JP2021181220A - 印刷データを送信する方法および印刷装置 - Google Patents

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康宏 添田
Yasuhiro Soeda
康雄 藤井
Yasuo Fujii
洋介 三浦
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Abstract

【課題】多様な機能を備える装置においてデータを転送するのに有利な技術を提供する。【解決手段】印刷装置においてシリアル伝送方式で印刷データを送信する方法であって、データ長が固定された第1データ部を生成する工程と、データ長が可変の第2データ部を生成する工程と、前記第1データ部と前記第2データ部とを所定の順序で組み合わせて前記印刷データを送信する工程と、を含み、前記第1データ部は複数の情報部を含み、前記第2データ部は複数の付帯情報部を含むことが可能であり、前記第1データ部に含まれる前記複数の情報部の1つは、前記第2データ部における前記複数の付帯情報部の個々の有無や、前記印刷装置に含まれる回路素子の駆動の有無を示す。【選択図】図5

Description

本発明は、主に印刷データを送信する方法に関する。
印刷装置は、典型的には、インク滴等の液体を吐出するための複数のノズルが配列された印刷ヘッドを備える。例えば外部装置(パーソナルコンピュータ等)から印刷装置に印刷ジョブが入力された場合、印刷ヘッドには、該印刷ジョブに対応する印刷データが転送され、印刷ヘッドは、該転送された印刷データに基づいて液体を吐出する。印刷データは、所定の単位で転送され、パケット等とも称されうる。
特開平5−347649号公報
特許文献1には、シリアル方式でデータを転送するのに際して、転送の対象となるデータに、そのデータ長を特定するための情報を包含させることで、転送単位毎のデータのサイズを可変とすることが記載されている。しかしながら、上述の印刷装置等、多様な機能を備える装置においてデータの転送を行うのに際して更なる改善の余地があった。
本発明は、多様な機能を備える装置においてデータを適切に転送するのに有利な技術を提供することを例示的目的とする。
本発明の一つの側面は印刷データを送信する方法にかかり、前記方法は、印刷装置においてシリアル伝送方式で印刷データを送信する方法であって、データ長が固定された第1データ部を生成する工程と、データ長が可変の第2データ部を生成する工程と、前記第1データ部と前記第2データ部とを所定の順序で組み合わせて前記印刷データを送信する工程と、を含み、前記第1データ部は複数の情報部を含み、前記第2データ部は複数の付帯情報部を含むことが可能であり、前記第1データ部に含まれる前記複数の情報部の1つは、前記第2データ部における前記複数の付帯情報部の個々の有無を示すこと、前記印刷装置に含まれる回路素子の駆動の有無を設定することを特徴とする。
本発明によれば、多様な機能を備える装置においてデータを適切に転送可能となる。
印刷装置の一例を示す模式的斜視図。 印刷装置の構成の一例を示すブロック図。 印刷装置の構成の一部を示すブロック図。 素子基板の構成の一例を示す図。 素子基板に入力されるデータないし信号の一例を示すタイミングチャート。 1回分の転送データ(パケット)の構成の一例を示す図。 付帯情報特定部の内容の一例を示す図。 第1のモードの転送データの構成の一例を示す図。 第2のモードの転送データの構成の一例を示す図。 第3のモードの転送データの構成の一例を示す図。 第4のモードの転送データの構成の一例を示す図。 3枚分の印刷を行う際のデータの転送態様の一例を示す図。 3枚分の印刷を行う際のデータの転送態様の他の例を示す図。 1回分の転送データの構成の他の例を示す図。 付帯情報特定部の内容の他の例を示す図。 第5のモードの転送データの構成の一例を示す図。 第6のモードの転送データの構成の一例を示す図。 データの転送方法を示すフローチャート。 1回分の転送データの他の例を示す図。 付帯情報特定部の内容の他の例を示す図。 素子基板の他の例を示す図。 1回分の転送データの他の例を示す図。 印刷素子の配列態様の一例を示す図。 印刷素子を時分割方式で駆動する際のデータの転送態様の一例を示す図。 印刷素子の配列態様の他の例を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(第1実施形態)
図1Aは、第1実施形態に係る印刷装置1の斜視図である。印刷装置1は、コネクタ11および排出トレイ12を備える。印刷装置1は、コネクタ11を介して有線通信により(或いは無線通信により)、パーソナルコンピュータ等、不図示の外部装置に接続されうる。外部装置は、ホスト装置等と表現されてもよい。印刷装置1には、1以上のシートが搭載されており、印刷装置1は、外部装置から受信した印刷ジョブに基づいてシートに対して印刷を行い、印刷済となったシートを排出トレイ12に排出して載置する。
本実施形態では、印刷装置1は、シートへの印刷をインクジェット方式で実行可能に構成されており、シートを搬送する不図示の搬送機構と、該搬送されたシートへの印刷を行う後述の印刷ヘッド19(図1B及び図8参照)と、を更に備える。印刷ヘッド19には、ラインヘッド、シリアルヘッド等、公知のものが用いられればよいが、本実施形態ではラインヘッドが用いられるものとする。
図1Bは、印刷装置1の内部構成の一例を示すブロック図である。印刷装置1は、制御基板13、ヘッド基板14および複数の素子基板15を更に備える。制御基板13は印刷装置1本体に設けられ、ヘッド基板14および素子基板15は印刷ヘッド19に設けられる。制御基板13は、コネクタ11を介して入力された印刷ジョブに基づいて後述の印刷データDt(図2参照)を生成し、印刷データDtをヘッド基板14に出力する。複数の素子基板15は、複数のフレキシブル基板16によりヘッド基板14に通信可能にそれぞれ電気接続される。これにより、ヘッド基板14は、複数の素子基板15の其々に、対応のフレキシブル基板16を介して対応の印刷データDtを送信ないし転送することができる。
ここで、複数の素子基板15は一方向に沿って配されており、個々の素子基板15には、同方向に沿って後述の印刷素子201(図3参照)が複数配列されうる。素子基板15は、印刷素子基板と表現されてもよい。印刷ヘッド19には、インク滴(液体)を吐出するためのノズルが複数配列される。印刷素子201は、ノズルに対応して設けられており、駆動されることにより該ノズルからのインク滴の吐出を実現する。印刷素子201には、公知のものが用いられればよく、本実施形態では電気熱変換素子(ヒータ素子、抵抗素子等とも称されうる。)が用いられるものとするが、他の実施形態としてピエゾ素子が用いられてもよい。
制御基板13は、印刷装置1が備える各機能を実現するための演算処理を行うプロセッサ131を含む。一例として、プロセッサ131は、印刷データDtを生成して素子基板15に送信する送信部として機能し、詳細については後述とするが、第1生成部1311、第2生成部1312および第3生成部1313を含むことにより此れを実現する。
尚、プロセッサ131には、典型的にはASIC(特定用途向け集積回路)、PLD(プログラマブルロジックデバイス)等の半導体装置が用いられるが、他の実施形態として、プロセッサ131はCPU及びメモリで構成されていてもよい。即ち、プロセッサ131の各機能はハードウェア及びソフトウェアの何れによって実現されてもよい。
印刷データDtは、シリアル伝送方式により所定の単位で送信ないし転送されるものとし、転送1回分のデータはパケット等とも称されうる。印刷データDtは、本実施形態では、制御基板13によりパケット単位で順に生成され、その後、制御基板13からヘッド基板14を介して素子基板15に順に送信されるものとするが、他の実施形態として、他の要素により生成されて送信されてもよい。例えば、印刷データDtは、ヘッド基板14においてパケット単位で順に生成され、その後、ヘッド基板14から素子基板15に順に送信されてもよい。
図2は、ヘッド基板14および複数の素子基板15についてのブロック図である。個々の素子基板15には、印刷データDtの他、制御基板13からのクロック信号Ckおよびラッチ信号Ltが入力される。クロック信号Ckは、この信号波形のライズエッジ(ローレベルからハイレベルへの遷移)及び/又はフォールエッジ(ハイレベルからローレベルへの遷移)により、2以上の要素間の同期を図ることを可能とする。ラッチ信号Ltは、この信号波形のライズエッジ又はフォールエッジにより、印刷データDtを構成する個々の信号を不図示のラッチ回路にてラッチすることを可能とする。
図4は、転送1回分の印刷データDt、並びに、これと共に素子基板15に入力されるクロック信号Ckおよびラッチ信号Ltを示す。印刷データDtは、詳細については後述とするが、複数の情報部inf11、inf12等(特に区別しない場合には単に「情報部inf」と示す。)を含み、個々の情報部infは、複数の信号を含んで構成される。例えば、m及びnを1以上の整数として、情報部inf11は、信号a(0)、a(1)、a(2)・・・、a(m)を含むmビットデータとし、情報部inf12は、信号b(0)、b(1)、b(2)・・・、b(n)を含むnビットデータとする。尚、ビットデータは複数の信号で構成され、個々の信号の値はビット値とも表現可能である。
図4の例では、時刻t0、t1、t2等におけるクロック信号Ckのライズエッジ/フォールエッジにより上記信号a(0)等が順に入力され、その後、ラッチ信号Ltがライズエッジを形成する時刻tpにおいて該転送された信号a(0)等がラッチされうる。よって、転送1回分の印刷データDtは、或るラッチ信号Ltのフォールエッジから次のラッチ信号Ltのライズエッジまで、で画定されることとなる。
図3は、素子基板15の構成例を示す。素子基板15は、複数の印刷素子201を含む他、複数の駆動素子202、複数の吐出センサ203、複数の残渣除去部204、温度センサ205、複数の加温素子206、論理部2071〜2074、信号出力部2081〜2082、及び、プロセッサ209を更に含む。
複数の駆動素子202は、複数の印刷素子201にそれぞれ直列に接続される。個々の駆動素子202には、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ等、公知のスイッチ素子が用いられ、駆動素子202は、導通状態となることで印刷素子201を通電させて駆動し、非導通状態となることで該駆動を抑制する。駆動素子202は、MOSトランジスタの場合、ゲート端子がプロセッサ209に接続され且つソース端子およびドレイン端子が印刷素子201との間で電流経路を形成するように配される。
複数の吐出センサ203は、複数の印刷素子201に対応して設けられる。個々の吐出センサ203は、対応の印刷素子201の駆動によりインク滴が適切に吐出されたか否かを検出可能となっている。論理部2071は、個々の吐出センサ203の駆動制御を行うと共に、その検出結果を取得可能である。これにより、プロセッサ209は、個々の吐出センサ203の検出結果を論理部2071から受け取ることができる。
複数の残渣除去部204は、複数の印刷素子201に対応して設けられる。個々の残渣除去部204は、例えば電極で構成される。論理部2072は、プロセッサ209からの信号に基づいて残渣除去部204に所定の電圧を与えることにより残渣除去部204を駆動し、それにより、対応の印刷素子201の近傍に生じうるインク流路内のインクの残渣を除去することができる。
温度センサ205は、素子基板15の所定位置(例えば周縁部等)に1以上配され、素子基板15の温度を検出可能である。論理部2073は、個々の温度センサ205の駆動制御を行うと共に、その検出結果を取得可能である。これにより、プロセッサ209は、温度センサ205の検出結果を論理部2073から受け取ることができる。
複数の加温素子206は、素子基板15の所定位置(例えば周縁部等)に配され、個々の加温素子206には、印刷素子201同様、電気熱変換素子が用いられうる。論理部2074は、プロセッサ209からの信号に基づいて加温素子206を駆動し、それにより、素子基板15の温度を調節する。尚、本実施形態では、印刷素子201および加温素子206の何れにも電気熱変換素子が用いられるが、加温素子206は、サブヒータないしサブヒータ素子とも称され、それにより印刷素子201とは区別されうる。
信号出力部2081は、プロセッサ209からの信号に基づいて、吐出センサ203および温度センサ205の検出結果、並びに、残渣除去部204の駆動結果を示すアナログ信号を、出力端子2081Tを介して制御基板13に出力する。信号出力部2082は、プロセッサ209からの信号に基づいて、吐出センサ203および温度センサ205の検出結果、並びに、残渣除去部204の駆動結果を示すデジタル信号を、出力端子2082Tを介して制御基板13に出力する。信号出力部2081及び2082には公知のマルチプレクサが用いられればよい。詳細については後述とするが、信号出力部2081及び2082により、これらアナログ信号及びデジタル信号の一方又は双方が制御基板13に出力されうる。
プロセッサ209は、所定の演算処理を行うことにより、上述の各要素についての駆動制御を行う。詳細については後述とするが、プロセッサ209は、第1処理部2091、第2処理部2092および第3処理部2093を更に含む。尚、プロセッサ209の各機能は、プロセッサ131同様、ハードウェア及びソフトウェアの何れによって実現されてもよい。
図5は、転送1回分の印刷データDtの構成の例を示す。印刷データDtは、第1データ部D1を含んでおり、また、付随的に第2データ部D2を更に含みうる。データ部D1は、複数の情報部inf11〜inf15を含んで構成され、そのデータ長(データサイズ)は固定されているものとする。データ部D2は、複数の付帯情報部inf21〜inf26を包含可能に構成され、そのデータ長は可変とする。
先ず、データ部D1について:
情報部inf11は、印刷データDtのヘッダの一態様(スタートコンディション)を形成し、通信の開始を示す通知データを構成する;
情報部inf12は、データ部D2に含まれうる複数の付帯情報部inf21等の個々の有無を示し、これにより、データ部D2のデータ長は可変となっている。加えて、情報部inf12は、素子基板15を構成する、吐出センサ203、温度センサ205の動作の有無の設定情報が含まれる。これにより、吐出センサ203、温度センサ205のそれぞれに対応する、論理部2071、論理部2073の動作の有無を設定する。この観点で、情報部inf12は付帯情報・回路動作特定部inf12とも表現可能である;
情報部inf131〜inf135(特に区別しない場合には単に「情報部inf13」と示す。)は、互いに異なる種類(例えば色)の画像データを構成する;
情報部inf14は、印刷素子201を駆動するための信号のパルス波形や駆動のタイミングを定義するための定義用データを構成する;また、 情報部inf15は、印刷データDtの転送が適切に実現されたか否かを診断するための診断用データを構成する。
次に、データ部D2について:
付帯情報部inf21は、加温素子206により素子基板15の加温を実行するか否かを示す第1の調整用データを構成する;
付帯情報部inf22は、信号出力部2081による制御基板13へのアナログ信号の出力を選択することを示す第1の選択用データを構成する;
付帯情報部inf23は、信号出力部2082による制御基板13へのデジタル信号の出力を選択することを示す第2の選択用データを構成する;
付帯情報部inf24は、吐出センサ203の検出結果の取得を実行するか否かを示す第1の検出実行用データを構成する;
付帯情報部inf25は、温度センサ205の検出結果の取得を実行するか否かを示す第2の検出実行用データを構成する;また、
付帯情報部inf26は、残渣除去部204によりインクの残渣の除去を実行するか否かを示す第2の調整用データを構成する。
このように、データ部D1には、現に印刷を実行するのに要する情報ないし印刷動作そのものに直接的に関連する情報が包含され、一方、データ部D2には、印刷の実行前の準備に要する情報ないし印刷動作に間接的に関連する情報が包含されうる。
図6は、付帯情報・回路動作特定部inf12の内容を示す。本実施形態では、付帯情報・回路動作特定部inf12は8ビットデータであり、第1、第2、第3、第4、第5及び第6ビットは、それぞれ、付帯情報部inf21、inf22、inf23、inf24、inf25及びinf26の有/無を示す。第7及び第8ビットは、それぞれ、論理部2071及び論理部2073の、動作するまたは動作しないを設定する。本実施形態では、個々のビットは「0」又は「1」の2値をとるものとし、「0」は有ること、または、動作しないことを示し、「1」は無いこと、または、動作することを示す。例えば、第1ビットが「0」の場合、データ部D2は付帯情報部inf21を含むものとし、また、第1ビットが「1」の場合、データ部D2は付帯情報部inf21を含まないものとする。第7ビットが「0」の場合、論理部2071は動作するとし、また、第7ビットが「1」の場合、論理部2071は動作しないとする。
図7A、図7B、図7C及び図7Dは、それぞれ、印刷データDt(転送1回分)の送信ないし転送についての第1、第2、第3及び第4のモードを示す:
図7Aの例(第1のモード)によれば、付帯情報特定部・回路動作inf12は「00000011」とする(先頭から順に第1、第2・・・、第8ビットとする。)。この場合、印刷データDtは、データ部D1として情報部inf11〜inf15を含む他、データ部D2として付帯情報部inf21〜inf26の全部を更に含む形となり、印刷データDtのデータ長は最大となる。論理部2071、論理部2073は、ともに動作状態になる;
図7Bの例(第2のモード)によれば、付帯情報・回路動作特定部inf12は「01100101」とする。この場合、印刷データDtは、データ部D1として情報部inf11〜inf15を含む他、データ部D2として付帯情報部inf21、inf24及びinf25を更に含む(付帯情報部inf22、inf23及びinf26は省略される)。論理部2071は停止状態に、論理部2073は動作状態になる。論理部2071が停止状態になることで、印刷素子201の消費電力が低減する。;
図7Cの例(第3のモード)によれば、付帯情報・回路動作特定部inf12は「011101」とする。この場合、印刷データDtは、データ部D1として情報部inf11〜inf15を含む他、データ部D2として付帯情報部inf21及びinf25を更に含む(付帯情報部inf22、inf23、inf24及びinf26は省略される)。論理部2071、論理部2073は、ともに動作状態となる;また、
図7Dの例(第4のモード)によれば、付帯情報・回路動作特定部inf12は「111111」とする。この場合、印刷データDtは、データ部D1として情報部inf11〜inf15を含む一方で、データ部D2を含まない(付帯情報部inf21〜inf26の全部が省略される)形となり、印刷データDtのデータ長は最小となる。論理部2071、論理部2073はともに停止状態となり、印刷素子201の消費電力が低減する。
図8は、3枚分のシートShに対して印刷を行う場合について、パケット単位で転送される印刷データDtの転送態様の一例を示す。前述のとおり、本実施形態では印刷ヘッド19にはラインヘッドが用いられる。そのため、印刷ヘッド19は、シートShに対してシート長方向に相対的に移動しながら、シートShのシート幅方向の全域に亘る印刷を一度に行うことが可能である。印刷装置1において、実際には、印刷ヘッド19に対してシートShが移動することで該シートShに対する印刷が行われうるが、図中では理解の容易化のため、上記3枚分のシートShに対して印刷ヘッド19が移動する形で示される。
図8の横軸は時間軸に対応し、例えば、時刻t0では印刷装置1が起動され又は初期化され、その後、印刷ジョブの入力に応じて、時刻t1では1枚目のシートShに対する印刷を開始し、時刻t2では1枚目のシートShに対する印刷を完了する。時刻t3では2枚目のシートShに対する印刷を開始し、時刻t4では2枚目のシートShに対する印刷を完了し、同様に、時刻t5では3枚目のシートShに対する印刷を開始し、時刻t6では3枚目のシートShに対する印刷を完了する。時刻t6で、1回分の印刷ジョブが完了するものとする。
時刻t0〜t1の期間では、印刷データDtの送信ないし転送は、第1のモード(図7A参照)又は第2のモード(図7B参照)で、パケット単位で行われうる。時刻t1〜t2の期間では、印刷データDtの送信は、第3のモード(図7C参照)又は第4のモード(図7D参照)で、パケット単位で行われうる。或るシートShの印刷の完了から次のシートShの印刷の開始の期間となる時刻t2〜t3の期間では、印刷データDtの送信は、第2のモード(図7B参照)で、パケット単位で行われうる。
時刻t3〜t4の期間および時刻t5〜t6の期間では、時刻t1〜t2の期間同様、印刷データDtの送信は第3のモード(図7C参照)又は第4のモード(図7D参照)で行われうる。時刻t4〜t5の期間では、時刻t2〜t3の期間同様、第2のモード(図7B参照)で行われうる。また、時刻t6以降かつ次の印刷ジョブに基づく印刷の開始までの期間では、印刷データDtの送信は第1のモード(図7A参照)又は第2のモード(図7B参照)で行われうる。
このように、印刷装置1の起動状態における期間は、印刷ヘッド19が現に印刷を実行している期間(印刷実行期間(第1期間))と、該印刷が抑制ないし中断されている期間(印刷中断期間(第2期間))とに分けられる。印刷ヘッド19がラインヘッドである本実施形態では、印刷実行期間は、印刷ヘッド19下方をシートShが通過している期間に対応する。また、印刷中断期間は、印刷装置1が起動状態における印刷実行期間以外の期間、例えば、印刷装置1が印刷するシートShが複数の場合における或るシートShの印刷の完了から次のシートShの印刷の開始までの期間等、が対応する。印刷実行期間では、印刷データDtは比較的小さいサイズで形成される一方、印刷中断期間では、印刷データDtは印刷実行期間に比べて大きいサイズで形成される。これにより、印刷実行期間に
おいては、印刷データDtのパケット単位の転送量を小さくすることができ、制御基板13‐個々の素子基板15間における無用又は優先度の低い通信を省略し、或いは、其れらの間における通信速度ないし転送速度を下げることも可能となる。
尚、印刷データDtは印刷実行期間および印刷中断期間の間にデータサイズの相対的な大小関係があればよく、印刷実行期間および印刷中断期間には上記第1〜第4のモード(図7A〜図7D参照)の何れが割り当てられてもよい。
印刷動作と、論理部2071、論理部2073の動作の有無との関係を図8で説明する。第1のモード(図7A参照)を使う場合は、論理部2071、論理部2073にて駆動される吐出センサ203、温度センサ205が利用可能である。例えば、時刻t0〜t1の期間で第1のモード使うと、時刻t1からの印刷実行期間に備えて、温度を調整することや、吐出の状態を検査することが可能となる。第2のモード(図7B参照)を使う場合は、温度センサ205が利用可能である。時刻t0〜t1の期間で第2のモード使うと、吐出検査は行わず、温度のみを調整することが可能である。第2のモードは、印刷中断期間、すなわち、吐出動作を行わない時刻t2〜t3などでも利用可能である。なお第2のモードには、吐出センサ203の検出実行用データである付帯情報部inf24が含まれる。このように、付帯情報・回路動作特定部にて動作を停止した論理部に対しても、それに対応する付帯情報部を付加してもよい。第3のモード(図7C参照)を使う場合は、吐出センサ203が利用可能である。印刷実行期間に第3のモードを使うことで、印刷動作と同時に吐出検査が利用可能となる。なお第3のモードには、吐出センサ203の検出実行用データである付帯情報部inf24が含まれない。この場合でも、付帯情報部の情報をメモリ等に保存しておき、その情報をもとに吐出センサ203を動作させることで、吐出検査が可能となる。第4のモード(図7D参照)を使う場合は、論理部2071、論理部2073がともに停止されるため、温度検査、吐出検査のいずれも利用できない。通常、温度検査、吐出検査は間欠的に実行すればよい場合が多く、このような場合に第4のモードを使うことで、素子基板15の消費電力を削減する効果が得られる。 再び図1B及び図3を参照すると、本実施形態では、印刷データDtの送受信において、送信部として機能するプロセッサ131は生成部1311〜1313を含み、また、受信部として機能するプロセッサ209は処理部2091〜2093を含む。
先ず、送信部として機能するプロセッサ131について、生成部1311は、印刷データDtの一部を構成するデータ部D1を生成し、このデータ部D1は、複数の情報部inf11〜inf15を含んで構成され、そのデータ長(データサイズ)は固定されている。生成部1312は、印刷データDtの他の一部を構成するデータ部D2を生成し、このデータ部D2は、複数の付帯情報部inf21〜inf26を包含可能に構成され、そのデータ長は可変とする。
生成部1313は、データ部D1とデータ部D2とを所定の順序で組み合わせて印刷データDtを生成する。本実施形態では、印刷データDtは、図5に示されるように、情報部inf11〜inf14と、情報部inf15との間に、付帯情報部inf21〜inf26が配される形で、生成される。該生成された印刷データDtはプロセッサ209に送信される。
次に、受信部として機能するプロセッサ209について、処理部2091は、プロセッサ131から受信した印刷データDtから、データ部D1の付帯情報・回路動作特定部inf12を特定する。処理部2092は、付帯情報・回路動作特定部inf12に基づいて、上記受信した印刷データDtからデータ部D2を特定し、それに伴いデータ部D1を特定する。
ここで、付帯情・回路動作報特定部inf12は、図5に示されるように、付帯情報部inf21〜inf26の前に配され、また、データ部D2の付帯情報部inf21、inf22、inf23、inf24、inf25及びinf26のそれぞれの有無を示す。よって、処理部2091は、付帯情報・回路動作特定部inf12を適切に特定可能であり、また、処理部2092は、付帯情報・回路動作特定部inf12に基づいてデータ部D2を適切に特定すると共にデータ部D1を特定することができる。また、処理部2092は、図6に示した付帯情報・回路動作特定部inf12の第7ビット第8ビットの情に基づいて、論理部2071、論理部2073の動作の有無を設定する。
処理部2093は、上記特定されたデータ部D1に基づいて、素子基板15の駆動制御のうち、印刷動作そのものについての駆動制御を行い、また、上記特定されたデータ部D2に基づいて、素子基板15の駆動制御のうち、印刷動作に関連する駆動制御を行う。
上記関連する駆動制御として、例えば、第1のモード(図7A参照)で転送された印刷データDtの場合:
温度センサ205の検出結果に基づいて加温素子206による素子基板15の加温が実行され(付帯情報部inf21及びinf25:有り);
吐出センサ203の検出結果に基づいて残渣除去部204によりインクの残渣の除去が実行され(付帯情報部inf24及びinf26:有り);また、
制御基板13へのアナログ信号及びデジタル信号の出力が行われる(付帯情報部inf22及びinf23:有り)。
本実施形態によれば、外部装置から印刷装置1に入力された印刷ジョブに基づいて印刷データDtが生成され、この印刷データDtはシリアル伝送方式で印刷ヘッド19内の素子基板15に送信される。印刷データDtは、データ長が固定されたデータ部D1と、そのデータ長は可変のデータ部D2とが所定の順序で組み合わされて、生成される。
データ部D1に含まれる複数の情報部inf11等の1つは、付帯情報・回路動作特定部inf12であり、データ部D2に含まれうる複数の付帯情報部inf21等の個々の有無を示し、これにより、データ部D2のデータ長は可変となっている。データ部D2に含まれうる複数の付帯情報部inf21等の数の最大値をKとする(Kは1以上の整数とする。)。
このとき、一例として、付帯情報・回路動作特定部inf12のうち付帯情報を表すビットをKビットデータとすればよい(本実施形態ではK=6とする。)。
付帯情報・回路動作特定部inf12のうち回路動作を表すビットの数Lは、印刷素子201に含まれる回路のうち、動作の有無を設定する回路ないし回路素子(例えば論理回路2071)の数に合わせて設ければよい。(本実施形態ではL=2とする。)このとき、付帯情報・回路動作特定部inf12は全体としてK+Lビットデータとなる。
複数の付帯情報部inf21等の個々の有無(或いは、それを示す付帯情報特定部inf12)は、印刷環境の変更に伴って変更されればよい。例えば、印刷装置1がシートを搬送しながら印刷を開始した後から、該搬送および該印刷の完了の前までにおいては、印刷ヘッド19が現に印刷を実行している印刷実行期間と、該印刷が抑制ないし中断されている印刷中断期間と、が存在する。印刷実行期間においては、印刷データDtのパケット単位の転送量が印刷中断期間に比べて抑制される。よって、印刷実行期間と印刷中断期間との間で、データ部D1の生成の際、付帯情報特定部inf12は変更され、また、データ部D2の生成の際、複数の付帯情報部inf21等の個々を生成するか否かは変更されうる。 以上、本実施形態によれば、印刷実行期間における印刷データDtのパケット単位の転送量を小さくすることができる。これにより、制御基板13‐個々の素子基板15間における無用又は優先度の低い通信を省略し、或いは、其れらの間における通信速度ないし転送速度を下げることを可能とする。また、印刷実行期間においては、プロセッサ209は、印刷動作そのものに直接的に関連する駆動制御を行う一方で、該印刷動作に間接的に関連する駆動制御を省略可能となる。よって、本実施形態によれば、印刷装置1の多様な機能を維持しつつ或いは多機能化しつつ、印刷実行期間におけるプロセッサ209の処理負担を低減することが可能となる。このことは、プロセッサ131についても同様である。
複数の論理回路2071等の個々の動作の有無の設定は、印刷環境の変更に伴って変更されればよい。例えば、前述の印刷中断期間では論理部2071を動作状態にして、吐出センサを有効にする一方で、印刷実行期間では論理部2071を停止状態にする。このように、回路動作が不要な場合は回路動作を停止することで、印刷素子201の電力低減が可能となる。
(第2実施形態)
前述の第1実施形態では、ラインヘッドである印刷ヘッド19によりシートへの印刷を行う態様を例示したが、シリアルヘッドの場合にも第1実施形態同様のことを実現可能である。第2実施形態では、印刷ヘッド(区別のため、印刷ヘッド19bとする。)はシリアルヘッドとする。この場合、複数の印刷素子201はシート長方向に配列されており、印刷ヘッド19bは、シート幅方向への往復移動(走査)を繰り返しながらシート長方向に順に移動することとなる。印刷装置1は搬送部を備えており、実際には、シートは、印刷ヘッド19bに対して相対的に移動するように搬送部により搬送される。
図9は、本実施形態に係る印刷データDtの転送態様の一例を、第1実施形態の図8同様に示す。本実施形態では、一点鎖線で図示されるように印刷ヘッド19bは、シートShに対して、シート幅方向での往復移動を繰り返しながらシート長方向に移動することで、印刷を行う。より詳細には、印刷ヘッド19bは、シート幅方向に往復移動している間にインク滴を吐出可能であり、シート長方向に移動している間では該吐出を抑制する。図中には、1枚目のシートShに対する印刷の開始のタイミングである時刻t1から、該シートShに対する印刷の完了のタイミングである時刻t2までの期間について、印刷データDtの送信ないし転送の前述のモード(図7A〜図7D参照)の個々が示される。
時刻t1〜t2は、印刷ヘッド19bがシート幅方向に往復移動している期間(時刻t10〜t11、t12〜t13等)と、印刷ヘッド19bがシート長方向に移動している期間(時刻t11〜t12、t13〜t14等)と、に分けられる。時刻t10〜t11、t12〜t13等では、印刷ヘッド19bは印刷可能(即ち、インク滴を吐出可能)であり、その間、印刷データDtの送信は第3のモード(図7C参照)又は第4のモード(図7D参照)で行われうる。一方、時刻t11〜t12、t13〜t14等では、印刷ヘッド19bの印刷は抑制され(即ち、インク滴の吐出は抑制され)、その間、印刷データDtの送信は第2のモード(図7B参照)又は第3のモード(図7C参照)で行われうる。尚、これらのことは、時刻t3〜t4及び時刻t5〜t6についても同様である。
本実施形態によれば、シリアルヘッドである印刷ヘッド19bによりシートへの印刷が行われる。即ち、印刷ヘッド19bがシート幅方向に往復移動している期間においては、印刷ヘッド19bは現に印刷を実行し、また、印刷ヘッド19bがシート長方向に移動している期間においては、該印刷は抑制ないし中断される。よって、前述の第1実施形態(図8参照)との関係では、印刷ヘッド19bがシート幅方向に往復移動している期間は、印刷実行期間に対応し、印刷ヘッド19bがシート長方向に移動している期間は、印刷中断期間に対応する、と云える。よって、印刷ヘッド19bがシート幅方向に往復移動している期間においても、印刷データDtのパケット単位の転送量を、印刷ヘッド19bがシート長方向に移動している期間に比べて抑制可能である。
以上、本実施形態によれば、第1実施形態同様の効果が得られる他、シリアルヘッドである印刷ヘッド19bのシート幅方向への往復移動の間においても、印刷データDtのパケット単位の転送量を小さくすることが可能となる。
尚、印刷ヘッド19bは、本実施形態では、上記往復移動の往路および復路の双方にて印刷を行うものとしたが、他の実施形態として、往路および復路の一方のみにて印刷を行ってもよい。この場合、往路および復路の一方の期間が印刷実行期間となり、他方の期間は印刷中断期間となりうる。
(第3実施形態)
前述の第1実施形態では、画像データを構成する情報部inf13はデータ部D1に含まれるものとしたが(図5〜図6参照)、他の実施形態として、情報部inf13の一部のみがデータ部D1に含まれ、他の部分についてはデータ部D2に含まれてもよい。
図10は、第3実施形態に係る印刷データDtの構成の一例を、第1実施形態の図5同様に示す。本実施形態では、情報部inf13のうち、情報部inf131はデータ部D1に含まれ、それ以外(区別のため、情報部inf272〜inf275とする。)についてはデータ部D2に含まれるものとする。即ち、本実施形態では、データ部D2は、情報部inf132〜inf135に対応する付帯情報部inf272〜inf275(特に区別しない場合には単に「付帯情報部inf27」と示す。)を含みうる。
本実施形態は、印刷装置1がモノクロ印刷およびカラー印刷を選択的に実行可能な構成において、有用である。例えば、情報部inf131は、ブラック(BK)の画像データを構成し、また、付帯情報部inf272〜inf275は、それ以外の色(例えば、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、グレー(GY)等)の画像データを構成する。データ部D2は、シートへの印刷がカラー印刷の場合には付帯情報部inf27を含むように、かつ、モノクロ印刷の場合には付帯情報部inf27を含まないように生成されればよい。
図11は、本実施形態に係る付帯情報・回路動作特定部inf12の内容を示す。本実施形態では、付帯情報・回路動作特定部inf12は9ビットデータであり、第1〜第6ビットと、第8、第9ビットは第1実施形態同様とし(付帯情報部inf21〜inf26の有/無と論理部2071、論理部2073の動作の有無を示し)、また、第7ビットは、付帯情報部inf27の有/無を示す。第7ビットが「0」の場合、データ部D2は付帯情報部inf27を含むものとし、また、第1ビットが「1」の場合、データ部D2は付帯情報部inf27を含まないものとする。
図12A及び図12Bは、それぞれ、印刷データDt(転送1回分)の送信ないし転送についての第5及び第6のモードを示す:
図12Aの例(第5のモード)によれば、付帯情報・回路動作特定部inf12は「111111011」とする(先頭から順に第1、第2・・・、第9ビットとする。)。この場合、印刷データDtは、データ部D1として情報部inf11〜inf15を含む他、データ部D2として付帯情報部inf27を更に含む(付帯情報部inf21〜inf26は省略される);また、
図12Bの例(第6のモード)によれば、付帯情報・回路動作特定部inf12は「111111111」とする。この場合、印刷データDtは、データ部D1として情報部inf11〜inf15を含む一方で、データ部D2を含まない(付帯情報部inf21〜inf27の全部が省略される)形となる。第8、第9ビットは、図6の第7、第8ビットと機能が同じである。また、本実施例の効果に対しては、第8、第9ビットの設定値は任意であるため、説明を省略する。
図13は、本実施形態に係る印刷データDtの転送方法を示すフローチャートである。ステップS1310(以下、単にS1310という。後述の他のステップについても同様とする。)では、1回分の印刷ジョブに基づいて実行される印刷が、ブラック(BK)のみを用いて実現されるもの(即ち、モノクロ印刷)か、そうでないもの(即ち、カラー印刷)か、を判定する。モノクロ印刷の場合にはS1320に進み、カラー印刷の場合にはS1330に進む。
S1320では、モノクロ印刷が実行されるものとS1310で判定されたことに応じて、生成部1311がデータ部D1を生成するのに際しては、付帯情報・回路動作特定部inf12の第7ビットを「1」に設定する。また、生成部1312は、付帯情報部inf27を含まない形でデータ部D2を生成する。
S1330では、カラー印刷が実行されるものとS1310で判定されたことに応じて、生成部1311がデータ部D1を生成するのに際しては、付帯情報・回路動作特定部inf12の第7ビットを「0」に設定する。また、生成部1312は、付帯情報部inf27を含む形でデータ部D2を生成する。
ここでは説明の容易化のため、1回分の印刷ジョブがモノクロ印刷およびカラー印刷の一方を指示するものとしたが、多くの場合、1回分の印刷ジョブに基づいて印刷される画像は、モノクロ画像とカラー画像とが混在したものである。よって、上記S1320及びS1330の付帯情報・回路動作特定部inf12の設定は、1回分の印刷ジョブの間においても変更されてもよい。例えば、印刷ジョブに基づいて印刷されるべき画像が複数の場合には、上記設定は、或る画像の印刷の完了後かつ次の画像の印刷の開始前に変更されてもよい。
本実施形態によれば、実行されるべき印刷がモノクロ印刷かカラー印刷かに基づいて、付帯情報・回路動作特定部inf12が変更され且つ付帯情報部inf27を生成するか否かが変更されることとなる。モノクロ印刷の場合には、その印刷情報は情報部inf131に含まれることとなる。一方、カラー印刷の場合、その印刷情報のうちブラック(BK)の印刷についての一部は情報部inf131に含まれ、他の部分は付帯情報部inf272〜inf275に含まれることとなる。
以上、本実施形態によれば、第1実施形態同様の効果が得られる他、モノクロ印刷の場合には印刷データDtのパケット単位の転送量を小さくすることが可能となる。
図17は、第3実施形態の変形例として、印刷データDt(転送1回分)の送信ないし転送についての第7のモードを示す。本変形例では、情報部inf131〜inf135の全部が、それぞれ情報部inf271〜inf275として、データ部D2に含まれるものとする。本変形例は、印刷中断期間において更に有用である。即ち、印刷ヘッド19が現に印刷を行うことのない期間においては、印刷データDtのパケット単位の転送量を小さくすることが可能となる。よって、本変形例によれば、付帯情報・回路動作特定部inf12の第7ビットが「1」の場合には、図17に示されるように、印刷データDtは、画像データの全部を実質的に含まないこととなる。
また、上記第7のモード(図17参照)においては、付帯情報・回路動作特定部inf12の第1、第3、第5ビットを「0」とした。即ち、温度センサ205の駆動制御が行われ、該温度センサ205の検出結果を示すデジタル信号が制御基板13に出力され、また、それに基づいて加温素子206による素子基板15の加温が実行される(付帯情報部inf21、inf23及びinf25:有り)。これにより、印刷中断期間の後/印刷実行期間が再開された際、印刷ヘッド19は所望の温度条件の下で印刷を行うことが可能となる。
尚、代替的に、第2ビットを「0」とすると共に第3ビットを「1」とし、即ち、デジタル信号ではなくアナログ信号が制御基板13に出力されてもよい(付帯情報部inf22:有り)。
(第4実施形態)
前述の第1実施形態では、付帯情報・回路動作特定部inf12のうち、付帯情報を6ビットデータとし、第1〜第6ビットがそれぞれ付帯情報部inf21〜inf26の有/無を示すこととしたが、第4実施形態として、付帯情報・回路動作特定部inf12は他の態様で定義されてもよい。本実施形態によっても第1実施形態同様の効果が得られうる。
図14は、本実施形態に係る転送1回分の印刷データDtの構成の例を示し、図15は、本実施形態に係る付帯情報・回路動作特定部inf12の内容を示す。本実施形態では、付帯情報・回路動作特定部inf12は、2ビットデータで構成され、印刷データを転送する際の前述の第1〜第4のモード(図7A〜図7D参照)の4種類を定義する。
図15に示されるように、付帯情報・回路動作特定部inf12は、先頭から順に第1、第2ビットとして、「00」の場合、第1のモード(図7A参照)を示す。同様に、付帯情報・回路動作特定部inf12は、「01」の場合、第2のモード(図7B参照)を示し、「10」の場合、第3のモード(図7C参照)を示し、また、「11」の場合、第4のモード(図7D参照)を示す。この観点で、付帯情報・回路動作特定部inf12は復号化可能に暗号化されている、とも云える。暗号化は生成部1312により行われ、復号化は処理部2091により行われうる。
図16は、本実施形態に係る素子基板15の構成例を、図3同様に示す。本実施形態では、プロセッサ209に、処理部2091が所定の参照テーブルに基づいて付帯情報・回路動作特定部inf12を復号化可能となるように、デコーダ2094が設けられればよい。また、ここでは不図示とするが、同様に、プロセッサ131にはエンコーダが設けられうる。
(第5実施形態)
複数の印刷素子201は、時分割方式により、部分的に互いに異なるタイミングで順に駆動可能であり、これにより、印刷装置1において一度に発生しうる電力消費量が低減されうる。例えば、i及びjを2以上の整数として、複数の印刷素子201はi個のグループに分けられ且つ該グループの個々はj個の印刷素子201を含み、第1〜第iのグループにおいて第1〜第jの印刷素子201が順に駆動される。例えば、第1〜第iのグループにおいて、第1の印刷素子201が複数(i個)同時に駆動され、その後、同様にして、第2、第3・・・、第jの印刷素子201が複数(i個)同時に駆動される。このような駆動態様は、時分割駆動とも称され、また、複数の印刷素子201のうち同時に駆動されるi個は、時分割ブロックあるいは単にブロック等と称されうる。前述の個々の実施形態は、このような時分割駆動にも適用可能である。
図18は、第5実施形態に係る素子基板15における複数の印刷素子201の配列態様の一例を示す。ここでは説明の簡易化のため、j=4、とし、印刷素子201は、第1のグループについては印刷素子20111、20112、20113及び20114と図示され、第2のグループについては印刷素子20121、20122、20123及び20124と図示され、また、第3以降のグループについても同様とする。
例えば、印刷素子20111、20121・・・、201i1が同時に駆動され、それから、印刷素子20112、20122・・・、201i2が同時に駆動される。その後、同様の手順で、印刷素子20113、20123・・・、201i3が同時に駆動され、それから、印刷素子20114、20124・・・、201i4が同時に駆動される。
図19は、本実施形態に係る印刷データDtの転送態様の一例を、第1実施形態の図8同様に示す。本実施形態では、印刷データDtの送信ないし転送の前述のモード(図7A〜図7D参照)は、時分割ブロック毎に変更されうる。
例えば、第1のブロック(印刷素子20111、20121・・・、201i1)を駆動する際には、印刷データDtは第4のモード(図7D参照)で送信される。同様に、第2のブロック(印刷素子20112、20122・・・、201i2)、及び、第3のブロック(印刷素子20113、20123・・・、201i3)を駆動する際には、印刷データDtは第4のモード(図7D参照)で送信される。一方、第4のブロック(印刷素子20114、20124・・・、201i4)を駆動する際には、印刷データDtは第3のモード(図7C参照)で送信される。
尚、上記第1〜第4のブロックを順に駆動するための印刷データDtの全部、即ち、複数の印刷素子201の全部を駆動するための印刷データDtは、シリアルヘッドのデータであればカラムデータ等とも称され、ラインヘッドのデータであればラスタデータ等とも称される。
このような態様によれば、複数の印刷素子201の全部を駆動するのに要する期間を1周期として1周期毎に(即ちカラムデータ毎に)、温度センサ205の駆動制御および其れに基づく加温素子206による素子基板15の加温が実行される。これにより、印刷実行期間中においても比較的簡便に印刷の品質を維持可能となる。尚、印刷データDtの送信態様として、上述の例では第3のモード(図7C参照)及び第4のモード(図7D参照)が採用されるものとしたが、他の実施形態として、他のモード(例えば、第2のモード(図7B参照))が採用されてもよい。
以上、本実施形態によれば、印刷データDtは時分割ブロック単位で送信され、即ち、付帯情報・回路動作特定部inf12は時分割ブロック単位で変更され、また、複数の付帯情報部inf21等の個々を生成するか否かは時分割ブロック単位で変更されうる。これにより、印刷実行期間において、印刷データDtのパケット単位の転送量を小さくすると共に、印刷装置1の多様な機能を活用することも可能となる場合がある。
図20は、第5実施形態の変形例として、素子基板15における複数の印刷素子201の配列態様の一例を示す。本変形例によれば、例えば、第1のグループでは、印刷素子20111及び20113と、印刷素子20112及び20114とは、それらの配列方向と交差(実質的に直交)する方向に、互いにシフトして設けられる。このことは、第2以降のグループについても同様とする。このような態様によれば、複数の印刷素子201の配列間隔を小さくすることが可能となり、印刷の品質の向上を図ることも可能となる。
(プログラム)
本発明は、上記実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、該システム又は装置のコンピュータにおける1以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理により実現されてもよい。例えば、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によって実現されてもよい。
(その他)
上述の説明においては、インクジェット方式の印刷装置1を例に挙げて説明したが、他の印刷方式が採用されてもよい。印刷装置1は、印刷機能のみを有するシングルファンクションプリンタであっても良いし、印刷機能、FAX機能、スキャナ機能等の複数の機能を有するマルチファンクションプリンタであっても良い。また、印刷装置1は、例えば、カラーフィルタ、電子デバイス、光学デバイス、微小構造物等を所定の方式で製造するための製造装置であっても良い。
また、本明細書でいう「印刷」は広く解釈されるべきであり、「記録」と表現されてもよい。「印刷」の態様は、シート上に形成される対象が文字、図形等の有意の情報であるか否かを問わないし、また、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わない。
また、本明細書では、印刷対象の典型例としてシートを示したが、他の例としては、紙、布、プラスチックフィルム、金属板、ガラス、セラミックス、樹脂、木材、皮革等、インクを受容可能な多様な部材が挙げられ、これらは「印刷媒体」とも表現されうる。
また、「インク」は、上記「印刷」同様広く解釈されるべきものである。従って、「インク」の概念は、印刷媒体上に付与されることによって画像、模様、パターン等を形成する液体の他、印刷媒体の加工、インクの処理(例えば、印刷媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)等に供され得る付随的な液体をも含みうる。
また、付帯情報・回路動作特定部により、動作のする、または、動作しないを設定する回路は、印刷素子に搭載されるすべての回路が対称になり得る。本明細書では、典型例として、吐出センサと温度センサを示したが、他の例としては、出力端子のバッファ回路やメモリ素子が印刷素子に含まれる場合は、その読み書き回路があり得る。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
1:印刷装置、D1:第1データ部、inf11〜inf15:情報部、D2:第2データ部、inf21〜inf26:付帯情報部。

Claims (11)

  1. 印刷装置においてシリアル伝送方式で印刷データを送信する方法であって、
    データ長が固定された第1データ部を生成する工程と、
    データ長が可変の第2データ部を生成する工程と、
    前記第1データ部と前記第2データ部とを所定の順序で組み合わせて前記印刷データを送信する工程と、を含み、
    前記第1データ部は複数の情報部を含み、
    前記第2データ部は複数の付帯情報部を含むことが可能であり、
    前記第1データ部に含まれる前記複数の情報部の1つは、前記第2データ部における前記複数の付帯情報部の個々の有無を示すこと、及び/又は、前記印刷装置に含まれる回路素子の駆動の有無を設定することを特徴とする方法。
  2. 前記回路素子は、前記印刷装置に含まれる印刷素子の動作状態を検査する回路、前記印刷装置に含まれる印刷素子基板の温度を検出する回路からなることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記複数の付帯情報部の数をKとし、前記回路素子の数をLとしたとき、前記複数の情報部の前記1つはK+Lビットデータであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の方法。
  4. 前記第1データ部を生成する工程では、前記複数の情報部の前記1つを所定の参照テーブルに基づいて復号化可能となるように暗号化することを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 前記印刷装置が印刷を実行している期間を第1期間とし、前記印刷を抑制している期間を第2期間としたとき、前記第1データ部を生成する工程では、前記第1期間と前記第2期間とで、前記複数の情報部の前記1つを変更し、前記第2データ部を生成する工程では、前記第1期間と前記第2期間とで、前記複数の付帯情報部の個々を生成するか否かを変更することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項記載の方法。
  6. 前記印刷装置が印刷するシートは複数であり、前記第2期間は、或るシートの印刷の完了から次のシートの印刷の開始までの期間を含むことを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. シートへの印刷は、前記印刷装置のシリアルヘッドが液体を吐出することにより行われ、前記第2期間は、前記シリアルヘッドが前記吐出を抑制している期間を含むことを特徴とする請求項5または請求項6記載の方法。
  8. 前記第1データ部を生成する工程では、シートへの印刷がモノクロ印刷かカラー印刷かに基づいて、前記複数の情報部の前記1つを変更し、前記第2データ部を生成する工程では、前記印刷が前記モノクロ印刷か前記カラー印刷かに基づいて、前記複数の付帯情報部の個々を生成するか否かを変更することを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項記載の方法。
  9. 前記第1データ部に含まれる前記複数の情報部の他の1つは、モノクロ印刷での印刷情報を含み、前記第2データ部に含まれうる前記複数の付帯情報部の1つは、カラー印刷での印刷情報を含むことを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. シートへの印刷は、前記印刷装置の印刷ヘッドが備える複数の印刷素子を時分割方式で駆動することにより行われ、前記複数の印刷素子のうち同時に駆動されるものをブロックとしたとき、前記印刷データはブロック単位で送信され、前記第1データ部を生成する工程では、前記複数の情報部の前記1つをブロック単位で変更し、前記第2データ部を生成する工程では、前記複数の付帯情報部の個々を生成するか否かをブロック単位で変更することを特徴とする請求項1から請求項9の何れか1項記載の方法。
  11. 印刷データをシリアル伝送方式で送信する送信部と、該印刷データを受信する受信部とを備える印刷装置であって、前記送信部は、データ長が固定された第1データ部を生成する第1生成部と、データ長が可変の第2データ部を生成する第2生成部と、前記第1データ部と前記第2データ部とを所定の順序で組み合わせて前記印刷データを生成する第3生成部と、を含み、前記第1データ部は複数の情報部を含み、前記第2データ部は複数の付帯情報部を含むことが可能であり、前記第1データ部に含まれる前記複数の情報部の1つは、前記第2データ部における前記複数の付帯情報部の個々の有無を示すこと、及び/又は、前記印刷装置に含まれる回路素子の駆動の有無を設定することを特徴とする印刷装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7500656B2 (ja) 2022-06-15 2024-06-17 キヤノン株式会社 ヘッド基板、液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置

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