明らかである。所望により、錠剤には、標準的な技術により糖衣をコーティングするか又は腸溶コーティングすることができる。非経口のための担体は、通常、滅菌水を含むが、例えば溶解性を助けるなどの目的のため、又は保存のために他の成分を含んでもよい。注入可能な懸濁剤も調製することもでき、この場合、適切な液状担体、懸濁化剤などを用いることができる。本明細書における医薬組成物は、投薬単位(例えば、錠剤、カプセル、散剤、注射、茶さじ1杯など)当たり、上記のような有効用量を送達するために必要な量の有効成分を含有する。
経口投与又は注入投与用に本発明の新規組成物を組み込み得る液体形としては、水性液剤、好適に香味付けされたシロップ剤、水性又は油性懸濁剤、及び食用油(例えば綿実油、ゴマ油、ヤシ油又はピーナッツ油)を含む香味付けされたエマルション、並びにエリキシル剤及び同様の医薬賦形剤が挙げられる。水性懸濁剤の適当な分散剤若しくは懸濁化剤としては、合成及び天然のガム、例えば、トラガカント、アカシア、アルギネート、デキストラン、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニル−ピロリドン、若しくはゼラチンが挙げられる。
経口投与の錠剤及びカプセル剤は通常単位用量形で提供され、且つ従来の賦形剤例えば結合剤、充填剤(セルロース、マンニトール、乳糖を含む)、希釈剤、粉薬錠剤、潤滑剤(ステアリン酸マグネシウムを含む)、洗剤、崩壊剤(例えばポリビニルピロリドン及びデンプン誘導体、例えばデンプングリコール酸ナトリウム)、着色剤、香料、及び湿潤剤(例えばラウリル硫酸ナトリウム)を含む。
固形経口組成物は、混合、充填又は錠剤化の従来の方法により調製され得る。反復される混合操作が、多量の充填剤を用いるそれらの組成物全体に活性剤を分配するために使用され得る。そのような操作は、当業界においては従来のことである。
非経口投与のために、化合物及び無菌溶媒を含有する液体単位用量剤形を調製することができる。化合物は、溶媒と濃度に応じて、懸濁されることも溶解されることも可能である。非経口溶液は通常、化合物を溶媒に溶解し、適切なバイアルまたはアンプルに充填して密封する前にフィルタ殺菌することにより調製される。有利には、局部麻酔薬、保存剤及び緩衝剤等のアジュバントも溶媒に溶解される。安定性を増強するために、組成物はバイアルに充填した後に凍結され、真空下で水を取り除くことができる。非経口懸濁液は、化合物が溶解される代わりに溶媒に懸濁され、無菌溶媒に懸濁する前にエチレンオキサイドに曝露することにより殺菌されることを除いて実質的に同じ様式で調製される。有利には、界面活性剤または湿潤剤が組成物に含まれて、本案に係る化合物の均一な分配を促進する。
吸入により投与される医薬製剤は、吸入器または噴霧器によって加圧パックから送達することができる。
もう一つの形態において、本発明は、細胞を本発明に係る化合物に接触させることを含むFLT3を阻害する方法を提供する。
もう一つの形態において、本発明は、有効量の本発明に係る化合物を投与することを含む個体においてFLT3の阻害に関連する疾患を治療または予防する方法を提供する。
本発明に係る化合物は所望されるFLT3の阻害によるいずれの疾患及び/又は病気を治療又は予防するのに用いられることができる。キナーゼを抑制すると腫瘍の成長を低減させることができる。従って、本発明は、腫瘍またはがんを治療または予防する方法を提供する。本教示によって治療するがんの実例としては、浸潤性乳がん、腺がん、肺がん(非小細胞、扁平上皮細胞がん、腺がん及び大細胞肺がん)、肝臓がん、大腸がん、脳腫瘍、頭頸部がん(例えば神経/膠芽細胞腫)、乳がん、卵巣がん、膀胱移行上皮がん、前立腺がん、口腔扁平上皮がん、骨肉腫、副腎皮質がん、大腸がんを含む消化管腫瘍、例えば胆嚢がん(GBC)などの胆管がん、膀胱がん、食道がん、胃がん、子宮頸がん、唾液腺がん、下痢、良性腫瘍、非浸潤性乳管がん、爪囲炎、胆管がん、腎臓がん、膵臓がん、髄芽腫、膠芽細胞腫、乳管型HER2陽性及びトリプルネガティブ乳がん、血液悪性腫瘍または白血病(急性骨髄性白血病(AML)、前駆B細胞急性リンパ芽球性白血病(ALL)、T細胞ALLのごく一部及び慢性骨髄性白血病(CML)を含むが、これらに限定されない。
化合物またはその医薬的に許容される塩は、経口、経鼻、経皮、経肺、吸入、口腔内、舌下、腹腔内、皮下、筋肉内、静脈内、直腸内、胸膜内、髄腔内および非経口で投与される。一部の実施形態では、化合物は経口投与される。当業者であれば、特定の投与経路の利点を認識するであろう。
化合物を利用する投与レジメンは、患者のタイプ、種、年齢、体重、性別及び医学的状態;処置対象の状態の重症度;投与経路;患者の腎機能及び肝機能;ならびに利用される個々の化合物またはその塩など種々の因子に従い選択される。通常の知識を有する医師または獣医師であれば、当該状態の進行を予防、防止または停止するのに必要な薬剤の有効量を容易に判定し、処方することができる。
本発明を書面の説明により説明してきたが、本発明は種々の実施例で実施することができ、且つ前記の説明及び下記の実例は、例示を目的としたものであって、以下の特許請求の範囲を制限することを目的としたものではないことを、当業者は理解するであろう。
全ての主要な原料は様々な供給元から購入し、且つ精製することなくそのまま使用された。いくつかの主要な原料及び試薬は内部で用いることができる。DMSO−d、CDClまたはTFA−dを重水素化溶媒として400MHz NMR分光計に使用し、H NMRスペクトルを記録した。下記方法A〜Kのいずれか一つに従って、化合物のLC−MS分析を行った。
方法A
カラム:Symmetry−C18 4.6×75mm、3.5μm、波長:254nm、流速:0.8mL/min、実行時間:12分、時間及び移動相勾配(時間(min)/B):0/50、3/95、9/95、10/50、12/50[B:アセトニトリル、A:ギ酸アンモニウム(20ミリモル濃度、水中)]、LC−Agilent technologies−1260 Infinity IIシリーズ、MASS:Agilent technologies−6120 Quadrupole LC/MS−API−ESI。
方法B
カラム:Symmetry−C18 4.6×75mm、3.5μm、波長:254nm、流速:0.8mL/min、実行時間:10分、時間及び移動相勾配(時間(min)/B):0/5、2/95、7/95、7.1/5、10/5[B:アセトニトリル、A:ギ酸0.1%、水中]、LC−Agilent technologies−1260 Infinity IIシリーズ、MASS:Agilent technologies−6120 Quadrupole LC/MS−API−ESI。
方法C
カラム:Symmetry−C18 4.6×75mm、3.5μm、波長:254nm、流速:0.8mL/min、実行時間:12分、時間及び移動相勾配(時間(min)/B):0/50、3/95、9/95、10/50、12/50[B:アセトニトリル、A:ギ酸アンモニウム(10ミリモル濃度、水中)]、LC−Agilent technologies−1260 Infinity IIシリーズ、MASS:Agilent technologies−6120 Quadrupole LC/MS−API−ESI。
方法D
カラム:Agilent poroshell 120 EC−C18 3.0×50mm、2.7μm、波長:254nm、流速:0.8mL/min、実行時間:12分、時間及び移動相勾配(時間(min)/B):0/50、3/95、9/95、10/50、12/50[B:アセトニトリル、A:ギ酸アンモニウム(20ミリモル濃度、水中)]、LC−Agilent technologies−1260 Infinity IIシリーズ、MASS:Agilent technologies−6120 Quadrupole LC/MS−API−ESI。
方法E
カラム:Agilent poroshell 120 EC−C18 4.6×100mm、2.7μm、波長:254nm、流速:0.8mL/min、実行時間:12分、時間及び移動相勾配(時間(min)/B):0/50、3/95、9/95、10/50、12/50[B:アセトニトリル、A:ギ酸アンモニウム(20ミリモル濃度、水中)]、LC−Agilent technologies−1260 Infinity IIシリーズ、MASS:Agilent technologies−6120 Quadrupole LC/MS−API−ESI。
方法F
カラム:Agilent poroshell 120 EC−C18 4.6×100mm、2.7μm、波長:254nm、流速:0.8mL/min、実行時間:10分、時間及び移動相勾配(時間(min)/B):0/10、3/80、7/80、7.01/10、10/10[B:アセトニトリル、A:ギ酸アンモニウム(20ミリモル濃度、水中)]、LC−Agilent technologies−1260 Infinity IIシリーズ、MASS:Agilent technologies−6120 Quadrupole LC/MS−API−ESI。
方法G
カラム:Agilent poroshell 120 EC−C18 4.6×100mm、2.7μm、波長:254nm、流速:0.8mL/min、実行時間:12分、時間及び移動相勾配(時間(min)/B):0/20、3/90、10/90、10.1/20、12/20[B:アセトニトリル、A:ギ酸アンモニウム(20ミリモル濃度、水中)]、LC−Agilent technologies−1260 Infinity IIシリーズ、MASS:Agilent technologies−6120 Quadrupole LC/MS−API−ESI。
方法H
カラム:Agilent poroshell 120 EC−C18 4.6×100mm、2.7μm、波長:254nm、流速:0.8mL/min、実行時間:10分、時間及び移動相勾配(時間(min)/B):0/5、2/95、7/95、7.1/5、10/5[B:アセトニトリル、A:ギ酸0.1%、水中)]、LC−Agilent technologies−1260 Infinity IIシリーズ、MASS:Agilent technologies−6120 Quadrupole LC/MS−API−ESI。
方法I
カラム:Agilent poroshell 120 EC−C18 4.6×100mm、2.7μm、波長:254nm、流速:0.8mL/min、実行時間:8分、時間及び移動相勾配(時間(min)/B):0/20、2/90、6/90、6.5/20、8/20[B:アセトニトリル、A:ギ酸アンモニウム(20ミリモル濃度、水中)]、LC−Agilent technologies−1260 Infinity IIシリーズ、MASS:Agilent technologies−6120 Quadrupole LC/MS−API−ESI。
方法J
カラム:Agilent poroshell 120 EC−C18 4.6×100mm、2.7μm、波長:254nm、流速:0.8mL/min、実行時間:12分、時間及び移動相勾配(時間(min)/B):0/50、3/95、9/95、10/50、12/50[B:アセトニトリル、A:ギ酸アンモニウム(20ミリモル濃度、水中)]、LC−Agilent technologies−1260 Infinity IIシリーズ、MASS:Agilent technologies−6120 Quadrupole LC/MS−API−ESI。
方法K
カラム:Symmetry−C18 4.6×75mm、3.5μm、波長:254nm、流速:0.8mL/min、実行時間:12分、時間及び移動相勾配(時間(min)/B):0/50、3/95、9/95、10/50、12/50[B:アセトニトリル、A:ギ酸アンモニウム(20ミリモル濃度、水中)]、LC−Agilent technologies−1260 Infinity IIシリーズ、MASS:Agilent technologies−6120 Quadrupole LC/MS−API−ESI。
準備の実施例
一般手順A;工程−1:クロロ酢酸水溶液(1.1当量)とNaOH水溶液[3.0当量、約2倍体積の水に溶解した]とを同時に対応する置換されたチオフェノール(1.0当量)の水溶液に添加し、混合物を50℃に加熱して4〜5時間保持した。TLCによって反応の完了を測定した後、反応物質を室温に冷却して、5NのHCl(約pH4〜5)を用いて徐々に希釈した。得られた懸濁液を濾過して、水を用いて洗浄し、真空乾燥を行った。従って、オフホワイトの固体のシリーズ2[化合物2a−2o]を得た。
一般手順B;工程−2:インディゴ(0.9当量)と、シリーズ2(1.0当量)と、酢酸ナトリウム(0.2当量)とがAcOH(4〜5倍体積)に添加された混合物を150℃で24時間加熱した。冷却後、形成した固体を酢酸(10倍体積)中に懸濁させ、濾過して、酢酸:水(1:9)を用いて洗浄して反応していないインディゴを除去した。再度水を用いて残りの固体を洗浄して、真空乾燥を行った。従って、シリーズ3[化合物3a−3o]を得た。
一般手順C;工程−3:シリーズ3がPOCl(3〜4倍体積)に添加された溶液を160℃で48時間加熱した。冷却後、0℃で混合物を氷に慎重に注いだ。分離して得られた沈殿物を濾過により収集した。濾過ケーキを10%NaHCO溶液に懸濁させて1時間激しく攪拌した。得られた沈殿物を収集してHOを用いて洗浄した。EtOAc:THF混合物(1:1)を用いて粗固体を洗浄して、真空乾燥を行った。従って、下記の骨格化合物を得た。
一般手順D:シリーズ4(1.0当量)と、アミン(5.0当量)とがDMSO(約4〜5倍体積)に添加された混合物を120℃においてフラスコフラスコ中で2〜3時間加熱した(注意:目標物がb.p<120℃のアミンの使用を伴う場合、反応を封管の中で行わせる)。TLCによって反応の完了を測定した後、反応物質を室温に冷却して、水の中でクエンチさせた。10%MeOH/DCM混合物を用いて、得られた沈殿物を希釈して抽出した。10%MeOH/DCMを用いて分離された水層を改めて抽出した。食塩水溶液を用いて融合した有機抽出物を洗浄した。無水NaSOで乾燥して濃縮することにより、粗化合物が生成した。粗混合物を再結晶し、あるいはMeOH/DCM/水溶液NH混合物を用いてFCCにより精製した。従って、淡黄色から黄色の固体の目的化合物を得た。
一般手順E:120℃において、シリーズ4(1.0当量)がDMSO(約4〜5倍体積)に添加された懸濁液を一滴ずつアミン(5.0当量)がDMSO(約5倍体積)に添加された攪拌溶液に添加して、同じの温度で混合物を2〜3時間加熱した。TLCによって反応の完了を測定した後、反応物質を室温に冷却して、水の中でクエンチさせた。10%MeOH/DCM混合物を用いて、得られた沈殿物を希釈して抽出した。10%MeOH/DCMを用いて分離された水層を改めて抽出した。食塩水溶液を用いて融合した有機抽出物を洗浄した。無水NaSOで乾燥して濃縮することにより、粗化合物が生成した。MeOH/DCM/水溶液NH混合物を用いてFCCにより粗混合物を精製した。従って、淡黄色から黄色の固体の目的化合物を得た。
一般手順F:シリーズ4(1.0当量)と、メトキシベンジルアミン(5.0当量)とがDMSO(約4〜5倍体積)に添加された混合物を120℃において2〜3時間加熱した。TLCによって反応の完了を測定した後、反応物質を室温に冷却して、水の中でクエンチさせた。得られた沈殿物を濾過した。水を用いて洗浄して真空乾燥を行った。従って、粗生成物を得た。MeOH/DCM混合物を用いてFCCにより混合物の精製を行った。従って、淡黄色から黄色の固体のシリーズ4を得た。TFA(約10倍体積)とシリーズ4(1.0当量)との混合物を室温で4〜5時間攪拌した。TLCによって反応の完了を測定した後、ロータリーエバポレーターによって反応物質を濃縮した。得られた残留物を氷冷水でクエンチして、得られた固体を濾過した。濾過ケーキをNaHCO溶液(pHは約8)に懸濁させて30分間攪拌した。懸濁液を濾過した。水を用いて洗浄して、真空乾燥を行った。従って、淡黄色から黄色の固体の目的化合物を得た。
一般手順G:室温において、NaC0(3.0当量)と、エチレングリコール(5.0当量)とがDMSO(約4〜5倍体積)に添加された混合物に、シリーズ4(1.0当量)を添加して、混合物を120℃において反応フラスコ中で2〜3時間加熱させた。TLCによって反応の完了を測定した後、反応物質を室温に冷却して、水の中でクエンチさせた。10%MeOH/DCM混合物を用いて、得られた沈殿物を希釈して抽出した。10%MeOH/DCMを用いて分離された水層を改めて抽出した。食塩水溶液を用いて融合した有機抽出物を洗浄した。無水NaSOで乾燥して濃縮することにより、粗化合物が生成した。粗混合物を再結晶し、あるいはFCCによって精製した。従って、淡黄色から黄色の固体の目的化合物を得た。
一般手順H:室温において、シリーズ4(1.1当量)と、CSCO(1.6当量)と、BINAP(0.1当量)とがNMP(5ml)に添加された脱気溶液に、Pd(OAc)(0.05当量)及び適当なアミン(1.0当量)を順次に添加して、混合物を2時間還流した。反応が完了(例えばTLCによって測定した)後、反応混合物を室温に冷却して、セライトを介して濾過した。濾過液を水(30ml)で希釈し、MeOH/DCM(3×30ml)中で抽出した。融合した有機抽出物を水(25ml)で、その後食塩水溶液(25ml)で洗浄した。有機層を無水NaSOによって乾燥し、残留物に濃縮した。FCCによって残留物を精製した。従って、淡黄色から黄色の固体の目的化合物を得た。
一般手順I:室温において、化合物(1.0当量)と、KCO(2.1当量)とがDMF(約4〜5倍体積)に添加された混合物に、ヨードエタンまたは塩化ベンジル(1.5当量)を添加し、室温で混合物を攪拌した。TLCによって反応の完了を測定した後、反応物質を水の中でクエンチさせた。10%MeOH/DCM混合物を用いて、得られた懸濁液を希釈して抽出した。10%MeOH/DCMを用いて分離された水層を改めて抽出した。食塩水溶液を用いて融合した有機抽出物を洗浄した。無水NaSOで乾燥して濃縮することにより、粗化合物が生成した。FCCによって粗混合物を精製した。従って、淡黄色から黄色の固体の目的化合物を得た。
一般手順J:室温において、TEA(10.0当量)と、エチルアミンHCl(10.0当量)とがDMSO(約4〜5倍体積)に添加された攪拌混合物に、シリーズ4(1.0当量)を添加し、混合物を120℃において封管中で2〜3時間加熱した。TLCによって反応の完了を測定した後、反応物質を室温に冷却して、水の中でクエンチさせた。EtOAcを用いて、得られた沈殿物を希釈して抽出した。EtOAcを用いて分離された水層を改めて抽出した。食塩水溶液を用いて融合した有機抽出物を洗浄した。無水NaSOで乾燥して濃縮することにより、粗化合物が生成した。FCCによって粗混合物を精製した。従って、淡黄色から黄色の固体の目的化合物を得た。
一般手順K:70℃において、CDI(1.5当量)と、安息香酸アナログ(1.2当量)とがDMSO(約4〜5倍体積)に添加された攪拌混合物に、6−アミノ誘導体(1.0当量)を添加し、同じの温度で30分間続いて攪拌した。温度を140℃に上昇させ、反応混合物を同じの温度でさらに16時間攪拌した。TLCによって反応の完了を測定した後、反応物質を室温に冷却して、水の中でクエンチさせた。10%MeOH/DCM混合物を用いて、得られた沈殿物を希釈して抽出した。10%MeOH/DCMを用いて分離された水層を改めて抽出した。食塩水溶液を用いて融合した有機抽出物を洗浄した。無水NaSOで乾燥して濃縮することにより、粗化合物が生成した。MeOH/DCM/水溶液NH混合物を用いてFCCにより粗混合物を精製した。従って、黄色の固体の目的化合物を得た。
一般手順L:室温において、シリーズ4(1.0当量)がクロロホルム(約200倍体積)に添加された攪拌混合物に、m−CPBA(5.0当量)を添加し、混合物を室温で16〜20時間攪拌した。TLCによって反応の完了を測定した後、溶媒を濃縮した。FCCによって粗生成物を精製した。従って、淡黄色の固体の目的化合物5aを得た。
方案1
Figure 2021517160
実施例1
6−クロロ−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キシレン−12−オン(4a):一般手順A〜Cに従って三つの工程で4−クロロチオフェノールから合成された。収率:46%(三つの工程が行われた)。ES−MS[M+1]:331.8、t:6.95分(方法A)。
実施例2
10−クロロ−6−((4−メトキシベンジル)アミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7700):一般手順Eに従って合成された。収率:300mg(92%)。ES−MS[M+1]:432.9、t:6.31分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.33(d,J=8.4Hz,1H)、8.36(d,J=2.4Hz,1H)、7.98(d,J=9.2Hz,1H)、7.87(dd,J=8.4,2.4Hz,1H)、7.71(m,1H)、7.66(d,J= 7.6Hz,1H)、7.59(m,1H)、7.39、7.36(m,1H)、6.84(d,J=8.4Hz,2H)、4.70 (d,J=5.6Hz,1H)、3.67(s,3H)。
実施例3
6−アミノ−10−クロロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7702):一般手順Fに従って合成された。収率:195mg(81%)。ES−MS[M+1]:312.9、t:4.29分(方法A)、H NMR(400MHz、TFA−d):δ9.48(d,J=8.4Hz,1H)、8.73(s,1H)、8.00−7.85(m,5H)。
実施例4
10−クロロ−6−(プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7703):一般手順Dに従って合成された。収率:120mg(75%)。ES−MS[M+1]:355.0、t:6.84分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.33(d,J=8.4Hz,1H)、8.37(d,J=2.0Hz,1H)、7.97(d,J= 8.4Hz,1H)、7.87(dd,J= 8.4,2.0Hz,1H)、7.66(d,J=8.4Hz,1H)、7.57(ddd,J=8.4,6.8,1.2Hz,1H)、7.35(ddd,J=8.4,6.8,1.2Hz,1H)、7.12(dd,J=5.6,4.8Hz,1H),3.52(q,J=6.0Hz,2H)、1.70(m、2H)、0.95(t,J=7.2Hz,3H)。
実施例5
6−(3−アミノプロピルアミノ)−10−クロロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7704):一般手順Eに従って合成された。収率:295mg(88%)。ES−MS[M+1]:370.0、t:2.52分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.34(d,J=8.4Hz,1H)、8.38(d,J=1.2Hz,1H)、7.98(d,J=8.8Hz,1H)、7.88(dd,J=8.4,1.6Hz,1H)、7.69(d,J=8.0Hz,1H)、7.60(dd,J=8.4,6.8,1H),7.35(dd,J= 8.0,7.2,1H)、6.5(brs,2H)、3.66(m,2H)、2.83(t,J=6.8Hz,2H)、1.91(t,J=6.8Hz,2H)。
実施例6
10−クロロ−6−(3−(2−ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7701):一般手順Dに従って合成された。収率:328mg(55%)。ES−MS[M+1]:413.9、t:2.89分(方法B)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.33(d,J=8.8 Hz,1H)、8.36(d,J=2.0Hz,1H)、7.93(d,J=8.4Hz,1H),7.88(dd,J=8.8,2.0Hz,1H)、7.66(d,J=8.0Hz,1H)、7.58(dd,J=8.0,7.2Hz,1H)、7.35(t,J=7.6,1H)、4.57(brs,1H)、3.62(t,J=6.4,2H)、3.55(m,2H)、2.71(t,J=6.0Hz,2H)、2.63(t,J=5.6Hz,2H)、1.82(t,J=6.0Hz,2H)。
実施例7
10−クロロ−6−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7717):一般手順Dに従って合成された。収率:213mg(58%)。ES−MS[M+1]:356.9、t:4.21分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.30(d,J=8.4Hz,1H)、8.32(d,J=2.4Hz,1H)、7.95(d,J=8.4Hz,1H)、7.84(dd,J=8.4,2.0Hz,1H),7.64(d,J=8.0Hz,1H)、7.57(ddd,J=8.4,8.0,1.2Hz,1H)、7.35(ddd,J=8.4,8.0,1.2Hz,1H)、6.93(t,J=4.8Hz,1H)、4.84(t,J=5.6Hz,1H)、3.66(m,4H)。
実施例8
10−クロロ−6−(2−ヒドロキシエトキシ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7718):一般手順Gに従って合成された。収率:150mg(56%)。ES−MS[M+1]:357.9、t:4.73分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.50(d,J=8.4Hz,1H)、8.33(d,J =2.4Hz,1H)、8.04(d,J=8.8Hz,1H)、7.86〜7.81(m,2H)、7.70(dd,J=6.8,4.8Hz,1H)、7.59(t,J=8.0Hz,1H)、4.93(t,J=5.6Hz,1H)、4.60(t,J=5.2Hz,2H)、3.85(t,J=5.2Hz,2H)。
実施例9
10−クロロ−6−(3−ヒドロキシプロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7719):一般手順Dに従って合成された。収率:218mg(78%)。ES−MS[M+1]:370.9、t:4.43分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.32(d,J=8.4Hz,1H)、8.35(d,J=2.4Hz,1H)、7.97(d,J=8.4Hz,1H)、7.86(dd,J=8.4,2.4Hz,1H)、7.65(d,J=8.4Hz,1H)、7.57(t,J=8.0,1H)、7.35(dd,J=8.0,7.2Hz,1H)、7.13(t,J=4.8Hz,1H)、4.65(dd,J=5.2,4.8Hz,1H)、3.62(q,J=6.0Hz,2H)、3.55(q,J=5.6Hz,2H)、1.84(quint,J =6.4Hz,2H)。
実施例10
10−クロロ−6−(3−メトキシプロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7720):一般手順Dに従って合成された。収率:160mg(55%)。ES−MS[M+1]:384.9、t:6.12分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.31(d,J=8.4Hz,1H)、8.33(d,J=2.4Hz,1H)、7.96(d,J=8.4Hz,1H)、7.84(dd,J=8.4,2.4Hz,1H)、7.64(d,J=8.4Hz,1H)、7.56(ddd,J=8.4,8.0,1.2Hz,1H)、 7.34(ddd,J=8.4,8.0,1.2Hz,1H)、7.12(t,J=4.8Hz,1H)、3.59(q,J=6.8Hz,2H)、3.46(dd,J=6.4,6.0Hz,2H)、3.26(s,3H)、1.92(quint,J=6.4Hz,2H)。
実施例11
10−クロロ−6−(3−(メチルアミノ)プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7721):一般手順Dに従って合成された。収率:162mg(56%)。ES−MS[M+1]:384.0、t:4.12分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.32(d,J=8.8Hz,1H)、8.36(d,J=2.0Hz,1H)、7.97(d,J=8.8Hz,1H)、7.87(dd,J=8.4,2.4Hz,1H)、7.67(d,J=8.4Hz,1H)、7.58(dd,J=8.0,7.2Hz,1H)、7.36(dd,J=8.0,7.2Hz,1H)、3.63(t,J=6.4Hz,2H)、2.80(dd,J=7.2,6.4Hz,2H)、2.43(s,3H)、1.91(quint,J=6.4Hz,2H)。
実施例12
10−クロロ−6−(3−(ジメチルアミノ)プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7722):一般手順Dに従って合成された。収率:275mg(92%)。ES−MS[M+1]:398.0、t:5.76分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.34(d,J=8.0Hz,1H)、8.39(s,1H)、8.05(d,J=8.4Hz,1H)、7.90(m,2H)、7.66(d,J=8.0Hz,1H)、7.58(dd,J=8.0,7.2Hz,1H)、7.36(dd,J=8.0,7.6Hz,1H)、3.60(q,J=4.8Hz,2H)、2.41(m,2H)、2.24(s,6H)、1.82(quint,J=6.4Hz,2H)。
実施例13
10−クロロ−6−(エチルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7736):一般手順Dに従って合成された。収率:200mg(49%)。ES−MS[M+1]:340.9、t:6.09分(方法C)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.31(d,J=7.6Hz,1H)、8.33(d,J=2.0 Hz,1H)、7.93(d,J=8.8Hz,1H)、7.83(dd,J =8.4,2.4Hz,1H)、7.65(d,J=8.0Hz,1H)、 7.56(ddd,J=8.0,6.8,1.2Hz,1H)、7.33 (ddd,J=8.4,6.8,1.2Hz,1H)、7.10(dd,J=5.2,4.8Hz,1H)、3.57(m,2H)、1.25(t,J=7.2Hz,3H)。
実施例14
6−(ベンジルアミノ)−10−クロロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7737):一般手順Dに従って合成された。収率:205mg(68%)。ES−MS[M+1]:403.0、t:6.51分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.33(d,J=8.4Hz,1H)、8.38(d,J= 2.4Hz,1H)、8.00(d,J=8.8Hz,1H)、7.88(dd,J=8.8,2.4Hz,1H)、7.82(dd,J=6.0,5.2Hz,1H)、7.62(d,J=8.0Hz,1H)、7.56(ddd,J=8.0,6.8,1.2Hz,1H)、7.44(d,J=7.6Hz,2H)、7.36(dt,J=6.8,1.2Hz,1H)、7.28(dd,J=8.0,7.2Hz,2H)、4.79(d,J=5.6Hz,2H)。
実施例15
6−(2−アミノエチルアミノ)−10−クロロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7767):一般手順Eに従って骨格化合物4aから合成された。ES−MS[M+1]:356.1、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.32(1H,d,J=8.4Hz)、8.35(1H,br)、7.96(1H,d,J=8.8Hz)、7.85(1H,t,J=7.2Hz)、7.66(1H,d,J=8.0Hz)、7.59(1H,t,J=8.0Hz)、7.36(1H,t,J=8.0Hz)、3.59(2H,t,J=6.0Hz)、2.90(2H,t,J=6.0Hz)。
実施例16
N−(10−クロロ−12−ペンダントオキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−6−イル)ピリジンアミド(7801):一般手順Kに従って7702を用いて合成された。収率:120mg(36%)。ES−MS[M+1]:417.9、t:4.77分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ11.45(s,1H)、9.68(dd,J=8.4,2.0Hz,1H)、8.82(d,J=4.8Hz,1H)、8.42(d,J=2.0Hz,1H)、8.17(d,J=7.6Hz,1H)、8.13−8.08(m,3H)、7.90−7.84(m,3H)、7.76(dd,J=6.4,4.8Hz,1H)。
方案2
Figure 2021517160
実施例17
6−クロロ−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(4b):一般手順A〜Cに従って三つの工程で4−クロロチオフェノールから合成された。収率:54%(三つの工程が行われた)。ES−MS[M+1]:315.9、t:5.84分(方法A)。
実施例18
6−アミノ−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7705):一般手順Fに従って合成された。収率:165mg(92%)。ES−MS[M+1]:297.0、t:3.53分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.41(d,J=8.4Hz,1H)、8.17(dd,J=9.6,2.4Hz,1H)、8.04(dd,J=8.8,5.2Hz,1H)、7.78(ddd,J=8.4,8.0,2.8Hz,1H)、7.66−7.58(m,2H)、7.39(dd,J=8.0,7.2Hz,1H)、7.08 (brs,2H)。
実施例19
10−フルオロ−6−(プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7706):一般手順Dに従って合成された。収率:190mg(71%)。ES−MS[M+1]:339.0、t:5.87分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.38(d,J=8.4Hz,1H)、8.17(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.06(m,1H)、7.79(td,J=8.4,2.8Hz,1H)、7.69(d,J=7.4Hz,1H),7.61(t,J=7.0Hz,1H)、7.37(t,J=7.0Hz,1H)、7.13(t,J=5.2Hz,1H)、3.55(q,J=6.4Hz,2H)、1.74(q,J=7.2Hz,2H)、0.97(t,J=7.2Hz,3H)。
実施例20
6−(3−アミノプロピルアミノ)−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7707):一般手順Eに従って合成された。収率:210mg(75%)。ES−MS[M+1]:354.0、t:2.35分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.36(d,J=8.4Hz,1H)、8.15(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.02(dd,J=8.8,5.2Hz,1H)、7.76(ddd,J=8.8,8.0,2.8Hz,1H)、7.68(d,J=8.0Hz,1H)、7.58(dd,J=7.2,6.8Hz,1H)、7.36(t,J=7.2Hz,1H)、3.65(t,J=6.8Hz,2H)、2.78(t,J=6.8Hz,2H)、1.86(quint,J=6.8Hz,2H)。
実施例21
10−フルオロ−6−(3−(2−ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7708):一般手順Dに従って合成された。収率:260mg(69%)。ES−MS[M+1]:398.0、t:2.42分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.36(d,J=8.4Hz,1H)、8.14(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.00(dd,J=8.8,4.8Hz,1H)、7.76(ddd,J=8.8,8.4,2.8Hz,1H)、7.67(d,J=8.0Hz,1H)、7.58(d,J=7.2,1H)、7.35(dd,J=7.6,7.2Hz,1H)、4.81(brs,1H)、3.63(t,J=6.4Hz,2H)、3.57(t,J=5.6Hz,2H)、2.82(t,J=6.4Hz,2H)、2.75(dd,J=6.0,5.2Hz,2H)、1.90(quint,J=6.4Hz,2H)。
実施例22
10−フルオロ−6−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7727):一般手順Dに従って合成された。収率:180mg(55%)。ES−MS[M+1]:340.9、t:3.55分(方法C)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.32(d,J=7.6Hz,1H)、8.09(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.00(dd,J=8.8,5.2Hz,1H)、7.73(ddd,J=8.8,8.4,2.8Hz,1H)、7.65(d,J=7.6Hz,1H)、7.57(ddd,J=8.4,7.6,1.6Hz,1H)、7.34(dt,J=8.4,1.6Hz,1H)、6.97(brs,1H)、3.70−3.64(m,4H)。
実施例23
10−フルオロ−6−(2−ヒドロキシエトキシ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7728):一般手順Dに従って合成された。収率:180mg(33%)。ES−MS[M+1]:342.0、t:4.09分(方法C)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.56(dd,J=8.4,1.2Hz,1H)、8.16−8.11(m,2H)、7.84(ddd,J=8.4,8.0,1.2Hz,1H)、7.79−7.69(m,2H)、7.59(ddd,J=7.2,6.8,1.2Hz,1H)、4.95(dd,J=5.6,5.2Hz,1H)、4.62(dd,J=5.2,4.8Hz,2H)、3.85(q,J=5.2Hz,2H)。
実施例24
10−フルオロ−6−(3−ヒドロキシプロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7729):一般手順Dに従って合成された。収率:247mg(73%)。ES−MS[M+1]:355.0、t:3.79分(方法C)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.34(d,J=8.0Hz,1H)、8.10(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.00(dd,J=8.8,5.2Hz,1H),7.73(dt,J=8.8,2.8Hz,1H)、7.65(d,J=7.2Hz,1H)、7.56(dt,J=8.0,1.2Hz,1H)、7.33(dt,J=8.4,1.2Hz,1H)、7.10(d,J=4.8Hz,1H)、4.65(brs,1H)、3.62(m,2H)、3.55(t,J=6.0Hz,2H)、1.84(quint,J=6.4Hz,2H)。
実施例25
10−フルオロ−6−(3−メトキシプロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7730):一般手順Dに従って合成された。収率:150mg(51%)。ES−MS[M+1]:369.0、t:5.49分(方法C)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.35(d,J=8.4Hz,1H)、8.13(d,J=9.2Hz,1H)、8.03(m,1H)、7.75(t,J=7.2Hz,1H)、7.66(d,J=8.0Hz,1H)、7.57(dd,J=7.6,6.8Hz,1H)、7.35(dd,J=8.0,7.2Hz,1H)、7.12(brs,1H)、3.60(q,J=5.2Hz,2H)、3.46(t,J=5.6Hz,2H)、3.26(s,3H)、1.93(quint,J=6.4Hz,2H)。
実施例26
10−フルオロ−6−(3−(メチルアミノ)プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7731):一般手順Dに従って合成された。収率:137mg(47%)。ES−MS[M+1]:368.0、t:3.29分(方法C)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.35(d,J=8.4Hz,1H)、8.14(dd,J=9.6,2.4Hz,1H)、8.03(dd,J=8.8,4.8Hz,1H)、7.76(ddd,J=8.8,8.4,2.8Hz,1H)、7.66(d,J=8.0Hz,1H)、7.57(dd,J =8.0,6.8Hz,1H)、7.34(dd,J=8.0,7.6Hz,1H)、7.30(brs,1H)、3.62(t,J=6.4Hz,2H)、2.64(t,J=6.4Hz,2H)、2.33(s,3H)、1.81(quint,J=6.4Hz,2H)。
実施例27
6−(3−(ジメチルアミノ)プロピルアミノ)−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7732):一般手順Dに従って合成された。収率:240mg(66%)。ES−MS[M+1]:382.0、t:3.86分(方法C)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.36(d,J=8.4Hz,1H)、8.15(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.05(dd,J=8.8,4.8Hz,1H)、7.77(ddd,J=8.8,8.4,2.8Hz,1H)、7.67(d,J=8.4Hz,1H)、7.62−7.56(m,2H)、7.36(ddd,J=8.4,8.0,1.2Hz,1H)、3.62(m,2H)、2.77(m,2H)、2.49(s,6H)、1.94(quint,J=6.8Hz,2H)。
実施例28
10−フルオロ−6−(3−モルホリノプロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7741):一般手順Dに従って合成された。収率:297mg(72%)。ES−MS[M+1]:424.0、t:5.13分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.37(d,J=8.4Hz,1H)、8.16(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.02(dd,J=8.8,4.8Hz,1H)、7.78(td,J=8.0,2.8Hz,1H)、7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.58(ddd,J=8.4,7.6,1.2Hz,1H)、7.38−7.33(m,2H)、3.62(m,6H)、2.46−2.41(m,6H)、1.85(d,J=6.8Hz,2H)。
実施例29
10−フルオロ−6−(2−メトキシエチルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7745):一般手順Dに従って合成された。収率:170mg(50%)。ES−MS[M+1]:355.0、t:2.8分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.34(d,J=8.8Hz,1H)、8.12(dd,J=9.6,2.4Hz,1H)、8.03(dd,J=9.2,5.2Hz,1H)、7.75(td,J=8.4,2.8Hz,1H)、7.66(d,J=8.0Hz,1H)、7.57(t,J=7.6Hz,1H)、7.35(t,J=7.6Hz,1H)、7.02(brs,1H)、3.74(q,J=5.6Hz,2H)、3.62(t,J=5.6Hz,2H)。
実施例30
10−フルオロ−6−(ヘキサヒドロピリジン−1−イル)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7746):一般手順Dに従って合成された。収率:118mg(34%)。ES−MS[M+1]:365.0、t:4.57分(方法D)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.56(d,J=8.4Hz,1H)、8.16(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.13(dd,J=9.2,5.2Hz,1H)、7.93(d,J=8.4Hz,1H)、7.78−7.73(m,2H)、7.64(t,J=7.2Hz,1H)、3.24(t,J=4.4Hz,4H)、1.79−1.76(m,4H)、1.65 (m,2H)。
実施例31
10−フルオロ−6−(ピロリジン−1−イル)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7747):一般手順Dに従って合成された。収率:166mg(49%)。ES−MS[M+1]:350.9、t:6.76分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.35(d,J=8.4Hz,1H)、8.11(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.06(dd,J=8.8,5.2Hz,1H)、7.77−7.23(m,2H)、7.65(dd,J=8.0,7.2Hz,1H)、7.46(dd,J=8.0,7.2Hz,1H)、3.70(m,4H)、1.94(m,4H)。
実施例32
10−フルオロ−6−モルホリノ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7738):一般手順Dに従って合成された。収率:160mg(55%)。ES−MS[M+1]:367.0、t:5.43分(方法C)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.56(d,J=8.4Hz,1H)、8.17−8.10(m,2H)、7.95(d,J=8.0Hz,1H)、7.79−7.74(m,2H)、7.66(t,J=7.2Hz,1H)、3.88(m,4H)、3.3(m,4H;H−O−Dの信号と融合したことを発見した)。
実施例33
10−フルオロ−6−(ヘキサヒドロピラジン−1−イル)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7739):第1ステージにおいて4−メトキシベンジルを1−Boc−ヘキサヒドロピラジンと置換して修正された一般手順Fに従って合成された。収率:310mg(56%、二つの工程が行われた)。ES−MS[M+1]:366.0、t:3.6分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.53(d,J=8.4Hz,1H)、8.14−8.07(m,2H)、7.92(d,J=8.0Hz,1H)、7.77−7.71(m,2H)、7.63(ddd,J=8.4,8.0,1.0Hz,1H)、3.20(m,4H)、2.97(m,4H)。
実施例34
10−フルオロ−6−(4−メチルヘキサヒドロピラジン−1−イル)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7740):一般手順Dに従って合成された。収率:175mg(48%)。ES−MS[M+1]:380.0、t:3.69分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.51(d,J=8.4Hz,1H)、8.1(dd,J=9.6,2.4Hz,1H)、8.07(dd,J=8.8,4.8Hz,1H)、7.91(d,J=8.4Hz,1H)、7.76−7.70(m,2H)、7.61(ddd,J=8.4,7.2,1.2Hz,1H)、3.29(m,4H,H−O−Dの信号と融合した)、2.63(m,4H)、2.31(s,3H)。
実施例35
10−フルオロ−6−(ピリジン−3−イル−メチルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7748):一般手順Dに従って合成された。収率:200mg(54%)。ES−MS[M+1]:387.9、t:4.33分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.35(d,J=8.4Hz,1H)、8.69(s,1H)、8.38(d,J=4.0Hz,1H)、8.13(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.03(dd,J=8.8,5.2Hz,1H)、7.90−7.78(m,2H)、7.77−7.73(m,1H)、7.65(d,J=7.6Hz,1H)、7.56(t,J=7.2Hz,1H)、7.35(t,J=7.6Hz,1H)、7.3(dd,J=7.6,4.8Hz,1H)、4.77(d,J=5.6Hz,2H)。
実施例36
6−(ベンジルアミノ)−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7749):一般手順Dに従って合成された。収率:127mg(41,5%)。ES−MS[M+1]:386.9、t:5.72分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.35(d,J=8.8Hz,1H)、8.14(dd,J=9.2,2.8Hz,1H)、8.04(dd,J=8.8,4.8Hz,1H)、7.8−7.74(m,2H)、7.63(d,J=8.0Hz,1H)、7.55(t,J=8.0Hz,1H)、7.44(d,J=8.0Hz,2H)、7.35(t,J=8.8Hz,1H)、7.28(t,J=8.0Hz,2H)、7.18(t,J=7.6Hz,1H)、4.78(d,J=5.6Hz,2H)。
実施例37
6−(2−(ジメチルアミノ)エチルアミノ)−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7744):一般手順Dに従って合成された。収率:210mg(60%)。ES−MS[M+1]:367.9、t:3.94分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.35(d,J=8.4Hz,1H)、8.14(dd,J=10.0,2.8Hz,1H)、8.07(dd,J=8.8,5.2Hz,1H)、7.76(td,J=8.4,2.8Hz,1H)、7.67(d,J=7.6Hz,1H)、7.58(t,J=7.2Hz,1H)、7.36(t,J=7.2Hz,1H)、6.85(brs,1H)、3.65(q,J=6.0Hz,2H)、2.57(t,J=6.4Hz,2H)、2.23(s,6H)。
実施例38
10−フルオロ−6−(1H−ピロール−1−イル)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7750):一般手順Hに従って骨格化合物4bから合成された。収率:96mg(27%)。ES−MS[M+1]:346.9、t:7.21分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.59(d,J=8.4Hz,1H)、8.16(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.09(m,2H)、7.85(m,2H)、7.76(td,J=8.4,2.8Hz,1H)、7.40(m,2H)、6.41(m,2H)。
実施例39
10−フルオロ−6−(2−(メチルアミノ)エチルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7752):一般手順Dに従って骨格化合物4bから合成された。収率:165mg(49%)。ES−MS[M+1]:353.9、t:4.12分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.38(d,J=8.0Hz,1H)、8.94(brs,1H)、8.16(dd,J=10.0,2.8Hz,1H)、8.05(dd,J=9.2,8.8Hz,1H)、7.79−7.74(m,2H)、7.62(dd,J=7.2,6.8Hz,1H)、7.48(t,J=5.2Hz,1H)、7.41(dd,J=7.6,7.2Hz,1H)、3.88(m,2H)、3.25(m,2H)、2.59(s,3H)。
実施例40
10−フルオロ−6−(3−(ピロリジン−1−イル)プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7753):一般手順Dに従って骨格化合物4bから合成された。収率:125mg(32%)。ES−MS[M+1]:408.0、t:3.39分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.37(d,J=8.4Hz,1H)、8.15(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.01(dd,J=8.4,4.4Hz,1H)、7.78(td,J=8.4,2.8Hz,1H)、7.69(d,J=8.0Hz,1H)、7.60(t,J=6.8Hz,1H)、7.47(brs,1H)、7.38(t,J=7.6Hz,1H)、3.65(q,J=4.8Hz,2H)、3.1(brs,4H)、2.05(t,J=6.0Hz,2H)、1.88(brs,4H)。
実施例41
6−(2−アミノエチルアミノ)−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7754):一般手順Eに従って骨格化合物4bから合成された。収率:115mg(36%)。ES−MS[M+1]:340.0、t:4.69分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.38(d,J=8.4Hz,1H)、8.15(d,J=9.6Hz,1H)、8.06(m,1H)、7.78(m,1H)、7.72(d,J=8.0Hz,1H)、7.61(dd,J=7.6,7.2Hz,1H)、7.40(t,J=7.6Hz,1H)、3.75(m,2H)、3.08(m,2H)。
実施例42
10−フルオロ−6−(2−(ピロリジン−1−イル)エチルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7755):一般手順Dに従って骨格化合物4bから合成された。収率:82mg(22%)。ES−MS[M+1]:394.1、t:3.34分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.39(d,J=8.4Hz,1H)、8.17(dd,J=9.6,4.8Hz,1H)、8.06(dd,J=8.8,4.8Hz,1H)、7.79(ddd,J=8.8,8.4,2.8Hz,1H)、7.73(d,J=7.6Hz,1H)、7.63(t,J=6.8Hz,1H)、7.55(brs,1H)、7.42(dd,J=8.4,7.2Hz,1H)、3.93(m,2H)、 3.67(brs,2H)、3.47(m,2H)、3.09(m,2H)、1.99(brs,2H)、1.87(brs,2H)。
実施例43
10−フルオロ−6−((2−モルホリノエチル)アミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7756):一般手順Dに従って骨格化合物4bから合成された。収率:194mg(50%)。ES−MS[M+1]:409.9、t:4.08分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.36(d,J=8.0Hz,1H)、8.14(dd,J=10.0,2.8Hz,1H)、8.06(dd,J=9.2,5.2Hz,1H)、7.77(ddd,J=8.8,8.4,2.8Hz,1H)、7.67(d,J=7.6Hz,1H)、7.58(dd,J=7.2,6.8Hz,1H)、7.36(t,J=7.2Hz,1H)、6.98(m,1H)、3.68(m,2H)、3.58(m,4H)、2.47(m,4H;残りのDMSOの信号と融合した)、2.63(t,J=6.4Hz,2H)。
実施例44
4−(10−フルオロ−12−ペンダントオキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−6−イル)ヘキサヒドロピラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(7764):一般手順Dに従って骨格化合物4bから合成された。収率:230mg(53%)。ES−MS[M+1]:465.9、t:7.57分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.55(d,J=8.4Hz,1H)、8.1 (d,J=10.0Hz,1H)、8.09(m,1H)、7.93(d,J=8.4Hz,1H)、7.76(m,2H)、7.65(dd,J=8.4,7.2Hz,1H)、3.61(brs,4H)、3.25(m,4H)、1.43(s,9H)。
実施例45
6−(4−エチルヘキサヒドロピラジン−1−イル)−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7757):一般手順Iに従ってヨードエタンの存在下に合成された。収率:160mg(49%)。ES−MS[M+1]:394.0、t:4.37分(方法F)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.53(d,J=8.4Hz,1H)、8.14−8.07(m,2H)、7.92(d,J=8.0Hz,1H)、7.77−7.72(m,2H)、7.64(dd,J=8.0,7.6Hz,1H)、2.70−2.64(m,2H)、1.08(m,3H)。
実施例46
6−(4−ベンジルヘキサヒドロピラジン−1−イル)−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7758):一般手順Iに従って塩化ベンジルの存在下に合成された。収率:152mg(61%)。ES−MS[M+1]:456.0、t:4.59分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.54(d,J=8.8Hz,1H)、8.15−8.07(m,2H)、7.93(d,J=8.0Hz,1H)、7.74(dd,J=8.0,7.6Hz,2H)、7.64(dd,J=8.0,7.6Hz,1H)、7.38−7.3 (m,4H)、7.26(m,1H)、3.62(s,2H)、3.32(m,4H)、2.69(m,4H)。
実施例47
10−フルオロ−6−(1H−ピラゾール−1−イル)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7759):修正された一般手順Hに従って合成され、その中、KCO、L−プロリン、及びCuIをそれぞれ塩基、リガンド、及び触媒とした。収率:168mg(51%)。ES−MS[M+1]:347.9、t:6.96分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.44(d,J=8.8Hz,1H)、8.64(d,J=2.4Hz,1H)、8.13−8.05(m,3H)、8.02(d,J=1.6Hz,1H)、7.89(dd,J=10.0,8.4Hz,1H)、7.83(dd,J=8.0,6.8Hz,1H)、7.75(td,J=8.8,2.8Hz,1H)、6.74(t,J=2.4Hz,1H)。
実施例48
10−フルオロ−6−(ピリジン−2−イル−アミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7760):一般手順Hに従って骨格化合物4bから合成された。収率:200mg(25%)。ES−MS[M+1]:373.9、t:5.98分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.43(d,J=7.2Hz,1H)、8.35(brs,1H)、8.18−8.12(m,2H)、 7.87−7.76(m,4H)、7.62(m,1H)、7.39(m,1H)、7.23(d,J=7.2Hz,1H)、7.00(m,1H)。
実施例49
10−フルオロ−6−(ピリジン−3−イル−アミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7761):一般手順Hに従って骨格化合物4bから合成された。収率:82mg(23%)。ES−MS[M+1]:373.9、t:4.19分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.47(d,J=8.4Hz,1H)、9.23(brs,1H)、8.91(d,J=2.0Hz,1H)、8.25(d,J=4.4Hz,1H)、8.19(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.14−8.11(m,2H)、7.81(td,J=8.4,2.8Hz,1H)、7.73(d,J=7.6Hz,1H)、7.67(t,J=7.2Hz,1H)、7.53(dd,J=8.0,7.2Hz,1H)、7.38(dd,J=8.4,4.4Hz,1H)
実施例50
10−フルオロ−6−(フェニルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7762):一般手順Dに従って骨格化合物4bから合成された。収率:85mg(23%)。ES−MS[M+1]:372.9、t:3.59分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.45(d,J=8.4Hz,1H)、8.99(s,1H)、8.17(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.12−8.09(m,1H)、7.78(td,J=8.8,2.8Hz,1H)、7.72−7.63(m,4H)、7.50(td,J=8.4,1.2Hz,1H)、7.34(m,2H)、7.04(t,J=7.2Hz,1H)。
実施例51
10−フルオロ−6−(ピリジン−4−イル−アミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7763):一般手順Hに従って骨格化合物4bから合成された。収率:189mg(53%)。ES−MS[M+1]:373.9、t:5.57分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.54(brs,1H)、9.52(d,J=8.4Hz,1H)、8.34(m,2H)、8.18(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.14(m,1H)、7.85−7.80(m,2H)、7.72(m,1H)、7.63(m,3H)。
実施例51
10−フルオロ−6−(((2−(ピリジン−2−イル−アミノ)エチル)アミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7765):一般手順Dに従って骨格化合物4bから合成された。収率:115mg(27%)。ES−MS[M+1]:417.0、t:6.67分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.36(d,J=8.0Hz,1H)、8.14(dd,J=10.0,2.8Hz,1H)、8.11−8.05(m,2H)、7.77(td,J=8.4,2.8Hz,1H)、7.70−7.67(m,2H)、7.58(td,J=7.6,1.2Hz,1H)、7.4−7.34(m,2H)、6.85(m,1H)、6.56−6.49(m,2H)、3.72(q,J=5.2Hz,2H)、3.59(q,J=5.2Hz,2H)。
実施例52
10−フルオロ−6−(1H−イミダゾール−1−イル)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7766):一般手順Dに従って骨格化合物4bから合成された。収率:105mg(31%)。ES−MS[M+1]:348.0、t:5.29分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.71(s,1H)、8.31−8.19(m,4H)、7.96(m,2H)、7.84(m,2H)、7.28(s,1H)。
方案3
Figure 2021517160
実施例53
6−クロロ−10−メトキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(4c):一般手順A〜Cに従って三つの工程で4−メトキシチオフェノールから合成された。収率:51%(三つの工程が行われた)。ES−MS[M+1]:327.9、t:5.95分(方法A)。
実施例54
6−アミノ−10−メトキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7709):一般手順Fに従って合成された。収率:195mg(84%)。ES−MS[M+1]:309.0、t:3.29分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.46(d,J=8.5Hz,1H)、7.95(d,J=2.7Hz,1H)、7.89(d,J=8.8Hz,1H)、7.66(d,J=8.0Hz,1H)、7.6(t,J=7.7Hz,1H)、7.5(dd,J=8.8,2.8Hz,1H)、7.39(t,J=8.2Hz,1H)、7.02(brs,2H)、3.94(s,3H)。
実施例55
10−メトキシ−6−(プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7710):一般手順Dに従って合成された。収率:120mg(45%)。ES−MS[M+1]:351.0、t:5.71分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.40(d,J=8.4,1H)、7.91(d,J=2.8Hz,1H)、7.86(d,J=8.8,1H)、7.66(dd,J=8.4,1.2Hz,1H)、7.56(ddd,J=8.4,6.8,1.2Hz,1H)、7.46(td,J=8.4,2.8Hz,1H)、7.34(ddd,J=8.4,6.8,1.2Hz,1H)、7.08(dd,J=4.8,5.2Hz,1H)、3.91(s,3H)、3.52(m,2H)、1.70(sextet,J=7.2Hz,2H)、0.94(t,J=7.2Hz,3H)。
実施例56
6−(3−アミノプロピルアミノ)−10−メトキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7711):一般手順Eに従って合成された。収率:130mg(46%)。ES−MS[M+1]:366.0、t:2.12分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.43(d,J=8.0Hz,1H)、7.94(d,J=2.8Hz,1H)、7.88(d,J=8.8Hz,1H)、7.70(d,J=8.0Hz,1H)、7.6(td,J=7.0,1.2Hz,1H)、7.50(dd,J=8.8,2.8Hz,1H)、7.37(t,J=7.2Hz,1H)、3.94(s,3H)、3.67(t,J=6.4Hz,2H)、2.79(t,J=6.8Hz,2H)、1.86(t,J=6.4Hz,2H)。
実施例57
6−(3−(2−ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミノ)−10−メトキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7712):一般手順Dに従って合成された。収率:320mg(72%)。ES−MS[M+1]:410.0、t:2.04分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.43(d,J=8.0Hz,1H)、7.93(d,J=2.0Hz,1H)、7.86(d,J=8.8Hz,1H)、7.70(d,J=8.0Hz,1H)、7.58(t,J=7.2Hz,1H)、7.5(dd,J=8.8,2.8Hz,1H)、7.36(t,J=8.0Hz,1H)、3.93(m,4H)、3.66(t,J=6.4Hz,2H)、3.59(t,J=5.4Hz,2H)、2.84(t,J=6.4Hz,2H)、2.77(t,J=5.4Hz,2H)、1.92(t,J=6.4Hz,2H)。
実施例58
6−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−10−メトキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7733):一般手順Dに従って合成された。収率:200mg(62%)。ES−MS[M+1]:353.0、t:3.25分(方法C)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.40(d,J=8.4Hz,1H)、7.90(d,J=3.2Hz,1H)、7.87(d,J=8.8Hz,1H)、7.66(d,J=8.0Hz,1H)、7.57(dd,J=7.6,7.2Hz,1H)、7.46(dd,J=8.4,2.8Hz,1H)、7.35(dd,J=8.0,7.6Hz,1H)、6.92(t,J=4.4Hz,1H)、4.84(brs,1H)、3.91(s,3H)、3.65(m,4H)。
実施例59
10−メトキシ−6−(3−ヒドロキシプロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7742):一般手順Dに従って合成された。収率:210mg(75%)。ES−MS[M+1]:366.9、t:3.50分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.39(d,J=8.0Hz,1H)、7.89(d,J=3.2Hz,1H)、7.84(d,J=8.8Hz,1H)、7.65(d,J=8.0Hz,1H)、7.56(ddd,J=8.4,6.8,1.2Hz,1H)、7.44(dd,J=8.8,2.8Hz,1H)、7.34(dt,J=8.4,1.2Hz,1H)、7.08(d,J=4.8Hz,1H)、4.70(brs,1H)、3.90(s,3H)、3.62(m,2H)、3.55(t,J=6.4Hz,2H)、1.84(quint,J=6.4Hz,2H)。
実施例60
10−メトキシ−6−(3−メトキシプロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7743):一般手順Dに従って合成された。収率:170mg(59%)。ES−MS[M+1]:381.0、t:5.08分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.40(d,J=8.4Hz,1H)、7.91(d,J=2.8Hz,1H)、7.87(d,J=8.8Hz,1H)、7.66(d,J=8.4Hz,1H)、7.56(t,J=6.8Hz,1H)、7.46(dd,J=8.8,2.8Hz,1H)、7.35(dd,J=7.2,6.8Hz,1H)、7.09(t,J=5.2Hz,1H)、3.91(s,3H)、3.61(m,2H)、3.46(t,J=6.0Hz,2H)、3.26(s,3H)、1.93(quint,J=6.8Hz,2H)。
実施例61
10−メトキシ−6−(3−(メチルアミノ)プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7734):一般手順Dに従って合成された。収率:160mg(69%)。ES−MS[M+1]:380.0、t:3.02分(方法C)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.41(d,J=8.4Hz,1H)、8.68(brs,1H)、7.92(s,1H)、7.87(d,J=8.8Hz1H)、7.70(d,J=7.6Hz,1H)、7.59(dd,J=8.0,6.8Hz,1H)、7.49(d,J=8.8Hz,1H)、7.39−7.35(m,2H)、3.92(s,3H)、3.65(q,J=5.6Hz,2H)、2.96(m,2H)、2.52(brs,3H)、2.03(m,2H)。
実施例62
6−(3−(ジメチルアミノ)プロピルアミノ)−10−メトキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7735):一般手順Dに従って合成された。収率:100mg(33%)。ES−MS[M+1]:394.0、t:4.24分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.40(d,J=8.4Hz,1H)、7.9(s,1H)、7.88(d,J=8.8Hz,1H)、7.75(brs,1H)、7.65(d,J=8.4Hz,1H)、7.55(t,J=7.6Hz,1H)、7.45(dd,J=8.8,2.8Hz,1H)、7.33(dd,J=8.0,7.2Hz,1H)、3.91(s,3H)、3.60(m,2H)、2.40(t,J=6.0Hz,2H)、2.23(s,6H)、1.82(quint,J=6.0Hz,2H)。
方案4
Figure 2021517160
実施例63
6,9−ジクロロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オンと6,11−ジクロロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オンとの混合物(4d/4d2):一般手順A〜Cに従って三つの工程で3−クロロチオフェノールから合成された。形成された異性体混合物4d/4d2は更に精製することができないため、アナログの生成に用いられた。収率:49%(三つの工程が行われた)。ES−MS[M+1]:331.9及び331.9、t:5.52分及び7.08分(方法A)。
実施例64
6−アミノ−9−クロロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7723):一般手順Fに従って混合物4d/4d2から合成された。但し、ステージ1の後に得られた6q1及び6q2の粗混合物が個々の異性体に精製され、更に異性体1(異性体2と比較して無極性)から6q1の生成が行われた。収率:170mg(ステージ2:78%)。ES−MS[M+1]:312.9、t:3.99分(方法A)、H NMR(400MHz、TFA−d):δ9.74(d,J=8.8Hz,1H)、8.95(d,J=8.8Hz,1H)、8.26(m,2H)、8.15(m,3H)。
実施例65
6−アミノ−11−クロロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7724):一般手順Fに従って混合物4d/4d2から合成された。但し、ステージ1の後に得られた6q1及び6q2の粗混合物が個々の異性体に精製され、更に異性体2(異性体1と比較して極性)から6q2の生成が行われた。収率:60mg(ステージ2:40%)。ES−MS[M+1]:312.9、t:3.24分(方法A)、H NMR(400MHz、TFA−d):δ9.20(d,J=8.4Hz,1H)、8.31(m,1H)、8.20−8.12(m,5H)。
実施例66
9−クロロ−6−(プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7725):一般手順Dに従って混合物4d/4d2から合成された。FCCにより粗混合物の中に存在している二種類の異性体の無極性生成物が分離され、且つ6r1であることが確認された。収率:195mg。ES−MS[M+1]:355.0、t:6.60分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.31(d,J=8.0Hz,1H)、8.40(d,J=8.8Hz,1H)、8.09(d,J=1.6Hz,1H)、7.69(dd,J=8.8,2.0Hz,1H)、7.66(d,J=8.4Hz,1H)、7.57(ddd,J=8.4,8.0,1.6Hz,1H)、7.34(td,J=8.4,1.6Hz,1H)、7.09(t,J=5.6Hz,1H)、3.51(q,J=6.0Hz,2H)、1.70(sextet,J=J=7.2Hz,2H)、0.94(t,J=7.2Hz,3H)。
実施例67
11−クロロ−6−(プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7726):一般手順Dに従って混合物4d/4d2から合成された。FCCにより粗混合物の中に存在している二種類の異性体の極性生成物が分離され、且つ6r2であることが確認された。収率:176mg。ES−MS[M+1]:312.9、t:3.24分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ8.53(d,J=8.4Hz,1H)、7.83(m,1H)、7.69−7.67(m,2H)、7.63(d,J=8.0Hz,1H)、7.54(ddd,J=8.4,7.2,1.2Hz,1H)、7.29(ddd,J=8.4,6.8,1.2Hz,1H)、3.50(q,J=6.8Hz,2H)、1.68(sextet,J=7.2Hz,2H)、0.93(t,J=7.2Hz,3H)。
方案5
Figure 2021517160
実施例68
6,8−ジクロロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(4e):一般手順A〜Cに従って三つの工程で2−クロロチオフェノールから合成された。収率:50%(三つの工程が行われた)。ES−MS[M+1]:331.9、t:6.90分(方法A)。
実施例69
6−アミノ−8−クロロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7713):一般手順Fに従って合成された。収率:550mg(85%)。ES−MS[M+1]:312.9、t:3.95分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.31(d,J=8.8,1H)、8.41(d,J=7.6Hz,1H)、8.00(d,J=8.0Hz,1H)、7.69−7.57(m,3H)、7.37(dd,J=8.0,6.8Hz,1H)、7.15(brs,2H)。
実施例70
8−クロロ−6−(プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7714):一般手順Dに従って合成された。収率:630mg(84%)。ES−MS[M+1]:355.0、t:6.57分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.30(d,J=8.8Hz,1H)、8.43(d,J=8.0Hz,1H)、8.03(dd,J=8.0,1.6Hz,1H)、7.71−7.66(m,2H)、7.58(dd,J=8.0,1.2Hz,1H)、7.37−7.32(m,2H)、3.54(m,2H)、1.71(sextet,J=7.2Hz,2H)、0.95(t,J=7.2Hz,3H)。
実施例71
6−(3−アミノプロピルアミノ)−8−クロロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7715):一般手順Eに従って合成された。収率:400mg(47%)。ES−MS[M+1]:370.0、t:2.34分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.28(d,J=8.0Hz,1H)、8.40(d,J=8.0Hz,1H)、8.01(d,J=7.6Hz,1H)、7.69−7.65(m,2H)、7.58(t,J=7.2Hz,1H)、7.34(t,J=7.2Hz,1H)、3.65(t,J=6.4Hz,2H)、2.73(t,J=6.4Hz,2H)、1.80(quint,J=6.4Hz,3H)。
実施例72
8−クロロ−6−(3−(2−ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7716):一般手順Dに従って合成された。収率:700mg(74%)。ES−MS[M+1]:414.0、t:2.11分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.26(d,J=8.4Hz,1H)、8.37(d,J=8.0Hz,1H)、7.97(d,J=8.0Hz,1H)、7.82(brs,1H)、7.66−7.63(m,2H)、7.55(dd,J=7.6,7.2Hz,1H)、7.31(dd,J=8.0,7.2Hz,1H)、5.00(brs,1H)、3.62(t,J=6.0Hz,2H)、3.53(m,2H)、2.71(t,J=6.0Hz,2H)、2.63(t,J=5.6Hz,2H)、1.82(quint,J=6.0Hz,2H)。
方案6
Figure 2021517160
実施例73
6−クロロ−10−トリフルオロメチル−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(4f):一般手順A〜Cに従って三つの工程で4−(トリフルオロメチル)チオフェノールから合成された。収率:25%(三つの工程が行われた)。ES−MS[M+1]:365.8、t:3.83分(方法E)。
実施例74
6−(3−アミノプロピルアミノ)−10−トリフルオロメチル−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7201):一般手順Eに従って骨格化合物4fから合成された。収率:120mg(36%)。ES−MS[M+1]:403.9、t:3.40分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.33(d,J=8.0Hz,1H)、8.67(s,1H)、8.18−8.11(m,2H)、7.70(d,J=8.4Hz,1H)、7.61(t,J=7.6Hz,1H)、7.38(t,J=7.6Hz,1H)、6.5(brs,3H)、3.66(t,J=6.4Hz,2H)、2.83(t,J=6.8Hz,2H)、1.92(quint,J=6.8Hz,2H)。
実施例75
6−(3−(2−ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミノ)−10−トリフルオロメチル−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7214):一般手順Dに従って骨格化合物4fから合成された。収率:610mg(89%)。ES−MS[M+1]:447.9、t:4.39分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.32(d,J=8.8Hz,1H)、8.64(s,1H)、8.12(m,2H)、7.66(d,J=8.4Hz,1H)、7.58(dd,J=8.4,6.4Hz,1H)、7.35(dd,J=8.0,7.6Hz,1H)、4.56(brs,1H)、3.62(t,J=6.4Hz,2H)。3.54(m,2H)、2.72(t,J=6.0Hz,2H)、2.64(t,J=5.2Hz,2H)、1.82(quint,J=6.0Hz,2H)。
方案7
Figure 2021517160
実施例76
6−クロロ−10−メチル−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(4g):一般手順A〜Cに従って三つの工程で4−トリルメルカプタンから合成された。収率:48%(三つの工程が行われた)。ES−MS[M+1]:311.9、t:8.65分(方法G)。
実施例77
6−(3−アミノプロピルアミノ)−10−メチル−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7202):一般手順Eに従って骨格化合物4gから合成された。収率:130mg(63%)。ES−MS[M+1]:350.0、t:2.28分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.34(d,J=8.8Hz,1H)、8.25(s,1H)、8.07(m,3H)、7.79(d,J=8.4Hz,1H)、7.69−7.64(m,2H)、7.58(td,J=8.4,2.0Hz,1H)、7.37−7.33(m,2H)、3.66(t,J=5.6Hz,2H)、2.87(t,J=7.2Hz,2H)、2.47(s,3H;残りのDMSOと融合した)、2.00(quint,J=6.8Hz,2H)。
実施例78
6−(3−(2−ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミノ)−10−メチル−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7215):一般手順D従って骨格化合物4gから合成された。収率:210mg(55%)。ES−MS[M+1]:394.0、t:4.08分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.35(d,J=8.8Hz,1H)、8.24(s,1H)、7.77(d,J=8.0Hz,1H)、7.65(m,2H)、7.56(t,J=7.6Hz,1H)、7.34(t,J=7.6Hz,1H)、4.7(brs,1H)、3.63(m,2H)、3.56(m,2H)、2.75(t,J=5.6Hz,2H)、2.67(t,J=5.6Hz,2H)、1.85(m,2H)。
実施例79
6−(2−アミノエチルアミノ)−10−メチル−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7231):一般手順Eに従って骨格化合物4gから合成された。収率:163mg(52%)。ES−MS[M+1]:335.9、t:4.15分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.34(d,J=8.8Hz,1H)、8.25(s,1H)、7.82(d,J=8.4Hz,1H)、7.66(m,2H)、7.57(t,J=7.6Hz,1H)、7.35(t,J=7.6Hz,1H)、3.57(t,J=6.4Hz,2H)、2.87(t,J=6.4Hz,2H)、2.47(s,3H;残りのDMSOと融合した)。
実施例80
6−(エチルアミノ)−10−メチル−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7232):一般手順Jに従って骨格化合物4fから合成された。収率:95mg(30%)。ES−MS[M+1]:321.0、t:6.10分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.39(dd,J=8.4,1.2Hz,1H)、8.30(s,1H)、7.86(d,J=8.4Hz,1H)、7.69(dd,J=7.6,6.4Hz,2H)、7.60(ddd,J=6.8,5.6,1.6Hz,1H)、7.38(td,J=7.2,5.6Hz,1H)、7.16(t,J=5.2Hz,1H)、3.59−3.66(m,2H)、2.47(s,3H;残りのDMSOと融合した)、1.23−1.33(m,3H)。
実施例81
6−(ベンジルアミノ)−10−メチル−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7233):一般手順Dに従って骨格化合物4gから合成された。収率:178mg(55%)。ES−MS[M+1]:382.9、t:8.41分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.34(d,J=8.8Hz,1H)、8.26(s,1H)、7.83(d,J=8.0Hz,1H)、7.76(t,J=5.6Hz,2H)、7.70−7.62(m,2H)、7.55(t,J=8.0Hz,1H)、7.45(m,2H)、7.34(td,J=8.4,1.6Hz,1H)、7.28(m,2H)、7.18(t,J=7.2Hz,1H)、4.79(d,J=5.6Hz,2H)。
方案8
Figure 2021517160
実施例82
6−クロロ−10−トリフルオロメトキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(4h):一般手順A〜Cに従って三つの工程で4−(トリフルオロメトキシ)チオフェノールから合成された。収率:25%(三つの工程が行われた)。ES−MS[M+1]:381.9、t:5.90分(方法F)。
実施例83
6−(3−アミノプロピルアミノ)−10−(トリフルオロメトキシ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7203):一般手順Eに従って骨格化合物4hから合成された。収率:75mg(23%)。ES−MS[M+1]:419.9、t:4.55分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.36(d,J=8.0Hz,1H)、8.31(s,1H)、8.12(d,J=8.8Hz,1H)、7.90−7.87(m,4H)、7.70(d,J=8.0Hz,1H)、7.62(t,J=7.2Hz,1H)、7.39(t,J=8.0Hz,1H)、3.66(t,J=6.4Hz,2H)、2.89(t,J=7.2Hz,2H)、1.99(m,2H)。
方案9
Figure 2021517160
実施例84
6−クロロ−8−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(4i):一般手順A〜Cに従って三つの工程で2−フルオロチオフェノールから合成された。収率:54%(三つの工程が行われた)。ES−MS[M+1]:315.8、t:7.88分(方法G)。
実施例85
6−(3−アミノプロピルアミノ)−8−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7211):一般手順Eに従って骨格化合物4iから合成された。収率:145mg(37%)。ES−MS[M+1]:353.9、t:4.01分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.31(d,J=8.4Hz,1H)、8.29(d,J=8.0Hz,1H)、7.92(brs,2H)、7.81(dd,J=9.2,8.8Hz,1H)、7.74−7.70(m,2H)、7.61(dd,J=7.6,7.2Hz,1H)、7.5(brs,1H)、7.38(dd,J=8.4,6.8Hz,1H)、3.67(t,J=6.4Hz,2H)、2.89(t,J=6.8Hz,2H)、2.00(quint,J=6.4Hz,2H)。
実施例86
8−フルオロ−6−(3−(2−ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7224):一般手順Dに従って骨格化合物4iから合成された。収率:125mg(28%)。ES−MS[M+1]:398.0、t:4.03分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.31(d,J=8.0Hz,1H)、8.74(brs,1H)、8.29(d,J=8.0Hz,1H)、7.82(dd,J=9.2,8.8Hz,1H)、7.72(m,2H)、7.61(t,J=7.6Hz,1H)、7.5(brs,1H)、7.38(t,J=8.0Hz,1H)、5.26(brs,1H)、3.65(m,4H)、2.99(m,4H)、2.08(m,2H)。
実施例87
6−(2−アミノエチルアミノ)−8−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7240):一般手順Eに従って骨格化合物4iから合成された。収率:102mg(31%)。ES−MS[M+1]:340.0、t:3.98分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.30(d,J=8.8Hz,1H)、8.27(d,J=7.6Hz,1H)、7.80(dd,J=9.2,8.8Hz,1H)、7.72−7.66(m,2H)、7.58(dd,J=7.6,6.8Hz,1H)、7.35(dd,J=8.0,7.2Hz,1H)、3.57(t,J=6.4Hz,2H)、2.86(t,J=6.4Hz,2H)。
実施例88
6−(エチルアミノ)−8−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7241):一般手順Jに従って骨格化合物4iから合成された。収率:164mg(53%)。ES−MS[M+1]:324.9、t:5.97分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.29(d,J=8.0Hz,1H)、8.26(d,J=8.0Hz,1H)、7.79(t,J=8.8Hz,1H)、7.71−7.65(m,2H)、7.57(t,J=7.6Hz,1H)、7.36−7.29(m,2H)、3.59(m,2H)、1.25(t,J=6.8Hz,3H)。
実施例89
6−(ベンジルアミノ)−8−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7242):一般手順Dに従って骨格化合物4iから合成された。収率:255mg(69%)。ES−MS[M+1]:386.9、t:6.41分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.29(d,J=8.4Hz,1H)、8.27(d,J=8.0Hz,1H)、7.98(t,J=5.2Hz,1H)、7.79(dd,J=9.2,8.8Hz,1H)、7.69(m,1H)、7.62(d,J=8.0Hz,1H)、7.56(dd,J=7.6,6.8Hz,1H)、7.45(m,2H)、7.35(dd,J=7.6,6.8Hz,1H)、7.28(m,2H)、7.17(dd,J=7.2,6.8Hz,1H)、4.78(d,J=5.2Hz,2H)。
方案10
Figure 2021517160
実施例90
6−クロロ−8−メトキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(4j):一般手順A〜Cに従って三つの工程で2−メトキシチオフェノールから合成された。収率:46%(三つの工程が行われた)。
実施例91
6−(3−アミノプロピルアミノ)−8−メトキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7212):一般手順Eに従って骨格化合物4jから合成された。収率:128mg(33%)。ES−MS[M+1]:366.0、t:3.59分(方法I)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.35(d,J=8.0Hz,1H)、8.05(d,J=8.0Hz,1H)、7.66−7.61(m,2H)、7.57(m,1H)、7.47(d,J=7.6Hz,1H)、7.33(dd,J=8.0,1.2Hz,1H)、4.04(s,3H)、3.65(t,J=6.8Hz,2H)、2.66(t,J=6.4Hz,2H)、1.76(quint,J=6.4Hz,2H)。
実施例92
6−(3−(2−ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミノ)−8−メトキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7225):一般手順Dに従って骨格化合物4jから合成された。収率:266mg(71%)。ES−MS[M+1]:410.0、t:4.02分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.35(d,J=8.4Hz,1H)、8.04(d,J=7.6Hz,1H)、7.66−7.60(m,2H)、7.55(dd,J=8.4,1.2Hz,1H)、7.45(d,J=7.6Hz,1H)、7.32(dd,J=8.4,1.2Hz,1H)、4.51(brs,1H)、4.03(s,3H)、3.65−3.58(m,4H)、2.71(t,J=6.0Hz,2H)、2.63(t,J=6.4Hz,2H)、1.82(quint,J=6.4Hz,2H)。
実施例93
6−(2−アミノエチルアミノ)−8−メトキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7244):一般手順Eに従って骨格化合物4jから合成された。収率:151mg(47%)。ES−MS[M+1]:352.0、t:4.01分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.37(d,J=8.4Hz,1H)、8.38(s,1H)、8.06(d,J=8.4Hz,1H)、7.71(d,J=8.4Hz,1H)、7.65(t,J=8.0Hz,1H)、7.60(dd,J=8.4,7.2Hz,1H)、7.49(d,J=8.0Hz,1H)、7.38(dd,J=8.4,8.0Hz,1H)、4.05(s,3H)、3.80(t,J=6.0Hz,2H)、3.12(t,J=6.0Hz,2H)
実施例94
6−(エチルアミノ)−8−メトキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7245):一般手順Jに従って骨格化合物4jから合成された。収率:196mg(63%)。ES−MS[M+1]:336.9、t:7.04分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.35(d,J=8.0Hz,1H)、8.05(d,J=7.6Hz,1H)、7.66(d,J=8.4Hz,1H)、7.62(d,J=8.4Hz,1H)、7.56(td,J=8.0,1.2Hz,1H)、7.47(d,J=8.0Hz,1H)、7.34(td,J=8.4,1.2Hz,1H)、7.27(brs,1H)、4.04(s,3H)、3.6(m,2H)、1.25(t,J=7.2Hz,3H)。
実施例95
6−(ベンジルアミノ)−8−メトキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7246):一般手順Dに従って骨格化合物4jから合成された。収率:144mg(39%)。ES−MS[M+1]:399.0、t:7.76分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.35(d,J=8.4Hz,1H)、8.06(d,J=8.0Hz,1H)、7.93(m,1H)、7.64(m,2H)、7.56(m,1H)、7.49−7.45(m,3H)、7.34(dd,J=8.4,8.0Hz,1H)、7.28(m,2H)、7.18(m,1H)、4.79(d,J=5.6Hz,2H)、4.05(s,3H)。
実施例96
4−(8−メトキシ−12−ペンダントオキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−6−イル)ヘキサヒドロピラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(7297):一般手順Dに従って骨格化合物4jから合成された。収率:260mg(60%)。ES−MS[M+1]:478.0、t:7.11分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.55(d,J=8.8Hz,1H)、8.08(d,J=8.4Hz,1H)、7.94(d,J=8.4Hz,1H)、7.75(dd,J=8.0,7.2Hz,1H)、7.67−7.61(m,2H)、7.48(d,J=8.0Hz,1H)、4.05(s,3H)、3.61(brs,4H)、3.28(brs,4H)、1.43(s,9H)。
実施例97
8−メトキシ−6−(ヘキサヒドロピラジン−1−イル)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7247):一般手順Fに従って、第1ステージにおいて4−メトキシベンジルアミンの代わりにN−Boc−ヘキサヒドロピラジンを用いて合成された。収率:206mg(98%)。ES−MS[M+1]:378.0、t:4.32分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.55(d,J=8.4Hz,1H)、8.99(brs,1H)、8.07(d,J=8.0Hz,1H)、7.95(d,J=8.0Hz,1H)、7.77(m,1H)、7.67−7.61(m,2H)、7.49(d,J=8.0Hz,1H)、4.04(s,3H)、3.53(m,4H)、3.40(m,4H)。
方案11
Figure 2021517160
実施例98
6,8−ジクロロ−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(4k):一般手順A〜Cに従って三つの工程で2−クロロ−4−フルオロベンゼンメルカプタンから合成された。収率:40%(三つの工程が行われた)。ES−MS[M+1]:351.8、t:9.41分(方法E)。
実施例99
6−(3−アミノプロピルアミノ)−8−クロロ−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7213):一般手順Eに従って骨格化合物4kから合成された。収率:108mg(33%)。ES−MS[M+1]:388.0、t:4.45分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.35(dd,J=8.8,1.2Hz,1H)、8.24−8.19(m,2H)、7.77(t,J=4.8Hz,1H)、7.73−7.70(m,1H)、7.65−7.61(m,1H)、7.43−7.38(m,1H)、3.74−3.67(m,2H)、3.33(m,2H;H−O−Dの信号と融合した)、2.08−1.97(m,2H)。
実施例100
8−クロロ−10−フルオロ−6−(3−(2−ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7226):一般手順Dに従って骨格化合物4kから合成された。収率:172mg(40%)。ES−MS[M+1]:431.9、t:4.42分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.31(d,J=8.4Hz,1H)、8.72(brs,1H)、8.21−8.15(m,2H)、7.70(d,J=8.0Hz,1H)、7.61(t,J=7.6Hz,1H)、7.53(brs,1H)、7.38(t,J=7.6Hz,1H)、5.25(brs,1H)、3.65(m,4H)、3.01(m,4H)、2.08(m,2H)。
実施例101
6−(2−アミノエチルアミノ)−8−クロロ−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7248):一般手順Eに従って骨格化合物4kから合成された。収率:100mg(31%)。ES−MS[M+1]:374.0、t:4.38分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.33(d,J=8.4Hz,1H)、8.21(m,2H)、7.72(td,J=6.8,1.6Hz,1H)、7.62(td,J=8.0,6.8Hz,1H)、7.39(td,J=6.8,2.8Hz,1H)、3.62(t,J=6.8Hz,2H)、2.91(t,J=6.4Hz,2H)。
実施例102
8−クロロ−6−(エチルアミノ)−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7249):一般手順Jに従って骨格化合物4kから合成された。収率:87mg(28%)。ES−MS[M+1]:358.8、t:6.88分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.27(d,J=8.8Hz,1H)、8.13(m,2H)、7.65(d,J=8.4Hz,1H)、7.58(m,1H)、7.36−7.30(m, 2H)、3.59(m,2H)、1.26(t,J=6.8Hz,3H)。
実施例103
6−(ベンジルアミノ)−8−クロロ−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7250):一般手順Dに従って骨格化合物4kから合成された。収率:175mg(48%)。ES−MS[M+1]:420.9、t:7.19分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.23(d,J=8.4Hz,1H)、8.15(m,2H)、7.99(m,1H)、7.61(d,J=8.0Hz,1H)、7.56(m,1H)、7.45(m,2H)、7.34(t,J=7.2Hz,1H)、7.28(m,2H)、7.19(m,1H)、4.78(d,J=4.4Hz,2H)。
方案12
Figure 2021517160
実施例104
6−クロロ−8,10−ジフルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(4l):一般手順A〜Cに従って三つの工程で2,4−ジフルオロベンゼンメルカプタンから合成された。収率:13%(三つの工程が行われた)。ES−MS[M+1]:333.9、t:8.25分(方法G)。
実施例105
6−(3−アミノプロピルアミノ)−8,10−ジフルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7252):一般手順Eに従って骨格化合物4lから合成された。収率:255mg(76%)。ES−MS[M+1]:372.1、t:4.27分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.34(d,J=8.4Hz,1H)、8.12−8.00(m,2H)、7.96−7.74(m,2H)、7.69−7.60(m,1H)、7.41(dd,J=7.2,6.8Hz,1H)、3.69(t,J=6.4Hz,2H)、2.91(t,J=7.2Hz,2H)、2.02(m,2H)。
実施例106
8,10−ジフルオロ−6−(3−(2−ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7253):一般手順Dに従って骨格化合物4lから合成された。収率:130mg(42%)。ES−MS[M+1]:416.1、t:4.23分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.36(d,J=8.8Hz,1H)、8.85(brs,1H)、8.03−8.14(m,2H)、7.76(d,J=7.6Hz,1H)、7.65(td,J=7.2,6.8Hz,1H)、7.57(m,1H)、7.41(dd,J=8.4,6.8Hz,1H)、5.28(t,J=5.2Hz,1H)、3.67(m,4H)、2.99−3.06(m,4H)、2.07−2.14(m,2H)。
実施例107
6−(2−アミノエチルアミノ)−8,10−ジフルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7254):一般手順Eに従って骨格化合物4lから合成された。収率:25mg(8%)。ES−MS[M+1]:358.0、t:4.26分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.36(d,J=8.4Hz,1H)、8.05−7.98(m,2H)、7.70(d,J=8.0Hz,1H)、7.62(ddd,J=8.0,6.8,1.2Hz,1H)、7.39(ddd,J=8.4,6.8,1.6Hz,1H)、3.61(t,J=9.6Hz,2H)、2.90(t,J=9.6Hz,2H)。
実施例108
6−(エチルアミノ)−8,10−ジフルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7255):一般手順Jに従って骨格化合物4lから合成された。収率:128mg(42%)。ES−MS[M+1]:343.0、t:6.27分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.32(dd,J=8.4,0.8Hz,1H)、8.05(m,2H)、7.69(dd,J=8.4,1.2Hz,1H)、7.61(td,J=6.8,1.2Hz,1H)、7.39(dd,J=6.8,1.2Hz,1H)、7.34(t,J=5.2Hz,1H)、3.62(m,2H)、1.27(t,J=6.0Hz,3H)。
実施例109
6−(ベンジルアミノ)−8,10−ジフルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7256):一般手順Dに従って骨格化合物4lから合成された。収率:95mg(52%)。ES−MS[M+1]:405.0、t:6.62分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.34(dd,J=8.4,1.2Hz,1H)、8.05(m,3H)、7.67(dd,J=8.4,1.2Hz,1H)、7.61(td,J=6.8,1.2Hz,1H)、7.48(dd,J=8.4,1.2Hz,2H)、7.39(td,J=6.8,1.6Hz,1H)、7.31(t,J=7.2Hz,2H)、7.21(t,J=7.2Hz,1H)、4.87(d,J=5.6Hz,2H)。
方案13
Figure 2021517160
実施例110
6−クロロ−10−フルオロ−4−メチル−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(4m):一般手順B〜Cを用いて二つの工程で7−メチルイサチン及び化合物2aから合成された。収率:51%(二つの工程が行われた)。ES−MS[M+1]:329.9、t:4.19分(方法K)。
方案14
Figure 2021517160
実施例111
2,6−ジクロロ−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(4n):一般手順B〜Cを用いて二つの工程で5−クロロイサチン及び化合物2aから合成された。収率:40%(二つの工程が行われた)。ES−MS[M+1]:349.8、t:9.39分(方法G)。
実施例112
6−((3−アミノプロピル)アミノ)−2−クロロ−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7403):一般手順Dに従って骨格化合物4nから合成された。収率:150mg(46%)。ES−MS[M+1]:387.9、t:3.44分(方法F)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.42(d,J=2.4Hz,1H)、8.14−8.10(m,3H)、8.01(dd,J=8.8,4.8Hz,1H)、7.77(ddd,J=8.8,8.4,2.8Hz,1H)、7.65(d,J=8.8Hz,1H)、7.59−7.57(m,2H)、3.63(m,2H)、2.87(t,J=7.2Hz,2H)、2.0(m,2H)。
実施例113
2−クロロ−10−フルオロ−6−(3−(2−ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7406):一般手順Dに従って骨格化合物4nから合成された。収率:126mg(34%)。ES−MS[M+1]:431.9、t:4.48分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.46(d,J=2.4Hz,1H)、8.8(brs,1H)、8.17(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.05(dd,J=8.8,4.8Hz,1H)、7.80(td,J=8.8,2.8Hz,1H)、7.69(d,J=8.8Hz,1H)、7.61(dd,J=8.8,2.4Hz,1H)、7.59(brs,1H)、5.24(m,1H)、3.65(m,4H)、3.01−2.94(m,4H)、2.07(m,2H)。
実施例114
6−(ベンジルアミノ)−2−クロロ−10−フルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7416):一般手順Dに従って骨格化合物4nから合成された。収率:259mg(71%)。ES−MS[M+1]:421.0、t:7.42分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.48(d,J=2.0Hz,1H)、9.05(d,J=2.0Hz,1H)、9.05(d,J=2.8Hz,1H)、9.05(d,J=2.8Hz,1H)、9.05(d,J=2.8Hz,1H)。
方案15
Figure 2021517160
実施例115
6−クロロ−2,10−ジフルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(4o):一般手順B〜Cを用いて二つの工程で5−フルオロイサチン及び化合物2aから合成された。収率:53%(二つの工程が行われた)。ES−MS[M+1]:333.8、t:7.90分(方法G)。
実施例116
6−(3−アミノプロピルアミノ)−2,10−ジフルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7402):一般手順Eに従って骨格化合物4oから合成された。収率:200mg(60%)。ES−MS[M+1]:372.0、t:4.21分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.18(dd,J=8.8,2.8Hz,1H)、8.20(brs,2H)、8.15(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.04(dd,J=9.2,8.8Hz,1H)、7.79(m,1H)、7.72(dd,J=9.2,5.2Hz,1H)、7.50(m,1H)、7.44(m,1H)、3.643(m,2H)、2.86(m,2H)、2.02(m,2H)。
実施例117
2,10−ジフルオロ−6−(3−(2−ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7408):一般手順Dに従って骨格化合物4oから合成された。収率:190mg(51%)。ES−MS[M+1]:416.0、t:4.20分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.18(dd,J=12.8,3.2Hz,1H)、8.8(brs,1H)、8.15(dd,J=10.0,2.8Hz,1H)、8.04(dd,J=8.8,5.2Hz,1H)、7.79(ddd,J=8.8,8.4,2.8Hz,1H)、7.73(dd,J=8.8,6Hz,1H)、7.53−7.45(m,2H)、5.25(brs,1H)、3.64(m,4H)、3.0−2.93(m,4H)、2.01(m,2H)。
実施例118
6−(2−アミノエチルアミノ)−2,10−ジフルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7422):一般手順Eに従って骨格化合物4oから合成された。収率:102mg(31%)。ES−MS[M+1]:357.9、t:4.16分(方法F)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.20(dd,J=12.8,2.8Hz,1H)、8.18(ddd,J=10.0,9.6,2.8Hz,1H)、8.09−8.05(m,4H)、7.83−7.75(m,2H)、7.54(td,J=8.8,2.8Hz,1H)、8.04(dd,J=8.8,5.2Hz,1H)、7.42(t,J=4.8Hz,1H)、3.81(m,2H)、3.16(m,2H)。
実施例119
6−(ベンジルアミノ)−2,10−ジフルオロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7424):一般手順Dに従って骨格化合物4oから合成された。収率:149mg(41%)。ES−MS[M+1]:404.9、t:6.49分(方法J)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.18(dd,J=12.8,2.8Hz,1H)、8.16(ddd,J=10.0,9.6,2.8Hz,1H)、8.06(m,1H)、7.82−7.76(m,2H)、7.66(dd,J=8.8,6Hz,1H)、7.49−7.43(m,3H)、7.28(m,2H)、7.18(dd,J=7.6,7.2Hz,1H)、4.77(d,J=5.6Hz,2H)。
実施例120
4−(2,10−ジフルオロ−12−ペンダントオキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−6−イル)ヘキサヒドロピラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(7495):一般手順Dに従って骨格化合物4oから合成された。収率:300mg(69%)。ES−MS[M+1]:484.0、t:7.77分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.35(dd,J=12.8,2.8Hz)、8.18−8.11(m,2H)、7.99(dd,J=9.2,6Hz)、7.79(m,1H)、7.67(m,1H)、3.62(m,4H)、3.25(m,4H)、1.43(s,9H)。
実施例121
2,10−ジフルオロ−6−(ヘキサヒドロピラジン−1−イル)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7425):一般手順Fに従って、工程1において4−メトキシベンジルアミンの代わりに1−Boc−ヘキサヒドロピラジンから合成された。収率:300mg(69%)。ES−MS[M+1]:383.9、t:4.66分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.32(dd,J=12.8,2.8Hz)、8.15−8.09(m,2H)、7.99(dd,J=9.2,6Hz)、7.78(td,J=8.4,2.8Hz,1H)、7.61(td,J=8.8,2.8Hz,1H)、3.35(m,4H)、3.20(m,4H)。
方案16
Figure 2021517160
実施例122
6−クロロ−10−フルオロ−2−メトキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(4p):一般手順B〜Cを用いて二つの工程で5−メトキシイサチン及び化合物2aから合成された。収率:30%(二つの工程が行われた)。ES−MS[M+1]:345.8、t:8.04分(方法G)。
実施例123
10−フルオロ−6−(3−(2−ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミノ)−2−メトキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7407):一般手順Dに従って骨格化合物4pから合成された。収率:135mg(44%)。ES−MS[M+1]:428.0、t:4.09分(方法G)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.02(d,J=2.8Hz,1H)、8.88(brs,1H)、8.17(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.02(dd,J=9.2,5.2Hz,1H)、7.77(td,J=8.8,2.8Hz,1H)、7.66(d,J=8.8Hz,1H),7.29(dd,J=9.2,2.8Hz,1H)、7.11(t,J=4.8Hz,1H)、5.25(brs,1H)、3.85(s,3H)、3.66−3.59(m,4H)、3.00−2.64(m,4H)、2.10−2.05(m,2H)。
実施例124
6−(ベンジルアミノ)−10−フルオロ−2−メトキシ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン(7420):一般手順Dに従って骨格化合物4pから合成された。収率:37mg(10%)。ES−MS[M+1]:417.0、t:7.87分(方法E)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ9.05(d,J=2.8Hz,1H)、8.21(dd,J=9.6,2.8Hz,1H)、8.08(dd,J=8.8,4.8Hz,1H)、7.80(td,J=8.4,2.8Hz,1H)、7.62(d,J=8.8Hz,1H)、7.54(t,J=5.6Hz,1H)、7.47(d,J=7.2Hz,2H)、7.26−7.31(m,3H)、7.21(t,J=7.2Hz,1H)、4.78(d,J=5.6Hz,2H)、3.87(s,3H)。
方案17
Figure 2021517160
方案18
Figure 2021517160
方案19
Figure 2021517160
方案20
Figure 2021517160
方案21
Figure 2021517160
方案22
Figure 2021517160
方案23
Figure 2021517160
方案24
Figure 2021517160
方案25
Figure 2021517160
方案26
Figure 2021517160
方案27
Figure 2021517160
方案28
Figure 2021517160
方案29
Figure 2021517160
方案30
Figure 2021517160
方案31
Figure 2021517160
実施例124
6,10−ジクロロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン7,7−ジオキシド(5a):一般手順Lに従って骨格化合物4aから合成された。収率:480mg(83%)。ES−MS[M+1]:363.8、t:4.2分(方法E)、H NMR(400MHz、TFA−d):δ9.07(d,J=7.6Hz,1H)、8.38(m,2H)、8.32−8.27(m,2H)、8.1(m,2H)。13C NMR(100MHz,CDCl3):121.66、125.37、127.59、128.51、129.33、130.85、131.91、132.27、133.62、135.23、137.63、138.46、140.61、143.04、149.22、179.89。
実施例125
6−アミノ−10−クロロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン7,7−ジオキシド(7001):40℃において一般手順Fに従って、溶媒としてDMSOの代わりにCHClを用いて5aから合成された。収率:310mg(63%)。ES−MS[M+1]:344.9、t:3.68分(方法A)、H NMR(400MHz、CDCl):δ8.58(d,J=8.8Hz,1H)、8.12(s,1H)、8.07(d,J=8.4Hz,1H)、7.81(d,J=8.4Hz,1H)、7.73−7.67(m,2H)、7.44(dd,J=7.6,7.2Hz,1H)、6.12(brs,2H)。
実施例126
10−クロロ−6−(プロピルアミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン7,7−ジオキシド(7002):5a(1.0当量)と、プロピルアミン(5.0当量)とが添加されたCHCl(約4〜5倍の体積)の混合物を室温で24時間撹拌した。TLCによって反応の完了を測定した後、溶媒を濃縮した。FCCにより粗生成物を精製して、オレンジレッド色の固体の目的化合物を得た。収率:130mg(61%)。ES−MS[M+1]:387.0、t:5.63分(方法A)、H NMR(400MHz、CDCl):δ8.48(d,J=8.8Hz,1H)、8.09(d,J=1.6Hz,1H)、8.04(d,J=8.4Hz,1H)、7.79(dd,J=8.0,2.0Hz,1H)、7.73(d,J=8.4Hz,1H)、7.66(dd,J=7.6,7.2Hz,1H)、7.35(dd,J=8.0,7.2Hz,1H)、6.89(brs,1H)。3.65(m,2H)、1.77(sextet,J=7.2Hz,2H)、1.06(t,J=7.2Hz,3H)。
実施例127
6−((3−アミノプロピル)アミノ)−10−クロロ−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン7,7−ジオキシド(7003):室温で7704(1.0当量)とTFA(約30倍の体積)との攪拌溶液に、H溶液(約7倍の体積)を一滴ずつ添加して、同温で混合物を更に1時間攪拌した。LCMSによって反応の完了を測定した後、溶媒を濃縮した。得られた残留物を氷冷水でクエンチして、飽和NaHCO溶液(pHは約8)でアルカリ化し、且つEtOAc(100ml)で希釈した。沈殿した生成物を濾過し、水を用いて洗浄して、真空乾燥を行った。従って、ほとんど純粋な形のオレンジレッド色の固体の目的化合物を得た。収率:85mg(31%)。ES−MS[M+1]:401.9、t:2.16分(方法A)、H NMR(400MHz、CDCl):(ピーク分解能が低いことが観察され、二つのメチレン基に対応するプロトンが異なる四つの信号を生成した)δ8.37(d,J=7.6Hz,1H)、8.17−8.08(brm,3H)、7.72(brm,1H)、7.64(brm,1H)、7.39(brm,1H)、7.23(brm,1H)、6.8(brm,1H)、3.63(m,2H)、3.03(m,1H)、2.66(t,J=6.0Hz,1H)、1.74(t,J=6.0Hz,2H)。
実施例128
10−クロロ−6−((3−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)プロピル)アミノ)−12H−ベンゾチオピラノ[2,3−c]キノリン−12−オン7,7−ジオキシド(7004):5a(1.0当量)と、3−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)プロピル)アミン(5.0当量)とが添加されたCHCl(約4〜5倍の体積)の混合物を室温で24時間撹拌した。TLCによって反応の完了を測定した後、溶媒を濃縮した。FCCにより粗生成物を精製して、オレンジレッド色の固体の目的化合物を得た。収率:105mg(9%)。ES−MS[M+1]:446.0、t:2.26分(方法A)、H NMR(400MHz、DMSO−d):δ8.42(d,J=8.6Hz,1H)、8.30(m,1H)、8.23(s,1H)、8.2(d,J=6.8Hz,1H)、8.12(d,J=8.4Hz,1H)、7.77(m,1H)、7.68(d,J=8.5Hz,1H)、7.45(t,J=7.0Hz,1H)、7.33(brs,1H)、5.2(brs,1H)、3.71(d,J=5.6Hz,2H)、3.63(d,J=4.6Hz,2H)、3.03−2.98(m,4H)、2.04(m,2H)。
生物学的分析
新たに調製した基礎反応緩衝液(20mM Hepes(pH7.5)、10mM MgCl、1mM EGTA、0.02% Brij35、0.02mg/ml BSA、0.1mM NaVO、2mM DTT、1%DMSO)で指標基質を調製した。何れの必要な補因子を上記の基質溶液に供給した。指示されたキナーゼを基質溶液に供給し、緩やかに混合した。Acoustic技術(Echo550、ナノリットル範囲)により、DMSO中の試験化合物をキナーゼ反応混合物に添加し、室温で20分間インキュベートした。33P−ATP(比活性度10μM)を反応混合物に供給して、反応を開始させた。室温でキナーゼ反応物を2時間インキュベートした。反応物をP81イオン交換紙にスポッティングした。フィルタ結合法によってキナーゼ活性を検出した。
4−キノロン誘導体のFLT3の阻害
(A:<51nM、B:51〜200nM、C:201〜500nM、D:501〜1000nM、E:>1uM、N/A:不適用)
Figure 2021517160

Figure 2021517160

Claims (13)

  1. 下記式(I−1)、(I−2)、(I−3)または(I−4)、あるいは、その溶媒和物、プロドラッグ、立体異性体、鏡像異性体または医薬的に許容される塩を有し、
    Figure 2021517160

    または、
    Figure 2021517160

    式中、Yは[P]nであり、その中、Pは−CH−、−N−またはO−を示し、
    Xは[Q]nであり、その中、Qは−CH-−、−N−、−O−、−S−、SO−またはN−アルキル基を示し、
    nは0または1を示し、
    は一置換、二置換、三置換または四置換を示し、且つハロゲン、−OH、−NH、−NO、−CN、アルキル基、アルケニル基、ハロアルキル基、−NHR、N(R、−OR、3−員シクロアルキル基、4−員シクロアルキル基、5−員シクロアルキル基または6−員シクロアルキル基、一つまたは二つのN、O及びSから選択されるヘテロ原子の3−、4−、5−または6−ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基からなる群から選択され、
    は、H、アルキル基、アルケニル基、ハロゲン、ヒドロキシルアルキル基、−OH、−NO−またはフェニル基を示し、
    は、アルキル基、アルケニル基またはハロゲンを示し、
    は、−NR−、−O−アルキル基、−C(=O)−5または6員アリール基、またはC(=O)−5または6員ヘテロアリール基を示し、
    は、OH、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロアルケニル基、−アルキレン基−NR、−アルキレン基−N(R、−アルキレン基−OR、−アルキレン基−5または6員アリール基、−アルキレン基−5または6員ヘテロアリール基または少なくとも一つのNを含む5または6員環のヘテロシクロアルキル基またはヘテロアリール基を示し、
    は、H、アルキル基、アルケニル基またはアリール基を示し、あるいは、
    は、Nと一緒に3〜8員環のヘテロシクロアルキル基またはヘテロアリール環に形成され、場合によってC−Cアルキル基、C−Cアルキレン基−フェニル基、tert−ブチルオキシカルボニル基により置換され、またはNにより置換されており、
    は、H、アルキル基、アルケニル基、ハロゲンまたはフェニル基を示し、
    は、H、アルキル基、アルケニル基、ハロゲンまたはCN、NHまたはNOを示し、
    その中、当該アルキル基またはアルケニル基は、分枝鎖を有しないまたは有する、置換されていないまたはハロゲン、ヒドロキシル基、アミノ基またはニトロ基に置換されており、且つ、
    その中、当該シクロアルキル基またはヘテロシクロアルキル基は、置換されていないまたはハロゲン、−OH、−NH、−NO、−CN、アルキル基、アルケニル基、−NHR、N(RまたはORに置換されており、
    Pが−CH−且つnが1である場合、RはClではない
    ことを特徴とする化合物。
  2. Qは−S−を示し、且つnは1を示す
    ことを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  3. Pは−C−またはN−を示し、且つnは1を示す
    ことを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  4. はCN、F、Cl、−OC1−4アルキル基、C1−4アルキル基またはハロゲン基C1−4アルキル基を示す
    ことを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  5. は−NH−C1−3アルキレン基−NHR、−NH−C1−3アルキレン基−NH、−NH−C1−3アルキレン基−OH、−NH−C1−3アルキレン基−NHC1−4アルキル基OH、−C1−3アルキレン基−5または6員アリール基、−C1−3アルキレン基−5または6員ヘテロアリール基を示す
    ことを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  6. はHを示す
    ことを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  7. Figure 2021517160

    Figure 2021517160

    Figure 2021517160

    Figure 2021517160

    Figure 2021517160

    Figure 2021517160

    あるいは、その溶媒和物、プロドラッグ、立体異性体、鏡像異性体または医薬的に許容される塩からなる群から選択される
    ことを特徴とする請求項1に記載の化合物。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物またはその医薬的に許容されるエステル、塩またはプロドラッグ及び医薬的に許容されるキャリアを含む
    ことを特徴とする医薬組成物。
  9. 細胞を請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物に接触させることを含む
    ことを特徴とするFLT3を阻害する方法。
  10. 有効量の請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物を投与することを含む
    ことを特徴とする個体においてFLT3の阻害に関連する疾患を治療または予防する方法。
  11. FLT3の阻害に関連する疾患はがんである
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記がんは浸潤性乳がん、腺がん、肺がん(非小細胞、扁平上皮細胞がん、腺がん及び大細胞肺がん)、肝臓がん、大腸がん、脳腫瘍、頭頸部がん(例えば神経/膠芽細胞腫)、乳がん、卵巣がん、膀胱移行上皮がん、前立腺がん、口腔扁平上皮がん、骨肉腫、副腎皮質がん、大腸がんを含む消化管腫瘍、例えば胆嚢がん(gallbladder carcinoma(GBC))などの胆管がん、膀胱がん、食道がん、胃がん、子宮頸がん、唾液腺がん、下痢、良性腫瘍、非浸潤性乳管がん、爪囲炎、胆管がん、腎臓がん、膵臓がん、髄芽腫、膠芽細胞腫、乳管型HER2陽性及びトリプルネガティブ乳がん、血液悪性腫瘍または白血病(急性骨髄性白血病(acute myelogenous leukemia(AML))、前駆B細胞急性リンパ芽球性白血病(acute lymphoblastic leukemia(ALL))、T細胞ALLのごく一部及び慢性骨髄性白血病(chronic myelogenous leukemia(CML)))である
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記がんは白血病である
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
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