JP2021192401A - 車載電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放熱効果を高めることができる車載電子制御装置を提供する。【解決手段】車載電子制御装置1は、電子部品2が搭載された基板4と、ベース5と、放熱部材15と、を備えている。ベース5は、電子部品2と対向する箇所に溝部11が形成されている。放熱部材15は、ベース5と基板4との間に設けられている。そして、溝部11と放熱部材15により空間17が形成される。また、空間17における少なくとも一つの端部は開放されている。【選択図】図2

Description

本発明は、車載電子制御装置に関するものである。
自動車には、自動車を制御する電子部品を有する車載電子制御装置が配置されている。電子部品を放熱させるために、車載電子制御装置は、放熱ブロックと、放熱部材とを熱的に接続し、放熱する放熱構造を有している。しかしながら、近年では、車載電子制御装置の高機能化に伴い、搭載される電子部品の発熱量が増加している。そのため、放熱ブロックと放熱部材とを熱的に接続し、放熱する構造だけでは、電子部品の放熱を十分に行うことができない。
電子部品の放熱に関する技術としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、素子モジュールと、グリスを挟んで素子モジュールを固定箇所にて固定している電子機器の鋳造製の筐体と、筐体の壁を挟んで素子モジュールと対向するように筐体に固定されており、筐体と熱膨張率の異なる板部材と、を備えた技術が記載されている。また、特許文献1に記載された技術では、固定箇所は発熱体を囲むように設けられている。そして、素子モジュールに対向する筐体面の固定箇所で囲まれた領域に、グリスが入り込む複数の平行な線条溝が設けられているとともに、隣接する線条溝の間に線条溝幅よりも幅広の平坦面が設けられている。
特開2013−165202号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、素子モジュールと筐体がグリスで熱的に接続されており、接着性を高めるために、線条溝の内部はグリスで埋められていた。そのため、特許文献1に記載された技術では、電子部品で発生した熱がグリスを介して筐体に伝わるだけであり、電子部品の放熱を効率よく行えていなかった。
本目的は、上記の問題点を考慮し、放熱効果を高めることができる車載電子制御装置を提供することにある。
上記課題を解決し、目的を達成するため、車載電子制御装置は、自動車を制御するための電子部品が搭載された基板と、ベースと、放熱部材と、を備えている。ベースは、基板が配置され、電子部品と対向する箇所に溝部が形成されている。放熱部材は、ベースと基板との間に設けられている。そして、溝部と放熱部材により空間が形成され、空間におけるベースが基板と対向する方向と直交する方向の少なくとも一つの端部は開放されている。
上記構成の車載電子制御装置によれば、放熱効果を高めることができる。
第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置を示す分解斜視図である。 第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置における基板及び凸部を示す断面図である。 第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置における凸部を示す平面図である。 第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置における溝部を拡大して示す断面図である。 第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置における電子部品で発生した熱の移動を示す説明図である。 従来例にかかる車載電子制御装置の凸部を示すもので、図6Aは凸部を示す平面図、図6Bは図6Aに示すA−A線断面図である。 第2の実施の形態例にかかる車載電子制御装置における電子部品が配置された箇所の基板及び凸部を示す断面図である。 第3の実施の形態例にかかる車載電子制御装置における電子部品が配置された箇所の基板及び凸部を示す断面図である。 第4の実施に形態例にかかる車載電子制御装置の一例を示す断面図である。 第4の実施の形態例にかかる車載電子制御装置の他の例を示す断面図である。 第5の実施の形態例にかかる車載電子制御装置における溝部を拡大して示す断面図である。 第6の実施の形態例にかかる車載電子制御装置における溝部を拡大して示す断面図である。 第7の実施の形態例にかかる車載電子制御装置における溝部を拡大して示す断面図である。
以下、車載電子制御装置の実施の形態例について、図1〜図13を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.第1の実施の形態例
1−1.車載電子制御装置の構成
まず、第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかる車載電子制御装置の構成について図1から図4を参照して説明する。
図1は、車載電子制御装置を示す分解斜視図である。
図1に示す装置は、自動車の室内に設置され、自動車を制御する電子回路を有する車載電子制御装置である。図1に示すように、車載電子制御装置1は、半導体素子等の発熱する電子部品2と、コネクタ3と、基板4と、筐体を構成するベース5及びカバー6とを備えている。
電子部品2及びコネクタ3は、基板4に搭載されている。コネクタ3は、基板4に搭載された電子部品2と外部の機器とを接続する。コネクタ3は、複数本のピン端子3aを有している。コネクタ3は、ピン端子3aを基板4に圧入やはんだ等により接続することで、基板4に搭載される。コネクタ3は、ピン端子3aを介して基板4と電気的に接続される。
電子部品2は、例えば、基板4の片面又は両面にはんだ等を用いて電気的に接続(実装)される。本例の車載電子制御装置1では、電子部品2は、基板4の片面のみに実装されている。具体的には、本例の電子部品2は、ワイヤボンディング端子2a(図2参照)を介して基板4におけるカバー6と対向する一面4aに電気的に接続される。
基板4は、例えば、熱硬化性樹脂及びガラスクロス、回路パターンが形成される金属配線からなる一般的な積層配線基板や、セラミクスと金属配線からなる配線基板、ポリイミドなどのフレキシブル基板と金属配線からなる配線基板等が用いられる。基板4の四隅には、ねじ孔4cが形成されている。そして、基板4は、固定ねじ8により後述するベース5の台座部7及びカバー6に固定される。また、基板4における電子部品2が搭載された箇所の詳細な構成については、後述する。
ベース5は、略平板状に形成されている。ベース5における基板4が配置される載置面5aには、台座部7と、複数の凸部10が形成されている。凸部10は、ベース5の載置面5aから基板4に向けて突出している。凸部10は、基板4がベース5に載置された際に、基板4に搭載された電子部品2と、基板4を介して対向する位置に設けられている。また、一つの凸部10に対して複数の電子部品2が対向してもよい。なお、凸部10の詳細な構成については、後述する。
台座部7は、ベース5の外周部に沿って形成されている。台座部7は、ベース5の載置面5aから基板4に向けて突出している。また、台座部7における四隅には、ねじ孔7cが形成されている。
カバー6は、一面が開口した中空の略矩形状に形成されている。また、カバー6における開口が形成された端部の四隅には、ねじ孔が形成されている。カバー6は、ベース5に配置された基板4を覆うようにして、ベース5に設置される。このとき、基板4は、カバー6とベース5の台座部7に挟持される。そして、固定ねじ8をベース5、カバー6及び基板4のねじ孔4c、7cに締結することで、基板4及びベース5、カバー6が一体に固定される。
なお、ベース5及びカバー6は、例えば、鋳造やプレス、切削加工、射出成形等により形成される。ベース5及びカバー6としては、例えば、樹脂と充填材(フィラー)とを混合する高熱伝導樹脂で形成される。高熱伝導樹脂の熱伝導率は、2〜30W/(m・K)であることが好ましい。また、ベース5及びカバー6としては、高熱伝導樹脂に限定されるものではなく、樹脂や金属材料のみでベース5及びカバー6を形成してもよい。
なお、ベース5及びカバー6を形成する樹脂としては、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)や、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリアミド樹脂(PA6)等を用いることが好ましい。また、充填材としては、ガラス繊維や炭素繊維、アルミナ(Al2O3)等のいずれかを用いることが好ましい。そして、金属としては、アルミニウム(Al)やアルミニウムを主成分とする合金が好ましい。
次に、図2から図4を参照して基板4及びベース5における電子部品2が搭載される箇所の詳細な構成について説明する。
図2は、基板4及び凸部10を示す断面図、図3は、凸部10を示す平面図である。
図2に示すように、基板4における電子部品2が搭載される箇所には、サーマルビア14が設けられている。サーマルビア14は、基板4における一面4aから反対側の他面4bにかけて貫通して配置されている。サーマルビア14は、電子部品2で発生する熱を基板4の一面4aから他面4bに向けて伝達させる。
凸部10は、基板4におけるサーマルビア14が設けられた箇所と対向する。図2及び図3に示すように、凸部10には、複数の溝部11が形成されている。溝部11は、ベース5が基板4と対向する方向と直交する方向に向けて延在する線条の溝である。溝部11は、凸部10における基板4と対向する対向面10aからベース5に向けて凹んだ凹部である。
図4は、溝部11の一つを拡大して示す断面図である。
図4に示すように、溝部11は、凸部10の対向面10aから矩形状に凹んでいる。また、図3に示すように、溝部11は、凸部10における対向面10aと直交する一端部10bから反対側の他端部10cにかけて連続して形成されている。そのため、凸部10の一端部10b及び他端部10cは、溝部11により開口が形成される。
複数の溝部11は、凸部10における溝部11が延在する方向と直交する方向に間隔をあけて配置される。複数の溝部11における電子部品2と対向する面の総面積は、凸部10と対向する電子部品2の面積の半分以下に設定されている。
図2に示すように、凸部10と基板4の他面4bとの間には、放熱部材15が充填される。そして、放熱部材15は、凸部10と基板4とを熱的に接続すると共に基板4と凸部10を接着する。放熱部材15により電子部品2で発生する熱が基板4を介してベース5や外部に放熱される。
放熱部材15は、凸部10に形成した溝部11の一部に入り込む。そして、放熱部材15と溝部11の下面との間には、空間17が形成される。この空間17により空気層が形成される。上述したように、溝部11は、凸部10の一端部10bから他端部10cかけて連続して形成されている。そのため、空間17におけるベース5が基板4と対向する方向と直交する方向の両端部は、いずれも外部に連通している。なお、本例では、空間17の両端部を開放させる例を説明したが、開放させる端部は、片方だけでもよい。
また、空間17の高さ方向の長さ、すなわち溝部11の下面から放熱部材15までの間隔の長さx2は、凸部10の突出高さである凸部10におけるベース5の載置面5aからの高さx1の半分以下となるように放熱部材15が溝部11の一部に入り込む。空間17の高さ方向の長さx2は、ベース5における放熱部材15が塗布される箇所の肉厚の長さx1の半分以下に設定される。
放熱部材15としては、接着材やグリース(潤滑剤)としての機能を有し、かつシート状の熱可塑性又は熱硬化性のシリコーンやエキポシ樹脂に高熱伝導の充填材を含有させた材料が用いられる。
1−2.放熱効果
次に、上述した構成を有する車載電子制御装置1における放熱効果について図5を参照して説明する。
図5は、車載電子制御装置1における電子部品2で発生した熱の移動を示す説明図である。
図5に示すように、電子部品2で発生した熱は、基板4に伝達される。基板4に伝達した熱の一部は、伝熱Q1によりサーマルビア14、放熱部材15及び凸部10を介してベース5に伝わる。そして、ベース5に伝わった熱は、車載電子制御装置1の外部に放射される。
また、放熱部材15に伝わった熱の一部は、熱放射Q2として放熱部材15の側部から凸部10の外側に放射される。さらに、放熱部材15に伝わった熱の一部は、空間17に形成された空気層に伝わる。上述したように、空間17の両端部は、開放されている。そのため、空気層に伝わった熱は、熱放射Q2として空間17の両端部から凸部10の外部に放射される。これにより、伝熱Q1に加えて熱放射Q2により電子部品2で発生した熱を効率よく外部の放出することができる。その結果、車載電子制御装置1の放熱効果を高めることができる。
次に、図6A及び図6Bを参照して従来例との比較について説明する。
図6A及び図6Bは、従来例にかかる車載電子制御装置の凸部110を示すもので、図6Aは凸部110を示す平面図、図6Bは図6Aに示すA−A線断面図である。
図6Aに示すように、凸部110には、複数の溝部111が形成されている。溝部111は、凸部110の外形に沿って環状に形成されている。また、図6Bに示すように、溝部111には、放熱部材15が充填されている。従来の凸部110には、本例の凸部10のように空気層となる空間17が形成されていない。そのため、従来の車載電子制御装置では、電子部品2で発生した熱は、伝熱にのみ放出される。これに対して、本例の車載電子制御装置1では、上述したように、伝熱だけでなく、空気層による熱放射を用いることができる。
さらに、従来の溝部111は、環状に形成されているため、溝部111に伝わった熱は、溝部111内に充填された放熱部材15内に熱がこもる。これに対して、本例の車載電子制御装置1では、溝部11が凸部10の一端部10bから他端部10cにかけて連続しており、空間17の両端部が開放されている。これにより、空間17の端部から外部に熱を効率よく放出することができる。
ここで、空気層の容積が大きすぎると、空気層による熱放射の効果が低減する。本例の車載電子制御装置1では、空気層による熱放射の効果を高めるために、複数の溝部11における電子部品2と対向する面の総面積は、電子部品2の面積の半分以下に設定している。さらに、空間17の高さ方向の長さx2は、凸部10におけるベース5の載置面5aからの高さx1の半分以下に設定している。空気層の大きさは、上述した大きさに限定されるものではなく、電子部品2や基板4、ベース5、サーマルビア14、放熱部材15等の種類や大きさに応じて適宜設定されるものである。
2.第2の実施の形態例
次に、図7を参照して第2の実施に形態例にかかる車載電子制御装置について説明する。
図7は、第2の実施に形態例にかかる車載電子制御装置における電子部品が配置された箇所の基板及び凸部を示す断面図である。なお、第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置1と共通する部分には、一の符号を付して重複した説明を省略する。
図7に示すように、第2の実施の形態例にかかる車載電子制御装置では、放熱部材15が基板4の他面4bと凸部10の間だけでなく、基板4の一面4aと電子部品2との間にも充填されている。これにより、電子部品2と基板4との間に充填された放熱部材15Bにより、電子部品2で発生した熱を基板4及びサーマルビア14に効率よく伝達することができる。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかる車載電子制御装置1と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する車載電子制御装置によっても、上述した第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置1と同様の作用効果を得ることができる。
3.第3の実施の形態例
次に、図8を参照して第3の実施に形態例にかかる車載電子制御装置について説明する。
図8は、第3の実施に形態例にかかる車載電子制御装置における電子部品が配置された箇所の基板及び凸部を示す断面図である。なお、第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置1と共通する部分には、一の符号を付して重複した説明を省略する。
第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置1では、電子部品2を基板4の上面である一面4aに搭載している。これに対して、第3の実施の形態例にかかる車載電子制御装置1では、図8に示すように、電子部品2は、基板4における下面、すなわち凸部10と対向する他面4bに搭載している。
そして、電子部品2と凸部10の間には、放熱部材15が設けられる。この放熱部材15は、電子部品2を介して凸部10と基板4との間にも設けられる。また、電子部品2と基板4の他面4bにも放熱部材15Bが設けられる。そして、電子部品2で発生した熱の一部は、放熱部材15を介して凸部10に伝達される。また、電子部品2で発生した熱の一部は、放熱部材15Bを介して基板4に伝達される。基板4には、第1の実施の形態例にかかる基板4と同様に、サーマルビア14が設けられている。そのため、基板4に伝達した熱は、サーマルビア14を伝って基板4の一面4aに伝達される。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかる車載電子制御装置1と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する車載電子制御装置によっても、上述した第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置1と同様の作用効果を得ることができる。
4.第4の実施の形態例
次に、図9及び図10を参照して第4の実施に形態例にかかる車載電子制御装置について説明する。
図9は、第4の実施に形態例にかかる車載電子制御装置の一例を示す断面図である。図10は、第4の実施の形態例にかかる車載電子制御装置の他の例を示す断面図である。なお、第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置1と共通する部分には、一の符号を付して重複した説明を省略する。
第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置1では、図2及び図3に示すように、凸部10に複数の溝部11を形成している。これに対して、第4の実施の形態例にかかる車載電子制御装置では、図9及び図10に示すように、凸部10に形成された溝部11の数は、一つだけである。図9に示す例では、溝部11は、凸部10における電子部品2と対向する箇所の中央部に形成されている。また、図10に示す例では、溝部11は、凸部10における電子部品2と対向する箇所の端部に形成されている。
これにより、第4の実施の形態例にかかる車載電子制御装置では、ベース5を樹脂で構成し、かつ射出成型により形成する場合には、溝部11での流動性が向上する。その結果、ベース5を容易に形成することができる。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかる車載電子制御装置1と同様であるため、それらの説明は省略する。そして、第4の実施の形態例にかかる車載電子制御装置のように溝部11の数が一つの場合でも、上述した第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置1と同様の作用効果を得ることができる。
5.第5の実施の形態例
次に、図11を参照して第5の実施に形態例にかかる車載電子制御装置について説明する。
図11は、第5の実施の形態例にかかる車載電子制御装置における溝部を拡大して示す断面図である。なお、第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置1と共通する部分には、一の符号を付して重複した説明を省略する。
図11に示すように、第5の実施の形態例にかかる車載電子制御装置は、凸部10Aに溝部11Aが形成されている。溝部11Aは、凸部10Aの対向面10aから略三角形状に凹んだ凹部である。溝部11Aを略三角形状に形成することで、ベース5を樹脂で構成し、かつ射出成型により形成する場合には、溝部11Aでの流動性を向上させることができる。その結果、ベース5を容易に形成することができる。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかる車載電子制御装置1と同様であるため、それらの説明は省略する。そして、第5の実施の形態例にかかる車載電子制御装置のように溝部11を三角形状に形成した場合でも、上述した第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置1と同様の作用効果を得ることができる。
6.第6の実施の形態例
次に、図12を参照して第6の実施に形態例にかかる車載電子制御装置について説明する。
図12は、第6の実施の形態例にかかる車載電子制御装置における溝部を拡大して示す断面図である。なお、第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置1と共通する部分には、一の符号を付して重複した説明を省略する。
図12に示すように、第6の実施の形態例にかかる車載電子制御装置は、凸部10Bに溝部11Bが形成されている。溝部11Bは、凸部10Bの対向面10aから略垂直に凹んだ凹部である。また、溝部11Bは、略L字状に形成されている。すなわち、溝部11Bにおける凸部10Bの対向面10aから離れた箇所の端部は、略垂直に屈曲している。
これにより、放熱部材15を凸部10Bの対向面10aに塗布した際、溝部11Bの屈曲部である先端部まで放熱部材15が入り込むことを防ぐことができる。その結果、空間17を容易に形成することができると共に、溝部11Bの屈曲部の長さを変更するだけで、空気層の大きさを調整することができる。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかる車載電子制御装置1と同様であるため、それらの説明は省略する。そして、このような溝部11Bを有する第6の実施の形態例にかかる車載電子制御装置においても、上述した第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置1と同様の作用効果を得ることができる。
7.第7の実施の形態例
次に、図13を参照して第7の実施に形態例にかかる車載電子制御装置について説明する。
図13は、第7の実施の形態例にかかる車載電子制御装置における溝部を拡大して示す断面図である。なお、第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置1と共通する部分には、一の符号を付して重複した説明を省略する。
図13に示すように、第7の実施の形態例にかかる車載電子制御装置は、凸部10Cに溝部11Cが形成されている。溝部11Cは、凸部10Cの対向面10aから略垂直に凹んだ凹部である。また、溝部11Cにおける対向面10aから離れた側の端部、すなわち先端部は略半円又は略半球状に形成されている。溝部11Cの先端部を略半円又は略半球状に形成することで、ベース5を樹脂で構成し、かつ射出成型により形成する場合には、溝部11Aでの流動性を向上させることができる。その結果、ベース5を容易に形成することができる。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかる車載電子制御装置1と同様であるため、それらの説明は省略する。そして、第7の実施の形態例にかかる車載電子制御装置のように溝部11Cの先端部を丸めた場合でも、上述した第1の実施の形態例にかかる車載電子制御装置1と同様の作用効果を得ることができる。
なお、溝部の形状は、上述した第1、第5から第7の実施の形態例にかかる車載電子制御装置の溝部の形状に限定されるものではなく、その他各種の形状を適用してもよい。
なお、上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施の形態例では、ベース5における電子部品2と対向する箇所に凸部10を形成し、この凸部10に溝部11を形成した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ベース5に凸部10を設けずに、基板4をベース5の載置面5aに載置し、ベース5の載置面5aに直接放熱部材15を塗布してもよい。そして、溝部11を載置面5aに直接形成し、載置面5aに空気層を構成する空間17を設けるようにしてもよい。この場合、ベース5の端部には、空間17の端部の開口が形成される。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1…車載電子制御装置、 2…電子部品、 3…コネクタ、 4…基板、 4a…一面、 4b…他面、 5…ベース、 5a…載置面、 6…カバー、 7…台座部、 10、10A、10B、10C…凸部、 10a…対向面、 10b…一端部、 10c…他端部、 11、11A、11B、11C…溝部、 14…サーマルビア、 15、15B…放熱部材、 17…空間(空気層)、 Q1…伝熱、 Q2…熱放射

Claims (10)

  1. 自動車を制御するための電子部品が搭載された基板と、
    前記基板が配置され、前記電子部品と対向する箇所に溝部が形成されたベースと、
    前記ベースと前記基板との間に設けられた放熱部材と、を備え、
    前記溝部と前記放熱部材により空間が形成され、前記空間における前記ベースが前記基板と対向する方向と直交する方向の少なくとも一つの端部は開放されている
    車載電子制御装置。
  2. 前記溝部は、前記ベースが前記基板と対向する方向と直交する方向に向けて延在する線条の溝である
    請求項1に記載の車載電子制御装置。
  3. 前記溝部における前記電子部品と対向する面の面積は、前記電子部品の面積の半分以下に設定される
    請求項1に記載の車載電子制御装置。
  4. 前記空間における前記溝部の下面から前記放熱部材までの間隔の長さは、前記ベースにおける前記放熱部材が塗布される箇所の肉厚の長さの半分以下に設定される
    請求項1に記載の車載電子制御装置。
  5. 前記ベースにおける前記電子部品と対向する箇所には、前記基板に向けて突出する凸部が形成され、
    前記溝部は、前記凸部に形成され、
    前記放熱部材は、前記凸部と前記基板の間に設けられる
    請求項1に記載の車載電子制御装置。
  6. 前記溝部は、前記凸部における前記基板と対向する対向面と直交する一端部から反対側の他端部にかけて連続して形成される
    請求項5に記載の車載電子制御装置。
  7. 前記溝部は、前記凸部に複数形成される
    請求項5に記載の車載電子制御装置。
  8. 前記溝部は、前記ベースにおける前記基板と対向する対向面から三角形状に凹んだ凹部である
    請求項1に記載の車載電子制御装置。
  9. 前記溝部は、前記ベースにおける前記基板と対向する対向面から略垂直に凹んだ凹部であり、
    前記溝部における前記対向面から離れた箇所の端部は、垂直に屈曲している
    請求項1に記載の車載電子制御装置。
  10. 前記溝部は、前記ベースにおける前記基板と対向する対向面から略垂直に凹んだ凹部であり、
    前記溝部における前記対向面から離れた箇所の端部は、半円又は半球状に形成されている
    請求項1に記載の車載電子制御装置。
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