JP2021190624A - 半導体装置 - Google Patents

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崇人 水野
Takahito Mizuno
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Abstract

【課題】レーザを用いた溶接の際のリードフレームの変形を抑制する。【解決手段】半導体素子11と、半導体素子11に接合されたヒートシンク12と、ヒートシンク12に接合されたリードフレーム13と、を備え、リードフレーム13は、ヒートシンク12との溶接の際に、リードフレーム13に対して発生する熱変形の力の方向と略平行方向に延在する延在部13bを有し、延在部13bは、延在する方向と略平行方向に加わる熱変形の力に応じて変形するベント形状の変形部13dを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関する。
従来、このような分野の技術として、特開2019−079891号公報がある。この公報に記載された半導体装置には、導電性を有する材料で構成されたリードフレームが記載されている。さらに、半導体装置では、ヒートシンクと外部接続端子との間は、それぞれ、溶接などによって取り付けられている。
特開2019−079891号公報
しかしながら、前述した従来の半導体装置では、半導体素子をヒートシンク(H/S)とリードフレーム(L/F)にはんだ付けし、樹脂モールドによりパッケージングすることでパワー半導体モジュール(パワーカード:P/C)を構成する。ここで、ヒートシンクとリードフレームは電気的、及び機械的に結合する必要があり、その工法として接合品質やコスト面で優れているレーザ溶接が用いられることが多い。しかしながら、レーザ溶接を行う際の入熱による膨張や、その後の冷却による収縮によりリードフレームが歪み、全体寸法が所定の規格を満たさなくなる場合がある。
本発明は、レーザを用いた溶接の際のリードフレームの変形を抑制した半導体装置を提供するものである。
本発明にかかる半導体装置は、半導体素子と、前記半導体素子に接合されたヒートシンクと、前記ヒートシンクに接合されたリードフレームと、を備え、前記リードフレームは、前記ヒートシンクとの溶接の際に、前記リードフレームに対して発生する熱変形の力の方向と略平行方向に延在する延在部を有し、前記延在部は、前記延在する方向と略平行方向に加わる熱変形の力に応じて変形するベント形状の変形部を有する。
これにより、変形部によりリードフレームの歪みを吸収することができる。
これにより、レーザを用いた溶接の際のリードフレームの変形を抑制することができる。
実施の形態1にかかる半導体装置の構成を示す図である。 実施の形態1にかかるベント部近傍の拡大図である。 実施の形態1にかかるレーザ入熱と冷却によるリードフレームの変形の一例を示す図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の構成を示す図である。 実施の形態2にかかるベント部近傍の拡大図である。
実施の形態1.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示すように、半導体装置1は、半導体素子11と、半導体素子11に接合されたヒートシンク12と、半導体素子11を支持固定するリードフレーム13と、を備える。
半導体素子11は、電気回路の構成要素であって、半導体の電気的特性を利用して作られた素子である。典型的には、半導体素子11は、電力制御に適するように構成されている。ここでは半導体素子11は、平板状であるものとして扱う。
ヒートシンク12は、半導体素子11の板面上に接合されている。またヒートシンク12には、後述するリードフレーム13の一部が、レーザの入熱により溶接される。なお典型的には、ヒートシンク12とリードフレーム13は、複数の箇所で溶接されている。
リードフレーム13は、ヒートシンク12に当接しない箇所であって、外周のフレームを形成しているフレーム部13aと、フレーム部13aに一部が接続されているとともに、ヒートシンク12に向けて延在するように配置されている延在部13bと、を有する。
ここで図1に示すように、1つのリードフレーム13に対して2つのヒートシンク12が配置されており、それぞれのヒートシンク12に対して3箇所ずつリードフレーム13が溶接されているものとして説明する。
また、フレーム部13aはX方向及びY方向に延在するように形成されている。フレーム部13aの最外周の箇所の形状は、上面視において略長方形とする。2つのヒートシンク12は、フレーム部13aによってXY方向から囲まれるように配置されている。ここで、2つのヒートシンク12の形状は、上面視においてそれぞれ略長方形状とする。また、2つのヒートシンク12は、リードフレーム13のY方向における内部の中心付近において、X方向に連続するように配置されているものとする。
図2(a),図2(b)は、図1に示した半導体装置1のA視を示している。図2(a),図2(b)に示すように、延在部13bの先端は、ヒートシンク12と当接した状態で溶接される。この溶接される箇所を、溶接部13cとする。溶接部13cにはレーザによる入熱によって溶融する溶融金属が用いられている。
なお、延在部13bの延在方向はY方向であるものとする。同時に、延在部13bの延在方向は、ヒートシンク12との溶接の際に、リードフレーム13に対して発生する熱変形の力の方向と略平行方向である。
さらに延在部13bは、溶接部13cの近傍の箇所で、かつ、溶接されていない箇所にベント部(変形部)13dが形成されている。例えばベント部13dは、延在部13bの一部が折り曲げられることにより、Z方向に突出するように形成されている。ここで、図2(a)は入熱等が行われていない安定状態であり、図2(b)はレーザの入熱によってベント部13dに力が加わった状態を示している。なお、ベント部13dが延在部13bから突出するように折り曲げられた箇所を、端部13e,13fとする。なお、ベント部13dは、ヒートシンク12に溶接される延在部13bのそれぞれに形成されているものとする。
ここで、半導体装置1において、レーザを用いてヒートシンク12とリードフレーム13とを溶接する際に、リードフレーム13の変形をベント部13dにより吸収する動作について説明する。
図3(a)〜図3(d)は、ヒートシンク12とリードフレーム13を配置し、レーザにより入熱して溶接し、その後に冷却することで、ヒートシンク12とリードフレーム13を接合する工程を示している。なお図3(b)及び図3(c)に記載されている矢印は、半導体装置1にかかる力の方向を示している。
まず、図3(a)に示すように、ヒートシンク12とリードフレーム13を、互いに接合させるべき位置に配置する。言い換えると、ヒートシンク12に対して、リードフレーム13の延在部13bの先端が当接するように配置される。なお、リードフレーム13の延在部13bには、あらかじめベント部13dが形成されているものとする。
図3(b)に示すように、ヒートシンク12とリードフレーム13を、レーザを用いて加熱して溶接する。ここで、ヒートシンク12と、リードフレーム13の延在部13bの先端とを当接させた状態で、レーザを用いて入熱することにより溶接される箇所を、溶接部13cとする。このレーザ入熱により、リードフレーム13の溶接部13cの近傍が膨張する。
その後、レーザによる溶接部13cへの入熱を終了する。これにより図3(c)に示すように、溶接部13cの溶融金属が冷却され、溶接が完了する。なお溶接の完了により、ヒートシンク12と、リードフレーム13は、電気的、及び機械的に接合された状態となる。
ここでレーザによる入熱終了後の冷却の際に、リードフレーム13の溶接部13cの近傍では、冷却による収縮が発生する。このときベント部13dでは、その端部13e,13fのそれぞれが引っ張られる状態で変形することにより、収縮によるリードフレーム13の変形を吸収する。
ここで比較として、仮にリードフレーム13にベント部13dが設けられていない場合には、冷却に起因してリードフレーム13に変形する力が加わる。この場合には、溶接部13cがヒートシンク12に対して固定されていることから、リードフレーム13の加熱膨張していない外周部では、収縮に対して突っ張るように働き、溶接部13c近傍の冷却による収縮はリードフレーム13の全体を収縮させ変形させる力として発生する。すなわち、図3(d)に示すようなリードフレーム13の全体の変形が発生しやすくなる。
一方、半導体装置1では、リードフレーム13にベント部13dを設けておくことにより、ベント部13dにおいてリードフレーム13を変形させる力を吸収することができる。これにより、図3(d)に示したようなリードフレーム13の変形を抑制することができる。
また、このようにベント部13dを、ヒートシンク12とリードフレーム13とを溶接する溶接部13cの近傍に配置していることから、ベント部13dでは数十〜数百μmレベル分の寸法変形を吸収することができる。
実施の形態2.
次に、ベント部が形成されている位置が異なる半導体装置2について説明する。なお以下では、実施の形態1に示した構成と同様の機能を奏する箇所について、同一の符号を付し、説明を省略する。
図4に示すように、半導体装置2は、半導体素子11と、半導体素子11に接合されたヒートシンク12と、半導体素子11を支持固定するリードフレーム23と、を備える。
ここで、1つのリードフレーム23に対して2つのヒートシンク12が配置されており、それぞれのヒートシンク12に対して3箇所ずつリードフレーム23が溶接されているものとして説明する。
また、フレーム部23aはX方向及びY方向に延在するように形成されている。フレーム部23aの最外周の箇所の形状は、上面視において略長方形とする。また、2つのヒートシンク12は、フレーム部23aによってXY方向から囲まれるように配置されている。ここで、2つのヒートシンク12は、X方向に並ぶように配置されているものとする。
延在部23bの先端は、ヒートシンク12と当接した状態で溶接される。この溶接される箇所を、溶接部23cとする。溶接部23cにはレーザによる入熱によって溶融する溶融金属が用いられている。
図5は、図4に示した半導体装置2のB視の図である。図5に示すように、フレーム部23aには、ベント部(変形部)23dが形成されている。例えばベント部23dは、フレーム部23aの一部が折り曲げられることにより、Z方向に突出するように形成されている。
より具体的には、ベント部23dが形成されている位置は、リードフレーム23を形成している最も外周のフレーム部23aのY方向に延在している箇所である。すなわち、略長方形の外周を形成しているフレーム部23aにおいて、Y方向に延びる2辺のそれぞれに、ベント部23dが形成されている。言い換えると、外周を形成しているフレーム部23aの一部を、ベント部23dを有する延在部23gとする。
さらに、フレーム部23aにおいてベント部23dが形成されている位置は、Y方向における中央付近である。また例えば、このベント部23dが形成されている位置は、2つのヒートシンク12がX方向に連続する延長上に形成されている。
なお、ベント部23dがフレーム部23aから突出するように折り曲げられた箇所を、端部23e,23fとする。
これにより、半導体装置2では、レーザによる入熱を利用した溶接後の冷却によって収縮の力が発生した際に、フレーム部23aに形成されたベント部23dにおいて、端部23eと端部23fの距離が変化するように変形し、収縮を吸収することができる。
このようにフレーム部23aにベント部23dを設けた場合には、リードフレーム23の外周を形成しているフレーム部23aが突っ張ることがなくなる。そのため、リードフレーム23の全体が大きく反るような変形の発生を、抑制することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。すなわち上記の記載は、説明の明確化のため、適宜、省略及び簡略化がなされており、当業者であれば、実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。
1 半導体装置
2 半導体装置
11 半導体素子
12 ヒートシンク
13 リードフレーム
13a フレーム部
13b 延在部
13c 溶接部
13d ベント部(変形部)
13e,13f 端部
23 リードフレーム
23a フレーム部
23b 延在部
23c 溶接部
23d ベント部(変形部)
23e,23f 端部
23g 延在部

Claims (1)

  1. 半導体素子と、
    前記半導体素子に接合されたヒートシンクと、
    前記ヒートシンクに接合されたリードフレームと、を備え、
    前記リードフレームは、
    前記ヒートシンクとの溶接の際に、前記リードフレームに対して発生する熱変形の力の方向と略平行方向に延在する延在部を有し、
    前記延在部は、
    前記延在する方向と略平行方向に加わる熱変形の力に応じて変形するベント形状の変形部を有する、
    半導体装置。
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