JP2021507022A - 半電導性発光ナノ粒子 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、半電導性発光ナノ粒子および半電導性発光ナノ粒子を調製するプロセスに関する。さらに、本発明は、少なくとも半電導性発光ナノ粒子を含む組成物および配合物に、および光学デバイスにおける前記半電導性発光ナノ粒子あるいは前記組成物または配合物の使用に関する。
US 2016/289552 A1は、複数の量子ドット、樹脂および金属(亜鉛)チオールポリマーを含む組成物を記載している。
WO 2016/168048 A1は、硬化したチオール−アルケン−エポキシマトリックスの量子ドットを含む、量子ドットフィルム物品を開示する。
US 2016/264820 A1は、InP/ZnS半導体ナノ結晶およびオリゴマー混合物の複合物に言及する。
US 8,709,600 B2は、様々な種類のナノ粒子をカプセル化するポリエチレン co アクリル酸の使用を記載する。
US 2017/082896 A1は、量子材料のためのリガンドとしてのポリ亜鉛カルボキシラートの使用を開示する。しかしながら、ポリ亜鉛カルボキシラートはマトリックスそのものとしては使用されなかった。
よって、改善が所望される半電導性発光ナノ粒子およびフィルム材料に関連した相当な問題がなおもある。
したがって、1以上の上述の問題を解決することは本発明の目的である。
本発明者らは驚くべきことに、1以上の上記の問題が請求項に定義されたとおりの特色によって解決されることができることを見出した。
R1は、水素またはメチル基、エチル基を示し;
R2は、単結合、1〜20個のC原子を有する直鎖のアルキレン基、または3〜20個のC原子を有する分枝のアルキレン基(ここで、前記直鎖のおよび分枝のアルキレン基における、1以上の非隣接するメチレン構造単位(−CH2−)は、各場合において、スルホニル基、カルボニル基、エーテル基、スルフィド基、スルホキシド基、エステル基、アミド基またはイミン基によって置き換えられていてもよい)、または2〜20個のC原子を有する直鎖のアルケニレン基または3〜20個のC原子を有する分枝のアルケニレン基(ここで前記直鎖のおよび分枝のアルケニレン基における1以上のメチレン構造単位(−CH2−)は、各場合において、スルホニル基、カルボニル基、エーテル基、スルフィド基、スルホキシド基、エステル基、アミド基またはイミン基によって置き換えられていてもよい)を示し;
Xは、水素、カルボキシル基(−COOH)またはカルボキシラート基(−COOL)、ホスホニル基(−PO(OH)2)または一級の(−PO(OH)(OL))または二級の(−PO(OL)2)ホスホナート基、またはキサンタート基(−OCS2L)を示し;
Mは、1/2Zn2+または1/2Cd2+または1/3In3+から選択される金属カチオンを示し;および
Lは、1/2Zn2+または1/2Cd2+または1/3In3+から選択される金属カチオンを示す、
によって表される。
[ポリマー]u−pMm+ (I’)
式中、記号p、m、uは、各々独立して整数、p*m=uである。
(a)少なくとも1つの金属カルボキシラートポリマー、金属ホスホナートポリマーまたは金属キサンタートポリマー、またはそれらの組み合わせ、およびコアおよび1以上のシェル層を含む半電導性発光ナノ粒子を混合物を得るために溶媒中に提供すること、
を含む。
さらに、本発明は、半電導性発光ナノ粒子または組成物および少なくとも1つの溶媒を含む配合物に関する。
本発明はまた、半電導性発光ナノ粒子または組成物を含む、光学媒体に関する。
本発明のさらなる利点は、以下の詳細な記載から明らかになるだろう。
本発明は、少なくとも1つのコア、1以上のシェル層および1以上のシェル層の最も外側の表面に連結した連結基を含む半電導性発光ナノ粒子であって、
連結基が、少なくとも1つの構造単位(A)および少なくとも1つの構造単位(B)を含む、金属カルボキシラートポリマー、金属ホスホナートポリマーまたは金属キサンタートポリマー、またはそれらの組み合わせであって、
ここで、
構造単位(B)は、以下の化学式(I):
Xは、水素、カルボキシル基(−COOH)またはカルボキシラート基(−COOL)、ホスホニル基(−PO(OH)2)または一級の(−PO(OH)(OL))または二級の(−PO(OL)2)ホスホナート基、またはキサンタート基(−OCS2L)を示し;
Mは、1/2Zn2+または1/2Cd2+または1/3In3+から選択される金属カチオンを示し;および
Lは、1/2Zn2+または1/2Cd2+または1/3In3+から選択される金属カチオンを示す、
によって表される、
前記半電導性発光ナノ粒子を提供する。
Xは、好ましくは、水素、カルボキシル基(−COOH)またはカルボキシラート基(−COOL)、より好ましくは水素またはカルボキシラート基(−COOL)、および最も好ましくは、Xは水素を示す。
上記範囲内で、金属カチオンはカルボキシラートアニオン基に容易に結合されることができる。
より好ましくは、半電導性発光ナノ粒子において1以上のシェル層の最も外側の表面に連結した金属カルボキシラートポリマーは、亜鉛ポリ(アルキレン−co−アクリル酸)、亜鉛ポリ(アルキレン−co−メタクリル酸)および亜鉛ポリ(アルキレン−co−マレイン酸)塩から選択される。構造単位(A)に対応するアルキレン構造単位(モノマー)は、好ましくは、エチレン、n−プロピレンおよびn−ブチレンから選択される。
本発明に記載の、半電導性発光ナノ粒子の無機部分として、多種多様な公知の半電導性発光ナノ粒子が所望のとおり使用され得る。
本明細書に使用されるとき、用語「シェル層」は、前記コアを完全にまたは部分的に被覆する構造を意味する。好ましくは、前記1以上のシェル層は前記コアを完全に被覆する。用語「コア」および「シェル」は、当該技術分野において周知であり、典型的に量子材料の分野、例えばUS 8221651 B2において使用される。
本発明の好ましい態様において、本発明の半電導性発光ナノ粒子は量子サイズの材料である。
本発明に記載の、半電導性発光ナノ粒子の前記コアは、変化することができる。例えば、CdS、CdSe、CdTe、ZnS、ZnSe、ZnSeS、ZnTe、ZnO、GaAs、GaP、GaSb、HgS、HgSe、HgSe、HgTe、InAs、InP、InPS、InPZnS、InPZn、InPGa、InSb、AlAs、AlP、AlSb、Cu2S、Cu2Se、CuInS2、CuInSe2、Cu2(ZnSn)S4、Cu2(InGa)S4、TiO2合金およびそれらの任意の組み合わせが使用され得る。
なおより好ましくは、コアは、InおよびP原子、例えば、InP、InPS、InPZnS、InPZnまたはInPGaを含む。
より好ましくは、少なくとも1つのシェル層は、周期表12族の第1元素および周期表16族の第2元素を含む。例えば、CdS、CdZnS、ZnS、ZnSe、ZnSSe、ZnSSeTe、CdS/ZnS、ZnSe/ZnSまたはZnS/ZnSeのシェル層が使用され得る。なおより好ましくは、すべてのシェル層は、周期表12族の第1元素および周期表16族の第2元素を含む。
ZnSxSeyTez、− (II)、
式中、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、およびx+y+z=1であり、さらにより好ましくは0≦x≦1、0≦y≦1、z=0、およびx+y=1である、
によって表される。
例えば、緑色および/または赤色放射使用のための半電導性発光ナノ粒子として、CdSe/CdS、CdSeS/CdZnS、CdSeS/CdS/ZnS、ZnSe/CdS、CdSe/ZnS、InP/ZnS、InP/ZnSe、InP/ZnSe/ZnS、InP/ZnS/ZnSe、InPZn/ZnS、InPZn/ZnSe/ZnS、InPZn/ZnS/ZnSe、ZnSe/CdS、ZnSe/ZnS半電導性発光ナノ粒子またはそれらの任意の組み合わせが使用され得る。
本発明の好ましい態様において、半電導性発光ナノ粒子の前記シェル層は二重のシェル層である。
本発明に記載の半電導性発光ナノ粒子は、上に定義されるとおりの少なくとも1つの構造単位(A)および少なくとも1つの構造単位(B)を含む、金属カルボキシラート、ホスホナートまたはキサンタートポリマーに加えて、任意に異なるタイプの表面連結基を含む。
理論によって拘束されることは望まないが、かかる表面リガンドはナノサイズの蛍光材料が溶媒により容易に分散されるのに影響を与えることができる。
本発明はまた、少なくとも半電導性発光ナノ粒子、および少なくとも1つの金属カルボキシラートポリマー、金属ホスホナートポリマーまたは金属キサンタートポリマー、またはそれらの組み合わせを含むマトリックス材料を含む組成物に関する。
構造単位(D)は、以下の化学式(III):
Yは、水素、カルボキシル基(−COOH)またはカルボキシラート基(−COOZ)、ホスホニル基(−PO(OH)2)または一級の(−PO(OH)(OZ))または二級の(−PO(OZ)2)ホスホナート基、またはキサンタート基(−OCS2Z)を示し;
Eは、1/2Zn2+または1/2Cd2+または1/3In3+から選択される金属カチオンを示し;および
Zは、1/2Zn2+または1/2Cd2+または1/3In3+から選択される金属カチオンを示す、
によって表される。
より好ましくは、構造単位(C)は、1〜6個のC原子を有する直鎖のアルキレン基であり、ここで、1以上のH原子はカルボキシラート、スルホナート、スルファート、カーボネート、ホスファート、ホスホナートおよびボロナートから選択される基によって置き換えられていてもよい。好ましくは、いずれのH原子も置き換えられていない。
その上、より好ましくは、基Vはカルボキシラート基(−COOE)を示す。
上述されるとおり、本明細書に記載の、マトリックス材料は、少なくとも1つの金属カルボキシラートボリマーを含むことが特に好ましい。
本明細書に使用されるとき、用語「透明な」または「光学的に透明な」は、光学媒体において使用される厚さで光学媒体の操作中に使用される波長または波長の範囲で少なくともほぼ60%の入射光が伝わることを意味する。好ましくは、70%を超える入射光が伝わり、より好ましくは75%を超え、および最も好ましくは80%を超える。
透明なマトリックス材料として働くポリマーの重量平均分子量は、好ましくは1,000〜300,000、より好ましくは10,000〜250,000の範囲である。
別の好ましい態様に記載の、本発明に記載の組成物は、有機の発光材料、無機の発光材料、電荷輸送材料および散乱粒子からなる群から選択される少なくとも1つの追加材料をさらに含む。
本発明により取り組まれた問題はまた半電導性発光ナノ粒子を調製するプロセスによって解決され、ここで、方法は以下のステップ(a)、
(a)連結基、すなわち、少なくとも1つの構造単位(A)および少なくとも1つの構造単位(B)を含む、金属カルボキシラートポリマー、金属ホスホナートポリマーまたは金属キサンタートポリマー、またはそれらの組み合わせ、ならびにコアおよび1つ以上のシェル層を含む半電導性発光ナノ粒子を混合物を得るために溶媒中に提供すること、
を含む。
さらに好ましくは、ステップ(a)は、60℃〜0℃の範囲の温度で、より好ましくは室温にて行われる。
本発明はプロセスから得ることができるまたは得られた半電導性発光ナノ粒子に関する。
本発明はさらにまた、上に定義されるとおりの半電導性発光ナノ粒子または上に定義される通りの組成物、および少なくとも1つの溶媒を含む配合物に関する。
本発明はさらにまた、電子デバイス、光学デバイスまたは生物医学デバイスにおける、本発明に記載の半電導性発光ナノ粒子、または組成物、または配合物の使用に関する。
本発明は、加えて、半電導性発光ナノ粒子または本発明に記載の組成物を含む光学媒体に関する。
本発明のいくつかの態様において、光学媒体は、光学フィルム、例えば、色フィルター、色変換フィルム、リモート蛍光体テープ、または別のフィルムまたはフィルターであり得る。
本発明はさらに本発明に記載の光学媒体を含む光学デバイスに関する。
光学デバイスは、好ましくは、液晶ディスプレイ、有機の発光ダイオード(OLED)、ディスプレイのためのバックライトユニット、発光ダイオード(LED)、微小電気機械システム(以下「MEMS」)、エレクトロウェッティングディスプレー、または電気泳動ディスプレイ、照明デバイス、および/または太陽電池である。
1.少なくとも1つのコア、1以上のシェル層および1以上のシェル層の最も外側の表面に連結した連結基を含む半電導性発光ナノ粒子であって、
連結基が、少なくとも1つの構造単位(A)および少なくとも1つの構造単位(B)を含む、金属カルボキシラートポリマー、金属ホスホナートポリマーまたは金属キサンタートポリマー、またはそれらの組み合わせであって、
構造(B)は、以下の化学式
Xは、水素、カルボキシル基(−COOH)またはカルボキシラート基(−COOL)、ホスホニル基(−PO(OH)2)または一級の(−PO(OH)(OL))または二級の(−PO(OL)2)ホスホナート基、またはキサンタート基(−OCS2L)を示し;
Lは、1/2Zn2+または1/2Cd2+または1/3In3+から選択される金属カチオンを示す、
によって表される、前記半電導性発光ナノ粒子。
3.金属カチオンが、金属カルボキシラートポリマー、金属ホスホナートポリマーまたは金属キサンタートポリマー、またはそれらの組み合わせにおいて、構造単位(B)の1モルに基づいて約0.1〜約1.5モルの量において存在する、態様1または2に記載のナノ粒子。
5.構造単位(B)において、R2が単結合を示し、および/またはWがカルボキシラート基(−COOM)を示す、態様1〜4のいずれか1に記載のナノ粒子。
7.連結基が、亜鉛ポリ(アルキレン−co−アクリル酸)、亜鉛ポリ(アルキレン−co−メタクリル酸)および亜鉛ポリ(アルキレン−co−マレイン酸)塩から選択される金属カルボキシラートポリマーである、態様1〜6のいずれか1に記載のナノ粒子。
8.アルキレン構造単位(モノマー)が、エチレン、n−プロピレンおよびn−ブチレンから選択される、態様7に記載のナノ粒子。
10.シェル層の少なくとも1が、少なくとも周期表12族の第1の元素、好ましくはZnまたはCdを含み、
および周期表16族の第2の元素、好ましくはS、Se、またはTeを含む、
態様1〜9のいずれか1に記載のナノ粒子。
ZnSxSeyTez, 式(II)
式中、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、およびx+y+z=1、好ましくは0≦x≦1、0≦y≦1、z=0、およびx+y=1
によって表される、前記ナノ粒子。
12.半電導性発光ナノ粒子の1以上のシェル層が二重のシェル層である、態様1〜11のいずれか1に記載のナノ粒子。
14.少なくとも半電導性発光ナノ粒子、および少なくとも1つの金属ホスホナート、キサンタート、または金属カルボキシラートポリマーを含むマトリックス材料を含む組成物。
ここで、
構造単位(C)は、1〜20個のC原子を有する直鎖のアルキレン基または3〜20個のC原子を有する分枝のアルキレン基であって、ここで前記直鎖のおよび分枝のアルキレン基における1以上のH原子は、各場合において、カルボキシラート、スルホナート、スルファート、カルボナート、ホスファート、ホスホナートおよびボロナートから選択される基によって置き換えられていてもよく;および
構造単位(D)は、以下の化学式(III):
Yは、水素、カルボキシル基(−COOH)またはカルボキシラート基(−COOZ)、ホスホニル基(−PO(OH)2)または一級の(−PO(OH)(OZ))または二級の(−PO(OZ)2)ホスホナート基、またはキサンタート基(−OCS2Z)を示し;
Eは、1/2Zn2+または1/2Cd2+または1/3In3+から選択される金属カチオンを示し;および
Zは、1/2Zn2+または1/2Cd2+または1/3In3+から選択される金属カチオンを示す、
によって表される、前記組成物。
21.構造単位(D)において、Yが、水素、カルボキシル基(−COOH)またはカルボキシラート基(−COOZ)を示す、態様14〜20のいずれか1に記載の組成物。
24.少なくとも1つの金属カルボキシラートポリマーが、亜鉛ポリ(エチレン−co−アクリル酸)、亜鉛ポリ(エチレン−co−メタクリル酸)または亜鉛ポリ(エチレン−co−マレイン酸)である、態様14〜23のいずれか1に記載の組成物。
26.前記組成物が、マトリックス材料として、組成物の総重量に基づき、少なくとも約20重量%の金属カルボキシラートポリマー、金属ホスホナートポリマーまたは金属キサンタートポリマー、またはそれらの組み合わせを含む、態様14〜25のいずれか1に記載の組成物。
28.態様1〜13のいずれか1に記載の半電導性発光ナノ粒子を調製するプロセスであって、ここでプロセスがステップ(a):
(a)少なくとも1つの構造単位(A)および少なくとも1つの構造単位(B)を含む、金属カルボキシラートポリマー、金属ホスホナートポリマーまたは金属キサンタートポリマー、またはそれらの組み合わせ、およびコアおよび1つ以上のシェル層を含む半電導性発光ナノ粒子を混合物を得るために溶媒中に提供すること、
を含む、前記プロセス。
30.態様1〜13、29のいずれか1つに記載の半電導性発光ナノ粒子、または態様14〜27のいずれか1つに記載の組成物、および少なくとも1つの溶媒を含む配合物であって、好ましくは、溶媒は芳香族の、ハロゲン化されたおよび脂肪族炭化水素溶媒からなる群の1以上のメンバーから選択され、より好ましくはトルエン、キシレン、エーテル、テトラヒドロフラン、クロロホルム、ジクロロメタンおよびヘプタンからなる群の1以上のメンバーから選択される、前記配合物。
32.態様1〜13、29のいずれか1つに記載の半電導性発光ナノ粒子、または態様14〜27のいずれか1つに記載の組成物を含む光学媒体。
本明細書に使用されるとき、用語「半導体」は、室温における伝導体(例えば銅)の電気伝導率および絶縁体(例えばガラス)の電気伝導率の間の程度の電気伝導率を有する材料を意味する。
好ましくは、半導体は温度に伴って電気伝導率が上昇する材料である。
本明細書に使用されるとき、用語「ポリマー」は、1以上の繰返し単位および重量平均分子量1000以上を有する材料を意味する。
本明細書に使用されるとき、用語「放射」は、原子および分子における電子遷移による電磁波の放射を意味する。
以下の実施例1〜4は、本発明の記載およびそれらの調製の詳細な記載を提供する。
実施例1:
EAA−Zn−量子材料フィルムの調製:
亜鉛ポリ(エチレン−co−アクリル酸)(PEAA−Zn)50mgを1.8gのTHFに添加した。PEAA−Znを溶解するために、溶液を60℃に加熱した。溶解に続いて、温度を50℃に下げた。トルエン中の量子材料InP/ZnS量子ドットの5%(%w/v)溶液1mLをTHF/PEAA−Zn溶液に添加した。アルゴンでパージした管を50℃で2時間撹拌し続け、それによって第1のPEAA−Zn/量子材料/THF溶液を得る。
フィルム調製のために、THF中のPEAA−Znの第2の溶液は、2gのPEAA−Znを10gのTHFに添加することによって作成された。この溶液に、3mLの第1のPEAA−Zn/量子材料/THF溶液を添加し、合わせた溶液を50℃で数分間混合する。よって、得られた溶液はスピンコーティングによりガラス基板上に堆積する。
ポリ(メタクリル酸メチル)(PMMA)−量子材料フィルムは、PEAA−Znが使用されないことを除いて、実施例1に記載されたのと同じやり方において調製される。
実施例1において得られたPEAA−Zn−量子材料フィルムにおけるおよび比較例1において得られた量子材料のPMMA−量子材料フィルムにおける量子材料の経時的QYは、Hamamatsu Quantaurus absolute PL量子収率分光計モデル c11347−11を使用して測定された。
室内条件(室温=23℃;「RT」)、24時間毎、450nmの光を15mW/cm2の強度で7日間照射後(「光」)、および85%の相対湿度の湿度の高い環境下、オーブンにおいて85℃でそれぞれのフィルムを加熱することによって熱および湿度処理後(「85/85」)。
実施例1において得られたPEAA−Zn−量子材料フィルム、および比較例1において得られたPMMA−量子材料フィルムにおける量子材料の経時的CWLは、Hamamatsu Quantaurus absolute PL量子収率分光計モデルc11347−11を使用して測定される。
図2について、測定は異なる条件下で行われる:室内条件(室温=23℃;「RT」)、24時間毎、450nmの光を15mW/cm2の強度で7日間照射後(「光」)、および85%の相対湿度の湿度の高い環境下、オーブンにおいて85℃でそれぞれのフィルムを加熱することによって熱および湿度処理後(「85/85」)。
図2から見ることができるとおり、PEAA−Znフィルムにおける量子材料のCWLは、異なる測定条件下ほとんど変化しないままである。
実施例1において得られたPEAA−Zn−量子材料フィルムにおけるおよび比較例1において得られたPMMA−量子材料フィルムにおける量子材料の経時的FWHMは、Hamamatsu Quantaurus absolute PL量子収率分光計モデルc11347−11を使用して測定される。
図3について、測定は異なる条件下で24時間毎に行われる:室内条件(室温=23℃;「RT」)、450nmの光を15mW/cm2の強度で7日間照射後(「光」)、および85%の相対湿度の湿度の高い環境下、オーブンにおいて85℃でそれぞれのフィルムを加熱することによって熱および湿度処理後(「85/85」)。
図3から見ることができるとおり、PEAA−Znフィルムにおける量子材料のFWHM値は、異なる測定条件下のPMMAフィルムにおける量子材料のFWHM値よりも、はるかに良い。
Claims (24)
- 少なくとも1つのコア、1以上のシェル層および1以上のシェル層の最も外側の表面に連結した連結基を含む半電導性発光ナノ粒子であって、
連結基が、少なくとも1つの構造単位(A)および少なくとも1つの構造単位(B)を含む、金属カルボキシラートポリマー、金属ホスホナートポリマーまたは金属キサンタートポリマー、またはそれらの組み合わせであって、ここで、
構造単位(A)は、1〜20個のC原子を有する直鎖のアルキレン基または3〜20個のC原子を有する分枝のアルキレン基であって、前記直鎖のまたは分枝のアルキレン基における1以上のH原子は、各場合において、カルボキシラート、スルホナート、スルフェート、カルボナート、ホスファート、ホスホナートおよびボロナートから選択された基によって置き換えられていてもよい;および
構造単位(B)は、以下の化学式(I):
R1は、水素、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、へプチル基、オクチル基、ノニル基、またはデシル基、好ましくは水素、メチル基、またはエチル基、より好ましくは、水素またはメチル基を示し;
R2は、単結合、1〜20個のC原子を有する直鎖のアルキレン基、または3〜20個のC原子を有する分枝のアルキレン基(ここで前記直鎖のおよび分枝のアルキレン基における1以上の非隣接するメチレン構造単位(−CH2−)は、各場合において、スルホニル基、カルボニル基、エーテル基、スルフィド基、スルホキシド基、エステル基、アミド基またはイミン基によって置き換えられていてもよい)、または2〜20個のC原子を有する直鎖のアルケニレン基または3〜20個のC原子を有する分枝のアルケニレン基(ここで前記直鎖および分枝のアルケニレン基における1以上のメチレン構造単位(−CH2−)は、各場合において、スルホニル基、カルボニル基、エーテル基、スルフィド基、スルホキシド基、エステル基、アミド基またはイミン基によって置き換えられていてもよい)を示し;
Wは、カルボキシラート基(−COOM)、一級の(−PO(OH)(OM))または二級の(−PO(OM)2)ホスホナート基、またはキサンタート基(−OCS2M)を示し;
Xは、水素、カルボキシル基(−COOH)またはカルボキシラート基(−COOL)、ホスホニル基(−PO(OH)2)または一級の(−PO(OH)(OL))または二級の(−PO(OL)2)ホスホナート基、またはキサンタート基(−OCS2L)を示し;
Mは、1/2Zn2+または1/2Cd2+または1/3In3+から選択される金属カチオンを示し;および
Lは、1/2Zn2+または1/2Cd2+または1/3In3+から選択される金属カチオンを示す、
によって表される、
前記半電導性発光ナノ粒子。 - 構造単位(A)が、1〜6個のC原子を有する直鎖のアルキレン基であって、1以上のH原子が、カルボキシラート、スルホナート、スルファート、カルボナート、ホスファート、ホスホナートおよびボロナートから選択される基によって置き換えられていてもよい、請求項1に記載のナノ粒子。
- 構造単位(B)において、R2が単結合を示しおよび/またはWがカルボキシラート基(−COOM)を示す、請求項1または2に記載のナノ粒子。
- 構造単位(B)において、Xが水素、カルボキシル基(−COOH)またはカルボキシラート基(−COOL)を示す、請求項1〜3のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 連結基が、亜鉛ポリ(アルキレン−co−アクリル酸)、亜鉛ポリ(アルキレン−co−メタクリル酸)および亜鉛ポリ(アルキレン−co−マレイン酸)塩から選択される金属カルボキシラートポリマーである、請求項1〜4のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 構造単位(A)が、エチレン、n−プロピレンまたはn−ブチレンから選択されるアルキレン構造単位である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- 金属カルボキシラートポリマーが、亜鉛ポリ(エチレン−co−アクリル酸)、亜鉛ポリ(エチレン−co−メタクリル酸)または亜鉛ポリ(エチレン−co−マレイン酸)である、請求項1〜6のいずれか一項に記載のナノ粒子。
- シェル層の少なくとも1が、少なくとも周期表12族の第1の元素、好ましくはZnまたはCdを含み、
および周期表16族の第2の元素、好ましくはS、Se、またはTeを含む、
請求項1〜7のいずれか一項に記載のナノ粒子。 - 少なくとも半電導性発光ナノ粒子および少なくとも1つの金属ホスホナート、キサンタート、または金属カルボキシラートポリマーを含むマトリックス材料を含む組成物。
- 少なくとも請求項1〜8のいずれか一項に記載の半電導性発光ナノ粒子および少なくとも1つの金属カルボキシラートポリマー、金属ホスホナートポリマーまたは金属キサンタートポリマー、またはそれらの組み合わせを含むマトリックス材料を含む組成物。
- マトリックス材料が、少なくとも1つの構造単位(C)および少なくとも1つの構造単位(D)を含む、少なくとも1つの金属カルボキシラートポリマー、金属ホスホナートポリマーまたは金属キサンタートポリマー、またはそれらの組み合わせを含む、請求項9または10に記載の組成物であって、ここで、
構造単位(C)は、1〜20個のC原子を有する直鎖のアルキレン基または3〜20個のC原子を有する分枝のアルキレン基であって、ここで前記直鎖のおよび分枝のアルキレン基における1以上のH原子は、各場合において、カルボキシラート、スルホナート、スルファート、カルボナート、ホスファート、ホスホナートおよびボロナートから選択される基によって置き換えられていてもよく;および
構造単位(D)は、以下の化学式(III):
R3は、水素、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、へプチル基、オクチル基、ノニル基、またはデシル基、好ましくは水素、メチル基、またはエチル基、より好ましくは水素またはメチル基を示し;
R4は、単結合、1〜20個のC原子を有する直鎖のアルキレン基、または3〜20個のC原子を有する分枝のアルキレン基(ここで、前記直鎖のおよび分枝のアルキレン基における1以上の非隣接するメチレン構造単位(−CH2−)は、各場合において、スルホニル基、カルボニル基、エーテル基、スルフィド基、スルホキシド基、エステル基、アミド基またはイミン基によって置き換えられていてもよい)、または2〜20個のC原子を有する直鎖のアルケニレン基または3〜20個のC原子を有する分枝のアルケニレン基(ここで、前記直鎖のおよび分枝のアルキレン基における1以上のメチレン構造単位(−CH2−)は、各場合において、スルホニル基、カルボニル基、エーテル基、スルフィド基、スルホキシド基、エステル基、アミド基またはイミン基によって置き換えられていてもよい)を示し;
Vは、カルボキシラート基(−COOE)、一級の(−PO(OH)(OE))または二級の(−PO(OE)2)ホスホナート基、またはキサンタート基(−OCS2E)を示し;
Yは、水素、カルボキシル基(−COOH)またはカルボキシラート基(−COOZ)、ホスホニル基(−PO(OH)2)または一級の(−PO(OH)(OZ))または二級の(−PO(OZ)2)ホスホナート基、またはキサンタート基(−OCS2Z)を示し;
Eは、1/2Zn2+または1/2Cd2+または1/3In3+から選択される金属カチオンを示し;および
Zは、1/2Zn2+または1/2Cd2+または1/3In3+から選択される金属カチオンを示す、
によって表される、前記組成物。 - 金属カチオンが、金属カルボキシラートポリマー、金属ホスホナートポリマーまたは金属キサンタートポリマー、またはそれらの組み合わせ、構造単位(D)1モルに基づいて約0.1〜約1.5モルの量における金属カルボキシラートポリマーにおいて存在する、請求項9〜11のいずれか一項に記載の組成物。
- 構造単位(C)が、1〜6個のC原子を有する直鎖のアルキレン基であり、ここで1以上のH原子がカルボキシラート、スルホナート、スルファート、カルボナート、ホスファート、ホスホナートおよびボロナートから選択される基によって置き換えられていてもよい、請求項9〜12のいずれか一項に記載の組成物。
- 構造単位(D)において、R4が、単結合を示し、および/またはVが、カルボキシラート基(−COOE)を示す、請求項9〜13のいずれか一項に記載の組成物。
- 構造単位(D)において、Yが、水素、カルボキシル基(−COOH)またはカルボキシラート基(−COOZ)を示す、請求項9〜14のいずれか一項に記載の組成物。
- マトリックス材料が、亜鉛ポリ(アルキレン−co−アクリル酸)、亜鉛ポリ(アルキレン−co−メタクリル酸)および亜鉛ポリ(アルキレン−co−マレイン酸)塩から選択される、少なくとも1つの金属カルボキシラートポリマーを含む、請求項9〜15のいずれか一項に記載の組成物。
- アルキレン構造単位が、エチレン、n-プロピレンおよびn-ブチレンから選択される、請求項11に記載の組成物。
- 少なくとも1つの金属カルボキシラートポリマーが、亜鉛ポリ(エチレン−co−アクリル酸)、亜鉛ポリ(エチレン−co−メタクリル酸)または亜鉛ポリ(エチレン−co−マレイン酸)である、請求項9〜17のいずれか一項に記載の組成物。
- 請求項1〜8のいずれか一項に記載の半電導性発光ナノ粒子を調製するプロセスであって、
プロセスが、以下のステップ(a):
(a)少なくとも1つの構造単位(A)および少なくとも1つの構造単位(B)を含む、金属カルボキシラートポリマー、金属ホスホナートポリマーまたは金属キサンタートポリマー、またはそれらの組み合わせ、およびコアおよび1つ以上のシェル層を含む半電導性発光ナノ粒子を混合物を得るために溶媒中に提供すること、
を含む、前記プロセス。 - 請求項19に記載のプロセスから得ることができるまたは得られた半電導性発光ナノ粒子。
- 請求項1〜8、20のいずれか一項に記載の半電導性発光ナノ粒子または請求項9〜18のいずれか一項に記載の組成物、および少なくとも1つの溶媒を含む配合物であって、好ましくは、溶媒は、芳香族の、ハロゲン化されたおよび脂肪族炭化水素溶媒からなる群の1以上のメンバーから選択され、より好ましくはトルエン、キシレン、エーテル、テトラヒドロフラン、クロロホルム、ジクロロメタンおよびヘプタンからなる群の1以上のメンバーから選択される、前記配合物。
- 電子デバイス、光学デバイスにおけるまたは生物医学デバイスにおける、請求項1〜8、20のいずれか一項に記載の半電導性発光ナノ粒子または請求項9〜18のいずれか一項に記載の組成物、または請求項23に記載の配合物の使用。
- 請求項1〜8、20のいずれか一項に記載の前記半電導性発光ナノ粒子、または請求項9〜18のいずれか一項に記載の組成物を含む光学媒体。
- 請求項23に記載の前記光学媒体を含む光学デバイス。
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