JP2021181900A - 波面計測装置、波面計測方法、並びに、光学系および光学素子の製造方法 - Google Patents

波面計測装置、波面計測方法、並びに、光学系および光学素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受光部の大きさを抑制しつつ適切な分解能を有する波面計測装置を提供する。【解決手段】波面計測装置(1)は、光源(10)から出射して被検物(30)を介した光を偏向し、光の第1の方向における光束幅を変化させる偏向部(80、81)と、偏向部からの光を受光する受光部(90、91)と、受光部の出力と、第1の方向および第1の方向とは異なる第2の方向のそれぞれに関して規格化した関数とを用いて、偏向部に入射する前の光の波面を算出する算出部(100)とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、光学系の透過波面を計測する波面計測装置に関する。
特許文献1には、被検光学系に複数の画角の光束を照射し、被検光学系から出射した複数の画角の光束を折り返し平面鏡とウェッジプリズムとを介して1つの受光部(波面センサ)に導光し、被検光学系の複数の画角の波面を計測する波面計測装置が開示されている。特許文献2には、被検物を、屈折率の異なる2種類の媒質に浸して透過波面を測定し、2種類の透過波面から被検物の形状成分を除去して屈折率分布を算出する屈折率分布計測装置が開示されている。
特許第6125131号公報 特開2011−106975号公報
しかしながら、特許文献1に開示された波面計測装置において、被検物の軸外の光束はケラレによってメリジオナル方向の光束幅が狭くなるため、受光部で受光した光束のメリジオナル方向のデータ点数が少なくなる(低分解能)。分解能が低下すると、波面の計測精度も劣化する。プリズムを用いた偏向によってメリジオナル方向の光束幅を拡大すれば分解能の向上が可能であるが、受光部で受光した光束は被検物透過直後の光束と形が変わっているため、そのまま解析しても所望の波面が得られない。
特許文献2に開示された屈折率分布計測装置は、被検物の口径と同程度か、それよりも大きな受光面の受光部が必要である。
そこで本発明は、受光部の大きさを抑制しつつ適切な分解能を有する波面計測装置、波面計測方法、光学系の製造方法、および、光学素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての波面計測装置は、光源から出射して被検物を介した光偏向し、前記光の第1の方向における光束幅を変化させる偏向部と、前記偏向部からの前記光を受光する受光部と、前記受光部の出力と、前記第1の方向および該第1の方向とは異なる第2の方向のそれぞれに関して規格化した関数とを用いて、前記偏向部に入射する前の前記光の波面を算出する算出部とを有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、受光部の大きさを抑制しつつ適切な分解能を有する波面計測装置、波面計測方法、光学系の製造方法、および、光学素子の製造方法を提供することができる。
実施例1における波面計測装置の概略構成図である。 実施例1における被検物の波面の計測手順を示すフローチャートである。 実施例1における偏向素子による偏向前後の光束を波面センサで受光したときの信号を示す図である。 実施例2における波面計測装置の概略構成図である。 実施例3における波面計測装置の概略構成図である。 実施例4における波面計測装置の概略構成図である。 実施例4における偏向素子による偏向前後の光束を異なる波面センサで受光したときの信号を示す図である。 光学系の製造方法の製造工程図である。 光学素子の製造方法の製造工程図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本発明の実施例1における波面計測装置について説明する。図1は、本実施例における波面計測装置の概略構成図である。
波面計測装置1は、光源10、ファイバ20、21、偏向部としての偏向素子(透過型回折素子、回折格子)80、81、受光部としての波面センサ(シャックハルトマンセンサ)90、91、およびコンピュータ(算出部)100を備えて構成されている。被検物30は、複数のレンズを組み合せて構成された光学系である。波面計測装置1は、被検物30の軸外の透過波面を計測する。
光源10は、例えば、半導体レーザやLEDである。光源10からファイバ20、21をそれぞれ介して出射した発散光200a、201aは、被検物30の軸外を透過して被検光200b、201bとなる。被検光200b、201bは、被検物30を透過する際にケラレるため、光束のメリジオナル方向の幅が、サジタル方向の幅より小さくなっている。
被検光200b、201bはそれぞれ、偏向素子80、81で回折されて被検光200c、201cとなり、波面センサ90、91で受光される。本実施例における偏向素子80、81は、例えば、振幅型回折格子、位相型回折格子、または、CGH(Computer Generated Hologram)である。被検光200c、201cは、偏向素子80、81で偏向された影響で、メリジオナル方向(所定の方向、本実施例では図1中のY方向)に伸縮された(本実施例では所定の方向に拡大された)状態で波面センサ90、91に入射する。
波面センサ90、91で受光された被検光200c、201cに対応する信号は、コンピュータ100に送られる。コンピュータ100は、被検光200c、201cに対応する信号に基づいて、被検物30の被検光200b、201bの波面(偏向素子80、81によって光束が伸縮される前の波面)を算出する。
本実施例では、シャックハルトマンの原理を利用して波面を算出する。すなわち波面センサ90、91は、マイクロレンズアレイを備えたシャックハルトマンセンサである。波面収差の無い平行光がシャックハルトマンセンサに入射すると、マイクロレンズアレイの周期と同じ周期のスポット配列像が撮像される。一方、波面収差の有る光がシャックハルトマンセンサに入射すると、スポット配列像のそれぞれのスポット位置が各マイクロレンズに入射した光の波面の傾きに比例してシフトする。このスポット位置のシフト量に基づいて波面が算出される。
次に、図2を参照して、本実施例における被検物30の波面の計測手順(波面計測方法)について説明する。図2は、被検物30の波面の計測手順を示すフローチャートである。
まずステップS10において、被検物30を設置し、光源10から被検物30に光を入射させる。続いてステップS20において、偏向素子80、81により所定の方向(メリジオナル方向)に伸縮された被検物30の透過光200c、201c(所定の方向に光束幅が変化した光)をそれぞれ波面センサ90、91で受光する。
図3は、偏向素子による光束の伸縮の様子を示す図である。図3(A)は、被検物30の透過直後に波面センサを配置(光の進行方向に対して波面センサ面が垂直になるように配置)した波面計測光学系を仮定したときに、波面センサで受光されるスポット配列像の例である。ケラレの影響により、メリジオナル(M)方向のスポット数がサジタル(S)方向のスポット数より少なくなる。図3(B)は、偏向素子により回折された後に波面センサを設置した場合(本実施例の配置)において、波面センサで受光されるスポット配列像の例である。被検物30の透過光束が、偏向によりメリジオナル(M)方向に引き伸ばされてスポット数が増加し、サジタル(S)方向のスポット数と同程度になっている。すなわち、本実施例のような配置にすることにより、メリジオナル方向の分解能を高くすることができる。
しかし、実際に計測しようとする被検物30の透過波面は、偏向素子により伸縮される前の波面である。そこで、図2のステップS30において、コンピュータ100は、被検光が偏向素子により伸縮される前の被検物の透過波面を算出する。具体的には、コンピュータ100は、図3(B)の信号(波面センサで受光した被検光の信号)と、所定の方向および所定の方向と垂直な方向のそれぞれに関して規格化した関数とを用いて、被検光が偏向素子により伸縮される前の被検物の透過波面を算出する。本実施例において、所定の方向(第1の方向)はメリジオナル方向(図1中のY方向)であり、所定の方向と垂直な方向(第1の方向とは異なる第2の方向)はサジタル方向(図1中のX方向)であるが、これらに限定されるものではない。なおステップS30は、さらに詳細に、図2においてステップAとして示されるステップSA1、SA2、SA3の3つの工程に分割できる。
まずステップSA1において、コンピュータ100は、波面センサ90、91で受光した光束について、各マイクロレンズにおける波面の傾きと各マイクロレンズの座標を算出する。ここで、波面センサ90、91に入射する光束の波面をW(X,Y)、マイクロレンズアレイのi行j列に位置するマイクロレンズの座標を(Xij,Yij)、そのレンズにより形成される集光スポットの重心座標を(Xij+δXij,Yij+δYij)とする。このとき、各マイクロレンズアレイにおける波面の傾きは、以下の式(1)のように表される。ただし、fは波面センサ内のマイクロレンズアレイとイメージセンサ(CMOSセンサやCCDセンサ)の距離である。
Figure 2021181900
仮に、マイクロレンズの配列方向とイメージセンサの画素の配列方向とが略一致していれば、各マイクロレンズの座標(Xij,Yij)は、以下の式(2)で表される。すなわち、このとき各マイクロレンズの座標(Xij,Yij)は、X方向とY方向のそれぞれにマイクロレンズアレイの周期(例えばΛ=150μm)で配列された値になる。ただし、Xc、Ycは光束の重心座標である。重心座標は、各マイクロレンズに入射する光の強度をIijとするとき、以下の式(3)で表される値である。重心計算する際に用いる光の強度Iijは、ある閾値以上の値であれば全てIij=1としてもよい。
Figure 2021181900
Figure 2021181900
続いてステップSA2において、コンピュータ100は、各マイクロレンズの座標(Xij,Yij)を規格化する。規格化は、所定の方向(メリジオナル方向、図1のY方向)および所定の方向と垂直な方向(サジタル方向、図1のX方向)のそれぞれにおいて、以下の式(4)で表されるように行われる。ただし、(xij,yij)は規格化された各マイクロレンズの座標、max(引数)は引数の最大値を返す関数である。
Figure 2021181900
最後に、ステップSA3において、コンピュータ100は、所定の方向および所定の方向と垂直な方向のそれぞれに関して規格化された関数を用いて、各マイクロレンズにおける波面の傾きをフィッティングする。これにより、被検光が偏向素子により伸縮される前の被検光の波面を算出することができる。所定の方向および所定の方向と垂直な方向のそれぞれに関して規格化された関数としては、例えば、XY方向のそれぞれに関して規格化したゼルニケ関数Z(r,θ)をX、Yで偏微分した微分ゼルニケ関数を用いることができる。規格化する前の座標系を(X,Y)、規格化された座標系(x,y)における極座標を(r,θ)とするとき、規格化された微分ゼルニケ関数は、整数N(N≧0)と整数M(|M|≦N)を用いて、以下の式(5)のように表される。
Figure 2021181900
所定の方向および所定の方向と垂直な方向のそれぞれに関して規格化された関数を用いて各マイクロレンズアレイにおける波面の傾きをフィッティングすると、計算上は、偏向素子による光束の伸縮有り無しにかかわらず同じフィッティング係数が得られる。すなわち、ステップSA3にて算出されたフィッティング係数(透過波面)は、偏向素子による光束の伸縮前のフィッティング係数(透過波面)と等しい。ただし実際には、波面センサで取得したデータの分解能の違いにより、フィッティング係数の精度に優劣が発生する。本実施例では、図2のフローを用いることで、高精度に被検物の透過波面を計測することができる。
なおステップSA3では、波面の傾きを規格化された微分ゼルニケ関数でフィッティングしたが、本実施例はこれに限定されるものではない。これに代えて、波面の傾きを積分して波面にした後に、規格化されたゼルニケ関数でフィッティングしてもよい。規格化して用いる関数は、ゼルニケ関数や微分ゼルニケ関数に限定されるものではなく、2次元の三角関数やルジャンドル多項式などを用いてもよい。また、シュミットの直交化等を利用して新たな関数を作成してもよい。
図2のフローに、光の逆伝搬の計算工程を追加すると、波面算出精度をさらに向上させることができる。本実施例のように、偏向素子80、81を用いて光束を偏向させると、光束の内部において所定の方向に光路長分布が発生する。例えば、図1の光束200cの内部において、+Y位置の光線に比べて−Y位置の光線は、伝搬距離が長い。そこで、光の逆伝搬を用いて、伝搬距離の違いによって生じる光路長分布を除去すればよい。
また、被検物30の瞳から波面センサ90、91までの伝搬による波面の変形を抑制する場合、波面センサ90、91から被検物30の瞳まで逆伝搬すればよい。逆伝搬は、光線追跡でもよいし、角スペクトル法による伝搬でもよい。例えば、光線追跡を用いる場合、ステップSA1において、各マイクロレンズにおける波面の傾きと座標から光線追跡を実施し、各マイクロレンズの座標を光線追跡後の座標に入れ替えてステップSA2、SA3を実施すればよい。角スペクトル法を用いる場合、ステップSA3において波面を算出した後に、逆伝搬すればよい。
波面センサ90、91から被検物30の瞳まで逆伝搬する代わりに、被検物30と波面センサ90、91それぞれの間にレンズを挿入し、被検物30の瞳と波面センサ90、91を共役関係にすることもできる。挿入するレンズに、ビームエキスパンダの機能も兼用させれば、波面センサ90、91に入射する光束のサイズを、より適切なサイズに調整することができる。
以上のように、本実施例において、波面計測装置1は、偏向部(偏向素子80、81)、受光部(波面センサ90、91)、および算出部(コンピュータ100)を有する。偏向部は、光源10から出射して被検物30を介した光(被検物30を透過または被検物30で反射した光)を偏向し、光の第1の方向(所定の方向)における光束幅を変化(伸縮)させる。受光部は、偏向部からの光を受光する。算出部は、受光部の出力と、第1の方向および第1の方向とは異なる第2の方向のそれぞれに関して規格化した関数とを用いて、偏向部に入射する前の光(光束幅が変化する前の光)の波面を算出する。
本実施例において、偏向部に入射する前の光は、第1の方向における光束幅が第2の方向における光束幅よりも小さく、偏向部は、第1の方向における光の光束幅を拡大する。ただし本実施例は、これに限定されるものではない。例えば、第1の方向における光束幅が第2の方向における光束幅よりも大きい場合、偏向部は、第1の方向における光の光束幅を縮小することができる。
本実施例では、偏向素子として透過型回折格子を用いているが、反射型回折格子でもよい。いずれの場合でも、光束の伸縮倍率は格子周期や回折次数で調整可能である。また、回折格子の代わりに、プリズム、フレネルプリズムを用いてもよい。プリズムを用いる場合の光束の伸縮倍率は、プリズムの頂角、屈折率や入射角度を変えることで調整可能である。また、プリズムを用いる場合、回折格子を用いた場合生じた光束内部の所定方向の光路長分布は発生しない。
本実施例では、波面センサ90、91として、マイクロレンズアレイを備えたシャックハルトマンセンサを用いているが、これに限定されるものではない。それに代えて、波面センサ90、91は、ハルトマンマスクを備えたシアリング干渉計(タルボ干渉計)を用いてもよい。ハルトマンマスクは、2次元位相型回折格子または2次元吸収型回折格子のいずれでもよい。シアリング干渉計では、ハルトマンマスクの後方にできる自己像の歪みから、フーリエ変換法によって波面を算出することができる。またはハルトマンマスクとして、ピンホールアレイ(1つのピンホールを透過した光と隣接するピンホールを透過した光との干渉が無視できるほどピンホール同士が離れているアレイ)を用いて、シャックハルトマンセンサと同様の原理で波面を回復することもできる。
または、被検光の強度情報を用いて波面を算出する方法でもよい。その方法は次の通りである。直進ステージ上にイメージセンサ(マイクロレンズアレイやハルトマンマスクを含まない)を固定したものを波面センサ90、91として配置する。直進ステージを駆動しながら像を複数撮像する。コンピュータ100は、撮像された像に基づいて、被検物30の透過波面を算出する。像から波面を算出する方法は、強度輸送方程式を用いた方法や、特定の波面の初期値に基づいて最適化計算を行う方法でもよい。または、波面と像との関係を機械学習させた人工知能(AI)を用いて波面を算出してもよい。
本実施例では、図3に示されるように、被検光の光束のうちサジタル方向の光束幅が波面センサの画面サイズと同程度(高い分解能が得られるサイズ)で、メリジオナル方向の光束幅が波面センサの画面サイズより小さい(低い分解能しか得られないサイズ)である。このため、偏向素子80、81によって、メリジオナル方向の光束幅を拡大する。メリジオナル方向の光束幅が波面センサの画面サイズと同程度で、サジタル方向の光束幅が波面センサの画面サイズより大きい場合、サジタル方向を所定の方向とし、その方向の光束を縮小するように偏向素子80、81、波面センサ90、91を配置すればよい。
本実施例によれば、波面センサの大きさを抑制しつつ適切な分解能を有する波面計測装置を提供することができる。
次に、図4を参照して、本発明の実施例2における波面計測装置について説明する。図4は、本実施例における波面計測装置2の概略構成図である。
波面計測装置2は、光源11、ピンホール25、2軸回転ステージ付ミラー40、レンズ50、51、ビームスプリッタ60、および、3軸直進ステージ125を有する。また波面計測装置2は、偏向素子(フレネルプリズム)82、波面センサ92、2軸直進・2軸回転ステージ95、および、コンピュータ100を有する。偏向素子82および波面センサ92は、2軸直進・2軸回転ステージ95上に配置されている。波面センサ92は、ハルトマンマスクを有するタルボ干渉計である。
光源11(例えば、DPSSレーザ)からピンホール25を介して出射した光200aは、レンズ50で平行光となり、ビームスプリッタ60で反射し、レンズ51を透過して被検物30の像面位置に相当する面に集光する。被検光200aは、その後発散して被検物30に入射する。被検光200aは、被検物30を透過後、2軸回転ステージ付ミラー40で反射し、被検物30を再度透過した被検光200bは、レンズ51、ビームスプリッタ60を透過して偏向素子82で偏向する。偏向素子82において偏向した光束200cは、所定の方向に伸縮した状態で、波面センサ92によって受光される。偏向素子82による光束伸縮によって、適切な分解能が得られる。波面センサ92で受光した被検光200cの信号は、コンピュータ100に送られる。コンピュータ100は、所定の方向および所定の方向と垂直な方向のそれぞれに関して規格化した関数を用いて、被検光が偏向素子によって伸縮される前の被検物の透過波面を算出する。
3軸直進ステージ125は、図4中のXYZ方向に駆動することができる。2軸回転ステージ付ミラー40は、X軸、Y軸に関して回転することができる。2軸直進・2軸回転ステージ95は、XY方向への直進駆動と、X軸、Y軸に関して回転することができる。波面計測装置2は、3軸直進ステージ125と2軸回転ステージ付ミラー40の駆動により、被検物30の複数の画角に対応する透過光の波面計測を実現している。また、2軸直進・2軸回転ステージ95により、波面センサ92に入射する光束の位置とサイズを調整し、適切な分解能の波面計測を実現している。
次に、図5を参照して、本発明の実施例3における波面計測装置について説明する。図5は、本実施例における波面計測装置3の概略構成図である。
波面計測装置3は、光源12、ファイバ20、レンズ50、51、52、ハーフミラー65、透過平面(TF:Transmission Flat)70、CGH75、偏向素子(反射型回折格子)83、波面センサ94、および、コンピュータ100を有する。波面計測装置3は、フィゾー干渉計である。波面センサ94は、イメージセンサ(CMOSセンサやCCDセンサ)である。本実施例の被検物35は、fθレンズとして用いられるトーリックレンズ(光学素子)である。波面計測装置3は、被検物35の面形状を調べるため、トーリック面における反射光の波面を計測する。図5は、被検物35の副走査断面に対する光路を表示している(主走査方向は図5中のX方向)。
光源12(例えば、HeNeレーザ)からファイバ20を介して出射した光200aは、レンズ50で平行光となり、ハーフミラー65を透過し、透過平面70において一部透過し、一部反射する。透過平面70で反射した光は、フィゾー干渉計における参照光200Rとなる。透過平面70は、駆動できるように不図示のピエゾステージ上に配置されている。透過平面70を透過した被検光200aは、CGHを透過してXY方向それぞれにおいて異なる曲率をもった収束光となり、被検物35の面に略垂直に入射する。被検物35の面で反射した被検光200bはCGH、透過平面70を再度透過し、参照光200Rと干渉する。干渉光(200b、200R)は、ハーフミラー65で反射し、レンズ51、52を透過し、偏向素子83に入射する。偏向素子83において偏向した干渉光(200c、200Rc)は、所定の方向の光束が伸縮され、イメージセンサ94で受光される。イメージセンサ94で受光した干渉光(200c、200Rc)の信号は、コンピュータ100に送られる。コンピュータ100は、所定の方向および所定の方向と垂直な方向のそれぞれに関して規格化した関数を用いて、光束が偏向素子によって伸縮される前の被検物の反射波面を算出する。波面算出は、フリンジスキャン法でもよいし、キャリア縞を用いたフーリエ変換法でもよい。
トーリックレンズは、主走査方向(図5のX方向)の径が副走査方向(図5のY方向)の径より大きい。このため、トーリック面の反射光をそのままイメージセンサで受光すると、副走査方向の分解能が主走査方向の分解能より低くなる。一方、本実施例によれば、偏向素子83による偏向により副走査方向の光束幅を引き伸ばすことで、適切な分解能の波面計測を実現することができる。
次に、図6を参照して、本発明の実施例4における波面計測装置について説明する。図6は、本実施例における波面計測装置4の概略構成図である。
波面計測装置4は、光源10、ファイバ20、レンズ50、51、偏向素子(プリズム)84、波面センサ90、およびコンピュータ100を備えて構成されている。本実施例の被検物36は、モールドレンズ(光学素子)である。
光源10からファイバ20を介して出射した光200aは、レンズ50、51を介して収束光となり、被検物36に入射する。被検物36を透過した被検光200bは、偏向素子84で偏向され、所定の方向の光束が伸縮し、波面センサ90で受光される。波面センサ90で受光した被検光200cの信号は、コンピュータ100に送られる。コンピュータ100は、所定の方向および所定の方向と垂直な方向のそれぞれに関して規格化した関数を用いて、光束が偏向素子84により伸縮される前の被検光200bの波面を算出する。
一般に、被検物36が単レンズの場合、被検物36を透過した波面は、複数のレンズで構成された光学系の透過波面と異なり、波面収差が大きい。波面収差が大きい場合、できるだけ被検物36と波面センサ90との間にレンズを挿入しないほうが好ましい。これは、挿入したレンズによる予期せぬ収差の発生(光線光路のばらつきによって生じる収差)を避けるためである。その場合、被検物の口径と同程度の画面サイズの波面センサ90が必要となる。
図7は、本実施例において、波面センサ90で得られる信号の例である。一般に、波面センサ90の画面サイズ(受光面の大きさ)は、横方向よりも縦方向の方が小さい。したがって、被検物36の口径と同程度の画面サイズの波面センサ90とは、図7(A)に示されるように、光束が波面センサ90の縦方向に入るサイズのセンサを意味する。一般に、波面センサ90は画面サイズが大きいほど高価になるため、適切な分解能が得られる条件のもとで、できるだけ小さな画面の波面センサを選択することが好ましい。
本実施例では、偏向素子84による偏向により所定の方向(波面センサ90の縦方向)に光束を圧縮することで、図7(B)に示されるように小さな画面の波面センサを用いた波面計測を実現している。なお本実施例では、被検光200bの光束のうち所定の方向の光束幅を縮小するように偏向素子84を配置しているが、これに限定されるものではない。例えば、被検光200bの光束が波面センサ90よりも小さい場合、波面センサ90の横方向を所定の方向とし、所定の方向に光束を拡大するように偏向素子84および波面センサ90を配置すればよい。すなわち本実施例において、受光部(波面センサ90)の第1の方向(縦方向)における受光面(画面)の幅は、第2の方向(横方向)における幅よりも小さく、偏向部(偏向素子84)は、第1の方向における光の光束幅を縮小する。または、受光部の第1の方向における受光面(画面)の幅は、第2の方向における幅よりも大きく、偏向部は、第1の方向における光の光束幅を拡大する。これにより、波面センサ90の横方向の受光領域(受光面)を有効活用することができる。
次に、図8を参照して、本発明の実施例5における光学系の製造方法について説明する。図8は、本実施例における光学系の製造方法を示すフローチャートである。例えば実施例1の波面計測装置1または実施例2の波面計測装置2を用いて計測された波面の結果を、光学系(被検物30)の製造方法にフィードバックすることが可能である。
まずステップS101において、光学素子を用いて光学系を組み立て、各素子の位置を調整する(光学系組立調整)。続いてステップS102において、組立調整された光学系の光学性能(光学精度)を評価する。ここで、光学系の光学性能の評価は、例えば実施例1の波面計測装置1または実施例2の波面計測装置2を用いて計測された波面の結果を用いて行われる。ステップS102にて光学性能が不足する場合、ステップS101へ戻り、再度、光学系の組立調整を行う。一方、ステップS102にて光学性能を充足する場合、光学系の製造方法に関する本フローを終了する。
図9は、モールド加工を利用した光学素子の製造方法を示している。光学素子は、光学素子の設計工程(ステップS201)、金型の設計工程(ステップS202)、及び、設計された金型を用いた光学素子のモールド工程(ステップS203)を経て製造される。ここで光学素子は、型を用いて作るモールド(成型)に限定されるものではなく、研磨などの加工により作ってもよい。このためステップS203は、モールド工程以外の成形工程に置き換えてもよい。モールドされた光学素子は、その形状精度が評価(ステップS204)され、精度不足である場合は金型を補正して再度モールドを行う。形状精度が良好であれば、光学素子の光学性能が評価(ステップS205)される。光学性能(光学精度)が低い場合は、光学面を補正した光学素子を設計し直す。一方、ステップS205にて光学性能を充足する場合、光学素子の量産(ステップS206)工程に移行する。ステップS204の形状精度の評価に、例えば実施例3の波面計測装置3を利用することができる。また、ステップS205の光学性能の評価に、例えば実施例4の波面計測装置4を利用することができる。前述の光学素子の製造方法は、モールドによらず、研削、研磨による光学素子の製造にも適用可能である。
各実施例によれば、受光部の大きさを抑制しつつ適切な分解能を有する波面計測装置、波面計測方法、光学系の製造方法、および、光学素子の製造方法を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 波面計測装置
80、81 偏向素子(偏向部)
90、91 波面センサ(受光部)
100 コンピュータ(算出部)

Claims (12)

  1. 光源から出射して被検物を介した光を偏向し、前記光の第1の方向における光束幅を変化させる偏向部と、
    前記偏向部からの前記光を受光する受光部と、
    前記受光部の出力と、前記第1の方向および該第1の方向とは異なる第2の方向のそれぞれに関して規格化した関数とを用いて、前記偏向部に入射する前の前記光の波面を算出する算出部と、を有することを特徴とする波面計測装置。
  2. 前記第2の方向は、前記第1の方向と垂直な方向であることを特徴とする請求項1に記載の波面計測装置。
  3. 前記受光部は、マイクロレンズアレイを有することを特徴する請求項1または2に記載の波面計測装置。
  4. 前記受光部は、ハルトマンマスクを有することを特徴する請求項1または2に記載の波面計測装置。
  5. 前記受光部は、イメージセンサであることを特徴とする請求項1または2に記載の波面計測装置。
  6. 前記偏向部に入射する前の前記光は、前記第1の方向における前記光束幅が前記第2の方向における前記光束幅よりも小さく、
    前記偏向部は、前記光の前記第1の方向における前記光束幅を拡大することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の波面計測装置。
  7. 前記偏向部に入射する前の前記光は、前記第1の方向における前記光束幅が前記第2の方向における前記光束幅よりも大きく、
    前記偏向部は、前記光の前記第1の方向における前記光束幅を縮小することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の波面計測装置。
  8. 前記受光部の前記第1の方向における受光面の幅は、前記第2の方向における前記幅よりも小さく、
    前記偏向部は、前記光の前記第1の方向における前記光束幅を縮小することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の波面計測装置。
  9. 前記受光部の前記第1の方向における受光面の幅は、前記第2の方向における前記幅よりも大きく、
    前記偏向部は、前記光の前記第1の方向における前記光束幅を拡大することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の波面計測装置。
  10. 偏向部を用いて、光源から出射して被検物を介した光を偏向し、前記光の第1の方向における光束幅を変化させるステップと、
    受光部を用いて、前記偏向部からの前記光を受光するステップと、
    前記受光部の出力と、前記第1の方向および該第1の方向とは異なる第2の方向のそれぞれに関して規格化した関数とを用いて、前記偏向部に入射する前の前記光の波面を算出するステップと、を有することを特徴とする波面計測方法。
  11. 光学系の製造方法であって、
    前記光学系を組み立てるステップと、
    偏向部を用いて、光源から出射して前記光学系を介した光を偏向し、前記光の第1の方向における光束幅を変化させるステップと、
    受光部を用いて、前記偏向部からの前記光を受光するステップと、
    前記受光部の出力と、前記第1の方向および該第1の方向とは異なる第2の方向のそれぞれに関して規格化した関数とを用いて、前記偏向部に入射する前の前記光の波面を算出するステップと、
    前記波面に基づいて前記光学系の光学性能を評価するステップと、を有することを特徴とする製造方法。
  12. 光学素子の製造方法であって、
    前記光学素子を成形するステップと、
    偏向部を用いて、光源から出射して前記光学素子を介した光を偏向し、前記光の第1の方向における光束幅を変化させるステップと、
    受光部を用いて、前記偏向部からの前記光を受光するステップと、
    前記受光部の出力と、前記第1の方向および該第1の方向とは異なる第2の方向のそれぞれに関して規格化した関数とを用いて、前記偏向部に入射する前の前記光の波面を算出するステップと、
    前記波面に基づいて前記光学素子の光学性能を評価するステップと、を有することを特徴とする製造方法。
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