JP2021508012A - 雨水ます - Google Patents

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Abstract

本発明は、雨水ますに関するものであり、地面の内部に埋め込まれ、地面から流入した雨水が収容される雨水貯蔵槽(100)と;前記雨水貯蔵槽(100)の上面部に回動可能に組付けられるとともに、表面に等間隔に配置されて雨水を前記雨水貯蔵槽(100)に流入させる複数個の濾し格子・歯車歯状バー(220)が備えられているグレーチング(200)と;前記雨水貯蔵槽(100)の内部に備えらられ、雨水に含まれたゴミを濾し取るゴミ収集箱(400)と;前記雨水貯蔵槽(100)の上端部に備えられ、前記ゴミ収集箱(400)を支持する収集箱支持台(300)と;を含むことを特徴とする。

Description

本発明は、雨水ますに関し、より詳細には、雨水に含まれた異物を濾し取ることができる雨水ますに関する。
一般に、雨水ます(又は、雨水受け)は、道路建設に当たって路面排水のために必ず設置されるように施設基準に明示されている。
従来の雨水ますの一例が、登録実用新案第20−0431109号“異物取り除き機能を有する雨水ます”に開示されたことがある。
図1は、従来の雨水ます10が路面Gに設置された状態を示す例示図である。図示のように、従来の雨水ます10は、路面Gの下部に集水槽11が設置され、集水槽11の側面に排水管13が形成され、集水槽11に集まった雨水を雨水管渠(図示せず)に排出させる。
集水槽11の上部には、雨水が流入する孔が形成されたグレーチング(grating)15が据え付けられる。
このような構成を有する従来の雨水ます10は、グレーチング15が集水槽11の上端部の据え付け面12に据え付けられた状態で使用され、集水槽11の内部の掃除又は保守のためにはグレーチング15を上方に持ち上げて集水槽11から分離する。
ところが、雨水ます10が路面に設置されるため、グレーチング15と据え付け面12との間の隙間に多量の土が流入し、作業者がグレーチング15を持ち上げ難い場合がある。この場合、作業者が、グレーチング15と据え付け面12との間の隙間に挟まった土砂を、いちいち除去した後、グレーチング15を持ち上げなければならず、面倒だった。このため、雨水ます10の掃除と管理に非常に多い時間がかかるという問題があった。
また、従来のグレーチング15は、雨水ます10と独立して設けられているため、歩行者による紛失事故がしばしば起きるという問題があった。
また、従来の雨水ます10は、内部に雨水と一緒に落葉やゴミが流入しても、これらを濾過する手段がないため、長時間使用する場合、落葉やゴミが腐敗して悪臭がするという問題があった。
このような問題を解決するために、雨水ますの内部に、異物を濾し取る濾しざるが備え付けられることもあるが、作業者がグレーチング15を分離した後、濾しざるを個別に外部に分離して異物を除去しなければならず、雨水ますのメンテナンスに多くの時間と労力がかかるという問題があった。
本発明の目的は、上述した問題を解決するためのものであり、グレーチングの紛失を防止できるとともに、土が流入してもグレーチングを容易に開閉できる雨水ますを提供することである。
本発明の他の目的は、内部に集められた異物によって悪臭が発生することを減らすことができる雨水ますを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、ゴミ収集箱を自動的に排出されて、作業者の作業時間を減らすことができる雨水ますを提供することである。
本発明の前記目的と様々な長所は、この技術分野における熟練した者によって、本発明の好ましい実施例から、より明確になるであろう。
本発明の目的は、雨水ますによって達成され得る。本発明の雨水ますは、地面の内部に埋め込まれ、地面から流入した雨水が収容される雨水貯蔵槽(100)と;前記雨水貯蔵槽(100)の上面に回動可能に組付けられ、表面に等間隔に配置されて雨水を前記雨水貯蔵槽(100)に流入させる複数個の濾し格子・歯車歯(歯車の歯)状バー(220)が備えられているグレーチング(200)と;前記雨水貯蔵槽(100)の内部に備えられ、雨水に含まれたゴミを濾し取るゴミ収集箱(400)と;前記雨水貯蔵槽(100)の上部に備え付けられて、前記ゴミ収集箱(400)を支持する収集箱支持台(300)を含むことを特徴とする。
一実施例によれば、前記雨水貯蔵槽(100)は、雨水が収容される貯蔵槽本体(110)と;前記貯蔵槽本体(110)の上部に延長形成され、前記グレーチング(200)が組付けられるグレーチング差込管(120)と;前記貯蔵槽本体(110)の側壁に組付けられて雨水を外部に排出する雨水排出管130を含むことができる。
一実施例によれば、前記グレーチング(200)は、前記グレーチング挿入管(120)の内部に挿入され、前記濾し格子・歯車歯状バー(220)が形成されているグレーチングフレーム(210)と;前記グレーチングフレーム(210)の内部に等間隔に横方向に配置される複数個の補強フレーム(230)と;最外側の補強フレーム(230)の内側に突出して形成されて土を前記雨水貯蔵槽(100)の内部に流入させる土砂流入歯列(240)を含むことができる。
一実施例によれば、前記貯蔵槽本体(110)と前記グレーチング挿入管(120)との間の境界領域に、内側方向に一定の面積で形成されて前記グレーチングフレーム(210)が据え付けられて支持されるグレーチング据え付け面121をさらに含むのであり、前記収集箱支持台(300)は、内部に、前記ゴミ収集箱(400)が挿入される収集箱組付孔(310)が貫通形成されており、前記収集箱支持台(300)は前記雨水貯蔵槽(100)の壁面に第1回動結合部材(320)によってヒンジ結合され得る。
一実施例によれば、前記ゴミ収集箱(400)は、内部にゴミが収容されるのであり、板面に複数個の雨水排出孔(411)が形成され、前記収集箱組付孔(310)の内部に挿入される収集箱本体(410)と;前記収集箱本体(410)の上端に一定の面積で延長形成され、前記収集箱組付孔(310)が形成された収集箱支持台(300)に据え置かれる支持台据置きフレーム(420)と;前記支持台据置きフレーム(420)を前記収集箱支持台(300)に回動可能に結合させる第2回動結合部材(460)を含むことができる。
一実施例によれば、前記収集箱本体(410)は、前記収集箱支持台(300)に回動可能にヒンジ結合されており、前記収集箱本体(410)における前記収集箱支持台(300)にヒンジ結合された側の壁面には、残余の雨水が排出される残余雨水排出孔(413)が貫通形成されており、前記残余雨水排出孔(413)には、前記収集箱本体(410)が前記収集箱支持台(300)に対して回動される際に、前記収集箱本体(410)の自重によって開閉される、側面ドア(440)が組付けられ得る。
一実施例によれば、前記グレーチング(200)は、両側に、外側へと突出形成された一対の回動軸(250)を備えており、前記グレーチング挿入管(120)における両側の壁面には、前記回動軸(250)が挿入される回動軸挿入スリット(123)が円弧状に形成され得る。
一実施例によれば、前記濾し格子・歯車歯状バー(220)の上面には、すべり防止のための凹凸が形成され得る。
一実施例によれば、前記ゴミ収集箱(400)は、前記収集箱支持台(300)に回動可能に組付けられており、前記収集箱支持台(300)は、前記雨水貯蔵槽(100)の内部に、回動可能に組付けられていて、外力によって、前記収集箱支持台(300)が前記雨水貯蔵槽(100)に対して垂直となるように回動すると、前記ゴミ収集箱(400)は、自重によって前記収集箱支持台(300)に対して自動で回動されて内部のゴミを外部へと排出することができる。
一実施例によれば、前記収集箱本体(410)の少なくとも一つの外側壁面に組付けられるとともに、前記収集箱本体(410)の内部に収容された残余の雨水の圧力によって、前記外側壁面から離隔するように広がることで残余の雨水を外部へと排出する、オーバーフローゴム板(450)を含むことができる。
本発明に係る雨水ますは、グレーチングが、雨水貯蔵槽の上部に、回動軸によって回動されることで開閉が可能なように組付けられる。これによってグレーチングの紛失を防止することができる。
また、グレーチングの先端の下部に、複数個の土砂流入歯が形成され、グレーチングと雨水貯蔵槽との間に流入する土砂を、雨水貯蔵槽の下部に流入させる。これによって、グレーチングと雨水貯蔵槽との間に土砂が堆積して、グレーチングの開放が難しかった従来の問題を解決することができる。
そして、グレーチングの回動軸が組付けられる、雨水貯蔵槽の回動軸挿入スリットが、円弧状に形成され、回動軸が回動軸挿入スリットに沿って移動しつつグレーチングが開閉されるので、元の同じ位置で回転する方式に比べて、より円滑にグレーチングが開閉されうるという長所がある。
また、本発明の雨水ますは、ゴミ収集箱にオーバーフローゴム板が備え付けられるので、内部にゴミが積もっていても、雨水の水圧によってオーバーフローゴム板が広がって雨水を外部へと排出することができる。これによって、雨水が外部に排出され得ずにグレーチングの外側へと逆流することを防止できるのであり、長時間、汚物が雨水中に収容されて悪臭が発生していたのを減らすことができる。
また、本発明の雨水ますは、収集箱支持台が雨水貯蔵槽に回動可能に組付けられれ、ゴミ収集箱が収集箱支持台に回動可能に組付けられる。これによって、作業者が収集箱支持台を回動させる動作に連動して、ゴミ収集箱が自動でひっくり返って、内部のゴミが外部に排出され得る。
また、ゴミ収集箱の側面に組付けられた側面ドアが開放され、内部に残留する残余の雨水を外部に排出することができる。
これによって、作業者の作業動線が短くなり、雨水ますの掃除及び管理にかかる時間を減らすことができる。
従来の雨水ますが路面に設置された状態を示す例示図である。 本発明の雨水ますの構成を示す斜視図である。 本発明の雨水ますの構成を分解して示す分解斜視図(1)である。 本発明の雨水ますの構成を分解して示す分解斜視図(2)である。 本発明の雨水ますにおける雨水貯蔵槽の構成を示す斜視図である。 本発明のグレーチングの外部構成を示す斜視図である。 グレーチングと雨水貯蔵槽との結合領域の断面構造を示す断面図である。 本発明のゴミ収集箱の構成を示す斜視図である。 本発明のゴミ収集箱と収集箱支持台との結合構造を示す分解斜視図である。 本発明の雨水ますが路面に設置された状態で雨水が自動で排出される過程を示す例示図である。 本発明の雨水ますのゴミ収集箱のゴミを外部に排出する過程を示す例示図(1)である。 本発明の雨水ますのゴミ収集箱のゴミを外部に排出する過程を示す例示図(2)である。 本発明の雨水ますのゴミ収集箱のゴミを外部に排出する過程を示す例示図(3)である。
本発明を十分に理解させるために本発明の好ましい実施例を添付の図面を参照して説明する。本発明の実施例は様々な形態に変形可能であり、本発明の範囲が以下に詳述する実施例に限定されるものと解釈されてはならない。本実施例は、当業界で平均的な知識を有する者に、本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面における要素の形状などは、より明確な説明を強調するために誇張して表現されることもあり得る。各図にて同一の部材は同一の参照符号で示す場合があることに留意されたい。本発明の要旨を不必要にぼやけさせ得ると判断される、公知の機能及び構成についての詳細な記述は省略される。
図2は、本発明の雨水ます1の構成を示す斜視図であり、図3及び図4は、雨水ます1の構成をそれぞれ異なる角度から分解して示す分解斜視図である。
図示のように、本発明の雨水ます1は、路面の内部に、埋め込まれるように備え付けられるのであり、雨水が集められる雨水貯蔵槽100と、雨水貯蔵槽100に回動可能に組付けられるとともに、雨水を雨水貯蔵槽100に流入させるグレーチング200と、雨水貯蔵槽100の内部に収容されるとともに、雨水に含まれたゴミを取って集めるゴミ収集箱400と、ゴミ収集箱400を雨水貯蔵槽100に対して支持する収集箱支持台300を含む。
ここで、本発明の雨水ます1は、グレーチング200が雨水貯蔵槽100に回動可能に結合されるので、従来のグレーチング(図1の15)のように紛失する危険が解消される。また、グレーチング200に土砂を内部に流入させる構造を追加するようにして、グレーチング200と雨水貯蔵槽100との間に充填された土砂によりグレーチング200の分離が難しくなるという不便さを解消することができる。
また、本発明の雨水ます1は、内部にゴミ収集箱400を備えて、ゴミを取って集め、ゴミ収集箱400内の雨水が自動で外部に排出されるようにすることで、ゴミによって悪臭が発生するという問題を減らすことができる。
また、本発明の雨水ます1は、作業者が収集箱支持台300を外部へと引き離す動作によって、ゴミ収集箱400が自動でひっくり返って、外部へとゴミが排出されるので、作業者が雨水ますを掃除及び管理する作業時間を減らすことができる。
雨水貯蔵槽100は、路面の内部へと差し込まれ、グレーチング200から流入する雨水が貯蔵される。雨水貯蔵槽100は、図5に示すように、雨水が貯蔵される貯蔵槽本体110と、貯蔵槽本体110の上方に延長形成され、グレーチング200が組付けられるグレーチング挿入管120と、貯蔵槽本体110の側壁に組付けられて雨水を外部へと排出する雨水排出管130とを含む。
貯蔵槽本体110は、雨水が貯蔵され得る体積を有する函体状に形成される。本発明の好ましい実施例に係る貯蔵槽本体110は、直方体状に形成されているが、場合によって他の形状に形成されてもよい。
貯蔵槽本体110は、路面の下方に長期間に埋設されており、水と接触するので、耐久性を持つ金属材質で形成されるか、または、場合によってコンクリート材質で形成され得る。貯蔵槽本体110の上端は、雨水の流入が可能なように開放形成される。
貯蔵槽本体110の上部の両側の内壁面には、内側を向いて突出形成された支持台支え突起115が複数個設けられる。支持台支え突起115は、図7の(b)に示すように、収集箱支持台300の下部を支持し、ゴミ収集箱400の重さによって収集箱支持台300が下部に落下することを防止する。図面には左右2個ずつの支持台支え突起115が設けられているが、場合に応じてその数は増減可能である。
グレーチング挿入管120は、貯蔵槽本体110の上方に延長形成され、グレーチング200が組付けられる。グレーチング挿入管120は、貯蔵槽本体110の面積よりも一定の面積だけ大きく形成される。これによって、貯蔵槽本体110と、グレーチング挿入管120との境界の領域には、段差の付いたグレーチング据え付け面121が、一定の面積で形成される。
グレーチング挿入管120は、グレーチング200の面積に対応する大きさに形成されており、グレーチング挿入管120の内部に挿入されたグレーチング200は、グレーチング据え付け面121に据え付けられる。
グレーチング挿入管120の両側の壁面には、回動軸挿入スリット123が形成される。回動軸挿入スリット123は、グレーチング200の両側に突出形成された回動軸250が挿入され、グレーチング200を回動可能に支持する。
ここで、回動軸挿入スリット123は、グレーチング200の回動半径を考慮して円弧状に形成される。これによって、グレーチング200が回動する際に、回動軸250が回動軸挿入スリット123に沿って移動する。
回動軸250が移動しつつグレーチング200が回動するので、作業者がグレーチング200を開放する際、グレーチング200とグレーチング挿入管120との間に土が詰まっていてもグレーチング200が、より容易に回動可能になる。
すなわち、回動軸250が固定された状態で回転する場合、土が詰まっていると動ける余裕の空間がないが、円弧状の回動軸挿入スリット123に沿って回動軸250が移動する場合には、土が詰まっていてもグレーチング200が動ける余裕の空間を確保することができ、より容易に開放され得る。
雨水排出管130は、貯蔵槽本体110の側壁に組付けられ、地下に備えられた下水管渠に連結されて、雨水を外部へと排出する。
グレーチング200は、雨水貯蔵槽100の上端部に組付けられて、雨水を雨水貯蔵槽100の内部へと流入させ、大きい異物は濾し取る。図6は、グレーチング200を示す斜視図である。
図示のように、本発明のグレーチング200は、グレーチング挿入管120内に差し込まれるグレーチングフレーム210と、グレーチングフレーム210の内部に等間隔に縦方向に配置される複数個の濾し格子・歯車歯状バー220と、グレーチングフレーム210の内部に等間隔に横方向に配置される複数個の補強フレーム230と、最も外側の補強フレーム230aから内側へと突出形成されて、土を雨水貯蔵槽100の内部へと流入させる土砂流入歯列240と、グレーチングフレーム210から両側へと突出する一対の回動軸250とを含む。
グレーチングフレーム210は、図3及び図6に示すように、一対の水平フレーム211と、一対の垂直フレーム213とを含む。一対の水平フレーム211と、一対の垂直フレーム213とは、内部に、濾し格子・歯車歯状バー220が収容される空間を形成する。
図7の(a)に示すように、一対の水平フレーム211は、雨水貯蔵槽100をグレーチング200で閉じた状態で、グレーチング挿入管120の上端との間で互いに、水平に位置するように配置されて、段差が形成されないようにする。一対の垂直フレーム213は、図7の(b)に示すように、グレーチング200が閉じた状態で、グレーチング据置き面121に据え置かれ、上部に印加される荷重によってもグレーチング200に垂れ下がりが発生しないように支持する。
濾し格子・歯車歯状バー220は、水平フレーム211と垂直フレーム213との間の空間に、等間隔に複数個が形成され、雨水貯蔵槽100に雨水を流入させる。濾し格子・歯車歯状バー220の間隔が狭いほど雨水貯蔵槽100に流入する落葉やゴミクズといった異物の遮断効果を高くできるが、雨水の速い流入を妨害し得る。濾し格子・歯車歯状バー220の上面には、図3に示すように、凹凸が形成され、歩行者が滑るのを防止することができる。
補強フレーム230は、濾し格子・歯車歯状バー220に横方向に等間隔に複数個が備えられる。濾し格子・歯車歯状バー220は、垂直フレーム213よりも高さが低く形成されるのであり、補強フレーム230は、垂直フレーム213と等しい高さに形成される。これによって、補強フレーム230の両端もグレーチング据置き面121に据え置かれ、上部に印加される荷重を垂直フレーム213と共に分散支持する。
土砂流入歯列240は、両端に配置された最も外側の補強フレーム230aから下方に突出形成され、上方から流入する土砂を雨水貯蔵槽100の下部へと移動させる。最も外側の補強フレーム230aは、グレーチング挿入管120と隣接して位置する。グレーチング200が閉じられた際、最も外側の補強フレーム230aと、グレーチング挿入管120との間に、土砂が流入して積層されると、作業者がグレーチング200を開けるのが難しくなる。
土砂流入歯列240は、このような難しさを解決するためのものであり、最も外側の補強フレーム230aの下部に、等間隔に複数個の歯が形成され、図7の(a)に示すように、隣り合う土砂流入歯列240の歯の間を通して、上方から流入した土砂Aを、雨水貯蔵槽100の側へと移動させる。
ここで、最も外側の補強フレーム230aは、内部に位置している補強フレーム230よりも高さ寸法が小さく形成され、その下方に土砂流入歯列240が形成される。土砂流入歯列240の高さと、最も外側の補強フレーム230aの高さとの合計の高さは、内部に位置している補強フレーム230と等しい高さに形成される。
ここで、土砂流入歯列240の高さが高く、隣り合う、土砂流入歯列240の歯の間の間隔が広いほど、土砂Aが雨水貯蔵槽100の側へと速く移動し、グレーチング挿入管120と最外側補強フレーム230aとの間に土砂が積層される速度が遅くなる。
回動軸250は、垂直フレーム213の端部から突出して備えられ、グレーチング200を雨水貯蔵槽100に対して回動可能に支持する。回動軸250は、雨水貯蔵槽100の上端に形成された回動軸挿入スリット123に受入られる。
前述したように、グレーチング200が閉じた時は、図7の(a)に示すように、回動軸250が回動軸挿入スリット123の上端に位置し、グレーチング200が開いた時は、図11に拡大して示すように、回動軸250が回動軸挿入スリット123の下端に位置する。
このように回動軸250が、グレーチング200の開閉時に、回動軸挿入スリット123に沿って移動しつつグレーチング200が上下左右に一定範囲内で移動し得るようにしたことから、グレーチング200とグレーチング挿入管120との間が土砂で埋まっていても、グレーチング200が、土砂を押し出しながら開閉され得る。
回動軸250の外側には軸保護キャップ270が組付けられている。軸保護キャップ270は、回動軸250が組付けられている回動軸挿入スリット123に土砂が流入することを防止するために用いられる。回動軸挿入スリット123に土砂が詰まって回動軸250が移動し難くなると、グレーチング200の円滑な開閉が困難になるためである。
一方、図3に示すように、グレーチング200の内部にはフック挿入孔260が一定の大きさに形成される。フック挿入孔260は、グレーチング200の開放のために、図11に示すように、回動加圧部材500が組付けられる空間である。
作業者は、グレーチング200を開放するために、回動加圧部材500の先端にある結合フック510を、フック挿入孔260に差し込んで力を加える。フック挿入孔260は、通常、2本の濾し格子・歯車歯状バー220が除去される範囲で形成され得るが、場合に応じて範囲を増減させ得る。
収集箱支持台300は、ゴミ収集箱400を雨水貯蔵槽100に結合させる。特に、本発明の収集箱支持台300は、雨水貯蔵槽100に、回動可能に組付けられ、ゴミ収集箱400が自動で排出されるように支持する。
図3及び図4に示すように、収集箱支持台300は、雨水貯蔵槽100の貯蔵槽本体110の内部空間に対応する面積の板状材でもって形成される。収集箱支持台300の内部には、ゴミ収集箱400を受け入れる収集箱結合孔310が貫通形成される。
収集箱結合孔310は、ゴミ収集箱400の収集箱本体410の上部の面積に対応するように備えられ、ゴミ収集箱400が、収集箱結合孔310の上方から下方へと嵌め込まれる。
収集箱支持台300の端部には第1回動結合部材320が複数個備えられる。第1回動結合部材320は、雨水貯蔵槽100の第1回動結合孔111に組付けられる。これによって、収集箱支持台300は、図11に示すように貯蔵槽本体110に水平に組付けられることや、図12に示すように貯蔵槽本体110に対して垂直方向に回動することが可能である。
図11に示すように、収集箱支持台300が貯蔵槽本体110に対して水平に位置する時、収集箱支持台300の一端は、第1回動結合部材320によって位置が支持され、他端は、貯蔵槽本体110の両側の側壁から突出して形成された、支持台支え突起115によって支持される。
すなわち、図7の(b)に示すように、支持台支え突起115の上面に収集箱支持台300が載せ置かれ、収集箱支持台300と、これに組付けられているゴミ収集箱400が、水平な状態を維持する。
一方、収集箱組付孔310が形成された枠縁領域には、第2回動結合孔330が形成される。第2回動結合孔330には、ゴミ収集箱400の第2回動結合部材460が結合され、ゴミ収集箱400が回動可能に支持される。
ゴミ収集箱400は、収集箱支持台300によって雨水貯蔵槽100の上部に配置され、雨水と一緒に内部に流入する異物を濾過して、下水管への異物の流入を防止する。本発明のゴミ収集箱400は、収集箱支持台300の回動に連動して自動で回動し、内部に収容されたゴミが外部に排出されるようにする。これによって、作業者が手作業でゴミ収集箱400を分離しなければならない不便さをなくすことができる。
また、本発明のゴミ収集箱400は、内部にゴミが満たされて雨水が排出され得ないこととなって悪臭が発生することを防止するために、雨水の重さによって雨水がオーバーフローされるようにして、悪臭の発生を減らすことができる。
図8は、ゴミ収集箱400の構成を示す斜視図であり、図9は、ゴミ収集箱400の構成を分解して示す分解斜視図である。
図示のように、ゴミ収集箱400は、板面に複数個の雨水排出孔411が貫通形成された収集箱本体410と、収集箱本体410の上部に設けられ、収集箱本体410が収集箱支持台300に据え置かれるようにする支持台据置フレーム420と、収集箱本体410の一方の側の壁面に、開閉可能に結合された側面ドア440と、収集箱本体410の両側の壁面に、雨水の重さによって開閉可能に組付けられたオーバーフローゴム板450とを含む。
収集箱本体410は、上部が開放された、かご状に形成される。収集箱本体410は、一方の側壁が内側に傾斜して形成され、上部から流入する落葉やゴミクズといった異物を、底側へと案内する。
収集箱本体410の板面には、縦長に形成された複数個の雨水排出孔411が貫通形成される。これによって、収集箱本体410内に流入した雨水が雨水貯蔵槽100の下部へと排出される。
収集箱本体410の一側壁の上端には、雨水排出孔411よりも大きい面積で形成された残余雨水排出孔413が貫通形成される。残余雨水排出孔413には側面ドア440が結合され、側面ドア440の開放によって、外部に排出されずに内部に収容されている残余雨水を排出する。
グレーチング200を通じてサイズの大きい異物が一次的に濾し取られた状態で、雨水が収集箱本体410へと流入する。この際、雨水中に含まれていた、雨水排出孔411よりも大きいサイズのゴミMは、図10の(a)に示すように、収集箱本体410の底面に積もることとなる。このように底面にゴミMが積もると、底面の雨水排出孔411を塞ぎ、雨水が、下方へと排出されずに収集箱本体410内に残留することになる。
ゴミは、図13に示すように、収集箱本体410がひっくり返される際に外部へと排出される。このように収集箱本体410がひっくり返されると、これと同時に側面ドア440が開放されることで、ゴミによって外部に排出されずにいた残余雨水Wが、残余雨水排出孔413から雨水貯蔵槽100へと排出され得る。
収集箱本体410と、側面ドア440の開閉構造の詳細を、次に説明する。
支持台据付フレーム420は、収集箱本体410の上端の枠縁領域に一定の面積で形成され、収集箱支持台300の収集箱組付孔310の周辺の箇所に据え置かれる。図3に示すように、収集箱結合孔310の面積がW1×W2となるように形成されるとき、支持台据付フレーム420の面積はW3×W4となるように形成される。ここで、W1よりもW3が大きく形成され、W2よりもW4が大きく形成される。
これによって、収集箱本体410を収集箱組付孔310に差し込む際、支持台据付フレーム420が、収集箱組付孔310に掛け止めされるようにして集箱支持台300に据え付けられる。これに伴い、図11に示すように、ゴミ収集箱400は、収集箱支持台300に対して位置が固定され得る。
ここで、支持台据付フレーム420の面積が広いほど収集箱支持台300に据え付けられる面積が広くなるので、収集箱支持台300に応力集中が発生せずに荷重が分散され、より安定した据え付けが可能である。
第2回動結合部材460は、作業者が収集箱支持台300を雨水貯蔵槽100の上方へと持ち上げると、収集箱本体410が収集箱支持台300に対して自重で回動することとなるように支持するのである。第2回動結合部材460は、一方の側が支持台据付フレーム420に固定され、他方の側が収集箱支持台300の第2回動結合孔330に組付けられる。
収集箱本体410は、図4に示すように、収集箱支持台300が雨水貯蔵槽100の上端部に水平に積載された際には収集箱支持台300の内部に収容される。
図12に示すように、作業者によって収集箱支持台300が、雨水貯蔵槽100の上方へと回動して持ち上げられると、支持台据付フレーム420が収集箱支持台300に据え付けられているので、収集箱本体410も共に垂直方向を向くように回動する。
収集箱支持台300が雨水貯蔵槽100に対して90°以上回動すると、第2回動結合部材460によって、収集箱本体410が収集箱支持台300に対して回動する。地下に一定時間設置されている場合、収集箱本体410内には、ゴミMと残余雨水Wが存在する。収集箱支持台300が90°以上の角度で回動すると、収集箱本体410は、自重によって、第2回動結合部材460を中心に収集箱本体410がひっくり返る方向へと自動で回動する。
これによって、図13に示すように、収集箱本体410が、収集箱支持台300の収集箱結合孔310から分離されつつひっくり返されて、内部のゴミMが外部へと排出され得る。
すなわち、作業者が手作業でゴミ収集箱400を雨水貯蔵槽100から取り出さなくても、収集箱支持台300について回動加圧部材500を用いて90°以上の角度で回動させる動作に連動して、ゴミ収集箱400がひっくり返されることで、内部のゴミが外部へと排出され得る。このような動作によって作業者の作業が顕著に減り、雨水ます1のメンテナンスが、より容易になり得る。
側面ドア440は、収集箱本体410における残余雨水排出孔413の外側に組付けられる。側面ドア440は、収集箱本体410に対して回動可能に組付けられ、図13に示すように、収集箱本体410が収集箱支持台300に対して回動する際、自重によって収集箱本体410から開放され、収集箱本体410中の残余雨水Wが雨水貯蔵槽100に排出されるようにする。
側面ドア440は、収集箱本体410の上部領域に形成された残余雨水排出孔413を覆い得るような面積で形成される。側面ドア440は、第3回動結合部材443によって収集箱本体410の壁面に、回動可能に組付けられる。側面ドア440の板面には、第3回動結合部材443が組付けられる回動結合孔441が形成される。
第3回動結合部材443は、第2回動結合部材460と同じ側にて収集箱本体410に組付けられる。これによって、図7の(a)に示すように、収集箱支持台300が、雨水貯蔵槽100に水平に組付けられているとき、側面ドア440は自重によって垂直に配置されて残余雨水排出孔413を塞ぐ。残余雨水排出孔413を側面ドア440が塞いでいるので、内部の残余雨水は外部に排出されずに内部に収容される。
図12に示すように、収集箱支持台300が作業者によって垂直に回動すると、側面ドア440が第3回動結合部材443によって回動し始め、図13に示すように、自重によって側面ドア440が下方に回動して残余雨水排出孔413を開放する。
このように残余雨水排出孔413が開放されると、収集箱本体410内に残留している雨水が側面ドア440と収集箱支持台300を伝って雨水貯蔵槽100内へと排出される。
オーバーフローゴム板450は、収集箱本体410の両側に配置され、残余雨水の自重によって広がって、残余雨水を雨水貯蔵槽100へと排出させる。
図9に示すように、収集箱本体410における第2回動結合部材460の下側に側面ドア440が備えられており、一対のオーバーフローゴム板450は、側面ドア440を中心に、左右両側に配置される。
オーバーフローゴム板450は、内部に収容された残余雨水の圧力によって広がり得る薄いゴム板で形成される。オーバーフローゴム板450は収集箱本体410の側面を全てカバーできる面積で形成されることが好ましい。
オーバーフローゴム板450は一定の長さを有する結合バー453によって上端が加圧されるのであり、結合バー453は、ボルトといった締付部材451によって、収集箱本体410に組付けられる。オーバーフローゴム板450の上端は、締付部材451によって固定され、下端は自由端の形態で配置される。
図10の(a)に示すように、雨水ます1が路上に設置され、グレーチング200を通して流水が内部に流入する際、ゴミMがゴミ収集箱400内に流入して底面を塞ぎ、残余雨水Wが収集箱本体410に残ることになる。
残余雨水の水位が高くない場合、一対のオーバーフローゴム板450は収集箱本体410の側壁に垂直に取り付けられ、残余雨水Wの外部への排出を防ぐ。
一方、図10の(b)に示すように、収集箱本体410内の残余雨水Wの水位が次第に高くなって、残余雨水Wの水圧が上昇すると、水圧によってオーバーフローゴム板450が外側へと広がり、残余雨水Wは、雨水排出孔411から外部に排出されて貯蔵槽本体110に落下する。
残余雨水が多い場合、内部に積もっているゴミと共に腐敗して悪臭を出すことがある。本発明のゴミ収集箱400は、オーバーフローゴム板450が雨水の水圧によって収集箱本体410の表面にくっ付いたり広がったりする動作によって、収集箱本体410内に残留する雨水の量が一定に維持され、悪臭の発生を減らすことができる。
オーバーフローゴム板450の動作によっても外部に排出されなかった残余雨水は、前述したように、側面ドア440の開放によって雨水貯蔵槽100へと排出される。
一方、470で表示された弾性保護部材470は、支持台据付フレーム420から突出するようにして備えられ、図13に示すように収集箱本体410がひっくり返される際に、路面と支持台据付フレーム420とが直接触れて表面が損傷することを防止する。
このような構成を有する本発明に係る雨水ます1の組立過程と使用の過程を、図2〜図13を参照して説明する。
本発明に係る雨水ます1は、図3及び図4に示すように、雨水貯蔵槽100に、収集箱支持台300が、第1回動結合部材320によって回動可能に組付けられる。そして、収集箱支持台300の収集箱結合孔310に、ゴミ収集箱400が、第2回動結合部材460によって回動可能に組付けられる。
収集箱支持台300とゴミ収集箱400が収容された雨水貯蔵槽100におけるグレーチング挿入管120に、グレーチング200が回動可能に組付けられる。グレーチング200の回動軸250が、グレーチング挿入管120の回動軸挿入スリット123に嵌め込まれて回動することで、開閉がなされる。
雨水ます1は、図7の(a)及び(b)に示すように路面内に埋め込まれるようにして設置されており、雨水貯蔵槽100の雨水排出管130は、下水管渠に連結される。
雨が降ると、グレーチング200の濾し格子・歯車歯状バー220を通って水がゴミ収集箱400に流入する。濾し格子・歯車歯状バー220を通過することで、濾し格子・歯車歯状バー220の間隔よりも大きい異物が1次的に濾し取られるのであり、ゴミ収集箱400によって、雨水排出孔411よりも大きいゴミが2次的に濾し取られて、雨水が貯蔵槽本体110の下部へと落下する。貯蔵槽本体110の下部の雨水は、雨水排出管130を通って下水管渠へと移動する。
グレーチング200とゴミ収集箱400を通ることで、異物が2回にわたって濾し取られれた状態で、雨水が下水管渠に流入するので、下水処理場に流入する雨水の清潔さの状態が、ゴミ収集箱のない従来の雨水ますに比べて著しく良好になり、悪臭も減る。
雨水ます1が設置された状態で長時間経つと、図10の(a)に示すように収集箱本体410の底面にゴミMが積もることとなる。このように底面にゴミMが積もると、雨水が底面の雨水排出孔411を通って排出されず、収集箱本体410内に残留することになる。
残留する雨水の水位が高くなると、図10の(b)に示すようにオーバーフローゴム板450が水圧によって広がり、残留雨水Wが、収集箱本体410の外部へと排出されて雨水貯蔵槽100の下部へと移動する。
このような方式によって、収集箱本体410にゴミが堆積したとしても、残留雨水がオーバーフローゴム板450を押し動かして外部へと排出されるので、残余雨水がグレーチング200の外側へと逆流することを防止でき、残余雨水とゴミが腐敗して悪臭が発生することも減らすことができる。
ゴミ収集箱400は、一定の周期ごとに掃除をしなければならない。作業者は回動加圧部材500の結合フック510を、グレーチング200のフック挿入孔260に差し込んで加圧することで、図11に示すようにグレーチング200を垂直となるように回動させる。
ここで、本発明のグレーチング200は、回動軸250と逆側の下部に、複数個の、土砂流入歯列240の歯が形成されている。土砂流入歯列240は、図7の(a)及び(b)に示すようにグレーチング挿入管120と最外側補強フレーム230aとの間に土砂Aが流入すると、土砂Aを、隣り合う、土砂流入歯列240の歯同士の間の隙間から、雨水貯蔵槽100内へと流入させる。これによって、最外側補強フレーム230aとグレーチング挿入管120との間に土砂が積もることが減り、土砂によってグレーチング200が開放されなかった従来の問題を解決することができる。
また、グレーチング200の回動軸250が、円弧状に形成された回動軸挿入スリット123に沿って移動しつつ、グレーチング200が開閉されるので、グレーチング挿入管120と最外側補強フレーム230aとの間に土砂があっても、左右に遊動可能な空間があり、より円滑な開閉が可能である。
グレーチング200が開放されると、作業者は、回動加圧部材500の結合フック510を、収集箱支持台300の分離輪(わ)340に嵌め込んで、収集箱支持台300が回動する方向に加圧する。これによって、図12に示すように、収集箱支持台300が第1回動結合部材320によって、雨水貯蔵槽100に対して90°以上の角度で回動する。
この際、ゴミ収集箱400は収集箱支持台300と一緒に回動し、内部に収容されたゴミMと残余雨水Wの重さによって第2回動結合部材460を中心に回動しつつひっくり返される。これによって、ゴミ収集箱400内に溜まっていたゴミMが外部へと排出される。
また、ゴミ収集箱400がひっくり返されると、側面ドア440は自重によって下方へと開放され、ゴミ収集箱400内の残余雨水Wが雨水貯蔵槽100へと排出される。
このような一連の動作によって、作業者は収集箱支持台300を取り出してゴミ収集箱400を空にする作業を直接行わず、収集箱支持台300を回動させる単一の動作だけで、ゴミ収集箱400がひっくり返されて内部のゴミMが排出され、側面ドア440が開放されて内部の残余雨水Wが排出され得る。したがって、作業者の作業動線が短くなり、雨水ます1を掃除及び管理するのにかかる時間を短縮させることができる。
以上述べてきたように、本発明に係る雨水ますは、グレーチングが雨水貯蔵槽の上部に、回動軸によって回動することで開閉可能に組付けられる。これによって、グレーチングの紛失を防止することができる。
また、グレーチングの先端の下部に複数個の土砂流入歯が形成され、グレーチングと雨水貯蔵槽との間に流入する土砂を雨水貯蔵槽の下部に流入させる。これによって、グレーチングと雨水貯蔵槽との間に土砂が堆積してグレーチングを開放し難くかった従来の問題を解決することができる。
そして、グレーチングの回動軸が結合される雨水貯蔵槽の回動軸挿入スリットが円弧状に形成され、回動軸が回動軸挿入スリットに沿って移動しつつグレーチングが開閉されるので、回動軸が移動せずに回転する方式に比べて、より円滑にグレーチングが開閉され得るという長所がある。
また、本発明の雨水ますは、ゴミ収集箱にオーバーフローゴム板が形成され、内部にゴミが溜まっていても、雨水の水圧によってオーバーフローゴム板が広がって雨水を外部に排出することができる。これによって、雨水が外部に排出され得ずにグレーチングの外側へと逆流することを防止できるのであり、長時間に掛けてゴミが雨水に浸かって悪臭が発生していたのを減らすことができる。
また、本発明の雨水ますは、収集箱支持台が雨水貯蔵槽に回動可能に組付けられ、ゴミ収集箱が収集箱支持台に回動可能に組付けられる。これによって、作業者が収集箱支持台を回動させる動作に連動してゴミ収集箱が自動でひっくり返されて内部のゴミが外部へと排出され得る。
また、ゴミ収集箱の側面に組付けられた側面ドアが開放され、内部に残留する残余雨水を外部へと排出させることができる。
これによって、作業者の作業動線が短くなり、雨水ますの掃除と管理にかかる時間を減らすことができる。
以上説明した本発明の雨水ますの実施例は例示的なものに過ぎず、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、それらの実施例から様々な変形及び均等な他の実施例が可能であるという点は明らかであろう。したがって、本発明が上記の詳細な説明で言及した形態に限定されないことが理解できよう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付する特許請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。また、本発明は、添付する特許請求の範囲によって定義される本発明の精神及びその範囲内にある全ての変形物、均等物及び代替物を含むものとして理解すべきである。

Claims (10)

  1. 地面の内部に埋め込まれ、地面から流入した雨水が受け入れられる雨水貯蔵槽(100)と、
    前記雨水貯蔵槽(100)の上面に回動可能に組付けられ、表面に等間隔に配置されて雨水を前記雨水貯蔵槽(100)に流入させる複数個の濾し格子・歯車歯状バー(220)が備えられているグレーチング(200)と、
    前記雨水貯蔵槽(100)の内部に備えられ、雨水に含まれたゴミを濾し取るゴミ収集箱(400)と、
    前記雨水貯蔵槽(100)の上部に備えられ、前記ゴミ収集箱(400)を支持する収集箱支持台(300)と、
    を含むことを特徴とする雨水ます。
  2. 前記雨水貯蔵槽(100)は、
    雨水が受け入れられる貯蔵槽本体(110)と、
    前記貯蔵槽本体(110)の上方に延長形成されて前記グレーチング(200)が組付けられるグレーチング挿入管(120)と、
    前記貯蔵槽本体(110)の側壁に組付けられて雨水を外部へと排出する雨水排出管(130)と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の雨水ます。
  3. 前記グレーチング(200)は、
    前記グレーチング挿入管(120)の内部に挿入され、前記濾し格子・歯車歯状バー(220)が備え付けられているグレーチングフレーム(210)と、
    前記グレーチングフレーム(210)の内部に等間隔に横方向に配置される複数個の補強フレーム(230)と、
    最も外側の補強フレーム(230)から内側へと突出して形成されて、土を前記雨水貯蔵槽(100)内に流入させる土砂流入歯列(240)と、を含むことを特徴とする、請求項2に記載の雨水ます。
  4. 前記貯蔵槽本体(110)と、前記グレーチング挿入管(120)との間の境界領域にて、内側へと向かって一定の面積で形成されて前記グレーチングフレーム(210)が据え付けられて支持されるグレーチング据付面(121)をさらに含み、
    前記収集箱支持台(300)は、内部に、前記ゴミ収集箱(400)が差し込まれる収集箱組付孔(310)が貫通形成され、
    前記収集箱支持台(300)は、前記雨水貯蔵槽(100)の壁面に、第1回動結合部材(320)によってヒンジ結合されることを特徴とする、請求項3に記載の雨水ます。
  5. 前記ゴミ収集箱(400)は、
    内部にゴミが収容され、板面に複数個の雨水排出孔(411)が形成され、前記収集箱組付孔(310)の内部へと差し込まれる収集箱本体(410)と、
    前記収集箱本体(410)の上端に一定の面積で延長形成され、前記収集箱組付孔(310)が形成された収集箱支持台(300)に据え付けられる支持台据付フレーム(420)と、
    前記支持台据付フレーム(420)を前記収集箱支持台(300)に回動可能に組付ける第2回動結合部材(460)と、を含むことを特徴とする、請求項4に記載の雨水ます。
  6. 前記収集箱本体(410)は、前記収集箱支持台(300)に回動可能にヒンジ結合され、
    前記収集箱本体(410)における前記収集箱支持台(300)とヒンジ結合された側の壁面には、残余雨水が排出される残余雨水排出孔(413)が貫通形成されており、
    前記残余雨水排出孔(413)には、前記収集箱本体(410)が前記収集箱支持台(300)に対して回動する際、前記収集箱本体(410)の自重によって開閉される側面ドア(440)が組付けられることを特徴とする、請求項5に記載の雨水ます。
  7. 前記グレーチング(200)は、両側に、外側へと突出形成された一対の回動軸(250)が備えられており、
    前記グレーチング挿入管(120)の両側の壁面には、前記回動軸(250)が差し込まれる回動軸挿入スリット(123)が円弧状に形成されていることを特徴とする、請求項6に記載の雨水ます。
  8. 前記濾し格子・歯車歯状バー(220)の上面は、すべり防止のための凹凸が形成されていることを特徴とする、請求項3に記載の雨水ます。
  9. 前記ゴミ収集箱(400)は、前記収集箱支持台(300)に回動可能に組付けられており、前記収集箱支持台(300)は、前記雨水貯蔵槽(100)の内部に回動可能に組付けられており、外力によって前記収集箱支持台(300)が、前記雨水貯蔵槽(100)に対し、垂直を向くように回動すると、前記ゴミ収集箱(400)は、自重によって前記収集箱支持台(300)に対して自動で回動しつつ内部のゴミを外部に排出することを特徴とする、請求項4に記載の雨水ます。
  10. 前記収集箱本体(410)の少なくとも一つの外側の壁面に組付けられ、前記収集箱本体(410)内に収容された残余雨水の圧力によって前記外側壁面から離隔するように広がって残余雨水を外部へと排出するオーバーフローゴム板(450)を含むことを特徴とする、請求項5に記載の雨水ます。
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