JP2021183831A - 遠心圧縮機 - Google Patents

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陽平 ▲高▼瀬
Yohei Takase
芳之 中根
Yoshiyuki Nakane
弘晃 加藤
Hiroaki Kato
聡 光田
Satoshi Mitsuda
了介 福山
Ryosuke Fukuyama
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Abstract

【課題】インペラ室側へのオイル洩れを抑制しつつメカニカルシールにおける回転環及び固定環の面荒れを抑制できる遠心圧縮機を提供すること。【解決手段】オイル供給通路60は、挿通孔14hの内周面において、固定環91の連通溝93に対向する位置に連通する第1連通路691と、挿通孔14hの内周面において、固定環91の正圧発生溝94に対向する位置に連通する第2連通路692と、を有している。遠心圧縮機10は、オイル供給通路60に流れるオイルの圧力が所定値以上である場合、第1連通路691へのオイルの供給を遮断し、第2連通路692へのオイルの供給を許容する第1状態と、オイル供給通路60に流れるオイルの圧力が所定値未満である場合、第2連通路692へのオイルの供給を遮断し、第1連通路691へのオイルの供給を許容する第2状態と、を切り換える切換弁100を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、遠心圧縮機に関する。
従来、特許文献1に記載される遠心圧縮機が知られている。
上記の遠心圧縮機は、駆動源によって回転する低速シャフトと、低速シャフトよりも高速回転する高速シャフトに取り付けられたインペラと、低速シャフトの動力を高速シャフトに伝達する増速機と、を備えている。遠心圧縮機は、駆動源を収容する駆動室、インペラを収容するインペラ室及び増速機を収容する増速機室が形成され、高速シャフトが挿通される挿通孔を有するとともにインペラ室と増速機室とを仕切る仕切壁を備えるハウジングを備えている。遠心圧縮機は、高速シャフトの外周面と挿通孔の内周面との間に設けられるメカニカルシールを備えている。
メカニカルシールは、高速シャフトと一体回転する回転環と、回転環に対して高速シャフトの軸線方向で対向配置されるとともに高速シャフトを囲んだ状態で挿通孔に固定されている固定環と、を有している。
特開2019−173953号公報
ところで、遠心圧縮機の仕向け地によって、遠心圧縮機が適用される環境が高温又は低温となることが考えられる。
例えば、遠心圧縮機が適用される環境が高温であり、増速機室内のオイルの粘度が低く、固定環に対向する回転環の端面と回転環に対向する固定環の端面の間を介してオイルが洩れることにより高速シャフトとメカニカルシールとの間からインペラ室側にオイルが洩れる虞がある。
また、遠心圧縮機が適用される環境が低温であり、増速機室内のオイルの粘度が高く、回転環の端面と固定環の端面との潤滑を保つことができない。そのため、回転環及び固定環の面荒れが発生する虞がある。
本発明の目的は、インペラ室側へのオイル洩れを抑制しつつメカニカルシールにおける回転環及び固定環の面荒れを抑制できる遠心圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決する遠心圧縮機は、駆動源によって回転する低速シャフトと、前記低速シャフトよりも高速回転する高速シャフトに取り付けられたインペラと、前記低速シャフトの動力を前記高速シャフトに伝達する増速機と、前記駆動源を収容する駆動室、前記インペラを収容するインペラ室及び前記増速機を収容する増速機室が形成され、前記高速シャフトが挿通される挿通孔を有するとともに前記インペラ室と前記増速機室とを仕切る仕切壁を備えるハウジングと、前記高速シャフトの外周面と前記挿通孔の内周面との間に設けられるメカニカルシールと、前記増速機にオイルを供給するオイル供給通路と、を備え、前記メカニカルシールは、前記高速シャフトと一体回転する回転環と、前記回転環に対して前記高速シャフトの軸線方向で対向配置されるとともに前記高速シャフトを囲んだ状態で前記挿通孔に固定される固定環と、を有し、前記回転環に対向する前記固定環の端面には、内周側に配置され、前記回転環の静止時に前記回転環の端面と接触可能な接触面と、前記接触面より外周側に配置され、前記回転環の回転方向に向けて延び、前記回転環の回転時にオイルを引き込み、前記回転環を前記固定環から引き離すように正圧を発生させる複数の正圧発生溝と、前記固定環の最外周部から内周に向けて延び、前記最外周部と前記正圧発生溝とを連通する複数の連通溝と、が形成される遠心圧縮機であって、前記オイル供給通路は、前記挿通孔の内周面において、前記固定環の前記連通溝に対向する位置に連通する第1連通路と、前記挿通孔の内周面において、前記固定環の前記連通溝に対向しない位置に連通する第2連通路と、を有し、前記オイル供給通路を流れるオイルの圧力が所定値以上である場合、前記第1連通路へのオイルの供給を遮断し、前記第2連通路へのオイルの供給を許容する第1状態と、前記オイル供給通路を流れるオイルの圧力が前記所定値未満である場合、前記第2連通路へのオイルの供給を遮断し、前記第1連通路へのオイルの供給を許容する第2状態と、を切り換える切換弁と、を備える。
これによれば、挿通孔の内周面において、固定環の連通溝に対向する位置に連通する第1連通路と、固定環の連通溝に対向しない位置に連通する第2連通路と、を有しているため、オイルは第1連通路から連通溝に供給され易く、第2連通路から連通溝に直接供給され難い。オイル供給通路を流れるオイルの圧力が所定値以上である場合、切換弁が、第1連通路へのオイルの供給を遮断し、第2連通路へのオイルの供給を許容するため、固定環の接触面を介してオイルが洩れ難くなる。すなわち、高速シャフトとメカニカルシールとの間からオイルがインペラ室側へ洩れることを抑制できる。また、オイルの流量が増加しているため、連通溝を介して固定環に対向する回転環の端面と回転環に対向する固定環の接触面との間の潤滑が保たれる。よって、回転環及び固定環の面荒れを抑制できる。
一方で、オイル供給通路を流れるオイルの圧力が所定値未満である場合、切換弁が、第2連通路へのオイルの供給を遮断し、第1連通路へのオイルの供給を許容するため、オイルは、第1連通路により連通溝を介して固定環と対向する回転環の端面と回転環に対向する固定環の接触面との間に迅速に供給される。よって、固定環に対向する回転環の端面と回転環に対向する固定環の接触面との摩擦による回転環及び固定環の面荒れを抑制できる。また、オイルの流量が少ないため、固定環の接触面を介してオイルが洩れ難くなる。すなわち、高速シャフトとメカニカルシールとの間からオイルがインペラ室側へ洩れることを抑制できる。
したがって、オイル供給通路を流れるオイルの圧力に応じて切換弁が第1連通路と第2連通路とを切り換えるため、遠心圧縮機が適用される環境に依らず、インペラ室側へのオイル洩れを抑制しつつメカニカルシールにおける回転環及び固定環の面荒れを抑制できる。
上記の遠心圧縮機において、前記第2連通路は、前記挿通孔の内周面において、前記正圧発生溝に対向する位置に連通しているとよい。
これによれば、オイル供給通路を流れるオイルの圧力が所定値以上である場合、挿通孔の内周面において、正圧発生溝にオイルが供給され易くなる。そのため、固定環に対向する回転環の端面と固定環の接触面との間にオイルによる油膜が形成され易くなる。
上記の遠心圧縮機において、前記固定環の端面には、前記接触面と前記正圧発生溝との間に、前記連通溝から回転方向とは反対側に延び、前記固定環に対向する前記回転環の端面と前記固定環の端面との間から洩れようとするオイルを吸い戻す負圧を発生させる負圧発生溝が形成されているとよい。
これによれば、回転環の回転に応じて負圧発生溝にオイルが流れ込むことにより負圧発生溝内が負圧となり、増速機室から挿通孔を介してインペラ室側へ洩れ出そうとするオイルが負圧発生溝内に吸い込まれ易くなる。よって、インペラ室側へのオイルの洩れをより抑制できる。
上記の遠心圧縮機において、前記固定環の端面には、前記接触面と前記正圧発生溝との間に、前記回転方向に対して交差するように延び、前記固定環に対向する前記回転環の端面と前記固定環の端面との間から洩れようとするオイルを前記メカニカルシールの外周側に押し戻す気体を発生させるスパイラル溝が形成されているとよい。
これによれば、スパイラル溝は、回転環と固定環との相対回転摺動によりオイルをメカニカルシールの外周側に戻すポンピング作用を発生させる。そのため、回転環と固定環との間を通過して回転環の端面と固定環の接触面との間に向けて流れ込もうとするオイルをポンピング作用によってメカニカルシールの外周側に戻し、増速機室内のオイルが回転環と固定環との間を介してインペラ室内へ洩れ出してしまうことを抑制することができる。
この発明によれば、インペラ室側へのオイル洩れを抑制しつつメカニカルシールにおける回転環及び固定環の面荒れを抑制できる。
実施形態における遠心圧縮機を示す断面図。 図1におけるII−II線で切断したときの断面図。 図4におけるIII−III線でメカニカルシールを切断したときの断面図。 固定環の正面図。 第1連通路及び第2連通路を示す断面図。 変更例における固定環の正面図。
以下、遠心圧縮機を具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。本実施形態の遠心圧縮機は、燃料電池を電力源として走行する燃料電池車両(FCV)に搭載され、燃料電池に対して空気を供給する。
図1に示すように、遠心圧縮機10の略筒状のハウジング11は、有底円筒状のモータハウジング12と、モータハウジング12に連結される有底円筒状の増速機ハウジング13と、増速機ハウジング13に連結されるプレート14と、プレート14に連結されるコンプレッサハウジング15と、を備えている。モータハウジング12、増速機ハウジング13、プレート14、及びコンプレッサハウジング15は、例えばアルミニウムにより形成された金属材料製であり、ハウジング11の軸線方向にこの順序で配列されている。
ハウジング11内には、電動モータ17を収容する駆動室としてのモータ室12c、増速機30を収容する増速機室13c、インペラ24を収容するインペラ室15bが形成されている。
モータ室12cは、モータハウジング12の円板状の底壁12aの内面、底壁12aの外周縁から円筒状に延設された周壁12bの内周面、及び増速機ハウジング13の底壁13aの外面によって区画されている。すなわち、周壁12bにおける底壁12aとは反対側の開口は、増速機ハウジング13の底壁13aにより閉塞されている。底壁12aの内面には、筒状のボス部12fが突出している。
増速機室13cは、増速機ハウジング13の円板状の底壁13aの内面、周壁13bの内周面、及びプレート14の面14aにより区画されている。すなわち、周壁13bにおける底壁13aとは反対側の開口は、プレート14により閉塞されている。底壁13aの中央部には、貫通孔13hが形成されている。増速機室13c内にはオイルが貯留されている。
インペラ室15bは、コンプレッサハウジング15とプレート14とによって区画されている。コンプレッサハウジング15は、プレート14における増速機ハウジング13とは反対側の面14bに連結されている。コンプレッサハウジング15には、空気が吸入される吸入口15aが形成されている。吸入口15aは、コンプレッサハウジング15におけるプレート14とは反対側の端面の中央部に開口するとともに、ハウジング11の板厚方向に延びている。インペラ室15bと吸入口15aとは連通している。インペラ室15bは、吸入口15aから離れるにつれて徐々に拡径していく略円錐台孔形状になっている。コンプレッサハウジング15内には、後述する高速シャフト31が突出している。
プレート14は、インペラ室15bと増速機室13cとを仕切る仕切壁である。プレート14の中央部には、高速シャフト31が挿通される挿通孔14hが形成されている。
図3に示すように、挿通孔14hは、大径孔141hと、大径孔141hに連通する小径孔142hと、大径孔141hと小径孔142hとを接続する環状の環状面143hと、を有している。大径孔141hは、インペラ室15bに連通している。小径孔142hは、図1に示す増速機室13cに連通している。環状面143hは、高速シャフト31の径方向に延びている。大径孔141h及び小径孔142hは、円孔状であるとともにそれぞれの軸心は、高速シャフト31の回転軸線に一致している。
図1に示すように、遠心圧縮機10は、駆動源としての電動モータ17と、電動モータ17によって回転する低速シャフト16と、低速シャフト16よりも高速に回転する高速シャフト31と、低速シャフト16の動力を高速シャフト31に伝達する増速機30と、を備えている。
電動モータ17は、ステータ21と、ステータ21の内側に配置されるロータ22とからなる。ロータ22は、低速シャフト16に固定されるとともに低速シャフト16と一体的に回転する。ロータ22は、低速シャフト16に止着された円筒状のロータコア22aと、ロータコア22aに設けられた複数の永久磁石(図示せず)と、を有している。ステータ21は、モータハウジング12の周壁12bの内周面に固定された筒状のステータコア21aと、ステータコア21aに捲回されたコイル21bと、を有している。そして、コイル21bに電流が流れることによって、ロータ22と低速シャフト16とが一体的に回転する。
低速シャフト16は、低速シャフト16の軸線方向がモータハウジング12の軸線方向に一致した状態でモータハウジング12内に収容されている。低速シャフト16の第1端部は、ボス部12f内に挿入されている。低速シャフト16の第1端部とボス部12fとの間には、第1軸受18が設けられている。そして、低速シャフト16の第1端部は、第1軸受18を介してモータハウジング12の底壁12aに回転可能に支持されている。
低速シャフト16の第2端部は、貫通孔13hに挿入されている。低速シャフト16の第2端部と貫通孔13hとの間には、第2軸受19が設けられている。そして、低速シャフト16の第2端部は、第2軸受19を介して増速機ハウジング13の底壁13aに回転可能に支持されている。低速シャフト16の第2端部は、モータ室12cから貫通孔13hを挿通して増速機ハウジング13内に突出している。
低速シャフト16の第2端部と貫通孔13hとの間には、第2軸受19よりもモータ室12c寄りにシール部材20が設けられている。シール部材20は、増速機室13c内に貯留されているオイルが、低速シャフト16の外周面と貫通孔13hの内周面との間を介してモータ室12cに洩れ出すことを抑制している。
高速シャフト31の第1端部は、増速機室13c収容されている。高速シャフト31の第2端部は、コンプレッサハウジング15内に突出している。高速シャフト31は挿通孔14hを挿通する。すなわち、高速シャフト31は、増速機室13c内から小径孔142h及び大径孔141hを挿通してインペラ室15b内に突出している。高速シャフト31の軸線は、低速シャフト16の軸線と一致している。
増速機30は、低速シャフト16の回転を増速させて高速シャフト31に伝達する。増速機30は、所謂トラクションドライブ式(摩擦ローラ式)である。増速機30は、低速シャフト16の第2端に連結されたリング部材32を備えている。リング部材32は、低速シャフト16の回転に伴って回転する。リング部材32は、低速シャフト16の第2端に連結された円板状のベース33と、ベース33の外縁部から円筒状に延設された筒部34と、を有する有底円筒状である。ベース33は、低速シャフト16に対して低速シャフト16の径方向に延びている。筒部34の軸線は、低速シャフト16の軸線と一致している。
図2に示すように、高速シャフト31の一部は、筒部34の内側に配置されている。また、増速機30は、筒部34と高速シャフト31との間に設けられる3つのローラ35を備えている。3つのローラ35は、高速シャフト31の周方向に互いに所定の間隔(例えば120度ずつ)をあけて配置されている。3つのローラ35は、筒部34の内周面及び高速シャフト31の外周面の双方と当接する。
図1に示すように、ローラ35は、円柱状のローラ部35aと、ローラ部35aの第1端面35bから軸線方向に突出する円柱状の第1突起35cと、ローラ部35aの第2端面35dから軸線方向に突出する円柱状の第2突起35eと、を有している。ローラ部35aの軸心、第1突起35cの軸心、及び第2突起35eの軸心は一致している。ローラ35の軸線方向と高速シャフト31の軸線方向とは一致している。
図1及び図2に示すように、増速機30は、プレート14と協働してローラ35を回転可能に支持する支持部材39を備えている。支持部材39は、筒部34の内側に配置されている。支持部材39は、円板状の支持ベース40と、支持ベース40から立設された柱状の3つの立設壁41と、を有している。支持ベース40は、ローラ35の回転軸線方向に対してプレート14とは反対側に配置されている。3つの立設壁41は、筒部34の内周面と、隣り合う2つのローラ部35aの外周面とによって区画された3つの空間を埋めるようにそれぞれ配置されている。
プレート14の面14aは、3つの凹部51(図1では一つの凹部51のみ図示)を有している。3つの凹部51は、高速シャフト31の周方向に互いに所定の間隔(例えば120度ずつ)をあけて配置されている。3つの凹部51内には、円環状のローラ軸受52がそれぞれ配置されている。
支持ベース40におけるプレート14側の面40aは、3つの凹部53(図1では一つの凹部53のみ図示)を有している。3つの凹部53は、高速シャフト31の周方向に互いに所定の間隔(例えば120度ずつ)をあけて配置されている。3つの凹部53内には、円環状のローラ軸受54が配置されている。
ローラ35の第1突起35cは、凹部51内のローラ軸受52内に挿入され、ローラ軸受52を介してプレート14に回転可能に支持されている。ローラ35の第2突起35eは、凹部53内のローラ軸受54内に挿入され、ローラ軸受54を介して支持部材39に回転可能に支持されている。
高速シャフト31には、高速シャフト31の軸線方向に離間して配置された一対のフランジ部31fが設けられている。3つのローラ35のローラ部35aは、一対のフランジ部31fによって挟持されている。これにより、高速シャフト31の軸線方向における高速シャフト31と3つのローラ35のローラ部35aとの位置ずれが抑制されている。
図2に示すように、3つのローラ35、リング部材32、及び高速シャフト31は、3つのローラ35と高速シャフト31及び筒部34とが互いに押し付けあっている状態でユニット化されている。そして、高速シャフト31は、3つのローラ35によって回転可能に支持されている。
3つのローラ35のローラ部35aの外周面と筒部34の内周面との当接箇所であるリング側当接箇所Paには押し付け荷重が付与されている。また、3つのローラ35の外周面と高速シャフト31の外周面との当接箇所であるシャフト側当接箇所Pbには、押し付け荷重が付与されている。リング側当接箇所Pa及びシャフト側当接箇所Pbは、高速シャフト31の軸線方向に延びている。
図1に示すように、遠心圧縮機10は、高速シャフト31に取り付けられたインペラ24を備えている。インペラ24は、基端面24aから先端面24bに向かうに従って徐々に縮径した筒状である。インペラ24は、インペラ24の回転軸線方向に延び、且つ、高速シャフト31が挿通可能な挿通孔24cを有している。インペラ24は、高速シャフト31におけるコンプレッサハウジング15内に突出している突出端部が挿通孔24cに挿通された状態で、高速シャフト31と一体的に回転可能に高速シャフト31に取り付けられている。なお、基端面24aは、インペラ背面である。
図1に示すように、遠心圧縮機10は、インペラ24によって圧縮された空気が流入するディフューザ流路25と、ディフューザ流路25を通過した空気が流入する吐出室26と、を備えている。
ディフューザ流路25は、コンプレッサハウジング15におけるプレート14と対向する面と、プレート14とによって区画されている。ディフューザ流路25は、インペラ室15bよりも高速シャフト31の径方向外側に位置するとともにインペラ室15bに連通している。ディフューザ流路25は、インペラ24及びインペラ室15bを囲む環状に形成されている。
吐出室26は、ディフューザ流路25よりも高速シャフト31の径方向外側に位置するとともにディフューザ流路25に連通している。吐出室26は環状である。
図1に示すように、遠心圧縮機10は、増速機30と後述するメカニカルシール71にオイルを供給するオイル供給通路60を備えている。さらに、遠心圧縮機10は、オイル供給通路60を流れるオイルを冷却するオイルクーラ55と、オイル供給通路60を流れるオイルが貯留されるオイルパン56と、オイルパン56に貯留されるオイルを吸い上げて吐出するオイルポンプ57と、を備えている。
図1に示すように、オイル供給通路60は、第1接続通路61、第2接続通路62、第3接続通路63、第4接続通路64、第4接続通路64から分岐する第1分岐通路65と第2分岐通路66、共通通路67、共通通路67から分岐するシール部材側供給通路69と増速機側供給通路70を有している。
第1接続通路61は、増速機室13cとオイルクーラ55とを接続している。第1接続通路61の第1端は、増速機室13c内の重力方向下側に接続されている。第1接続通路61の第2端は、オイルクーラ55に接続されている。
第2接続通路62は、オイルクーラ55とオイルパン56とを接続している。第2接続通路62は、モータハウジングの周壁12bに形成されている。
第3接続通路63は、オイルパン56とオイルポンプ57とを接続している。第3接続通路63は、モータハウジング12の底壁12aに形成されている。
第4接続通路64は、オイルポンプ57の吐出口57bと増速機ハウジング13の周壁13bの内部とを、モータハウジング12の底壁12a及び周壁12bを経由して接続している。すなわち、第4接続通路64は、周壁13bの内部まで延びている。
第1分岐通路65は、第4接続通路64の端部の分岐点からモータハウジング12側に向けて延び、第4接続通路64と貫通孔13hとを接続している。
第2分岐通路66は、第4接続通路64の端部の分岐点からプレート14側に向けて延び、第4接続通路64とプレート14に形成されている共通通路67とを接続している。
シール部材側供給通路69は、共通通路67と挿通孔14hとを接続している。図3に示すように、シール部材側供給通路69は、小径孔142hの内周面及び環状面143hに開口している。シール部材側供給通路69の開口は、高速シャフト31の径方向において、後述する回転側摺動面82と固定側摺動面92との摺動部分に対向している。
増速機側供給通路70は、共通通路67の端部の分岐点と増速機室13cとを接続している。
図1に示すように、遠心圧縮機10は、オイルパン56の重力方向上側の部位に外部と連通する圧抜き通路58を備えている。圧抜き通路58は、オイルパン56における空気層Aが貯められる部位に設けられている。圧抜き通路58には、換気膜59が配置されている。換気膜59は、気体は通過し、液体は通過させない膜である。
図1に示すように、遠心圧縮機10は、挿通孔14hに設けられるメカニカルシール71を備えている。
メカニカルシール71は、高速シャフト31と一体的に回転する回転環81と、挿通孔14hに固定される固定環91と、を備えている。回転環81は、高速シャフト31に一体形成されている。回転環81は、円環状である。固定環91は、回転環81に対して高速シャフト31の軸線方向で対向配置されるとともに高速シャフト31を囲んだ状態で大径孔141hに固定されている。固定環91は、回転環81よりもインペラ室15b寄りに配置されている。
図3に示すように、回転環81における固定環91側の端面81aは、固定環91と摺動する平坦面状の回転側摺動面82を有している。固定環91における回転環81側の端面91aは、回転側摺動面82と摺動する平坦面状の固定側摺動面92と、最外周部91bとしての環状溝とを有している。固定側摺動面92には、回転環81の静止時に回転環81の回転側摺動面82と接触可能な接触面92sが形成されている。接触面92sは、固定環91の内周側に配置されている。最外周部91bは、固定環91において固定側摺動面92よりも外周側に配置されている。最外周部91bは、固定環91において固定側摺動面92よりもインペラ24側に配置されている。最外周部91bは環状である。すなわち、最外周部91bは、固定環91のエッジを切り欠いた環状溝である。最外周部91bは、固定環91の外周側に配置されている。
メカニカルシール71は、固定環91を回転環81に向けて押圧するスプリング72と、スプリング72を保持するスプリング保持部73と、スプリング72及びスプリング保持部73ごと固定環91を覆った状態で固定環91を保持するカートリッジ74とを備えている。
カートリッジ74は、円環状の底壁74aと、底壁74aの内周縁から回転環81に向けて起立する筒状の内周壁74bと、底壁74aの外周縁から回転環81に向けて起立する円筒状の外周壁74cと、を有している。外周壁74cは、大径孔141hの内周面に沿って延びている。カートリッジ74は、外周壁74cが大径孔141hの内周面に嵌合されることにより、挿通孔14hに固定されている。内周壁74bの内側には、高速シャフト31が挿通され、内周壁74bと高速シャフト31とは対向している。
固定環91、スプリング72、及びスプリング保持部73は、底壁74a、内周壁74b、及び外周壁74cによって区画される空間に配置されている。そして、カートリッジ74は、高速シャフト31の軸線方向に移動可能な状態で、固定環91を高速シャフト31と一体回転しないように保持している。このため、固定環91は、高速シャフト31の軸線方向への移動が許容されている一方、高速シャフト31の周方向への移動が規制されている。
スプリング72及びスプリング保持部73は、カートリッジ74の底壁74aと固定環91との間に配置されている。スプリング保持部73は、固定環91と当接しており、スプリング72は、スプリング保持部73と底壁74aとを連結している。これにより、スプリング72の付勢力がスプリング保持部73を介して固定環91に伝達され、固定環91が回転環81に向けて押圧されている。
また、図3に示すように、固定環91の内周面の一部は内周面の他部よりも、高速シャフト31の径方向において、凹んでいる。また、内周壁74bの一部は内周壁74bの他部よりも、高速シャフト31の径方向において、凹んでいる。そして、固定環91の内周面の一部と、内周壁74bの他部との間には、円環状のシール部材75が設けられている。
図4に示すように、固定環91の固定側摺動面92には、正圧発生溝94と連通溝93とがそれぞれ複数形成されている。また、固定側摺動面92には、スパイラル溝95と圧力開放溝96とが形成されている。
正圧発生溝94は、高速シャフト31の径方向において、最外周部91bよりも内周側に複数配置されている。正圧発生溝94は、高速シャフト31の径方向において、接触面92sよりも外周側に複数配置されている。すなわち、正圧発生溝94は、高速シャフト31の径方向において、接触面92sと最外周部91bとの間に配置されている。
連通溝93は、高速シャフト31の周方向において、等間隔置きに複数配置されている。連通溝93は、高速シャフト31の径方向において、接触面92sよりも外側に複数配置されている。連通溝93は、高速シャフト31の径方向において、最外周部91bよりも内側に複数配置されている。すなわち、連通溝93は、高速シャフト31の径方向において、接触面92sと最外周部91bとの間に配置されている。連通溝93は、最外周部91bから内周側に向けて径方向に延びている。連通溝93は、最外周部91bと正圧発生溝94と連通している。連通溝93は、最外周部91bに開口している。
正圧発生溝94の一端部は連通溝93に連通する。正圧発生溝94の他端部には、端面94aが形成されている。固定側摺動面92は、端面94aに対して回転環81の回転方向R1で連続する平坦面92aを有している。平坦面92aは、固定側摺動面92において、高速シャフト31の周方向で隣り合う連通溝93と端面94aとの間に位置し、回転環81の回転時にオイルを引き込み、回転環81を固定環91から引き離すように正圧が発生する面である。
スパイラル溝95は、高速シャフト31の周方向全周に亘って形成されている。スパイラル溝95は、接触面92sを囲んでいる。スパイラル溝95は、高速シャフト31の径方向において、正圧発生溝94よりも内側に位置している。すなわち、スパイラル溝95は、接触面92sと正圧発生溝94との間に形成されている。スパイラル溝95は、回転方向R1に対して交差するように延びている。
圧力開放溝96は、高速シャフト31の径方向において、正圧発生溝94とスパイラル溝95との間に形成されている。圧力開放溝96は、高速シャフト31の周方向全周に亘って延びている。圧力開放溝96と正圧発生溝94との間には、高速シャフト31の径方向において、固定側摺動面92の一部が位置している。よって、正圧発生溝94は、スパイラル溝95よりも高速シャフト31の径方向外側に位置するとともにスパイラル溝95とは固定側摺動面92によって隔離されている。圧力開放溝96は、連通溝93における最外周部91bに繋がる開口とは反対側の端部に連通している。スパイラル溝95における高速シャフト31の径方向外側の端部は、圧力開放溝96に連通している。
連通溝93の深さと圧力開放溝96の深さとは同じである。また、連通溝93の深さ及び圧力開放溝96の深さは、正圧発生溝94の深さよりも深い。スパイラル溝95の深さは、正圧発生溝94の深さよりも浅い。
図5に示すように、シール部材側供給通路69は、第1連通路691と、第2連通路692と、収容室693とを有している。
第1連通路691の第1端は収容室693に連通している。第1連通路691の第2端は挿通孔14hに連通している。第1連通路691の第2端は、挿通孔14hの内周面において、複数の連通溝93のうちの1つの連通溝93に対向する位置に連通している。第1連通路691は、第1連通路691の第2端まで高速シャフト31の径方向に延びる直線状の通路691aを有している。
第2連通路692の第1端は収容室693に連通している。第2連通路692の第2端は挿通孔14hに連通している。第2連通路692の第2端は、挿通孔14hの内周面において、複数の正圧発生溝94のうち1つの正圧発生溝94に対向する位置に連通している。すなわち、第2連通路692は、挿通孔14hの内周面において、連通溝93に対向しない位置に連通している。第2連通路692は、第2連通路692の第2端まで高速シャフト31の径方向に延びる直線状の通路692aを有している。なお、回転側摺動面82と固定側摺動面92との間に正圧が発生し、回転側摺動面82と固定側摺動面92との間隔が広がると、第2連通路692の第2端は正圧発生溝94に対向する。
第1連通路691の第2端が対向している連通溝93と、第2連通路692の第2端が対向している正圧発生溝94とは、回転方向R1において連通している。そのため、第1連通路691の第2端と第2連通路692の第2端とは、回転方向R1において隣り合っている。固定環91は、挿通孔14hの内周面において、第1連通路691の第2端が連通溝93に対向するように、且つ第2連通路692の第2端が当該連通溝93に回転方向R1において連通する正圧発生溝94に対向するように挿通孔14hに位置決めされている。なお、図1及び図3に示すシール部材側供給通路69の第2端とは、第2連通路692の第2端を示している。
図1及び図5に示すように、収容室693は、第1の側面693aと、第2の側面693bと、上面693cと、底面693dと、一対の側面693eとにより区画されている。第1の側面693aと第2の側面693bとは、重力方向に延び、互いに平行に延びている。第1の側面693aには、第1連通路691の第1端と第2連通路692の第1端とが接続されている。第1連通路691の第1端は、重力方向において、第2連通路692の第1端よりも高速シャフト31から離間した位置に配置されている。
上面693cと底面693dとは、重力方向において互いに対向し、互いに平行に延びている。上面693c及び底面693dは、水平方向に延びている。上面693cは、重力方向において、底面693dよりも高速シャフト31から離間した位置に配置されている。上面693cには、共通通路67が接続されている。一対の側面693eは、図1に示すように、重力方向に延び、互いに対向して平行に延びている。
図5に示すように、遠心圧縮機10は、切換弁100を備えている。切換弁100は、収容室693に収容されている。切換弁100は、平板状の第1板部101と、第1板部101と平行をなすように設けられる平板状の第2板部102と、第1板部101と第2板部102とを接続する柱状の接続部103と、ばね104とを有している。第1板部101及び第2板部102は、板厚方向が重力方向と一致するように収容室693に収容されている。第1板部101は、重力方向において、上面693c寄りに配置され、第2板部102は、底面693d寄りに配置されている。第1板部101及び第2板部102により、収容室693は、3つの空間に区画されている。3つの空間をそれぞれ第1空間S1、第2空間S2、第3空間S3とする。
第1空間S1は、第1板部101と、第1の側面693aと、第2の側面693bと、上面693cと、一対の側面693eとにより区画されている。第1板部101は、第1の側面693aと、第2の側面693bと、一対の側面693eとに当接している。
第2空間S2は、第1板部101と、第2板部102と、第1の側面693aと、第2の側面693bと、一対の側面693eとにより区画されている。第2板部102は、第1の側面693aと、第2の側面693bと、一対の側面693eとに当接している。
第3空間S3は、第2板部102と、第1の側面693aと、第2の側面693bと、底面693dと、一対の側面693eとにより区画されている。なお、図5は、説明の便宜上、切換弁100の存在を明らかにするために第1板部101及び第2板部102が第1の側面693a及び第2の側面693bに当接しないように記載している。
第1板部101は、第1板部101を板厚方向に貫通する複数の貫通孔101aを有している。第1空間S1と第2空間S2とは、複数の貫通孔101aを介して連通している。接続部103は、第1板部101及び第2板部102の板厚方向に延びる柱状をなしており、第1板部101及び第2板部102それぞれの中央を接続している。第1板部101と第2板部102との距離は変化しないため、第2空間S2の大きさは変化しない。
ばね104は、第3空間S3に収容されている。ばね104の第1端は、底面693dに固定され、ばね104の第2端は、第2板部102に固定されている。ばね104は、第2板部102を重力方向上側に付勢する圧縮ばねである。ばね104が自然長である状態において、第1板部101は、上面693cに当接しない。ばね104が自然長である状態において、第1連通路691の第1端は、第2空間S2に連通し、第2連通路692の第1端は、第3空間S3に連通している。なお、図5には、ばね104が自然長である場合を図示している。
切換弁100は、突出板101bを有している。突出板101bは、板状をなしている。突出板101bは、第1板部101の第1の側面693a寄りの端部から第2空間S2に向けて突出している。突出板101bは、第1の側面693aに沿って延びている。突出板101bは、ばね104が自然長である状態において、第1連通路691の第1端が第2空間S2に連通するように第1板部101に設けられている。
収容室693に流れるオイルは、第1空間S1に溜まる。第1空間S1に溜まるオイルは、第1板部101の複数の貫通孔101aを介して第2空間S2に流れ、第2空間S2に溜まる。第1空間S1及び第2空間S2にオイルが溜まった状態で共通通路67からオイルが供給されると、第1板部101及び第2板部102は、底面693dに向けて押圧される。収容室693に流れるオイルが第1板部101及び第2板部102を底面693dに向けて押圧する力は、収容室693に流れるオイルの圧力である。
収容室693に流れるオイルの圧力が第2板部102を重力方向上側に付勢するばね104の付勢力を上回ると、ばね104は、収容室693に流れるオイルの圧力に抗しつつ重力方向において縮む。
収容室693に流れるオイルの流量が少なくなり、収容室693に流れるオイルの圧力が第2板部102を重力方向上側に付勢するばね104の付勢力を下回ると、ばね104は、第2板部102を上面693cに向けて押し戻す。よって、第1空間S1及び第3空間S3の大きさは、収容室693に流れるオイルの流量に応じて変化する。
収容室693に流れるオイルの圧力が所定値以上である場合、ばね104は、突出板101bが第1連通路691の第1端を閉塞し、第2連通路692の第1端が第2空間S2に連通するように自然長に対して縮む。収容室693に流れるオイルの圧力が所定値未満である場合、ばね104は、第1連通路691の第1端が第2空間S2に連通し、第2連通路692の第1端が第3空間S3に連通した状態を維持する程度に、自然長に対して縮む。すなわち、切換弁100は、オイル供給通路60に流れるオイルの圧力が所定値以上である場合、第1連通路691へのオイルの供給を遮断し、第2連通路692へのオイルの供給を許容する第1状態となる。切換弁100は、オイル供給通路60に流れるオイルの圧力が所定値未満である場合、第2連通路692へのオイルの供給を遮断し、第1連通路691へのオイルの供給を許容する第2状態となる。切換弁100は、第1状態と第2状態とを切り換える。
所定値とは、遠心圧縮機10が適用される環境が低温であり、且つオイルの粘度が高い場合にメカニカルシール71における回転側摺動面82と固定側摺動面92との間の潤滑性を保つことができる最低限のオイルの流量におけるオイルの圧力を予め実験的に確認して設定された値である。なお、ばね104の弾性係数は、収容室693に流れるオイルの圧力がオイル供給通路60に流れるオイルの圧力が所定値未満である場合に突出板101bが第1連通路691の第1端を閉塞しないように、且つ第2連通路692の第1端が第3空間S3に連通するように設定されている。また、ばね104の弾性係数は、収容室693に流れるオイルの圧力が所定値以上である場合に突出板101bが第1連通路691の第1端を閉塞するように、且つ第2連通路692の第1端が第2空間S2に連通するように設定されている。
本実施形態の作用を説明する。
電動モータ17が駆動されると、低速シャフト16の回転によりオイルポンプ57が駆動されて、オイルパン56内に貯留されているオイルが第3接続通路63及び吸入口57aを介してオイルポンプ57内に吸入され、吐出口57bを介して第4接続通路64に吐出される。オイルポンプ57は、低速シャフト16の回転数の増加に伴い、吐出口57bから吐出されるオイルの量が比例的に増加するように駆動される。そして、第4接続通路64に吐出されたオイルは、第4接続通路64を流れて第1分岐通路65及び第2分岐通路66にそれぞれ分配される。
第4接続通路64から第1分岐通路65に分配されたオイルは、第1分岐通路65を流れて貫通孔13h内に流入し、シール部材20及び第2軸受19に供給される。
第4接続通路64から第2分岐通路66に分配されたオイルは、第2分岐通路66を介して共通通路67に流入する。共通通路67を流れるオイルは、その一部がシール部材側供給通路69に分配され、その他のオイルが増速機側供給通路70を流れる。共通通路67からシール部材側供給通路69に分配されたオイルは、シール部材側供給通路69を流れて挿通孔14hに流入し、メカニカルシール71に供給される。
シール部材側供給通路69の第2端から噴射されるオイルは、連通溝93に供給され、正圧発生溝94に供給される。高速シャフト31の回転に伴って回転環81が回転すると、連通溝93を介して正圧発生溝94内に供給されているオイルは、回転環81の回転に追従して端面94aに向けて移動し、端面94aを乗り越えて平坦面92aに向けて移動しようとする。これにより、回転側摺動面82と固定側摺動面92との間に正圧が発生し、回転側摺動面82と固定側摺動面92との間隔が広がって回転側摺動面82と固定側摺動面92との間にオイルによる油膜が形成され、回転側摺動面82と固定側摺動面92の接触面92sとの間の摺動性が向上する。なお、回転環81と固定環91との間に介在するオイルが回転環81の回転に追従して移動することにより、連通溝93にオイルが供給されるとともに、連通溝93から正圧発生溝94にオイルが供給されている。また、オイルが最外周部91bを介して環状に拡がり、連通溝93にオイルが供給されるとともに、連通溝93から正圧発生溝94にオイルが供給されている。
また、増速機側供給通路70を流れるオイルは、ローラ部35aの外周面に供給される。これにより、ローラ部35aと高速シャフト31との摺動部分の潤滑が良好なものとなる。メカニカルシール71及びローラ部35aの外周面に供給されたオイルは、増速機室13c内に戻される。
遠心圧縮機10が適用される環境が高温であり、オイルの流量が増加し、オイル供給通路60を流れるオイルの圧力が所定値以上である場合、第1連通路691と第2連通路692とのうち、第2連通路692にオイルが供給される。
一方で、遠心圧縮機10が適用される環境が低温であり、オイル供給通路60を流れるオイルの圧力が所定値未満である場合、第1連通路691と第2連通路692とのうち、第1連通路691にオイルが供給される。
本実施形態の効果を説明する。
(1)第1連通路691の第2端は、挿通孔14hの内周面において、複数の連通溝93のうちの1つの連通溝93に対向する位置に連通している。第2連通路692の第2端は、挿通孔14hの内周面において、複数の正圧発生溝94のうち1つの正圧発生溝94に対向する位置に連通している。すなわち、第2連通路692は、挿通孔14hの内周面において、連通溝93に対向しない位置に連通している。そのため、第1連通路691の第2端から噴射したオイルは、連通溝93に供給され易くすることができる。同様に、第2連通路692の第2端から噴射したオイルは、連通溝93に直接供給され難くすることができる。
(2)オイル供給通路60を流れるオイルの圧力に応じて切換弁100が第1連通路691と第2連通路692とを切り換えるため、遠心圧縮機10が適用される環境に依らず、インペラ室15b側へのオイル洩れを抑制しつつメカニカルシール71における回転環81及び固定環91の面荒れを抑制できる。
(3)オイル供給通路60を流れるオイルの圧力が所定値以上である場合、第1連通路691と第2連通路692とのうち、第2連通路692にオイルが供給されるため、第1連通路691にオイルが供給される場合と比較すると、固定環91の接触面92sを介してオイルが洩れ難くなる。すなわち、高速シャフト31とメカニカルシール71との間からオイルがインペラ室15b側へ洩れることを抑制できる。また、オイルの流量が増加しているため、連通溝93を介して固定環91に対向する回転環81の回転側摺動面82と回転環81に対向する固定環91の接触面92sとの間の潤滑が保たれ、回転環81の回転側摺動面82と固定環91の接触面92sとの摩擦による回転環81及び固定環91の面荒れを抑制できる。さらに、正圧発生溝94にオイルを供給し易くなるため、回転環81の回転側摺動面82と固定環91の接触面92sとの間にオイルによる油膜が形成され易くなる。
(4)オイル供給通路60を流れるオイルの圧力が所定値未満である場合、第1連通路691と第2連通路692とのうち、第1連通路691にオイルが供給されるため、第2連通路692にオイルが供給される場合と比較すると、オイルは、第1連通路691により連通溝93を介して固定環91と対向する回転環81の回転側摺動面82と回転環81に対向する固定環91の接触面92sとの間に迅速に供給される。そのため、回転環81の回転側摺動面82と固定環91の接触面92sとの摩擦による回転環81及び固定環91の面荒れを抑制できる。また、オイルの流量が少ないため、固定環91の接触面92sを介してオイルが洩れ難くなる。すなわち、高速シャフト31とメカニカルシール71との間からオイルがインペラ室側へ洩れることが抑制される。
(5)スパイラル溝95は、回転環81と固定環91との相対回転摺動によりオイルをメカニカルシール71の外周側に戻すポンピング作用を発生させる。そのため、回転環81と固定環91との間を通過して回転環81の回転側摺動面82と固定環91の接触面92sとの間に向けて流れ込もうとするオイルをポンピング作用によってメカニカルシール71の外周側に戻し、増速機室13c内のオイルが回転環81と固定環91との間を介してインペラ室15b内へ洩れ出してしまうことを抑制することができる。
(6)切換弁100として電磁弁を採用する場合、切換弁100による第1連通路691と第2連通路692との切り換えを制御する必要があり、遠心圧縮機10の構成が複雑になる。本実施形態では、オイルの圧力により切換弁100を動作させることができるため、遠心圧縮機10の構成を複雑にせずに好適に第1連通路691と第2連通路692との切り換えを行うことができる。
(7)遠心圧縮機10は、回転側摺動面82及び固定側摺動面92の面荒れを抑制できる構成となっている。そのため、遠心圧縮機10が駆動していないとき、固定環91の接触面92sを介して高速シャフト31とメカニカルシール71との間からのオイルの静止洩れを抑制できる。また、遠心圧縮機10が駆動しているとき、回転側摺動面82及び固定側摺動面92の面荒れによる回転側摺動面82と固定側摺動面92との隙間の拡大によりインペラ室15bから増速機室13cへの通気量増大を抑制できる。
(8)オイルの静止洩れを考慮すると、遠心圧縮機10に貯留されるオイルの総量を多くしておくことが好ましいが、本実施形態では、オイルの静止洩れを抑制できるため、遠心圧縮機10の総封入オイル量を減らすことができ、遠心圧縮機10の製造コストを低減することができる。
(9)圧抜き通路58には、気体は通過し、液体は通過させない換気膜59が配置されている。オイルパン56の空気層Aを形成する空気は、圧抜き通路58から外部に排出されるため、増速機室13c内の圧力の上昇を抑えられる。また、圧抜き通路58を介して外部から遠心圧縮機10内に異物や水分が侵入してしまうことを換気膜59によって抑制することができる。
(10)遠心圧縮機10が駆動しているとき、回転側摺動面82及び固定側摺動面92が面荒れしていると、インペラ室15bから増速機室13cへの通気量が増大してしまう。増速機室13cへの通気量の増大に伴い、オイルパン56への通気量も増大するため、オイルパン56に貯留されるオイルが圧抜き通路58にまで至り、ひいては換気膜59を目詰まりさせる虞がある。その点、本実施形態では、回転側摺動面82及び固定側摺動面92の面荒れの抑制によるインペラ室15bから増速機室13cへの通気量増大を抑制できるため、換気膜59の目詰まりを抑制できる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施できる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施できる。
○ 固定側摺動面92には、メカニカルシール71の外周側に押し戻す気体を発生させることによりポンピング作用を発生させて、回転側摺動面82と固定側摺動面92との間からインペラ室15b内へオイルが洩れ出すことを抑制するため、スパイラル溝95が形成されていたが、これに限らず、以下のように変更してもよい。
図6に示すように、固定側摺動面92には、スパイラル溝95の代わりに負圧発生溝97が形成されていてもよい。負圧発生溝97は、高速シャフト31の径方向において、固定側摺動面92の接触面92sよりも外側に位置している。負圧発生溝97は、高速シャフト31の径方向において、正圧発生溝94よりも内側に位置している。すなわち、負圧発生溝97は、高速シャフト31の径方向において、接触面92sと正圧発生溝94との間に配置されている。負圧発生溝97は、複数の連通溝93のうちの一つの連通溝93に連通しており、その連通している連通溝93から回転環81の回転方向と反対側に向けて延びている。このように構成された負圧発生溝97は、回転環81の回転側摺動面82と固定環91の固定側摺動面92との間から洩れようとするオイルを吸い戻す負圧を発生させる。
このように変更することにより、回転環81の回転に応じて負圧発生溝97にオイルが流れ込むことにより負圧発生溝97内が負圧となり、増速機室13cから挿通孔14hを介してインペラ室15b側へ洩れ出そうとするオイルが負圧発生溝97内に吸い込まれ易くなる。よって、インペラ室15b側へのオイルの洩れをより抑制できる。
○ 図6に示す負圧発生溝97に加えて、スパイラル溝95も追加してもよい。
○ 切換弁100を電磁弁に変更してもよい。このように変更する場合、電磁弁は、電動三方弁を用いるとよい。共通通路67を電磁弁の第1ポートに接続し、第1連通路691の第1端を電磁弁の第2ポートに接続し、第2連通路692の第1端を電磁弁の第3ポートに接続する。電磁弁は、第1ポートと第3ポートとを連通し、且つ第1ポートと第2ポートとを連通しない第1状態と、第1ポートと第2ポートとを連通し、且つ第1ポートと第3ポートとを連通しない第2状態と、を切り換える。
オイル供給通路60に流れるオイルの圧力は、電動モータ17の回転数に応じて変化する。すなわち、オイル供給通路60に流れるオイルの圧力と、電動モータ17の回転数とには相関がある。
電磁弁は、遠心圧縮機10が適用される環境が高温であり、電動モータ17の回転数がオイル供給通路60に流れるオイルの圧力が所定値以上となる電動モータ17の回転数である場合に第1状態にする。すなわち、オイル供給通路60に流れるオイルは、第1ポートから第2ポートへのオイルの供給を遮断することにより第1連通路691へのオイルの供給を遮断し、第1ポートから第3ポートへのオイルの供給を許容することにより第2連通路692へのオイルの供給を許容する。
電磁弁は、遠心圧縮機10が適用される環境が低温であり、電動モータ17の回転数がオイル供給通路60に流れるオイルの圧力が所定値未満となる電動モータ17の回転数である場合に第2状態となる。すなわち、オイル供給通路60に流れるオイルは、第1ポートから第3ポートへのオイルの供給を遮断することにより第2連通路692へのオイルの供給を遮断し、第1ポートから第2ポートへのオイルの供給を許容することにより第1連通路691へのオイルの供給を許容する。
このように変更しても、オイル供給通路60に流れるオイルの圧力が所定値以上である場合、第1連通路691へのオイルの供給を遮断し、第2連通路692へのオイルの供給が許容される。また、オイル供給通路60に流れるオイルの圧力が所定値未満である場合、第2連通路692へのオイルの供給を遮断し、第1連通路691へのオイルの供給が許容される。
○ 収容室693が配置される位置は、オイル供給通路60におけるオイルポンプ57よりも下流側であればどのような位置でもよい。さらに、第1連通路691は、収容室693から挿通孔14hの内周面において、連通溝93に対向する位置に連通するように延びていればよい。第2連通路692は、収容室693から挿通孔14hの内周面において、固定環91の正圧発生溝94に対向する位置に連通するように延びていればよい。
○ 第1連通路691の第2端が対向している連通溝93と、第2連通路692の第2端が対向している正圧発生溝94とは、回転方向R1において連通していなくてもよい。
○ 第2連通路692の第2端は、挿通孔14hの内周面において、固定環91の平坦面92aに対向する位置に連通していてもよい。すなわち、第2連通路692は、挿通孔14hの内周面において、連通溝93に対向しない位置に連通していればよい。
○ 第1連通路691及び第2連通路692の数は適宜変更してもよい。例えば、収容室693に第1連通路691を2つ以上接続するように変更してもよい。また、収容室693に第2連通路692を2つ以上接続するように変更してもよい。ただし、オイル供給通路60に流れるオイルの流量が所定量未満であれば、第1連通路691にオイルが供給され、オイル供給通路60に流れるオイルの流量が所定量以上であれば第2連通路692にオイルが供給されるように配置する。
○ 遠心圧縮機10の適用対象及び圧縮対象の気体は任意である。例えば、遠心圧縮機10は空調装置に用いられてもよく、圧縮対象の気体は冷媒ガスであってもよい。また、遠心圧縮機10の搭載対象は、車両に限られず任意である。
10…遠心圧縮機、11…ハウジング、13c…増速機室、14…仕切壁であるプレート、14h…挿通孔、15b…インペラ室、16…低速シャフト、24…インペラ、30…増速機、31…高速シャフト、60…オイル供給通路、69…シール部材側供給通路、71…メカニカルシール、81…回転環、82…回転側摺動面、91…固定環、91b…最外周部、92…固定側摺動面、92s…接触面、93…連通溝、94…正圧発生溝、95…スパイラル溝、97…負圧発生溝、100…切換弁、691…第1連通路、692…第2連通路、693…収容室、R1…回転方向。

Claims (4)

  1. 駆動源によって回転する低速シャフトと、
    前記低速シャフトよりも高速回転する高速シャフトに取り付けられたインペラと、
    前記低速シャフトの動力を前記高速シャフトに伝達する増速機と、
    前記駆動源を収容する駆動室、前記インペラを収容するインペラ室及び前記増速機を収容する増速機室が形成され、前記高速シャフトが挿通される挿通孔を有するとともに前記インペラ室と前記増速機室とを仕切る仕切壁を備えるハウジングと、
    前記高速シャフトの外周面と前記挿通孔の内周面との間に設けられるメカニカルシールと、
    前記増速機にオイルを供給するオイル供給通路と、を備え、
    前記メカニカルシールは、
    前記高速シャフトと一体回転する回転環と、
    前記回転環に対して前記高速シャフトの軸線方向で対向配置されるとともに前記高速シャフトを囲んだ状態で前記挿通孔に固定される固定環と、を有し、
    前記回転環に対向する前記固定環の端面には、
    内周側に配置され、前記回転環の静止時に前記回転環の端面と接触可能な接触面と、
    前記接触面より外周側に配置され、前記回転環の回転方向に向けて延び、前記回転環の回転時にオイルを引き込み、前記回転環を前記固定環から引き離すように正圧を発生させる複数の正圧発生溝と、
    前記固定環の最外周部から内周に向けて延び、前記最外周部と前記正圧発生溝とを連通する複数の連通溝と、が形成される遠心圧縮機であって、
    前記オイル供給通路は、
    前記挿通孔の内周面において、前記固定環の前記連通溝に対向する位置に連通する第1連通路と、
    前記挿通孔の内周面において、前記固定環の前記連通溝に対向しない位置に連通する第2連通路と、を有し、
    前記オイル供給通路を流れるオイルの圧力が所定値以上である場合、前記第1連通路へのオイルの供給を遮断し、前記第2連通路へのオイルの供給を許容する第1状態と、前記オイル供給通路を流れるオイルの圧力が前記所定値未満である場合、前記第2連通路へのオイルの供給を遮断し、前記第1連通路へのオイルの供給を許容する第2状態と、を切り換える切換弁と、を備える遠心圧縮機。
  2. 前記第2連通路は、前記挿通孔の内周面において、前記正圧発生溝に対向する位置に連通していることを特徴とする請求項1に記載の遠心圧縮機。
  3. 前記固定環の端面には、前記接触面と前記正圧発生溝との間に、前記連通溝から回転方向とは反対側に延び、前記固定環に対向する前記回転環の端面と前記固定環の端面との間から洩れようとするオイルを吸い戻す負圧を発生させる負圧発生溝が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遠心圧縮機。
  4. 前記固定環の端面には、前記接触面と前記正圧発生溝との間に、前記回転方向に対して交差するように延び、前記固定環に対向する前記回転環の端面と前記固定環の端面との間から洩れようとするオイルを前記メカニカルシールの外周側に押し戻す気体を発生させるスパイラル溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の遠心圧縮機。
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