JP2021186004A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次電池の充電量に基づく情報を視認可能に表示する電気掃除機を提供する。【解決手段】一実施形態の電気掃除機1は、二次電池55と、電動送風機14と、充電量推定部62と、表示部17とを備える。電動送風機14は、二次電池55からの電力供給により駆動する。充電量推定部62は、二次電池55の充電量を推定する。表示部17は、推定された充電量に応じた充電情報を表示する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、電気掃除機に関する。
二次電池からの電力供給により駆動する電気掃除機がある。このような電気掃除機は、二次電池を電源として運転できるため、電源ケーブルとの接続なしに(即ち、コードレスで)使用する事ができる。一方、二次電池の容量は限られており、掃除中に二次電池の電圧が低下すると電気掃除機の運転は停止してしまう。この場合、二次電池を充電すれば掃除を再開できるが、二次電池の満充電には数時間程度の時間がかかる。
例えば、掃除のやり残しがある場合、可能な限り早期に掃除を再開したいという要求がある。そこで、使用者は、電気掃除機を充電装置に接続する。そして、ある程度の時間経過したのち、満充電を待たずに充電中の電気掃除機が使用可能な状態かどうかを確認する。この際、使用者は、電源スイッチを操作して電気掃除機が運転するかどうかで確認することになる。
しかしながら、二次電池の故障を防ぐための保護回路により、例えば、二次電池の電圧が十分でない場合、電気掃除機の運転が制限されることがある。この場合、使用者は、電気掃除機を充電しているのに電源スイッチを操作したときに運転できないことから故障を誤認することがある。
そこで、二次電池の充電中に二次電池の充電量が所定の閾値に達したことや、二次電池が満充電されたことを報知する電気掃除機が知られている。
特開2019-295号公報
しかしながら、二次電池の充電量が所定の閾値に達したことが報知されても、使用者は、その充電量で電気掃除機がどれくらいの時間運転できるかを知ることは困難である。また、あと少しで掃除が完了する場合、使用者は、二次電池が満充電される前に掃除を再開したいと考える。そこで、掃除再開の判断が容易にできる電気掃除機が望まれている。
本発明が解決しようとする課題は、二次電池の充電量に基づく情報を視認可能に表示する電気掃除機を提供することである。
一実施形態の電気掃除機は、二次電池と、電動機と、推定部と、表示部とを備える。電動機は、二次電池からの電力供給により駆動する。推定部は、二次電池の充電量を推定する。表示部は、推定された充電量に応じた充電情報を表示する。
図1は、実施形態に係る電気掃除機を示す斜視図。 図2は、実施形態に係る電気掃除機の機能構成の一例を示すブロック図。 図3は、実施形態に係る電気掃除機の動作の一例を示すフローチャート。 図4(a)は、二次電池の劣化特性の変化を示す特性曲線、図4(b)は、図4(a)に示した特性曲線の傾きとSOHとの関係を表すテーブル。 図5は、二次電池のSCO−電圧特性を示す特性曲線。 図6(a)は、実施形態に係る電気掃除機の運転モードが弱モードの場合の充電情報の表示例、図6(b)は、実施形態に係る電気掃除機の運転モードが強モードの場合の充電情報の表示例。 図7は、実施形態に係る電気掃除機の充電情報を他の表示手段に表示する表示システムの一例を示すシステム構成図。
以下、図面を参照しながら、電気掃除機の実施形態について詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る電気掃除機を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1は、例えば、スティック型の電気掃除機である。また、電気掃除機1は、二次電池ユニット50に蓄積された電力の供給により運転するコードレスタイプの電気掃除機である。なお、電気掃除機1は、図1の例には限定されない。電気掃除機1は、二次電池ユニット50からの電力供給を受けて運転する構成であれば、例えば、車輪等を備えたロボット型の電気掃除機であってもよい。
電気掃除機1は、二次電池ユニット50と本体ユニット60とを有する。二次電池ユニット50は、電気掃除機1の運転中に本体ユニット60の各部に電力を供給する。また、二次電池ユニット50は、充電装置を介して外部電源からの電力供給により充電される。二次電池ユニット50は、本体ケース11外に着脱自在、ひいては交換自在に装着されるものであっても良い。
本体ユニット60は、把手12を有する手持ち操作可能な掃除機本体10と、掃除機本体10に接続される伸縮可能な延長管20と、延長管20に接続される吸込口体30と、を備えている。
掃除機本体10は、把手12を有する本体ケース11と、本体ケース11に収容されて吸込負圧を生じさせる電動送風機14と、本体ケース11に着脱自在に設けられる塵埃分離集塵部13と、を備えている。また、本体ケース11は、電動送風機14と二次電池ユニット50とを収容する。
掃除機本体10は、二次電池ユニット50に蓄えられた電力によって電動送風機14を駆動させて、電動送風機14の駆動によって発生する負圧を延長管20に作用させている。電気掃除機1は、吸込口体30および延長管20を通じて床面から塵埃を含んだ空気(以下、「含塵空気」と呼ぶ。)を吸い込み、含塵空気から塵埃を分離し、分離後の塵埃を捕集し、蓄積するとともに分離後の空気を排気する。
本体ケース11の正面部分には、本体接続口11aが設けられている。本体接続口11aは、延長管20を着脱可能な継手である。本体接続口11aは、掃除機本体10の流体的な入口であり、延長管20と塵埃分離集塵部13とを流体的に接続している。
把手12は本体ケース11に一体に設けられている。把手12は、電気掃除機1で床面を掃除するために使用者が手で把持する部分である。把手12は、塵埃分離集塵部13の後端部の近傍から本体ケース11の後端部へアーチ状に架かっている。また、把手12は、延長管20の延長線上に掛かって配置されている。
把手12の近傍には、把手12を握った使用者が、その手指を動かせる範囲に配置される入力部16が設けられている。また、把手12に表示部17を設けてもよい。表示部17を把手12に設ける場合、把手12を把持する使用者の手で表示面が覆われない位置に表示部17を設置することが好ましい。なお、表示部17は、電気掃除機1が充電装置に取り付けられた充電中の状態、または電気掃除機1を使用している状態において、使用者が容易に視認できる場所であればどこに設けられてもよい。
入力部16は、電動送風機14の運転開始操作を受け付ける運転開始スイッチと、電動送風機14の運転停止操作を受け付ける運転停止スイッチと、を備えている。電気掃除機1の使用者は、入力部16を操作して電動送風機14の運転モードを択一的に選択できる。運転開始スイッチは、電動送風機14の運転中に、運転モードの切替スイッチとしても機能している。この場合、運転開始スイッチから操作信号を受け取る度に電動送風機14の運転モードは、強→中→弱→強→中→弱→………の順に切り換わる。なお、入力部16は、運転開始スイッチに代えて、強運転スイッチ、中運転スイッチ、および弱運転スイッチを個別に備えていても良い。また、入力部16は、表示部17に表示される充電情報の表示指示や表示切り替え指示などの操作を受け付ける。
表示部17は、たとえば液晶ディスプレイやOLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどの一般的な表示出力装置により構成される。表示部17には、例えば、運転モードや二次電池の充電情報などの各種情報が表示される。充電情報には、二次電池の充電量に基づいて算出された電気掃除機1の運転可能時間や二次電池が満充電されるまでの残り時間等の二次電池の充電量に関連する数値情報が含まれる。表示部17の表示については後述の図6で詳細に説明する。
塵埃分離集塵部13は、掃除機本体10に流れ込む含塵空気から塵埃を分離し、捕集し、蓄積する一方で、塵埃が除去された清浄な空気を電動送風機14へ送る。塵埃分離集塵部13は、遠心分離方式であっても良いし、濾過分離方式であっても良い。
電動送風機14は、塵埃分離集塵部13から空気を吸い込んで負圧(吸込負圧)を発生させる。
延長管20および吸込口体30は、電動送風機14から作用する負圧によって、床面上の塵埃を空気とともに吸い込んで掃除機本体10へ案内する。
延長管20は、本体ケース11の本体接続口11aおよび塵埃分離集塵部13を介して電動送風機14の吸込側に流体的に接続されている。延長管20は、使用者が掃除機本体10の把手12を把持した状態で実質的に床面に届く長さを有する。
また、延長管20は、複数の筒状体を重ね合わせたテレスコピック構造を有する。つまり延長管20は、伸縮可能な細長略円筒状の管である。延長管20の一方の端部には、掃除機本体10の本体接続口11aに着脱自在な継手構造が設けられている。延長管20の他方の端部には、掃除機本体10の吸込口体30を着脱自在な継手構造が設けられている。
吸込口体30は、木床やカーペットなどの床面上を走行自在または滑走自在であり、走行状態または滑走状態において床面に対向する底面に吸込口35を有する。また、吸込口体30は、吸込口35に配置される回転自在な回転清掃体33と、回転清掃体33を駆動させるブラシモーター34と、を備えている。吸込口体30の一方の端部には、延長管20の他方の端部に着脱自在な継手構造が設けられている。吸込口体30は、延長管20を介して電動送風機14の吸込側に流体的に接続されている。吸込口体30、延長管20、および塵埃分離集塵部13は、電動送風機14から吸込口35へ至る吸込風路である。
なお、吸込口体30は、ブラシモーター34に代えて回転清掃体33を駆動させる風車を備えていても良い。この風車は、電気掃除機1に吸い込まれる空気の流動によって回転し、回転清掃体33を駆動させる。
電気掃除機1は、運転開始スイッチで使用者の操作を検知すると電動送風機14を始動させる。例えば、電気掃除機1は、電動送風機14が停止している状態で運転開始スイッチに対する操作を受け付けると、先ず電動送風機14を強運転モードで運転し、再び運転開始スイッチに対する操作を受け付けると電動送風機14を中運転モードで運転し、三度、運転開始スイッチに対する操作を受け付けると電動送風機14を弱運転モードで運転し、以下同様に繰り返す。強運転モード、中運転モードおよび弱運転モードは、予め設定される複数の運転モードであり、強運転モード、中運転モード、弱運転モードの順に電動送風機14に対する入力値が小さい。始動した電動送風機14は、塵埃分離集塵部13から空気を排気してその内部を負圧にする。
塵埃分離集塵部13内の負圧は、本体接続口11a、延長管20、および吸込口体30を順次に通じて吸込口35に作用する。電気掃除機1は、吸込口35に作用した負圧によって、被掃除面上の塵埃を空気とともに吸い込んで被掃除面を掃除する。塵埃分離集塵部13は、電気掃除機1に吸い込まれた含塵空気から塵埃を分離し、蓄積する一方で、含塵空気から分離した空気を電動送風機14へ送る。電動送風機14は、塵埃分離集塵部13から吸い込んだ空気を掃除機本体10外へ排気する。
図2は、実施形態に係る電気掃除機1の機能構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、二次電池ユニット50は、二次電池ユニット通信部51と二次電池ユニット制御部52と二次電池ユニット記憶部53と検出部54と二次電池55とを有する。なお、二次電池ユニット通信部51と二次電池ユニット制御部52と二次電池ユニット記憶部53とは、例えば、マイクロコンピューターのような1つの集積回路(IC:Integrated Circuit)により実現されてもよいし、互いに異なる部品で実現されてもよい。
二次電池ユニット通信部51は、本体ユニット60が有する本体ユニット通信部61と通信を行う。二次電池ユニット通信部51は、例えば、通信用の高周波回路を有する。なお、二次電池ユニット通信部51と本体ユニット通信部61との通信は、有線であってもよいし無線であってもよい。
二次電池ユニット制御部52は、例えばプロセッサーを有し、二次電池ユニット50を統括的に制御する。二次電池ユニット制御部52は、二次電池55の状態情報を取得する検出部54を制御し、二次電池55の状態情報を取得する機能を有する。例えば、二次電池ユニット制御部52は、二次電池55の充電や放電が開始されると、検出部54を制御して二次電池55の状態情報を収集する。
ここで、二次電池55の状態情報とは、二次電池55の放電中または充電中において検出部54で検出される情報のことである。状態情報には、例えば、放電中の二次電池55から流れる電流値(放電電流)、放電時間、二次電池55の端子間電圧、充電中の二次電池55に流れる電流値(充電電流)、充電時間、二次電池55の端子間電圧、二次電池55の周辺や二次電池55の表面の温度などの情報が含まれる。
また、二次電池ユニット制御部52は、検出部54で検出された二次電池55の状態情報を二次電池ユニット記憶部53に記憶する機能を有する。さらに、二次電池ユニット制御部52は、二次電池ユニット通信部51を介して、検出部54で検出された状態情報を本体ユニット60に送信する機能を有する。なお、二次電池ユニット制御部52が有する機能は、例えば、二次電池ユニット制御部52のプロセッサーが二次電池ユニット記憶部53に保存されたプログラムを実行することによって実現される。
なお、二次電池ユニット制御部52は、検出部54で検出された二次電池55の状態情報を所定の間隔で本体ユニット60に送信するよう二次電池ユニット通信部51を制御してもよいし、本体ユニット60からの要求に応じて送信してもよい。また、検出部54で検出された二次電池55の状態情報は、検出部54で検出されるたびに本体ユニット60に送信されてもよい。
二次電池ユニット記憶部53は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの不揮発性のメモリーである。二次電池ユニット記憶部53は、検出部54で検出された二次電池55の状態情報を記憶する。なお、二次電池ユニット記憶部53は、二次電池ユニット制御部52の有する各種機能のプログラムを記憶してもよい。
検出部54は、二次電池55の状態情報を取得する。二次電池55の状態情報は、二次電池55の充電量を推定するために必要な情報を含む。検出部54は、例えば、二次電池55の放電電流や充電電流を測定する電流計を含む。また、検出部54は、二次電池55の端子間電圧を測定する電圧計を含む。さらに、検出部54は、二次電池55の表面や周辺の温度を測定する温度計を含む。また、検出部54は、二次電池55が充放電を開始した時間を測定するタイマーを含んでもよい。検出部54で検出された二次電池55の状態情報は、二次電池ユニット通信部51を介して本体ユニット60に送信され、二次電池55の充電量の推定に利用される。
二次電池55は、充電式電池であり、充電により繰り返し使用することが出来る電池(化学電池)である。また、二次電池55は、例えば、複数の電池が直列または並列に接続された電池パックである。
本体ユニット60は、本体ユニット通信部61と充電量推定部62と算出部63と本体ユニット記憶部64と表示制御部65と運転制御部66とを有する。なお、本体ユニット通信部61と充電量推定部62と算出部63と本体ユニット記憶部64と運転制御部66とは、例えば、マイクロコンピューターのような1つの集積回路(IC:Integrated Circuit)により実現されてもよいし、互いに異なる部品で実現されてもよい。
本体ユニット通信部61は、例えば、通信用の高周波回路を有する。本体ユニット通信部61は、二次電池ユニット通信部51と通信を行う。本体ユニット通信部61は、二次電池ユニット通信部51から送信された二次電池55の状態情報を受信する。受信した二次電池55の状態情報は、本体ユニット記憶部64、充電量推定部62に送信される。
充電量推定部62は、プロセッサーなどの処理回路を有する。充電量推定部62は、二次電池55の充電量を推定する。充電量推定部62は、二次電池ユニット50から取得した二次電池55の状態情報に基づいて二次電池55の充電量を推定する。二次電池55の充電量の推定方法については、後述の図4で詳細に説明する。なお、充電量推定部62が有する機能は、例えば、充電量推定部62のプロセッサーが本体ユニット記憶部64に保存されたプログラムを実行することによって実現される。
算出部63は、プロセッサーなどの処理回路を有する。算出部63は、充電量推定部62で推定された二次電池55の充電量に基づいて、例えば、電気掃除機1の運転可能時間や二次電池55の充電量が所定の閾値に到達するまでの残り時間など、二次電池55の充電量から予測可能な電気掃除機1の運転に関する各種数値を算出する。なお、算出部63が有する機能は、例えば、算出部63のプロセッサーが本体ユニット記憶部64に保存されたプログラムを実行することによって実現される。
本体ユニット記憶部64は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの不揮発性のメモリーである。本体ユニット記憶部64は、本体ユニット通信部61が受信した二次電池55の状態情報を記憶する。また、充電量推定部62や算出部63における計算に必要な各種データーを記憶する。さらに、充電量推定部62で推定された充電量や、算出部63で算出された電気掃除機1の運転可能時間、二次電池55の充電量が所定の閾値に到達するまでの残り時間を記憶してもよい。なお、本体ユニット記憶部64は、充電量推定部62と算出部63と表示制御部65と運転制御部66との有する各種機能のプログラムをそれぞれ記憶してもよい。
表示制御部65は、プロセッサーなどの処理回路を有する。表示制御部65は、推定された充電量に応じた充電情報を表示手段に表示させる。表示制御部65は、例えば、入力部16からの充電情報の表示指示に応じて表示部17に充電情報を表示する。また、入力部16からの充電情報の表示切替指示に応じて表示部17に表示された充電情報の表示を変更する。
なお、表示制御部65が有する機能は、例えば、表示制御部65のプロセッサーが本体ユニット記憶部64に保存されたプログラムを実行することによって実現される。充電情報には、二次電池55の充電量に基づいて算出部63で算出された数値が含まれる。表示制御部65が表示部17に表示させる充電情報については、後述の図6で詳細に説明する。
運転制御部66は、例えば、プロセッサーなどの処理回路を有する。運転制御部66は、例えば、入力部16からの操作に応じて電動送風機制御機能やブラシモーター制御機能などの電気掃除機1の動作に関する各種機能を統括的に制御する。運転制御部66が有する各種機能は、運転制御部66のプロセッサーが本体ユニット記憶部64に保存されたプログラムを実行することによって実現される。
電動送風機制御機能は、電動送風機14の駆動を制御する機能である。ブラシモーター制御機能は、ブラシモーター34の駆動を制御する機能である。例えば、電動送風機制御機能は、電動送風機14を制御するための運転モードに関する入力値に基づき電動送風機14の駆動を制御する。
図3は、実施形態に係る電気掃除機1の動作の一例を示すフローチャートである。
Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。図3のフローチャートでは、電気掃除機1に内蔵された二次電池55が外部電源からの電力供給により充電されている場合を例として説明する。
ステップS101において、電気掃除機1が充電装置に取り付けられると、外部電源からの電力が二次電池55に供給され、二次電池55の充電が開始される。
ステップS102において、充電量推定部62は、検出部54で取得された二次電池55の状態情報に基づいて二次電池55の充電量を推定する。
ここで、充電量推定部62における二次電池55の充電量の推定方法について説明する。以下では、二次電池55の劣化状態を示す指標であるSOH(States Of Health)を利用した第1の推定方法と、二次電池55の残容量を示す指標であるSOC(State Of Charge)を利用した第2の推定方法とを例としてそれぞれ説明する。
第1の推定方法は、二次電池55の劣化状態を示す指標であるSOHを利用する方法である。第1の推定方法は、あらかじめ記憶されていたSOH特性に基づいて二次電池55の現在のSOHを算出し、算出されたSOHから二次電池55の充電量を算出する。
以下、図4(a)及び図4(b)を用いて、SOH特性から二次電池55のSOHを算出する方法を説明する。
図4(a)は、二次電池の劣化特性の変化を示す特性曲線である。縦軸は電圧(V)、横軸は容量(mAh)である。特性曲線G1は初期状態の二次電池、特性曲線G2は劣化が進んだ二次電池をそれぞれ示している。
劣化が進んだ二次電池の充電では、初期状態の二次電池を充電する場合と比較して、ある電圧から所定の電圧に達するまでの時間が短くなる。したがって、図4(a)に示すように、電圧V1から電圧V2の間の特性曲線の傾きをそれぞれ比較すると、特性曲線G2の傾きは特性曲線G1の傾きよりも大きくなる。容量は、充電電流と時間との積であるため、例えば、充電電流が同じ場合、傾きの大きい特性曲線G2のほうが所定の電圧V2に達するまでの時間が早く、劣化が進んでいることわかる。
このように、二次電池の劣化特性は、電圧と容量との関係を示す特性曲線の傾きにより特徴づけられる。そこで、図4(b)に示すように、特性曲線の傾きとSOHとの関係を示すテーブルを本体ユニット記憶部64にあらかじめ記憶しておくことで、現在の二次電池55のSOHを推定することができる。
図4(b)は、図4(a)に示した特性曲線の傾きとSOHとの関係を表すテーブルである。テーブルの第1列目はSOH(%)、第2列目は特性曲線の傾きを示している。図4(b)は、SOHの値に対応する二次電池の電圧と容量との関係を示す特性曲線の傾きとの関係を示すものである。例えば、テーブルの第2行目は、SOHが100%の場合、特性曲線の傾きがαであることを示している。同様に、テーブルの第3行目は、SOHが90%の場合、特性曲線の傾きがβであることを示している。このように、二次電池の電圧と容量との関係を示す曲線の傾きとSOHとの関係をあらかじめ記憶しておくことで、二次電池55の状態情報から二次電池55の現在のSOHを推定できる。すなわち、充電量推定部62は、二次電池の状態情報から得られる現在の二次電池55の電圧と容量との関係を示す特性曲線から傾きを算出し、図4(b)に示すテーブルを参照して現在のSOHを推定する。
このように、推定されたSOHに基づいて初期容量を補正することで、現在の二次電池55の充電量を求めることができる。これにより、充電量推定部62は、二次電池55の劣化状態を考慮したより正確な充電量を推定できる。なお、二次電池55の充電量は、下記の式(1)に基づいて推定できる。
充電量=
(初期容量×SOH)-(放電電流×放電時間)…(1)
放電電流と放電時間との積は、二次電池55から使用された容量を示す。式(1)に充電量推定部62で推定されたSOHと、検出部54で検出された二次電池55の放電電流と放電時間とをあてはめることで、二次電池55の現在の充電量が算出される。なお、二次電池55が充電中の場合は、二次電池55の充電量は、下記の式(2)に基づいて推定される。
充電量=
{(初期容量×SOH)-(放電電流×放電時間)}+(充電電流×充電時間)…(2)
なお、式(2)で得られる充電量は、式(1)で算出される充電量に、充電中に検出部54で検出された二次電池55の充電電流と充電時間との積を加算したものである。充電量推定部62は、二次電池55の非充電中に算出された充電量を本体ユニット記憶部64に記憶しておき、二次電池55の充電中の充電量の算出に利用してもよい。
二次電池55の初期容量は、あらかじめ測定され二次電池ユニット記憶部53や本体ユニット記憶部64に記憶される。二次電池55の初期容量は、例えば、二次電池55の定格容量であってもよいし、未使用状態の二次電池55における第1回目の使用状況に基づいて測定されてもよい。例えば、未使用状態の二次電池55が初めて満充電されるまでの充電電流と充電時間とから二次電池55の初期容量を算出してもよい。この場合、未使用状態の二次電池55の容量が空であることが好ましい。また、未使用状態の二次電池55を満充電し、満充電された二次電池55からの電力がすべて使用されるまで(容量が空になるまで)の放電電流と放電時間とから二次電池55の初期容量を求めてもよい。満充電の状態から二次電池55の電力がすべて使用されるときの容量を測定したほうがより正確な初期容量を算出できる。
なお、上述では、あらかじめ記憶されたSOH特性に基づいて二次電池55の現在のSOHを推定する方法を説明したが、現在のSOHの推定方法は図4で説明した方法には限定されない。SOHは、初期容量に対する現在の二次電池55の容量の割合であることから、検出部54で検出された二次電池55の状態情報から充電又は放電のたびに二次電池55の容量を算出し、現在の二次電池55のSOHを算出してもよい。
第2の推定方法は、二次電池55の残容量を示す指標であるSOCを利用するものである。第2の推定方法では、充電中の二次電池55の端子間電圧に基づいてSOCを推定する。
図5は、二次電池55のSOC−電圧特性を示す特性曲線である。縦軸は電圧(V)、横軸はSOC(%)を示している。図5に示すように、例えば、充電中の二次電池55の電圧がV3の場合、SOCは30%である。このような電圧とSOCとの関係を示す特性曲線G3をあらかじめ本体ユニット記憶部64などの記憶装置に記憶しておくことで、充電中の二次電池55の端子間電圧からSOCを求めることができる。
また、SOCは、初期容量に対する二次電池55の容量の割合であることから、充電量推定部62は、第1の推定方法の式(1)で求められる二次電池55の充電量と、初期容量とからSOCを求めてもよい。このように、充電量推定部62は、二次電池55の充電量の推測において、上述のいずれかの方法を利用してもよいし、組み合わせて利用してもよい。
さらに、充電量推定部62は、検出部54で取得される状態情報の一つである二次電池55の温度を用いて、SOHを補正してもよい。例えば、本体ユニット記憶部64には、二次電池55の温度に応じて図4(b)に示すSOHと傾きとの関係を示す複数のテーブルがあらかじめ記憶されている。充電量推定部62は、検出部54で検出された二次電池55の温度に対応するテーブルを本体ユニット記憶部64から読み出し、二次電池55の温度条件に適したテーブルからSOHを推定してもよい。
二次電池55の温度が高い場合、二次電池55の内部抵抗が低いため温度が低い場合よりも高い容量が充電される。したがって、二次電池55の温度に基づいてSOH補正することで、充電量推定部62は、より正確なSOHを推定できる。また、SOHの推定精度を向上させることで、より正確な二次電池55の充電量を算出できる。
また、充電量推定部62は、推定精度を高めるため、推定されたSOHやSOCをそれぞれ平均してもよい。例えば、充電量推定部62は、過去に推定された5回分のSOC値を平均して充電量の推定に利用してもよい。
また、現在のSOHの推定は、二次電池55が充電されるごとであってもよいし、所定の回数充電されるごとであってもよい。さらに、充電量推定部62は、二次電池55の劣化度に応じてSOHの推定間隔を変更してもよい。例えば、二次電池55のSOHが第1の範囲の場合、10回に1回とし、第2の範囲の場合、5回に1回とするように、充電量推定部62は、SOHの数値範囲に応じて推定間隔を変更してもよい。
以上が二次電池55の現在の充電量の推定方法の説明である。図3のフローチャートに戻って説明を続ける。
ステップS103において、表示制御部65は、入力部16から充電情報の表示指示を受け付ける。充電情報の表示指示は、例えば、入力部16に設けられた電源ボタンが押下されることで入力されてもよいし、入力部16のいずれかの操作ボタンが押下されることで入力されてもよい。表示制御部65は、充電情報の表示指示を受け付けると充電情報の表示に必要な二次電池55の充電量に基づく数値を算出するよう算出部63に指示する。
ステップS104において、算出部63は、充電量推定部62で推定された二次電池55の現在の充電量に基づいて、二次電池55の充電量に基づく数値を算出する。二次電池55の充電量に基づく数値には、例えば、電気掃除機1の運転可能時間や二次電池55の充電量が所定の閾値に到達するまでの残り時間など、充電量から予測可能な電気掃除機1の運転に関する数値が含まれる。さらに、算出部63で算出された数値に基づいて、表示制御部65は充電情報を生成する。
ステップS105において、表示制御部65は、生成した充電情報を表示部17に表示する。
以上が図3のフローチャートの説明である。図3の例では、充電情報の表示指示(ステップS103)は、二次電池55の充電量が推定された後に入力される例を示したが、充電情報の表示指示(ステップS103)は、二次電池55の充電量が推定される前でもよい。すなわち、充電量推定部62は、充電情報の表示指示が入力された後に充電量を推定してもよいし、充電情報の表示指示の有無にかかわらず所定の時間間隔で充電量を推定してもよい。また、入力部16から充電情報の表示指示の入力がなくても、例えば、電気掃除機1が充電装置に取り付けられたことが検出されると表示制御部65に充電情報の表示指示が入力されるよう電気掃除機1の各部を構成してもよい。
以下、図6(a)及び図6(b)を参照して表示部17に表示される充電情報の一例を説明する。図6(a)及び図6(b)では、電気掃除機1の運転モードに応じた充電情報の表示を例として説明する。
図6(a)は、実施形態に係る電気掃除機1の運転モードが弱モードの場合の充電情報の表示例である。図6(a)に示すように、充電情報表示17aには、充電状態表示171、運転可能時間表示172a、単位表示173、弱モード表示174aが表示されている。
充電状態表示171は、充電中か否かを示す表示である。図6(a)では、電池の絵を表示することで、充電中であることを示している。例えば、表示制御部65は、電気掃除機1が充電装置に取り付けられると充電状態表示171が表示され、電気掃除機1が充電装置から取り外されると充電状態表示171が非表示となるよう充電情報の表示を制御してもよい。また、電気掃除機1が充電装置に取り付けられた状態で充電状態表示171が非表示の場合、充電が完了したことを示してもよい。さらに、充電状態表示171は、充電量推定部62で推定された二次電池55の現在の充電量を表示してもよい。例えば、充電状態表示171内部にインジケータを表示し、充電量に応じてインジケータを順に点灯させ、点灯させたインジケータの数に応じて充電量を報知できてもよい。また、充電状態表示171として充電量を示す数字を表示してもよい。
運転可能時間表示172aは、現在の二次電池55の充電量に基づいて算出部63で算出された電気掃除機1の運転可能時間を示す表示である。図6(a)の運転可能時間表示172aには、「20」という数値が表示され、単位表示173は「分」である。これらの表示から、二次電池55の現在の充電量での電気掃除機1の運転可能時間は、20分であることがわかる。
さらに、図6(a)の充電情報表示17aには、弱モード表示174aが表示されている。運転可能時間表示172aに表示された「20」は、弱モードで電気掃除機1を運転させた場合の電気掃除機1で掃除可能な時間の目安を示している。
図6(b)は、実施形態に係る電気掃除機1の運転モードが強モードの場合の充電情報の表示例である。図6(b)の充電情報表示17bは、図6(a)の充電情報表示17aとは異なり、強モード表示174bが表示されている。また、運転可能時間表示172bは「10」であり、弱モードの場合の半分の数値が表示されている。例えば、強モードでは弱モードの2倍の電力が使用される場合、強モードでの運転可能時間は、弱モードでの運転可能時間の半分になる。このように、算出部63は、運転モードに応じて使用される電力量に基づいて運転可能時間を算出してもよい。
例えば、表示部17にある運転モードの充電情報が表示されているときに、入力部16に設けられた運転モードの切り替えボタンが押下されると、選択された運転モードに応じた運転可能時間が表示部17に表示される。すなわち、図6(a)の弱モードでの運転可能時間を含む充電情報が表示された状態で、強モードへの切り替えボタンが操作されると図6(b)の強モードでの運転可能時間を含む充電情報に表示が切り替わってもよい。
なお、図6(a)図6(b)では、弱モード及び強モードでの充電情報の表示例をそれぞれ示したが、この例には限定されない。例えば、電気掃除機1の有する複数の運転モード(弱モード、中モード、強モード)の夫々について運転可能時間が算出され、充電情報が表示されてもよい。
このように、充電情報として運転可能時間が表示されることで、使用者は、二次電池55の現在の充電量で掃除可能な時間を知ることができる。したがって、単に二次電池55の充電量を通知する場合と比べて、使用者は掃除できる時間を正確に知ることができる。また、現在の充電量で運転可能な時間が掃除開始前に分かるため、使用者は掃除の計画を立てやすい。
なお、図6の例では、充電中に表示される充電情報の例を示したが、充電情報は充電中に表示される場合には限定されない。即ち、電気掃除機1の充電情報は、運転中に表示されてもよい。例えば、運転中に二次電池55の現在の充電量に基づく運転可能時間が表示されることで、使用者は残りの運転可能時間を確認しつつ掃除をすることができる。これにより、使用者は、運転可能時間が0分になる前に掃除を完了できるよう掃除のやり方を工夫できる。
なお、図6では、運転可能時間を表示する場合を例として説明したが、充電情報に表示される数値情報は、運転可能時間には限定されない。例えば、充電情報には、満充電に対する二次電池55の現在の充電量を示す割合が数値で表示されてもよいし、満充電までの残り時間が表示されてもよい。充電情報として満充電までの残り時間が表示されれば、使用者は、電気掃除機1を満充電で使用できるまでの時間を正確に知ることができ、家事の計画を立てやすくなる。
また、電気掃除機1が所定時間運転できる充電量になるまで二次電池55が充電されるまでの残り時間が表示されてもよい。例えば、所定時間として5分が設定されていた場合、電気掃除機1が5分間運転できる充電量に達するまでの残り時間を表示してもよい。例えば、あと5分程度の運転で掃除が完了する場合、その旨が通知されれば、短時間の充電で(満充電を待つことなく)残った掃除を完了させることができる。また、残った部分の掃除中に再び電気掃除機1の運転が停止することを防止できる。
このように、充電情報には充電量から予測可能な電気掃除機1の運転にかかわる各種数値情報が表示される。表示制御部65は、入力部16の操作に応じて複数の異なる充電情報の表示が順次切り替わるよう制御してもよい。また、充電情報には複数の数値情報が組み合わせて表示されてもよい。
また、図1乃至図6では電気掃除機1が有する表示部17に充電情報が表示される例を説明したが、充電情報が表示される表示手段は、表示部17には限定されない。例えば、スマートフォンやタブレットなどの通信機器や据置型の家電製品が有する表示手段に充電情報が表示されてもよい。
図7は、実施形態に係る電気掃除機1Aの充電情報を他の表示手段に表示する表示システム2の一例を示すシステム構成図である。図7に示すように、電気掃除機1Aは、表示システム2に通信可能に接続されている。
表示システム2は、電気通信網3に通信可能に接続されるサーバーSを含んでいる。表示システム2は、遠隔表示端末5と電気掃除機1Aとの間で双方向に情報を通信する通信回線を確立する。また、表示システム2は、構内表示端末6と電気掃除機1Aとの間で双方向に情報を通信する通信回線を確立する。さらに、表示システム2は、構内設置型表示端末4と電気掃除機1Aとの間で双方向に情報を通信する通信回線を確立する。
なお、遠隔表示端末5および構内表示端末6は、例えば、スマートフォンやタブレットなどの表示手段を有する可搬型の情報端末である。また、構内設置型表示端末4は、例えば、冷蔵庫、テレビ、電子レンジなどの表示手段を有する家電製品である。以下、遠隔表示端末5、構内表示端末6および構内設置型表示端末4を表示端末7と総称する。
電気通信網3は、外部ネットワーク8と、構内通信網9と、構内通信網9と外部ネットワーク8との間で情報を中継する中継通信機器Rと、を含んでいる。構内通信網9は、中継通信機器Rを含む無線または有線の電気通信網である。電気掃除機1A、構内表示端末6、及び構内設置型表示端末4は、構内通信網9に通信可能に接続されている。構内通信網9は、所謂イントラネットである。構内通信網9は、使用者に極めて簡便な通信環境を提供する。
外部ネットワーク8は、インターネットNを含んでいる。中継通信機器R、サーバーS、および遠隔表示端末5は、公衆電話網や携帯電話網などを介してインターネットNに接続されている。表示システム2は、インターネットNを介在させることによって、電気掃除機1Aと遠隔表示端末5との間で、極めて簡便な通信環境を使用者に提供する。
サーバーSは、電気掃除機1Aと遠隔表示端末5との間で情報を仲介している。サーバーSは、インターネットNを介して多数の電気掃除機1Aと通信している。サーバーSは、それぞれの電気掃除機1Aに識別子を付与している。電気掃除機1Aの使用者は、サーバーSが提供する識別子によって、遠隔表示端末5と自宅の電気掃除機1Aとの間に、または遠隔表示端末5と使用者が所有する電気掃除機1Aとの間に双方向通信を確立する。
遠隔表示端末5は、公衆無線回線や携帯電話回線を介してインターネットNに接続されている。遠隔表示端末5は、サーバーSと双方向通信する。
図7に示す表示システム2では、構内通信網9や外部ネットワーク8を介して、電気掃除機1Aの二次電池55の充電情報が表示端末7に表示される。例えば、使用者は、外出先において遠隔表示端末5に表示される電気掃除機1Aの二次電池55の充電情報を確認することができる。また、使用者は、自宅において、使用者の近くにある構内設置型表示端末4で電気掃除機1Aの二次電池55の充電情報を確認できる。
さらに、使用者が所望する電気掃除機1Aの運転時間を予め設定しておくことで、設定された運転可能時間まで電気掃除機1Aの二次電池55が充電されたことを示す通知が表示端末7に表示されてもよい。例えば、電気掃除機1を5分間運転できるまで充電したい場合、電気掃除機1Aが5分間運転できるまで二次電池55が充電されるとその旨が表示端末7に通知されるように表示システム2の各部を構成してもよい。なお、使用者が所望する電気掃除機1Aの運転時間は、例えば、表示端末7を介して電気掃除機1Aに設定されてもよいし、電気掃除機1Aの入力部16を介して設定されてもよい。
このように、電気掃除機1Aの二次電池55の充電情報が電気掃除機1Aの表示部17以外の外部の表示手段に表示されることで、使用者は、電気掃除機1Aの表示部17を目視できない場所でも電気掃除機1Aの二次電池55の充電情報を知ることができる。
本実施形態に係る電気掃除機1は、充電量推定部62を備え、充電量推定部62により二次電池55の充電量が推定される。この二次電池55の充電量に基づく充電情報が表示部17に表示されることによって、使用者は、二次電池55の充電情報を容易に知ることができる。
さらに、本実施形態に係る電気掃除機1は、二次電池55の充電量に基づいて電気掃除機が所定時間運転できる充電量になるまでの残り時間を算出できる算出部を備える。これにより、満充電を待つことなく電気掃除機1を所望の時間稼働させることができる。
さらに、本実施形態に係る電気掃除機1は、二次電池55の充電量に基づいて運転可能時間を算出する算出部63を備え、運転可能時間を含む充電情報が表示部17に表示される。これにより、使用者は、電気掃除機1の運転可能時間を確認でき、掃除再開の判断を容易に行える。
さらに、本実施形態に係る電気掃除機1の算出部63は、電気掃除機1が有する複数の運転モードに応じた運転可能時間をそれぞれ算出できる。これにより、使用者は、運転モードごとの掃除可能時間を知ることができる。
さらに、本実施形態に係る電気掃除機1の算出部63は、二次電池55の充電量に基づいて二次電池が満充電になるまでの残り時間を算出する。これにより、使用者は、あとどれくらいの時間で電気掃除機1が満充電されるかを知ることができる。
さらに、本実施形態に係る電気掃除機1の充電量推定部62は、検出部54で検出される二次電池55の電流、電圧などの二次電池55の状態情報に基づいて二次電池の充電量を推定する。これにより、二次電池55について特別な測定をすることなく二次電池55の充電量を推定できる。
さらに、本実施形態に係る電気掃除機1は、充電情報の表示指示を受け付ける入力部16と、充電情報の表示指示に応じて表示部17に充電情報を表示させる表示制御部65とを備える。これにより、使用者が充電情報を確認したいときに充電情報を表示部17に表示できる。また、使用者の入力部16の操作に応じて、表示部17に表示させる充電情報を変更できる。
さらに、本実施形態に係る電気掃除機1Aは、外部の表示手段に充電情報を送信し、電気掃除機1Aが有する表示部17以外の表示手段に充電情報を表示できる。これにより、使用者は、電気掃除機1Aの充電情報を遠隔で確認できる。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の電気掃除機によれば、二次電池の充電量に基づく情報を視認可能に表示することが可能となる。
上記実施形態における充電量推定部62は、特許請求の範囲における推定部の一例である。また、実施形態における電動送風機14及びブラシモーター34は、電動機の一例である
なお、上記説明において用いた「プロセッサー」という文言は、例えば、専用又は汎用のCPU(Central Processing Unit)、あるいは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(たとえば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、およびフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などの回路を意味する。
また、処理回路は、単一の回路によって構成されてもよいし、複数の独立した回路を組み合わせによって構成されてもよい。後者の場合、複数の回路の回路ごとに個別にメモリーが設けられてもよいし、複数の回路の機能に対応するプログラムを単一のメモリーが記憶するものであってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、1A…電気掃除機、2…表示システム、10…掃除機本体、50…二次電池ユニット、60…本体ユニット、11…本体ケース、12…把手、14…電動送風機、16…入力部、17…表示部、34…ブラシモーター、51…二次電池ユニット通信部、52…二次電池ユニット制御部、53…二次電池ユニット記憶部、54…検出部、55…二次電池、61…本体ユニット通信部、62…充電量推定部、63…算出部、64…本体ユニット記憶部、65…表示制御部、66…運転制御部

Claims (8)

  1. 二次電池と、
    前記二次電池からの電力供給により駆動する電動機と、
    前記二次電池の充電量を推定する推定部と、
    前記二次電池の充電中に推定された前記充電量に応じた充電情報を表示する表示部と、
    を備える電気掃除機。
  2. 前記充電量に基づいて前記充電情報に含まれる運転可能時間を算出する算出部と、
    を備える、請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記算出部は、前記充電量に基づいて前記電気掃除機が有する複数の運転モードに応じた運転可能時間をそれぞれ算出する、
    請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記充電量に基づいて前記充電情報に含まれる、前記二次電池が満充電になるまでの残り時間を算出する算出部と、
    を備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  5. 前記充電量に基づいて前記充電情報に含まれる、前記電気掃除機が所定時間運転できる充電量になるまでの残り時間を算出する算出部と、
    を備える、請求項1または2に記載の電気掃除機。
  6. 前記推定部は、前記二次電池の状態情報に基づいて前記充電量を推定する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  7. 前記充電情報の表示指示を受け付ける入力部と、
    前記充電情報の表示指示を前記入力部から受信し、前記充電情報の表示指示に応じて前記表示部への前記充電情報の表示を制御する表示制御部と、
    を備える、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  8. 前記表示制御部は、前記充電情報を外部の表示手段に送信する、
    請求項7に記載の電気掃除機。
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