JP2021186882A - ダイカスト機用の鋳造ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイカスト機用の鋳造ユニットを提供する。【解決手段】鋳造室2を備えた鋳造容器、鋳造室2内に軸方向に移動可能に配置された鋳造ピストン3、溶湯槽接続開口部4、鋳造室2への溶湯槽接続開口部4から溶湯槽入口流路5、鋳造室2から出て行く溶湯出口流路6、溶湯槽入口流路5の遮断制御弁7を備える。遮断制御弁7は、鋳造容器上に配置され、弁座9を有する弁本体8と、開位置と閉位置の間で弁座に対し移動可能な弁閉鎖体10を有する。遮断制御弁7の弁本体8は、鋳造容器の側面弁組立領域11にて、鋳造容器上に、外部からアクセス可能な態様で保持され、溶湯槽接続開口部4を備え、かつ/または鋳造ピストン3はスプール型であり、遮断制御弁7は、その弁閉鎖体10が、一方では溶湯槽接続開口部4から、他方では鋳造室2から、流体技術的な距離で溶湯入口流路5内に配置され、例えば、ホットチャンバ型のダイカスト機に使用する。【選択図】図1

Description

本発明は、ダイカスト機用の鋳造ユニットに関し、該鋳造ユニットは、鋳造室を備えた鋳造容器と、鋳造室内で軸方向に移動可能な態様で配置される鋳造ピストンと、溶湯槽接続開口部と、鋳造室への溶湯槽接続開口部からの溶湯入口流路と、溶湯入口流路とは別に鋳造室から出て行く溶湯出口流路と、溶湯入口流路用の遮断制御弁とを備える。そのような鋳造ユニットによれば、遮断制御弁は、制御可能な遮断弁を構成し、弁本体を備え、この弁本体は、鋳造容器上に配置され、弁座と、開位置と閉位置との間で弁座に対して移動可能な弁閉鎖体とを有する。
このような一般的なタイプの鋳造ユニットおよび同様の鋳造ユニットは、鋳造される溶融材料を提供するために使用され、このようにして特定の部品を鋳造するために、鋳造部(cast part)とも呼ばれ、それぞれの鋳造作業または鋳造サイクルで使用される。現行の鋳造ユニットは、特に、金属のダイカストに好適であり、例えば、亜鉛、鉛、アルミニウム、マグネシウム、チタン、鋼、銅及びこれらの金属の合金等の溶湯又は部分的に溶融した金属溶融物を鋳造するのに好適であり、この点において、好ましくはホットチャンバ型のダイカスト機用に好適である。現行の設備では、鋳造容器は、溶湯コンテナによって準備された溶湯槽中に浸漬されるように設けられる。別の方法として、ダイカスト機は、例えば、コールドチャンバー型のダイカスト機またはプラスチック射出成形機であってもよい。
溶融材料は、溶湯槽から、例えば溶湯槽接続開口部を介して鋳造ユニットに導入され、溶湯入口流路を介して鋳造室内に導入される。これは、一般的には、鋳造ピストンの戻りの動きにより、鋳造室内の負圧によって、溶融物供給操作または溶融物引き込み操作でもたらされる。鋳造作業の鋳型充填段階では、鋳造ピストンが加圧下で鋳造室内に位置する溶融材料を加圧して鋳造室及び鋳造容器から鋳型キャビティ、つまり、鋳型中空空間または鋳型とも呼ばれるものの中に押し出し、溶湯出口流路を介して、対応する鋳造部品を形成する。一般的な実装では、溶融材料は、鋳造室から出た後、例えば垂直パイプ領域を介して鋳造容器から出て、通常は固定された鋳型半体及び可動鋳型半体により形成される鋳型キャビティの領域内の溶湯入口に、鋳造容器に接合された湯口ノズル本体を介して到達する。
鋳造ピストンには、基本的に異なる2タイプの鋳造ピストン、すなわち、スプール型の鋳造ピストンと、押し退け型の鋳造ピストンを用いることができる。スプール型の場合、鋳造ピストンの外寸法は、鋳造室の内寸法に対応し、ピストンは、鋳造室壁に対して密閉される。その結果、この場合、鋳造ピストンは、前方に移動すると、鋳造室内の溶融材料を前方へと完全に押し込み、その過程において、溶融材料に必要な圧力を作用させて鋳型キャビティ内に押し込む。押し退け型の場合、鋳造ピストンの外形寸法は、鋳造室の内寸法よりも適度に小さくなり、これにより、鋳造ピストンは、前方に移動すると、鋳造室の溶融材料内に浸漬する。この場合、溶融材料に浸漬する鋳造ピストン体積の押し退け効果により、溶融材料に対する圧力の作用がもたらされる。スプール型の鋳造ピストンを有する鋳造ユニットは、例えば、特許文献1並びに特許文献2及び特許文献3に開示されている。押し退け型の鋳造ピストンを有する鋳造ユニットは、例えば、特許文献4及び特許文献5と同様に、特許文献6に開示されている。
一般型の鋳造ユニットの場合、溶湯出口側流路は、溶湯入口流路とは別に鋳造室から延在しており、即ち、溶湯入口流路と溶湯出口側流路は、鋳造室入口を有する溶融材料用の2つの別々のガイド流路を形成し、この流路は、溶湯入口流路が鋳造室内に開口する鋳造室入口と、溶湯出口側流路が鋳造室から開口する別個の鋳造室出口側と、を有する。代替として、他の種類の鋳造ユニットを使用することもできる。
従って、特許文献1による鋳造ユニットの場合、溶湯入口流路および溶湯出口流路は共通の流路部分を共有し、これは入口および出口として機能する鋳造室の単一の接続開口部に接続される。溶湯の流れの方向を制御するために、2つの流体制御弁、即ち、制御可能な流体弁、即ち、切換制御弁と遮断制御弁が、適当な位置に配置されている。
特許文献7に開示されている鋳造ユニットの場合、鋳造室の出口側に配置される切換弁であり、第1の位置では、鋳造室出口側を溶湯槽に接続し、押し湯流路部分を遮断し、第2の位置では、鋳造室出口側を押し湯流路部分に接続することを可能にし、溶湯槽に対して鋳造室を遮断する。
上述の特許文献3に開示された鋳造ユニットの場合、鋳造室への溶湯供給は、鋳造室と鋳造ピストンのピストンスカートとの間の環状空間によって行われ、これはスプールとして設計され、鋳造ピストンを通って案内され、チェック弁として設計され、鋳造ピストン内に一体化される遮断制御弁によって遮断することができる流路部分によって行われる。
上述の特許文献4に開示されている鋳造ユニットは、一般的なタイプのものであり、この鋳造ユニットにおいて、溶湯入口流路は、円筒状の鋳造室の壁を通過する溶湯供給穴によって形成され、遮断制御弁は、溶湯供給穴の開口部において、その弁閉鎖体が直接、鋳造室内に配置される。
上述の特許文献6に開示されている鋳造ユニットは、同様に一般的なタイプのものである。ここで、この鋳造ユニットにおいて、弁本体は、完全にセラミックとして設計され、垂直な受け口に正確に嵌合される方法で挿入される。この弁本体は、鋳造容器の上側からそこに形成される。隣接する側面領域において、鋳造容器内に形成された水平な入口穴は、入口側で鋳造ユニットの溶湯槽接続開口部を形成し、出口側で弁本体の入口穴と直線になっている。
国際公開第91/17070号 欧州特許公報第1284168号 欧州特許公報第2701866号 欧州特許公報第0576406号 欧州特許公報第2506999号 ドイツ特許公開公報第3248423号 カナダ特許公報第1099476号
ダイカストでは、経済的理由から、サイクルタイム、すなわち、それぞれの鋳造作業の持続時間をできるだけ短くすることが求められており、また、鋳造部品の品質に関連する理由から、鋳造部品内の空気量、すなわち、鋳造部品の最小の空気気孔率を、できるだけ低くすることが求められている。種々の理由から、この点において、鋳型充填フェーズにおける鋳造ピストンの前方への移動の速度は、ある速度を超えることはできない。これらの態様を説明するために、上述の特許文献2は、鋳型充填段階の開始時および/または実際の鋳型充填段階の前に、鋳型が充填段階において未だに開いているときに、鋳造ピストンを前方に移動させ、その後、鋳型が閉じられ、実際の鋳型充填段階を実施するために鋳造ピストンがさらに前方に移動される前に、溶融材料が押し湯流路領域および湯口ノズル本体領域を充填するのに十分なだけ遠くにあることを提案する。特許文献2では、鋳造ピストンはスプールタイプであり、それ自体が遮断部材として機能し、その点で、補充段階の際、補充段階後のその戻しの動きによって鋳型チャンバ入口を開放し、鋳型充填段階の際、鋳型チャンバ入口を越えて前方に移動されることによって、前記鋳型チャンバ入口を遮断する。
本発明は、最初に言及したタイプの鋳造ユニットを提供するという技術的問題に基づくものであり、特に、比較的低い製造および組立アウトレイおよび/または比較的低いメンテナンス/修理アウトレイおよび/または鋳造作業中の信頼できる機能に関して、上述した従来技術に優る利点を提供する。
本発明は、請求項1に記載の特徴を有する鋳造ユニットを提供することにより、上記課題を解決するものである。発明の有利な改良は、従属クレームに明記されている。
本発明に係る鋳造ユニットは、溶湯入口流路用の遮断制御弁を備え、その結果、溶湯入口流路内の溶湯の流れを遮断制御弁の対応する制御によって独立して制御することができ、例えば、鋳造ピストンがこの目的のための遮断部材として作用する必要がない。この有効な制御オプションは、ユーザによって手動で、又は割り当てられた制御ユニットによって自動的に実行され、例えば、遮断制御弁を単なる逆止弁と区別し、例えば、その開位置又はその閉位置を制御不能な方法で想定し、それぞれ支配的な溶湯圧力条件を考慮するだけで、それに応じて、弁受容空間内の溶融物の流速の目標とされた有効な作用を可能にする。
本発明の一態様によれば、遮断弁の弁本体は、外部からアクセス可能な方法で鋳造容器の側面弁組立領域で鋳造容器上に保持され、溶湯槽接続開口部を備える。この点において、側面弁組立領域および/または側面鋳造容器領域とは、ダイカスト機上の鋳造ユニットの操作位置において鋳造容器の側面、すなわち、この操作位置の上面における側面、すなわち頂部側である側面と、この操作位置の底部における側面、すなわち底部側である側面との間を通る鋳造容器の側面に位置する鋳造容器の側面領域を意味すると理解される。
これは、操作的に好ましく、製造及び組立の経費及びメンテナンス/修理の経費に関して最適化された、遮断制御弁及び/又はその弁本体の実施及び位置決めを構成する。遮断制御弁は、外部から横方向に鋳造容器上に組み立てることができ、組み立てられた遮断制御弁は、鋳造容器の外部から横方向にメンテナンス作業のためにアクセスできる。したがって、遮断制御弁のメンテナンスのために、通常、鋳造容器を分解する必要はない。さらに、システムが対応して設計される場合、例えば、修理作業中に、弁の磨耗を嫌う部品を必要に応じて交換するために、外部からアクセス可能な方法で、遮断制御弁を鋳造容器から比較的容易に分解することができるというオプションがある。
本発明のさらなる態様によれば、上述の態様に加えて、または代替として提供され得る、鋳造ピストンは、スプール型であり、遮断制御弁は、その弁閉鎖体が、一方では溶湯槽接続開口部から、他方では鋳造室からの流体技術的な距離において、溶湯入口流路内にその弁閉鎖体と共に配置される。すなわち、遮断制御弁は、溶湯槽接続開口部に直接にも、鋳造室にも直接にも配置されず、むしろ、これら2つの端点から離間された溶湯入口流路の位置において、これら2つの端点の間に配置される。スプールと遮断制御弁の特定の位置決めのこの組み合わせは、操作中の鋳造ユニットおよび関連するダイカスト機の信頼できる機能に予想外の肯定的な効果をもたらすことができ、特に、操作制御の観点から、それぞれの鋳造操作の後、溶融材料が湯口ノズル本体の前方領域までだけ引き戻されること、および/または、それぞれの鋳型充填段階の前に、鋳型がなおも開いているときに、溶融材料が前方湯口ノズル本体領域に前方に移動されることが保証される場合には、予想外の肯定的な効果をもたらすことができる。
本発明の精密化において、遮断制御弁の本体は、着脱自在な接続部によって鋳造容器上に保持される。これにより、修理やメンテナンス作業の過程で弁の構成部品を交換する可能性のある修理目的などで、必要に応じて簡単な方法で鋳造容器から弁本体を取り外すことが有利になる。代替の実施形態では、弁本体は、非着脱可能に、すなわち損傷なしに着脱できないように、鋳造容器上に保持される。これは、例えば、鋳造容器の作動期間中に遮断制御弁および/またはその弁本体または他の部品を交換する必要がないように思われる使用状況に対して、十分であり得る。
本発明の精密化において、鋳造容器の弁組立領域は、横側から外向きのアクセス側を有する弁受容空間によって形成され、遮断制御弁の弁本体は、アクセス側を介して外部から横方向に弁受容空間に挿入され得る。アクセス側の、鋳造容器の側面から外側を向く位置決めは、組立関連および機能上の理由から有利であることが証明されている。このようにして、この手段は、弁本体へのアクセスを容易にするので、鋳造容器の外向きのアクセス側を介して、全体として遮断制御弁へのアクセスを容易にすることができる。これは、それに対応して、鋳造容器上の遮断制御弁の組立、および、鋳造容器からの弁またはその部品の任意の分解を容易にする。
アクセス側は、弁受容空間の外側に開いた側、または取り外し可能なカバーで覆われた側の形状であってもよい。後者の場合には、弁受容空間内に配置された遮断制御弁へのアクセスを可能にするために、鋳造容器からカバーを取り外すだけで良い。代替の実施形態では、例えば、上部または下部の外側に向いたアクセス側を有する弁受容空間によって、または、関連する弁受容空間を有する鋳造容器を伴わずにその弁本体と共に遮断制御弁を組み立てることができる鋳造容器の側面によって、鋳造容器の弁組立領域が形成される。
本発明の構成では、弁本体は、その下向きに弁出口を弁受容空間内に向けて挿入され、溶湯入口流路は、弁受容空間外に下向きに導く鋳造容器内の流路部分と共に、弁出口から連続する。この手段は、溶湯入口流路内の融液物質の誘導や遮断弁本体の組立位置の点で有利である。この点において、方向指示「下方に」又は「下方に」によって意味されるものは、垂直に下向きの主方向成分を有するダイカスト機上の鋳造ユニットの動作位置に延びる方向である。すなわち、垂直に下向きに平行であるか、又は水平方向成分よりも大きい垂直方向成分を有する斜め下向きの方向である。
このようにして、この場合には、遮断弁は、その弁本体を弁支持面上に配置することができ、この連続した流路部分が開口し、その結果、弁出口に流体的に接続される。代替実施形態では、遮断制御弁の出口は、下側ではなく、例えば弁本体の横方向領域上に位置し、弁受容空間は、例えば、初めに実質的に水平な流路部分を伴って、鋳造容器内に継続する。
本発明のさらなる構成では、弁本体は、着脱可能なクランプ接続によって弁受容空間において垂直方向にクランプ式に保持され、下側には弁出口を封止する封止部に抗して支持される。これは、組立、機能の面で大いに有利な特徴を構成している。着脱可能なクランプ接続により、遮断制御弁をその弁本体と共に鋳造容器上に確実に保持し、必要に応じてそこから取り外すことができる。この封止部は、所望の方法で弁出口を周囲に対して封止することを可能にし、この封止作用は、さらに、クランプ接続部が弁本体を封止部に押し付けることを補助する。代替例として、弁本体は、別の方法、例えば、対応するねじ接続によって、鋳造容器上に保持されてもよい。
本発明の精密化において、遮断制御弁は、弁本体上で平行移動可能な方法で案内される制御ロッドを有し、一端は弁閉鎖体を支持し、他端は弁本体から延び、鋳造容器内のロッド通路開口部を通って鋳造容器から延びる。これは、製造技術および機能的観点から好ましい遮断制御弁の遮断制御機能性の実施を構成する。代替として、この遮断制御機能性は、別の従来の方法、例えば、磁気的に作動される弁閉鎖体を有する電磁制御弁として実施されてもよい。
本発明の構成では、制御ロッドは、その長手軸線が鋳造ピストンの長手軸線に平行になるように配置される。これは、鋳造ユニットのコンパクトな設計および遮断制御弁の制御作動に関して、制御ロッドの有利な配置を構成する。代替例として、制御ロッドは、その長手軸線が鋳造ピストンの長手軸線に関して斜めまたは垂直に配置されてもよい。
本発明の構成では、鋳造ユニットは、制御ロッドを鋳造容器の弁受容空間内に横方向に挿入し、かつこれから横方向に取り外すための、鋳造容器内の横方向制御ロッド挿入スロットを含む。この手段は、遮断制御弁の簡単な組立および分解に関して、鋳造容器上または鋳造容器から、遮断制御弁が支持する制御ロッド及び弁閉鎖体を含む利点を提供する。
このようにすれば、例えば、鋳造容器から弁本体を解体する際に、弁閉鎖体とともに制御ロッドを弁本体上または弁本体内に残すことができるという点で、鋳造容器上または鋳造容器からの遮断制御弁の組立・解体を容易にすることができる。しかし、その結果、鋳造容器から弁本体を取り外すことを可能にするために弁本体が鋳造容器上に依然として組付けられている場合、制御ロッドおよび弁閉鎖体を解体できなくなる。むしろ、弁本体を鋳造容器から分解するために、この場合には、弁閉鎖体とともに制御ロッドが弁本体上または弁本体内に留まるようにし、かつ、鋳造容器内の制御ロッド挿入スロットを介して、弁を組み立てるために内部に導入され、かつ/または弁を分解するためにそれに沿って移動されるようにすることが可能である。代替の実施形態では、鋳造容器内の前記横方向制御ロッド挿入スロットは省略され、その代わりに、制御ロッドが鋳造容器内のロッド通路開口部に軸方向に挿入されるか、またはその外に移動される。
これは、任意に、制御ロッド挿入スロットが、制御ロッド通路開口部から弁受容空間の横方向のアクセス側の方向に延びて開く、或いは弁受容空間が、制御ロッド挿入スロットの縦方向に、弁本体が外部から鋳造容器の弁受容空間内に横方向に挿入されることができるさらなるアクセス側を有する、手段と組み合わされてもよい。
本発明の精密化において、溶湯入口流路は、入口側に溶湯槽接続開口部を形成し、かつ、出口側に制御ロッドが延びて出口側に弁座を形成する縦方向の穴内に開く、弁本体内の少なくとも一つの横方向穴を含む。これは、溶融物の誘導および製造の経費に関して好ましい遮断制御弁のための実施を構成する。
溶湯コンテナ内に貯蔵された溶融材料は、この場合、1つまたは複数の横方向穴を介して弁に入ることができ、溶融材料は、例えば、鋳造ユニットの操作位置において、水平方向の主方向成分で水平または斜めに流れ、弁閉鎖体が結合された制御ロッドの制御下で、縦方向穴を介して鋳造容器内に案内され、制御された方法で鋳造室に供給することができる。代替例として、弁本体は、例えば、溶融材料用の上側又は下側の入口穴を有することができる。
本発明の有利な実施形態を図面に示す。本発明のこれらおよびさらなる実施形態について、以下により詳細に説明する。
図1は、鋳造容器に保持された閉位置に遮断制御弁を備えた鋳造ユニットの概略縦断面図を示す。 図2は、図1の矢印IIに沿った鋳造ユニットの上方からの部分詳細図を示す。 図3は、図1の図1において、鋳造容器が溶湯槽に浸漬され、湯口ノズル本体が取り付けられた操作位置にある様子を示す。 図4は、遮断制御弁の開位置での図3の様子を示す。
図示した鋳造ユニットは、ダイカスト機での使用に好適であり、特に金属ダイカスト用のホットチャンバ型のダイカスト機では、金属鋳造材料が例えば亜鉛、鉛、アルミニウム、マグネシウム、チタン、鋼、銅又はこれらの金属の合金であることが可能である。鋳造ユニットは、鋳造室2を備えた鋳造容器1と、鋳造室2内に軸方向に移動可能なように配置された鋳造ピストン3と、溶湯槽接続開口部4と、溶湯槽接続開口部4から鋳造室2への溶湯入口流路5と、溶湯入口流路5から離れて鋳造室2の外に通じる溶湯出口流路6と、溶湯入口流路5用の遮断制御弁7とを備えている。遮断制御弁7は、鋳造容器1上に配置され、開位置と閉位置との間で弁座9に対して移動可能な弁座9及び弁閉鎖体10を有する弁本体8を有する。
図示の例示的な実施形態では、弁閉鎖体10は、円形ディスクの形態を有し、これに対応して、弁座9は、平面座面を有する弁本体8上に形成される。代替的な実施形態では、弁閉鎖体10は、別の形態、例えば切頭円錐形の形態を有してもよく、弁座9は、弁閉鎖体10がその閉位置で弁座9を流体密封式に受けるように、適合するシート形状を有する。
遮断制御弁7を使用することによって、溶湯入口流路5のための遮断部材として鋳造ピストン3を使用する必要はない。別の言い方をすると、溶湯入口流路5は、鋳造ピストン3で遮断できる箇所に、鋳造室2内に開口する必要がなくなる。溶湯出口流路6は溶湯入口流路5とは別に鋳造室2から出ているので、溶湯出口流路6は、鋳造室2内への溶湯入口流路5の開口部とは別個に、鋳造室2から出ている開口部を有する。
有利な実施形態では、図示の例のように、弁本体8は、外部からアクセス可能な方法で鋳造容器1の側面弁組立領域11で鋳造容器上に保持され、溶湯槽接続開口部4を備える。この手段により、弁本体8を鋳造容器1上に設けた遮断制御弁7を、外部から側面方向に組み立てることができる。また、そこで組み立てられた遮断制御弁7は、メンテナンス作業のために外部からアクセス可能なままであり、このために鋳造容器1から遮断制御弁7を分解する必要がない。
有利な実施形態では、図示の例のように、鋳造ピストン3はスプール型であり、遮断制御弁7は、その弁閉鎖体10を、溶湯入口流路5内において、流体技術的な距離の後、すなわち、一方では溶湯槽接続開口部4の下流に、他方では鋳造室2の前、すなわち、上流に、備える状態で、設けられている。別の言い方をすれば、弁閉鎖体10は、溶湯槽からの溶融材料の遮断制御弁7の入口開口部を形成する溶湯槽接続開口部4に直接的に配置されておらず、溶湯入口流路5の鋳造室2内への開口部に直接的に配置されておらず、むしろ、溶湯入口流路5に沿った適切な位置にある溶湯入口流路5のこれらの端点の間に配置されている。
図示の例示的な実施形態では、弁本体8は、ベース本体8aと、案内体8bとを、別々に製造された構成部品の形態で備える。代替の実施形態では、弁本体8は、単一部品の形状で製造されるか、又は2つ以上の部品から組み立てられる。図示の例では、弁座9がベース本体8a上に形成されている。溶湯槽接続開口部4がベース本体8a上に位置することもこの例でも同様である。
有利な実施形態において、遮断制御弁7の弁本体8は、図示の例のように、着脱自在な接続部12によって鋳造容器上に保持される。これにより、弁本体8、ひいては遮断制御弁7全体を、例えば、摩耗または別の機能喪失のために弁の部品を修理または交換する目的で、問題なく鋳造容器1から分解することが可能になる。図示の例では、取り外し可能な接続部12は、ねじ接続によって実施される。代替の実施形態では、例えば、着脱自在なラッチ接続またはスナップ嵌め接続によって、異なる方法で実施されてもよい。
有利な実施形態では、図示の例のように、鋳造容器1の弁組立領域11は、横方向の外側に向いたアクセス側を有する弁受容空間13によって形成され、遮断制御弁7の弁本体8は、アクセス側を通じて、外部から横方向に弁受容空間13内に挿入される。図示の例では、このアクセス側は、図1の鋳造容器1の後部側と、図2の鋳造容器の上方側とによって形成されている。
対応する実施形態では、図示の例のように、弁受容空間13は、例えば図1の鋳造容器1の右側のように、更に少なくとも1つの横方向外向きのアクセス側面を有するように形成される。より具体的には、図示の例示的な実施形態では、弁受容空間13は、弁受容空間13の下側境界としてのベース面1aと、弁受容空間13の上側終端としての鋳造容器1の上側保持フランジ1bとを有する、鋳造容器1内の側面の凹部によって形成されており、この例における弁受容空間13は、3つの側面からアクセス可能であり、かつ/または、3つの側面に開口している。この場合、遮断制御弁7は、その弁本体8をベース面1a上に配置してもよく、この場合、ベース面1aは弁支持面として機能する。
なお、アクセス側は、組立のためだけでなく、鋳造容器1から弁本体8や遮断制御弁7を分解するために必要に応じて用いてもよい。図示の例示的な実施形態では、アクセス側は開口している。代替的な実施形態では、取り外し可能なカバーによってカバーされてもよい。
有利な実施形態では、図示の例のように、弁本体8は、その下方に弁出口14を向けた状態で弁受容空間13内に挿入され、溶湯入口流路5は、弁受容空間13から下方に導く流路部分15により、弁出口14から鋳造容器1へと続く。方向指示が「下向きへ」(downwardly)又は「下向きに」(downwards)の場合、鋳造容器1の位置は、操作中、ダイカスト機上に有しているものと推定され、ここで、図1、図3及び図4は、この操作位置における鋳造容器1を示す。
有利な実施形態では、弁本体8は、図示の例のように、着脱自在なクランプ接続部16によって、また下側で、弁出口14を封止する封止部17を支持することによって、弁受容空間13において、垂直方向にクランプ式に保持される。具体的には、図示の例では、弁本体8のベース本体8aと案内体8bとが一方の上部に配置され、弁出口14がベース本体8aの下側に配置され、クランプ装置16が案内体8bを上方からベース本体8aに押し付けながら、ベース本体8aの下側面が封止部17に押し付けられ、封止部17が弁受容空間13のベース面1aに押し付けられ、弁出口14または前記弁出口と一直線に並んでいる連続する流路部分15の入口を環状に閉鎖する方法で取り囲んでいる。
図示されている実施の形態では、着脱自在なクランプ接続部16は、図に示されているように、鋳造容器1の保持フランジ1bに、2つ又は代替的に単一の或いは2つ以上のねじボルトと関連する穴のみを含み、同時に鋳造容器1に弁本体8を保持する分離型の接続部12を形成するねじ接続によって実行される。代替的な実施形態では、一方の着脱可能な接続部12及び他方の着脱可能なクランプ接続部16は、2つの別個の着脱可能な接続部ユニットによって形成されてもよい。
この遮断制御弁7の組付け状態では、クランプ接続部16が封止部17に対して確実に封止状態で弁本体8に張力を与え、同時に弁本体8を鋳造容器1上に固定して保持する。鋳造容器1上の弁本体8の固定保持は、クランプ接続部16または着脱自在な接続部12を取り外すことで緩められ、これにより、遮断制御弁7を鋳造容器1から必要に応じて分解できる。
有利な実施形態では、図示の例のように、遮断制御弁7は、弁本体8上で平行移動自在に案内される制御ロッド18を有し、一端は弁閉鎖体10を支持し、他端は弁本体8の外側に延び、鋳造容器1内のロッド通路開口部19を通って鋳造容器1の外側に延びている。
図1、図3および図4による鋳造容器位置において、弁閉鎖体10は、制御ロッド18の下端に位置している。ここで、更なる関心のない、従って図示していない頂端部において、制御ロッド18は適切な作動インタフェースを有し、その方法により、必要に応じて、また使用状況に応じて、使用者が手動で、または制御ユニットの手段によって自動的に、その長手軸に平行な所望の並進的な弁の駆動移動を行うことができる。図1および図3は、制御ロッド18をその閉位置で示し、その閉位置にある弁閉鎖体10は、弁座9に対して流体密封の方法で位置し、溶湯入口流路5を遮断する。図4は、制御ロッド18をその開放位置に示し、弁閉鎖体10は、弁座9から上昇又は遠隔にあるその開放位置に位置し、その結果、溶融物の流れのために溶湯入口流路5を開放する。
対応する実施形態では、図示の例のように、制御ロッド18は、その長手軸線が鋳造ピストン3の長手軸線20に平行に配置されている。これにより、好ましくは鋳造ピストン3の制御作動が行われる、または対応する制御ユニットまたは作動ユニットが配置される鋳造容器1の側での制御ロッド18の制御作動が可能になる。これは、例えば、鋳造ユニットのコンパクトな構造および/または鋳造ピストン3および遮断制御弁7の作動に関して好ましい場合がある。
有利な実施形態において、図示の例のように、鋳造ユニットは、制御ロッド18を鋳造容器1の弁受容空間13内に横方向に挿入し、かつそれから横方向に除去するための、鋳造容器1内に横方向の制御ロッド挿入スロット21を備える。その結果として、制御ロッド挿入スロット21は、ロッド通路開口部19に至っており、制御ロッド18は、制御ロッド挿入スロット21を介して鋳造容器1上の遮断制御弁7の組立中に鋳造容器1内に導入されてもよい。このように制御ロッド18は、ロッド通路開口部19に軸方向に挿入する必要はなく、また、弁本体8の組立後に鋳造容器1や弁本体8に取り付ける必要もなく、むしろ、弁本体8と共に鋳造容器1上に組立てることができる。同様に、鋳造容器1から遮断制御弁7を取り外す場合には、制御ロッド挿入スロット21を介して、制御ロッド18を鋳造容器1の外部に導くことができ、その結果、この分解の際に弁本体8に組付けられたままとしてもよく、また、鋳造容器1のロッド通路開口部19を介して軸方向に取り出す必要もない。
有利な実施形態では、図示の例のように、溶湯入口流路5は、入口側に溶湯槽接続開口部4を形成し、制御ロッド18が延在して弁本体8内において出口側に弁座9を形成する縦方向穴23内に開口する、少なくとも1つの横方向穴22を、弁本体8内に出口側に含む。図示された例では、複数の横方向穴22が、互いに等角に一定の間隔で離間して設けられており、例えば、互いに直径方向に180°反対方向の位置にある2つの横方向穴、または、十字にそれぞれ90°ずれた4つの横方向穴、すなわち、横方向穴22の半径方向外側開口部が、溶湯槽接続開口部4を一緒に形成する。図示の例では、鋳造容器1の動作位置において、少なくとも1つの横方向穴22は、水平に延びており;代替の実施形態では、横方向穴22は、垂直に傾斜して延びている。図示の例では、鋳造容器1の動作位置において、縦方向穴23は垂直に延び;代替の実施形態では、縦方向穴23は垂直方向に傾斜して延びる。図示の例では、少なくとも1つの横方向穴22と縦方向穴23が、弁座9とともに、弁本体8のベース本体8a内に形成されている。
具体的には、図示の例では、制御ロッド挿入スロット21は、鋳造容器1の保持フランジ1b内に位置し、遮断制御弁7又はその弁本体8が鋳造容器1上に組付けられるアクセス側、すなわち、図1の後側と図2の上側からロッド通路開口部19まで延びている制御ロッド挿入スロット21である。異なるように表現すると、この例示的な実施形態では、制御ロッド挿入スロット21の閉スロット端領域が、鋳造容器1のロッド通路開口部19を形成する。
図3および図4は、対応するダイカスト機で使用するために、鋳造ユニットを動作可能な状態で示す。この目的のために、鋳造容器1は、溶湯コンテナ25内に貯蔵される溶湯槽24に慣例的に浸漬される。この点において、鋳造容器1は、鋳造容器1上に組み立てられた遮断制御弁7の溶湯槽接続開口部4が、関連する溶湯槽レベル24aの下方に位置するように少なくとも十分深く溶湯槽24に浸漬される。同様に慣例的な方法で、溶湯出口流路6は、湯口ノズル片6bと共に鋳造容器1の外に開く押し湯流路6aを形成し、湯口ノズル本体26は、関連する端側接続領域26aで湯口ノズル片6b上に押し付けられる。ここでは更なる関心のない同様に慣例的な方法で、湯口ノズル本体26は、出口側端領域26bと共に、ダイカスト機の鋳型のスプール開口部またはゲート開口部に導く。
操業中、それぞれの鋳造作業を行うために、鋳造室2内の鋳造ピストン3を開始位置から前方、すなわち図3および図4において下方に移動させることができ、溶湯出口流路6およびノズル本体26を介して鋳造室2から鋳型内に溶融材料を押し出すために、遮断制御弁7は、図3に示されるその閉鎖位置に位置する。単に説明の目的のために、図3および図4では、ノズル本体26の出口側端領域26bまで、溶融材料が充填しているように示されている。溶融材料が図示しない鋳型内で凝固した後、対応する鋳造部品を形成し、鋳造室2内の鋳造ピストン3を再びその開始位置、すなわち図3及び図4の上方に移動させる。製造工程において、遮断制御弁7は、図4に図示されているその開位置にされ、その結果、溶融材料は、溶湯入口流路5を経て溶湯槽24から鋳造室2内に移動する。続いて、遮断制御弁7が閉じた後、新たな鋳造作業を行うことができる。
図示の例示的な実施形態および上述のさらなる例示的な実施形態によって明らかにされるように、非常に有利な方法での本発明は、ダイカスト機のための鋳造ユニットを提供し、そこでは、溶湯入口流路のための遮断制御弁は、容易にアクセス可能な方法で、比較的単純かつ柔軟に鋳造容器に取り付けられ、遮断制御弁は、好ましくは、着脱可能な方法で鋳造容器上に保持される。

Claims (9)

  1. 鋳造室(2)を備えた鋳造容器(1)と、前記鋳造室内で軸方向に移動可能に配置された鋳造ピストン(3)と、溶湯槽接続開口部(4)と、前記溶湯槽接続開口部から前記鋳造室への溶湯入口流路(5)と、前記溶湯入口流路とは別に前記鋳造室から導出される溶湯出口流路(6)と、前記溶湯入口流路の遮断制御弁(7)とを備え、
    前記遮断制御弁は、前記鋳造容器上に配置され、弁座(9)を有する弁本体(8)と、開位置と閉位置との間で前記弁座に対して移動可能な弁閉鎖体(10)とを有する、ダイカスト機用の鋳造ユニットであって、
    前記弁本体(8)は、前記鋳造容器(1)の側面弁組立領域(11)において、前記鋳造容器上に、外部からアクセス可能な態様で保持され、前記溶湯槽接続開口部(4)を備え、および/または
    前記鋳造ピストン(3)はスプール型であって、前記遮断制御弁(7)は、その弁閉鎖体(10)が、前記溶湯入口流路(5)内において、流体技術的な距離の後、一方では前記溶湯槽接続開口部(4)の後方で、他方では前記鋳造室(2)の前方に備えられる状態で、配置される、
    ことを特徴とする、ダイカスト機の鋳造ユニット。
  2. 更に、前記遮断制御弁の弁本体が、着脱自在な接続部(12)によって前記鋳造容器上に保持されていることを特徴とする、請求項1に記載の鋳造ユニット。
  3. 更に、前記鋳造容器の弁組立領域は、横側から外向きのアクセス側を有する弁受容空間(13)により形成され、前記遮断制御弁の弁本体は、前記アクセス側を介して外部から横方向に前記弁受容空間に挿入されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の鋳造ユニット。
  4. 更に、前記弁本体は、弁出口(14)を下向きにして前記弁受容空間に挿入され、前記溶湯入口流路は、前記弁受容空間から下向きに導く前記鋳造容器内の流路部分(15)により前記弁出口から連続することを特徴とする、請求項3に記載の鋳造ユニット。
  5. 更に、前記弁本体は、着脱自在なクランプ接続部(16)によって前記弁受容空間において垂直方向にクランプ式に保持され、下側では、前記弁出口を封止する封止部(17)を支持することを特徴とする、請求項4に記載の鋳造ユニット。
  6. 更に、前記遮断制御弁は、前記弁本体に平行移動可能に案内される制御ロッド(18)を有し、一端は前記弁閉鎖体を支持し、他端は前記弁本体から出て前記鋳造容器内のロッド通路開口部(19)を通って前記鋳造容器から出ていることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載の鋳造ユニット。
  7. 更に、前記制御ロッドは、その長手軸線が鋳造ピストンの長手軸線(20)に平行にして配置されていることを特徴とする、請求項6に記載の鋳造ユニット。
  8. 更に、前記制御ロッドを前記鋳造容器の弁受容空間に横方向に挿入し、かつこれから横方向に取り外すための横方向の制御ロッド挿入スロット(21)を前記鋳造容器に有することを特徴とする、請求項6又は7に記載の鋳造ユニット。
  9. 更に、前記溶湯入口流路は、入口側で前記溶湯槽接続開口部を形成し、出口側で前記弁本体内の縦方向穴(23)内に開口する少なくとも1つの横方向穴(22)を含み、前記縦方向穴を通って制御ロッドが延在し、かつ前記縦方向穴は前記出口側で前記弁座を形成することを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の鋳造ユニット。
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