以下、本発明を実施するための例示的な実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施形態において説明する寸法、材料、形状及び構成要素の相対的な位置は任意に設定でき、本発明が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、特別な記載がない限り、本発明の範囲は、以下に具体的に記載された実施形態に限定されない。
[第1実施形態]
図1に示すように、配信映像をユーザの表示装置に表示するための配信システム100は、配信映像の一例であるゲーム映像を配信する配信サーバ30を備えている。また、配信システム100は、ゲーム映像を視聴するための表示装置を有する再生端末20と、ゲームサーバ60と、ゲーム装置の一例としてのゲーム端末70とを備えている。再生端末20は、所定のネットワーク50を介して配信サーバ30に接続可能である。一例として、ユーザは、ゲーム大会の会場、又はユーザの自宅等において再生端末20を使用する。また、ゲーム端末70は、ゲームサーバ60に所定のネットワーク50を介して接続可能である。一例として、ゲームのプレイヤは、ゲーム大会の会場、又は店舗等の所定の施設においてゲーム端末70を使用する。
配信サーバ30及びゲームサーバ60は、複数のコンピュータとしてのサーバユニットが組み合わされることにより一台の論理的なサーバ装置として構成されている。ただし、単一のサーバユニットによって、配信サーバ30及びゲームサーバ60が構成されてもよい。あるいは、クラウドコンピューティングを利用して、配信サーバ30及びゲームサーバ60が論理的に構成されてもよい。
配信サーバ30は、再生端末20又は再生端末20のユーザに対して、ユーザに配信映像を視聴させる配信サービスを提供する。そのために、配信サーバ30は、ネットワーク50を介して再生端末20のユーザにWebサービスを提供する。当該Webサービスは、再生端末20において再生される映像を配信する配信サービスを含んでいる。なお、Webサービスは、映像に関する各種の情報を提供する情報提供サービス、ユーザによる情報発信、交換、及び共有といった交流の場を提供するコミュニティサービス、及び各ユーザを識別するためのユーザIDを付与するサービス等の他のサービスを含んでいてもよい。
さらに、配信サービスは、ネットワーク50を介して再生端末20用のプログラム或いはデータを配信し、更新するサービスを含んでいてもよい。配信サーバ30は、この配信サービスを通じて、各再生端末20に配信映像の視聴に必要な各種の再生プログラム或いはデータを適宜に配信する。一例として、再生プログラムは、ゲームのプレイヤを応援するコメントの投稿等の応援操作を受け入れるとともに、配信映像を再生するように再生端末20を機能させる。
一例として、配信サーバ30は、ゲームサーバ60からゲーム映像を取得して再生端末20に配信する。代替的に、配信サーバ30は、ゲームのプレイヤが作成したゲーム映像を配信してもよい。この場合、配信サーバ30は、プレイヤがアップロードしたゲーム映像を再生端末20へ配信する。さらに、配信サーバ30は、配信映像を視聴するユーザが投稿したコメント、及び当該ユーザによる応援操作に応じた画像等、ユーザによる操作に応じた付随情報をゲーム映像に加えて配信してもよい。
ゲームサーバ60は、ゲーム端末70又はゲーム端末70のユーザに対して、ゲーム装置用の各種サービスを提供する。このサービスは、ネットワーク50を介してゲーム端末70用のプログラム或いはデータを配信し、更新するサービスを含んでいる。ゲームサーバ60は、このサービスを通じて、各ゲーム端末70にゲームサービスの提供に必要な各種のプログラム或いはデータを適宜に配信する。
ゲームサーバ60は、一例として、スポーツゲーム用のサービスを提供する。例えば、ゲームサーバ60は、スポーツゲームとして、野球選手を育成する育成パートと、育成した野球選手が所属するチームを相手チームと対戦させる対戦パートとを含む野球ゲーム用のサービスを提供する。なお、ゲームサーバ60は、FPS(ファーストパーソン・シューティング)ゲーム、TPS(サードパーソン・シューティング)ゲーム、RTS(リアルタイム・ストラテジー)ゲーム、MOBA(マルチプレイ・オンライン・バトルアリーナ)ゲーム、MMORPG(マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲーム)、格闘ゲーム、レーシングゲーム、パズルゲーム、トレーディングカードゲーム、及びオンライン・ストラテジーゲーム等の他のゲーム用のサービスを提供してもよい。
また、ゲームサーバ60が提供するゲーム装置用のサービスは、ゲーム端末70からユーザのユーザ識別情報をゲームサーバ60が受け取って、ユーザを認証するサービスを含んでいてもよい。また、ゲーム装置用のサービスは、ゲーム画面の映像、又は認証したユーザのプレイ結果を含むプレイデータを、ゲーム端末70からゲームサーバ60が受け取って保存するサービスを含んでいてもよい。さらに、ゲーム装置用のサービスは、ゲームサーバ60が保存するプレイデータを、ゲーム端末70に提供するサービスを含んでいてもよい。その他に、ゲーム装置用のサービスは、ネットワーク50を介して複数のユーザが共通のゲームをプレイする際に、ゲームサーバ60がユーザ同士をマッチングするサービスを含んでいてもよい。また、ゲーム装置用のサービスは、ゲームサーバ60がユーザから料金を徴収するサービスを含んでいてもよい。
ネットワーク50は、配信サーバ30及びゲームサーバ60に対して、再生端末20及びゲーム端末70をそれぞれ接続できるように構成されている。一例として、ネットワーク50は、TCP/IPプロトコルを利用してネットワーク通信を実現するように構成されている。具体的には、LAN52が、配信サーバ30及びゲームサーバ60のそれぞれと、インターネット51とを接続している。そして、WANとしてのインターネット51とLAN52とが、ルータ53を介して接続されている。再生端末20及びゲーム端末70も、インターネット51に接続されるように構成されている。配信サーバ30及びゲームサーバ60と、再生端末20及びゲーム端末70とは、LAN52に代えて又は加えてインターネット51により、相互に接続されていてもよい。なお、図1においては、細線がインターネット51に対する接続を示し、太線が提供されるサービス及び送信される情報等を示している。太線は、装置同士が直接通信することを示しているわけではないが、装置同士が直接通信するように構成されていてもよい。
再生端末20及びゲーム端末70は、ネットワーク接続が可能であるコンピュータ装置である。例えば、再生端末20及びゲーム端末70は、据置型又はブック型のパーソナルコンピュータ54、及び携帯電話(スマートフォンを含む)のようなモバイル端末装置55を含む。その他にも、据置型の家庭用ゲーム装置、携帯型ゲーム装置、及び携帯型タブレット端末装置等の各種のコンピュータ装置が、再生端末20及びゲーム端末70に含まれる。再生端末20及びゲーム端末70は、各種のコンピュータソフトウエアを実装することにより、配信サーバ30及びゲームサーバ60が提供する種々のサービスをユーザに享受させることができる。具体的に、再生端末20は、映像再生用のプログラムを通じてゲーム映像を表示する装置として機能する。また、ゲーム端末70は、ゲーム装置用のプログラムを通じてゲーム装置として機能する。なお、再生端末20及びゲーム端末70は、アーケードゲーム機であってもよい。
一例として、配信システム100においては、ゲームサーバ60が、ゲーム端末70にゲームサービスを提供する。そして、ゲームサーバ60は、ゲーム端末70によってプレイされているゲームのゲーム映像、又はゲーム画面等を撮影して作成されたゲーム映像を記録する。ゲーム映像は、ゲームのプレイヤ又はゲームを観戦する観客を撮影した映像等の、ゲームに関連する映像であってもよい。ゲームサーバ60は取得又は作成したゲーム映像を、配信サーバ30に送信する。そして、配信サーバ30は、ゲームサーバ60から取得したゲーム映像を再生端末20へ配信する。さらに、配信サーバ30は、配信サーバ30が配信するゲーム映像に、ユーザが投稿したコメント等の配信画面を合成して、再生端末20に提供する。
ゲーム映像を視聴するユーザは、再生端末20に表示される操作画面からユーザ操作を入力できる。そして、配信サーバ30は、ユーザ操作に対応する付随情報を、ゲーム映像とともに再生端末20に配信する。例えば、ユーザが、応援コメントの投稿欄をタッチ操作すると、配信サーバ30は、当該操作をユーザ操作として受け入れる。そして、配信サーバ30は、ゲーム映像にユーザが入力したコメントを合成して、再生端末20に配信する。なお、配信サーバ30及びゲームサーバ60を、一台のサーバに設けてもよい。例えば、ゲームサーバ60を、配信サーバ30としても機能させることができる。
[経過時間の計時の概要]
ユーザが再生端末20を長時間に亘って連続的に使用していると判断された場合には、一時的に使用を中断させることによって、ユーザの健康を維持することが望ましい。そのために、再生端末20は、使用開始後の経過時間を計時する。そして、再生端末20は、経過時間が所定時間に達した時点で、使用を中断させるために又は休憩を促すために、広告情報の一例である広告映像を表示する。
一例として、再生端末20には、経過時間を計時するアプリケーションプログラムである再生プログラムPG1(図2)が予めインストールされている。ユーザは、当該再生プログラムPG1を起動して実行する。再生プログラムPG1、配信サーバ30と通信するように再生端末20を機能させ、必要な情報を配信サーバ30から取得して再生端末20に表示させる。例えば、再生プログラムPG1は、配信映像、コメント等の付随情報、及び広告情報を表示するように再生端末20を機能させる。代替的に、付随情報は、配信映像に合成されていてもよい。また、再生端末20には、再生プログラムPG1と関連して、ユーザ操作を受け付ける操作画面の構成、及び配信映像の表示位置又はコメント等の付随情報の表示位置を規定するフレーム等の固定情報が記憶される。
さらに、再生プログラムPG1は、経過時間を計時するように再生端末20を機能させる。経過時間には、再生プログラムPG1の起動開始からの第1経過時間、及び再生端末20を操作してから次のユーザ操作までの第2経過時間が含まれる。そして、第1経過時間が所定時間に達すると、再生プログラムPG1は、配信サーバ30へ広告情報の送信を要求するように再生端末20を機能させる。これにより、配信サーバ30は、広告情報を再生端末20に送信し、再生端末20は広告情報を表示する。そして、第1経過時間が所定時間に達すると、第1経過時間はリセットされる。また、第2経過時間は、再生端末20に対してユーザが次のユーザ操作を行うとリセットされ、改めて計時される。例えば、ユーザ操作には、再生端末20のタッチパネルのタップ操作及びスライド操作が含まれる。また、第2経過時間は、配信映像の視聴中には計時されず、視聴終了後に改めて計時される。そして、第2経過時間が所定時間に達した場合には、所定時間に亘ってユーザ操作が行われずユーザが休憩していると評価できるため、第1経過時間がリセットされる。
[配信システムの制御系]
次に、図2を参照して配信システム100の制御系について説明する。また、図3及び図4を参照して、経過時間の計時について説明する。なお、図3及び図4において、横軸は時間の経過を示している。
図2に示すように、配信サーバ30は、配信制御部31、配信記憶部32、及び不図示の通信部を備えている。そして、配信制御部31は、ゲームサーバ60から受信したゲーム映像等を含む配信映像を再生端末20へ配信するための各種制御を実行する。また、配信記憶部32は、配信プログラムPG2及び配信データを記憶している。配信データは、ゲームサーバ60から受信したゲーム映像、広告映像等の広告情報、及び投稿されたコメント等の付随情報を含んでいる。代替的に、配信システム100が不図示の広告サーバを備える場合、広告情報は当該広告サーバが再生端末20に配信してもよい。ゲーム映像の配信は、各再生端末20に一斉に配信する形式であればよく、リアルタイムでの映像配信(ライブ配信)の形式であっても、リアルタイムでなく、例えば編集されたゲーム映像を配信する形式であってもよい。また、一斉に配信する形式に限らず、各ユーザの操作により個別に配信が行われるオンデマンド配信の形式であってもよい。
ゲームサーバ60は、ゲーム制御部61、ゲーム記憶部62、及び不図示の通信部を備えている。ゲーム制御部61は、ゲーム端末70にゲームサービスを提供するための各種制御を実行する。さらに、ゲーム制御部61は、ゲーム画面の映像を記録してゲーム記憶部62に記憶させ、ゲーム映像として配信サーバ30にアップロードする。また、ゲーム記憶部62は、ゲームサーバ60の制御プログラムと、ユーザに関連する情報であるユーザデータと、ゲームに関連する情報であるゲームデータとを記憶している。一例として、ユーザデータは、ユーザ識別情報及びユーザの個人情報等を含んでいる。また、ゲームデータは、画像データ、BGMデータ、及びユーザのプレイデータといった各種のデータを含んでいる。プレイデータは、ユーザのプレイ履歴(過去の実績)等の各ユーザに固有の内容を次回以降に引き継ぐために用いられる。
配信制御部31及びゲーム制御部61は、所定のプログラムに従って各種の演算処理及び動作制御を実行するプロセッサと、プロセッサの動作に必要な内部メモリと、その他の周辺装置とを組み合わせたコンピュータとして構成されている。一例として、これらのプロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、又はMPU(Micro-Processing Unit)であり、所定のプログラムに基づいて、装置全体を制御すると共に、各種処理についても統括的に制御する。
配信記憶部32及びゲーム記憶部62は、コンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体を含んだ記憶装置である。そして、配信記憶部32及びゲーム記憶部62は、プロセッサが動作するためのシステムワークメモリであるRAM(Random Access Memory)、並びにプログラム及びシステムソフトウェアを格納するROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)及びSSD(Solid State Drive)等の記憶装置を含む。プロセッサは、ROM又はHDDに記憶された制御プログラムに従って、種々の演算、制御、及び判断等の処理動作を実行できる。なお、配信記憶部32及びゲーム記憶部62は、一の記憶装置に全てのデータを保持してもよいし、複数の記憶装置にデータを分散して記憶してもよい。
配信制御部31及びゲーム制御部61には、装置の入力状態、設定状態、計測結果、及び各種情報を表示する表示装置が、有線接続又は無線接続されている。また、配信制御部31及びゲーム制御部61には、所定の指令及びデータを入力するキーボード若しくは各種スイッチを含む操作装置が、有線接続又は無線接続されている。なお、配信制御部31及びゲーム制御部61は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、CF(Compact Flash)カード、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬記録媒体、又はインターネット上のサーバ等の外部記憶媒体に記憶されたプログラムに従って制御を行うこともできる。
再生端末20は、再生制御部21、再生記憶部22、操作装置としての操作部23、表示装置の一例としての表示部24、音声出力装置としてのスピーカ25、及び不図示の通信部を備えている。再生記憶部22は、再生端末20の制御プログラムと、配信映像を再生するためのアプリケーションプログラムである再生プログラムPG1とを記憶している。再生制御部21は、再生端末20を制御するとともに、再生プログラムPG1を実行することによって、配信映像を表示部24に表示させる。また、操作部23は、コントローラ、又はタッチパネル等の操作装置であり、ユーザによるユーザ操作の入力を受け付ける。また、表示部24は、テレビ、ディスプレイ、又はタッチパネル等の表示装置であり、ユーザが視聴する配信映像を表示する。スピーカ25は、配信映像の再生に伴い、ゲーム音声などの映像に関連する音声を出力する。なお、操作部23、表示部24、及びスピーカ25は、再生端末20と一体であってもよく、別体であってもよい。
ゲーム端末70は、端末制御部71及び端末記憶部72を備えている。さらに、ゲーム端末70は、いずれも不図示のゲーム操作部、ゲーム表示部、音声出力装置、及び通信部を備えている。端末記憶部72は、ゲーム端末70の制御プログラムと、ゲームプログラムとを記憶している。端末制御部71は、ゲーム端末70を制御するとともに、ゲームプログラムを実行することによって、ユーザにゲームをプレイさせる。また、ゲーム操作部は、コントローラ、又はタッチパネル等の操作装置であり、ユーザによるゲーム操作の入力を受け付ける。
ゲーム表示部は、ディスプレイ、又はタッチパネル等の表示装置であり、ユーザがプレイするゲームのゲーム画面を表示する。ゲーム操作部及びゲーム表示部は、ゲーム端末70と一体であってもよく、別体であってもよい。なお、端末制御部71は、ゲームプログラムを実行することによって、ゲームの進行を制御するが、ゲームサーバ60のゲーム制御部61と協働してゲームの進行を制御してもよい。例えば、ゲーム制御部61がゲームの少なくとも一部の進行を制御し、端末制御部71は、その結果をゲーム表示部に表示させてもよい。また、ゲーム制御部61は、ゲーム端末70からプレイデータを収集し、収集したプレイデータを管理する。さらに、ゲーム制御部61は、ゲーム端末70から、ゲーム映像やゲーム映像を再構成するためのキー情報等を収集する。
再生制御部21及び端末制御部71は、所定のプログラムに従って各種の演算処理及び動作制御を実行するプロセッサと、プロセッサの動作に必要な内部メモリと、その他の周辺装置とを組み合わせたコンピュータとして構成されている。一例として、これらのプロセッサは、CPU、又はMPUであり、所定のプログラムに基づいて、装置全体を制御すると共に、各種処理についても統括的に制御する。なお、再生制御部21及び端末制御部71は、CD、DVD、CFカード、及びUSBメモリ等の可搬記録媒体、又はインターネット上のサーバ等の外部記憶媒体に記憶されたプログラムに従って制御を行うこともできる。
再生記憶部22及び端末記憶部72は、コンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体を含んだ記憶装置である。そして、再生記憶部22及び端末記憶部72は、プロセッサが動作するためのシステムワークメモリであるRAM、並びにプログラム及びシステムソフトウェアを格納するROM、HDD及びSSD等の記憶装置を含む。プロセッサは、ROM又はHDDに記憶された制御プログラムに従って、種々の演算、制御、及び判別等の処理動作を実行できる。なお、再生記憶部22及び端末記憶部72は、一の記憶装置に全てのデータを保持してもよいし、複数の記憶装置にデータを分散して記憶してもよい。
[再生端末]
再生端末20の再生制御部21は、表示制御手段の一例である表示制御部121と、第1計時手段の一例である第1計時部122と、第2計時手段の一例である第2計時部123と、判断手段の一例である判断部124とを備えている。さらに、再生制御部21は、要求手段の一例である要求部125と、受信手段の一例である受信部126と、受付手段の一例である受付部127とを備えている。各部は、配信制御部31のハードウェア資源と、ソフトウェア資源としての再生プログラムPG1との組合せによって実現される論理的装置である。
表示制御部121は、ユーザによる操作を受け付ける操作画面と、配信映像とを表示部24に表示させる。一例として、表示制御部121は、再生端末20にインストールされている再生プログラムPG1の実行に伴い、再生記憶部22に記憶されている操作画面の画像及び構成を読み出して表示部24に表示させる。操作画面には、ユーザ操作の入力欄又は入力アイコン等が含まれている。一例として、操作画面には、配信映像の再生速度の速度変更アイコン、配信映像の再生を停止する停止アイコン、音量の調節アイコン、画面サイズのサイズ変更アイコン、広告情報の表示停止ボタン、及びその他の設定アイコンが含まれている。また、操作画面には、検索アイコンと、検索キーワードの入力欄とが設けられていてもよい。
さらに、操作画面には、コメントの入力欄、配信者等へ報酬を支払う支払アイコン、及びその他の入力アイコンが設けられていてもよい。さらに、操作画面には、ユーザが再生する配信画像を選択する選択アイコン、ユーザが予め設定した配信映像を選択する履歴アイコンが設けられていてもよい。なお、操作画面においては、所定のユーザ操作が対応する機能に対応付けられていてもよい。例えば、操作画面において所定箇所のタッチ操作又は所定の数のタッチ操作を行うことによって、所定時間の映像をスキップする機能が発揮されてもよい。また、表示制御部121は、配信サーバ30から配信された配信映像として、例えば、ゲーム映像を受信部126が受信すると、受信部126からゲーム映像を取得して表示部24に表示させる。
また、表示制御部121は、受信部126が配信サーバ30から配信された広告情報として、例えば、広告映像を受信すると、受信部126から広告映像を取得して表示部24に表示させる。これにより、表示制御部121は、操作画面が表示されてから所定時間が経過すると広告映像を表示させる。このとき、表示制御部121は、配信映像が表示されていない場合であっても、操作画面が表示されてから所定時間が経過すると広告映像を表示させる。また、表示制御部121は、配信映像が表示されている場合には、当該表示を停止して広告情報を表示させる、又は配信映像に加えて広告情報を表示させる。また、表示制御部121は、配信映像の一部に重なるように広告情報をポップアップ表示させてもよく、配信映像と重ならないように広告情報を表示させてもよい。
これにより、ユーザに配信映像の視聴を中断させて、ユーザの休憩を促すことができる。代替的に、表示制御部121は、予め再生記憶部22に記憶されていた広告情報を取得してもよい。一例として、受信部126は、再生プログラムPG1を取得する際、又は配信映像を取得する際等の任意のタイミングで広告情報を受信して、再生記憶部22に記憶させる。また、受信部126は、配信サーバ30以外の広告サーバから広告情報を受信してもよい。
さらに、表示制御部121は、広告情報を自動的に表示部24に表示させる他、配信映像の表示を停止して広告情報の表示ボタン等を表示部24に表示させて、ユーザが当該ボタンをタッチ操作したときに広告情報を表示させてもよい。なお、広告情報は、表示部24が表示可能な情報であればよく、動画、バナー広告等の画像、及び文字列等が含まれる。また、広告情報は、配信映像と異なる内容であればよく、宣伝の対象はゲームの他に、任意のサービス又は物品等が含まれる。さらに、広告情報は、宣伝ではなく休憩を促す画像又は文字列等の情報であってもよい。また、広告情報を表示させる場合、表示制御部121が配信映像の表示を一時停止するとともに、再生記憶部22が停止中の配信映像を記憶してもよい。表示制御部121は、広告情報の表示終了後に、再生記憶部22が記憶していた配信映像を表示する。
また、表示制御部121は、操作画面の表示開始からの第1経過時間が所定の第1所定時間を経過したと判断部124が判断した場合に、通知表示を表示部24に表示させてもよい。一例として、通知表示は、休憩若しくは視聴の中断を促す画像又は文字列である。判断部124は、第1所定時間を経過したことを表示制御部121に通知する。当該通知に応じて、表示制御部121は、配信映像の表示を停止して通知表示を表示させる、又は配信映像に加えて通知表示を表示させる。また、表示制御部121は、配信映像の一部に重なるように通知表示をポップアップ表示させてもよく、配信映像と重ならないように通知表示を表示させてもよい。これにより、ユーザに配信映像の視聴を中断させて、ユーザの休憩を促すことができる。なお、表示制御部121は、広告情報に加えて通知表示を表示させてもよく、広告情報に代えて通知情報を表示させてもよい。
第1計時部122は、操作画面の表示が開始されると、表示開始からの第1経過時間の計時を開始する。一例として、第1計時部122はタイマーとして機能し、計時の開始時点からリセット時点までの経過時間を計時する。また、第1計時部122は、第1経過時間が第1所定時間を経過したと判断部124が判断すると、第1経過時間をリセットする。具体的に、第1計時部122は、広告情報の表示が終了すると、第1経過時間をリセットした後に、新たに第1経過時間の計時を開始する。さらに、第1計時部122は、第1経過時間をリセットした後に、受付部127がユーザによるユーザ操作を受け付けると、新たに第1経過時間の計時を開始してもよい。
例えば、図3に示すように、受付部127がユーザによる再生プログラムPG1の起動操作を受け付けると、表示制御部121は、画面表示の処理を行って操作画面を表示部24に表示させる。また、第1計時部122は、計時開始の処理を行って第1経過時間の計時を開始する。その後、受付部127がユーザ操作として、例えば、ユーザが配信映像を選択する操作を受け付けると、受信部126は、配信サーバ30から配信映像を受信する。そして、表示制御部121は、配信映像を表示部24に表示させる。
その後、第1経過時間が第1所定時間を経過すると、要求部125が広告情報の送信を配信サーバ30へ要求する。一例として、第1所定時間は、三十分、一時間又は二時間である。そして、配信サーバ30から受信部126が広告情報を取得すると、表示制御部121は、広告表示の処理を行って、広告情報を表示部24に表示させる。そして、広告情報の表示が終了すると、表示制御部121は、配信映像の表示を再開する。代替的に、表示制御部121は、ユーザ操作に応じて配信映像の表示を再開してもよい。また、広告情報の表示が終了すると、第1計時部122は、第1経過時間をリセットしてゼロに戻し、第1経過時間の計時を新たに開始する。代替的に、第1計時部122は、第1経過時間が第1所定時間を経過した時に、第1経過時間をリセットしてもよい。この場合、第1計時部122は、広告情報が表示されている間、又はユーザが次のユーザ操作を行うまでの間、第1経過時間の計時を停止する。また、第1計時部122は、第1経過時間が第1所定時間を経過した時に第1経過時間をリセットして、その後に所定の条件を満たしたときに第1経過時間の計時を新たに開始してもよい。所定の条件は、例えば、広告情報の表示終了である。
図2に戻り、第2計時部123は、ユーザによる先行操作から、先行操作の後にユーザが行った後続操作までの第2経過時間を計時する。一例として、第2計時部123はタイマーとして機能し、計時の開始時点からリセット時点までの経過時間を計時する。そして、第1計時部122は、第2経過時間が第2所定時間を経過したと判断部124が判断すると、第1経過時間をリセットする。そして、第1計時部122は、受付部127がユーザ操作を受け付けると、新たに第1経過時間の計時を開始する。
先行操作と、先行操作の次の後続操作との間の所定の時間に亘ってユーザ操作が無い場合には、ユーザが再生端末20を操作しておらず休憩しているものと評価できる。そのため、第1経過時間をリセットした後に、新たに第1経過時間の計時を開始することによって、必要なタイミングで効果的に休憩を促すことができる。また、第2計時部123は、受付部127が後続操作を受け付けると、第2経過時間をリセットして、新たに第2経過時間の計時を開始する。
さらに、第2計時部123は、配信映像の表示を終了していないと判断部124が判断している間、すなわち配信映像の表示中は、第2経過時間の計時を停止する。そして、第2計時部123は、配信映像の表示を終了したと判断部124が判断すると、第2経過時間をリセットする。その後、第2計時部123は、受付部127がユーザによるユーザ操作を受け付けると、新たに第2経過時間の計時を開始する。
例えば、図4に示すように、受付部127がユーザによる再生プログラムPG1の起動操作を受け付けると、表示制御部121は、画面表示の処理を行って操作画面を表示部24に表示させる。また、第1計時部122は、計時開始の処理を行って第1経過時間の計時を開始する。その後、受付部127が、先に行われるユーザ操作である何らかの先行操作、例えば、配信映像を検索する操作を受け付ける。すると、第2計時部123は、計時開始の処理を行って第2経過時間の計時を開始する。その後、第2経過時間が第2所定時間を経過すると、第1計時部122は、第1経過時間をリセットする。
なお、第2経過時間が第2所定時間を経過する前に、第1経過時間が第1所定時間を経過した場合には、図3に示すように広告情報が表示される。第2計時部123による計時の結果、第2所定時間を経過していないので、ユーザが休憩中であると判断できないためである。このとき、第2計時部123は、第2経過時間をリセットしてもよく、第2所定時間を経過するまで第2経過時間の計時を継続してもよい。なお、広告情報の表示後も第1計時部122が計時を継続する場合には、第2経過時間が第2所定時間を経過したときに、第1計時部122が第1経過時間をリセットする。
第1計時部122は、第1経過時間をリセットすると、受付部127が次のユーザ操作である後続操作を受け付けるまで、第1経過時間の計時を停止する。そして、受付部127が後続操作を受け付けると、第1計時部122は、新たに第1経過時間の計時を開始する。さらに、受付部127が後続操作を受け付けると、第2計時部123は、第2経過時間をリセットしてゼロに戻して、新たに第2経過時間の計時を開始する。代替的に、第2計時部123は、第2経過時間が第2所定時間を経過したときに、第2経過時間をリセットしてもよい。この場合、第2計時部123は、第2経過時間をリセットすると、受付部127が後続操作を受け付けるまで、第2経過時間の計時を停止する。
その後、受付部127が、後続操作に後続するユーザ操作として、例えば、配信映像を選択するユーザ操作を受け付ける。すると、受信部126は、配信サーバ30から配信映像を受信する。さらに、表示制御部121は、配信映像を表示部24に表示させる。第2計時部123は、配信映像の表示を終了していないと判断部124が判断している間、すなわち配信映像の表示中は、第2経過時間の計時を停止する。そして、第2計時部123は、配信映像の表示を終了したと判断部124が判断すると、第2経過時間をリセットする。その後、第2計時部123は、受付部127がユーザによるユーザ操作として、例えば配信映像の表示を停止する操作を受け付けると、新たに第2経過時間の計時を開始する。また、表示制御部121は、表示停止の処理を実行して配信映像の表示を停止する。
図2に戻り、判断部124は、第1計時部122が計時した第1経過時間が第1所定時間を経過したか否かを判断する。また、判断部124は、第2経過時間が第2所定時間を経過したか否かを判断する。一例として、判断部124は、再生プログラムPG1と関連して再生記憶部22に予め記憶されている第1所定時間及び第2所定時間を参照して、経過時間が所定の時間を経過したか否かを判断する。代替的に、判断部124は、配信サーバ30から第1所定時間及び第2所定時間を取得してもよい。また、判断部124は、ユーザが操作画面を通じた入力した第1所定時間及び第2所定時間を取得しもよい。この場合、第1所定時間及び第2所定時間は、再生記憶部22に記憶される。
さらに、判断部124は、表示制御部121が表示する配信映像の表示を終了したか否かを判断してもよい。一例として、表示制御部121は、配信映像の表示終了を判断部124に通知し、判断部124は、当該通知に基づいて表示の終了を判断する。代替的に、表示制御部121は、配信映像の表示中に、表示中であることを判断部124に通知してもよい。この場合、判断部124は、当該通知を受け付けなくなったときに、表示が終了したと判断する。
要求部125は、第1経過時間が第1所定時間を経過したと判断部124が判断した場合に、広告情報の送信を配信サーバ30へ要求する。例えば、判断部124は、判断結果を要求部125へ通知し、当該通知に基づいて、要求部125が送信要求を送信する。さらに、要求部125は、通知表示が表示された後に受付部127がユーザによる操作を受け付けたときに、広告情報の送信を要求してもよい。受付部127は、通知表示後にユーザ操作を受け付けた場合に要求部125へ通知し、当該通知に基づいて、要求部125が送信要求を送信する。なお、広告送信部132が不図示の広告サーバに設けられている場合、要求部125は、当該広告サーバへ広告情報の送信を要求する。
受信部126は、配信サーバ30から配信映像と、広告情報とを受信する。受信部126が受信した配信映像と広告情報とは、一時的に再生記憶部22に記憶されてもよい。代替的に、再生記憶部22は、ユーザによる情報を消去するユーザ操作があるまで配信映像と広告情報とを記憶していてもよい。
受付部127は、操作画面においてユーザが入力したユーザ操作を受け付ける。また、受付部127は、先行操作としてのユーザ操作と、操作画面において当該先行操作後にユーザが入力した後続操作とを受け付ける。一例として、受付部127は、再生プログラムPG1を起動するユーザ操作を受け付ける。これにより、再生プログラムPG1を起動させることができる。代替的に、再生プログラムPG1の起動は、自動的に行われてもよい。例えば、再生制御部21は、再生端末20によって配信映を視聴するためのWebページにアクセスしたときに、自動的に再生プログラムPG1を起動してもよい。
[配信サーバ]
配信サーバ30の配信制御部31は、取得手段の一例である取得部131と、広告送信手段の一例である広告送信部132とを備えている。これらは、配信制御部31のハードウェア資源と、ソフトウェア資源としての配信プログラムPG2との組合せによって実現される論理的装置である。
取得部131は、再生端末20から種々の要求及び情報を取得する。一例として、取得部131は、再生端末20から広告情報の送信要求を取得して、広告送信部132へ受け渡す。さらに、取得部131は、再生端末20から、ユーザ毎に固有のユーザ識別情報を取得してもよい。この場合、配信制御部31は、ユーザ識別情報を参照して、ユーザ認証してもよい。
広告送信部132は、要求部125による要求に従って、広告情報を再生端末20の受信部126へ送信する。例えば、広告送信部132は、送信要求に応じて、配信記憶部32に記憶されている広告情報、又は外部の広告サーバから取得した広告情報を再生端末20へ送信する。
また、配信制御部31は、配信手段、ユーザ操作受入手段、効果制御手段、及び対価受入手段としても機能する論理的装置である。この論理的装置は、配信制御部31のハードウェア資源と、ソフトウェア資源としての配信プログラムPG2との組合せによって実現される。配信手段は、配信サービスを提供するために、配信映像と付随情報とを再生端末20へ配信する。一例として、配信手段は、ユーザがアクセスするWebページに、配信映像と付随情報とを表示する態様で配信を実行する。
ユーザ操作受入手段は、再生端末20から入力されたユーザによるユーザ操作として、例えば、投稿コメントの入力操作を受け入れる。また、効果制御手段は、ユーザ操作に応じた効果を発揮させる。一例として、効果制御手段は、ユーザが再生端末20から入力した操作に応じた画像を配信データDDの一部として配信記憶部32に記憶させる。そして、効果制御手段は、予め定められたタイミングで、再生端末20へ画像を配信する。一例として、当該画像は、拍手をしている手の画像等である。代替的に、効果制御部113は、操作効果として、複数のユーザからのユーザ操作の入力数に応じて変化することにより応援の度合いを示す画像又はアニメーションを配信してもよい。
対価受入手段は、ユーザ操作に対する対価の支払いを受け入れる。一例として、対価受入手段は、ユーザが再生端末20の表示部24に表示されている操作ボタンをタッチ操作すると、対価の支払いが発生すると判断する。そして、対価受入手段は、ユーザ操作に対する対価の支払画面(不図示)を表示部24に表示させるように、表示要求を再生端末20へ送信する。ユーザは、当該支払画面を介して対価の支払いを決定する。そして、再生端末20は、対価の支払対象となるユーザ操作を識別する固有の課金対象情報を含む決済情報を不図示の決済サーバに送信する。決済サーバは、課金対象情報に対応する課金対象対価を消費させる決済処理を行い、決済処理の結果を再生端末20及び配信サーバ30に送信する。なお、対価受入手段を設けることに代えて、配信制御部31は、決済サーバが提供するWebページのリンクアイコンを表示部24に表示させてもよい。ユーザがリンクアイコンをタッチ操作すると、決済サーバが提供するWebページが表示され、当該Webページを介して決済処理が行われる。
決済が完了すると、再生端末20は、決済処理の結果を表示部24に表示させる。また決済が完了して対価が支払われた場合、対価受入手段は、対価の支払いが完了したと判断して、支払いの完了を効果制御手段に通知する。そして、効果制御手段は、ユーザ操作に対応する操作効果を発揮させる。例えば、プレイヤ又は配信者に対する報酬を支払うユーザ操作である場合、効果制御手段は、決済サーバ等を介して報酬を支払うと共に、支払われた報酬の量の表示を再生端末20に要求する。なお、ユーザは、金銭の他、クレジットカードやデビッドカードなどのカード媒体に関する情報、或いは代用貨幣、仮想通貨、暗号資産、電子マネー、及びポイント等の消費媒体を用いて対価を支払うことができる。また、消費媒体は予め購入しておくこともでき、ユーザ操作の入力後又は入力前に購入することもできる。なお、ユーザ操作には、対価を必要とする操作と、対価を必要としない操作とが含まれていてもよく、両操作の一方のみが含まれていてもよい。
なお、コメント等の付随情報が配信映像に合成される場合、配信制御部31は、さらに画面生成手段としても機能する。画面生成手段は、配信手段からコメント等の付随情報を取得して、ゲーム映像と同時に表示される配信画面を生成する。配信画面は、画像又は映像として生成される。例えば、画面生成手段は、MPEG形式等の各種のフォーマットで配信画面を生成する。
一例として、配信画面は、ゲーム映像の映像表示領域と、付随情報の情報表示領域とを含んでいる。そして、画面生成手段は、ゲーム映像に生成した情報表示領域を重ね合わせて配置する。そのために、画面生成手段は、映像表示領域を含む下レイヤーに、情報表示領域を含む上レイヤーを重ね合わせる。上レイヤーは、ゲーム映像の表示を邪魔しないように透明な画像として構成される。そして、上レイヤーには、コメント等の文字列、及び画像等が表示される。例えば、ユーザによってコメントが入力されると、上レイヤーにコメントが表示される。または、ユーザが報酬支払を行うユーザ操作をした場合、上レイヤーに報酬額又は報酬額に応じた画像が表示されてもよい。代替的に、画面生成手段は、映像表示領域と重ならないように情報表示領域を配置してもよい。
[経過時間の計時フロー]
図5及び図6を参照して経過時間の計時フローについて説明する。まず、所定の開始条件が満たされると、再生プログラムPG1が起動する(S501)。例えば、再生プログラムPG1は、再生端末20においてユーザが起動操作を行うと起動する。そして、表示制御部121が操作画面を表示部24に表示させ、第1計時部122が計第1経過時間の計時を開始する(S502)。そして、受付部127は、ユーザが配信映像を選択する選択操作を受け付ける(S503)。すると、受信部126が配信サーバ30から配信映像を受信して、表示制御部121が配信映像を表示部24に表示させる(S504)。
その後、第1経過時間が第1所定時間を経過したと判断部124が判断すると(S505でYES)、要求部125が広告情報の送信を要求する送信要求を配信サーバ30へ送信する(S506)。一方、第1所定時間を経過したと判断部124が判断するまでは(S505でNO)、表示制御部121が配信映像を表示部24に表示させる。送信要求を要求部125から取得した配信サーバ30の取得部131は、送信要求を広告送信部132へ受け渡す。送信要求を受けた広告送信部132は、広告情報を再生端末20へと送信する。そして、受信部126は、配信サーバ30から広告情報を取得する。
続いて、表示制御部121は、広告情報を表示部24に表示させる(S507)。そして、広告情報の表示が終了すると(S508でYES)、第1計時部122は、第1経過時間をリセットして、第1経過時間の計時を新たに開始する(S509)。また、広告情報の表示が終了すると、表示制御部121は、配信映像の表示を再開する。例えば、広告情報の表示は、広告情報としての広告映像の全てが再生された場合、所定時間に渡って広告情報が表示された場合、又はユーザ操作によって広告情報の表示がスキップ若しくは終了された場合に終了する。一方、広告情報の表示が終了するまで(S508でNO)、表示制御部121は、広告情報の表示を継続する。その後、受付部127が再生プログラムPG1を終了するユーザ操作を受け付けると、再生制御部21は、再生プログラムPG1を終了して(S510でYES)、経過時間の計時が終了する。一方、配信映像の再生が継続する場合(S510でNO)、第1計時部122は第1経過時間の計時を継続する。
図6に示すように、第1経過時間の計時と並行して、第2計時部123は第2経過時間を計時する。まず、所定の開始条件が満たされると、再生プログラムPG1が起動する(S601)。そして、表示制御部121が操作画面を表示部24に表示させ、第1計時部122が第1経過時間の計時を開始する(S602)。そして、受付部127は、ユーザが配信映像を選択する選択操作を先行操作として受け付ける(S603)。すると、受信部126が配信サーバ30から配信映像を受信して、表示制御部121が配信映像を表示部24に表示させる。また、配信映像の視聴を開始すると(S604でYES)、第2計時部123は、第2経過時間の計時を停止する(S605)。
また、第2計時部123は、配信映像の表示を終了したと判断部124が判断しない場合(S606でNO)、第2経過時間の計時の停止を継続する。一方、第2計時部123は、配信映像の表示を終了したと判断部124が判断すると(S606でYES)、第2経過時間をリセットする。その後、第2計時部123は、受付部127がユーザ操作を受け付け(S603)、当該操作が映像を視聴する操作でなければ(S604でNO)、第2経過時間の計時を開始する(S607)。
その後、第2経過時間が第2所定時間を経過したと判断部124が判断すると(S608でYES)、第1計時部122は、第1経過時間をリセットする(S609)。一方、第2所定時間を経過したと判断部124が判断しない場合(S608でNO)、先行操作に後続する後続操作がなけば(S610でNO)、第2計時部123は第2経過時間の計時を継続する。受付部127が後続操作を受け付けると(S610でYES)、第2計時部123は、第2経過時間をリセットしてゼロに戻して(S611)、新たに第2経過時間の計時を開始する。その後、受付部127が再生プログラムPG1を終了するユーザ操作を受け付けると、再生制御部21は、再生プログラムPG1を終了して(S612でYES)、経過時間の計時が終了する。一方、再生プログラムPG1の実行が継続する場合(S612でNO)、第2計時部123は第2経過時間の計時を継続する。
以上、説明した第1実施形態によれば、経過時間の計時に際して、ユーザが再生端末20を操作している時間を考慮することができる。すなわち、配信映像を視聴している時間に加えて、ユーザが再生端末20を操作している時間を考慮して、広告情報の表示タイミングを設定できる。そのため、広告情報の表示によってユーザの休憩を促すタイミングの判断において、ユーザが再生端末20を操作している時間を考慮できる。これにより、再生端末20の操作によるユーザの疲労を加味して効果的に休憩を促すことができる。
また、再生端末20を操作していない時間が第2所定時間に達した場合には、この時間を休憩と推測して第1経過時間の計時がリセットされる。その後、受付部127がユーザ操作を受け付けた場合は、第1計時部122が計時を開始する。これにより、再生端末20を操作しないことによる休憩を加味して必要なタイミングで広告情報を表示できる。
なお、第1実施形態においては、再生端末20を操作していない時間が第2所定時間に達した場合には、この時間を休憩と推測して第1経過時間の計時がリセットされる。しかし、この時間を考慮せず、再生プログラムPG1が起動されてからの第1経過時間が、第1所定時間に達した場合には、操作の有無に関わらず広告情報を表示させてもよい。この場合には、第2計時部123を省略することができる。
また、再生端末20に判断部124及び要求部125を設けることに代えて、サーバ装置としての配信サーバ30が、取得部131及び広告送信部132に加えて、判断部124及び要求部125を備えていてもよい。この場合、取得部131は、ユーザによる操作を受け付ける操作画面の表示開始からの第1経過時間を取得してもよい。一例として、取得部131は、再生端末20の第1計時部122から第1経過時間を取得する。または、取得部131は、配信サーバ30に設けられた第1計時部122から第1経過時間を取得する。例えば、配信サーバ30の第1計時部122は、再生端末20から再生プログラムPG1の起動の通知を受けて、当該通知からの経過時間を第1経過時間として計時する。代替的に、配信サーバ30の第1計時部122は、再生端末20が配信映像を提供するWebページにアクセスした時からの経過時間を第1経過時間として計時してもよい。これにより、判断部124及び要求部125を、配信サーバ30に設けることができる。例えば、配信サーバ30の判断部124は、取得部131が取得した第1経過時間が第1所定時間を経過しているか否かを判断する。そして、配信サーバ30の要求部125は、第1経過時間が第1所定時間を経過したと判断部124が判断した場合に、広告情報の再生端末20への送信を広告送信部132へ要求する。
[第2実施形態]
続いて、図7及び図8を参照して第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態の説明においては、第1実施形態との相違点について主に説明し、既に説明した構成要素については同じ参照番号を付し、その説明を省略することがある。特に説明した場合を除き、同じ参照符号を付した構成要素は略同一の動作及び機能を奏し、その作用効果も略同一である。
第2実施形態において、第1計時部122は、第1経過時間が第1所定時間を経過した後もリセットをせずに計時を継続する。さらに、判断部124は、第1経過時間が第1所定時間を経過した後に、第3所定時間を経過したか否かを判断する。例えば、判断部124は、第1所定時間を経過したタイミングで、当該タイミングを特定する情報を再生記憶部22に記憶させる。一例として、タイミングを特定する情報は、第1計時部122が計時を開始してからの経過時間、又は再生端末20の内蔵時計に基づく時刻である。そして、判断部124は、タイミングを特定する情報と、第1計時部122が計時した第1経過時間とに基づいて、第3所定時間を経過したか否かを判断する。さらに、要求部125は、判断部124が第3所定時間を経過したと判断した場合に、広告情報の送信をさらに要求する。
第3所定時間は、第1所定時間よりも長くともよく、また短くともよい。すなわち、第1所定時間の経過に伴う先の広告表示によって休憩を促した後の、次の広告表示までの時間に対応する第3所定時間は、第1所定時間と異なっていても良い。一例として、第3所定時間は、第1所定時間に広告情報を表示する長さを加えた時間である。代替的に、第3所定時間は、第1所定時間と同じ長さであってもよい。
図7を参照して第2実施形態における第1経過時間の計時について説明する。図7に示すように、受付部127がユーザによる再生プログラムPG1の起動操作を受け付けると、表示制御部121は、画面表示の処理を行って操作画面を表示部24に表示させる。また、第1計時部122は、計時開始の処理を行って第1経過時間の計時を開始する。そして、受付部127は、ユーザが配信映像を選択するユーザ操作を受け付ける。すると、受信部126は、配信サーバ30から配信映像を受信する。さらに、表示制御部121は、配信映像を表示部24に表示させる。
その後、第1経過時間が第1所定時間を経過すると、要求部125が広告情報の送信を配信サーバ30へ要求する。そして、配信サーバ30から受信部126が広告情報を取得すると、表示制御部121は、広告表示の処理を行って、広告情報を表示部24に表示させる。そして、広告情報の表示が終了すると、表示制御部121は、配信映像の表示を再開する。代替的に、表示制御部121は、ユーザ操作に応じて配信映像の表示を再開してもよい。第2実施形態において第1計時部122は、広告情報の表示が終了しても、第1経過時間の計時を継続する。
要求部125は、第1経過時間が第1所定時間を経過した後に、第3所定時間を経過したと判断部124が判断した場合に、広告情報の送信を配信サーバ30へ要求する。そして、配信サーバ30から受信部126が広告情報を取得すると、表示制御部121は、広告表示の処理を行って、広告情報を表示部24に表示させる。そして、広告情報の表示が終了すると、表示制御部121は、配信映像の表示を再開する。
なお、第1計時部122は、広告情報の表示が終了しても、第1経過時間の計時を継続する。そして、要求部125は、第1経過時間が第3所定時間を経過した後に、第3所定時間をさらに経過したと判断部124が判断した場合に、広告情報の送信を配信サーバ30へ要求する。さらに、第2実施形態においても、第2計時部123が第2経過時間を計時してもよい。この場合、第1計時部122は、第2経過時間が第2所定時間を経過したと判断部124が判断しても第1経過時間の計時を継続する。そして、判断部124は、第2経過時間が第2所定時間を経過した後に、第3所定時間を経過したか否かを判断する。さらに、要求部125は、第3所定時間を経過したと判断部124が判断した場合に、広告情報の送信を配信サーバ30へ要求する。
[経過時間の計時フロー]
図8を参照して経過時間の計時フローについて説明する。まず、所定の開始条件が満たされると、再生プログラムPG1が起動する(S801)。そして、表示制御部121が操作画面を表示部24に表示させ、第1計時部122が計第1経過時間の計時を開始する(S802)。そして、受付部127は、ユーザが配信映像を選択する選択操作を受け付ける(S803)。すると、受信部126が配信サーバ30から配信映像を受信して、表示制御部121が配信映像を表示部24に表示させる(S804)。
その後、第1経過時間が第1所定時間を経過したと判断部124が判断すると(S805でYES)、要求部125が広告情報の送信を要求する送信要求を配信サーバ30へ送信する(S806)。一方、第1所定時間を経過したと判断部124が判断するまでは(S805でNO)、表示制御部121が配信映像を表示部24に表示させる。送信要求を要求部125から取得した取得部131は、送信要求を広告送信部132へ受け渡す。送信要求を受けた広告送信部132は、広告情報を再生端末20へと送信する。そして、受信部126は、配信サーバ30から広告情報を取得する。
続いて、表示制御部121は、広告情報を表示部24に表示させる(S807)。そして、広告情報の表示が終了した後も(S808でYES)、第1計時部122は、第1経過時間の計時を継続する。一方、広告情報の表示が終了するまで(S808でNO)、表示制御部121は、広告情報の表示を継続する。また、広告情報の表示が終了すると、表示制御部121は、配信映像の表示を再開する(S809)。その後、第1所定時間の経過後に第3所定時間を経過したと判断部124が判断すると(S810でYES)、要求部125が広告情報の送信を要求する送信要求を配信サーバ30へ送信する(S811)。そして、表示制御部121は、広告情報を表示部24に表示させる。一方、第3所定時間を経過したと判断部124が判断するまでは(S810でNO)、表示制御部121が配信映像を表示部24に表示させる。
その後、受付部127が再生プログラムPG1を終了するユーザ操作を受け付けると、再生制御部21は、再生プログラムPG1を終了して(S812でYES)、経過時間の計時が終了する。一方、配信映像の再生が継続する場合(S812でNO)、第1計時部122は第1経過時間の計時を継続する。
以上、説明した第2実施形態によっても、経過時間の計時に際して、ユーザが再生端末20を操作している時間を考慮することができる。すなわち、配信映像を視聴している時間に加えて、ユーザが再生端末20を操作している時間を考慮して、広告情報の表示タイミングを設定できる。そのため、広告情報の表示によってユーザの休憩を促すタイミングの判断において、ユーザが再生端末20を操作している時間を考慮できる。これにより、再生端末20の操作によるユーザの疲労を加味して効果的に休憩を促すことができる。
以上、各実施形態を参照して本発明について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明に反しない範囲で変更された発明、及び本発明と均等な発明も本発明に含まれる。また、各実施形態及び各変形形態は、本発明に反しない範囲で適宜組み合わせることができる。
所定時間経過したときの広告情報の表示の態様には、複数のパターンが存在していてもよい。例えば、要求部125は、ユーザによるユーザ操作に応じて広告情報の送信要求を送信してもよい。例えば、要求部125は、ユーザが表示部24に表示された広告表示用の領域をタッチ操作したときに、送信要求を送信してもよい。さらに、表示制御部121がバナー広告等を表示部24に表示させる場合、表示制御部121は、予めダウンロードしていたバナー画像を表示部24に表示させてもよい。また、バナー広告等を表示部24に表示させる場合、要求部125は、先行する送信要求によってバナー広告の情報を要求してもよい。その後、要求部125は、ユーザによるバナー広告のタッチ操作に応じて、広告映像等の追加の広告情報の送信要求を送信する。代替的に、表示制御部121は、ユーザによるバナー広告のタッチ操作に応じて、予めダウンロードされていた追加の広告情報を表示部24に表示させてもよい。
また、表示される広告情報の選択態様は複数存在していてもよい。例えば、表示される広告情報がランダムで選択される場合、再生プログラムPG1の起動時にログインを要求して、取得部131が取得したログイン情報に関連付けられているユーザの個人情報に基づいて、配信サーバ30が送信する広告情報を選択してもよい。さらに、取得部131が再生端末20の位置情報を取得して、当該位置情報に基づいて、配信サーバ30が送信する広告情報を選択してもよい。また、取得部131が再生端末20の使用されている地域の時刻又は気象条件等の地域情報を取得して、当該地域情報に基づいて、配信サーバ30が送信する広告情報を選択してもよい。
また、第1所定時間、第2所定時間、及び第3所定時間の少なくとも一つをユーザが設定できるように再生プログラムPG1を構成してもよい。また、第1所定時間、第2所定時間、及び第3所定時間の少なくとも一つの判断機能を、ユーザが有効化若しくは無効化できるように、再生プログラムPG1を構成してもよい。
また、第1計時部122は、配信サーバ30に設けられていてもよい。この場合、配信サーバ30の第1計時部122は、配信サーバ30が提供するWebページに再生端末20がアクセスを開始した時点に、操作画面の表示が開始されたものとして、第1経過時間の計時を開始する。の場合、配信サーバ30は、IPアドレスと関連付けて計時された経過時間を管理する。代替的に、配信サーバ30は、各再生端末20に固有の端末識別情報を取得して、当該端末識別情報と関連付けて計時された経過時間を管理してもよい。
以下、上述した各実施形態及び各変形例から導き出される各種の態様を記載する。なお、各態様の理解を容易にするため、添付図面に図示された参照符号を付記する。ただし、参照符号は、本発明を図示の形態に限定する意図で付記するものではない。
配信システム100は、配信映像をユーザの表示装置24に表示するための配信システムであって、前記ユーザによる操作を受け付ける操作画面と、前記配信映像とを前記表示装置に表示させる表示制御手段121と、前記操作画面の表示開始からの第1経過時間を計時する第1計時手段122と、前記第1経過時間が第1所定時間を経過したか否かを判断する判断手段124と、前記第1経過時間が前記第1所定時間を経過したと前記判断手段が判断した場合に、広告情報の送信を要求する要求手段125と、前記配信映像と、前記広告情報とを受信する受信手段126とを備え、前記表示制御手段は、前記受信手段が受信した前記広告情報を前記表示装置に表示させる。
サーバ装置30は、配信映像をユーザの表示装置24に配信するサーバ装置であって、前記ユーザによる操作を受け付ける操作画面の前記表示装置における表示開始からの第1経過時間を取得する取得手段131と、前記第1経過時間が第1所定時間を経過したか否かを判断する判断手段124と、前記第1経過時間が前記第1所定時間を経過したと前記判断手段が判断した場合に、広告情報の送信を要求する要求手段125と、前記要求手段による要求に従って、前記広告情報を前記表示装置へ送信する広告送信手段132とを備える。
これにより、配信映像を視聴している時間に加えて、ユーザが再生端末20を操作している時間を考慮して、広告情報の表示タイミングを設定できる。そのため、広告情報の表示によってユーザの休憩を促すタイミングの判断において、ユーザが表示装置を操作している時間を考慮できる。これにより、再生端末20の操作によるユーザの疲労を加味して効果的に休憩を促すことができる。
配信システム100は、前記操作画面において前記ユーザが入力した先行操作と、前記操作画面において前記先行操作後に前記ユーザが入力した後続操作とを受け付ける受付手段127と、前記先行操作から前記後続操作までの第2経過時間を計時するとともに、前記受付手段が前記後続操作を受け付けると、前記第2経過時間をリセットして、新たに前記第2経過時間の計時を開始する第2計時手段123とをさらに備え、前記判断手段124は、前記第2経過時間が第2所定時間を経過したか否かを判断し、前記第1計時手段122は、前記第2経過時間が前記第2所定時間を経過したと前記判断手段が判断すると、前記第1経過時間をリセットする。
操作と操作の間の時間、すなわちユーザが操作していない時間が第2所定時間に達した場合には、第2所定時間に渡ってユーザ操作が行われずユーザが休憩していると評価できる。そのため、第1経過時間をリセットして、不要な広告情報の表示を遅延させる。その結果、ユーザにとって休憩が必要なタイミングで、広告情報の表示による休憩を促すことができる。
前記第1計時手段122は、前記第1経過時間をリセットした後に、前記受付手段127が前記ユーザの操作を受け付けると、新たに前記第1経過時間の計時を開始する。これにより、再び第1所定時間が経過したときに、改めて広告情報を表示させて、ユーザに休憩を促すことができる。
前記判断手段124は、前記配信映像の表示を終了したか否かをさらに判断し、前記第2計時手段123は、前記配信映像の表示を終了していないと前記判断手段が判断している間は、前記第2経過時間の計時を停止し、前記配信映像の表示を終了したと前記判断手段が判断すると、前記第2経過時間をリセットするとともに、前記受付手段127が前記ユーザの操作を受け付けると、新たに前記第2経過時間の計時を開始する。これにより、配信映像の視聴中は、ユーザが休憩していないものとして扱うことができる。そのため、視聴中は第1経過時間がリセットされず、ユーザにとって休憩が必要なタイミングで、広告情報の表示による休憩を促すことができる。
前記第1計時手段122は、前記第1経過時間が前記第1所定時間を経過したと前記判断手段124が判断すると、前記第1経過時間をリセットするとともに、前記ユーザの操作を受け付けると、新たに前記第1経過時間の計時を開始する。ユーザの操作を受け付けるまでの時間、すなわちユーザが操作していない時間はユーザが休憩していると評価できる。そのため、第1経過時間の計時開始を遅らせて、不要な広告情報の表示を遅延させる。その結果、ユーザにとって休憩が必要なタイミングで、広告情報の表示による休憩を促すことができる。
前記判断手段124は、前記第1経過時間が前記第1所定時間を経過した後に、さらに第3所定時間を経過したか否かを判断し、前記要求手段125は、前記判断手段が前記第3所定時間を経過したと判断した場合に、前記広告情報の送信をさらに要求する。この態様であっても、配信映像を視聴している時間に加えて、ユーザが再生端末20を操作している時間を考慮して、広告情報の表示タイミングを設定できる。そのため、広告情報の表示によってユーザの休憩を促すタイミングの判断において、ユーザが再生端末20を操作している時間を考慮できる。これにより、再生端末20の操作によるユーザの疲労を加味して効果的に休憩を促すことができる。
配信システム100は、配信映像をユーザの表示装置24に表示するための配信システムであって、前記ユーザによる操作を受け付ける操作画面と、前記配信映像とを前記表示装置に表示させる表示制御手段121と、前記操作画面の表示開始からの第1経過時間を計時する第1計時手段122と、前記第1経過時間が第1所定時間を経過したか否かを判断する判断手段124と、広告情報の送信を要求する要求手段125と、前記配信映像と、前記広告情報とを受信する受信手段126とを備え、前記表示制御手段は、前記受信手段が受信した前記広告情報を前記表示装置に表示させるとともに、前記第1経過時間が前記第1所定時間を経過したと前記判断手段が判断した場合に、通知表示を前記表示装置に表示させ、前記要求手段は、前記通知表示が表示された後に前記ユーザによる操作を受け付けると、前記広告情報の送信を要求する。これにより、通知情報によって、ユーザに休憩を促すことや、広告情報の表示をユーザに選択させることができる。
配信システム100は、前記要求手段125による要求に従って、前記広告情報を前記受信手段126へ送信する広告送信手段132をさらに備える。これにより、再生端末20へ広告情報を送信できる。