JP2021191937A - バリアをライニングするためのスペーサアクセサリ - Google Patents

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Abstract

【課題】ライニングされる構造体にライニングフレームを締結するためのスペーサ装置を提供する。【解決手段】本発明は、ライニングされる構造体にライニングフレームを締結するためのスペーサ装置に関し、装置は、−いわゆる軸方向に延在する主部分(11)であって、その一方の端部は、ライニングされる構造体に締結されるプレートを備え、かつ他方の端部は、膜保持部を備える、主部分(11)、を備え、膜保持部は、第1のジョー(15)と、第2のジョー(17)と、を備え、ジョーは、結合手段(16)によって結合され、結合手段は、第2のジョーが第1のジョーの中へ摺動して、膜を2つのジョーの間で保持することを可能にする、摺動手段(160)を備えることを特徴とする。【選択図】図14f

Description

本発明は、概して、遮断又は審美的な目的のためのバリアのライニングに関する。より具体的には、ライニングされるバリアから仕切りを遠ざけるために、ライニングされるバリアとライニング仕切りとの間に横方向に配置されたスペーサアクセサリに関する。
建物の壁、天井、又は屋根などのバリアは、建物又は特定の部屋の音響的又は熱的な遮断を得る又は向上させるために、改装又は新築中に、しばしばライニングされる。そのために、ライニング仕切り(偽壁又は偽天井)がライニングフレームに対して配置され、ライニングフレーム自体は、ライニングフレームから所与の距離だけ離れて、ライニングされるバリアの構造要素に締結される。熱及び/又は音響遮断充填材(しばしば遮断システムと呼ばれる)を、ライニングされるバリアとライニング仕切りとの間に嵌合させる。
遮断システムは、典型的に、一方では、ミネラルウールなどの繊維様絶縁材料の1つ以上の層、及び他方では、少なくとも1つの風又は水蒸気のバリア膜を含む。この膜は、通常、繊維様材料の層と仕切り層との間に配置され、典型的に仕切りに接着され、任意選択的に、繊維状材料の2つの層の間に配置される。
ライニングフレームのライニングされるバリアの構造要素への締結は、スペーサアクセサリを使用して一定の間隔で行われる。各スペーサアクセサリは、ライニングされるバリアに、かつライニング仕切りに直角に延在するロッド形状の本体を備え、本体の一方の端部は、スペーサアクセサリをライニングされるバリアの構造要素に片持ち様式で締結するための手段を備え、本体の他方の端部は、スペーサアクセサリをライニングフレームに組み立てるための手段を備える。そのようなスペーサアクセサリは、例えば、国際公開第2006/061538号から分かる。
設置中には、遮断システム、よって膜が、概して、スペーサアクセサリのロッドに取り付けられるが、これは、繊維状材料の層に、及び該当する場合は膜に、複数の穿刺を生じさせる。この穿刺は、穿刺によって膜の永続的又は選択的な気密機能が変化するので、特に膜に悪影響を及ぼす。膜の穿刺は、更に、膜に張力が及ぼされる場合に広がり得る裂け目の始まりになり得る。
この問題を部分的に回避するために、この後部とライニング仕切りとの間で、膜をライニングフレームの内側に配設することが知られている。したがって、膜は、スペーサアクセサリによって横断されず、したがって、少なくとも最初は完全な状態であり得る。
しかしながら、これは、部分的な解決策に過ぎない。ライニング仕切りをライニングフレームに締結することは、締結具(ステープル、ねじ、釘など)によって膜を穿刺することを含み、これは、程度は小さいが、膜の気密性を損なう。
膜をライニングフレームの前方に位置決めすることは、膜とライニング仕切りとの間に、いかなる間隙空間も存在できない、といった別の技術的問題を生じる。しかしながら、しばしば、ライニング仕切りの後方には、特に水、通気、電気、又は通信ネットワークのための様々なケーブル又はホースを設置することが必要である。その場合、膜とライニング仕切りとの間にケーブル及びケーブルアクセサリを配置することは考え難い。ケーブルは、実際には、膜に孔が作成されない限り、好適に締結されない場合がある。膜はまた、ケーブルによって、又はクラッディング、締結、又は接続アクセサリによって、損なわれ得るか、又は伸び過ぎ得る。
これらのケーブルは、必然的に、膜の背面に配設され得る。しかし、その場合、膜を除去することなく、又は膜に開口部を作製することなく、保守するために、又は配線をグレードアップするために、ケーブルにアクセスすることはもはや不可能である。更に、配線作業は、運搬上の理由で、又はニーズ若しくは技術の進歩のため、バリアのライニングよりも後に行われ得るが、これも同様に、概してバリアライニング及び遮断の非専門家である人々による膜の取り外し又は開口部を必要とする。
本発明の1つの目的は、膜の完全性又は気密性を損なうことなく膜を設置するための技術的解決策を提供することである。
そのために、本発明は、ライニングされる構造体にライニングフレームを締結するためのスペーサ装置を提案し、装置は、
−いわゆる軸方向に延在する主部分を備え、その一方の端部は、ライニングされる構造体に締結されるプレートを備え、その他方の端部は、膜保持部を備え、
膜保持部は、第1のジョーと、第2のジョーと、を備え、ジョーは、結合手段によって結合され、
結合手段は、第2のジョーが第1のジョーの中へ摺動して、膜を2つのジョーの間に保持することを可能にする摺動手段を備えることを特徴とする。
本発明の利点の1つ及び第2のジョーの第1のジョーの中への摺動は、2つのジョーの結合を単純化することにある。実際に、本発明による摺動は、生じることができるように、ジョーのうちの一方の他方に対する変形を必要としない。したがって、第1のジョー及び/又は第2のジョーは、低弾性変形を有するか又はいかなる弾性変形を有しない材料で作製されることが絶対的に可能である。
1つの例によれば、摺動手段は、第1のジョーに提供された少なくとも1つの溝と、第2のジョーに提供された、溝に嵌合するための少なくとも1つの突条と、を備える。
1つの例によれば、摺動手段は、第1のジョーに配設された少なくとも1つの突条と、第2のジョーに配設された、突条に嵌合する少なくとも1つの溝と、を備える。
1つの例によれば、突条又は第2のジョーの溝は、直線状である。
1つの例によれば、突条又は第1のジョーの溝は、直線状又は周囲である。
1つの例によれば、第1のジョーは、突条又は溝を支持するために使用される上面、側面、及び壁を含み、第2のジョーは、2つの突出部がそこから延在する基部を備え、これらの突出部は、各々が外面及び内面を備え、突出部の内面は、平行であり、各々が溝又は突条を支持する。
1つの例によれば、第1のジョーは、2つの配設された半分のジョーと、2つの半分のジョーが共に嵌合して、第1のジョーを形成することを可能にするための組み立て手段と、を備える。
1つの例によれば、各配設された半分のジョーは、ノッチを備え、半分のジョーは、ノッチが協働して、主部分が嵌合するハウジングを形成するものである。
本発明は、バリアをライニングするための装置を更に備え、この装置は、
−本発明による少なくとも1つのスペーサ装置と、
−少なくとも1つの遮断材と、
−スペーサアクセサリ(10)に取り付けられる風又は蒸気遮断膜(M)と、
を備え、
膜は、スペーサ装置の第1のジョーと第2のジョーとの間でクランプされることを特徴とする。
本発明はまた、膜をスペーサ装置に保持するための方法にも関し、この方法は、
−バリアに締結された、本発明によるスペーサ装置を提供するステップであって、装置は、いわゆる軸方向に延在する主部分を備え、主部分が、膜保持部の第1のジョーである一方の端部を含む、ステップと、
−遮断材を提供するステップと、
−風若しくは蒸気バリア又は水蒸気チェック膜を提供するステップと、
−膜を第1のジョーの頂部側に配置するステップと、
−第2のジョーを提供し、それを第1のジョーに隣接させて配置するステップであって、溝及び突条が整列される、ステップと、
−第2のジョーを移動させて、突条が溝に嵌合することを可能にするステップであって、膜が、突条と溝との間に配置される、ステップと、
を含む。
更に、本発明は、バリアライニング装置を設置するための方法に関し、この方法は、
−本発明による少なくとも1つのスペーサ装置を提供するステップと、
−スペーサ装置を、その締結プレートを介して、ライニングされるバリアに締結するステップと、
−遮断材を提供し、それを定位置に置くステップと、
−本発明による膜を保持するための方法を使用して、膜をスペーサ装置上に保持するステップと、
を含む。
1つの例によれば、設置方法は、スペーサ装置をバリアに締結した後であって、膜をスペーサ装置に保持する前に、第1のジョーから第2のジョーを結合解除することからなるステップを含む。
1つの例によれば、設置方法は、スペーサ装置をバリアに締結した後であって、膜をスペーサ装置に保持する前に、第1のジョーを形成する2つの半分のジョーを提供することと、それらを主部分の周囲に組み立てることとと、からなるステップを含む。
他の特定の特徴及び利点は、添付図面を参照しながら、非限定的な例として与えられるそれらの以下の説明から明らかになるであろう。
本発明によるライニング装置を使用してその屋根が遮断されている、建物ロフトの内部の破断部を含む斜視図である。 スペーサアクセサリの簡略概略図である。 スペーサアクセサリの簡略概略図である。 長さが調整可能であるスペーサアクセサリの簡略概略図である。 本発明によるスペーサアクセサリの簡略概略図である。 スペーサアクセサリの本発明の第1の実施形態の、及びその変形例の概略図である。 スペーサアクセサリの本発明の第1の実施形態の、及びその変形例の概略図である。 スペーサアクセサリの本発明の第1の実施形態の、及びその変形例の概略図である。 スペーサアクセサリの本発明の第1の実施形態の、及びその変形例の概略図である。 スペーサアクセサリの本発明の第1の実施形態の、及びその変形例の概略図である。 スペーサアクセサリの本発明の第2の実施形態の、及びその変形例の概略図である。 スペーサアクセサリの本発明の第2の実施形態の、及びその変形例の概略図である。 スペーサアクセサリの本発明の第2の実施形態の、及びその変形例の概略図である。 スペーサアクセサリの本発明の第2の実施形態の、及びその変形例の概略図である。 スペーサアクセサリの本発明の第2の実施形態の、及びその変形例の概略図である。 スペーサアクセサリの本発明の第2の実施形態の、及びその変形例の概略図である。 本発明の第2の実施形態の特定の変形例の概略図である。 本発明の第2の実施形態の特定の変形例の概略図である。 本発明によるスペーサアクセサリの変形例の概略図である。 本発明によるスペーサアクセサリの変形例の概略図である。 本発明によるスペーサアクセサリを設置するための方法の概略図である。 本発明によるスペーサアクセサリを設置するための方法の概略図である。 本発明によるスペーサアクセサリを設置するための方法の概略図である。 本発明によるスペーサアクセサリを設置するための方法の概略図である。 本発明によるスペーサアクセサリを設置するための方法の概略図である。 本発明によるスペーサアクセサリを設置するための方法の概略図である。 本発明による輪郭を締結するための手段を備えたスペーサアクセサリの概略図である。 本発明による輪郭を締結するための手段を備えたスペーサアクセサリの概略図である。
図1に例示する例では、特定の場合は、建物のロフトを遮断しており、それを達成するために、この建物の外壁1及び屋根2にライニングする。
ここでの屋根2は、従来、屋根要素5が静置される垂木4を支持するパネル3を形成する木製のフレームワークを含む。
本発明によるライニング装置は、屋根フレームに対して、及び外壁に配置される。このライニング装置は、一方では、屋根をライニングするための水平バテン6を形成し、他方では、壁1をライニングするための垂直バテン7を形成する、ライニングフレームを備える。これらのバテンは、一般に、壁の場合は下地材と呼ばれ、屋根の場合は垂木及び/又はビームと呼ばれる。
ライニングバテン6及び7は、それぞれ、屋根2の、及び複数のスペーサアクセサリ10によってライニングされる壁1の構造要素に締結される。
各スペーサアクセサリ10は、図2a及び図2bに見ることができ、中央部分11を備え、これは、軸X1に沿って延在し、第1の実施形態では、屋根2又は壁1であり得るバリアへのそれ自体の締結手段14を備えるロッド12の形態で現れ、スペーサアクセサリの他方の端部は、前部と呼ばれ、アクセサリが保持することを確実にするバテン6、7と共にそれ自体を組み立てるための手段30を備える金具を備える。設置する場合、ロッド12は、壁1に実質的に直角な方向に延在するように配設される。屋根の場合、ロッド12は、地面に対して偽天井を水平にするために、地面に対して実質的に垂直方向に延在するように配設される。遮断材料のパネルは、屋根2又は壁1と、ライニングバリアを支持するために使用されるバテン6、7との間に配設される。
屋根をライニングするために使用されるスペーサアクセサリ10は、垂木4に締結される。この目的のために、スペーサアクセサリは、各々が、締結手段14として、対象の垂木4の側部にねじ止めされる締結プレート又は縦基部141を含む。壁1に締結されるスペーサアクセサリ10は、各々が、この目的で、締結手段14として、壁1にねじ止めされる横締結プレート142を含む。
プレート141、142は、ロッド12と同じピースの一部であり得るか、又は様々な手段によってロッド12に取り付けられるピースであり得る。
図3に見ることができる1つの有利な特徴によれば、ロッド12は、その長さを調整可能にすることを可能にするように設計される。ロッド12は、第1の部分121と、第2の部分123と、を含む。ロッドの締結手段14は、第1の部分121に配設され、一方で、アクセサリが保持することを確実にするバテン6、7を伴う組み立て手段19は、第2の部分123に配設され、その逆も同様である。調整手段125は、第1の部分に対する第2の部分の位置を調整し、それによって、ロッドの長さを調整することを可能にするために提供される。こうした調整手段125は、例えば、第1の部分及び第2の部分が、互いに対して摺動することを可能にする。この摺動運動は、例えば、レールのシステム、又は摺動ロッドが摺動するチューブを使用するシステムによって行われる。しかしながら、2つの部分がノッチによって締結されるシステムなどの、他のシステムを使用することができる。
それによって、各スペーサアクセサリは、それが全ての締結プレートを備える場合、典型的に100から200〜350ミリメートルで構成される全長(その縦方向に沿ったその端点間の距離に対応する)を有する。
ロッド12は、一方の端部で、締結手段14の反対側に、膜を設置するための手段13を備える。これらの設置手段13は、第1のジョー15と、第2のジョー17と、を備える。第1のジョー15は、取り付け手段によって中央部分11に取り付けられるか、又は中央部分11と同じピースの一部である。
第1のジョー15は、図4に見ることができるように、結合手段16によって第2のジョー17と協働する。これらの結合手段16は、第1のジョー15及び第2のジョー17によって支持される。
本発明によれば、結合手段16は、摺動手段又はスライダ手段160を備える。これらの摺動手段160は、図5に見ることができるように、溝162及び突条164によって形成された結合に基づく。
図5に見ることができる第1の実施形態によれば、第1のジョー15は、一対の溝162を備え、第2のジョー17は、一対の突条164を備える。
第2のジョー17は、基部170として知られる任意の形状の部分の形態であり、そこから2つの突出部172が延在する。これらの突出部172は、各々が外面及び内面172aを含む。突出部172は、内面172aが互いに平行であるように配設される。これらの内面172aは、各々が突条164を支持する。この突条164は、第1のジョー15の溝162に嵌合するようにサイズ決定される。
第1のジョー15は、中央部分の軸に実質的に平行なバリアである側部バリア150aを有する、任意の形状の部分150の形態である。第1のジョー15を形成する部分は、上面150bと、下面150cと、を備える。第1のジョー15の側部バリア150aは、少なくとも1つの溝162を支持するために使用される。
側部バリア150aは、図6に見ることができるように、単一の周囲溝162を備えることができ、又は平行に延在する2つの溝162を備えることができ、この又はこれらの溝162は、第2の機械17の突条164がその中に嵌合することを可能にするように配設される。
単一の周囲溝162の存在は、第1のジョー15に対する第2のジョーの特別な傾斜位置の必要性を回避することを可能にする。これは、特に、その部分150が円形である第1のジョー15の場合に当てはまる。
実際に、この第1の実施形態の動作は、第2のジョー17の突条164を溝162(複数可)と整列させることによって、第2のジョー17を第1のジョー15の横方向に配置することからなる。それによって、突条164が溝(複数可)162に対面していることが理解される。それによって、第2のジョー17は、横方向に移動して、突条164が溝(複数可)162に進入することを可能にすることができる。それによって、第2のジョー17は、第1のジョー15に対して摺動する。
図7a、図7b、及び図7cに見ることができるこの第1の実施形態の1つの変形例によれば、第1のジョー15は、不連続性を示すように配設される。したがって、第1のジョー15は、階段輪郭を有するために、少なくとも2つの対向する側面に、不連続性を示すブロックの形態で現れる。したがって、側部バリアは、2つの部分、頂部分150a’及び底部分150a”からなり、2つの部分からなる側部バリアを有する。第1のジョー15は、中央部分の軸11に直角である、第1のジョーの平面に延在する少なくとも1つの溝162を備える。この溝162は、底部分又は頂部分上の側部バリアに配設される。この溝162はまた、頂部分と底部分との間に配設することもできる。
図8a、図8b、及び図8cに見ることができる第2の実施形態では、第1のジョー15は、一対の突条164を備える任意の形状の部分150を備え、第2のジョーは、一対の溝162を備える。
第2のジョー17は、基部と呼ばれる任意の形状の部分170の形態であり、そこから2つの突出部172が延在する。これらの突出部172は、各々が外面及び内面を含む。突出部172は、内面が互いに平行であるように配設される。これらの内面は、各々が溝162を支持する。この溝162は、第1のジョー15の突条164に嵌合するようにサイズ決定される。
第1のジョー15は、中央部分の軸と実質的に平行なバリアである側部バリア150aを有する、任意の形状の部分150の形態である。第1のジョーを形成する部分は、上面150bと、下面150cと、を備える。第1のジョー15の側部バリア150aは、少なくとも1つの突条164を支持するために使用される。
側部バリアは、図9に見ることができるような単一の突条164、及び周囲を備えることができ、又は平行に延在する2つの突条164を含むことができ、この又はこれらの突条164は、第2のジョー17の溝162がその中に嵌合することを可能にするように配設される。
単一の周囲突条164の存在は、第1のジョー15に対する第2のジョー17の特別な傾斜位置の必要性を回避することを可能にする。これは、特に、その部分150が円形である第1のジョー15の場合に当てはまる。
実際に、この第2の実施形態の動作は、第2のジョー17の溝162を第1のジョー15の突条(複数可)164と整列させることによって、第2のジョー17を第1のジョー15の横方向に配置することからなる。それによって、溝162が突条(複数可)164に対面していることが理解される。それによって、第2のジョー17は、横方向に移動して、溝162が突条(複数可)164に進入することを可能にすることができる。それによって、第2のジョー17は、第1のジョー15に対して摺動することができる。
この第2の実施形態の1つの変形例によれば、第1のジョー15は、不連続性を示すように配設される。したがって、第1のジョー15は、階段輪郭を有するために、少なくとも2つの対向する側面に、不連続性を示すブロック150の形態で現れる。したがって、側部バリア150aは、2つの部分、頂部分150a’及び底部分150a”からなり、2つの部分からなる側部バリア150aを有する。図10a及び図10bに見ることができるように、第1のジョーの突出部(複数可)164は、底部分又は頂部分において側部バリアに配設される。
図11a及び図11bに見ることができるこの第2の実施形態の別の変形例では、第2のジョー17の突出部172は、L字形状を有するように設計され、主部分172aは、第2のジョー17の表面に実質的に直角に延在し、副部分172bは、主部分172に直角である。副部分172bは、主部分172aの内面、第1のジョー15の反対側の表面から延在する。
巧みにこの変形例によれば、第2のジョー17の表面と副部分との間の隙間Eは、第1のジョー15が嵌合することができるハウジング又は「溝」を形成する。この変形例では、第1のジョーは、全体として「突条」を形成する。任意選択的に、第1のジョー15は、副部分が嵌合するハウジングを形成する下面において局所的に不連続性を示すことができる。
図12及び図13に見ることができる2つの実施形態の1つの変形例では、第1のジョー15は、2つの半分のジョー15’を備える。この変形例は、第1のジョーが中央部分と同じピースの一部でない場合に当てはまる。半分のジョー15’は、選好的に、必ずしもそうではないが、同一である。
半分のジョー15’は、組み立て手段によって締結される。これらの組み立て手段は、半分のジョー15’を組み立てることを可能にするために、異なる形態をとることができる。
第1の例によれば、2つの半分のジョー15’は、ねじ止めによって互いの上に組み立てられる。半分のジョーは、ねじが2つの半分のジョーを組み立てることを可能にするように配設される。
第2の例によれば、2つの半分のジョー15’は、クリップ留めによって互いの上に組み立てられる。そうするために、半分のジョー15’のうちの1つは、タブを備える少なくとも1つの変形可能な薄板を備え、一方で、他のジョーは、少なくとも1つのハウジングを備える。変形可能な薄板は、ハウジングに進入する、又はそこから出るように変形することが可能であり、後者の場合は、タブに嵌合するノッチを備える。
第3の例によれば、各半分のジョー15’は、薄板及びハウジングを備え、ハウジングは、他のジョーの薄板に対面するように配設される。
例の1つの変形例では、2つの半分のジョー15’は、ヒンジによって堅固に接続される。このヒンジは、変形可能な材料の帯、又はストラップヒンジシステムであり得る。このヒンジは、半分のジョーが、中央部分の中心軸に平行な軸を中心に、又は中央部分の中心軸に直角な軸に沿って回転することを可能にする。
各半分のジョー15’は、2つの半分のジョー15’が結合されたときに、これらのノッチが、中央部分が嵌合することができる凹部を形成するように、ノッチを更に備える。
別の変形例では、第2のジョー17は、フレームを締結することを可能にするように配設される。そうするために、フレームを締結するための手段30が配設される。これらの手段は、例えば、U字形状の輪郭の締結を可能にする、第2のジョーに配設された、周囲溝31から、又は2つの平行溝からなる。それは、そのような輪郭が、輪郭の配向に応じてU字形状又はC字形状を達成することを可能にする2つの平行アームを有するように折り畳まれた金属又はプラスチックシートからなるからである。輪郭の各アームの端部は、過剰な厚さを示す。この過剰な厚さは、溝に嵌合して、輪郭の締結を可能にすることができるものである。
あるいは、フレームの締結手段30は、2つの平行アーム33を備える。これらのアームは、第2のジョー17から、中央部分の軸に平行な方向に延在する。これらのアームは、それらがU字形状又はC字形状の輪郭の2つのアームの間に存在する空間に嵌合することができるように、間隔を有する。
それによって、第1のジョー15及び第2のジョー17を備える設置手段13は、スペーサ装置に膜Mを締結又は取り付けるために使用される。膜は、ライニングされるバリアにスペーサ装置を設置するためのプロセスの後に設置される。
この設置方法は、図14aに見ることができる視認可能な締結手段14を介して、ライニングされるバリアPに中央部分を締結するステップを含む。この締結は、ねじ又は釘又は接着剤を使用して、ライニングされるバリアに直角に中央部分11を締結する。
次に、図14bに見ることができるように、中央部分11が調整可能である場合、中央部分の長さを調整するステップが実行される。このステップは、調整手段125を操作して、互いに対して摺動する第1の部分及び第2の部分を備える中央部分の長さを調整することを可能にすることからなる。
この調整ステップの後に、スペーサアクセサリの補助を用いて遮断材を設置することからなるステップが実行される。この遮断材は、バリアと第1のジョーとの間に配置される。この設置は、スペーサ装置の構成に応じて異なる。
遮断材を設置する第1の方法は、遮断材をロッド12に差し込むことである。この遮断材を設置する方法は、第1のジョーがロッド12に取り付けられた一部である場合に可能である。この取り付けは、第1のジョー15の設置前に実行される。
遮断材を設置する第2の方法は、遮断材が下面150cに静置されるように遮断材を配設することである。
この下面150cは、第1のオプションでは、歯を備える。これらの歯は、下面150cに直角に延在する。これらの歯は、遮断材に差し込んで、遮断剤を適所に保持することを可能にする。
第2のオプションによれば、スペーサ装置10は、ロッド12上へ締結された追加プレートを備える。このプレートは、遮断材を静置する表面を備える。
この第2の方法は、ロッド12と同じピースの一部である、又はロッドに取り付けられる第1のジョー15に対して可能である。
ロッドと同じピースの一部ではない第1のジョー15の場合、(図14cに見ることができる)任意のステップは、第1のジョーを主部分に締結することを実行することからなる。実際に、この場合、スペーサ装置のキットは、中央部分と、第1のジョーと、第2のジョーと、を備え、第1のジョー15は、必ずしも中央部分と共に載置されるわけではない。したがって、第1のジョー15を主部分に締結するステップを有することが必要である。
遮断材を設置する2つの方法のための別のオプションのステップ(図示せず)は、第1のジョー15から第2のジョーを分解することからなる。実際に、スペーサ装置のキットは、中央部分と、第1のジョー15と、第2のジョー17と、を備え、第2のジョー17は、潜在的に、第1のジョー15に事前に取り付けられる。
次いで、図14cに見ることができるように、膜の取り付け/締結方法は、膜を提供することからなる。有利なことに、膜Mは、気密膜及び/又は水蒸気管理膜、好ましくは両方の目的を同時に果たすことができる膜である。有利なことに、水蒸気管理膜は、蒸気制御膜又は湿度調整膜(hygroregulating membrane)であり、水蒸気に対するその透過性が周囲相対湿度に基づいて変化することを意味する。膜Mは、共に組み立てられた1枚のシート又は複数のシートからなる。
図14dに見ることができる第2のステップでは、この膜Mは、第1のジョーに配置される。膜Mは、第1のジョー15の上面を、特に、この第1のジョーに配設された溝(複数可)を覆うように配置される。
次に、第3のステップは、図14eで分かるように、第2のジョー17を提供し、それを第1のジョーの隣に配置することからなる。この配置は、溝162が突条に対面して配設されるものである。
次いで、第4のステップは、第1のジョー15と共に第2のジョー17を組み立てることからなる。そうするために、第2のジョー17は、突出部164が溝162に嵌合するように移動する。この挿入は、膜Mが第1のジョーと第2のジョーとの間に配置されるように実行される。図14fに見ることができるように、膜Mは、溝と突出部との間に配置されることが理解される。実際に、溝162及び突出部164は、突出部が溝に挿入されたときに空間が存在することを可能にするようにサイズ設定される。この空間は、溝と突出部との間に膜がその位置をとることを可能にするものである。
次いで、第2のジョー17が、第1のジョー15に組み立てられるように摺動される。理想的に、第2のジョー17は、溝162の長さ及び突条164の長さが実質的に同じであるような寸法を有する。
このスペーサ装置10の利点は、その完全性を破ることなく膜の設置を可能にすることである。それは、第1のジョー15と第2のジョー17との間に配置される膜Mが、膜の穿刺を必要とすることなく保持されることにつながるからである。
この膜の取り付け/締結プロセスは、バリアライニング装置が備えるスペーサ装置ごとに繰り返される。そのような装置は、本発明による少なくとも1つのスペーサ装置、スペーサアクセサリに取り付けられる風制御又は蒸気バリア膜Mを備えることに留意されたい。
図15及び図16に見ることができる別の変形例では、第2のジョー17を形成する2つの半分のジョーは、フレームの締結を可能にするように配設される。そうするために、フレームを締結するための手段30が配設される。これらの締結手段30は、少なくとも1つの半分のジョー170の頂面に配設される。これらの手段30は、例えば、周囲にあり得る、又はU字形状の輪郭Pの締結を可能にする第2のジョーに配設される2つの平行部分を形成し得る、溝31からなる。実際に、そのような輪郭は、輪郭の配向に応じてU字形状又はC字形状を達成することを可能にする2つの平行アームを有するように折り畳まれたプラスチック又はポリマーからなる。輪郭の各アームの端部は、過剰な厚さを示す。この過剰な厚さは、溝に嵌合して、輪郭の締結を可能にすることができるものである。
あるいは、フレームの締結手段は、2つの平行アーム33を備える。これらのアームは、第2のジョー17から、中央部分の軸に平行な方向に延在する。これらのアームは、それらがU字形状又はC字形状の輪郭の2つのアームの間に存在する空間に嵌合することができるように、間隔を有する。
必然的に、本発明は、例示される実施例に限定されるものではなく、むしろ当業者に明らかになる様々な変形例及び修正例を可能にする。

Claims (13)

  1. ライニングされる構造体にライニングフレームを締結するためのスペーサ装置(10)であって、
    −いわゆる軸方向に延在する主部分(11)であって、その一方の端部が、ライニングされる前記構造体に締結されるプレート(141、142)を備え、かつその他方の端部が、膜保持部(13)を備える、主部分(11)
    を備え、
    前記膜保持部が、第1のジョー(15)と、第2のジョー(17)と、を備え、これらの前記ジョーが、結合手段(16)によって結合され、
    前記結合手段は、前記第2のジョーが前記第1のジョーの中へ摺動して、前記膜を前記2つのジョーの間に保持することを可能にする摺動手段(160)を含むことを特徴とする、
    スペーサ装置(10)。
  2. 前記摺動手段(160)が、前記第1のジョー(15)に配設された少なくとも1つの溝(162)と、前記第2のジョー(17)に配設された、前記溝に嵌合するための少なくとも1つの突条(164)と、を備える、請求項1に記載のスペーサ装置。
  3. 前記摺動手段(160)が、前記第1のジョーに配設された少なくとも1つの突条(164)と、前記第2のジョーに配設された、その中に前記突条を挿入する少なくとも1つの溝(162)と、を備える、請求項1に記載のスペーサ装置。
  4. 前記第2のジョーの前記突条又は前記溝が、直線状である、請求項2又は3に記載のスペーサ装置。
  5. 前記第1のジョーの前記突条又は前記溝が、直線状であり又は周囲にある、請求項2又は3に記載のスペーサ装置。
  6. 前記第1のジョー(15)が、前記突条又は前記溝を支持するために使用される上面(150b)、下面(150c)、及び側部バリア(150a)を含み、かつ前記第2のジョー(17)が、2つの突出部(172)がそこから延在する基部(170)を備え、これらの突出部が、各々、外面及び内面(172a)を備え、前記突出部の前記内面が、平行であり、各々が、溝(162)又は突条(164)を支持する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のスペーサ装置。
  7. 前記第1のジョー(15)が、2つの配設された半分のジョー(15’)と、前記2つの半分のジョーが共に嵌合して、前記第1のジョーを形成することを可能にするための組み立て手段(150)と、を備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載のスペーサ装置。
  8. 各配設された半分のジョー(15’)が、ノッチを備え、前記半分のジョーは、ノッチが噛合して、前記主部分が嵌合するハウジングを形成するものである、請求項1〜7のいずれか一項に記載のスペーサ装置。
  9. バリアライニング装置であって、
    −請求項1〜8のうちの一項に記載の少なくとも1つのスペーサ装置(10)と、
    −遮断材と、
    −前記スペーサアクセサリ(10)に取り付けられる風又は蒸気遮断膜(M)と、
    を備え、
    前記膜が、前記スペーサ装置の前記第1のジョー(15)と前記第2のジョー(17)との間でクランプされることを特徴とする、
    バリアライニング装置。
  10. 膜をスペーサ装置に保持するための方法であって、
    −バリアに締結された、請求項1〜8のうちの一項に記載のスペーサ装置を提供するステップであって、前記装置が、いわゆる軸方向に延在する主部分を備え、前記主部分が、前記膜保持部の第1のジョーである一方の端部を含む、ステップと、
    −風又は蒸気バリア膜を提供するステップと、
    −前記膜を前記第1のジョーの頂部側に配置するステップと、
    −前記第2のジョーを提供し、それを前記第1のジョーに隣接させて配置するステップであって、前記溝及び前記突条が整列される、ステップと、
    −前記第2のジョーを移動させて、前記突条が前記溝に嵌合することを可能にするステップであって、前記膜が、前記突条と前記溝との間に配置される、ステップと、
    を含む、方法。
  11. バリアライニング装置を設置するための方法であって、
    −請求項1〜6のうちの一項に記載の少なくとも1つのスペーサ装置を提供するステップと、
    −前記スペーサ装置を、その締結プレートを介して、前記ライニングされるバリアに締結するステップと、
    −遮断材を提供し、それを定位置に置くステップと、
    −請求項10に記載の膜を保持するための方法を使用して、膜を前記スペーサ装置に保持するステップと、
    を含む、方法。
  12. 前記スペーサ装置を前記バリアに締結した後であって、膜を前記スペーサ装置に保持する前に、前記第1のジョーから前記第2のジョーを結合解除することからなるステップを含む、請求項11に記載の設置方法。
  13. 前記スペーサ装置を前記バリアに締結した後であって、膜を前記スペーサ装置に保持する前に、前記第1のジョーを形成する2つの半分のジョーを提供することと、それらを前記主部分の周囲に組み立てることと、からなるステップを含む、請求項11に記載の設置方法。
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