JP2021504977A - プラズマチャンバ壁の状態のリアルタイム監視のための方法および装置 - Google Patents

プラズマチャンバ壁の状態のリアルタイム監視のための方法および装置 Download PDF

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Abstract

【解決手段】基板処理システムは、処理チャンバを備える。ペデスタルおよびシャワーヘッドは、処理チャンバ内に配置されている。表面プラズモン共鳴(SPR)ファイバは、処理チャンバ内に配置されている中央部分と、処理チャンバの外に配置されている両端と、を有する。光源は、SPRファイバの一端に入力光を供給し、検出器が、SPRファイバの他端から出力光を受信する。表面プラズモン波およびエバネセント波は、出力光を構成し、出力光は、処理チャンバの状態を決定するために処理および解析される。【選択図】図3A

Description

関連出願の相互参照
本願は、2017年11月28日に出願された、米国特許出願第15/824,061号に基づく優先権を主張する。上記の出願の開示全体が、参照によって本明細書に組み込まれる。
本開示は、基板処理システムに関し、より具体的には、基板処理システムの処理チャンバ内の状態を監視することに関し、さらに具体的には、基板処理システムの処理チャンバ内の状態のリアルタイム監視に関する。またさらに具体的には、本開示は、基板処理システムの処理チャンバ内の状態のその場リアルタイム監視に関する。
本明細書で提供される背景技術の記載は、一般に、本開示の文脈を提示する。ここに名を挙げられている発明者の業績は、この背景技術に記載された範囲において、出願時に従来技術として通常見なされえない記載の態様と共に、明示的にも黙示的にも本開示に対する従来技術として認められない。
半導体ウエハなどの基板のエッチングおよび/またはその他の処理を実行するために、基板処理システムが利用されうる。基板は、基板処理システムの処理チャンバ内のペデスタル上に配置されうる。例えば、プラズマエッチャ内でのエッチング中、1または複数の前駆体を含むガス混合物が、処理チャンバに導入され、プラズマが、基板をエッチングするために点火される。
処理を最適化できるように半導体処理チャンバ内の状態を監視することが有効である。チャンバ内の状態は、例えば、洗浄の必要性を示すか、または、チャンバが、ウエハ加工のための最適な状態になるように十分に「シーズニング」されているか否かを示しうる。一態様において、「シーズニング」とは、特定の時点のチャンバの状態を意味するか、または、チャンバの定常状態条件を意味しうる。
チャンバ外に配置されている装置を用いてチャンバ状態を監視することが知られている。半導体処理チャンバ内の状態は、多くの種類の装置にとってかなり厳しいものである。チャンバ状態の観察が、チャンバの1以上の窓を通して実行されうる。例えば、チャンバ内の状態を観察するために窓の1つにカメラまたはその他の検知装置を配置することが知られている。
図1は、RFプラズマを用いてエッチングを実行するための基板処理チャンバの一例500を示す。基板処理チャンバ500は、基板処理チャンバ500の他の構成要素を収容すると共にRFプラズマを閉じ込める処理チャンバ502を備える。基板処理チャンバ500は、上側電極504と、下側電極507を備えたペデスタル506と、を備える。エッジ結合リング503が、ペデスタル506によって支持され、基板508の周囲に配置されている。1以上のアクチュエータ505が、エッジ結合リング503を動かすために用いられてよい。動作中、基板508は、上側電極504および下側電極507の間で、ペデスタル506上に配置される。
単に例として、上側電極504は、処理ガスを導入して分散させるシャワーヘッド509を備えてよい。シャワーヘッド509は、処理チャンバの上面に接続されている一端を備えるステム部分を備えてよい。ベース部分は、略円筒形であり、処理チャンバの上面から離れた位置でステム部分の反対側の端部から半径方向外向きに広がる。シャワーヘッドのベース部分の基板対向面すなわちフェースプレートは、処理ガスまたはパージガスが流れる複数の穴を備える。あるいは、上側電極504は、導電性のプレートを備えてもよく、処理ガスは、別の方法で導入されてもよい。下側電極507は、非導電性のペデスタルの中に配置されてよい。あるいは、ペデスタル506は、下側電極507として機能する導電性のプレートを備えた静電チャックを備えてもよい。
RF発生システム510が、RF電圧を生成して、上側電極504および下側電極507の一方に出力する。上側電極504および下側電極507の他方は、DC接地、AC接地されるか、または、浮遊していてよい。単に例として、RF発生システム510は、整合/配電ネットワーク512によって上側電極504または下側電極507に供給されるRF電圧を生成するRF電圧発生器511を備えてよい。他の例において、プラズマは、誘導的にまたは遠隔で生成されてよい。
ガス供給システム530が、1以上のガス源532−1、532−2、・・・、および、532−N(集合的に、ガス源532)を備えており、ここで、Nはゼロより大きい整数である。ガス源は、1以上の前駆体およびそれらの混合物を供給する。ガス源は、パージガスを供給してもよい。気化した前駆体が用いられてもよい。ガス源532は、バルブ534−1、534−2、・・・、および、534−N(集合的に、バルブ534)ならびにマスフローコントローラ536−1、536−2、・・・、および、536−N(集合的に、マスフローコントローラ536)によってマニホルド540に接続されている。マニホルド540の出力は、処理チャンバ502に供給される。単に例として、マニホルド540の出力は、シャワーヘッド509に供給される。
ヒータ542が、ペデスタル506内に配置されているヒータコイル(図示せず)に接続されてよい。ヒータ542は、ペデスタル506および基板508の温度を制御するために用いられてよい。バルブ550およびポンプ552が、処理チャンバ502から反応物質を排出するために用いられてよい。コントローラ560が、基板処理チャンバ500の構成要素を制御するために用いられてよい。コントローラ560は、アクチュエータ505を制御して、エッジ結合リング503の1以上の部分の位置を調節するために用いられてもよい。
ロボット570およびセンサ572が、エッジ結合リングの腐食を測定するために用いられうる。いくつかの例において、センサ572は、深さゲージを含みうる。ロボット570は、腐食を測定するために、エッジ結合リングと接触させて深さゲージを移動させうる。あるいは、レーザ干渉計(ロボット570を伴うまたは伴わない)が、直接接触することなしに腐食を測定するために用いられてもよい。ロボット570は、エッジ結合リングへの直接的な見通しを持つようにレーザ干渉計を配置できる場合には、省略されてもよい。
図2Aは、チャンバの壁における状態を検出するためのアプローチの一例を示す。記載しやすいように、図1の要素の多くが、ここでは省略されている。図2Aにおいて、半導体処理チャンバ100は、ペデスタル110を備えており、ペデスタル110の上に、静電チャック(ESC)115が取り付けられてよい。ウエハまたは基板120が、ESC上に配置されている。
チャンバの上部では、導管130が、プラズマをシャワーヘッド135へ通して、シャワーヘッド135が、チャンバ内にプラズマを分散させる。基板が処理されるにつれ、チャンバの壁の上に堆積が生じうる。検出装置が、光源170およびカメラ/検出器175を備える。光源170は、第1開口部180を通して、チャンバの反対側にある鏡165上に光を当てる。カメラ/検出器175は、第2開口部185を通して、鏡165から反射した光を捕捉する。コントローラ160は、カメラを動作させるため、および、カメラ/検出器から出力を受信するために、カメラ/検出器175と通信する。コントローラ160は、光源170の動作も制御する。シャッタ190、195が、検出装置の非動作時、または、チャンバの非利用時に、それぞれ、窓180、185を覆うように動作する。
コントローラ160は、チャンバ100における壁の状態に関する情報を取得するために、周知の信号処理アルゴリズムおよび/またはその他の計算技術を用いて、カメラ/検出器175からのデータを処理しうる。あるいは、コントローラ160は、取得したデータをその目的のために他の処理装置(ここでは記載を簡単にするために図示していない)に受け渡してもよい。
動作中、チャンバ壁上に堆積するものは何でも、鏡165上にも堆積し、それにより、カメラ/検出器175に光源170からの光を反射する鏡の能力が影響を受ける。コントローラ160は、鏡165から反射してカメラ/検出器175が受信した光の量を取得し、光源170が出力する光と、チャンバの壁(ひいては鏡165)上に蒸着される材料とを所与として、鏡上の堆積量を計算/評価する。
透過光が通り、反射光が離れる窓180、185上にも堆積が生じる。近似として、計算を簡単にするために、窓上の堆積量は、鏡上の堆積量と同じであると仮定できる。
図2Bは、図2Aの設定の変形例を示しており、カメラ/検出器175および窓185が、図2Aのシステムの位置からチャンバの反対側に移されている。図2Bのアプローチは、チャンバ100内の鏡の必要性をなくす。ここでも、近似として、計算を簡単にするために、窓185上の堆積量は、窓180と同じであると仮定できる。
図2Aの装置および検出アプローチに関しては、様々な問題がある。図2Aのシステムに関する1つの問題は、鏡165から戻るものが、光源170の提供している光を確実に示すものになるように、光源170からの光を鏡165上に強く集束させる必要があることである。光源170は、鏡165上に強く集束することを可能にするレーザまたはその他のコヒーレント光源であってよい。図2のいくつかの要素の内のどれが移動しても、反射光を適切に受信するカメラ/検出器175の能力に影響しうる。例えば、チャンバ外の光源170の移動、または、チャンバ内の鏡165の移動、または、チャンバ自体の移動は、鏡165上への光源170の再集束を必要としうる。さらに、鏡165または鏡を含むチャンバの移動は、鏡165からの反射角が変化しうるため、カメラ/検出器175の再配置を必要としうる。これらの可能性のすべての結果として、光源170および/またはカメラ/検出器175の頻繁な再配置/再集束が必要でありうる。別の問題は、鏡165上の堆積があるのと全く同じように、窓180、185上にも堆積があり、それにより、光源170が供給する光の量だけではなく、カメラ/検出器175が検出する光の量にも影響がある。チャンバ壁(ひいては、鏡および窓)上の材料の堆積が均一であると仮定できるが、利用される処理によっては、それが当てはまらない場合がある。結果として、鏡165の位置が窓180、185とは異なることを前提とすると、異なる位置では堆積量が異なりうるため、窓上の堆積を信頼性高く推定することは難しくなる。
図2Bのアプローチは、鏡165に関連する検出および精度の問題を解消する。しかしながら、窓180、185がチャンバの反対側にあるので、図2Bのアプローチでは、チャンバの異なる部分における堆積量の差の問題が残る。さらに、反射による伝送の代わりに光を直接伝送することにより、図2Bのアプローチは、光源170、カメラ/検出器175、または、チャンバ100の移動に関連する集束の問題を緩和する。しかしながら、これらの集束の問題は、或る程度は残ることになる。
チャンバ内に検出装置を提供して、より直接的な測定を提供する努力がなされてきた。そのアプローチに関する大きな困難は、プラズマがその装置に提供する厳しい環境である。
チャンバ状態のより正確な監視を行うことが有効である。
基板処理システムは、チャンバ壁を有する処理チャンバと、処理中に基板を保持するために処理チャンバ内に配置されているペデスタルと、を備える。基板処理システムは、チャンバ内でプラズマを分配するために処理チャンバ内に配置されているシャワーヘッドを備える。基板処理は、さらに、チャンバ壁の状態を検出するよう構成されている検出器システムを備える。検出器システムは、表面プラズモン共鳴(SPR:surface plasmon resonance)ファイバを備えており、SPRファイバは、処理チャンバの外に配置されている第1端および第2端と、処理チャンバの中に配置されているSPRファイバの内側部分と、を有する。光源は、第1SPRファイバの第1端へ入力光を供給する。コントローラは、SPRファイバの第1端へ供給される光の量を制御し、出力光としてSPRファイバの第2端で光を受信するよう構成される。コントローラは、入力光および出力光を解析して、チャンバ壁の状態を決定する。
一態様において、チャンバ内にあるSPRファイバの部分において、ファイバ上の被覆の1以上の部分が、1以上の開口部を提供するために除去されてよい。開口部は、チャンバ内の状態の決定に利用される特性を有する表面プラズモン波およびエバネセント波の両方を提供するために構成されているインサートで埋められる。
一特徴において、SPRファイバの開口部は、互いに十分に近いが、チャンバの異なる部分における状態を確認するのに十分離れていてよい。別の特徴において、SPRファイバの開口部は、チャンバの両側における状態を確認するために、チャンバの周りに離間されるように十分離れていてもよい。
一特徴において、チャンバの異なる部分に、複数のSPRファイバが提供されてもよい。別の特徴において、SPRファイバは、チャンバの外に配置されている基準として利用されてもよく、コントローラは、チャンバ内のSPRファイバからの出力光との比較に、基準SPRファイバからの出力光を用いることにより、チャンバ壁の状態を確認するためのベースラインを決定する。
別の特徴において、入力光は、適切な赤外線(IR)域の光伝送を提供するレーザ(量子カスケードレーザ(QCL)など)であってよい。別の特徴において、レーザは、分布帰還型レーザ(DFB)の1タイプであってもよく、かかるレーザは、より狭い波長域(特定の波長に至るまで)の光伝送を提供する。
基板処理システム内の処理チャンバの内壁の状態を測定するための方法は、チャンバ内で生成された表面プラズモン波およびエバネセント波を測定することを備える。一態様において、それらの波は、このセクションで上述したSPRファイバおよび関連装置を用いて生成されてよい。結果として得られる測定値は、チャンバの壁の状態を確認するために用いられてよい。
詳細な説明、特許請求の範囲、および、図面から、本開示を適用可能なさらなる領域が明らかになる。詳細な説明および具体的な例は、単に例示を目的としており、本開示の範囲を限定するものではない。
本開示は、詳細な説明および以下に説明する添付図面から、より十分に理解できる。
ペデスタルおよびシャワーヘッドアセンブリを備えた基板処理チャンバの一例を示す機能ブロック図。
本開示の一態様に従って、ペデスタルおよびシャワーヘッドアセンブリを備えた基板処理チャンバの一例と、チャンバ内の状態を検出するための装置の一例と、を示す機能ブロック図。
本開示の一態様に従って、ペデスタルおよびシャワーヘッドアセンブリを備えた基板処理チャンバの一例と、チャンバ内の状態を検出するための装置の一例と、を示す機能ブロック図。
本開示の一態様に従って、ペデスタルおよびシャワーヘッドアセンブリを備えた基板処理チャンバの一例と、チャンバ内の状態を検出するための装置の一例と、を示す機能ブロック図。
本開示の一態様に従って、ペデスタルおよびシャワーヘッドアセンブリを備えた基板処理チャンバの一例と、チャンバ内の状態を検出するための装置の一例と、を示す機能ブロック図。
本開示の別の態様に従って、ペデスタルおよびシャワーヘッドアセンブリを備えた基板処理チャンバの一例と、チャンバ内の状態を検出するための装置の一例と、を示す機能ブロック図。
本開示の一態様に従って、1つの開口部を備えたSPRファイバを光が通る様子を示す説明図。
本開示の一態様に従って、2つの開口部を備えたSPRファイバを光が通る様子を示す説明図。
本開示の一態様に従って、1つの開口部と、露出したファイバ部分を覆うコーティングとを備えたSPRファイバを光が通る様子を示す説明図。
本開示の一態様に従って、2つの開口部と、露出したファイバ部分を覆うコーティングとを備えたSPRファイバを光が通る様子を示す説明図。
1つの開口部と、開口部を覆う材料とを備えたSPRファイバの一部を示す図。
2つの開口部と、開口部を覆う材料とを備えたSPRファイバの一部を示す図。
一態様に従って、基板処理チャンバ内のライナを示す平面図。
図11に示したライナの一部を示す拡大図。
波長に対して光強度を示すグラフ。
図面において、同様および/または同一の要素を特定するために、同じ符号を用いる場合がある。
図3Aを参照して、チャンバ内の状態の検出器としてファイバを利用することを可能にするための基板処理チャンバ内のSPRファイバ配置の特徴および関連する装置について記載する。この説明では、内部チャンバ状態の直接測定を可能にする本開示の特徴に従った検出器および検出方法に焦点を当てる。ESCを含む処理チャンバの様々な要素の詳細については、簡単および明確にするために、ここでは反復しない。
図3Aにおいて、図2Aおよび図2Bと同じいくつかの要素には、同じ符号が付けられている。図3Aは、一態様において、光源と、光検出器と、プロセッサとを備えたコントローラ200を示す。SRPファイバ210が、フィードスルー340、345を通して伸びている。かかるフィードスルーは、当業者にとって周知であるため、本明細書では詳述しない。SPRファイバ210の一端が、コントローラ200の光源からの入力光を受け入れ、コントローラ200の光検出器に出力光を提供する。ファイバ210などのSPRファイバは、外部被覆に開口部220を有することで、その中のファイバを露出させている。後に説明するように、SPRファイバ210の開口部220の上に配置される材料は、ファイバの既知の物理的および光学的特性、ならびに、チャンバ100内の状態へのファイバの被覆のない部分の暴露に従って、測定可能な方法でファイバの入力端から出力端への光の通路に影響する。
図3Aは、チャンバ100内で露出部分を有するSPRファイバ210を示す。さらに、図3Aは、SPRファイバ210のそれぞれの端部を受け入れる別個のフィードスルー340、345を示す。一態様において、特定のSPRファイバの両端が、同じフィードスルーを通っていてもよい。
インサート225(ここで詳述する)が、露出したファイバを覆って、チャンバ100内の状態からファイバを保護している。また、インサート225は、既知の光透過特性および反射特性を有する。光がSPRファイバ210を通過する時、インサート225も、周知の方法でファイバの入力端から出力端への光の通過に影響する。
検出システムの動作準備をするために、光検出/処理システムは、SPRファイバ210がチャンバ100内でどのように光の送信および受信を扱うのかについての情報を取得する。基板処理システムを実行する前に、チャンバ100内のSPRファイバ210のスペクトルデータが、ベースラインの特定を可能にするために取得される。ベースラインは、いくつかの方法で特定されてよい。一態様において、ベースラインは、最初にチャンバ100内のSPRファイバ210の完全に覆われていない被覆なしの開口部を用いて光測定を行った後に、インサート225が追加された後に同じ測定を行うことによって特定されてよい。別の態様において、ベースラインは、インサート225を備えたSPRファイバ210の測定のみを行うことによって特定されてもよい。別の態様において、ベースラインは、完全に覆われた被覆ファイバを通る光を測定することによって特定されてもよい。
ベースラインの特定が完了した後、追加の基準測定値が取得されてよい。例えば、基板処理システムは、ESC上に配置されているクーポンで実行されてよい。基板処理システムが動作する時、蒸着材料が、SPRファイバ210上など、チャンバ100内の様々な露出部分の上に蓄積する。また、異なる蒸着材料は、それらを一意的に識別する異なる光スペクトル特性を有する。特定の蒸着材料がチャンバ100内に導入され、クーポン上に蒸着される時に、光測定が行われてよい。蒸着は、或る期間にわたって実行されてよく、その期間中に、SPRファイバ210上の蒸着材料の厚さが増大する。SPRファイバ210を通して伝送される光の定期的または連続的な測定値が取得され、蒸着厚さに相関される。あるいは、チャンバ100が定期的に開かれて、厚さの測定が直接行われてもよい。また、チャンバ壁上に蒸着した材料の厚さの測定値が、直接取得されて、SPRファイバ210のインサート225上で測定された蒸着厚さと比較されてもよい。
一態様において、複数のファイバが、チャンバ100周囲の複数の位置に配置されてもよく、その場合、対応するフィードスルーが各ファイバのそれぞれの端部に提供される。図3Bは、図3Aが示した第1SPRファイバ配列とはチャンバの反対側にある第2SPRファイバ配列を示す。
図3Bは、一態様において、光源と、光検出器と、プロセッサとを備えたコントローラ200’を示す。フィードスルー340、345を通して延伸するSPRファイバ210に加えて、別のSPRファイバ210’がフィードスルー340’、345’を通して伸びている。SPRファイバ210については上述しているため、簡単のために、ここではさらに論じない。SPRファイバ210’の一端が、コントローラ200’の光源からの入力光を受け入れ、コントローラ200’の光検出器に出力光を提供する。ファイバ210’などのSPRファイバは、外部被覆に開口部220’を有することで、その中のファイバを露出させている。後に説明するように、SPRファイバ210’の開口部220’の上に配置される材料は、ファイバの既知の物理的および光学的特性、ならびに、チャンバ100内の状態へのファイバの被覆のない部分の暴露に従って、測定可能な方法でファイバの入力端から出力端への光の通路に影響する。
図3Bは、チャンバ100内で露出部分を有するSPRファイバ210’を示す。さらに、図3Bは、SPRファイバ210’のそれぞれの端部を受け入れる別個のフィードスルー340’、345’を示す。一態様において、特定のSPRファイバの両端が、同じフィードスルーを通っていてもよい。
インサート225’が、露出したファイバを覆って、チャンバ100内の状態からファイバを保護している。また、インサート225’は、既知の光透過特性および反射特性を有する。光がSPRファイバ210’を通過する時、インサート225’も、周知の方法でファイバの入力端から出力端への光の通過に影響する。
図3Bに示したシステムの他の態様は、図3Aに示したシステムと等価に動作する。
図4は、本開示の一態様に従って、基板処理チャンバで利用される検出システムを示す。議論を容易にするために、処理チャンバの他の要素は省略されている。2つの開口部を備えたSPRファイバ(開口部を備えたファイバの部分は、基板処理チャンバ内に配置されている)と、かかる開口部を持たない処理チャンバ外の基準ファイバとが、象徴的に示されており、チャンバ内部および外部の実際の配置を示す意図はなく、縮尺通りには描かれていない。
図4をより詳しく見ると、基板処理システム300は、フィードスルー340、345を備えたチャンバ350を有する。SPRファイバ310が、フィードスルー340、345を通っている。SPRファイバ310は、露出開口部を有しており、そこにインサート330、335が配置されている。取得/処理装置390が、光源380と通信し、光源380は、SPRファイバ310の一端に光を通す。検出器385が、SPRファイバ310の他端を通して光を受信し、検出光に関する情報を取得/処理装置390に渡す。
一態様において、第2すなわち基準SPRファイバ320が、光源380から検出器385へ光を通過させてよい。第2SPRファイバ320は、SRPファイバ310と同じコアおよび被覆を有し、開口部を持たず、チャンバ350の外側に配置されており、光源380から検出器385へ光を通す時にSPRファイバ310から受信される情報の基準として機能しうる。例えば、第2SPRファイバ320は、チャンバ350の壁が清浄な時、および/または、基板処理システム300が動作を開始または再開する前に、SPRファイバ310を通る光を処理して得られたデータと比較するためにベースラインデータを提供してよい。システム300が作動され、材料がチャンバ350の壁上に堆積すると、ベースラインデータは、SPRファイバ310を通る光を処理して得られる後続のデータとも比較されてよい。一態様において、ベースラインデータと、SPRファイバ310からの動作前および/または動作間のデータとの差を見ることに加えて、SPRファイバ310からの動作前および/または動作間のデータと、SPRファイバ310からの動作中のデータとの間の差を見ることで、チャンバ350の壁の状態に関するさらなる情報を提供してよい。
ここで、本開示の態様に従った検出システムの部分を形成するSPRファイバをより詳しく見ると、図5および図6は、SPRファイバ500の開口部を示している。図5は、ファイバコアを覆う被覆部分510および520の間にあるファイバ500の単一の露出部分530を示す。図6は、2つの露出部分530、550を示す。露出部分530は、被覆部分510および520の間にあり、露出部分550は、被覆部分520および540の間にある。
図6における露出部分530、550は、象徴的に示されている。露出部分530、550の間の間隔は、基板処理チャンバの異なる部分における材料堆積の検出を容易にするために、必要に応じて決定されてよい。また、本開示の一態様によれば、SPRファイバ500に2つの露出部分530、550よりも多い露出部分があってもよい。
図7および図8は、図5および図6と同様の図を示すが、さらに、露出部分530上に配置されている金属膜の薄層を示す。膜部分560は、露出部分530の周囲全体に伸びている。膜部分565は、露出部分530の周囲の一部に伸びており、ファイバ500の露出部分および被覆部分の両方を示す。膜部分560、565は、SPRファイバの場合にしばしばそうであるように、金で形成されてよい。金は、プラズマ耐性ではなく、プラズマエッチングに暴露されると、チャンバを汚染する可能性がある。したがって、図9および図10に関して後述するように、露出部分に最も近い膜部分の上に配置されている他の材料が、よりプラズマ耐性を持ち、汚染の問題を回避する。
図6と同様に、図8の露出部分は、象徴的に示されている。露出部分530、550の間の間隔は、基板処理チャンバの異なる部分における材料堆積の検出を容易にするために、必要に応じて決定されてよい。
図7および図8と同様に、図9および図10は、それぞれ、1つの開口部および2つの開口部を備えたSPRファイバの一部を示している。図6および図8と同様に、図10の開口部は、それらの分離の程度の点で象徴的に図示されており、縮尺通りには描かれていない。
図9および図10において、SPRファイバ600は、直径Dの内側部分605を有する。一態様において、内側部分605は、特に、内側部分605の直径Dおよび屈折率に依存する特定の入射角まで、全内部反射すなわちTIRを提供するように構成されている。図9を詳しく見ると、金属層610が、露出した内側部分605上に蒸着されている。一態様において、金属層610は、金で形成されている。誘電体材料620が、金属層610上に提供されており、誘電体検知層630が、誘電体材料620上に提供されている。層610、620、および、630が合わさって、図3および図4のインサート225、330、および、335に対応する。図9および図10において、内側部分605は、その外周全体で露出しているが、それは、動作に必須ではない。
上述のように、金属(金など)は、プラズマエッチングに対する耐性がない場合があるので、金は、チャンバを汚染しうる。結果として、高い反射率と、十分なエッチング耐性と、エバネセント波を可能にする光学指数とを有する層を層610(金であってよい金属層)上に提供することが必要である。MgF2およびBaF2などの材料は、HF、HCl、および/または、フッ素反応ガスから金層を保護するのに適しうる。MgF2またはBaF2が用いられる場合、アルミニウムが、金の代わりに用いられてもよい。クロム(Cr)も、プラズマ耐性であり、MgF2またはBaF2コーティングの有無にかかわらず、金の代わりに用いられてよい。一態様において、誘電体材料620も、好ましいプラズマ耐性を有する。
一態様において、層610は、金で形成されてよく、100nmの厚さであってよい。層620または630は、より厚いかまたは同じ厚さであるように図示されているが、例えば、1nm〜5nm薄くてもよい。
基板処理チャンバ内でのSPRファイバ配置に関して、一態様において、図11を参照すると、ライナ1012が、複数の開口部1015を有する。一態様において、ライナ1012は、イットリウムで形成される。図11は、ライナ1012の内部に配置されているSPRファイバ1030を示す。SPRファイバ1030の端部は、開口部1015を通してライナ1012の外部まで延伸する。一態様において、ライナ1012の外に延伸するファイバ端部は、基板処理チャンバ内のエッチャントから保護するために、イットリウムチューブ(図示せず)に挿入される。
一態様において、SPRファイバ1030の大部分が、ライナ1012の裏側を通っており、ライナ1012内のアクティブすなわち検知領域が、高ガスコンダクタンスのために利用されうる開口部1015の1つと整列する。このように、SPRファイバ1030の長さの大部分が、直流プラズマから保護されうる。図11において、異なる長さのSPRファイバ1030、1030’が、ライナ1012内に示されている。ファイバ1030、1030’を直流プラズマから保護するために、ファイバ1030、1030’の露出部分(被覆除去部分)だけが、ライナ1012内に配置されてよい。一態様において、SPRファイバ1030’は、チャンバ内で、垂直ではなく水平に配置されてよく、その場合、SPRファイバ1030’は、図に示すように、開口部1015の内の2つを通して延伸する。
図12は、開口部1015の拡大図を示しており、SPRファイバ1030は、図11と同様に、開口部1015の1つを通るように伸びている。図に示したSPRファイバ1030の部分は、ライナ1012の内部にあり、基板処理チャンバの動作中に直流プラズマに暴露される。説明および図示を簡単にするために、図11および図12は、SPRファイバ1030(または、図11の場合には、SPRファイバ1030’)の被覆のない部分を示していない。
誘電体エッチングのための基板処理チャンバの場合、シュラウド1050が、ライナ1012を囲んでよい。一態様において、シュラウド1050は、シリコンで形成される。SPRファイバ1030、1030’の端部は、シュラウド1050を通して伸びてよい。その場合、ライナ1012内にある代わりに、SPRファイバ1030、1030’は、SPRファイバ1030、1030’の露出部分(被覆のない部分)が、開口部1015の1つと整列した状態で、ライナ1012の外側に留まってよい。シュラウド1050の裏側に延伸するSPRファイバ1030、1030’の部分は、基板処理チャンバ内のエッチャントからそれらを保護するために、シリコンチューブに挿入されてよい。
SPRファイバの動作の原理は周知であり、記載を簡潔にするために、本明細書では繰り返さない。概観して、SPRファイバ600の動作を詳しく見ると、金属層610と誘電体材料620との間の界面により、表面プラズモン波(SPW)が、界面に沿って伝播する。一態様において、SPWは、p偏光電磁波である。その波が、結果として生じるエバネセント波(距離と共に指数関数的に減衰するのでそのように呼ばれる)の伝搬定数(および結果として生じるエネルギ)がSPWと等しくなるように金属と誘電体との界面に入射する場合、光の強力な吸収が起きる。結果として得られる出力信号は、実質的に特定の波長(共鳴波長)で降下する。かかる共鳴条件を表現する一方法は、以下の通りである。
上の式の左辺の項は、屈折率nの(プリズムまたは光学ファイバなどの)光結合装置を通して角度θで入射する光の減衰全反射(ATR)の結果として生成されるエバネセント波の伝搬定数(Kjnc)である。右辺の項は、SPW伝搬定数(Kgp)であり、金属誘電率(s)の実数部としてのsmrと、検知(誘電体)層の屈折率としてのnとを含む。
図3〜図10すべてにおいて、SPRファイバは、縮尺通りに描かれていない。特に、ファイバの開口部およびファイバの直径が、縮尺通りに図示されていない。ファイバを通過した光の波長、ならびに、ファイバの露出部分の近くでの表面プラズモン波(SPW)の形成およびエバネセント波の形成は、上述の基準に加えて、開口部の長さおよびファイバの直径の関数である。
例えば、様々な元素の酸化物および窒化物など、様々な種類の材料が、プラズマ耐性の特徴または能力を有することが知られている。監視される材料蓄積に応じて、これらのプラズマ耐性材料のスペクトル特性を考慮すると、一部のかかる材料は、他の材料よりもSPRファイバのためのコーティングとして適しうる。一態様において、監視される材料蓄積のタイプを考慮することが適切である。例えば、シリコンまたは塩素の酸化物、もしくは、炭素のフッ化物が、化学エッチング(CE)チャンバの壁上に蓄積しうる。SPRファイバの露出部分内のインサートとして利用される材料は、蓄積が監視されている材料のスペクトルと区別できる透過スペクトルを有することが好ましい。
上記を考慮に入れると、窒化ジルコニウム(ZrN)が、利用できる1つのプラズマ耐性材料である。上記の基準を満たすその他の材料がある。
基板処理チャンバ内でSPRファイバを検出器として利用すると、いくつかの利点を提供できる。順不同で、利点は、以下を含む。構造は、単純になる可能性があり、従来の測定技術と同じ検出/処理回路およびアプローチを利用できる。チャンバ内でのファイバ(特にファイバ開口部)の位置が、より柔軟になり、チャンバ内で実行される処理に影響しない望ましさのみを条件とする。
さらに、基板処理チャンバの壁の周りの複数の位置における材料蓄積を扱う代わりに、SPRファイバ自体の上の材料蓄積のみに対処してもよい。複数の位置における蓄積の評価は必要ない。
上述のように、一態様において、入力光は、QCLから発せられてよく、別の態様において、入力光は、DFBレーザから発せられてよい。QCLの一態様では、QCLが、赤外線(IR)スペクトル内の複数の分子のシグネチャを網羅する広帯域(例えば、5〜12μm)をスキャンできる。この範囲は、IR検出器を伴い、IR検出器は、IR領域内の比較的広い帯域を網羅できる。比較すると、DFBレーザは、1以下の波数というかなり狭い帯域に対処し、DFBレーザの利用は、主に単一分子の検出に限定されることを意味する。
図13は、波長に対する光強度のグラフを示す。実線の直線は、レーザ放射がないため、SPRファイバに吸収がない条件を示している。上向きに傾斜した実線は、帯域の始まりから帯域の終わりまでの傾斜に対応する。実線の曲線1310および破線の曲線1320は、特定の分子のシグネチャを表すピークまたはバレーを示す。例えば、基板処理中、CF、CFx、SiClx、SiOx、CHx、または、OH(水分)の堆積物が、基板処理チャンバの壁上で成長しうる。実線の曲線1310は、特定の量の堆積物を表しうる一方で、破線の曲線1320は、異なる量の堆積物を表し、異なる振幅のピークまたはバレーにつながりうる。破線1330は、チャンバ壁上の堆積物の結果として生じた逸脱をトレースしており、それに続いて、壁の洗浄後に、清浄なチャンバ壁(すなわち、堆積物がない)により近い状態まで戻る。
SPRファイバの被覆のない部分の上の堆積の検出に関して、基板処理チャンバ内でSPRファイバを通した光の伝送の結果として生成されたデータを取得および処理するために、様々な周知の技術が用いられてよい。一態様において、個々の測定値が、堆積厚さを確認するために取得および解析されてよい。測定値は、基板処理チャンバの動作の合間に取られてよい。それらの動作は、一定の時間間隔であってもよく、または、そうでなくてもよく、それは、検出システムの効果にとって重要ではない。利用される処理、および、処理の持続期間に応じて、異なる量の堆積が、基板処理システムの異なる動作の結果として生じうる。別の態様において、複数の測定値が、特定の間隔で取得され、それらの測定値が、堆積厚さ、堆積速度、または、基板処理チャンバの壁の状態の決定に関連するその他のパラメータを特定するために統合されてもよい。
一態様において、上述のように、SPRファイバの開口部分は、約1cmであってよい。吸光有効面積を増大または最小化させるために、開口部のサイズを最適化する(大きくまたは小さくする)ことが可能である。また、上述のように、チャンバの異なる領域に複数の開口部を提供することが可能であり、これも、チャンバ内で実行される処理に影響しない望ましさを条件とする。各開口部での吸光特性が既知であり、各開口部上のコーティングの特性が既知であれば、処理が実行される間にチャンバの異なる部分の状態を観察することが可能である。
上述の記載は、本質的に例示に過ぎず、本開示、応用例、または、利用法を限定する意図はない。本開示の広範な教示は、様々な形態で実施されうる。したがって、本開示には特定の例が含まれるが、図面、明細書、および、以下の特許請求の範囲を研究すれば他の変形例が明らかになるため、本開示の真の範囲は、それらの例には限定されない。本明細書で用いられているように、「A、B、および、Cの少なくとも1つ」という表現は、非排他的な論理和ORを用いて、論理(AまたはBまたはC)を意味すると解釈されるべきであり、「Aの少なくとも1つ、Bの少なくとも1つ、および、Cの少なくとも1つ」という意味であると解釈されるべきではない。方法に含まれる1または複数の工程が、本開示の原理を改変することなく、異なる順序で(または同時に)実行されてもよいことを理解されたい。
いくつかの実施例において、コントローラは、システムの一部であり、システムは、上述の例の一部であってよい。かかるシステムは、1または複数の処理ツール、1または複数のチャンバ、処理のための1または複数のプラットフォーム、および/または、特定の処理構成要素(ウエハペデスタル、ガスフローシステムなど)など、半導体処理装置を備えうる。これらのシステムは、半導体ウエハまたは基板の処理前、処理中、および、処理後に、システムの動作を制御するための電子機器と一体化されてよい。電子機器は、「コントローラ」と呼ばれてもよく、システムの様々な構成要素または副部品を制御しうる。コントローラは、処理要件および/またはシステムのタイプに応じて、処理ガスの供給、温度設定(例えば、加熱および/または冷却)、圧力設定、真空設定、電力設定、高周波(RF)発生器設定、RF整合回路設定、周波数設定、流量設定、流体供給設定、位置および動作設定、ならびに、ツールおよび他の移動ツールおよび/または特定のシステムと接続または結合されたロードロックの内外へのウエハ移動など、本明細書に開示の処理のいずれを制御するようプログラムされてもよい。
概して、コントローラは、命令を受信する、命令を発行する、動作を制御する、洗浄動作を可能にする、エンドポイント測定を可能にすることなどを行う様々な集積回路、ロジック、メモリ、および/または、ソフトウェアを有する電子機器として定義されてよい。集積回路は、プログラム命令を格納するファームウェアの形態のチップ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)として定義されるチップ、および/または、プログラム命令(例えば、ソフトウェア)を実行する1または複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含みうる。プログラム命令は、様々な個々の設定(またはプログラムファイル)の形態でコントローラに伝えられて、半導体ウエハに対するまたは半導体ウエハのための特定の処理を実行するための動作パラメータ、もしくは、システムへの動作パラメータを定義する命令であってよい。動作パラメータは、いくつかの実施形態において、ウエハの1または複数の層、材料、金属、酸化物、シリコン、二酸化シリコン、表面、回路、および/または、ダイの加工中に1または複数の処理工程を達成するために処理エンジニアによって定義されるレシピの一部であってよい。
コントローラは、いくつかの実施例において、システムと一体化されるか、システムに接続されるか、その他の方法でシステムとネットワーク化されるか、もしくは、それらの組み合わせでシステムに結合されているコンピュータの一部であってもよいし、かかるコンピュータに接続されてもよい。例えば、コントローラは、「クラウド」内にあってもよいし、ウエハ処理のリモートアクセスを可能にできるファブホストコンピュータシステムの全部または一部であってもよい。コンピュータは、現在の処理のパラメータを変更する、現在の処理に従って処理工程を設定する、または、新たな処理を開始するために、システムへのリモートアクセスを可能にして、製造動作の現在の進捗を監視する、過去の製造動作の履歴を調べる、もしくは、複数の製造動作からの傾向または性能指標を調べうる。いくつかの例では、リモートコンピュータ(例えば、サーバ)が、ネットワーク(ローカルネットワークまたはインターネットを含みうる)を介してシステムに処理レシピを提供してよい。リモートコンピュータは、パラメータおよび/または設定の入力またはプログラミングを可能にするユーザインターフェースを備えてよく、パラメータおよび/または設定は、リモートコンピュータからシステムに通信される。一部の例において、コントローラは、データの形式で命令を受信し、命令は、1または複数の動作中に実行される処理工程の各々のためのパラメータを指定する。パラメータは、実行される処理のタイプならびにコントローラがインターフェース接続するまたは制御するよう構成されているツールのタイプに固有であってよいことを理解されたい。したがって、上述のように、コントローラは、ネットワーク化されて共通の目的(本明細書に記載の処理および制御など)に向けて動作する1または複数の別個のコントローラを備えることなどによって分散されてよい。かかる目的のための分散コントローラの一例は、チャンバでの処理を制御するために協働するリモートに配置されている(プラットフォームレベルにある、または、リモートコンピュータの一部として配置されるなど)1または複数の集積回路と通信するチャンバ上の1または複数の集積回路である。
限定はしないが、システムの例は、プラズマエッチングチャンバまたはモジュール、蒸着チャンバまたはモジュール、スピンリンスチャンバまたはモジュール、金属メッキチャンバまたはモジュール、洗浄チャンバまたはモジュール、ベベルエッジエッチングチャンバまたはモジュール、物理蒸着(PVD)チャンバまたはモジュール、化学蒸着(CVD)チャンバまたはモジュール、原子層蒸着(ALD)チャンバまたはモジュール、原子層エッチング(ALE)チャンバまたはモジュール、イオン注入チャンバまたはモジュール、トラックチャンバまたはモジュール、ならびに、半導体ウエハの加工および/または製造に関連するかまたは利用されうる任意のその他の半導体処理システムを含みうる。
上述のように、ツールによって実行される1または複数の処理工程に応じて、コントローラは、他のツール回路またはモジュール、他のツール構成要素、クラスタツール、他のツールインターフェース、隣接するツール、近くのツール、工場の至る所に配置されるツール、メインコンピュータ、別のコントローラ、もしくは、半導体製造工場内のツール位置および/またはロードポートに向かってまたはそこからウエハのコンテナを運ぶ材料輸送に用いられるツール、の内の1または複数と通信してもよい。

Claims (25)

  1. 基板処理システムであって、
    チャンバ壁を有する処理チャンバと、
    処理中に基板を保持するために前記処理チャンバ内に配置されているペデスタルと、
    前記処理チャンバ内でプラズマを分配するために前記処理チャンバ内に配置されているシャワーヘッドと、
    前記チャンバ壁の状態を検出するよう構成されている検出器システムと、
    を備え、
    前記検出器システムは、
    第1表面プラズモン共鳴(SPR)ファイバであって、前記処理チャンバの外に配置されている第1端および第2端と、前記処理チャンバの中に配置されている前記第1SPRファイバの内側部分と、を有する、第1SPRファイバと、
    前記第1SPRファイバの前記第1端へ第1入力光として光を供給する光源と、
    前記第1SPRファイバの前記第1端へ供給される光の量を制御し、第1出力光として前記第1SPRファイバの前記第2端で光を受信するよう構成されているコントローラであって、前記第1入力光および前記第1出力光を解析して、前記チャンバ壁の前記状態を決定するコントローラと、
    を備える、基板処理システム。
  2. 請求項1に記載の基板処理システムであって、前記処理チャンバは、さらに、第1フィードスルーを備え、前記第1SPRファイバの前記第1および第2端は、前記第1フィードスルーを通して延伸する、基板処理システム。
  3. 請求項2に記載の基板処理システムであって、前記処理チャンバは、さらに、第2フィードスルーを備え、前記第1SPRファイバの前記第1端は、前記第1フィードスルーを通して延伸し、前記第1SPRファイバの前記第2端は、前記第2フィードスルーを通して延伸する、基板処理システム。
  4. 請求項3に記載の基板処理システムであって、前記第1および第2フィードスルーは、前記処理チャンバの片側で互いに近接している、基板処理システム。
  5. 請求項3に記載の基板処理システムであって、前記第1および第2フィードスルーは、前記処理チャンバの反対側にある、基板処理システム。
  6. 請求項1に記載の基板処理システムであって、前記第1SPRファイバは、第1被覆に取り囲まれている第1中央光ファイバを備え、前記第1被覆は、前記処理チャンバ内にあるように配置されている第1開口部を有し、前記第1SPRファイバは、前記第1開口部内に、さらに、
    前記第1中央光ファイバの上に配置されている第1金属膜と、
    前記第1金属膜の上に配置されているプラズマ耐性材料の第1層と、
    を備える、基板処理システム。
  7. 請求項6に記載の基板処理システムであって、前記プラズマ耐性材料は、ジルコニウムおよびイットリウムの窒化物および酸化物からなる群より選択された材料を含む、基板処理システム。
  8. 請求項6に記載の基板処理システムであって、前記第1被覆は、前記処理チャンバ内に配置されている第2開口部を有し、前記第1SPRファイバは、前記第2開口部内に、さらに、
    前記第1中央光ファイバの上に配置されている第2金属膜と、
    前記第2金属膜の上に配置されているプラズマ耐性材料の第2層と、
    を備える、基板処理システム。
  9. 請求項3に記載の基板処理システムであって、前記処理チャンバは、さらに、第3および第4フィードスルーを備え、前記検出器システムは、さらに、前記第1SPRファイバとは前記処理チャンバの反対側に第2SPRファイバを備え、前記第2SPRファイバは、前記処理チャンバの外に配置されている第1端および第2端と、前記処理チャンバの中に配置されている前記第2SPRファイバの内側部分と、を有し、
    前記光源は、前記第2SPRファイバの前記第1端へ第2入力光として光を供給し、
    前記コントローラは、前記第2SPRファイバの前記第1端へ供給される光の量を制御し、第2出力光として前記第2SPRファイバの前記第2端で光を受信するよう構成され、前記第2入力光および前記第2出力光を解析して、前記チャンバ壁の前記状態を決定する、基板処理システム。
  10. 請求項9に記載の基板処理システムであって、前記第2SPRファイバは、第2被覆に取り囲まれている第2中央光ファイバを備え、前記第2被覆は、前記処理チャンバ内にあるように配置されている第3開口部を有し、前記第2SPRファイバは、前記第3開口部内に、さらに、
    前記第2中央光ファイバの上に配置されている第3金属膜と、
    前記第3金属膜の上に配置されているプラズマ耐性材料の第3層と、
    を備える、基板処理システム。
  11. 請求項10に記載の基板処理システムであって、前記第2被覆は、前記処理チャンバ内に配置されている第4開口部を有し、前記第2SPRファイバは、前記第4開口部内に、さらに、
    前記第2中央光ファイバの上に配置されている第4金属膜と、
    前記第4金属膜の上に配置されているプラズマ耐性材料の第4層と、
    を備える、基板処理システム。
  12. 請求項3に記載の基板処理システムであって、前記検出器システムは、さらに、
    第1端および第2端を有し、前記処理チャンバの外に配置されている基準表面プラズモン共鳴(SPR)ファイバを備え、
    前記光源は、前記基準SPRファイバの前記第1端へ基準入力光として光を供給し、
    前記コントローラは、前記基準SPRファイバの前記第1端へ供給される光の量を制御し、基準出力光として前記基準SPRファイバの前記第2端で光を受信するよう構成され、前記基準出力光を前記第1出力光と比較して、前記チャンバ壁の前記状態を確認するためのベースラインを決定する、基板処理システム。
  13. 請求項12に記載の基板処理システムであって、前記コントローラは、前記処理チャンバ壁が洗浄された後であって前記基板処理システムの次の利用前に、前記基準出力光を前記第1出力光と比較する、基板処理システム。
  14. チャンバ壁および少なくとも1つのフィードスルーを有する処理チャンバと、処理中に基板を保持するために前記処理チャンバ内に配置されているペデスタルと、前記処理チャンバ内でプラズマを分配するために前記処理チャンバ内に配置されているシャワーヘッドと、を備える基板処理システムにおいて、
    前記チャンバ壁の状態を検出するよう構成されている検出器システムであって、
    第1表面プラズモン共鳴(SPR)ファイバであって、前記処理チャンバの外に配置されている第1端および第2端と、前記処理チャンバの中に配置されている前記第1SPRファイバの内側部分と、を有する、第1SPRファイバと、
    前記第1SPRファイバの前記第1端へ第1入力光として光を供給する光源と、
    前記第1SPRファイバの前記第1端へ供給される光の量を制御し、第1出力光として前記第1SPRファイバの前記第2端で光を受信するよう構成されているコントローラであって、前記第1入力光および前記第1出力光を解析して、前記チャンバ壁の前記状態を決定するコントローラと、
    を備える、検出器システム。
  15. 請求項1に記載の検出器システムであって、前記第1SPRファイバは、第1被覆に取り囲まれている第1中央光ファイバを備え、前記第1被覆は、前記処理チャンバ内にあるように配置されている第1開口部を有し、前記第1SPRファイバは、前記第1開口部内に、さらに、
    前記第1中央光ファイバの上に配置されている第1金属膜と、
    前記第1金属膜の上に配置されているプラズマ耐性材料の第1層と、
    を備える、検出器システム。
  16. 請求項15に記載の検出器システムであって、前記第1被覆は、前記処理チャンバ内に配置されている第2開口部を有し、前記第1SPRファイバは、前記第2開口部内に、さらに、
    前記第1中央光ファイバの上に配置されている第2金属膜と、
    前記第2金属膜の上に配置されているプラズマ耐性材料の第2層と、
    を備える、検出器システム。
  17. 請求項14に記載の検出器システムであって、さらに、前記第1SPRファイバとは前記処理チャンバの反対側に第2SPRファイバを備え、前記第2SPRファイバは、前記処理チャンバの外に配置されている第1端および第2端と、前記処理チャンバの中に配置されている前記第2SPRファイバの内側部分と、を有し、
    前記光源は、前記第2SPRファイバの前記第1端へ第2入力光として光を供給し、
    前記コントローラは、前記第2SPRファイバの前記第1端へ供給される光の量を制御し、第2出力光として前記第2SPRファイバの前記第2端で光を受信するよう構成され、前記第2入力光および前記第2出力光を解析して、前記チャンバ壁の前記状態を決定する、検出器システム。
  18. 請求項17に記載の検出器システムであって、前記第2SPRファイバは、第2被覆に取り囲まれている第2中央光ファイバを備え、前記第2被覆は、前記処理チャンバ内にあるように配置されている第3開口部を有し、前記第2SPRファイバは、前記第3開口部内に、さらに、
    前記第2中央光ファイバの上に配置されている第3金属膜と、
    前記第3金属膜の上に配置されているプラズマ耐性材料の第3層と、
    を備える、検出器システム。
  19. 請求項18に記載の検出器システムであって、前記第2被覆は、前記処理チャンバ内に配置されている第4開口部を有し、前記第2SPRファイバは、前記第4開口部内に、さらに、
    前記第2中央光ファイバの上に配置されている第4金属膜と、
    前記第4金属膜の上に配置されているプラズマ耐性材料の第4層と、
    を備える、検出器システム。
  20. 請求項14に記載の検出器システムであって、さらに、
    第1端および第2端を有し、前記処理チャンバの外に配置されている基準表面プラズモン共鳴(SPR)ファイバを備え、
    前記光源は、前記基準SPRファイバの前記第1端へ基準入力光として光を供給し、
    前記コントローラは、前記基準SPRファイバの前記第1端へ供給される光の量を制御し、基準出力光として前記基準SPRファイバの前記第2端で光を受信するよう構成され、前記基準出力光を前記第1出力光と比較して、前記チャンバ壁の前記状態を確認するためのベースラインを決定する、検出器システム。
  21. 請求項20に記載の検出器システムであって、前記コントローラは、前記処理チャンバ壁が洗浄された後であって、前記基板処理システムの次の利用前に、前記基準出力光を前記第1出力光と比較する、検出器システム。
  22. 基板処理システム内の処理チャンバのチャンバ壁の状態を決定するための方法であって、
    前記処理チャンバ内で第1表面プラズモン波および第1エバネセント波を生成し、
    前記第1表面プラズモン波および前記第1エバネセント波を定期的に測定して、第1測定データを取得し、
    前記第1測定データに応じて、前記チャンバ壁の状態を決定すること、
    を備える、方法。
  23. 請求項22に記載の方法であって、さらに、
    前記チャンバ壁のベースライン状態に関するベースラインデータを取得し、
    前記チャンバ壁の前記状態を決定するために、前記ベースラインデータを前記第1測定データと比較すること、
    を備える、方法。
  24. 請求項22に記載の方法であって、さらに、
    前記処理チャンバ内で第2表面プラズモン波および第2エバネセント波を生成し、
    前記第2表面プラズモン波および前記第2エバネセント波を定期的に測定して、第2測定データを取得し、
    前記第2測定データに応じて、前記チャンバ壁の状態を決定すること、
    を備える、方法。
  25. 請求項24に記載の方法であって、さらに、
    前記チャンバ壁のベースライン状態に関するベースラインデータを取得し、
    前記チャンバ壁の前記状態を決定するために、前記ベースラインデータを前記第1および第2測定データと比較すること、
    を備える、方法。
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