JP2021514270A - 筐体壁に形成された開口部を覆う覆い板を有する抽出飲料用飲料調製機 - Google Patents

筐体壁に形成された開口部を覆う覆い板を有する抽出飲料用飲料調製機 Download PDF

Info

Publication number
JP2021514270A
JP2021514270A JP2020544500A JP2020544500A JP2021514270A JP 2021514270 A JP2021514270 A JP 2021514270A JP 2020544500 A JP2020544500 A JP 2020544500A JP 2020544500 A JP2020544500 A JP 2020544500A JP 2021514270 A JP2021514270 A JP 2021514270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever arm
cover plate
preparation machine
beverage preparation
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020544500A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7319285B2 (ja
Inventor
フィリップ ブティッカー
フィリップ ブティッカー
パスカル ルッティ
パスカル ルッティ
Original Assignee
ジュラ エレクトロアッパラーテ アーゲー
ジュラ エレクトロアッパラーテ アーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジュラ エレクトロアッパラーテ アーゲー, ジュラ エレクトロアッパラーテ アーゲー filed Critical ジュラ エレクトロアッパラーテ アーゲー
Publication of JP2021514270A publication Critical patent/JP2021514270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7319285B2 publication Critical patent/JP7319285B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J31/00Apparatus for making beverages
    • A47J31/44Parts or details or accessories of beverage-making apparatus
    • A47J31/4403Constructional details
    • A47J31/4407Lids, covers or knobs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J31/00Apparatus for making beverages
    • A47J31/24Coffee-making apparatus in which hot water is passed through the filter under pressure, i.e. in which the coffee grounds are extracted under pressure
    • A47J31/34Coffee-making apparatus in which hot water is passed through the filter under pressure, i.e. in which the coffee grounds are extracted under pressure with hot water under liquid pressure
    • A47J31/36Coffee-making apparatus in which hot water is passed through the filter under pressure, i.e. in which the coffee grounds are extracted under pressure with hot water under liquid pressure with mechanical pressure-producing means
    • A47J31/3604Coffee-making apparatus in which hot water is passed through the filter under pressure, i.e. in which the coffee grounds are extracted under pressure with hot water under liquid pressure with mechanical pressure-producing means with a mechanism arranged to move the brewing chamber between loading, infusing and ejecting stations
    • A47J31/3609Loose coffee being employed
    • A47J31/3619Means to remove coffee after brewing
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J31/00Apparatus for making beverages
    • A47J31/24Coffee-making apparatus in which hot water is passed through the filter under pressure, i.e. in which the coffee grounds are extracted under pressure
    • A47J31/34Coffee-making apparatus in which hot water is passed through the filter under pressure, i.e. in which the coffee grounds are extracted under pressure with hot water under liquid pressure
    • A47J31/36Coffee-making apparatus in which hot water is passed through the filter under pressure, i.e. in which the coffee grounds are extracted under pressure with hot water under liquid pressure with mechanical pressure-producing means
    • A47J31/3604Coffee-making apparatus in which hot water is passed through the filter under pressure, i.e. in which the coffee grounds are extracted under pressure with hot water under liquid pressure with mechanical pressure-producing means with a mechanism arranged to move the brewing chamber between loading, infusing and ejecting stations
    • A47J31/3623Cartridges being employed
    • A47J31/3633Means to perform transfer from a loading position to an infusing position
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J31/00Apparatus for making beverages
    • A47J31/24Coffee-making apparatus in which hot water is passed through the filter under pressure, i.e. in which the coffee grounds are extracted under pressure
    • A47J31/34Coffee-making apparatus in which hot water is passed through the filter under pressure, i.e. in which the coffee grounds are extracted under pressure with hot water under liquid pressure
    • A47J31/36Coffee-making apparatus in which hot water is passed through the filter under pressure, i.e. in which the coffee grounds are extracted under pressure with hot water under liquid pressure with mechanical pressure-producing means
    • A47J31/3604Coffee-making apparatus in which hot water is passed through the filter under pressure, i.e. in which the coffee grounds are extracted under pressure with hot water under liquid pressure with mechanical pressure-producing means with a mechanism arranged to move the brewing chamber between loading, infusing and ejecting stations
    • A47J31/3623Cartridges being employed
    • A47J31/3638Means to eject the cartridge after brewing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Apparatus For Making Beverages (AREA)
  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)

Abstract

【課題】本発明は抽出飲料用飲料調製機に関する。【解決手段】 抽出飲料用飲料調製機は内部空間(10A)を囲み、開口部(11A)を有する筐体壁(11)を備える筐体(10)と、内部空間(10A)に配置され、抽出装置(20)に収容する定量の固形物を抽出し、定量の固形物を取出し可能に構成された抽出装置(20)と、抽出装置(20)から出される定量の固形物を収容し、開口部(11A)を介して内部空間(10A)に導入可能に構成された可動容器(30)と、開口部(11A)を覆い、第1位置(50A)では開口部(11A)の少なくとも1部位を覆い、第2位置(50B)では開口部(11A)を開放する可動覆い板(50)とを備える。覆い板(50)は、回動機構(65)を介して筐体(10)に接続され、覆い板(50)は回動軸(60)を中心に第1位置(50A)と第2位置(50B)との間で、回動軸(60)周りに回動することにより可動である。【選択図】図2

Description

本発明は、抽出飲料の為の飲料調製機に関する。
上記のタイプの既知の飲料調製機は、例えばコーヒー、お茶などの抽出飲料の調製をするためのものであり、通常、内部空間を取り囲み、少なくとも1つの開口部を有する筐体壁を備えた筐体と、定量の固形物(コーヒー粉、 茶樹の葉及び/又は葉芽など)を収容し、これを抽出液(例えば、水)で抽出して抽出飲料(コーヒー、お茶など)を製造する、前記内部空間に配置された抽出装置とを備えている。抽出装置によって収容された定量の固形物は、抽出装置から取出すことができる。
抽出に使用される定量の各固形物を衛生的に処理するために、このような飲料調製機は、一般に、可動容器を備え、この容器は筐体壁に形成された開口部を介して内部空間に導入可能になっており、抽出装置から出される定量の固形物を受け取るのに適している。飲料調製機の通常の動作時にこの容器が飲料調製機外から見えないようにするために、一般に、可動の覆い板が開口部を覆っている。この覆い板は少なくとも第1位置および第2位置に移動可能であり、さらに、第1位置では開口部の少なくとも1つの部位を覆い、及び/又は閉じるように構成され、第2位置では、開口部を開放し、容器は開口部を介して移動可能となる。
抽出にそれぞれ使用される定量の固形物を収容する為の容器を、飲料調製機の内部空間へ開口部を介して容易に導入可能にするために、上記のタイプの飲料調製機は通常、容器用キャリアを備える。そのキャリアは、容器をキャリアの所定部位に配置可能に形成され、覆い板が第2位置にある際には、キャリアは所定部位に配置された容器と共に、開口部を介して内部空間に導入可能であり、所定の位置に導かれる。この所定の位置は、コンテナが内部空間のこの所定位置に移動後、覆い板が第1位置に移動可能となるように設定される。
飲料調製機の動作中に、一般にいわゆる「残留液」が発生する。これは、飲料調製機によって生成された抽出飲料の成分ではないため、飲料調製機の動作中に生成された抽出飲料から分離し、最終的に処分する必要がある。ここにおいて、「残留液」とは、例えば、抽出中に使用される抽出液の成分であって、抽出中に、抽出装置に収容される各定量の固形物に吸収される成分であり、その際、抽出中に製造された抽出飲料が飲料調製機から生成された後、しばらくしてから、抽出装置から徐々に流れ出る成分を意味するものと理解されたい。また、ここにおいて、「残留液」は、例えば、飲料調製機の動作中に抽出液または生成された抽出飲料と接触する飲料調製機の部位を洗浄するための液体洗浄剤とも考えられる。残留液を簡単で衛生的に廃棄するために、上記のタイプの飲料調製機は、通常、飲料調製機の動作中に残留液を回収する残留液容器を備え、これは各残留液を簡単な方法で回収することができるように、少なくとも飲料調製機の動作中は、飲料調製機の内部空間に配置される。
上述のタイプの飲料調製機の簡単な動作を可能にするために、抽出中に使用する固形物の処分および動作中に発生する残留液の処分に関して、抽出装置から出される固形物を収容するための容器と、上記容器のためのキャリアと、残留液を収容するための残留液容器と、開口部を覆う為の覆い板とを一体化し、これらが組立てられた状態で、全体として、飲料調製機の筐体に対して配置可能なアセンブリを形成することが好適であることが見出された。簡単にするために、この場合、飲料調製機の筐体の開口部は、組立てられた状態の上記アセンブリが全体として開口部を介して飲料調製機の内部空間に導入可能に形成され、抽出装置から出される固形物を収容する容器、および残留液容器がそれぞれ所定の位置に配置されると、覆い板が自動的に第1位置に移動され、覆い板が開口部を所定の態様で覆う。
上述のアセンブリの取扱いを容易にするために、覆い板は、一般に、固形物を収容する為の容器のキャリアに固定され、従って、キャリアと共にユニットを形成する。又、残留液容器も、固形物を収容する容器用キャリアに一体化可能であり、従って、キャリアおよび覆い板はユニットを形成することができる。このようにして、上述のアセンブリは可能な限り少ない個別部品(例えば、2または3の個別部品)で好適的に構成され得る。
しかしながら、固形物を収容する為の容器のキャリアに覆い板を固定することはまた短所となる。覆い板によって覆われる筐体壁に形成される開口部は、一般に飲料調製機の前面に位置し、従って覆い板は、飲料調製機の筐体壁と見かけ上、調和する必要がある。その結果、覆い板は一般に、飲料調製機自体の筐体壁と同じ比較的高品質で見かけ上美しい材料から作られる。筐体壁のデザインに応じて、覆い板は、例えば、ラッカー塗装又は、クロムメッキされることもある。一方、固形物を収容する容器のキャリアは、一般的に飲料調製機の動作中にかなりはげしく汚染される。特に、抽出に使用される固形物の残留物、残留液、製造される抽出飲料が、定常的にキャリアに堆積する。従って、固形物を収容する容器のキャリアおよび残留液容器は定期的な洗浄を要する。覆い板は、一般に、飲料調製機の筐体壁と同じ、比較的高品質の材料で作られるので、洗浄は、特に丁寧な方法で、一般に手作業で行わなければならない。例えば、キャリアに固定された覆い板と一緒にキャリアを食洗機で洗浄するのは好ましくない。というのも、覆い板の表面が変色したり、食洗機での洗浄中に損傷することさえあるからである。つまり、定期的な手動でのキャリアの洗浄を必要とし、ユーザにとってはかなりの負担の増加となる。
従って、本発明の目的は、上述の欠点を解決し、特により効率的な洗浄を可能にする、抽出飲料用の飲料調製機を提供する。
本発明の問題は請求項1の特徴を有する抽出飲料用の飲料調製機によって解決される。
抽出飲料用飲料調製機は、内部空間を囲み、少なくとも1つの開口部を有する筐体壁を備える筐体と、内部空間に配置され、抽出装置に収容する定量の固形物を抽出液で抽出することによって抽出飲料を製造するために用いられ、抽出装置が収容する定量の固形物を取出し可能に構成された抽出装置と、抽出装置から出される定量の固形物を収容し、開口部を介して内部空間に導入可能に構成された可動容器と、開口部を覆い、少なくとも第1位置および第2位置に移動可能に構成され、第1位置では開口部の少なくとも1部位を覆い、及び/又は、閉じ、第2位置では容器を開口部から移動が可能にするよう開口部を開放する可動覆い板とを備える。
本発明によれば、覆い板は、回動機構を介して筐体に接続され、回動軸を中心に第1位置と第2位置との間で回動軸周りに回動することにより、可動である。
覆い板は、回動機構を介して筐体に接続され、第1位置と第2位置との間で回動軸周りに回動させることにより可動であるが、覆い板を容器と一緒に飲料調製機(場合によっては飲料調製機のその他の構成要素を含む)から取外す必要なしに、固形物を収容する容器(場合によっては、飲料調製機のその他の構成要素と共に)は内部空間から引き出すことが可能である。容器(場合によっては飲料調製機のさらなる構成要素を含む)が内部空間から取外されて洗浄される際、覆い板は飲料調製機の筐体上に留まる。この状況においては、洗浄のため飲料調製機から取外さなければならない容器および付加的な全ての部品を食洗機での洗浄に適した材料のみから製造することが可能である。これにより、ユーザは時間を節約でき、簡便な方法で容易な洗浄が可能となる。
飲料調製機の実施態様において、回動機構は、覆い板に固定接続され、かつ回動軸周りに回動可能に取付けられた第1レバーアームを備える。この場合、第1レバーアームが覆い板の筐体への取付けにおいて様々な可能性を提供できるという利点を有し、これは回動機構の資するところである。飲料調製機の設計者は、第1レバーアームの形状およびサイズの選択の自由を利用し、覆い板を好適に配置することが可能になる。とりわけ、第1レバーアームは、覆い板に対する回動軸を自由に配置可能にする。
前記飲料調製機の実施態様のさらなる第一展開として、回動機構は、第1レバーアームに回転可能に取付けられた第2レバーアームを有し、第2レバーアームは、第1レバーアームに対して、回動軸に略平行、かつ回動軸から距離をおいて配置される回転軸周りについて回転可能であり、回動機構は、第2レバーアームの第1部分を第1ガイド曲線に沿って案内するように形成される第1ガイド手段をさらに含み、当該第1ガイド曲線は、覆い板が第1位置と第2位置との間を回動する際に第2レバーアームの第1部分が第1ガイド曲線に沿って動くように延在する。この場合、第1レバーアームと第2レバーアームはトグルレバーを形成する。トグルレバーは、第1レバーアームに対する第2レバーアームの位置に応じて、さまざまな位置に配置でき、比較的大きなトルクを種々の方法で覆い板に伝達するのに適している。従って、第1レバーアームに対する第2レバーアームの配置を適切に選択することにより、覆い板に作用するトルクの生成を制御し、これにより、第1位置と第2位置間の覆い板の動きを制御することができる。ここで、第1レバーアームに対する第2レバーアームの配置は、覆い板の各位置に応じて、第1ガイド曲線の形状によって決定される。
上記第一展開による飲料調製機は、例えば、ばね要素を含むことが出来、このばね要素の第1部分は、回転軸から離れて配置される第2レバーアームに固定され、ばね要素の第2部分は第1レバーアーム及び/又は筐体に対して固定される。このようなばね要素は一般に弾性変形可能であり、従って、その弾性変形に応じて、第2レバーアームに直接作用する力を生成し、第2レバーアームは第1レバーアームに回転可能に取付けられているため、間接的に第1レバーアームに作用することができ、従って、覆い板にも作用する。
とりわけ、ばね要素には予め張力が架けられており、ばね要素により第2レバーアームに対し回転軸周りのトルクを生成することが可能となるように構成される。生成されるトルクの強度と方向は、第2レバーアームに対するばね要素の配置に依存する。
とりわけ、覆い板が第1位置に置かれる場合、ばね要素が第2レバーアームに対し回転軸周りのトルクを生成し、ばね要素が生成する当該トルクが、覆い板を第1位置に保持するように、第2レバーアームを第1レバーアームに対して配置することにより実現される。この目的のために、ばね要素には予め張力が架けられており、第2レバーアームを介して第1レバーアームに作用する第1トルクを生成し、このトルクが、覆い板が第1位置にあるときにその重量により覆い板に発生する第1レバーアームに作用するトルクを打ち消す。こうして、覆い板が第1位置にある際には、覆い板が安定した平衡位置に置かれるように覆い板を保持することが可能となる。
さらなる変形においては、飲料調製機は第1レバーアーム及び/又は第2レバーアームのための第1メカストッパを備え、第1メカストッパは、覆い板が第1位置に置かれる際に第1レバーアーム及び/又は第2レバーアームが第1メカストッパと接触し、また、第1レバーアーム及び/又は第2レバーアームが、ばね要素が生成するトルクによって第1メカストッパを付勢するように配置される。この変形例では、第1レバーアーム、第2レバーアーム、および覆い板は、覆い板が第1位置に置かれる際、それぞれ安定した平衡位置にある。覆い板を安定した平衡位置から移動するためには、この場合、ばね要素が生成する復元力を凌駕する必要がある。この復元力は第1レバーアームに作用し、ばね要素の予張の強度が増すほど大きくなる。
飲料調製機は更にセンサを備え、当該センサは第1レバーアームが第1メカストッパに接触したか否かを検出し、及び/又は第2レバーアームが第1メカストッパに接触したか否かを検出する。従って、センサは、覆い板が第1位置に移動したか否か、即ち、現在、開口部を覆っているか、または閉じているかを監視するのに適している。センサは覆い板の位置に関する対応情報を含む信号を生成する。センサによって生成されるこの信号は、飲料調製機の制御装置が利用し、信号に応じて飲料調製機の制御を可能にする。
更に、或いは、代替手段として、飲料調製機は、覆い板が第1位置にある場合、或いは第1位置と第2位置との間の中間位置にある場合、ばね要素が第2レバーアームに対し回転軸周りのトルクを生成し、当該生成されるトルクが覆い板を第2位置に移動可能にするように、第2レバーアームを第1レバーアームに対して配置することにより実現される。この場合、ばね要素が生成するトルクにより、覆い板が開口部を実質的に覆う位置から、覆い板が開口部を開放する第2位置に自動的に移動する。覆い板が第1位置にあるときに、ばね要素が相応のトルクを生成できるか、または覆い板が第1位置と第2位置の中間位置(「中間位置」とは、この文脈では、覆い板が第1位置と第2位置の間の経路上にあり、第1位置と第2位置の両方に対して距離を取っていることを意味する)にある時に、ばね要素が相応のトルクのみを生成できるかは、第2レバーアームに対する第1レバーアームの配置に依存し、第1レバーアーム、第2レバーアームおよび第1ガイドカーブの相応構造によって(飲料調製機のユーザの希望に応じて)設定可能である。
とりわけ、飲料調製機はばね要素が生成するトルクによって覆い板を第2位置に保持可能することにより実現される。
この目的のために、ばね要素には予め張力が架けられており、第2レバーアームを介して第1レバーアームに作用する第1トルクを生成し、このトルクが、覆い板が第2位置にあるときにその重量により覆い板に発生する第1レバーアームに作用するトルクを打ち消す。こうして、覆い板が第2位置にある際には、覆い板が安定した平衡位置に置かれるように覆い板を保持することが可能となる。
更に、或いは、代替手段として、飲料調製機は、第1レバーアーム及び/又は第2レバーアームのための少なくとも1つの第2メカストッパを備え、少なくとも1つの第2メカストッパは、覆い板が第2位置に移動されると第1レバーアーム及び/又は第2レバーアームが当該少なくとも1つの第2メカストッパと接触するように配置され、当該位置で、第1レバーアーム及び/又は第2レバーアーム(又はそれぞれ)が、ばね要素が生成するトルクによって少なくとも1つの第2メカストッパに付勢される。
上記実施態様の展開によれば、飲料調製機においては、回動機構は第2ガイド手段を備え、当該第2ガイド手段は第2レバーアームの第2部分を第2ガイド曲線に沿って案内するように構成され、第2ガイド曲線は、覆い板が第1位置と第2位置との間を回動する際に、第2レバーアームの第2部分が第2ガイド曲線に沿って移動するように延在する。第2ガイド手段は回動機構の機械的安定性を向上させる。
上記実施態様の展開によれば、飲料調製機は容器のキャリアを更に備えており、当該キャリアは容器をキャリアの所定部位に配置できるように形成され、また、キャリアは、覆い板が第2位置に置かれる際には、所定部位に配置される容器と共に、開口部を介して内部空間に導入可能であり、覆い板を第1位置に配置出来るように設定された、内部空間内の所定位置に容器を案内可能に構成されている。本キャリアは飲料調製機の外部環境から容器を内部空間に導入配置し、必要に応じて再び内部空間から取出すことを簡便な方法で可能にする。
代替手段として、或いは、更に、当該キャリアは、所定部位に配置される容器と共に、開口部を介して所定の経路に沿って内部空間から案内され取出すことが可能であり、所定部位に配置される容器と共にキャリアが開口部を介して所定の経路に沿って内部空間から案内され取出される際、覆い板が第1位置に置かれる限りにおいては、容器の少なくとも1つの部位及び/又はキャリアの少なくとも1つの部位が覆い板に物理的に接触可能である。
この場合、飲料調製機は、所定部位に配置される容器と共にキャリアが開口部を介して内部空間から引き出される際、容器の少なくとも1部位及び/又は、キャリアの少なくとも1部位に覆い板が物理的に当接可能にし、覆い板を容器及び/又はキャリアと共に移動可能にして、その際、覆い板は第1位置から回動軸周りに外旋可能となるように構成される。本飲料調製機の具現化において、先ず、覆い板が第1位置に置かれる際には、覆い板は安定した平衡位置に配置可能となる。キャリアが開口部を介して所定の経路に沿って移動すると、覆い板は自動的にキャリアと一緒に、または容器と一緒に移動し、覆い板が第1位置から少なくとも第1位置と第2位置の中間位置に運ばれる。この場合、ばね要素が生成する第1レバーアームに作用するトルクにより、覆い板は中間位置からさらに進行して自動的に第2位置に運ばれるように、ばね要素を構成することができる。
上述の実施形態のさらなる展開では、キャリアは、飲料調製機械の動作中に導出可能な、残留液を収容する残留液容器を備える。
上述の飲料調製機は、抽出装置が以下のコーヒー及び/又は茶の抽出飲料の少なくとも一つを製造するように実現することができる。
本発明のさらなる詳細および本発明による装置の特定の実施形態を、添付の図面を用いて以下に説明する。
本発明による飲料調製機の概略図であり、容器は筐体壁の開口部を介して飲料調製機の内部空間に導入され、開口部を覆うための覆い板を有し、覆い板は第1位置に配置される。 覆い板が第2位置に配置される、図1による飲料調製機の図である。 容器が内部空間の外側に配置されている、図2による飲料調製機である。
図1乃至3は、本発明による抽出飲料用の飲料調製機1であり、本実施例では、コーヒー飲料を製造するためのコーヒーメーカーとして設計されている。抽出飲料の種類は次の記述には関係がないため、以下の説明は、コーヒー以外の抽出飲料の飲料調製機にも適用可能である。
図1乃至3から分かるように、飲料調製機1は、内部空間10Aを囲み、少なくとも1つの開口部11Aを有する筐体壁11を備えた筐体10と、内部空間10Aに配置される抽出装置20とを備え、抽出装置20は、抽出装置20に収容される定量の固形物(例えば、コーヒー粉末)を抽出液(例えば、水、好ましくは熱水)で抽出することによって抽出される飲料を製造するための空間10Aに設けられている。抽出装置20に収容される固形物は、抽出装置20から取出し可能である。
抽出装置から出される固形物を容易に廃棄可能にするために、可動容器30が設けられており、抽出装置20から出される定量の固形物を収容し、この目的のために飲料調製機1の内部空間10Aに開口部11Aを介して導入可能である。
図1および図2において、容器30は抽出装置20に対して所定の位置に位置決めされ、抽出装置20から出される定量の固形物が従来の方法で自動的に容器30に移動可能である状況が示されている。抽出装置20から出された固形物を容器30に充填する詳細は、この開示に関係がないので、これ以上の説明を割愛する。
飲料調製機1は、開口部11Aを覆うための可動覆い板50をさらに備える。覆い板50は、少なくとも第1位置50A(図1参照)および第2位置50B(図2および図3参照)に移動可能である。さらに、覆い板50は、第1位置50Aで開口部11A(図1)の少なくとも1部位を覆い、及び/又は閉鎖し、第2位置50Bで該開口部11Aを開放し、容器30が開口部11A(図2および3)を介して移動できるように形成される。
覆い板50は、回動機構65を介して筐体10に接続され、この回動機構65は回動軸60を有し、覆い板50が回動軸60の周りで回動可能となるように覆い板50を移動可能に保持する。覆い板50は、この回動軸60を中心に回動し、第1位置50Aと第2位置50Bとの間で移動可能である。覆い板50は、連続的に回動軸60を中心に回動可能であり、特に、第1位置50Aと第2位置50Bの間の任意の中間位置に移動可能である。
図1乃至3から分かるように、回動機構65のすべての構成要素は、内部空間10A内の開口部11Aの近傍の筐体壁11に配置される略平坦な取付板70に固定される。本例では、回動軸60は取付板70の面に対して略垂直に配置される。
回動機構65は第1レバーアーム71を含み、第1レバーアーム71はその2つの端部の一方で覆い板50に固定接続され、2つの端部の他方で回転ベアリングを用いて取付板70に回転可能に取付けられる。これにより、覆い板50は、回動軸60の周りに回動可能となる。
回動機構65は、さらに、第1レバーアーム71に回転可能に取付けられた第2レバーアーム72を有し、これにより、第2レバーアーム72は第1レバーアーム71に対して、回動軸60に略平行、かつ回動軸60から距離をおいて配置される回転軸75の周りに回転可能となる。このように、第1レバーアーム71と第2レバーアーム72とにより、トグルレバーを形成し、第2レバーアーム72が第1レバーアーム70に対して回転軸75の周りに回転可能である異なる複数の位置に移動可能になる。第1レバーアーム71を回動軸60の周りに回転させ、第2レバーアーム72を第1レバーアーム71に対して回転軸75周りに回転させることにより、第1レバーアーム71および第2レバーアーム72は取付板70の面と略平行に移動可能となる。
回動機構65は第1ガイド手段80をさらに含み、これは第2レバーアーム72の第1部分72Aを第1ガイド曲線80Aに沿って案内するように形成される。第1ガイド曲線80Aは、覆い板50が回動する際に第2レバーアーム72の第1部分72Aが第1ガイド曲線80Aに沿って第1位置50Aと第2位置50Bとの間で動くように延在する。この例では、第1ガイド手段80は、取付板70に形成された、ほぼ水平方向に延びる細長いスロットの形で実現される(図1乃至3)。第2レバーアーム72の第1部分72Aは、第2レバーアームの回転軸75とは反対側の端部に形成され、第2レバーアーム72の第1部分72Aは第1ガイド手段80を構成するスロットに突出するような形状となっている。第2レバーアーム72の第1部分72Aは、覆い板50の第1位置50Aと第2位置50Bとの間の回動に伴って、上述のスロットの長手方向に沿って移動される。すなわち、第1ガイド曲線80Aは、このスロットの長手方向に相応して延びている。
図1乃至3から分かるように、第2レバーアーム72は第1部分72Aの反対側にある第2レバーアーム72の端部に形成される第2部分72Bを含む。本例では、回転軸75は第2部分72Bにおいて第2レバーアーム72と交差するように配置されている。
図1乃至3が示すように、回動機構65は、第2ガイド手段81を任意に備えることが可能である。この第2ガイド手段81は、第2レバーアーム72の第2部分72Bを第2ガイド曲線81Aに沿って案内するように構成される。第2ガイド曲線81Aは、覆い板50が第1位置50Aと第2位置50Bとの間を回動する際に、第2レバーアーム72の第2部分72Bが第2ガイド曲線81Aに沿って移動するように延びている。この例では、第2ガイド手段81は、取付板70に形成される細長いスロットの形で実現される。第2レバーアーム72の第2部分72Bは、第2ガイド手段81を形成するスロットに突出するように構成される。第2レバーアーム72の第2部分72Bは、覆い板50が第1位置50Aと第2位置50Bの間を回動する際に、上記スロットの長手方向に移動する。すなわち第2ガイド曲線81Aは、このスロットの長手方向に相応して延在する。回転軸75が第2部分72Bで第2レバーアーム72と交差するので、覆い板50が第1位置50Aと第2位置50Bとの間で回動すると、回転軸75は同様に第2ガイド曲線81Aに沿って案内される。従って、この例では、第2ガイド曲線81Aは、中心点が回動軸60である円の円周線に実質的に沿って延在する。
図1乃至3から分かるように、回動機構65は、ばね要素85を含む。本例では、ばね要素85は、弾性材料の細長いバンドで具現化されるが、別の構造のばね要素によって置き換えることも可能である。ばね要素85の第1部分は、回転軸75から離れた位置(例えば、第2レバーアーム72の第1部分72Aの部位)で第2レバーアーム72に固定され、ばね要素85の第2部分は第1レバーアーム71に対し、即ち、それぞれ筐体10に対して固定される。この例では、ばね要素85の上記の第1部分およびばね要素85の上記の第2部分が2つの対向する端部を形成する。ばね要素85の端部の1つは、回動軸60に固定される。
この例では、ばね要素85には予め張力がかけられているので、ばね要素85は第2レバーアーム72に作用するトルクを回転軸75に対して生成することができる。このようにして生成されるトルクの大きさ及び方向は、第2レバーアーム72に対する第1レバーアーム71の配置および2つのレバーアーム71、72に対するばね要素85の配置にそれぞれ依存する。
この例では、覆い板50が第1位置50A(図1)にある場合、ばね要素85が第2レバーアーム72に対し回転軸75周りのトルクを生成し、ばね要素85が生成する当該トルクが、覆い板50を第1位置50Aに保持するように第2レバーアーム72を第1レバーアーム71に対して配置する。
図1に示すように、回動機構65は、第1レバーアーム71及び/又は第2レバーアーム72のための第1メカストッパ90を備えることができる。当該第1メカストッパ90は、覆い板50が第1位置50Aに置かれる際に第1レバーアーム71及び/又は第2レバーアーム72が第1メカストッパ90と接触するように配置される。また、第1レバーアーム71及び/又は第2レバーアーム72は、ばね要素85が生成するトルクによって、第1メカストッパ90に押し付けられる。
回動機構65は、さらにセンサ95を任意に備えることが可能であり、このセンサは第1レバーアーム71が第1メカストッパ90に接触したか否かを検出し、及び/又は第2レバーアーム72が第1メカストッパ90に接触したか否かを検出する。センサ95は、覆い板50が現在第1位置50Aにあるか否かを監視可能にする。従って、センサ95は、覆い板50が現在第1位置50Aに位置しているか否かに関する情報を含むセンサ信号を生成するように設計可能である。さらに、センサ95は、このセンサ信号に応じて飲料調製機1の制御を可能にするために、センサ信号を飲料調製機1の制御装置(図示せず)に伝達するように設計可能である。
さらにこの例では、覆い板50が第1位置50Aと第2位置50Bとの間の中間位置にある場合、ばね要素85が第2レバーアーム72対し回転軸75周りのトルクを生成し、当該生成されるトルクが覆い板50を第2位置50Bに移動可能にするように、第2レバーアーム72を第1レバーアーム71に対して配置する。従って、この例では、第1レバーアーム71および第2レバーアーム72の配置は、覆い板50が第1位置50から第1位置50Aと第2位置50Bの中間位置に回動されるだけで、覆い板が(例えば、手動で)中間位置に案内されると直ぐに、ばね要素85によるトルクにより、覆い板50が第2位置に自動的に回動するように設定される。
ばね要素85は、特に、ばね要素85が生成するトルクによって覆い板50を第2位置50Bに保持することができるように配置可能である。
図1乃至3がさらに示すように、飲料調製機1は、第1レバーアーム71及び/又は第2レバーアーム72のための少なくとも1つの第2メカストッパ91を任意に追加的に備えることができる。第2メカストッパ91は、覆い板50が第2位置50Bに移動されると第1レバーアーム71及び/又は第2レバーアーム72が少なくとも1つの第2メカストッパ91と接触するように配置され、この位置で第1レバーアーム71及び/又は第2レバーアーム72は、ばね要素84が生成するトルクによって少なくとも1つの第2メカストッパ91に付勢される。本例においては、各場合において、第2メカストッパ91は、第1ガイド手段80の一端と第2ガイド手段81の一端との両方に配置される(図1−3)。
図1乃至3から分かるように、飲料調製機1は、容器30用のキャリア40を備えており、当該キャリア40は、容器30をキャリア40の所定部位45Bに配置できるように形成されている。また、キャリア40は、覆い板50が第2位置に置かれる際には、所定部位45Bに配置される容器30と共に、開口部11Aを介して内部空間10Aに導入可能であり、この位置で容器30は、内部空間10A内の所定の位置に案内される。この位置は、覆い板50を第1位置に配置出来るように設定される(図1)。
キャリア40は、所定部位45Bに配置される容器30と共に、開口部11Aを通る所定の経路に沿って内部空間10Aから案内され取出すことができ、所定部位45Bに配置される容器30と共にキャリア40が開口部11A(図1)を介して所定の経路に沿って内部空間10Aから案内され取出される際に、覆い板50は、覆い板50が第1位置50Aに置かれる限りにおいては、容器50の少なくとも1つの部位及び/又はキャリア40の少なくとも1つの部位(の各々または両方)が覆い板50に物理的に接触可能である。
図1が示すように、覆い板50が第1位置50Aに置かれる際には、キャリア40は、覆い板50の下縁の下側のキャリア40の少なくとも一部が、開口部11Aを介して内部空間10Aから突出するように形成され、キャリア40は、容器50が内部空間10Aに置かれるように配置される。従って、覆い板50が第1位置50Aにあるとき、ユーザはキャリア40にアクセス可能であり、その結果、ユーザは、キャリア40を掴んで、開口部11Aを介して内部空間10Aから手動でキャリア40を引き出すことができる。
所定部位45Bに配置される容器30と共にキャリア40が開口部11Aを介して内部空間10Aから引き出される際、容器50の少なくとも1部位及び/又は、キャリア40の少なくとも1部位に覆い板50が物理的に当接し、覆い板50を容器50及び/又はキャリア40と共に移動させることができる。こうすることにより、覆い板50は第1位置50Aから回動軸60周りに外旋させることができ、キャリア40を引き出す際に、覆い板50は少なくとも第1位置50Aと第2位置50Bとの間の中間位置に移動される。
既に述べたように、ばね要素85は、覆い板50が上述の中間位置に達した後、自動的に第2位置50Bに移動し、第2位置50Bに保持される(図3)ように方向付けるトルクをばね要素85が生成するように好適に配置されている。
図3に示す状態から、キャリア40を容器50と共に内部空間10Aに導入することができ、覆い板50を第2位置50Bから第1位置50Aに手動で回動させて、開口部11Aを再び覆う及び/又は閉じる(図1)。覆い板50を第2位置50Bから第1位置50の方向に回動すると、ばね要素85はより一層、弾性的に伸張されるので、覆い板50は、ばね要素85が生成する復元力を凌駕することによってのみ、第2位置50Bから第1位置50Aの方向に移動可能になる。
図1乃至3が示すように、この例では、キャリア40は下部50を有し、その中に、残留液を収容するための残留液容器45Aとキャリア40を収容するための所定部位45Bとが組み込まれている。キャリア40は、さらに、下部50上に配置可能なカバー46を含み、それにより残留液容器45Aを覆うことができ、また、下部40上に配置可能な飲用具トレイ47を含み、ここに、飲料調製機1が動作中に、飲料調製機1によって調製される抽出飲料を収容する飲料具を置くことができる(この点に関する詳細は不図示)。
本発明は、抽出飲料の為の飲料調製機に関する。
上記のタイプの既知の飲料調製機は、例えばコーヒー、お茶などの抽出飲料の調製をするためのものであり、通常、内部空間を取り囲み、少なくとも1つの開口部を有する筐体壁を備えた筐体と、定量の固形物(コーヒー粉、 茶樹の葉及び/又は葉芽など)を収容し、これを抽出液(例えば、水)で抽出して抽出飲料(コーヒー、お茶など)を製造する、前記内部空間に配置された抽出装置とを備えている。抽出装置によって収容された定量の固形物は、抽出装置から取出すことができる。
抽出に使用される定量の各固形物を衛生的に処理するために、このような飲料調製機は、一般に、可動容器を備え、この容器は筐体壁に形成された開口部を介して内部空間に導入可能になっており、抽出装置から出される定量の固形物を受け取るのに適している。飲料調製機の通常の動作時にこの容器が飲料調製機外から見えないようにするために、一般に、可動の覆い板が開口部を覆っている。この覆い板は少なくとも第1位置および第2位置に移動可能であり、さらに、第1位置では開口部の少なくとも1つの部位を覆い、及び/又は閉じるように構成され、第2位置では、開口部を開放し、容器は開口部を介して移動可能となる。
抽出にそれぞれ使用される定量の固形物を収容する為の容器を、飲料調製機の内部空間へ開口部を介して容易に導入可能にするために、上記のタイプの飲料調製機は通常、容器用キャリアを備える。そのキャリアは、容器をキャリアの所定部位に配置可能に形成され、覆い板が第2位置にある際には、キャリアは所定部位に配置された容器と共に、開口部を介して内部空間に導入可能であり、所定の位置に導かれる。この所定の位置は、コンテナが内部空間のこの所定位置に移動後、覆い板が第1位置に移動可能となるように設定される。
飲料調製機の動作中に、一般にいわゆる「残留液」が発生する。これは、飲料調製機によって生成された抽出飲料の成分ではないため、飲料調製機の動作中に生成された抽出飲料から分離し、最終的に処分する必要がある。ここにおいて、「残留液」とは、例えば、抽出中に使用される抽出液の成分であって、抽出中に、抽出装置に収容される各定量の固形物に吸収される成分であり、その際、抽出中に製造された抽出飲料が飲料調製機から生成された後、しばらくしてから、抽出装置から徐々に流れ出る成分を意味するものと理解されたい。また、ここにおいて、「残留液」は、例えば、飲料調製機の動作中に抽出液または生成された抽出飲料と接触する飲料調製機の部位を洗浄するための液体洗浄剤とも考えられる。残留液を簡単で衛生的に廃棄するために、上記のタイプの飲料調製機は、通常、飲料調製機の動作中に残留液を回収する残留液容器を備え、これは各残留液を簡単な方法で回収することができるように、少なくとも飲料調製機の動作中は、飲料調製機の内部空間に配置される。
上述のタイプの飲料調製機の簡単な動作を可能にするために、抽出中に使用する固形物の処分および動作中に発生する残留液の処分に関して、抽出装置から出される固形物を収容するための容器と、上記容器のためのキャリアと、残留液を収容するための残留液容器と、開口部を覆う為の覆い板とを一体化し、これらが組立てられた状態で、全体として、飲料調製機の筐体に対して配置可能なアセンブリを形成することが好適であることが見出された。簡単にするために、この場合、飲料調製機の筐体の開口部は、組立てられた状態の上記アセンブリが全体として開口部を介して飲料調製機の内部空間に導入可能に形成され、抽出装置から出される固形物を収容する容器、および残留液容器がそれぞれ所定の位置に配置されると、覆い板が自動的に第1位置に移動され、覆い板が開口部を所定の態様で覆う。
上述のアセンブリの取扱いを容易にするために、覆い板は、一般に、固形物を収容する為の容器のキャリアに固定され、従って、キャリアと共にユニットを形成する。又、残留液容器も、固形物を収容する容器用キャリアに一体化可能であり、従って、キャリアおよび覆い板はユニットを形成することができる。このようにして、上述のアセンブリは可能な限り少ない個別部品(例えば、2または3の個別部品)で好適的に構成され得る。
しかしながら、固形物を収容する為の容器のキャリアに覆い板を固定することはまた短所となる。覆い板によって覆われる筐体壁に形成される開口部は、一般に飲料調製機の前面に位置し、従って覆い板は、飲料調製機の筐体壁と見かけ上、調和する必要がある。その結果、覆い板は一般に、飲料調製機自体の筐体壁と同じ比較的高品質で見かけ上美しい材料から作られる。筐体壁のデザインに応じて、覆い板は、例えば、ラッカー塗装又は、クロムメッキされることもある。一方、固形物を収容する容器のキャリアは、一般的に飲料調製機の動作中にかなりはげしく汚染される。特に、抽出に使用される固形物の残留物、残留液、製造される抽出飲料が、定常的にキャリアに堆積する。従って、固形物を収容する容器のキャリアおよび残留液容器は定期的な洗浄を要する。覆い板は、一般に、飲料調製機の筐体壁と同じ、比較的高品質の材料で作られるので、洗浄は、特に丁寧な方法で、一般に手作業で行わなければならない。例えば、キャリアに固定された覆い板と一緒にキャリアを食洗機で洗浄するのは好ましくない。というのも、覆い板の表面が変色したり、食洗機での洗浄中に損傷することさえあるからである。つまり、定期的な手動でのキャリアの洗浄を必要とし、ユーザにとってはかなりの負担の増加となる。
公表DE 10 2012 200 312 A1は、キッチン家具における収納ニッチに設置するための全自動コーヒーメーカーとして、抽出飲料用の飲料調製機を開示している。本製品は、前壁を有する筐体を備え、前壁第1部分には全自動コーヒーメーカーを操作するための操作構成要素、およびコーヒー飲料の配給口が配置され、前壁第2部分には前壁開口部が形成され、開口部を介して自動コーヒーメーカーの前壁の後側の内部空間に配置されるサービスコンパートメントにアクセス可能になっている。このサービスコンパートメントは、とりわけ、全自動コーヒーメーカーの動作に必要な種々の容器を収納し、これらの容器は開口部を介して出し入れ可能である。特に、コーヒー豆用の貯蔵容器および全自動コーヒーマシンの抽出装置でコーヒー飲料を製造するために水で抽出した後のコーヒー粉末を回収するための廃棄容器を含む。前壁の第2部分の領域に可動ドアが配置され、このドアは前壁の第2部分に形成された開口部を閉じ、必要に応じてドアを開放する位置に移動し、開口部からのサービスコンパートメントへのアクセスを可能にする。この目的のために、ドアは、垂直回動軸を中心に回動可能に取り付けられ、垂直回動軸は、案内路に沿って水平に案内され、これにより、ドアは、サービスコンパートメント内に案内路に沿って移動可能であり、ドアの少なくとも一部はサービスコンパートメントに格納可能である。このようなドアの取り付けは複雑である。
従って、本発明の目的は、上述の欠点を解決し、特により効率的な洗浄を可能にする、抽出飲料用の飲料調製機を提供する。
本発明の問題は請求項1の特徴を有する抽出飲料用の飲料調製機によって解決される。
抽出飲料用飲料調製機は、内部空間を囲み、少なくとも1つの開口部を有する筐体壁を備える筐体と、内部空間に配置され、抽出装置に収容する定量の固形物を抽出液で抽出することによって抽出飲料を製造するために用いられ、抽出装置が収容する定量の固形物を取出し可能に構成された抽出装置と、抽出装置から出される定量の固形物を収容し、開口部を介して内部空間に導入可能に構成された可動容器と、開口部を覆い、少なくとも第1位置および第2位置に移動可能に構成され、第1位置では開口部の少なくとも1部位を覆い、及び/又は、閉じ、第2位置では容器を開口部から移動が可能にするよう開口部を開放する可動覆い板とを備える。
本発明によれば、覆い板は、回動機構を介して筐体に接続され、この回動軸を中心に第1位置と第2位置との間で回動軸周りに回動することにより、可動であり、回動機構は、覆い板に固定接続され、かつ回動軸の周りに回動可能に取付けられた第1レバーアームを備える。
本発明によれば、回動機構は、第1レバーアームに回転可能に取付けられた第2レバーアームを有し、第2レバーアームは、第1レバーアームに対して、回動軸に略平行、かつ回動軸から距離をおいて配置される回転軸周りについて回転可能であり、回動機構は、第2レバーアームの第1部分を第1ガイド曲線に沿って案内するように形成される第1ガイド手段をさらに含み、当該第1ガイド曲線は、覆い板が第1位置と第2位置との間を回動する際に第2レバーアームの第1部分が第1ガイド曲線に沿って動くように延在する。又、ばね要素を具備し、このばね要素の第1部分は、回転軸から離れて配置される第2レバーアームに固定され、ばね要素の第2部分は第1レバーアーム及び/又は筐体に対して固定される。
覆い板は、回動機構を介して筐体に接続され、第1位置と第2位置との間で回動軸周りに回動させることにより可動であるが、覆い板を容器と一緒に飲料調製機(場合によっては飲料調製機のその他の構成要素を含む)から取外す必要なしに、固形物を収容する容器(場合によっては、飲料調製機のその他の構成要素と共に)は内部空間から引き出すことが可能である。容器(場合によっては飲料調製機のさらなる構成要素を含む)が内部空間から取外されて洗浄される際、覆い板は飲料調製機の筐体上に留まる。この状況においては、洗浄のため飲料調製機から取外さなければならない容器および付加的な全ての部品を食洗機での洗浄に適した材料のみから製造することが可能である。これにより、ユーザは時間を節約でき、簡便な方法で容易な洗浄が可能となる。
回動機構が、覆い板に固定接続され、かつ回動軸周りに回動可能に取付けられた第1レバーアームを備えることにより、回動機構は、第1レバーアームが覆い板の筐体への取付けにおいて様々な可能性を提供できるという利点を有する。飲料調製機の設計者は、第1レバーアームの形状およびサイズの選択の自由を利用し、覆い板を好適に配置することが可能になる。とりわけ、第1レバーアームは、覆い板に対する回動軸を自由に配置可能にする。
回動機構は、第1レバーアームに回転可能に取付けられた第2レバーアームを有し、第2レバーアームは、第1レバーアームに対して、回動軸に略平行、かつ回動軸から距離をおいて配置される回転軸周りについて回転可能であり、回動機構は、第2レバーアームの第1部分を第1ガイド曲線に沿って案内するように形成される第1ガイド手段をさらに含み、当該第1ガイド曲線は、覆い板が第1位置と第2位置との間を回動する際に第2レバーアームの第1部分が第1ガイド曲線に沿って動くように延在する。この場合、第1レバーアームと第2レバーアームはトグルレバーを形成する。トグルレバーは、第1レバーアームに対する第2レバーアームの位置に応じて、さまざまな位置に配置でき、比較的大きなトルクを種々の方法で覆い板に伝達するのに適している。従って、第1レバーアームに対する第2レバーアームの配置を適切に選択することにより、覆い板に作用するトルクの生成を制御し、これにより、第1位置と第2位置間の覆い板の動きを制御することができる。ここで、第1レバーアームに対する第2レバーアームの配置は、覆い板の各位置に応じて、第1ガイド曲線の形状によって決定される。
飲料調製機は、ばね要素を含み、このばね要素の第1部分は、回転軸から離れて配置される第2レバーアームに固定され、ばね要素の第2部分は第1レバーアーム及び/又は筐体に対して固定される。このようなばね要素は一般に弾性変形可能であり、従って、その弾性変形に応じて、第2レバーアームに直接作用する力を生成し、第2レバーアームは第1レバーアームに回転可能に取付けられているため、間接的に第1レバーアームに作用することができ、従って、覆い板にも作用する。
とりわけ、ばね要素には予め張力が架けられており、ばね要素により第2レバーアームに対し回転軸周りのトルクを生成することが可能となるように構成される。生成されるトルクの強度と方向は、第2レバーアームに対するばね要素の配置に依存する。
とりわけ、覆い板が第1位置に置かれる場合、ばね要素が第2レバーアームに対し回転軸周りのトルクを生成し、ばね要素が生成する当該トルクが、覆い板を第1位置に保持するように、第2レバーアームを第1レバーアームに対して配置することにより実現される。この目的のために、ばね要素には予め張力が架けられており、第2レバーアームを介して第1レバーアームに作用する第1トルクを生成し、このトルクが、覆い板が第1位置にあるときにその重量により覆い板に発生する第1レバーアームに作用するトルクを打ち消す。こうして、覆い板が第1位置にある際には、覆い板が安定した平衡位置に置かれるように覆い板を保持することが可能となる。
さらなる変形においては、飲料調製機は第1レバーアーム及び/又は第2レバーアームのための第1メカストッパを備え、第1メカストッパは、覆い板が第1位置に置かれる際に第1レバーアーム及び/又は第2レバーアームが第1メカストッパと接触し、また、第1レバーアーム及び/又は第2レバーアームが、ばね要素が生成するトルクによって第1メカストッパを付勢するように配置される。この変形例では、第1レバーアーム、第2レバーアーム、および覆い板は、覆い板が第1位置に置かれる際、それぞれ安定した平衡位置にある。覆い板を安定した平衡位置から移動するためには、この場合、ばね要素が生成する復元力を凌駕する必要がある。この復元力は第1レバーアームに作用し、ばね要素の予張の強度が増すほど大きくなる。
飲料調製機は更にセンサを備え、当該センサは第1レバーアームが第1メカストッパに接触したか否かを検出し、及び/又は第2レバーアームが第1メカストッパに接触したか否かを検出する。従って、センサは、覆い板が第1位置に移動したか否か、即ち、現在、開口部を覆っているか、または閉じているかを監視するのに適している。センサは覆い板の位置に関する対応情報を含む信号を生成する。センサによって生成されるこの信号は、飲料調製機の制御装置が利用し、信号に応じて飲料調製機の制御を可能にする。
更に、或いは、代替手段として、飲料調製機は、覆い板が第1位置にある場合、或いは第1位置と第2位置との間の中間位置にある場合、ばね要素が第2レバーアームに対し回転軸周りのトルクを生成し、当該生成されるトルクが覆い板を第2位置に移動可能にするように、第2レバーアームを第1レバーアームに対して配置することにより実現される。この場合、ばね要素が生成するトルクにより、覆い板が開口部を実質的に覆う位置から、覆い板が開口部を開放する第2位置に自動的に移動する。覆い板が第1位置にあるときに、ばね要素が相応のトルクを生成できるか、または覆い板が第1位置と第2位置の中間位置(「中間位置」とは、この文脈では、覆い板が第1位置と第2位置の間の経路上にあり、第1位置と第2位置の両方に対して距離を取っていることを意味する)にある時に、ばね要素が相応のトルクのみを生成できるかは、第2レバーアームに対する第1レバーアームの配置に依存し、第1レバーアーム、第2レバーアームおよび第1ガイドカーブの相応構造によって(飲料調製機のユーザの希望に応じて)設定可能である。
とりわけ、飲料調製機はばね要素が生成するトルクによって覆い板を第2位置に保持可能することにより実現される。
この目的のために、ばね要素には予め張力が架けられており、第2レバーアームを介して第1レバーアームに作用する第1トルクを生成し、このトルクが、覆い板が第2位置にあるときにその重量により覆い板に発生する第1レバーアームに作用するトルクを打ち消す。こうして、覆い板が第2位置にある際には、覆い板が安定した平衡位置に置かれるように覆い板を保持することが可能となる。
更に、或いは、代替手段として、飲料調製機は、第1レバーアーム及び/又は第2レバーアームのための少なくとも1つの第2メカストッパを備え、少なくとも1つの第2メカストッパは、覆い板が第2位置に移動されると第1レバーアーム及び/又は第2レバーアームが当該少なくとも1つの第2メカストッパと接触するように配置され、当該位置で、第1レバーアーム及び/又は第2レバーアーム(又はそれぞれ)が、ばね要素が生成するトルクによって少なくとも1つの第2メカストッパに付勢される。
上記実施態様の展開によれば、飲料調製機においては、回動機構は第2ガイド手段を備え、当該第2ガイド手段は第2レバーアームの第2部分を第2ガイド曲線に沿って案内するように構成され、第2ガイド曲線は、覆い板が第1位置と第2位置との間を回動する際に、第2レバーアームの第2部分が第2ガイド曲線に沿って移動するように延在する。第2ガイド手段は回動機構の機械的安定性を向上させる。
上記実施態様の展開によれば、飲料調製機は容器のキャリアを更に備えており、当該キャリアは容器をキャリアの所定部位に配置できるように形成され、また、キャリアは、覆い板が第2位置に置かれる際には、所定部位に配置される容器と共に、開口部を介して内部空間に導入可能であり、覆い板を第1位置に配置出来るように設定された、内部空間内の所定位置に容器を案内可能に構成されている。本キャリアは飲料調製機の外部環境から容器を内部空間に導入配置し、必要に応じて再び内部空間から取出すことを簡便な方法で可能にする。
代替手段として、或いは、更に、当該キャリアは、所定部位に配置される容器と共に、開口部を介して所定の経路に沿って内部空間から案内され取出すことが可能であり、所定部位に配置される容器と共にキャリアが開口部を介して所定の経路に沿って内部空間から案内され取出される際、覆い板が第1位置に置かれる限りにおいては、容器の少なくとも1つの部位及び/又はキャリアの少なくとも1つの部位が覆い板に物理的に接触可能である。
この場合、飲料調製機は、所定部位に配置される容器と共にキャリアが開口部を介して内部空間から引き出される際、容器の少なくとも1部位及び/又は、キャリアの少なくとも1部位に覆い板が物理的に当接可能にし、覆い板を容器及び/又はキャリアと共に移動可能にして、その際、覆い板は第1位置から回動軸周りに外旋可能となるように構成される。本飲料調製機の具現化において、先ず、覆い板が第1位置に置かれる際には、覆い板は安定した平衡位置に配置可能となる。キャリアが開口部を介して所定の経路に沿って移動すると、覆い板は自動的にキャリアと一緒に、または容器と一緒に移動し、覆い板が第1位置から少なくとも第1位置と第2位置の中間位置に運ばれる。この場合、ばね要素が生成する第1レバーアームに作用するトルクにより、覆い板は中間位置からさらに進行して自動的に第2位置に運ばれるように、ばね要素を構成することができる。
上述の実施形態のさらなる展開では、キャリアは、飲料調製機械の動作中に導出可能な、残留液を収容する残留液容器を備える。
上述の飲料調製機は、抽出装置が以下のコーヒー及び/又は茶の抽出飲料の少なくとも一つを製造するように実現することができる。
本発明のさらなる詳細および本発明による装置の特定の実施形態を、添付の図面を用いて以下に説明する。
本発明による飲料調製機の概略図であり、容器は筐体壁の開口部を介して飲料調製機の内部空間に導入され、開口部を覆うための覆い板を有し、覆い板は第1位置に配置される。 覆い板が第2位置に配置される、図1による飲料調製機の図である。 容器が内部空間の外側に配置されている、図2による飲料調製機である。
図1乃至3は、本発明による抽出飲料用の飲料調製機1であり、本実施例では、コーヒー飲料を製造するためのコーヒーメーカーとして設計されている。抽出飲料の種類は次の記述には関係がないため、以下の説明は、コーヒー以外の抽出飲料の飲料調製機にも適用可能である。
図1乃至3から分かるように、飲料調製機1は、内部空間10Aを囲み、少なくとも1つの開口部11Aを有する筐体壁11を備えた筐体10と、内部空間10Aに配置される抽出装置20とを備え、抽出装置20は、抽出装置20に収容される定量の固形物(例えば、コーヒー粉末)を抽出液(例えば、水、好ましくは熱水)で抽出することによって抽出される飲料を製造するための空間10Aに設けられている。抽出装置20に収容される固形物は、抽出装置20から取出し可能である。
抽出装置から出される固形物を容易に廃棄可能にするために、可動容器30が設けられており、抽出装置20から出される定量の固形物を収容し、この目的のために飲料調製機1の内部空間10Aに開口部11Aを介して導入可能である。
図1および図2において、容器30は抽出装置20に対して所定の位置に位置決めされ、抽出装置20から出される定量の固形物が従来の方法で自動的に容器30に移動可能である状況が示されている。抽出装置20から出された固形物を容器30に充填する詳細は、この開示に関係がないので、これ以上の説明を割愛する。
飲料調製機1は、開口部11Aを覆うための可動覆い板50をさらに備える。覆い板50は、少なくとも第1位置50A(図1参照)および第2位置50B(図2および図3参照)に移動可能である。さらに、覆い板50は、第1位置50Aで開口部11A(図1)の少なくとも1部位を覆い、及び/又は閉鎖し、第2位置50Bで該開口部11Aを開放し、容器30が開口部11A(図2および3)を介して移動できるように形成される。
覆い板50は、回動機構65を介して筐体10に接続され、この回動機構65は回動軸60を有し、覆い板50が回動軸60の周りで回動可能となるように覆い板50を移動可能に保持する。覆い板50は、この回動軸60を中心に回動し、第1位置50Aと第2位置50Bとの間で移動可能である。覆い板50は、連続的に回動軸60を中心に回動可能であり、特に、第1位置50Aと第2位置50Bの間の任意の中間位置に移動可能である。
図1乃至3から分かるように、回動機構65のすべての構成要素は、内部空間10A内の開口部11Aの近傍の筐体壁11に配置される略平坦な取付板70に固定される。本例では、回動軸60は取付板70の面に対して略垂直に配置される。
回動機構65は第1レバーアーム71を含み、第1レバーアーム71はその2つの端部の一方で覆い板50に固定接続され、2つの端部の他方で回転ベアリングを用いて取付板70に回転可能に取付けられる。これにより、覆い板50は、回動軸60の周りに回動可能となる。
回動機構65は、さらに、第1レバーアーム71に回転可能に取付けられた第2レバーアーム72を有し、これにより、第2レバーアーム72は第1レバーアーム71に対して、回動軸60に略平行、かつ回動軸60から距離をおいて配置される回転軸75の周りに回転可能となる。このように、第1レバーアーム71と第2レバーアーム72とにより、トグルレバーを形成し、第2レバーアーム72が第1レバーアーム71に対して回転軸75の周りに回転可能である異なる複数の位置に移動可能になる。第1レバーアーム71を回動軸60の周りに回転させ、第2レバーアーム72を第1レバーアーム71に対して回転軸75周りに回転させることにより、第1レバーアーム71および第2レバーアーム72は取付板70の面と略平行に移動可能となる。
回動機構65は第1ガイド手段80をさらに含み、これは第2レバーアーム72の第1部分72Aを第1ガイド曲線80Aに沿って案内するように形成される。第1ガイド曲線80Aは、覆い板50が回動する際に第2レバーアーム72の第1部分72Aが第1ガイド曲線80Aに沿って第1位置50Aと第2位置50Bとの間で動くように延在する。この例では、第1ガイド手段80は、取付板70に形成された、ほぼ水平方向に延びる細長いスロットの形で実現される(図1乃至3)。第2レバーアーム72の第1部分72Aは、第2レバーアームの回転軸75とは反対側の端部に形成され、第2レバーアーム72の第1部分72Aは第1ガイド手段80を構成するスロットに突出するような形状となっている。第2レバーアーム72の第1部分72Aは、覆い板50の第1位置50Aと第2位置50Bとの間の回動に伴って、上述のスロットの長手方向に沿って移動される。すなわち、第1ガイド曲線80Aは、このスロットの長手方向に相応して延びている。
図1乃至3から分かるように、第2レバーアーム72は第1部分72Aの反対側にある第2レバーアーム72の端部に形成される第2部分72Bを含む。本例では、回転軸75は第2部分72Bにおいて第2レバーアーム72と交差するように配置されている。
図1乃至3が示すように、回動機構65は、第2ガイド手段81を任意に備えることが可能である。この第2ガイド手段81は、第2レバーアーム72の第2部分72Bを第2ガイド曲線81Aに沿って案内するように構成される。第2ガイド曲線81Aは、覆い板50が第1位置50Aと第2位置50Bとの間を回動する際に、第2レバーアーム72の第2部分72Bが第2ガイド曲線81Aに沿って移動するように延びている。この例では、第2ガイド手段81は、取付板70に形成される細長いスロットの形で実現される。第2レバーアーム72の第2部分72Bは、第2ガイド手段81を形成するスロットに突出するように構成される。第2レバーアーム72の第2部分72Bは、覆い板50が第1位置50Aと第2位置50Bの間を回動する際に、上記スロットの長手方向に移動する。すなわち第2ガイド曲線81Aは、このスロットの長手方向に相応して延在する。回転軸75が第2部分72Bで第2レバーアーム72と交差するので、覆い板50が第1位置50Aと第2位置50Bとの間で回動すると、回転軸75は同様に第2ガイド曲線81Aに沿って案内される。従って、この例では、第2ガイド曲線81Aは、中心点が回動軸60である円の円周線に実質的に沿って延在する。
図1乃至3から分かるように、回動機構65は、ばね要素85を含む。本例では、ばね要素85は、弾性材料の細長いバンドで具現化されるが、別の構造のばね要素によって置き換えることも可能である。ばね要素85の第1部分は、回転軸75から離れた位置(例えば、第2レバーアーム72の第1部分72Aの部位)で第2レバーアーム72に固定され、ばね要素85の第2部分は第1レバーアーム71に対し、即ち、それぞれ筐体10に対して固定される。この例では、ばね要素85の上記の第1部分およびばね要素85の上記の第2部分が2つの対向する端部を形成する。ばね要素85の端部の1つは、回動軸60に固定される。
この例では、ばね要素85には予め張力がかけられているので、ばね要素85は第2レバーアーム72に作用するトルクを回転軸75に対して生成することができる。このようにして生成されるトルクの大きさ及び方向は、第2レバーアーム72に対する第1レバーアーム71の配置および2つのレバーアーム71、72に対するばね要素85の配置にそれぞれ依存する。
この例では、覆い板50が第1位置50A(図1)にある場合、ばね要素85が第2レバーアーム72に対し回転軸75周りのトルクを生成し、ばね要素85が生成する当該トルクが、覆い板50を第1位置50Aに保持するように第2レバーアーム72を第1レバーアーム71に対して配置する。
図1に示すように、回動機構65は、第1レバーアーム71及び/又は第2レバーアーム72のための第1メカストッパ90を備えることができる。当該第1メカストッパ90は、覆い板50が第1位置50Aに置かれる際に第1レバーアーム71及び/又は第2レバーアーム72が第1メカストッパ90と接触するように配置される。また、第1レバーアーム71及び/又は第2レバーアーム72は、ばね要素85が生成するトルクによって、第1メカストッパ90に押し付けられる。
回動機構65は、さらにセンサ95を任意に備えることが可能であり、このセンサは第1レバーアーム71が第1メカストッパ90に接触したか否かを検出し、及び/又は第2レバーアーム72が第1メカストッパ90に接触したか否かを検出する。センサ95は、覆い板50が現在第1位置50Aにあるか否かを監視可能にする。従って、センサ95は、覆い板50が現在第1位置50Aに位置しているか否かに関する情報を含むセンサ信号を生成するように設計可能である。さらに、センサ95は、このセンサ信号に応じて飲料調製機1の制御を可能にするために、センサ信号を飲料調製機1の制御装置(図示せず)に伝達するように設計可能である。
さらにこの例では、覆い板50が第1位置50Aと第2位置50Bとの間の中間位置にある場合、ばね要素85が第2レバーアーム72に対し回転軸75周りのトルクを生成し、当該生成されるトルクが覆い板50を第2位置50Bに移動可能にするように、第2レバーアーム72を第1レバーアーム71に対して配置する。従って、この例では、第1レバーアーム71および第2レバーアーム72の配置は、覆い板50が第1位置50から第1位置50Aと第2位置50Bの中間位置に回動されるだけで、覆い板が(例えば、手動で)中間位置に案内されると直ぐに、ばね要素85によるトルクにより、覆い板50が第2位置に自動的に回動するように設定される。
ばね要素85は、特に、ばね要素85が生成するトルクによって覆い板50を第2位置50Bに保持することができるように配置可能である。
図1乃至3がさらに示すように、飲料調製機1は、第1レバーアーム71及び/又は第2レバーアーム72のための少なくとも1つの第2メカストッパ91を任意に追加的に備えることができる。第2メカストッパ91は、覆い板50が第2位置50Bに移動されると第1レバーアーム71及び/又は第2レバーアーム72が少なくとも1つの第2メカストッパ91と接触するように配置され、この位置で第1レバーアーム71及び/又は第2レバーアーム72は、ばね要素85が生成するトルクによって少なくとも1つの第2メカストッパ91に付勢される。本例においては、各場合において、第2メカストッパ91は、第1ガイド手段80の一端と第2ガイド手段81の一端との両方に配置される(図1−3)。
図1乃至3から分かるように、飲料調製機1は、容器30用のキャリア40を備えており、当該キャリア40は、容器30をキャリア40の所定部位45Bに配置できるように形成されている。また、キャリア40は、覆い板50が第2位置に置かれる際には、所定部位45Bに配置される容器30と共に、開口部11Aを介して内部空間10Aに導入可能であり、この位置で容器30は、内部空間10A内の所定の位置に案内される。この位置は、覆い板50を第1位置に配置出来るように設定される(図1)。
キャリア40は、所定部位45Bに配置される容器30と共に、開口部11Aを通る所定の経路に沿って内部空間10Aから案内され取出すことができ、所定部位45Bに配置される容器30と共にキャリア40が開口部11A(図1)を介して所定の経路に沿って内部空間10Aから案内され取出される際に、覆い板50は、覆い板50が第1位置50Aに置かれる限りにおいては、容器30の少なくとも1つの部位及び/又はキャリア40の少なくとも1つの部位(の各々または両方)が覆い板50に物理的に接触可能である。
図1が示すように、覆い板50が第1位置50Aに置かれる際には、キャリア40は、覆い板50の下縁の下側のキャリア40の少なくとも一部が、開口部11Aを介して内部空間10Aから突出するように形成され、キャリア40は、容器30が内部空間10Aに置かれるように配置される。従って、覆い板50が第1位置50Aにあるとき、ユーザはキャリア40にアクセス可能であり、その結果、ユーザは、キャリア40を掴んで、開口部11Aを介して内部空間10Aから手動でキャリア40を引き出すことができる。
所定部位45Bに配置される容器30と共にキャリア40が開口部11Aを介して内部空間10Aから引き出される際、容器30の少なくとも1部位及び/又は、キャリア40の少なくとも1部位に覆い板50が物理的に当接し、覆い板50を容器30及び/又はキャリア40と共に移動させることができる。こうすることにより、覆い板50は第1位置50Aから回動軸60周りに外旋させることができ、キャリア40を引き出す際に、覆い板50は少なくとも第1位置50Aと第2位置50Bとの間の中間位置に移動される。
既に述べたように、ばね要素85は、覆い板50が上述の中間位置に達した後、自動的に第2位置50Bに移動し、第2位置50Bに保持される(図3)ように方向付けるトルクをばね要素85が生成するように好適に配置されている。
図3に示す状態から、キャリア40を容器30と共に内部空間10Aに導入することができ、覆い板50を第2位置50Bから第1位置50Aに手動で回動させて、開口部11Aを再び覆う及び/又は閉じる(図1)。覆い板50を第2位置50Bから第1位置50の方向に回動すると、ばね要素85はより一層、弾性的に伸張されるので、覆い板50は、ばね要素85が生成する復元力を凌駕することによってのみ、第2位置50Bから第1位置50Aの方向に移動可能になる。
図1乃至3が示すように、この例では、キャリア40は下部45を有し、その中に、残留液を収容するための残留液容器45Aとキャリア40を収容するための所定部位45Bとが組み込まれている。キャリア40は、さらに、下部45上に配置可能なカバー46を含み、それにより残留液容器45Aを覆うことができ、また、下部45上に配置可能な飲用具トレイ47を含み、ここに、飲料調製機1が動作中に、飲料調製機1によって調製される抽出飲料を収容する飲料具を置くことができる(この点に関する詳細は不図示)。

Claims (17)

  1. 内部空間(10A)を囲み、少なくとも1つの開口部(11A)を有する筐体壁(11)を備える筐体(10)と、
    前記内部空間(10A)に配置され、抽出装置(20)に収容する定量の固形物を抽出液で抽出することによって抽出飲料を製造するために用いられ、抽出装置(20)が収容する定量の固形物を取出し可能に構成された抽出装置(20)と、
    前記抽出装置(20)から出される定量の固形物を収容し、前記開口部(11A)を介して前記内部空間(10A)に導入可能に構成された可動容器(30)と、
    前記開口部(11A)を覆い、少なくとも第1位置(50A)および第2位置(50B)に移動可能に構成され、第1位置(50A)では前記開口部(11A)の少なくとも1部位を覆い、及び/又は、閉じ、第2位置(50B)では前記容器(30)を前記開口部(11A)から移動が可能にするよう開口部(11A)を開放する可動覆い板(50)とを備え、
    前記覆い板(50)は、回動機構(65)を介して前記筐体(10)に接続され、回動軸(60)を中心に前記第1位置(50A)と第2位置(50B)との間で、回動軸(60)周りに回動させることにより、可動であることを特徴とする抽出飲料用飲料調製機(1)。
  2. 前記回動機構(65)は、前記覆い板(50)に固定接続され、かつ前記回動軸(60)の周りに回動可能に取付けられた第1レバーアーム(71)を備える、請求項1に記載の飲料調製機(1)。
  3. 前記回動機構(65)は、前記第1レバーアーム(71)に回転可能に取付けられた第2レバーアーム(72)を有し、前記第2レバーアーム(72)は、前記第1レバーアーム(70)に対して、前記回動軸(60)に略平行、かつ回動軸(60)から距離をおいて配置される回転軸(75)周りについて回転可能であり、前記回動機構(65)は、前記第2レバーアーム(72)の第1部分(72A)を第1ガイド曲線(80A)に沿って案内するように形成される第1ガイド手段(80)をさらに含み、当該第1ガイド曲線は、前記覆い板(50)が前記第1位置(50A)と第2位置(50B)との間を回動する際に前記第2レバーアーム(72)の第1部分(72A)が第1ガイド曲線(80A)に沿って動くように延在する、請求項2に記載の飲料調製機(1)。
  4. 前記回動機構(65)は、ばね要素(85)を含み、前記ばね要素(85)の第1部分は、前記回転軸(75)から離れて配置される前記第2レバーアーム(72)に固定され、前記ばね要素(85)の第2部分は前記第1レバーアーム(71)及び/又は前記筐体(10)に対して固定されるように構成された、請求項3に記載の飲料調製機(1)。
  5. 前記ばね要素(85)には予め張力が架けられており、前記第2レバーアーム(72)に対し、回転軸(75)周りのトルクを生成させることが可能である、請求項4に記載の飲料調製機(1)。
  6. 前記覆い板(50)が前記第1位置(50A)に置かれる場合、前記ばね要素(85)が前記第2レバーアーム(72)に対し前記回転軸(75)周りのトルクを生成し、前記ばね要素(85)が生成する当該トルクが、前記覆い板(50)を前記第1位置(50A)に保持するように、前記第2レバーアーム(72)が前記第1レバーアーム(71)に対して配置されるように構成された、請求項5に記載の飲料調製機(1)。
  7. 前記第1レバーアーム(71)及び/又は前記第2レバーアーム(72)のための第1メカストッパ(90)を備え、前記第1メカストッパ(90)は、前記覆い板(50)が前記第1位置(50A)に置かれる際に前記第1レバーアーム(71)及び/又は前記第2レバーアーム(72)が前記第1メカストッパ(90)と接触し、また、前記第1レバーアーム(71)及び/又は前記第2レバーアーム(72)が、前記ばね要素(85)が生成するトルクによって前記第1メカストッパ(90)を付勢するように配置されるように構成された、請求項5または6に記載の飲料調製機(1)。
  8. 更にセンサ(95)を備え、当該センサは前記第1レバーアーム(71)が前記第1メカストッパ(90)に接触したか否かを検出し、及び/又は前記第2レバーアーム(72)が前記第1メカストッパ(90)に接触したか否かを検出するように構成された、請求項7に記載の飲料調製機(1)。
  9. 前記覆い板(50)が前記第1位置(50A)にある場合、或いは第1位置(50A)と第2位置(50B)との間の中間位置にある場合、前記ばね要素(85)が前記第2レバーアーム(72)対し前記回転軸(75)周りのトルクを生成し、当該生成されるトルクが前記覆い板(50)を前記第2位置(50B)に移動可能にするように、前記第2レバーアーム(72)を前記第1レバーアーム(71)に対して配置するように構成された請求項5に記載の飲料調製機(1)。
  10. 前記ばね要素(85)が生成するトルクによって前記覆い板(50)を第2位置(50B)に保持可能に構成された、請求項9に記載の飲料調製機(1)。
  11. 前記第1レバーアーム(71)及び/又は前記第2レバーアーム(72)のための少なくとも1つの第2メカストッパ(91)を備え、少なくとも1つの第2メカストッパ(91)は、前記覆い板(50)が前記第2位置(50B)に移動されると前記第1レバーアーム(71)及び/又は前記第2レバーアーム(72)が当該少なくとも1つの第2メカストッパ(91)と接触するように配置され、当該位置で、前記第1レバーアーム(71)及び/又は前記第2レバーアーム(72)又はそれぞれが、前記ばね要素(84)が生成するトルクによって少なくとも1つの第2メカストッパ(91)に付勢されるように構成された、請求項9または10に記載の飲料調製機(1)。
  12. 回動機構(65)は第2ガイド手段(81)を備え、当該第2ガイド手段(81)は前記第2レバーアーム(72)の第2部分(72B)を前記第2ガイド曲線(81A)に沿って案内するように構成され、前記第2ガイド曲線(81A)は、前記覆い板(50)が前記第1位置(50A)と第2位置(50B)との間を回動する際に、前記第2レバーアーム(72)の第2部分(72B)が前記第2ガイド曲線(81A)に沿って移動するように延在するように構成された、請求項3乃至11のいずれかに記載の飲料調製機(1)。
  13. 前記容器(30)のキャリア(40)を更に備えており、当該キャリア(40)は前記容器(30)を前記キャリア(40)の所定部位(45B)に配置できるように形成され、また、前記キャリア(40)は、前記覆い板(50)が前記第2位置に置かれる際には、前記所定部位(45B)に配置される前記容器(30)と共に、前記開口部(11A)を介して前記内部空間(10A)に導入可能であり、前記覆い板(50)を前記第1位置に配置出来るように設定された、前記内部空間(10A)内の所定位置に前記容器(30)が案内可能に構成されている、請求項1乃至12のいずれかに記載の飲料調製機(1)。
  14. 前記キャリア(40)は、所定部位(45B)に配置される前記容器(30)と共に、開口部(11A)を介して所定の経路に沿って前記内部空間(10A)から案内され取出すことが可能であり、前記所定部位(45B)に配置される前記容器(30)と共に前記キャリア(40)が前記開口部(11A)を介して所定の経路に沿って前記内部空間(10A)から案内され取出される際、前記覆い板(50)が第1位置(50A)に置かれる限りにおいては、前記容器(50)の少なくとも1つの部位及び/又は前記キャリア(40)の少なくとも1つの部位の、各々または両方が覆い板(50)に物理的に接触可能に構成された、請求項13に記載の飲料調製機(1)。
  15. 所定部位(45B)に配置される前記容器(30)と共に前記キャリア(40)が前記開口部(11A)を介して前記内部空間(10A)から引き出される際、前記容器(50)の少なくとも1部位及び/又は、前記キャリア(40)の少なくとも1部位に前記覆い板(50)が物理的に当接可能にし、前記覆い板(50)を前記容器(50)及び/又は前記キャリア(40)と共に移動可能にして、その際、前記覆い板(50)は前記第1位置(50A)から前記回動軸(60)の周りに外旋可能にな流ように構成された、請求項14に記載の飲料調製機(1)。
  16. 前記キャリア(40)は飲料調製機(1)の動作中に導出可能な、前記残留液を収容する残留液容器(45A)を具備する、請求項13乃至15のいずれかに記載の飲料調製機(1)。
  17. 前記抽出装置(20)は以下のコーヒー及び/又は茶の抽出飲料の少なくとも一つを製造する、請求項1乃至16のいずれかに記載の飲料調製機(1)。
JP2020544500A 2018-02-23 2019-02-22 筐体壁に形成された開口部を覆う覆い板を有する抽出飲料用飲料調製機 Active JP7319285B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE202018101006.9U DE202018101006U1 (de) 2018-02-23 2018-02-23 Getränkebereitungsmaschine für Brühgeräte mit einer Abdeckblende zum Abdecken einer in einer Gehäusewand ausgebildeten Öffnung
DE202018101006.9 2018-02-23
PCT/CH2019/000005 WO2019161513A1 (de) 2018-02-23 2019-02-22 Getränkebereitungsmaschine für brühgetränke mit einer abdeckblende zum abdecken einer in einer gehäusewand ausgebildeten öffnung.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021514270A true JP2021514270A (ja) 2021-06-10
JP7319285B2 JP7319285B2 (ja) 2023-08-01

Family

ID=61695509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020544500A Active JP7319285B2 (ja) 2018-02-23 2019-02-22 筐体壁に形成された開口部を覆う覆い板を有する抽出飲料用飲料調製機

Country Status (10)

Country Link
US (1) US11730310B2 (ja)
EP (1) EP3755190B1 (ja)
JP (1) JP7319285B2 (ja)
CN (2) CN209499483U (ja)
AU (1) AU2019225533B2 (ja)
CA (1) CA3090717A1 (ja)
DE (1) DE202018101006U1 (ja)
PT (1) PT3755190T (ja)
SG (1) SG11202007281PA (ja)
WO (1) WO2019161513A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003299573A (ja) * 2002-04-11 2003-10-21 Ucc Ueshima Coffee Co Ltd 抽出装置
JP2005245642A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Hitachi Home & Life Solutions Inc 食器洗浄機
JP2011505937A (ja) * 2007-12-12 2011-03-03 ネステク ソシエテ アノニム 流動食品又は飲料の調製装置用の使用済カプセル又はポッド容器
WO2014127848A1 (en) * 2013-02-25 2014-08-28 Aktiebolaget Electrolux Drip plate assembly and beverage dispenser

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE205373T1 (de) * 1996-01-15 2001-09-15 Miele & Cie Getränkebereiter
GB2413480B (en) * 2004-02-17 2006-08-30 Kraft Foods R & D Inc An insert and a system for the preparation of beverages
FR2905843B1 (fr) * 2006-09-15 2008-12-05 Seb Sa Machine pour preparer une infusion equipee d'un dispositif d'ejection d'une dose de produit infuse.
DE102006053523B3 (de) * 2006-11-07 2008-01-31 Orten Karlsdorf-Neuthard Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Überführen einer Wand eines Transportbehälters zwischen einer Schliessstellung und einer Offenstellung und Transportbehälter
CN201070269Y (zh) * 2007-08-09 2008-06-11 广东新宝电器股份有限公司 饮料机冲泡器
US9629492B2 (en) * 2010-11-12 2017-04-25 Lorenzo Giacomin AC and/or DC voltage powered machine for preparing espresso coffee and other infused drinks and beverages
DE102012200312A1 (de) * 2012-01-11 2013-07-11 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Kaffeevollautomat mit Servicefach
CH706027A2 (de) * 2012-01-23 2013-07-31 Francisco Speich Maschine zur Getränkezubereitung, ohne Bezug von Leitungswasser.
EP2792282B1 (en) * 2013-04-15 2016-03-16 Bottarelli, Pierangelo Apparatus for dispensing coffee and the like
CN105979829A (zh) * 2014-03-06 2016-09-28 雀巢产品技术援助有限公司 用于食品制备机器的冲煮单元
DE102014209928A1 (de) * 2014-05-23 2015-11-26 BSH Hausgeräte GmbH Kaffeevollautomat mit Türenfront
DE102014116116A1 (de) * 2014-11-05 2016-05-12 Karl-Heinz Metzke Brühgruppe für ein Getränkezubereitungsgerät
CN104840103A (zh) * 2015-04-28 2015-08-19 周林斌 一种磨豆咖啡壶的流水装置
EP3175746A1 (de) * 2015-12-01 2017-06-07 Qbo Coffee GmbH Getränkezubereitungsmaschine
US10537202B2 (en) * 2017-05-03 2020-01-21 Smart Coffee Technology Beverage machine using pods that contain whole brewing elements
DE102017209053A1 (de) * 2017-05-30 2018-12-06 BSH Hausgeräte GmbH Kaffeemaschine, insbesondere Kaffeevollautomat

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003299573A (ja) * 2002-04-11 2003-10-21 Ucc Ueshima Coffee Co Ltd 抽出装置
JP2005245642A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Hitachi Home & Life Solutions Inc 食器洗浄機
JP2011505937A (ja) * 2007-12-12 2011-03-03 ネステク ソシエテ アノニム 流動食品又は飲料の調製装置用の使用済カプセル又はポッド容器
WO2014127848A1 (en) * 2013-02-25 2014-08-28 Aktiebolaget Electrolux Drip plate assembly and beverage dispenser

Also Published As

Publication number Publication date
CN112020317A (zh) 2020-12-01
DE202018101006U8 (de) 2018-06-14
US11730310B2 (en) 2023-08-22
PT3755190T (pt) 2021-12-02
WO2019161513A1 (de) 2019-08-29
DE202018101006U1 (de) 2018-03-02
US20210076868A1 (en) 2021-03-18
CN209499483U (zh) 2019-10-18
AU2019225533A1 (en) 2020-10-15
SG11202007281PA (en) 2020-08-28
EP3755190B1 (de) 2021-09-01
CN112020317B (zh) 2022-10-28
JP7319285B2 (ja) 2023-08-01
RU2020127855A3 (ja) 2022-04-04
AU2019225533B2 (en) 2024-04-18
CA3090717A1 (en) 2019-08-29
EP3755190A1 (de) 2020-12-30
RU2020127855A (ru) 2022-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5442006B2 (ja) 閉じることができる注液口を有するプランジャーフィルター飲料メーカー
TWI389660B (zh) 具有飲料芯子容納器打開/關閉機構之飲料形成裝置
EP2114217B1 (en) Coffee maker with single serve setting
JP6082098B2 (ja) カプセルを使用して飲料を調合するための機械のための位置決め及び抽出アセンブリ
JP4652450B2 (ja) 抽出装置の閉鎖機構
US10422070B2 (en) Laundry treating appliance and dispenser
JP6362703B2 (ja) カプセルを使用する飲料生成マシン
EP2297024A2 (en) Beverage vending machine
US11708657B2 (en) Laundry treating appliance and dispenser
US8770096B2 (en) Cartridge-holder assembly, and cartridge for the preparation of a beverage, particularly coffee
CN108778069A (zh) 饮料制备装置以及运行方法
JP2021514270A (ja) 筐体壁に形成された開口部を覆う覆い板を有する抽出飲料用飲料調製機
CN101708109A (zh) 一种全自动豆浆机
KR20100071697A (ko) 캡슐을 이용한 음료추출장치
WO2016020776A1 (en) Device for opening capsules
RU2779134C2 (ru) Машина для приготовления напитка для заварных напитков, имеющая крышку для закрытия отверстия, образованного в стенке корпуса
JP6833608B2 (ja) 飲料供給装置
JP6865637B2 (ja) 飲料供給装置
CN113453593B (zh) 配备有可提升的滤篮的冲泡饮料制备机
KR102428481B1 (ko) 음식물 쓰레기용 잔반함
CN214475292U (zh) 全自动饮品售卖机
CN216675472U (zh) 豆盒开闭机构及磨豆咖啡机
CN111671301B (zh) 配备有旋转滤网的冲泡饮料制备机
EP2094892A2 (en) Front-loading laundry washing machine
JP2015223396A (ja) 成分抽出式飲料製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A529 Written submission of copy of amendment under article 34 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A529

Effective date: 20201020

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7319285

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150