JP2021186710A - 能動型制振装置用リニアアクチュエータ - Google Patents

能動型制振装置用リニアアクチュエータ Download PDF

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【課題】小型でも十分な振動抑制効果や耐久性を有し、動きが終了したときに容易に原点復帰するリニアアクチュエータを提供する。【解決手段】能動型制振装置用リニアアクチュエータ100は、固定子20と、固定子に対して中心軸方向に変位が許容されている可動子10を備え、固定子と可動子は少なくとも一つの平面部26を有する筐体25に収容されており、固定子と可動子のいずれか一方にコイル部材33を、他方に永久磁石21を有し、コイル部材への通電によって生じる磁気的作用によって可動子が固定子に対して変位駆動する。可動子は中心軸方向において筐体の平面部と固定子に挟まれるように位置し、可動子の両側かつ中心軸に対して同心円上の対称の位置に、複数のコイルばねを配置することによって可動子が弾性支持される。【選択図】図1

Description

本発明は能動型制振装置等に用いられるリニアアクチュエータに関する。
従来より、電子顕微鏡などの制振を必要とする対象に用いられる制振装置において、その制振特性を能動的に制御する能動型制振装置が知られている。能動型制振の手段としては、例えば、センサからの位置信号に基づいてリニアアクチュエータが制振装置の振動を減殺するような制御力を付加することが行われる。これにより制振対象の振動が鉛直方向について効果的に抑制される。しかしながら、センサからの信号に基づいて制振装置の振動を制御する場合、リニアアクチュエータの動きが終了したときの鉛直方向の位置が原点からずれることがあった。
制御終了時に原点復帰可能なリニアアクチュエータとしては、特許文献1記載の制振装置用アクチュエータが挙げられる。特許文献1記載のアクチュエータは、固定子と可動子が板バネによって相互に弾性連結されており、板ばねの厚さ方向(鉛直方向)の弾性変形によって、可動子の固定子に対する変位が許容されていると共に、アクチュエータの作動が完了したときには板ばねの力によって可動子が原点(作動開始時の位置)に復帰すると考えられる。特許文献1記載のアクチュエータは車両用の制振装置に好適に用いられることが記載されている。
また、特許文献2には、制振装置用ではないが特許文献1と類似の構造で小型の振動アクチュエータが記載されている。この振動アクチュエータは携帯型ゲーム端末やスマートフォンなどの電子機器に内蔵され、ユーザに振動を伝達することが記載されている。しかしながら、制振装置に用いる場合、板ばねを用いた構造では、十分に振動を抑制する効果や板ばねの耐久性を考慮すると、特許文献2記載のアクチュエータのような小型化は難しい。
特開2015−135124号公報 特開2019−170118号公報
本発明は、小型でも十分な振動抑制効果や耐久性を有し、作動が完了したときに容易に原点復帰するリニアアクチュエータの提供を目的とする。
本発明の能動型制振装置用リニアアクチュエータは、固定子と、前記固定子に対して中心軸方向に変位が許容されている可動子を備え、前記固定子および可動子は少なくとも一つの平面部を有する筐体内に収容されており、前記固定子と前記可動子のいずれか一方にコイル部材を、他方に永久磁石を有し、前記コイル部材への通電によって生じる磁気的作用によって前記可動子が前記固定子に対して変位駆動するアクチュエータにおいて、前記可動子は前記中心軸方向において前記筐体の前記平面部と前記固定子に挟まれるように位置し、前記可動子の前記筐体の前記平面部側および前記固定子側の両側で、かつ前記中心軸に対して同心円上の対称の位置に、複数のコイルばねを配置することによって前記可動子が弾性支持されることを特徴とする。
ある態様において、前記筐体の前記平面部側および前記固定子側の両面の前記中心軸に対して同心円上の対称の位置に複数の円柱状凸部を有し、前記円柱状凸部の高さより長いコイルばねが前記円柱状凸部に嵌め込まれて配置されることによって、前記可動子が弾性支持される。
ある態様において、前記固定子と前記可動子はそれぞれ前記中心軸を中心として設けられた開口部を有し、前記可動子は前記開口部に貫通固定されるシャフトを有し、前記シャフトは前記固定子の開口部に設けられたブッシュを介して前記固定子を変位可能に貫通する。
ある態様において、前記筐体の前記平面部および前記固定子の前記複数のコイルばねが配置される位置にガイドピンが固定され、前記ガイドピンは前記可動子を前記可動子が変位可能に貫通し、前記コイルばねは前記ガイドピンに嵌め込まれて前記可動子を弾性支持している。
本発明によれば、十分な振動抑制効果や耐久性を有し、作動が完了したときに容易に原点復帰する、能動型制振装置用の小型リニアアクチュエータを提供することができる。
(a)は本発明の一実施形態に係るアクチュエータの上面図であり、(b)は断面図(X−X´断面図)である。 図1(b)において点線で囲んだ部分の拡大図である。 (a)は本発明の別の実施形態に係るアクチュエータの上面図であり、(b)は断面図(X−X´断面図)である。 図3(b)において点線で囲んだ部分の拡大図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1(a)は本発明の一実施形態に係るアクチュエータ100の上面図であり、(b)はX−X´断面図である。図2は図1(b)において点線で囲んだ部分の拡大図である。図1(a)においては、後述する第1凸部13の位置をわかりやすくするために、一部部材のアクチュエータ100内部の位置を点線で示している。
アクチュエータ100は、可動子10および固定子20を備えている。
可動子10は底部11と円筒部12を有する逆有底円筒状であり、例えば樹脂製である。可動子10は、底部11の外面および内面にそれぞれ複数の円柱状の第1凸部13および第2凸部14を有し、また円筒部12にボビン部17を有する。底部11の第1凸部13および第2凸部14の付け根にはそれぞれ第1溝部15および第2溝部16が形成され、第1溝部15および第2溝部16にそれぞれ第1コイルばね31および第2コイルばね32が嵌め込まれて、第1コイルばね31および第2コイルばね32が第1凸部13および第2凸部14に略固定されている。ボビン部17の外側にはコイル33が配設されている。シャフト34は、底部11に設けられた開口部18を貫通して可動子10(底部11)に固定されている。シャフト34は、例えばSUS304製である。
固定子20は、永久磁石21、およびヨーク22を有する。ヨーク22は例えば鉄製であり、永久磁石21は例えば希土類磁石が用いられる。永久磁石21およびヨーク22の配置は図1の態様に限られず、磁気回路の構造によって任意である。
可動子10および固定子20は平面部26を有する筐体25に収容されている。筐体25は、開口部24および25を有し、それぞれの開口部に設置されたブッシュ35および36をシャフト34が貫通している。筐体25は例えば鉄製である。ブッシュ35および36はシャフト34のZ軸(中心軸)方向の動きを許容し、かつXY方向の位置決めを可能にしている。
可動子10(底部11)は平面部26の内側と固定子20に挟まれるように位置し、底部11の平面部26側と平面部26との間に第1コイルばね31が配置され、底部11の固定子20側と固定子20との間に第2コイルばね32が配置される。圧縮時の第1コイルばね31および第2コイルばね32の長さは第1凸部13および第2凸部14の高さより長く、さらに、圧縮しない時の第1コイルばね31および第2コイルばね32の長さは底部11の両面と平面部26および固定子20との距離よりも長いので、図の配置では第1コイルばね31および第2コイルばね32に常に圧縮力がかかっており、可動子10は平面部26および固定子20に対してZ軸方向に変位可能に弾性支持される。
アクチュエータ100は能動型制振装置に組み込まれ、不図示の位置センサからの情報に基づいて不図示の制御部によりコイル33に通電される電流が制御され、可動子10が固定子20に対して加振駆動され、制振対象部材の振動を減殺することで、制振する。この時、可動子10は第1コイルばね31および第2コイルばね32によってZ軸方向(Z方向およびZ´方向)に付勢されつつ動きを許容されるとともに、アクチュエータ100が作動していないときの可動子10のZ軸方向の原点を規定している。
従来、コイル33への通電が終了した際に、可動子10のZ軸方向の位置(原点)が通電前の位置からずれることが問題となっていた。アクチュエータ100によれば、第1コイルばね31および第2コイルばね32によって、可動子10のZ軸方向の位置を規定しているので、通電完了時の可動子10が元の位置に復帰する。
第1凸部13および第2凸部14は、図1ではそれぞれ4か所ずつ形成されているが、中心軸Zから対称の位置に複数個形成されていればその数は問わず、必要とされる弾性に応じて任意である。例えば、図1のX―X´線上に第1凸部を2か所、図1のY−Y´線上に第2凸部を2か所形成されるような態様であってもよいし、中心軸Zから対称の位置の同心円上、かつ等間隔に第1凸部13および第2凸部14がそれぞれ5か所以上形成されてもよい。同じばね定数の第1コイルばね31および第2コイルばね32を用い、第1凸部13と第2凸部14が同数形成されることが好ましい。
このように、複数のコイルばねの組み合わせによって可動子10のZ軸方向の位置を規定しているので、特許文献1および2の板ばねによる位置決めに対してXY方向の場所を取らず、小型化が可能である。また、ばねによる弾性は、弱すぎると制振効果が少なく、強すぎるとアクチュエータ100の駆動方向に逆の付勢力を与えすぎて駆動を妨げてしまうが、コイルばねの数を調節することによって、求められる弾性と駆動機構に与える付勢力のバランスをとることができる。すなわち、装置の小型化と弾性の自由度を両立できる。
図3(a)は本発明の別の実施形態に係るアクチュエータ200の上面図であり、(b)はX−X´断面図である。図4は図3(b)において点線で囲んだ部分の拡大図である。図3、4の態様と図1、2の態様の違いは、XY方向の位置決めをブッシュを使用せずにガイドピン66を使用したところにある。以下の説明は、図1、2の態様と共通する部分を省略する。
可動子40(底部41)は開口部48を有し、ガイドピン66は底部41を貫通して平面部56および固定子50(図3においてはヨーク52)に固定されている。ガイドピン66により、可動子40のXY方向の位置決めが可能となる。開口部48とガイドピン66の間は可動子40(底部41)のZ軸方向の動きを許容する程度にクリアランスが設けられている。また、開口部48にはそれぞれ第1溝部45および第2溝部46が形成され、第1溝部45および第2溝部46にそれぞれ第1コイルばね61および第2コイルばね62がガイドピン66を貫通しつつ嵌め込まれている。
シャフト64は開口部54、55を貫通する。XY方向の位置決めはガイドピン66によってなされているため、開口部54、55にはブッシュは不要であり、開口部54、55とシャフト64の間は摩擦が生じない程度のクリアランスが設けられている。これにより、シャフト64の動きが滑らかになり、スムーズな動作が維持できる。
上記に記載の内容の他、図3、4の態様によっても、図1、2のブッシュを用いた態様と同様の、複数のコイルばねを用いた効果を得ることができる。
上記説明では、可動子側にコイルを有し、固定子側に永久磁石を有している態様について説明したが、可動子側に永久磁石を有し、固定子側にコイルを有する態様でもよい。その際のコイルばねの位置は可動子と筐体および固定子の間に挟まれ、可動子に付勢力を与えうるような位置であればよい。
また、上記説明では、第1コイルばねおよび第2コイルばねはそれぞれ第1溝部および第2溝部に嵌め込むことによって可動子に固定したが、これらの溝部は必須ではない。可動子は第1コイルばねおよび第2コイルばねによって弾性支持されているので、これらのコイルを略固定することができる。
本発明の能動型制振装置用リニアアクチュエータは、小型でも十分な振動抑制効果や耐久性を有し、作動が完了したときに容易に原点復帰することで、好適に能動型制振装置に適用される点において産業上の利用可能性を有する。
100、200 アクチュエータ
10、40 可動子
20、50 固定子
25、55 筐体
31、61 第1コイルばね
32、62 第2コイルばね
34、64 シャフト
35、36 ブッシュ
66 ガイドピン

Claims (4)

  1. 固定子と、前記固定子に対して中心軸方向に変位が許容されている可動子を備え、
    前記固定子および可動子は少なくとも一つの平面部を有する筐体内に収容されており、
    前記固定子と前記可動子のいずれか一方にコイル部材を、他方に永久磁石を有し、
    前記コイル部材への通電によって生じる磁気的作用によって前記可動子が前記固定子に対して変位駆動するアクチュエータにおいて、
    前記可動子は前記中心軸方向において前記筐体の前記平面部と前記固定子に挟まれるように位置し、
    前記可動子の前記筐体の前記平面部側および前記固定子側の両側で、かつ前記中心軸に対して同心円上の対称の位置に、複数のコイルばねを配置することによって前記可動子が弾性支持されることを特徴とする、能動型制振装置用リニアアクチュエータ。
  2. 前記可動子は前記筐体の前記平面部側および前記固定子側の両面の前記中心軸に対して同心円上の対称の位置に複数の円柱状凸部を有し、前記円柱状凸部の高さより長いコイルばねが前記円柱状凸部に嵌め込まれて配置されることによって、前記可動子が弾性支持されることを特徴とする、請求項1記載の能動型制振装置用リニアアクチュエータ。
  3. 前記固定子と前記可動子はそれぞれ前記中心軸を中心として設けられた開口部を有し、前記可動子は前記開口部に貫通固定されるシャフトを有し、前記シャフトは前記固定子の開口部に設けられたブッシュを介して前記固定子を貫通することを特徴とする、請求項2記載の能動型制振装置用リニアアクチュエータ。
  4. 前記筐体の前記平面部および前記固定子の前記複数のコイルばねが配置される位置にガイドピンが固定され、前記ガイドピンは前記可動子を前記可動子が変位可能に貫通し、前記コイルばねは前記ガイドピンに嵌め込まれて前記可動子を弾性支持していることを特徴とする、請求項1記載の能動型制振装置用リニアアクチュエータ。
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