JP2021190574A - 記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 消費電力を低減することが可能な記憶装置を提供する。【解決手段】 実施形態に係る記憶装置は、第1の電極10と、第2の電極20と、第1の電極と第2の電極との間に設けられ、第1の元素E1としてアンチモン(Sb)及びビスマス(Bi)の少なくとも一方と第2の元素E2としてテルル(Te)とを含有し、変化可能な抵抗値を有する抵抗層30と、を備え、抵抗層は、第1の元素と第2の元素とで形成された六方晶の結晶構造を有し且つ第3の元素E3として14族元素を含有する第1の層を含んでいる。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、記憶装置に関する。
抵抗変化型の記憶装置として、PCM(phase change memory)装置や超格子型のiPCM(interfacial phase change memory)装置が提案されている。
しかしながら、上述した従来の抵抗変化型の記憶装置では、消費電力が大きいといった問題があった。
国際公開第2020/012916号
消費電力を低減することが可能な記憶装置を提供する。
実施形態に係る記憶装置は、第1の電極と、第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に設けられ、第1の元素としてアンチモン(Sb)及びビスマス(Bi)の少なくとも一方と第2の元素としてテルル(Te)とを含有し、変化可能な抵抗値を有する抵抗層と、を備え、前記抵抗層は、前記第1の元素と前記第2の元素とで形成された六方晶の結晶構造を有し且つ第3の元素として14族元素を含有する第1の層を含んでいる。
第1の実施形態に係る記憶装置の構成を模式的に示した断面図である。 第1の実施形態に係る記憶装置における抵抗層の内部構造を模式的に示した図である。 第1の実施形態に係る記憶装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第1の実施形態に係る記憶装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第1の実施形態に係る記憶装置における予備的な抵抗層の内部構造を模式的に示した図である。 第1の実施形態の変形例に係る記憶装置における抵抗層の構造を模式的に示した断面図である。 第2の実施形態に係る記憶装置の構成を模式的に示した断面図である。 第2の実施形態に係る記憶装置の第1の変形例の構成を模式的に示した断面図である。 第2の実施形態に係る記憶装置の第2の変形例の構成を模式的に示した断面図である。 第2の実施形態に係る記憶装置の第3の変形例の構成を模式的に示した断面図である。 第2の実施形態に係る記憶装置の第4の変形例の構成を模式的に示した断面図である。 第3の実施形態に係る記憶装置の構成を模式的に示した断面図である。 第3の実施形態に係る記憶装置の構成を模式的に示した断面図である。 第3の実施形態に係る記憶装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第3の実施形態に係る記憶装置の製造方法の一部を模式的に示した断面図である。 第3の実施形態に係る記憶装置の変形例の構成を模式的に示した断面図である。 第3の実施形態に係る記憶装置の変形例の構成を模式的に示した断面図である。 第4の実施形態に係る記憶装置の構成を模式的に示した断面図である。 第4の実施形態に係る記憶装置の第1の変形例の構成を模式的に示した断面図である。 第4の実施形態に係る記憶装置の第2の変形例の構成を模式的に示した断面図である。 第1〜第4の実施形態で説明した記憶素子を含むメモリセルアレイ部の構成を模式的に示した鳥観図である。 図19に示したメモリセルアレイ部を含む不揮発性メモリの全体的な構成を示したブロック図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(実施形態1)
図1は、第1の実施形態に係る記憶装置の構成を模式的に示した断面図である。具体的には、抵抗変化型の不揮発性記憶素子の構成を模式的に示した断面図である。図1に示したような構成を有する複数の記憶素子が半導体基板上に集積化されている。
記憶素子100は、半導体基板(図示せず)及びトランジスタ(図示せず)等を含む下部構造上に設けられており、下部電極(第1の電極及び第2の電極の一方)10と、上部電極(第1の電極及び第2の電極の他方)20と、下部電極10と上部電極20との間に設けられ且つ変化可能な抵抗値を有する抵抗層30とを含んでいる。これらの下部電極10、上部電極20及び抵抗層30は、半導体基板に垂直な方向に積層されている。
下部電極10及び上部電極20は、タングステン(W)等の金属によって形成されている。下部電極10の上面は抵抗層30の下面に接し、上部電極20の下面は抵抗層30の上面に接している。
抵抗層30は、第1の元素としてアンチモン(Sb)及びビスマス(Bi)の少なくとも一方と、第2の元素としてテルル(Te)とを含有している。すなわち、抵抗層30は第1の元素として、Sbのみを含有していてもよく、Biのみを含有していてもよく、Sb及びBiの両方を含有していてもよい。本実施形態では、抵抗層30は、第1の元素としてSbのみを含有している。
また、抵抗層30は、第1の元素と第2の元素とで形成された六方晶の結晶構造を有している。抵抗層30の六方晶の結晶構造のc軸は、下部電極10、上部電極20及び抵抗層30が積層された方向(Z方向)に配向している。言い換えると、抵抗層30の六方晶の結晶構造のc軸は、下部電極10と上部電極20との間で電流が流れる方向に配向している。
抵抗層30は、第1の元素及び第2の元素に加えてさらに、第3の元素として14族元素を含有している。抵抗層30に含有されている第3の元素の濃度は、1×1018/cm-3から1×1021/cm-3の範囲であることが好ましい。具体的には、抵抗層30は、14族元素として、炭素(C)、シリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)、スズ(Sn)或いは鉛(Pb)を含有している。本実施形態では、抵抗層30は、14族元素としてGeを含有している。
図2は、抵抗層(第1の層)30の内部構造を模式的に示した図である。
抵抗層30は、第1の元素E1(本実施形態では、Sb)と第2の元素E2(本実施形態では、Te)とで形成された合金層である。特に、第1の元素E1と第2の元素E2との比率E1:E2が2:3である合金層(本実施形態では、Sb2Te3 層)は、安定した構造を持つことが知られている。具体的には、図2に示すように、Z方向(抵抗層30の厚さ方向、下部電極10、上部電極20及び抵抗層30が積層された方向)に、E2−E1−E2−E1−E2の順に配列された5原子層によって単位構造UTが構成され、複数の単位構造UTがZ方向に積層されて抵抗層30が構成されている。単位構造UTを構成するSb2Te3 層は、単位構造UT内のSb原子とTe原子とが共有結合によって強く結合し、Z方向にc軸が配向した六方晶の結晶構造を有している。
積層方向(Z方向)で隣り合った単位構造UT間にはギャップGPが設けられている。このギャップGPは、vdW(van del Waals)ギャップである。
上述した単位構造UT中及びギャップGP中に、第3の元素E3として14族元素(本実施形態では、Ge)が分布している。単位構造UT中には、第1の元素E1(Sb)の点欠陥の位置に第3の元素E3(Ge)が分布しており、ギャップGP中には、六方晶の結晶構造を構成しない第3の元素E3(Ge)が分布している。
抵抗層30の抵抗値は、抵抗層30内の第3の元素E3の分布に応じて変化する。具体的には、単位構造UTとギャップGPとの間で第3の元素E3が移動することで、単位構造UT内の第3の元素E3の分布及びギャップGP内の第3の元素E3が変化し、抵抗層30の抵抗値が変化する。下部電極10と上部電極20との間に印加される書き込み信号(電圧信号或いは電流信号)に応じて抵抗層30内の第3の元素E3の分布は変化する。より具体的には、書き込み信号の大きさ(絶対値)や書き込み信号の立ち下がり速度や信号の波形形状に応じて、抵抗層30内の第3の元素E3の分布が変化し、抵抗層30の抵抗値が変化する。抵抗層30内の第3の元素E3の分布が変化しても、抵抗層30の六方晶の結晶構造は維持されている。書き込み信号の印加が終了した後は、抵抗層30内の第3の元素E3の分布は維持され、抵抗層30の抵抗値は維持される。
このように、本実施形態の記憶素子100では、下部電極10と上部電極20との間に印加される書き込み信号に応じて抵抗層30内の第3の元素の分布を変化させることで、抵抗層30の抵抗値を変化させることができる。したがって、抵抗層30抵抗状態(抵抗値)に応じて2値データ或いは多値データを不揮発に記憶することが可能である。
次に、本実施形態に係る記憶装置の製造方法(記憶素子100の製造方法)について、図3A及び図3Bの断面図を参照して説明する。
まず、図3Aに示すように、下部電極10と、上部電極20と、抵抗層30を得るための予備的な抵抗層30aとを形成する。
予備的な抵抗層30aの形成方法は、以下の通りである。まず、厚さ1〜10nm程度のSb2Te3 層を室温でスパッタリングによって形成する。続いて、スパッタリング装置内の温度を真空中(10-6〜10-4Pa)で150〜250℃程度まで昇温した後、厚さ1〜50nm程度の追加のSb2Te3 層を形成する。これにより、予備的な抵抗層30aとして、六方晶の結晶構造を有するc軸配向したSb2Te3 層が得られる。
図4は、予備的な抵抗層30aの内部構造を模式的に示した図である。予備的な抵抗層30aの構造は、図2に示した抵抗層30の内部構造と同様に、複数の単位構造UTaがZ方向に積層された構造を有しており、積層方向(Z方向)で隣り合った単位構造UTa間に、vdW(van del Waals)ギャップGPaが設けられている。ただし、予備的な抵抗層30aには、第3の元素(14族元素)は含有されていない。
次に、図3Bに示すように、予備的な抵抗層30a中にイオン注入によってGeイオンをドーピングする。このイオン注入工程では、Sb2Te3 層(予備的な抵抗層30a)の結晶性が維持されるような(c軸配向した六方晶の結晶構造が維持されるような)加速電圧及びドーズ量でGeのイオン注入を行うことが好ましい。具体的には、50〜150keVの範囲の加速電圧により1×1014〜1×1016cm-2の範囲のドーズ量でGeイオンをSb2Te3 層(予備的な抵抗層30a)中に注入する。このような条件でGeイオンをSb2Te3 層中に注入すれば、結晶性が適切に維持されることが確認されている。1×1014〜1×1016cm-2の範囲のGeのドーズ量は、Sb2Te3 層中の1020cm-3程度の点欠陥(vacancy)を埋める量に対応する。
その後、150〜400℃程度(より望ましくは、180〜260℃)の温度で熱処理を行うことで、Sb2Te3 層の結晶性を回復させることができる。このようにして、図2に示したような内部構造有する図1の抵抗層30が得られる。
なお、上述した製造方法では、イオン注入によって予備的な抵抗層30a中に第3の元素を導入するようにしたが、プラズマドーピング、気相ドーピング或いは固相拡散等によって予備的な抵抗層30a中に第3の元素を導入するようにしてもよい。これらの方法を用いた場合にも、イオン注入の場合と同様に、予備的な抵抗層30aの結晶性が維持された状態(c軸配向した六方晶の結晶構造が維持された状態)で予備的な抵抗層30a中に第3の元素を導入することが可能である。
以上のように、本実施形態では、抵抗層30が第1の元素と第2の元素とで形成された六方晶の結晶構造を有し、抵抗層30が第3の元素として14族元素を含有している。このような構成により、本実施形態では、下部電極10と上部電極20との間に印加される書き込み信号に応じて抵抗層30内の第3の元素の分布を変化させることができ、第3の元素の分布に応じて抵抗層30の抵抗値を変化させることが可能である。これにより、本実施形態では、低消費電力で且つ高速動作を行うことが可能な抵抗変化型の記憶素子を得ることができる。
また、本実施形態では、予備的な抵抗層30a中に第3の元素をドーピングすることによって抵抗層30が形成される。すなわち、抵抗層30は、第1及び第2の元素で形成された六方晶の結晶構造を有するベース構造中に第3の元素が添加されたものであり、比較的単純な構造を有している。そのため、本実施形態では、簡略な製造工程を用いて単純な構造を有する抵抗変化型の記憶素子を得ることができる。
以下、上述した事項について説明を加える。
抵抗変化型の不揮発性記憶素子として、PCM(phase change memory)素子及びiPCM(interfacial phase change memory)素子が知られている。
代表的なPCM素子としては、Ge、Sb及びTeの合金(GST合金)を用いたPCM素子が知られている。このGST合金を用いたPCM素子では、結晶相(低抵抗状態)とアモルファス相(高抵抗状態)との間の相転移による抵抗層の抵抗変化に基づいて2値データが記憶される。しかしながら、PCM素子では、相転移を生じさせるために抵抗層に大きな電流を流す必要があり、消費電力が大きくなる。また、PCM素子では、相転移を生じさせるための時間が必要であり、高速動作が困難である。
本実施形態では、抵抗層30の結晶構造が維持された状態で抵抗層30内の第3の元素の分布を変化させることにより、抵抗層30の抵抗値が変化する。そのため、本実施形態では、低消費電力で高速動作を行うことが可能な抵抗変化型の記憶素子を得ることができる。
代表的なiPCM素子としては、GeTe結晶層とSb2Te3 結晶層とが交互に積層された超格子型の素子が知られている。このiPCM素子では、低抵抗状態及び高抵抗状態のいずれにおいても抵抗層は結晶相であるため、低消費電力動作及び高速動作が可能である。しかしながら、iPCM素子では、各GeTe結晶層の原子層数と各Sb2Te3 結晶層の原子層数とを制御しながら、GeTe結晶層とSb2Te3 結晶層とを交互に積層する必要があり、製造工程が煩雑である。
本実施形態では、六方晶の結晶構造を有する予備的な抵抗層30a中に第3の元素をドーピングすることで抵抗層30が形成される。そのため、本実施形態では、簡略な製造工程を用いて単純な構造を有する抵抗変化型の記憶素子を得ることができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
図5は、本変形例における抵抗層30の構造を模式的に示した断面図である。
本変形例の抵抗層30は、iPCM型の抵抗層であり、第1の元素(例えば、Sb)及び第2の元素(例えば、Te)で形成された第1の層L1と第2の元素(例えば、Te)及び第3の元素(例えば、Ge)で形成された第2の層L2とが交互に積層された超格子型の結晶構造を有している。例えば、第1の層L1は、5層のSb2Te3 合金層で形成され、第2の層L2は、4層のGe2Te2 合金層で形成されている。このようなiPCM型の抵抗変化層中に第3の元素(14族元素、例えば、Ge)が分布している。すなわち、抵抗層30には、第2の層L2(GeTe層)の結晶構造を構成しないGeが分布している。なお、このように第2の層L2の結晶構造を構成しない第3の元素(14族元素、Ge等)を、便宜上、追加の第3の元素(追加の14族元素、追加のGe等)と呼ぶ場合もある。
第1の層L1の基本的な構造は、上述した実施形態で説明した抵抗層30の構造と同様であり、第1の元素と第2の元素とで形成された六方晶の結晶構造を有し、六方晶の結晶構造のc軸がZ方向(膜厚方向)に配向している。すなわち、第1の層L1は、図2に示した内部構造を有しており、単位構造UT中及びギャップ(van del Waalsギャップ)GP中に、第3の元素E3として14族元素(本変形例では、Ge)が分布している。例えば、第1の層L1は、Sb2Te3 層中にGeが分布した構造を有している。
第1の層L1が六方晶の結晶構造を有しているため、第2の層L2も六方晶の結晶構造を有しており、Z方向(膜厚方向)にc軸配向している。また、互いに隣接する第1の層L1と第2の層L2との間にはギャップ(van del Waalsギャップ)が設けられている場合がある。また、第2の層L2内にギャップ(van del Waalsギャップ)が設けられている場合もある。
本変形例でも、基本的な動作原理は上述した実施形態の動作原理と同様であり、抵抗層30の抵抗値は、抵抗層30内の第3の元素の分布に応じて変化し、第3の元素の分布に応じて抵抗層30の抵抗値が変化する。具体的には、第1の層L1中及びギャップ(van del Waalsギャップ)中の第3の元素の分布に応じて抵抗層30の抵抗値が変化する。
本変形例の基本的な製造方法は、図3A及び図3Bで説明した製造方法と同様である。すなわち、図3Aの工程では、iPCM型の予備的な抵抗層30aを形成する。この予備的な抵抗層(iPCM型の抵抗層)30a中に、図3Bの工程と同様の方法で第3の元素(14族元素)をドーピングすることで、図1及び図5に示すような構造を有する抵抗層30が得られる。
なお、iPCM型の予備的な抵抗層30a中にドーピングされる第3の元素(14族元素)には、第2の層L2の結晶構造を構成している第3の元素(14族元素)と同じ14族元素を用いてもよいし異なる14族元素を用いてもよい。
以上のように、本変形例でも、上述した実施形態と同様に、抵抗層30の結晶構造が維持された状態で抵抗層30内の第3の元素の分布を変化させることにより、抵抗層30の抵抗値が変化する。そのため、本変形例でも、低消費電力で高速動作を行うことが可能な抵抗変化型の記憶素子を得ることができる。
(実施形態2)
図6は、第2の実施形態に係る記憶装置(抵抗変化型の不揮発性記憶素子)の構成を模式的に示した断面図である。なお、本実施形態の基本的な事項は第1の実施形態と同様であり、第1の実施形態で説明した事項の説明は省略する。
本実施形態では、予備的な抵抗層中に固相拡散によって第3の元素(C、Si、Ge、Sn及Pb等の14族元素)を導入することで、抵抗層30を形成する。
本実施形態の記憶素子100は、下部電極10と抵抗層30との間に第3の元素(14族元素、例えば、Ge)で形成された第3の元素層40(例えば、Ge層)が設けられている。この第3の元素層40が固相拡散源として機能する。すなわち、第3の元素層40から第3の元素が含有されていない予備的な抵抗層に第3の元素を拡散させることで、第3の元素が含有された抵抗層30が形成される。例えば、六方晶の結晶構造を有するSb2Te3 層中にGeが含有された抵抗層30が形成される。
以上のように、本実施形態でも、抵抗層30の基本的な結晶構造は第1の実施形態と同様であり、第1の実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
図7は、本実施形態に係る記憶装置の第1の変形例の構成を模式的に示した断面図である。
本変形例の記憶素子100は、上部電極20と抵抗層30との間に第3の元素(14族元素)で形成された第3の元素層40が設けられており、第3の元素層40が固相拡散源として機能する。
本変形例でも、抵抗層30の基本的な構造は第1の実施形態と同様であり、第1の実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
図8は、本実施形態に係る記憶装置の第2の変形例の構成を模式的に示した断面図である。
本変形例では、下部電極10と抵抗層30との間に第3の元素(14族元素)で形成された第3の元素層40aが設けられ、上部電極20と抵抗層30との間に第3の元素(14族元素)で形成された第3の元素層40bが設けられている。第3の元素層40a及び40bが固相拡散源として機能する。
本変形例でも、抵抗層30の基本的な結晶構造は第1の実施形態と同様であり、第1の実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
図9は、本実施形態に係る記憶装置の第3の変形例の構成を模式的に示した断面図である。
本変形例では、下部電極10と抵抗層30との間に第3の元素(14族元素)で形成された第3の元素層40が設けられ、さらに、抵抗層30と第3の元素層40の間に拡散調整層50が設けられている。
拡散調整層50を設けることにより、第3の元素層40から抵抗層30への第3の元素の拡散量を調整(抑制)することが可能である。拡散調整層50の材料は特に限定されないが、絶縁材料を用いる場合には、抵抗層30の抵抗値に比べて抵抗値が十分小さくなる程度に拡散調整層50の厚さを薄くすることが好ましい。
拡散調整層50の材料には、酸化物、窒化物、酸窒化物等を用いることが可能である。これらの酸化物、窒化物、酸窒化物等の材料には、第3の元素が含有されていてもよい。例えば、拡散調整層50の材料には、チタン酸化物(TiO2 )、ジルコニウム酸化物(ZrO2 )、ハフニウム酸化物(HfO2 )、アルミニウム窒化物(AlN)、タンタル酸化物(Ta25 )、シリコン酸化物(SiO2 )、ゲルマニウム酸化物(GeO2 )、ゲルマニウム窒化物(Ge34 )、ゲルマニウム酸窒化物(GeON)、シリコン窒化物(Si34 )及びシリコン酸窒化物(SiON)、等を用いることができる。
拡散調整層50の材料に導電性材料を用いる場合には、金属或いは金属化合物を用いることが可能である。金属化合物材料には、第3の元素が含有されていてもよい。例えば、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、チタン窒化物(TiN)、タンタル窒化物(TaN)、タングステン(W)、タングステン窒化物(WN)、ニッケルゲルマニウム(NiGe)、ニッケルシリサイド(NiSi)、コバルトシリサイド(CoSi2 )、プラチナシリサイド(PtSi)、チタンカーバイド(TiC)、タンタルカーバイド(TaC)及びタングステンカーバイド(WC)、等を用いることができる。
本変形例でも、抵抗層30の基本的な構造は第1の実施形態と同様であり、第1の実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
なお、上部電極20と抵抗層30との間に第3の元素層40が設けられ、抵抗層30と第3の元素層40との間に拡散調整層50が設けられていてもよい。また、下部電極10と抵抗層30との間に第3の元素層40が設けられ、抵抗層30と第3の元素層40との間に拡散調整層50が設けられ、且つ、上部電極20と抵抗層30との間に第3の元素層40が設けられ、抵抗層30と第3の元素層40の間に拡散調整層50が設けられていてもよい。
図10は、本実施形態に係る記憶装置の第4の変形例の構成を模式的に示した断面図である。
本変形例でも、図9に示した第3の変形例と同様に、下部電極10と抵抗層30との間に第3の元素(14族元素)で形成された第3の元素層40が設けられ、さらに、抵抗層30と第3の元素層40との間に拡散調整層50が設けられている。ただし、本変形例では、第3の変形例のように拡散調整層50が連続的に形成されておらず、断続的に形成されている。このような構成であっても、第3の元素の拡散調整効果(拡散抑制効果)を得ることが可能である。
なお、上部電極20と抵抗層30との間に第3の元素層40が設けられ、抵抗層30と第3の元素層40との間に拡散調整層50が断続的に設けられていてもよい。また、下部電極10と抵抗層30との間に第3の元素層40が設けられ、抵抗層30と第3の元素層40の間に拡散調整層50が断続的に設けられ、且つ、上部電極20と抵抗層30との間に第3の元素層40が設けられ、抵抗層30と第3の元素層40との間に拡散調整層50が断続的に設けられていてもよい。
なお、本実施形態でも、第1の実施形態の変形例と同様に、抵抗層30としてiPCM型の抵抗層を用いてもよい。
(実施形態3)
図11及び図12は、第3の実施形態に係る記憶装置(抵抗変化型の不揮発性記憶素子)の構成を模式的に示した断面図である。図11はZ方向に平行な断面図であり、図12はZ方向に対して垂直なXY平面に平行な断面図である。なお、第1及び第2の実施形態ですでに説明した事項の説明は省略する。
本実施形態では、抵抗層30が第1の抵抗層部分31及び第2の抵抗層部分32を含んでいる。第1の抵抗層部分31と第2の抵抗層部分32とは、Z方向に垂直な方向で互いに隣接している。図11及び図12に示した例では、第2の抵抗層部分32が第1の抵抗層部分31を囲んでいる。
抵抗層30は、第1の元素としてアンチモン(Sb)及びビスマス(Bi)の少なくとも一方と第2の元素としてテルル(Te)とを含有している。すなわち、抵抗層30の第1の抵抗層部分31及び第2の抵抗層部分32はいずれも、第1の元素及び第2の元素を含有している。また、第2の抵抗層部分32は、第1の抵抗層部分31に含有されていない非含有元素として窒素(N)を含有している。
第2の抵抗層部分32は第1の抵抗層部分31よりも高い抵抗率を有しており、下部電極10と上部電極20との間の抵抗は、第2の抵抗層部分32の方が第1の抵抗層部分31よりも高い。また、第1の抵抗層部分31の抵抗値は変化可能であり、第2の抵抗層部分32の抵抗値は変化しない。したがって、本実施形態では、第1の抵抗層部分31が実質的な抵抗変化層として機能する。
以下、本実施形態のいくつかの構成例について説明する。いずれの構成例も、上述したような基本的な構成を有している。
(第1の構成例)
第1の構成例では、抵抗層30は、上述した第1の元素及び第2の元素に加えて、第3の元素として14族元素(C、Si、Ge、Sn及Pb等の14族元素)をさらに含有している。例えば、抵抗層30は、第3の元素としてGeを含有している。
抵抗層30の第1の抵抗層部分31は、第1の実施形態で示した抵抗層30と同じ構造を有している。すなわち、第1の抵抗層部分31は、第1の元素と第2の元素とで形成された六方晶の結晶構造を有しており、六方晶の結晶構造のc軸はZ方向(膜厚方向)に配向している。第1の抵抗層部分31の内部構造は、第1の実施形態の図2で説明した抵抗層30の内部構造と同じである。すなわち、第1の抵抗層部分31は、図2に示したように、単位構造UT中及びギャップGP中に、第3の元素E3として14族元素が分布した内部構造を有している。また、第1の抵抗層部分31に含有されている第3の元素の濃度も、第1の実施形態で説明した抵抗層30と同様である。
抵抗層30の第2の抵抗層部分32は、上述した第1、第2及び第3の元素に加えて、第1の抵抗層部分31に含有されていない非含有元素(第1、第2及び第3の元素とは異なる元素)として窒素(N)を含有しており、第1の抵抗層部分31に比べて相対的に高い抵抗値を有している。
上述したように、本構成例では、抵抗層30の第1の抵抗層部分31が、第1の実施形態で説明した抵抗層30と同じ構造を有している。したがって、本構成例では、第1の抵抗層部分31で、第1の実施形態で説明した抵抗層30の動作と同様の動作が行われる。すなわち、下部電極10と上部電極20との間に印加される書き込み信号(電圧信号或いは電流信号)に応じて第1の抵抗層部分31内の第3の元素の分布が変化し、第3の元素の分布に応じて第1の抵抗層部分31の抵抗値が変化する。また、第2の抵抗層部分32の抵抗値は高く且つ第2の抵抗層部分32の抵抗値は変化しない。したがって、本構成例では、第1の抵抗層部分31が抵抗変化層として実質的に機能し、第1の抵抗層部分31の抵抗状態(抵抗値)に応じて2値データ或いは多値データを不揮発に記憶することが可能である。
次に、本構成例に係る記憶装置の製造方法(記憶素子100の製造方法)について、図13A及び図13Bの断面図を参照して説明する。
まず、図13Aに示すように、下部電極10、上部電極20及び抵抗層30を得るための予備的な抵抗層30aを形成する。予備的な抵抗層30aの内部構造は第1の実施形態の図2で説明した構造と同様であり、予備的な抵抗層30aとして、六方晶の結晶構造を有するc軸配向したSb2Te3 層中にGeが分布した構造を有する層が形成される。
次に、図13Bに示すように、予備的な抵抗層30a中にイオン注入によってNイオンをドーピングする。本構成例では、予備的な抵抗層30aの外側部分(第2の抵抗層部分32に対応する部分)32aにのみNイオンが注入され、内側部分(第1の抵抗層部分31に対応する部分)31aにはNイオンが注入されないようにする。例えば、半導体基板を回転させながら予備的な抵抗層30aに対して斜め上方から適切な加速電圧でNイオンの注入を行う。このようにしてイオン注入を行うことにより、予備的な抵抗層30aの外側部分32aの結晶性が崩れ、Sb2Te3 層が窒化される。その結果、外側部分32aは高抵抗化(或いは、絶縁化)される。
上述したような方法により、図11及び図12に示すような構造を有する抵抗層30が得られる。
以上のように、本構成例では、抵抗層30の第1の抵抗層部分31の基本的な構造は第1の実施形態の抵抗層30と同様であり、第1の実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
また、本構成例では、抵抗層30が、相対的に抵抗が低く且つ実質的に抵抗変化層として機能する第1の抵抗層部分31と、相対的に抵抗が高く且つ抵抗変化層として実質的に機能しない第2の抵抗層部分32とを含んでいる。そのため、抵抗変化層として電流が流れる領域の面積を低減することが可能であり、消費電力を効果的に低減することが可能である。
なお、上述した製造方法では、イオン注入によって予備的な抵抗層30a中に第3の元素を導入するようにしたが、プラズマドーピング或いは気相ドーピング等によって予備的な抵抗層30a中に第3の元素を導入するようにしてもよい。
(第2の構成例)
第2の構成例でも、抵抗層30は、上述した第1の元素及び第2の元素に加えて、第3の元素として14族元素(C、Si、Ge、Sn及Pb等の14族元素)をさらに含有している。例えば、抵抗層30は、第3の元素としてGeを含有している。
本構成例では、抵抗層30の第1の抵抗層部分31として、第1の実施形態の変形例で説明したiPCM型の抵抗変化層を用いている。すなわち、本構成例の第1の抵抗層部分31は、図5に示したように、第1の元素及び第2の元素で形成された第1の層L1と第2の元素及び第3の元素で形成された第2の層L2とが交互に積層された超格子型の結晶構造を有している。例えば、第1の層L1は4層のSb2Te3 で形成され、第2の層L2は2層のGeTeで形成されている。このようなiPCM型の抵抗変化層中に第3の元素(14族元素、例えば、Ge)が分布している。すなわち、第1の抵抗層部分31には、第2の層(GeTe層)の結晶構造を構成しないGe(追加の14族元素、追加のGe)が分布している。
抵抗層30の第2の抵抗層部分32は、上述した第1、第2及び第3の元素に加えて、第1の抵抗層部分31に含有されていない非含有元素(第1、第2及び第3の元素とは異なる元素)として窒素(N)を含有しており、第1の抵抗層部分31に比べて相対的に高い抵抗値を有している。
上述したように、本構成例でも、第1の構成例と同様に、第1の抵抗層部分31が抵抗変化層として実質的に機能し、第1の抵抗層部分31の抵抗状態(抵抗値)に応じてデータを不揮発に記憶することが可能である。
なお、本構成例の基本的な製造方法は、図13A及び図13Bで説明した第1の構成例と同様である。すなわち、図13Aの工程では、上述したiPCM型の第1の抵抗層部分31と同様の構造を有する予備的な抵抗層30aを形成する。この予備的な抵抗層30a中に、図13Bの工程と同様の方法で窒素(N)のイオン注入を行うことで、予備的な抵抗層30aの外側部分32aが高抵抗化(或いは、絶縁化)される。その結果、図11及び図12に示すような構造を有する抵抗層30が得られる。
以上のように、本構成例も基本的な構造及び基本的な動作は、上述した第1の構成例と同様である。すなわち、本構成例は、第1の抵抗層部分31の構造以外は、第1の構成例と同様の構造を有している。したがって、本構成例でも、第1の構成例と同様の効果を得ることができる。
なお、抵抗層30の第1の抵抗層部分31には、通常のiPCM型の抵抗層を用いてもよい。すなわち、第1の抵抗層部分31には、追加の第3の元素(追加の14族元素、追加のGe)が分布していないiPCM型の抵抗層を用いてもよい。
(第3の構成例)
第3の構成例では、抵抗層30の第1の抵抗層部分31は、上述した第1の元素及び第2の元素を含有し、第3の元素は含有していない。第1の抵抗層部分31は、第1の実施形態の図4で示した予備的な抵抗層30aと同じ構造を有している。すなわち、第1の抵抗層部分31は、第1の元素と第2の元素とで形成された六方晶の結晶構造を有し、六方晶の結晶構造のc軸はZ方向に配向している。具体的には、第1の抵抗層部分31は、六方晶の結晶構造を有するSb2Te3 層で形成されている。
抵抗層30の第2の抵抗層部分32は、上述した第1及び第2の元素に加えて、第1の抵抗層部分31に含有されていない非含有元素(第1及び第2の元素とは異なる元素)として窒素(N)を含有しており、第1の抵抗層部分31に比べて相対的に高い抵抗値を有している。
本構成例では、第1の抵抗層部分31が結晶相とアモルファス相との間で相転移することで第1の抵抗層部分31の抵抗値が変化する。具体的には、第1の抵抗層部分31が結晶相であるときには第1の抵抗層部分31は低抵抗状態であり、第1の抵抗層部分31がアモルファス相であるときには第1の抵抗層部分31は高抵抗状態である。下部電極10と上部電極20との間に電圧を印加すると、第2の抵抗層部分32に比べて相対的に抵抗の低い第1の抵抗層部分31に相対的に多くの電流が流れ、書き込み信号に応じて第1の抵抗層部分31が結晶状態或いはアモルファス状態となる。
上述したように、本構成例でも、下部電極10と上部電極20との間に印加される書き込み信号(電圧信号或いは電流信号)に応じて第1の抵抗層部分31の抵抗値が変化し、第1の抵抗層部分31が抵抗変化層として実質的に機能する。したがって、第1及び第2の構成例と同様に、第1の抵抗層部分31の抵抗状態(抵抗値)に応じてデータを不揮発に記憶することが可能である。
なお、本構成例の基本的な製造方法は、図13A及び図13Bで説明した第1の構成例の方法と同様である。すなわち、図13Aの工程では、図4に示したような予備的な抵抗層30aと同様の構造を有する予備的な抵抗層30aを形成する。この予備的な抵抗層30a中に、図13Bの工程と同様の方法で窒素(N)のイオン注入を行うことで、予備的な抵抗層30aの外側部分32aが高抵抗化(或いは、絶縁化)される。その結果、図11及び図12に示すような構造を有する抵抗層30が得られる。
図14及び図15は、本実施形態に係る記憶装置の変形例の構成を模式的に示した断面図である。図14はZ方向に平行な断面図であり、図15はZ方向に対して垂直なXY平面に平行な断面図である。
本変形例でも、第1の抵抗層部分31と第2の抵抗層部分32とは、Z方向に垂直な方向で互いに隣接している。ただし、本変形例では、第1の抵抗層部分31が第2の抵抗層部分32を囲んでいる。第1の抵抗層部分31及び第2の抵抗層部分32の基本的な結晶構造は、上述した第1、第2及び第3の構成で示した構造と同様である。例えば、窒素のイオン注入の加速電圧を適切に調整することで、図14及び図15に示したような構造を得ることが可能である。
本変形例でも、上述した実施形態と同様に、抵抗層30が、相対的に抵抗が低く且つ実質的に抵抗変化層として機能する第1の抵抗層部分31と、相対的に抵抗が高く且つ抵抗変化層として実質的に機能しない第2の抵抗層部分32とを含んでいる。そのため、抵抗変化層として電流が流れる領域の面積を低減することができ、消費電力を効果的に低減することが可能である。
(実施形態4)
図16は、第4の実施形態に係る記憶装置(抵抗変化型の不揮発性記憶素子)の構成を模式的に示した断面図である。なお、第1〜第3の実施形態ですでに説明した事項の説明は省略する。
抵抗層30は、第1の元素としてアンチモン(Sb)及びビスマス(Bi)の少なくとも一方と第2の元素としてテルル(Te)とを含有し、さらにZ方向で濃度が変化している第3の元素として14族元素又は16族元素を含有している。
図16に示した例では、抵抗層30は、第3の元素の濃度が相対的に高い高濃度層33が上部電極20側に位置し、第3の元素の濃度が相対的に低い低濃度層34が下部電極10側に位置している。低濃度層34には、第3の元素が実質的に含有されていなくてもよい。
抵抗層30は、第1の元素と第2の元素とで形成された六方晶の結晶構造を有する第1の層を含んだ第1の抵抗状態を呈することが可能である。
具体的には、上記第1の抵抗状態には、第1の実施形態の図2で示したような結晶構造を有する第1の場合(14族元素が含有されている場合)、第1の実施形態の図4で示したような結晶構造を有する第2の場合(14族元素が含有されていない場合)、第1の実施形態の図5で示したようなiPCM型の結晶構造を有し且つ追加の14族元素が含有されている第3の場合、及び第1の実施形態の図5で示したようなiPCM型の結晶構造を有し且つ追加の14族元素が含有されていない第4の場合が含まれる。
抵抗層30は、上述した第1の抵抗状態(結晶状態)と第2の抵抗状態(アモルファス状態)との間で相転移可能である。したがって、抵抗層30の抵抗値は、抵抗層30の状態(第1の抵抗状態、第2の抵抗状態)に応じて変化する。
まず、Z方向で濃度が変化している第3の元素として14族元素が抵抗層30に含有されている場合について説明する。
Z方向で濃度が変化している第3の元素として14族元素が抵抗層30に含有されている場合、第3の元素の濃度が低い場合の方が第3の元素の濃度が高い場合よりも融点が高くなる。そのため、抵抗層30が結晶相からアモルファス相に相転移するときに、高濃度層33の全体がアモルファス状態に変化しても、低濃度層34の一部はアモルファス状態に変化せずに結晶状態を維持することが可能である。したがって、抵抗層30がアモルファス状態からに結晶状態(上述した第1の抵抗状態)に相転移するときに、低濃度層34の結晶状態が維持されている部分から結晶化が開始され、アモルファス状態から結晶状態(上述した第1の抵抗状態)へ変化しやすくなる。
次に、Z方向で濃度が変化している第3の元素として16族元素が抵抗層30に含有されている場合について説明する。
Z方向で濃度が変化している第3の元素として16族元素が抵抗層30に含有されている場合、第3の元素の濃度が高い場合の方が第3の元素の濃度が低い場合よりも融点が高くなる。そのため、抵抗層30が結晶相からアモルファス相に相転移するときに、低濃度層34の全体がアモルファス状態に変化しても、高濃度層33の一部はアモルファス状態に変化せずに結晶状態を維持することが可能である。したがって、抵抗層30がアモルファス状態からに結晶状態(上述した第1の抵抗状態)に相転移するときに、高濃度層34の結晶状態が維持されている部分から結晶化が開始され、アモルファス状態から結晶状態(上述した第1の抵抗状態)へ変化しやすくなる。
以上のように、本実施形態では、抵抗層30内の第3の元素の濃度をZ方向で変化させることで、アモルファス状態から結晶状態へ容易に変化させることができ、消費電力を効果的に低減することが可能である。
図17は、本実施形態の第1の変形例の構成を模式的に示した断面図である。
本変形例でも、上述した実施形態と同様に、第3の元素(14族元素又は16族元素)の濃度がZ方向で変化している。ただし、本変形例では、高濃度層33が下部電極10側に位置し、低濃度層34が上部電極20側に位置している。その他の基本的な構成及び基本的な動作は上述した実施形態と同様であり、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
図18は、本実施形態の第2の変形例の構成を模式的に示した断面図である。
本変形例でも、上述した実施形態と同様に、第3の元素(14族元素又は16族元素)の濃度がZ方向で変化している。ただし、本変形例では、高濃度層33が2つの低濃度層34の間に位置している。その他の基本的な構成及び基本的な動作は上述した実施形態と同様であり、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。また、加速電圧を変えて2回以上のイオン注入を行うことで、低濃度層34が2つの高濃度層33の間に位置するようにしてもよい。
なお、上述した実施形態、第1の変形例及び第2の変形例では、抵抗層30が結晶状態とアモルファス状態との間で相転移することで抵抗層30の抵抗値が変化する場合について説明したが、抵抗層30が結晶状態(上述した第1の抵抗状態)を維持したまま、抵抗層30の抵抗値が変化する場合もある。
具体的には、Z方向で濃度が変化している第3の元素として14族元素が抵抗層30に含有されている場合、濃度が高い部分では第3の元素の移動量(図2に示した単位構造UTとギャップGPとの間の移動量)が多いため、大きな抵抗変化を得ることができる。その結果、第3の元素の濃度が高い部分を効果的に抵抗変化層として機能させることが可能である。
また、上述した16族元素としては、硫黄(S)、セレン(Se)及びテルル(Te)等のカルコゲン元素を用いることが望ましい。酸素(O)は、Sb及びBiだけではなくTeとも結合しやすい。そのため、酸素を用いた場合には、メモリ動作を繰り返すことで抵抗層30の形状が変形し、エンデュランス(endurance)特性が劣化してしまう。
(適用例)
以下、上述した第1〜第4の実施形態で説明した記憶装置(抵抗変化型の不揮発性記憶素子)の適用例について説明する。
図19は、第1〜第4の実施形態で説明した記憶素子100を含むメモリセルアレイ部の構成を模式的に示した鳥観図である。
図19に示したメモリセルアレイ部500は、複数の第1配線410と複数の第2配線420との間に複数のメモリセル300が設けられた構成を有している。
各第1配線410はX方向に延伸し、各第2配線420はY方向に延伸している。第1配線410と第2配線420とは互いに交差している。具体的には、第1配線410と第2配線420とは互いに直交している。第1配線410及び第2配線420の一方はワード線に対応し、第1配線410及び第2配線420の他方はビット線に対応する。
各メモリセル300は、対応する第1配線410と対応する第2配線420との間に接続されており、記憶素子100と、記憶素子100に対して直列に接続された選択素子200とを含んでいる。具体的には、各メモリセル300は、記憶素子100と選択素子200とが、Z方向に積層された構造を有している。なお、図19に示した例では、記憶素子100上に選択素子200が積層された構成であるが、逆に、選択素子200上に記憶素子100が積層された構成であってもよい。
記憶素子100は、上述した第1〜第4の実施形態で説明した記憶素子100に対応するものであり、抵抗変化型の不揮発性記憶素子である。
選択素子200は、選択素子200に対して直列に接続された記憶素子100を選択するものである。図19に示した例では、選択素子200として、非線形な電流−電圧特性を有する2端子選択素子を用いている。具体的には、選択素子200には、ダイオード或いはカルコゲン元素を含んだ2端子スイッチ素子を用いることができる。
図20は、上述したメモリセルアレイ部500を含む不揮発性メモリの全体的な構成を示したブロック図である。
図20に示した不揮発性メモリは、メモリセルアレイ部500と、電圧印加回路610と、電圧印加回路620と、制御回路630とを含んでいる。メモリセルアレイ部500は、図19のメモリセルアレイ部500に対応するものであり、図19に示した複数のメモリセル300が配置されている。電圧印加回路610は、図19に示した第1配線410に電圧を印加するものである。電圧印加回路620は、図19に示した第2配線420に電圧を印加するものである。制御回路630は、電圧印加回路610及び電圧印加回路620を制御するものである。
第1〜第4の実施形態で説明した記憶素子100を図19に示したメモリセルアレイ部及び図20に示した不揮発性メモリに適用することで、低消費電力で且つ高速動作を行うこと可能な不揮発性メモリを得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…下部電極 20…上部電極
30…抵抗層 30a…予備的な抵抗層
31…第1の抵抗層部分 32…第2の抵抗層部分
33…高濃度層 34…低濃度層
40…第3の元素層 50…拡散調整層
100…記憶素子

Claims (19)

  1. 第1の電極と、
    第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に設けられ、第1の元素としてアンチモン(Sb)及びビスマス(Bi)の少なくとも一方と第2の元素としてテルル(Te)とを含有し、変化可能な抵抗値を有する抵抗層と、
    を備え、
    前記抵抗層は、前記第1の元素と前記第2の元素とで形成された六方晶の結晶構造を有し且つ第3の元素として14族元素を含有する第1の層を含んでいる
    記憶装置。
  2. 前記第1の層の六方晶の結晶構造のc軸は、前記第1の電極、前記第2の電極及び前記抵抗層が積層された第1の方向に配向している
    請求項1に記載の記憶装置。
  3. 前記第1の層は、それぞれが前記第1の元素と前記第2の元素とで形成された複数の単位構造を含み、且つ前記第1の電極、前記第2の電極及び前記抵抗層が積層された第1の方向で隣り合った前記単位構造間にギャップが設けられた構造を有しており、
    前記第1の元素をE1と表し且つ前記第2の元素をE2と表して、前記単位構造のそれぞれは、前記第1の方向にE2−E1−E2−E1−E2の順に配列された5原子層で構成されている
    請求項1又は2に記載の記憶装置。
  4. 前記第1の層は、前記第3の元素を1×1018/cm-3から1×1021/cm-3の範囲で含有している
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記憶装置。
  5. 前記抵抗層の抵抗は、前記第1の層内の前記第3の元素の分布に応じて変化する
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記憶装置。
  6. 前記抵抗層は、前記第1の層と前記第2の元素及び前記第3の元素で形成された第2の層とが交互に積層された超格子型の結晶構造を有している
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の記憶装置。
  7. 前記第1の電極と前記抵抗層との間に設けられ、前記第3の元素で形成された第3の層をさらに備える
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の記憶装置。
  8. 前記14族元素は、炭素(C)、シリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)、スズ(Sn)及び鉛(Pb)から選択される
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の記憶装置。
  9. 第1の電極と、
    第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に設けられ、第1の元素としてアンチモン(Sb)及びビスマス(Bi)の少なくとも一方と第2の元素としてテルル(Te)とを含有し、変化可能な抵抗値を有する抵抗層と、
    を備え、
    前記抵抗層は、前記第1の電極、前記第2の電極及び前記抵抗層が積層された方向に垂直な方向で互いに隣接する第1の抵抗層部分及び第2の抵抗層部分を含み、
    前記第2の抵抗層部分は、前記第1の抵抗層部分に含有されていない元素を含有している
    記憶装置。
  10. 前記第2の抵抗層部分は、前記第1の抵抗層部分よりも高い抵抗率を有している
    請求項9に記載の記憶装置。
  11. 前記第1の抵抗層部分に含有されていない元素は窒素(N)である
    請求項9又は10に記載の記憶装置。
  12. 前記第1の抵抗層部分は、前記第1の元素と前記第2の元素とで形成された六方晶の結晶構造を有する
    請求項9乃至11のいずれか1項に記載の記憶装置。
  13. 前記第1の抵抗層部分は、前記第1の元素と前記第2の元素とで形成された六方晶の結晶構造を有し且つ第3の元素として14族元素を含有する第1の層を含んでいる
    請求項9乃至11のいずれか1項に記載の記憶装置。
  14. 前記第1の抵抗層部分は、前記第1の層と前記第2の元素及び前記第3の元素で形成された第2の層とが交互に積層された超格子型の結晶構造を有している
    請求項13に記載の記憶装置。
  15. 第1の電極と、
    第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に設けられ、第1の元素としてアンチモン(Sb)及びビスマス(Bi)の少なくとも一方と第2の元素としてテルル(Te)とを含有し、変化可能な抵抗値を有する抵抗層と、
    を備え、
    前記抵抗層は、前記第1の電極、前記第2の電極及び前記抵抗層が積層された方向で濃度が変化している第3の元素として14族元素又は16族元素を含有している
    記憶装置。
  16. 前記抵抗層は、前記第1の元素と前記第2の元素とで形成された六方晶の結晶構造を有する第1の層を含んだ第1の抵抗状態を呈することが可能である
    請求項15に記載の記憶装置。
  17. 第1の層は14族元素又は16族元素を含有している
    請求項16に記載の記憶装置。
  18. 前記抵抗層は、前記第1の抵抗状態において、前記第1の層と前記第2の元素及び14族元素で形成された第2の層とが交互に積層された超格子型の結晶構造を有している
    請求項17に記載の記憶装置。
  19. 前記抵抗層は、結晶相とアモルファス相との間で相転移可能である
    請求項15乃至18のいずれか1項に記載の記憶装置。
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