JP2021504762A - リターダ - Google Patents

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Abstract

第1及び第2の外層と、第1の外層と第2の外層との間に配置されると共に第1及び第2の外層と直接接触している複屈折層と、を含むリターダが記載されている。複屈折層は、45モルパーセントを超えるナフタレート単位と45モルパーセントを超えるエチレン単位とを有する第1のポリエステルを含んでもよい。第1及び第2の外層の各々は、40〜50モルパーセントのナフタレート単位と、少なくとも25モルパーセントのエチレン単位と、10〜25モルパーセントの分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位と、を含み得る第2のポリエステルを含む。リターダは、1マイクロメートル〜100マイクロメートルの範囲のリターダンスを有する。

Description

リターダは、様々な用途で光の偏光を変えるために使用される。リターダは、液晶材料、石英又は雲母などの複屈折材料から作製され得る。
本明細書のいくつかの態様では、第1及び第2の外層と、第1の外層と第2の外層との間に配置されると共に第1及び第2の外層と直接接触している複屈折層と、を含むリターダが提供される。複屈折層は、45モルパーセントを超えるナフタレート単位と45モルパーセントを超えるエチレン単位とを有する第1のポリエステルを含む。第1及び第2の外層の各々は、第2のポリエステルを含み、第2のポリエステルは、40〜50モルパーセントのナフタレート単位と、少なくとも25モルパーセントのエチレン単位と、10〜25モルパーセントの分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位と、を含む。リターダは、1マイクロメートル〜100マイクロメートルの範囲の第1のリターダンスを有する。
本明細書のいくつかの態様では、第1及び第2の外層と、第1の外層と第2の外層との間に配置されると共に第1及び第2の外層と直接接触している複屈折層と、を含むリターダが提供される。複屈折層は、複数の第1のモノマー単位を含む第1のポリエステルを含む。第1及び第2の外層の各々は、第2のポリエステルを含み、第2のポリエステルは、複数の第1のモノマー単位と複数の第2のモノマー単位とを含むコポリエステルである。第2のモノマー単位は、第2のポリエステルの結晶化を妨げる。リターダは、1マイクロメートル〜100マイクロメートルの範囲の第1のリターダンスを有する。
本明細書のいくつかの態様では、第1及び第2の外層と、第1の外層と第2の外層との間に配置されると共に第1及び第2の外層と直接接触している複屈折層と、を含むリターダが提供される。第1及び第2の外層の各々は、0.02未満の面内複屈折率及び0.02未満の面外複屈折率を有する。複屈折層は、複数の第1のモノマー単位を含む第1のポリエステルを含む。第1及び第2の外層の各々は、第2のポリエステルを含み、第2のポリエステルは、複数の第1のモノマー単位を含むコポリエステルである。リターダは、1マイクロメートル〜100マイクロメートルの範囲の第1のリターダンスを有する。
リターダの概略断面図である。 発光構成要素とリターダとを含むディスプレイの概略図である。 ディスプレイによって生成されたスペクトルの概略的プロットである。
以下の説明では、本明細書の一部を構成し、様々な実施形態が実例として示される、添付図面が参照される。図面は、必ずしも正確な比率の縮尺ではない。本開示の範囲又は趣旨から逸脱することなく、他の実施形態が想定され、実施され得ることを理解されたい。したがって、以下の発明を実施するための形態は、限定的な意味では解釈されないものとする。
リターダは、様々な用途で光の偏光を変えるために使用される。例えば、偏光面に対して45度の方向を向いた速軸を有する四分の一波長リターダを使用して、直線偏光を円偏光に変えることができる。リターダは、液晶材料、石英又は雲母などの複屈折材料から作製され得る。本明細書のいくつかの実施形態によれば、押出、配向、及び従来のウェブ処理技術を介して容易に処理され、ディスプレイ用途及び他の用途での使用に好適である、フィルムリターダが開発されてきた。いくつかのポリエステルを使用してフィルムリターダを提供することができるが、ポリエステルの単一隔離層の機械的特性は、多くの用途にとって許容できないことが判明している。場合によっては、リターダが高リターダンス(例えば、少なくとも1マイクロメートル)を有することが望ましく、必要な機械的特性を犠牲にすることなく、好適に高いリターダンスを有するモノリシック単層リターダフィルムを提供することが困難であることが判明している。例えば、ポリエチレンナフタレート(PEN)をリターダフィルムとして使用することができるが、少なくとも1マイクロメートルのリターダンスを有するPENのモノリシック単層は、多くの用途にとって脆すぎとなり得る。しかしながら、本明細書のいくつかの態様によれば、PEN又は他のポリエステルは、PEN又は他のポリエステル層と直接接触している外層にcoPEN又は他のコポリエステルを含む3層積層体に、リターダ層として使用されてもよく、この3層積層体は機械的に堅牢(例えば、同じ厚さのモノリシック一軸配向PEN層よりも脆性が実質的に低い)、リターダは高リターダンスを有することが見出された。いくつかの実施形態では、本明細書のリターダは、交差偏光子下で観察したときに目に見える応力複屈折を実質的に与えない、制御された均一度の複屈折を有する。
いくつかの実施形態では、リターダは、共押出、その後の延伸、及び任意のヒートセットによって作製される。延伸は、典型的には、一軸又は実質的に一軸であり、拘束(例えば、リニアテンター(linear tenter)を使用)、又は非拘束(例えば、パラボリックテンター(Parabolic tenter)を使用)であり得る。予想外に、リターダの外層の等方性はヒートセットによって改善できること、及びこの改善された等方性はリターダの耐久性(例えば、強靭性)の改善をもたらすことが判明している。ヒートセットは、外層のコポリエステルの融点よりも高温で起こり得る。いくつかの実施形態では、200℃〜240℃又は210℃〜230℃の範囲のヒートセット温度が使用される。いくつかの実施形態では、ヒートセット温度は約220℃である。
図1は、第1及び第2の外層110及び112と、第1の外層110と第2の外層112との間に配置されると共に第1及び第2の外層110及び112に直接接触している複屈折層101と、を含む、リターダ100の概略断面図である。いくつかの実施形態では、複屈折層101は、複数の第1のモノマー単位を含む第1のポリエステルを含む。いくつかの実施形態では、第1のモノマー単位は、ナフタレート単位であり、第1のポリエステルはエチレン単位を更に含む。例えば、いくつかの実施形態では、第1のポリエステルは、45モルパーセントを超えるナフタレート単位と45モルパーセントを超えるエチレン単位とを含む。いくつかの実施形態では、第1のポリエステルは、47モルパーセント超、又は48モルパーセント超、又は49モルパーセントを超えるナフタレート単位と、47モルパーセント超、又は48モルパーセント超、又は49モルパーセントを超えるエチレン単位とを含む。例えば、第1のポリエステルはポリエチレンナフタレート(PEN)であってもよく、これはポリ(エチレン−2,6−ナフタレート)と呼ばれることもあり、50モルパーセントのナフタレート単位と50モルパーセントのエチレン単位とを含む。このようなポリエステルは、ナフタレンジカルボン酸とエチレングリコールと間の縮合反応により製造することができる。より全般的には、1つ以上の二塩基酸及び1つ以上のジオールを使用して、第1のポリエステルを生成し得る。例示的な例として、第1のポリエステルは、46モルパーセントのナフタレンジカルボン酸と、4モルパーセントのテレフタル酸と、49モルパーセントのエチレングリコールと、1モルパーセントの1,4−ブタンジオールとの反応生成物であってもよい。いくつかの実施形態では、第1のポリエステルの形成において、二塩基酸の代わりにジエステルが使用される。
いくつかの実施形態では、第1及び第2の外層110及び112の各々は、第2のポリエステルを含み、第2のポリエステルは、複数の第1のモノマー単位と複数の第2のモノマー単位とを含むコポリエステルである。いくつかの実施形態では、第1のモノマー単位は、ナフタレート単位であり、第2のモノマー単位は、第2のポリエステルの結晶化を妨げるために含まれ得る分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位である。例えば、いくつかの実施形態では、第2のポリエステルは、40〜50モルパーセントのナフタレート単位と、少なくとも25モルパーセントのエチレン単位と、10〜25モルパーセントの分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位とを含む。第2のポリエステルは、例えば、テレフタレート単位などの追加の単位を含んでもよい。いくつかの実施形態では、第2のポリエステルは、40〜50モルパーセントの2,6−ナフタレンジカルボン酸又はナフタレンジカルボン酸のジエステル(例えば、ジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレート)と;少なくとも25モルパーセントのエチレングリコールと;10〜25モルパーセントの分枝状若しくは環状のC4〜C10アルキルジオール、及び/又は最大10モルパーセントの分枝状若しくは環状のC4〜C10アルキル二塩基酸、及び/又は最大10モルパーセントの分枝状若しくは環状のC4〜C10アルキルジエステルと、を含む組成物の反応生成物である。異なる表示があるか、又はコンテクストが明らかに異なることを示す場合を除き、二塩基酸又はジエステルのモルパーセントとジオールのモルパーセントは加えると100モルパーセントになる。得られるポリエステルの一部を形成しない追加成分(例えば、触媒)は、上記のモルパーセントに含まれない。酢酸ナトリウム及び/又はテトラブチルチタネートなどの触媒もまた、組成物中に含まれ得る。いくつかの実施形態では、組成物は、追加のジオール、二塩基酸、又はジエステルを更に含む。例えば、いくつかの実施形態では、最大10%のジメチルナトリウムスルホイソフタレートが含まれる。いくつかの実施形態では、第2のポリエステルは、40〜50モルパーセント、又は45〜50モルパーセントのナフタレート単位と、25〜50モルパーセント、又は25〜40モルパーセントのエチレン単位と、10〜25モルパーセントの分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位とを含む。
いくつかの実施形態では、第2のポリエステルは、50モルパーセントのナフタレート単位と、25〜40モルパーセントのエチレン単位と、10〜25モルパーセントの分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位とを含み、エチレン単位のモルパーセントと分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位のモルパーセントとを加えると50モルパーセントになる。いくつかの実施形態では、エチレン単位のモルパーセントと分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位のモルパーセントとを加えると50モルパーセント未満であり、1つ以上の他のグリコールモノマー分子から形成される追加の単位が含まれる。好適なグリコールモノマー分子としては、例えば、プロピレングリコール;1,4−ブタンジオール及びその異性体;1,6−ヘキサンジオール;ポリエチレングリコール;ジエチレングリコール;トリシクロデカンジオール;及びその異性体;ノルボルネンジオール;ビシクロオクタンジオール;トリメチロールプロパン;ペンタエリスリトール;1,4−ベンゼンジメタノール及びその異性体;ビスフェノールA;1,8−ジヒドロキシビフェニル及びその異性体;並びに1,3−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンが挙げられる。典型的には、他のグリコールモノマー分子(すなわち、エチレングリコール及びC4〜C10アルキルグリコールとは異なる、ネオペンチルグリコール又はシクロヘキサングリコールなど)から誘導されるモノマー単位の量は、5モルパーセント以下である。いくつかの実施形態では、他のグリコールモノマー分子から誘導される単位は、1又は2モルパーセント以下である。合成に他のグリコールモノマー分子が存在しない場合、コポリエステルポリマーは、場合によっては、約0.5〜3モル%のジエチレングリコールを副反応副生成物として含有し得る。
いくつかの実施形態では、第2のポリエステルは、50モルパーセント未満のナフタレート単位を含む。いくつかの実施形態では、第2のポリエステルは、2,6−ナフタレンジカルボン酸又はその異性体と、1つ以上の他の(すなわち、ナフタレンジカルボン酸モノマー及びその異性体とは異なる)カルボキシレートモノマー分子との組み合わせから形成される。第2のポリエステルが1種を超えるカルボキシレート単位を含有する実施形態では、第2のポリエステルは、ブロック又はランダムコポリエステルであってもよい。他のカルボキシレートモノマー分子の総量は、コポリエステルの最大10モルパーセントの範囲であり得る。典型的には、他のカルボキシレートモノマー分子の総量は、コポリエステルの8、6、4、3又は2モルパーセント以下である。好適な他のカルボキシレートモノマー分子としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、アゼライン酸、アジピン酸、セバシン酸、ノルボルネンジカルボン酸、ビシクロオクタンジカルボン酸、t−ブチルイソフタル酸、トリメリット酸、スルホン化イソフタル酸ナトリウム、4,4’−ビフェニルジカルボン酸及びこれらの異性体、並びにこれらの酸の低級アルキルエステル、例えば、メチル又はエチルエステルが挙げられる。用語「低級アルキル」は、本明細書のコンテクストでは、C1〜C10、好ましくはC1〜C4、より好ましくはC1〜C2の直鎖又は分枝状アルキル基を指す。
好適な分枝状又は環状のC4〜C10アルキルジオールとしては、例えば、シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコール、及びこれらの混合物が挙げられる。分枝状又は環状のC4〜C10アルキルジオールの代わりに、又はそれに加えて、対応する分枝状又は環状のC4〜C10アルキル二塩基酸又は分枝状若しくは環状のC4〜C10アルキルジエステルを使用してもよい。例えば、ジメチル1,4−シクロヘキサンジカルボキシレート又は1,4−シクロヘキサンジカルボン酸を、シクロヘキサンジメタノールの代わりに、又はその一部の代わりに、使用してもよい。いくつかの実施形態では、分枝状又は環状のC4〜C10アルキルジオールは、第2のポリエステルが50モルパーセント、又は50モルパーセントに近い、ナフタレート単位を含むことができるように使用される。
多くの場合、第1の外層110の第2のポリエステルの組成は、第2の外層112の第2のポリエステルの組成と同じであることが好ましい。しかしながら、いくつかの実施形態では、第1の外層110の第2のポリエステルと第2の外層112の第2のポリエステルの組成は、類似の組成範囲にありながら、異なっていてもよい。例えば、第1の外層110の第2のポリエステルと第2の外層112の第2のポリエステルは、異なっていてもよいが、両方とも40〜50モルパーセントのナフタレート単位と、少なくとも25モルパーセントのエチレン単位と、10〜25モルパーセントの分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位とを含んでもよい。いくつかの実施形態では、第1の外層110の第2のポリエステルと第2の外層112の第2のポリエステルとは、名目上同じ組成を有するが、この組成は、例えば、通常の製造上の変動に起因して異なり得る。
いくつかの実施形態では、第2のポリエステルは、第2のポリエステルの結晶化を妨げる第2のモノマー単位を含む。この目的のための好適な第2のモノマー単位としては、本明細書の他の箇所で更に記載される分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位が挙げられる。結晶化を妨げる第2のモノマー単位を使用することにより、非晶質若しくは実質的に非晶質である、及び/又は等方性若しくは実質的に等方性である、第1及び第2の外層110及び112を提供することができる。等方性の程度は、外層の複屈折によって特徴付けることができる。面内複屈折率はnx−ny[式中、nx及びnyは、図1のx−y−z座標系を参照して、それぞれx軸及びy軸に沿った電界を有する光の屈折率であり、x−は、最大屈折率を有する面内方向である]を指す。したがって、面内複屈折率はゼロ以上である。屈折率は、異なる指定のない限り、633nmの波長で決定される。屈折率は、試験規格ASTM D542−14「Standard Test Method for Index of Refraction of Transparent Organic Plastics」に従って決定することができる。面外複屈折率は、
Figure 2021504762
[式中、nzは、z軸に沿った電界を有する光の屈折率である]を指す。面外複屈折率は、典型的にはゼロ以上である。層の面内リターダンスは、層の厚さに層の面内複屈折率を乗じたものであり、層の面外リターダンスは、層の厚さに面外複屈折率を乗じたものである。いくつかの実施形態では、第1及び第2の外層の各々は、0.02未満の面内複屈折率及び0.02未満の面外複屈折率を有する。いくつかの実施形態では、第1及び第2の外層の各々は、0.01未満の面内複屈折率及び0.01未満の面外複屈折率を有する。いくつかの実施形態では、リターダは、湾曲ディスプレイ及び/又はフレキシブルディスプレイで使用される湾曲フィルム及び/又は可撓性フィルムである。リターダが湾曲している場合、面内複屈折率及び面外複屈折率は、リターダの湾曲に接する平面を基準として決定される複屈折成分を指す。
第1及び/又は第2のポリエステルの融点は、示差走査熱量測定(DSC)から測定され得る。いくつかの実施形態では、第2のポリエステルは、誘起結晶化後、220℃未満、又は210℃未満、又は200℃未満の融解転移温度を有する。結晶化は、加熱又は延伸によって誘起され得る。いくつかの実施形態では、融解転移温度は示差走査熱量測定によって決定され、結晶化は示差走査熱量測定中に加熱によって誘起される。いくつかの実施形態では、第2のポリエステルは、示差走査熱量測定によって検出可能な融点を有さない。これに当てはまるのは、アニーリング誘起結晶相に関連するDSC曲線にピークが存在せず、誘起結晶相の融解に関連するピークが存在しない場合である。いくつかの実施形態では、融解転移温度は、存在する場合、150℃よりも高い。
融解エンタルピーは、示差走査熱量測定によって、試験規格ASTM E793−06(2012)「Standard Test Method for Enthalpies of Fusion and Crystallization by Differential Scanning Calorimetry」に記載の示差走査熱量測定を使用して決定できる。いくつかの実施形態では、第2のポリエステルは、10J/g未満、又は5J/g未満、又は3J/g未満、又は1J/g未満の融解エンタルピーを有する。第2のポリエステルは、第2のポリエステルが示差走査熱量測定によって検出可能な融点を有さない場合、又は誘起結晶化後に220℃未満の融解転移温度を有する場合、又は10J/g未満の融解エンタルピーを有する場合に、実質的に非晶質として記載されてもよい。
いくつかの実施形態では、第1のポリエステルは、少なくとも100℃のガラス転移温度を有する。いくつかの実施形態では、第2のポリエステルは、少なくとも90℃又は少なくとも100℃のガラス転移温度を有する。いくつかの実施形態では、第1及び第2のポリエステルの各々は、少なくとも90℃又は少なくとも100℃のガラス転移温度を有する。いくつかの実施形態では、第1及び第2のポリエステルの一方又は両方は、160℃未満のガラス転移温度を有する。ガラス転移温度は、試験規格ASTM E1356−08(2014)「Standard Test Method for Assignment of the Glass Transition Temperatures by Differential Scanning Calorimetry」に記載されている示差走査熱量測定によって決定できる。
本明細書に記載のポリエステルは、本明細書と矛盾しない範囲で、参照により本明細書に組み込まれる2017年11月30日出願、発明の名称「Substrate Including a Self−Supporting Tri−Layer Stack」の同時係属米国特許仮出願第62/592,555号に記載されているディスプレイ基板などの他の用途で使用されてもよい。
いくつかの実施形態において、リターダ100は、1マイクロメートル、又は2マイクロメートル、又は5マイクロメートル、又は8マイクロメートル、又は10マイクロメートル〜200マイクロメートル、又は100マイクロメートル、又は50マイクロメートル、又は25マイクロメートルの範囲の第1のリターダンスを有する。いくつかの実施形態では、外層110及び112のリターダンスは無視できる程度であり得ることから、リターダ100の第1のリターダンスは複屈折層101の第1のリターダンスに実質的に等しい。第1のリターダンスは、面内リターダンス又は面外リターダンスを指し得る。いくつかの実施形態において、リターダ100の面内リターダンス及び面外リターダンスの両方は、これらの範囲のうちの1つにある(例えば、1マイクロメートル〜100マイクロメートルの範囲)。いくつかの実施形態において、リターダ100は、リターダ100を使用して入射光を効果的に脱偏光できる十分に高いリターダンスを有する。これは、リターダンスが入射光の波長よりも大幅に大きい場合に起こり得る。理由としては、入射角にわずかな違いがある光が、例えば、大幅に異なる量(例えば、波長の大幅に異なる割合)で、阻害されるためである。
いくつかの実施形態では、複屈折層101は、少なくとも0.15、又は少なくとも0.2の面内複屈折率を有する。いくつかの実施形態では、複屈折層101は、少なくとも0.18、又は少なくとも0.2の面外複屈折率を有する。比較すると、一軸配向ポリエチレンテレフタレート(PET)は、約0.12の面内複屈折率及び約0.16の面外複屈折率を有する。
いくつかの実施形態では、リターダ100は、20マイクロメートル、又は25マイクロメートル〜200マイクロメートル又は125マイクロメートルの範囲の厚さTrを有する。いくつかの実施形態では、複屈折層101の厚さTbは、リターダ100の厚さTrの少なくとも80パーセント、又は少なくとも90パーセントである。いくつかの実施形態では、複屈折層101の厚さTbは、リターダ100の厚さTrの99パーセント以下である。これらの範囲内の厚さ及び厚さ比を使用することで、リターダ100の所望の機械的特性及び所望の単位全厚Tr当たりのリターダンスがもたらされることが判明している。
第1及び第2のポリエステルに通常の第1のモノマー単位(例えば、ナフタレート単位)を使用することにより、通常の第1のモノマー単位を共有しない第1及び第2のポリエステルを使用する場合と比較して、複屈折層101からの層間剥離性能(外層110及び/又は112の分離)が良くなることが判明した。理論に制限されることを意図するものではないが、これは、層の熱膨張係数における類似性により、外層110、112と複屈折層101との間の化学結合がない場合に生じると考えられる。
いくつかの実施形態では、追加のコーティング又は層が、外層110及び112の一方又は両方の外面に適用される。いくつかの実施形態では、外層110及び112の一方又は両方の外面は光学的に滑らかである。すなわち、存在する任意の表面粗さは、可視光の波長と比べて小さい(例えば、550nmと比べて小さい)ピークから谷までの高さを有し得る。いくつかの実施形態では、外面は、100nm未満、又は50nm未満、又は20nm未満、又は更には10nm未満の表面粗さRaを有する。Raは、表面高さと平均表面位置との間の差の絶対値の算術平均を指す。Raは、American Society of Mechanical Engineers(ASME)B46.1−2009試験規格に従って決定できる。
リターダ100は、例えば、ディスプレイに使用されたときに画質を劣化させないように、低いヘイズを有することが望ましい場合がある。いくつかの実施形態では、リターダ100は、2パーセント未満、又は1パーセント未満のヘイズを有する。このような低いヘイズは、本明細書の他の箇所に記載されるポリエステル組成物を使用して得ることができる。ヘイズは、試験規格ASTM D1003−13「Standard Test Method for Haze and Luminous Transmittance of Transparent Plastics」に従って決定できる。
例えば、ディスプレイに含まれる他の層を保護するために、リターダが紫外線を遮断することが望ましい場合がある。第1のポリエステルにナフタレートモノマー単位を使用する(例えば、PENを使用する)ことにより、紫外線中で所望の吸収度をもたらすことができる。ナフタレートモノマー単位が使用されるか他のモノマー単位が使用されるかにかかわらず、リターダ100の紫外線吸収を増加させるために、第1及び第2のポリエステルの一方又は両方に1つ以上の紫外線吸収剤を含むことが望ましい場合がある。好適な紫外線吸収剤としては、例えば、トリアジン、ベンゾトリアゾール、及びベンゾフェノンが挙げられる。
図2は、発光構成要素260とリターダ200とを含むディスプレイ250の概略図である。リターダ200は、本明細書の他の箇所に記載されている任意のリターダであってもよい。例えば、リターダ200は、リターダ100に対応してもよい。発光構成要素260は、液晶ディスプレイ(LCD)パネル又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイパネルなどのディスプレイパネルであってもよい。図2のx−y−z座標系を参照すると、z方向の発光構成要素によって光が放出される。リターダ200は、発光構成要素260の光出力262を受容するように配置される。いくつかの実施形態では、リターダ200は発光構成要素260から分離され、いくつかの実施形態では、リターダ200は、直接的又は間接的に(例えば、1つ以上の追加層を介して)発光構成要素260に(例えば、光学的に透明な接着剤を介して)取り付けられる。いくつかの実施形態では、発光構成要素260は、直線偏光出力を生成する。いくつかの実施形態では、リターダ200は、直線偏光出力の偏光方向に対して傾斜角で配置された速軸を有する。いくつかの実施形態では、傾斜角は、40度〜50度の範囲内である。いくつかの実施形態では、傾斜角は、約45度である。いくつかの実施形態では、リターダ200は、発光構成要素260からの光出力262を実質的に脱偏光する。いくつかの実施形態では、ディスプレイ250は、図2に示されていない追加の層又は構成要素を含み得る。例えば、タッチセンサは、リターダ200に近接して発光構成要素260と向かい合って配置されてもよい。
図3は、ディスプレイが完全にオンであるときにディスプレイに垂直に見た場合にディスプレイによって生成されたスペクトルの概略的プロットである。ディスプレイはディスプレイ250に対応してもよく、可視光発光ピーク波長λa、λb、及びλc[ここでλa<λb<λcである]を含む発光スペクトルを有する発光構成要素(例えば、LCDディスプレイパネル又はOLEDディスプレイパネル)を含む。
いくつかの実施形態では、発光構成要素260は、最長可視光発光ピーク波長λcを含む発光スペクトルを有し、リターダ200は、最長可視光発光ピーク波長λcの少なくとも2倍、又は少なくとも5倍、又は少なくとも10倍である第1のリターダンス(面内リターダンス又は面外リターダンス)を有する。いくつかの実施形態では、リターダ200は、各々が最長可視光発光ピーク波長λcの少なくとも2倍、又は少なくとも5倍、又は少なくとも10倍である面内リターダンス及び面外リターダンスを有する。
以下は、本明細書の例示的な実施形態の列挙である。
実施形態1は、第1及び第2の外層と、第1の外層と第2の外層との間に配置されると共に第1及び第2の外層と直接接触している複屈折層と、を含むリターダであって、複屈折層は45モルパーセントを超えるナフタレート単位と45モルパーセントを超えるエチレン単位とを有する第1のポリエステルを含み、第1及び第2の外層の各々は第2のポリエステルを含み、第2のポリエステルは40〜50モルパーセントのナフタレート単位と、少なくとも25モルパーセントのエチレン単位と、10〜25モルパーセントの分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位と、を含み、当該リターダは、1マイクロメートル〜100マイクロメートルの範囲の第1のリターダンスを有する。
実施形態2は、第1のリターダンスが面内リターダンスである、実施形態1に記載のリターダである。
実施形態3は、第1のリターダンスが面外リターダンスである、実施形態1に記載のリターダである。
実施形態4は、第1のリターダンスが面内リターダンスであり、リターダが1マイクロメートル〜100マイクロメートルの範囲の面外リターダンスを有する、実施形態1のリターダである。
実施形態5は、第1のリターダンスが、少なくとも2マイクロメートル、又は少なくとも5マイクロメートル、又は少なくとも8マイクロメートルである、実施形態1〜4のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態6は、第2のポリエステルが実質的に非晶質である、実施形態1〜5のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態7は、第2のポリエステルが、示差走査熱量測定によって検出可能な融点を有さない、実施形態1〜6のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態8は、第2のポリエステルが、誘起結晶化後に220℃未満の融解転移温度を有する、実施形態1〜6のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態9は、第2のポリエステルが、10J/g未満、又は5J/g未満、又は3J/g未満の融解エンタルピーを有する、実施形態1〜6のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態10は、第1及び第2の外層の各々が、0.02未満の面内複屈折率及び0.02未満の面外複屈折率を有する、実施形態1〜9のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態11は、第1及び第2の外層の各々が、0.01未満の面内複屈折率及び0.01未満の面外複屈折率を有する、実施形態1〜9のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態12は、複屈折層が、少なくとも0.15、又は少なくとも0.2の面内複屈折率を有する、実施形態1〜11のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態13は、複屈折層が、少なくとも0.18、又は少なくとも0.2の面外複屈折率を有する、実施形態1〜12のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態14は、第1のポリエステルが少なくとも100℃のガラス転移温度を有する、実施形態1〜13のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態15は、第1及び第2のポリエステルの各々が、少なくとも90℃のガラス転移温度を有する、実施形態1〜13のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態16は、第1及び第2のポリエステルの各々が、少なくとも100℃のガラス転移温度を有する、実施形態1〜13のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態17は、第2のポリエステルが、25〜50モルパーセントのエチレン単位、又は25〜40モルパーセントのエチレン単位を含む、実施形態1〜16のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態18は、第1のポリエステルが、ポリエチレンナフタレート(PEN)である、実施形態1〜17のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態19は、第2のポリエステルについては、ナフタレート単位のモルパーセントと、エチレン単位のモルパーセントと、分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位のモルパーセントとを加えると100モルパーセントになり、第1のポリエステルについては、ナフタレート単位のモルパーセントとエチレン単位のモルパーセントとを加えると100モルパーセントになる、実施形態1〜18のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態20は、2パーセント未満又は1パーセント未満のヘイズを有する、実施形態1〜19のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態21は、第1及び第2の外層と、第1の外層と第2の外層との間に配置されると共に第1及び第2の外層と直接接触している複屈折層と、を含むリターダであって、複屈折層は複数の第1のモノマー単位を含む第1のポリエステルを含み、第1及び第2の外層の各々は第2のポリエステルを含み、第2のポリエステルは複数の第1のモノマー単位と複数の第2のモノマー単位とを含むコポリエステルであり、第2のモノマー単位は、第2のポリエステルの結晶化を妨げ、リターダは、1マイクロメートル〜100マイクロメートルの範囲の第1のリターダンスを有する、リターダである。
実施形態22は、第1及び第2の外層の各々が、0.02未満の面内複屈折率及び0.02未満の面外複屈折率を有する、実施形態21に記載のリターダである。
実施形態23は、第1のモノマー単位がナフタレート単位である、実施形態21又は22に記載のリターダである。
実施形態24は、第1及び第2のポリエステルのうちの少なくとも1つが、複数のエチレン単位を更に含む、実施形態21〜23のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態25は、第2のモノマー単位が、分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位である、実施形態21〜24のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態26は、第1のポリエステルが45モルパーセントを超えるナフタレート単位と45モルパーセントを超えるエチレン単位とを含む、実施形態21〜25のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態27は、第2のポリエステルが、40〜50モルパーセントのナフタレート単位と、25〜50モルパーセントのエチレン単位と、10〜25モルパーセントの分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位と、を含む、実施形態21〜26のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態28は、第1及び第2の外層と、第1の外層と第2の外層との間に配置されると共に第1及び第2の外層と直接接触している複屈折層と、を含み、第1及び第2の外層の各々は、0.02未満の面内複屈折率及び0.02未満の面外複屈折率を有する、リターダであって、複屈折層は、複数の第1のモノマー単位を含む第1のポリエステルを含み、第1及び第2の外層の各々は第2のポリエステルを含み、第2のポリエステルは複数の第1のモノマー単位を含むコポリエステルであり、リターダは、1マイクロメートル〜100マイクロメートルの範囲の第1のリターダンスを有する、リターダである。
実施形態29は、第2のポリエステルが、第2のポリエステルの結晶化を妨げる複数の第2のモノマー単位を含む、実施形態28に記載のリターダである。
実施形態30は、第2のモノマー単位が環状のC4〜C10アルキル単位を含む、実施形態29に記載のリターダである。
実施形態31は、第1のモノマー単位がナフタレート単位である、実施形態28〜30のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態32は、第1のポリエステルが45モルパーセントを超えるナフタレート単位と45モルパーセントを超えるエチレン単位とを含む、実施形態28〜30のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態33は、第2のポリエステルが、40〜50モルパーセントのナフタレート単位と、25〜50モルパーセントのエチレン単位と、10〜25モルパーセントの分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位とを含む、実施形態28〜32のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態34は、実施形態1〜20のいずれか1つによって更に特徴付けられる、実施形態21〜33のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態35は、20マイクロメートル〜200マイクロメートルの範囲、又は25マイクロメートル〜125マイクロメートルの範囲の厚さを有する、実施形態1〜34のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態36は、複屈折層の厚さが、リターダの厚さの少なくとも80パーセント又は少なくとも90パーセントである、実施形態1〜35のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態37は、第1及び第2のポリエステルのうちの少なくとも1つが、紫外線吸収剤を含む、実施形態1〜36のいずれか1つに記載のリターダである。
実施形態38は、発光構成要素と、発光構成要素の光出力を受容するように配置されている実施形態1〜37のいずれか1つに記載のリターダと、を含むディスプレイである。
実施形態39は、発光構成要素が、最長可視光発光ピーク波長を含む発光スペクトルを有し、第1のリターダンスが、最長可視光発光ピーク波長の少なくとも2倍、又は少なくとも5倍である、実施形態38に記載のディスプレイである。
実施例1〜3及び比較例C1〜C3:コポリエステルの製造及び特性評価
一連のポリエステルコポリマーを、以下の手順を使用して製造した。
高温油温度制御システム、オーバーヘッド分離カラム、及び真空ポンプを装備した室温のステンレス鋼製10ガロン反応器に、以下の成分を添加した(各例の各成分の重量による相対量を表1に示す):
ジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレート(NDC)
(Indorama Ventures(Decatur,AL)から入手)
エチレングリコール(EG)
(Huntsman Petrochemical(The Woodlands,TX)から入手)
シクロヘキサンジメタノール(CHDM)
(Eastman Chemical(Kingsport,TN)から入手)
テトラブチルチタネート(TBT)
(Dorf Ketal(Houston,TX)から入手)
酢酸コバルト(CoAc)
(Shepherd Chemical(Cincinnati,OH)から入手)
酢酸亜鉛(ZnAc)
(Mallinckrodt Baker(Phillipsburg,NJ)から入手)
三酢酸アンチモン(SbAc)
(Arkema(Philadelphia,PA)から入手)
表1の「生成樹脂」の行の材料の%CHDMは、ポリエステルのジオール部分中のCHDMのモル%を指す。例えば、PEN w/30%CHDMは、ポリエステルのジオール部分が30モル%のCHDMを含有することを意味する。ジオール及び酸/エステルの合計に基づいて、PEN w/30%CHDMは、50モルパーセントのナフタレート単位と、35モルパーセントのエチレン単位と、15モルパーセントのCHDM単位とを含有する。
これらの材料を加熱し、138kPa(20psig)のN2下において、125rpmで混合した。エステル交換反応を、約2時間かけて257℃(495°F)の温度まで進めた。メタノールを分離カラムを通して追い出し、受け器に回収した。次いで、ケトル内の圧力をゆっくりと大気圧まで低下させた。比較例C1及びC2の場合は、安定剤を添加した。安定剤は、トリエチルホスホノアセテート(TEPA)(Rhodia(Cranbury,NJ)から入手)であった。
実施例では、真空をケトルに適用し、バッチ粘度が許容する限り増加した。過剰なエチレングリコールを追い出した。約285℃(545°F)の温度及び約1mmHgの低真空で約2時間後、反応は、所望の終点(約0.48dL/gの固有粘度(IV))まで進行した。次いで、ケトルを空にし、樹脂を室温まで冷却し、その後、更に評価するために小片に粉砕した。
Figure 2021504762
次いで、各例示的な樹脂の試験片を150℃のオーブンに48時間置いて冷結晶化を生じさせた。結晶化した材料を、示差走査熱量計、すなわちDSC(TA Instruments(New Castle,DE)から商品名「MAQ2000」で入手)を使用して試験した。試験は、30〜290℃の温度範囲で3段階の加熱−冷却−加熱の温度傾斜を含んだ。試験片を、第1の加熱の後、290℃で3分間保持した。傾斜率は、加熱及び冷却の両方について20℃/分であった。第1の加熱スキャン及び第2の加熱スキャンの両方を分析した。各材料について、測定された融点、関連するエンタルピーの熱、及びガラス転移温度Tgを記録した。それを表2に示す。
Figure 2021504762
実施例1、2、及び3(それぞれPENg30、PENg40、及びPENg50)は210℃以下の融点を呈し、エンタルピーの熱をほとんど又は全く有さない(3J/g未満)。試験した全ての試験片のTgを、115〜120℃で測定した。
実施例4〜11並びに比較例C4及びC5:フィルムの製造及び特性評価
共押出、共配向延伸、及びアニーリングによって一連の3層フィルムを作製した。ABAフィルム層積層体の例について、材料投入の詳細を表3に示す。
PENは、0.48 IVポリエチレンナフタレート樹脂を指す
(当該技術分野において周知の標準技術によって工場内で合成)。
PETgは、0.73 IVコポリエステルを指す。
(「GN071」の商品名で Eastman Corporation(Kingsport,TN)から入手)
一連のPENg30、PENg40、PENg50、及びPENg60材料は、それぞれ上記の実施例1、2、3及び比較例C3に記載されている。
Figure 2021504762
外側の、スキン層、又は「A」層は、27mmの2軸押出機(TSE)を使用して上記の樹脂を押出し成形し、ネックチューブ及びギヤポンプを通して3層フィードブロックの外層に供給することによって製造した。このメルトトレイン(melt train)は、282℃のピーク温度を有する漸進的温度プロファイルを使用した。中央の、コア層又は「B」層は、27mm TSEを使用して約282℃をピークとする漸進的温度プロファイルでPEN樹脂を押出し成形し、ネックチューブ及びギヤポンプを通して、3層フィードブロックの中間層に供給することによって製造した。フィードブロック及び20cm(8インチ)のダイを各々282℃の目標温度に維持し、同時にキャスティングホイールを約50℃に維持した。厚さ0.30mm(12mil)のキャストウェブフィルムを、このプロセスによって製造した。
次いで、押出成形及びキャスティングプロセスから製造されたキャストウェブを、実験用延伸機(Brueckner Maschinenbau GmbH&Co.(Siegsdorf,Germany)から商品名「KARO IV」で入手)を使用して延伸及びアニールした。フィルムの延伸は、140℃に設定したオーブン内で実施した。オーブン内の予熱時間は45秒であった。フィルムを、長手方向(MD)に(元のサイズの)100%、横断方向(TD)に(元のサイズの)500%の最終寸法まで延伸し、0.061mm(2.4mil)の完成フィルムを得た。次いで、各フィルムを、225℃に維持したアニーリングオーブン内に搬送し、そこで15秒間保持した。次いで、これらの延伸されアニーリングされたフィルムを、屈折率、フィルム操作特性、ヘイズ、及びリターダンスについて評価した。
フィルム試験片の屈折率を、プリズムカップラー(Metricon Corporation(Pennington,NJ)から入手)を使用して、長手方向(MD)、横断方向(TD)、及び厚さ(TM)方向で測定した。MD、TD及びTMの屈折率はそれぞれ、Nx、Ny、及びNzとして標識される。面内複屈折率は、所与のサンプルについてのNy測定値とNx測定値との間の差を表す。面外複屈折率は、平均面内屈折率、すなわちNxとNyの平均と、フィルムに垂直な方向の屈折率(Nz)との間の差を表す。
フィルム操作性は、調製中、延伸中及び/又は延伸後に、フィルムが分裂又は亀裂する傾向に基づく定性的特性評価を表す。PEN又はPETなどの一軸配向(一方向延伸)ポリエステルは、ウェブ操作中に破断しやすいことに留意されたい。
ヘイズを、ヘイズメーター(BYK−Gardner USA(Columbia,MD)から商品名「HAZE−GARD」で入手)を使用して試験した。ヘイズをASTM D−1003に従って測定した。それを「ヘイズ%」として報告する。
リターダンスは、スキン層の厚さにスキン層の複屈折率の測定値を乗じたものに、コアPEN層の厚さにサンプルC4(これは効果的にモノリシックPENフィルムである)の複屈折率の測定値を乗じたものを加えた値に基づいて計算した。
これらの試験の結果を、表4に示す。
Figure 2021504762
全ての試験片は、これらの0.061mm(2.4mil)のフィルムに関して9000nmを超える面内リターダンスを示した。PENコアは、0.20を超える面内複屈折率及び面外複屈折率を達成する高リターダンス層をもたらした。フィルムは、アニーリング後に1%未満の低いヘイズ値をもたらした。等方性スキン層を有するフィルム(複屈折率0.01未満)は、配向中及び配向後に卓越した操作性をもたらしたことが、縁部品質の大幅な改善及びウェブ操作中に破壊が回避されたことで証明された。
図中の要素の説明は、別段の指示がない限り、他の図中の対応する要素に等しく適用されるものと理解されたい。具体的な実施形態を本明細書において例示し記述したが、様々な代替及び/又は同等の実施により、図示及び記載した具体的な実施形態を、本開示の範囲を逸脱することなく置き換え可能であることが、当業者には理解されるであろう。本出願は、本明細書において説明した具体的な実施形態のあらゆる適合例又は変形例を包含することを意図する。したがって、本開示は、特許請求の範囲及びその同等物によってのみ限定されるものとする。

Claims (15)

  1. 第1及び第2の外層と、前記第1の外層と第2の外層との間に配置されると共に前記第1及び第2の外層と直接接触している複屈折層と、を含むリターダであって、前記複屈折層は45モルパーセントを超えるナフタレート単位と45モルパーセントを超えるエチレン単位とを有する第1のポリエステルを含み、前記第1及び第2の外層の各々は第2のポリエステルを含み、前記第2のポリエステルは40〜50モルパーセントのナフタレート単位と、少なくとも25モルパーセントのエチレン単位と、10〜25モルパーセントの分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位と、を含み、前記リターダは、1マイクロメートル〜100マイクロメートルの範囲の第1のリターダンスを有する、リターダ。
  2. 前記第1のリターダンスが面内リターダンスであり、前記リターダが1マイクロメートル〜100マイクロメートルの範囲の面外リターダンスを有する、請求項1に記載のリターダ。
  3. 前記第2のポリエステルが、示差走査熱量測定によって検出可能な融点を有さない、請求項1に記載のリターダ。
  4. 前記第2のポリエステルが、10J/g未満の融解エンタルピーを有する、請求項1に記載のリターダ。
  5. 前記第1及び第2の外層の各々が、0.02未満の面内複屈折率及び0.02未満の面外複屈折率を有する、請求項1に記載のリターダ。
  6. 前記複屈折層が、少なくとも0.15の面内複屈折率を有する、請求項1に記載のリターダ。
  7. 前記第1のポリエステルが、ポリエチレンナフタレート(PEN)である、請求項1に記載のリターダ。
  8. 第1及び第2の外層と、前記第1の外層と第2の外層との間に配置されると共に前記第1及び第2の外層と直接接触している複屈折層と、を含むリターダであって、前記複屈折層は複数の第1のモノマー単位を含む第1のポリエステルを含み、前記第1及び第2の外層の各々は第2のポリエステルを含み、前記第2のポリエステルは複数の前記第1のモノマー単位と複数の第2のモノマー単位とを含むコポリエステルであり、前記第2のモノマー単位は、前記第2のポリエステルの結晶化を妨げ、前記リターダは、1マイクロメートル〜100マイクロメートルの範囲の第1のリターダンスを有する、リターダ。
  9. 前記第1及び第2の外層の各々が、0.02未満の面内複屈折率及び0.02未満の面外複屈折率を有する、請求項8に記載のリターダ。
  10. 前記第2のモノマー単位が、分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位である、請求項8に記載のリターダ。
  11. 前記第2のポリエステルが、40〜50モルパーセントのナフタレート単位と、25〜50モルパーセントのエチレン単位と、10〜25モルパーセントの分枝状又は環状のC4〜C10アルキル単位とを含む、請求項8に記載のリターダ。
  12. 第1及び第2の外層と、前記第1の外層と第2の外層との間に配置されると共に前記第1及び第2の外層と直接接触している複屈折層と、を含み、前記第1及び第2の外層の各々は、0.02未満の面内複屈折率及び0.02未満の面外複屈折率を有する、リターダであって、前記複屈折層は、複数の第1のモノマー単位を含む第1のポリエステルを含み、前記第1及び第2の外層の各々は第2のポリエステルを含み、前記第2のポリエステルは複数の前記第1のモノマー単位を含むコポリエステルであり、前記リターダは、1マイクロメートル〜100マイクロメートルの範囲の第1のリターダンスを有する、リターダ。
  13. 前記第2のポリエステルが、前記第2のポリエステルの結晶化を妨げる複数の第2のモノマー単位を含む、請求項12に記載のリターダ。
  14. 発光構成要素と、前記発光構成要素の光出力を受容するように配置されている請求項1〜13のいずれか一項に記載のリターダと、を含むディスプレイ。
  15. 前記発光構成要素が、最長可視光発光ピーク波長を含む発光スペクトルを有し、前記第1のリターダンスが、前記最長可視光発光ピーク波長の少なくとも2倍である、請求項14に記載のディスプレイ。
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