JP2021501783A - ペプチド抗生物質 - Google Patents
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- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
Abstract
Description
本発明は、医学的処置の分野に関する。より具体的には、本発明は、抗菌化合物およびそれらの使用に関する。より具体的には、本発明は、細菌感染症または真菌感染症を処置するための新規ペプチド抗菌剤に関する。
本明細書中での背景技術に対するいかなる言及も、当該技術がオーストラリアまたは他の場所における共通の一般的知識を構成することの承認として解釈されるべきではない。
式中、
Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、Y7、およびY8は独立してCおよびNからなる群より選択され;
R1、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
R1'、R2'、R3'、R4'、R5'、R6'、R7'、R8'、およびR9'は独立して水素および置換または非置換アルキルからなる群より選択され、あるいは、R1'およびR1の対、R3'およびR3の対、R4'およびR4の対、R5'およびR5の対、R6'およびR6の対、R7'およびR7の対、ならびにR8'およびR8の対はそれぞれ一緒になってシクロアルキルを形成してもよく;
nは0、1、2、または3より選択される整数であり;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。
式中、
Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、Y7、およびY8は独立してCおよびNからなる群より選択され;
R1、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
nは0、1、2、または3より選択される整数であり;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。
式中、
Y1およびY2は独立してCおよびNからなる群より選択され;
R1、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
nは0、1、2、または3より選択される整数であり;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。
式中、
R4、R5、R6、R7、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。
式中、
R6、R7、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。
式中、
R1、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
R1'、R2'、R3'、R4'、R5'、R6'、R7'、R8'、およびR9'は独立して水素および置換または非置換アルキルからなる群より選択され、あるいは、R1'およびR1の対、R3'およびR3の対、R4'およびR4の対、R5'およびR5の対、R6'およびR6の対、R7'およびR7の対、ならびにR8'およびR8の対はそれぞれ一緒になってシクロアルキルを形成してもよく;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。
式中、
R1およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。
式中、
R4、R5、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。
本発明の態様は、主に新規環状ペプチド化合物に関する。
本明細書において、「少なくとも1つ」および「1つまたは複数」などの形容詞は、1つの要素または行為と別の要素または行為とを、この関係または順序が実際に存在することを常に必要とするかまたは伴うことなく区別するためにのみ使用可能である。
ここでRa、Rb、Rc、およびRdはそれぞれ独立してH、C1〜C12アルキル、C1〜C12ハロアルキル、C2〜C12アルケニル、C1〜C10ヘテロアルキル、C3〜C12シクロアルキル、C3〜C12シクロアルケニル、C1〜C12ヘテロシクロアルキル、C1〜C12ヘテロシクロアルケニル、C6〜C18アリール、C1〜C18ヘテロアリール、およびアシルからなる群より選択され、あるいは、Ra、Rb、Rc、およびRdのうち任意の2つ以上は、それらが結合している原子と一緒になる際に、3〜12個の環原子を有する複素環系を形成する。
式中、
Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、Y7、およびY8は独立してCおよびNからなる群より選択され;
R1、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
R1'、R2'、R3'、R4'、R5'、R6'、R7'、R8'、およびR9'は独立して水素および置換または非置換アルキルからなる群より選択され、あるいは、R1'およびR1の対、R3'およびR3の対、R4'およびR4の対、R5'およびR5の対、R6'およびR6の対、R7'およびR7の対、ならびにR8'およびR8の対はそれぞれ一緒になってシクロアルキルを形成してもよく;
nは0、1、2、または3より選択される整数であり;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。
式中、
Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、Y7、およびY8は独立してCおよびNからなる群より選択され;
R1、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
nは0、1、2、または3より選択される整数であり;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。
式中、
Y1およびY2は独立してCおよびNからなる群より選択され;
R1、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
nは0、1、2、または3より選択される整数であり;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。
式中、
R4、R5、R6、R7、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。
式中、
R6、R7、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。
式中、
R1、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
R1'、R2'、R3'、R4'、R5'、R6'、R7'、R8'、およびR9'は独立して水素および置換または非置換アルキルからなる群より選択され、あるいは、R1'およびR1の対、R3'およびR3の対、R4'およびR4の対、R5'およびR5の対、R6'およびR6の対、R7'およびR7の対、ならびにR8'およびR8の対はそれぞれ一緒になってシクロアルキルを形成してもよく;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。
式中、
R1およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。
式中、
R4、R5、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。
であり、ここでR10はアルキル、アルケニル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールより選択され、いずれの基もそれ自体置換されていても置換されていなくてもよい。
であり、ここでR10はC1〜C18アルキル、C2〜C18アルケニル、C1〜C6シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。一態様では、R10は置換または非置換C1〜C13アルキル基である。一態様では、R10は置換または非置換C4〜C13アルキル基である。
。
である場合、R10は構造
を有さず、ここでR11、R11'、R12、R12'、およびR13は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。
である場合、R10は構造
を有さず、ここでR11、R11'、およびR13は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。別の態様では、Zはアミノ酸またはペプチド連結または結合を含まない。
式中、
AA1は、アザ-Dab、3PyPhe、4NH2Phe、4NO2Phe、Ala、Asn、Dab、Dap、Lys、Orn、Ser、Trp、Gly、およびArgからなる群より選択されるアミノ酸であり;
AA2は、Dap、Dab、Orn、Lys、アザ-Dap、アザ-Dab、アザ-Orn、およびアザ-Lysからなる群より選択されるアミノ酸であり;
AA3は、Dab、アザ-Dab、4NH2Phe、Ala、Arg、Dab(Arg)、Dap、Lys、およびOrnからなる群より選択されるアミノ酸であり;
AA4は、インダニルGly、Phe、Leu、4CNPhe、4FPhe、Ala、Ala(3,3'-ジフェニル)、Bip、Cha、Ile、2-ナフチルAla、Trp、Tyr、3-Cl-Phe、HPhe、シクロヘキシルグリシン、およびアザ-Pheからなる群より選択されるアミノ酸であり;
AA5は、Leu、Phe、アザ-Leu、Ala、Bip(ビフェニルアラニン)、シクロヘキシルアラニン、シクロプロピルアラニン、インダニルグリシン、HPhe(ホモフェニルアラニン)、2-ナフチルAla、およびtert-ロイシンからなる群より選択されるアミノ酸であり;
AA6は、Dab、4-NH2Phe、アザ-Dab、Ala、Arg、Dab(Arg)、Dap、Lys、およびOrnからなる群より選択されるアミノ酸であり;
AA7は、Dab、Dap、Orn、Lys、Ala、Dab(Arg)、4NH2Phe、Arg、およびアザ-Dabからなる群より選択されるアミノ酸であり;
AA8は、Leu、Thr、Trp、Phe、Ala、Arg、Ser、Tyr、Glu、Asp、4PyAla、3PyAla、2-ナフチルAla、1-ナフチルAla、Ala(Bth)、His、HPhe、インダニルGly、およびアザ-Leuからなる群より選択されるアミノ酸であり;
Tはカルボン酸、塩化スルホニル、クロロホルメート、アルデヒド、またはイソシアネートから誘導される。好適には、Tは、酢酸、ペンタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、3,7-ジメチルオクタン酸、3OH-ペンタン酸、3OH-オクタン酸、3OH-デカン酸、3OH-ドデカン酸、3OH-テトラデカン酸、8OH-オクタン酸、3OH-6Me-オクタン酸、3OH-7Me-オクタン酸、3OH-8Me-ノナン酸、3OH-8Me-デカン酸、3OH-9Me-デカン酸、3-ヒドロキシ-3-フェニルプロパン酸、4-[1,1'-ビフェニル]-4-イル)-3-ヒドロキシブタン酸、4-フェノキシブタン酸、4-(ペンチルオキシ)安息香酸、[1,1'-ビフェニル]-4-カルボン酸、4-フェノキシ安息香酸、4-(ヘプチルアミノ)安息香酸、2-フェニルイソニコチン酸、1-ヘプチルピペリジン-4-カルボン酸、4-ペンチルシクロヘキサン-1-カルボン酸、およびコール酸からなる群より選択されるカルボン酸から誘導される。
。
R4が
であり; R5が
であり; R8が
であり; Zが
からなる群より選択され;好ましくは、Zが
からなる群より選択される、化合物。
R4が
であり; R5が
であり; R8が
であり; Zが
からなる群より選択され;好ましくは、Zが
からなる群より選択される、化合物。
R4が
であり; R5が
であり; R8が
であり; Zが
からなる群より選択され;好ましくは、Zが
からなる群より選択される、化合物。
R1が
であり; R4が
であり; R5が
であり; R8が
であり; Zが
からなる群より選択され;好ましくは、Zが
からなる群より選択される、化合物。
R4が
であり; R5が
であり; R8が
であり; Zが
からなる群より選択され;好ましくは、Zが
からなる群より選択される、化合物。
AA4がD-Leuであり、AA5がL-Pheであり、AA8がL-Leuであり、Tが
からなる群より選択されるカルボン酸から誘導され;好ましくは、Tが
からなる群からのカルボン酸から誘導される、化合物。
AA4がL-Leuであり、AA5がD-Pheであり、AA8がL-Leuであり、Tが
からなる群より選択されるカルボン酸から誘導される、化合物。
AA4がD-Pheであり、AA5がL-Leuであり、AA8がL-Leuであり; Tが水素であるか、または
からなる群より選択されるカルボン酸から誘導され;好ましくは、Tが
からなる群からのカルボン酸から誘導される、化合物。
AA4がD-Pheであり、AA5がL-Leuであり、AA8がL-Thrであり; Tが
からなる群より選択されるカルボン酸から誘導され;好ましくは、Tが
からなる群からのカルボン酸から誘導される、化合物。
AA1がD-Serであり、AA4がD-Leuであり、AA5がL-Leuであり、AA8がL-Leuであり; Tが
からなる群より選択されるカルボン酸から誘導され;好ましくは、Tが
からなる群より選択されるカルボン酸から誘導される、化合物。
AA4がD-Leuであり、AA5がL-Leuであり、AA8がL-Leuであり; Tが
からなる群より選択されるカルボン酸から誘導され;好ましくは、Tが
からなる群からのカルボン酸から誘導される、化合物。
Tが水素であるか、またはギ酸、イソシアン酸、クロロギ酸、ハロゲン化スルホニル、もしくはホルムアルデヒドから誘導される、化合物。
i) 個々の鏡像異性体の肉眼的結晶を手動で分離する、結晶の物理的分離。この技術は、別々の鏡像異性体の結晶が存在し(すなわち材料が集合体であり)、結晶が視覚的に別々である場合に特に使用可能である。
ii) 個々の鏡像異性体をラセミ体の溶液から、おそらくは後者が固体状態の集合体である場合にのみ、別々に結晶化する、同時結晶化。
iii) 鏡像異性体の酵素との反応速度の差によりラセミ体を部分的または完全に分離する、酵素的分割。
iv) 合成の少なくとも1つの工程が、所望の鏡像異性体の鏡像異性的に純粋なまたは鏡像異性的に濃縮された合成前駆体を得るために酵素反応を使用する、合成技術である、酵素的不斉合成。
v) 生成物中に不斉(すなわちキラリティー)を生じさせる条件下で所望の鏡像異性体をアキラル前駆体から合成する、キラル触媒またはキラル補助剤を使用して実現可能な、化学的不斉合成。
vi) ラセミ化合物と個々の鏡像異性体をジアステレオマーに変換する鏡像異性的に純粋な試薬(キラル補助剤)とを反応させる、ジアステレオマー分離。次に、得られたジアステレオマーをクロマトグラフィー、またはいっそう明瞭になったそれらの構造差による結晶化により分離した後、キラル補助剤を除去して所望の鏡像異性体を得る。
vii) ラセミ体に由来するジアステレオマーが平衡することで所望の鏡像異性体に由来するジアステレオマーが溶液中で優勢になるか、または所望の鏡像異性体に由来するジアステレオマーの優先的結晶化により平衡が破られることで最終的に原則としてすべての材料が所望の鏡像異性体に由来する結晶性ジアステレオマーに変換される、一次および二次不斉変換。次に所望の鏡像異性体をジアステレオマーから放出する。
viii) 鏡像異性体とキラル非ラセミ試薬または触媒との反応速度が速度論的条件下で不均一であることによるラセミ体の部分的もしくは完全な分割(または部分分割化合物のさらなる分割)を含む、速度論的分割。
ix) 所望の鏡像異性体が非キラル出発原料から得られ、かつ合成過程中に立体化学的完全性が損なわれないかまたは最小限にしか損なわれない、非ラセミ前駆体からのエナンチオ特異的合成。
x) ラセミ体の鏡像異性体を固定相との相互作用の差によって液体移動相中で分離する、キラル液体クロマトグラフィー。固定相をキラル材料で作製してもよく、移動相が相互作用の差を誘発するさらなるキラル材料を含んでもよい。
xi) ラセミ体を揮発し、鏡像異性体を気体移動相中での固定非ラセミキラル吸着相を含むカラムとの相互作用の差によって分離する、キラルガスクロマトグラフィー。
xii) 鏡像異性体を特定のキラル溶媒中への1つの鏡像異性体の優先的溶解により分離する、キラル溶媒による抽出。
xiii) ラセミ体と薄膜バリアとを接触させる、キラル膜を横断する輸送。バリアは通常、一方がラセミ体を含む2つの混和性流体を分離するものであり、濃度差または圧力差などの原動力が、膜バリアを横断する優先的輸送を引き起こす。分離は、ラセミ体の1つの鏡像異性体しか通過させない膜の非ラセミキラル特性の結果として生じる。
式(I)の化合物を形成するための環化反応
。
であり、アザ-ジアミノ酪酸の構造は
であり、アザ-ロイシンの構造は
である。
i) アミノ酸、HCTU、2,4,6-コリジン、DMF; ii) 30%ピペリジンDMF溶液; iii) FA、HCTU、2,4,6-コリジン、DMF; iv) 4%ヒドラジン水和物DMF溶液; v) 20% HFIP-DCM溶液; vi) DPPA、NaHCO3、DMF、0.008M; vii) TFA/H2O/iPr3SiH。
*表中、FICI値が0.5以下である化合物組み合わせに灰色の影を付けて相乗作用を示し; NA = 活性なし; 灰色の値は、増強剤のMICがこの値であることから除外される値を示す。
*表中、FICI値が0.5以下である化合物組み合わせに灰色の影を付けて相乗作用を示し; NA = 活性なし; 灰色の値は、増強剤のMICがこの値であることから除外される値を示す。
材料および方法
すべての化学物質を商業的供給業者から入手し、さらに精製せずに使用した。H-L-Leu-2-クロロトリチル樹脂およびFmoc α-アミノ酸をChem-Impex International Inc.(米国イリノイ州ウッドデール)またはIris Biotech(ドイツ・マルクトレドヴィッツ)またはNovabiochem(Merck)から購入した。ペプチドグレードトリフルオロ酢酸(TFA)、ピペリジン、メタノール、およびN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)をAusPep(オーストラリア・メルボルン)から購入した。硫酸ゲンタマイシン(USPグレード)、硫酸ポリミキシンB(USPグレード)、および塩酸バンコマイシン水和物をSigma-Aldrich(オーストラリア・シドニー)から購入した。3-(R)-ヒドロキシデカン酸メチルエステルをToronto Research Chemicals, Inc.(カナダ・トロント)から購入した。他のすべての溶媒はHPLCグレードとした。
式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、および(II)の化合物を、Fmoc化学反応を使用しかつHBTUをカップリング試薬として使用する固相ペプチド合成を使用して構築した。側鎖上のBoc保護基およびt-ブチルエーテルをそのまま残す弱酸性条件下で樹脂からの選択的切断を可能にすることから、2-クロロトリチル(2-CT)などの典型的な樹脂を固体支持体として選択した。
ペプチドカップリングの一般的方法
出発樹脂H-L-Leu-2CT(1006mg、0.674mmol、0.67mmol/g)をTHF中で予備膨潤させた後、DCM(x3)およびDMF(x3)で短時間洗浄した。2,4,6-コリジン(4当量)で処理されたHCTU溶液(0.279M、1.8当量)に適切なFmoc-アミノ酸(2当量)を溶解させ、5分間静置した。予備活性化アミノ酸溶液を樹脂に加えた。2時間振盪後、溶媒を排出し、樹脂をDMF(x3)で洗浄した。少量の樹脂(1〜3mg)を95:2.5:2.5 TFA/トリイソプロピルシラン/H2O(10μL)で15分間処理した後、1:1アセトニトリル/H2O(1mL)に懸濁させ、濾過し、LC/MS分析を行うことで、カップリング効率をモニタリングした。このようにして、すべてのカップリングは各工程において定量的と見なされた。次のアミノ酸が直ちにカップリングされるように予定されていない場合、樹脂をDCM(x3)、IPA(x3)で洗浄し、終夜減圧乾燥させた後、保管した。あるいは、樹脂を周囲温度にて30%ピペリジンDMF溶液(樹脂1グラム当たり約10mL)で2回連続処理(1x10分、1x20分)することでFmoc脱保護を実施した。溶媒を排出し、各処理の間、および順序の完了後に樹脂をDMF(x3)で洗浄した。上記で概説したものと同じプロトコルを使用してAA-1のN末端を3-(R)-ヒドロキシデカン酸(1.5当量)でアシル化することで、ペプチド合成を完了した。樹脂をDMF(x3)、DCM(x3)、IPA(x3)、DCM(x3)、IPA(x3)で洗浄した後、終夜減圧乾燥させた。樹脂1aの最終重量は2214mg(SV 0.33mmol/g)であった。
上記で得た樹脂1a(2214mg)をTHF中で30分間予備膨潤させた。溶媒を排出し、樹脂を4%ヒドラジン水和物DMF溶液(6.5mL、約8当量)と共に周囲温度で1時間攪拌した。溶媒を排出し、樹脂をDMF(x3)、THF(x3)、IPA(x3)、DCM(x3)、およびIPA(x3)で順次洗浄した。得られた脱保護樹脂を終夜減圧乾燥させた。樹脂1bの最終重量は2030mg(SV 0.354mmol/g)であった。
上記で得た樹脂(2030mg、0.354mmol/g、0.718mmol)をヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)のDCM溶液(1:4、45mL)で1時間処理した。溶媒を排出し、樹脂をさらなる量の切断溶液(25mL)と共にさらに30分間振盪した。溶媒を排出し、樹脂をDCM(x3)で洗浄した。濾液をプールし、蒸発させた後、終夜減圧乾燥させて粗生成物1c(1.357g、理論値の129%)をクリーム色固体として得た。tR 6.7(方法1)。(ES) m/z 1462.9 (MH+)。この材料をさらに精製せずに使用した。
粗生成物1c(1.357g、推定0.718mmol)をDMF(90mL、0.008M)に溶解させ、わずかに混濁した溶液を短いセライトベッドを通じて濾過した。得られた透明溶液をNaHCO3(1260mg、約20当量)、続いてDPPA(395mg、1.436mmol、2当量)で処理した。混合物を周囲温度で終夜攪拌した。LC/MS分析(tR 6.7直鎖、tR 7.5環化、方法1)でモニタリングしたように、変換は定量的であった。混合物をセライトベッドを通じて濾過し、溶媒を蒸発させた。微量のDMFをヘプタン(x3)からの同時蒸発により除去し、得られた生成物を終夜減圧乾燥させて環化粗生成物1d(1697mg)を得た。ジフェニルホスホリルアジド(DPPA)と樹脂切断工程の残留HFIPとの間の反応により生じた副生成物を除去するために、粗固体を過剰の石油スピリット(40〜60)に懸濁させ、終夜攪拌して均一な帯黄白色固体を生成し、これを濾取した。ケークをペンタンで洗浄し、固体を終夜減圧乾燥させて環化粗生成物1dを帯黄白色粉末(1367mg)として得た。この段階で1dはジフェニルホスフェート以外の不純物を実質的に含まず、続いてジフェニルホスフェートを逆相HPLC精製(方法5)により除去した。完全保護オクタペプチン-C4前駆体1dの最終収量は600mg(収率58%、純度97%超)であった。tR 7.5(方法1)。(ES) m/z 1445.4 (MH+)、1345.52 (MH+-Boc)。
精製1d(600mg、0.415mmol)を94:5:1 TFA/H2O/iPr3iH(10mL)に溶解させ、周囲温度で1時間静置した。揮発物を減圧除去し、得られた残渣をヘプタン(x2)から同時蒸発させた。こうして得られた粗生成物オクタペプチンC4を水から凍結乾燥させた後、10mM NH4HCO3溶液から再凍結乾燥させて白色粉末(605mg)を得た。tR 3.4(方法1)。(ES) m/z 1067.0 (M+Na+)、1045.1 (MH+)、523.1 (MH2 2+)。精製を逆相HPLC(方法4)により実現した。TFA塩としてのオクタペプチンC4 631の最終収量は386mg(62%、純度97%超)であった。HRMS精密質量(ESI microTOF-LC): C51H90N13O10 +の計算値1044.6928 (MH2 2+)、実測値1044.6917。H-L-Leu-2CT樹脂からのオクタペプチンC4の全収率は38%であった。
試薬および条件: i) 2当量の対応するアミノ酸(表1参照)、1.8当量の0.28M HCTU DMF溶液、および4当量の2,4,6-コリジンを使用する固相ペプチド合成(SPPS); ii) 30%ピペリジン、DMF; iii) 1.5当量の(R)-3-ヒドロキシデカン酸(3(R)OH-nC9CO)、1.8当量の0.28M HCTU DMF溶液、および4当量の2,4,6-コリジン; iv) (a) 4%ヒドラジン水和物DMF溶液; (b) HFIP DCM溶液; v) DPPA、NaHCO3、DMF; vi) TFA/iPr3SiH/H2O(95:1:4)。
アザ-アミノ酸を樹脂とカップリングするための一般的方法
出発樹脂Fmoc-L-Dab-L-Dab-L-Leu-2CT(別の工程で既に調製、418mg、0.198mmol、0.473mmol/g)をTHF中で予備膨潤させた後、DCM(x3)およびDMF(x3)で短時間洗浄した。樹脂を周囲温度にて30%ピペリジンDMF溶液(樹脂1グラム当たり約10mL)で処理した(1x10分、1x20分)。樹脂を無水DCM(x3)で洗浄した後、以下のようにして調製されたFmoc-アザ-Leu-COClで処理した: Fmoc-アザ-Leu(196mg、0.631mmol)の無水DCM(5mL)溶液を0℃に冷却し、20%ホスゲントルエン溶液(665μL、1.26mmol、2当量)で処理した。15分後、TLCは反応が完了に至ったことを示した。溶液を濃縮し、減圧乾燥させて無色油状物を得た。油状物をDCM(4mL)およびDIPEA(220μL)の溶液に再溶解させ、得られた溶液をペプチド樹脂に加えた。2時間攪拌後、樹脂を排出し、DCM、DMF、MeOH、およびDCM(各x3)で順次洗浄し、終夜高真空乾燥させた。樹脂2aの収量は420mg(SV 0.458mmol/g)であった。
樹脂2a(420mg、約0.19mmol)を周囲温度にて30%ピペリジンDMF溶液(樹脂1グラム当たり約10mL)で処理した(1x10分、1x20分)。樹脂をDMF、続いて無水THF(各x3)で洗浄した。樹脂を最小量のTHFに懸濁させ、DIPEA(300μL)で処理した。1分後、樹脂を排出し、THF(最小量)に再懸濁させ、DIPEA(300μL)、続いて以下のようにして調製されたFmoc-Phe-COClで順次処理した: Fmoc-Phe-OH(234mg、0.604mmol、樹脂に対して約3当量)およびBTC(56mg、0.188mmol)の無水THF(2mL)溶液を0℃に冷却し、2,4,6-コリジン(260μL、1.98mmol、樹脂に対して10当量)で処理した。1分後、溶液を室温に昇温させ、5分間攪拌した後、樹脂に加えた。3時間攪拌後、樹脂を排出し、DMFおよびDCM(各x3)で順次洗浄し、終夜高真空乾燥させた。LC/MS分析によればカップリングは未完了であった。2回目のカップリングをさらに4時間行った。洗浄および乾燥後、樹脂2bの収量は420mg(SV 0.429mmol/g)であった。ペプチドの残りを、オクタペプチンC4について概説した標準的ペプチドカップリング手順を使用して合成した。樹脂2cの最終重量は408mg(SV 0.33mmol/g)であった。
上記で得た樹脂2c(408mg)をTHF中で30分間予備膨潤させた。溶媒を排出し、樹脂を4%ヒドラジン水和物DMF溶液(1.3mL、約8当量)と共に周囲温度で1時間攪拌した。溶媒を排出し、プロセスをさらなる量の4%ヒドラジン水和物DMF溶液(2mL)で繰り返した。樹脂をDMF(x3)、THF(x3)、IPA(x3)、DCM(x3)、およびIPA(x3)で順次洗浄した。得られた脱保護樹脂を終夜減圧乾燥させた。樹脂2dの最終重量は約400mg(SV 0.36mmol/g)であった。
上記で得た樹脂(400mg、0.36mmol/g、0.14mmol)をヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)のDCM溶液(1:4、15mL)で2時間処理した。溶媒を排出し、樹脂をDCM(x3)で洗浄した。濾液をプールし、蒸発させた後、終夜減圧乾燥させて粗生成物2d(123mg)をクリーム色固体として得た。tR 6.8(方法1)。(ES) m/z 1463.8 (MH+)。この材料をさらに精製せずに使用した。
粗生成物2d(123mg、推定0.08mmol)をDMF(10mL、0.008M)に溶解させ、NaHCO3(140mg、約20当量)、続いてDPPA(36μL、0.16mmol、2当量)で処理した。混合物を周囲温度で終夜攪拌した。反応をLC/MS分析(tR 6.8直鎖、tR 7.5環化、方法1)でモニタリングした。混合物をセライトベッドを通じて濾過し、溶媒を蒸発させた。微量のDMFをヘプタン(x3)からの同時蒸発により除去し、得られた生成物を終夜減圧乾燥させた。ジフェニルホスホリルアジド(DPPA)と樹脂切断工程の残留HFIPとの間の反応により生じた副生成物を除去するために、粗固体を過剰のペンタンに懸濁させ、終夜攪拌して均一な帯黄白色固体を生成し、これを濾取した。ケークをペンタンで洗浄し、固体を終夜減圧乾燥させて環化粗生成物2eを帯黄白色粉末(145mg)として得た。この段階で2eはジフェニルホスフェート以外の不純物を実質的に含まず、続いてジフェニルホスフェートを逆相HPLC精製(方法5)により除去した。完全保護アザ-Leu4-オクタペプチン-C4前駆体2eの最終収量は26mg(収率22%、純度95%)であった。tR 7.5(方法1)。(ES) m/z 1446.2 (MH+)、1346.2 (MH+-Boc)。
精製2e(26mg、0.018mmol)を94:5:1 TFA/H2O/iPr3iH(4mL)に溶解させ、周囲温度で1時間静置した。揮発物を減圧除去し、得られた残渣をヘプタン(x2)から同時蒸発させた。こうして得られた粗生成物8803を水から凍結乾燥させて白色粉末(23.7mg)を得た。tR 3.5(方法1)。(ES) m/z 1068.0 (M+Na+)、1046.1 (MH+)、523.5 (MH2 2+)。精製を逆相HPLC(方法4)により実現した。TFA塩としての8803の最終収量は15.8mg(58%、純度97%超)であった。HRMS精密質量(ESI microTOF-LC): C50H90N14O10 2+の計算値524.3549 (MH2 2+)、実測値524.3489。Fmoc-L-Dab-L-Dab-L-Leu-2CT樹脂からの8803の全収率は5.3%であった。
試薬および条件: i) 30%ピペリジン、DMF; ii) Fmoc-aza-Leu-COCl、DIPEA、DCM; iii) Fmoc-Phe-COCl、THF; iv) (a) 2当量の対応するアミノ酸、1.8当量の0.28M HCTU DMF溶液、および4当量の2,4,6-コリジンを使用する固相ペプチド合成(SPPS);(b) 1.5当量の(R)-3-ヒドロキシデカン酸(3(R)OH-nC9CO)、1.8当量の0.28M HCTU DMF溶液、および4当量の2,4,6-コリジン; v) (a) 4%ヒドラジン水和物DMF溶液; (b) HFIP DCM溶液; vi) DPPA、NaHCO3、DMF; vii) TFA/iPr3SiH/H2O(95:1:4)。
試薬および条件: i) 2当量の対応するアミノ酸、2当量の0.5M HCTU DMF溶液、および4当量のDIPEAを使用する固相ペプチド合成(SPPS); ii) 30%ピペリジン、DMF; iii) 1.2当量の(R)-3-ヒドロキシデカン酸(3(R)OH-nC9CO)、2当量の0.5M HCTU DMF溶液、および4当量のDIPEA; iv) 2% ヒドラジン水和物DMF溶液; v) Boc-Arg(Pbf)-OH、2当量の0.5M HCTU DMF溶液、および4当量のDIPEA; vi) Pd(PPh3)、PhSiH3、DCM; vii) 2% TFA DCM溶液; viii) DPPA、DIPEA、DMF; vii) TFA/H2O/Et3SiH(94:5:1)。
(S)-(+)-6-メチル-1-オクタン酸2b
(S)-(+)-6-メチル-1-オクタノール2a(3.14g、21.80mmol)のDMF(57mL)溶液にPDC(28.75g、76.43mmol)を加えた。この溶液をN2下、室温で終夜攪拌した。水(60mL)を加え、混合物をジエチルエーテル(2x100mL)で抽出した。有機相をMgSO4で乾燥させた。溶媒を減圧除去した。粗生成物を、EtOAc:石油エーテル(1:1)を溶離液とするシリカカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、無色油状物を得た。収量: 2.05g、59%;
2bについて記載のように、但し(S)-(+)-4-メチル-1-ヘキサノール3a(3.15g、27.12mmol)を使用して、3bを無色油状物(1.56g、収率46%)として得た。
(S)-(+)-6-メチル-1-オクタン酸2b(0.629g、15.66mmol)の乾燥THF(19.9mL)溶液にCDI(2.404g、14.82mmol)を加え、溶液を窒素下、周囲温度で終夜攪拌した。マロン酸モノエチル(0.933g)の乾燥THF(11mL)溶液中にマグネシウムエトキシド(1.96g、14.82mmol)を加え、窒素下で1時間攪拌することで、Mg(OOCCH2COOEt)2を調製した。THFを減圧蒸発させて無色吸湿性塩を得て、活性化(S)-(+)-6-メチル-1-オクタン酸を含む溶液をこれに加え、窒素下での攪拌を続けた。1時間後、溶液がpH約2〜3に達するまで1M HClを加えた。混合物をDCMで抽出し、抽出物を飽和NaHCO3で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧除去した。粗生成物をEtOAc:石油エーテル(9:1)によるシリカカラムクロマトグラフィーで精製して帯黄色油状物を得た。収量: 2.34g、76%;
5について記載のように、但し(S)-(+)-4-メチル-1-ヘキサン酸3b(1.00g、6.934mmol)を使用して、6を無色油状物(0.454g、収率59%)として得た。
5について記載のように、但し7-メチル-1-オクタン酸4b(0.390g、2.46mmol)を使用して、7を無色油状物(0.495g、収率94%)として得た。
5について記載のように、但し6-メチル-ヘプタン酸8(1.00g、6.934mmol)を使用して、9を無色油状物(0.6896g、収率50%)として得た。
(S)-エチル-8-メチル-3-オキソデカノエート5(0.50g、2.19mmol)のEtOH(25mL)溶液に水素化ホウ素ナトリウム(0.083g、2.19mmol)を加えた。0℃で2.5時間攪拌後、EtOHを減圧蒸発させ、水(25mL)を加え、混合物をDCM(2x15mL)で抽出した。一緒にした抽出物をMgSO4で乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧除去した。粗生成物を1:4(EtOAc:石油エーテル)によるシリカカラムクロマトグラフィーで精製して無色油状物を得た。収量: 0.297g、59%;
10について記載のように、但しエチル-6-メチル-3-オキソオクタノエート6(0.385g、1.924mmol)を使用して、11を無色油状物(0.248g、収率64%)として得た。
10について記載のように、但しエチル-9-メチル-3-オキソデカノエート7(0.350g、1.533mmol)を使用して、12を無色油状物(0.174g、収率49%)として得た。
10について記載のように、但しエチル-8-メチル-3-オキソノナノエート9(0.602g、2.807mmol)を使用して、13を無色油状物(0.467g、収率77%)として得た。
(8S)-エチル-3-ヒドロキシ-8-メチルデカノエート10(0.287g、1.24mmol)のTHF/H2O(1:1)4.6mL溶液にLiOH(0.089g、3.73mmol)を加え、混合物を周囲温度で終夜攪拌した。1M HClを加えて溶液をpH 2〜3に酸性化した。溶液をEtOAc(3x15mL)で抽出し、一緒にした抽出物をMgSO4で乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧除去して淡帯黄色油状物を得た。収量: 0.237g、94%;
14について記載のように、但し(6S)-エチル-3-ヒドロキシ-6-メチルオクタノエート11(0.238g、1.176mmol)を使用して、15を淡黄色油状物(0.196g、収率96%)として得た。
14について記載のように、但し3-ヒドロキシ-9-メチルデカノエート12(0.171g、0.742mmol)を使用して、16を黄色油状物(0.144g、収率96%)として得た。
14について記載のように、但しエチル-3-ヒドロキシ-8-メチルノナノエート13(0.462g、2.136mmol)を使用して、17を黄色油状物(0.393g、収率98%)として得た。
14について記載のように、エチル-3-(R)-ヒドロキシデカノエート18(0.654g、3.232mmol)を使用して、19を無色固体(0.596g、収率98%)として得た。
(文献Wu, C.; Miller, P. A.; Miller, M. J., Syntheses and studies of amamistatin B analogs reveals that anticancer activity is relatively independent of stereochemistry, ester, or amide linkage and select replacement of one of the metal chelating groups. Bioorg. Med. Chem. Lett. 2011, 21, 2611-2615と一致)。
以下の表6に列挙するように、細菌をAmerican Type Culture Collection(ATCC; 米国バージニア州マナサス)または独立系学術臨床分離株収集機関から取得した。細菌を栄養ブロス(NB; Bacto Laboratories、カタログ番号234000)またはミューラー・ヒントンブロス(MHB; Bacto Laboratories、カタログ番号211443)中で振盪(約180RPM)しながら37℃で終夜培養した。次に、各培養物の試料を新たなMHB中で50倍に希釈し、振盪(約180RPM)しながら37℃で2〜3時間インキュベートした。化合物ストック溶液を水中で0.64mg/mLまたは2.56mg/mLとして調製した。所望の最終濃度の2倍の化合物を96ウェルプレート(ポリスチレン、Corning、カタログ番号3370)のウェル全体にわたって2倍系列希釈した。対数中期の細菌培養物(2〜3時間のインキュベーション後)を1x106コロニー形成単位(CFU)/mLの最終濃度に希釈し、50μLを各ウェルに加えて最終細胞密度を5x105個とし、化合物濃度範囲を32μg/mL〜0.015μg/mL(緑膿菌PA9704に対して128〜0.06μg/mL)とした。37℃で20〜24時間のインキュベーション後、MICを目視で確定した。MICは、細菌増殖が見えなくなる最低化合物濃度として規定される。
合成ペプチドの細胞毒性を、乳酸脱水素酵素(LDH)アッセイを行うことで、市販のコリスチン(ポリミキシンE)、ポリミキシンB(米国ミズーリ州セントルイス、Sigma chemical Co.)、および合成オクタペプチンC4との比較で評価した。細胞増殖の用量依存的阻害のカーブフィッティングに基づいて計算されたCC50値がペプチドの細胞毒性を表すものとした。ヒト腎臓2(HK2)細胞を384ウェル細胞培養プレート中に、ウェル1個当たり細胞2000個として、最終量20μLで、10% FBSを加えたDMEM/F12培地(Invitrogen #11330057)中に播種した。細胞を37℃、5% CO2で24時間インキュベートして細胞をプレートに付着させた。同様の条件をHEK293およびHepG2細胞毒性アッセイに使用した。
HEK293細胞およびHepG2細胞に対する細胞毒性を、レサズリンアッセイを使用して確定した(McMillian, M. K.; Li, L.; Parker, J. B.; Patel, L.; Zhong, Z.; Gunnett, J. W.; Powers, W. J.; Johnson, M. D. An improved resazurin-based cytotoxicity assay for hepatic cells; Cell Biol. Toxicol. 2002, 18, 157-173; O'Brien, J.; Wilson, I.; Orton, T.; Pognan, F. Investigation of the Alamar Blue (resazurin) fluorescent dye for the assessment of mammalian cell cytotoxicity. Eur. J. Biochem. 2000, 267, 5421-5426)。簡潔に言えば、HEK293細胞およびHepG2細胞を黒色壁透明底384ウェルプレート(Corning、オーストラリア)中にて細胞4000個/ウェルで播種し、37℃、5% CO2で24時間インキュベートした。次に化合物を各ウェル中に加えた。24時間のインキュベーション後、5μMレサズリンを各ウェルに加え、37℃で2時間インキュベートした。次に蛍光強度を、Polarstar Omegaを使用して励起/発光560/590で読み取った。次にデータを、GraphPad Prism 6ソフトウェアを使用して解析した。CC50値を、GraphPad Prism 6ソフトウェア(Inc.カリフォルニア州ラホヤ)を使用して確定した。
hPT細胞をInternational Institute for the Advancement of Medicine(米国ニュージャージー州エジソン)が調達したヒト腎臓全体から抽出した。すべての組織を病理医が正常(すなわち非がん性・非疾患性組織から抽出)とスコアリングした。細胞単離手順は、Toddら(1996)に最初に記載され、修正された(Cummings and Lash, 2000; Cummings et al., 2000)手順に基づき、滅菌条件の使用を伴った(すなわち、すべての機器およびガラス器具をオートクレーブ滅菌し、すべての緩衝液を孔径0.2μmフィルターを通じて濾過した)。腎皮質および外帯を薄片に切断し、滅菌PBSで洗浄し、切り刻み、25mM NaHCO3、25mM HEPES(pH 7.4)、0.5mM EGTA、0.2%(w/v)ウシ血清アルブミン、50μg/mlゲンタマイシン、1.3mg/mLコラゲナーゼ、および0.59mg/ml CaCl2を含む使用前に濾過された滅菌濾過ハンクス緩衝液300mlが充填されたトリプシン処理フラスコに小片を入れた。腎臓全体をウィスコンシン培地で灌流し、通常はドナーから取り出してから24時間以内である実験室への到着まで氷上に維持した。
KIM-1(DY1750)およびNGAL(DY1757)Duo-Set(登録商標)ELISAキットをR&D systems(米国ミネソタ州ミネアポリス)から購入した。サンドイッチELISA実験を製造者の説明書に従って、わずかな修正を加えた上で行った。96ウェルマイクロプレート(MaxiSorp(登録商標)、Nunc)を捕捉抗体(PBS中で1:200に希釈)100μLでコーティングし、終夜インキュベートした。次にプレートを洗浄緩衝液(0.05% Tween 20入りPBS、pH 7.4)で2回洗浄し、ブロッキング緩衝液(1% BSA入りPBS)300μLを室温で1時間加えることでブロッキングした。PBSで2回洗浄後、試料(細胞培地もしくは細胞溶解液)または標準物質100μlを各ウェルに加え、室温で2時間インキュベートした。次にビオチン化検出抗体をブロッキング緩衝液中で希釈し、各ウェルに加え、2時間インキュベートした。次に西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)標識ストレプトアビジン(100μL)を加えて検出抗体に結合させた。各ウェルに基質溶液(H2O2およびテトラメチルベンジジンの1:1混合物)100μLを加え、20分間インキュベートした後、反応を停止溶液(2N H2SO4)50μLで終了させた。各ウェルの光学密度を、POLARstar Omegaプレートリーダー(BMG Labtech; オーストラリア・ビクトリア州モーニントン)を使用して450nmで測定した。すべてのアッセイを少なくとも3回行った。
γ-グルタミルトランスフェラーゼの放出量をOrlowski, M., Meister, A. 1963. γ-Glutamyl-p-nitroanilide: A new convenient substrate for determination and study of L- and D-γ-glutamyltranspeptidase activities (Biochim. Biophys. Acta 73: 679-681)に従って評価した。
雄6〜9週齢CD-1マウス(試験群当たり3匹)を試験施設において試験前に少なくとも3日間馴化させた。動物を馴化中には群毎に収容し、試験中には個々に収容した。動物室環境を制御した(目標条件: 温度20〜26℃、相対湿度30〜70%、人工光12時間および暗所12時間)。温度および相対湿度を毎日モニタリングした。
ポリミキシンB(MCC_000636:003)、MCC_006442:003、およびMCC_000631:008を好中球減少性マウスによる大腸菌ATCC 25922大腿感染症モデルにおいて試験した。試験動物を大腸菌ATCC 25922、8.1x104 CFU/マウス(0.1mL/大腿)に筋肉内感染させた。
減少(%) = [(媒体群のCFU/g - 処置群のCFU/g)/(媒体群のCFU/g)] x 100%
Claims (33)
- 式(I)の化合物、またはその塩もしくは立体異性体:
式中、
Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、Y7、およびY8は独立してCおよびNからなる群より選択され;
R1、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
R1'、R2'、R3'、R4'、R5'、R6'、R7'、R8'、およびR9'は独立して水素および置換または非置換アルキルからなる群より選択され、あるいは、R1'およびR1の対、R3'およびR3の対、R4'およびR4の対、R5'およびR5の対、R6'およびR6の対、R7'およびR7の対、ならびにR8'およびR8の対はそれぞれ一緒になってシクロアルキルを形成してもよく;
nは0、1、2、または3より選択される整数であり;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく、Zは1個を超えるペプチド連結または結合を含まず;
ここで、R4が
であり、R5が
であり、R8が
である場合、Zは
からなる群より選択されることはなく; R4が
であり、R5が
であり、R8が
である場合、Zは
からなる群より選択されることはなく; R4が
であり、R5が
であり、R8が
である場合、Zは
からなる群より選択されることはなく; R4が
であり、R5が
であり、R8が
である場合、Zは
からなる群より選択されることはなく; R1が
であり、R4が
であり、R5が
であり、R8が
である場合、Zは
からなる群より選択されることはなく; R4が
であり、R5が
であり、R8が
である場合、Zは
からなる群より選択されることはない。 - 式(Ia)の化合物である、請求項1記載の化合物:
式中、
Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、Y7、およびY8は独立してCおよびNからなる群より選択され;
R1、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
nは0、1、2、または3より選択される整数であり;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。 - 式(Ib)の化合物である、請求項2記載の化合物:
式中、
Y1およびY2は独立してCおよびNからなる群より選択され;
R1、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
nは0、1、2、または3より選択される整数であり;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。 - 式(Ie)の化合物である、請求項3記載の化合物:
式中、
R1、R3、R4、R5、R6、R7、およびR8は独立して水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよく;
R1'、R2'、R3'、R4'、R5'、R6'、R7'、R8'、およびR9'は独立して水素および置換または非置換アルキルからなる群より選択され、あるいは、R1'およびR1の対、R3'およびR3の対、R4'およびR4の対、R5'およびR5の対、R6'およびR6の対、R7'およびR7の対、ならびにR8'およびR8の対はそれぞれ一緒になってシクロアルキルを形成してもよく;
Zは
より選択され; ここで、
R10は水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい。 - R1が水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アミン、C1〜C4アミド、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい、請求項1〜3、6、および7のいずれか一項記載の化合物。
- R3が水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アミン、C1〜C6アミド、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい、請求項1〜3および6のいずれか一項記載の化合物。
- R4が水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アミン、C1〜C6アミド、C3〜C10シクロアルキル、複素環、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい、請求項1〜4、6、および8のいずれか一項記載の化合物。
- R5が水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アミン、C1〜C6アミド、C3〜C10シクロアルキル、複素環、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい、請求項1〜4、6、および8のいずれか一項記載の化合物。
- R6が水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アミン、C1〜C6アミド、アリール、ヘテロアリール、および複素環からなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい、請求項1〜6のいずれか一項記載の化合物。
- R7が水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アミン、C1〜C6アミド、C3〜C10シクロアルキル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい、請求項1〜6のいずれか一項記載の化合物。
- R8が水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アミン、C1〜C6アミド、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、いずれの基も置換されていても置換されていなくてもよい、請求項1〜8のいずれか一項記載の化合物。
- R10が置換または非置換C1〜C13アルキル基である、請求項23記載の化合物。
- 請求項1〜24のいずれか一項記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグと、薬学的に許容される担体、希釈剤、および/または賦形剤とを含む、薬学的組成物。
- 少なくとも1つの他の薬学的に活性な物質をさらに含む、請求項25記載の薬学的組成物。
- 少なくとも1つの他の薬学的に活性な物質が抗生剤、抗病原性剤、バイオフィルム破壊剤、抗炎症剤、抗菌有効性を増強することが知られている物質、および抗真菌剤からなる群より選択される、請求項26記載の薬学的組成物。
- 少なくとも1つの他の薬学的に活性な物質がリファンピシンおよびミノサイクリンからなる群より選択される、請求項27記載の薬学的組成物。
- 少なくとも1つの他の薬学的に活性な物質がリファンピシン(リファンピン)、ミノサイクリン、クラリスロマイシン、アジスロマイシン、フシジン酸、ムピロシン、レタパムリン、メロペネム、アズトレオナム、クラリスロマイシン、エリスロマイシン、ノボビオシン、テリスロマイシン、コリスチン、ポリミキシンB、ホスホマイシン、シプロフロキサシン、テトラサイクリン、ゲンタマイシン、バンコマイシン、キヌプリスチン・ダルホプリスチン、ラモプラニン、テイコプラニン、レボフロキサシン、アレニシン-3、リネゾリド、および抗菌ペプチドからなる群より選択される、請求項27または28記載の薬学的組成物。
- 対象における疾患、障害、または状態の処置または予防の方法であって、有効量の請求項1〜24のいずれか一項記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグ、あるいは請求項24〜29のいずれか一項記載の薬学的組成物を該対象に投与することで該疾患、障害、または状態を処置または予防する段階を含む、方法。
- 疾患、障害、または状態が細菌感染症または真菌感染症に関連している、請求項30記載の方法。
- 疾患、障害、または状態の処置のための医薬の製造における、請求項1〜24のいずれか一項記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグ、あるいは請求項8〜10のいずれか一項記載の薬学的組成物の使用。
- 疾患、障害、または状態が細菌感染症または真菌感染症に関連している、請求項32記載の使用。
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