JP2021502866A - カーボンナノチューブ人工筋肉弁及び接続 - Google Patents

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Abstract

カーボンナノチューブ(CNT)人工筋肉弁は、中空CNTチューブを含む。中空CNTチューブは、中空管の形態で巻かれた複数のCNTシート、及び、CNTシート間に浸透するゲスト材料を含む。中空CNTチューブの少なくとも一部が、A〜Cのうちの少なくとも1つにあたる:A.中空CNTチューブの残りの部分の厚さより薄い厚さを備える、B.中空CNTチューブの残りの部分の内径よりも小さい内径を備える、及びC.少なくとも1つの部分のCNTが、中空CNTチューブの残りの部分のCNTシートの正味のバイアス角よりも小さいバイアス角に合わされる。中空CNTチューブの流体の圧力が所定の圧力を超えるとき、中空CNT糸の少なくとも一部が潰れて、キンクを形成する。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2017年12月11日に提出された米国仮出願第62/597,205号、及び2018年3月21日に提出された米国仮出願第62/646,295号に対する優先権を主張するものであり、その内容全体を参照により援用している。
ねじれたポリマー及びCNT繊維/糸をベースとしたカーボンナノチューブ(CNT)人工筋肉デバイス(CNT筋肉)は、広範囲の用途を有する。CNT筋肉には、低コスト、大量生産、設計の簡素化という利点がある。さらに、CNT筋肉は、単純だが効果的な動作により、非CNT筋肉よりも利点がある可能性がある。
一態様では、本明細書に開示される実施形態は、中空CNTチューブを含むカーボンナノチューブ(CNT)人工筋肉弁に関する。中空CNTチューブは、中空管の形態で巻かれた複数のCNTシート、及び、CNTシート間に浸透するゲスト材料を含む。中空CNTチューブの少なくとも一部が、A〜Cのうちの少なくとも1つにあたる:A.中空CNTチューブの残りの部分の厚さより薄い厚さを備える、B.中空CNTチューブの残りの部分の内径よりも小さい内径を備える、及びC.少なくとも1つの部分のCNTが、中空CNTチューブの残りの部分のCNTシートの正味のバイアス角よりも小さいバイアス角に合わされる。中空CNTチューブの流体の圧力が所定の圧力を超えるとき、中空CNT糸の少なくとも一部が潰れて、キンクを形成する。
一態様では、本明細書に開示される実施形態は、中空管の形に巻かれた1つ以上のCNTシートを含む中空CNTチューブ;剛性チューブ;剛性チューブの端部の内面に塗布した接着剤を含む、CNTチューブの接続に関する。CNTチューブの接続では、中空CNTチューブの端部が剛性チューブの端部の内側に配置され、中空CNTチューブの端部が接着剤を介して剛性チューブに固定され、また接着剤が中空CNTチューブの端部の外側の部分に浸透する。
一態様では、本明細書に開示される実施形態は、中空CNTチューブを固定する方法に関する。方法は、剛性チューブの端部の内面に接着剤を塗布すること;剛性チューブの端部の内側に中空CNTチューブの端部を配置することを含み、このことにおいて接着剤が中空CNTチューブの端部の少なくとも一部に浸透し、中空CNTチューブが、中空管の形態で巻かれる1つ以上のCNTシートを含む。この方法はさらに、接着剤を介して中空CNTチューブの端部を剛性チューブの端部に固定することを含む。
本明細書で開示される1つ以上の実施形態の他の態様及び利点は、以下の説明及び添付の特許請求の範囲から明らかになる。
図1Aは、本発明の1つ以上の実施形態による、マンドレルの周りに配置されたカーボンナノチューブ(CNT)人工筋肉チューブを示す。図1Bは、本発明の1つ以上の実施形態による中空CNTチューブを示す。 本発明の1つ以上の実施形態による中空CNTチューブを示す。 図3A〜図3Cは、本発明の1つ以上の実施形態による3つの中空CNTチューブを示す。 本発明の1つ以上の実施形態による中空CNTチューブの一部を潰すためのシステムを示す。 本発明の1つ以上の実施形態による、剛性チューブと中空CNTチューブとの間の接続を示す。 本発明の1つ以上の実施形態による、剛性チューブと中空CNTチューブとの間の接続を示す。 本発明の1つ以上の実施形態による、剛性チューブと中空CNTチューブとの間の接続を示す。 図8A及び図8Bは、本発明の1つ以上の実施形態による、剛性チューブと中空CNTチューブとの間の接続を示す。 本発明の1つ以上の実施形態によるフローチャートを示す。
本発明の具体的な実施形態は、添付の図面を参照して詳細にここで説明される。様々な図の同様の要素は、一貫性のために同様の参照番号で示される。
本発明の実施形態の以下の詳細な説明では、本発明のより完全に近い理解を提供するために、多くの具体的な詳細が述べられている。しかし、本発明がこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることは、当業者には明らかである。他の例では、説明を不必要に複雑にすることを避けるために、周知の特徴は詳細には説明されていない。
概して、本発明の実施形態は、中空管(以下、中空CNTチューブ)の形態であるカーボンナノチューブ(CNT)人工筋肉デバイスに関する。具体的には、本発明の実施形態は、中空CNTチューブ内の流体の流れを制御するための弁として使用され得る中空CNTチューブ、中空CNTチューブへの接続(例えば、別のチューブによる)及び中空CNTチューブを(例えば、別のチューブに)固定するための方法に関する。
図1は、コアファイバ(以下、マンドレル(104))の周囲に配置されたCNTチューブ(102)を示す。CNTチューブ(102)は、マンドレル(104)の周りに巻かれた1つ以上のCNTシートを含む。CNTシートは、CNTの薄いシートである。
1つ以上の実施形態では、CNTシートは、マンドレル(104)の中央アクセス部「C」と共にバイアス角「θ」を生成するように巻かれ得る。例えば、0°のバイアス角はCに平行に向けられたCNTシートに対応し、90°のバイアス角はCに垂直に向けられたCNTシートに対応する。
1つ以上の実施形態では、バイアス角は、以下の式(1)によって定義される。
(1) θ=tan−1(2πrT)
式(1)において、「r」は、CNTシートとCとの間の半径の距離であり、「T」は、1メートルあたりのねじれ(ターン)の数である。
1つ以上の実施形態では、CNTシートは、CNTチューブ(102)の一部または全体でCを横切る均一なバイアス角を有するように巻かれ得る。あるいは、他の実施形態では、バイアス角は、Cにわたって変化し得る。
1つ以上の実施形態では、バイアス角は、Cに垂直な方向(すなわち、半径方向)で均一であってよい。あるいは、他の実施形態では、バイアス角は、半径方向に変化し得る。例えば、バイアス角は、rが増加するにつれて単調に増加または減少する。
1つ以上の実施形態では、バイアス角の標準偏差は、CNTチューブ(102)の一部または全体で±5°未満であり得る。
1つ以上の実施形態では、CNTシートは、正味のバイアス角が90°(すなわち、バイアス角がない)になるようにランダムなバイアス角で巻かれてもよい。
1つ以上の実施形態において、CNTシートは、バイアス角のない状態を作り出すために、交互のバイアス角(すなわち、±45°)で巻かれてもよい。例えば、CNTシートの1つの層を45°のバイアス角で巻くことができ、またCNTシートの別の層を−45°(または135°)のバイアス角で前の層に巻くことができる。そうなれば、CNTシートがバイアス角を相殺する。
1つ以上の実施形態では、マンドレル(104)は、様々なポリマー繊維、金属ワイヤ、炭素繊維、ガラス繊維、玄武岩繊維、光ファイバ、天然繊維/糸、別のCNTチューブ、またはそのトウとプライからのものであり得るが、これらに限定されない。
1つ以上の実施形態では、CNTチューブ(102)は、巻かれたCNTシートに浸透するゲスト材料を含む。ゲスト材料は、CNTシートの一部または全体に浸透し得る。
1つ以上の実施形態では、ゲスト材料は、CNTシートに浸透するその能力、CNTチューブの空洞を覆う能力、融点、生体適合性、または高温/低温の状態での耐久性に基づいて選択することができるが、これらに限定されない。
1つ以上の実施形態では、シリコーン系ゴムが高温に耐えることができ、加熱されたときにCNTチューブ(102)から押し出され得ないため、ゲスト材料としてシリコーン系ゴムを使用することができる。例えば、ゲスト材料は、シルガード184シリコーン系ゴムまたはパラフィンワックスであり得る。
1つ以上の実施形態では、ゲスト材料は、シリコーン系ゴム、ポリウレタン、スチレンブタジエンコポリマー、及び天然ゴムなどのエラストマー;パーフルオロアルコキシアルカン(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)などのフッ素化プラスチック;ケブラーやノメックスなどのアラミド;エポキシ;ポリイミド;またはパラフィンワックスを含むことができるが、これらに限定されない。
図1Bで示されているように、図1Aに示すマンドレル(104)は、中空CNTチューブ(100)を作出するために取り除かれてもよい。1つ以上の実施形態では、中空CNTチューブ(100)は、CNTチューブ(102)であってよい。他の実施形態では、中空CNTチューブ(100)は、中空CNTチューブ(100)の内面または外面にそれぞれ適用される内部コーティングまたは外部コーティングなどの追加の材料を有することができる。
1つ以上の実施形態では、中空CNTチューブ(100)の壁は、中空CNTチューブ(100)内の流体が中空CNTチューブ(100)の壁から漏れることができないようにシールされる。例えば、CNTシートはしっかりと巻かれてもよく、またはゲスト材料は中空CNTチューブ(100)の壁を完全にシールしてもよい。
1つ以上の実施形態では、グラフェンシート/フレーク、酸化グラフェンシート/フレーク、またはグラフェンナノプレートレットなどの層を、例えば10枚すべてのCNTシートごとなどで、CNTシート間に追加することができる。これらの層は、中空CNTチューブ(100)のシールに役立つ。
1つ以上の実施形態では、流体が中空CNTチューブ(100)の内部にあるとき、流体は、中空CNTチューブ(100)の壁に内部の半径方向の圧力(以下、内圧)を加えることができる。CNTシートが伸張に抗うため、中空CNTチューブ(100)は径方向の拡張に抗う。中空CNTチューブ(100)は、中空CNTチューブ(100)の破裂の圧力に対する内圧に抗うことができる。
1つ以上の実施形態では、中空CNTチューブ(100)がバイアス角を有する場合、バイアス角が存在することや、CNTシートが伸張から抗うことにより、内圧が中空CNTチューブ(100)の壁にトルクを生成する。発生するトルクは、中空CNTチューブ(100)の内径(図1Bに示す「D」)の3乗に比例する。内圧が臨界値に達すると、中空CNTチューブ(100)のトルクの影響を受けやすい部分が潰れ、その部分がCNTシートのねじれを締める方向に沿ってねじれる。したがって、中空CNTチューブ(100)の脆い部分(以下、虚弱部)の崩壊は、流体の流れを制限し得る。
図2は、中空CNTチューブ(200)の側面図(上)及び断面図(下)を示し、それにおいて中空CNTチューブ(200)の虚弱部が潰れ、キンク(202)を形成している。虚弱部が潰れると、虚弱部の内径が小さくなり、その結果、虚弱部のトルクが小さくなる。これにより、トルクの不均一性が高まり、キンク(202)が安定する。流体が中空CNTチューブ(200)の壁に十分な内圧を加える限り、キンク(202)は安定したままである。一方、中空CNTチューブ(200)の残りの部分(204)の内径は、虚弱部と比較すると、それほど短くしなくてもよい。
1つ以上の実施形態では、虚弱部が潰れると、中空CNTチューブ(200)内の流体フラックスが完全に停止し得る。他の実施形態では、流体フラックスは、中空CNTチューブ(200)の設計に基づいて予め定められた値まで減少させることができる。
1つ以上の実施形態では、ゲスト材料は弾性であり、内圧が所定の値まで低下すると、キンク(202)が開く。
図3Aは、中空CNTチューブ(300A)の虚弱部の例を示す。図3Aにおいて、虚弱部(中空CNTチューブ(300A)の中心)は、中空CNTチューブ(300A)の残りの部分の内径よりも小さい内径を有する。以下、直径がより小さい虚弱部を「小規模部」と呼ぶ。
1つ以上の実施形態では、小規模部の中空CNTチューブ(300A)の内径(図3Aで「D」として示される)が残りの部分よりも小さいので、小規模部は、残りの部分ほどトルクを生成せず、トルコの不均一を引き起こす。さらに、その内径のために、小規模部は残りの部分よりも弱い場合がある。中空CNTチューブ(300A)の全長にわたるトルクの不均一性と、小規模部の弱さにより、内圧が臨界値を超えると、小規模部が潰れ、キンクが形成される。
1つ以上の実施形態において、小規模部を有する中空CNTチューブ(300A)は、CNTシートを包み、マンドレルの残りよりも薄い部分を有するマンドレルの周りにCNTチューブを作成することによって作成され得る。CNTチューブからマンドレルを取り外した後、マンドレルの薄肉部に配置された中空CNTチューブ(300A)の部分が小規模部である、小規模部を有する中空CNTチューブ(300A)が作成される。1つ以上の実施形態では、小規模部の内径は、数マイクロメートル程度に小さくてよい。
図3Bは、中空CNTチューブ(300B)の虚弱部の別の例を示す。図3Bでは、虚弱部(中空CNTチューブ(300B)の中心)は、中空CNTチューブ(300B)の残りの部分よりも薄い。以下、より薄い虚弱部を「薄肉部」と呼ぶ。
1つ以上の実施形態において、薄肉部は、ねじれに対してより脆弱であり得る。1つ以上の実施形態において、薄肉部の内径が中空CNTチューブ(300B)の残りの部分の内径と同じである場合、生成されるトルクは、中空CNTチューブ(300B)に沿って均一であり得る。ただし、薄肉部はねじれに対していっそう脆弱であるため、内圧が臨界値を超えると、薄肉部が潰れる。
1つ以上の実施形態において、薄肉部を有する中空CNTチューブ(300B)は、CNTチューブの残りよりも薄い部分を有するCNTチューブを作成するために、CNTシートをマンドレルの周りに巻き付けるまたは浸透させることによって、作成され得る。CNTチューブからマンドレルを取り外した後、薄肉部を備える中空CNTチューブ(300B)が作成される。
図3Cは、中空CNTチューブ(300C)の虚弱部の別の例を示す。図3Cでは、虚弱部は、バイアス角「θ」を有する。これは、中空CNTチューブ(300C)の残りの部分(302)のバイアス角「θ」とは異なる。以下、バイアス角が異なる虚弱部を「バイアス部(304)」と呼ぶ。
1つ以上の実施形態において、0°と90°に近いバイアス角で、理論上発生トルクは0に近づき、54.73°に近いバイアス角で理論上発生トルクが最大となる。したがって、バイアス部(304)のバイアス角は、適切に設計させることができ、残りの部分(302)とは異なるトルクを生じ、中空CNTチューブ(300C)にわたってトルクの不均一性を引き起こす。内圧が臨界値を超える場合、トルクの不均一性は、中空CNTチューブ(300C)により虚弱部が潰れさせることが可能である。
1つ以上の実施形態において、ねじれに対する中空CNTチューブ(300C)の強度は、バイアス角に依拠する。1つ以上の実施形態では、バイアス角が小さい(0°に近い)中空CNTチューブ(300C)の部分は、バイアス角が大きい(90°に近い)部分よりもねじれに対して弱い場合がある。したがって、虚弱部は、中空CNTチューブ(300C)の残りの部分よりも小さいバイアス角を有する部分であり得る。したがって、図3Cに示されるように、バイアス部(304)は、残りの部分(302)よりも小さいバイアス角を有し得、その結果、バイアス部(304)は、虚弱部である。
1つ以上の実施形態では、虚弱部は、限定されないが、上で開示された小規模部、薄肉部、及びバイアス部(304)の任意の組み合わせであり得る。
1つ以上の実施形態において、中空CNTチューブ(300A、300B、300C)は、中空CNTチューブ(300A、300B、300C)の全長にわたって複数の虚弱部を有し得る。
図4は、中空CNTチューブ(406)をねじるモーター(404)によってキンク(402)が開始され得ることを示す。1つ以上の実施形態では、キンク(402)を開始するために、モーター(404)は、CNTシートのねじれに沿った方向(すなわち、CNTシートを引き締める方向)に中空CNTチューブ(406)をねじる。キンク(402)が開始されると、開始されたキンクは今や残りの部分よりも小さな内径を有するので、中空CNTチューブ(406)にトルクの不均一性が誘発される。トルクの不均一性により、中空CNTチューブ(406)が完全に潰れ、安定したキンク(402)が作出される。これらの実施形態では、中空CNTチューブ(406)は、均一な厚さ、内径、またはバイアス角を有することができる。
1つ以上の実施形態において、誘発されたトルクの不均一性は、モーター(404)がキンク(402)を作出する一助となるので、弱いモーター(404)でさえ十分であり得る。
1つ以上の実施形態では、複数のモーター(404)を中空CNTチューブ(406)に配置することができる。
1つ以上の実施形態では、キンク(402)は、モーター(404)を介して中空CNTチューブ(406)をほどくことによって開くことができる。例えば、モーター(404)は、中空CNTチューブ(406)のねじり方向と反対の方向に中空CNTチューブ(406)を回転させることができる。
1つ以上の実施形態では、中空CNTチューブの可撓性により、中空CNTチューブは、モーター(404)を介したキンクの形成に独特に適するようになる。
1つ以上の実施形態では、流体ネットワークに中空CNTチューブを組み込むために、中空CNTチューブを様々な接続で固定することができる。
典型的には、ホースなどのポリマーチューブは、はんだ付けまたは接着することができず、ポリマーチューブへの接続は信頼に足るものでなくなる。また、接着剤はポリマーチューブに容易に浸透せず、そのため、ポリマーチューブに適切に接着しない。加硫ゴム製のチューブに効果的に接着できる接着剤はほとんどなく、そのどれも満足のいくものではない。
1つ以上の実施形態において、中空CNTチューブは、接着剤を中空CNTチューブの壁に浸透させておく多くのオープンスペースを備えるCNTのネットワークを有し得る。
図5は、剛性チューブ(502)と中空CNTチューブ(506)との間の接続(500)を示す。1つ以上の実施形態では、剛性チューブ(502)は、金属管または剛性ポリマー管であってよい。1つ以上の実施形態では、剛性チューブ(502)は、中空CNTチューブ(506)よりも可撓性が低い管であってよい。
接着剤(504)は、剛性チューブ(502)の端部(以下、「粘着性端部」)の内面に配置される。中空CNTチューブ(506)の一端(以下、「固定端」)は、剛性チューブ(502)の粘着性端部の内側に嵌合する。1つ以上の実施形態では、接着剤(504)が乾燥すると、接着剤(504)は固体になり、中空CNTチューブ(506)の固定端を剛性チューブ(502)の粘着性端部の内側にしっかりと保持する。
1つ以上の実施形態では、接着剤(504)は、剛性及び中空CNTチューブ(502、506)の内部の液体がその接続(500)を通って漏れることがないように、接続(500)をシールすることができる。
1つ以上の実施形態では、接着剤(504)は、一種のホットメルト接着剤であってもよく、加熱して、中空CNTチューブ(506)の固定端に付着するようにしてもよい。次に、ホットメルト接着剤(506)が冷めて固体になり、中空CNTチューブ(506)を剛性チューブ(502)にしっかりと固定する。
1つ以上の実施形態では、接着剤(504)と接触する少なくとも一部分の中空CNTチューブ(506)の固定端の外層のCNTシートは、ゲスト材料によって浸透されても、高密度化されてもいない。非浸透/非高密度化部分は、接着剤(504)がこれらの部分のCNTシートに浸透し、強力な接着をもたらすことを可能にする。
1つ以上の実施形態では、接着剤(504)は、中空CNTチューブ(506)の厚さの少なくとも5%から最大99%までCNTシートに浸透することができる。
1つ以上の実施形態では、中空CNTチューブ(506)の少なくとも固定端の内側の部分は、フルオロポリマーで処理することができる。フルオロポリマーは、接着剤(504)が中空CNTチューブ(506)の固定端の内側部分に浸透するのを阻止することができる。
1つ以上の実施形態において、フルオロポリマーは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシアルカン(PFA)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、及びエチレンクロロトリフルオロエチレン(ECTFE)からなる群に由来する材料の任意の組み合わせを含み得るが、これらに限定されない。
図6は、剛性チューブ(602)の粘着性端部が中空CNTチューブ(604)の近くまたはそれと接触する鋭い縁部を有する接続(600)を示す。中空CNTチューブ(604)の内部の流体が内圧を加えると、中空CNTチューブ(604)が膨張し得る。剛性チューブ(602)の粘着性端部は、中空CNTチューブ(604)の固定端が拡張することを防ぐ。しかし、剛性チューブ(602)にない中空CNTチューブ(604)の部分は拡張可能である。したがって、剛性チューブ(602)の鋭い縁部は、中空CNTチューブ(604)に応力を加える。以下、鋭い縁部によって応力が加えられた中空CNTチューブ(604)の部分を「応力点」(606)と呼ぶ。応力点(606)は、数回の膨張サイクル後に引き裂かれることにより、中空CNTチューブ(604)の寿命を短くする可能性がある。
図7は、剛性チューブ(702)の粘着性端部が中空CNTチューブ(704)の近くまたはそれと接触する曲面を有する接続(700)を示す。流体から内圧をかけると、中空CNTチューブ(704)が膨張するときに、剛性チューブ(702)の曲面により、中空CNTチューブ(704)の外径の円滑な移行が可能になり、中空CNTチューブ(704)への応力が減少する。図7の拡大部分は、中空CNTチューブ(704)の円滑に膨張した部分(706)を示す。
1つ以上の実施形態では、剛性チューブ(702)の曲面は、中空CNTチューブ(704)の固定端の外径の0.5から3倍の曲率を有することができる。
1つ以上の実施形態では、剛性チューブ(702)の粘着性端部は、図7に示すように漏斗形状を有する。
図8A及び図8Bは、1つ以上の実施形態による実施の例を示している。図8A及び図8Bのそれぞれにおいて、中空CNTチューブ(802)は、2つの剛性チューブ(804)に固定されている。図8A及び図8Bでは、説明を簡単にするために、剛性チューブ(804)の一部のみが示されている。しかし、各剛性チューブ(804)の両端部は、別の中空CNTチューブの端部に中空CNTチューブの端部を接続するために、上記の実施形態で開示されているように変更してもよい。したがって、複数の接続を作成して、複数の中空CNTチューブを複数の剛性チューブで固定することができる。
1つ以上の実施形態によるコネクタは、上記の実施形態で開示された複数の接続を備えていてよく、その結果コネクタが複数の中空CNTチューブを一緒に接続するようにすることができる。例えば、コネクタは、三次元の接続を形成するために特定の方法で互いに接続された複数の剛性チューブを有することができる。
本明細書の1つ以上の実施形態に従って開示された接続/コネクタは、マイクロ流体アプリケーション、油圧システム、マイクロ冷却システム、薬物送達システム、または空気圧式のマイクロチューブアクチュエータなどのマイクロチューブを固定/接続するために使用され得る。
図9は、中空CNTチューブを固定する方法を示すフローチャートを示す。1つ以上の実施形態では、図9に示されているステップの1つ以上は、省略され、繰り返され、及び/または図9に示される順序とは異なる順序で実行され得る。したがって、本発明の範囲は、図9に示されるステップの特定の編成に限定されない。
ステップ905では、剛性チューブの端部の内面に接着剤が塗布される。例えば、図5に示すように、接着剤(504)は、剛性チューブ(502)の粘着性端部に塗布される。
ステップ910では、中空CNTチューブの端部が、接着剤で覆われた剛性チューブの端部の内側に配置される。例えば、図5に示すように、中空CNTチューブ(506)の固定端は、剛性チューブ(502)の粘着性端部に配置される。
ステップ915では、中空CNTチューブの端部が剛性チューブの端部に固定される。例えば、上で開示されたように、接着剤は、中空CNTチューブの固定端のCNTシートに浸透することができる。別の例では、接着剤を加温して、中空CNTチューブのCNTシートを溶融及び浸透させることができる。
さらに、上で開示したように、中空CNTチューブの端部の内側部分は、接着剤が中空CNTチューブの内側部分に浸透するのを防ぐためにフルオロポリマーで処理されてもよい。
さらに、図7を参照して上で開示したように、剛性チューブの端部は、中空CNTチューブへの応力を低減するために湾曲され得る。
1つ以上の実施形態では、上述の中空CNTチューブ及び接続/コネクタは、マイクロチューブ作動システムまたは流体ネットワーク、例えばマイクロ流体ネットワーク、薬物送達システム、油圧システム、または空気圧システムを実現するために一緒に接続され得る。
本開示は限られた数の実施形態のみに関して説明されてきたが、この開示の利益を有する当業者は、本発明の範囲から逸脱することなく他の様々な実施形態が考案され得ることを理解する。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるべきである。
100 中空CNTチューブ
102 CNTチューブ
104 マンドレル
200 中空CNTチューブ
202 キンク
204 残りの部分
300A 中空CNTチューブ
300B 中空CNTチューブ
300C 中空CNTチューブ
302 残りの部分
304 バイアス部
402 キンク
404 モーター
406 中空CNTチューブ
500 接続
502 剛性チューブ
504 接着剤
506 中空CNTチューブ
602 剛性チューブ
604 中空CNTチューブ
606 応力点
700 接続
702 剛性チューブ
704 中空CNTチューブ
706 円滑に膨張した部分
802 中空CNTチューブ
804 剛性チューブ

Claims (16)

  1. カーボンナノチューブ(CNT)人工筋肉弁であって、
    中空CNTチューブであって、
    中空管の形態で巻かれた複数のCNTシート、及び、前記CNTシート間に浸透するゲスト材料を含み、この場合前記中空CNTチューブの少なくとも一部が、A〜Cのうちの少なくとも1つにあたる、
    A.前記中空CNTチューブの残りの部分の厚さより薄い厚さを備える、
    B.前記中空CNTチューブの前記残りの部分の内径よりも小さい内径を備える、
    C.前記少なくとも1つの部分のCNTが、前記中空CNTチューブの前記残りの部分のCNTシートの正味のバイアス角よりも小さいバイアス角に合わされる、また
    この場合、前記中空CNTチューブの流体の圧力が所定の圧力を超えるとき、前記中空CNTチューブの少なくとも一部が潰れて、キンクを形成する前記中空CNTチューブを含む前記CNT人工筋肉弁。
  2. 前記中空CNTチューブの前記少なくとも一部が前記潰れることが、前記流体の流れを完全に停止させる、請求項1に記載のCNT人工筋肉弁。
  3. 前記中空CNTチューブの前記少なくとも一部が前記潰れることが、前記流体の流れを所定の流れに減少させるが、前記流れを完全には停止させない、請求項1に記載のCNT人工筋肉弁。
  4. 前記中空CNTチューブの前記残りの部分の前記CNTシートが同じバイアス角に合わされる、請求項1から3のいずれかに記載のCNT人工筋肉弁。
  5. カーボンナノチューブ(CNT)チューブの接続であって、
    中空管の形態で巻かれた1つ以上のCNTシートを含む中空CNTチューブ、
    剛性チューブ、及び前記剛性チューブの端部の内面に塗布される接着剤を含み、
    この場合、前記中空CNTチューブの端部が前記剛性チューブの前記端部の内側に配置され、
    前記中空CNTチューブの前記端部が前記接着剤を介して前記剛性チューブに固定され、また
    前記接着剤が前記中空CNTチューブの前記端部の外側の部分に浸透する、前記CNTチューブの接続。
  6. 前記中空CNTチューブの前記端部の内側の部分が、前記接着剤が前記中空CNTチューブの前記内側の部分に浸透するのを阻止するフルオロポリマーで処理される、請求項5に記載のCNTチューブの接続。
  7. 前記接着剤が一種のホットメルト接着剤である、請求項5または請求項6に記載のCNTチューブの接続。
  8. 前記剛性チューブの前記端部の前記内面が、前記中空CNTチューブと接触する湾曲形状部分を有する、請求項5から7のいずれかに記載のCNTチューブの接続。
  9. 前記湾曲形状部分が漏斗形状を有している、請求項8に記載のCNTチューブの接続。
  10. 前記湾曲形状部分が、前記中空CNTチューブの前記端部の外径の0.5〜3倍の曲率半径を有する、請求項8または請求項9に記載のCNTチューブの接続。
  11. 請求項5から10のいずれかに記載の複数の前記CNTチューブの接続を含むコネクタデバイス。
  12. 中空カーボンナノチューブ(CNT)チューブを固定する方法であって、
    剛性チューブの端部の内面に接着剤を塗布すること、前記剛性チューブの前記端部の内側に前記中空CNTチューブの端部を配置すること、この場合前記接着剤が前記中空CNTチューブの前記端部の少なくとも一部に浸透し、また
    この場合、前記中空CNTチューブは、中空管の形態で巻かれる1つ以上のCNTシートを含む、及び
    前記接着剤を介して前記中空CNTチューブの前記端部を前記剛性チューブの前記端部に固定することを含む、前記方法。
  13. 前記中空CNTチューブの前記端部の内側の部分を、前記接着剤が前記中空CNTチューブの前記内側の部分に浸透するのを阻止するフルオロポリマーで処理することをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. さらに、
    前記中空CNTチューブの前記端部を前記剛性チューブの前記端部の内側に配置した後、前記接着剤を加温することを含み、
    この場合、前記接着剤が、一種のホットメルト接着剤である、請求項12または請求項13に記載の方法。
  15. 前記中空CNTチューブの外層の前記1つ以上のCNTシートの一部が、高密度化されず、浸潤されていない、また
    前記方法がさらに、前記中空CNTチューブの前記外層の前記一部に前記接着剤を浸透させることを含む、請求項12から14のいずれかに記載の方法。
  16. さらに、
    前記中空CNTチューブの前記端部を保持する前記剛性チューブの前記端部の前記内面が、前記中空CNTチューブと接触する湾曲形状部分を有するように、前記剛性チューブの前記端部を形成することを含み、
    この場合、前記湾曲形状部分が、前記中空CNTチューブの前記端部の外径の0.5から3倍の曲率半径を有する、請求項12から15のいずれかに記載の方法。
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