JP2021188246A - 繊維ウェブを製造するための産業用テキスタイル - Google Patents

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Abstract

【課題】繊維ウェブを製造するための産業用テキスタイルを提供する。【解決手段】産業用テキスタイルは、表側及び裏側を有する。産業用テキスタイルは、第1の縦方向ヤーン、第2の縦方向ヤーン、第3の縦方向ヤーン(3)、第1の横方向ヤーン(4)、及び第2の横方向ヤーン(5)を含む。産業用テキスタイルの表側の第1の縦方向ヤーンは、第1のパターンに従って第1の横方向ヤーン(4)に結合し、産業用テキスタイルの裏側の第2の縦方向ヤーンは、第2のパターンに従って第2の横方向ヤーン(5)に結合し、第3の縦方向ヤーン(3)は、第3のパターンに従って第1の横方向ヤーン(4)及び第2の横方向ヤーン(5)に結合する。【選択図】図1b

Description

本発明は、繊維ウェブを製造するための産業用テキスタイルに関する。
二層抄紙機ファブリック構造又は二重層ワイヤが、この分野において広く知られている。これらの構造は、1つの縦糸系及び2つの横糸系を有する。二重層抄紙機ファブリックの技術は、例えば、特許文献1に記載されている。単一の縦糸系のために、ワイヤは細いが、破損しやすくもある。抄紙機の脱水要素が摩耗側のファブリックを摩耗するに従い、縦方向における全てのヤーンも摩耗し、ファブリック破損のリスクが増大する。加えて、ヤーン上の摩耗はファブリックを不安定にし、これは、紙の特性を劣化させる。
いわゆる縦方向バインディング(machine direction binding(MDB))抄紙機ファブリックもこの分野において知られている。それらの構造では、バインディングワープヤーンが、機械側で底部の横方向ヤーンに、紙側で頂部の横方向ヤーンに織り交ぜられる。このバインディングワープヤーンは、交差点において紙側のワープヤーンに代わるものである。通常、織目の繰り返しにおいて1つの交差点が存在する。
SSB構造も、この分野において知られている。SSBは、シートサポートバインディング(sheet support binding)の頭字語である。これらの構造は、2つの縦糸系及び3つの横糸系を有する。横糸系のうち1つは、紙側の層と摩耗側の層を共に結合し、紙側の層の形成にも関与するバインディングヤーンの対から成る。SSB構造の技術は、例えば、特許文献2、特許文献3、及び特許文献4に記載されている。2つの縦糸系により、SSB構造は、二重層構造と比較して、より大きな耐摩耗性及び改善された安定性を達成する。
SSB構造では、バインディングヤーンの交点の両側の頂部の横糸が、交点の頂部のワープヤーンを押し下げ;同時に、バインディングヤーンの対における両方のヤーンが、ファブリックの内側に降下し、頂部のワープヤーンを下から支持しない。その結果、交点はワイヤの表面の下に残り、これは、マーキングを引き起こす可能性がある。これは、例えば、特許文献3に記載されている。
内部摩耗がSSB構造において発生する。内部摩耗は、紙側の層及び摩耗側の層が十分に密接して互いに接続されていない場合に発生し、その結果、層は互いに擦り付けられる。SSB構造において、内部摩耗は、特に、バインディングヤーンの交点において発生する。紙側及び摩耗側の互いに対する動きが、バインディングヤーンの交点の上下でワープヤーン又はウェフトヤーンに摩耗を引き起こす。摩耗は、縦糸の方向において層の重なりを変化させ、抄紙機ファブリックの透水性が大幅に低下する。摩耗は不均一である可能性があり、これは、縦糸の重なりが機械の幅にわたって変化し、紙の特性問題を引き起こす可能性があることを意味する。
SSB構造では、層は、バインディングヤーンの対と共に結合される。これは、ファブリックの表側に1つの連続した横糸経路を形成するために、2つのバインディング横糸が必要であることを意味する。この理由から、横糸の密度は、より密度の高い構造では非常に高くなる。その結果、製品を製造するためにより多くの材料が必要となり、織るのが遅くなり、製造コストが高くなる。
頂部の縦糸と底部の縦糸との間を通過すると、SSB構造におけるバインディングヤーンの対はワイヤの厚さも増加させる。抄紙機ファブリックの厚さは、特定のタイプの高速抄紙機では問題となる。
米国特許第4041989号 米国特許第4501303号 米国特許第5967195号 米国特許第5826627号
本発明の目的は、上記の問題を克服するように産業用テキスタイルを提供することである。本発明の目的は、独立請求項において記載されているものによって特徴づけられる産業用テキスタイルによって達成される。本発明の好ましい実施形態は、従属請求項において開示されている。
産業用テキスタイルは多くの利点を有する。この利点の背後にある技術的特徴が、産業用テキスタイルの走行性を高めている。
産業用テキスタイルは、縦方向及び横方向の両方において寸法的に安定している。産業用テキスタイルは寸法的に安定している。
産業用テキスタイルの縁は、丸まらないように直線状である。これは、直線状の縁が、ウェブの全幅方向にわたって均一な紙ウェブ又は板紙ウェブ(paper or board web)を形成するのに寄与するため、重要である。さらに、丸まった縁による紙ウェブ又は板紙ウェブの切断の問題がないため、ウェブの破損は回避され得る。
産業用テキスタイルの透水性は、縦方向及び横方向の両方において均一である。産業用テキスタイルの内部摩耗は軽微であるため、透水性にはわずかな差しかない。
産業用テキスタイルは薄いものでもあり、より厚いテキスタイルと比較して、その内側で液体をあまり保持しない。
産業用テキスタイルの裏側の構造により、産業用テキスタイルの耐用年数は長い。
産業用テキスタイルの表側は平らで滑らかである。従って、紙ウェブ又は板紙ウェブのマーキングは防止される。
「オフセット」という用語が本文中に使用されている。同じ系の隣接する縦方向ヤーン、すなわち、第1の縦方向ヤーン、第2の縦方向ヤーン、又は第3の縦方向ヤーンは、同じバインディングを有するが、異なるペースで有している。例えば、特定の縦方向ヤーンが、特定の横方向ヤーンとの交差点を有する場合、隣接する縦方向ヤーンは、その特定の横方向ヤーンからカウントされた番号を有する横方向ヤーンとの対応する交差点を有する。例えば、縦方向ヤーンが、特定の横方向ヤーンとの交差点を有し、隣接する縦方向ヤーンが、その特定の横方向ヤーンからカウントされた第1の横方向ヤーンとの対応する交差点を有する場合、±1のオフセットが存在する。オフセットが左下から右上に延びる場合、オフセットは正であるが、右下から左上に延びる場合、オフセットは負である。
「パターン」という用語が本文中に使用されている。パターンは、産業用テキスタイル上で繰り返される最小単位である。パターンは、織目の繰り返しであってもよいが、パターンは他の技術にも適用される。
産業用テキスタイルは、繊維ウェブを製造するためのものである。産業用テキスタイルは、主に抄紙機又は板紙抄紙機上で使用される。
産業用テキスタイルは、表側及び裏側を有する。表側は、紙ウェブ等と接触するように構成され、裏側は、機械側である。産業用テキスタイルは、少なくとも3つの縦方向ヤーン系及び少なくとも2つの横方向ヤーン系を含む。縦方向ヤーン系は縦糸であってもよく、横方向ヤーンは横糸であってもよい。産業用テキスタイルは、織ることによって製造することができる。
産業用テキスタイルは、第1の縦方向ヤーン、第2の縦方向ヤーン、及び第3の縦方向ヤーンを含む。第1の縦方向ヤーンは、紙側のヤーン層上にあり、第2の縦方向ヤーンは、機械側の層上にある。第3の縦方向ヤーンは、紙側のヤーン層と機械側のヤーン層とを共に織り交ぜる。第3の縦方向ヤーンは、紙側のヤーン層及び機械側のヤーン層の形成にも関与する。
産業用テキスタイルは、第1の横方向ヤーン及び第2の横方向ヤーンを含む。第1の縦方向ヤーン、第3の縦方向ヤーン、及び第1の横方向ヤーンは、産業用テキスタイルの表側を形成するように構成される。第1の縦方向ヤーン及び第3の縦方向ヤーンは、産業用テキスタイルの表側で並行して延びている。第3の縦方向ヤーンは、産業用テキスタイルの表側を形成する際に不可欠な部分であり、すなわち、表側のバインド(bind)は、第3の縦方向ヤーンなしでは不完全である。第2の縦方向ヤーン、第3の縦方向ヤーン、及び第2の横方向ヤーンは、産業用テキスタイルの裏側を形成するように構成される。第2の縦方向ヤーン及び第3の縦方向ヤーンは、産業用テキスタイルの裏側で並行して延びている。第3の縦方向ヤーンは、産業用テキスタイルの裏側を形成する際に不可欠な部分でもあり、すなわち、裏側のバインドは、第3の縦方向ヤーンなしでは不完全である。
上述の横方向ヤーンに加えて、産業用テキスタイルは、産業用テキスタイルのいずれかの側又は両方の側にさらなる横方向ヤーンを含んでもよい。
第3の縦方向ヤーンは、産業用テキスタイルの表側と裏側を共に織り交ぜるように構成される。第1の縦方向ヤーン及び第1の横方向ヤーンは、第1のパターンに従って結合する。第2の縦方向ヤーン及び第2の横方向ヤーンは、第2のパターンに従って結合する。第3の縦方向ヤーン、第1の横方向ヤーン、及び第2の横方向ヤーンは、第3のパターンに従って結合する。第2のパターンは、パターンのうち最大であり、従って、第2のパターンは、第1の縦方向ヤーン、第2の縦方向ヤーン、第3の縦方向ヤーン、第1の横方向ヤーン、及び第2の横方向ヤーンを含むパターン全体のサイズを決定する。
第3の縦方向ヤーンは、産業用テキスタイルの表側で第1の横方向ヤーンのうち1つの上を通過するように構成される。上記の第3の縦方向ヤーンは、先行する第1の横方向ヤーンの下及び後続の第1の横方向ヤーンの下を通過するようにも構成される。第3の縦方向ヤーンに隣接する第1の縦方向ヤーンは、産業用テキスタイルの表側で第3の縦方向ヤーンと同じ第1の横方向ヤーンの上を通過するように構成される。上記の第1の縦方向ヤーンは、先行する第1の横方向ヤーンの下及び後続の第1の横方向ヤーンの下を通過するようにも構成される。従って、第3の縦方向ヤーン及び第1の縦方向ヤーンは、産業用テキスタイルの表側で共通の交差点を有し、ここで、両方の縦方向ヤーンは、連続する第1の横方向ヤーンの下及び上を以下の順序で:すなわち、1つの第1の横方向ヤーンの下、後続の第1の横方向ヤーンの上、及び次の第1の横方向ヤーンの下を通過する。共通の交差点は、第2のパターン内で少なくとも2回現れる。
さらに、第3の縦方向ヤーンは、産業用テキスタイルの裏側の第2の横方向ヤーンのうち1つの下を通過するように構成されてもよい。上記の第3の縦方向ヤーンは、先行する第2の横方向ヤーンの上及び後続の第2の横方向ヤーンの上を通過するようにも構成される。第3の縦方向ヤーンに隣接し得るか又は第3の縦方向ヤーンの近くにあり得る第2の縦方向ヤーンは、産業用テキスタイルの裏側で第3の縦方向ヤーンと同じ第2の横方向ヤーンの下を通過するように構成されてもよい。上記の第2の縦方向ヤーンは、先行する第2の横方向ヤーンの上及び後続の第2の横方向ヤーンの上を通過するようにも構成される。従って、第3の縦方向ヤーン及び第2の縦方向ヤーンは、産業用テキスタイルの裏側で共通の交差点を有してもよく、ここで、両方の縦方向ヤーンは、連続する第2の横方向ヤーンの下及び上を以下の順序で:すなわち、1つの第2の横方向ヤーンの上、後続の第2の横方向ヤーンの下、及び次の第2の横方向ヤーンの上を通過する。
第2の縦方向ヤーンが第3の縦方向ヤーンの近くにある場合、第2の縦方向ヤーンと第3の縦方向ヤーンとの間に少なくとも1つの縦方向ヤーンが存在する。例えば、それらの特定のヤーンの間に、1つの第2の縦方向ヤーン及び1つの第3の縦方向ヤーンが存在してもよい。
上述の構造は、以下の利点を含む。
場合によっては、第1の縦方向ヤーンの経路が、紙側の共通の交差点において変化しない、すなわち、第1のパターンは変化しないままであるため、上述の構造で紙ウェブ又は板紙ウェブのマーキングが防止される。
バインディングヤーンの対を有する構造と比較して、上述の構造は、バインディングヤーンの対の代わりに第1の横方向ヤーンのみが存在するため、作製するのにより費用対効果がある。従って、2つの代わりに、1つのビート(beat)しか必要としない。
産業用テキスタイルの縁は、丸まらないように直線状である。縦方向ヤーンの歪みは実質的に均一であり、すなわち、縦方向ヤーンの各系は実質的に同じ歪みを有する。さらに、丸まる傾向があるポリアミド等の特定の材料を避けることが可能である。
通常、産業用テキスタイルの厚さは、例えば、より薄い横方向ヤーンを使用することによって薄くすることができる。上述の構造では、産業用テキスタイルの内側の液体のための空間を少なくするように、産業用テキスタイルの層を共にきつく結合することによって、厚みを薄くすることも可能である。これは、液体が抄紙機上のウェブ破損を引き起こす可能性があり、液体を除去することはエネルギーコストを増加させるため、重要である。
産業用テキスタイルは、産業用テキスタイルの表側の共通の交差点により、縦方向及び横方向の両方において寸法的に安定している。第1の横方向ヤーンは、産業用テキスタイルの表側の共通の交差点においてそれらの所定の位置に固定される。従って、第1の横方向ヤーンは、産業用テキスタイルの表側に長いフロート(floats)を有することが可能である。
第3の縦方向ヤーン及び第2の縦方向ヤーンは、産業用テキスタイルの裏側に共通の交差点を有し得るため、産業用テキスタイルの安定性をさらに高めることができる。
上述の構造では、第2の縦方向ヤーンは第2の横方向ヤーンに結合し、従って、産業用テキスタイルの裏側を形成する。第2の縦方向ヤーンは、この構造では実質的に直線状であり、従って、産業用テキスタイルは、伸びにくい傾向がある。伸びることは、狭小化を引き起こすため、上述の構造では、狭小化も制御されている。
表側及び裏側は共にきつく結合されている、すなわち、層は互いに擦り付けることができないため、産業用テキスタイルの内部摩耗は軽微である。これは、不均一な透水性が内部摩耗に続いて起こることがあるため、重要な利点である。
ヤーンの各群、すなわち、第1の縦方向ヤーン、第2の縦方向ヤーン、第3の縦方向ヤーン、第1の横方向ヤーン、及び第2の横方向ヤーンは、異なる厚さであってもよく、又は、それらのうち一部は同じ厚さであってもよい。一方では、産業用テキスタイルの表側がより薄いヤーンで形成され得るため、紙ウェブ又は板紙ウェブのマーキングはより小さくなる。他方では、産業用テキスタイルの裏側がより厚いヤーンで形成され得るため、産業用テキスタイルの耐用年数は増加する。
産業用テキスタイルのヤーンはモノフィラメントであってもよいが、マルチフィラメントも可能である。ヤーンの断面は、円形、正方形、長方形、又は楕円形等、任意のものであってよい。縦方向ヤーンは、好ましくは、正方形の断面を有する。横方向ヤーンは、好ましくは、円形の断面を有する。ヤーンの材料は、ポリエステル又はポリアミドのヤーンであってもよい。他の可能なヤーンの材料には、PEN(ポリエチレンナフタレート)又はPPS(ポリフェニレンサルファイド)が含まれる。上述の人工繊維に加えて、天然繊維又は再生繊維も論議される。さらに、上述の繊維のいずれかのリサイクル繊維を使用してもよい。
横糸比は、例えば、1:1、2:1、又は3:2であってもよく、すなわち、第1の横方向ヤーンと第2の横方向ヤーンとの比は、上述の比の1つであってもよい。第1の縦方向ヤーンは上側に縦糸を含み、さらに、第2の縦方向ヤーン及び第3の縦方向ヤーンは下側に縦糸を含むと仮定すると、縦糸比は、例えば1:2又は2:3等、1より小さくあってもよく、すなわち、第1の縦方向ヤーンと第2の縦方向ヤーン及び第3の縦方向ヤーンとの比は、1より小さくあってもよい。産業用テキスタイルの表側の織目の繰り返しは、好ましくは、2つ又は4つの縦方向ヤーンを含む。裏側の織目の繰り返しは、好ましくは、8又は16の縦方向ヤーンを含む。
産業用テキスタイルは、280乃至700g/mの重量、及び、0.5mm乃至1.2mmの厚さを有してもよい。第1の縦方向ヤーン、第2の縦方向ヤーン、及び第3の縦方向ヤーンは、正方形の断面を有してもよい。それらの寸法は、0.10×0.10mmから0.20×0.20mmであってもよい。例えば、第1の縦方向ヤーンは0.12×0.12mmの寸法を有してもよく、第2の縦方向ヤーン及び第3の縦方向ヤーンは0.15×0.15mmの寸法を有してもよい。
第1の横方向ヤーン及び第2の横方向ヤーンは、円形の断面を有してもよい。第1の横方向ヤーンは、0.10mm乃至0.15mmの直径を有してもよい。例えば、第1の横方向ヤーンは、0.13mmの直径を有してもよい。
第2の横方向ヤーンは、0.20乃至0.50mmの直径を有してもよい。例えば、第2の横方向ヤーンは、0.40mmの直径を有してもよい。
以下では、本発明が、添付の図面を参照して、好ましい実施形態によってより詳細に記載される。
産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 図1a乃至1hの産業用テキスタイルのパターンを示した図である。 図1a乃至1h及び2の産業用テキスタイルに関する顕微鏡写真を示した図である。 図1a乃至1h及び2の産業用テキスタイルに関する顕微鏡写真を示した図である。 産業用テキスタイルの紙側の構造を示した図である。 図4aの産業用テキスタイルの機械側の構造を示した図である。 図4a及び4bの産業用テキスタイルに関する顕微鏡写真を示した図である。 図4a及び4bの産業用テキスタイルに関する顕微鏡写真を示した図である。 産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 図6a乃至6dの産業用テキスタイルの紙側の構造を示した図である。 図6a乃至6dの産業用テキスタイルの機械側の構造を示した図である。 産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 産業用テキスタイルのバインドを示した図である。 図8a乃至8fの産業用テキスタイルの紙側の構造を示した図である。 図8a乃至8fの産業用テキスタイルの機械側の構造を示した図である。
図1a乃至1hは、産業用テキスタイル6のバインドを示している。産業用テキスタイルは、第1の縦方向ヤーン1、第2の縦方向ヤーン2、第3の縦方向ヤーン3、第1の横方向ヤーン4、及び第2の横方向ヤーン5を含む。
第1の縦方向ヤーン1及び第1の横方向ヤーン4が、第1のパターンを形成する。第1のパターンは、±2のオフセットを有する。第2の縦方向ヤーン2及び第2の横方向ヤーン5が、第2のパターンを形成する。第2のパターンは、±5のオフセットを有する。第3の縦方向ヤーン3、第1の横方向ヤーン4、及び第2の横方向ヤーン5が、第3のパターンを形成する。第3のパターンは、±5のオフセットを有する。産業用テキスタイルの表側の交差点は、±2のオフセットを有する。
産業用テキスタイルは、第3の縦方向ヤーン3、第1の横方向ヤーン4、及び第2の横方向ヤーン5によって結合される。第3の縦方向ヤーン3は、産業用テキスタイル6の表側及び裏側のバインドの不可欠な部分であり、すなわち、第3の縦方向ヤーン3なしでは、表側のバインド及び裏側のバインドは不完全である。
図1aにおいて、第1の縦方向ヤーン1は、3つの第1の横方向ヤーン4a、4b、4cの下、1つの第1の横方向ヤーン4dの上、2つの第1の横方向ヤーン4e、4fの下、1つの第1の横方向ヤーン4gの上、4つの第1の横方向ヤーン4h、4i、4j、4kの下、1つの第1の横方向ヤーン4lの上、2つの第1の横方向ヤーン4m、4nの下、1つの第1の横方向ヤーン4oの上、及び1つの第1の横方向ヤーン4pの下を繰り返し通過する。
図1aにおいて、第2の縦方向ヤーン2は、6つの第2の横方向ヤーン5a、5b、5c、5d、5e、5fの上、1つの第2の横方向ヤーン5gの下、及び1つの第2の横方向ヤーン5hの上を繰り返し通過する。
図1bにおいて、第3の縦方向ヤーン3は、1つの第1の横方向ヤーン4aの上、4つの第1の横方向ヤーン4b、4c、4d、4eの下、1つの第1の横方向ヤーン4fの上、2つの第1の横方向ヤーン4g、4hの下、1つの第1の横方向ヤーン4iの上、4つの第1の横方向ヤーン4j、4k、4l、4mの下、1つの第1の横方向ヤーン4nの上、及び2つの第1の横方向ヤーン4o、4pの下を繰り返し通過する。
第3の縦方向ヤーン3が4つの第1の横方向ヤーン4b、4c、4d、4eの下を通過するとき、1つの第2の横方向ヤーン5bの下も通過する。
図1cにおいて、第1の縦方向ヤーン1は、1つの第1の横方向ヤーン4aの上、4つの第1の横方向ヤーン4b、4c、4d、4eの下、1つの第1の横方向ヤーン4fの上、2つの第1の横方向ヤーン4g、4hの下、1つの第1の横方向ヤーン4iの上、4つの第1の横方向ヤーン4j、4k、4l、4mの下、1つの第1の横方向ヤーン4nの上、及び2つの第1の横方向ヤーン4o、4pの下を繰り返し通過する。
図1cにおいて、第2の縦方向ヤーン2は、3つの第2の横方向ヤーン5a、5b、5cの上、1つの第2の横方向ヤーン5dの下、及び4つの第2の横方向ヤーン5e、5f、5g、5hの上を繰り返し通過する。
図1dにおいて、第3の縦方向ヤーン3は、2つの第1の横方向ヤーン4a、4bの下、1つの第1の横方向ヤーン4cの上、4つの第1の横方向ヤーン4d、4e、4f、4gの下、1つの第1の横方向ヤーン4hの上、2つの第1の横方向ヤーン4i、4jの下、1つの第1の横方向ヤーン4kの上、4つの第1の横方向ヤーン4l、4m、4n、4oの下、及び1つの第1の横方向ヤーン4pの上を繰り返し通過する。
第3の縦方向ヤーン3が4つの第1の横方向ヤーン41、4m、4n、4oの下を通過するとき、1つの第2の横方向ヤーン5gの下も通過する。
図1eにおいて、第1の縦方向ヤーン1は、2つの第1の横方向ヤーン4a、4bの下、1つの第1の横方向ヤーン4cの上、4つの第1の横方向ヤーン4d、4e、4f、4gの下、1つの第1の横方向ヤーン4hの上、2つの第1の横方向ヤーン4i、4jの下、1つの第1の横方向ヤーン4kの上、4つの第1の横方向ヤーン4l、4m、4n、4oの下、及び1つの第1の横方向ヤーン4pの上を繰り返し通過する。
図1eにおいて、第2の縦方向ヤーン2は、1つの第2の横方向ヤーン5aの下、及び7つの第2の横方向ヤーン5b、5c、5d、5e、5f、5g、5hの上を繰り返し通過する。
図1fにおいて、第3の縦方向ヤーン3は、1つの第1の横方向ヤーン4aの下、1つの第1の横方向ヤーン4bの上、2つの第1の横方向ヤーン4c、4dの下、1つの第1の横方向ヤーン4eの上、4つの第1の横方向ヤーン4f、4g、4h、4iの下、1つの第1の横方向ヤーン4jの上、2つの第1の横方向ヤーン4k、4lの下、1つの第1の横方向ヤーン4mの上、及び3つの第1の横方向ヤーン4n、4o、4pの下を繰り返し通過する。
第3の縦方向ヤーン3が、4つの第1の横方向ヤーン4f、4g、4h、4iの下を通過するとき、1つの第2の横方向ヤーン5dの下も通過する。
図1gにおいて、第2の横方向ヤーン5は、2つの第2の縦方向ヤーン2a、2bの下及び2つの第3の縦方向ヤーン3a、3bの下、1つの第2の縦方向ヤーン2cの上、1つの第3の縦方向ヤーン3c及び1つの第2の縦方向ヤーン2dの下、1つの第3の縦方向ヤーン3dの上、並びに第2の縦方向ヤーン2e、2f、2g、2h及び第3の縦方向ヤーン3e、3f、3g、3hの下を通過する。
図1hにおいて、第1の横方向ヤーン4は、3つの第1の縦方向ヤーン1a、1b、1cの上、1つの第1の縦方向ヤーン1dの下、3つの第1の縦方向ヤーン1e、1f、1gの上、及び1つの第1の縦方向ヤーン1hの下を繰り返し通過する。第1の横方向ヤーン4が第1の縦方向ヤーン1d、1hの下を通過するとき、1つの第3の縦方向ヤーン3c、3gの下も通過する。
図1a乃至1hの産業用テキスタイル6は、2:1の横糸比を有する。
図1b、1d、及び1fは、第3の縦方向ヤーン3が産業用テキスタイル6の表側7及び裏側8の両方のバインドの形成に関与することを明確に示している。
図2は、図1a乃至1hのパターン全体を示している。横方向ヤーンCMDY、すなわち、第1の横方向ヤーン4及び第2の横方向ヤーン5が、図2の左側に示されている。言い換えると、番号4のみが存在する場合、第1の横方向ヤーン4のみが存在することを意味するが、番号4、5が存在する場合は、第1の横方向ヤーン4及び第2の横方向ヤーン5が重なり合って存在することを意味する。
縦方向ヤーンMDY、すなわち、第1の縦方向ヤーン1、第2の縦方向ヤーン2、及び第3の縦方向ヤーン3が、図2において示されている。
第1の縦方向ヤーン1及び第1の横方向ヤーン4が、産業用テキスタイル6の表側を形成している。
第2の縦方向ヤーン2及び第2の横方向ヤーン5が、産業用テキスタイル6の裏側を形成している。
第3の縦方向ヤーン3、第1の横方向ヤーン4、及び第2の横方向ヤーン5が、表側及び裏側を共に織り交ぜる。
第3の縦方向ヤーン3及び第1の縦方向ヤーン1は、産業用テキスタイル6の表側に共通の交差点91を有する。産業用テキスタイル6の表面全体が交差点91によって覆われている。交差点91の例が、図2において示されている。
第3の縦方向ヤーン3及び第2の縦方向ヤーン1は、産業用テキスタイル6の裏側に共通の交差点92を有する。産業用テキスタイル6の表面全体が交差点92によって覆われている。交差点92の例が、図2において示されている。
図3a及び3bは、図1a乃至1d及び2の産業用テキスタイル6に関する顕微鏡写真を示している。図3aは、第1の縦方向ヤーン1、第3の縦方向ヤーン3、及び第1の横方向ヤーン4を含む産業用テキスタイル6の紙側を示している。産業用テキスタイル6の表側7の共通の交差点91の一例も示されている。
図3bは、第2の縦方向ヤーン2、第3の縦方向ヤーン3、及び第2の横方向ヤーン5を含む産業用テキスタイル6の機械側を示している。産業用テキスタイル6の裏側8の共通の交差点92の一例も示されている。共通の交差点92を形成する第2の縦方向ヤーン2及び第3の縦方向ヤーン3は、必ずしも隣接しているわけではないが、(図2において示されているように)特定の第2の縦方向ヤーン2と特定の第3の縦方向ヤーン3との間にいくつかの縦方向ヤーンが存在してもよい。
図3a及び3bの産業用テキスタイル6の横糸比は、2:1であってもよい(第1の横方向ヤーン4と第2の横方向ヤーン5との比、すなわち、2:1は、第2の横方向ヤーン2と比較して、第1の横方向ヤーン1が二倍存在することを意味する)。
図4aは、産業用テキスタイル6の紙側の構造を示している。第1の縦方向ヤーン1及び第1の横方向ヤーン4が、平織を形成している。第1の縦方向ヤーン10aは、繰り返し、1つの横方向ヤーン4の下を通過し、1つの続く横方向ヤーン4の上を通過する。隣同士の第1の縦方向ヤーン10a、10bは、同時に選択された第1の縦方向ヤーン10aが第1の横方向ヤーン4の下にあるとき、同時に選択された第1の縦方向ヤーン10aの隣の第1の縦方向ヤーン10bが第1の横方向ヤーン4の上にあるように配置されている。
隣接する第1の縦方向ヤーン10a、10bの間には第3の縦方向ヤーン3が存在し、すなわち、第1の縦方向ヤーン1及び第3の縦方向ヤーン3が交互に存在する。第3の縦方向ヤーン3は、産業用テキスタイル6の紙側で3つの第1の横方向ヤーン4の下及び1つの第1の横方向ヤーン4の上を繰り返し通過する。
第3の縦方向ヤーン3は、第1の横方向ヤーン4との交差点71を有し、ここで、第3の縦方向ヤーン3は第1の横方向ヤーン4の上を通過する。交差点71は、産業用テキスタイル6の紙側で産業用テキスタイル6の表面全体を覆う(図4aの黒点)。
交差点71は、産業用テキスタイル6の紙側にわたって平行な斜めのパターンとして広がっている。1つの第1の横方向ヤーン4と第3の縦方向ヤーン3との交差点71は、特定の第1の横方向ヤーン4の上下にある交差点71と比較してオフセットされる。例えば、第1の横方向ヤーン40bは、交差点71a又は71cと比較してオフセットされた交差点71bを有している。オフセットは±1であってもよい。
産業用テキスタイル6の表側の共通の交差点91の例が、図4aにおいて示されている。
図4bは、下から見た図4aの産業用テキスタイルの機械側の構造を示している。しかし、その構造は(紙側の下にある場合に)上から見て説明される。第2の縦方向ヤーン2及び第2の横方向ヤーン5は、第2の縦方向ヤーン2が12の第2の横方向ヤーン5の上、1つの横方向ヤーン5の下、2つの横方向ヤーン5の上、及び1つの横方向ヤーン5の下を通過するように互いに結合している。1つの第2の横方向ヤーン5と第2の縦方向ヤーン3との交差点82は、特定の第2の横方向ヤーン5の上下にある交差点82と比較してオフセットされる。例えば、第2の横方向ヤーン50aは、交差点82gと比較してオフセットされた交差点82aを有している。第2のパターンは、±6のオフセットを有してもよい。
第3の縦方向ヤーン3は、1つの第2の横方向ヤーン5の下、2つの第2の横方向ヤーン5の上、1つの第2の横方向ヤーン5の下、及び12の第2の横方向ヤーン5の上を繰り返し通過する。
第3の縦方向ヤーン3は、第2の横方向ヤーン5との交差点72を有し、ここで、第3の縦方向ヤーン3は、第2の横方向ヤーン5の下を通過する。交差点72は、産業用テキスタイル6の機械側で産業用テキスタイル6の表面全体を覆う(図4bの黒点)。第3のパターンは、産業用テキスタイル6の機械側で±6のオフセットを有してもよい。
第3の縦方向ヤーン3は、産業用テキスタイル6の表側及び裏側のバインドの不可欠な部分であり、すなわち、第3の縦方向ヤーン3なしでは、表側のバインド及び裏側のバインドは不完全である。図4a及び4bは、第3の縦方向ヤーン3が産業用テキスタイル6の表側7及び裏側8の両方のバインドの形成に関与することを明確に示している。
産業用テキスタイル6の表側の共通の交差点92の例が、図4bにおいて示されている。
図5a及び5bは、図4a及び4bの産業用テキスタイルに関する顕微鏡写真を示している。図5aは、第1の縦方向ヤーン1、第3の縦方向ヤーン3、及び第1の横方向ヤーン4を含む産業用テキスタイル6の紙側を示している。産業用テキスタイル6の表側7の共通の交差点91の一例も、図5aにおいて示されている。
図5bは、第2の縦方向ヤーン2、第3の縦方向ヤーン3、及び第2の横方向ヤーン5を含む産業用テキスタイル6の機械側を示している。産業用テキスタイル6の裏側8の共通の交差点92の一例も、図5bにおいて示されている。
図5a及び5bの産業用テキスタイル6の横糸比は、3:2(第1の横方向ヤーン4と第2の横方向ヤーン5との比)であってもよい。
図6a乃至6dは、産業用テキスタイル6のバインドを示している。第1の縦方向ヤーン1は、1つの第1の横方向ヤーン4の上及び3つの第1の横方向ヤーン4の下を繰り返し通過する。図6aにおいて、第1の縦方向ヤーン1は、第1の横方向ヤーン41aの下、1つの第1の横方向ヤーン41bの上、3つの第1の横方向ヤーン41c、41d、41eの下、1つの第1の横方向ヤーン41fの上、3つの第1の横方向ヤーン41g、41h、41iの下、1つの第1の横方向ヤーン41jの上、及び2つの第1の横方向ヤーン41k、41lの下を通過する。
図6aにおいて、第2の縦方向ヤーン2は、4つの第2の横方向ヤーン5の上及び1つの第2の横方向ヤーン5の下を繰り返し通過する。図6aにおいて、第2の縦方向ヤーン2は、1つの第2の横方向ヤーン51aの下、4つの第2の横方向ヤーン51b、51c、51d、51eの上、1つの第2の横方向ヤーン51fの下、及び2つの第2の横方向ヤーン51g、51hの上を通過する。
図6bにおいて、第3の縦方向ヤーン3は、3つの第1の横方向ヤーン4の下及び1つの第1の横方向ヤーン4の上を繰り返し通過する。第3の縦方向ヤーン3が3つの第1の横方向ヤーン5の下を通過するとき、1つの第2の横方向ヤーン5の下も通過する。図6bにおいて、第3の縦方向ヤーン3は、1つの第2の横方向ヤーン51aの下、1つの第1の横方向ヤーン41cの上、3つの第1の横方向ヤーン41d、41e、41f及び1つの第2の横方向ヤーン51dの下、1つの第1の横方向ヤーン41gの上、3つの第1の横方向ヤーン41h、41i、41jの下、1つの第1の横方向ヤーン41kの上、並びに1つの第1の横方向ヤーン41lの下を通過する。
図6cにおいて、第1の縦方向ヤーン1は、1つの第1の横方向ヤーン4の上及び3つの第1の横方向ヤーン4の下を繰り返し通過する。図5cにおいて、第1の縦方向ヤーン1は、2つの第1の横方向ヤーン41a、41bの下、1つの第1の横方向ヤーン41cの上、3つの第1の横方向ヤーン41d、41e、41fの下、1つの第1の横方向ヤーン41gの上、3つの第1の横方向ヤーン41h、41i、41jの下、1つの第1の横方向ヤーン41kの上、及び1つの第1の横方向ヤーン41lの下を通過する。
図6cにおいて、第2の縦方向ヤーン2は、4つの第2の横方向ヤーン5の上、1つの第2の横方向ヤーン5の下、2つの第2の横方向ヤーン5の上、及び1つの第2の横方向ヤーン5の下を繰り返し通過する。図5cにおいて、第2の縦方向ヤーン2は、3つの第2の横方向ヤーン51a、51b、51cの上、1つの第2の横方向ヤーン51dの下、2つの第2の横方向ヤーン51e、51fの上、1つの第2の横方向ヤーン51gの下、及び1つの第2の横方向ヤーン51hの上を通過する。
図6dにおいて、第3の縦方向ヤーン3は、3つの第1の横方向ヤーン4の下及び1つの第1の横方向ヤーン4の上を繰り返し通過する。第3の縦方向ヤーン3が3つの第1の横方向ヤーン5の下を通過する場合には1回おきに、1つの第2の横方向ヤーン5の下も通過する。図5dにおいて、第3の縦方向ヤーン3は、第1の横方向ヤーン41a、41b、41cの下及び第2の横方向ヤーン51bの下、1つの第1の横方向ヤーン41dの上、3つの第1の横方向ヤーン41e、41f、41gの下、1つの第1の横方向ヤーン41hの上、3つの第1の横方向ヤーン41i、41j、41k及び1つの第2の横方向ヤーン51gの下、並びに第1の横方向ヤーン41lの上を通過する。
第3の縦方向ヤーン3は、産業用テキスタイル6の表側及び裏側のバインドの不可欠な部分であり、すなわち、第3の縦方向ヤーン3なしでは、表側のバインド及び裏側のバインドは不完全である。図6b、6d、7a、及び7bは、第3の縦方向ヤーン3が産業用テキスタイル6の表側7及び裏側8の両方のバインドの形成に関与することを明確に示している。
図7aは、図6a乃至6dの産業用テキスタイル6の紙側の構造を示している。第1の縦方向ヤーン1、第3の縦方向ヤーン3、及び第1の横方向ヤーン4が存在している。第1のパターンは、各第1の縦方向ヤーン1が3つの第1の横方向ヤーン4の下及び1つの第1の横方向ヤーン4の上を通過するように構成された第1の縦方向ヤーン1及び第1の横方向ヤーン4を含んでいる。第1のパターンは、±1オフセットを有している。
隣接する第1の縦方向ヤーン1の間に第3の縦方向ヤーン3が存在する。各第3の縦方向ヤーン3は、3つの第1の横方向ヤーン4の下及び1つの第1の横方向ヤーン4の上を繰り返し通過する。
第3の縦方向ヤーン3は、第1の横方向ヤーン4との交差点71を有し、ここで、第3の縦方向ヤーン3は、第1の横方向ヤーン4の上を通過する。交差点71は、産業用テキスタイル6の紙側で産業用テキスタイル6の表面全体を覆う。
産業用テキスタイル6の表側7の共通の交差点91の例が、図7aにおいて示されている。
図7bは、下から見た図7aの産業用テキスタイルの機械側の構造を示している。しかし、その構造は(紙側の下にある場合に)上から見て説明される。
第2のパターンは、各第2の縦方向ヤーン2が、1つの第2の横方向ヤーン5の下、4つの第2の横方向ヤーン5の上、1つの横方向ヤーン5の下、及び2つの第2の横方向ヤーン5の上を通過するように構成された第2の縦方向ヤーン2及び第2の横方向ヤーン5を含む。第2のパターンは、±2のオフセットを有している。
第3の縦方向ヤーン3は、第2の横方向ヤーン5との交差点72を有し、ここで、第3の縦方向ヤーン3は、第2の横方向ヤーン5の上を通過する。交差点72は、産業用テキスタイル6の紙側で産業用テキスタイル6の表面全体を覆う。
産業用テキスタイル6の表側7の共通の交差点92の例が、図7bにおいて示されている。
図8a乃至8fは、産業用テキスタイル6のバインドを示している。図8aにおいて、第1の縦方向ヤーン1は、3つの第1の横方向ヤーン42a、42b、42cの下、1つの第1の横方向ヤーン42dの上、3つの第1の横方向ヤーン42e、42f、42gの下、及び1つの第1の横方向ヤーン42hの上を通過する。
第2の縦方向ヤーン2は、1つの第2の横方向ヤーン52aの下及び7つの第2の横方向ヤーン52b、52c、52d、52e、52f、52g、52hの上を通過する。
図8bにおいて、第3の縦方向ヤーン3は、1つの第1の横方向ヤーン42aの上、3つの第1の横方向ヤーン42b、42c、42d及び1つの第2の横方向ヤーン52cの下、1つの第1の横方向ヤーン42eの上、及び3つの第1の横方向ヤーン42f、42g、42hの下を通過する。
図8cにおいて、第1の縦方向ヤーン1は、1つの第1の横方向ヤーン42aの上、3つの第1の横方向ヤーン42b、42c、42dの下、1つの第1の横方向ヤーン42eの上、及び3つの第1の横方向ヤーン42f、42g、42hの下を通過する。
第2の縦方向ヤーン2は、5つの第2の横方向ヤーン52a、52b、52c、52d、52eの上、1つの第2の横方向ヤーン52fの下、及び2つの第2の横方向ヤーン52g、52hの上を通過する。
図8dにおいて、第3の縦方向ヤーン3は、1つの第1の横方向ヤーン42aの下、1つの第1の横方向ヤーン42bの上、3つの第1の横方向ヤーン42c、42d、42eの下、1つの第1の横方向ヤーン42fの上、2つの第1の横方向ヤーン42g、42h及び1つの第2の横方向ヤーン52hの下を通過する。
図8eにおいて、第1の縦方向ヤーン1は、1つの第1の横方向ヤーン42aの下、1つの第1の横方向ヤーン42bの上、3つの第1の横方向ヤーン42c、42d、42eの下、1つの第1の横方向ヤーン42fの上、及び2つの第1の横方向ヤーン42g、42hの下を通過する。
第2の縦方向ヤーン2は、2つの第2の横方向ヤーン52a、52bの上、1つの第2の横方向ヤーン52cの下、及び5つの第2の横方向ヤーン52d、52e、52f、52g、52hの上を通過する。
図8fにおいて、第3の縦方向ヤーン3は、2つの第1の横方向ヤーン42a、42bの下、1つの第1の横方向ヤーン42cの上、3つの第1の横方向ヤーン42d、42e、42f及び1つの第2の横方向ヤーン52eの下、1つの第1の横方向ヤーン42gの上、並びに1つの第1の横方向ヤーン42hの下を通過する。
第3の縦方向ヤーン3は、産業用テキスタイル6の表側及び裏側のバインドの不可欠な部分であり、すなわち、第3の縦方向ヤーン3なしでは、表側のバインド及び裏側のバインドは不完全である。図8b、8d、8f、9a、及び9bは、第3の縦方向ヤーン3が、産業用テキスタイル6の表側7及び裏側8の両方のバインドの形成に関与することを明確に示している。図9aは、図8a乃至8fの産業用テキスタイル6の紙側の構造を示している。第3の縦方向ヤーン3は、第1の横方向ヤーン4との交差点71を有し、ここで、第3の縦方向ヤーン3は、第1の横方向ヤーン4の上を通過する。交差点71は、産業用テキスタイル6の紙側で産業用テキスタイル6の表面全体を覆う。
産業用テキスタイル6の表側7の共通の交差点91の例が、図9aにおいて示されている。
図9bは、図9aの産業用テキスタイルの機械側の構造を示している。第3の縦方向ヤーン3は、第2の横方向ヤーン5との交差点72を有し、ここで、第3の縦方向ヤーン3は、第2の横方向ヤーン5の下を通過する。交差点72は、産業用テキスタイル6の機械側で産業用テキスタイル6の表面全体を覆う(図7bの黒点)。
図9cは、第3の縦方向ヤーン3が産業用テキスタイル6の表側及び裏側のバインドの不可欠な部分であること、すなわち、第3の縦方向ヤーン3なしでは、表側のバインド及び裏側のバインドは不完全であることを例示的に示している。
技術の進歩に伴い、本発明の概念を様々な方法で実施することができるということが、当業者には明らかである。本発明及びその実施形態は、上記の例に限定されるものではないが、特許請求の範囲内で変わり得る。

Claims (20)

  1. 表側と裏側とを有する、繊維ウェブを製造するための産業用テキスタイルであって、当該産業用テキスタイルはバインドを有し、さらに、
    − 第1の縦方向ヤーン、
    − 第2の縦方向ヤーン、
    − 第3の縦方向ヤーン、
    − 第1の横方向ヤーン、
    − 第2の横方向ヤーン、
    を含み、
    当該産業用テキスタイルの前記表側の前記第1の縦方向ヤーンは、第1のパターンに従って前記第1の横方向ヤーンに結合し、
    当該産業用テキスタイルの前記裏側の前記第2の縦方向ヤーンは、第2のパターンに従って前記第2の横方向ヤーンに結合し、
    前記第3の縦方向ヤーンは、第3のパターンに従って前記第1の横方向ヤーン及び前記第2の横方向ヤーンに結合し、
    前記第3の縦方向ヤーンは、当該産業用テキスタイルの前記表側で前記第1の縦方向ヤーンと並行して延び、前記バインドの不可欠な部分を形成するように構成され、
    前記第3のパターンは、当該産業用テキスタイルの前記表側で交差点を含み、前記交差点は、前記第3の縦方向ヤーンのうち1つが前記第1の横方向ヤーンのうち1つの上を通過するように構成されたときに形成されるように構成され、
    前記第3のパターンは、当該産業用テキスタイルの前記裏側で交差点を含み、前記交差点は、前記第1の横方向ヤーンの上を通過するように構成された同じ第3の縦方向ヤーンが、前記第2の横方向ヤーンのうち1つの下を通過するように構成されたときに形成されるように構成され、
    当該産業用テキスタイルの前記表側の前記第1の横方向ヤーンのうち1つの上、先行する第1の横方向ヤーンの下、及び後続の第1の横方向ヤーンの下を通過するように構成された前記第3の縦方向ヤーンに隣接する第1の縦方向ヤーンが、前記第3の縦方向ヤーンと同じ第1の横方向ヤーンの上、先行する第1の横方向ヤーンの下、及び後続の第1の横方向ヤーンの下を通過するように構成されたときに共通の交差点が形成されるように構成され、
    前記共通の交差点は、前記第2のパターン内で少なくとも2回形成されるように構成されている、産業用テキスタイル。
  2. 前記第1のパターンは、各第1の縦方向ヤーンが、1つの第1の横方向ヤーンの下及び1つの第1の横方向ヤーンの上を繰り返し通過するように構成された前記第1の縦方向ヤーン及び前記第1の横方向ヤーンを含み、隣り同士の第1の縦方向ヤーンは、同時に選択された第1の縦方向ヤーンが第1の横方向ヤーンの下にあるときに、前記同時に選択された第1の縦方向ヤーンの隣りにある第1の縦方向ヤーンが前記第1の横方向ヤーンの上にあるように配置されることを特徴とする、請求項1に記載の産業用テキスタイル。
  3. 前記第2のパターンは、各第2の縦方向ヤーンが、12の第2の横方向ヤーンの上、1つの第2の横方向ヤーンの下、2つの第2の横方向ヤーンの上、及び1つの第2の横方向ヤーンの下を繰り返し通過するように構成された前記第2の縦方向ヤーン及び前記第2の横方向ヤーンを含み、前記第2のパターンは、±6のオフセットを有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の産業用テキスタイル。
  4. 前記第3のパターンは、各第3の縦方向ヤーンが、当該産業用テキスタイルの紙側で3つの第1の横方向ヤーンの下及び1つの第1の横方向ヤーンの上を通過し、3つの第1の横方向ヤーンの下を通過する場合に1回おきに機械側で1つの第2の横方向ヤーンの下を通過するように構成された前記第3の縦方向ヤーン、前記第1の横方向ヤーン、及び前記第2の横方向ヤーンを含むことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の産業用テキスタイル。
  5. 前記第1の横方向ヤーンと前記第2の横方向ヤーンとの比が3:2であることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の産業用テキスタイル。
  6. 前記第1のパターンは、各第1の縦方向ヤーンが、3つの第1の横方向ヤーンの下及び1つの第1の横方向ヤーンの上を通過するように構成された前記第1の縦方向ヤーン及び前記第1の横方向ヤーンを含み、前記第1のパターンは、±1のオフセットを有することを特徴とする、請求項1に記載の産業用テキスタイル。
  7. 前記第2のパターンは、各第2の縦方向ヤーンが、1つの第2の横方向ヤーンの下、4つの第2の横方向ヤーンの上、1つの第2の横方向ヤーンの下、及び2つの第2の横方向ヤーンの上を通過するように構成された前記第2の縦方向ヤーン及び前記第2の横方向ヤーンを含み、前記第2のパターンは、±1のオフセットを有することを特徴とする、請求項6に記載の産業用テキスタイル。
  8. 前記第3のパターンは、各第3の縦方向ヤーンが、3つの第1の横方向ヤーンの下及び1つの第1の横方向ヤーンの上を通過し、3つの第1の横方向ヤーンの下を通過する場合に1回おきに1つの第2の横方向ヤーンの下を通過するように構成された前記第3の縦方向ヤーン、前記第1の横方向ヤーン、及び前記第2の横方向ヤーンを含むことを特徴とする、請求項6又は7に記載の産業用テキスタイル。
  9. 前記第1の横方向ヤーンと前記第2の横方向ヤーンとの比が3:2であることを特徴とする、請求項8に記載の産業用テキスタイル。
  10. 前記第2のパターンは、各第2の縦方向ヤーンが、1つの第2の横方向ヤーンの下及び7つの第2の横方向ヤーンの上を通過するように構成された第2の縦方向ヤーン及び第2の横方向ヤーンを含み、前記第2のパターンは、±5のオフセットを有することを特徴とする、請求項7に記載の産業用テキスタイル。
  11. 前記第3のパターンは、各第3の縦方向ヤーンが、3つの第1の横方向ヤーンの下及び1つの第1の横方向ヤーンの上を通過し、3つの第1の横方向ヤーンの下を通過する場合に1回おきに1つの第2の横方向ヤーンの下を通過するように構成された前記第3の縦方向ヤーン、前記第1の横方向ヤーン、及び前記第2の横方向ヤーンを含むことを特徴とする、請求項7又は10に記載の産業用テキスタイル。
  12. 前記第1の横方向ヤーンと前記第2の横方向ヤーンとの比が1:1であることを特徴とする、請求項7、10、又は11に記載の産業用テキスタイル。
  13. 前記第1のパターンは、各第1の縦方向ヤーンが、1つの第1の横方向ヤーンの上、2つの第1の横方向ヤーンの下、1つの第1の横方向ヤーンの上、及び4つの第1の横方向ヤーンの下を通過するように構成された第1の縦方向ヤーン及び第1の横方向ヤーンを含むことを特徴とする、請求項1に記載の産業用テキスタイル。
  14. 前記第2のパターンは、各第2の縦方向ヤーンが、1つの第2の横方向ヤーンの下及び7つの第2の横方向ヤーンの上を通過するように構成された第2の縦方向ヤーン及び第2の横方向ヤーンを含むことを特徴とする、請求項13に記載の産業用テキスタイル。
  15. 前記第3のパターンは、各第3の縦方向ヤーンが、4つの第1の横方向ヤーンの下、1つの第1の横方向ヤーンの上、2つの第1の横方向ヤーンの下、及び1つの第1の横方向ヤーンの上を通過し、4つの第1の横方向ヤーンの下を通過する場合に1回おきに1つの第2の横方向ヤーンの下を通過するように構成された第3の縦方向ヤーン、第1の横方向ヤーン、及び第2の横方向ヤーンを含むことを特徴とする、請求項13又は14に記載の産業用テキスタイル。
  16. 前記第2の横方向ヤーンは、2つの第2の縦方向ヤーンの下及び2つの第3の縦方向ヤーンの下、1つの第2の横方向ヤーンの上、1つの第3の縦方向ヤーン及び1つの第2の縦方向ヤーンの下、1つの第3の縦方向ヤーンの上、4つの第2の縦方向ヤーンの下、及び4つの第3の縦方向ヤーンの下を通過することを特徴とする、請求項13乃至15のいずれか一項に記載の産業用テキスタイル。
  17. 前記第1の横方向ヤーンは、3つの第1の縦方向ヤーンの上及び1つの第1の縦方向ヤーンの下を通過し、1つの第1の縦方向ヤーンを通過するときに1つの第3の縦方向ヤーンの下を通過することを特徴とする、請求項13乃至16のいずれか一項に記載の産業用テキスタイル。
  18. 前記第1の横方向ヤーンと前記第2の横方向ヤーンとの比が2:1であることを特徴とする、請求項13乃至17のいずれか一項に記載の産業用テキスタイル。
  19. 共通の交差点は、当該産業用テキスタイルの前記裏側で前記第2の横方向ヤーンのうち1つの下を通過するように構成された前記第3の縦方向ヤーンに隣接する第2の縦方向ヤーンが、前記第3の縦方向ヤーンと同じ第2の横方向ヤーンの下を通過するように構成されるときに形成されるように構成されていることを特徴とする、請求項1乃至18のいずれか一項に記載の産業用テキスタイル。
  20. 第2の縦方向ヤーンと第3の縦方向ヤーンとの間に少なくとも1つの縦方向ヤーンが存在するように、前記第2の縦方向ヤーンは前記第3の縦方向ヤーンの近くにあり、共通の交差点が、当該産業用テキスタイルの前記裏側で前記第2の横方向ヤーンのうち1つの下を通過するように構成された前記第2の縦方向ヤーンが、前記第3の縦方向ヤーンと同じ第2の横方向ヤーンの下を通過するように構成されたときに形成されるように構成されていることを特徴とする、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の産業用テキスタイル。
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