JP2021510097A - 衣類処理装置 - Google Patents

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Abstract

衣類処理装置であって、水槽と、主給水管(200)と、内部に洗剤を収容するための洗剤キャビティが画定され、洗濯入口及び洗濯出口を有し、洗濯入口が主給水管(200)に接続され、洗濯出口が水槽に接続される洗剤ボックス(300)と、洗剤ボックス(300)に取り付けられ、給水口(101)が主給水管(200)に接続され、排水口(102)が洗剤ボックス(300)又は水槽に接続されるマイクロバブル発生装置(100)と、を含み含む。

Description

[関連出願の相互参照]
本願は「出願番号が201910157259.X、201920267438.4、出願日が2019年03月01日」及び「出願番号が201811391625.X、201811391605.2、201811391629.8、出願日が2018年11月21日」の中国特許出願に基づいて提出され、該中国特許出願の優先権を主張し、ここで該中国特許出願の全内容が参考として本願に組み込まれている。
本願は衣類処理の技術分野に関し、特に衣類処理装置に関する。
現在、マイクロバブル技術は主に環境保護の分野に応用されており、スキンケア、シャワー、衣類処理装置などの家庭用の分野にも応用事例がある。従来のマイクロバブル発生装置はほとんど構造が複雑であり、水ポンプの追加を必要とするものや複数の弁による制御を必要とするものもあり、且つ給水方式などに多くの制限があるため、コストが高い。
本願は、少なくとも従来技術の技術的問題の1つを解決することを目的とする。従って、本願は、構造が簡単で、コストが低く、マイクロバブル発生効果が優れる衣類処理装置を提供することを第1目的とする。
本願の実施例に係る衣類処理装置は、水槽と、主給水管と、内部に洗剤を収容するための洗剤キャビティが画定され、洗濯入口及び洗濯出口を有し、前記洗濯入口が前記主給水管に接続され、前記洗濯出口が前記水槽に接続される洗剤ボックスと、前記洗剤ボックスに取り付けられ、給水口が前記主給水管に接続され、排水口が前記洗剤ボックス又は前記水槽に接続されるマイクロバブル発生装置と、を含む。
本願の実施例に係る衣類処理装置は、マイクロバブル発生装置を使用し、マイクロバブル発生装置を洗剤ボックスに取り付けることで、製造されたマイクロバブル水を洗剤ボックス又は水槽内に簡単にガイドでき、構造のコンパクト性、集積度及び安定性の向上に寄与するだけでなく、洗剤の使用量を減少させ、節水、節電を実現し、衣類に残留する洗剤を減少させることができる。且つ、上記マイクロバブル発生装置は、複数の弁を取り付ける必要がなく、コストが低く、マイクロバブル発生効果が優れる。
本願の一実施例では、前記洗濯入口は第1洗濯入口及び第2洗濯入口を含み、前記マイクロバブル発生装置の排水口が前記第1洗濯入口に接続され、前記主給水管が前記第2洗濯入口に接続される。
本願の別の実施例では、前記マイクロバブル発生装置の排水口が前記洗剤ボックスとは独立したマイクロバブル接続管によって前記水槽に接続される。
本願のさらに別の実施例では、前記洗剤ボックスは前記洗濯出口と連通する給水マニホールドを有し、前記給水マニホールドは水流の流動方向において前記洗濯出口の下流側に位置し、前記給水マニホールドが前記水槽に接続され、前記マイクロバブル発生装置の排水口が前記給水マニホールドに接続され、前記マイクロバブル発生装置の排水口と前記水槽が前記給水マニホールドによって接続される。
いくつかの実施例では、前記給水マニホールドが前記洗剤ボックスの底部に形成される。
本願の一実施例では、前記マイクロバブル発生装置は気体溶解タンク、及びキャビテーション部材を含み、前記気体溶解タンク内に気体溶解室が画定され、前記気体溶解タンクは水流を出入りする入口及び出口を有し、前記入口は前記給水口として形成され、又は前記入口は前記給水口と連通し、前記キャビテーション部材は前記気体溶解タンク外に設けられ且つ前記出口に接続され、又は前記キャビテーション部材は前記出口に設けられ、前記排水口は前記キャビテーション部材に形成され、且つ前記出口と連通する。
いくつかの実施例では、前記入口は、前記出口の上方に位置し、且つ前記入口と前記出口とは水平方向にずれるように設けられる。
いくつかの実施例では、前記気体溶解タンクは導通状態と遮断状態との間で切り替えられる補助口をさらに有し、前記補助口が前記導通状態に切り替えられる場合、前記補助口が前記気体溶解室と連通する。
いくつかの実施例では、前記キャビテーション部材内に少なくとも1つのベンチュリ通路が形成される。
いくつかの例では、前記キャビテーション部材は柱状であり、前記キャビテーション部材の両端にそれぞれ分流槽と合流槽が形成され、前記分流槽の底壁と前記合流槽の底壁との間に複数の前記ベンチュリ通路が形成される。
本願の一実施例では、前記マイクロバブル発生装置は気体溶解時に排水流速が給水流速未満となるように構成される。
本願の付加的な態様及び利点の一部は以下の説明で与えられ、残りの部分は以下の説明から明らかになり、又は本願の実施を通じて把握される。
本願の上記及び/又は付加的な態様及び利点は以下の図面を参照して実施例を説明することによって明らか且つ分かりやすくなる。
図1は本願の一実施例に係るマイクロバブル発生装置と主給水管との接続模式図である。 図2は図1に示されるマイクロバブル発生装置と主給水管、洗剤ボックスとの接続模式図である。 図3は図2に示される構造の水・気体経路模式図である。 図4は本願の別の実施例に係るマイクロバブル発生装置と主給水管、洗剤ボックスとの接続模式図である。 図5は図4中のA〜A線断面図である。 図6は本願のさらに別の実施例に係るマイクロバブル発生装置と主給水管、洗剤ボックスとの接続模式図である。 図7は図6に示される構造の別の視点での模式図である。 図8は図6に示される構造の上面図である。 図9は本願のさらに別の実施例に係るマイクロバブル発生装置、洗剤ボックスを組み立てた後の構造における1つの視点での水・気体経路模式図である。 図10は図9に示される構造における別の視点での水・気体経路模式図である。 図11は図9に示されるマイクロバブル発生装置の構造模式図である。 図 12は本願のさらに別の実施例に係るマイクロバブル発生装置と洗剤ボックスの1つの視点での接続模式図である。 図13は図12に示されるマイクロバブル発生装置、洗剤ボックスと排水管との接続模式図である。 図14は図12に示される構造の別の視点での模式図である。 図15は図14に示されるD部の拡大図である。 図16は図12に示される構造のさらに別の視点での模式図である。 図17は本願の一実施例のマイクロバブル発生装置の構造模式図である。 図18は本願の一実施例の気体溶解タンクの断面模式図である。 図19は本願の別の実施例の気体溶解タンクの断面模式図である。 図20は本願の一実施例のベンチュリ管の構造模式図である。 図21は本願の一実施例のオリフィス板の構造模式図である。 図22は本願の一実施例のキャビテーション部材の斜視図である。 図23は図22に示されるキャビテーション部材の別の斜視図である。 図24は図23に示されるキャビテーション部材の断面模式図である。 図25は本願の別の実施例のキャビテーション部材の構造模式図である。 図26は本願の一実施例の衣類処理装置の制御ロジック図である。 図27は本願の別の実施例の衣類処理装置の制御ロジック図である。
以下、本願の実施例を詳細説明し、前記実施例は図面に例示され、全明細書を通して同一又は類似の符号は同一又は類似の要素又は同一又は類似の機能を有する要素を示す。以下、図面を参照して説明される実施例は例示的であり、本願を説明するためのものであり、本願を限定しないと理解すべきである。
以下、図1〜図27を参照して本願の実施例に係る衣類処理装置を説明する。ここで、衣類処理装置はドラム式洗濯機、パルセータ式洗濯機、洗濯乾燥機であってもよく、ほかのタイプの装置であってもよく、ここでは制限しない。
図1〜図11に示すように、本願の実施例に係る衣類処理装置は水槽(図示せず)、洗剤ボックス300及びマイクロバブル発生装置100を含む。水槽は衣類を処理するものであり、例えば、水槽はドラム式洗濯機の内槽であってもよく、パルセータ式洗濯機の水槽などであってもよい。洗剤ボックス300内に洗剤を収容するための洗剤キャビティが画定され、洗剤ボックス300は洗濯入口及び洗濯出口を有し、洗濯入口が衣類処理装置の主給水管200に接続され、洗濯出口が水槽に接続されることで、洗剤を水槽に投入できる。
さらに、マイクロバブル発生装置100はマイクロバブル水を製造するもとに用いられ、製造されたマイクロバブル水は衣類の洗濯工程に用いられ、又は衣類のすすぎ工程に用いられ、又は衣類処理装置のほかのマイクロバブル水を必要する工程、例えば、シールリング洗浄、汚れ落としなどに用いられる。具体的には、マイクロバブル発生装置100は洗剤ボックス300に取り付けられ、給水口101が衣類処理装置の主給水管200に接続され、排水口102が洗剤ボックス300又は水槽に接続される。
本願の実施例に係る衣類処理装置は、マイクロバブル発生装置100を使用し、マイクロバブル発生装置100を洗剤ボックス300に取り付けることで、製造されたマイクロバブル水を洗剤ボックス300又は水槽内に簡単にガイドでき、構造のコンパクト性、集積度及び安定性の向上に寄与するだけでなく、洗剤の使用量を減少させ、節水、節電を実現し、衣類に残留する洗剤を減少させることができる。且つ、上記マイクロバブル発生装置100は、複数の弁を取り付ける必要がなく、コストが低く、マイクロバブル発生効果が優れる。
本願の一実施例では、図1及び図2に示すように、衣類処理装置の主給水管200に給水弁210が設けられ、主給水管200に複数のブランチが設けられ、給水弁210は各ブランチの給水状態を制御する。
具体的には、図2に示すように、主給水管200に第1分岐管211、第2分岐管212、第3分岐管213が接続され、第1分岐管211が給水管14に接続され、第2分岐管212、第3分岐管213がともに洗剤ボックス300に接続され、第2分岐管212と第3分岐管213がそれぞれ本洗い給水及び予洗い給水に用いられる。
本願の好ましい実施例では、マイクロバブル発生装置100の排水口102が洗剤ボックス300とは独立したマイクロバブル接続管によって水槽に接続され、すなわち、該マイクロバブル接続管が洗剤ボックス300と接続せず、マイクロバブル接続管の一端がマイクロバブル発生装置102の排水口102に接続され、マイクロバブル接続管の他端が水槽に接続され、それによりマイクロバブル発生装置100によって製造されたマイクロバブル水を直接水槽に注入し、水槽内の洗剤の溶解に関与させ、衣類の洗浄率を向上させる。
いくつかの実施例では、図3に示すように、洗剤ボックス300は給水マニホールド51を有し、給水マニホールド51は洗濯出口と連通し、水流の流動方向において洗濯出口の下流側に位置し、水槽に接続される。
さらに、マイクロバブル発生装置100の排水口102が給水マニホールド51に接続されることで、マイクロバブル発生装置100の排水口102と水槽が給水マニホールド51によって接続される。洗濯出口から排出される洗剤と水の混合物及びマイクロバブル発生装置100によって製造されたマイクロバブル水はともに給水マニホールド51から洗剤ボックス300外に排出して水槽に注入される。好ましくは、給水マニホールド51が洗剤ボックス300の底部に形成されることで、洗剤ボックス300内の残水をすべて排出することを確保する。
本願の別の好ましい実施例では、洗濯入口は図6に示される第1洗濯入口311及び図2に示される第2洗濯入口313を含む。
マイクロバブル発生装置100の排水口102が第1洗濯入口311に接続されることで、マイクロバブル発生装置100によって製造されたマイクロバブル水を洗剤ボックス300内に注入し、マイクロバブルの破裂エネルギーによって洗剤の細分化を加速し、洗剤を十分かつ迅速に溶解させることを促進し、主給水管200が第2洗濯入口313に接続されることで、原水を直接洗剤ボックス300内に注入できる。
それにより、第1洗濯入口311を利用して洗剤ボックス300内にマイクロバブル水を注入し、第2洗濯入口313を利用して洗剤ボックス300内に原水を注入し、十分な給水量を確保し、特にマイクロバブル発生装置100が気体溶解によって遅くなる場合、又はマイクロバブル水を必要としない場合、第2洗濯入口313によって給水することで、実際の状況に応じてマイクロバブル水又は原水を洗剤ボックス300内に選択的に注入し、それにより洗剤の溶解に関与させる。
図6に示すように、第1洗濯入口311がマイクロバブル発生装置100の排水口102の上方に位置し、排水口102が第1マイクロバブル接続管521によって第1洗濯入口311に接続されることで、マイクロバブル発生装置100と洗剤ボックス300を並列に設置することに有利である。第1マイクロバブル接続管521がS字型の形状に設けられることで、配管を長くし、マイクロバブル水从排水口102から流出して洗剤キャビティ内に流入する間に、十分な消化時間を確保し、それによりマイクロバブル発生装置100は所望のサイズのマイクロバブルを十分に製造できる。
図1〜図11に示すように、本願の別の実施例の衣類処理装置では、マイクロバブル発生装置100は気体溶解室10、気体溶解室10と連通する入口11、出口12及び補助口18を有し、補助口18に補助口18の導通・遮断を制御する制御弁4が設けられる。
気体溶解室10の入口11はマイクロバブル発生装置100の給水口101として形成され、又は気体溶解室10の入口11はマイクロバブル発生装置100の給水口101と連通し、気体溶解室10の出口12はマイクロバブル発生装置100の排水口102と連通する。
本願の実施例に係る衣類処理装置では、マイクロバブル発生装置100の補助口18に制御弁4が設けられることで、補助口18の導通・遮断を制御し、気体溶解室10の出口12と組み合わせることで、マイクロバブル発生装置100の気体溶解室10内の残水をすべて排出することを確保できるだけでなく、気体溶解室10内に気体を補給して気体溶解室10内を迅速に常圧に回復させ、マイクロバブル発生装置100が次回使用時に十分な気体を溶解させることを確保する。
図1〜図5に示すように、本願の好ましい実施例では、補助口18は出口12の上方に位置し、すなわち補助口18の位置は出口12の位置よりも高く、補助口18は給気に用いられる。
例えば、マイクロバブル発生装置100は気体溶解タンク1を含み、入口11は気体溶解タンク1の最頂部又は最頂部付近に位置し、出口12は気体溶解タンク1の最底部又は最底部付近に位置し、補助口18は気体溶解タンク1の最頂部又は最頂部付近に位置する。
マイクロバブル発生装置100の動作時、制御弁4をオフにし、マイクロバブル発生装置100内に注水し、水が給水口101、入口11を流れて気体溶解室10内に入り、マイクロバブル発生装置100で処理した後、製造されたマイクロバブル水を排水口102から排出し、マイクロバブル発生装置100の使用終了後、給水口101への注水を停止し、制御弁4をオンにし、外部気体を補助口18から気体溶解室10内に導入し、気体溶解室10内を迅速に常圧に回復させ、マイクロバブル発生装置100が次回使用時に十分な気体を溶解させることを確保し、気体溶解室10内の残水は気圧差及びその重力の作用下で、出口12、排水口102を流れて最終的に完全に排出される。
いくつかの実施例では、出口12が少なくとも第2マイクロバブル接続管522によって給水マニホールド51に接続されることで、出口12と水槽が第2マイクロバブル接続管522及び給水マニホールド51によって接続される。例えば、図3に示すように、マイクロバブル発生装置100の排水口102が第2マイクロバブル接続管522によって給水マニホールド51に接続され、マイクロバブル発生装置100によって製造されたマイクロバブル水が第2マイクロバブル接続管522及び給水マニホールド51によって水槽に注入され、水槽中の洗剤の溶解などに関与し、衣類の洗浄率を向上させる。
いくつかの実施例では、図4及び図5に示すように、洗剤ボックス300内に気体還流通路301が画定され、気体還流通路301が補助口18に接続される。図2及び図5からわかるように、洗剤ボックス300はマイクロバブル発生装置100の制御弁4が設けられた部分で嵌合し、該部分では気体溶解タンク1の補助口18が洗剤ボックス300の気体還流通路301の通路口に接続される。
気体還流通路301が設けられることで、補助口18を開放した後、十分な気体を気体溶解室10に導入する。以上からわかるように、マイクロバブル発生装置100と洗剤ボックス300は衣類処理装置の筐体内に装着され、筐体内に各種の部材が配置され、各部材が密に設けられることによって、補助口18を塞ぎ、又はスムーズに気体を導入できない恐れがある。気体還流通路301が設けられることで、洗剤ボックス300内に気体を予め蓄積することに相当し、補助口18を開放すると、直ちに気体を供給し、取り付け空間の制限又は取り付けの密封要件などに起因する給気量不足の問題を回避できる。
また、気体還流通路301が設けられることで、補助口18を開放する瞬時に、気体溶解タンク1の内圧が高すぎて外へ噴出する現象を回避できる。また、噴出する現象が発生する場合、気体還流通路301は導流通路としても機能し、噴出した水を気体溶解タンク1に還流させ、又はほかの部材、例えば、ガイド洗剤キャビティ又は主排水管などへガイドして排出する。
なお、気体還流通路301がマイクロバブル発生装置100に設けられてもよく、例えば、気体還流通路301が気体溶解タンク1に形成される。ここで、気体還流通路301が洗剤ボックス300内に設けられることで、一方では、洗剤ボックス300内の空間が大きく、ループが多く、マイクロバブル発生装置100内の空間を占有する必要がなく(気体溶解には一定の空間を必要とする)、洗剤ボックス300内の空き空間(洗剤ボックス300内の流路が多く、空き空間が大きい)を十分に利用でき、他方では気体還流通路301の長さを大きくし、気体補給、噴出防止に緩衝作用を有する。例えば、衣類処理装置の洗剤ボックス300に、衣類処理装置の外部と接続する気孔が設けられ、この場合、該気孔によって気体補給を行い、気体供給不足を防止する。勿論、気体還流通路301が気体溶解タンク1に設けられる場合、気体還流通路301は直接衣類処理装置の気孔に接続してもよい。
いくつかの例では、気体還流通路301と洗剤キャビティ隔が隔離していることで、気体溶解タンク1と洗剤ボックス300の内部における乱流を回避できる。
好ましくは、図5に示すように、気体還流通路301が気体溶解室10の上方に位置することで、補助口18から水を噴出した後、気体還流通路301は噴出した水を収集して気体溶解タンク1へ還流させる。
図6〜図11に示すように、本願の別の好ましい実施例では、補助口18は出口12の下方に位置し、すなわち補助口18の位置は出口12の位置よりも低く、さらに補助口18は気体溶解タンク1の最低部に位置し、補助口18は排水に用いられる。
マイクロバブル発生装置100の動作時、制御弁4をオフにし、マイクロバブル発生装置100内に注水し、水が給水口101、入口11を流れて気体溶解室10内に入り、マイクロバブル発生装置100で処理した後、製造されたマイクロバブル水を排水口102から排出して洗剤ボックス300又は水槽に注入し、マイクロバブル発生装置100の使用終了後、給水口101への注水を停止し、制御弁4をオンにし、水位が出口12を露出させる位置まで下がると、外部気体が常開状態の出口12から気体溶解室10に入り、気体溶解室10内を迅速に常圧に回復させ、マイクロバブル発生装置100が次回使用時に十分な気体を溶解させることを確保し、補助口18が導通状態であり、且つ補助口18の位置が出口12の位置よりも低いため、気体溶解室10内の残水が気圧差及び残水自体の重力の作用下で補助口18から排出し、最終的に気体溶解室10内の残水をすべて排出する。
さらなる実施例では、出口12が少なくとも第1マイクロバブル接続管521によって洗濯入口に接続される。具体的には、図6に示すように、排水口102が第1マイクロバブル接続管521によって洗濯入口に接続されることで、マイクロバブル発生装置100によって製造されたマイクロバブル水を洗剤ボックス300内に注入し、洗剤ボックス内の洗剤の溶解に関与させる。
例えば、補助口18が水槽に接続され、それにより気体溶解室10内の残水を水槽に排出し、且つ水槽中の気体が補助口18によって気体溶解室10内に入る。さらに、例えば、補助口18が衣類処理装置の主排水管に接続され、それにより気体溶解室10内の残水を主排水管によって外部に排出する。主排水管が衣類処理装置の底部に位置し、水槽の容積が大きく、底壁位置が低いため、補助口18が水槽又は主排水管に接続されることで、水位高さ差が大きく、排水がさらに速い。
図7及び図9〜図10に示すように、本実施例では、第1洗濯入口311は第1マイクロバブル接続管521によってマイクロバブル発生装置100の排水口102に接続され、第2洗濯入口313は主給水管200に接続され、予洗い給水に用いられ、補助口18は洗剤ボックス300の底部の給水マニホールド51に接続され、それにより補助口18と水槽を給水マニホールド51によって接続し、補助口18から排出される残水を給水マニホールド51から洗剤ボックス300外に排出し、最終的に水槽に注入する。
図1及び図12〜図16に示すように、本願又一実施例に係る衣類処理装置では、マイクロバブル発生装置100は洗剤ボックス300の後方に着脱可能に取り付けられ、且つ洗剤ボックス300又は水槽に接続される。
本願の実施例に係る衣類処理装置では、マイクロバブル発生装置100が洗剤ボックス300の後方に着脱可能に取り付けられることで、マイクロバブル発生装置100の設置が洗剤ボックス300の使用に支障をもたらすことがなく、製造されたマイクロバブル水を洗剤ボックス300又は水槽内に簡単にガイドでき、構造のコンパクト性、集積度及び安定性の向上に寄与するだけでなく、洗剤の使用量を減少させ、節水、節電を実現し、衣類に残留する洗剤を減少させることができる。
マイクロバブル発生装置100と洗剤ボックス300とをよく統合するために、マイクロバブル発生装置100が洗剤ボックス300の頂部とほぼ面一になるように設けられ、マイクロバブル発生装置100が洗剤ボックス300の底部とほぼ面一になるように設けられる。
図1に示すように、本願の一実施例では、マイクロバブル発生装置100の気体溶解タンク1に取り付けラグ192がさらに設けられ、取り付けラグ192が衣類処理装置の本体を接続することで、集積化された部材の取り付け信頼性をさらに向上させる。
いくつかの実施例では、図1に示すように、マイクロバブル発生装置100の気体溶解タンク1に複数の固定ラグ191が設けられ、各固定ラグ191が洗剤ボックス300に接続される。例えば、各固定ラグ191が、接続孔に穿設された締め具によって洗剤ボックス300に接続される。このようにして、マイクロバブル発生装置100と洗剤ボックス300との一体化接続の信頼性を確保できる。一体化接続後、耐震性能が顕著に向上する。また、マイクロバブル発生装置100と洗剤ボックス300がともに水通過部材であり、それらを一体化することで、構造全体の安定性の向上に寄与する。
いくつかの実施例では、各固定ラグ191に接続孔が設けられ、複数の接続孔のうちの少なくとも一部の中心線が相互に垂直に設けられ、それにより複数の方向からマイクロバブル発生装置100を固定し、マイクロバブル発生装置100と洗剤ボックス300との接続信頼性を確保する。
いくつかの実施例では、図1に示すように、少なくとも1つの固定ラグ191は第1固定ラグ1911であり、第1固定ラグ1911は前後方向に延伸し、すなわち、第1固定ラグ1911は洗剤ボックス300側へ延伸し、第1固定ラグ1911の前端に第1接続孔1915が設けられ、第1固定ラグ1911が第1接続孔1915に穿設された第1締め具によって洗剤ボックス300に接続される。
いくつかの例では、図1に示すように、少なくとも1つの固定ラグ191は第2固定ラグ1912であり、第2固定ラグ1912は前後方向に延伸し、第2固定ラグ1912の前端に第2接続孔1916が設けられ、第2固定ラグ1912が第2接続孔1916に穿設された第2締め具によって洗剤ボックス300に接続される。
いくつかの具体例では、第1接続孔1915の中心線の延伸方向と第2接続孔1916の中心線の延伸方向は異なる。本実施例では、第1接続孔1915の中心線が上下方向に延伸し、第2接続孔1916の中心線が左右方向に延伸し、それにより2つの締め具によって上下方向と左右方向からマイクロバブル発生装置100を固定し、さらにマイクロバブル発生装置100と洗剤ボックス300との接続信頼性を確保する。
さらなる実施例では、図1に示すように、少なくとも1つの固定ラグ191は第3固定ラグ1913であり、第3固定ラグ1913は洗剤ボックス300の幅方向(図1に示される左右方向)に延伸する接続部1914を有し、接続部1914に、中心線が前後方向に延伸する第3接続孔1917が設けられ、第3固定ラグ1913が第3接続孔1917に穿設された第3締め具によって洗剤ボックス300に接続される。それにより、3つの締め具によって上下方向、左右方向及び前後方向からマイクロバブル発生装置100を固定し、さらにマイクロバブル発生装置100と洗剤ボックス300との接続信頼性を確保する。
図12〜図16に示すように、本願の一実施例では、マイクロバブル発生装置100は気体溶解室10、気体溶解室10と連通する入口11、出口12及び補助口18を有し、補助口18に補助口18の導通・遮断を制御する制御弁4が設けられ、出口12又は補助口18が少なくとも排水管53によって水槽に接続される。
例えば、気体溶解室10の出口12が排水管53によって水槽に接続され、それにより製造されたマイクロバブル水を水槽に排出し、さらに、例えば、補助口18が排水管53によって水槽に接続され、それによりマイクロバブル発生装置100内の残水をすべて排出することに有利である。
いくつかの実施例では、図13に示すように、排水管53は一端が給水マニホールド51に接続され、他端が出口12又は補助口18に接続される。好ましくは、排水管53はホースである。
いくつかの例では、給水マニホールド51の側周壁に接続継手511が外へ突出して設けられ、排水管53の一端が接続継手511に外嵌され、排水管53が調節可能なフェルール又はバンドによって接続継手511に接続され、排水管53の他端も調節可能なフェルール又はバンドによってマイクロバブル発生装置100に接続され、接続が簡単で、信頼性が高い。
いくつかの好ましい実施例では、補助口18が出口12の下方に設けられ、補助口18が排水管53によって水槽に接続されることで、気体溶解室10内の残水をすべて排出することに有利であるだけでなく、外部気体を出口12から気体溶解室10に導入し、気体溶解室10を迅速に常圧に回復させ、マイクロバブル発生装置100の次回使用に含む。
別の好ましい実施例では、補助口18が出口12の上方に設けられ、出口12が排水管53によって水槽に接続されることで、マイクロバブル発生装置100によって製造されたマイクロバブル水を排水管53によって水槽に注入し、水槽中の洗剤の溶解などに関与させる。
いくつかの実施例では、図14及び図15に示すように、洗剤ボックス300の底部に係止溝3141が設けられ、排水管53が係止溝3141の一方側の開口から係止溝3141内に挿入されることで、排水管53を洗剤ボックス300の底部に固定し、排水管53の大きな揺れによって接続効果を損なうことを回避し、さらに排水管53の使用信頼性を確保する。
いくつかの例では、図15に示すように、係止溝3141の開口にガイド面3142が設けられ、ガイド面3142が係止溝3141外から係止溝3141内へ徐々に開口の中心に向かって延伸し、それにより排水管53を開口から係止溝3141内に挿入しやすく、取り付けが容易である。
図15に示される実施例では、洗剤ボックス300の底部に係止フック314が設けられ、係止フック314が係止溝3141を画定し、係止フック314の係止溝3141とは反対側に補強凸リブ3143が設けられ、補強凸リブ3143の一端が洗剤ボックス300の底部まで延伸し、係止フック314の係止溝3141とは反対側に補強凸リブ3143が設けられることで、係止フック314の構造強度を確保し、それにより排水管53の取り付け信頼性を確保する。
以下、マイクロバブル発生装置100の具体的な構造及び動作原理を詳細説明する。
図17及び図18に示すように、マイクロバブル発生装置100は気体溶解タンク1及びキャビテーション部材2を含む。気体溶解タンク1内に気体溶解室10が画定され、気体溶解タンク1は水流を出入りする入口11及び出口12を有する。
気体溶解タンク1の入口11はマイクロバブル発生装置100の給水口101として形成され、又は気体溶解タンク1の入口11は給水口101と連通し、入口11は水源(例えば、衣類処理装置の主給水管200)に接続される。マイクロバブル発生装置100の排水口102がキャビテーション部材2に形成され、キャビテーション部材2が気体溶解タンク1外に設けられ且つ出口12に接続され、又はキャビテーション部材2が出口12に設けられ、キャビテーション部材2がキャビテーション効果によって、水に溶解した気体をマイクロバブルにする。
いくつかの実施例では、気体溶解タンク1は気体溶解室10と連通する補助口18をさらに有し、補助口18が導通状態と遮断状態との間で切り替えられ、補助口18が導通状態に切り替えられる場合、補助口18が気体溶解室10と連通する。さらに、マイクロバブル発生装置100は制御弁4をさらに含み、制御弁4は補助口18に設けられ、補助口18の導通・遮断を制御する。
マイクロバブル発生装置100の使用時、制御弁4が補助口18を閉鎖し、入口11から給水して気体溶解を行い、それにより高濃度気体溶質を含有した水を形成し、高濃度気体溶質を含有した水がキャビテーション部材2に入り、キャビテーション部材2がキャビテーション効果によってマイクロバブルを発生させ、キャビテーション部材2から排出される水が大量のマイクロバブルを含有し、すなわちマイクロバブル水を得て、マイクロバブル発生装置100の使用終了後、制御弁4が補助口18を開放する。
製造されたマイクロバブル水は洗濯など様々な用途に適用できる。水に粉末洗剤、液体洗剤などの洗剤を含む場合、マイクロバブルの破裂エネルギーによって洗剤の細分化を加速し、それにより洗剤を十分かつ迅速に溶解させることを促進する。従って、マイクロバブル発生装置100によって製造されたマイクロバブル水を洗剤ボックス300内に注入して洗剤溶解に関与させ、又は水槽に注入して洗剤溶解に関与させ、又は衣類処理装置のほかの部位に注入して洗剤の十分な溶解に関与させる。衣類の汚れが頑固な場合、洗剤溶解又は衣類間の摩擦だけでは、汚れを落とすことが困難である。マイクロバブル発生装置100によって製造されたマイクロバブル水は、衣類の洗濯に関与し、マイクロバブルの破裂エネルギーによって衣類の汚れ落とし能力を向上させる。同様に、マイクロバブル水がすすぎに関与する場合、マイクロバブルの破裂エネルギーによって衣類に付着した洗剤をできるだけ水に溶解させ、衣類に残留することを回避する。また、マイクロバブル水の強化能力によって、衣類処理装置の節水に寄与する。
図18に示すように、本願の実施例では、気体溶解タンク1の入口11が出口12の上方に位置し、入口11と出口12が水平方向にずれている。且つマイクロバブル発生装置100は気体溶解時に排水流速が給水流速未満となるように構成され、すなわち単位時間あたり吐出する水が少なく、給水が多い。水流は入口11から気体溶解タンク1に注入され、給水流速が排水流速よりも大きいため、気体溶解タンク1一定時間水を注入した後、気体溶解室10内の水位が徐々に上昇し、気体溶解室10の水位が上昇した後、間もなく出口12を水没させ、出口12で水封を形成し、気体溶解室10の上部キャビティが徐々に昇圧して高圧室になり、非溶解状態の気体が排出し難くなり、気体の高圧状態での溶解度が低圧状態での溶解度よりも大きいため、気体溶解室10内における水中の気体の溶解度が大幅に増加し、それにより気体溶解を実現する。キャビテーション部材2へ流れる水に大量の気体が溶解し、それによりキャビテーション部材2は大量のマイクロバブルを発生させることができる。
なお、出口12で水封を形成した後、出口12からキャビテーション部材2に水を吐出し続けるが、入口11から給水し続けるため、気体溶解室10内の水位が上昇し続け、水面上の気体空間が徐々に減少し、気体溶解タンク1内の気圧が徐々にほぼ給水水圧に上昇した後、排水流速が給水流速に等しい。
また、入口11が出口12の上方に位置するため、入口11から給水する時、水が上方から水面を激しく叩いて水しぶきを発生させるとともに、一部の高圧気体を取り込み、気体と水との動的接触面積を増加させることができる。また、入口11と出口12が水平方向にずれていることで、気体溶解室10内における水流の流動経路が長く、一方では、給水水流の衝撃によって発生する気泡が水流に随伴して出口12から流出することを減少させ、他方では、発生する気泡の水に対する溶解時間、接触面積を増加させる。
従来技術では水流衝撃板が入口11と出口12との間に設けられる技術案に比べて、本願の実施例は入口11と出口12が水平方向にずれているだけで、同様な効果を奏し、気体溶解室10の底壁又は水面を水流衝撃板として機能させる。本願の実施例の気体溶解室10内に、水衝撃作用をさらに強化するように水流衝撃板が設けられてもよく、気体溶解タンク1の製造可能性を向上させるように水流衝撃板を省略してもよい。
いくつかの好ましい実施例では、図18に示すように、水平方向において、止め板3少なくとも一部が入口11と出口12との間に位置することで、入口11から流入する水が出口12へ流動する過程で阻止作用を果たす。
さらに、図19に示すように、止め板3にスリット31が設けられ、又は止め板3に貫通孔が設けられ、又は止め板3にスリット31及び貫通孔が設けられることで、気体を溶解した水を流すが、気体溶解室10内の水しぶきによる気泡が阻止され、大気泡がキャビテーション部材2へ流れることを防止し、それにより気体溶解タンク1中の気体の浪費をさらに減少させ、気体溶解室10内の気圧が迅速に下降して気体溶解を損なことを回避し、且つ大気泡がキャビテーション部材2に流入すると、キャビテーション効果を損なう。
また、止め板3が設けられることで、入射水流が止め板3に衝突してより多くの水しぶきを形成し、且つ止め板3はさらに補強構造として、気体溶解タンク1の耐圧能力を高めることができる。
ここでの止め板3の少なくとも一部が水平方向において入口11と出口12との間に位置するとは、図18に示すように止め板3全体が入口11と出口12との間に位置してもよく、止め板3の一部のみが入口11と出口12との間に位置してもよい。例えば、止め板3は弧状板又は球面板として形成され、止め板3は出口12をカバーし、この場合、止め板3の一部のみは入口11と出口12との間に位置する。
いくつかの具体的な実施例では、水平方向において止め板3全体が入口11と出口12との間に位置することで、製造困難度を低減させることができる。
図18及び図19に示すように、本実施例では、止め板3は平板として形成され、気体溶解タンク1の底壁に垂直に接続される。それにより、水流の衝撃による気泡が気体溶解タンク1から流出することをよく阻止できるだけでなく、製造が容易である。ストレート止め板3が気体溶解タンク1に一体形成されることも、気体溶解タンク1に挿入又は溶接などの方式で固定されることも、曲面板よりも遥かに容易である。勿論、本願のほかの実施例では、止め板3は傾斜板、二重中空板、又は上記弧状板、球面板などとして形成されてもよい。
具体的には、図19に示すように、止め板3のスリット31が上下方向の長尺状に形成されることで、マイクロバブル発生装置100の構造の製造可能性を大幅に向上させる。図19中、スリット31は1つのみであるが、ほかの実施例では、止め板3は複数のスリット31を有する格子板として形成されてもよい。
別のいくつかの実施例では、止め板3は複数の貫通孔を有するオリフィス板29であり、又は止め板3にスリット31及び貫通孔が設けられる。
いくつかの具体的な実施例では、止め板3にスリット31が設けられる場合、スリット31の幅が50mm以下である。止め板3のスリット31の幅を小さくすることで、水流の衝撃によって形成される気泡がスリット31を通過することを回避することを理解できる。好ましくは、スリット31の幅の範囲が1〜10mmである。勿論、スリット31のサイズは上記範囲に限定されず、実際の状況に応じて選択できる。
好ましくは、止め板3と出口12との水平距離は止め板3と入口11との水平距離よりも大きく、つまり、水平方向において止め板3のほうは入口11に近接し、それにより水流の衝撃による水泡に対する止め板3の阻止作用を確保し、それにより気体溶解タンク1の気体溶解効果を確保する。好ましくは、止め板3と入口11との水平距離が50mm未満である。
気体溶解タンク1内の気体が徐々に溶解し、気体溶解タンク1内部の気体が徐々に減少する。マイクロバブル発生装置100の使用終了後、マイクロバブル発生装置100が給水を停止し、この時、制御弁4をオンにし、気体溶解室10内を迅速に常圧に回復させる。且つ、気体溶解室10内への給水を停止する時、気体含有量が低く、気体溶解室10の内圧が外部大気圧よりも低く、キャビテーション部材2及びキャビテーション部材2に接続された配管内のマイクロバブル水が気体溶解室10に吸い込まれる可能性がある。その後、常圧に回復した気体溶解室10は、内部に残留した水を、開放した補助口18又はキャビテーション部材2から排出する。このようにして、気体溶解室10内に残水があったとしても、残水の量が少なく、気体溶解タンク1内に十分な気体を有し、それによりマイクロバブル発生装置100が次回使用時に十分な気体を溶解させることを確保する。
上記実施例では、気体溶解タンク1が気体を水に溶解させることを提案し、気体を溶質として水に溶解させ、すなわち、気体をイオン形態で水分子に分散させる。溶解状態で気体イオンを分散させ、水分子中の気体イオンが均一である。その後、キャビテーション効果によって析出する気泡は形成の初期段階では、ほとんどナノスケール、ミクロンスケールであり、これはマイクロバブル発生装置100が製造しようとするマイクロバブルである。マイクロバブルを取り込んだ水は最終使用場所まで流れた後、マイクロバブルが相互に合体したとしても、大部分のマイクロバブルがミリスケール以下に維持され、その効果は最適であり、その破裂エネルギーは効果的にミリスケール、ミクロンスケールの繊維間、洗剤微粒子に伝達できる。
また、水に強制的に注入された気泡は、気泡の破裂時間が短過ぎ、全洗濯過程に関与できない。水に溶解した気体は通常、キャビテーション部材2での析出が不完全であり、全洗濯過程にわたって、水に溶解した気体がゆっくりとマイクロバブルを補給し、それによりマイクロバブル水を連続的に発生させ、マイクロバブルが全洗濯過程に関与することを実現し、衣類処理装置の洗浄能力、すすぎ能力を向上させる。
なお、気体は水に対して難溶解性気体である。水に溶解した気体量と注入された気体量との百分率は気体溶解効率と呼ばれ、気体溶解効率は温度、気体溶解圧力及び気液二相の動的接触面積に関連する。水温又は気体温度を変更する方法は、実現が困難である。一般的には、気体溶解効率を向上させる方法は、増圧ポンプを用いて気体溶解室10を増圧することであるが、様々な弁を配置する必要があり、従って、増圧ポンプの配置コストが高すぎる。
従来技術では、気体溶解装置に2つの入口が設けられ、一方の入口は給水に用いられ、他方の入口は給水すると同時に給気することに用いられるという技術案がさらに提案されている。水に流動状態の気体を注入するには、増圧ポンプを用いて気体を水に圧入する必要がある。該技術案では、気体入口がキャビテーション部材2の下方にあるため、入った気泡が迅速にキャビテーション部材2へ流れて押し出され、気泡をゆっくりと溶解させる空間が気体溶解タンク1内になく、気体溶解効果は理想的ではない。増圧によって気体を水に注入する方式は、直接大気泡を水に圧入することに相当する。このような大気泡の水中での滞留時間が短く、溶解時間が不足する。キャビテーション部材2を通過する時、キャビテーション部材2によって大気泡からより多くの小気泡になるとしても、小気泡はミリスケール以上であり、迅速に弾けて消滅する。
本願のマイクロバブル発生装置100は、気体溶解室10を出入りする水流の流速差、及び入口11と出口12との高さ差によって、出口12に水封を形成し、気体溶解室10を徐々に昇圧させて高圧室を形成し、それにより気体溶解量を増やすことができる。制御弁4が設けられることで、マイクロバブル発生装置100の使用後、気体溶解室10内に残水を排出し、気体を補給する。
本願のマイクロバブル発生装置100のキャビテーション部材2が洗剤ボックス300に接続され、マイクロバブル水を洗剤ボックス300にガイドし、さらに水槽に流すことで、水槽の接続管の数を減少させ、一方では、密封が容易になり、他方では、高集積度の構造によって体積を減少させ、複数の弁を取り付ける必要がなく、簡単な構造だけでマイクロバブルの発生を実現し、構造のコンパクト性、集積度及び安定性の向上に寄与する。上記マイクロバブル発生装置100は、複数の弁を取り付ける必要がなく、コストが低く、マイクロバブル発生効果が優れる。洗濯水に大量のマイクロバブルを含有し、洗剤の使用量を低減させ、節水、節電を実現し、衣類に残留する洗剤を減少させる。
本願の実施例では、気体溶解タンク1は任意の形状に形成されてもよく、ここで気体溶解タンク1の形状を特に限定しない。しかし、気体溶解タンク1は、気体溶解動作時、出口12を除き、気体溶解タンク1のほかの位置で良好な密封性を確保する必要がある。
具体的には、気体溶解室10の入口11に垂直な部分の断面積が小さく、水流が気体溶解室10内に入ると、入射水流が気体溶解室10の内壁及び気体溶解室10内の液面を叩くことを理解できる。この現象によって、より多くの水しぶきを発生させ、水しぶきの発生は水を上方の高圧気体に送り、水中の気体の溶解速度を高めることに有利である。気体溶解室10の入口11に垂直な部分の断面積が小さいことで、入口11から入射する水流が水面を叩く過程で発生する水しぶきと、気体溶解室10の内壁との強い物理的作用を発生させることに有利であり、それにより水に気体をより速く溶解させることができる。
図18〜図19に示すように、入口11は気体溶解タンク1の最頂部又は最頂部付近に位置し、出口12は気体溶解タンク1の最底部又は最底部付近に位置し、補助口18は気体溶解タンク1の最底部又は最底部付近に位置する。
いくつかの好ましい実施例では、図18〜図19に示すように、入口11の入射方向は鉛直下向きであり、給水水流が鉛直方向に沿って気体溶解室10内に入ることで、水しぶきの発生を増加させ、それにより気体溶解速度を加速するだけでなく、気体溶解タンク1の量産を促進する。勿論、本願のほかの実施例では、入口11の入射方向は傾斜してもよく、すなわち、水流の入射方向は鉛直方向に対して一定の夾角をなし、それにより入射水流の衝撃面積が非常に大きい。
いくつかの実施例では、水平方向において、図18に示すように、入口11と出口12は気体溶解タンク1の両端に位置し、それにより気体溶解タンク1の内部での水の流動経路がさらに長くなり、さらに水流の衝撃による水泡が出口12から流出することを減少させる。
気体溶解室10の水平方向における断面は方形であり、入口11と出口12は方形の両端の直線距離が最も大きい部位に対応して設けられる。例えば、気体溶解室10の水平方向における断面は長方形であり、入口11と出口12は長方形の長辺の両端に位置する。このような気体溶解タンク1は加工が簡単で、且つ組立時、レイアウトが簡単である。勿論、本願のほかの実施例では、気体溶解室10の断面形状は長方形、菱形又はほかの不規則な方形に限定されず、任意の形状であってもよい。
好適には、図18に示すように、入口11が気体溶解室10の最上方に位置することで、入射水流でより多くの水しぶきを発生させることを確保し、気体溶解効果を向上させる。好ましくは、出口12が気体溶解室10の最下方に位置することで、出口12で水封をできるだけ早く形成できる。
いくつかの実施例では、入口11と気体溶解室10の少なくとも1つの側壁との距離は50mm未満である。すなわち、動作状態時、入口11の垂直方向の水面への投影と、少なくとも1つの気体溶解室10の内壁面との距離は50mm未満である。入口11からの水流が気体溶解タンク1の側壁に衝撃して水しぶきを発生させることがさらに容易になり、それにより気体溶解タンク1の気体溶解効果を向上させる。好ましくは、入口11と気体溶解室10の少なくとも1つの側壁との距離は1〜20mmである。勿論、本願のほかの実施例では、気体溶解室10の内壁に内側凸リブなどの構造が設けられることで、水しぶきの発生をさらに容易にする。
本願の実施例では、気体溶解タンク1は2つの気体溶解ハーフケーシング13を相互に係合いして設けられ、入口11は一方の気体溶解ハーフケーシング13に設けられ、出口12は他方の気体溶解ハーフケーシング13に設けられる。入口11と出口12がそれぞれ2つの気体溶解ハーフケーシング13に設けられることで、成形が容易であり、且つ各気体溶解ハーフケーシング13の強度が低すぎることを回避できる。このような気体溶解タンク1は製造可能性が高く、量産が容易で、加工コストが低い。
いくつかの具体的な実施例では、2つの気体溶解ハーフケーシング13が溶接又は接着によって接続されることで、密封性を確保する。別のいくつかの具体的な実施例では、気体溶解タンク1はプラスチック部品であり、例えば、各気体溶解ハーフケーシング13は一体射出成形される。
気体溶解タンク1の上部に気体溶解室10の頂部と連通する給水管14が設けられ、気体溶解タンク1の下部に気体溶解室10の底部と連通する吐出管15が設けられ、給水管14と吐出管15が水平に設けられることで、組立が容易である。例えば、マイクロバブル発生装置100が洗剤ボックス300と組み合わせて使用される場合、気体溶解タンク1が洗剤ボックス300の後方に取り付けられ、給水管14と吐出管15が水平に設けられることで、組立がさらに容易である。
図18〜図19に示すように、本実施例では、2つの気体溶解ハーフケーシング13が上下に設けられ、給水管14が上方の気体溶解ハーフケーシング13に一体形成され、吐出管15が下方の気体溶解ハーフケーシング13に一体形成されることで、加工の利便性も密封性も確保できる。
具体的には、2つの気体溶解ハーフケーシング13が結合箇所で段差面16によって接触嵌合することで、2つの気体溶解ハーフケーシング13の接触部の接触面積を増加させるだけでなく、接触強度を向上させる。また、段差面16によって接触嵌合することで、2つの気体溶解ハーフケーシング13の接触面の少なくとも一部が気体溶解室10の内壁の圧力に垂直又はほぼ垂直になる。それにより、2つの気体溶解ハーフケーシング13が結合箇所で内部高圧によって締め付けられ、内部高圧による結合箇所での割れ、気体漏れを回避する。
さらに、気体溶解タンク1の外面に補強リブ17が縦横に設けられることで、気体溶解タンク1の強度を向上させ、内部高圧による変形、気体漏れを回避することができる。
本願の実施例では、キャビテーション部材2は従来技術の公知のキャビテーション装置の構造、例えば、超音波発生装置などを採用でき、例えば、キャビテーション部材2内に少なくとも1つのベンチュリ通路25を形成する。
いくつかの好ましい実施例では、図21に示すように、キャビテーション部材2は多数の微細孔が設けられたオリフィス板29である。それにより、キャビテーション部材2を通過した水に溶解した気体を簡単に析出させ、気泡を形成することができる。具体的には、オリフィス板29の微細孔の半径は0.01mm〜10mmである。試験を行ったところ、上記パラメータを有するオリフィス板29のキャビテーション作用が優れ、より多くの気泡を発生させたことをわかった。勿論、オリフィス板29の具体的なパラメータは上記範囲に限定されず、作業員によって実際の作業条件に応じて調整することができる。
別のいくつかの好ましい実施例では、図20に示すように、キャビテーション部材2はベンチュリ管28を含み、1つのベンチュリ管28内に1つのベンチュリ通路25が形成される。それにより、キャビテーション部材2を通過した水に溶解した気体を簡単に析出させ、気泡を形成することができる。ベンチュリ管28をキャビテーション部材2とすることで、水ポンプ、加熱装置又は制御弁4などを別途設計する必要がなく、キャビテーション部材2の構造を大幅に向上させ、製造コストを削減させ、且つベンチュリ管28が給水方式を制限しないことで、キャビテーション部材2が簡単に大量の気泡を発生させることができる。
いくつかの具体的な実施例では、図22〜図24に示すように、キャビテーション部材2は複数のベンチュリ通路25を有する変形構造として形成される。図22に示すように、キャビテーション部材2は略柱状であり、キャビテーション部材2内に複数のベンチュリ通路25が設けられる。このような構造によって、一方ではベンチュリ通路25の経路長さを大きくし、ベンチュリ効果の十分な発揮時間を確保し、他方では加工や製造が容易で、組立が簡単で、特に継手と接続する場合に非常に簡単である。
具体的には、図24に示すように、キャビテーション部材2内に、ベンチュリ通路25は水流の流動方向において収縮部251、中間管252及び拡大部253を順に含み、収縮部251は中間管252に接近する方向において直径が徐々に減少し、拡大部253は中間管252から離れる方向において直径が徐々に増加し、ベンチュリ通路25において中間管252の流動面積が最も小さい。
具体的には、キャビテーション部材2は柱状に形成され、キャビテーション部材2の対応する両端にそれぞれ分流槽261と合流槽262が形成され、ベンチュリ通路25が分流槽261の底壁と合流槽262の底壁との間に形成される。
キャビテーション部材2は一般には配管接続によって衣類処理装置に装着され、従ってキャビテーション部材2の出口端の内径は好ましくは5〜15mmである。さらに好ましくは、キャビテーション部材2の出口端の内径は7〜10mmに制御される。図24の例では、合流槽262の直径は好ましくは5〜15mmであり、さらに好ましくは7〜10mmである。
好ましくは、ベンチュリ通路25は1〜30個であり、さらに好ましくは、ベンチュリ通路25は4〜6個である。キャビテーション部材2は重要な部材として、衣類処理装置に供給された水を処理する必要があり、衣類処理装置に供給される水は一般に生活水道水である。生活水道水は流量が一般には5〜12L/min、水圧が一般には0.02〜1Mpaである。より多くの場合、流量が一般には8〜10L/min、水圧が一般には0.15〜0.3Mpaであり、従って、キャビテーション部材2におけるベンチュリ通路25の数は好ましくは4〜6個である。
キャビテーション作用の関連原理は以下の通りである。
収縮部251入口端での平均速度、平均圧力及び断面積がそれぞれV1、P1、S1であり、中間管252での平均速度、平均圧力及び断面積がそれぞれV2、P2、S2であり、水の密度がρであり、動作状態では、衣類処理装置は水道水を作動媒体とし、関係式S1*V1=S2*V2を満たす。
ベルヌーイの定理及び連続方程式を用いて、関係式V12/2+P1/ρ=V/2+P2/ρを満たす。
この過程では、S1とS2の変化を制御することで、ベンチュリ通路25において、中間管252での流速を増加させ、中間管252での圧力を減少させ、従って水に溶解した気体がマイクロバブルの形態で放出される。
拡大部253は拡散部として機能し、理想的な拡散は流体を徐々に減速させることであり、従って、拡大部253は一定の長さを必要とする。好ましくは、拡大部253の長さは収縮部251の長さよりも大きく、さらに好ましくは、収縮部251と拡大部253との長さ比は1:2〜1:4であり、よりさらに好ましくは、収縮部251と拡大部253との長さ比は1:3〜1:4である。
断面積が限られたキャビテーション部材2内にベンチュリ通路25を配置する必要があるため、ベンチュリ通路25の各部の直径が限られる。好ましくは、中間部の直径は0.7〜2.0mmであり、さらに好ましくは、中間部の直径は0.9〜1.1mmである。また、収縮部251、拡大部253の端部の直径はいずれも中間管252の直径よりも大きく、少なくとも0.1mm大きい。好ましくは、収縮部251の中間管252から離れた端部の直径の範囲は1〜4mm、拡大部253の中間管252から離れた端部の直径の範囲は1〜4mmである。さらに好ましくは、中間管252の直径と収縮部251の端部の直径との比は約1:1.3〜2である。中間管252の直径と拡大部253の端部の直径との比は約1:1.3〜2である。
さらに、図22〜図24に示すように、取り付けを容易にするために、キャビテーション部材2の一端にねじ部231が形成され、ねじ部231は雌ねじであってもよく雄ねじであってもよい。図22及び図23の例では、キャビテーション部材2の気体溶解タンク1に接続された一端のねじ部231を雄ねじとし、気体溶解タンク1に螺合され、接続が非常に容易である。
別のいくつかの具体的な実施例では、図25に示すように、キャビテーション部材2はキャビテーションケーシング23及びキャビテーションボール24を含む。キャビテーションケーシング23内に水通過室20が設けられ、キャビテーションケーシング23は水流を出入りするキャビテーション入口21、キャビテーション出口22を有し、キャビテーション入口21が気体溶解タンク1の出口1212に接続される。キャビテーションボール24が水通過室20内に可動に設けられ、キャビテーション入口21から流入する水がキャビテーションボール24を駆動してキャビテーション出口22を塞ぎ、キャビテーションボール24がキャビテーション出口22を塞ぐ時、キャビテーションボール24と水通過室20の内壁との間にベンチュリ通路25を形成する。
キャビテーションボール24がキャビテーション出口22を塞ぐ時、キャビテーションボール24と水通過室20の内壁との間に、キャビテーション出口22と連通するベンチュリ通路25が設けられる。以上からわかるように、キャビテーションボール24がキャビテーション出口22を完全に塞ぐのではなく、ベンチュリ通路25を残して、気体を溶解した水を徐々にキャビテーション出口22から流出させる。
キャビテーション出口22の前の水通過室20内に可動キャビテーションボール24が設けられることで、キャビテーション入口21から気体を溶解する水を連続的に注入すると、連続的に注入された水が水通過室20の内壁に沿って流動し、キャビテーションボール24に遭遇した後、キャビテーションボール24をキャビテーション出口22へ移動駆動し、キャビテーションボール24をキャビテーション出口22の前に移動させ、徐々にキャビテーション出口22に当接し、ベンチュリ通路25を形成する。
気体溶質を溶解した水がベンチュリ通路25を通過する時、流動面積は最初に減少し、次に増加する。流動面積が減少し、気体溶質を取り込んだ水流の流速が増加すると、圧力が減少する。流動面積が増加し、気体溶質を取り込んだ水流の流速が減少すると、圧力が増加する。ベンチュリ通路25内にベンチュリ効果が発生し、気体が溶質状態から析出してマイクロバブルを形成する。且つ水流によってキャビテーションボール24をキャビテーション出口22に当接し続けるとともに、気体溶質を溶解した水をベンチュリ通路25からより速く流出させる。
この過程では、連続的に注入される水流量は流出する水流量よりも大きく、水通過室20は気密室とし、キャビテーション出口22の前にキャビテーションボール24が当接する時、その内部圧力が増加し、キャビテーション効果を向上させる。
このようなキャビテーション部材2を使用することで、コストが低く、加工困難度が低いだけでなく、ほかのキャビテーション構造にない利点を有する。キャビテーションボール24は可動ボールであり、マイクロバブル発生装置100が動作を停止した後、水流量が減少し、水流による当接を解除すると、キャビテーションボール24がキャビテーション出口22から離れ、それによりマイクロバブル発生装置100内に残った水をできるだけ早く排出できる。一方では、気体溶解タンク1内に気体を予め蓄積することに有利であり、他方では、水溜りによる細菌の過剰繁殖を回避する。また、このようなキャビテーション部材2は洗浄が容易である。
以下、図1〜図27を参照して本願の衣類処理装置のいくつかの具体的な実施例を詳細説明する。
本願の具体的な実施例では、図2〜図3及び図26に示すように、衣類処理装置は洗濯機であり、主給水管200が水道水管に接続され、主給水管200がそれぞれ洗剤ボックス300の洗濯入口及びマイクロバブル発生装置100の給水口101に接続され、マイクロバブル発生装置100の排水口102が第2マイクロバブル接続管522によって洗剤ボックス300の底部の給水マニホールド51に接続され、補助口18が気体溶解タンク1の上部に設けられ且つ気体溶解室10の出口12よりも高く、補助口18が洗剤ボックス300の気体還流通路301によって大気と連通する。衣類処理装置の動作プロセスは以下の通りである。
水道水が給水弁210を介して配管を流れて気体溶解タンク1に入り、気体溶解タンク1の内部で十分に励起して内部気体を溶解させ、気体溶解タンク1の内部で気体溶液を形成する。高濃度気体溶液がキャビテーション部材2を通過する時、マイクロバブル水になる。
マイクロバブル水が第2マイクロバブル接続管522によって、洗剤ボックス300の底部の給水マニホールド51を経由して衣類処理装置の内槽(すなわち水槽)に流入し、マイクロバブル水を最短経路で内槽に流入させ、衣類の洗濯、すすぎに関与し、マイクロバブルの損失を減少させる。マイクロバブルが長時間にわたって衣類に十分に接触し、衣類の汚れを十分に剥離し、衣類洗浄の目的を達成する。
水道水の供給を停止するとき、気体溶解タンク1内に水が残留し、次回使用時に溶解する気体を十分に確保するために、頂部制御弁4をオンにし、補助口18を開放状態にするように制御し、開放後の補助口18が気体還流通路301によって大気と連通し、それにより気体溶解タンク1内に気体を補給する目的を実現し、次回使用又はリサイクルが容易になり、気体溶解タンク1内部の残水はその重力の作用下で、排水口102から排出され、且つ第2マイクロバブル接続管522によって水槽又はほかの残水排出部位に流入し、それにより残水を取り除く。
本願の別の具体的な実施例では、図6〜図10及び27に示すように、衣類処理装置は洗濯機であり、主給水管200が水道水管に接続され、主給水管200がマイクロバブル発生装置100の給水口101に接続され、マイクロバブル発生装置100の排水口102が第1マイクロバブル接続管521によって洗剤ボックス300の洗濯入口に接続され、補助口18が気体溶解タンク1の下部に設けられ、且つ気体溶解タンク1の出口12よりも低く、補助口18が排水管53によって洗剤ボックス300の底部の給水マニホールド51に接続される。衣類処理装置の動作プロセスは以下の通りである。
水道水が給水弁210を介して配管を流れて気体溶解タンク1に入り、気体溶解タンク1の内部で十分に励起して内部気体を溶解させ、気体溶解タンク1の内部で気体溶液を形成する。高濃度気体溶液が底部の出口12(キャビテーション部材2を含む)を通過する時、マイクロバブル水になる。
マイクロバブル水が気体溶解室10の上部高圧の作用下で、キャビテーション部材2を通過して第1マイクロバブル接続管521に沿って上へ洗剤ボックス300の洗濯入口に流れ、洗剤ボックス300に入る。マイクロバブル水が洗剤キャビティ内の洗剤(又は液体洗剤、粉末洗剤、柔軟剤など)を衝撃し、マイクロバブルの破裂によって洗剤が十分に溶解し、且つより細かい粒子に溶解し、洗剤を混合したマイクロバブル水が洗剤ボックス300の底部の給水マニホールド51を経由して洗濯機の内槽へ流れる。一方では、マイクロバブル水に十分に溶解した洗剤が衣類の汚れを迅速に剥離し、他方では、マイクロバブル自体の破裂も衣類の汚れを迅速に剥離し、それにより洗濯機の洗浄能力を効果的に向上させる。
気体溶解タンク1が給水を停止すると、マイクロバブル水の発生が徐々に停止し、この時、底部の制御弁4をオンにするように制御し、第1マイクロバブル接続管521内の残水が気体溶解タンク1に還流し、出口12の位置が補助口18の位置よりも高いため、洗剤ボックス300内の気体が第1マイクロバブル接続管521によって常開状態の出口12を流れて気体溶解タンク1を満たし、気体溶解タンク1内に気体を再補給し、気体溶解タンク1内の残水が気圧差及びその自重の作用下で補助口18から流出し、排水管53を経由して衣類処理装置の内槽又はほかの残水排出部位に流入し、それにより残水を取り除く。
本願の実施例に係る衣類処理装置のほかの構成要素、例えば、モータ、減速機、排水ポンプなど及び操作は当業者にとって公知のものであるため、ここでは詳細説明を省略する。
本明細書の説明では、用語「一実施例」、「いくつかの実施例」、「例示的な実施例」、「例」、「具体例」、又は「いくつかの例」などを参照した説明は、該実施例又は例を参照して説明された具体的な特徴、構造、材料又は特点が本願の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書では、上記用語の例示的な説明は必ずしも同一の実施例又は例ではない。且つ、説明される具体的な特徴、構造、材料又は特点は任意の1つ又は複数の実施例又は例において適宜組み合わせることができる。
以上、本願の実施例を例示して説明したが、当業者であれば、本願の原理及び趣旨を逸脱せずにこれらの実施例に種々の変更、修正、置換及び変形を行うことができ、本願の範囲は特許請求の範囲及びその同等物に定められることを理解できる。
100 マイクロバブル発生装置
101 給水口
102 排水口
1 気体溶解タンク
10 気体溶解室
11 入口
12 出口
13 気体溶解ハーフケーシング
14 給水管
15 吐出管
16 段差面
17 補強リブ
18 補助口
191 固定ラグ
1911 第1固定ラグ
1912 第2固定ラグ
1913 第3固定ラグ
1914 接続部
1915 第1接続孔
1916 第2接続孔
1917 第3接続孔
192 取り付けラグ
2 キャビテーション部材
20 水通過室
21 キャビテーション入口
22 キャビテーション出口
23 キャビテーションケーシング
231 ねじ部
24 キャビテーションボール
25 ベンチュリ通路
251 収縮部
252 中間管
253 拡大部
261 分流槽
262 合流槽
28 ベンチュリ管
29 オリフィス板
3 止め板
31 スリット
4 制御弁
51 給水マニホールド
511 接続継手
521 第1マイクロバブル接続管
522 第2マイクロバブル接続管
53 排水管
200 主給水管
210 給水弁
211 第1分岐管
212 第2分岐管
213 第3分岐管
300 洗剤ボックス
301 気体還流通路
311 第1洗濯入口
313 第2洗濯入口
314 係止フック
3141 係止溝
3142 ガイド面
3143 補強凸リブ

Claims (11)

  1. 衣類処理装置であって、
    水槽と、
    主給水管と、
    内部に洗剤を収容するための洗剤キャビティが画定され、洗濯入口及び洗濯出口を有し、前記洗濯入口が前記主給水管に接続され、前記洗濯出口が前記水槽に接続される洗剤ボックスと、
    前記洗剤ボックスに取り付けられ、給水口が前記主給水管に接続され、排水口が前記洗剤ボックス又は前記水槽に接続されるマイクロバブル発生装置と、を含む、
    ことを特徴とする衣類処理装置。
  2. 前記洗濯入口は、第1洗濯入口及び第2洗濯入口を含み、
    前記マイクロバブル発生装置の排水口が前記第1洗濯入口に接続され、前記主給水管が前記第2洗濯入口に接続される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の衣類処理装置。
  3. 前記マイクロバブル発生装置の排水口が、前記洗剤ボックスとは独立したマイクロバブル接続管によって前記水槽に接続される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の衣類処理装置。
  4. 前記洗剤ボックスは、前記洗濯出口と連通する給水マニホールドを有し、前記給水マニホールドは水流の流動方向に前記洗濯出口の下流側に位置し、
    前記給水マニホールドが前記水槽に接続され、前記マイクロバブル発生装置の排水口が前記給水マニホールドに接続され、前記給水マニホールドによって前記マイクロバブル発生装置の排水口と前記水槽とが接続される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の衣類処理装置。
  5. 前記給水マニホールドが前記洗剤ボックスの底部に形成される、
    ことを特徴とする請求項4に記載の衣類処理装置。
  6. 前記マイクロバブル発生装置は、気体溶解タンク、及びキャビテーション部材を含み、前記気体溶解タンク内に気体溶解室が画定され、前記気体溶解タンクは、水流を出入りする入口及び出口を有し、
    前記入口は前記給水口として形成され、又は前記入口は前記給水口と連通し、
    前記キャビテーション部材は、前記気体溶解タンク外に設けられ且つ前記出口に接続され、又は前記キャビテーション部材は前記出口に設けられ、
    前記排水口は前記キャビテーション部材に形成され、且つ前記出口と連通する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の衣類処理装置。
  7. 前記入口は前記出口の上方に位置し、且つ前記入口と前記出口とは水平方向にずれるように設けられる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の衣類処理装置。
  8. 前記気体溶解タンクは、導通状態と遮断状態との間で切り替えられる補助口をさらに有し、前記補助口が前記導通状態に切り替えられる場合、前記補助口が前記気体溶解室と連通する、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の衣類処理装置。
  9. 前記キャビテーション部材内に少なくとも1つのベンチュリ通路が形成される、
    ことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の衣類処理装置。
  10. 前記キャビテーション部材は、柱状であり、前記キャビテーション部材の両端にそれぞれ分流槽と合流槽が形成され、前記分流槽の底壁と前記合流槽の底壁との間に複数の前記ベンチュリ通路が形成される、
    ことを特徴とする請求項9に記載の衣類処理装置。
  11. 前記マイクロバブル発生装置は気体溶解時に排水流速が給水流速より小さくなるように構成される、
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の衣類処理装置。
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