JP2021509650A - 飲料分配器及び容器ストッパ - Google Patents

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Abstract

飲料分配装置は飲料分配器と関連ストッパとを含み得る。ストッパはワインボトルなどの飲料容器のコルク、キャップ又は他のクロージャに取って代わるように使用することができる。飲料分配器の針はストッパの通路に挿入することができ、それにより、加圧ガスを容器に導入して、針を経由して容器を出ることを飲料液体に強制することができる。ストッパは、例えば飲料を酸素に晒すことに抵抗するために、分配が完了した後、容器を適切に密封し得る。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2018年12月28日に提出され“Beverage Dispenser and Container Stopper(飲料分配器及び容器ストッパ)”と題された米国特許出願第16/235,015号に付与された優先権を主張するものであり、前記米国特許出願は、米国特許法第119条(e)の下、2018年4月19日に提出され“Beverage Dispenser and Container Stopper(飲料分配器及び容器ストッパ)”と題された米国仮特許出願第62/659,764号、及び2018年1月5日に提出され“Beverage Dispenser and Container Stopper(飲料分配器及び容器ストッパ)”と題された米国仮特許出願第62/613,791号の利益を同様に主張するものであり、これにより、これらは全て、参照により完全な形で組み込まれる。
本発明は、一般に、容器内からの流体の分配又は他の抜き取り、例えば、ワインボトルからのワインの分配に関する。
本発明の態様による1つ又は複数の実施形態により、使用者は、ストッパを取り外すことなく、ストッパによって密封された容器内からワインなどの飲料を引き出すか、又は別の方法で抜き取ることが可能になる。ストッパは、飲料分配器と共に動作するように特別に構成されており、飲料容器のコルク、スクリューキャップ、又は他のクロージャに取って代わる。例えば、コルク付きのワインボトルでは、コルクを取り外し、ボトルの開口部を閉鎖するストッパで置き換えることができる。ストッパが所定の位置にある状態で、ボトルからの液体の取り出しを1回以上実行できるが、ストッパは、各飲料の抜き取り中及び抜き取り後も所定の位置に留まり、ボトルの密封を維持し得る。したがって、飲料は、ボトルから複数回分配可能であり、各抜き取りの間、飲料の品質にほとんど又は全く影響を与えることなく長期間保存可能である。いくつかの実施形態では、飲料と反応する空気などのガスは、容器内から飲料を抜き取る間又は抜き取った後、ほとんど又は全く容器に導入されない。したがって、いくつかの実施形態では、使用者は、一旦ストッパが所定の位置に配置されると、ストッパを取り外すことなく、また空気及び他の潜在的に有害なガス及び液体がボトルに入るのを許可することなく、ワインボトルからワインを引き出すことができる。
本発明の一態様では、飲料分配器装置は、加圧ガス源と流体結合し、一次ガス導管に沿って加圧ガスの流れを導くように構成された加圧ガス受入れ部を含む。例えば、加圧ガス受入れ部は、加圧ガスシリンダのキャップ又はクロージャを穿孔するように構成された穿孔ランス(lance)、並びにガスシリンダを穿孔ランスと強制的に係合させるための構成を含み得る。ガス流バルブは、一次ガス導管に流体的に結合され、一次ガス導管から二次ガス導管へのガスの流れを制御するように構成されてもよい。例えば、ガス流バルブは、アクチュエータを介して手動で操作されて、二次ガス導管へのガス流を許可及び停止するために開閉することができる。或いは、コントローラが、分配器の向きに基づいてガス流バルブの動作を自動的に制御するように構成されてもよく、例えば、それにより、分配器本体が注ぎ向きに向けられているときにガス流が許可され、本体が非注ぎ向きにあるときにガス流は阻止される。分配器の針は、二次ガス導管に流体的に結合され、加圧ガスを針の遠位端に送達するように構成された針ガス導管と、飲料の流れを針の遠位端から分配出口へ導くように構成された針飲料導管とを含み得る。(本明細書で使用される場合、「針」は、ガス及び/又は液体にかかわらず、流体の流れを提供する1つ又は複数の導管を指す。直径及び/又は長さにかかわらず、「針」のサイズに関する制限は推測されず、「針」は、針の長さを横切る方向に任意の適切な直径又は他のサイズを有し得る。また、「針」は鋭利な先端又は遠位端を有する必要はなく、むしろ尖ってなくてよい。)いくつかの実施形態では、針ガス導管は、例えば針飲料導管が針の外面を規定するように、針飲料導管の内側に位置付けられてもよい。針ガス導管は、針の最遠位先端又は他の場所のガス出口に加圧ガスを送達し得、針飲料導管は、ガス出口の近位に位置付けられた1つ又は複数の飲料入口開口部を有し得る。分配器装置の本体は、一次ガス導管、ガス流バルブ、及び二次ガス導管を収容し得、針は、針を少なくとも部分的に飲料容器内に挿入できるように、本体の一部から延在し得る。これにより、分配器は、針を介して容器に加圧ガスを導入して、強制的に飲料を針に流し込み、例えば使用者のカップに分配するために容器から出るようにすることが可能になり得る。場合によっては、本体は、使用者が握ることができるハンドルを含み、分配出口は、飲料導管に流体結合され、飲料を分配するために本体から延びる管を含み得る。
一実施形態では、一次ガス導管は、一次ガス導管内を流れるガスの圧力を低下させ、ガスの所望の流速を提供するための流れ制限器を含み得る。1つの好ましい実施形態では、流れ制限器は、穿孔ランスと一体化され、例えば、流れ制限器は、穿孔ランスのオリフィス又は他の適切なサイズの流路として形成される。流れ制限器は、加圧ガス源が比較的高い圧力、例えば2000psi以上でガスを提供する場合に有用であり得、圧力調整器の排除を可能にし得る。使用する場合、圧力調整器を流れ制限器の下流に設けることができる。流れ制限器が穿孔ランスと一体化される場合、流れ制限器は、流れ制限器によって提供される圧力低下のために、一次ガス導管のいくつかの部分及び他のガス搬送部分の頑強性を他の部分よりも弱めることがさらに可能であり得る。いくつかの実施形態では、流れ制限器は、入口側に1000から3500psiの圧力のガスが供給されるときに0.7L/分から5L/分の流速を提供するサイズ又は他の特性を有し得る。二次ガス導管内を流れるガスの流速及び圧力をさらに低減するために、ガス流バルブの下流の二次ガス導管に第2の流れ制限器を設けることができる。この第2の流れ制限器は、入口側で30から200psiの圧力のガスが供給されたときに0.7L/分から5L/分の流速を提供するサイズ又は他の特性を有し得る。いくつかの実施形態では、第1及び/又は第2の流れ制限器は、所望の流れ特性を提供するために適切な直径及び/又は長さのオリフィスを含み得る。例えば、第1及び/又は第2の流れ制限器のオリフィスは、100psiから3000psiの入力圧力に対して所望の流速及び出力圧力特性を提供するために、0.02mmから0.4mmのサイズを有し得る。この例では、オリフィスの出力圧力は15psiから50psiまでの範囲であり得る。いくつかの実施形態では、ガス制御バルブの上流の第1の流れ制限器を省くことができ、ガス制御バルブの下流にただ1つの流れ制限器(第2の流れ制限器)を設けることができる。
本発明の別の態様では、ストッパは、飲料容器の開口部と係合するように構成することができ、容器から飲料を分配するために飲料分配器と共に使用することができる。ストッパは、ストッパ本体を通って遠位端から近位端まで延びる通路を有し得、ストッパは、通路の遠位端と近位端との間に配置された半径方向シールを含む。半径方向シールは、通路の遠位端を越えて(したがって、容器内に)針の遠位端を位置付けるように針が通路を通って挿入された状態で分配器針と密封係合するように配置され得る。隔壁シール又は他のバルブが、例えば、半径方向シールに対して近位に通路内に位置付けられてもよく、通路を通る流体の流れに抵抗するが、針が通路を通って挿入されることを許容するように構成されてもよい。隔壁シールは、X形状を有するスリット開口部を備えた弾性膜を有するXシールを含み得る。隔壁シール又は他のバルブは、針が通路から引き抜かれたときに、少なくとも一時的に、流れに対して通路を閉鎖する働きをし得る。使用できる他のバルブタイプには、ほんの数個の選択肢を挙げると、ダックビル、シングルスリット膜、ドーム及びボール形バルブが含まれる。通路をより恒久的に閉鎖するために、ストッパは、例えば、キャップの一部を通路に挿入することによって、通路の近位端で流体の流れに対して通路を閉鎖するように配置されたキャップを含み得る。
いくつかの実施形態では、ストッパは、容器開口部で容器ネック部と密封係合するように構成されてもよい。場合によっては、ストッパは、容器の開口部内に挿入されるように構成された挿入部を含み、挿入部は、異なるサイズの容器開口部と係合し、ストッパと容器開口部の間の空間の流体の流れに抵抗するために挿入部から半径方向外側に延びる1つ又は複数のリブを含む。いくつかの実施形態では、1つ又は複数の遠位リブは、開口部と係合するように配置され得、1つ又は複数の遠位リブの近位に配置される1つ又は複数の近位リブもまた、開口部と係合するように配置され得る。1つ又は複数の遠位リブは、1つ又は複数の近位リブとは異なる構成又は機能を有し得、例えば、遠位リブは1つ又は複数の近位リブよりも高い酸素不透過性を有し得、及び/又は近位リブは遠位リブよりも優れた容器開口部との摩擦係合を提供し得る。場合によっては、ストッパの成形プラスチック本体の遠位端上に位置付けられたスリーブ上に1つ又は複数のリブが形成される。
いくつかの実施形態では、ストッパは、ストッパを容器に固定するために、容器ネック部の外面と係合し得る。例えば、ストッパは、例えば、ストッパが容器のスクリューキャップに取って代わる場合、容器ネック部の雄ねじと係合する雌ねじ部分を含み得る。他の構成では、ストッパは、(例えば、容器ネック部に弾性スリーブを押し付けることによる)摩擦嵌合、クランプ、又は他の適切な係合部分を用いて、ネック部のリップを含む容器ネック部の外部と係合し得る。他の実施形態では、ストッパは、例えば、圧縮タイプの継手で使用されるものと同様の拡張シール構成を使用して、容器ネック部の内面と係合し得る。リング形シールは、リングシールの内部空間に押し込まれてシールを半径方向外向きに押し、ネック部の内面と接触させる1つ又は複数の円錐要素によって半径方向外向きに拡張することができる。他の構成では、リングシールを軸方向に圧迫して、リングシールを半径方向外向きに膨らませることにより、ネック部の内面と密封接触させることができる。
いくつかの実施形態では、ストッパ及び飲料分配器は、分配器とストッパの間の回転又は他の相対的な移動に抵抗するように構成されてもよい。例えば、ストッパ本体は、通路の近位端の周りで本体の一部の周りに延びる複数の隆起を含み得る。複数の隆起は、ストッパに対する飲料分配器の回転に抵抗するべく飲料分配器と係合するように構成され得る。例えば、分配器は、例えば針の長さ又は長手方向軸に平行な軸の周りでの、ストッパに対する分配器の回転に抵抗するべく複数の隆起と係合するように配置された、ばね荷重プランジャなどの戻り止めを含み得る。場合によっては、ストッパ本体は、本体から上方に延びる突出部を含み、複数の隆起が突出部上に形成される。いくつかの実施形態では、ストッパ及び飲料分配器は一緒に固定されてもよい。したがって、最初にストッパを容器開口部に係合させ、次に飲料分配器の針をストッパの通路に挿入するのではなく、ストッパの一部及び少なくとも針の遠位端が同時に容器に挿入されるようにストッパ及び飲料分配器を一緒に容器開口部に係合させてもよい。ストッパと飲料分配器の係合は、その2つを分離すると一方又は両方の構成要素に必ず損傷が及ぶように恒久的であり得る、又はストッパと飲料分配器の係合は一時的であり得る。
一実施形態では、飲料分配器は、加圧ガス源と流体結合し、一次ガス導管に沿って加圧ガスの流れを導くように構成された加圧ガス受入れ部と、一次ガス導管に流体結合され、一次ガス導管から二次ガス導管へのガスの流れを制御するように構成されたガス流バルブと、二次ガス導管に流体結合され、加圧ガスを針の遠位端に送達するように構成された針ガス導管を含む針とを含む。針はさらに、飲料の流れを針の遠位端から分配出口に導くように構成された針飲料導管を含む。分配器本体は、一次ガス導管、ガス流バルブ、及び二次ガス導管を収容し、針は本体の一部から延びている。ストッパは、分配器と共に動作するように構成されてもよく、飲料容器の開口部と係合するように構成されてもよい。ストッパの通路は、遠位端から近位端まで延在し得、通路の遠位端と近位端との間に半径方向シールが位置付けられる。半径方向シールは、針の遠位端を通路の遠位端を越えて位置付けるように針が通路に挿入されている状態で針と密封係合し得、例えば、それにより、ストッパと分配器は容器の開口部を密封式に閉鎖する。ストッパは、ストッパが係合されている容器上で分配器本体を支持するように構成されてもよく、例えば、それにより、分配器の全重量がストッパによって容器上で支持される。ストッパのシール構成、分配器の自動制御特徴、分配器の流れ制限特徴、その他など、分配器及び/又はストッパに関して上記で詳述した他の特徴をこの実施形態に組み込むことができる。
デバイスの様々な例示的な実施形態が、以下にさらに示され、記載される。
本発明の態様を、様々な実施形態及び以下のものを含む図面を参照して記載する。
本発明の態様を組み込んだ飲料抜き取り装置の説明に役立つ実施形態を示す。 図1の装置の断面図を示し、分配器針がストッパに挿入されている。 図1のストッパの斜視図を示し、キャップがストッパ通路を閉鎖している。 修正されたリブ構成を有する代替実施形態におけるストッパの断面図を示す。 容器ネック部と係合するための外部係合部分を有する代替実施形態におけるストッパの断面図を示す。
本発明の態様が、説明に役立つ実施形態を参照して以下に記載されているが、本発明の態様は、記載された特定の実施形態を考慮して狭く解釈されるべきではないことを理解されたい。したがって、本発明の態様は、本明細書に記載される実施形態に限定されない。また、本発明の様々な態様は、単独で、及び/又は任意の適切な組み合わせで使用することができ、したがって、様々な実施形態は、特徴の特定の組み合わせを必要とすると解釈されるべきではない。代わりに、記載された実施形態の1つ又は複数の特徴は、他の実施形態の他の適切な特徴と組み合わせることができる。
図1は、本発明の1つ又は複数の態様を組み込んだ飲料抜き取り装置1の説明に役立つ実施形態を示している。この説明に役立つ装置1は、本体3を有する分配器2を含み、そのハンドル31は、使用者が1本又は複数本の指で分配器本体3を把持又は保持することを可能にするように配置されている。針4が本体3から延在し、ガス導管及び飲料導管を含む。圧縮ガスシリンダなどの加圧ガス源100が本体3に結合され、針4のガス導管に送達される加圧ガスを提供する。ガスが加圧ガス源100から針ガス導管に流れることを引き起こすために、使用者はボタン又はレバーなどのアクチュエータ5を操作することができる。或いは、より詳細に後述するように、装置1は、例えば、本体3の向きに基づいて、ガス源100から針4の針ガス導管へのガス流を自動的に制御するように構成されたコントローラを含み得る。この実施形態の装置1は、ワインボトルなどの飲料容器700のコルク又は他のクロージャ(図示せず)と置き換わるために使用できるストッパ6を含む。すなわち、コルク、スクリューキャップ、又は他のクロージャは、容器700の開口部から引っ張られるか、別の方法で取り外され得、ストッパ6が容器700の開口部を閉じるためにその場所で使用され得る。この実施形態では、ストッパ6の挿入部分63上の1つ又は複数のリブ62が、容器開口部の内面と係合して、ストッパ6と容器開口部との間の空間内のガス及び/又は液体の通過に抵抗し得る。ストッパ6が所定の位置にある状態で、分配器の針4をストッパ6の通路61に挿入して、針4の遠位端を容器700に挿入してもよい。或いは、ストッパ6が最初に針4と係合され、次いで分配器2及びストッパ6が容器の開口部と係合されてもよい。場合によっては、ストッパ6と分配器2を恒久的に取り付けて、2つの構成要素を分離できないようにすることもできる。ストッパ6は、例えば、容器700を操作することができ、分配器2が容器700と共に移動するように、容器700上で分配器2を支持するように配置することができる。或いは、又はさらに、使用者が分配器2を単独で把持し、分配器2を移動することにより容器700を操作することができるようにストッパ6は分配器2を支持し得る。
針4の遠位端が容器700の内部に位置付けられた状態で、容器700の内部を加圧するために、加圧ガスを針ガス導管のガス出口41を介して容器700内に送達することができる。飲料が容器700内の圧力によって針4の飲料導管の飲料入口42に流れ込むように強制され、分配出口32を介して分配されることができるように、容器700は傾けられ得る、又は別の方法で方向付けられ得る。スクリーン又は他の要素を分配出口32に提供して、飲料の流れを滑らかに、例えば、はねを低減するようにしてもよい。図1に示すように、1つ又は複数の開口部を含み得るガス出口41は、針4の最遠位端又は針4の遠位端又はその近くの他の場所に位置付けることができ、飲料入口42(同じく1つ又は複数の開口部を含み得る)は、ガス出口41の近位に位置付けることができる。ガス出口41の近位に飲料入口42を位置付けることは、クロストーク、すなわち、出口41を出て飲料入口42へ入るガスの移動を防止するのに役立ち得る。分配が完了すると、針4をストッパ6から引き抜くことができ、キャップ64が、例えば通路61を通るガス及び/又は液体の流れに抵抗するべく通路61の近位端を閉じるために使用されてもよい。不活性ガス又は最小限に反応性のガスが飲料を分配するための針4を介して容器700に導入され得るので、容器700内の飲料は、分配中及び分配後の両方で、空気又は他の周囲ガスとのほとんど又は全ての接触を回避し得る。
図2は、図1の飲料分配器2及びストッパ6の断面図を示し、針4はストッパ6に挿入されている。この実施形態では、分配器2は、圧縮ガスシリンダ(図2には示さず)のキャップ又は他のクロージャを穿孔するように配置された穿孔ランス21を有する加圧ガス受入れ部を含む。この実施形態では、ガスシリンダは、本体3とねじ式に係合するカップ又はホルダ33によって穿孔ランス21と強制的に係合され、その結果、カップ33が本体3にねじ留めされるとき、ガスシリンダは、穿孔ランス21の方に移動され、それに対して保持される。しかしながら、シリンダとランスとの間のねじ接続など、及び他に米国特許第4,867,209号;同第5,020,395号;同第5,163,909号及び同第9,810,375号に記載されているものなど、ガスシリンダを穿孔ランス21と係合させるための他の構成が可能であることが理解されるべきであり、前出の特許は、ガスシリンダを穿孔ランス又は他のシリンダ受入れ部と係合させるための機構に関するそれらの教示に関して、これにより参照により組み込まれる。
ガスシリンダによって放出されたガスは、穿孔ランス21内の流路によって少なくとも部分的に規定された一次ガス導管によって受け入れられる。本発明の一態様によれば、流れ制限器23が、穿孔ランス21と一体化することができる。流れ制限器23は、ガスシリンダから受け取ったガスの圧力及び/又は流速を低減するのを助けることができ、これはガスシリンダ内で2000psi以上であり得る。これまで、流速を所望のレベル未満に低下させる懸念があるため、流れ制限器はガスシリンダの穿孔ランスと一体化されてこなかった。しかしながら、本発明者らは、飲料を分配するための所望の流速及び圧力を提供する一方で、高いガス圧力に耐えるように分配器のガス対応部分を設計する必要性及び/又は圧力調整器の必要性を潜在的に排除するように、流れ制限器が穿孔ランスと一体化され得ることを見出した。流れ制限器23は穿孔ランス21と一体化できるため、加圧ガス流に対応する分配器2の部分は、高圧ガスに耐える必要性が減ることにより堅牢性を低下させることができ、及び/又は調整器を排除することができ、コストと重さを抑える。流れ制限器23は、所望の流速及び出力圧力特性を提供するために0.02mmから0.4mmのサイズを有することができ、穿孔ランス21を形成する金属などの材料で機械加工、成形又はその他の方法で形成することができる。例えば、0.02mmから0.4mmのサイズのオリフィスを有する流れ制限器23は、100psiから3000psiの圧力でガスを提供され得、15から50psiの出力圧力及び0.7L/分から5L/分の流速でガスの流れを提供し得る。
必ずしも必要ではないが、この実施形態では、分配器2は調整器8を含む。調整器8は様々な方法で形成することができ、ガス圧をプリセット又は可変出力圧力に調整できる様々な市販の又は他の単段若しくは多段圧力調整器のいずれかが採用されてよい。調整器8の主な機能は、例えば、容器700内に確立された圧力が所望のレベルを超えることなく適切な飲料分配を可能にするように、容器700(ワインボトルなど)への送達に適した圧力及び流速でガスを提供することである。この実施形態では、調整器8は、穿孔ランス21が圧入され得る開口部を有するチャンバ本体を含む。ランス21は、環状溝と、ランス21及びチャンバ本体の間に気密シールを形成するシールリング21aとを含むことができ、例えば、それにより、ガスシリンダ100から受け取ったガスがシールリング28を越えて漏れないようにする。チャンバ本体内のバルブチャンバ81は、一次ガス導管の一部を形成し、穿孔ランス21及び流れ制限器23を介してガスシリンダから比較的高圧のガスを受け取る。バルブチャンバ81からのガスの流れは、バルブチャンバ81からの流れが許可されないようにバルブアセンブリを閉鎖するべく通常はシールリング83、例えば弾性Oリングと接触するように付勢されるばね付勢ボール82を含むバルブアセンブリによって制御される。ボール82の動きは、プランジャ84によって制御される。プランジャ84はバルブチャンバ81に対して移動するように配置されたピストン85に取り付けられている。ピストンばね86は、ピストン85に下方に移動するように働きかけ、したがってプランジャ84とボール82を下方に移動する一方、ピストン85の内側の底面の(バルブチャンバ81から放出されるガスによって提供される)ガス圧は、ピストン85に上方に移動するように働きかける(したがって、プランジャ84を上方に移動し、ばねがボール82を上方に移動することを可能にする)。かくして、ピストンばね86によりピストン85が下方に移動されると、バルブチャンバ81からの流れが許容され、ピストン85が上方に移動されると、バルブチャンバ81からの流れが停止する。当業者によって理解されるように、ピストンばね86及びピストン85の内部の圧力によって影響されるピストン85の動き並びにプランジャ84及びボール82の対応する動きは、圧力調整されたガスの流れをバルブチャンバ81から調整器出口導管87へ提供する。この実施形態では、調整器8を通り、調整器出口導管87に至り、調整器出口導管87を含む流路は、部分的に一次ガス導管を規定する。
一次ガス導管と流体連通しているのは、一次ガス導管から二次ガス導管(この場合は管25を含む)へのガス流を制御するガス流バルブ24である。この実施形態では、ガス流バルブ24は、調整器バルブアセンブリと同様に構成されているが、任意の適切なバルブ構成を使用することができる。この例では、調整器8によって放出されたガスは、出口導管87によってガス流バルブ24のバルブチャンバに送達される。ガス流バルブ24のバルブチャンバは、アクチュエータ5によって移動されるキャップ241に取り付けられたプランジャによって移動可能なばね付勢ボールを含む。キャップ241が下方に移動されると、ボールはプランジャによって移動されてガス流バルブ24を開き、そしてアクチュエータ5とキャップ241が解放されると、ばねはボール及びキャップ241を上方に付勢してガス流バルブ24を閉じる。当然のことながら、加圧ガス流を制御するための他のバルブ構成も可能である。要するに、調整器8及びガス流バルブ24の動作に関する詳細は、必ずしも本発明の態様を限定するものではなく、適切に修正されてもよい。
ガス流バルブ24によって放出された加圧ガスは、この実施形態では、キャップ241の内部空間に流体的に結合される管25を含む二次ガス導管に送達される。本発明の別の態様によれば、二次ガス導管は、二次ガス導管によって針ガス導管43に送達されるガスの流速及び/又は圧力を低減するのに役立ち得る二次流れ制限器26を含む。流れ制限器26は、所望の流速及び100psiから3000psiの入力圧力に対する出力圧力特性を提供するために、0.02mmから0.4mmのサイズを有し得、金属などの任意の適切な材料から機械加工、成形、又は他の方法で形成することができる。本発明による一実施形態では、流れ制限器26は、ガスの圧力及び/又は流速を制御するために流れ制限器23も調整器8もない状態で単独で使用できることに留意されたい。
上述のように、この実施形態の針4は、二次ガス導管に流体的に結合され、針4の遠位端のガス出口41まで延びる針ガス導管43を含む。針ガス導管43は、この場合、針4の外面を規定する針飲料導管44の内部に延びる。針ガス導管43と飲料導管44を並べて配置すること、又は飲料導管44をガス導管43の内部に配置することを含む他の構成が可能である。この実施形態では、針飲料導管44は、飲料導管44の長さを横断する平面内で約2〜3mmから10〜15mmの直径又は他のサイズ及び3〜10cmの長さを有するが、他のサイズが使用可能である。ガス導管43は、例えば1mm〜4mmのより小さな直径又はサイズを有し得る。針飲料導管44は、分配出口32に流体結合された中空管であり、それにより、飲料入口42で受け取られた飲料液体を、分配出口32に導くことができる。(針飲料導管44の遠位端は閉じているので、加圧された飲料は、分配出口32に強制的に流される。)図2に示すように、針4は、ストッパ6の通路61に挿入されるように配置され、それにより、針4の遠位端は、通路61の遠位端を越えて位置付けられる。これによりガス出口41及び飲料入口42は容器700の内部と流体連通した状態に置かれる。飲料を分配するとき、分配器2は、ガス入口41を介して容器700の内部に加圧ガスを導入し、その結果、飲料液体は、飲料入口42に押し込まれ、分配出口32に流れることができる。この操作を補助するために、ストッパ6は、容器の開口部に挿入される挿入部分63においてリブ62又は他のシール特徴部と容器の開口部を密封係合するように構成される。挿入部分63は1つ又は複数のリブ62を含み得、リブ62は、挿入部分63から半径方向外向きに延びることができ、容器開口部に接触して、ストッパ6と容器700との間の空間を通るガス及び/又は液体の流れに抵抗する適切なシールを形成するように弾性であり得る。当然のことながら、ストッパ6を容器700と係合させるための他の構成も可能であり、それは、例えば、スクリューキャップクロージャを有する一部のワインボトルで見られるように、ストッパ6に容器ネック部の外面上の雄ねじと係合する雌ねじを設けるなどである。別の実施形態では、ストッパ6は、直径が増大して容器開口部の内面を押し、適切なシールを形成する拡張可能なシール要素を含み得る。
針4とのシールを確立し、針4が存在しないときに通路61を少なくともある程度流れるように閉鎖するために、ストッパ6は、通路61内で半径方向シール66の近位に位置付けられている隔壁シール又は他のバルブ65を含む。半径方向シール66は弾性であり得、例えばシリコーン材料から作製可能であり、適切なシールを形成するように針4の外面と係合するようなサイズ及び構成とすることができ、それにより、容器700内の圧力を容器700から飲料を分配するために必要に応じて維持することができる。半径方向シール66は、針4の外面、すなわちこの場合飲料導管44の外面を半径方向内向きに適切に圧搾又は別の方法で押すようなサイズ及び形状のトロイダル形状又は他の適切な形状の部分を有し得る。この実施形態では、針4は、針4の長さを横切る断面において円形の形状を有するが、楕円形、8の字形(ガス及び飲料導管が導管の外面に沿って相互に接合されている場合など)、及びその他を含む他の形状が可能である。半径方向シール66は、流体を通さない耐圧性のシールを針4と形成することができるが、針4が通路61から取り除かれているとき、流れに対して通路61を閉鎖することはできない。針が取り除かれているときに、通路61を少なくとも一時的に流れに対して閉鎖するために、隔壁シール65は、半径方向シール66の近位に提供される。この実施形態では、隔壁シール65は、弾性材料のシートから形成されたXシールであり、X形の切込みがシート内にあり、4つの柔軟なシールフラップを形成する。針4が通路61に挿入されて隔壁シール65を通過すると、フラップは脇に移動するが、針4が取り除かれると、フラップは一緒に移動して通路61を閉鎖する。必要に応じて、ダックビル、ボール、ドーム、シングルスリットメンブレン、及び他のバルブなど、他の隔壁タイプ又はその他のバルブをXシールの代わりに使用することができる。流れに対して通路61をよりよく閉鎖するために、例えば、図3に示されるように、キャップ64が通路61においてストッパ6と係合されてもよい。例えば、キャップ64は、ガス及び/又は飲料の流れに対して閉鎖された通路61を密閉するように、通路61に挿入することができる挿入部分を有し得る。キャップ64とストッパ6本体との間のねじ係合及びその他を含む、キャップ64の任意の適切な構成を使用することができる。
図3においても見られるように、ストッパ6は、針4が通路61に挿入された状態でストッパ6に対する分配器2の回転を防止するように分配器2によって係合できる複数の隆起67又は他の係合特徴部を含み得る。この実施形態では、分配器2は、通路61の近位端でストッパ6本体の一部の周りに延びる隆起67の1つ又は複数と係合するように配置された戻り止め34(図1及び2を参照)を含む。戻り止め34は、針4に向かって移動するように付勢されるばね荷重プランジャを含み得、その結果、針4が通路61に挿入されると、プランジャは、1つ又は複数の隆起67と係合するように押される。この係合は、ストッパ6に対する分配器2の回転に抵抗し得るが、適切に高い回転力が存在する場合、回転を可能にし得る。ストッパ6に対する分配器2の回転に抵抗するのに役立つ他の構成が使用可能であり、それは、ストッパ6及び/又は容器700と係合する分配器2上のストラップ又はクランプ、隆起67を有するストッパ6上の突出部を受け入れてこれと係合する針4の近位端に配置されたソケット(例えば、ボルトヘッド又はナットと係合するソケットレンチと同様の方法で)、及びその他などである。
図4は、本発明の態様を組み込んだストッパ6の別の説明に役立つ実施形態を示す。図1及び2に示す実施形態と同様に、図4のストッパ6は、挿入部分63から半径方向に延びる1つ又は複数のリブ62を含むが、ストッパ6は、異なる性能特徴を有するリブ62を使用する。例えば、ストッパ6は、容器開口部と係合するように配置された1つ又は複数の遠位リブ62aと、1つ又は複数の遠位リブ62aの近位に位置付けられ、且つ容器開口部と係合するように配置された1つ又は複数の近位リブ62bとを含む。しかしながら、遠位リブ62aは、近位リブ62bとは異なる特徴を有し得る。例えば、1つ又は複数の遠位リブ62aは、1つ又は複数の近位リブ62bよりも高い酸素不透過性を有し得る。この例では、ストッパ6は、通路61を規定する成形プラスチック部分を備えた本体68を有し、例えば、成形プラスチック部分は、酸素透過に適切に抵抗性のあるポリプロピレン又は他の材料から作製され得る。しかしながら、ポリプロピレンなどの成形プラスチック材料は、容器開口部、特にサイズが変化する可能性のある容器開口部と係合するのに適切に弾性でない場合がある。ストッパ6と容器700との間に適切な摩擦嵌合係合を提供するために、近位リブ62bは、非常に弾性があり、容器開口部との良好な摩擦係合を提供できる成形シリコーンゴムで作製され得る。しかしながら、シリコーンゴムは、酸素又は他の周囲ガスの通過に対して所望の抵抗を提供しない可能性があり、したがって、遠位リブ62aは、酸素バリアを提供しながら、容器開口部とのシールを形成するために適切に弾性である材料を提供され得る。この実施形態では、1つ又は複数の遠位リブ62aは、ストッパ本体68の成形プラスチック部分の遠位端の上に位置付けられるスリーブ上に形成される。スリーブ及び遠位リブ62aは、エチルビニルアセテート(EVA)又は適切な弾性を備えた適切な酸素バリアを提供する他の材料から作製され得る。したがって、遠位リブ62aは、良好な酸素又は他のガスバリアを提供し得る一方、近位リブ62bは、容器開口部との良好な摩擦係合を提供して、ストッパ6を定位置に保持する。これにより、ストッパ本体68を、ポリプロピレンなどのより剛性の高い、適切に酸素又は他のガスに耐性のある材料で作ることが可能になる。近位リブ62bはまた、図示のように本体68上に係合されるスリーブの一部として形成されてもよい。さらに、キャップ64は、必要に応じて繋ぎ留め部材によってストッパ本体68に取り付けることができ、図示のように近位リブ62bと同時に成形することができる。
いくつかの実施形態では、その部分を形成するために使用される材料のため、及び/又は比較的薄い移動経路がその部分を通るガスのために提供されるため、所望の酸素又は他のガスバリア特性を持たないストッパ6の部分は、そのストッパ部分に所望のバリア特性を提供するためにバリア材料でコーティングすることができる。例えば、図4の遠位リブ62aを含むシリコーンゴム部分は、リブ62a及びコーティングされた構成要素の他の部分が所望のバリア機能を提供するように、バリア材料でコーティングされてもよい。同様のコーティングが、他のエラストマー及び/又は剛性部品、例えば、エラストマー又は剛性材料で形成された成形プラスチック部品に提供されてもよい。一例として、必要に応じて、図4のストッパの全ての部分をバリア材料でコーティングすることができる。
図4においても見られるように、複数の隆起67が、ストッパ本体68の上側又は近位側と係合するカバー69の突出部上に形成され得る。カバー69はまた、半径方向シール66及び隔壁シール65をストッパ本体68上の定位置に保持するように機能し得る。例えば、シール65、65は、本体68のキャビティ内に位置付けられ、次に、例えば、溶接、スナップ嵌め、その他によって、カバー69を本体68に固定することによって所定の位置にロックされてもよい。カバー69は、ポリプロピレンなど、適切な酸素バリアを提供するプラスチック材料で作られてもよい。同様に、キャップ64は、適切な酸素バリア及び通路61を通る流体の流れに抵抗するシールを提供する材料で作られてもよい。この実施形態では、キャップ64は、通路61の近位端に挿入されるキャップ64の端部を覆うEVAスリーブを含む。
図5は、本発明の様々な態様で使用することができるストッパ6の別の説明に役立つ実施形態を示している。この実施形態は図4の実施形態に似ており、例えば、隔壁シール又は他のバルブ65、半径方向シール66、キャップ64、その他を含むが、この図5の実施形態は、容器開口部のネック部分の内面とは対照的に、容器ネック部分の外部と係合するように構成されている。この実施形態では、本体68は、容器ネック部分の一部の上に延び、容器ネック部分と係合してストッパ6を容器700に固定するように構成されたスリーブ又は他の部分を有する。したがって、本体68は、摩擦嵌合(例えば、本体68に固定及び支持されたシリコーンゴム又は他の弾性スリーブが容器ネック部分上にぴったりとフィットし得る)、ねじ山(容器開口部を閉鎖するためにスクリューキャップを所定の位置に固定するべく容器ネック部分にねじ山が切られている場合など−スクリューキャップは取り外して、ストッパ6を所定の位置にねじ留め可能である)、及び/又はロック若しくはクランプ機構(容器ネック部分の周りに締め付け可能なストラップ、容器ネック部分の周りに締められるバックル又はベイルタイプの留め具、容器ネック部分にクランプするために1つ又は複数のアームを使用し得る1つ又は複数のアーム付きクランプ、コレット、及びその他など)などによる、任意の適切な方法で容器ネック部分と係合し得る外部係合部分92を含む。この実施形態の容器ネック部分は、容器開口部の近くにリップを有するようには示されていないが、いくつかの係合部分92の構成は、ストッパ6を所定の位置に固定するためにC字形クリップ、フック又は他の要素をリップの下側と係合させるなどして、容器ネック部分のリップと係合し得る。他の実施形態では、係合部分92は、米国特許第9,010,588号に記載される1つ又は複数のクランプ構成を使用し得る。この特許は、ストッパ6と交互に使用され得る分配器デバイスの様々なクランプ構成に関するその教示について参照により組み込まれる。この実施形態では、ストッパ6は、例えば容器700からのガス又は液体の流れに抵抗するために、容器開口部の周りで容器700の上面又は天面と係合して流体を通さないシールを形成する弾性ワッシャなどのシール91を含む。シール91は、所望のシールを形成するべく適切な力を提供するために、係合部分92によって容器ネック部分に対して下方に押されてもよい。この実施形態では、挿入部分63は、開口部で容器ネック部分の内面と係合しないが、挿入部分63は、例えば、図4の実施形態に示されるように、容器ネック部分と係合することができる。或いは、ストッパ6のどの部分も容器700内に延びる必要がないので、挿入部分63を完全になくしてもよい。
さらに別の実施形態では、ストッパは、開口部で容器ネック部分の内面と係合するように構成されてもよい。例えば、ストッパは、容器ネック部分の内面と接触してシールを形成するために半径方向外向きに拡張できる拡張シールを含むことができる。1つのそのような構成は、狭い方の端部が比較的互いに近くに、広い方の端部がより遠くに配置される一対の円錐形又は円錐台形要素を含むことができる。弾性シールリングが円錐台形要素間に配置され、円錐台形要素が互いに向かって移動すると、シールリングの内側部分が要素と接触し、その結果、シールリングが半径方向外向きに押されるように構成される。シールリングのこの半径方向外向きの動きは、シールリングの外面がネック部分の内面に接触するまで続き、したがって、シールリングがネック部分の内面と円錐台形要素との間で圧搾されるとシールが形成される。円錐台形要素は、ねじ付きロッド又は他の適切な構成によって互いに向かって移動することができ、円錐台形要素の1つは、必要に応じて、反対側の円錐台形要素の開口部に受け入れられる狭い端部を有し得る。
上記のように、分配器2は、ガスの流れを、したがって飲料の分配を自動的に制御するように構成されてもよい。図2は、ガス流バルブ24の動作を制御するように構成されたコントローラ34を含む代替構成を示す。コントローラ34は、(例えば、サーボモータ又は他の制御可能なモータドライブを使用して)ガス流バルブ24のキャップ241を機械的に動かしてバルブ24を動作させるように構成することができる、又はガス流バルブ24は、電気的に作動するソレノイドバルブ又は他の電気的に制御可能なバルブなど、他の方法で構成することができる。この実施形態では、コントローラ34は、分配器2の本体3の向きを検出するように構成及び配置された向きセンサ35を含む。例えば、いくつかの実施形態では、分配器2が容器700に適切に固定された後、コントローラ34は、容器700が注ぎ向きか非注ぎ向きかを検出し、注ぎ向きの間は飲料を分配するべくガスを送達するように、非注ぎ向きの間はガスを送達しないように、ガス流バルブ24を自動的に制御し得る。例えば、向きセンサ35は、容器700の底部が容器700の開口部より上に位置付けられているとき、及び/又は容器700の長手方向軸701(図1を参照)が水平軸周りで少なくとも90度回転されたとき、注ぎ状態を検出し得る、及び/又は飲料が容器700から分配されることを表す容器700の他の動きを検出し得る。そのような状態を検出するために、向きセンサ35は、重力に対する分配器2及び容器700の動き及び/又は位置を検出するように構成された、1つ又は複数のジャイロスコープ、加速度計、水銀又は他のスイッチ、その他を含み得る。別の実施形態では、向きセンサ35は、飲料が針4と接触し、例えばその結果飲料入口42が飲料を受け取ることができるときに、注ぎ状態を検出し得る。例えば、向きセンサ35は、針4の遠位端における液体飲料の存在を検出するために、導電率センサ、フロートスイッチ又は他の構成を含み得る。
向きセンサ35によって検出されたこれらの条件又は他の条件は、容器700から飲料を分配するために使用者が容器700を操作したこと、すなわち、容器が注ぎ向きにあることを決定するためにコントローラ34によって使用することができる。それに応答して、コントローラ34は、容器700から飲料を分配するために、ガス流バルブ24を制御することができる。例えば、コントローラ34は、容器700が上向き方向(すなわち、局所的重力方向とは逆の方向)に対して90度以上回転したことを検出すると、加圧ガスを容器700に送達するためにガス流バルブ24を開放し得る。この実施形態では、飲料入口42から分配出口32への流路は常に開いているので、飲料は分配出口32へ流れ得る。その後、コントローラ34はガス流バルブ24を閉鎖し得る。理解されるように、コントローラ34は、例えばガス流バルブ24を交互に開閉して容器700へ加圧ガスを送達することにより、飲料を断続的に分配することができる。飲料の分配は、容器700及び/又はバルブ構成と流体連通している導管の数に応じて、他の方法で制御することができる。例えば、分配器2が、針飲料導管及び/又は分配出口32内の流れを制御するための飲料制御バルブを含む場合、コントローラ34は、容器700からの飲料の流れを制御するために飲料制御バルブの動作を制御し得る。
コントローラ34は、向きセンサ35からの向き情報を連続的、周期的、又はその他の方法で監視し、それに応じて飲料分配を制御することができる。例えば、向きセンサ35が、容器700がもはや注ぎ向きにないことを検出した場合、コントローラ34は、ガス流バルブ24(及び/又は飲料制御バルブ)を閉鎖するなどして、飲料の分配を停止し得る。分配器2が注ぎ向きにあることが再び検出された場合、飲料の分配が再び始まり得る。
いくつかの実施形態では、コントローラ34は、例えば、分配器2が注ぎ向きにあることが検出され、1秒以上などの長い期間にわたって注ぎ向きに留まるたびに、注ぎ操作ごとに分配される飲料の量又は体積を制御し得る。例えば、コントローラ34は、注ぎ操作ごとに、1.5、4又は6オンス/125ml又は150mlなどの所定量の飲料を分配するように構成されてもよい。他の構成では、コントローラ34は、「味見」量すなわち比較的少ない量を注ぐ、又は1つ又は複数のより大きな体積を注ぐなど、2つ以上の体積オプションの1つを選択するために使用者入力を受け取ることができる。したがって、コントローラ34は、選択可能な分配量情報を受け取るために、押しボタン、音声制御、又は他の使用者インターフェースを含み得る。選択された注ぎ体積に基づいて、コントローラ34は、選択された量を分配するようにバルブの動作を制御し得る。コントローラ34による分配量の制御は、容器が注ぎ/非注ぎ向きであるかどうかを検出する機能と組み合わせる必要がないことに留意されたい。代わりに、使用者は所望の分配体積を選択し、次にボタン又は他のアクチュエータを押して分配を開始し得る。コントローラ34は、例えば適切なバルブを閉鎖することによって、選択された体積が分配されたときに分配を停止し得る。
コントローラ34は、分配される飲料の量を異なる方法で制御することができる。例えば、コントローラ34は、分配された飲料の量を検出するように構成された流れセンサを含み、流れセンサからの情報に基づいてバルブの動作を制御し得る。別の構成では、コントローラ34は、ガス流バルブ24(又は飲料制御バルブ)が分配のために開放している時間に基づいて、分配された飲料の量を決定し得る。容器700内の圧力及び/又は他の分配条件が既知である(例えば、針4を通るガス又は飲料の流速が、容器内の比較的広い範囲の圧力に対してさえ比較的一定であり得る)場合、ガス流バルブ24(又は飲料制御バルブ)の開放時間に対応する飲料体積の時間ベース制御は十分に正確であり得る。別の実施形態では、コントローラ34は、容器700内の圧力に基づいて容器からの流速を決定し得、したがって、容器700内の圧力を示す値を検出するための圧力センサ39を含み得る。圧力センサ39は、容器700内の圧力の表示を提供するために、導管内(例えば、針4の端部)、ガス源と容器との間の導管内、又は他の適切な場所に位置付けられ得る。圧力センサ39によって検出された圧力は、容器700からの飲料の流速を決定するために、したがって分配される飲料の量を決定するために、コントローラ700によって使用される(例えば、分配出口32からの飲料の流速は容器700内の圧力に関連付けることができ、流速に分配時間を掛けることによって分配量を決定することができる)。
圧力センサ39からの情報はまた、容器700内の圧力を所望の範囲内にあるように制御するためにコントローラ34によって使用されてもよい。例えば、コントローラ34は、飲料が適切に高い速度及び/又は既知の流速で分配されることを確実にするために、容器700内の圧力を所望の範囲内にあるように制御し得る。別の構成では、コントローラ34は、例えば、ガス源100から提供されたガスを保持し、より遅い流速で分配するために、容器700内の圧力を幾分より低くなるように制御し得る。場合によっては、使用者は、「高速注ぎ」又は「ガス節約」モードなどの異なる分配モードで動作するように分配器2を設定することが可能であり得、ここで、分配器2は、容器700内の比較的より高い圧力を使用して最大又はその他の比較的高い速度で飲料を分配するように動作する(高速注ぎモード)、又は容器700内の比較的より低い圧力を使用することによりできるだけ少ない分配ガスを使用する方法で飲料を分配するように動作する(ガス節約モード)。或いは、使用者は、コントローラ34と相互作用して、分配速度を上下に調整することができる。ここでもまた、使用者は、コントローラ34の使用者インターフェース又は他の手段によって分配速度情報を提供することができ、例えばコントローラ34が特定の体積の飲料を分配する場合、選択可能な分配速度特徴部を、分配体積制御の有無にかかわらず使用することができる。
別の実施形態では、分配器は、容器に残っている飲料の体積を決定するように構成され得、一実施形態では、容器内の飲料の体積は、加圧ガスが容器に送達される期間にわたる圧力の変化に基づいて決定され得る。例えば、分配器2は、ガスを容器に送達するために使用される加圧ガス源100を含み得る。分配器2は、容器700内の圧力が増加するレートを測定し、圧力レートの変化に基づいて、容器内の飲料の量を決定し得る。容器に提供されるガスの圧力は、例えば、ガスが圧力レート変化測定中に比較的一定の圧力で容器に提供されるように調整されてもよい。容器内の圧力は、例えば、圧力センサ39を使用して測定することができ、理解されるように、容器内の圧力のレート変化は、容器内の飲料体積がより少なく、ガス体積がより大きい容器ほどより低くなる傾向がある。コントローラ34は、検出された圧力レート変化で残っている飲料の量にそれぞれ対応する値のルックアップテーブルを格納し得る、又は飲料の残りの体積を決定するために圧力レート変化を使用するアルゴリズムを使用し得る。別の実施形態では、コントローラ34は、圧力センサ39を含む必要はなく、代わりに、容器内の圧力が調整圧力と等しくなるまで、調整圧力でガスを容器に提供し得る。容器が圧力を等しくするのにかかる時間は、例えば、ルックアップテーブル、アルゴリズム、その他によって、残りの飲料体積を決定するために、コントローラ34によって使用され得る。コントローラ34は、体積残量測定中、容器が加圧されている間、飲料の分配を防止し得る、又は容器内の飲料の体積を決定するために使用される加圧期間中に飲料を分配し得る。(体積残量測定中の飲料の分配は、コントローラ34が容器からの流れが発生するレートに関する情報を格納し得るので、及び/又は残りの体積が決定されるアルゴリズム、ルックアップテーブル、又は他の手段が分配を説明するように構成され得るので、残留体積を決定するのに問題である必要はない。)
別の実施形態では、分配器2は、飲料が分配されている間の容器内の圧力の変化に基づいて、容器内に残っている飲料の体積を決定するように構成されてもよい。例えば、一般的に言えば、より大きなガス体積を有する容器は、より小さなガス体積を有する容器よりも、分配される飲料の単位体積について、より遅い圧力低下を経験するであろう。この関係性を分配器2が使用して、分配中に容器内の残りの飲料体積を決定することができる。例えば、加圧ガス源100は、飲料分配の前又は最中のいずれかに、ガスを容器に送達するために使用され得、分配器2は、分配中に容器700内の圧力が低下するレートを測定し得る。圧力低下レートに基づいて、コントローラ34は、容器内の飲料の量を決定することができる。他の実施形態と同様に、容器に提供されるガスの圧力は、調整されてもよいし、調整されなくてもよい。容器内の圧力は、上述のように、例えば、圧力センサ39を使用して測定することができる。飲料の残りの体積を決定するために、コントローラ34は、検出された圧力レート変化で残っている飲料の量にそれぞれ対応する値のルックアップテーブルを格納し得る、又は飲料の残りの体積を決定するために圧力レート変化を使用するアルゴリズムを使用し得る。容器700に残っている飲料の決定された量は、分配のためのガス送達を制御するために使用され得、例えば、比較的少量の残留飲料を有する容器は、所与の量の飲料を分配するために、より満タンである容器よりも大きなガスの体積を必要とし得る。したがって、例えば、コントローラ34は、容器700内の飲料の残量に応じて、ガス流バルブ24の開放時間を調整し得る。
コントローラ34が残りの飲料の量を決定し、分配器2がその後(又は同時に)飲料を分配するために使用される場合、コントローラ34は、分配された飲料の量だけ残りの飲料の量を調整(低減)し得る。例えば、コントローラ34は、飲料制御バルブが開放している時間の量を測定し、その情報を使用して、分配された飲料の量を決定し得る。分配された飲料は、残量を更新するために以前に決定された残量を減らすために使用されてもよい。コントローラ34が残りの飲料の量を決定する時間中にコントローラ34が分配する場合、コントローラ34は、分配された飲料を考慮に入れることができ、例えば、残留飲料の量を決定するために使用されるアルゴリズムは、測定動作中に分配された飲料を考慮に入れることができる。コントローラ34は容器内に残っている飲料の量を決定するために分配された飲料の量を使用し得ることにも留意されたい。例えば、分配器2がアクセスされたことのない容器700と関連付けられている場合、分配器2は、容器700が最初に飲料の開始体積(例えば、750mlのワイン)を有すると想定し、容器内の残りの体積を決定するために、開始体積から分配された飲料の量を差し引くことができる。
コントローラ34は、決定された残留飲料情報を様々な方法で使用し得る。例えば、容器は、RFIDタグ、バーコード、英数字テキスト、その他などの識別標識を有することができ、コントローラ34は、残留飲料情報を各特定の容器に関連付けることができる。このようにして、コントローラ34は、複数の容器のそれぞれについて残っている飲料の量を記憶することができ、分配器2がその後、以前に使用された容器と共に使用されるとき、コントローラ34は、残量を可聴的に知らせる等によって、ビジュアルディスプレイ上などに、飲料の残量を表示することができる。別の実施形態では、コントローラ34は、無線又は有線接続で、飲料の残量をパーソナルコンピュータ、サーバ、スマートフォン又は他のデバイスなどの別のデバイスに通信することができる。理解されるように、スマートフォン又は他の同様のデバイスは、1つ又は複数の分配器2との通信を可能にするアプリケーションを動作し得、情報の表示及び/又は分配器2への使用者入力等を管理する。アプリケーションはまた、Bluetooth又は他の無線通信などによって分配器2とスマートフォンとの間の通信を管理し得、デバイスが情報を共有し得るようにする。これにより使用者は、スマートフォン又は他のデバイス上で、残っている飲料の量、並びに容器内の飲料の種類、ガス源100に残っているガスの量、又は残っているガスで分配できる飲料の量、ガス源100中のガスの種類(例えば、アルゴン、二酸化炭素、その他)、容器が分配のために最初にアクセスされた時、及び/又はデバイスに取り付けられた針のサイズなどの情報を見ることが可能になり得る。
コントローラ34はまた、デバイスが容器に取り付けられているかどうかを検出する能力、及び/又は様々な方法で容器の特徴を検出する能力を使用し得る。例えば、コントローラ34は、例えば、針がストッパを通して挿入されたことを検出することにより、容器上のRFIDタグ、バーコード又は他の標識を検出することにより、分配器2のクランプ又は他の容器係合特徴部の起動を検出すること等により、分配器2が容器に取り付けられているかどうかを検出し得、及びそれに応答して分配器2の動作を開始し得る。例えば、分配器2に関連付けられたセンサが、分配器2が容器700に固定されていることを示す場合、分配器2は、分配器2が容器と係合していることを検出した後、飲料の分配を制御するためにその向き及び/又は取り付けられた容器の向きの監視を開始し得、ガス及び/又は飲料の残量値などを表示し得る。同じく、又はその代わりに、飲料の種類、飲料の温度(分配器2に温度センサが装備されている場合)、容器が分配器2によって最後にアクセスされた時の表示、飲料とペアになる食品の提案、その他など、容器に関する他の特徴を表示することができる。上記のように、情報は分配器2から使用者のスマートフォン又は他のデバイスに中継されて、視覚的表示、可聴表示等によって使用者に表示されてもよい。分配器2はまた、使用者に追加情報を提供するために、例えば遠隔式にウェブサーバに格納された他の情報にアクセスするために感知された情報を使用してもよい。例えば、分配器2は、容器自体及び/又は容器内の飲料の温度を検出するための温度センサを装備されてもよい。温度情報、及び場合によっては飲料の種類に基づいて、分配器2は、格納された情報にアクセスして、飲料が適切な給仕に望ましい温度範囲内にあるかどうかを判定することができる。そうでない場合、分配器2は、最適な給仕温度に関する情報と一緒に飲料温度を示してもよい。
いくつかの実施形態では、コントローラ34は、加圧ガスシリンダなどのガス源内のガスの量を決定及び追跡するように構成することができる。そのような情報は、例えば、ガス源がもうすぐ枯渇することを使用者に警告するのに役立つかもしれない。例えば、一実施形態では、コントローラは、ガスシリンダ100内のガスの圧力を検出し、検出された圧力を使用してシリンダ内に残っているガスの量を決定するように構成された圧力センサ39を有し得る。この情報は、シリンダ100を交換すべきであるという情報、シリンダがまもなく枯渇するかもしれないという警告等を使用者に提供するために、コントローラ34によって使用され得る。別の実施形態において、コントローラ34は、ガスシリンダ内の圧力、又は、容器へのガス送達を引き起こすためにガス流バルブ24が開放する時間の長さに基づいて、シリンダ内に残っているガスの量を示す他の値を決定し得る。例えば、調整器が設けられている場合、コントローラ34は、ガス源100が調整圧力でガスを送達することができる合計時間を表す情報を記憶し得る。ガスシリンダ又は他の源100が交換されると、コントローラ34は交換を検出し、次に、例えばガス流バルブ24が開放する時間に基づいて、ガスがガス源100から送達される合計時間を追跡し得る。合計送達時間は、例えば3/4満タン、1/2満タンなど、源100内に残っているガスの量を示すために、及び/又は源100が枯渇しそうな時間を示すために使用されてもよい。コントローラ34は、ガス源100が動作を実行するのに十分なガスを有していない場合、分配動作の実行を拒否することもできる。他の構成では、コントローラ34は、分配される飲料の量に基づいて、ガス源100内に残っているガスの量を決定することができる。上述のように、コントローラ34は、1つ又は複数の容器から分配される飲料の量を決定し、ガス源100を使用して分配された飲料の合計量に基づいて、ガス源100内に残っているガスの量を決定することができる。例えば、コントローラ34は、ガス源100を使用して分配することができる総オンス数又は他の体積測定値に関する情報を記憶することができ、コントローラ34は、分配された飲料の量に対応する残存ガス量を表示することができる。
別の実施形態では、分配器2は、注ぎ向きにある間、飲料の分配を停止するように構成されてもよい。例えば、向きセンサ35は、注ぎ向きにある間、容器の長手方向軸701の周りの容器の回転を検出し得、それに応答して、コントローラ34は、飲料の分配を停止し得る。すなわち、グラスへのワインの注ぎ込みを停止するときに人がワインボトルをその長手方向軸の周りで回転させ得る方法と同様に、分配器2は、容器が注ぎ向きのままであっても、容器の同様の回転を検出して分配を停止し得る。容器が注ぎ向きにある間、長手方向軸周りの反対方向への容器の回転を感知することができ、コントローラ34は分配を再開することができる。代わりに、コントローラ34は、容器が非注ぎ向きに置かれ、次に注ぎ向きに置かれるまで、再び分配を開始しないかもしれない。この態様は、分配器2が容器が注ぎ向きにあることを感知して飲料分配を開始する上述の自動注ぎ機能と組み合わせることができ、又は独立して使用することができることに留意されたい。例えば、分配器2は、ボタンを押すなどの使用者の命令に応答して分配を開始するように構成され得、そしてその長手方向軸の周りの容器の回転を検出することに応答して分配を停止し得る。容器700がその長手方向軸の周りで回転するのを感知することは、容器が注ぎ向きにあるかどうかを検出するための上述の同じ又は類似のセンサ、例えば加速度計、ジャイロスコープ、水銀又は他のスイッチ、その他によって実行され得る。
システムの制御は、プログラムされた汎用コンピュータ及び/又は他のデータ処理装置を、適切なソフトウェア又は他の動作命令、1つ又は複数のメモリ(ソフトウェア及び/又は他の動作命令を格納し得る非一時的記憶媒体を含む)、制御回路及び/又は他のシステムコンポーネント用の電源、温度及び液体レベルセンサ、圧力センサ、RFID問い合わせデバイス又は他の機械読み取り可能な標識リーダ(英数字テキスト、バーコード、セキュリティインク、その他を読み取って認識するために使用されるものなど)、入出力インターフェース(例えば、使用者に情報を表示し及び/又は、使用者からの入力を受け取ったりするための使用者インターフェースなど)、通信バス又は他のリンク、ディスプレイ、スイッチ、リレー、トライアック、モータ、機械的リンケージ及び/又はアクチュエータ、又は所望の入出力又は他の機能を実行するために必要な他のコンポーネントと一緒に含み得る、コントローラ34の任意の適切な制御回路によって実行可能である。
様々な実施形態で適切に機能するように異なる針4の長さを適合させることができるが、約1.5インチの最小針長さが、針がストッパ通路61を通過することを可能にしながら、容器開口部に適切に係合するストッパ6を可能にすることが分かった。9インチ以上の長さの針を使用できるが、2〜5インチの長さ範囲が適切であることが分かった。
いくつかの実施形態では、容器から飲料を抜き取るために、適切なガス圧が容器に導入される。例えば、一部のワインボトルでは、約40から50psiの間の最大圧力をストッパでの漏れやストッパの放出の危険なしにボトルに導入できることがわかっているが、約2から30psiの間の圧力がうまく機能することがわかっている。これらの圧力は、ストッパが移動することも液体又はガスがストッパを通過することもなくボトル開口部の比較的弱いストッパ−ボトルシールによっても十分に許容され、比較的速い飲料抜き取りを実現する。いくつかの実施形態に関してワイン抜き取り中の容器内の圧力の下限は、約0から20psiの間であることがわかっている。すなわち、ボトルから飲料を適切に迅速に抜き取るには、ボトル内に約0〜20psiの圧力が必要であることがわかっている。
加圧ガス源は、様々な非反応性(又は任意選択的に空気などの反応性)ガスのいずれかが充填された、様々な調整済み又は未調整の加圧ガス容器のいずれかであり得る。好ましい実施形態では、ガスシリンダは、約2000〜3000psiの初期圧力でガスを含む。この圧力により、いくつかのワインボトルの内容物を完全に抜き取るために、比較的小さな単一の圧縮ガスシリンダ(たとえば、長さが約3インチ、直径が0.75インチ)を使用できることがわかっている。複数種のガスが長期間の保管期間にわたって成功裏にテストされ、好ましくは使用されたガスは、ワインなどの容器内の飲料と反応せず、飲料の酸化又は他の劣化を防ぐように働くことができる。適切なガスには、窒素、二酸化炭素、アルゴン、ヘリウム、ネオン、その他が含まれる。ガスの混合物も可能である。例えば、アルゴンと別のより軽量のガスとの混合物は、ワイン又は他の飲料をアルゴンで覆うことができる一方、より軽量のガスはボトル内の容積を占有し、おそらくガスの全体的なコストを下げることができる。
本発明の少なくとも1つの実施形態のいくつかの態様をこのように記載してきたが、様々な変更、修正、及び改良が当業者には容易に思い浮かぶことが理解されるべきである。そのような変更、修正、及び改良は、本開示の一部であることが意図されており、本発明の趣旨及び範囲内にあることが意図されている。したがって、前述の記載及び図面は、例に過ぎない。
また、本明細書で使用される表現及び用語は、記載を目的とするものであり、限定と見なされるべきではない。本明細書における「含む」、「備える」、又は「有する」、「含有する」、「伴う」、及びそれらの変形の使用は、その後に列挙されるアイテム及びその均等物並びに追加のアイテムを網羅することを意味する。

Claims (37)

  1. 加圧ガス源と流体的に結合し、一次ガス導管に沿って加圧ガスの流れを導くように構成された加圧ガス受入れ部であって、前記一次ガス導管は、前記一次ガス導管内を流れるガスの流速及び圧力を低減する流れ制限器を含む、加圧ガス受入れ部と、
    前記一次ガス導管に流体的に結合され、前記一次ガス導管から二次ガス導管へのガスの流れを制御するように構成されたガス流バルブと、
    針であって、前記二次ガス導管に流体的に結合され、加圧ガスを前記針の遠位端に送達するように構成された針ガス導管を含み、飲料の流れを前記針の前記遠位端から分配出口へ導くように構成された針飲料導管をさらに含む針と、を備える飲料分配器。
  2. 前記流れ制限器が0.2mm〜0.4mmのサイズのオリフィスを有する、請求項1に記載の分配器。
  3. 前記流れ制限器が0.7L/分〜5L/分の流速を提供するように構成される、請求項1に記載の分配器。
  4. 前記二次ガス導管内に第2の流れ制限器をさらに備え、前記第2の流れ制限器は前記二次ガス導管内を流れるガスの流速及び圧力を低減するように構成される、請求項1に記載の分配器。
  5. 前記一次ガス導管、ガス流バルブ、及び二次ガス導管を収容する本体をさらに備え、前記針は前記本体の一部から延びる、請求項1に記載の分配器。
  6. 前記加圧ガス受入れ部が、加圧ガスシリンダのキャップを穿孔するように構成された穿孔ランスを含み、前記流れ制限器が前記穿孔ランスと一体化される、請求項1に記載の分配器。
  7. 前記穿孔ランスと前記ガス流バルブとの間に流体的に結合された調整器をさらに備え、前記調整器は前記流れ制限器からの加圧ガスを受け入れ、前記ガス流バルブに提供されるガスの圧力をさらに低減するように構成され、前記穿孔ランス及び前記調整器は少なくとも部分的に前記一次ガス導管を規定する、請求項6に記載の分配器。
  8. 前記調整器が調整器バルブを含み、そのピストンは前記ピストンの内側のガス圧力と前記ピストンの外側に及ぼされたばね力とに基づいて前記調整器バルブを開閉するように移動可能である、請求項7に記載の分配器。
  9. 前記一次ガス導管、ガス流バルブ、及び二次ガス導管を収容する本体をさらに備え、前記本体の向きに基づいて前記ガス流バルブの動作を自動的に制御するように構成されたコントローラをさらに備える、請求項1に記載の分配器。
  10. 前記針ガス導管が前記針飲料導管の内側に位置付けられる、請求項1に記載の分配器。
  11. 前記針ガス導管が加圧ガスを前記針の最遠位先端まで送達し、前記針飲料導管が、前記針の前記最遠位先端の近位に位置付けられた1つ又は複数の飲料入口開口部を有する、請求項1に記載の分配器。
  12. 前記一次ガス導管、ガス流バルブ、及び二次ガス導管を収容する本体をさらに備え、前記針が前記本体の一部から延び、前記本体が使用者が握ることができるハンドルを含み、前記分配出口が飲料を分配するために前記本体から延びる管を含む、請求項1に記載の分配器。
  13. 飲料容器の開口部と係合するように構成され、遠位端から近位端まで延びる通路を有するストッパをさらに備え、前記ストッパは前記通路の前記遠位端と近位端の間に位置付けられたシールをさらに含み、前記シールは前記針の前記遠位端を前記通路の前記遠位端を越えて位置付けるように前記針が前記通路に挿入されている状態で前記針と密封係合するように構成される、請求項1に記載の分配器。
  14. 前記ストッパが、前記シールに対して近位に前記通路内に位置付けられた隔壁シールをさらに含み、前記隔壁シールは前記通路を通る流体の流れに抵抗するように構成され、また前記針を前記通路に挿入することを可能にするように構成される、請求項13に記載の分配器。
  15. 前記ストッパが、前記通路の前記近位端で流体の流れに対して前記通路を閉鎖するように構成されたキャップをさらに含む、請求項13に記載の分配器。
  16. 前記ストッパが、前記容器の前記開口部内に挿入されるように構成された挿入部分をさらに含み、前記挿入部分は、異なるサイズの容器開口部と係合し且つ前記ストッパと前記容器開口部との間の空間内の流体の流れに抵抗するために前記挿入部分から半径方向外側に延びる1つ又は複数のリブを含む、請求項13に記載の分配器。
  17. 前記ストッパが前記ストッパの一部の周囲に広がる複数の隆起を含み、前記分配器は、前記ストッパに対する前記分配器の回転に抵抗するように前記複数の隆起の1つ又は複数と係合するように構成される、請求項13に記載の分配器。
  18. 前記分配器が、前記複数の隆起の1つ又は複数と係合するように構成された戻り止めを含む、請求項17に記載の分配器。
  19. 前記二次ガス導管内に第2の流れ制限器をさらに備え、前記第2の流れ制限器は、前記二次ガス導管内を流れるガスの流速及び圧力を低減するように構成され、前記流れ制限器及び前記第2の流れ制限器は、0.7L/分〜5L/分の流速を前記針ガス導管に提供するように構成される、請求項1に記載の分配器。
  20. 飲料容器の開口部内に挿入され且つ摩擦嵌合によって前記開口部と係合するように構成された挿入部分を含む本体であって、前記本体の近位端から前記本体の遠位端まで延びる通路を含む本体と、
    前記通路の前記遠位端と近位端の間に位置付けられた半径方向シールであって、針の遠位端を前記本体の前記遠位端を越えて位置付けるように前記通路に挿入されている飲料分配器の針と密封係合するように構成される半径方向シールと、
    前記半径方向シールに対して近位に前記通路内に位置付けられた隔壁シールであって、前記通路を通る流体の流れに抵抗するように構成され、また前記針を前記通路に挿入することを可能にするように構成された隔壁シールと、を備える飲料容器の開口部用のストッパ。
  21. 前記ストッパが、前記通路の前記近位端で流体の流れに対して前記通路を閉鎖するように構成されたキャップをさらに含む、請求項20に記載のストッパ。
  22. 前記キャップが、前記近位端で前記通路内に挿入されるように構成された部分を有する、請求項21に記載のストッパ。
  23. 異なるサイズの容器開口部と係合し且つ前記ストッパと前記容器開口部との間の空間内の流体の流れに抵抗するために前記挿入部分から半径方向外側に延びる1つ又は複数のリブをさらに備える、請求項20に記載のストッパ。
  24. 前記1つ又は複数のリブが、前記開口部と係合するように構成された1つ又は複数の遠位リブと、前記1つ又は複数の遠位リブの近位に位置付けられ、前記開口部と係合するように構成された1つ又は複数の近位リブとを含み、前記1つ又は複数の遠位リブが前記1つ又は複数の近位リブよりも高い酸素不透過性を有する、請求項23に記載のストッパ。
  25. 前記本体が、前記通路を規定する成形プラスチック部分を含み、前記1つ又は複数のリブが、前記成形プラスチック部分の遠位端上に位置付けられたスリーブ上に形成される、請求項23に記載のストッパ。
  26. 前記スリーブ及び1つ又は複数のリブが、前記成形プラスチック部分と異なる材料から形成される、請求項25に記載のストッパ。
  27. 前記隔壁シールが含み、XシールがX形状を有するスリット開口部を有する弾性膜を有する、請求項20に記載のストッパ。
  28. 前記本体が、前記通路の前記近位端の周囲で前記本体の一部の周囲に広がる複数の隆起を含み、前記複数の隆起は、前記ストッパに対する飲料分配器の回転に抵抗するように前記飲料分配器と係合するように構成される、請求項20に記載のストッパ。
  29. 前記本体が前記本体から上方に延びる突出部を含み、前記複数の隆起が前記突出部上に形成される、請求項28に記載のストッパ。
  30. 加圧ガス源と流体的に結合し、一次ガス導管に沿って加圧ガスの流れを導くように構成された加圧ガス受入れ部と、
    前記一次ガス導管に流体的に結合され、前記一次ガス導管から二次ガス導管へのガスの流れを制御するように構成されたガス流バルブと、
    針であって、前記二次ガス導管に流体的に結合され、加圧ガスを前記針の遠位端に送達するように構成された針ガス導管を含み、飲料の流れを前記針の前記遠位端から分配出口へ導くように構成された針飲料導管をさらに含む針と、
    前記一次ガス導管、ガス流バルブ、及び二次ガス導管を収容する分配器本体であって、前記針が前記本体の一部から延びている、分配器本体と、
    飲料容器の開口部と係合するように構成され、遠位端から近位端まで延びる通路を有するストッパであって、前記通路の前記遠位端と近位端の間に位置付けられた半径方向シールを含み、前記半径方向シールは前記針の前記遠位端を前記通路の前記遠位端を越えて位置付けるように前記針が前記通路に挿入されている状態で前記針と密封係合するように構成される、ストッパと、を備える飲料分配器。
  31. 前記ストッパが、前記ストッパの一部の周囲に広がる複数の隆起であって、前記ストッパに対する分配器本体の回転に抵抗するように前記分配器本体と係合するように構成された複数の隆起をさらに含む、請求項30に記載の分配器。
  32. 前記分配器本体が、前記複数の隆起と係合するように構成された端部を有するばね荷重プランジャを有する戻り止めを含む、請求項31に記載の分配器。
  33. 前記ストッパが、前記通路内に位置付けられたバルブであって、前記通路を通る流体の流れに抵抗するように構成され、前記針を前記通路に挿入することを可能にするように構成されたバルブをさらに含む、請求項30に記載の分配器。
  34. 前記ストッパが、前記容器の前記開口部内に挿入されるように構成された挿入部分をさらに含み、前記挿入部分は、異なるサイズの容器開口部と係合し且つ前記ストッパと前記容器開口部との間の空間内の流体の流れに抵抗するために前記挿入部分から半径方向外側に延びる1つ又は複数のリブを含む、請求項30に記載の分配器。
  35. 前記ストッパが、前記ストッパが係合される容器上で前記分配器本体を支持するように構成される、請求項30に記載の分配器。
  36. 前記針ガス導管が前記針飲料導管の内側に位置付けられる、請求項30に記載の分配器。
  37. 前記分配器本体の向きに基づいて前記ガス流バルブの動作を自動的に制御するように構成されたコントローラをさらに備える、請求項30に記載の分配器。
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