以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、ユーザが持ち帰り商品の注文をネットで行った場合に、注文処理を行い、その後に当該ユーザが店舗に到着場合に、当該注文を識別する注文識別子に対応付いた到着情報をユーザ端末から受信し、当該ユーザが到着したことを店舗に報知する処理を行う情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、店舗に到着したユーザに関するユーザ情報を店舗端末に送信する情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。なお、ユーザ情報は、例えば、車種、色、車両No等の移動体識別情報、ユーザの移動体が駐車している場所を特定する駐車場所情報等である。
また、本実施の形態において、注文時に決済処理を行う情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
さらに、本実施の形態において、ユーザ端末と通信を確立した後に自動的にユーザ識別子をユーザ端末から受信した中継装置を含む情報システムであり、当該ユーザ識別子を有する到着情報を受信する情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、情報処理装置1、1または2以上のユーザ端末2、および1または2以上の店舗端末3を具備する。
情報処理装置1は、通常、いわゆるサーバであり、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバ等であり、その種類は問わない。
ユーザ端末2、および店舗端末3は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、いわゆるパーソナルコンピュータ等であり、その種類は問わない。
1以上の店舗端末3は、厨房の店員が使用する第一店舗端末3(1)と、注文された商品をユーザに届ける店員が使用する第二店舗端末3(2)との2種類の端末を含むことは好適である。第二店舗端末3(2)は、例えば、フロアに居る店員の端末、レジ周辺
に設置された端末である。
情報処理装置1、1または2以上のユーザ端末2、および1または2以上の店舗端末3は、インターネット等のネットワークを介して、相互に通信可能であることは好適である。
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。 図3は、本実施の形態における情報処理装置1のブロック図である。
情報処理装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および出力部14を具備する。格納部11は、ユーザ情報格納部111、および注文情報格納部112を具備する。受信部12は、注文受信部121、完了受信部122、および到着受信部123を具備する。処理部13は、注文処理部131、決済部132、入力支援部133、およびユーザ情報取得部134を具備する。出力部14は、ユーザ情報出力部141を具備する。
ユーザ端末2は、ユーザ格納部21、ユーザ受付部22、ユーザ処理部23、ユーザ送信部24、ユーザ受信部25、およびユーザ出力部26を具備する。
店舗端末3は、店舗格納部31、店舗受付部32、店舗受信部33、店舗処理部34、店舗出力部35、および店舗送信部36を具備する。
情報処理装置1の格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述するユーザ情報、後述する注文情報、商品情報、各種の画面情報である。商品情報は、販売する商品に関する情報である。商品情報は、例えば、商品識別子、商品画像、商品の仕様(内容)、価格等の情報を有する。各種の画面情報は、例えば、注文画面情報、受取方法入力画面情報、ユーザ情報入力画面情報、到着情報入力画面情報である。注文画面情報は、商品を注文するための画面を構成するための情報である。受取方法入力画面情報は、商品を受け取る方法を入力する画面を構成するための情報である。なお、商品を受け取る方法は、例えば、駐車場で受け取ること、店頭レジで受け取ることがある。ユーザ情報入力画面情報は、ユーザ情報を入力する画面を構成するための情報である。なお、ユーザ情報は、例えば、移動体の色、車両番号、ユーザの氏名、電話番号である。到着情報入力画面情報は、到着情報を入力する画面を構成するための情報である。
なお、画面情報は、例えば、HTML、XML等により実現されるが、プログラムや画像等の他の手段により実現されても良く、その実現手段は問わない。
ユーザ情報格納部111には、1または2以上のユーザ情報が格納される。ユーザ情報は、ユーザに関する情報である。ユーザ情報は、例えば、移動体特定情報を有する。移動体特定情報は、ユーザが使用する移動体を特定する情報である。移動体特定情報は、例えば、移動体識別情報、駐車場所情報である。移動体識別情報は、移動体を識別する情報である。移動体識別情報は、例えば、移動体の色、移動体のナンバー(車両番号)、移動体の車種、移動体のタイプ(例えば、セダン、ハッチバック、二輪車等)である。また、駐車場所情報は、移動体が駐車している場所を特定する情報である。駐車場所情報は、例えば、駐車場番号、駐車場エリア識別子、緯度と経度とを含む位置情報等である。駐車場エリア識別子は、駐車場エリアを識別する情報である。ユーザ情報は、1または2以上のユーザ属性値を有することは好適である。ユーザ属性値は、ユーザの属性値である。ユーザ属性値は、例えば、氏名、電話番号、メールアドレス、ユーザID等である。ユーザ情報は、ユーザ識別子を有することは好適である。ユーザ識別子は、ユーザを識別する情報である。ユーザ識別子は、ユーザID、電話番号、メールアドレス等である。ユーザ識別子は、ユーザ端末2の端末識別子でも良い。端末識別子は、例えば、MACアドレス、端末ID、電話番号である。ユーザ情報は、決済のための識別情報である決済識別子を有することは好適である。決済識別子は、例えば、ユーザのクレジットカード番号、ユーザの銀行口座番号、電子マネーカードのID等である。
注文情報格納部112には、1または2以上の注文情報が格納される。注文情報は、注文を識別する注文識別子を有することは好適である。注文情報は、注文した商品を識別する1以上の商品識別子を有する。注文情報は、例えば、注文した商品の個数、金額を有する。注文情報は、ユーザ情報の一部または全部を有しても良い。注文情報は、例えば、受取時刻情報を含む。受取時刻情報は、商品を受け取る日時を特定する情報である。
なお、注文情報は、ユーザ情報に対応付けられる情報である。情報が他の情報に対応付けられることは、情報から他の情報を取得できれば良く、例えば、情報と他の情報とがリンク付いていること、情報が他の情報を含むこと、情報が他の情報を含まれること、情報を識別する情報が他の情報に含まれること、情報を識別する情報が他の情報にリンク付けられていること等である。
受信部12は、各種の情報を受信する。受信部12は、各種の情報をユーザ端末2または店舗端末3から受信する。各種の情報は、例えば、注文情報、完了情報、到着情報、受取方法識別子である。受取方法識別子は、商品を受け取る方法を識別する情報である。受取方法識別子は、例えば、「駐車場での受け取り」「店頭での受け取り」である。
注文受信部121は、注文情報を受信する。注文受信部121は、ユーザ識別子に対応付けて、注文情報を受信する。注文受信部121は、通常、ユーザ端末2から注文情報を受信する。注文情報は、注文を特定する情報である。注文受信部121が受信する注文情報は、例えば、ユーザ識別子、ユーザが持ち帰る商品を識別する商品識別子、ユーザ情報(例えば、移動体特定情報)を含む。なお、注文受信部121が受信した注文情報と、注文情報格納部112に蓄積される注文情報とは、同じでなくても良い。
注文受信部121は、一度に注文情報のすべてを受信しても良いし、2度以上に渡って注文情報を分割して受信しても良い。つまり、注文受信部121は、ユーザ識別子と商品識別子とを受信した後、ユーザ情報(例えば、移動体特定情報)を受信しても良い。
完了受信部122は、完了情報を受信する。完了受信部122は、通常、店舗端末3から完了情報を受信する。完了情報は、商品を渡す準備が完了した旨を示す情報である。完了情報は、通常、注文情報に対応する。完了情報は、例えば、注文識別子を有する。完了情報は、例えば、ユーザ識別子を有する。
到着受信部123は、到着情報を受信する。到着受信部123は、通常、ユーザ端末2から到着情報を受信する。到着情報は、ユーザが店舗に到着したことを示す情報である。到着情報は、注文情報に対応付く情報である。到着情報は、例えば、ユーザ識別子または注文識別子に対応付く情報である。到着情報とは、例えば、ユーザ識別子または注文識別子を有する。
到着受信部123は、入力支援処理の後に、ユーザ端末2において入力された到着情報を受信することは好適である。なお、到着情報の入力は、例えば、いわゆる「到着」ボタンの指示により行われる。到着情報の入力は、例えば、いわゆる「到着」メニュー項目の選択により行われる。
到着受信部123は、図示しない中継装置から到着情報を受信しても良い。中継装置は、ユーザ端末2と通信を確立した後に当該ユーザ端末2から自動的にユーザ識別子を受信する。自動的にユーザ識別子を受信することは、ユーザ端末2をユーザが操作せずに、ユーザ識別子を受信することである。中継装置は、例えば、ユーザ端末2と通信を行うBeacon端末である。
なお、一のユーザが使用し、注文情報を送信するユーザ端末2と、当該一のユーザが使用し、到着情報を送信するユーザ端末2とは、通常、同じ端末であるが、異なる端末でも良い。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、注文処理部131、決済部132、入力支援部133、ユーザ情報取得部134が行う処理である。
注文処理部131は、受信された注文情報に対応する注文処理を行う。注文処理とは、商品の注文に関する処理である。注文処理は、例えば、ユニークな注文識別子の生成、蓄積する注文情報の構成、注文情報の蓄積、注文情報の店舗端末3への送信、厨房内の第一店舗端末3への注文情報の送信である。注文情報の蓄積は、通常、注文情報格納部112への蓄積であるが、図示しない外部の装置への蓄積でも良い。
注文処理部131は、決済処理の後に、注文処理を行うことは好適である。つまり、決済が完了した後に、注文処理が行われることは好適である。注文処理部131は、例えば、決済部132による決済処理が正常に行われたか否かを判断し、正常に行われた場合のみ、注文処理を行うことは好適である。
決済部132は、受信された注文情報に対応する決済処理を行う。決済処理とは、決済に関する処理である。決済処理は、例えば、注文情報を送信してきたユーザのユーザ識別子と対の決済識別子(例えば、クレジットカード番号)をユーザ情報格納部111から取得し、受信された注文情報が有する金額を取得し、当該決済識別子と当該金額とを有する決済情報を構成し、当該決済情報を用いて、商品販売の決済の処理を行うことである。なお、決済情報は、決済に必要な情報を有する。決済処理は、例えば、決済情報を構成し、当該決済情報を図示しない決済サーバに送信することである。決済処理は、例えば、決済情報を構成し、当該決済情報を用いて、領収書を構成する処理である。決済処理は、例えば、決済情報を構成し、当該決済情報をユーザ識別子または注文識別子に対応付けて格納部11に蓄積する処理である。
入力支援部133は、完了情報の受信に応じて、入力支援処理を行う。入力支援処理とは、商品を注文したユーザが使用するユーザ端末2において、到着情報の入力を支援するための処理である。入力支援処理は、例えば、完了情報をユーザ端末2に送信する処理、ユーザ端末2に表示されている到着情報入力画面の中のいわゆる「到着」ボタンの入力を促す情報を送信する処理、到着情報入力画面情報を格納部11から読み出し、当該到着情報入力画面情報を送信する処理、ユーザ端末2に到着情報入力画面が表示されるための制御情報(例えば、プログラム)をユーザ端末2に送信する処理等である。
ユーザ情報取得部134は、注文情報を送信してきたユーザのユーザ情報を取得する。ユーザ情報取得部134は、受信された注文情報に対応するユーザ情報を取得する。受信された注文情報に対応するユーザ情報とは、例えば、受信された注文情報を識別する注文識別子と対のユーザ情報である。
ユーザ情報取得部134は、例えば、受信された注文情報に対応するユーザ識別子に対応するユーザ情報をユーザ情報格納部111から取得する。ユーザ情報取得部134は、例えば、受信された注文情報または受信された到着情報に含まれているユーザ情報を取得する。なお、ユーザ情報は、通常、注文識別子と対応付いている。
ユーザ情報取得部134は、例えば、受信された注文情報に対応するユーザ識別子を取得し、当該ユーザ識別子と対になる移動体特定情報をユーザ情報格納部111から取得する。ユーザ情報取得部134は、例えば、受信された注文情報に含まれる移動体特定情報を取得する。
ユーザ情報取得部134は、例えば、受信された注文情報に対応するユーザ識別子を取得し、当該ユーザ識別子と対になる移動体特定情報をユーザ情報格納部111から取得する。ユーザ情報取得部134は、例えば、受信された注文情報に含まれる移動体特定情報を取得する。
ユーザ情報取得部134は、例えば、受信された注文情報に対応するユーザ識別子を取得し、当該ユーザ識別子と対になる1以上のユーザ属性値をユーザ情報格納部111から取得する。ユーザ情報取得部134は、例えば、受信された注文情報に含まれる1以上のユーザ属性値を取得する。
ユーザ情報取得部134がユーザ情報を取得するタイミングは問わない。ユーザ情報取得部134は、例えば、注文受信部121が注文情報を受信したことに応じて、ユーザ情報を取得する。ユーザ情報取得部134は、例えば、到着受信部123が到着情報を受信したことに応じて、ユーザ情報を取得する。
出力部14は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、注文情報、ユーザ情報、到着情報である。ここでの出力とは、通常、ユーザ端末2または店舗端末3への送信である。ただし、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であっても良い。
出力部14は、例えば、注文情報を第一店舗端末3に送信する。その後、厨房の第一店舗端末3では、注文情報を受信し、出力される。このことにより、厨房の店員は、注文された商品の引き渡しの準備(例えば、調理、箱詰めなど)を行える。
出力部14は、到着情報の受信に応じて、ユーザが到着したことの店舗への報知処理を行う。報知処理は、商品を注文したユーザが駐車場に到着したことを示す旨を、当該商品をユーザに渡す店員に知らせるための処理である。報知処理は、ユーザ情報出力部141のユーザ情報の出力、ユーザ識別子の第二店舗端末3への送信等である。
ユーザ情報出力部141は、ユーザ情報取得部134が取得したユーザ情報を出力する。なお、ユーザ情報の出力とは、通常、1以上の店舗端末3への送信である。ユーザ情報出力部141は、例えば、第二店舗端末3にユーザ情報(例えば、移動体特定情報)を送信する。ただし、ユーザ情報の出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であっても良い。
また、ユーザ情報出力部141がユーザ情報を出力するタイミングは問わない。ユーザ情報出力部141は、例えば、注文情報の受信に応じてユーザ情報の一部または全部を出力する。ユーザ情報出力部141は、例えば、注文情報の受信に応じて、ユーザ情報の一部または全部(例えば、1以上のユーザ属性値)を厨房の第一店舗端末3に送信する。ユーザ情報出力部141は、例えば、到着情報の受信に応じてユーザ情報を出力する。ユーザ情報出力部141は、例えば、到着情報の受信に応じて、ユーザ情報の一部または全部(例えば、移動体特定情報)を第二店舗端末3に送信する。
ユーザ端末2を構成するユーザ格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、ユーザ識別子、ユーザ情報、注文情報である。ユーザ識別子は、ユーザ端末2のユーザを識別する情報である。ユーザ識別子は、例えば、ユーザID、氏名、メールアドレス、電話番号などである。ユーザ識別子は、ユーザ端末2を識別する端末識別子でも良い。端末識別子は、例えば、IPアドレス、端末IDなどである。
ユーザ受付部22は、ユーザからの入力を受け付ける。入力は、指示または情報である。指示または情報の内容は問わない。指示または情報は、例えば、ユーザ情報、注文情報、到着情報である。指示は、例えば、画面情報へのアクセス指示である。指示は、例えば、ボタンの押下、メニュー項目の選択等により行われる。ボタンの押下、メニュー項目の選択等は、例えば、購入する商品の指示、注文指示である。
ユーザ処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、ユーザ受付部22が受け付けた指示や情報等を、送信する構造の指示や情報等に変更する処理である。各種の処理は、例えば、ユーザ受信部25が受信した情報を出力する構造に変更する処理である。
ユーザ送信部24は、指示や情報等を情報処理装置1に送信する。指示や情報等とは、例えば、ユーザ情報、注文情報、到着情報、ユーザ処理部23が構成した情報等である。
ユーザ受信部25は、各種の情報や指示等を受信する。各種の情報や指示等は、例えば、各種の画面情報、商品を渡す準備が完了した旨を示す完了情報である。
ユーザ出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、ユーザ処理部23が構成した情報、ユーザ受付部22が受け付けた指示や情報等、ユーザ受信部25が受信した各種の情報や指示等である。
ここで、出力とは、通常、ディスプレイへの表示であるが、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であっても良い。
店舗端末3を構成する店舗格納部31には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、店舗端末識別子である。店舗端末識別子は、例えば、IPアドレス、端末IDなどである。
店舗受付部32は、店員からの入力を受け付ける。入力は、指示または情報である。指示または情報の内容は問わない。指示または情報は、例えば、完了情報である。
店舗受信部33は、各種の情報や指示等を受信する。各種の情報や指示等は、例えば、ユーザ情報、注文情報、到着情報である。
第一店舗端末3の店舗受信部33は、例えば、注文情報を受信する。第二店舗端末3の店舗受信部33は、例えば、到着情報を受信する。つまり、厨房の第一店舗端末3とフロアの第二店舗端末3とが受信する情報が異なることは好適である。
店舗処理部34は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、店舗受付部32が受け付けた指示や情報等を、送信する構造の指示や情報等に変更する処理である。各種の処理は、例えば、店舗受信部33が受信した情報を出力する構造に変更する処理である。
店舗出力部35は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、店舗処理部34が構成した情報、店舗受付部32が受け付けた指示や情報等、ユーザ受信部25が受信した各種の情報や指示等である。
店舗送信部36は、指示や情報等を送信する。指示や情報等とは、例えば、完了情報、店舗処理部34が構成した情報等である。
格納部11、ユーザ情報格納部111、注文情報格納部112、ユーザ格納部21、および店舗格納部31は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
受信部12、注文受信部121、完了受信部122、到着受信部123、ユーザ受信部25、および店舗受信部33は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
処理部13、注文処理部131、決済部132、入力支援部133、ユーザ情報取得部134、ユーザ処理部23、および店舗処理部34は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサは、例えば、CPU、MPU、GPU等であるが、その種類は問わない。
出力部14、ユーザ情報出力部141、ユーザ送信部24、および店舗送信部36は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
ユーザ受付部22、および店舗受付部32は、は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
ユーザ出力部26、および店舗出力部35は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。ユーザ出力部26等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報処理装置1の動作例について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)注文受信部121は、注文情報をユーザ端末2から受信したか否かを判断する。注文情報を受信した場合はステップS402に行き、注文情報を受信しなかった場合はステップS413に行く。
(ステップS402)決済部132は、受信された注文情報に対応する決済処理を行う。なお、決済部132は、決済処理の結果が正常であったか否かを出力するものとする。また、例えば、ユーザのクレジットカード番号が登録されていない場合に、決済処理が行われず、決済処理結果は「異常」となる、とする。
(ステップS403)注文処理部131は、ステップS402における決済処理が正常に行われたか否かを判断する。正常に行われた場合はステップS404に行き、正常に行われなかった場合はステップS407に行く。
(ステップS404)注文処理部131は、受信された注文情報に対応する注文処理を行う。
例えば、注文処理部131は、受信された注文情報を取得する。そして、注文処理部131は、ユニークな注文識別子を生成する。次に、注文処理部131は、受信された注文情報と注文識別子とを有する注文情報を構成する。次に、注文処理部131は、構成した注文情報を注文情報格納部112に蓄積する。
(ステップS405)注文処理部131は、蓄積した注文情報を含む注文情報等を取得する。なお、注文情報等とは、例えば、注文識別子、商品名、個数、受取時刻を有する情報である。
(ステップS406)注文処理部131または出力部14は、ステップS405で取得した注文情報等を、第一店舗端末3に送信する。ステップS401に戻る。
(ステップS407)注文処理部131または出力部14は、格納部11から受取方法入力画面情報を取得する。出力部14は、当該受取方法入力画面情報をユーザ端末2に送信する。
(ステップS408)受信部12は、ユーザ端末2から移動体識別情報を受信したか否かを判断する。移動体識別情報を受信した場合はステップS409に行き、移動体識別情報を受信しなかった場合はステップS411に行く。
(ステップS409)処理部13は、ユーザ識別子および注文識別子に対応付けて、移動体識別情報を格納部11に蓄積する。
(ステップS410)処理部13は、格納部11から到着情報入力画面情報の雛形を取得する。処理部13は、到着情報入力画面情報の雛形と、ユーザ情報または/および注文情報を用いて、到着情報入力画面情報を構成する。次に、出力部14は、当該到着情報入力画面情報をユーザ端末2に送信する。
(ステップS411)受信部12は、ユーザ端末2から店舗受取の旨の情報を受信したか否かを判断する。店舗受取の旨の情報を受信した場合はステップS401に戻り、店舗受取の旨の情報を受信しなかった場合はステップS408に戻る。なお、店舗受取の旨の情報とは、ユーザが注文した商品を店舗内(例えば、店舗レジ)で受け取ることを示す情報である。
(ステップS412)出力部14は、決済処理が正常に行われなかった旨のエラーメッセージをユーザ端末2に送信する。ステップS401に戻る。なお、エラーメッセージは、格納部11に格納されている。
(ステップS413)完了受信部122は、完了情報を第一店舗端末3から受信したか否かを判断する。完了情報を受信した場合はステップS413に行き、完了情報を受信しなかった場合はステップS415に行く。
(ステップS414)入力支援部133は、入力支援処理を行う。ステップS401に戻る。入力支援処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS415)到着受信部123は、到着情報を受信したか否かを判断する。到着情報を受信した場合はステップS416に行き、到着情報を受信しなかった場合はステップS401に戻る。
(ステップS416)ユーザ情報取得部134は、注文情報を送信してきたユーザのユーザ情報を取得する。ユーザ情報取得部134は、例えば、到着情報に含まれるユーザ識別子または注文識別子と対に格納されているユーザ情報をユーザ情報格納部111から取得する。ユーザ情報取得部134は、例えば、到着情報に含まれるユーザ情報を取得する。
(ステップS417)処理部13は、到着情報を送信してきたユーザの注文に対応する注文情報の一部または全部を取得する。そして、処理部13は、ステップS411で取得されたユーザ情報と注文情報の一部または全部とを含む情報を構成する。
(ステップS418)ユーザ情報出力部141は、ステップS412で構成された情報を第二店舗端末3に送信する。ステップS401に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS414の入力支援処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)入力支援部133は、受信された完了情報に対応する注文識別子、ユーザ識別子を取得する。入力支援部133は、例えば、受信された完了情報に含まれる注文識別子を取得する。また、入力支援部133は、例えば、取得した注文識別子と対になるユーザ識別子を、格納部11または受信された完了情報から取得する。
(ステップS502)入力支援部133は、注文情報を送信してきたユーザ端末2の端末識別子を、格納部11または完了情報から取得する。
(ステップS503)入力支援部133は、取得した注文識別子、ユーザ識別子を含む情報を構成する。
(ステップS504)入力支援部133は、ステップS503で構成した情報を、ステップS502で取得した端末識別子で識別されるユーザ端末2に送信する。上位処理にリターンする。
なお、図5のフローチャートにおいて、入力支援部133は、完了情報をユーザ端末2に送信するだけでも良い。
次に、ユーザ端末2の動作例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)ユーザ受付部22は、注文情報を受け付けたか否かを判断する。注文情報を受け付けた場合はステップS602に行き、注文情報を受け付けなかった場合はステップS613に行く。
(ステップS602)ユーザ処理部23は、受け付けた注文情報を用いて、送信する注文情報を構成する。ユーザ送信部24は、当該注文情報を情報処理装置1に送信する。
(ステップS603)ユーザ受信部25は、注文情報の送信に応じて、情報処理装置1から情報を受信したか否かを判断する。情報を受信した場合はステップS604に行き、情報を受信しなかった場合はステップS603に戻る。
(ステップS604)ユーザ処理部23は、ステップS603で受信された情報が受取方法入力画面情報等であるか、エラーメッセージであるかを判断する。受取方法入力画面情報等であればステップS605に行き、受取方法入力画面情報等でなければステップS612に行く。なお、受取方法入力画面情報等とは、例えば、受取方法入力画面情報と移動体識別情報入力画面である。なお、移動体識別情報入力画面は、ユーザ情報入力画面の一例である。
(ステップS605)ユーザ処理部23は、ステップS604で受信された受取方法入力画面情報から受取方法入力画面を構成する。ユーザ出力部26は、受取方法入力画面を出力する。
(ステップS606)ユーザ受付部22は、受取方法識別子を受け付けたか否かを判断する。受取方法識別子を受け付けた場合はステップS607に行き、受取方法識別子を受け付けなかった場合はステップS606に戻る。
(ステップS607)ユーザ処理部23は、ステップS606で受け付けた受取方法識別子が「駐車場」であるか「店舗」であるかを判断する。「駐車場」であればステップS608に行き、「店舗」であればステップS611に行く。なお、受取方法識別子「駐車場」は、駐車場で商品を受け取る旨を示す情報である。受取方法識別子「店舗」は、店舗内で商品を受け取る旨を示す情報である。なお、店舗内で商品を受け取ることは、ユーザが移動して、店舗が指定する場所(例えば、店舗の入口前など)で受け取ることも含む。
(ステップS608)ユーザ処理部23は、「駐車場」に対応する移動体識別情報入力画面情報を用いて、移動体識別情報入力画面を構成する。次に、ユーザ出力部26は、移動体識別情報入力画面を出力する。
(ステップS609)ユーザ受付部22は、移動体識別情報を受け付けたか否かを判断する。移動体識別情報を受け付けた場合はステップS610に行き、移動体識別情報を受け付けなかった場合はステップS609に戻る。
(ステップS610)ユーザ処理部23は、受け付けられた移動体識別情報を用いて、送信する移動体識別情報を構成する。ユーザ送信部24は、当該移動体識別情報を情報処理装置1に送信する。ステップS601に戻る。
(ステップS611)ユーザ送信部24は、受取方法が「店舗受取の旨の情報」を送信する。ステップS601に戻る。
(ステップS612)ユーザ出力部26は、受信されたエラーメッセージを出力する。ステップS601に戻る。
(ステップS613)ユーザ受信部25は、到着情報入力画面情報を情報処理装置1から受信したか否かを判断する。到着情報入力画面情報を受信した場合はステップS614に行き、受信しなかった場合はステップS601に戻る。
(ステップS614)ユーザ処理部23は、受信された到着情報入力画面情報を用いて到着情報入力画面を構成する。ユーザ出力部26は、到着情報入力画面を出力する。
(ステップS615)ユーザ受付部22は、到着情報を受け付けたか否かを判断する。到着情報を受け付けた場合はステップS616に行き、到着情報を受け付けなかった場合はステップS617に行く。
(ステップS616)ユーザ処理部23は、送信する到着情報を構成する。ユーザ送信部24は、当該到着情報を情報処理装置1に送信する。ステップS601に戻る。
(ステップS617)ユーザ受信部25は、完了情報を情報処理装置1から受信したか否かを判断する。完了情報を受信した場合はステップS618に行き、受信しなかった場合はステップS615に戻る。
(ステップS618)ユーザ処理部23は、受信された完了情報を用いて出力する完了情報を構成する。ユーザ出力部26は、完了情報を出力する。ステップS601に戻る。
なお、完了情報の出力に変えて、到着情報入力画面を出力すること、または到着情報を入力可能とすること(例えば、選択できなかった到着情報のボタンを選択可能とすること)等が行われても良い。
なお、図6のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、第一店舗端末3の動作例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS701)店舗受信部33は、注文情報を受信したか否かを判断する。注文情報を受信した場合はステップS702に行き、注文情報を受信しなかった場合はステップS703に行く。
(ステップS702)店舗処理部34は、受信された注文情報を用いて、出力する注文情報を構成する。店舗出力部35は、当該注文情報を出力する。ステップS701に戻る。
(ステップS703)店舗受付部32は、完了情報を受け付けたか否かを判断する。完了情報を受け付けた場合はステップS704に行き、完了情報を受け付けなかった場合はステップS701に戻る。なお、完了情報の受け付けは、例えば、完了ボタンの指示により行われる。
(ステップS704)店舗処理部34は、受け付けられた完了情報を用いて、送信する完了情報を構成する。なお、送信する完了情報は、注文識別子、ユーザ識別子を有することは好適である。
(ステップS705)店舗送信部36は、当該完了情報を情報処理装置1に送信する。
ステップS701に戻る。
なお、図7のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、第二店舗端末3の動作例について説明する。第二店舗端末3の店舗受信部33は、到着情報を受信する。次に、店舗処理部34は、到着情報に対応する情報であり、出力する情報を構成する。なお、出力する情報は、例えば、ユーザ情報、注文した商品の情報を有する。つまり、店舗処理部34は、例えば、到着情報が有する注文識別子またはユーザ識別子に対応するユーザ情報を格納部11から取得する。また、店舗処理部34は、例えば、到着情報が有する注文識別子に対応する商品名等の商品の情報を図示しない商品情報管理表から取得する。そして、店舗出力部35は、当該取得した情報を出力する。
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作について説明する。情報システムAの概念図は図1である。
今、情報処理装置1のユーザ情報格納部111には、図8に示す構造を有するユーザ管理表が格納されている。ユーザ管理表は、ユーザ情報の一部または全部を管理する表である。ここでは、ユーザ管理表は、「ユーザ識別子」「氏名」「電話番号」「クレジットカード番号」を有する1以上のレコードを有する。なお、ユーザ管理表におけるレコードが蓄積されるタイミングやトリガーは問わない。例えば、ユーザがユーザ情報の登録手続きを行うことにより、レコードが登録される。
また、注文情報格納部112には、図9に示す構造を有する注文管理表が格納されている。注文管理表は、「ID」「注文番号」「ユーザ識別子」「商品識別子」「個数」「金額」「受取時刻」「移動体識別情報」「駐車場場所情報」を有するレコードを1以上格納している。「注文番号」は、注文識別子である。「移動体識別情報」は、ここでは、「色」「車両No」を有する。
かかる状況で、ユーザ「タニグチ タツヤ」は、自分のユーザ端末2を使用して、図10の注文画面からボタン1001を指示し、注文のための操作を行った、とする。なお、注文のための操作において、図示しないが、ユーザは、商品の希望受取時刻「2020年05月01日(金)11時00分」を入力した、とする。また、ボタン1001は、商品識別子「G002」で識別される商品に対応するボタンである、とする。
すると、ユーザ端末2のユーザ受付部22は、商品識別子「G002」と希望受取時刻「2020年05月01日(金)11時00分」とを有する注文情報を受け付ける。次に、ユーザ処理部23は、受け付けた注文情報が有する商品識別子「G002」を取得する。また、ユーザ処理部23は、デフォルトの個数である「1」を取得する。また、ユーザ処理部23は、商品識別子「G002」と対になる金額「2000円」を図10の画面を構成する画面情報または図示しない商品管理表から取得する。また、ユーザ処理部23は、ユーザ格納部21に格納されているユーザ識別子「U002」を取得する。そして、ユーザ処理部23は、送信する注文情報「<ユーザ識別子>U002,<受取時刻>2020年5月1日(金)11時00分,<商品識別子>G002,<個数>1,<金額>2000円」を構成する。次に、ユーザ送信部24は、当該注文情報を情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1の注文受信部121は、当該注文情報をユーザ端末2から受信する。次に、決済部132は、受信された注文情報が有するユーザ識別子「U002」を取得する。そして、決済部132は、ユーザ識別子「U002」と対になるクレジットカード番号「7777****389」を図8のユーザ管理表から取得する。また、決済部132は、受信された注文情報が有する金額「2000円」を取得する。次に、決済部132は、クレジットカード番号「7777****389」、金額「2000円」を用いて、2000円の決済処理を行う。その結果、決済処理は正常に終了した、とする。
次に、注文処理部131は、決済処理が正常に行われた、と判断する。次に、注文処理部131は、受信された注文情報「<ユーザ識別子>U002,<受取時刻>2020年5月1日(金)11時00分,<商品識別子>G002,<個数>1,<金額>2000円」を取得する。そして、注文処理部131は、ユニークな注文識別子「202005012831401」を生成する。なお、ユニークな注文識別子を生成するアルゴリズムは問わない。注文処理部131は、例えば、最新の注文識別子に1を加えて、新たなユニークな識別子を取得する。また、注文処理部131は、例えば、「日付+ユニークな数値」により新たなユニークな識別子を取得する。なお、ユニークな数値は、例えば、同日の前の数値に1を加えた数値である。
次に、注文処理部131は、受信された注文情報と生成した注文識別子とを有する注文情報「<注文番号>202005012831401,<ユーザ識別子>U002,<受取時刻>2020年5月1日(金)11時00分,<商品識別子>G002,<個数>1,<金額>2000円」を構成する。次に、注文処理部131は、構成した注文情報を注文管理表に蓄積する。かかる注文情報のレコードは、図9の「ID=621」のレコードである。
次に、注文処理部131は、構成した注文情報を用いて、厨房内の第一店舗端末3に送信する注文情報を構成する。なお、かかる注文情報は、「<受取時刻>2020年5月1日(金)11時00分,<商品識別子>G002,<個数>1」を有する、とする。
次に、出力部14は、取得した注文情報等「<受取時刻>2020年5月1日(金)11時00分,<商品識別子>G002,<個数>1」を、第一店舗端末3に送信する。なお、第一店舗端末3へ情報を送信するための第一店舗端末識別子は、格納部11に格納されている、とする。
次に、第一店舗端末3は、注文情報等を受信し、出力する。かかる出力例は、図11である。図11において、6つの注文情報が第一店舗端末3に出力されている。また、ユーザ「タナカタツヤ」の注文情報は、1101のレコードである。
次に、情報処理装置1の処理部13は、格納部11から受取方法入力画面情報と移動体識別情報入力画面情報とを取得する。そして、出力部14は、当該受取方法入力画面情報と移動体識別情報入力画面情報とをユーザ端末2に送信する。
次に、ユーザ端末2のユーザ受信部25は、受取方法入力画面情報と移動体識別情報入力画面情報とを受信する。ユーザ処理部23は、受信された受取方法入力画面情報から受取方法入力画面を構成する。ユーザ出力部26は、受取方法入力画面を出力する。かかる受取方法入力画面の例は、図12である。
次に、ユーザ「タナカタツヤ」は、「駐車場」ボタン1201を指示した、とする。すると、ユーザ端末2のユーザ受付部22は、受取方法識別子「駐車場」を受け付ける。ユーザ処理部23は、受取方法識別子「駐車場」に対応する移動体識別情報入力画面情報を取得する。また、ユーザ処理部23は、移動体識別情報入力画面情報を用いて、移動体識別情報入力画面を構成する。次に、ユーザ出力部26は、「駐車場」に対応する移動体識別情報入力画面を出力する。かかる出力例は、図13である。
次に、ユーザは、色のフィールドに「白」、車両Noのフィールドに「7777」を入力し、決定ボタン1301を指示した、とする。すると、ユーザ端末2のユーザ受付部22は、移動体識別情報「<色>白,<車両No>7777」を受け付ける。次に、ユーザ処理部23は、受け付けられた移動体識別情報を用いて、送信する移動体識別情報「<ユーザ識別子>U002,<注文番号>202005012831401,<色>白,<車両No>7777」を構成する。次に、ユーザ送信部24は、当該移動体識別情報を情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1の受信部12は、ユーザ端末2から移動体識別情報「<ユーザ識別子>U002,<注文番号>202005012831401,<色>白,<車両No>7777」を受信する。次に、処理部13は、「<ユーザ識別子>U002,<注文番号>202005012831401」に対応付けて、移動体識別情報「<色>白,<車両No>7777」を注文管理表に蓄積する。かかる蓄積例は、図14の「ID=621」のレコードである。
次に、情報処理装置1の注文処理部131は、到着情報入力画面情報の雛形を格納部11から取得する。また、注文処理部131は、注文情報から「<注文番号>202005012831401」を取得する。また、注文処理部131は、注文情報が有する「<ユーザ識別子>U002」をキーとしてユーザ管理表を検索し、「<氏名>タニグチ タツヤ,<電話番号08019948040」を取得する。次に、注文処理部131は、到着情報入力画面情報の雛形に、「<注文番号>202005012831401」「<氏名>タニグチ タツヤ,<電話番号08019948040」を挿入し、到着情報入力画面情報を構成する。次に、出力部14は、当該到着情報入力画面情報をユーザ端末2に送信する。
次に、ユーザ端末2のユーザ受信部25は、到着情報入力画面情報を受信する。次に、ユーザ処理部23は、受信された到着情報入力画面情報を用いて到着情報入力画面を構成する。ユーザ出力部26は、到着情報入力画面を出力する。かかる到着情報入力画面の例は、図15である。
次に、ユーザ「タニグチ タツヤ」の注文商品の持ち帰りの準備が完了し、厨房の店員が、図11の第一店舗端末3の画面の「完了」ボタン1102を指示した、とする。すると、第一店舗端末3の店舗受付部32は、「<注文番号>202005012831401」を含む完了情報を受け付ける。次に、店舗処理部34は、受け付けられた完了情報を用いて、送信する完了情報を構成する。次に、店舗送信部36は、当該完了情報を情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1の完了受信部122は、「<注文番号>202005012831401」を含む完了情報を店舗端末3から受信する。次に、入力支援部133は、完了情報に含まれる注文番号「202005012831401」とユーザ識別子「U002」とを取得する。次に、入力支援部133は、取得した注文識別子、ユーザ識別子に対応する情報(例えば、「タニグチ タツヤ 様 注文番号「202005012831401」のご用意ができました。店舗に到着されている場合、「店舗に到着しました!」のボタンを押下してください」を構成する。なお、かかる完了情報の雛形「<氏名>様 注文番号<注文番号>のご用意ができました。店舗に到着されている場合、「店舗に到着しました!」のボタンを押下してください」は格納部11に格納されている、とする。また、入力支援部133は、ユーザ識別子「U002」と対になる氏名「タニグチ タツヤ」をユーザ管理表から取得する、とする。
次に、入力支援部133は、構成した完了情報を、ユーザ「タニグチ タツヤ」のユーザ端末2に送信する。
次に、ユーザ端末2のユーザ受信部25は、完了情報を情報処理装置1から受信する。そして、ユーザ処理部23は、受信された完了情報を用いて出力する完了情報を構成する。ユーザ出力部26は、完了情報を出力する。
次に、完了情報を見たユーザ「タニグチ タツヤ」は、図15の到着情報入力画面のボタン1105を指示した、とする。すると、ユーザ受付部22は、到着情報を受け付ける。次に、ユーザ処理部23は、送信する到着情報を構成する。ユーザ送信部24は、当該到着情報を情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1の到着受信部123は、到着情報を受信する。次に、ユーザ情報取得部134は、到着情報に含まれるユーザ識別子「U002」と注文番号「202005012831401」とを取得する。次に、ユーザ情報取得部134は、ユーザ識別子「U002」と注文番号「202005012831401」とに対応する移動体識別情報「<色>白,<車両No>7777」を注文管理表から取得する。また、ユーザ情報取得部134は、注文番号「202005012831401」と対になる商品識別子「G002」を取得し、当該商品識別子「G002」と対になる商品名「大サービスセット」を図示しない商品管理表から取得する。なお、商品管理表は、1以上の商品情報を有する。商品情報は、商品識別子、商品名、価格等を有する。また、ユーザ情報取得部134は、ユーザ識別子「U002」と対になるユーザ属性値「<氏名>タニグチ タツヤ」をユーザ管理表から取得する。次に、ユーザ処理部23は、送信する到着情報「<氏名>タニグチ タツヤ,<色>白,<車両No>7777,<商品名>大サービスセット」を構成する。次に、ユーザ送信部24は、当該到着情報を第二店舗端末3に送信する。
次に、第二店舗端末3の店舗受信部33は、当該到着情報を受信する。次に、店舗処理部34は、到着情報に対応する情報であり、出力する情報を構成する。そして、店舗出力部35は、当該情報を出力する。なお、第二店舗端末3の出力例は、図16である。
フロアの店員は、図16の表示を見て、ユーザ「タニグチ タツヤ」様が駐車場に来られたことを把握し、出来上がっている商品を駐車場まで運んで、ユーザに渡すこととなる。
以上、本実施の形態において、到着情報の受信に応じて、ユーザが到着したことの店舗への報知処理を行うことにより、移動体を使用した持ち帰り商品の引渡しがスムーズにできる。さらに具体的には、かかる報知処理により、例えば、自動車等の移動体により、注文した商品を取りに来たユーザに、店員が迅速に移動体まで商品を届けることができる。
また、本実施の形態によれば、入力支援処理を行うことにより、移動体を使用した持ち帰り商品の引渡しの際のユーザの入力が容易になる。また、本実施の形態によれば、移動体特定情報の送受信により、移動体を使用した持ち帰り商品の引渡しがスムーズにできる。
さらに、本実施の形態によれば、ユーザ端末と通信を確立した後に自動的にユーザ識別子を受信した中継装置から到着情報を受信する構成により、移動体を使用した持ち帰り商品の引渡しの際のユーザの入力作業を軽減できる。
なお、本実施の形態において、完了情報の送受信処理は無くても良い。かかる場合、情報処理装置は、ユーザが持ち帰る商品を識別する商品識別子を含む注文情報を、当該ユーザを識別するユーザ識別子に対応付けて受信する注文受信部と、前記注文情報に対応する注文に関する注文処理を行う注文処理部と、前記注文情報に対応する注文識別子に対応付く情報であり、前記ユーザ識別子で識別されるユーザが店舗に到着したことを示す到着情報を受信する到着受信部と、前記ユーザ識別子で識別されるユーザに関するユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、前記ユーザ情報取得部が取得したユーザ情報を出力するユーザ情報出力部とを具備し、前記到着情報の受信に応じて、前記ユーザが到着したことの前記店舗への報知処理を行う情報処理装置である。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、ユーザが持ち帰る商品を識別する商品識別子を含む注文情報を、当該ユーザを識別するユーザ識別子に対応付けて受信する注文受信部と、前記注文情報に対応する注文に関する注文処理を行う注文処理部と、前記注文情報に対応する注文識別子に対応付く情報であり、前記ユーザ識別子で識別されるユーザが店舗に到着したことを示す到着情報を受信する到着受信部と、前記ユーザ識別子で識別されるユーザに関するユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、前記ユーザ情報取得部が取得したユーザ情報を出力するユーザ情報出力部として機能させるためのプログラムであって、前記到着情報の受信に応じて、前記ユーザが到着したことの前記店舗への報知処理を行う、プログラムである。
また、図17は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図17は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図18は、システム300のブロック図である。
図17において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図18において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD−ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。