JP2017091423A - 頭部装着型表示装置に関するプログラムと装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】3D表示によるHMDを用いたVR装置において、眼精疲労などによって利用者の健康を害しないように配慮するVRコンテンツ提示方法を提供する。
【解決手段】人の視覚の疲労を考慮しながら利用者の利用時間を管理しでVRのユーザーエクスペリエンスを向上させ、疲労の少ない形を維持しつつ没入感を向上させる。さらに、VR利用中の没入感を向上させるためにVRプレイ中にVR内容に関係のない外部からの通知を遮断し、前述の休憩タイミングに合わせてプッシュ通知(疑似プッシュ含む)型やプル型のサーバー通信方式を用いてまとめてVRユーザーに提示することでVRプレイ中の没入感を損なわないように設計することでユーザーエクスペリエンスを向上させる。さらには、複数の利用者の休憩タイミングを他のVRユーザーと同期させることでさらなるユーザーエクスペリエンスの向上を図る。
【選択図】図6
【解決手段】人の視覚の疲労を考慮しながら利用者の利用時間を管理しでVRのユーザーエクスペリエンスを向上させ、疲労の少ない形を維持しつつ没入感を向上させる。さらに、VR利用中の没入感を向上させるためにVRプレイ中にVR内容に関係のない外部からの通知を遮断し、前述の休憩タイミングに合わせてプッシュ通知(疑似プッシュ含む)型やプル型のサーバー通信方式を用いてまとめてVRユーザーに提示することでVRプレイ中の没入感を損なわないように設計することでユーザーエクスペリエンスを向上させる。さらには、複数の利用者の休憩タイミングを他のVRユーザーと同期させることでさらなるユーザーエクスペリエンスの向上を図る。
【選択図】図6
Description
VR装置におけるユーザーエクスペリエンスの向上が必要な分野に関する。
近年、仮想現実(VR:Virtual Reality:バーチャルリアリティ)や拡張現実(AR:Augmented Reality:オーギュメンテッドリアリティ)、複合現実(MR:Mixed Reality)といった技術が実用性を帯び始め諸々の市場を構築しつつある。これらのなかで特にVR装置は単体で用いたり通信機能を備えることにより情報端末装置としても用いられたりしており、PC(Personal Commputer:パーソナル・コンピュータ)や据置型ゲーム機などを用いてHMD(Head Mount Display)を接続し楽しむものとスマートフォンと頭部固定装置とをくみあわせてHMDとして楽しむものとに類別されている。そして、これらのVR装置を楽しむ場合、非常に表示内容への没入感が高いため時にはプレーヤ(ユーザ)がVRプログラム(VRアプリケーションやVRコンテンツともいう)を長時間遊び続けて体調を崩しかねない場合も少なくなく健康上の懸念が考えられ、ユーザーエクスペリエンスを損なうところがあった。
VRゲームはいまだに危険なのか!? 1996年のメディア報道が再び注目を集めるhttp://news.nicovideo.jp/watch/nw1670993
H27.11.01 インターネット検索
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上述のように、このような課題は20年ほど前から懸念があり、所定の時間間隔でVR体験を休止しながら楽しむことが推奨されているが、それらのVR体験中に自動的に休息をとれるようにすることは本発明の出願時において明瞭な技術文献は特許庁の公開文献からは見つけることができなかった。また、一般的に通常のゲームなどの場合、ゲームコンテンツ提供をするシステム側により固定された時間間隔で休息が促され、利用者の任意のタイミングでの休息を行う方法は用意されていなかった。これはテレビ放送などの広告のタイミングが放送局にゆだねられていることと類似しているともいえる。
このように、VRプログラムを楽しむためにプレーヤにとって自由度の高い休息間隔を設定することは従来のVRプログラムでは考慮されていなかった。
また、VRプログラムの体験中にVR装置への通知が入ると画面が乱れることとなり、VRプログラム体験中にユーザーが没入感を損なうことがあり、同様にVR空間における広告も従来のバナー表示が3D空間に関係なく画面内に行われると同様に没入感を損なうことがあった。
また、VRプログラムの体験中にVR装置への通知が入ると画面が乱れることとなり、VRプログラム体験中にユーザーが没入感を損なうことがあり、同様にVR空間における広告も従来のバナー表示が3D空間に関係なく画面内に行われると同様に没入感を損なうことがあった。
このため従来のVRプログラムでは没入感を損なわない通知(アラート)もしくは広告の表示やVRにおける健康に対する配慮を欠くところが多く十分なユーザーエクスペリエンスを得られるVRプログラムではなかった。
本発明における第一の課題は、従来のVR装置を用いたプログラムでは所定の時間間隔で休息するための設定画面がないためにVRプログラムの利用者が任意の時間間隔で休息できないという課題がある。
本発明における第二の課題は、従来のVR装置を用いたプログラムでは休息するタイミングに関係なくVR装置への通知が表示されるためにVR特有の没入感を損なうという課題がある。
本発明における第三の課題は、従来のVR装置を用いたプログラムでは休息するタイミングに関係なくVR装置への広告が表示されるためにVR特有の没入感を損なうという課題がある。
本発明における第四の課題は、所定の時間間隔で休息しようとした場合において他のVRプログラムのプレーヤと共にVRプログラムを楽しみたい場合、任意の時間間隔での休息タイミングを設定すると他のVRユーザーと休憩タイミングが合わないという課題がある。
そして、これら一から四の課題は総じてVRにおけるユーザーエクスペリエンスを低下させるものであった。
本発明における第一の発明によれば、VR装置を用いてVRプログラムを実施する際に休息時間を所定の時間間隔でとれるようにする設定画面を持つことで第一の課題の解決手段を講じる。
より具体的には、VRプログラムの時間管理処理ルーチンにおいて、例えば連続VR視聴時間という変数を設けたり、前回休憩時刻という変数を設けたりすることによりプレーヤのVR表示に対する拘束時間を測り、VRプログラムの設定項目で設定された時間間隔の経過を監視し、所定の時間が経過したら利用者に休息を促す画面に表示内容が切り替わるようにすることで第一の課題の解決を図る。この場合、時刻を用いるのであれば世界標準時に換算して休息を促す表示にしてもよい。
本発明における第二の発明によれば、VR装置を用いてVRプログラム実施中にVRプログラムの状態が休息時間処理に切り替わったタイミングでVR装置への通知(プッシュ通知、疑似プッシュ通知などを含む)を所定の時間間隔で受取れるようにする設定画面を持つことで第二の課題の解決手段を講じる。
より具体的には、VRの没入感を阻害させないために前記第一の発明で実施される所定のタイミングで休息タイミングに切り替わったときにVR装置へ届いた通知類を画面に表示したり、通知類があることを画面に表示したりすることで第二の課題の解決を図る。
より具体的には、VRの没入感を阻害させないために前記第一の発明で実施される所定のタイミングで休息タイミングに切り替わったときにVR装置へ広告を画面に表示したり、広告類があることを画面に表示したりすることで第三の課題の解決を図る。
本発明における第三の発明によれば、VR装置を用いてVRプログラム実施中にVRプログラムの状態が休息時間処理に切り替わったタイミングでVR装置への広告表示を所定の時間間隔で行うようにする設定画面を持つことで第三の課題の解決手段を講じる。
本発明における第四の発明によれば、VR装置を用いてVRプログラム実施中にVRプログラムの状態が休息時間処理に切り替るタイミングと共にVRプログラムを楽しむプレーヤのVR装置の設定を参照して休息時間表示に切り替わるタイミングをそろえることで第四課題の解決手段を講じる。
より具体的には、VR装置を他のプレーヤと楽しむ場合に休息時間間隔をそれぞれのプレーヤの平均に合わせたり、最短時間のプレーヤに合わせたり、プレーヤ間で協議して休息時間タイミングを決めたり、利用者がエントリーするVRプログラムのタイトルのわきに休息時間間隔を表示し、プレーヤが自分の許容できる休息間隔で実施されるVRプログラムを選択できるようにしたりすることで第四の課題の解決を図る。
そして、これら一から四の課題の解決手段によりVRにおけるユーザーエクスペリエンスを向上させることが本発明の主題である。
このように、本発明はVRプログラムを楽しむための自由度の高い休息間隔の設定と、休息間隔に応じて提供される通知(アラート)や広告と、他のプレーヤとの休息時間の同期によって、本発明を用いたVRプログラムのプレーヤは自由度の高い休息と通知や広告に邪魔されないことでVRにおける没入感を損なわないVR体験とを得ることができ、VRプログラムにおける健康に配慮したり没入感を損なわなかったりすることによるユーザーエクスペリエンスの向上が図られることになる。
本発明を実施するための装置とプログラムに関する構成要件を説明する。
まず、本発明に関するVR装置の構成例はVR用HMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)とPCや据置ゲーム機類による情報処理装置(情報処理部と捉えてもよい)(図1)もしくはスマートフォン、タブレットなどに類する情報処理部内蔵型表示装置(図2)と頭部固定装置(202,104)などによって構成される。VR用HMDとPCや据置ゲーム機類における情報処理装置とによるVR装置(図1)においてはHMDと情報処理装置間の接続は有線であっても無線であってもよい。
そして、これらは図12のように通信回線経由で情報処理装置の一形態としての配信装置(サーバなどの情報配信装置含を含む)とVR装置を端末とするインターネットなどの任意の通信環境を用いたネットワーク構成がなされていてもよいし、VR装置単体で利用できるように構成されていてもよく、配信装置やVR装置は有線無線を問わない通信部(304,404)を含んでいることが考慮されてもよく、サービスの様々な形態によってその構成が異なってもよいし、配信装置とVR装置としての送受信装置の構成に使われる手段は一般的なWebサーバーから専用のプロトコルを使う任意の通信サーバー類であってもよい。
この際、VR用HMDや情報処理装置内蔵型表示装置(例えばスマートフォンや携帯型ゲーム機など)には各種センサー類(ジャイロ、加速度、電子コンパスなど)が搭載されている。この際、前述のようにVR用HMDや頭部固定装置とPCや情報処理装置内蔵型表示装置とが分離するような構成ではなく、一体のものとして構成されていてもよい。
また、PCや据置型ゲーム機、情報処理装置内蔵型表示装置にはCPU(センター・プロセッシング・ユニット)、GPU(グラフィック・プロセッシング・ユニット)302,402、記憶部(ROM:リード・オンリー・メモリ、RAM:ランダム・アクセス・メモリ、フラッシュメモリ、HDD:ハード・ディスク・ドライブ、SSD:シリコン・ストレージ・デバイスなど)303,403などの情報処理に必要な部品を内包することで構成され。通信部(304,404)としては(以下商標名含む)Wi−FiやBluetooth(登録商標)、NFC、イーサネット(登録商標)、3G,4Gなどの任意の無線電話回線といった任意の通信手段を備えていてもよい。さらに情報処理装置内蔵型表示装置には表示部やセンサー部(ジャイロ、加速度、電子コンパスなど)404が含まれていてもよい。また、PCを利用したVR装置においてはセンサー部(ジャイロ、加速度、電子コンパスなど)がHMD装置202,101に内蔵されていてもよい。
また、これらの構成に利用されるVR装置としての情報処理装置を用いた端末装置1201、1203は通信部を備え通信環境に接続されていてもよく、そのような場合は情報処理装置を用いた通信基地局の配信用情報処理装置1201と連動することで通信回線1202を経由して諸々の処理が行われるように構成されていてもよい。
つぎに、本発明を実施するプログラムの構成要件は前記装置構成の記憶部にプログラムが記憶され、所定のタイミングでCPU301,401やGPU302,402などにより記憶部から読みだされる情報に基づいて任意の数の二次元画面に3D画像が描画され、一つであれば単眼用二つであれば二眼用のVR画像が表示部に表示される。
この際、任意のフレーム間隔でVR画像の描画毎に休憩時間に遷移するかを評価する処理が実施され、所定のタイミングで休憩時間へ遷移するタイミングであれば、利用者にその旨表示して休憩時間に表示内容を遷移させる。また、それぞれの装置に搭載されている時間管理プログラムや時間管理装置や時間管理プログラム(ウォッチドッグタイマーやタイマー割り込みなどと呼ばれる)、時間管理プロセスなどを用いて、それらの処理や信号に従って休憩表示に遷移するように構成してもよい。
そして、これらの休憩時間への遷移が行われるとVR装置はVR表示状態中に受信した広告情報や通知アラート情報を参照したり、広告情報や通知アラート情報が所定の情報配信基地局(所定のサーバーや通信基地局であって情報処理装置と同等に構成され、GPUを含まない場合も想定される)に問い合わせの通信をしたりすることで、利用者のVR装置側に対する任意の広告や通知アラートがないかを確認し、確認した結果に基づきVR装置やVR装置に接続された情報処理装置の他のディスプレイに広告や通知を表示させるようにする。なお、VR装置に接続された情報処理装置に他の表示装置がある場合、他の表示装置に広告や通知を表示するようにしてもよい。
さらには、休憩表示中は利用者のVR装置に関連付けられた撮像部(103や201に内蔵された撮像装置を含み単眼であっても複眼であってもよい)による映像を重畳したり切り替えたりしてもよく立体視に対応していてもよい。
さらには休息時の表示への切り替えを自動的な強制切り替えではなく、利用者の操作による形(物理的なスイッチ類の操作やVR空間上に表示される所定のアイコンなどを所定の時間注視する操作)としてもよくプレイ時間が前回の休息時間から所定の時間間隔でどの程度経過したかを表示するようにしてもよいし、注視する対象が利用経過時間を警告として表示されているアイコンやバナーのような形態をもつものであってもよい。
さらには通知や広告、アイコンなどを左右で異なる立体視可能な画像としてベベルやエンボス、パララックスマップなどのパラメータを左右で変えることにより視差のある立体表示に利用者が見えるように構成したVRユーザーインターフェースや左右で視差のある画像や動画像を用いたVRユーザーインターフェースでユーザーエクスペリエンスをさらに向上させてもよい。
これらの広告や通知の配信は大きく分けるとプッシュ型(疑似プッシュ含む)とプル型に類別され、プッシュ型であればVR装置が広告や通知を受信した際に、受信したことを情報処理装置内にリストとして記憶したりすることで、VRプログラム中断時や終了時にリストに従って配信側に問い合わせたり、プル型であればVR装置が広告や通知を行う配信装置(通信基地局やサーバなど)に対してVRコンテンツの表示を開始した旨通知し、VRコンテンツの表示が休息タイミングに移るとその旨配信装置側に通知して配信装置側で送信を保留していた広告や通知の受信をVR装置側が行うようにVR装置と配信装置との連携を図るための通信を行う構成とする。
そしてこの構成において用いられるプッシュ型や疑似プッシュ型、プル型の構成は、プッシュ型であれば配信装置側から端末に信号が送信され、疑似プッシュ型であれば端末装置から配信装置に任意の時間間隔で受信すべき情報がないか配信装置に確認しながら所定の情報をダウンロードするように設計され、プル型であれば利用者やプログラムによる所定の操作や処理によって任意の情報が配信装置から端末装置へダウンロードされるといった構成を含めての任意の情報処理手段であると考慮されると考えてよい。
大まかな本発明の処理の流れを図5に従い説明する。まず、VRコンテンツ(アプリケーション含む)が情報処理装置で起動される(501)。この際、必要であれば諸々の設定を行ってから表示装置側にVR画面が提示される。この諸々の設定においてどの程度の時間間隔で休憩時間を設定するのかを設定してもよいし、特定の時間間隔をプログラム側で固定するように設定したりしてもよい。
そして、PC型や据置型ゲーム機型であれば外付けのVR用HMDにVR映像が出力・表示され、スマートフォン型であればスマートフォンの画面にVR映像が表示される。この処理は毎秒任意のフレームレートで行われ、図5にあるように(502)の項目に該当するこれらのシーン生成はCPUやGPUと呼ばれる演算装置やコンピュータグラフィックを描画するためのGPUなどの連携によって行われるととらえてよい。そして、必要であれば1フレーム毎であったり任意の特定数フレーム毎であったりするタイミングで休息時間に到達したかを確認するステップ(503)を実施する。これらの休憩時間への到着基準となるフレーム数や時間間隔は利用者が任意に設定したりシステム側の指定の値から利用者が選択したり、システム側で常に特定の値を指定するよう7に設計されていたりしてもよい。これらの設定はVRプログラムの起動時に設定画面を開き手動操作による方法や音声認識や視線認識などの認識処理により設定する方法が考えられる。
ステップ(503)の実施によって休憩時間に到達したかを判断するステップ(504)が実施され、特段休憩時間に到達していない場合は終了を判断するステップ(508)によってVRコンテンツの再生を継続する場合はVRシーンを生成するステップ(502)へと戻り、終了する場合はVRコンテンツ終了のステップ(509)へと遷移する。
ステップ(505)で休憩時間に遷移すると判断された場合はステップ(505)に遷移し休憩用の画面表示に表示内容が切り替わるステップ(505)が実施され休憩時の画面表示を行うステップ(506)が実施され、例えば図6、図10のような表示が実施される。図10であれば明示的に通知内容と合わせて適当な位置に広告情報が提示されていることがわかる。これらの通知や広告の情報は単純なテクスチャーなどの2次元画像ばかりではなく、視差を持った立体オブジェクトであったり、テクスチャー画像でもシェーダ処理により視差を持たせたりしてもよく、パララックスオクルージョンマッピングやバンプマッピング、ノーマルマッピングなどを始めとし、ベルルやエンボスなどの処理における影の方向に関する示唆を持つことで立体的に見えるような通知情報や広告情報の提示であってもよい。そしてさらに続けて休憩時間が終了するかどうかの確認を行うステップ(507)が実施される。
そして、ステップ(507)で休憩時間が終了すると判断された場合、ステップ(502)に遷移しVRコンテンツの提供が再開される。また、ステップ(507)で休憩時間が継続すると評価された場合にはステップ(506)に戻り、休憩時間に表示する内容(例えば図6)を適切に行うようになる。
これらの処理は一般的なシーケンスを表す例として記載されるものであり、イペントドリブン型の場合は基本となるイベント確認ループで休憩時間開始のイベントがタイマー処理によって実施され、休憩画面への遷移を行うイベントが発行され、発行されたイベントに従って主たる画面表示の処理が休憩表示画面に切り替わるように設計することもでき、休憩タイミングになった場合に利用者への表示を休憩状態に強制的に移行するのではなく休憩タイミングである旨だけ表示するように構成してもよいし、休憩タイミングの表示が出たらセンサーの状態検出や所定のユーザーの操作によって休憩状態に移行するようにしてもよい。
また、休憩処理の終了検出はHMDやPCに接続されたキーボード、スイッチ類による操作・検出、もしくはHMDやPCに接続されたセンサー類による検出、センサー類で検出された各種情報を組み合わせることによる検出、HMDの筐体の顔に当たる部分や顔に固定するベルトなどにつけられた圧力センサーやスイッチによるHMDの頭部への装着状態の検出などを行う各種方法が考えられる。
休息中の通知(アラート)処理におけるプッシュ型(疑似プッシュ含む)処理について説明する。
図5のステップ502から504のループ処理が行われている間に受信したプッシュ通知必要であればステップ506(702)から507のループなど(さらに必要であれば他のステップの実施中を含む)において配信局から提供される通知やアラート(例えば、メールの受信や株式為替表示やオークション、ショートメッセージ等の各種アプリから行われる任意の通知)713,714,715といった通知の受信をVR表示中はVR画面に表示しないように処理を行い、通知ログを継続して情報処理装置の記憶部303,403に記憶させておく。
そして、VR表示中の通知はできるだけ没入感を損なわないように画面の端など目立たないところに表示することが好ましくアイコンなどを用いて表示してもよい。なお、VRゲームなどにおいては一緒に同じシーンをプレイしているユーザーからの通知は受け取れるなどの例外を設けてもよい。
なお、受信中に表示する場合は左右の視点の画像に通知を重畳し表示(図6)してもよいし、まるっきり表示しないのではなく、右上隅や左下隅などの目立たないところにアイコンを表示したり受信件数を表示したりするなどの方法も考えられる。
そして、休憩状態506(706)に遷移するとVR装置に各種通知が表示できる画面に切り替わりVR装置内に蓄積していた通知情報をVR装置に表示するステップ(707)を実施する。表示する画面(図6)はVR表示が行われている画面内であってもよいし、情報処理装置にHMDなどのVR表示装置部とはほかに接続された画面内であってもよい。
また、通知があった場合713,714,715に通知があったことをアイコンによってVR画面内の例えば右上などの没入感を損なわない位置に表示する構成であってもよい。
そして、必要であれば通知表示を行った旨を端末装置側から708のようなタイミングで情報を配信装置側に通知716し、配信装置は通知の完了を713にて受信してもよい。
そして、必要であれば通知表示を行った旨を端末装置側から708のようなタイミングで情報を配信装置側に通知716し、配信装置は通知の完了を713にて受信してもよい。
休息中の通知(アラート)処理におけるプル型処理について説明する。
図5のステップ501でVRコンテンツの再生を開始(802)した旨配信装置側に送信するステップ803による通信818を実施し、通知類の送信を行わないように配信装置に依頼することで配信装置はステップ813として配信の保留を実施する。そしてVRプログラムのコンテンツ再生ステップ804(502から始まる休憩に遷移しない処理の流れ)ステップ505で通知類の受信を許可する旨を端末装置の処理806が実施され、配信装置に依頼するステップ819を実施されると配信装置側の処理814が実施される。
図5のステップ501でVRコンテンツの再生を開始(802)した旨配信装置側に送信するステップ803による通信818を実施し、通知類の送信を行わないように配信装置に依頼することで配信装置はステップ813として配信の保留を実施する。そしてVRプログラムのコンテンツ再生ステップ804(502から始まる休憩に遷移しない処理の流れ)ステップ505で通知類の受信を許可する旨を端末装置の処理806が実施され、配信装置に依頼するステップ819を実施されると配信装置側の処理814が実施される。
この際、必要であればサーバーからのプッシュ通知が再開されたり、VRコンテンツ再生中に生じた通知類のリストを端末装置のステップ807と配信装置ステップ805によるVR装置の連携におけるステップ820のステップで受信したりすることができ、通知リストに従った情報をプル型の処理として配信装置から端末装置にダウンロードするなど任意の方法で通知を受け取るようにVR装置はステップ807を配信装置はステップ815を実施し通信としてはステップ820が実施されることによりVR装置としての情報処理装置に受信された通知情報を表示するように構成されてもよい。そして、表示する画面はVR表示が行われている画面内であってもよいし、情報処理装置にHMDなどのVR表示装置部とは別に接続された画面内であってもよい。
このとき、VR装置自体の処理の不具合により通知を受け取れない状態になってVR装置が通知許諾を配信装置に依頼しない場合、通知を受信できるはずなのにできないという不具合が生じるため、定期的に配信装置に通知を受信できない旨通知するような設計であってもよいし、通知があった場合に通知があったことをアイコンによってVR画面内に表示する構成であってもよく、通知そのものを表示しないようにしたり、通知の孫座は表示しても、通知内容は表示せず休憩タイミングでまとめて通知を表示するようにしたりしてもよい。
休息中における複数利用者の同期処理について説明する。
まず、同期したい相手を配信装置などのサーバー連動通信やP2Pなどを用いて任意のGUIやVR装置の筐体に配置されたスイッチなどの操作によって行う。より別の方法を考えると同じタイミングでHMDをつけてジャンプするなどの複数のプレーヤによる同一の動作(ジェスチャ含む)を検出することでVRプレーヤ(VRユーザー)同士の間で休憩時間間隔を同期するようにしてもよい。
これらはVRコンテンツ初期化開始(902)時に同期させるように構成してもよいし、VRコンテンツプレイ中に同期させるようにしてもよい。そして、VRコンテンツはこれらの同期時に設定されたタイミングで適宜休憩を行うようにする。
より具体的にはVRコンテンツの再生開始(902)タイミングで休憩タイミングの設定を依頼する処理を配信局に行うステップ903と休憩タイミングを複数のVR装置としての端末側から収集するステップ908とによる通信処理911が実施される。そして後述されるような任意の基準による評価を行うステップ908が実施されたのち配信装置側から休憩タイミングをそれぞれの端末に行うステップ910と端末側が休憩タイミングを受信するステップ904とそれらを行うための通信処理912が実施される。そしてVRコンテンツの表示が実施906されると502から始まる一連の流れによって受信した休息タイミングが評価され適宜休憩タイミングに遷移するかを評価する処理504がステップ905で設定された値に従って実施される。
さらに、VRコンテンツの休憩時間タイミングはVRコンテンツの再生開始時に参加する複数の利用者の中で一番休憩間隔のタイミングが短い人に合わせて休憩を実施するような特定の条件の人を優先的にタイミングの基準とするような方法や複数の参加者の休憩の平均を求めるなどの算術的方法や複数の参加者のうち休憩時間間隔が同じもしくは近い利用者をグループとしてまとめてプレイできるようにする方法であってもよい。
さらに、VRコンテンツを一緒にプレイする人たちに対して自分はどの程度の休憩間隔でプレイしたいのかの意思表示を行い、他の利用者がそれを確認して前記休憩時間間隔を提示するプレーヤとのVRコンテンツの選択を行いVRの休憩時間間隔を任意のVRコンテンツの再生を主宰する人に合わせたりするといった方法が考えられる。
より具体的にはVRコンテンツを利用開始するにあたり、表示されるメニューから休憩時間間隔を選択するような表示を行う方法(図11)に基づきVRプレーヤが休憩時間間隔を選択してVRコンテンツにエントリーする方法も考えられる。
また、通知情報にはVR装置に外部から来た通知類として、メールや電話、ショートメッセージ、SNS関連の通知受信をはじめとした各種の通知が含まれ、広告には単純な非パーソナライズ型と呼ばれる受信者を特定しない広告であっても、受信者をクッキーなどで特定する追跡型個人むけ広告であっても、過去のウェブブラウザなどによる端末利用傾向に応じた追跡型広告であってもよい。
VR装置におけるユーザーエクスペリエンスの向上が必要な分野
101 VR用HMD(表示部、センサー部を内蔵)頭部装着部,102 表示部,103 撮像部(必ずしも必要ではない),104 頭部固定部,105 PC(パーソナル・コンピュータ:通信部、情報処理部内蔵),106 制御装置,201スマートフォン(撮像部、表示部、センサー部、通信部、情報処理部などを内蔵),202 頭部装着部,300 情報処理装置.301 中央演算部.302 描画演算部.303 記憶部.305 通信部,400 情報処理装置.401 中央演算部.402 描画演算部.403 記憶部.404 記憶部.405 通信部.406 センサー部、1201 配信装置,1202 通信ネットワーク,1203 端末VR装置,1204 端末VR装置
Claims (5)
- 少なくともセンサー部と表示部と頭部固定部によって構成されるVR装置を用いて、
VR装置として動作する情報処理部におけるVRプログラムが、
任意のフレーム毎に休憩時間に遷移すべきかを確認するステップと、
休憩時間に遷移した場合に休憩時間である旨の表示を行うステップと、
の実施によって所定のタイミングでVR表示を中断し休憩を促すことによって、
VRユーザーエクスペリエンスを向上させることを特徴とするVRプログラム
- 請求甲1のプログラムであって、
VRプログラムにおけるVR表示実施中にVR装置で受取った通知情報をVR表示プレイ中にはVR装置内に蓄積するステップと、
VR装置に届いた通知内容を表示せずVRプログラムの実施を継続するステップと、
VR装置の表示が休憩表示タイミングに移行したときにまとめて通知情報を表示するステップとによって、
VRへの没入感を損なわせることなくVRユーザーエクスペリエンスを向上させることを特徴とするVRプログラム
- 請求甲1のプログラムであって、
VRプログラムにおけるVR表示開始のタイミングで配信装置からの通知を一時的に停止する旨配信装置に通達するステップと、
休憩タイミングに遷移したことを配信装置に通知することで配信装置に通知の受信再開を通達するステップと、
VR装置の休憩タイミングに合わせてまとめて通知情報を表示することによって、
VRへの没入感を損なわせることなくVRユーザーエクスペリエンスを向上させることを特徴とするVRプログラム
- 請求甲1のプログラムであって、
VRプログラムにおける休憩タイミングを他のVRプログラム参加者と同期させるステップによって、
VRへの没入感を損なわせることなくVRユーザーエクスペリエンスを向上させることを特徴とするVRプログラム
- 請求項1から請求項4のいずれかのプログラムがVR装置に関連付けられた記憶部に記憶されていることを特徴とするVR装置
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- 2015-11-16 JP JP2015224337A patent/JP2017091423A/ja active Pending
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