JP2021180152A - 燃料電池用の積層体 - Google Patents

燃料電池用の積層体 Download PDF

Info

Publication number
JP2021180152A
JP2021180152A JP2020086042A JP2020086042A JP2021180152A JP 2021180152 A JP2021180152 A JP 2021180152A JP 2020086042 A JP2020086042 A JP 2020086042A JP 2020086042 A JP2020086042 A JP 2020086042A JP 2021180152 A JP2021180152 A JP 2021180152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
thickness
diffusion layer
anode
cathode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020086042A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7272318B2 (ja
Inventor
健二 壷阪
Kenji Tsubosaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2020086042A priority Critical patent/JP7272318B2/ja
Publication of JP2021180152A publication Critical patent/JP2021180152A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7272318B2 publication Critical patent/JP7272318B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Inert Electrodes (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】ガス拡散層のマイクロポーラス層(MPL)に、セリウム含有化合物を含む燃料電池であっても、耐久後の出力性能を確保することのできる、燃料電池用の積層体を提供する。【解決手段】燃料電池用のガス拡散層を構成する、拡散層基材層の厚みとマイクロポーラス層(MPL)の厚みとを、特定の関係とする。具体的には、アノード側拡散層基材層の厚みをD1、アノード側マイクロポーラス層の厚みをD2、カソード側拡散層基材層の厚みをD3、カソード側マイクロポーラス層の厚みをD4、としたときに、下記式(1)、下記式(2)、及び下記式(3)を満足するようにする。燃料電池用の積層体。D1/D2<D3/D4 ・・・(1)D1/D2>3.0 ・・・(2)D3/D4>3.0 ・・・(3)【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池用の積層体に関する。
水素等のアノードガスと、酸素等のカソードガスとを、化学反応させることによって発電を行う、燃料電池が知られている。
燃料電池は、電気的に接続された2つの電極に、それぞれ、水素等のアノードガス(燃料ガス)と酸素等のカソードガス(酸化剤ガス)を供給し、電気化学的に燃料の酸化を起こさせることで、化学エネルギーを電気エネルギーに直接変換する。
アノードガスとして水素が供給されたアノード(燃料極)では、下記式(a)の反応が進行する。
→ 2H + 2e ・・・(a)
上記式(1)で生じる電子(e)は、外部回路を経由し、外部の負荷で仕事をした後に、カソード(酸化剤極)に到達する。他方で、上記式(a)で生じたプロトン(H)は、水と水和した状態で、電気浸透により、アノードとカソードとに挟まれた電解質膜内を、アノード側からカソード側に移動する。
一方、カソードでは、電解質膜を通過した上記式(a)で生じたプロトン(H)と、カソードガスとして供給された酸素と、外部回路を経由した上記式(a)で生じた電子(e)とが、下記式(b)の反応を進行させる。
2H + 1/2O + 2e → HO ・・・(b)
したがって、電池全体では下記式(c)に示す化学反応が進行し、起電力が生じて、外部負荷に対して電気的仕事がなされる。
+ 1/2O → HO ・・・(c)
このような燃料電池は、通常、電解質膜を一対の電極で挟持した膜電極接合体を基本構造とする単セルを、複数積層して構成されている。中でも、電解質膜として固体高分子電解質膜を用いた固体高分子電解質型燃料電池は、小型化が容易であること、低い温度で作動すること、等の利点を有することから、特にモバイル機器等の携帯用、あるいは電気自動車等の移動体用の電源として期待されている。
ここで、固体高分子電解質型燃料電池の単セルの構成としては、例えば、アノード側セパレーター、アノード側ガス拡散層、アノード側触媒層、電解質膜、カソード側触媒層、カソード側ガス拡散層、及びカソード側セパレーターが、この順に積層された積層体が知られている。
ここで、燃料電池は、高温低加湿の状況においては、アノードが乾燥しやすくなる。乾燥が進むと、抵抗分極が増大してセル性能が低下する。また、高温時の出力低下は避けられない。これに対して、カソードで生成した水をアノード側に送って利用することが提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1においては、積層体を構成する層のうち、カソード側触媒層の厚みをアノード側触媒層の厚みよりも大きくし、アノード側ガス拡散層の厚みをカソード側ガス拡散層の厚みよりも大きくし、更に、積層体を構成するそれぞれの層の厚みを特定の関係とすることで、カソード側からアノード側への水の移動を促進する技術が提案されている。
特開2016−081581号公報
また、燃料電池は、反応の過程で過酸化水素が生成する場合がある。そして、生成した過酸化水素は、電解質成分であるアイオノマーを分解する。その結果、アイオノマーが主成分である電解質膜や、アイオノマーを成分として含む触媒層を劣化させ、電池の耐久性に問題を生じさせていた。
これに対して、燃料電池セルを構成する積層体の材料に、セリウム含有酸化物を添加することが知られている。セリウム含有酸化物は、過酸化水素を分解する触媒としての機能を有するセリウムイオンを発生させる。
しかしながら、本発明者は、過酸化水素の分解触媒であるセリウム含有化合物を、ガス拡散層のマイクロポーラス層(MPL)に含有させた燃料電池においては、耐久中に、カソード側からアノード側への生成水の移動が不十分となり、その結果、カソード側において、生成水に溶解したセリウムイオンによってガス拡散層が親水化して、耐久後の電池性能が低下する場合があるとの知見を得た。
本発明は、上記の背景に鑑みてなされたものであり、ガス拡散層のマイクロポーラス層(MPL)に、セリウム含有化合物を含む燃料電池であっても、耐久後の出力性能を確保することのできる、燃料電池用の積層体を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討を行った。そして、燃料電池用のガス拡散層において、拡散層基材層の厚みとマイクロポーラス層(MPL)の厚みとが、特定の関係にあれば、マイクロポーラス層(MPL)にセリウム含有化合物を含む燃料電池であっても、耐久後の出力性能を確保できることを見出し、本発明を完成させるに至った。すなわち、本発明は、以下のとおりである。
アノード側ガス拡散層、電解質膜、カソード側ガス拡散層が、この順に積層されているる燃料電池用の積層体であって、
前記アノード側ガス拡散層は、前記電解質膜側から、アノード側マイクロポーラス層、及びアノード側拡散層基材層が、この順に積層されており、
前記カソード側ガス拡散層は、前記電解質膜側から、カソード側マイクロポーラス層、及びカソード側拡散層基材層が、この順に積層されており、
前記アノード側マイクロポーラス層及び前記カソード側マイクロポーラス層は、セリウム含有化合物を含み、
前記アノード側拡散層基材層の厚みをD1、前記アノード側マイクロポーラス層の厚みをD2、前記カソード側拡散層基材層の厚みをD3、前記カソード側マイクロポーラス層の厚みをD4、としたときに、下記式(1)、下記式(2)、及び下記式(3)を満足する、
燃料電池用の積層体。
D1/D2<D3/D4 ・・・(1)
D1/D2>3.0 ・・・(2)
D3/D4>3.0 ・・・(3)
本発明の燃料電池用の積層体によれば、ガス拡散層のマイクロポーラス層(MPL)に、セリウム含有化合物を含む燃料電池であっても、耐久後の出力性能を確保できる、燃料電池を実現することができる。
一実施形態に係る本発明の燃料電池用の積層体の断面図である。 アノード側及びカソード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚みに対する拡散層基材層の厚みの比と、初期出力に対する温度変化耐久後出力の比との関係を示すグラフである。 アノード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚みに対する拡散層基材層の厚みの比に対する、カソード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚みに対する拡散層基材層の厚みの比の比と、初期出力に対する温度変化耐久後出力の比との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について詳述する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるのではなく、種々変形して実施することができる。
《燃料電池用の積層体》
本発明の燃料電池用の積層体は、燃料電池セルを構成する積層体の少なくとも一部であり、アノード側ガス拡散層、電解質膜、カソード側ガス拡散層が、この順に積層されている、積層体である。そして、アノード側及びカソード側それぞれのガス拡散層は、電解質膜側から、マイクロポーラス層、及び拡散層基材層が、この順に積層されている。
本発明の燃料電池用の積層体は、アノード側マイクロポーラス層及びカソード側マイクロポーラス層が、セリウム含有化合物を含んでおり、アノード側拡散層基材層、アノード側マイクロポーラス層、カソード側拡散層基材層、及びカソード側マイクロポーラス層のそれぞれの厚みが、特定の関係を有する。
本発明の燃料電池用の積層体は、アノード側拡散層基材層、アノード側マイクロポーラス層、カソード側拡散層基材層、及びカソード側マイクロポーラス層のそれぞれの厚みが、特定の関係を有することにより、アノード側マイクロポーラス層及びカソード側マイクロポーラス層が、セリウム含有化合物を含んでいても、耐久後の出力性能を確保することのできる、燃料電池を実現することができる。
本発明の燃料電池用の積層体は、アノード側ガス拡散層、電解質膜、カソード側ガス拡散層を、必須の構成要素としていれば、その他の層が存在していてもよい。その他の層としては、例えば、セパレーターや触媒層等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
一般的な燃料電池セルに格納される積層体の構成としては、例えば、アノード側セパレーター、アノード側ガス拡散層、アノード側触媒層、電解質膜、カソード側触媒層、カソード側ガス拡散層、及びカソード側セパレーターが、この順に積層された積層体が挙げられる。
図1は、一実施形態に係る本発明の燃料電池用の積層体の断面図である。本発明の一実施形態に係る積層体100は、アノード側拡散層基材層11及びアノード側マイクロポーラス層12が積層された構成のアノード側ガス拡散層10、アノード側触媒層15、電解質膜30、カソード側触媒層25、並びに、カソード側拡散層基材層21及びカソード側マイクロポーラス層22が積層された構成のカソード側ガス拡散層20が、この順に積層された積層体である。
図1に示される積層体100においては、本発明の燃料電池用の積層体において必須の構成要素となる、ガス拡散層と電解質膜の間に、アノード側及びカソード側それぞれにおいて、触媒層が存在している。そして、アノード側及びカソード側それぞれのマイクロポーラス層が、当該触媒層に面している。
本発明の燃料電池用の積層体は、アノード側マイクロポーラス層及びカソード側マイクロポーラス層が、セリウム含有化合物を含んでいる。すなわち、図1に示される積層体100においては、アノード側マイクロポーラス層12及びカソード側マイクロポーラス層22が、セリウム含有化合物を含む。
更に、本発明の燃料電池用の積層体は、アノード側拡散層基材層、アノード側マイクロポーラス層、カソード側拡散層基材層、及びカソード側マイクロポーラス層のそれぞれの厚みが、特定の関係を有する。すなわち、図1に示される積層体100においては、アノード側拡散層基材層11、アノード側マイクロポーラス層12、カソード側拡散層基材層21、及びカソード側マイクロポーラス層22のそれぞれの厚みが、特定の関係を有する。
<ガス拡散層>
本発明の燃料電池用の積層体において、アノード側のガス拡散層、及びカソード側のガス拡散層は、必須の構成層である。そして、本発明においては、これらの間に、電解質膜が存在している。
ガス拡散層は、供給される反応ガスを拡散させて均一にし、燃料電池の単セルとした場合に、隣接する触媒層にガスを行き渡らせる機能を有する。
本発明においてガス拡散層は、拡散層基材層にマイクロポーラス層が積層された積層体となっている。そして、燃料電池に組み込まれる際には、マイクロポーラス層が、隣接する触媒層に面するように配置される。
(拡散層基材層)
ガス拡散層における拡散層基材層は、燃料電池の単セルとした場合に、隣接する触媒層に、反応ガスを供給する多孔質の層である。拡散層基材層は、ガス透過性を有するとともに、導電性を有する材料で構成されることが好ましい。
本発明の燃料電池用の積層体においては、拡散層基材層として一般的に用いられる材料であれば、特に限定されることなく用いることができ、例えば、カーボンペーパー若しくはカーボンクロス等のカーボン多孔質体、又は金属メッシュ若しくは発泡金属等の金属多孔質体等を挙げることができる。なお、カーボンペーパー若しくはカーボンクロス等のカーボン多孔質体は、例えば、炭素繊維、及びポリテトラフルオロエチレン等のバインダ等から形成されていてもよい。
なお、本発明の燃料電池用の積層体において、ガス拡散層を構成する拡散層基材層の細孔径、密度、厚み等は、アノード側及びカソード側のいずれにおいても、特に限定されるものではなく、形成される燃料電池の要求性能に応じて、適宜設定することができる。
(マイクロポーラス層(MPL))
ガス拡散層におけるマイクロポーラス層は、拡散層基材層の上に存在し、燃料電池の単セルとした場合に、触媒層と隣接する層となる。燃料電池用の積層体を構成するガス拡散層にMPLが形成されることにより、燃料電池セルにおけるガス拡散性が向上する。
マイクロポーラス層(MPL)の製造方法は、特に限定されるものではないが、例えば、拡散層基材の表面に、MPL形成用スラリーをダイコータ等によって塗工し、あるいは、MPL形成用ペーストを塗工ヘッドから吐出して塗工し、その後、乾燥及び焼成する方法が挙げられる。
本発明の燃料電池用の積層体におけるガス拡散層におけるマイクロポーラス層は、アノード側及びカソード側のいずれにおいても、過酸化水素分解触媒となるセリウムイオンを発生させるセリウム含有化合物を含んでいる。したがって、MPL形成用スラリー、又はMPL形成用ペーストは、アノード側及びカソード側のいずれにおいても、セリウム含有化合物を必須の成分として含む組成物となる。
過酸化水素分解触媒となるセリウムイオンを発生するセリウム含有化合物としては、特に限定されるものではなく、セリウム含有酸化物や錯体であってもよく、例えば、酸化セリウム(CeO)が挙げられる。
また、ガス拡散層におけるマイクロポーラス層を構成するその他の成分は、特に限定されるものではないが、一般に、炭素粒子と撥水性樹脂とを、主成分として挙げることができる。
炭素粒子としては、例えば、カーボンブラック、グラフェン、又は黒鉛等の粒子等を挙げることができる。
炭素粒子の平均一次粒子径は、25nm〜70nmであってよい。炭素粒子の平均一次粒子径は、25nm以上、45nm以上、又は65nm以上であってよく、70nm以下、60nm以下、又は50nm以下であってよい。
なお、炭素粒子の平均一次粒子径は、透過型電子顕微鏡(TEM)や走査型電子顕微鏡(SEM)等の電子顕微鏡を用いて、無作為に選択した100個以上の粒子について定方向径(Feret径)を測定し、得られた測定値を算術平均した値である。
撥水性樹脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリヘキサフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体等のフッ素系の高分子材料や、ポリプロピレン、ポリエチレン等を挙げることができる。
本発明の燃料電池用の積層体において、ガス拡散層を構成するマイクロポーラス層(MPL)の厚みは、アノード側及びカソード側のいずれにおいても、特に限定されるものではなく、形成される燃料電池の要求性能に応じて、適宜設定することができる。例えば、20μm以上であってもよい。
(拡散層基材層の厚みとマイクロポーラス層(MPL)の厚みとの関係)
本発明の燃料電池用の積層体のガス拡散層は、アノード側拡散層基材層、アノード側マイクロポーラス層、カソード側拡散層基材層、及びカソード側マイクロポーラス層のそれぞれの厚みが、特定の関係を有する。
具体的には、アノード側拡散層基材層の厚みをD1、アノード側マイクロポーラス層の厚みをD2、カソード側拡散層基材層の厚みをD3、カソード側マイクロポーラス層の厚みをD4、としたときに、下記式(1)、下記式(2)、及び下記式(3)を満足する。
D1/D2<D3/D4 ・・・(1)
D1/D2>3.0 ・・・(2)
D3/D4>3.0 ・・・(3)
上記式(1)は、カソード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚みに対する拡散層基材層の厚みの比が、アノード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚みに対する拡散層基材層の厚みの比よりも大きいことを意味する。
上記式(1)を満足することにより、カソード側拡散層の排水性を向上することができる。
アノード側拡散層基材層の厚みD1、アノード側マイクロポーラス層の厚みD2、カソード側拡散層基材層の厚みD3、カソード側マイクロポーラス層の厚みD4は、下記式(1a)の関係であってもよく、下記式(1b)の関係であってもよい。
1.5×(D1/D2)<D3/D4 ・・・(1a)
2.0×(D1/D2)<D3/D4 ・・・(1b)
また、アノード側拡散層基材層の厚みD1、アノード側マイクロポーラス層の厚みD2、カソード側拡散層基材層の厚みD3、カソード側マイクロポーラス層の厚みD4は、下記式(1c)の関係であってもよく、下記式(1d)の関係であってもよい。
3.0×(D1/D2)>D3/D4 ・・・(1c)
2.5×(D1/D2)>D3/D4 ・・・(1d)
上記式(2)は、アノード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚みに対するアノード側の拡散層基材層の厚みの比が、3よりも大きいことを意味する。また、上記式(3)は、カソード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚みに対するカソード側の拡散層基材層の厚みの比が、3よりも大きいことを意味する。
上記式(2)及び上記式(3)を満足することにより、マイクロポーラス層(MPL)に含まれるセリウム含有化合物がイオン化して生成水に溶け出す影響を小さくすることでき、拡散層の撥水性の低下を抑制することができる。
アノード側拡散層基材層の厚みD1、及びアノード側マイクロポーラス層の厚みD2は、下記式(2a)の関係であってもよく、下記式(2b)の関係であってもよい。
D1/D2>3.5 ・・・(2a)
D1/D2>4.0 ・・・(2b)
また、アノード側拡散層基材層の厚みD1、及びアノード側マイクロポーラス層の厚みD2は、下記式(2c)の関係であってもよく、下記式(2d)の関係であってもよい。
D1/D2<5.0 ・・・(2c)
D1/D2<4.5 ・・・(2d)
カソード側拡散層基材層の厚みD3、及びカソード側マイクロポーラス層の厚みD4は、下記式(3a)の関係であってもよく、下記式(3b)の関係であってもよい。
D3/D4>3.5 ・・・(3a)
D3/D4>4.0 ・・・(3b)
また、カソード側拡散層基材層の厚みD3、及びカソード側マイクロポーラス層の厚みD4は、下記式(3c)の関係であってもよく、下記式(3d)の関係であってもよい。
D3/D4<5.0 ・・・(3c)
D3/D4<4.5 ・・・(3d)
なお、本発明におけるアノード側拡散層基材層の厚み、アノード側マイクロポーラス層の厚み、カソード側拡散層基材層の厚み、及びカソード側マイクロポーラス層の厚みは、それぞれの層の任意の10箇所を測定した平均値であってよい。
<電解質膜>
電解質膜は、本発明の燃料電池用の積層体において、必須の構成層であり、アノード側ガス拡散層とカソード側ガス拡散層との間に配置される。電解質膜は、電子及びガスの流通を阻止するとともに、アノードで発生したプロトン(H)を、アノード側触媒層からカソード側触媒層に移動させる機能を有する。
電解質膜としては、特に限定されるものではなく、燃料電池に用いられる電解質膜として公知の膜を用いることができる。電解質膜として固体高分子電解質膜を用いる固体高分子電解質型燃料電池の場合には、例えば、パーフルオロスルホン酸(PFSA)アイオノマー等のスルホン酸基を含む高分子電解質樹脂で形成された、イオン伝導性を有するイオン交換膜が挙げらる。なお、スルホン酸基に限定されるものではなく、例えば、リン酸基やカルボン酸基等、他のイオン交換基(電解質成分)を含む膜であってもよい。
市販されているイオン交換膜を適用してもよく、パーフルオロスルホン酸(PFSA)アイオノマーなどの固体高分子材料である高分子電解質樹脂で形成されており、イオン伝導性を有する高分子膜を電解質とするイオン交換膜からなる。スルホン酸基を含むフッ素樹脂系イオン交換膜の市販品としては、例えば、デュポン社のナフィオン(登録商標)、旭化成(株)のアシプレックス(登録商標)、旭硝子(株)のフレミオン(登録商標)等が挙げられる。
電解質膜の厚みは、特に限定されるものではなく、形成される燃料電池の要求性能に応じて、適宜設定することができる。電解質膜の厚みは、例えば、10μm以下であってもよい。
<その他の層>
本発明の燃料電池用の積層体は、アノード側ガス拡散層、電解質膜、カソード側ガス拡散層を、必須の構成要素としていれば、その他の層が存在していてもよい。その他の層としては、例えば、セパレーターや触媒層等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
(触媒層)
本発明の燃料電池用の積層体の任意の層となる触媒層は、特に限定されるものではなく、公知の触媒層を適用することができる。
アノード側触媒層は、反応ガスである水素(H)を、プロトン(H)と電子(e)に分解する機能を有する。一方で、カソード側触媒層は、プロトン(H)と電子(e)と酸素(O)から、水(HO)を生成する機能を有する。
アノード側及びカソード側の触媒層は、同様の材料で形成することができる。例えば、白金や白金合金等の触媒を担持した導電性の担体が用いられ、更に具体的には、例えば、導電性物質として機能するカーボンブラック等の炭素粒子に触媒が担持された、触媒担持炭素粒子と、上記した電解質膜の構成成分である、イオン交換基によりプロトン伝導性を発現する電解質成分と、から構成される層が挙げられる。触媒担持炭素粒子が、プロトン伝導性を有するアイオノマー等の電解質成分により被覆されて形成された層であってもよい。
触媒層の厚みは、特に限定されるものではなく、形成される燃料電池の要求性能に応じて、適宜設定することができる。
以下、実験結果を示して、本発明を更に詳細に説明する。
《実験例1》マイクロポーラス層(MPL)の厚みに対する拡散層基材層の厚みの比と、初期出力に対する温度変化耐久後出力の比との関係
実験例1においては、アノード側拡散層基材層の厚み(D1)及びカソード側拡散層基材層の厚み(D3)は固定し、アノード側マイクロポーラス層の厚み(D2)及びカソード側マイクロポーラス層の厚み(D4)を同一の厚みで変化させて、6つの燃料電池を作製した。得られた6つの燃料電池について、初期出力と、温度変化耐久後出力とを評価した。
<燃料電池の作製>
(ガス拡散層の作製)
多孔質基材として、12枚のカーボンペーパーを準備した。それぞれのカーボンペーパーの表面に、酸化セリウム(CeO)と、炭素粒子と、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を含むマイクロポーラス層(MPL)形成用スラリーを、ダイコータによって塗工し、乾燥の後に焼成することで、拡散層基材層にマイクロポーラス層(MPL)が積層されたガス拡散層を作製した。
このとき、形成されるマイクロポーラス層(MPL)の厚みが、2枚1組で同一となるように形成し、6組のガス拡散層を作製した。
(積層体の作製)
上記で得られたガス拡散層の1組を、カソード側ガス拡散層及びアノード側ガス拡散層として用いて、アノード側ガス拡散層/アノード側触媒層/電解質膜/カソード側触媒層/カソード側ガス拡散層が、この順に積層された積層体を構成し、一対のセパレータで挟み込むことで、マイクロポーラス層の厚みが互いに異なる、6種類の燃料電池を作製した。
なお、アノード側触媒層及びカソード側触媒層には、それぞれに隣接するガス拡散層のマイクロポーラス層(MPL)が面するように配置した。
<電池の評価>
(初期出力)
作製した6種類の燃料電池について、初期出力の評価を実施した。初期出力は、作製した燃料電池に反応ガスを流して電流を掃引したときの、最大出力点における出力とした。
(温度変化耐久後出力)
作製した6種類の燃料電池について、温度変化耐久後出力を評価した。温度変化耐久試験としては、一定の低電流密度で電流を掃引しながら、使用年数を想定した回数、温度の上げ下げを繰り返す操作を実施した。耐久試験後、上記の初期出力と同様にして、最大出力点における出力を評価した。
<評価結果>
図2は、アノード側及びカソード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚みに対する拡散層基材層の厚みの比と、初期出力に対する温度変化耐久後出力の比との関係を示す図である。グラフの横軸は、マイクロポーラス層(MPL)の厚みに対する拡散層基材層の厚みの比であり、グラフの縦軸は、得られた燃料電池の初期出力に対する耐久後出力の割合を示す。なお、グラフの縦軸は、マイクロポーラス層(MPL)の厚みに対する拡散層基材層の厚みの比が3の場合を基準とした、相対値とした。
図2より、マイクロポーラス層(MPL)の厚みに対する拡散層基材層の厚みの比が、アノード側及びカソード側の両者ともに3より大きい範囲であれば、初期出力に対する温度変化耐久後出力の割合が高い。したがって、ガス拡散層のマイクロポーラス層(MPL)に、セリウム含有化合物を含む燃料電池であっても、耐久後の出力性能が確保できていることが判る。
《実験例2》アノード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚みに対する拡散層基材層の厚みの比に対する、カソード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚みに対する拡散層基材層の厚みの比の比と、初期出力に対する温度変化耐久後出力の比との関係
実験例2においては、アノード側拡散層基材層の厚み(D1)とカソード側拡散層基材層の厚み(D3)は固定し、アノード側マイクロポーラス層の厚み(D2)とカソード側マイクロポーラス層の厚み(D4)を変化させて、5つの燃料電池を作製した。得られた5つの燃料電池について、初期出力と、温度変化耐久後出力とを評価した。
<燃料電池の作製>
(アノード側ガス拡散層の作製)
多孔質基材として、6枚のカーボンペーパーを準備した。それぞれのカーボンペーパーの表面に、酸化セリウム(CeO)と、炭素粒子と、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を含むマイクロポーラス層(MPL)形成用スラリーを、ダイコータによって塗工し、乾燥の後に焼成することで、拡散層基材層にマイクロポーラス層(MPL)が積層されたガス拡散層を作製した。
このとき、形成されるマイクロポーラス層(MPL)の厚みを互いに異ならせて、アノード側マイクロポーラス層の厚み(D2)が異なる5種類のアノード側ガス拡散層を作製した。
(カソード側ガス拡散層の作製)
拡散層基材として、カーボンペーパーを5枚準備した。それぞれのカーボンペーパーの表面に、酸化セリウム(CeO)と、炭素粒子と、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を含むマイクロポーラス層(MPL)形成用スラリーを、ダイコータによって塗工し、乾燥の後に焼成することで、拡散層基材層にマイクロポーラス層(MPL)が積層されたガス拡散層を作製した。
このとき、形成されるマイクロポーラス層(MPL)の厚みを互いに異ならせて、カソード側マイクロポーラス層の厚み(D4)が異なる5種類のカソード側ガス拡散層を作製した。
(積層体の作製)
上記で得られたカソード側ガス拡散層及びアノード側ガス拡散層を用いて、アノード側ガス拡散層/アノード側触媒層/電解質膜/カソード側触媒層/カソード側ガス拡散層が、この順に積層された積層体を構成し、一対のセパレータで挟み込むことで、アノード側マイクロポーラス層の厚み(D2)及びカソード側マイクロポーラス層の厚み(D4)が互いに異なる、5種類の燃料電池を作製した。
なお、アノード側触媒層及びカソード側触媒層には、それぞれに隣接するガス拡散層のマイクロポーラス層(MPL)が面するように配置した。
<電池の評価>
上記の実験例1と同様の方法で、作製した5種類の燃料電池について、初期出力と、温度変化耐久後出力とを評価した。
<評価結果>
図3は、アノード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚みに対する拡散層基材層の厚みの比に対する、カソード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚みに対する拡散層基材層の厚みの比の比と、初期出力に対する温度変化耐久後出力の比との関係を示す図である。
グラフの横軸は、アノード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚み(D2)に対する拡散層基材層の厚み(D1)の比に対する、カソード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚み(D4)に対する拡散層基材層の厚み(D3)の比の比であり、グラフの縦軸は、得られた燃料電池の初期出力に対する温度変化耐久後出力の比を示す。
なお、グラフの縦軸は、アノード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚み(D2)に対する拡散層基材層の厚み(D1)の比に対する、カソード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚み(D4)に対する拡散層基材層の厚み(D3)の比の比が、0.5の場合を基準とした、相対値とした。
図3より、アノード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚み(D2)に対する拡散層基材層の厚み(D1)の比に対する、カソード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚み(D4)に対する拡散層基材層の厚み(D3)の比の比が1より大きい範囲であれば、すなわち、カソード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚み(D4)に対する拡散層基材層の厚み(D3)の比が、アノード側のマイクロポーラス層(MPL)の厚み(D2)に対する拡散層基材層の厚み(D1)の比よりも大きい範囲であれば、初期出力に対する温度変化耐久後出力の比が高い。したがって、ガス拡散層のマイクロポーラス層(MPL)に、セリウム含有化合物を含む燃料電池であっても、耐久後の出力性能が確保できていることが判る。
100 積層体
10 アノード側ガス拡散層
11 アノード側拡散層基材層
12 アノード側マイクロポーラス層
15 アノード側触媒層
20 カソード側ガス拡散層
21 カソード側拡散層基材層
22 カソード側マイクロポーラス層
25 カソード側触媒層
30 電解質膜

Claims (1)

  1. アノード側ガス拡散層、電解質膜、カソード側ガス拡散層が、この順に積層されているる燃料電池用の積層体であって、
    前記アノード側ガス拡散層は、前記電解質膜側から、アノード側マイクロポーラス層、及びアノード側拡散層基材層が、この順に積層されており、
    前記カソード側ガス拡散層は、前記電解質膜側から、カソード側マイクロポーラス層、及びカソード側拡散層基材層が、この順に積層されており、
    前記アノード側マイクロポーラス層及び前記カソード側マイクロポーラス層は、セリウム含有化合物を含み、
    前記アノード側拡散層基材層の厚みをD1、前記アノード側マイクロポーラス層の厚みをD2、前記カソード側拡散層基材層の厚みをD3、前記カソード側マイクロポーラス層の厚みをD4、としたときに、下記式(1)、下記式(2)、及び下記式(3)を満足する、
    燃料電池用の積層体。
    D1/D2<D3/D4 ・・・(1)
    D1/D2>3.0 ・・・(2)
    D3/D4>3.0 ・・・(3)
JP2020086042A 2020-05-15 2020-05-15 燃料電池用の積層体 Active JP7272318B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020086042A JP7272318B2 (ja) 2020-05-15 2020-05-15 燃料電池用の積層体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020086042A JP7272318B2 (ja) 2020-05-15 2020-05-15 燃料電池用の積層体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021180152A true JP2021180152A (ja) 2021-11-18
JP7272318B2 JP7272318B2 (ja) 2023-05-12

Family

ID=78511676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020086042A Active JP7272318B2 (ja) 2020-05-15 2020-05-15 燃料電池用の積層体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7272318B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005106994A1 (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Nissan Motor Co., Ltd. 燃料電池用膜-電極接合体、および、これを用いた燃料電池
WO2010126063A1 (ja) * 2009-05-01 2010-11-04 日産自動車株式会社 燃料電池用ガス拡散層
JP2015195111A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 東レ株式会社 ガス拡散層およびその製造方法
JP2018090584A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 エボニック デグサ ゲーエムベーハーEvonik Degussa GmbH 過酸化水素を用いた3,5,5−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−オン(β−イソホロン)の2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1,4−ジオン(ケト−イソホロン)への接触酸化
JP2018104256A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 昭和電工株式会社 セリア、マイクロポーラス層および固体高分子型燃料電池
JP2018152270A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 アイシン化工株式会社 燃料電池用ガス拡散層及びその製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005106994A1 (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Nissan Motor Co., Ltd. 燃料電池用膜-電極接合体、および、これを用いた燃料電池
WO2010126063A1 (ja) * 2009-05-01 2010-11-04 日産自動車株式会社 燃料電池用ガス拡散層
JP2015195111A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 東レ株式会社 ガス拡散層およびその製造方法
JP2018090584A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 エボニック デグサ ゲーエムベーハーEvonik Degussa GmbH 過酸化水素を用いた3,5,5−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−オン(β−イソホロン)の2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1,4−ジオン(ケト−イソホロン)への接触酸化
JP2018104256A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 昭和電工株式会社 セリア、マイクロポーラス層および固体高分子型燃料電池
JP2018152270A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 アイシン化工株式会社 燃料電池用ガス拡散層及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7272318B2 (ja) 2023-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8323848B2 (en) Membrane-electrode assembly for fuel cell, preparation method, and fuel cell comprising the same
KR102330810B1 (ko) 연료전지용 미세다공층, 이를 포함하는 기체확산층 및 이를 포함하는 연료전지
US8808943B2 (en) Membrane electrode assembly including porous catalyst layer and method of manufacturing the same
US20160301092A1 (en) Polymer electrolyte membrane for fuel cell and membrane-electrode assembly for fuel cell including same
JPH0536418A (ja) 固体高分子電解質型燃料電池およびその製造方法
JP5034172B2 (ja) 燃料電池用ガス拡散層、および、これを用いた燃料電池
EP1519433A1 (en) Diffusion electrode for fuel cell
KR100594540B1 (ko) 연료 전지
JP3778506B2 (ja) 固体高分子型燃料電池用の電極
KR101881139B1 (ko) 연료전지용 미세다공층, 이를 포함하는 기체확산층 및 이를 포함하는 연료전지
KR102694974B1 (ko) 두께 방향의 관통 경로 및/또는 발수성 수지의 농도 기울기를 갖는 미세다공성층을 포함하는 기체확산층 및 이를 포함하는 연료전지
JP4870360B2 (ja) 燃料電池用電極および燃料電池並びに燃料電池用電極の製造方法
KR100908720B1 (ko) 연료 전지용 막-전극 어셈블리, 및 이를 포함하는 연료전지 시스템
WO2009119017A1 (ja) 膜電極接合体および燃料電池
JP7359077B2 (ja) 燃料電池用の積層体
JP7287347B2 (ja) 燃料電池用の積層体
JP5023591B2 (ja) 燃料電池用の膜・電極接合体
JP4996823B2 (ja) 燃料電池用電極、及びそれを用いた燃料電池
JP7272318B2 (ja) 燃料電池用の積層体
KR101534948B1 (ko) 연료 전지
JP7272314B2 (ja) 燃料電池用の積層体
JP7396196B2 (ja) 燃料電池用の積層体
JP7272319B2 (ja) 燃料電池用の積層体
JP4872202B2 (ja) 燃料電池及び燃料電池の製造方法
JP7354928B2 (ja) 燃料電池用のガス拡散層

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220711

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230322

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230410

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7272318

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151