JP2021504361A5 - - Google Patents

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本発明は、以下の態様および実施態様もまた含む。
[1]
2-ヒドロキシ-5-[2-[4-[(2-ピリジニルアミノ)スルホニル]フェニル]ジアゼニル]-安息香酸(スルファサラジン)および/またはスルファサラジン有機塩として含む、経口投与のための医薬組成物の製造方法であって、下記工程:
A:スルファサラジンを提供する工程、
B:好ましくはメグルミン、ピペラジンおよびジエチルアミンより選択される、有機アミン含有成分を提供する工程、
C:1つ以上の医薬添加剤および所望により1つ以上の更なる活性成分を提供する工程、
D:治療上有効量の工程A)のスルファサラジンを、適切な量の工程B)の有機アミン含有成分、ならびに工程C)の1つ以上の医薬添加剤および所望により1つ以上の更なる活性成分と混合して、経口投与のための医薬組成物を形成する工程、
を含むかまたはそれらからなり、
有機アミン含有成分は、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンではない、製造方法。
[2]
工程D)において、スルファサラジンおよび/または有機スルファサラジンアミン塩を含むコア材料が形成され、製造方法が、コア材料に1つ以上のコーティング層を適用して、経口投与のための医薬組成物を形成することをさらに含むかまたはそれらからなることを特徴とし、該製造方法が、下記工程:
E:所望により、好ましくはpH緩衝剤より選択される、1つ以上の分離層で工程D)において製造されたコア材料をコーティングする工程、
F:工程D)において製造されたコア材料、または工程E)において製造された1つ以上の分離層を含むコア材料を、腸溶性コーティングでコーティングする工程、
G:所望により、工程F)の腸溶性コーティングされたコア材料をオーバーコーティング層でコーティングする工程、および
H:所望により、工程F)の腸溶性コーティングされたコア材料、または工程G)の腸溶性コーティングされ、オーバーコーティングされたコア材料を、錠剤またはカプセル剤に製剤化する工程
をさらに含むかまたはそれらからなる、[1]に記載の製造方法。
[3]
工程F)において腸溶性コーティングで圧縮されたコア材料をコーティングする前に、工程D)のコア材料、または工程E)の1つ以上の分離層を含むコア材料が圧縮され、錠剤を形成することを特徴とする、[2]に記載の製造方法。
[4]
腸溶性コーティング層の厚さが、少なくとも5μm、より好ましくは少なくとも10μmであることを特徴とする、[2]または[3]に記載の製造方法。
[5]
工程H)におけるカプセル剤が、
i. 軟ゼラチンカプセル剤として、好ましくは、界面活性剤/可溶化剤からなる群より選択される1つ以上の更なる医薬添加剤、好ましくはトコフェリルポリエチレングリコールスクシネート(TPGS);植物油および/またはポリエチレングリコールを用いて、
ii. 硬ゼラチンカプセル剤として、界面活性剤/可溶化剤からなる群より選択される1つ以上の更なる医薬添加剤、好ましくはトコフェリルポリエチレングリコールスクシネート(TPGS)を用いて
形成されることを特徴とする、[2]〜[4]のいずれか一項に記載の製造方法。
[6]
工程D)において、コア材料が、
D1:湿式押出、湿式球形化、ホットメルト押出、ホットメルトペレット化、流動層スプレーカプセル化、ボーリングおよび圧縮からなる群より選択される方法
により製造されることを特徴とする、[2]〜[5]のいずれか一項に記載の製造方法。
[7]
工程C)における1つ以上の医薬添加剤が、賦形剤として種物質、特に、好ましくは酸化物質、セルロース物質、有機ポリマー物質またはそれらの混合物からなる群より選択される、水不溶性種物質、および/または好ましくは無機塩物質、糖物質、デンプン物質またはそれらの混合物からなる群より選択される、水溶性種物質、例えばノンパレルを含むかまたはそれらからなり、工程D)において、コア材料が、
D2:工程C)において提供される種物質を、工程A)において提供されるスルファサラジンおよび工程B)において提供される有機アミン成分で、および所望により、好ましくは結合剤、界面活性剤、賦形剤、滑沢剤、崩壊剤、アルカリ添加物および緩衝剤からなる群より選択される、工程C)において提供される医薬添加剤をさらに用いて、コーティングすることにより製造され、コーティングが、好ましくは、粉末または溶液の層化、より好ましくは噴霧乾燥または噴霧凝固により製造される
ことを特徴とする、[2]〜[6]のいずれか一項に記載の製造方法。
[8]
製造された経口投与のための医薬組成物が、好ましくは顆粒剤、好ましくはマルチユニットペレットシステム(MUPS)、錠剤、好ましくはマルチユニットペレット錠剤(MUP錠剤)、カプセル剤および散剤からなる群より選択される、固形医薬組成物;または好ましくはシロップ剤および懸濁剤からなる群より選択される、液体医薬組成物であることを特徴とする、[1]〜[7]のいずれか一項に記載の製造方法。
[9]
製造された経口投与のための医薬組成物のおけるスルファサラジンが、好ましくは
i. 6.35、13.93、15.48、15.86、20.99、22.41、23.60および28.07の2θ値(±0.2)における粉末X線回折のピークを特徴とするメグルミンスルファサラジンフォームA結晶、好ましくは、図1に示すものと実質的に同一の粉末X線回折パターンを有するメグルミンスルファサラジンフォームA結晶、および/または
ii. 12.3、12.93、15.0、16.42、22.41および23.4の2θ値(±0.2)における粉末X線回折のピークを特徴とするピペラジンスルファサラジンフォームA結晶、好ましくは、図2に示すものと実質的に同一の粉末X線回折パターンを有するピペラジンスルファサラジンフォームA結晶、および/または
iii. 7.16、10.50、11.48、18.78、21.65および21.87の2θ値(±0.2)における粉末X線回折のピークを特徴とするジエチルアミンスルファサラジンフォームA結晶、好ましくは、図3に示すものと実質的に同一の粉末X線回折パターンを有するジエチルアミンスルファサラジンフォームA結晶、および/または
iv. 6.85、11.38、11.70、17.62、20.58、22.75および23.98の2θ値(±0.2)における粉末X線回折のピークを特徴とする、ジエチルアミンスルファサラジンフォームB結晶、好ましくは、図4に示すものと実質的に同一の粉末X線回折パターンを有するジエチルアミンスルファサラジンフォームB結晶
からなる群より選択される、有機スルファサラジン塩を含むかまたはそれらからなることを特徴とする、[1]〜[8]のいずれか一項に記載の製造方法。
[10]
経口投与のための医薬組成物の用量当たりの治療上有効量のスルファサラジンが、10 mg〜2,000 mgの範囲、好ましくは10 mg、20 mg、25 mg、30 mg、40 mg、50 mg、60 mg、70 mg、75 mg、80 mg、90 mg、100 mg、110 mg、120 mg、125 mg、130 mg、140 mg、150 mg、160 mg、170 mg、175 mg、180 mg、190 mg、200 mg、210 mg、220 mg、225 mg、230 mg、240 mg、250 mg、260 mg、270 mg、275 mg、280 mg、290 mg、300 mg、310 mg、320 mg、325 mg、330 mg、340 mg、350 mg、360 mg、370 mg、375 mg、380 mg、390 mg、400 mg、410 mg、420 mg、425 mg、430 mg、440 mg、450 mg、460 mg、470 mg、475 mg、480 mg、490 mg、500 mg、525 mg、550 mg、575 mg、600 mg、625 mg、650 mg、675 mg、700 mg、725 mg、750 mg、775 mg、800 mg、825 mg、850 mg、875 mg、900 mg、925 mg、950 mg、975 mg、1,000 mg、1,025 mg、1,050 mg、1,075 mg、1,100 mg、1,125 mg、1,150 mg、1,175 mg、1,200 mg、1,225 mg、1,250 mg、1,275 mg、1,300 mg、1,325 mg、1,350 mg、1,375 mg、1,400 mg、1,425 mg、1,450 mg、1,475 mg、1,500 mg、1,525 mg、1,550 mg、1,575 mg、1,600 mg、1,625 mg、1,650 mg、1,675 mg、1,700 mg、1,725 mg、1,750 mg、1,775 mg、1,800 mg、1,825 mg、1,850 mg、1,875 mg、1,900 mg、1,925 mg、1,950 mg、1,975 mg、2,000 mgであることを特徴とする、[1]〜[9]のいずれか一項に記載の製造方法。
[11]
[1]〜[10のいずれか一項に従って得られる、経口投与のための医薬組成物。
[12]
i)炎症細胞の調節が有益であるヒトの疾患または状態、
ii)骨または関節に関する疾患または状態、好ましくは、原発性または、例えば、先天的股関節異形成症に続発性の骨関節症に関連するかまたは含む関節炎;頚部および腰部脊椎炎、および下背部および頚部痛;リウマチ性関節炎およびスチル病;血清反応陰性脊椎関節症、例えば強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、反応性関節炎および未分化脊椎関節症、敗血症性関節炎および感染症に関連する他の関節症および骨障害、例えば結核、例えばポット病およびポンセ病;急性および慢性結晶誘発性滑膜炎、例えば尿酸痛風、ピロリン酸カルシウム沈着症、およびカルシウムアパタイト関連腱、滑液包および滑膜炎症;ベーチェット病;原発性または続発性シェーグレン症候群;全身性硬化症および限局型強皮症;全身性エリテマトーデス、混合型結合組織疾患、および未分化結合組織疾患;炎症性ミオパシー、例えば皮膚筋炎および多発性筋炎;リウマチ性多発筋痛症;若年性関節炎、例えば、あらゆる関節位置および関連症候群の特発性炎症性関節炎、およびリウマチ熱およびその全身合併症;脈管炎、例えば巨細胞性動脈炎、高安動脈炎、チャーグ・ストラウス症候群、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発動脈炎、ならびにウイルス感染、過敏反応、クリオグロブリンおよびパラタンパク質に関連する脈管炎;下背部痛;家族性地中海熱、マックル・ウェルズ症候群、および家族性アイルランド熱、菊池病;薬物誘発性関節痛、腱炎、およびミオパシーからなる群より選択される疾患または状態;および
iii)消化管に関する疾患または状態、好ましくは、好酸球性胃腸炎、肥満細胞症、クローン病、大腸炎、例えば潰瘍性大腸炎、直腸炎;セリアック病、過敏性腸症候群、および腸から離れたところに影響を及ぼし得る食品関連アレルギー、例えば片頭痛、鼻炎または湿疹からなる群より選択される疾患または状態
の処置における使用のための、[11]に記載の医薬組成物。
[13]
i)炎症細胞の調節が有益であるヒトの疾患または状態、
ii)骨または関節に関する疾患または状態、好ましくは、原発性または、例えば、先天的股関節異形成症に続発性の骨関節症に関連するかまたは含む関節炎;頚部および腰部脊椎炎、および下背部および頚部痛;リウマチ性関節炎およびスチル病;血清反応陰性脊椎関節症、例えば強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、反応性関節炎および未分化脊椎関節症、敗血症性関節炎および感染症に関連する他の関節症および骨障害、例えば結核、例えばポット病およびポンセ病;急性および慢性結晶誘発性滑膜炎、例えば尿酸痛風、ピロリン酸カルシウム沈着症、およびカルシウムアパタイト関連腱、滑液包および滑膜炎症;ベーチェット病;原発性または続発性シェーグレン症候群;全身性硬化症および限局型強皮症;全身性エリテマトーデス、混合型結合組織疾患、および未分化結合組織疾患;炎症性ミオパシー、例えば皮膚筋炎および多発性筋炎;リウマチ性多発筋痛症;若年性関節炎、例えば、あらゆる関節位置および関連症候群の特発性炎症性関節炎、およびリウマチ熱およびその全身合併症;脈管炎、例えば巨細胞性動脈炎、高安動脈炎、チャーグ・ストラウス症候群、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発動脈炎、ならびにウイルス感染、過敏反応、クリオグロブリンおよびパラタンパク質に関連する脈管炎;下背部痛;家族性地中海熱、マックル・ウェルズ症候群、および家族性アイルランド熱、菊池病;薬物誘発性関節痛、腱炎、およびミオパシーからなる群より選択される疾患または状態;および
iii)消化管に関する疾患または状態、好ましくは、好酸球性胃腸炎、肥満細胞症、クローン病、大腸炎、例えば潰瘍性大腸炎、直腸炎;セリアック病、過敏性腸症候群、および腸から離れたところに影響を及ぼし得る食品関連アレルギー、例えば片頭痛、鼻炎または湿疹からなる群より選択される疾患または状態
のための医薬の製造における/その処置における、[11]に記載の医薬組成物の使用。
[14]
i)炎症細胞の調節が有益であるヒトの疾患または状態、
ii)骨または関節に関する疾患または状態、好ましくは、原発性または、例えば、先天的股関節異形成症に続発性の骨関節症に関連するかまたは含む関節炎;頚部および腰部脊椎炎、および下背部および頚部痛;リウマチ性関節炎およびスチル病;血清反応陰性脊椎関節症、例えば強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、反応性関節炎および未分化脊椎関節症、敗血症性関節炎および感染症に関連する他の関節症および骨障害、例えば結核、例えばポット病およびポンセ病;急性および慢性結晶誘発性滑膜炎、例えば尿酸痛風、ピロリン酸カルシウム沈着症、およびカルシウムアパタイト関連腱、滑液包および滑膜炎症;ベーチェット病;原発性または続発性シェーグレン症候群;全身性硬化症および限局型強皮症;全身性エリテマトーデス、混合型結合組織疾患、および未分化結合組織疾患;炎症性ミオパシー、例えば皮膚筋炎および多発性筋炎;リウマチ性多発筋痛症;若年性関節炎、例えば、あらゆる関節位置および関連症候群の特発性炎症性関節炎、およびリウマチ熱およびその全身合併症;脈管炎、例えば巨細胞性動脈炎、高安動脈炎、チャーグ・ストラウス症候群、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発動脈炎、ならびにウイルス感染、過敏反応、クリオグロブリンおよびパラタンパク質に関連する脈管炎;下背部痛;家族性地中海熱、マックル・ウェルズ症候群、および家族性アイルランド熱、菊池病;薬物誘発性関節痛、腱炎、およびミオパシーからなる群より選択される疾患または状態;および
iii)消化管に関する疾患または状態、好ましくは、好酸球性胃腸炎、肥満細胞症、クローン病、大腸炎、例えば潰瘍性大腸炎、直腸炎;セリアック病、過敏性腸症候群、および腸から離れたところに影響を及ぼし得る食品関連アレルギー、例えば片頭痛、鼻炎または湿疹からなる群より選択される疾患または状態
に罹患している、またはそのリスクがある患者における、該疾患または状態の処置方法であって、[11]に記載の医薬組成物を患者に投与することを含む、処置方法。
[15]
[11]に記載の医薬組成物が、1つ以上の更なる医薬組成物と共に連続してまたは並行して共投与され、更なる医薬組成物の1つ以上の活性成分が、好ましくは、非ステロイド性抗炎症薬;好ましくは、局所または全身適用されるかにかかわらず非選択的シクロ-オキシゲナーゼCOX-1/COX-2阻害薬、例えばピロキシカム、ジクロフェナク、プロピオン酸、例えばナプロキセン、フルルビプロフェン、フェノプロフェン、ケトプロフェンおよびイブプロフェン、フェナメート、例えばメフェナム酸、インドメタシン、スリンダク、アザプロパゾン、ピラゾロン、例えばフェニルブタゾン、サリチレート、例えばアスピリン、選択的COX-2阻害薬、例えばメロキシカム、セレコキシブ、ロフェコキシブ、バルデコキシブ、ルミラコキシブ、パレコキシブおよびエトリコキシブ、一酸化窒素供与型シクロオキシゲナーゼ阻害薬(CINOD);グルココルチコイド、好ましくはフルニソリド、トリアムシノロンアセトニド、ベタメタゾンジプロピオン酸エステル、ブデソニド、フルチカゾンプロピオン酸エステル、シクレソニドまたはモメタゾンフランカルボン酸エステル;メトトレキサート;レフルノミド;ヒドロキシクロロキン;d-ペニシラミン;ジアセレイン;栄養補助食品、好ましくはグルコサミン;金剤、好ましくはオーラノフィン;サイトカインまたはサイトカイン機能のアゴニストもしくはアンタゴニスト;Bリンパ球を標的とするモノクローナル抗体、好ましくはCD20(リツキシマブ);MRA-aIL16R;T-リンパ球;CTLA4-Ig;HuMax 11-15;ケモカイン受容体機能のモジュレーター、好ましくは、CCR2、CCR2A、CCR2B、CCR3、CCR4、CCR5、CCR6、CCR7、CCR8、CCR9、CCRlOおよびCCR11(C-Cファミリー)、CXCRl、CXCR2、CXCR3、CXCR4およびCXCR5(C-X-Cファミリー)およびCX3CR1(C-X3-Cファミリー)のアンタゴニスト;アザチオプリン、トファシチニブ、モノクローナル抗体、例えば抗腫瘍壊死因子αモノクローナル抗体インフリキシマブ、アダリムマブおよびゴリムマブ;インターロイキン1受容体アンタゴニスト、例えばアナキンラ;エタネルセプトおよびアバタセプト;より好ましくはメトトレキサートおよびヒドロキシクロロキンからなる群より選択されることを特徴とする、[11]または[12]に記載の医薬組成物、[13]に記載の医薬組成物の使用および[14]に記載の患者の処置方法。
以下に記載する本発明の態様はまた、当業者に合理的である場合、従属請求項に記載されるかまたは以下の詳細な説明に開示される好ましい実施態様の任意の可能な組合せを含み得る。

Claims (15)

  1. 2-ヒドロキシ-5-[2-[4-[(2-ピリジニルアミノ)スルホニル]フェニル]ジアゼニル]-安息香酸(スルファサラジン)および/またはスルファサラジン有機塩として含む、経口投与のための医薬組成物の製造方法であって、下記工程:
    A:スルファサラジンを提供する工程、
    B:グルミン、ピペラジンおよびジエチルアミンより選択される、有機アミン含有成分を提供する工程、
    C:1つ以上の医薬添加剤を提供し、そして1つ以上の更なる活性成分を提供してもよい工程、
    D:治療上有効量の工程A)のスルファサラジンを、適切な量の工程B)の有機アミン含有成分、および工程C)の1つ以上の医薬添加剤と混合し、そして工程C)の1つ以上の更なる活性成分と混合してもよく、経口投与のための医薬組成物を形成する工程、
    を含むかまたはそれらからなり、
    有機アミン含有成分は、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンではない、製造方法。
  2. 工程D)において、スルファサラジンおよび/または有機スルファサラジンアミン塩を含むコア材料が形成され、製造方法が、コア材料に1つ以上のコーティング層を適用して、経口投与のための医薬組成物を形成することをさらに含むかまたはそれらからなることを特徴とし、該製造方法が
    E:1つ以上の分離層で工程D)において製造されたコア材料をコーティングする工程を含んでもよく
    F:工程D)において製造されたコア材料、または工程E)において製造された1つ以上の分離層を含むコア材料を、腸溶性コーティングでコーティングする工程を含み
    G:程F)の腸溶性コーティングされたコア材料をオーバーコーティング層でコーティングする工程を含んでもよく、そして
    H:程F)の腸溶性コーティングされたコア材料、または工程G)の腸溶性コーティングされ、オーバーコーティングされたコア材料を、錠剤またはカプセル剤に製剤化する工程を含んでもよい、
    請求項1に記載の製造方法。
  3. 工程F)において腸溶性コーティングで圧縮されたコア材料をコーティングする前に、工程D)のコア材料、または工程E)の1つ以上の分離層を含むコア材料が圧縮され、錠剤を形成することを特徴とする、請求項2に記載の製造方法。
  4. 腸溶性コーティング層の厚さが、少なくとも5μmであることを特徴とする、請求項2または3に記載の製造方法。
  5. 工程H)におけるカプセル剤が、
    i. 軟ゼラチンカプセル剤として、界面活性剤/可溶化剤からなる群より選択される1つ以上の更なる医薬添加剤;植物油および/またはポリエチレングリコールを用いて、または
    ii. 硬ゼラチンカプセル剤として、界面活性剤/可溶化剤からなる群より選択される1つ以上の更なる医薬添加剤を用いて
    形成されることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか一項に記載の製造方法。
  6. 工程D)において、コア材料が、
    D1:湿式押出、湿式球形化、ホットメルト押出、ホットメルトペレット化、流動層スプレーカプセル化、ボーリングおよび圧縮からなる群より選択される方法
    により製造されることを特徴とする、請求項2〜5のいずれか一項に記載の製造方法。
  7. 工程C)における1つ以上の医薬添加剤が、賦形剤として種物質を含むかまたはそれらからなり、工程D)において、コア材料が、
    D2:工程C)において提供される種物質を、工程A)において提供されるスルファサラジンおよび工程B)において提供される有機アミン成分で、工程C)において提供される医薬添加剤をさらに用いて、コーティングすることにより製造され、コーティングが、粉末または溶液の層化により製造される
    ことを特徴とする、請求項2〜6のいずれか一項に記載の製造方法。
  8. 製造された経口投与のための医薬組成物が、固形医薬組成物または液体医薬組成物であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の製造方法。
  9. 製造された経口投与のための医薬組成物のおけるスルファサラジンが
    i. 6.35、13.93、15.48、15.86、20.99、22.41、23.60および28.07の2θ値(±0.2)における粉末X線回折のピークを特徴とするメグルミンスルファサラジンフォームA結晶、および/または
    ii. 12.3、12.93、15.0、16.42、22.41および23.4の2θ値(±0.2)における粉末X線回折のピークを特徴とするピペラジンスルファサラジンフォームA結晶、および/または
    iii. 7.16、10.50、11.48、18.78、21.65および21.87の2θ値(±0.2)における粉末X線回折のピークを特徴とするジエチルアミンスルファサラジンフォームA結晶、および/または
    iv. 6.85、11.38、11.70、17.62、20.58、22.75および23.98の2θ値(±0.2)における粉末X線回折のピークを特徴とする、ジエチルアミンスルファサラジンフォームB結
    からなる群より選択される、有機スルファサラジン塩を含むかまたはそれらからなることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の製造方法。
  10. i.メグルミンスルファサラジンフォームA結晶が、図1に示すものと実質的に同一の粉末X線回折パターンを有する、および/または
    ii.ピペラジンスルファサラジンフォームA結晶が、図2に示すものと実質的に同一の粉末X線回折パターンを有する、および/または
    iii.ジエチルアミンスルファサラジンフォームA結晶が、図3に示すものと実質的に同一の粉末X線回折パターンを有する、および/または
    iv.ジエチルアミンスルファサラジンフォームB結晶が、図4に示すものと実質的に同一の粉末X線回折パターンを有する、
    請求項9に記載の製造方法。
  11. 経口投与のための医薬組成物の用量当たりの治療上有効量のスルファサラジンが、10 mg〜2,000 mgの範囲であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の製造方法。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に従って得られる、経口投与のための医薬組成物。
  13. i)炎症細胞の調節が有益であるヒトの疾患または状態、
    ii)骨または関節に関する疾患または状態、および
    iii)消化管に関する疾患または状
    の処置のための、請求項12に記載の医薬組成物。
  14. 骨または関節に関する疾患または状態が、関節リュウマチ、あらゆる関節位置および関連症候群の特発性炎症性関節炎を含む若年性関節炎、ならびに強直性脊椎炎を含む血清反応陰性脊椎関節症の群から選択される、請求項13に記載の医薬組成物。
  15. 薬組成物が、1つ以上の更なる医薬組成物と共に連続してまたは並行して共投与されることを特徴とする、請求項12〜14のいずれか一項に記載の医薬組成
JP2020528324A 2017-11-23 2018-11-23 スルファサラジンおよび/またはスルファサラジン有機塩を含有する経口投与のための医薬組成物、製造方法および使用 Active JP7361033B2 (ja)

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