JP2021180788A - 検知部品の保護構造 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明に係る検知部品の保護構造は、
第1開口を有する外底壁部と、
第2開口を有し、前記外底壁部の上側に配設される受け部材と、
前記第2開口を通じて前記受け部材の上側に突出するように配設される検知部品と、を備え、
前記受け部材の下側において前記検知部品の外側に通路を形成する少なくとも一つの通路形成部と、
前記通路形成部と連続するように形成されており、前記検知部品の下方において下側に延びるリブ部と、をさらに備える。
上記(1)に記載の発明において、
前記検知部品は、少なくとも一部が前記受け部材の上側に突出するように付勢部材によって上側に向かって付勢されていると好適である。
上記(1)または(2)に記載の発明において、
前記外底壁部は、下側に向かって凹む受皿部を有し、
前記第1開口は、前記受皿部に形成されており、
前記通路の出口は、平面透視において前記受皿部の内側に位置すると好適である。
上記(1)から(3)のいずれか一つに記載の発明において、
前記リブ部は、平面透視において前記受皿部の内側に位置すると好適である。
上記(1)から(4)のいずれか一つに記載の発明において、
前記受皿部は、皿底壁部と、前記皿底壁部の外縁から上側に延びる皿側壁部とを有し、
前記第1開口は、前記皿底壁部および前記皿側壁部に跨るように形成されていると好適である。
上記(1)から(5)のいずれか一つに記載の発明において、
前記通路形成部は、前記検知部品の側面に対向する対向壁部と、前記対向壁部の外側に位置し上下方向に延びる外側壁部と含み、
前記検知部品の外周に取り付けられ、全周で前記対向壁部の内面に密接する第1シール部材をさらに備え、
前記通路は、前記対向壁部と前記外側壁部との間を通っていると好適である。
上記(6)に記載の発明において、
前記外底壁部から上側に向かって延びる立ち壁部をさらに備え、
前記立ち壁部は、前記外側壁部の外側に位置していると好適である。
上記(1)から(5)のいずれか一つに記載の発明において、
前記検知部品の外周に取り付けられる第2シール部材をさらに備え、
前記通路形成部は、前記検知部品の側面に対向する対向壁部を含み、
前記第2シール部材は、前記対向壁部の内面に部分的に密接し、
前記通路は、前記検知部品と前記対向壁部との間を通っていると好適である。
上記(8)に記載の発明において、
前記通路の出口は、前記第1開口の直上に位置していると好適である。
<本発明の第1実施形態に係る炊飯器の構造>
本発明の第1実施形態に係る炊飯器100は、誘導加熱式の圧力炊飯器であって、図1〜図3に示されるように、主に、本体110、内鍋130および蓋体140から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
本体110は、図1〜図3に示されるように、主に、筐体111、誘導加熱コイル112、断熱材(図示せず)、支持台113、フェライトコア(図示せず)、センターセンサ114、保温ヒータ115、送風ファンユニット116、電源回路基板117および自動巻取式電源コードユニット118から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
筐体111は、図1〜図3に示されるように、主に、収容体111a、肩部材111cおよび保護枠111dから構成されており、断熱材(図示せず)、支持台113、フェライトコア(図示せず)、誘導加熱コイル112、センターセンサ114、保温ヒータ115、送風ファンユニット116、電源回路基板117および自動巻取式電源コードユニット118等を収容している。以下、筐体111の各構成要素について詳述する。
誘導加熱コイル112は、内鍋130を誘導加熱するためのものであって、図3に示されるように、保護枠111dの内鍋収容部PAの底部の下面および側部下側の外周面に取り付けられている。
断熱材は、保護枠111dの内鍋収容部PAの外周および誘導加熱コイル112の外周に巻き付けられており、炊飯時において内鍋130から生じる熱が内鍋収容部PAの外側に流出するのを抑制する役割を担っている。
支持台113は、主に、センターセンサ―114およびフェライトコアを保持すると共に、センターセンサ―114と保護枠111dの開口OCとの間から侵入してくる食塩水等の液体を排液するための排液路を形成する役目を担う部材であって、図4〜図6に示されるように、主に、センターセンサ支持部113a、排液路形成部113b、翼部113dおよびフェライトコア収容部113eから形成されている。なお、この支持台113は、収容体111aの底壁部111yに対してビス固定されている。以下、各部位について詳述する。
フェライトコアは、誘導加熱コイル112への通電時に生じる磁束を外部に出さないようにするための部材であって、上述の通り、支持台113のフェライトコア収容部113eに差し込まれている。
センターセンサ114は、内鍋130の底部の温度を検知すると共に内鍋130の有無を検知するためセンサであって、図7に示されるように、主に、本体部114a、検知端114b、リード線114eおよび円環パッキンPKから構成されている。なお、このセンターセンサ114は、支持台113のセンターセンサ支持部113aにより上下移動自在に支持されており、支持台113のセンターセンサ支持部113aの内側筒壁部WIと外側円筒壁部WOとの間に配設されるコイルバネによって上方に向かって付勢されている。本体部114aは、図7に示されるように、主に、基体部MB、鍔部ZA、円筒壁部WC、一対の脚部GLおよび内側保護壁部WPから形成されている。基体部MBは、略円柱形状を呈する部位であって、図7に示されるように、この基体部MBの頭部には、検知端114bが被せられている。そして、この基体部MBの軸芯に沿って熱電対(図示せず)が挿通されている。なお、この熱電対の先端は、検知端114bに接触している。また、図7に示されるように、この基体部MBは、支持台113のセンターセンサ支持部113aの内側筒壁部WIの上方に位置している。鍔部ZAは、基体部MBの下端部から外方に向かって延びる円環状の部位である。なお、この鍔部ZAは、図7に示されるように支持台113のセンターセンサ支持部113aの外側円筒壁部WOの内側に位置している。円筒壁部WCは、鍔部ZAから下方に向かって延びている。なお、この円筒壁部WCには、円環パッキンPKを装着するための円環溝が形成されている。また、この円筒壁部WCは、図7に示されるように支持台113のセンターセンサ支持部113aの内側筒壁部WIと外側円筒壁部WOとの間に位置している。脚部GLは、図7に示されるように円筒壁部WCの下面から下方に向かって延びている。なお、ここで、脚部GLは、図7に示されるように基体部MBの軸を挟むように一対形成されている。また、脚部GLは、図7に示されるように支持台113のセンターセンサ支持部113aの内側筒壁部WIと外側円筒壁部WOとの間を通っており、橋部BR間の開口に挿通されている。すなわち、この脚部GLは、センターセンサ114の上下動を案内している。内側保護壁部WPは、略円筒形状を呈する部位であって、図7に示されるように脚部GLの内側において基体部MBの下端面から下方に延びている。また、この内側保護壁部WPは、支持台113のセンターセンサ支持部113aの内側筒壁部WIの内側に位置している。
保温ヒータ115は、炊飯後の炊きあがったご飯を保温するためのヒータであって、図3に示されるように肩部材111cの内部に配設されている。
送風ファンユニット116は、軸流ファンおよびヒートシンク等から構成されるものであって、上述の通り、筐体111の収容体111aの底壁部111yの吸気口SOの上方に、ファンの回転軸が略上下方向に沿うようにして配設されている。すなわち、この送風ファンユニット116中の送付ファンが駆動されると、外部の空気が吸気口SOから吸い込まれて筐体111内に流入し、そのまま上方に向かって送られる。上方に向かって送られた外部の空気は、ヒートシンクを通って電源回路基板117などに供給されて、それらの部材等を冷却する。
電源回路基板117は、電源回路を構成する基板であって、いくつかの発熱部品を実装している。なお、この電源回路基板117は、図3に示されるように筐体111の後側空間Srに収容されている。
自動巻取式電源コードユニット118は、電源コードおよび自動巻取機構(図示せず)等から構成されており、図3に示されるように筐体111の後側の空間に収容されている。電源コードは、差込プラグおよび電気線(図示せず)から構成されている。差込プラグは、電気線の先端に配設されている。電気線は、伸展自在に自動巻取機構に巻回されている。
内鍋130は、上方に開口する椀状の鍋であって、肩部材111cの開口に挿通されると共に、保護枠111dの内鍋収容部PAに所定の隙間をもって収容される。なお、ここで、内鍋130は、種々のアルミニウム合金およびステンレス合金の多層体(クラッド材)であって、誘導加熱コイル112によって誘導加熱され得る。
蓋体140は、図1および図3に示されるように、主に、外装体141、開ボタン142、操作ボタン群143、圧力調整機構144、補強部材(図示せず)、レバー機構145、本体連結部(図示せず)、蒸気処理ユニット147、制御回路基板(図示せず)および内蓋146から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
外装体141は、図1および図3に示されるように、略直方体状の部材であって、開ボタン142、操作ボタン群143、圧力調整機構144、補強部材(図示せず)、レバー機構145および制御回路基板等を収容している。なお、ここで、開ボタン142および操作ボタン群143は、図1および図2に示されるように、上面が外装体141の上側に露出するように外装体141に配設されている。また、この外装体141は、使用時の内圧に耐えることができるように補強部材によって補強されている。また、この外装体141の下面後端には一対の本体連結部が配設されており、本体110の筐体111の肩部材111cに形成されている蓋体連結部と共にヒンジ機構を構成している。そして、このヒンジ機構により、本体110に対して蓋体140が開閉可能となっている。なお、このヒンジ機構では、ねじりバネによって蓋体140が開方向に向かって付勢されている。さらに、この外装体141の下面には、着脱自在に内蓋146が配設されている。
開ボタン142は、蓋体140を開くための角丸長方形状のボタンであって、上述の通り、上面が外装体141の上側に露出するように配設されている。また、この開ボタン142は、外装体141の内部においてレバー機構145の上側に配設されており、コイルバネ(図示せず)によって上方に向かって付勢されている。
操作ボタン群143は、例えば、発停ボタンや、炊飯方法の選択ボタン等から成るものであって炊飯器100の運転方法を使用者に選択させるためのものである。そして、この操作ボタン群143中の各操作ボタンは、上述の通り、上面が外装体141の上側に露出するように配設されている。また、各操作ボタンは、操作基板に実装されており、コイルバネ(図示せず)によって上方に向かって付勢されている。
圧力調整機構144は、蓋体140が閉状態とされ圧力炊飯運転されている状態において、内鍋130の内部の圧力を1.03〜1.3気圧に調整する。また、この圧力調整機構144は、圧力炊飯運転中、蓋体140を開状態としないようにレバー機構145のレバー部材(図示せず)の回動を規制する。なお、本実施の形態において、この圧力調整機構としては、特に限定されず、従前のものが採用されてもかまわない。
補強部材は、蓋体140の強度を高めるためのものである。なお、本実施の形態において、補強部材は、特に限定されず、金属板そのものであってもよいし、金属板を複雑形状にしたものであってもよい。
レバー機構145は、レバー部材(図示せず)およびコイルバネ等から構成されている。レバー部材は、当接板部(図示せず)と、当接板部の前側から下方に延びる左右一対の延設板部(図示せず)と、各延設板部の下部から後方に向かって延びる爪部(図示せず)とから形成される金属板部材であって、外装体141に軸支されていると共に、当接板部の後端でコイルバネ(図示せず)によって上方に向かって付勢されている。なお、ここで、使用者によって開ボタン142が押し下げられると、開ボタン142は、レバー部材の当接板部のうち回動軸の後側の部位に当接する。そして、使用者が蓋体140を閉状態としようとするとき、使用者は開ボタン142を操作する必要がなく、そのまま蓋体140を本体110に向かって倒し込めばよい。このとき、レバー部材の爪部が、肩部材111cに形成される傾斜面(図示せず)に接触しながら下方に移動していく。この間、レバー部材は、コイルバネの付勢力に逆らって前方に向かって回動する。そして、爪部が、肩部材111cに形成される爪受け部まで達すると、コイルバネの付勢力により爪部がその爪受け部の孔に嵌り込む。このようにして蓋体140が閉状態となる。一方、蓋体140を開状態とするとき、使用者は、開ボタン142を押し下げる。すると、開ボタン142の下端部位がレバー部材の当接部に当接し、レバー部材がコイルバネの付勢力に逆らって前方に向かって回動する。このとき、爪受部の孔に嵌り込んでいた爪部が爪受け部の孔から引き出される。そして、ねじりバネ(後述)の付勢力によって蓋体140が上方に持ち上げられ、蓋体140が開状態となる。
蒸気処理ユニット147は、炊飯時に内鍋130から上昇してくる水蒸気をトラップして内鍋130に戻すものであって、図1および図3に示されるように蓋体140の後側に着脱自在に配設されている。
制御回路基板は、制御回路を構成する基板であって、マイクロコンピュータ等の電子部品を実装しており、本体110の誘導加熱コイル112や、保温ヒータ115、送風ファンユニット116、電源回路基板117、蓋体140の操作ボタン群143等に通信接続されている。
内蓋146は、図3に示されるように内鍋130の上部を覆って密閉するための部材であって、外装体141の下側に着脱自在に取り付けられている。
以下、センターセンサ114を食塩水等の液体から保護する排液構造SEについて説明する。この排液構造SEは、図7に示されるように、主に、収容体111aの底壁部111y、保護枠111d、支持台113およびセンターセンサ114の円環パッキンPKから構築されている。
(1)
本発明の第1実施形態に係る炊飯器100では、上述の排液構造SEが構築されている。このため、排液路の通路面積等を適正に決定することによって、国際電気標準会議規格の溢水試験において食塩水がセンターセンサ114の充電部にまで達することを防止することができる。このため、この炊飯器100は、上記溢水試験中の絶縁耐圧試験に合格することができる。
本発明の第1実施形態に係る炊飯器100では、蛇行路形成部SNの外周側の円筒リブと外周壁部WSとの間に形成される縦通路PVの下方に受皿部RDが位置していると共に、受皿部RDにおいて皿底壁部RBおよび皿側壁部RSに跨るように周辺排液口EXが形成されている。このため、この炊飯器100では、内鍋130と保護枠111dとの間の隙間から浸入する食塩水等の液体を効率よく筐体外に排出することができる。
本発明の第1実施形態に係る炊飯器100では、センターセンサ114に円環パッキンPKが取り付けられると共に蛇行路PNおよび縦通路PVが形成されることによって、食塩水等の液体がセンターセンサ114の円筒壁部WCや一対の脚部GLに伝って下方に流れることを防ぐと共に、その液体をセンターセンサ―114から遠ざけつつ、受皿部RDに導くことができる。
本発明の第1実施形態に係る炊飯器100では、支持台113の排液路形成部113bの外周壁部WSが、収容体111aの底壁部111yの立ち壁部WTの内側に位置するように支持台113と収容体111aとが配設されている。このため、この炊飯器100では、食塩水等の液体が外周壁部WSの外へ漏れ出ることを抑えることができる。
(A)
先の実施の形態に係る炊飯器100では保護枠111dと支持台113との間に蛇行路PNが形成されたが、蛇行路PNに代えて、水平路(円盤状路)や、斜上路(逆切頭円錐筒状路)、斜下路(切頭円錐筒状路)等が形成されてもよい。
先の実施の形態に係る炊飯器100ではセンターセンサ114は上下動可能であったが、センターセンサは固定されていてもよい。かかる場合、センターセンサは温度検知機能のみを有していてもよい。
先の実施の形態に係る炊飯器100では、温度検知機能を有するセンターセンサ114が採用されたが、圧力等、他の物理量を検知するセンターセンサが採用されてもよい。
先の実施の形態では本発明が炊飯器100に適用されたが、本発明は、先の発明の実施形態に係る排液構造SEを必要とする他の調理器に適用されてもよい。
<本発明の第2実施形態に係る炊飯器の構造>
本発明の第2実施形態に係る炊飯器200は、ヒータ加熱式の炊飯器であって、図8に示されるように、主に、本体210、内鍋230および蓋体240から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
本体210は、図8に示されるように、主に、筐体211、メインヒータ212、断熱材(図示せず)、支持台213、センターセンサ214、保温ヒータ(図示せず)、送風ファンユニット216、電源回路基板217、制御回路基板(図示せず)、操作パネル219および開レバー220から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
筐体211は、図8に示されるように、主に、側壁部材211a、底壁部材211b、肩部材211cおよび保護枠211dから構成されており、断熱材(図示せず)、支持台213、メインヒータ212、センターセンサ214、保温ヒータ、送風ファンユニット216、電源回路基板217、制御回路基板(図示せず)および操作パネル219等を収容している。以下、筐体211の各構成要素について詳述する。
メインヒータ212は、内鍋230を加熱するためのものであって、図8に示されるように、保護枠211dの内鍋収容部PA’の底部の下面および側部下側の外周面に取り付けられている。
断熱材は、保護枠211dの内鍋収容部PA’の外周およびメインヒータ212の外周に巻き付けられており、炊飯時において内鍋230から生じる熱が内鍋収容部PA’の外側に流出するのを抑制する役割を担っている。
支持台213は、主に、センターセンサ―214を保持すると共に、センターセンサ―214と保護枠211dの開口OC’との間から侵入してくる食塩水等の液体を排液するための排液路を形成する役目を担う部材であって、図8および図9に示されるように、主に、センターセンサ支持部213aおよび翼部213dから形成されている。以下、各部位について詳述する。
センターセンサ214は、内鍋230の底部の温度を検知すると共に内鍋230の有無を検知するためセンサであって、図10〜図13に示されるように、主に、本体部214a、検知端214b、リード線214eおよび部分円環パッキンPK’から構成されている。なお、このセンターセンサ214は、支持台213のセンターセンサ支持部213aにより上下移動自在に支持されており、支持台213のセンターセンサ支持部213aの内側筒壁部WI’と外側円筒壁部WO’との間に配設されるコイルバネによって上方に向かって付勢されている。本体部214aは、図10〜図13に示されるように、主に、基体部MB’、鍔部ZA’、円筒壁部WC’、一対の脚部GL’および内側保護壁部WP’から形成されている。基体部MB’は、略円柱形状を呈する部位であって、図13に示されるように、この基体部MB’の頭部には、検知端214bが被せられている。そして、この基体部MB’の軸芯に沿って熱電対(図示せず)が挿通されている。なお、この熱電対の先端は、検知端214bに接触している。また、図9に示されるように、この基体部MB’は、支持台213のセンターセンサ支持部213aの内側筒壁部WI’の上方に位置している。鍔部ZA’は、図10〜図13に示されるように基体部MB’の下端部から外方に向かって延びる円環状の部位である。なお、この鍔部ZA’は、図9に示されるように支持台213のセンターセンサ支持部213aの外側円筒壁部WO’の内側に位置している。円筒壁部WC’は、図10〜図13に示されるように鍔部ZA’から下方に向かって延びている。なお、図10〜図13に示されるように、この円筒壁部WC’には、部分円環パッキンPK’を装着するための円環溝が形成されている。また、この円筒壁部WC’は、図9に示されるように支持台213のセンターセンサ支持部213aの内側筒壁部WI’と外側円筒壁部WO’との間に位置している。脚部GL’は、図10〜図13に示されるように円筒壁部WC’の下面から下方に向かって延びている。なお、ここで、脚部GL’は、図9に示されるように基体部MB’の軸を挟むように一対形成されている。また、脚部GL’は、図9に示されるように支持台213のセンターセンサ支持部213aの内側筒壁部WI’と外側円筒壁部WO’との間を通っており、橋部BR’間の開口に挿通されている。すなわち、この脚部GL’は、センターセンサ214の上下動を案内している。内側保護壁部WP’は、略円筒形状を呈する部位であって、図11および図13に示されるように脚部GL’の内側において基体部MB’の下端面から下方に延びている。また、この内側保護壁部WP’は、支持台213のセンターセンサ支持部213aの内側筒壁部WI’の内側に位置している。
保温ヒータは、炊飯後の炊きあがったご飯を保温するためのヒータであって、図8に示されるように肩部材211cの内部に配設されている。
送風ファンユニット216は、軸流ファンおよびヒートシンク等から構成されるものであって、上述の通り、筐体211の底壁部材211bの吸気口SO’の上方に、ファンの回転軸が略上下方向に沿うようにして配設されている。すなわち、この送風ファンユニット216中の送付ファンが駆動されると、外部の空気が吸気口SO’から吸い込まれて筐体211内に流入し、そのまま上方に向かって送られる。上方に向かって送られた外部の空気は、ヒートシンクを通って電源回路基板217および制御回路基板などに供給されて、それらの部材等を冷却する。
電源回路基板217は、電源回路を構成する基板であって、いくつかの発熱部品を実装している。なお、この電源回路基板217は、図8に示されるように筐体211の前側空間Sf’に収容されている。
制御回路基板は、制御回路を構成する基板であって、マイクロコンピュータ等の電子部品を実装している。この制御回路基板も、筐体211の前側空間Sf’に収容されており、ヒートシンクの上方に配設されている。
操作パネル219には、主に、情報表示パネル(図示せず)や操作ボタン群が配設されている。情報表示パネルには、メニュー情報等の各種情報が表示される。操作ボタン群には、例えば、発停ボタンや、炊飯方法の選択ボタン等が含まれている。そして、この操作パネル219は、上面が筐体211の前部の上側に露出するように配設されている。また、各操作ボタンは、操作基板に実装されており、コイルバネ(図示せず)によって上方に向かって付勢されている。
開レバー220は、蓋体240を開くためのレバーであって、本体210の操作パネル219のすぐ後ろ側に前後方向に揺動可能に取り付けられている。なお、この開レバー220は、図示しないコイルバネによって後側に付勢されている。なお、この開レバー220が前側に倒されると、蓋体240の被係止部242との係止が解除されて蓋体240が開状態となる。
内鍋230は、上方に開口する椀状の金属製鍋であって、肩部材211cの開口に挿通されると共に、保護枠211dの内鍋収容部PA’に所定の隙間をもって収容される。
蓋体240は、図8に示されるように、主に、外装体241、被係止部242、蒸気処理ユニット243、本体連結部(図示せず)および内蓋246から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
外装体241は、図8に示されるように、略直方体状の部材であって、被係止部242および蒸気処理ユニット243等を収容している。また、この外装体241の前側には被係止部242が配設されており、この外装体241の下面後端には一対の本体連結部が配設されている。さらに、この外装体241の下面には、着脱自在に内蓋246が配設されている。
被係止部242は、本体210の開レバー220に係止可能な部位であって、図8に示されるように外装体141の前側に露出するように外装体241に配設されている。
蒸気処理ユニット243は、炊飯時に内鍋230から上昇してくる水蒸気をトラップして内鍋230に戻すものであって、図8に示されるように蓋体240の略中央に着脱自在に配設されている。
本体連結部は、上述の通り、外装体241の下面後端に配設されており、本体210の筐体211の肩部材211cに形成されている蓋体連結部と共にヒンジ機構を構成している。そして、このヒンジ機構により、本体210に対して蓋体240が開閉可能となっている。なお、このヒンジ機構では、ねじりバネによって蓋体240が開方向に向かって付勢されている。
内蓋246は、図8に示されるように内鍋230の上部を覆って密閉するための部材であって、外装体241の下側に着脱自在に取り付けられている。
以下、センターセンサ214を食塩水等の液体から保護する排液構造SE’について説明する。この排液構造SE’は、図9に示されるように、主に、底壁部材211b、保護枠211d、支持台213、円環パッキンPQおよびセンターセンサ214の部分円環パッキンPK’から構築されている。
(1)
本発明の第2実施形態に係る炊飯器200では、上述の排液構造SE’が構築されている。このため、排液路の通路面積等を適正に決定することによって、国際電気標準会議規格の溢水試験において食塩水がセンターセンサ214の充電部にまで達することを防止することができる。このため、この炊飯器200は、上記溢水試験中の絶縁耐圧試験に合格することができる。
本発明の第2実施形態に係る炊飯器200では、支持台213のセンターセンサ支持部213aの橋部BR’間の開口の真下に、底壁部材211bの受皿部RD’の排液口EP’が形成されている。このため、この炊飯器200では、センターセンサ214の検知端214bと開口OC’の縁との隙間に浸入した液体を速やかに外に排液することができる。
(A)
先の実施の形態に係る炊飯器200ではセンターセンサ214は上下動可能であったが、センターセンサは固定されていてもよい。かかる場合、センターセンサは温度検知機能のみを有していてもよい。
先の実施の形態に係る炊飯器200では、温度検知機能を有するセンターセンサ214が採用されたが、圧力等、他の物理量を検知するセンターセンサが採用されてもよい。
111y 底壁部(外底壁部)
113b 排液路形成部(通路形成部)
114,214 センターセンサ(検知部品)
211b 底壁部材(外底壁部)
EP 中央排液口(第1開口)
EP’ 排液口(第1開口)
EX 周辺排液口(第1開口)
OC,OC’ 開口(第2開口)
PK 円環パッキン(第1シール部材)
PK’ 部分円環パッキン(第2シール部材)
PN 蛇行路(通路)
RB,RB’ 皿底壁部
RD,RD’ 受皿部
RS,RS’ 皿側壁部
RW,RW’ 導液リブ(リブ部)
SE,SE’ 排液構造(検知部品の保護構造)
WO,WO’ 外側円筒壁部(対向壁部)
WS 外周壁部(外側壁部)
WT 立ち壁部
Claims (9)
- 第1開口を有する外底壁部と、
第2開口を有し、前記外底壁部の上側に配設される受け部材と、
前記第2開口を通じて前記受け部材の上側に突出するように配設される検知部品と、を備え、
前記受け部材の下側において前記検知部品の外側に通路を形成する少なくとも一つの通路形成部と、
前記通路形成部と連続するように形成されており、前記検知部品の下方において下側に延びるリブ部と、をさらに備える、検知部品の保護構造。 - 前記検知部品は、少なくとも一部が前記受け部材の上側に突出するように付勢部材によって上側に向かって付勢されている、
請求項1に記載の検知部品の保護構造。 - 前記外底壁部は、下側に向かって凹む受皿部を有し、
前記第1開口は、前記受皿部に形成されており、
前記通路の出口は、平面透視において前記受皿部の内側に位置する
請求項1または2に記載の検知部品の保護構造。 - 前記リブ部は、平面透視において前記受皿部の内側に位置する
請求項1から3のいずれか1項に記載の検知部品の保護構造。 - 前記受皿部は、皿底壁部と、前記皿底壁部の外縁から上側に延びる皿側壁部とを有し、
前記第1開口は、前記皿底壁部および前記皿側壁部に跨るように形成されている
請求項1から4のいずれか1項に記載の検知部品の保護構造。 - 前記通路形成部は、前記検知部品の側面に対向する対向壁部と、前記対向壁部の外側に位置し上下方向に延びる外側壁部と含み、
前記検知部品の外周に取り付けられ、全周で前記対向壁部の内面に密接する第1シール部材をさらに備え、
前記通路は、前記対向壁部と前記外側壁部との間を通っている
請求項1から5のいずれか1項に記載の検知部品の保護構造。 - 前記外底壁部から上側に向かって延びる立ち壁部をさらに備え、
前記立ち壁部は、前記外側壁部の外側に位置している
請求項6に記載の検知部品の保護構造。 - 前記検知部品の外周に取り付けられる第2シール部材をさらに備え、
前記通路形成部は、前記検知部品の側面に対向する対向壁部を含み、
前記第2シール部材は、前記対向壁部の内面に部分的に密接し、
前記通路は、前記検知部品と前記対向壁部との間を通っている
請求項1から5のいずれか1項に記載の検知部品の保護構造。 - 前記通路の出口は、前記第1開口の直上に位置している
請求項8に記載の検知部品の保護構造。
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