JP2021190575A - 太陽電池モジュールおよび太陽電池システム - Google Patents
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Abstract
【課題】現時点で製造される太陽電池セルを用いて多様な電気的出力に調整することができる太陽電池モジュールを提供する。【解決手段】太陽電池モジュール100は、太陽電池アレイ30と、遮光材90と、封止層と、を備える。太陽電池アレイ30は、複数の太陽電池セル10が配線材であるタブ線20および横タブ線25により電気的に接続される。遮光材90は、複数の太陽電池セル10の受光面側に設けられる複数のバス電極と並行に、複数の太陽電池セル10の受光面に配置される。封止層は、太陽電池アレイ30を封止する。遮光材90は、太陽電池モジュール100に求められる電気的出力に応じた面積を有する。【選択図】図2
Description
本開示は、複数の太陽電池セルから構成される太陽電池モジュールおよび太陽電池システムに関する。
太陽電池モジュールは、複数枚の太陽電池セルが配線材であるタブ線によって電気的に接続されている。太陽電池モジュールでは、用途に応じた出力が得られるように、太陽電池セルの枚数が増減される。過去に設置された既設の太陽電池システムを構成する複数の太陽電池モジュールには、現在の太陽電池セルに比べて電気的出力の低い太陽電池セルが用いられているものがある。このような太陽電池システムにおいて、破損などの理由により一部の太陽電池モジュールを交換する必要が生じる場合がある。
一方、近年では太陽電池セルの材料開発が進み、電気的特性が向上している。そのため、既設の太陽電池モジュールが、現在の太陽電池モジュールと同じ枚数の太陽電池セルで構成されていたとしても、両太陽電池モジュール間で電気的出力の差が発生する。つまり、一部の既設の太陽電池モジュールを現在の太陽電池セルを用いた現在の太陽電池モジュールに交換すると、太陽電池システム内に、既設の太陽電池モジュールと、既設の太陽電池モジュールよりも電気的特性が高い現在の太陽電池モジュールと、が混在することになる。現在の太陽電池モジュールでの発電電流量が既設の太陽電池モジュールに比して多くなり、既設の太陽電池モジュールの許容電流を超える発電電流が既設の太陽電池モジュールに流れ込む場合、既設の太陽電池モジュールが破損する可能性がある。また、太陽電池システム内における太陽電池モジュール間の電気的出力のばらつきによって、太陽電池モジュール間の発電量のミスマッチが起こり、太陽電池システム全体の電気的出力が低下する可能性がある。従って、交換する太陽電池モジュールは、既設の太陽電池モジュールと同等の電気的特性を持つものであることが望ましい。
特許文献1では、太陽電池セルの受光面バス電極および裏面バス電極の数に比して少ない数のタブ線で太陽電池セル間を接続する太陽電池モジュールが開示されている。これによって、タブ線に接続されない集電電極の周囲では、太陽電池セル上からタブまでの距離が延びることで抵抗損失が増加するとともに、1本のタブ線に集電される電流量が増えることでタブ線を流れる電流量に対する抵抗損失が増加する。その結果、太陽電池セルの電力損失が増加し、既設の太陽電池モジュールと同等の電気的出力になるように、現在の太陽電池モジュールの電気的出力が調整される。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、太陽電池モジュールの電気的出力の減少は電気的に接続されるタブ線の本数を減らした電力損失分のみとなる。既設の太陽電池モジュールは多様な電気的特性を持つものがあるため、特許文献1に記載の技術で得られる太陽電池モジュールでは、既設の太陽電池モジュールと同等の電気的出力に調整することができない場合があるという問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、現時点で製造される太陽電池セルを用いて多様な電気的出力に調整することができる太陽電池モジュールを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の太陽電池モジュールは、太陽電池アレイと、遮光材と、封止層と、を備える。太陽電池アレイは、複数の太陽電池セルが配線材により電気的に接続される。遮光材は、複数の太陽電池セルの受光面側に設けられる複数のバス電極と並行に、複数の太陽電池セルの受光面に配置される。封止層は、太陽電池アレイを封止する。遮光材は、太陽電池モジュールに求められる電気的出力に応じた面積を有する。
本開示にかかる太陽電池モジュールは、現時点で製造される太陽電池セルを用いて多様な電気的出力に調整することができるという効果を奏する。
以下に、本開示の実施の形態にかかる太陽電池モジュールおよび太陽電池システムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に示す図面においては、理解の容易のため、各部材の縮尺が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による太陽電池モジュールの一例を示す結線図である。太陽電池モジュール100は、複数の太陽電池セル10が配線材であるタブ線20および横タブ線25により電気的に接続された太陽電池アレイ30と、複数の太陽電池セル10の受光面側に配置されるバス電極と並行に配置される遮光材90と、を備える。太陽電池モジュール100では、太陽電池セル10がタブ線20および横タブ線25によって直列に接続されている。また、一定の枚数の太陽電池セル10が直列に接続されたサブストリング31に対して並列にバイパスダイオード11が取り付けられている。これによって、いずれかの太陽電池セル10が故障した場合に、故障した太陽電池セル10が含まれるサブストリング31を電力がバイパスする。
図1は、実施の形態1による太陽電池モジュールの一例を示す結線図である。太陽電池モジュール100は、複数の太陽電池セル10が配線材であるタブ線20および横タブ線25により電気的に接続された太陽電池アレイ30と、複数の太陽電池セル10の受光面側に配置されるバス電極と並行に配置される遮光材90と、を備える。太陽電池モジュール100では、太陽電池セル10がタブ線20および横タブ線25によって直列に接続されている。また、一定の枚数の太陽電池セル10が直列に接続されたサブストリング31に対して並列にバイパスダイオード11が取り付けられている。これによって、いずれかの太陽電池セル10が故障した場合に、故障した太陽電池セル10が含まれるサブストリング31を電力がバイパスする。
図2は、実施の形態1による太陽電池モジュールを受光面側から見た一例を示す上面図である。太陽電池モジュール100は、屋根上などの設置場所に設置されている既設の太陽電池モジュールにおいて、破損などの理由によって太陽電池モジュールの交換が必要となった場合に用いられる交換用の太陽電池モジュールである。また、ここでは、太陽電池モジュール100で用いられる遮光材90が設けられていない状態の太陽電池セル10には、既設の太陽電池モジュールに用いられている既設の太陽電池セルよりも単位面積あたりの光電変換効率および単位面積あたりの電気的出力が高い現行の太陽電池セル10が用いられているものとする。
実施の形態1による太陽電池モジュール100は、太陽電池アレイ30を含む太陽電池パネル40と、フレーム80と、を有する。太陽電池パネル40の外周縁部の一部または全周にシリコーン系の接着剤などを介して補強用のフレーム80が固定され、太陽電池パネル40がフレーム80で囲まれている。フレーム80は、一例では、アルミニウムといった金属材料の押出成型によって作製されている。
図3は、実施の形態1による太陽電池モジュールの一例を示す要部断面図であり、図2のIII−III断面図である。太陽電池パネル40の太陽電池アレイ30における受光面側が、封止層60である受光面側封止層60aと受光面側保護部50とで覆われている。また、太陽電池パネル40の太陽電池アレイ30における受光面と反対方向を向く裏面側が、封止層60である裏面側封止層60bと裏面側保護部70とで覆われている。すなわち、太陽電池モジュール100においては、受光面側保護部50と裏面側保護部70との間に、太陽電池アレイ30が封止層60に覆われて封止されている。すなわち、封止層60は、太陽電池アレイ30を封止する。
受光面側保護部50は、太陽電池アレイ30の受光面側を保護する。受光面側保護部50は、透光性および電気的絶縁性を有する透光性基板であり、たとえばガラス材またはポリカーボネート樹脂などの合成樹脂材が用いられる。太陽電池モジュール100には、受光面側保護部50側から太陽光が入射する。
裏面側保護部70は、太陽電池アレイ30の裏面側を保護する。裏面側保護部70は、電気的絶縁性を有する電気的絶縁材料によって構成されたバックシートであり、たとえばポリエチレンテレフタレート(PolyEthylene-Telephthalate:PET)が用いられる。
受光面側封止層60aには、熱可塑性および光透過性を有する樹脂であるエチレン酢酸ビニル(Ethylene-Vinyl Acetate:EVA)共重合体が用いられる。実施の形態1では、受光面側封止層60aにはEVAを用いたが、この他、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂をはじめとする透光性を有する熱硬化性樹脂またはこれらの積層体を使用することが可能である。裏面側封止層60bには、受光面側封止層60aと同じ材料を用いることができる。
図2に戻り、太陽電池アレイ30は、タブ線20および横タブ線25を用いて電気的および機械的に直列に接続された複数の太陽電池セル10を有する。複数の太陽電池セル10は、タブ線20により、第1方向である図中X方向に電気的に直列に接続されている。そして、タブ線20により接続された複数の太陽電池セル10からなる太陽電池ストリングが、第2方向である図中Y方向に沿って配置され、横タブ線25で電気的および機械的に直列に接続されている。第1方向は、太陽電池モジュール100の面内方向において、タブ線20により接続された複数の太陽電池セル10の連結方向である。第2方向は、太陽電池モジュール100の面内方向において、第1方向と直交する方向である。
図3に示されるように、太陽電池セル10は、受光面側にバス電極である受光面バス電極16Bを備え、裏面側に裏面バス電極17Bを備える。また、受光面バス電極16Bと裏面バス電極17Bとは、同数設けられて、太陽電池セル10を介して互いに対向する位置に形成されている。受光面バス電極16Bおよび裏面バス電極17Bは、通常、銀を主成分とする電極材料で形成される。実施の形態1では、4本の直線形状の受光面バス電極16Bおよび裏面バス電極17Bが示されている。しかし、受光面バス電極16Bおよび裏面バス電極17Bは、2本、3本または5本以上でもよく、また直線形状以外にも破線形状またはドット形状などの他の形状でもよい。
図2に戻り、太陽電池セル10は、隣り合う太陽電池セル10の一方の太陽電池セル10の受光面バス電極16Bと他方の太陽電池セル10の裏面バス電極17Bとがタブ線20によって電気的に直列に接続されることで太陽電池アレイ30とされる。受光面バス電極16Bとタブ線20との接合、および裏面バス電極17Bとタブ線20との接合には、はんだによる接合または接着剤による接合が用いられる。
太陽電池アレイ30における太陽電池セル10の配列、すなわち太陽電池セル10の数量、太陽電池セル10の配置、および太陽電池セル10の配列のピッチであるセル配列ピッチは、太陽電池モジュール100の交換対象となる既設の太陽電池モジュールの太陽電池アレイと同じとされる。実施の形態1の太陽電池モジュール100では、太陽電池セル10の数量が60枚とされ、太陽電池セル10の配置は長方形の格子状とされる。
図4は、実施の形態1による太陽電池モジュールで使用される太陽電池セルを受光面側から見た一例を示す上面図である。図4に示される太陽電池セル10Sは、実施の形態1で使用される太陽電池セル10の基となる太陽電池セルであり、一例では、現行の太陽電池セルの製造方法によって大量生産されている標準的な太陽電池セルである。太陽電池セル10Sは、既設の太陽電池セルと同じ形状および外形寸法を有するが、太陽電池セル10Sの面内方向における単位面積あたりの光電変換効率は、既設の太陽電池セルよりも高くなっている。つまり、図4に示される太陽電池セル10Sは、出力調整がされていない標準の太陽電池セルである。以下では、出力調整がされていない標準の太陽電池セル10Sは、標準太陽電池セル10Sと称される。図4の例では、標準太陽電池セル10Sは、角部が欠けた正方形状を有し、正方形状の一辺の長さはLであるとする。
したがって、標準太陽電池セル10Sは、既設の太陽電池モジュールに用いられている既設の太陽電池セルよりも、標準太陽電池セル10Sの面内方向における単位面積あたりの光電変換効率が高く、標準太陽電池セル10Sの面内方向における単位面積あたりの電気的出力が既設の太陽電池セルよりも高い。
図5は、実施の形態1による太陽電池モジュールにおける太陽電池セルを受光面側から見た一例を示す上面図である。図5に示される太陽電池セル10は、標準太陽電池セル10Sの受光面側に遮光材90を有する。遮光材90は、太陽光の入射を制限するために設けられる。遮光材90の材料としては、樹脂系の材料であることが望ましい。特に、遮光材90の材料として、PET材料を含む材料が望ましい。以下では、受光面側に遮光材90を有する標準太陽電池セル10Sは、交換用の太陽電池セル10とも称される。交換用の太陽電池セル10は、標準太陽電池セル10Sと同じ外形寸法を有する。すなわち、交換用の太陽電池セル10は、角部が欠けた正方形状を有し、正方形状の一辺の長さはLである。しかし、遮光材90で受光面の一部が覆われているため、交換用の太陽電池セル10の面内方向における受光面積が、標準太陽電池セル10Sおよび既設の太陽電池セルよりも小さくされている。
このため、交換用の太陽電池セル10は、発電される発電電流量が標準太陽電池セル10Sよりも少ない。したがって、同じ数量の太陽電池セルを有する太陽電池モジュールにおいて、交換用の太陽電池セル10を使用した交換用の太陽電池モジュール100と、標準太陽電池セル10Sを使用した標準の太陽電池モジュールと、を比較すると、交換用の太陽電池モジュール100は、標準の太陽電池モジュールよりも発電電流量を抑制することができ、電気的出力を抑制することができる。
図5に示されるように、交換用の太陽電池セル10は、標準太陽電池セル10Sにおける、正方形状の4つの辺のうちX方向に延在する受光面バス電極16Bと平行な辺に隣接する2つの遮光領域CAに遮光材90を有する。遮光領域CAは、受光面バス電極16Bの長手方向に沿って遮光される。すなわち、交換用の太陽電池セル10では、受光面バス電極16Bの幅方向、すなわちY方向における標準太陽電池セル10Sの受光面の両側において、正方形状の辺に隣接する遮光領域CAが、受光面バス電極16Bの長手方向と並行に遮光材90によって遮光されている。
交換用の太陽電池セル10の遮光面積は、標準太陽電池セル10Sの出力の測定を行い、交換用の太陽電池モジュール100が備える交換用の太陽電池セル10の数量等を考慮して、交換用の太陽電池モジュール100に要求される電気的出力、すなわち発電電流量に合わせて決定される。交換用の太陽電池モジュール100に要求される発電電流量は、正常に動作している既設の太陽電池モジュールの発電電流量である。したがって、標準太陽電池セル10Sの発電電流量の測定を行い、交換用の太陽電池モジュール100が備える交換用の太陽電池セル10の数量等を考慮して、既設の太陽電池モジュールの発電電流量に合わせて遮光面積が計算される。そして、交換用の太陽電池セル10の正方形状の辺の長さLは一定であるので、遮光面積から、交換用の太陽電池セル10における遮光領域CAのY方向における遮光幅CWが決定される。
したがって、交換用の太陽電池モジュール100は、既設の太陽電池モジュールにおける既設の太陽電池セルの数量と同じ数量の交換用の太陽電池セル10を用いながら交換用の太陽電池モジュール100全体の発電電流量を調整することができる。この結果、既設の太陽電池モジュールと同じ電気的出力を有する交換用の太陽電池モジュール100を構成することができる。
遮光材90は、太陽電池アレイ30側の面の色調が太陽電池セル10の受光面側の色調と同系色とされている。同系色は、色の三属性である色相、明度および彩度の3つのうち、明度もしくは彩度だけが異なる色の組み合わせ、明度と彩度は異なるが色相が同じ色の組み合わせ、明度と彩度は同じであるが色相上隣り合う色の組み合わせ、の3つのパターンとなる。なお、図2および図5においては、理解しやすいように遮光材90にハッチングを付している。実際の製品を受光面側から見た場合、太陽電池セル10の色調と、遮光材90の色調と、は同系色となる。
なお、交換用の太陽電池モジュール100の基本的な構成および寸法は、交換用の太陽電池セル10における遮光材90の追加以外は、既設の太陽電池モジュールと同じとされている。
上記のように、実施の形態1による交換用の太陽電池モジュール100では、受光面バス電極16Bの幅方向における、標準太陽電池セル10Sの受光面の両側の端部に遮光材90を設けた交換用の太陽電池セル10を用いる。交換用の太陽電池モジュール100は、既設の太陽電池モジュールにおける既設の太陽電池セルの数量と同じ数量の交換用の太陽電池セル10を用いながら太陽電池モジュール100全体の発電電流量を調整することができる。つまり、交換用の太陽電池モジュール100の電気的出力を既設の太陽電池モジュールと同等とすることができる。
また、住宅の屋根上などに設置された太陽電池システムの一部の既設の太陽電池モジュールを交換する際に、既設の太陽電池モジュールと電気的特性が同等となるように、交換用の太陽電池モジュール100における交換用の太陽電池セル10の遮光材90が設けられる遮光領域CAの面積が決定される。つまり、交換用の太陽電池モジュール100に求められる電気的出力に応じた遮光領域CAの面積が決定される。また、交換用の太陽電池セル10が正方形状である場合には、一辺の長さが決まっているので、遮光領域CAの面積より、遮光幅が決定される。その結果、太陽電池セル10の受光面に配置した遮光材90の面積によって発電電流量を抑えることができ、現時点で製造される太陽電池セルを用いて交換用の太陽電池モジュール100を多様な電気的出力に調整することができる。また、既設の太陽電池モジュールと同等の電気的特性を持つ太陽電池モジュール100を得ることができる。このような交換用の太陽電池モジュール100を用いて、既設の太陽電池モジュールを交換することで、既設の太陽電池モジュールへの許容電流を超える発電電流の流れ込みを防ぎ、既設の太陽電池モジュールの破損を防止することができる。また、太陽電池システムにおける複数の太陽電池モジュール間の発電量のミスマッチを防止することができ、または極力少なく抑えることができる。これにより、太陽電池モジュール間の発電量のミスマッチに起因した太陽電池システム全体の電気的出力の低下を防止または抑制することができる。また、既設の太陽電池モジュールの交換用に、現在では流通していない、現行の標準太陽電池セル10Sよりも電気的出力の低い太陽電池セルを製造する必要がない。
実施の形態2.
実施の形態1では、受光面バス電極16Bの幅方向における、太陽電池セル10の受光面の両側の端部に遮光材90を形成する場合について説明したが、遮光材90の形成パターンはこれに限定されない。図6は、実施の形態2による太陽電池モジュールを受光面側から見た一例を示す上面図である。図7は、実施の形態2による太陽電池モジュールの一例を示す要部断面図であり、図6のVII−VII断面図である。また、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略し、実施の形態1と異なる部分について説明する。
実施の形態1では、受光面バス電極16Bの幅方向における、太陽電池セル10の受光面の両側の端部に遮光材90を形成する場合について説明したが、遮光材90の形成パターンはこれに限定されない。図6は、実施の形態2による太陽電池モジュールを受光面側から見た一例を示す上面図である。図7は、実施の形態2による太陽電池モジュールの一例を示す要部断面図であり、図6のVII−VII断面図である。また、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略し、実施の形態1と異なる部分について説明する。
実施の形態2の交換用の太陽電池モジュール100Aでは、太陽電池セル10Aが、同じ外形および外形寸法を有する複数の遮光材90を備える。遮光材90は、長手方向は太陽電池セル10Aと同等のサイズを有し、幅は予め定められた値を有する。つまり、太陽電池セル10Aの電気的出力を変更するために、実施の形態1では、遮光材90の幅を変えているが、実施の形態2では、予め定められた幅を有する遮光材90を配置する数を変えている。
実施の形態2の交換用の太陽電池モジュール100Aにおける交換用の太陽電池セル10Aでは、受光面バス電極16Bの幅方向における太陽電池セル10Aの受光面の中心線から線対称に遮光材90が配置される。ここで、受光面バス電極16Bの幅方向において、太陽電池セル10Aの端部側に配置される受光面バス電極16Bは、受光面バス電極16Baと表記され、中心線側に配置される受光面バス電極16Bは、受光面バス電極16Bbと表記されるものとする。図6および図7の例では、遮光材90は、受光面バス電極16Bの幅方向における交換用の太陽電池セル10Aの受光面の両側の端部と、受光面バス電極16Baと受光面バス電極16Bbとの間と、の合計4箇所に配置されている。なお、図6および図7では遮光材90は4箇所に配置される場合が示されているが、1箇所以上3箇所以下、または5箇所以上に遮光材90が形成されてもよい。また、遮光材90は、直線形状だけでなく、破線形状またはドット形状など他の形状であってもよい。
実施の形態2によっても、実施の形態1による太陽電池モジュール100と同じ効果を得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、交換用の太陽電池セル10の受光面ごとに遮光材90を配置する場合について説明したが、遮光の方法はこれに限定されない。図8は、実施の形態3による太陽電池モジュールを受光面側から見た一例を示す上面図である。図9は、実施の形態3による太陽電池モジュールの構成の一例を示す要部断面図であり、図8のIX−IX断面図である。また、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略し、実施の形態1と異なる部分について説明する。
実施の形態1では、交換用の太陽電池セル10の受光面ごとに遮光材90を配置する場合について説明したが、遮光の方法はこれに限定されない。図8は、実施の形態3による太陽電池モジュールを受光面側から見た一例を示す上面図である。図9は、実施の形態3による太陽電池モジュールの構成の一例を示す要部断面図であり、図8のIX−IX断面図である。また、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略し、実施の形態1と異なる部分について説明する。
実施の形態3の交換用の太陽電池モジュール100Bでは、受光面側保護部50と裏面側保護部70との間で、標準太陽電池セル10Sで構成される現行の太陽電池アレイの複数の標準太陽電池セル10Sにわたって、シート状の遮光材である遮光シート91が配置される。遮光シート91が配置された標準太陽電池セル10Sが、実施の形態3による交換用の太陽電池セル10Bとなる。遮光シート91は、X方向に延在するタブ線20と並行に複数の標準太陽電池セル10SのY方向の両端に被せるように配置される。すなわち、X方向に隣接する太陽電池セル10B間における太陽電池セル10BのY方向の両側端部に設けられる遮光領域CAを連続的に覆うとともに、Y方向に隣接する太陽電池セル10B間における太陽電池セル10BのY方向の両側端部に設けられる遮光領域CAも連続的に覆うように設けられる。X方向に直列に接続される太陽電池セル10Bの群をストリングと称するものとすると、Y方向に隣接して配置されるストリングにおける相対するY方向の端部を共通して覆うように、遮光シート91が配置される。なお、Y方向に隣接するストリングがない場合には、ストリングのY方向の端部を覆うように、遮光シート91が配置される。上記のように遮光シート91が配置された現行の太陽電池アレイが封止層60で覆われるように封止される。そして、封止層60の受光面側が受光面側保護部50によって保護され、裏面側が裏面側保護部70によって保護される。
実施の形態3によっても、上述した実施の形態1による太陽電池モジュール100と同じ効果を得ることができる。
実施の形態4.
図10は、実施の形態4による太陽電池モジュールを構成する太陽電池セルの構成の一例を示す平面図である。なお、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略し、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図10は、実施の形態4による太陽電池モジュールを構成する太陽電池セルの構成の一例を示す平面図である。なお、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略し、実施の形態1と異なる部分について説明する。
実施の形態4では、遮光材90が太陽電池セル10Cの受光面バス電極16B−1,16B−2,16B−3,16B−4毎に配置されている。以下では、受光面バス電極16B−1,16B−2,16B−3,16B−4を区別しない場合には、受光面バス電極16Bと表記する。受光面バス電極16Bの延在方向に延在する遮光材90−1,90−2,90−3,90−4,90−5のそれぞれが、受光面バス電極16B−1,16B−2,16B−3,16B−4の幅方向の両側に配置される。そのため、太陽電池セル10Cを上面から見た場合に、遮光材90−1,90−2,90−3,90−4,90−5と受光面バス電極16B−1,16B−2,16B−3,16B−4とが交互に配置された構成を有する。なお、それ以外の構成は、上記した実施の形態と共通である。
図11および図12は、実施の形態4による太陽電池モジュールを構成する太陽電池セルにおける遮光材の配置方法の手順の一例を示す平面図である。図11は、受光面バス電極16B−1,16B−2,16B−3,16B−4が配置された状態の太陽電池セル10Cを示している。太陽電池セル10Cは、正方形状の外形を有し、図11中の左側からX方向に延在し、Y方向に平行して配置される4本の受光面バス電極16B−1,16B−2,16B−3,16B−4を備える。Y方向に隣り合う受光面バス電極16B−1,16B−2,16B−3,16B−4同士の間隔は、X方向の端部の受光面バス電極16B−1,16B−4と太陽電池セル10CのX方向の端部12A,12Bとの間隔の2倍になるような間隔で配置される。すなわち、太陽電池セル10Cの端部12Aと受光面バス電極16B−1との間の間隔をdとすると、太陽電池セル10Cの端部12Aと受光面バス電極16B−1との間の間隔:受光面バス電極16B−1,16B−2間の間隔:受光面バス電極16B−2,16B−3間の間隔:受光面バス電極16B−3,16B−4間の間隔:受光面バス電極16B−4と太陽電池セル10の端部12Bとの間の間隔が、d:2d:2d:2d:dとなるように、受光面バス電極16B−1,16B−2,16B−3,16B−4は配置される。このように配置することで、各受光面バス電極16Bに集電される発電電流が等しくなる。
図12は、受光面に配置される遮光材90−1,90−2,90−3,90−4,90−5の配置状態の一例を示している。4本の受光面バス電極16B−1,16B−2,16B−3,16B−4が設けられる場合には、太陽電池セル10Cは、Y方向に延在する5個の遮光材90−1,90−2,90−3,90−4,90−5を備える。遮光材90−1,90−2,90−3,90−4,90−5は長方形状の外形を有し、長手方向の長さが太陽電池セル10Cの一辺の長さと等しい。すなわち、太陽電池セル10CのY方向にわたって遮光材90−1,90−2,90−3,90−4,90−5が配置される。あるいは遮光材90−1,90−2,90−3,90−4,90−5の長手方向の長さは、太陽電池セル10Cの一辺の長さよりも長くしてもよい。
受光面バス電極16B間に配置される第1遮光材である遮光材90−2,90−3,90−4の短辺の長さである幅W2,W3,W4は、太陽電池セル10Cの端部12A,12Bに配置される第2遮光材である遮光材90−1,90−5の短辺の長さである幅W1,W5の2倍となる。すなわち、太陽電池セル10Cの端部12A,12Bに配置される遮光材90−1,90−5の幅をaとすると、受光面バス電極16B間に配置される遮光材90−2,90−3,90−4の幅は2aとなる。言い換えると、1本の受光面バス電極16Bの予め定められた間隔をおいたX方向の両側には、幅がaの一対の遮光材が配置される。
このような遮光材90−1,90−2,90−3,90−4,90−5を、受光面バス電極16B−1,16B−2,16B−3,16B−4が形成された太陽電池セル10Cに配置することによって、図10に示される構成の太陽電池セル10Cが得られる。遮光材90−1,90−5は、太陽電池セル10Cの受光面バス電極16Bに平行な2つの辺の端部に配置される。遮光材90−2,90−3,90−4は、受光面バス電極16B−1,16B−2,16B−3,16B−4間の中心位置に、受光面バス電極16Bと平行に配置される。
受光面バス電極16B−1と遮光材90−1,90−2との間の領域に照射された太陽光で発電された発電電流は、受光面バス電極16B−1に集電される。受光面バス電極16B−2と遮光材90−2,90−3との間の領域に照射された太陽光で発電された発電電流は、受光面バス電極16B−2に集電される。受光面バス電極16B−3と遮光材90−3,90−4との間の領域に照射された太陽光で発電された発電電流は、受光面バス電極16B−3に集電される。受光面バス電極16B−4と遮光材90−4,90−5との間の領域に照射された太陽光で発電された発電電流は、受光面バス電極16B−4に集電される。
図10において、受光面バス電極16B−1と遮光材90−1,90−2との間隔をそれぞれL1,L2とする。受光面バス電極16B−2と遮光材90−2,90−3との間隔をそれぞれL3,L4とする。受光面バス電極16B−3と遮光材90−3,90−4との間隔をそれぞれL5,L6とする。受光面バス電極16B−4と遮光材90−4,90−5との間隔をそれぞれL7,L8とする。ここでは、L1=L2=L3=L4=L5=L6=L7=L8となるように、遮光材90−1,90−2,90−3,90−4,90−5が配置される。
実施の形態4では、図11に示されるように、4本の受光面バス電極16B−1,16B−2,16B−3,16B−4は、間隔2dで等ピッチに平行に配置される。また、図12に示されるように、遮光材90−2,90−3,90−4の幅W2,W3,W4は2aで構成され、遮光材90−1,90−5の幅W1,W5はaで構成される。さらに、L1=L2=L3=L4=L5=L6=L7=L8=bとなるように、遮光材90−1,90−2,90−3,90−4,90−5が配置される。以上のような構成によって、4本の受光面バス電極16B−1,16B−2,16B−3,16B−4に集電される発電電流を等しくすることができる。
また、受光面バス電極16Bの長手方向については、各位置での受光部の幅が等しくなるように長方形状の遮光材90−1,90−2,90−3,90−4,90−5で遮光されるので、長手方向の各位置で均一な発電電流が発生する。従って、電流の不均一が無くなるので、電流の集中による発熱を抑えることができる。
即ち、実施の形態4による太陽電池セル10Cでは、電流集中による発熱を抑制しながら、出力を調整することができるという効果を実施の形態1の効果に加えて得ることができる。
実施の形態5.
実施の形態5では、実施の形態1で説明した交換用の太陽電池モジュール100を用いて既設の太陽電池モジュールの一部を交換した太陽電池システム400について説明する。図13は、実施の形態5による太陽電池モジュールを備える太陽電池システムの構成の一例を示す模式図である。なお、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略し、実施の形態1と異なる部分について説明する。
実施の形態5では、実施の形態1で説明した交換用の太陽電池モジュール100を用いて既設の太陽電池モジュールの一部を交換した太陽電池システム400について説明する。図13は、実施の形態5による太陽電池モジュールを備える太陽電池システムの構成の一例を示す模式図である。なお、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略し、実施の形態1と異なる部分について説明する。
太陽電池システム400は、6個の太陽電池モジュール410,100を有する。6個の太陽電池モジュール410,100は、直列に接続されている。太陽電池システム400は、元々は6個の既設の太陽電池モジュール410が直列に接続されていたが、そのうちの1つの既設の太陽電池モジュール410が故障などによって交換用の太陽電池モジュール100と交換されたものである。既設の太陽電池モジュール410を構成する既設の太陽電池セル411の電気的出力は、交換用の太陽電池モジュール100を構成する交換用の太陽電池セル10の基となる標準太陽電池セル10Sよりも低いものとする。既設の太陽電池モジュール410は、第1太陽電池モジュールに対応し、交換用の太陽電池モジュール100は、第2太陽電池モジュールに対応する。
太陽電池モジュール410は、実施の形態1で説明した既設の太陽電池モジュールに相当し、複数の太陽電池セル411が配線材によって電気的に接続された太陽電池アレイを有する。太陽電池モジュール100は、実施の形態1で説明した交換用の太陽電池モジュール100に相当し、複数の太陽電池セル10が配線材によって電気的に接続された太陽電池アレイ30を有する。
太陽電池モジュール100の遮光材90は、太陽電池モジュール410の太陽電池セル411と同一の色調を有する。
太陽電池モジュール410の面内方向における太陽電池モジュール410の外形の寸法は、太陽電池モジュール100の面内方向における太陽電池モジュール100の外形の寸法と同じである。太陽電池モジュール410の面内方向における太陽電池モジュール410の外形の形状は、太陽電池モジュール100の面内方向における太陽電池モジュール100の外形の形状と同じである。
また、太陽電池モジュール410と太陽電池モジュール100とには、同じ列数および同じ行数の太陽電池セル411,10が、それぞれ配列される。すなわち、太陽電池モジュール410と太陽電池モジュール100とには、同じ数量の太陽電池セル411,10が、それぞれ配列される。
太陽電池セル10の、太陽電池セル10の面内方向における単位面積当たりの出力である光電変換効率は、太陽電池セル411の、太陽電池セル411の面内方向における単位面積当たりの出力である光電変換効率よりも高い。
太陽電池セル10は、太陽電池セル411よりも光電変換効率が高い。また、太陽電池セル10は、太陽電池セル411よりも受光面の面積が小さい。すなわち、太陽電池セル10は、太陽電池セル10の面内方向における受光面の面積が、太陽電池セル411における太陽電池セル411の面内方向における受光面の面積よりも小さい。そして、太陽電池セル10の発電電流量は、太陽電池セル411の発電電流量と同等とされている。つまり、太陽電池セル10の発電電流量が太陽電池セル411の発電電流量と同等となるように、太陽電池セル10の遮光領域CAの面積が決定され、決定された遮光領域CAに遮光材90が配置される。したがって、太陽電池モジュール100の発電電流量は、太陽電池モジュール410の発電電流量と同等とされている。
なお、図13では、実施の形態1の交換用の太陽電池モジュール100で既設の太陽電池モジュール410を交換する場合を示したが、実施の形態2から4のいずれか1つに記載の交換用の太陽電池モジュール100A,100Bで既設の太陽電池モジュール410を交換してもよい。
実施の形態5では、太陽電池システム400において、既設の太陽電池モジュール410を、既設の太陽電池モジュール410と同等の電気的出力を有する交換用の太陽電池モジュール100,100A,100Bで交換した。このように構成することで、単位面積当たりの光電変換効率の異なる太陽電池セル411と太陽電池セル10,10A,10B,10Cとを使用しても、太陽電池モジュール410と同程度の出力を有する太陽電池モジュール100,100A,100Bを形成することができる。そして、太陽電池モジュール410と太陽電池モジュール100,100A,100Bとの間の発電量のマッチングが取れた太陽電池システム400を提供することができる。
また、このように構成した太陽電池システム400では、太陽電池セル411,10,10A,10B,10Cの受光面、およびいずれの太陽電池モジュール410,100,100A,100Bにおいても、同じ色調で構成されている。そのため、太陽電池システム400として配置した際に、外観上の調和がとれた太陽電池システム400を提供することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10,10A,10B,10C,10S,411 太陽電池セル、11 バイパスダイオード、12A,12B 端部、16B,16Ba,16Bb,16B−1,16B−2,16B−3,16B−4 受光面バス電極、17B 裏面バス電極、20 タブ線、25 横タブ線、30 太陽電池アレイ、31 サブストリング、40 太陽電池パネル、50 受光面側保護部、60 封止層、60a 受光面側封止層、60b 裏面側封止層、70 裏面側保護部、80 フレーム、90,90−1,90−2,90−3,90−4,90−5 遮光材、91 遮光シート、100,100A,100B,410 太陽電池モジュール、400 太陽電池システム、CA 遮光領域。
Claims (8)
- 複数の太陽電池セルが配線材により電気的に接続された太陽電池アレイと、
前記複数の太陽電池セルの受光面側に設けられる複数のバス電極と並行に、前記複数の太陽電池セルの受光面に配置される遮光材と、
前記太陽電池アレイを封止する封止層と、
を備え、
前記遮光材は、太陽電池モジュールに求められる電気的出力に応じた面積を有することを特徴とする太陽電池モジュール。 - 前記遮光材は、前記複数のバス電極が延在する第1方向と直交する第2方向における前記太陽電池セルの両端部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
- 前記遮光材は、前記太陽電池セル毎に設けられることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール。
- 前記遮光材は、前記第1方向に隣接する前記複数の太陽電池セルおよび前記第2方向に隣接する前記複数の太陽電池セルの前記両端部を被せるように設けられることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール。
- 前記複数のバス電極は、前記太陽電池セルの受光面側に、前記複数のバス電極が延在する第1方向と直交する第2方向に等間隔に配置され、
前記遮光材は、
前記第2方向に隣接する前記複数のバス電極間の中心位置に、前記太陽電池セルの前記第1方向にわたって配置される第1遮光材と、
前記複数のバス電極のうち前記第2方向の外側に配置される前記バス電極と、前記太陽電池セルの前記第2方向の端部と、の間の中心位置に、前記太陽電池セルの前記第1方向にわたって配置される第2遮光材と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。 - 前記遮光材は、予め定められた幅と、前記バス電極が延在する第1方向における前記太陽電池セルの長さと、を有し、
前記太陽電池モジュールの電気的出力が予め定められた値となる数の前記遮光材が、前記太陽電池セルに配置されることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。 - 前記遮光材と前記太陽電池セルとの色調を同系色としたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の太陽電池モジュール。
- 複数の第1太陽電池セルが電気的に接続された第1太陽電池アレイを有する第1太陽電池モジュールと、
請求項1から7のいずれか1つに記載の太陽電池モジュールからなる第2太陽電池モジュールと、
を備え、
前記第2太陽電池モジュールを構成する前記太陽電池セルは、前記第1太陽電池セルよりも受光面の単位面積あたりの光電変換効率が高く、
前記遮光材は、前記第2太陽電池モジュールの電気的出力が前記第1太陽電池モジュールの前記電気的出力と等しくなるように設けられることを特徴とする太陽電池システム。
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