JP2021504313A - 慢性炎症性疾患および/または自己免疫疾患の予防または治療における使用のためのビドフルジムス(Vidofludimus)の投与レジメン - Google Patents

慢性炎症性疾患および/または自己免疫疾患の予防または治療における使用のためのビドフルジムス(Vidofludimus)の投与レジメン Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)に記載の化合物、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)、(I)および新規の投与レジメン、ならびに慢性炎症性疾患および/または自己免疫疾患の治療におけるそれらの使用に関する。前記式(I)の化合物は、ジヒドロオロト酸デヒドロゲナーゼ(DHODH)を阻害し、疾患の治療および予防、特にジヒドロオロト酸デヒドロゲナーゼ(DHODH)を阻害することに利点がある疾患におけるそれらの使用について知られている。

Description

本発明は、式(I)、CAS−No 717824−30−1による化合物、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)もしくはその塩、または式(I)の化合物もしくはその塩の溶媒和物、および新規の投与レジメン、ならびに疾患、特に慢性炎症性疾患および/または自己免疫疾患の予防および/または治療におけるそれらの使用に関する。
(I)
式(I)の化合物は、ジヒドロオロト酸デヒドロゲナーゼ(DHODH)を阻害し、疾患の治療および予防、特にジヒドロオロト酸デヒドロゲナーゼ(DHODH)を阻害することに利点がある疾患におけるそれらの使用について知られている。
人体では、DHODHは、細胞代謝に特に必要なピリミジンの合成を触媒する。DHODHの阻害は、代謝活性化細胞における感受性遺伝子の転写のブロックにつながるが、正常な代謝活性を有する細胞は、ピリミジン・サルベージ経路から必要なピリミジン構成要素を取得し、正常な転写活性を示す。疾患関連の活性化リンパ球は、de novoピリミジン合成に依存し、DHODH阻害に特に敏感に反応する。DHODHを阻害するいくつかの物質は、慢性炎症性疾患および自己免疫疾患の治療における使用のための重要な医薬である。
DHODH、特にヒトDHODHに対して阻害効果を有する新規の化合物が見出され、欧州特許出願公開第EP209314A1号に記載された。ビドフルジムス(Vidofludimus;CAS 717824−30−1)は、式(I)の化合物の遊離酸であり、ヒトを対象とした臨床試験で試験されている。血漿中のビドフルジムスの高用量は、特に慢性炎症性疾患および自己免疫疾患の患者の治療的処置におけるその使用に有益であることが示され、ビドフルジムスによってDHODHをブロックする。高用量は、たとえばヒトへのビドフルジムスの1日1回投与で50 μmolを超える用量を意味する。しかしながら、たとえば1日1回投与で200 μmolを超える式(I)の化合物の用量は、望ましくない副作用、たとえば尿中の赤血球数(RBC)の増加リスク(血尿)を引き起こすことがある。
ビドフルジムスの高用量(すなわち、70 mg/日以上または210 mg以上の単回用量)では、非常にまれなケースで、血中の尿酸濃度の低下および尿赤血球数の増加が観察され、治療の最初の7日間に症候性血尿を呈する。検査所見は、腎後性イベント(post−renal event)および尿路の新規沈殿と一致していた。しかしながら、35 mgのビドフルジムスの日用量では、症候性血尿の症例は見られなかった。
RBCおよび血尿の増加は、尿酸の排泄増加と関連しており、尿路における尿酸または尿酸塩の結晶化に起因する可能性がある。通常、すべての人の約5〜10%が尿中に結晶性の尿酸または尿酸塩を有すると認識されている[Pak, C. Y. C. The Journal of Urology 180, 813−819(2008)]。血尿率の増加は、望ましくない副作用と考えられる。
したがって、本発明の目的は、治療の有益な効果を実質的に損なうことなく、副作用を低減または回避することであった。驚くべきことに、予防および/もしくは治療を必要とする上記患者の治療の有益な効果を実質的に損なうことなく、副作用を低減または回避し、ならびに/または式(I)の化合物による予防および/もしくは患者の治療におけるその使用の間の式(I)の化合物のより高い投与量特別な投与レジメンが本発明により見出され、提供された。
副作用(adverse effect)とも呼ばれうる副作用(side effect)は、本発明の化合物(I)による患者の予防および/または治療におけるその使用の間に投薬から生じる、有害かつ望ましくない(undesired)効果である。発明者らは、たとえば血尿は、治療開始後、約12〜約168時間の範囲で式(I)の本発明の化合物を投与した後、70 mg以上のビドフルジムスの日用量の初回投与で起こりうることを観察した。
尿検査等の技術で知られている尿中のRBCの評価は、尿沈渣の顕微鏡検査からの所見にのみ基づくべきであり、尿試験紙の判定(reading)のみに基づくべきではない[Grossfeld GD, et al., Am Fam Physician 2001;63(6):1145−54]。したがって、すべての顕著な尿試験紙判定の後に尿沈渣の顕微鏡検査を行う必要がある。
本発明の投与レジメンの実施形態によれば、尿および/または血尿における尿酸結晶の増加および/またはRBCの増加の発生および/または程度は、減少するか、または完全に防止される。
尿酸結晶の「増加した」対「正常な」程度および/または「増加したRBC」という用語は、本発明の治療を受けていないときの患者の値を指す。尿酸結晶の正常範囲および/または尿中の増加したRBCの評価は、担当医の能力の範囲内である。
本発明の主題は、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、式(I)に記載の2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物であって、ここで上記化合物もしくはその塩または上記化合物およびその塩の溶媒和物を、上記患者に最初に最短5〜最大10日の期間、式(I)の化合物の活性部分の初期日用量(initial daily dose)で14〜130 μmol投与し、その後、上記初期日用量より1.5〜8.0倍高い第二の用量(second dose)で投与する。
(I)
式(I)に記載の化合物は、国際一般的名称として、「ビドフルジムス(vidofludimus)」と呼ばれることがある。
本発明の文脈において、「の投与」もしくは「を投与する」またはその任意の他の文法形式は、式(I)の本化合物が、任意で薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物の形態で投与されることを意味する。
薬学的に許容される担体または賦形剤は、希釈剤(充填剤(filler)、充填剤(bulking agent)、たとえばラクトース、微結晶性セルロース)、崩壊剤(たとえば、デンプングリコール酸ナトリウム、クロスカルメロースナトリウム)、結合剤(たとえば、PVP、HPMC)、滑沢剤(たとえば、ステアリン酸マグネシウム)、滑剤(たとえば、コロイドSiO2)、溶媒/共溶媒(たとえば、水性媒体、プロピレングリコール、グリセロール)、緩衝剤(たとえば、クエン酸塩、グルコン酸塩、酪酸塩)、保存剤(たとえば、安息香酸ナトリウム、パラベン(Me、PrおよびBu)、BKC)抗酸化剤(たとえば、BHT、BHA、アスコルビン酸)、湿潤剤(たとえば、ポリソルベート、ソルビタンエステル)、増粘剤(たとえば、メチルセルロースまたはヒドロキシエチルセルロース)、甘味剤(たとえば、ソルビトール、さっかりん、アスパルテーム、アセスルファム)、香味剤(たとえば、ペパーミント、レモンオイル、バタースコッチ等)、保水剤(たとえば、プロピレン、グリコール、グリセロール。ソルビトール)を含む。他の好適な薬学的に許容される賦形剤は、Remington’s Pharmaceutical Sciences, 15th Ed., Mack Publishing Co., New Jersey (1991)およびBauer et al., Pharmazeutische Technologie, 5th Ed., Govi−Verlag Frankfurt (1997)に記載されている。
当業者はビドフルジムスに好適な製剤を知っている。ビドフルジムスはたとえば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、分包(sachet)、再構成可能な粉末、乾燥粉末吸入器、およびチュアブル剤として製剤化されてもよい。そのような固形製剤は、たとえばセルロース、微結晶性セルロース、ポリビドン、特にFBポリビドン、ステアリン酸マグネシウム等を含んでもよい。
当業者は、たとえば、医薬組成物の製剤および投与経路に応じて、好適な薬学的に許容される担体または賦形剤を容易に選択することができるだろう。
本発明の化合物を含む医薬組成物は、ヒト患者に投与されるための使用のためのものであることを理解すべきである。すべての文法形式で「投与する」という用語は、単一の治療薬の投与または別の治療薬と組み合わせた投与を意味する。したがって、本発明の医薬組成物は、併用療法アプローチで、すなわち本発明の方法の文脈において有益でありうる他の医薬(medicament)または薬物(drug)および/または任意の他の治療薬との併用(co−administration)で使用されることが想定される。
本発明のいくつかの実施形態では、上記第一の用量(first dose)は、治療的に有効ではない、すなわち、それは治療量以下の用量であり、それは式(I)による化合物56 μmolに相当する20 mg未満のビドフルジムスの用量を意味する。厳密に束縛されることなく、本発明の目的のために、56 μmol以下の用量が治療量以下であると考えられている。
治療量以下である、そのような「第一の用量」は、2回以上の用量を含んでもよい。したがって、たとえば、2つの治療量以下の用量をその後に投与してもよい。
本発明の好ましい実施形態では、第二の用量は、治療的に有効である。
複数の治療量以下の用量が投与された場合、上記治療的有効用量は、3回目または4回目の用量であってもよいが、いずれの場合でも、1回以上の治療量以下の用量後の最初の治療的有効用量である。最初の治療的有効用量は、以後、後続用量(subsequent dose)と呼ばれうるが、治療的に有効であることを意図される最初の用量であることを意味する。治療的有効用量は、終わりのない期間(unterminated period of time)、たとえば1年以上、投与されてもよい。
本発明の主題はさらに、それを必要とする患者の予防および/または治療のための方法であり、ここで式(I)に記載の2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物を、上記患者に最初に最短5〜最大10日の期間、上記化合物の活性部分の初期日用量(initial daily dose)で14〜100 μmol投与し、その後、前治療用量が1回のみの場合、後続用量(subsequent dose)、たとえば第二の用量(second dose)で投与する。ここで、前記後続用量は、一日あたり上記化合物の上記活性部分が28〜200 μmolである。一つの実施形態では、後続用量(subsequent dose)、たとえば第二の用量(second dose)は、初期日用量より1.5〜4.0倍高い。
(I)
本発明の主題はさらに、それを必要とする患者の予防および/または治療のための方法における医薬の調製のための、式(I)に記載の2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物の使用であって、ここで上記化合物もしくはその塩、または上記化合物(I)もしくはその塩の溶媒和物を、上記患者に最初に最短5〜最大10日の期間、上記化合物(I)の活性部分の初期日用量(initial daily dose)で14〜100 μmol投与し、その後、初期日用量より1.8〜2.2倍高い、後続用量(subsequent dose)、たとえば第二の用量(second dose)で投与する。
(I)
式(I)に記載の化合物の好適な塩は、遊離酸2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)、および無機酸または有機酸または塩基を用いて形成することができる。そのような塩の例は、たとえば、アルカリ金属塩、特にナトリウムおよびカリウム塩、またはアンモニウム塩である。
2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)の溶媒和物は、プロトン性溶媒、たとえばアルコールおよび水を含む群から選択してもよい。上記アルコールは、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、およびブタノールを含む群から選択してもよい。
上記の塩の溶媒和物は、水、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、およびブタノールを含む群から選択してもよい。
本発明の一つの実施形態では、化合物(I)の活性部分の上記第一の用量(first dose)は、14〜130 μmol、好ましくは化合物(I)の活性部分の14〜64 μmol、より好ましくは化合物(I)の活性部分の53〜64 μmolである。
本発明の一つの実施形態では、上記後続用量(subsequent dose)、たとえば第二の用量(second dose)は、初期日用量(initial daily dose;前治療用量)より1.5〜8.0倍高く、好ましくは、初期日用量(initial daily dose)より1.5〜4.0倍高く、より好ましくは、初期日用量(initial daily dose)より1.5〜3.0倍高く、さらにより好ましくは、初期日用量(initial daily dose)より1.5〜2.5倍高く、最も好ましくは、初期日用量(initial daily dose)より2倍高い。
本発明の一つの実施形態では、上記後続用量(subsequent dose)、たとえば第二の用量(second dose)は、それを必要とする患者の予防および/または治療の方法のためのその使用において、一日あたり化合物(I)の活性部分が28〜200 μmolである。上記後続用量(subsequent dose)、たとえば第二の用量(second dose)は、好ましくは、それを必要とする患者の治療の方法におけるその使用において、一日あたり化合物の活性部分が56〜200 μmolであり、より好ましくは、それを必要とする患者の治療の方法におけるその使用において、一日あたり化合物(I)の活性部分が63〜140 μmolであり、さらにより好ましくは、それを必要とする患者の予防および/または治療の方法におけるその使用において、一日あたり化合物(I)の活性部分が100〜140 μmolである。
本発明の一つの実施形態では、上記予防および/または治療の方法を必要とする上記患者は、慢性炎症性疾患および/または自己免疫疾患に罹患している。本発明の好ましい一実施形態では、上記患者は、リウマチ、急性免疫疾患、自己免疫疾患、悪性細胞増殖によって引き起こされる疾患、炎症性疾患、ヒトおよび動物において原虫感染によって引き起こされる疾患、ウイルス感染およびニューモシスチス・カリニ(Pneumocystis carinii)によって引き起こされる疾患、繊維症、ぶどう膜炎、鼻炎、喘息、または関節症(athropathy)からなる群から選択される慢性炎症性疾患および/または自己免疫疾患に罹患している。本発明の一つの実施形態では、上記患者は、移植片対宿主および宿主対移植片反応、関節リウマチ、乾癬性関節炎、多発性硬化症、エリテマトーデス、ループス腎炎、炎症性腸疾患、1型糖尿病、自己免疫性肝炎、原発性硬化性胆管炎(primary sclerosing cholangitis)、原発性胆汁性胆管炎、および乾癬を含む群から選択される慢性炎症性疾患および/または自己免疫疾患に罹患している。本発明の特定の一実施形態では、上記患者は、炎症性腸疾患、特に潰瘍性大腸炎およびクローン病に罹患している。
本発明の一つの実施形態では、化合物2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)またはその溶媒和物が投与される。上記溶媒和物は、水、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、およびブタノールを含む群から選択されてもよい。
本発明の別の実施形態では、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)カルシウムである、上記化合物のカルシウム塩(実施例2、CAS No. 1354012−90−0)またはその溶媒和物が投与される。上記溶媒和物は、水、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、およびブタノールを含む群から選択されてもよい。
本発明の一つの実施形態では、第一の日用量(first daily dose)は63.3 μmolであり、後続用量(subsequent dose)は126.6 μmolである。
本発明の一つの実施形態では、第一の日用量(first daily dose)は5〜10日間の持続期間(duration)を有し、特定の一実施形態では、持続期間は5、6、7、8、9日間であり、特定の一実施形態では、7日間の期間である。
特定の一実施形態では、第二の日用量(second daily dose)の持続期間は、少なくとも1カ月、または少なくとも6カ月である。2回目の投与の時期(phase of the second dose)は、患者がそれを必要とする限り、無制限であってもよいし、そうでなくてもよい。
本発明の一つの実施形態では、溶媒和物は、式(I)による2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物またはその塩のエタノール溶媒和物または脱水物である。
(I)
下記の表では、化合物の活性部分のμmolが、式(I)の化合物の遊離酸および式(I)の化合物のカルシウム塩に水和物のmgに変換される:
上記の文脈で、本発明の特定の実施形態は、以下の連続番号が付された実施形態によって表される。
1. それを必要とする患者における医薬としての使用のための、式(I)による2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または化合物(I)もしくはその塩の溶媒和物であって、ここで上記化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物を、上記患者に最初に最短5〜最大10日の期間、上記化合物の活性部分の初期日用量(initial daily dose)で14〜130 μmol投与し、その後、上記初期日用量より1.5〜8.0倍高い第二の用量(second dose)で投与する、化合物(I)もしくはその塩、または化合物(I)の溶媒和物もしくはその塩。
(I)
2. 上記第二の用量は、一日あたり上記化合物の上記活性部分が28〜200 μmolである、実施形態1による、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
3. 上記患者は、慢性炎症性疾患および/または自己免疫疾患に罹患している、実施形態1または2による、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
4. 上記患者は、リウマチ、急性免疫疾患、自己免疫疾患、悪性細胞増殖によって引き起こされる疾患、炎症性疾患、ヒトおよび動物において原虫感染によって引き起こされる疾患、ウイルス感染およびニューモシスチス・カリニ(Pneumocystis carinii)によって引き起こされる疾患、繊維症、ぶどう膜炎、鼻炎、喘息、または関節症(athropathy)からなる群から選択される慢性炎症性疾患および/または自己免疫疾患に罹患している、実施形態1〜3のいずれか一つによる、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
5. 上記患者は、移植片対宿主および宿主対移植片反応、関節リウマチ、多発性硬化症、エリテマトーデス、炎症性腸疾患、1型糖尿病、および乾癬を含む群から選択される慢性炎症性疾患および/または自己免疫疾患に罹患している、実施形態1〜4のいずれか一つによる、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
6. 上記患者は、炎症性腸疾患、特に潰瘍性大腸炎およびクローン病に罹患している、実施形態1〜5のいずれか一つによる、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
7. 上記化合物2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)またはその溶媒和物は投与される、実施形態1〜6のいずれか一つによる、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
8. 上記化合物のカルシウム塩またはその溶媒和物が投与される、実施形態1〜6のいずれか一つによる、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
9. 第一の日用量(first daily dose)は63.3 μmolであり、後続用量(subsequent dose)は126.6 μmolである、実施形態1〜8のいずれか一つによる、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
10. 第一の日用量(first daily dose)は7日間である、実施形態1〜9のいずれか一つによる、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
11. 上記溶媒和物はエタノール溶媒和物または脱水物である、実施形態1〜10のいずれか一つによる、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
12. 上記化合物もしくはその塩または上記化合物およびその塩の溶媒和物を、上記患者に最初に最短5〜最大10日の期間、式(I)の化合物の活性部分の初期日用量(initial daily dose)で14〜130 μmol投与し、その後、上記初期日用量より1.5〜8.0倍高い第二の用量(second dose)で投与する、それを必要とする患者における疾患の予防および/または治療のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
13. 上記第二の用量は、一日あたり上記化合物の上記活性部分が28〜200 μmolである、実施形態12による、それを必要とする患者における疾患の予防および/または治療のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
14. 上記患者は慢性炎症性疾患および/または自己免疫疾患に罹患している、実施形態12または13による、それを必要とする患者における疾患の予防および/または治療のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
15. 上記患者は、リウマチ、急性免疫疾患、自己免疫疾患、悪性細胞増殖によって引き起こされる疾患、炎症性疾患、ヒトおよび動物において原虫感染によって引き起こされる疾患、ウイルス感染およびニューモシスチス・カリニ(Pneumocystis carinii)によって引き起こされる疾患、繊維症、ぶどう膜炎、鼻炎、喘息、または関節症(athropathy)からなる群から選択される慢性炎症性疾患および/または自己免疫疾患に罹患している、実施形態12〜14のいずれか一つによる、それを必要とする患者における疾患の予防および/または治療のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
16. 上記患者は、移植片対宿主反応および宿主対移植片反応、関節リウマチ、多発性硬化症、エリテマトーデス、炎症性腸疾患、1型糖尿病、および乾癬を含む群から選択される慢性炎症性疾患および/または自己免疫疾患に罹患している、実施形態12〜15のいずれか一つによる、それを必要とする患者における疾患の予防および/または治療のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
17. 上記患者は、炎症性腸疾患、特に潰瘍性大腸炎およびクローン病に罹患している、実施形態12〜16のいずれか一つによる、それを必要とする患者における疾患の予防および/または治療のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
18. 上記化合物2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)またはその溶媒和物は上記患者に投与される、実施形態12〜17のいずれか一つによる、それを必要とする患者における疾患の予防および/または治療のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
19. 上記化合物のカルシウム塩またはその溶媒和物が投与される、実施形態12〜18のいずれか一つによる、それを必要とする患者における疾患の予防および/または治療のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
20. 第一の日用量(first daily dose)は63.3 μmolであり、後続用量(subsequent dose)は126.6 μmolである、実施形態12〜19のいずれか一つによる、それを必要とする患者における疾患の予防および/または治療のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
21. 第一の日用量(first daily dose)は7日間である、実施形態12〜20のいずれか一つによる、それを必要とする患者における疾患の予防および/または治療のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
22. 上記溶媒和物はエタノール溶媒和物または脱水物である、実施形態12〜21のいずれか一つによる、それを必要とする患者における疾患の予防および/または治療のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または上記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
略語/定義
DHODH − ジヒドロオロト酸デヒドロゲナーゼ
RBC − 赤血球数
IMU−838 = ビドフルジムスカルシウム
実施例のセクション全体で使用されているように、データサンプルの「平均値」および「中央値」という用語は、それぞれ統計でよく知られている用語である。本出願におけるこれらの用語の使用は、一般統計学教科書の対応する定義に準拠している。一般に、平均値は、いくつかの数量を加算し、合計を上記数量の数で割ることによって計算される。中央値は、データサンプルの上半分を下半分から分離する値である。
図1は、30 mgのIMU−838の単回投与を受けたさまざまな時点での健常者の血中尿酸濃度を示す。 図2aは、ベースライン(治療の24時間前)、治療の1日目、および治療の14日目の3つの時点での30 mgおよび40 mgのIMU−838治療による尿中尿酸値の中央値を示す。図は、各群の尿酸の平均値を示す。各群は、活性薬物IMU−838(1日あたり30または40 mgのいずれか)を投与されている12人の個人およびプラセボを投与されている4人の患者の、患者16人からなる。 図2bは、20人の健常者の尿中の尿酸値の中央値の%変化を示す。8人を25 mgで7日間治療し、続いて14日間、1日1回50 mgの用量で治療した。別の8人のボランティアをプラセボ(用量1=0 mg)で7日間治療し、続いて50 mgのIMU−838で治療した。4人のボランティアは全期間プラセボを受けた。図2cは、4つの時点における尿中の尿酸量の平均値の変化を%変化で示す。
実施例1
尿中の尿酸濃度に対するIMU−838(ビドフルジムスカルシウム)の効果
IMU−838(ビドフルジムスカルシム)フェーズI SAD研究(Immunic試験番号 P1−IMU−838−SAD)中、すべてのボランティアから尿を収集し、尿酸塩およびシュウ酸塩を含む、臨床関連陰イオンの量について試験した。さらに、尿中の陰イオン結晶の形成を測定した。この研究では、IMU−838を男性の健常者に投与する単回投与として試験した。IMU−838の4つの異なる用量をカバーする5つの異なる用量レジメンを試験した:絶食した患者における10 mg、20 mg、30 mg、および40 mg。これは治療の10時間前および用量投与の2時間後に食事摂取がないことを意味する。さらに、1つの投与群には摂食状態で10 mgのIMU−838を投与した。これは、高脂肪の朝食後に10 mgの用量を投与したことを意味する。5人の健常者のみの40 mg用量の群を除き、各群は6人の健常者で構成されていた。最大血漿中濃度(cmax)は、10 mgのIMU−838を投与した絶食ボランティアの1.5772 μg/mLから、40 mg用量のIMU−838を投与した患者の7.8561 μg/mLに増加した。
40 mgの最高用量の患者は、平均22.5%の増加を示した10 mgのIMU−838を投与した患者と比較して、尿中の尿酸量の50.1%のより高い増加を示した。これを表2に示した。投与前の(pre−dose)値は、IMU−838錠剤投与の24時間前に収集した尿から得た。投与後の値は、IMU−838接種の4時間後に尿を24時間採取して得た。
尿中の尿酸塩の濃度の増加がすべての患者で見られたが、試験した用量で尿中のRBC(赤血球数)は増加しなかった。
IM−838によるヒトの治療は、尿中の尿酸排泄の用量依存的な増加につながり、したがって尿酸(微)結晶の形成につながる。40 mgまでのIMU−838の用量では、血尿のような、用量を制限する副作用は発生しなかった。
この実施例では、血中の尿酸濃度の経時的変化も試験した。30 mgの単回投与では、血漿中の尿酸濃度は4時間後に最小に低下し、96時間後にベースラインレベルに戻る。これを図2に示す。
実施例2
前投与なしでの反復投与後の尿中の尿酸濃度に対するIMU−838(ビドフルジムスカルシウム)の効果
ランダム化二重盲検プラセボ対照臨床試験フェーズI MAD試験(Immunic試験番号 P1−IMU−838−MAD)で、IMU−838を健常者に14日間投与して、安全性およびバイオマーカーに対するIMU−838の効果を14日間にわたる1日1回の反復投与で試験した。
この研究の最初の部分では、12人を30 mgのIMU−838で治療し、12人を40 mgのIMU−838で治療し、8人をプラセボ投与した(各群に4人)。32人すべてについて、尿中の尿酸値を24時間採尿の3期間で定量化した。最初の採取は、投与前(0日目)であった。2回目の採尿は、初回投与の摂取の4時間後に開始した(1日目、4時間から28時間)。3回目の採尿は、14日の治療サイクルの最終日に行われた(14日目、4時間から28時間)。これらの時点での尿酸量を図2aに示す。
結果:驚くべきことに、尿中で測定された尿酸の増加は、投与された用量と直線的に関連していなかった。30 mgの用量では、IMU−838の摂取の1日目に増加はなかったが、14日間の毎日の治療後に、605.9 mgから686.2 mgに29%増加した(図2a)。40 mgの群の尿酸量は、初日(40 mgのIMU−838を摂取後、4〜28時間)に既に541.4 mgから620.3に15.2%増加し、その後、研究14日目に699.3 mgに増加した。したがって、尿酸濃度の増加は、治療初日には速く、次の13日間には緩徐発症(slow onset)を伴い、緩やかであった。40 mg用量の群では、尿中の尿酸の平均濃度のさらなる増加はなかった。データを図2aに示す。
興味深いことに、対象は異なる用量のIMU−838を投与されたという事実にもかかわらず、ボランティアは全14日間の治療期間後に治療前と比較して、同等の約30%の尿酸の増加を示した。
また、尿中の尿酸の急速な増加は用量依存的であると結論付けている。30 mg以下の用量は、IMU−838による治療の初日の尿酸値への効果は低い。
実施例3
反復投与前のドーズインフェーズ(dose−in phase)後の尿中の尿酸値に対するビドフルジムスの効果
a)尿中の尿酸値および小結晶の形成に対するIMU−838の用量依存的効果(実施例1)ならびにb)単一ボランティアにおける尿酸値変化の時間経過および用量依存性(実施例2)の観察に基づき、新たな治療スキームを考案した。この実施例では、治療スキームを2つの異なる用量、1日用量25 mgの「用量1」および1日用量50 mgの「用量2」からなる、3週間の臨床フェーズI試験に適用した。8人の対象に低い用量1を7日間投与した後、高い(2倍)用量2をさらに14日間投与した。一方、別の8人の対象には7日間プラセボを投与し、その後50 mgの高用量(用量2)で治療した。4人の対象に、全(foll)3週間の期間中にプラセボを投与した。この研究中、尿を4つの異なる時点(投与前、1日目、7日目、14日目)で収集し、尿酸値(urate level)/尿酸値(uric acid level)を分析した。
20人の患者全員の24時間の尿中尿酸値の平均増加は、プラセボを投与された患者を含めて、治療の1日(4〜28時間)後の684.1 mgから789.5 mgへの15%であった。驚くべきことに、8人のボランティアに以前に用量1の投与をせず、50 mgの高用量ですぐに治療したとしても、用量2の投与の初日(全試験の7日目)に収集された尿の平均尿酸値は増加しなかった(789.5 mgから789.7 mg)。3週間の全期間(21日目)の後、全体として789.7 mgから815.9 mgにわずかに4%増加した。
結論:
25 mgのIMU−838の低い第一の用量、その後の50 mgのIMU−838の高い第二の用量を用いたIMU−838の段階的投与を使用すると、尿中の尿酸の平均量の増加が減少し、この場合、50 mgを摂取後、4〜28時間の時間枠での平均尿酸値が減少する。プラセボを投与した個人でデータが希釈されても、その効果は明確にみられた。
低用量の治療から始めて高用量に切り替えることで、第二フェーズで容量を増やすと、IMU−838の治療効果が高くなると同時に、大量の尿酸/尿酸塩の望ましくない迅速および/または強力な即時排泄を回避できると結論付けた。実験の結果、即時投与と比較して尿酸塩勾配が低い投与(updosing)スキームが得られた。
実施例4
前治療フェーズのある、およびない治療を比較した臨床試験
二重盲検臨床試験、プラセボ対照、漸増用量を実施した。この研究は報告されている(研究番号 P1−IMU−838−MAD)。尿酸の尿中排泄はIMU−838(ビドフルジムスカルシウム)による治療開始後、30 mg群を除いてすべて増加した。用量依存性は明らかではなかった。
しかしながら、尿中の尿酸排泄は、前治療期間によって変更される可能性がある。50 mgのIMU−838を投与される対象に対する6日間の25 mgのIMU−838による前治療の結果、プラセボによる前治療と比較して、0日目(50 mg用量を投与する初日)に尿中に排泄される尿酸の増加が小さかった(それぞれ中央値で、49.5 mg/24時間 対 86.5 mg/24時間)。
したがって、そのような前治療フェーズのない治療と比較して、前治療フェーズを含む治療レジメンの優位性が証明された。

Claims (11)

  1. それを必要とする患者における医薬としての使用のための、式(I)に記載の、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物
    (I)
    もしくはその塩、または前記化合物(I)、もしくはその塩の溶媒和物であって、ここで前記化合物(I)もしくはその塩、または前記化合物(I)の溶媒和物およびその塩は、最初に前記患者に前記化合物(I)の活性部分の初期日用量(initial daily dose)14〜130 μmolで最短5日から最長10日間投与され、その後、前記初期日用量より1.5〜8.0倍高い後続用量(subsequent dose)で投与される、化合物(I)もしくはその塩、または化合物(I)の溶媒和物もしくはその塩。
  2. 前記後続用量は、一日あたり前記化合物の前記活性部分が28〜200 μmolである、請求項1に記載の、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または前記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
  3. 前記患者は慢性炎症性疾患および/または自己免疫疾患に罹患している、請求項1または2に記載の、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または前記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
  4. 前記患者は、リウマチ、急性免疫疾患、自己免疫疾患、悪性細胞増殖によって引き起こされる疾患、炎症性疾患、ヒトおよび動物において原虫感染感染によって引き起こされる疾患、ウイルス感染およびニューモシスチス・カリニ(neumocystis carinii)によって引き起こされる疾患、繊維症、ぶどう膜炎、鼻炎、喘息、または関節症(athropathy)からなる群から選択される慢性炎症性疾患および/または自己免疫疾患に罹患している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または前記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
  5. 前記患者は、移植片対宿主反応および宿主対移植片反応、関節リウマチ、多発性硬化症、エリテマトーデス、炎症性腸疾患、1型糖尿病、および乾癬を含む群から選択される慢性炎症性疾患および/または自己免疫疾患に罹患している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または前記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
  6. 前記患者は、炎症性腸疾患、特に潰瘍性大腸炎およびクローン病に罹患している、請求項1〜5のいずれか一項に記載の、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または前記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
  7. 前記化合物2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)またはその溶媒和物は投与される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または前記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
  8. 前記化合物のカルシウム塩またはその溶媒和物が投与される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または前記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
  9. 第一の日用量(first daily dose)は60〜70 μmolであり、前記後続用量(subsequent dose)は120〜140 μmolである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または前記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
  10. 第一の日用量(first daily dose)は6〜8日間である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または前記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
  11. 前記溶媒和物はエタノール溶媒和物または脱水物である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の、それを必要とする患者における医薬としての使用のための、2−({3−フルオロー3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル}カルバモイル)シクロペント−1−エン−1−カルボン酸)である化合物もしくはその塩、または前記化合物もしくはその塩の溶媒和物。
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