JP2021509679A5 - - Google Patents

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発明の態様
[態様1]薬学的に許容される担体、
抗癌剤、および
抗癌剤にコンジュゲートした治療用ペプチドであって、該治療用ペプチドは、
−X−X−X−X−X−X−Xの配列、または
中心骨格、リンカー配列、および少なくとも2つのアームを有する構築物であって、
各アームが、X−X−X−X−X−X−X−Xのコア配列からなり、各アームがリンカー配列を介して中心骨格に連結している前記構築物、を含む、
を含む、医薬組成物であって、
式中、
はHまたはNであり、
はPまたはQであり、
はSまたはHであり、
はH、T、またはLであり、
はPもしくはKであるか、または存在せず、
はR、L、もしくはSであるか、または存在せず、
はSもしくはLであるか、または存在せず、
はGであるか、または存在しない、
前記医薬組成物。
[態様2]薬学的に許容される担体、
抗癌剤、および
治療用ペプチドであって、該治療用ペプチドは、
−X−X−X−X−X−X−Xの配列、または
中心骨格、リンカー配列、および少なくとも2つのアームを有する構築物であって、
各アームが、X−X−X−X−X−X−X−Xのコア配列からなり、各アームがリンカー配列を介して中心骨格に連結している前記構築物、を含む、
を含む医薬組成物であって、
式中、
はHまたはNであり、
はPまたはQであり、
はSまたはHであり、
はH、T、またはLであり、
はPもしくはKであるか、または存在せず、
はR、L、もしくはSであるか、または存在せず、
はSもしくはLであるか、または存在せず、
はGであるか、または存在しない、
前記医薬組成物。
[態様3]癌細胞増殖を低減する方法であって、細胞を、癌細胞増殖を低減するのに十分な量の態様1または2に記載の医薬組成物と接触させるステップを含む前記方法。
[態様4]癌の処置を必要とする対象における癌を処置する方法であって、対象に、対象における癌進行を遅らせるのに十分な量の態様1または2に記載の医薬組成物を投与するステップを含む前記方法。
[態様5]癌細胞増殖を低減する方法であって、
細胞を抗癌剤と接触させるステップ、および
細胞を治療用ペプチドと接触させるステップであって、該治療用ペプチドは、
−X−X−X−X−X−X−Xの配列、または
中心骨格、リンカー配列、および少なくとも2つのアームを有する構築物であって、
各アームが、X−X−X−X−X−X−X−Xのコア配列からなり、各アームがリンカー配列を介して中心骨格に連結している前記構築物、を含む、前記ステップ、
を含み、
式中、
はHまたはNであり、
はPまたはQであり、
はSまたはHであり、
はH、T、またはLであり、
はPもしくはKであるか、または存在せず、
はR、L、もしくはSであるか、または存在せず、
はSもしくはLであるか、または存在せず、
はGであるか、または存在せず、
該抗癌剤および該治療用ペプチドは、癌細胞増殖を低減するのに十分な量である、前記方法。
[態様6]癌の処置を必要とする対象における癌を処置する方法であって、
対象に抗癌剤を投与するステップ、および
対象に治療用ペプチドを投与するステップであって、該治療用ペプチドは、
−X−X−X−X−X−X−Xの配列、または
中心骨格、リンカー配列、および少なくとも2つのアームを有する構築物であって、
各アームが、X−X−X−X−X−X−X−Xのコア配列からなり、各アームがリンカー配列を介して中心骨格に連結している前記構築物、を含む、前記ステップ、
を含み、
式中、
はHまたはNであり、
はPまたはQであり、
はSまたはHであり、
はH、T、またはLであり、
はPもしくはKであるか、または存在せず、
はR、L、もしくはSであるか、または存在せず、
はSもしくはLであるか、または存在せず、
はGであるか、または存在せず、
該抗癌剤および該治療用ペプチドは、対象における癌進行を遅らせるのに十分な量である、前記方法。
[態様7]XがNである、XがQである、XがHである、XがTである、XがPである、かつ/またはXがRである、態様1もしくは2に記載の医薬組成物、または態様3から6のいずれかに記載の方法。
[態様8]少なくとも1つのコア配列がNQHTPR(配列番号1)を含む、態様1もしくは2に記載の医薬組成物、または態様3から6のいずれかに記載の方法。
[態様9]構築物がトリリジン中心骨格および4つのアームを含み、少なくとも1つのリンカー配列が、GGGS(配列番号3)、GGGSGGGS(配列番号4)、SSSS(配列番号5)、およびSSSSSSSS(配列番号6)からなる群から選択される、態様1、2、7、および8のいずれかに記載の医薬組成物、または態様3から8のいずれかに記載の方法。
[態様10]ペプチドおよびCa2+依存性レクチン型受容体ファミリーメンバー10A(CLEC10A)が、−35kJ/molより高い結合エネルギー(ΔG’)を有する、態様1、2、および7から9のいずれかに記載の医薬組成物、または態様3から9のいずれかに記載の方法。
[態様11]ペプチドおよびCa2+依存性レクチン型受容体ファミリーメンバー10A(CLEC10A)が、0.01から0.2μMの平衡解離定数(K)を有する、態様1、2、および7から10のいずれかに記載の医薬組成物、または態様3から10のいずれかに記載の方法。
[態様12]ペプチドが、Ca2+依存性レクチン型受容体ファミリーメンバー10A(CLEC10A)の細胞へのエンドサイトーシスを惹起するのに十分な量である、態様1、2、および7から11のいずれかに記載の医薬組成物、または態様3から11のいずれかに記載の方法。
[態様13]ペプチドが、腹腔免疫細胞集団を増加させるのに十分な量である、態様1、2、および7から12のいずれかに記載の医薬組成物、または態様3から12のいずれかに記載の方法。
[態様14]腹腔免疫細胞が、CD3を発現するT細胞;CD3、NK1.1、およびCD69を発現する活性化ナチュラルキラーT(NKT)細胞;CD3、NK1.1、およびCD69を発現する活性化ナチュラルキラー(NK)細胞;CD4を発現するT細胞;CD4およびCD69を発現する活性化T細胞;CD8を発現する細胞傷害性T細胞;CD8およびCD69を発現する活性化細胞傷害性T細胞;CD11b、F4/80、およびCD86を発現する成熟活性マクロファージ;CD11cを発現する樹状細胞(DC);CD11cおよびCD86を発現する活性化DC;CD19を発現するB細胞;CD19、CD73、CD80、およびCD273を発現するメモリーB細胞;ならびにそれらの組合せからなる群から選択される、態様13に記載の医薬組成物または方法。
[態様15]腹腔免疫細胞が、CD3を発現するT細胞;CD3、NK1.1、およびCD69を発現する活性化NKT細胞;CD4を発現するT細胞;CD8を発現する細胞傷害性T細胞;CD11cを発現するDC;CD11cおよびCD86を発現する活性化DC;ならびにそれらの組合せからなる群から選択される、態様14に記載の医薬組成物または方法。
[態様16]ペプチドが、IFN−γの放出を誘導するのに十分な量である、態様1、2、および7から15のいずれかに記載の医薬組成物、または態様3から15のいずれかに記載の方法。
[態様17]抗癌剤が、化学療法薬、癌免疫療法薬、光増感薬、およびそれらの組合せからなる群から選択される、態様1、2、および7から16のいずれかに記載の医薬組成物、または態様3から16のいずれかに記載の方法。
[態様18]化学療法薬が、アルキル化剤、代謝拮抗剤、抗腫瘍抗生物質、抗ウイルス薬、有糸分裂阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤、およびそれらの組合せからなる群から選択される、態様17に記載の医薬組成物または方法。
[態様19]アルキル化剤が、ブスルファン、カルボプラチン、シスプラチン、シクロホスファミド、マイトマイシンC(MTC)、およびテモゾロミドからなる群から選択され、代謝拮抗剤が、5−フルオロウラシル(5−FU、FU)、6−メルカプトプリン(6−MP)、カペシタビン(Xeloda)、シトシンアラビノシド(AraC)、ゲムシタビン(dFdC)、ヒドロキシ尿素(HU)、およびメトトレキセート(MTX)からなる群から選択され、抗腫瘍抗生物質が、ブレオマイシン、ダクチノマイシン(cosmegen)、およびダウノルビシン(cerubidine、ルビドマイシン)からなる群から選択され、抗ウイルス薬が、アシクロビル(Acy)、ホスカルネット(FOS)、およびガンシクロビル(gan)からなる群から選択され、有糸分裂阻害剤が、デメコルシン、ドセタキセル(taxotere)、エリブリン(halaven)、イクサベピロン(ixempra)、パクリタキセル(taxol)、およびビンブラスチンからなる群から選択され、トポイソメラーゼ阻害剤が、カンプトテシン(CPT)、エトポシド(VP−16)、イリノテカン(camptosar)、およびトポテカン(hycamtin)からなる群から選択される、態様18に記載の医薬組成物または方法。
[態様20]癌免疫療法薬が、細胞免疫療法薬、抗体療法薬、サイトカイン療法薬、およびポリサッカライドKからなる群から選択される、態様19に記載の医薬組成物または方法。
[態様21]細胞免疫療法薬が、シプロイセル−T(provenge)、チサゲンレクロイセル(kymriah)、およびアキシカブタゲンシロロイセル(yescarta)からなる群から選択され、抗体療法薬が、抗CD20抗体、抗CD52抗体、抗CTLA−4抗体、抗PD−1抗体、抗PD−L1抗体、および抗PD−L2抗体からなる群から選択され、サイトカイン療法薬が、IFNα、IFNβ、IFNγ、IFNλ、およびIL−2からなる群から選択される、態様20に記載の医薬組成物または方法。
[態様22]抗CD20抗体が、オファツムマブ(arzerra)、およびリツキシマブ(rituxan、mabthera)からなる群から選択され、抗CD52抗体が、アレムツズマブ(campath−1H)であり、抗PD−1抗体が、ニボルマブ(opdivo)、およびペムブロリズマブ(keytruda)からなる群から選択され、抗PD−L1抗体が、アテゾリズマブ(tecentriq)、アベルマブ(bavencio)、およびデュルバルマブ(imfinzi)からなる群から選択され、抗CTLA−4抗体が、イピリムマブ(yervoy)である、態様21に記載の医薬組成物または方法。
[態様23]抗癌剤が、STINGリガンド、化学療法薬、および光線力学療法薬からなる群から選択される、態様1および7から22のいずれかに記載の医薬組成物、または態様3から22のいずれかに記載の方法。
[態様24]抗癌剤が、環状ジヌクレオチド(CDN)、5,6−ジメチルキサンテノン−酢酸(DMXAA))、ドキソルビシン、クロリンp6、またはそれらの組合せを含む、態様23に記載の医薬組成物または方法。
[態様25]抗癌剤が環状ジヌクレオチド(CDN)を含む、態様24に記載の医薬組成物または方法。
[態様26]ペプチドと抗癌剤が、化学的コンジュゲーションまたは酵素によるコンジュゲーションによってコンジュゲートしている、態様1および7から25のいずれかに記載の医薬組成物、または態様3から25のいずれかに記載の方法。
[態様27]化学的コンジュゲーションが、リジンアミドカップリング、またはシステインをベースとするコンジュゲーションを含み、酵素によるコンジュゲーションが、ソルターゼを使用するペプチド転移、微生物のトランスグルタミナーゼを使用するペプチド転移、またはN−グリカン操作を含む、態様26に記載の医薬組成物または方法。
[態様28]治療用ペプチドが、活性化カルボン酸エステルを含むリンカーを介して抗癌剤にコンジュゲートしている、態様1および7から27のいずれかに記載の医薬組成物、または態様3から27のいずれかに記載の方法。
[態様29]ペプチドがC末端システインをさらに含み、抗癌剤がスルフヒドリル(−SH)基またはヨード基を含み、システインが−SH基またはヨード基にコンジュゲートしている、態様1および7から27のいずれかに記載の医薬組成物、または態様3から27のいずれかに記載の方法。
[態様30]ペプチドがC末端カルボキシル基をさらに含み、抗癌剤がアミノ基を含み、ペプチドと抗癌剤がカルボジイミド誘導体によりコンジュゲートしている、態様1および7から27のいずれかに記載の医薬組成物、または態様3から27のいずれかに記載の方法。
[態様31]ペプチドがC末端アミノ基をさらに含み、抗癌剤が無水物基またはカルボキシル基を含み、ペプチドと抗癌剤がカルボジイミド誘導体によりコンジュゲートしている、態様1および7から27のいずれかに記載の医薬組成物、または態様3から27のいずれかに記載の方法。
[態様32]ペプチドと抗癌剤がビオチン−アビジンにより連結している、態様1および7から27のいずれかに記載の医薬組成物、または態様3から27のいずれかに記載の方法。
[態様33]抗癌剤とペプチドが、10:1から12:1の間の平均モル比を有する、態様1、2、および7から32のいずれかに記載の医薬組成物、または態様3から32のいずれかに記載の方法。
[態様34]癌細胞が、CLEC10A、ASGPR−1、CLEC4F、またはそれらの組合せを発現する、態様3から33のいずれかに記載の方法。
[態様35]癌が腹膜癌である、態様3から34のいずれかに記載の方法。
[態様36]癌が、膀胱癌、乳癌、子宮頸癌、肝細胞癌腫、カポジ肉腫、肺癌、リンパ腫、悪性黒色腫、黒色腫、中皮腫、転移性黒色腫肺癌、非小細胞肺癌、卵巣癌、膵臓癌、前立腺癌、腎細胞癌、小細胞肺癌、および扁平上皮肺癌からなる群から選択される、態様3から34のいずれかに記載の方法。
[態様37]癌が卵巣癌である、態様36に記載の方法。
[態様38]抗癌剤の投与が、ペプチドの投与の少なくとも1日前に行われる、態様4および6から37のいずれかに記載の方法。
[態様39]抗癌剤の投与が、ペプチドの投与の少なくとも30日前に行われる、態様38に記載の方法。
[態様40]ペプチドの量が、対象の体重1kg当たり1nmolから1,000nmolの範囲内である、態様4および6から39のいずれかに記載の方法。
[態様41]対象がヒトである、態様4および6から40のいずれかに記載の方法。
[態様42]ペプチドが対象において抗原性ではない、態様4および6から41のいずれかに記載の方法。
[態様43]治療用ペプチドが、VQATQSNQHTPR(配列番号2)の配列、または中心骨格、リンカー配列、および少なくとも2つのアームを有する構築物であって、少なくとも1つのアームがVQATQSNQHTPR(配列番号2)を含み、各アームがリンカー配列を介して中心骨格に連結している、前記構築物を含む、態様1に記載の医薬組成物。
[態様44]抗癌剤が環状ジヌクレオチド(CDN)を含み、治療用ペプチドが、中心骨格、リンカー配列、および4つのアームを有する構築物であって、各アームが、NQHTPR(配列番号1)のコア配列からなり、リンカー配列を介して中心骨格に連結している、前記構築物を含み、治療用ペプチドとCDNがリンカーを介してコンジュゲートしている、態様3に記載の方法。
[態様45]抗癌剤が環状ジヌクレオチド(CDN)を含み、治療用ペプチドが、中心骨格、リンカー配列、および4つのアームを有する構築物であって、各アームが、NQHTPR(配列番号1)のコア配列からなり、リンカー配列を介して中心骨格に連結している、前記構築物を含み、治療用ペプチドとCDNがリンカーを介してコンジュゲートしている、態様4に記載の方法。

Claims (16)

  1. 薬学的に許容される担体、
    抗癌剤、および
    療用ペプチドであって、該治療用ペプチドは、
    −X−X−X−X−X−X−Xの配列、または
    中心骨格、リンカー配列、および少なくとも2つのアームを有する構築物であって、
    各アームが、X−X−X−X−X−X−X−Xのコア配列からなり、各アームがリンカー配列を介して中心骨格に連結している前記構築物、を含む、
    を含む、医薬組成物であって、
    式中、
    はHまたはNであり、
    はPまたはQであり、
    はSまたはHであり、
    はH、T、またはLであり、
    はPもしくはKであるか、または存在せず、
    はR、L、もしくはSであるか、または存在せず、
    はSもしくはLであるか、または存在せず、
    はGであるか、または存在しない、
    前記医薬組成物。
  2. HまたはNであり、
    PまたはQであり、
    SまたはHであり、
    H、T、またはLであり、
    またはKであ
    R、L、またはSであ
    またはLであ
    Gである、
    請求項1に記載の医薬組成物。
  3. 癌細胞増殖低減に使用するための、請求項1または2に記載の医薬組成物。
  4. 癌の処置において使用するための、請求項1または2に記載の医薬組成物。
  5. がNである、XがQである、XがHである、XがTである、XがPである、かつ/またはXがRである、請求項1から4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  6. 少なくとも1つのコア配列がNQHTPR(配列番号1)を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  7. 治療用ペプチドが、NQHTPR(配列番号1)の配列、または中心骨格、リンカー配列、および少なくとも2つのアームを有する構築物であって、少なくとも1つのアームが、NQHTPR(配列番号1)を含み、各アームが、リンカー配列を介して中心骨格に連結している、前記構築物を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  8. 第2の治療用ペプチドが、VQATQSNQHTPR(配列番号2)の配列、または中心骨格、リンカー配列、および少なくとも2つのアームを有する構築物であって、少なくとも1つのアームがVQATQSNQHTPR(配列番号2)を含み、各アームが、リンカー配列を介して中心骨格に連結している、前記構築物を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  9. 抗癌剤が環状ジヌクレオチド(CDN)を含み、治療用ペプチドが、中心骨格、リンカー配列、および4つのアームを有する構築物であって、各アームが、NQHTPR(配列番号1)のコア配列からなり、リンカー配列を介して中心骨格に連結している、前記構築物を含み、治療用ペプチドとCDNがリンカーを介してコンジュゲートしている、請求項7または8に記載の医薬組成物。
  10. 構築物がトリリジン中心骨格および4つのアームを含み、少なくとも1つのリンカー配列が、GGGS(配列番号3)、GGGSGGGS(配列番号4)、SSSS(配列番号5)、およびSSSSSSSS(配列番号6)からなる群から選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  11. 抗癌剤が、
    学療法薬、癌免疫療法薬、光線力学療法薬、およびそれらの組合せからなる群、または
    環状ジヌクレオチド(CDN)、5,6−ジメチルキサンテノン−酢酸(DMXAA)、ドキソルビシン、クロリンp6、またはそれらの組合せからなる群
    から選択される、請求項1から10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  12. 化学療法薬が、アルキル化剤、代謝拮抗剤、抗腫瘍抗生物質、抗ウイルス薬、有糸分裂阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤、およびそれらの組合せからなる群から選択され
    癌免疫療法薬が、細胞免疫療法薬、抗体療法薬、サイトカイン療法薬、ポリサッカライドK、およびSTINGリガンドからなる群から選択され、
    光線力学療法薬が、光増感薬である、請求項11に記載の医薬組成物。
  13. アルキル化剤が、ブスルファン、カルボプラチン、シスプラチン、シクロホスファミド、マイトマイシンC(MTC)、およびテモゾロミドからなる群から選択され、
    謝拮抗剤が、5−フルオロウラシル(5−FU、FU)、6−メルカプトプリン(6−MP)、カペシタビン(Xeloda)、シトシンアラビノシド(AraC)、ゲムシタビン(dFdC)、ヒドロキシ尿素(HU)、およびメトトレキセート(MTX)からなる群から選択され、
    腫瘍抗生物質が、ブレオマイシン、ダクチノマイシン(cosmegen)、およびダウノルビシン(cerubidine、ルビドマイシン)からなる群から選択され、
    ウイルス薬が、アシクロビル(Acy)、ホスカルネット(FOS)、およびガンシクロビル(gan)からなる群から選択され、
    糸分裂阻害剤が、デメコルシン、ドセタキセル(taxotere)、エリブリン(halaven)、イクサベピロン(ixempra)、パクリタキセル(taxol)、およびビンブラスチンからなる群から選択され、
    ポイソメラーゼ阻害剤が、カンプトテシン(CPT)、エトポシド(VP−16)、イリノテカン(camptosar)、およびトポテカン(hycamtin)からなる群から選択され
    細胞免疫療法薬が、シプロイセル−T(provenge)、チサゲンレクロイセル(kymriah)、およびアキシカブタゲンシロロイセル(yescarta)からなる群から選択され、
    抗体療法薬が、抗CD20抗体、抗CD52抗体、抗CTLA−4抗体、抗PD−1抗体、抗PD−L1抗体、および抗PD−L2抗体からなる群から選択され、
    サイトカイン療法薬が、IFNα、IFNβ、IFNγ、IFNλ、およびIL−2からなる群から選択される、請求項12に記載の医薬組成物。
  14. 抗CD20抗体が、オファツムマブ(arzerra)、およびリツキシマブ(rituxan、mabthera)からなる群から選択され、
    CD52抗体が、アレムツズマブ(campath−1H)であり、
    PD−1抗体が、ニボルマブ(opdivo)、およびペムブロリズマブ(keytruda)からなる群から選択され、
    PD−L1抗体が、アテゾリズマブ(tecentriq)、アベルマブ(bavencio)、およびデュルバルマブ(imfinzi)からなる群から選択され、
    CTLA−4抗体が、イピリムマブ(yervoy)である、請求項13に記載の医薬組成物。
  15. ペプチドと抗癌剤が、化学的コンジュゲーションまたは酵素によるコンジュゲーションによってコンジュゲートしている、請求項1から14のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  16. 抗癌剤とペプチドが、10:1から12:1の間の平均モル比を有する、請求項1から15のいずれか一項に記載の医薬組成物。
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