JP2021189114A - 試験室構造体、及び試験装置 - Google Patents
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Abstract
Description
実施形態1について説明する。
試験室構造体(10)は、本体部(30)と、扉(40)とを有する。本体部(30)は、箱状に形成されている。本体部(30)は、その内部空間に試験室(S)を形成する。試験室(S)は、被験物(T)を収容するための空間である。
試験装置(1)は、2つの空気調和装置(21,22)を備える。第1空気調和装置(21)は、第1室(S1)の室内空気を調和し、第2空気調和装置(22)は、第2室(S2)の室内空気を調和する。
〈本体部〉
図2に示すように、本体部(30)は、略直方体状に形成されている。本体部(30)は、天板部(35)と、4つの側板部(31,32,33,34)と、床板部(36)と、区画壁(37)と、レール(R)を備える。
本体部(30)に形成された開口(50)は、上方開口(51)と、側方開口(56)とを有する。
扉(40)は、上方扉(41)と、側方扉(46)とを含む。図3に示すように、上方扉(41)は、上方開口(51)を開閉するための扉である。図3は、上方扉(41)によって上方開口(51)が閉じられた状態を示している。本実施形態の上方扉(41)は、左右方向にスライドする。具体的には、上方扉(41)は、上方開口(51)を覆う閉位置と、上方開口(51)を開く開位置との間をスライドする。
図5に示すように、側方扉(46)は、側方開口(56)を開閉するための扉である。図5は、側方扉(46)によって、側方開口(56)が閉じられた状態を示している。本実施形態の側方扉(46)は、両開き(いわゆる、観音開き)の扉である。側方扉(46)は、側方開口(56)を開く開放位置と、側方開口(56)を塞ぐ閉鎖位置との間を回転移動する。
右側方扉(47)の形状は、右側開口(57)よりも一回り大きい平板状に形成されている。右側方扉(47)は、第1側板部(31)の下端から上端に亘って形成されている。右側方扉(47)は、主扉部(47a)と延長部(47b)とで構成される。
右側方扉(47)は、その右端に上下方向に延びる回転軸(A)を有する。具体的には、回転軸(A)は、右側方扉(47)の右端部に取り付けられた5つの蝶番(45)の軸である。5つの蝶番(45)の各軸は、同軸に配置されている。右側方扉(47)は、回転軸(A)を中心に回転することによって右側開口(57)を開閉する。
次に、被験物(T)を試験装置(1)に搬入する動作について説明する。
まず、上方扉(41)を開く。具体的には、上方扉(41)を閉位置から開位置になるように右方向にスライド移動させる。
次に、閉じられた状態の側方扉(46)を開く。ここで、側方扉(46)が閉じられているとき、側方扉(46)は第2シール部材(31a)に押し付けられて、側方扉(46)と第2シール部材(31a)とが密閉している。
次に、被験物(T)を試験室(S)内に搬入する。具体的には、まず、試験装置(1)の外部に設置されたクレーンのワイヤー(吊り具)を被験物(T)に取り付ける。次に、ワイヤーに吊るされた被験物(T)をクレーンで持ち上げ、側方開口(56)の近くまで運ぶ。
次に、試験装置(1)の運転動作について説明する。試験室(S)に被験物(T)を搬入した後、第1空気調和装置(21)及び第2空気調和装置(22)の各設定温度及び湿度を決定し、両装置を稼働させる。本実施形態では、第1空気調和装置(21)の温度を第2空気調和装置(22)の温度よりも低く設定する。
本実施形態の試験室構造体(10)では、上方開口(51)は、第1側板部(31)から第2側板部(32)に向かって延びる。上方開口(51)は、側方開口(56)に連続している。
本実施形態の扉(40)は、スライドすることによって上方開口(51)を開閉する上方扉(41)を含む。
本実施形態の扉(40)は、上方扉(41)とは別体に形成される。扉(40)は、上下方向に延びる回転軸(A)を中心に回転することによって側方開口(56)を開閉する側方扉(46)を含む。
本実施形態の上方扉(41)は、平板部(42)と、複数の車輪(W)とを備える。本体部(30)は、天板部(35)に設けられて上方扉(41)がスライドするように車輪(W)を案内するレール(R)を備える。
本実施形態のレール(R)は、上方開口(51)を挟んで一直線上に配置される第1レール(R1)と第2レール(R2)とを含む。上方扉(41)は、上方開口(51)を覆う閉位置では、第1レール(R1)及び第2レール(R2)の両方に支持され、上方開口(51)を開く開位置では、第1レール(R1)だけに支持される。
本実施形態の上方扉(41)では、一直線上に並んだ3つ以上の前記車輪(W)からなる車輪群(WF)が形成され、車輪群(WF)を構成する車輪(W)は、上方扉(41)が閉位置のときに、第1レール(R1)と第2レール(R2)のそれぞれに少なくとも1つずつの車輪(W)が載り、上方扉(41)が開位置のときに、第1レール(R1)に少なくとも2つの車輪(W)が載るように配置される。
本実施形態の上方扉(41)の重心は、上方扉(41)が開位置のときに第1レール(R1)に載っている複数の車輪(W)のうち、上方開口(51)に最も近い第2車輪(W2)と上方開口(51)から最も遠い第1車輪(W1)との間に位置する。
本実施形態の上方開口(51)は、第1レール(R1)及び第2レール(R2)に挟まれた部分が最も狭い。
本実施形態の上方扉(41)は、上方開口(51)を覆う閉位置以外の位置から閉位置へ移動するときに、下方へ移動して天板部(35)に近づく。
本実施形態の試験装置(1)は、試験室構造体(10)と、試験室(S)の室内空気を調和する空気調和装置(20)とを備える。
〈変形例1〉
本実施形態の試験室構造体(10)では、側方扉(46)は、左右方向にスライド移動してもよい。側方扉(46)は、基本的に実施形態1の上方扉(41)と同様の構造である。
本実施形態の扉(40)は、スライドすることによって側方開口(56)を開閉する側方扉(46)を含む。
本実施形態の試験室構造体(10)では、第1シール部材(35a)が上方扉(41)の下面に取り付けられていてもよい。また、第2シール部材(31a)は、側方扉(46)の後面に取り付けられていてもよい。
実施形態2について説明する。本実施形態の試験装置(1)は、実施形態1の試験装置(1)において、扉(40)の構成を変更したものである。ここでは、本実施形態の扉(40)、及び扉(40)の変更に伴って変更されたレール(R)と開口(50)について、実施形態1と異なる点を説明する。
図10及び図12に示すように、本体部(30)の第1側板部(31)には、前方レール(RF)が配置されている。図11に示すように、前方レール(RF)は、第1側板部(31)の上方に配置される。前方レール(RF)は、第1レール(R1)と第2レール(R2)とを含む。第1レール(R1)と第2レール(R2)は、側方開口(56)の延長開口部(57b)を挟んで左右両側に配置されている。
図13に示したように、本実施形態の側方開口(56)は、右側開口(57)のみで構成される。言い換えると、第1側板部(31)には、左側開口(58)が形成されていない。右側開口(57)の基本的な構成は、実施形態1と同様である。上方開口(51)の構成も、実施形態1と同様である。
図10〜図13に示すように、扉(40)は、上方開口(51)と側方開口(56)の両方を開閉する1つの扉本体(60)を備える。扉本体(60)は、L字状に折れ曲がった厚板状に形成される。扉本体(60)は、左右方向にスライドする。扉本体(60)は、上方扉部(61)と側方扉部(62)とを備える。
本実施形態の扉(40)は、上方開口(51)と側方開口(56)の両方を開閉する1つの扉本体(60)を備える。
本実施形態の扉本体(60)は、スライドすることによって上方開口(51)及び側方開口(56)を開閉する。
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
20 空気調和装置
30 本体部
31 第1側板部
32 第2側板部
35 天板部
40 扉
41 上方扉
42 平板部
46 側方扉
50 開口
51 上方開口
56 側方開口
60 扉本体
T 被験物
S 試験室
A 回転軸
R レール
R1 第1レール
R2 第2レール
W 車輪
Claims (13)
- 被験物(T)を収容する試験室(S)を形成し、該試験室(S)に該被験物(T)を搬入するための開口(50)が形成された箱状の本体部(30)と、
前記開口(50)を開閉する扉(40)とを備えた試験室構造体(10)であって、
前記本体部(30)は、天板部(35)と、互いに向かい合う第1側板部(31)及び第2側板部(32)とを有し、
前記開口(50)は、前記第1側板部(31)に形成されて前記被験物(T)が通過する側方開口(56)と、前記天板部(35)に形成されて前記被験物(T)を吊り下げる吊り具が通過する上方開口(51)とを含み、
前記上方開口(51)は、前記第1側板部(31)から前記第2側板部(32)に向かって延び、前記側方開口(56)に連続している
ことを特徴とする試験室構造体。 - 請求項1において、
前記扉(40)は、スライドすることによって前記上方開口(51)を開閉する上方扉(41)を含む
ことを特徴とする試験室構造体。 - 請求項2において、
前記扉(40)は、前記上方扉(41)とは別体に形成され、上下方向に延びる回転軸(A)を中心に回転することによって前記側方開口(56)を開閉する側方扉(46)を含む
ことを特徴とする試験室構造体。 - 請求項1において、
前記扉(40)は、スライドすることによって前記側方開口(56)を開閉する側方扉(46)を含む
ことを特徴とする試験室構造体。 - 請求項2又は3において、
前記上方扉(41)は、前記上方開口(51)を覆う平板部(42)と、該平板部(42)の下面に取り付けられる複数の車輪(W)とを備え、
前記本体部(30)は、前記天板部(35)に設けられて前記上方扉(41)がスライドするように前記車輪(W)を案内するレール(R)を備える
ことを特徴とする試験室構造体。 - 請求項5において、
前記レール(R)は、前記上方開口(51)を挟んで一直線上に配置される第1レール(R1)と第2レール(R2)とを含み、
前記上方扉(41)は、
前記上方開口(51)を覆う閉位置では、前記第1レール(R1)及び前記第2レール(R2)の両方に支持され、
前記上方開口(51)を開く開位置では、前記第1レール(R1)だけに支持される
ことを特徴とする試験室構造体。 - 請求項6において、
前記上方扉(41)では、一直線上に並んだ3つ以上の前記車輪(W)からなる車輪群(WF)が形成され、
前記車輪群(WF)を構成する車輪(W)は、
前記上方扉(41)が閉位置のときに、前記第1レール(R1)と前記第2レール(R2)のそれぞれに少なくとも1つずつの前記車輪(W)が載り、
前記上方扉(41)が開位置のときに、前記第1レール(R1)に少なくとも2つの前記車輪(W)が載るように配置される
ことを特徴とする試験室構造体。 - 請求項7において、
前記上方扉(41)の重心は、前記上方扉(41)が開位置のときに前記第1レール(R1)に載っている複数の前記車輪(W)のうち、前記上方開口(51)に最も近い車輪(W)と前記上方開口(51)から最も遠い車輪(W)との間に位置する
ことを特徴とする試験室構造体。 - 請求項6〜8のいずれか1つにおいて、
前記上方開口(51)は、前記第1レール(R1)及び前記第2レール(R2)に挟まれた部分が最も狭い
ことを特徴とする試験室構造体。 - 請求項2,3,5〜9のいずれか1つにおいて、
前記上方扉(41)は、前記上方開口(51)を覆う閉位置以外の位置から閉位置へ移動するときに、下方へ移動して前記天板部(35)に近づく
ことを特徴とする試験室構造体。 - 請求項1において、
前記扉(40)は、前記上方開口(51)と前記側方開口(56)の両方を開閉する1つの扉本体(60)を備える
ことを特徴とする試験室構造体。 - 請求項11において、
前記扉本体(60)は、スライドすることによって前記上方開口(51)及び前記側方開口(56)を開閉する
ことを特徴とする試験室構造体。 - 請求項1〜12のいずれか1つに記載の試験室構造体(10)と、
前記試験室(S)の室内空気を調和する空気調和装置(20)とを備える
ことを特徴とする試験装置。
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