JP2021196287A - 軽水炉用燃料集合体、軽水炉炉心、および軽水炉燃料の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】軽水炉用燃料について、崩壊熱を高めることなしに、核セキュリティ性・核拡散抵抗性の評価指標を改善する。【解決手段】実施形態によれば、軽水炉用燃料集合体30は、長手方向に延びて核燃料物質を内蔵し、互いに並列に配された複数の軽水炉用燃料棒10と、長手方向に延びて可燃性毒物および軽水炉用燃料棒10の前記核燃料物質より量の少ない核燃料物質を内蔵し軽水炉用燃料棒10とともに格子状に配列された複数の可燃性毒物入り燃料棒20と、を有し、互いに並列に格子状に配列されている。軽水炉用燃料棒10は、プルトニウム240の共鳴吸収断面積のピークを与える中性子エネルギーの近傍の所定のエネルギー範囲に共鳴吸収断面積を有する核種がプルトニウム240の共鳴吸収を抑制する消滅抑制核種として添加されている。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、軽水炉用燃料集合体、軽水炉炉心、および軽水炉燃料の製造方法に関する。
発明者を含めたグループは、環境負荷の低減を図るべく、環境負荷低減型軽水炉燃料としてFORSETI(Fuel cycle of light−water−reactor with surplus enriched uranium for TRU−production inhibition)(登録商標)と呼ぶ概念を提案している。このFORSETI概念は、ウラン燃料の濃縮度を高めることによって、長期間にわたり放射性毒性を有するTRU(TRans−Uranium)元素の生成を抑制するものである。
この概念においては、ウラン濃縮度が高まることによって、取り出される燃料中のプルトニウム(Pu)組成のうち、239Puが通常の軽水炉燃料に比べて高くなり、その分、核セキュリティ性・核拡散抵抗性が低下することが課題であった。
近年、核セキュリティ性・核拡散抵抗性を評価する指標として、核物質の転用誘引度(Attractiveness)を、米国のロスアラモス国立研究所の提案による転用誘引度指数FOM(Figure of Merit)を用いて定量化することが行われている。ここで、転用誘引度指数FOMは、大きいほど転用誘引度が高い、すなわち、核セキュリティ性・核拡散抵抗性が低いことを意味する。
転用誘引度指数FOMを低下させる、すなわち核セキュリティ性・核拡散抵抗性を高める一つの要因として、発熱量の増加がある。このため、たとえば、発熱源となるPu238等を増加させるProtected Plutonium Productionの概念が提案されている。
しかしながら、この概念では、核セキュリティ性・核拡散抵抗性は高いものの、そのPu238の高い崩壊熱によって、燃料製造・保管に際しては、大きな冷却能力を持った設備が必要となるという課題があった。
Satoshi Wada, Rei Kimura, Kenichi Yoshioka, Shungo Sakurai, Kouji Hiraiwa, and Tsukasa Sugita, "Conceptual Desingn of Fuel Cycle Based on Light−Water Reactor with surlus Enriched Urniumu for TRU−ProductionInhibition", Proc.PBNC2018,p303−307,PBNC2018,Sanfransisco,CA,September 30 October 5(2018)
Yoshiki Kimura, Masaki Saito and Hiroshi Sagara, "Evaluation of Priliferation Resisttance of Plutonium Based on Decay Heat", J.Nucl.Sci.Technol.,48(5),p715−723(2011)
K.SHIBATA,et al.,"JENDL−4.0:A New Librarry for Nuclear Science and Engineeering",J.Nucl.Sci.Technol.,48(5),p1−30(2011)
C.G.Bathke,Bartley Bryan Ebbingshaus, Brian A.Collins, and B.Sleaford,"The Attractiveness of Materials in Advanced Nuclear Fuel Cycles for Various Proliferation and Theft Scenarios",Nucl.Technol.,179,pp5−30(2012)
上述したウラン燃料の濃縮度を高めた環境負荷低減型軽水炉燃料のFORSETI概念の場合を含めた軽水炉燃料において、核セキュリティ性・核拡散抵抗性を向上させつつ、使用済み燃料から抽出されるPuの崩壊熱を高めない手法が望まれる。
本発明の実施形態は上述した課題を解決するためになされたものであり、軽水炉用燃料について、崩壊熱を高めることなしに、核セキュリティ性・核拡散抵抗性を改善することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本実施形態に係る軽水炉用燃料集合体は、長手方向に延びて核燃料物質を内蔵し、互いに並列に配された複数の軽水炉用燃料棒と、長手方向に延びて可燃性毒物および前記軽水炉用燃料棒の前記核燃料物質より量の少ない核燃料物質を内蔵し前記軽水炉用燃料棒とともに格子状に配列された複数の可燃性毒物入り燃料棒と、を有し、前記軽水炉用燃料棒は、プルトニウム240の共鳴吸収断面積のピークを与える中性子エネルギーの近傍の所定のエネルギー範囲に共鳴吸収断面積を有する核種がプルトニウム240の共鳴吸収を抑制する消滅抑制核種として添加されている、ことを特徴とする。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体、軽水炉炉心、および軽水炉燃料の製造方法について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る軽水炉炉心40の構成を示す平面図である。軽水炉炉心40は、複数の軽水炉用燃料集合体30および複数の制御棒5を有する。以下は、沸騰水型軽水炉(BWR)の場合を例にとって説明する。
軽水炉用燃料集合体30は、互いに並列に格子状に配列されており、全体としてほぼ円形の軽水炉炉心40の形状を形成している。また軽水炉用燃料集合体30は、一部、軽水炉炉心40の周辺に配されているものを除いては、各4本ずつで1組の正方状の格子を形成し、それぞれの正方状の格子の中央には、制御棒5が挿抜可能に配されている。なお、軽水炉用燃料集合体30の本数は、炉心の出力等の基本仕様に基づいて設定される。たとえば、改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)の場合を例にとると、燃料集合体本数は872体である。
図2は、第1の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体30の構成を示す平断面図である。軽水炉用燃料集合体30は、複数の軽水炉用燃料棒10、複数の可燃性毒物入り燃料棒20、2本のウォータロッド25、およびチャンネルボックス31を有する。
白抜きで示す複数の軽水炉用燃料棒10と斜線で示す複数の可燃性毒物入り燃料棒20は、互いに並列に格子状に配列されている。また、配列の中央には、運転時に内部に冷却材が流れる2本のウォータロッド25が配されている。格子状の配列は、断面がほぼ正方形の四角柱の形状を形成しており、径方向外側に設けられたチャンネルボックス31内に収納されている。
なお、図2には軽水炉用燃料集合体の代表的な例として、10×10配列で円筒状のウォータロッドを有する場合を示したが、これに限定されない。これより少ない配列数でもこれより多い配列数でもよい。また、たとえば断面が四角形のウォータロッドでもよい。また、可燃性毒物入り燃料棒20の数および配置も、図2に示したものに限定されない。
可燃性毒物入り燃料棒20は、可燃性毒物として、たとえばガドリニアすなわち酸化ガドリニウムを含む。可燃性毒物の濃度は、たとえば4.0wt%である。
図3は、第1の実施形態に係る軽水炉用燃料棒10の構成を示す縦断面図である。軽水炉用燃料棒10は、燃料ペレット11およびこれを収納する被覆管12を有する。被覆管12の下端は下部端栓13により、また上端は上部端栓14により閉止され、内部が密閉されている。被覆管12の材質は、BWRの場合は、たとえばジルカロイ−2である。なお、加圧水型原子炉(PWR)の場合は、たとえばジルカロイ−4である。なお、被覆管12の材質は、これに限定されず、たとえばシリコンカーバイド(SiC)製でもよい。
燃料ペレット11は、たとえば二酸化ウランの粉末を焼結した円柱状であり、上下に積層されている。
なお、燃料ペレット11の形態を有する核燃料物質は、二酸化ウランに限定されず、炭化ウランあるいは窒化ウランでもよい。上下に積層された燃料ペレット11の上方には、上部プレナム15が形成され核分裂生成物のガスの貯留空間を形成している。また、上部プレナム15内には、燃料ペレット11を下方に抑えるバネ16が設けられている。
ウランの濃縮度については、本実施形態に係る軽水炉用燃料集合体30を適用する例として、通常のウラン燃料の場合は燃料集合体平均で3.8wt%、環境負荷低減型軽水炉燃料としてのFORSETI概念の場合のウラン濃縮度は、燃料集合体平均でたとえば5wt%ないし20wt%の範囲を含む濃縮度である。以下、ウランの濃縮度とは、ウラン中のウラン235の濃縮度を意味するものとする。
炉心の運用に関しては、従来と同様に、軽水炉炉心40の1サイクルの運転期間はたとえば13か月、燃料集合体の炉心から取り出す際の平均燃焼度すなわち平均取出燃焼度(燃料集合体平均)はたとえば45GWd/tである。
以上のように、本実施形態に係る軽水炉炉心40を構成する軽水炉用燃料集合体30は、燃料の濃縮度については、通常のウラン燃料の場合の3.8wt%から、FORSETI概念における5wt%ないし20wt%の範囲を含む濃縮度の範囲まで、適用可能である。
本実施形態に係る軽水炉炉心40を構成する軽水炉用燃料集合体30の軽水炉用燃料棒10には、燃料中の240Puの消滅を抑制するために、240Puの大きな共鳴吸収断面積のあるエネルギーである1.056eV近傍における共鳴吸収断面積が大きな核種が消滅抑制核種として添加されている。消滅抑制核種の存在割合は、軽水炉用燃料棒10の燃料物質との合計に対して、0.2at%ないし1.0at%である。
ここで、1.056eVの近傍における共鳴吸収断面積が大きな核種としては、アメリシウム243(243Am)、ロジウム103(103Rh)、あるいは、ハフニウム177(177Hf)などがある。軽水炉用燃料集合体30の燃料には、これらの核種の少なくとも一つが含まれている。
なお、以下、図を含めて、プルトニウム240をPu240と、アメリシウム243をAm243と、ロジウム103をRh103と、また、ハフニウム177をHf177と、それぞれ表記する場合がある。
103Rhあるいは177Hfの場合は、それぞれ天然組成のロジウムあるいはハフニウムを添加することでよい。一方、243Amの場合は当該核種、すなわち243Amを核燃料へ添加する。
これらの核種を添加することによって、以下に説明するように、本実施形態に係る軽水炉炉心40を構成する軽水炉用燃料集合体30の取り出し後のプルトニウム240(240Pu)の濃度を保持し、核セキュリティ性・核拡散抵抗性を評価する指標の改善を図るものである。
次に、以上のように構成された本実施形態に係る軽水炉用燃料集合体30および軽水炉炉心40の作用、効果を以下に、説明する。
240Puは、239Puの中性子吸収により生成する。240Puは、中性子を吸収して241Puとなる。また、240Puは、236Uとなるα崩壊による壊変のほかに、自発核分裂を起こす核種である。すなわち、核起爆装置の早期爆発を誘引し,核拡散抵抗性を高める核種である。
前述の核セキュリティ性・核拡散抵抗性の指標としての、米国のロスアラモス国立研究所の提案による転用誘引度指数FOM(Figure of Merit)は、以下の式(1)により与えられる。ただし、対数(log)の底は、10である。
FOM=1−log[M/800+Mh/4500+M・S/(6.8E6)
+(M/50)(D/500)1/log2] ・・・(1)
+(M/50)(D/500)1/log2] ・・・(1)
ここで、Mは裸体系の臨界質量(kg)、hは発熱量(W/kg)、Sは自発核分裂による中性子の生成率(n/s/kg)、Dは0.2Mの質量による1m離れた位置での線量率(rad/h)である。
式(1)に示される通り、転用誘引度指数FOMの式(1)は、裸の臨界質量、崩壊熱、自発核分裂中性子発生数、および被ばく線量にそれぞれ対応する項によって構成されている。
裸の臨界質量は主に239Puと241Puの組成比が、崩壊熱は238Puの組成比が、自発核分裂は240Puの組成比が、また、被ばく線量は238Puの組成比が、それぞれ支配的なパラメータとなっている。240Puの自発核分裂は、式(1)の4つの項のうちの3番目の項に寄与する。
式(1)により算出された転用誘引度指数FOMの値については、転用誘引度指数FOMが大きいほど核セキュリティ性・核拡散抵抗性が低く、転用誘引度指数FOMが小さいほど核セキュリティ性・核拡散抵抗性が高いことを意味する。
式(1)からは、第2項に対応する崩壊熱を高める方法によらずに、転用誘引度指数FOMを低下させ、核セキュリティ性・核拡散抵抗性を高めるには、第3項に対応する240Puの組成比を選択的に高めることが有効であると言える。
図4は、第1の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体の作用を説明するための240Puの中性子反応断面積スペクトル図である。横軸は、中性子のエネルギー(eV)、縦軸は、各反応断面積(barns)である。ここで、1barnは、10−28m2である。
図4は、非特許文献3から抜粋した図である。なお、以下の説明および各図において、反応断面積およびその他の核データに関しては、同様に、非特許文献3に収納されているデータを用いている。
図4に示すように、240Puは、1.056eVにおいて大きな共鳴吸収断面積を有する。240Puの中性子吸収反応は、ほぼ中性子捕獲反応であり、中性子を捕獲して241Puに移行する。
一方、240Puの生成は239Puの中性子捕獲反応が主体である。
すなわち、240Puの生成は239Puによる中性子の捕獲反応、240Puの消滅は240Puによる中性子の吸収反応が主体となる。
図5は、第1の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体の作用を説明するための240Puの生成と消滅の比を示すスペクトル図である。横軸は、240Puへの中性子の入射エネルギー、縦軸は、240Puの中性子吸収断面積に対する239Puの中性子捕獲断面積の比である。
すなわち、図5は、239Puと240Puの数密度を同数とした際の、240Puの生成量と消滅量の比のエネルギー依存性を示す。図5で、縦軸の数値が大きいほど240Puの生成量が多く、その値が1以下では240Puは消滅することを示す。
図5に示すように、大きな共鳴吸収断面積の1.056eVを中心とするエネルギー領域において、240Puの生成量と消滅量の比が極端に小さいことが分かる。ここで、240Puの生成量と消滅量の比が1以下となるエネルギー領域Aは、おおよそ0.15eVないし1.5eVの領域である。したがって、1.056eV近傍における共鳴吸収断面積が大きな核種としては、共鳴吸収断面積のピークがエネルギー領域A内にあるものを選定することが有効である。共鳴吸収断面積のピークがエネルギー領域A内にある核種は、240Puの中性子吸収による消滅を抑制し240Puの蓄積を促進する核種(以下、消滅抑制核種という)として機能する。
図6は、第1の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体の作用を説明するための240Puと各添加核種の中性子反応断面積を対比したスペクトル図である。横軸は、中性子入射エネルギー(eV)、縦軸は、反応断面積(barns)である。240Puの全断面積のスペクトルに、243Am、177Hfおよび103Rhの全断面積のスペクトルを重ねて示している。
それぞれの核種の共鳴吸収のピークのエネルギーは、243Amが、1.346eV、177Hfが、1.099eV、103Rhが、1.257eVであり、いずれの共鳴吸収のピークのエネルギーも、エネルギー領域A内のエネルギーである。すなわち、いずれも、消滅抑制核種として機能するものである。
以下、消滅抑制核種として243Amを例にとって、第1の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体の作用を説明する。
図7は、第1の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体の作用を説明するための240Puへの243Amの添加による中性子束の変化を示す中性子スペクトル図である。横軸は、入射中性子エネルギー(eV)、縦軸は、中性子束(n/source/lethargy)である。図7において、243Amの添加量が、0at%、0.5at%、および1.0at%の場合について示している。
243Amの添加量が0.5at%、1.0at%となるにつれて、243Amの共鳴吸収のピークのエネルギーである1.346eV近傍の中性子束が減少している。
図8は、第1の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体の作用を説明するための240Puへの243Amの添加による中性子吸収反応率の変化を示す中性子スペクトル図である。横軸は、入射中性子エネルギー(eV)、縦軸は、240Puの中性子吸収率(p.u.)である。
前述のように、240Puは、中性子エネルギー1.056eVにおいて、大きな共鳴吸収断面積を有することから、図8に示すように、入射中性子エネルギー1.056eVを中心にした領域において、中性子吸収反応率が大きくなっている。243Amの添加量が0.5at%、1.0at%となるにつれて、図7に示したように243Amの共鳴吸収のピークのエネルギーである1.346eV近傍の中性子束が減少する。これに伴って、図8に示すように、240Puの中性子吸収反応率が減少している。
以上のように、核燃料に243Amを添加すると243Amの全断面積が持つ1eV付近の共鳴が、240Puの全断面積が持つ240Puの1.056eVの共鳴断面積に重なることにより、図7に示すようなエネルギー的な自己遮蔽効果が発現し、図8に示すような共鳴吸収による240Puの中性子吸収反応率が減少することが示されている。
図9は、第1の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体の作用を説明するための240Puの生成消滅比の消滅抑制核種の添加割合への依存性を示すグラフである。横軸は、消滅抑制核種の添加割合(at%)、縦軸は、生成消滅比すなわち(Pu240生成反応率/Pu240消滅反応率)である。
消滅抑制核種として、Hf177、Rh103、およびAm243の場合について示している。なお、それぞれの直線は、計算結果に基づく近似曲線である。
いずれの核種の場合にも、添加割合の増加に伴って、240Puの生成消滅比が増加している。したがって、それぞれの添加は240Puの蓄積を促進する効果をもたらすことになる。
図10は、第1の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体の作用を説明するための軽水炉用燃料集合体の取り出し時点における240Puへの243Amの添加割合に対する240Puの組成比の変化を示すグラフである。横軸は、243Amの添加割合(at%)、縦軸は、240Puの組成比(at%)である。ここで、240Puの組成比とは、全Pu中の240Puの割合を意味する。
図10に示すように、243Amの添加割合が増加するにしたがって、軽水炉用燃料集合体の取り出し時点における240Puの組成比が増加する。
図11は、第1の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体の作用を説明するための軽水炉用燃料集合体の取り出し時点における240Puへの243Amの添加割合に対する転用誘引度指数FOMの変化を示すグラフである。
図11に示すように、243Amの添加割合が約0.2%より大きな領域では、243Amの添加割合が増加するにしたがって、軽水炉用燃料集合体の取り出し時点における転用誘引度指数FOMが減少する。すなわち、核セキュリティ性・核拡散抵抗性が向上する。
図12は、第1の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体の作用を説明するための軽水炉用燃料集合体の取り出し後15年冷却時点の240Puへの243Amの添加割合に対する240Puの組成比の変化を示すグラフである。横軸は、243Amの添加割合(at%)、縦軸は、240Puの組成比(at%)である。
図12に示すように、243Amの添加がない場合でも、軽水炉用燃料集合体の取り出し時点においては図10に示すように240Puの組成比が約2.8at%であったものが、15年の冷却により、240Puの組成比が約3.0at%に増加している。
図13は、アクチノイド核種の生成崩壊チェーンを示す説明図である。軽水炉用燃料集合体の取り出し後は、中性子との反応は実質的に無いので、図13中の中性子吸収反応による経路がなくなる。したがって、図13に示すように、240Puの生成は244Cmのα崩壊によるものであり、また、240Puの消滅は240Puのα崩壊によるものとなる。
軽水炉用燃料集合体の取り出し時点での240Puの存在比は244Cmの存在比に対して、たとえば2桁近く大きいが、240Puの半減期が約6600年に対して244Cmの半減期が約18年と短い。このため、244Cmのα崩壊により240Puが生成される量が、240Puのα崩壊により240Puが消滅する量より大きく、この差が冷却期間での240Puの存在比の増加をもたらす。
この効果が、軽水炉用燃料集合体の取り出し時の240Puの組成比の243Amの添加割合への依存性に加わって、軽水炉用燃料集合体の取り出し後15年冷却時点での240Puの組成比の243Amの添加割合への依存性をさらに増大させている。
なお、243Amを添加した場合は、炉内において243Amの中性子吸収により244Amが生成し、さらにβ崩壊により244Cmが生成される。したがって、243Am→244Am→244Cm→240Puの生成経路による240Puの生成もなされるため、図12に示した軽水炉用燃料集合体の取り出し時の違いに加えて、この寄与分も、243Amの添加割合への依存性を助長している。
図14は、第1の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体の作用を説明するための軽水炉用燃料集合体の取り出し後15年冷却時点の240Puへの243Amの添加割合に対する転用誘引度指数FOMの変化を示すグラフである。
図14に示すように、243Amの添加割合が増加するにしたがって、軽水炉用燃料集合体の取り出し後の15年冷却時における転用誘引度指数FOMが、軽水炉用燃料集合体の取り出し時(図11)に比べて、さらに減少する。すなわち、核セキュリティ性・核拡散抵抗性がさらに向上する。
図15は、第1の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体の作用を説明するためのFORSETI概念への適用時の軽水炉用燃料集合体の取り出し後15年冷却時点の240Puへの243Amの添加割合に対する240Puの組成比の変化を示すグラフである。
FORSETI概念への適用時の軽水炉用燃料集合体中の240Puの存在比は、図10および図12で示した通常の濃縮度のウラン燃料を有する場合に適用した軽水炉用燃料集合体中の240Puの存在比に比べて小さい。
たとえば、243Amの添加割合がゼロの場合の、軽水炉用燃料集合体の取り出し後の15年冷却時における240Puの存在比は、通常の濃縮度のウラン燃料を有する場合に適用した軽水炉用燃料集合体では、図12で示した例では約0.30at%であるのに対して、FORSETI概念への適用時の軽水炉用燃料集合体では、図15に示した例では約0.18at%である。しかしながら、FORSETI概念への適用時の軽水炉用燃料集合体においても、243Amの添加割合が0.5at%の場合は約0.24at%、1.0at%の場合は約0.28at%と大幅に増加している。
図16は、第1の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体の作用を説明するためのFORSETI概念への適用時の軽水炉用燃料集合体の取り出し後15年冷却時点の240Puへの243Amの添加割合に対する転用誘引度指数FOMの変化を示すグラフである。
図16に示すように、軽水炉用燃料集合体の取り出し後の15年冷却時における転用誘引度指数FOMは、243Amの添加割合がゼロの場合は2.24であり、243Amの添加割合が1.0at%の場合は2.13と、転用誘引度指数FOMの低下分は0.11である。一方、FORSETI概念への適用時ではない軽水炉用燃料集合体の場合(図14)の15年冷却時における転用誘引度指数FOMは、243Amの添加割合がゼロの場合は2.00であり、243Amの添加割合が1.0at%の場合は1.95と、転用誘引度指数FOMの低下分は0.05である。
すなわち、軽水炉用燃料集合体の取り出し後の15年冷却時における転用誘引度指数FOMへの243Amの添加は、FORSETI概念への適用時ではない軽水炉用燃料集合体の場合に比べて大きい。すなわち、核セキュリティ性・核拡散抵抗性の向上の効果が大きい。
図17は、第1の実施形態に係る軽水炉用燃料の製造方法の手順を示すフロー図である。
まず、使用済み燃料を再処理し、消滅抑制核種を含む元素を分離する(ステップS01)。ここで、消滅抑制核種は、たとえば、243Amである。
次に、消滅抑制核種を含む元素を、軽水炉用燃料に添加し、軽水炉用燃料集合体30(図2)を製造する(ステップS02)。
以上のように、本実施形態においては、軽水炉用燃料集合体について、Pu238などの増加を伴わずに、消滅抑制核種を添加することにより、Pu240の蓄積を促進して転用誘引度指数FOMの値を低減し、核セキュリティ性・核拡散抵抗性を改善することができる。
[第2の実施形態]
本第2の実施形態は、第1の実施形態の変形である。本第2の実施形態は、消滅抑制核種としての243Amの確保の方法について特徴があり、その他の点では、第1の実施形態と同様である。
図18は、第2の実施形態に係る軽水炉用燃料の製造方法の手順を示すフロー図である。
まず、取り出し燃料の高燃焼度部分を選択する(ステップS21)。後に説明する図20に示すように、Am中の243Amの重量比は、燃焼度が進むほど大きくなるためである。
図19は、第2の実施形態に係る軽水炉用燃料の製造方法における取り出し燃料の高燃焼部分の例を示す縦断面図である。
すなわち、高燃焼部分としては、図19に示すように、まず、集合体燃焼ピーキング係数が1.0以上の燃料集合体を選択する。なお、好ましくは、集合体燃焼ピーキング係数が1.0を超える領域を選択する。ここで、集合体燃焼ピーキング係数とは、炉心平均取出燃焼度に対する当該燃料集合体の取出燃焼度の比をいう。
その上で、当該燃料集合体において、軸方向燃焼ピーキング係数が1.0以上の領域を選択する。なお、好ましくは、軸方向燃焼ピーキング係数が1.0を超える領域を選択する。このようにして、選択された領域は、当該燃料集合体がその構成要素の一部をなしていた炉心の中で、燃焼度が高い領域である。
図20は、第2の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体の作用を説明するための(243Am/241Am)重量比の燃焼度への依存性を示すグラフである。横軸は、243Amを取得するための燃料集合体の燃焼度(MWd/t)、縦軸は、243Amの241Amに対する重量比である。破線の曲線は、核燃料物質としてのウラン(U)の235Uの濃縮度が3.8wt%の場合、実線の曲線は、濃縮度が10wt%の場合を示す。
濃縮度が10wt%の場合は、3.8wt%の場合に比べて、(243Am/241Am)重量比の値は小さいが、濃縮度が3.8wt%、10wt%のいずれの場合においても、燃焼度の増加に応じて、(243Am/241Am)重量比が増加する。
濃縮度が10wt%の場合より3.8wt%の場合の方が、燃焼度(MWd/t)の増加に対する(243Am/241Am)重量比の増加傾向が大きく、燃焼度の効果が大きい。
図21は、第2の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体の作用を説明するための規格化された(243Am/241Am)重量比の燃焼度への依存性を示すグラフである。横軸は、243Amを取得するための燃料集合体の燃焼度(MWd/t)の45GWd/tに対する相対値、縦軸は、243Amの241Amに対する重量比の燃焼度45GWd/tのときの値に対する相対値である。すなわち、図20で示された内容を、規格化したものである。
この場合、燃焼度(MWd/t)の相対値の増加に対する(243Am/241Am)重量比の相対値の増加は、濃縮度が3.8wt%の場合と10wt%の場合で、互いにほぼ同様の傾向を示している。すなわち、それぞれの濃縮度の場合においては、燃焼度は、相対的には同様の効果を示している。
次に、選択した部分の再処理を早期に行う(ステップS22)。
図22は、第2の実施形態に係る軽水炉用燃料集合体の作用を説明するためのAmにおける組成比の冷却期間への依存性を示すグラフである。横軸は、243Amを取得するための使用済の燃料集合体の取り出しから再処理までの冷却期間(年)、縦軸は、243Amおよび241Amの、Am中における組成比である。
当該燃料集合体の取り出し後、241Amの割合が増加し、相対的に、243Amの割合は減少する。241Amの増加は、使用済の燃料集合体に含まれる241Puのβ崩壊によるものである。
たとえば、冷却期間が10年の時点では、243Amは、取り出し時の約31%までに減少する。逆に、243Amを取り出し時の1/2程度に抑えるには、4年以内に再処理を行えばよい。
241Puからの崩壊による241Amの増加が進行する前に再処理を行うことによって、243Amの組成比を高く保つことができる。
たとえば、243Amの組成比を概ね25%以上にするためには、冷却期間を10年以下程度にすることが好ましい。
次に、消滅抑制核種を含む元素を分離する(ステップS23)。
なお、以上のステップS21ないしステップS23に代えて、レーザー濃縮等の方法によって濃縮した243Amを確保することでもよい。
次に、消滅抑制核種を含む元素を軽水炉用燃料に添加し、軽水炉用燃料集合体を製造する(ステップS02)。
ここで、比較のために、15年冷却時点での組成比を持つAmを添加した標準ウラン燃料から抽出したケース1の場合のPuの崩壊熱と、Amを1at%添加した標準ウラン燃料から抽出したケース2の場合のPuの崩壊熱とを比較すると、ケース1の場合は100W/kgであるのに対して、ケース2の場合は、16W/kgであり、243Amの割合を高める効果が大きいことが分かる。
以上のように、本第2の実施形態においては、243Amを例にとって示したように、消滅抑制核種の確保のための燃料集合体について、炉内で滞在する期間での燃焼度と、路外への取り出し後の冷却期間とを適切に設定することにより、より多くの消滅抑制核種を確保することができ、核セキュリティ性・核拡散抵抗性をさらに改善することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。たとえば、実施形態では、沸騰水型原子炉(BWR)を例にとって示したが、これに限定されない。たとえば、加圧水型原子炉(PWR)あるいはその他の軽水冷却型原子炉に適用可能である。
また、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。また、実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
5…制御棒、10…軽水炉用燃料棒、11…燃料ペレット、12…被覆管、13…下部端栓、14…上部端栓、15…上部プレナム、16…バネ、20…可燃性毒物入り燃料棒、25…ウォータロッド、30…軽水炉用燃料集合体、31…チャンネルボックス、40…軽水炉炉心
Claims (13)
- 長手方向に延びて核燃料物質を内蔵し、互いに並列に配された複数の軽水炉用燃料棒と、
長手方向に延びて可燃性毒物および前記軽水炉用燃料棒の前記核燃料物質より量の少ない核燃料物質を内蔵し前記軽水炉用燃料棒とともに格子状に配列された複数の可燃性毒物入り燃料棒と、
を有し、
前記軽水炉用燃料棒は、プルトニウム240の共鳴吸収断面積のピークを与える中性子エネルギーの近傍の所定のエネルギー範囲に共鳴吸収断面積を有する核種がプルトニウム240の共鳴吸収を抑制する消滅抑制核種として添加されている、
ことを特徴とする軽水炉用燃料集合体。 - 前記所定のエネルギー範囲は、0.15eVから1.5eVの範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の軽水炉用燃料集合体。
- 前記消滅抑制核種は、アメリシウム243、ハフニウム177、およびロジウム103の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の軽水炉用燃料集合体。
- 前記消滅抑制核種の前記核燃料物質中の割合は、0.2at%以上かつ1.0at%以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の軽水炉用燃料集合体。
- 前記核燃料物質は、5wt%以上かつ20wt%未満の濃縮度の濃縮ウランを含むことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の軽水炉用燃料集合体。
- 互いに並列に配された複数の請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の軽水炉用燃料集合体と、
前記軽水炉用燃料集合体に並列に配された制御棒集合体と、
を備える軽水炉炉心。 - 再処理された使用済み燃料から、プルトニウム240の共鳴吸収を抑制する消滅抑制核種を含む元素を分離する分離ステップと、
前記消滅抑制核種を含む元素を、核燃料物質に添加し、前記核燃料物質を用いて軽水炉用燃料集合体を製造する製造ステップと、
を有することを特徴とする軽水炉燃料の製造方法。 - 前記消滅抑制核種の前記核燃料物質中の割合は、0.2at%以上かつ1.0at%以下であることを特徴とする請求項7に記載の軽水炉燃料の製造方法。
- 前記分離ステップの前に、
取り出し燃料の高燃焼度部分を選択する選択ステップと、
前記選択した部分の再処理を行う再処理ステップと、
をさらに有し、
前記再処理ステップは、当該取り出し燃料の取り出しから、所定の期間内に行うことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の軽水炉燃料の製造方法。 - 前記所定の期間は10年であることを特徴とする請求項9に記載の軽水炉燃料の製造方法。
- 前記高燃焼度部分は、集合体燃焼ピーキング係数が1.0以上の集合体であることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の軽水炉燃料の製造方法。
- 前記高燃焼度部分は、軸方向ピーキング係数が1.0以上となる領域であることを特徴とする請求項9ないし請求項11のいずれか一項に記載の軽水炉燃料の製造方法。
- 前記核燃料物質は、5wt%以上かつ20wt%未満の濃縮度の濃縮ウランを含むことを特徴とする請求項7ないし請求項12のいずれか一項に記載の軽水炉燃料の製造方法。
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